JP2002062589A - 目詰まり検知装置、映像表示装置および目詰まり検知方法 - Google Patents

目詰まり検知装置、映像表示装置および目詰まり検知方法

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JP2002062589A
JP2002062589A JP2000246997A JP2000246997A JP2002062589A JP 2002062589 A JP2002062589 A JP 2002062589A JP 2000246997 A JP2000246997 A JP 2000246997A JP 2000246997 A JP2000246997 A JP 2000246997A JP 2002062589 A JP2002062589 A JP 2002062589A
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fan
filter
clogging
rotation
motor
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Nobuhiko Nishiyoku
信彦 二色
Tomoyuki Tsukamoto
智幸 塚本
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に、かつ、簡便な方法でフィルタの目詰
まりを検知することができる目詰まり検知装置、映像表
示装置および目詰まり検知方法を提供する。 【解決手段】 映像表示装置1は、その内部の光学部品
の少なくとも一部を冷却するためのファン3を有してい
る。映像表示装置1のハウジング1Aには、外部から空
気を取り込むための吸気口1Bが形成されており、この
吸気口1Bには、防塵用のフィルタ4が取り付けられて
いる。映像表示装置1のコントローラ5は、ファン3を
駆動するモータ32から出力される回転信号をカウント
し、カウント数が規定値を超えている場合には、フィル
タ4が目詰まりしたものと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンとフィルタ
とを備えた機器において、フィルタの目詰まりを検知す
るための目詰まり検知装置および目詰まり検知方法、並
びにフィルタの目詰まりを検知する機能を有する映像表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、映像表示装置(例えば、投影型
映像表示装置)などの機器には、機器内部の温度を適正
範囲に保つため、冷却用のファンが設けられている。フ
ァンの近傍には、機器内部に外気を導くための吸気口が
設けられており、その吸気口には、防塵用のフィルタが
設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、フィルタに目
詰まりが発生すると、フィルタを通って機器内部に流入
する空気の流量が減少するため、冷却能力が低下し、機
器内部の温度が適正範囲を超えてしまう可能性がある。
このようなフィルタの目詰まりを防止するため、従来
は、取扱説明書などにおいて、一定時間毎のフィルタ交
換またはフィルタ清掃を利用者に促すようにしていた。
しかしながら、利用者がフィルタ交換などを忘れてしま
うと、機器内部の温度を適正値に保つことができないと
いう問題があった。
【0004】そこで、近年、フィルタの目詰まりを自動
的に検知し、機器の利用者に対して警告を発することが
検討されている。フィルタの目詰まりを自動的に検知す
る方法としては、以下の3通りの方法が考えられる。 (1)温度センサを用いて機器内部の温度を測定し、温
度が規定値を超えた場合に、フィルタの目詰まりが生じ
たと判断する。 (2)圧力計を用いて吸気口の前後における圧力差を測
定し、この圧力差に基づいて圧力損失を求め、圧力損失
が規定値を超えた場合に、フィルタの目詰まりが生じた
と判断する。 (3)流速計を用いて吸気口の前後における流速差を測
定し、この流速差に基づいて圧力損失を求め、圧力損失
が規定値を超えた場合に、フィルタの目詰まりが生じた
と判断する。
【0005】しかしながら、上記(1)の方法では、機
器の周囲の温度の影響を被ってしまうため、フィルタの
目詰まりに伴う温度上昇を正確に検知することは困難で
ある。また、上記(2)および(3)の方法では、局所
的な圧力・流速の測定しか行えないため、圧力計・流速
計の取付位置の誤差などによって測定結果が変動し易
く、正確なフィルタの目詰まりの検知が難しいという問
題がある。また、圧力計や流速計といった比較的高価な
センサを用いるため、コストが上昇するという問題もあ
る。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、正確に、かつ、簡便な方法でフィル
タの目詰まりを検知することができる目詰まり検知装
置、映像表示装置および目詰まり検知方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による目詰まり検
