JP2002064017A - 薄形トランスおよびその製造方法 - Google Patents

薄形トランスおよびその製造方法

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JP2002064017A
JP2002064017A JP2000249345A JP2000249345A JP2002064017A JP 2002064017 A JP2002064017 A JP 2002064017A JP 2000249345 A JP2000249345 A JP 2000249345A JP 2000249345 A JP2000249345 A JP 2000249345A JP 2002064017 A JP2002064017 A JP 2002064017A
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winding
primary
thin transformer
windings
transformer according
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JP2000249345A
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Koji Nakajima
浩二 中嶋
Koji Ono
耕治 大野
Katsunori Omura
勝規 大村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器に使用されるスイッチング電源
用の薄形トランスに関するものであり、スイッチング電
源の高周波駆動に適した高結合、低損失/高効率、低ノ
イズの薄形トランスおよびその製造方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 1次、2次主巻線は複数個、少なくとも
どちらかは3個以上に分割して1次、2次主巻線をほぼ
同一巻幅で1層巻とし、かつ交互に積層した積層コイル
の上下から、磁心を組み込む構成としたので巻線間では
折り返し対向面がなくなるので近接効果などによる高周
波抵抗の増大を少なく出来る。また、各線間容量も少な
くなり、低ノイズ化が達成できる。さらに1次、2次主
巻線間の距離は最小となること、かつ対向面積も最大限
に確保できることとなり、1次、2次主巻線の漏れイン
ダクタンスも少なく出来るため、高結合化が達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、主とし
て通信装置などに使用される薄形電源に搭載されるスイ
ッチング電源用の薄形トランスおよびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信インフラ網が大きく、進
展する中で消費電力の増大が社会的問題となってきてい
る。特に通信装置は小形化と消費電力の低減要請とに応
えるため、給電方式は集中給電から分散給電へと推移し
ており、現在ではこれらの電源部には小形・薄形のオン
ボード電源が多く使用されている。一方、LSIの高速
化に伴う大電流化と消費電力削減のための低電圧化が急
速に進展しており、これらLSIを駆動するオンボード
電源も低電圧化/大電流化対応が求められている。そし
てこれら薄形オンボード電源はさらなる小形化手段とし
てスイッチング周波数をより高い周波数で駆動する傾向
にある。特に電源部の主要構成部品であるトランスにお
いては高周波駆動に適した低損失、低ノイズでかつ小形
で安価な面実装タイプの薄形トランスが求められてい
る。これらの電源の開発ニーズに対応するため、巻線を
利用した積層タイプのコイルを使用した薄形トランスが
多く提案されている。
【0003】巻線を使用した従来の薄形トランスとして
は実開平4−99818号公報、実開平6−70223
号公報に示すようなスパイラルコイルを積層した構成の
もの、実開平4−105523号公報(実用新案登録第
2551237号)に示すようなコイルベースにスパイ
ラルコイルを積層してモールドした構成のもの、実開平
5−95026号公報(実用新案登録第2592905
号)に示すようなコイルベースにスパイラルコイルを積
層した構成のもの、特開平8−316054号公報に示
すような平角線スパイラルコイルを積層した構成のも
の、特開平10−340819号公報に示すような平角
導体の2層折り返し巻きしたスパイラルコイルをコイル
ベース上に積層した構成のものなどがある。
【0004】これら、従来の技術例を参考にして1次、
2次巻線を複数個以上に分割、少なくともどちらかは3
分割以上に分割して多積層とした応用例を図10〜図1
3に示す。
