JP2002061677A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

駆動力伝達装置

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JP2002061677A
JP2002061677A JP2000252682A JP2000252682A JP2002061677A JP 2002061677 A JP2002061677 A JP 2002061677A JP 2000252682 A JP2000252682 A JP 2000252682A JP 2000252682 A JP2000252682 A JP 2000252682A JP 2002061677 A JP2002061677 A JP 2002061677A
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来に比して外側回転部材の強度を上げる材料
を使用することが可能であり、電磁クラッチを作動した
際に、複雑な磁路を形成することがないためアーマチャ
吸引不良(アーマチャ作動不良)を生ずることがなく、
駆動力伝達不良が生じない駆動力伝達装置を提供する。 【解決手段】駆動力伝達装置は、互いに同軸的かつ相対
回転可能に位置する鉄材のみからなる外側のフロントハ
ウジング31aと内側のインナシャフト30bとの間に
配設された摩擦クラッチ34、電磁石33に対する通電
により作動して前記摩擦クラッチ34を摩擦係合させる
アーマチャ35を備える。アーマチャ35を鉄材にて形
成し、アウタクラッチプレート34bに対向しない他の
側面をアルミニウムAにて覆う。この結果、電磁石33
への通電により、アーマチャ35は鉄材からなる第2カ
ム部材38側へ吸引されることなく、正確に電磁石33
側へ吸引される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動力伝達装置に
係り、詳しくは摩擦クラッチ(電磁クラッチ)を有する
駆動力伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平11−153159号
公報に提案されている駆動力伝達装置が知られている。
【0003】この駆動力伝達装置は、互いに同軸的かつ
相対回転可能に位置する内外両回転部材と、摩擦係合に
より前記両回転部材間のトルク伝達を行うメインクラッ
チ機構と、通電により作動して摩擦係合する電磁式のパ
イロットクラッチ機構を備えている。また、駆動力伝達
装置には、前記メインクラッチ機構と前記パイロットク
ラッチ機構間にカム機構を備え、同カム機構は同パイロ
ットクラッチ機構の摩擦係合力を前記メインクラッチ機
構に対する押圧力に変換する。
【0004】前記パイロットクラッチ機構には、前記内
外両回転部材間に配設された摩擦クラッチと、通電によ
り作動して前記摩擦クラッチを摩擦係合させる電磁式の
駆動手段を含んでいる。前記駆動手段は、前記摩擦クラ
ッチと対向する鉄材からなるアーマチャと、前記外側回
転部材の外側に位置して外側回転部材の側壁を挟んで前
記摩擦クラッチと対向する電磁石を備えている。
【0005】前記カム機構は、パイロットクラッチ機構
の摩擦係合力が伝達される第1カム部材と、第1カム部
材から前記摩擦係合力が伝達され、かつメインクラッチ
機構を押圧する鉄材からなる第2カム部材とを備えてい
る。前記第2カム部材はアーマチャとメインクラッチ機
構との間に位置されている。
【0006】そして、電磁石の電磁コイルへの通電によ
り、電磁石を支持するヨーク、外側回転部材の前部側
壁、摩擦クラッチ、アーマチャ、摩擦クラッチ、前部側
壁及びヨークを循環する磁路が形成され、アーマチャは
磁気誘導作用により摩擦クラッチ側へ吸引される。この
結果、アーマチャは摩擦クラッチを押圧して摩擦係合さ
せることにより、カム機構はメインクラッチ機構を作動
させ、外側回転部材と内側回転部材をトルク伝達可能に
連結する。
【0007】ところで、上記構成の駆動力伝達装置で
は、パイロットクラッチは電磁クラッチとなっているた
め、前記磁路を効率的に形成させるために、磁束漏れ対
策が施されている。すなわち、例えば、外側回転部材で
あるハウジング全体を、アルミ材にて形成したり、或い
は、部分的に磁路が形成される部位に対応して非磁性体
であるステンレスを、磁性体である鉄製の外側部材に対
して溶接したりして、磁束漏れ防止を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両搭載の
関係から駆動力伝達装置においては、ハウジング全体の
強度を上げることが要望されることがある。この問題を
解決するために、例えばハウジング全体を強度増強のた