知装置は、送風のためのファンと、このファンの送風に
より生じる空気の流路の少なくとも一箇所に設けられた
フィルタとを備えた機器において用いられ、フィルタの
目詰まりを検知する目詰まり検知装置であって、ファン
の回転数に応じた回転信号を検出する回転検出手段と、
回転検出手段により検出された回転信号に基づいてフィ
ルタの目詰まり状態を判断する制御手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0008】また、本発明による映像表示装置は、映像
を表示する映像表示手段と、この映像表示手段の少なく
とも一部を冷却するための送風を行うファンと、このフ
ァンの送風により生じる空気の流路の少なくとも一箇所
に設けられたフィルタと、ファンの回転数に応じた回転
信号を検出する回転検出手段と、回転検出手段により検
出された回転信号に基づいてフィルタの目詰まりを判断
する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明による目詰まり検知方法は、
送風のためのファンと、このファンの送風により生じる
空気の流路の少なくとも一箇所に設けられたフィルタと
を備えた機器において用いられ、フィルタの目詰まりを
検知する目詰まり検知方法であって、ファンの回転数に
応じた回転信号を検出する回転検出ステップと、回転検
出ステップにおいて検出された回転信号に基づいてフィ
ルタの目詰まり状態を判断する判断ステップとを含むこ
とを特徴とするものである。
【0010】本発明による目詰まり検知装置、映像表示
装置、または目詰まり検知方法では、ファンの回転数に
応じた回転信号が検出され、その回転信号に基づいてフ
ィルタの目詰まり状態が判断される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施の形態に係る機器
としての映像表示装置の構成を表す図である。図1に示
した映像表示装置1は、それぞれ液晶パネルを含む3枚
のライトバルブを用いてカラー映像を形成し、装置外部
に置かれたスクリーン2に投影する液晶投影型映像表示
装置(液晶プロジェクタ)である。
【0013】映像表示装置1は、ほぼ平行な白色光を放
射するランプユニット10を備えている。ランプユニッ
ト10の発光源10Aとしては、例えばメタルハライド
ランプなどの放電管が用いられる。このメタルハライド
ランプは、高圧水銀ランプを改良したもので、石英ガラ
スなどからなるハウジング中に水銀蒸気および他の金属
ハロゲン化物蒸気を封入して構成されている。ランプユ
ニット10はランプ電源10Cにより駆動され、このラ
ンプ電源10Cは後述のコントローラ5によって出力制
御される。ランプユニット10の発光源10Aの周囲に
は、放物面ミラー10Bが設けられ、発光源10Aから
放射された光をほぼ平行な光束として反射するようにな
っている。なお、以下では、ランプユニット10から射
出されるほぼ平行な光束の方向をX方向とする。
【0014】ランプユニット10の射出光の方向(X方
向)に沿って、UV−IRカットフィルタ11、Rダイ
クロイックミラー12、Gダイクロイックミラー13、
全反射ミラー14が順に配置されている。UV−IRカ
ットフィルタ11は、ランプユニット10からの白色光
のうち、紫外線および赤外線をカットし、可視光のみを
透過させるものである。
【0015】Rダイクロイックミラー12、Gダイクロ
イックミラー13および全反射ミラー14は、いずれも
ランプユニット10の射出光の方向(X方向)に対して
45°傾斜している。Rダイクロイックミラー12は、
UV−IRカットフィルタ11を透過した光のうちR光
(赤色光)のみを反射し、G光(緑色光)およびB光
(青色光)を透過させるものである。また、Gダイクロ
イックミラー13は、Rダイクロイックミラー12を透
過した光(G光およびB光)のうちG光のみを反射し、
B光を透過させるものである。全反射ミラー14は、G
ダイクロイックミラー13を透過したB光を全て反射す
るものである。
【0016】Rダイクロイックミラー12が反射したR
光の光路中には、このR光をランプユニット10の射出
光の方向(X方向)と平行な方向に反射する全反射ミラ
ー16が設けられている。また、全反射ミラー14が反
射したB光の光路中には、このB光をランプユニット1
0の射出光の方向(X方向)と反対の方向に反射する全
反射ミラー15が設けられている。
【0017】全反射ミラー16、Gダイクロイックミラ
ー13および全反射ミラー15で反射されたR光、G光
およびB光が合流する位置には、これら3色の光を合成
して射出するダイクロイックプリズム20が設けられて
いる。ダイクロイックプリズム20は、4つの直角プリ
ズムを貼り合わせたもので、合わせ面には誘電多層膜が
形成されている。ダイクロイックプリズム20は、全反
射ミラー16,Gダイクロイックミラー13および全反
射ミラー15によって反射されたR光、G光およびB光
が入射する3つの入射面20R,20G,20Bと、こ
れら3色の光を合成して射出する射出面20Eを有して
いる。
【0018】ダイクロイックプリズム20の入射面20