【0005】以下、従来の応用例を図10〜図13を用
いて説明する。
【0006】図10は従来の薄形トランスの分解斜視
図、図11は従来の薄形トランスの斜視図、図12は従
来例1として特開平10−340819号公報と実開平
4−105523号公報(実用新案登録第255123
7号)の構成を組み合せた積層コイルの応用例を示す断
面図、図13は従来例2として実開平4−99818号
公報、実開平6−70223号公報、特開平8−316
054号公報、実開平5−95026号公報(実用新案
登録第2592905号)の構成を組み合せた積層コイ
ルの別の応用例を示す断面図である。図10〜図13に
おいて1は1次主巻線、1aは1次補助巻線、2は2次
主巻線、3は絶縁紙、4は端子、5は接続部、6はコイ
ルベース、7は絶縁樹脂、8はモールドコイル、9は磁
心を示している。
【0007】図12において平角導体の2層折り返し巻
きしたスパイラルコイルを1次主巻線1として2個、1
次補助巻線1aとして1個を予め準備しておく。さらに
薄板状の導体を打抜き、或いはエッチングなどにより、
製作して2次主巻線2として4個準備しておく。これら
の事前に準備した各々の巻線を両端に端子4を植設して
なるコイルベース6上に絶縁紙3を介して2次主巻線
2、1次主巻線1、2次主巻線2、1次補助巻線1a、
2次主巻線2、1次主巻線1、2次主巻線2の順で積層
する。その後、端子4と各々の巻線を半田付けなどの方
法により、接続部5の部分で接続して積層コイルを完成
させる。こうして完成した積層コイルの接続部5を覆う
ように絶縁樹脂7で封止してモールドコイル8を完成さ
せる。次に図10に示すようにモールドコイル8の上下
から、磁心9を組み込み、図11に示すような薄形トラ
ンスとして完成させる。
【0008】また、図13においては基本的には図12
の従来例と同じであるが、薄板状の導体で形成した2次
主巻線2の分割数は3個とした点、また、1次主巻線
1、1次補助巻線1aとして平角線を1層巻きしたスパ
イラルコイルを使用した点、積層順が1次主巻線1、2
次主巻線2、2次主巻線2、2次主巻線2、1次主巻線
1、1次補助巻線1aとした点が異なる。さらに樹脂モ
ールドはしていないものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1を示す図12の構成においては1次主巻線1として2
層折り返し巻きしているため、巻線間の浮遊容量が大き
くなり、雑音端子電圧などのノイズが増加する。また、
近接効果などによる高周波抵抗も増大する。さらに1次
補助巻線1aが2次主巻線2の間に積層配置されてお
り、1次主巻線1と2次主巻線2は完全交互積層とはな
っていないので巻線間の結合が悪化し、漏れインダクタ
ンスが増大することになり、この漏れインダクタンスに
よる損失が増大するという課題を有しているものであっ
た。
【0010】また、従来例2を示す図13の構成におい
ては2次主巻線2が3層連続して積層されているため、
近接効果により、高周波抵抗が増大する。また、この場
合も1次主巻線1と2次主巻線2が完全交互積層とはな
っていないので巻線間の結合が悪化し、漏れインダクタ
ンスが増大することになる。結果として損失が増大する
という課題を有しているものであった。
【0011】本発明は、上記課題を解決し、スイッチン
グ電源の高周波駆動に適した高結合、低損失/高効率、
低ノイズの薄形トランスおよびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、1次、2次主巻線は複数個に分割され、少
なくともどちらかは3個以上に分割された積層形のコイ
ルにおいて1次主巻線、2次主巻線をほぼ同一巻幅で1
層巻とし、かつ交互に積層された構成とし、この積層コ
イルの上下から、磁心を組込んだ構成としたものであ
る。
【0013】上記構成によって1次、2次の主巻線はど
ちらも1層巻としたため、1次巻線間、2次巻線間では
折り返し対向面がなくなるので近接効果などによる高周
波抵抗の増大を少なく出来る。また、各線間容量も少な
くなり、低ノイズ化が達成できる。さらに1次、2次主
巻線をほぼ同一巻幅、1層巻でかつ完全な交互積層とし
たため、1次、2次主巻線間の距離は最小となること、
かつ対向面積も最大限に確保できることとなり、1次、
2次主巻線の漏れインダクタンス(Le)も少なく出来
るため、高結合化が達成される。その結果、スイッチン
グ電源の高周波駆動に適した高結合、低損失/高効率、
低ノイズの薄形トランスが提供できるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は
1次、2次主巻線は複数個に分割され、少なくともどち
らかは3個以上に分割された積層形のコイルにおいて1
次主巻線、2次主巻線をほぼ同一巻幅で1層巻とし、か