め磁性体である鉄製にすることが考えられる。しかし、
ハウジング全体を鉄製にすると前記磁路が形成される部
位から磁束漏れが生じたり、従来の単純な磁路ではな
く、複雑な磁路になったりしてアーマチャ吸引不良(ア
ーマチャ作動不良)を起こし、駆動力伝達不良の虞があ
る。
【0009】従って、本発明は、前述した事情に鑑みて
なされたものであって、その目的は従来に比して外側回
転部材の強度を上げる材料を使用することが可能であ
り、電磁クラッチを作動した際に、複雑な磁路を形成す
ることがないためアーマチャ吸引不良(アーマチャ作動
不良)を生ずることがなく、駆動力伝達不良が生じない
駆動力伝達装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、互いに相対回転可能に位
置する内外両回転部材間に配設された摩擦クラッチと、
通電により作動して前記摩擦クラッチを摩擦係合させる
電磁式の駆動手段を備え、同駆動手段を、前記外側回転
部材の内側に位置して前記摩擦クラッチと対向するアー
マチャと、前記外側回転部材の外側に位置して同外側回
転部材の側壁を挟んで前記摩擦クラッチと対向する電磁
石を備えた構成とし、同電磁石への通電により前記アー
マチャを吸引して前記摩擦クラッチを摩擦係合し、同摩
擦クラッチの摩擦係合力にて前記両回転部材をトルク伝
達可能な連結状態とする駆動力伝達装置において、前記
アーマチャの摩擦クラッチと対向する側面側を磁性材に
て形成し、摩擦クラッチと対向しない他の側面を非磁性
材にて覆ったことを要旨とする。
【0011】なお、本明細書中における磁性材とは強磁
性を備えた物体のことを言いい、非磁性材とは常磁性を
備えた物体のことを言う。請求項2に記載の発明は、請
求項1において、前記外側回転部材全体を磁性材にて形
成したことを要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、内外両回転部材
間に、摩擦係合によりこれら両回転部材間のトルク伝達
を行うメインクラッチ機構と、通電により作動して摩擦
係合する電磁式のパイロットクラッチ機構と、前記メイ
ンクラッチ機構と前記パイロットクラッチ機構間に位置
し同パイロットクラッチ機構の摩擦係合力を前記メイン
クラッチ機構に対する押圧力に変換するカム機構を備
え、前記パイロットクラッチ機構には、前記内外両回転
部材間に配設された摩擦クラッチと、通電により作動し
て前記摩擦クラッチを摩擦係合させる電磁式の駆動手段
を含み、前記駆動手段を、前記摩擦クラッチと対向する
アーマチャと、前記外側回転部材の外側に位置して同外
側回転部材の側壁を挟んで前記摩擦クラッチと対向する
電磁石を備えた機構とし、同電磁石への通電により前記
アーマチャを吸引して前記摩擦クラッチを摩擦係合し、
同摩擦クラッチの摩擦係合力にて前記両回転部材をトル
ク伝達可能な連結状態とする駆動力伝達装置において、
前記アーマチャに対向するカム機構側の部材の少なくと
も表面に非磁性材を設けたことを要旨とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記アーマチャに対向するカム機構側の部材は、全
体が非磁性材にて構成されていることを要旨とする。請
求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4におい
て、前記外側回転部材全体を磁性材にて形成したことを
要旨とする。 (作用)従って、請求項1に記載の発明においては、電
磁石へ通電すると、電磁石、摩擦クラッチ、アーマチ
ャ、摩擦クラッチ、及び電磁石間を循環する磁路が形成
される。この際、アーマチャは摩擦クラッチと対向しな
い他の側面が非磁性材にて覆われているため、アーマチ
ャから摩擦クラッチ以外への磁束漏れが防止でき、アー
マチャは磁気誘導作用により電磁石側へ確実に吸引され
る。すると、摩擦クラッチは確実に摩擦係合され、両回
転部材の間には確実にトルク伝達が行われる。
【0014】請求項2に記載の発明においては、請求項
1の作用に加えて、アーマチャ側でアーマチャと摩擦ク
ラッチ以外の部材との間の磁束漏れ防止を図っている。
そのため、外側回転部材を磁性材のみで形成しても、電
磁石への通電によりアーマチャは電磁石側へ確実に吸引
される。
【0015】請求項3に記載の発明においては、電磁石
へ通電すると、電磁石、摩擦クラッチ、アーマチャ、摩
擦クラッチ、及び電磁石間を循環する磁路が形成され
る。この際、アーマチャに対向するカム機構側の部材に
おいて、アーマチャに対向するカム機構側の部材の少な
くとも表面には非磁性材が設けられている。そのため、
アーマチャから前記部材へ磁束漏れが生ずることがな
く、アーマチャは前記部材側へ吸引されず、電磁石側へ
確実に吸引される。すると、摩擦クラッチは確実に摩擦