R,20G,20Bのそれぞれに隣接して、各色毎の画
像信号に応じて入射光を空間変調する液晶パネルをそれ
ぞれ含むRライトバルブ17,Gライトバルブ18,B
ライトバルブ19が設けられている。Rライトバルブ1
7は、全反射ミラー16が反射したR光をR画像信号に
応じて空間変調するようになっている。Gライトバルブ
18は、Gダイクロイックミラー13が反射したG光
を、G画像信号に応じて空間変調するようになってい
る。Bライトバルブ19は、全反射ミラー15が反射し
たB光をB画像信号に応じて空間変調するようになって
いる。なお、Rライトバルブ17,Gライトバルブ1
8,Bライトバルブ19のそれぞれでは、各液晶パネル
を光の透過方向に挟み込むように一対の偏光板が設けら
れている。
【0019】ダイクロイックプリズム20の射出面20
Eに隣接して、このダイクロイックプリズム20で合成
された光をスクリーン2上に投影する投影レンズ22が
設けられている。
【0020】この映像表示装置1では、ランプユニット
10から射出された白色光が、Rダイクロイックミラー
12およびGダイクロイックミラー13によってRGB
の3色光に分離され、これらの各色光がそれぞれRライ
トバルブ17、Gライトバルブ18およびBライトバル
ブ19を透過する際に各色用の画像信号に応じた空間強
度変調を受け、これらの変調を受けた各色画像がダイク
ロイックプリズム20によって1つに合成され、投影レ
ンズ22によってスクリーン2にカラー画像として投影
されるようになっている。ここで、映像表示装置1にお
いてランプユニット10から投影レンズ22に至る部分
は、本発明における「映像表示手段」の一具体例に対応
する。
【0021】図2は、映像表示装置1の外観形状を表す
斜視図である。映像表示装置1は、ほぼ直方体形状のハ
ウジング1Aを有しており、このハウジング1Aは、そ
の一面(以下、底面1Dとする)を下にしてテーブルな
どの上に置かれるようになっている。ハウジング1Aの
底面1Dには、映像表示装置1を支えるための例えば4
つの脚部1Eが設けられている。図1に示したランプユ
ニット10から投影レンズ22に至る各光学部品は、ハ
ウジング1A内においてほぼ一平面上に配列されてお
り、ハウジング1Aがテーブルなどの上に置かれた状態
で、各光学部品の配列された面が水平になるようになっ
ている。なお、図2は、テーブルなどの上に置かれた映
像表示装置1を斜め下方から見た状態を表すものであ
る。
【0022】ハウジング1Aの下部には、冷却用のファ
ン3が設けられている。このファン3は、図1に示した
各光学部品(図2では、ライトバルブ17〜19および
ダイクロイックプリズム20のみ示す。)よりも下方に
配置されている。ハウジング1Aの底面1Dには、外気
をハウジング1A内に導くための吸気口1Bが、ファン
3の下側に位置するように形成されている。ファン3と
ライトバルブ17〜19との間には、図示しない送風ダ
クトが設けられている。これにより、ファン3は、吸気
口1Bから吸い込んだ空気をハウジング1A内に送り込
み、送風ダクトを介してライトバルブ17〜19に吹き
付けるようになっている。ハウジング1Aの一側面には
排気口1Cが形成されており、ファン3によってライト
バルブ17,18,19に吹き付けられた空気は、排気
口1Cを通ってハウジング1Aの外部に排出されるよう
になっている。
【0023】図3は、ファン3の形状を表す斜視図であ
る。ファン3は、シロッコファンにモータが内蔵された
ものであり、ほぼ円筒形状のケーシング30を有してい
る。ケーシング30の一方の平坦面には、空気を吸い込
むための円形の吸込口38が形成され、ケーシング30
の外周面には、空気を吐き出すための長方形の吐出口3
9が形成されている。ファン3は、映像表示装置1の吸
気口1B(図2)に吸込口38を向けた状態で取り付け
られる。ケーシング30の内部には、回転可能な円板
(図3ではケーシング30に隠れている)の外周に沿っ
て多数の羽根31Aを配列した羽根車31が設けられて
いる。羽根車31が回転すると、吸込口38から吸い込
まれた空気が羽根車31の回転方向に送られ、吐出口3
9から吐き出されるようになっている。ケーシング30
の内部には、羽根車31を回転させるための、例えばブ
ラシレスDC(直流)モータよりなるモータ32が設け
られている。なお、ブラシレスDCモータとは、ロータ
の回転位置に応じてモータコイルの極性を切り替えるタ
イプのモータをいう。
【0024】ケーシング30には、モータ32に駆動電
圧を与えるためのコネクタ部35が設けられている。コ
ネクタ部35には、3本の信号線35A,35B,35
Cが設けられている。第1の信号線35Aは、後述する
モータ電源32Aからの駆動電圧をモータ32に供給す
るためのものであり、第2の信号線35Bは図示しない
グラウンドに接地される接地線である。第3の信号線3
5Cは、モータ32の回転数に対応するパルス信号(以
下、回転信号とする。)をコントローラ5に送信するた
めのものである。第3の信号線35cを介して出力され
る回転信号は、モータ32が、そのロータを回転させる