つ交互に積層された構成とし、この積層コイルの上下か
ら、磁心を組込んだものであり、1次、2次の主巻線は
どちらも1層巻としたため、1次巻線間、2次巻線間で
は折り返し対向面がなくなるので近接効果などによる高
周波抵抗の増大を少なく出来る。また、各線間容量も少
なくなり、低ノイズ化が達成できる。また、1次、2次
主巻線をほぼ同一巻幅、1層巻でかつ完全な交互積層と
したため、1次、2次主巻線間の距離は最小となるこ
と、かつ対向面積も最大限に確保できることとなり、1
次、2次主巻線の漏れインダクタンス(Le)も少なく
出来るため、高結合化が達成される。結果としてスイッ
チング電源の高周波駆動に適した高結合、低損失/高効
率、低ノイズの薄形トランスが提供できるものである。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は請求項1
の構成に加えて補助巻線を1次、2次主巻線の最上層又
は最下層に配置したものであり、1次、2次主巻線の間
に余分な巻線を配置しないようにしたので1次、2次主
巻線間の距離は最小、かつ安定するため、漏れインダク
タンス(Le)も最小、巻線間結合は最大限に高めるこ
とが出来ることに加えて性能のバラツキも小さく出来る
ものである。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は請求項
1,2の構成に加えて積層コイル全体を絶縁樹脂で封止
したものであり、この積層コイルの隙間に樹脂が流れ込
むことにより、コイル部の均熱化が図れるため、温度上
昇が低減できる。また、巻線と巻線間、巻線と磁心間の
絶縁も強化できることとなる。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は請求項1
〜3の構成に加えて各巻線をコイルベース上に積層した
ものであり、コイルベースを使用しているので巻線の積
層作業が安定し、品質面が安定する。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は請求項1
〜3の構成に加えてコイルベースを使用しないで各巻線
を積層したものであり、コイルベースを使用していない
ので部品点数が削減できる。また、余分な絶縁物を使用
していないので巻線の占積率も高めることが出来、小形
化が達成できる。
【0019】本発明の請求項6に記載の発明は請求項3
〜5の構成に加えて絶縁樹脂で注型封止したものであ
り、樹脂封入時、及び樹脂硬化時の工程内での応力の発
生が小さいため、断線などが防止できることとなり、コ
イル設計の自由度が広がる。
【0020】本発明の請求項7に記載の発明は請求項3
〜5の構成に加えて絶縁樹脂でモールド成型して封止し
たものであり、成型工法を用いているため、注型に比べ
て封止時間を大きく短縮出来るので生産性が向上する。
【0021】本発明の請求項8に記載の発明は請求項1
〜7の構成に加えて1次または2次主巻線の少なくとも
どちらか一方の巻線を絶縁皮膜付きの電線としたもので
あり、巻数が簡単に変更対応できるので設計の自由度が
広がる。
【0022】本発明の請求項9に記載の発明は請求項8
の構成に加えて電線を平角電線としたものであり、巻線
の占積率を高められるので巻線抵抗の低減、即ち、低損
失化が達成出来る。
【0023】本発明の請求項10に記載の発明は請求項
8の構成に加えて電線を丸電線としたものであり、巻線
材料コストの低減が達成できる。また、巻線のスピード
アップが図れ、作業性が向上する。
【0024】本発明の請求項11に記載の発明は請求項
8の構成に加えて1次又は2次巻線の少なくともどちら
か一方の巻線を3層絶縁皮膜付き電線としたものであ
り、高い電圧の入力に対しても1次と2次間の充分な絶
縁が保てる。また、各国安全規格、等への対応も容易と
なる。
【0025】本発明の請求項12に記載の発明は請求項
1〜11の構成に加えて1次または2次主巻線の少なく
ともどちらか一方の巻線を薄板状の導体で形成したもの
であり、巻数が少なくても1次と2次巻線間の対向面積
が確保できるので高結合と出来る。また、断面積も確保
出来るので大電流対応も容易となる。
【0026】本発明の請求項13に記載の発明は請求項
1〜12の構成に加えて1次または2次補助巻線の少な
くともどちらか一方の巻線を絶縁皮膜付きの丸電線とし
たものであり、1次主巻線と2次主巻線は電流、巻数に
応じて平角電線、丸電線、3層絶縁皮膜付き電線、薄板
状の導体など各種の巻線構成を採ることが可能となるの
で主巻線の仕様は基本性能のために最適な巻線構成を確
保しながら、補助出力巻線に関して設計の自由度向上、
材料低減などの効果が得られるものである。
【0027】本発明の請求項14に記載の発明は請求項
