JP2002066989A - プリント基板切断装置 - Google Patents

プリント基板切断装置

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JP2002066989A
JP2002066989A JP2000258313A JP2000258313A JP2002066989A JP 2002066989 A JP2002066989 A JP 2002066989A JP 2000258313 A JP2000258313 A JP 2000258313A JP 2000258313 A JP2000258313 A JP 2000258313A JP 2002066989 A JP2002066989 A JP 2002066989A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板素材を格子状に切断し、同形状の小さな
プリント基板を製造するプリント基板切断装置におい
て、手間をかけずに高い精度で切断ができる装置を提供
する。 【解決手段】 切断された基板素材をそのまま装置上に
置き、その切断線をカメラ8で画像認識し、切断線の狙
い目からのズレ量を知る。そして、そのズレ量を、次回
以降の加工時に補正値として用いる。同時に、基板ステ
ージ4aの切断逃げ溝6aの底面を鏡面状にすること
で、切断線のエッジをより鮮明に画像認識できるととも
に、ノズル19をカメラ8の下方に設けて、切断部分を
高圧エアーでブローし残った切削水を吹き飛ばすこと
で、切断線のエッジを更に正確に画像認識することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きなプリント基
板素材(以降基板素材と呼ぶ)を格子状に切断して、そ
こから小さなプリント基板を多数切り出すプリント基板
切断装置に係り、中でも、小さなプリント基板はそれぞ
れ同一の回路パターンを有し、また同時に外形寸法も等
しく、それぞれ高い寸法精度で切断することができるプ
リント基板切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主な材料となるプラスチック基板の上
に、ICやコンデンサ等の電子部品が実装され、それら
電子部品を関連付ける配線パターンが印刷されて、一つ
の電気回路を形成するプリント基板が、今日あらゆる電
気製品あるいは工業製品に使用されている。そのプリン
ト基板は、エッジ部に多少面取りがあるものもあるが、
一般的には矩形状であり、それは、携帯電話の中に内臓
される小さなものや、コンピュータの中に内臓される中
程度の大きさのもの等、その大きさは様々である。
【0003】これらのプリント基板は、初めから小さな
形状のまま、配線パターンや電子部品挿入孔が設けられ
るものではない。大きな基板素材の中に、最終製品とな
るプリント基板の要素(配線パターンや電子部品挿入
孔)が多数個加工され、最後に一つずつ分割される。
【0004】それら多数個のプリント基板の要素は、縦
横各々等ピッチで設けられている。つまり格子状にレイ
アウトされている。従って元の大きな基板素材を、うま
く格子状に切断すれば、同形状のプリント基板が多数個
できることになる。
【0005】基板素材を格子状に切断するプリント基板
切断装置は、概ね次の構造であった。図7を用いてそれ
を説明する。切断はスピンドル1で行なう。スピンドル
1は、先端に5000rpmを超える高速で回転する、
厚みが1mm程度の切断ブレード2(薄刃砥石)を有し
ている。そのスピンドル1はY軸スライダー3に固定さ
れており、Y軸スライダー3ごとY軸(前後)方向に移
動することが可能である。同時に、スピンドル1はZ軸
(上下)方向にも移動可能である。一方、基板ステージ
4は、X軸スライダー5に固定されており、X軸スライ
ダー5ごとX軸(左右)方向に移動可能である。また、
基板ステージ4が固定される部分はθ軸(回転)方向に
も移動可能である。従って、基板ステージ4はX軸とθ
軸方向に移動可能である。ここで、基板ステージ4の上