ためにコイルに流す駆動パルスと同じものである。この
第3の信号線35cから出力される回転信号をカウント
することにより、モータ32の回転数が求められ、さら
にモータ32の減速比を掛けることにより、ファン3の
回転数が求められる。なお、モータ32にエンコーダを
取り付け、そのエンコーダから出力されるエンコーダパ
ルスを回転信号として利用しても良い。
【0025】吸気口1Bには、フィルタ4が設けられて
いる。このフィルタ4は、ファン3の送風によって空気
が吸気口1Bからハウジング1A内に流入する際に、塵
などがハウジング1A内に侵入しないようにするための
ものである。フィルタ4は、例えば正方形形状の枠41
にメッシュ42を取り付けたものであり、メッシュ42
は、20μm以上の塵の通過を防止できるものであるこ
とが好ましい。
【0026】図4は、図1に示した映像表示装置1の制
御系を表すブロック図である。映像表示装置1のコント
ローラ5は、ファン3のモータ32に駆動電圧を与える
モータ電源32A,ランプ電源10C,ライトバルブ1
7〜19および警告部6(後述)を駆動制御するように
なっている。また、コントローラ5には、モータ32か
らの回転信号、およびハウジング1Aの一側面に設けら
れた電源スイッチ50からの電源投入信号が入力され
る。コントローラ5は、モータ電源32Aなどに対する
各種制御を司るCPU(Central Processing Unit)5
1と、モータ32から入力される回転信号をカウントす
るためのカウンタ52とを備えている。なお、映像表示
装置1に、ハウジング1Aの外部の温度(環境温度とす
る。)を測定する温度センサを設け、測定した環境温度
に応じて、モータ電源32Aからモータ32に供給する
駆動電圧を変化させるようにしてもよい。ここで、コン
トローラ5のCPU51は、本発明における「制御手
段」の一具体例に対応し、カウンタ52は、本発明にお
ける「回転検出手段」の一具体例に対応する。
【0027】映像表示装置1には、さらに、フィルタ4
の目詰まりが生じた際に、利用者に対して視覚または聴
覚を通じてフィルタ交換を促す警告メッセージを発する
警告部6を有している。警告部6は、例えばLED(Li
ght Emitting Diode)や液晶パネルを用いてメッセージ
を表示するものであっても良いし、警告灯を点灯させる
ものでもよい。また、音声によるメッセージやブザーな
どの警報を発するものであってもよい。
【0028】次に、本実施の形態における映像表示装置
1の動作を説明する。
【0029】まず、映像表示装置1の全体の動作につい
て説明する。利用者が電源スイッチ50をオンすると、
コントローラ5は、ランプ電源10Cの出力制御を開始
すると共に、モータ電源32の出力制御を開始し、さら
に、ライトバルブ17〜19の表示制御も開始する。ラ
ンプユニット10から射出された白色光は、Rダイクロ
イックミラー12およびGダイクロイックミラー13に
よってRGBの3色光に分離され、これらの各色光がそ
れぞれRライトバルブ17、Gライトバルブ18および
Bライトバルブ19を透過する際に各色用の画像信号に
応じた空間強度変調を受け、これらの変調を受けた各色
画像がダイクロイックプリズム20によって1つに合成
され、投影レンズ22によってスクリーン2にカラー画
像として投影される。また、モータ32Aからの駆動電
力の供給を受けたモータ32が回転し、ファン3が送風
を開始する。
【0030】利用者が電源スイッチ50をオフすると、
コントローラ5は、ランプ電源10Cの出力制御を停止
すると共に、モータ電源32の出力制御を停止し、ライ
トバルブ17〜19の表示制御も停止する。これによ
り、スクリーン2へのカラー画像の投影が停止され、フ
ァン3の送風も停止される。
【0031】本実施の形態では、コントローラ5は、モ
ータ32から第3の信号線35Cを介して入力される回
転信号に基づいて、フィルタ4の目詰まりを検知するよ
うになっている。以下、この目詰まり検知処理について
詳説する。
【0032】図5は、ファン3の風量と静圧との関係、
およびファン3の風量と回転数との関係の例を表す特性
図である。ファン3の風量、静圧および回転数の関係
は、ファン3の形状・構造およびモータ32の出力特性
などに依存するものである。なお、ここでは、ファン3
の口径を75mmとする。また、以下では、ファン3の
風量と静圧との関係を表す曲線(図中、実線で示す)
を、風量−静圧曲線とよぶ。
【0033】図5には、さらに、風量と映像表示装置1
全体の圧力損失との関係を表すいわゆるシステムインピ
ーダンス特性(曲線A,B)を合わせて示す。フィルタ
4の目詰まりが生じると、、映像表示装置1全体の圧力
損失が増加する。すなわち、フィルタ4の目詰まりによ
ってシステムインピーダンス特性が変化する。ここで
は、フィルタ4の目詰まりが生じていない場合のシステ
ムインピーダンス特性を曲線Aで表し、フィルタ4の目
詰まりが生じた場合のシステムインピーダンス特性を曲
線Bで表している。曲線Aと風量−静圧曲線との交点A
1から、フィルタ4の目詰まりが生じていない場合の風