1〜12の構成に加えて1次または2次補助巻線の少な
くともどちらか一方を非巻線タイプの基板で形成したも
のであり、積層面の厚みが安定しているので性能バラツ
キが低減できる。
【0028】本発明の請求項15に記載の発明は請求項
14の構成に加えて非巻線タイプの基板としてエッチン
グ工法によるプリント基板で形成したものであり、汎用
性が高いので調達性向上、低コスト化が図れる。
【0029】本発明の請求項16に記載の発明は請求項
14,15の構成に加えて2線輪以上の非巻線コイルを
同一層に形成したものであり、コイルの積層厚みはアッ
プしないで多くの補助出力が形成できることとなり、ト
ランス設計の自由度が大きくなる。また、これら複数線
輪間の相対位置も安定するので性能バラツキは低減でき
る。
【0030】本発明の請求項17に記載の発明は請求項
8〜11及び13の構成に加えて各巻線を融着層付きと
したものであり、各巻線を巻装した状態のままで固着が
できるのでボビンレスでの巻線形成が容易に実現でき
る。
【0031】本発明の請求項18に記載の発明は請求項
17の構成に加えて融着層をアルコール融着タイプの融
着層としたものであり、アルコール塗布するだけで簡単
に巻線の固着が出来るため、設備化が容易となる。
【0032】本発明の請求項19に記載の発明は融着層
付きの絶縁電線を1層巻に巻線した状態で固着し、各々
の主巻線を複数個、少なくともどちらかは3個以上準備
する第1の工程と、予め準備したこれら1次主巻線と2
次主巻線を交互に積層する第2の工程と、上下から磁心
を組込む第3の工程を有する製造方法としたものであ
り、各巻線は巻線した状態のままで固着するため、巻線
単体での形状保持ができることとなり、1次、2次主巻
線を複数個に分割した場合でも交互積層コイルが容易に
製作できる。また、絶縁電線を使用しているので巻数の
可変に対しても工程を大きく変えることなく、巻数の設
定を変えるだけで容易に対応できることとなり、フレキ
シブルな生産対応が可能となるのである。
【0033】本発明の請求項20に記載の発明は請求項
19の構成に加えて第1の工程において融着層をアルコ
ール融着タイプとして巻線機にアルコール塗布装置を取
り付けて巻線作業と同時にアルコール融着する製造方法
としたので巻線と固着工程が一体化出来ることとなり、
熱融着などに比べて熱硬化設備、硬化工程が不要とな
り、製造工程が簡素化できるものである。
【0034】本発明の請求項21に記載の発明は請求項
19の構成に加えて第2の工程において巻幅、線径の異
なる補助巻線を1次、2次主巻線の最上層又は最下層に
配置するように積層する製造方法としたので1次主巻線
と2次主巻線を交互積層する際、積層厚みのバラツキを
低減できることとなり、1次、2次主巻線間の結合のバ
ラツキを小さくできる。また、巻幅の異なる補助巻線を
最初または最後に積層するので主巻線の積層作業効率も
向上するものである。
【0035】本発明の請求項22に記載の発明は請求項
19〜21の構成に加えて第1の工程において補助巻線
を非巻線タイプの基板で形成した製造方法としたもので
あり、補助巻線の巻線作業、引出しリードの配線、巻付
け作業、等がなくなり、作業工数が削減できる。
【0036】本発明の請求項23に記載の発明は請求項
19の構成に加えて第2の工程と第3の工程の間に絶縁
樹脂で積層コイルを封止する工程を設けた製造方法とし
たものであり、積層コイルの外形形状が安定するため、
後工程での磁心の組み込みも容易となる。
【0037】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて具体的に説明する。
【0038】(実施の形態1)本発明の第1の実施の形
態について図1を用いて説明する。
【0039】図1は、本発明の薄形トランスの第1の実
施の形態を示す積層コイルの断面図である。図1におい
て1は1次主巻線、1aは1次補助巻線、2は2次主巻
線、3は絶縁紙、4は端子、5は接続部、6はコイルベ
ースを示している。
【0040】図1において基本的には従来例2を示す図
13とほぼ類似の構成であるが、大きく異なる点は積層
順を2次主巻線2、1次主巻線1、2次主巻線2、1次
主巻線1、2次主巻線2、1次補助巻線1aとした点で
ある。
【0041】整理すると図1においては巻線の分割数と
して1次主巻線1の分割数を2個、2次主巻線2の分割
数を3個として1次主巻線1、2次主巻線2とも1層巻
とした点、また、1次主巻線1と2次主巻線2を完全に
交互積層した点、最上層に1次補助巻線1aを積層配置
した点が従来例1(図12)、従来例2(図13)と大
きく違う点である。
【0042】以上、本発明の図1の構成によれば、1次
主巻線1は2個、2次主巻線2は3個に分割された積層
形のコイルにおいて1次主巻線1、2次主巻線2はどち