係合され、両回転部材の間には確実にトルク伝達が行わ
れる。
【0016】請求項4に記載の発明においては、アーマ
チャに対向するカム機構側の部材全体を非磁性材にて形
成することにより、請求項3の作用を実現する。請求項
5に記載の発明においては、アーマチャは、請求項3の
作用により、アーマチャに対向するカム機構側の部材に
吸引されることがない。そのため、外側回転部材を磁性
材のみで形成しても、電磁石への通電によりアーマチャ
は電磁石側へ確実に吸引される。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明す
る。
【0018】図1には、本発明を具体化した第1実施形
態の駆動力伝達装置を示している。この駆動力伝達装置
11は、図2に示すように、四輪駆動車12における後
輪側への駆動力伝達経路に配設されている。
【0019】前記四輪駆動車12は、駆動力伝達装置1
1、トランスアクスル13、エンジン14、一対の前輪
15、及び一対の後輪16を備えている。前記エンジン
14の駆動力はトランスアクスル13を介してアクスル
シャフト17に出力し、前輪15を駆動する。
【0020】また、トランスアクスル13にはプロペラ
シャフト18を介して駆動力伝達装置11が連結され、
同駆動力伝達装置11にはドライブピニオンシャフト1
9を介してリヤデファレンシャル20が連結されてい
る。リヤデファレンシャル20には、アクスルシャフト
21を介して後輪16が連結されている。前記プロペラ
シャフト18とドライブピニオンシャフト19が駆動力
伝達装置11にてトルク伝達可能に連結された場合に
は、エンジン14の駆動力は後輪16に伝達される。
【0021】駆動力伝達装置11はリヤデファレンシャ
ル20とともにディファレンシャルキャリヤ22内に収
容され、且つディファレンシャルキャリヤ22に支持さ
れ、同ディファレンシャルキャリヤ22を介して車体に
支持されている。
【0022】次に駆動力伝達装置11について説明す
る。図1に示すように、駆動力伝達装置11はアウタケ
ース30a、内側回転部材としてのインナシャフト30
b、メインクラッチ機構30c、パイロットクラッチ機
構30d、及びカム機構30eを備えている。
【0023】前記アウタケース30aは、有底筒状のフ
ロントハウジング31aと、フロントハウジング31a
の後端開口部に螺着され、且つその開口部を覆蓋するリ
ヤハウジング31bとから構成されている。前記フロン
トハウジング31aは外側回転部材に相当し、前記リヤ
ハウジング31bが外側回転部材の側壁に相当する。前
記フロントハウジング31aの前端部には入力軸50が
突出形成され、同入力軸50は前記プロペラシャフト1
8に連結されている。
【0024】前記入力軸50が一体に形成されたフロン
トハウジング31a、及びリヤハウジング31bは、磁
性材である鉄材(例えば機械構造用炭素鋼S35C、S
10Cなど)にて形成されている。リヤハウジング31
bの径方向の中間部には、非磁性材であるステンレス製
の筒体51が埋設され、同筒体51は環状の非磁性部位
を形成し、後述する磁路Zが形成されるようになってい
る。
【0025】前記アウタケース30aはフロントハウジ
ング31aの前端部外周において、ディファレンシャル
キャリヤ22(図2参照)に対して図示しないベアリン
グ等を介して回転可能に支持されている。また、アウタ
ケース30aは、リヤハウジング31bの外周におい
て、ディファレンシャルキャリヤ22(図2参照)に対
して支持されたヨーク36にベアリング等を介して支持
されている。
【0026】前記インナシャフト30bは、リヤハウジ
ング31bの中央部を液密的に貫通してフロントハウジ
ング31a内に挿入され、軸方向への移動を規制された
状態でフロントハウジング31aとリヤハウジング31
bに対して相対回転可能に支持されている。インナシャ
フト30bには、ドライブピニオンシャフト19(図2
参照)の先端部が挿入されている。なお、図1において
はドライブピニオンシャフト19は図示していない。
【0027】図1,3に示すように、メインクラッチ機
構30cは湿式多板式の摩擦クラッチ機構であって、多
数のインナクラッチプレート32a及びアウタクラッチ
プレート32bを備えており、フロントハウジング31
aの奥壁側に配設されている。
【0028】摩擦クラッチ機構を構成する各インナクラ
ッチプレート32aは、インナシャフト30bの外周に
スプライン嵌合されて軸方向へ移動可能に組み付けられ
ている。一方、各アウタクラッチプレート32bは、フ
ロントハウジング31aの内周にスプライン嵌合されて
軸方向へ移動可能に組み付けられている。各インナクラ
ッチプレート32aと各アウタクラッチプレート32b
は交互に位置されて互いに当接して摩擦係合するととも