面には、格子状に設けられた切断逃げ溝6と、基板素材
を吸着する吸着穴7が多数設けられている。当然この切
断逃げ溝6のX・Y軸ピッチは、基板素材を切断すると
きのX・Y軸のピッチと同一である。そして、切断され
たプリント基板は、基板ステージ4上の切断逃げ溝6で
囲まれた矩形部より僅かに大きなものとなる。
【0006】また、Y軸スライダー3には、スピンドル
1の側方に、カメラ8が固定されている。このカメラ8
は、基板ステージ4やその上に載置された基板素材の上
面を視野に捕らえることができるように、設置されてい
る。それに、カメラ8の直下にはリング状のライトガイ
ド9が設置されており、そこから下方に発せられる照明
光により、視野内の映像をより鮮明にしている。カメラ
8の視野と、切断ブレード2で入れた切断線の位置関係
について、以下に説明をする。基板素材の隅の一部分を
浅くテストカットし、そのときの切断線をカメラ8で捕
らえてモニター11に表示したとき、切断線は通常、カ
メラ8のX軸ヘアラインから或る量Y軸方向にズレてい
る。特に、スピンドル1を載せ替えたときや切断ブレー
ド2を交換したときは、そのズレ量が必ず変化すると言
ってよい。従って、そのような場合には、カメラ8のX
軸ヘアラインをテストカットした切断線に合わせ込む
(いまX軸ヘアラインを、切断線の上側エッジに合わせ
込むものとする)。ここで、カメラ8本体がY軸方向に
微動・固定可能な精密スライドユニット上に設置されて
いて(図示省略)、そのレールがY軸スライダーに固定
されている。従って、カメラ8のX軸ヘアラインを適当
な位置に合わせた後、そこで固定することができるもの
である。図8を用いて詳しく説明するが、これは、モニ
ターに映し出された切断線とカメラの基準線(X軸ヘア
ライン)である。テストカットした直後は、図のように
X軸ヘアラインと切断線の上側エッジが合っていない。
そこで、X軸ヘアライン(カメラの方)を矢印方向に動
かしてこれらを合わせ、そこでカメラを固定する訳であ
る。
【0007】切断するときは、切断線が切断逃げ溝6に
はまり込む所定の位置で、切断ブレード2を高速回転さ
せながらスピンドル1が下降して基板素材を切り込み、
その状態で基板ステージ4をX軸方向に移動させて切断
線を1本入れる。1本切断線を入れ終わると、スピンド
ル1は上昇し、Y軸方向に1ピッチ移動した後、再度下
降する。そして、基板ステージ4をX軸方向に移動させ
て2本目の切断線を入れる。これを繰り返して、X軸方
向に複数個の切断線を所定本数入れる。それが終了する
と、切断テーブルを90°回転させて、これまでに入れ
た切断線の直交方向に、所定ピッチで切断線を入れるこ
とにより、1つの基板素材から、同じ形状で小さな矩形
状のプリント基板を多数個切り出すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上述べた
従来の切断装置には、次の課題があった。それは、切断
線の位置が安定しないことであった。詳しくは、前に図
8を用いて述べたように、当初テストカットをして、X
軸ヘアラインと切断線の上側エッジを合わせていても、
次回以降の切断直後両者にズレを生じることがあった。
つまり、どちらかもしくは両者がY軸方向に動いてしま
い、このような現象が発生した。
【0009】この要因は、次のように考えられている。
まず切断線が動く現象、これはスピンドル1自体の伸縮
によって、切断ブレード2が前後(Y軸方向)に動くも
のである。スピンドル1は、切断ブレード2を高速で回
転させるためのモーターを内蔵しており、中でもプリン
ト基板の切断は負荷が高い切断となるため、一般的に数
KWの高出力のモーターが必要となる。モーターは回転
を開始すると結構な量の発熱を伴う。すると、前部が長
い円筒状となったスピンドル1にその熱が伝わって、ス
ピンドル1は主に前方に伸びる。一方、切断が始まる
と、切削水が切断ブレード2にかかることで冷却され、
スピンドル前端部は多少縮む。そして、切断を終了しモ
ーターの回転を止めてしばらくすると、再びスピンドル
1は冷却されて更に縮むこととなる。