らも1層巻としたため、1次巻線間、2次巻線間では折
り返し対向面がなくなるので近接効果などによる高周波
領域での交流抵抗の増加を抑制出来る。つまり、高周波
抵抗が低減出来るため、低損失化が達成できることとな
る。また、各主巻線の線間容量も少なくなり、低ノイズ
化が達成できる。さらに1次主巻線1と2次主巻線2を
ほぼ同一巻幅、1層巻でかつ完全な交互積層としたた
め、1次主巻線1と2次主巻線2の距離は最小となるこ
と、かつ対向面積も最大限に確保できることとなり、1
次、2次主巻線の漏れインダクタンス(Le)も少なく
出来る。つまり、巻線間の高結合化が達成される。これ
らの結果、スイッチング電源の高周波駆動に適した高結
合、低損失/高効率、低ノイズの薄形トランスが提供で
きることとなる。
【0043】また、1次補助巻線1aを最上層に配置し
て1次、2次主巻線の間に余分な巻線を配置しないよう
にしたので1次、2次主巻線間の距離は最小、かつ安定
するため、漏れインダクタンス(Le)も最小、巻線間
結合は最大限に高めることが出来ることに加えて性能の
バラツキも小さく出来るものである。
【0044】なお、1次補助巻線1aは最下層に配置し
てもその効果は同じである。さらに補助巻線が2次側で
あっても同様の配置をすれば、同じ効果が得られる。
【0045】これら基本構成の違いによる特性比較の実
験結果を(表1)に示している。
【0046】
【表1】
【0047】(表1)により、本発明の実施の形態1を
示す図1の構成と従来例を示す図12、図13の構成を
比較すると (1)漏れインダクタンス(Le)、漏れインダクタン
ス比率(Le/Lp)が小さく、つまり、巻線の高結合
化が達成できている。
【0048】(2)高周波(実験例:500kHz)に
おける交流抵抗の増加率も小さいため、電源の効率がア
ップしている。つまり、低損失化が達成できている。
【0049】(3)巻線間容量も小さくなっているた
め、雑音端子電圧のレベルが小さくなっており、低ノイ
ズ化が達成できる。ということが実験によって明確に裏
付けられた。
【0050】また、図1に示すように各巻線はコイルベ
ース6上に積層しており、コイルベース6を使用してい
るので巻線の積層作業が安定し、品質面が安定する。
【0051】さらに1次主巻線1と2次主巻線2を絶縁
皮膜付きの電線としたので巻数が簡単に変更対応できる
ので設計の自由度が広がる。この場合、1次または2次
主巻線の少なくともどちらか一方の巻線を絶縁皮膜付き
の電線としてやれば、設計の自由度は広がり、その効果
は同じものが得られる。
【0052】また、ここでは電線は平角電線を使用して
おり、巻線の占積率を高められるので巻線抵抗の低減、
即ち、低損失化が達成出来るものである。
【0053】また、各巻線は絶縁皮膜の表面に融着層を
有するように構成しており、各巻線を巻装した状態のま
まで融着層を固着できるのでボビンレスでの巻線形成が
容易に実現できる。
【0054】さらにこれら巻線の融着層はアルコール融
着タイプの融着層としており、アルコール塗布するだけ
で簡単に巻線の固着が出来るため、設備化が容易となる
ものである。
【0055】これら、本発明の実施の形態1を示す図1
の製造方法として融着層付きの絶縁電線を1層巻に巻線
した状態で固着し、各々の主巻線を複数個、少なくとも
どちらかは3個以上準備する第1の工程と、予め準備し
たこれら1次主巻線1と2次主巻線2を交互に積層する
第2の工程と、上下から磁心を組込む第3の工程とした
ものであり、各巻線は巻線した状態のままで固着するた
め、巻線単体での形状保持ができることとなり、1次、
2次主巻線を複数個に分割した場合でも交互積層コイル
が容易に製作できる。また、絶縁電線を使用しているの
で巻数の可変に対しても工程を大きく変えることなく、
巻数の設定を変えるだけで容易に対応できることとな
り、フレキシブルな生産対応が可能となるのである。
【0056】また、第1の工程において融着層をアルコ
ール融着タイプとして巻線機にアルコール塗布装置を取
り付けて巻線作業と同時にアルコール融着する製造方法
としたので巻線と固着工程が一体化出来ることとなり、
熱融着などに比べて熱硬化設備、硬化工程が不要とな
り、製造工程が簡素化できるものである。
【0057】さらに第2の工程において巻幅、線径の異
なる補助巻線を1次、2次主巻線の最上層又は最下層に
配置するように積層する製造方法としたので1次主巻線
1と2次主巻線2を交互積層する際、積層厚みのバラツ
キを低減できることとなり、1次、2次主巻線間の結合
のバラツキを小さくできる。また、巻幅の異なる補助巻
線を最初または最後に積層するので主巻線の積層作業効
率も向上するものである。
【0058】(実施の形態2)次に本発明の第2の実施
の形態について図2を用いて説明する。図2は、本発明