量(0.20m3/min)が求められ、曲線Bと風量
−静圧曲線との交点B1から、フィルタ4の目詰まりが
生じた場合の風量(0.12m3/min)が求められ
る。
【0034】図5に示したように、フィルタ4の目詰ま
りが生じると、風量は、例えば0.20m3/minか
ら0.12m3/minに減少する。フィルタ4の目詰
まりによって風量が減少すると、ファン3の回転数は増
加する。これは、ファン3のモータ32は一定の駆動電
圧で駆動されているため、フィルタ4の目詰まりによっ
て風量が減少した分だけモータ32の負担が減少し、そ
れだけ速く回転するようになるためである。図5から分
かるように、風量が0.20m3/minから0.12
3/minに減少すると、ファン3の回転数は490
0min-1から5250min-1まで増加する。
【0035】このように、フィルタ4の目詰まりによる
システムインピーダンス特性の変化は、ファン3の回転
数の変化として表れるため、ファン3の回転数が一定値
(例えば5000min-1)を超えた場合に、フィルタ
4の目詰まりが生じたと判断することができる。
【0036】図6は、コントローラ5が実行する目詰ま
り検知処理を表す流れ図である。この目詰まり検知処理
は、映像表示装置1が作動している間は常に行われてい
るものとする。コントローラ5は、ファン3のモータ3
2から第3信号線35Cを介して出力される回転信号を
一定時間カウントし(S10)、そのカウント数と規定
値とを比較する(S12)。ここでは、例えば、ファン
3の回転数5000min-1に対応するカウント数を規
定値とする。回転信号のカウント数が規定値以下であれ
ば(S12でY)、目詰まりは生じていないと判断し、
ステップS10に戻る。一方、回転信号のカウント数が
規定値を超えていた場合には(S12でN)、警告部6
により「フィルタを交換して下さい」という警告メッセ
ージを出力し(S14)、利用者にフィルタ交換を促
す。なお、ステップS12では、回転信号のカウント数
からファン3の回転数を求め、このファン3の回転数が
規定値以上か否かを判断するようにしてもよい。
【0037】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ファン3の回転数に応じた回転信号に基づいて、フ
ィルタ4の目詰まりを判断するようにしたので、環境温
度などの影響を受けることなく、正確にフィルタ4の目
詰まりを検知することができる。
【0038】また、フィルタ4の目詰まりによる風量低
下を考慮してファン3のモータ32の回転数を必要以上
に大きく設定する必要がないため、ファン3の回転に伴
う騒音を最小限に抑えることができる。また、消費電力
を最小限に抑えることができる。
【0039】さらに、回転信号として、モータ32の回
転に応じて出力されるパルス信号を利用するようにした
ので、回転信号を検出するための専用のセンサなどを設
ける必要がなく、従って、部品コストの低減に資するこ
とができる。
【0040】次に、本実施の形態の変形例について説明
する。図7は、本変形例に係る目詰まり検知処理を表す
流れ図である。上記の実施の形態では、フィルタ4の目
詰まりが生じたと判断した場合には、警告部6によりフ
ィルタ交換を促す警告メッセージを発するようにした
が、本変形例では、冷却能力を低下を減少させないよ
う、モータ電源32Aからモータ32に供給する駆動電
圧を増加させ、ファン3の回転数を増加させるようにし
ている。
【0041】すなわち、上記の実施の形態と同様に、上
記の実施の形態と同様に回転信号に基づくフィルタ4の
目詰まり検知を行ったのち(ステップS20〜S2
2)、フィルタ4の目詰まりが生じたと判断した場合に
は、風量を減少させないよう、モータ32への駆動電圧
を増加させ、ファン3の回転数を増加させる(S2
4)。このようにすれば、フィルタ4の目詰まりが生じ
たとしても、映像表示装置1の冷却に必要な風量が確保
されるため、利用者がフィルタ交換を行わなくても、映
像表示装置1の運転を継続することができる。なお、モ
ータ32への駆動電圧の増加量は、予め設定されてお
り、図示しないメモリなどに記憶されているものとす
る。
【0042】なお、本変形例においては、モータ32へ
の駆動電圧を増加させてファン3の回転数を大きくしす
ぎると、騒音などの問題が発生するため、モータ32へ
の駆動電圧が一定値を超えた場合には、警告部6を用い
て利用者にフィルタ交換を促す警告メッセージを発する
ようにすることが好ましい。
【0043】また、ファン3のモータ32への駆動電圧
を増加させる代わりに、フィルタ4に振動を与える加震
装置を設け、フィルタ4を振動させて塵などを除去する
ようにしてもよい。加震装置によってフィルタ4の目詰
まりを解消することができれば、利用者がフィルタ交換
を行わなくても、映像表示装置1の運転を継続すること
ができる。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。上述した第1の実施の形態では、映像表示装
置1が作動している間は常にフィルタ4の目詰まり検知
を行うようにしていたが、本実施の形態では、映像表示