【0010】また、X軸ヘアラインが動く現象は、カメ
ラ8自体が動くものである。この現象は、スピンドル1
の伸縮量程大きくはないにしても、Y軸スライダー3に
設置されたスピンドルのモーターや他の電装部品が発熱
し、それがY軸スライダー3からカメラ取付け台12に
伝わってしまい、そのカメラ取付け台12が伸びるため
に起こっていた。
【0011】このため、X軸ヘアラインを頼りにして、
切断線を入れる位置まで基板素材を移動させ切断を始め
ても、実際の切断線は狙う位置(狙い目)とは違った位
置に入ってしまうこととなった。一方、プリント基板に
関しては、近頃高い切断精度(切断後の外形線に対し
て、中の回路パターンのズレる量)が要求されており、
それは±0.02mm以内と大変厳しいものである。そ
の理由は、切断されたプリント基板は、後の工程で外形
(線)を基準に位置決め載置され、そこでは回路パター
ンの位置を確認することなく、ICやコンデンサなどの
電子部品が挿入されるためである。というのは、この工
程では大変短い処理時間が要求されるため、例えば回路
パターンを画像認識して、回路パターンを基準に再度正
確に位置決めするなどの手間をかける余裕が全くないか
らである。従って、この問題を何とか解消する方法を見
つける必要があった。
【0012】解消法の1つとして、次の方法が採られ
た。基板素材を1枚切断し終えて、プリント基板を取り
外し、その切断線の位置を測定顕微鏡で測定する。その
測定個所について、図9を用いて説明する。これは、切
断直後で、装置にまだ吸着された状態のプリント基板を
示す拡大図である。基板素材の中で、最終的に1つのプ
リント基板となる回路パターンには、通常4隅に基準マ
ーク13が入っている。そして、隣り合ったプリント基
板の中にあり、互いに近接する基準マーク13a,13
b間の中心を、所定の溝幅で切断することで、同じ形状
のプリント基板を切り出している。従って、切断後のプ
リント基板の各基準マーク13a,13bから各切断線
のエッジまでの寸法d1,d2を測定し、その長さを比
較すれば、切断線がY軸方向のどちら側にどれだけズレ
ているかがわかる。
【0013】測定の後、このズレ量を次回の切断時、Y
軸の設定値に補正値として盛り込む。つまりこれは、現
状におけるスピンドル1やカメラ取付け台12の伸縮度
合いを知って、それを補正値として次の加工に生かそう
とするものである。このような測定が、いくつかの切断
線単位で実施されていた。ところが、この測定作業は、
切断後ばらばらになったプリント基板を取り出して、顕
微鏡を用いてそれらを測定するものであるため、大変手
間のかかる作業であった。従って、手間をかけずに、要
求精度を満足する高い精度で切断できるプリント基板切
断装置を開発する必要があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上述
した問題点を解決するために提案されたプリント基板切
断装置である。まず第一の特徴は、カメラで捕らえた情
報を記憶演算する記憶演算部があって、切断を終えた直
後のプリント基板素材の切断線をカメラで捕らえ、その
切断線の狙い目からのズレ量を、プリント基板素材内の
所定の位置に設けられた基準マークを基準に算出し、そ
のズレ量を次回以降の切断の際、Y軸の送りピッチの補
正値とすることである。即ち、切断されたプリント基板
を、装置から取り外すことなく装置上でカメラで捕ら
え、その切断線のズレ量を読取って、所定値とのズレ量
を次回の切断に生かすものである。
【0015】次の特徴は、基板ステージに設けられた切
断逃げ溝の底面が鏡面状であることである。これによ
り、カメラで捕らえた切断線のエッジが鮮明に見え、そ
れを正確に画像処理することができる。また、カメラが
切断線を捕らえる際、視野に入る個所をエアーブローす
るノズルも設けており、基板素材についた切削水を吹き
飛ばしてくれて、これによっても切断線のエッジを鮮明
にしてくれる。
【0016】また、より切断精度を向上させる方策とし
て、カメラを固定するカメラ取付け台は、Y軸スライダ
ーに対する取り付け面には溝が設けられ、取り付け面が