の薄形トランスの第2の実施の形態を示す積層コイルの
断面図である。図2において7は絶縁樹脂を示してい
る。
【0059】基本的な構成は本発明の第1の実施の形態
を示す図1と同一である。大きく異なる点は積層コイル
全体を絶縁樹脂7で封止した点である。すなわち、積層
コイルを完成した後、絶縁樹脂7を注型により、流し込
んだ後、恒温槽で加熱硬化して封止したものである。
【0060】本発明の実施の形態2を示す図2の構成と
基本構成の違いによる特性比較の実験結果を(表2)に
示している。
【0061】
【表2】
【0062】(表2)より、本発明の実施の形態1を示
す図1の構成、従来例を示す図12、図13の構成を比
較すると (1)高結合化、低損失化、低ノイズ化に関しては実施
の形態1を示す図1と同じく、改善できている。
【0063】(2)さらに温度上昇が大きく低減できて
おり、低発熱化が達成できている。ことがわかる。
【0064】以上、本発明の実施の形態2を示す図2の
構成によれば、この積層コイルの隙間に絶縁樹脂7を流
し込むことにより、コイル部の均熱化が図れるため、温
度上昇が低減できる。また、巻線と巻線間、巻線と磁心
間の絶縁も強化できることとなる。
【0065】また、絶縁樹脂7で注型硬化しているた
め、樹脂封入時、及び樹脂硬化時の工程内での応力の発
生が小さくなり、断線などが防止できることになり、コ
イル設計の自由度が広がる。
【0066】なお、絶縁樹脂7はここでは加熱硬化して
いるが、常温硬化であってもその効果に変わりないもの
である。
【0067】以上、本発明の第2の実施の形態を示す図
2の製造方法としては本発明の第1の実施の形態を示す
図1における第2の工程と第3の工程の間に絶縁樹脂7
で積層コイルを封止する工程を設けたので積層コイルの
外形形状が安定するため、後工程での磁心の組み込みも
容易となるものである。
【0068】(実施の形態3)次に本発明の第3の実施
の形態について図3〜図5を用いて説明する。図3は本
発明の薄形トランスの第3の実施の形態を示す積層コイ
ルの断面図、図4は本発明の第3の実施の形態を示す薄
形トランスの分解斜視図、図5は本発明の第3の実施の
形態を示す薄形トランスの斜視図である。図3において
基本的な構成は本発明の第2の実施の形態を示す図2と
同一である。大きく異なる点は図2におけるコイルベー
ス6を使用しないで治具の上で各巻線を積層した点と成
型金型を利用して絶縁樹脂7でモールド成型して積層コ
イルを封止した点である。図3において完成したモール
ドコイル8の上下から、図4に示すように磁心9を組み
込んで図5に示す薄形トランスを完成させる。
【0069】以上、本発明の実施の形態3を示す図3の
構成によれば、コイルベース6を使用していないので部
品点数が削減できる。また、余分な絶縁物を使用してい
ないので巻線の占積率を高めることが出来、小形化が達
成できる。
【0070】さらに成型工法を用いているため、注型に
比べて封止時間を大きく短縮出来るので生産性が向上す
る。という新たな効果が生まれる。
【0071】(実施の形態4)次に本発明の薄形トラン
スの第4の実施の形態について図6を用いて説明する。
図6は本発明の薄形トランスの第4の実施の形態を示す
積層コイルの断面図である。図6において基本的な構成
は本発明の第3の実施の形態を示す図3と同一である。
大きく異なる点は2次補助巻線2aを追加したことと1
次主巻線1、1次補助巻線1a、2次補助巻線2aを丸
電線としたことであり、巻線材料コストの低減が達成で
きる。また、巻線のスピードアップが図れ、作業性が向
上する。
【0072】また、図6において1次又は2次巻線の少
なくともどちらか一方の巻線を3層絶縁皮膜付き電線と
してやることにより、高い電圧の入力に対しても1次と
2次間の充分な絶縁が保てる。また、各国安全規格、等
への対応も容易となる。
【0073】(実施の形態5)次に本発明の薄形トラン
スの第5の実施の形態について図7を用いて説明する。
図7は本発明の薄形トランスの第5の実施の形態を示す
積層コイルの断面図である。図7において基本的な構成
は本発明の第4の実施の形態を示す図6と同一である。
大きく異なる点は図6における1次主巻線1と2次主巻
線2の両方を薄板状の導体で形成した点であり、巻数が
少なくても1次と2次巻線間の対向面積が確保できるの
で高結合と出来る。また、断面積も確保出来るので大電
流対応も容易となる。
【0074】なお、ここでは敢えて図7を使って説明し
たが、これらの効果は少なくともどちらか一方の巻線を
薄板状の導体とすることによって得られるものであるこ
とはいうまでもない。
【0075】さらに図7においては1次補助巻線1aと
2次補助巻線2aのみは図6と同じく丸電線を使用して