装置1の起動時に一定の駆動電圧でファン3のモータ3
2を駆動しつつ、フィルタ4の目詰まり検知を行うよう
にしている。また、上述した第1の実施の形態では、回
転信号に基づいて得られるデータ(カウント数)との比
較に用いられる規定値は、一律に定められていたが、本
実施の形態では規定値が映像表示装置1の個体毎にそれ
ぞれ定められるようになっている。
【0045】本実施の形態では、まず、映像表示装置1
の製造プロセスにおいて、映像表示装置1の出荷試験な
どの際に、ファン3のモータ32に一定の駆動電圧(例
えば10V)を供給し、モータ32の回転信号に基づい
てファン3の回転数を算出し、初期値としてメモリなど
に記憶する。このように、ファン3の回転数の初期値を
記憶した本実施の形態の映像表示装置1は、以下のよう
に動作する。
【0046】図8は、本実施の形態において、映像表示
装置1が起動時に実行する処理を表す流れ図である。利
用者が映像表示装置1の電源スイッチ50を操作する
と、コントローラ5は、モータ32に、出荷試験の際に
与えた電圧と同じ電圧(10V)を与える(S30)。
そののち、電圧が安定するまで待機し、モータ32から
の回転信号に基づいてファン3の回転数を算出する(S
32)。続いて、このファン3の回転数と、メモリなど
に記憶した初期値とを比較する(S34)。ファン3の
回転数が初期値よりも例えば10%以上大きくなってい
れば、フィルタ4に目詰まりが生じたと判断する。フィ
ルタ4の目詰まりが発生した場合には、第1の実施の形
態と同様、警告部6によりフィルタ交換を促す警告メッ
セージを発する(S16)。
【0047】なお、映像表示装置1の部品交換や分解清
掃などを行ったあとは、改めてモータ32に一定の駆動
電圧(例えば10V)を供給してファン3の回転数を検
出し、初期値を更新することが好ましい。
【0048】本実施の形態によれば、モータ32に一定
の電圧(例えば10V)が供給された状態でフィルタ4
の目詰まりの検知を行うようにしたため、環境温度に応
じてモータ32に与える駆動電圧を例えば8V〜12V
の範囲で可変できるタイプの映像表示装置であっても、
常に同一条件で、フィルタ4の目詰まりの検知を行うこ
とができる。また、ファン3の回転数との比較に用いる
規定値を、映像表示装置1の個体毎に設定するようにし
たので、個々の映像表示装置1の供給電源などのばらつ
きの影響を排除して、正確にフィルタ4の目詰まり検知
を行うことができる。
【0049】なお、本実施の形態においても、第1の実
施の形態の変形例のように、フィルタ4の目詰まりが発
生した場合に、ファン3のモータ32への駆動電圧を増
加させるようにしてもよい。また、加震装置を用いてフ
ァン3を振動させ、塵を除去するようにしてもよい。
【0050】また、本実施の形態には、映像表示装置1
の起動時にモータ32に一定の駆動電圧を与えた状態で
目詰まり検知を行うという特徴と、データの比較に用い
る規定値を映像表示装置1の個体毎に設定するという特
徴とが含まれているが、いずれか一方のみでもよい。
【0051】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、投影
型映像表示装置に限らず、他の映像表示装置に適用して
もよく、さらに他の機器(例えば、プリンタ、光磁気記
録装置など)に適用してもよい。
【0052】さらに、上記実施の形態では、フィルタ4
はハウジング1Aの吸気口1Bに設けられていたが、フ
ァン3の送風により生じる空気の流路中であれば、他の
場所に設けてもよい。例えば、フィルタ4は、吸気口1
Bと排気口1Cの両方に設けられていてもよい。
【0053】また、上記実施の形態では、モータ32と
してブラシレスDCモータを用いたが、他の種類のモー
タを用いてもよい。なお、サーボモータのように、フィ
ードバック制御により一定の回転数を維持するようなモ
ータは用いられない。
【0054】さらに、上記実施の形態では、ファン3と
してシロッコファンを用いたが、他のファン、例えば軸
流ファンを用いてもよい。また、上記実施の形態では、
ファン3と冷却対象との間に送風ダクトを設けていた
が、送風ダクトを設けない構成も可能である。さらに、
上記実施の形態では、吸気口1Bおよびフィルタ4は、
ハウジング1Aの底面1Dに設けられていたが、ハウジ
ング1Aの上面あるいは側面に設けられていてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項7のいずれか1に記載の目詰まり検知装置、請求項
8ないし請求項15のいずれか1に記載の映像表示装
置、または請求項16ないし請求項22のいずれか1に
記載の目詰まり検知方法によれば、ファンの回転数に応
じた回転信号に基づいて目詰まり状態を判断するように
したので、環境温度などの影響を受けずに、正確な目詰
まりの検知が可能になるという効果を奏する。
【0056】特に、請求項2記載の目詰まり検知装置、
請求項9記載の映像表示装置または請求項17記載の目
詰まり検知方法によれば、フィルタの目詰まりが発生し
た場合に、利用者に対する警告を行うようにしたので、