一様に平坦ではない。このため、Y軸スライダーからカ
メラ取付け台に熱が伝わり難くなり、カメラ取付け台が
伸び縮みするのを防いでくれる。更に、Y軸スライダー
にはスピンドルのY軸方向の伸縮量を読取るセンサーが
設置されていて、スピンドルの伸縮量を常に監視し、そ
の読取り値をY軸の送りピッチの補正値に加えることも
特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下添付図面にしたがって、本発
明に係るプリント基板切断装置の実施形態について詳説
する。なお、従来例と同じ構成部品については、従来例
と同符号を用いる。
【0018】
【実施例1】図1に、本発明のプリント基板切断装置の
実施例1に関し、その要部を主に正面図でイメージした
図を示す。なおこれは、請求項1〜3に関する内容とな
っている。まず、電気処理系統は次のようになってい
る。カメラ8で捕らえた画像は、画像認識部16に送ら
れて画像認識される。そこには記憶演算部17が内蔵さ
れていて、画像認識部16で得られた情報が記憶演算さ
れる。そして、記憶演算部17はスピンドル1や基板ス
テージ4を駆動する駆動制御部18につなげられてい
て、記憶演算部17から発せられる信号に基づいて、ス
ピンドル1や基板ステージ4aはZ軸動,X・θ軸動な
ど、所定の動作をすることができる。同時に、モニター
11では、従来と同じくカメラが捕らえた基板ステージ
4や基板素材の上面を見ることができる。
【0019】なお、機械構成部品に関しては、エアーブ
ローを行なうノズル19をカメラ8の下方に設け、また
基板ステージ4aの切断逃げ溝6aの底面を鏡面状にし
ている。これらに関しては、以降に行なう詳細説明の
際、部分拡大図など詳細図を用いながら説明を加える。
【0020】次に動作説明に移る。基板素材に所定のピ
ッチでY軸方向の切断線を入れ終わったところで、Y軸
スライダー3とX軸スライダー5が移動して、Y軸方向
に隣り合うプリント基板内の基準マーク13a,13b
とそれらプリント基板を切断した切断線とをカメラ8の
視野に入れる。このとき視野に捕らえた画像を図2に示
す。図2から明らかなように、基準マークから切断線の
エッジまでの距離を比較すると、d1<d2の状態であ
り、切断線は上側(Y軸+側)にズレていることがわか
る。画像認識部16は、まず基準マーク13a,13b
の位置を認識した後、記憶演算部17にて、両基準マー
ク13a,13bの中心線CLMを設定し、この中心線
CLMの位置データを記憶する。続いて画像認識部16
でプリント基板のエッジを認識した後、記憶演算部17
にて、切断線の中心線CLSを設定し、この中心線CL
Sの位置データを記憶する。その後、この両中心線CL
MとCLSのY軸方向のズレ量YHを算出する。このズ
レ量YHをY軸の設定値の補正値として、駆動制御部1
8はY軸スライダーやX軸スライダーを動作させる。
【0021】そして、次回の切断作業を行なうときは、
このズレ量YHをY軸の設定値の補正値とする。具体的
には、切断開始前に設定するY軸の入力値を、(前回の
入力値−YH)とする。これにより、従来、切断済みの
プリント基板を装置から取り外し、寸法d1とd2を測
定していた作業が全く不要になる。
【0022】またここで、本発明では、基板ステージ4
aの切断逃げ溝6aの底面を鏡面状にしているため、測
定精度が向上している。図3を用いてそれを説明する。
図3は、切断直後の基板素材が、まだ基板ステージ4a
上に吸着された状態である。(ここでは、分かりやすい
ように、基板素材や基板ステージ4aを、カメラ8より
かなり拡大して描いている。)カメラ8の直下には、L
EDを照明とするリング状のライトガイド9が取り付け
られていて、基板素材の上面を照明している。その反射
光をカメラ8で捕らえ、その画像を画像認識する訳であ
る。ここで、切断逃げ溝6aの底面に特別な処理が施さ
れず、フライス(加工装置)でただ粗加工しただけの表
面状態であれば、そこの反射率は高くない。一方、基板
素材の上面もそれ程反射率は高くなく、通常両者の反射
率には際立った差異がない。従って、切断線のエッジ