おり、補助出力巻線に関して設計の自由度向上、材料低
減などの効果が得られるものである。つまり、1次主巻
線1と2次主巻線2は電流、巻数に応じて平角電線、丸
電線、3層絶縁皮膜付き電線、薄板状の導体など各種の
巻線構成を採ることが可能となるので主巻線の仕様は基
本性能のために最適な巻線構成を確保しながら、補助出
力巻線に関して設計の自由度向上、材料低減などの効果
が得られるものである。
【0076】(実施の形態6)次に本発明の薄形トラン
スの第6の実施の形態について図8、図9を用いて説明
する。図8は本発明の第6の実施の形態を示す積層コイ
ルの断面図、また、図9は本発明の第6の実施の形態を
示す別の積層コイルの断面図である。図8、図9はそれ
ぞれ本発明の第4の実施の形態を示す図6、第5の実施
の形態を示す図7と基本的には同じであるが、1次補助
巻線1a、2次補助巻線2aを巻線を巻回しなくてすむ
非巻線タイプの基板で形成している点が異なっており、
巻線を巻回したコイルに比べて表面の仕上り具合に凹凸
が少なく、積層面の厚みが安定しているので性能バラツ
キが低減できる。
【0077】非巻線タイプの基板としてはガラエポ基板
などが一般的であるが、セラミックなどの別の基板であ
ってもよい。さらに非巻線コイルの形成法に関してはエ
ッチング、印刷、蒸着などがあるが、敢えて限定する必
要はない。
【0078】特にエッチングで製作したガラエポ基材の
プリント基板などを使用すれば、汎用性も高いので調達
性向上、低コスト化が図れる。
【0079】また、この基板上に2線輪以上の非巻線コ
イルを同一層に形成してやれば、コイルの積層厚みはア
ップしないで多くの補助出力が形成できることとなり、
トランス設計の自由度が大きくなる。また、これら複数
線輪間の相対位置も安定するので性能バラツキは低減で
きる。
【0080】以上、本発明の第6の実施の形態を示す図
8、図9の製造方法としては巻線を予め準備する第1の
工程において1次補助巻線1a、2次補助巻線2aを非
巻線タイプの基板で形成したものであり、補助巻線の巻
線作業、引出しリードの配線、巻付け作業、等がなくな
り、作業工数が削減できる。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、巻線間で
は折り返し対向面がなくなるので近接効果などによる高
周波抵抗の増大を少なく出来る。また、各線間容量も少
なくなり、低ノイズ化が達成できる。さらに1次、2次
主巻線間の距離は最小となること、かつ対向面積も最大
限に確保できることとなり、1次、2次主巻線の漏れイ
ンダクタンス(Le)も少なく出来るため、高結合化が
達成される。
【0082】このことにより、スイッチング電源の高周
波駆動に適した高結合、低損失/高効率、低ノイズの薄
形トランスおよびその製造方法を提供するという目的を
達成できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄形トランスの第1の実施の形態を示
す積層コイルの断面図
【図2】本発明の薄形トランスの第2の実施の形態を示
す積層コイルの断面図
【図3】本発明の薄形トランスの第3の実施の形態を示
す積層コイルの断面図
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す薄形トランス
の分解斜視図
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す薄形トランス
の斜視図
【図6】本発明の薄形トランスの第4の実施の形態を示
す積層コイルの断面図
【図7】本発明の薄形トランスの第5の実施の形態を示
す積層コイルの断面図
【図8】本発明の薄形トランスの第6の実施の形態を示
す積層コイルの断面図
【図9】本発明の薄形トランスの第6の実施の形態の別
の例を示す積層コイルの断面図
【図10】従来の薄形トランスの分解斜視図
【図11】従来の薄形トランスの斜視図
【図12】従来の薄形トランスの積層コイルの応用例を
示す断面図
【図13】従来の薄形トランスの積層コイルの別の応用
例を示す断面図
【符号の説明】 1 1次主巻線 1a 1次補助巻線 2 2次主巻線 2a 2次補助巻線 3 絶縁紙 4 端子 5 接続部 6 コイルベース 7 絶縁樹脂 8 モールドコイル 9 磁心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 31/00 J U (72)発明者 大村 勝規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E070 AA11 AB02 AB10 BA08 CA01 CA03 CA14 CB01 CB13 CB16 DA11 EA02 EB01