利用者が速やかにフィルタ交換などの対処を行うことが
できるという効果を奏する。
【0057】また、請求項3記載の目詰まり検知装置、
請求項10記載の映像表示装置または請求項18記載の
目詰まり検知方法によれば、フィルタの目詰まりが発生
した場合に、ファンの回転数を増加させるようにしたの
で、利用者がファンの交換などを行わなくても、冷却に
必要な風量を確保することができるという効果を奏す
る。
【0058】さらに、請求項4記載の目詰まり検知装
置、請求項11記載の映像表示装置、または請求項19
記載の目詰まり検知方法によれば、モータの回転により
発生するパルスを用いるようにしたので、専用のセンサ
などを別途設ける必要がなくなり、部品コストを低減す
ることができるという効果を奏する。
【0059】さらに、請求項5記載の目詰まり検知装
置、請求項12記載の映像表示装置、または請求項20
記載の目詰まり検知方法によれば、回転信号に基づくデ
ータを取得し、このデータと、予め定められた規定値と
を比較するようにしたので、簡単な方法で、フィルタの
目詰まりの検知を行うことができるという効果を奏す
る。
【0060】さらに、請求項6記載の目詰まり検知装
置、請求項13記載の映像表示装置、または請求項21
記載の目詰まり検知方法によれば、規定値を機器の個体
毎に設定するようにしたので、機器の個体差(例えば電
源電圧)の影響を排除することができるという効果を奏
する。
【0061】また、請求項7記載の目詰まり検知装置、
請求項14記載の映像表示装置、または請求項22記載
の目詰まり検知方法によれば、少なくとも機器の起動時
に、ファンのモータに一定の駆動電圧を与えた状態で、
回転信号を検出するようにしたので、例えば環境温度に
応じてファンのモータの駆動電圧を可変するように構成
された機器であっても、フィルタの目詰まり検知を常に
一定の条件で行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る映像表示装置
の基本構成を表す平面図である。
【図2】図1に示した映像表示装置の外径形状を表す斜
視図である。
【図3】図2に示した映像表示装置におけるファンの構
造を表す斜視図である。
【図4】図1に示した映像表示装置の制御系を表すブロ
ック図である。
【図5】図1に示した映像表示装置におけるファンの風
量、回転数および静圧の関係を表す特性図である。
【図6】第1の実施の形態におけるフィルタの目詰まり
検知処理を表す流れ図である。
【図7】第1の実施の形態の変形例におけるフィルタの
目詰まり検知処理を表す流れ図である。
【図8】第2の実施の形態におけるフィルタの目詰まり
検知処理を表す流れ図である。
【符号の説明】
1…映像表示装置、1A…ハウジング、1B…吸気口、
1C…排気口、10…ランプユニット、3…ファン、3
0…ハウジング、31…羽根車、32…モータ、32A
…モータ電源、35…コネクタ部、35a…第1信号
線、35b…第2信号線、35c…第3信号線、38…
吸込口、39…吐出口、4…フィルタ、5…コントロー
ラ、6…警告部。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風を行うファンと、このファンの送風
    により生じる空気の流路の少なくとも一箇所に設けられ
    たフィルタとを備えた機器において用いられ、前記フィ
    ルタの目詰まりを検知する目詰まり検知装置であって、 前記ファンの回転数に応じた回転信号を検出する回転検
    出手段と、 前記回転検出手段により検出された前記回転信号に基づ
    いて前記フィルタの目詰まり状態を判断する制御手段と
    を備えたことを特徴とする目詰まり検知装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記フィルタの目詰ま
    りが発生したと判断した場合には、前記機器の利用者に
    対する警告を行うことを特徴とする請求項1記載の目詰
    まり検知装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記フィルタの目詰ま
    りが発生したと判断した場合には、前記ファンの回転数
    を増加させることを特徴とする請求項1記載の目詰まり
    検知装置。
  4. 【請求項4】 前記ファンは、モータにより回転駆動さ
    れ、 前記回転検出手段は、前記回転信号として、前記モータ
    の回転により発生するパルスを利用することを特徴とす
    る請求項1記載の目詰まり検知装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記回転信号に基づく
    データを取得し、このデータと予め定められた規定値と
    を比較することによって、前記フィルタの目詰まり状態
    を判断することを特徴とする請求項1記載の目詰まり検
    知装置。
  6. 【請求項6】 前記規定値が、前記機器の個体毎に設定
    されていることを特徴とする請求項5記載の目詰まり検
    知装置。
  7. 【請求項7】 前記ファンは、モータにより回転駆動さ