は、通常見易い(画像認識し易い)ものではない。とこ
ろが、本発明のように、切断逃げ溝6aの底面を鏡面状
にすると、ここの反射率は明らかに高くなり、それに伴
って切断線のエッジをくっきりと際立たせてくれる。そ
のため、エッジを認識する精度が向上する訳である。
【0023】ところで、切断逃げ溝6aの底面を鏡面状
にする方法であるが、反射板を切断逃げ溝6a内に挿入
した後それを接着してもよいし、フライスで溝加工をす
る際、刃のひき目がほとんど出ない程度の精密加工を施
しただけでもよい。
【0024】更に、測定精度を向上させる手段として、
本発明はエアーブローを行なうノズルを設けている。引
き続き図3、図1を用いて説明する。ライトガイド取付
け板22にはマニホールド23が固定されており、その
マニホールド23からは、2分岐されたノズル19が出
ている。一方、マニホールド23の背部には入力側エル
ボ24が固定され、その先にはエアーチューブ26が接
続されている。更に、そのエアーチューブ26の先に
は、電磁弁などを介して高圧エアーの供給源がつなげら
れている(図示省略)。
【0025】ノズル19は、カメラ8の視野に入る部分
を、その先端でエアーブローできるような形状となって
いる。また、切断後に切断線をカメラ8で捕らえる際に
は、電磁弁を開いてノズル19から高圧エアーを吹き出
すことができる。
【0026】基板素材を切断するときは、切削水が切断
ブレード2や基板素材にかけられるために、切断後にお
いてもその切削水は依然大量に基板素材上に残ってい
る。また、その残水の中には、細かい切断くずも多く混
じっている。従って従来は、切断線のエッジや認識マー
ク13にも、その切削水が残った状態であるため、それ
らを正確に画像認識することは難しかった。しかし本発
明のプリント基板切断装置であれば、ノズル19でその
残水をきれいに吹き飛ばしてくれるため、そのような不
具合はなくなり、常に正確な画像認識をすることができ
る。
【0027】以上、請求項1〜3に関する発明の説明を
したが、ここで、特に請求項1に関し、或る切断後のデ
ータを次回以降の切断時に補正値として生かす効果につ
いて、多少言及する。図4は、切断線の狙い目からのズ
レ量(Y軸方向)の変化を、時間経過とともに示したも
のである。横軸は装置立ち上げ開始以降の経過時間で、
縦軸はズレ量である。ほぼこのような傾向があることが
分かっている。なおズレ量に関しては、その大半はスピ
ンドル1の伸縮量に支配されることも分かっている。こ
のように、立ち上げ当初、ズレ量はほぼ一定に増加して
いき、或る経過時間(図中T1)後飽和し、その後は微
小な増減を繰り返す。
【0028】なるほど図4を見ると、空運転(アイドリ
ング)状態にしたまま時間T1が経過するのを待って、
ズレ量がほぼ安定した後切断を始めればよいと思われ
る。それはもっともであるが、このズレ量の変化は装置
によって一律でなく、また、同一装置であっても外部の
影響(例えば、作業場の温度など)で微妙に変化する。
それに、経過時間T1も必ずしも安定した数値ではな
く、場合によっては長時間となることもある。従って、
加工する側からは、一定時間アイドリングをして待った
後切断を始めることに難色を示されることが多かった。
当然、待った分だけ装置の稼働率が低下することにな
り、そのことがハンディとなって、これも嫌われる要因
の一つであった。そのため、経過時間T1以前であって
も、切断を始めて、その中での最善策を採る方法が模索
されてきた訳である。それを、作業者の手をわずらわせ
ることなく実行し、しかも正確なデータを取得する方法
を提供しているのが、本発明のプリント基板切断装置で
ある。
【0029】
【実施例2】次の実施例2は、請求項4に関する発明で
あって、図5を主に用いてその説明をする。図5は、側
面図(図1中、A方向から見た図)であり、特に、カメ
ラ取付け台12a全体を描いている。特徴として、Y軸
スライダー3への取り付け面には、溝が設けられてい
る。前に述べたように、プリント基板切断装置において
は、Y軸スライダー3に設置されたスピンドルモーター