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次、2次主巻線は複数個に分割され、
    少なくともどちらかは3個以上に分割された積層形のコ
    イルにおいて1次主巻線、2次主巻線をほぼ同一巻幅で
    1層巻とし、かつ交互に積層された構成とし、この積層
    コイルの上下から、磁心を組込んだ薄形トランス。
  2. 【請求項2】 補助巻線を1次、2次主巻線の最上層又
    は最下層に配置した請求項1記載の薄形トランス。
  3. 【請求項3】 積層コイル全体を絶縁樹脂で封止した請
    求項1または2記載の薄形トランス。
  4. 【請求項4】 各巻線をコイルベース上に積層した請求
    項1〜3のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  5. 【請求項5】 コイルベースを使用しないで各巻線を積
    層した請求項1〜3のいずれか一つに記載の薄形トラン
    ス。
  6. 【請求項6】 絶縁樹脂で注型封止した請求項3〜5の
    いずれか一つに記載の薄形トランス。
  7. 【請求項7】 絶縁樹脂でモールド成型して封止した請
    求項3〜5のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  8. 【請求項8】 1次または2次主巻線の少なくともどち
    らか一方の巻線を絶縁皮膜付きの電線とした請求項1〜
    7のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  9. 【請求項9】 電線を平角電線とした請求項8記載の薄
    形トランス。
  10. 【請求項10】 電線を丸電線とした請求項8記載の薄
    形トランス。
  11. 【請求項11】 1次又は2次巻線の少なくともどちら
    か一方の巻線を3層絶縁皮膜付き電線とした請求項8記
    載の薄形トランス。
  12. 【請求項12】 1次または2次主巻線の少なくともど
    ちらか一方の巻線を薄板状の導体で形成した請求項1〜
    11のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  13. 【請求項13】 1次または2次補助巻線の少なくとも
    どちらか一方の巻線を絶縁皮膜付きの丸電線とした請求
    項1〜12のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  14. 【請求項14】 1次または2次補助巻線の少なくとも
    どちらか一方の巻線を非巻線タイプの基板で形成した請
    求項1〜12のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  15. 【請求項15】 非巻線タイプの基板としてエッチング
    工法によるプリント基板で形成した請求項14記載の薄
    形トランス。
  16. 【請求項16】 基板上に2線輪以上の非巻線コイルを
    同一層に形成した請求項14または15記載の薄形トラ
    ンス。
  17. 【請求項17】 各巻線を融着層付きとした請求項8〜
    11のいずれか一つ、または13記載の薄形トランス。
  18. 【請求項18】 融着層をアルコール融着タイプの融着
    層とした請求項17記載の薄形トランス。
  19. 【請求項19】 融着層付きの絶縁電線を1層巻に巻線
    した状態で固着し、各々の主巻線を複数個、少なくとも
    どちらかは3個以上準備する第1の工程と、予め準備し
    たこれら1次主巻線と2次主巻線を交互に積層する第2
    の工程と、上下から磁心を組込む第3の工程を有する薄
    形トランスの製造方法。
  20. 【請求項20】 第1の工程において融着層をアルコー
    ル融着タイプとして巻線機にアルコール塗布装置を取り
    付けて巻線作業と同時にアルコール融着する請求項19
    記載の薄形トランスの製造方法。
  21. 【請求項21】 第2の工程において巻幅、線径の異な
    る補助巻線を1次、2次主巻線の最上層又は最下層に配
    置するように積層する請求項19記載の薄形トランスの
    製造方法。
  22. 【請求項22】 第1の工程において補助巻線を非巻線
    タイプの基板で形成した請求項19〜21のいずれか一
    つに記載の薄形トランスの製造方法。
  23. 【請求項23】 第2の工程と第3の工程の間に絶縁樹
    脂で積層コイルを封止する工程を設けた請求項19記載
    の薄形トランスの製造方法。
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