    れ、 前記回転検出手段による前記回転信号の検出は、少なく
    とも前記機器の起動時に、前記モータに一定の駆動電圧
    を与えた状態で行われることを特徴とする請求項1記載
    の目詰まり検知装置。
  8. 【請求項8】 映像を表示する映像表示手段と、 前記映像表示手段の少なくとも一部を冷却するための送
    風を行うファンと、 このファンの送風により生じる空気の流路の少なくとも
    一箇所に設けられたフィルタと、 前記ファンの回転数に応じた回転信号を検出する回転検
    出手段と、 前記回転検出手段により検出された前記回転信号に基づ
    いて、前記フィルタの目詰まり状態を判断する制御手段
    とを備えたことを特徴とする映像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記フィルタの目詰ま
    りが生じたと判断した場合に、利用者に対する警告を行
    うことを特徴とする請求項8記載の映像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記フィルタの目詰
    まりが生じたと判断した場合に、前記ファンの回転数を
    増加させることを特徴とする請求項8記載の映像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ファンは、モータにより回転駆動
    され、 前記回転検出手段は、前記回転信号として、前記モータ
    の回転により発生するパルスを利用することを特徴とす
    る請求項8記載の映像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記回転信号に基づ
    くデータを取得し、このデータと予め定められた規定値
    とを比較することによって、前記フィルタの目詰まり状
    態を判断することを特徴とする請求項8記載の映像表示
    装置。
  13. 【請求項13】 前記規定値が、個体毎に設定されてい
    ることを特徴とする請求項12記載の映像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記ファンは、モータにより回転駆動
    され、 前記回転検出手段による前記回転信号の検出は、少なく
    とも前記映像表示手段の起動時に、前記モータに一定の
    駆動電圧を与えた状態で行われることを特徴とする請求
    項8記載の映像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記映像表示手段は、映像を所定の投
    影面に投影する投影型映像表示手段であることを特徴と
    する請求項8記載の映像表示装置。
  16. 【請求項16】 送風のためのファンと、このファンの
    送風により生じる空気の流路の少なくとも一箇所に設け
    られたフィルタとを備えた機器において用いられ、前記
    フィルタの目詰まりを検知する目詰まり検知方法であっ
    て、 前記ファンの回転数に応じた回転信号を検出する回転検
    出ステップと、 前記回転検出ステップにおいて検出された前記回転信号
    に基づいて、前記フィルタの目詰まり状態を判断する判
    断ステップとを含むことを特徴とする目詰まり検知方
    法。
  17. 【請求項17】 さらに、 前記判断ステップにおいて前記フィルタの目詰まりが生
    じたと判断した場合に、前記機器の利用者に対する警告
    を行うステップを含むことを特徴とする請求項16記載
    の目詰まり検知方法。
  18. 【請求項18】 さらに、 前記判断ステップにおいて前記フィルタの目詰まりが生
    じたと判断した場合に、前記ファンの回転数を増加させ
    るステップを含むことを特徴とする請求項16記載の目
    詰まり検知方法。
  19. 【請求項19】 前記ファンがモータにより回転駆動さ
    れる場合、 前記回転検出ステップでは、前記回転信号として、前記
    モータの回転により発生するパルスを利用することを特
    徴とする請求項16記載の目詰まり検知方法。
  20. 【請求項20】 前記判断ステップでは、前記回転信号
    に基づくデータを取得し、このデータと予め定められた
    規定値とを比較することによって、前記フィルタの目詰
    まり状態を判断することを特徴とする請求項1記載の目
    詰まり検知方法。
  21. 【請求項21】 前記規定値を、前記機器の個体毎に設
    定することを特徴とする請求項20記載の目詰まり検知
    方法。
  22. 【請求項22】 前記ファンがモータにより回転駆動さ
    れる場合、 前記回転検出ステップにおける前記回転信号の検出を、
    少なくとも前記機器の起動時に、前記モータに一定の駆
    動電圧を与えた状態で行うことを特徴とする請求項16
    記載の目詰まり検知方法。
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