や他の電装部品が発熱し、それがY軸スライダー3から
カメラ取付け台12aに伝わり、その温度変化でカメラ
取付け台12aが伸びる現象を生じる。しかし、この実
施例2のように、接触面となるカメラ取付け台12aの
底面に溝21を設けて接触面積を減らすことで、Y軸ス
ライダー3からの熱伝導を減らすことができる。従っ
て、カメラは動くことがほとんどなく、切断線と狙い目
とのズレ量を少なくすることができる。
【0030】溝21の入れ方に関しては、1方向だけで
もよいが、縦横2方向でもよい。Y軸スライダー3に固
定したとき、カメラ取付け台12aの座り性に問題がな
い範囲で、接触面積を減らす形状を選択すればよい。ま
た、カメラ取付け台12aの材質については、加工性が
高く安価である金属部材が通常採用されるであろうが、
熱膨張係数の低いセラミックを採用すれば更にその効果
は高くなる。
【0031】
【実施例3】最後の実施例3は、請求項5に関する発明
であって、図6を主に用いながらその説明をする。図6
は、スピンドル部分を描いた平面図と側面図である。ス
ピンドル1のほぼ先端に当たるところに、スリットブロ
ック27を設けたバンド28が固定されている。また、
センサー取付け台29がY軸スライダー3に固定されて
おり、その先端にはセンサー31が固定されている。そ
して、そのセンサー31は、その検知面がスリットブロ
ック27と対向していて、スリットブロック27表面に
設けられたスリットの位置を検知することができる。即
ち、固定されたセンサー31は、スピンドル1のY軸方
向の伸縮量を常に読取ることができる訳である。なお、
センサー31は記憶演算部17につなげられており(図
示省略)、読取った値は記憶演算部17に送られる。
【0032】このため、常にスピンドル1の伸縮量を知
ることができる。そこで、基板素材をY軸方向に全ての
切断線を入れ、次の切断を開始する前に、この伸縮量を
Y軸設定値の補正値に加えることもできるし、あるい
は、或る基板素材の加工中各切断線を入れる毎ピッチご
とにその伸縮量を読取って、それを補正値に加えること
もできる。
【0033】スピンドル1は、錆の発生を嫌うととも
に、安価で高い加工性が要求されるため、通常ステンレ
ス材で製作されることが多い。一方、スピンドル1の前
部円筒部分は長さが500mmに及び、スピンドルのモ
ーター出力も数KWと高い。そのため、勿論内部には冷
却水を循環させてはいるものの、温度変化の可能性は高
く、結果的にスピンドル1の先端が5〜10μm伸縮す
ることは間々ある。従って、切断線が狙い目からズレる
最大要因となる、このスピンドル1の伸縮量を読取っ
て、次の加工に生かすことは、プリント基板の切断精度
を向上させる上で、大変大きな役割を果たしてくれる。
【0034】ここで、センサー取付け台29について補
足するが、これもスピンドル1と同様、Y軸スライダー
3から先に突き出ており、Y軸方向に長い形状にせざる
を得ない。しかし、このセンサー取付け台29自体が、
周囲の熱で容易に伸びてしまっては何にもならない。従
って、これもY軸スライダー3への取付け面に溝を入れ
ることで接触面積を減らし、Y軸スライダー3からの熱
伝導量を少なくする形状にしたり、素材に熱膨張率の小
さなものを選択するべきである。
【0035】以上の結果、請求項5の形態から成る試作
機にて基板素材を切断したところ、できあがったプリン
ト基板の切断精度は全て±0.02mm以内に入ってお
り、要求される精度を十分満足するものであった。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリント
基板切断装置であれば、基板素材を切断した後、装置上
で切断線のズレ量を自動で測定し、そのズレ量を次回の
切断に補正値として生かすことができる。同時に、基板
ステージの切断逃げ溝は反射率が高くなっていたり、基
板素材の切断部分をエアーブローするノズルを設けたこ
とで、そのズレ量をより正確に画像認識することができ
る。更に、カメラ取付け台はY軸スライダーからの熱が
伝わり難い構造であるため、カメラが微妙に動く現象を
抑えている。また、スピンドルの伸縮量を常にセンサー
で読取り、その値を逐一次回の切断の補正値に加えるこ
とができる。そのため、作業者の手間を大幅に省きつ
つ、一層精度の高いプリント基板の切断が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例からなるプリント基板切断
装置を主に正面図で表すイメージ図
【図2】 その実施例からなるプリント基板切断装置に
て、カメラで捕らえた切断直後の基板素材を表す図
【図3】 その実施例からなるプリント基板切断装置に
て、切断後基板ステージに吸着された状態の基板素材を
表す拡大側面図
【図4】 プリント基板切断装置に通常見られる、運転
開始後の経過時間とともに切断線が狙い目からズレる様
子を表すグラフ
【図5】 本発明の他の実施例からなるプリント基板切
断装置において、Y軸スライダーに固定されたカメラ取
付け台を表す側面図
【図6】 本発明の更に他の実施例からなるプリント基
板切断装置において、スピンドル部分を描いた平面図と
側面図
【図7】 従来のプリント基板切断装置を描いた平面図
と正面図
【図8】 従来のプリント基板切断装置において、モニ
ターに映し出された切断線とカメラの基準線(X軸ヘア
ライン)を表す図
【図9】 切断直後で、装置にまだ吸着された状態のプ
リント基板を表す平面図
【符号の説明】
1 スピンドル 2 切断ブレード 3 Y軸スライダー 4,4a 基板ステージ 5 X軸スライダー 6,6a 切断逃げ溝 7 吸着穴 8 カメラ 9 ライトガイド 11 モニター 12,12a カメラ取付け台 13 基準マーク 16 画像認識部 17 記憶演算部 18 駆動制御部 19 ノズル 21 溝 22 ライトガイド取付け板 23 マニホールド 24 入力側エルボ 26 エアーチューブ 27 スリットブロック 28 バンド 29 センサー取付け台 31 センサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板素材を格子状に切断する切断
    装置において、 高速回転をしながら切断をする切断ブレードを有しY軸
    方向に移動可能なY軸スライダーに設置されたスピンド
    ルと、上面に格子状の切断逃げ溝が設けられた基板ステ
    ージと、その基板ステージを装着し基板ステージをθ軸
    動作可能でそれ自体がX軸方向に移動可能なX軸スライ
    ダーと、基板ステージや基板ステージ上に載置されたプ
    リント基板素材を画像認識可能で前記Y軸スライダーに
    設置されたカメラと、カメラで捕らえた情報を記憶演算
    する記憶演算部と、前記スピンドルや基板ステージを駆
    動する駆動制御部とを有し、 切断を終えた直後のプリント基板素材の切断線を前記カ
    メラで捕らえ、その切断線の狙い目からのズレ量を、プ
    リント基板素材内の所定の位置に設けられた基準マーク
    を基準に算出し、そのズレ量を次回以降の切断の際、Y
    軸の送りピッチの補正値とすることを特徴とするプリン
    ト基板切断装置。
  2. 【請求項2】前記基板ステージに設けられた切断逃げ溝
    の底面が鏡面状であることを特徴とする請求項1記載の
    プリント基板切断装置。
  3. 【請求項3】前記カメラが切断線を捕らえる際、視野に
    入る個所をエアーブローするノズルを設けたことを特徴
    とする請求項1もしくは2記載のプリント基板切断装
    置。
  4. 【請求項4】前記カメラを固定するカメラ取付け台は、
    前記Y軸スライダーに対する取り付け面には溝が設けら
    れ、取り付け面が一様に平坦でないことを特徴とする請
    求項3記載のプリント基板切断装置。
  5. 【請求項5】前記Y軸スライダーには前記スピンドルの
    Y軸方向の伸縮量を読取るセンサーが設置され、その読
    取り値をY軸の送りピッチの補正値に加えることを特徴
    とする請求項4記載のプリント基板切断装置。
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