に、互いに離間して非係合の自由状態になる。
【0029】パイロットクラッチ機構30dは、電磁石
33、摩擦クラッチ34、及びアーマチャ35を備えて
いる。前記電磁石33とアーマチャ35にて駆動手段が
構成されている。
【0030】図1に示すように、鉄材からなるヨーク3
6はディファレンシャルキャリヤ22(図2参照)に対
して軸方向に沿って支承され、かつリヤハウジング31
bの後端部の外周に対して相対回転可能に支持されてい
る。前記ヨーク36には環状をなす電磁石33が嵌着さ
れ、同電磁石33はリヤハウジング31bの環状凹所5
3に嵌合されている。この結果、リヤハウジング31b
とヨーク36との間に所定のクリアランスが形成されて
いる。
【0031】前記摩擦クラッチ34は、鉄材からなる複
数のインナクラッチプレート34a、及び鉄材からなる
複数のアウタクラッチプレート34bからなる多板式の
摩擦クラッチとして構成されている。各インナクラッチ
プレート34aは、後述するカム機構30eを構成する
第1カム部材37の外周にスプライン嵌合されて軸方向
へ移動可能に組み付けられている。一方、各アウタクラ
ッチプレート34bは、フロントハウジング31aの内
周にスプライン嵌合されて軸方向へ移動可能に組み付け
られている。
【0032】各インナクラッチプレート34aと各アウ
タクラッチプレート34bとは交互に位置して、互いに
当接して摩擦係合するとともに、互いに離間して非係合
の自由状態になる。
【0033】アーマチャ35は環状をなしており、フロ
ントハウジング31aの内周にスプライン嵌合されて軸
方向への移動可能に組み付けられている。前記アーマチ
ャ35は摩擦クラッチ34に対して一側に位置し、摩擦
クラッチ34に対向している。
【0034】図4に示すように、アーマチャ35は鉄材
にて形成され、アウタクラッチプレート34bに対向し
ない他の側面、すなわち、第2カム部材38側、アウタ
ケース30a側(外周側)、内周側ものそれぞれの側面
はアルミニウムAにて覆われている。なお、アルミニウ
ムは非磁性材である。
【0035】図3に示すように、前記電磁石33の電磁
コイルへの通電により、ヨーク36、リヤハウジング3
1b、摩擦クラッチ34、アーマチャ35、摩擦クラッ
チ34、リヤハウジング31b、及びヨーク36間を循
環する磁路Zが形成される。
【0036】図1,3に示すように、カム機構30e
は、第1カム部材37、鉄材からなる第2カム部材3
8、及びカムフォロア39にて構成されている。前記第
2カム部材38は、アーマチャ35に対向するカム機構
側の部材に相当する。
【0037】第1カム部材37及び第2カム部材38に
は、対向面に互いに対向する図示しないカム溝が周方向
に所定間隔を保持して複数形成されている。第1カム部
材37はインナシャフト30bの外周に回転可能に嵌合
されるとともに、リヤハウジング31bに回転可能に支
承されている。第1カム部材37の外周には、各インナ
クラッチプレート34aがスプライン嵌合されている。
【0038】第2カム部材38はインナシャフト30b
の外周にスプライン嵌合されており、インナシャフト3
0bに対して一体回転可能に組み付けられている。同第
2カム部材38はメインクラッチ機構30cのインナク
ラッチプレート32aに対向して位置されている。前記
第2カム部材38と第1カム部材37の互いに対向する
カム溝には、ボール状のカムフォロア39が介在されて
いる。
【0039】この結果、アーマチャ35がフロントハウ
ジング31aの内側にて摩擦クラッチ34の一側に位置
し、且つ電磁石33がフロントハウジング31aの外側
にてリヤハウジング31bを挟んで摩擦クラッチ34の
他側に位置し、リヤハウジング31bは磁路形成部材と
して機能する。
【0040】リヤハウジング31bはインナシャフト3
0bの外周に液密的かつ回転可能に嵌合された状態で、
その前側壁部の周縁部にてフロントハウジング31aに
螺着されている。また、リヤハウジング31bは、その
後側筒部の後端部の外周にて図示しないオイルシールを
介して、ディファレンシャルキャリヤ22(図2参照)
に液密的かつ回転可能に支持されている。
【0041】上記のような駆動力伝達装置11において
は、パイロットクラッチ機構30dを構成する電磁石3
3の電磁コイルへの通電がなされていない場合には磁路
Zは形成されず、摩擦クラッチ34は非係合状態にあ
る。このため、パイロットクラッチ機構30dは非作動
の状態にあって、カム機構30eを構成する第1カム部
材37は、カムフォロア39を介して第2カム部材38
と一体回転可能であり、メインクラッチ機構30cは非
作動状態にある。このため、四輪駆動車12は二輪駆動
の駆動モードを構成する。
【0042】一方、電磁石33の電磁コイルへ通電され
ると、パイロットクラッチ機構30dには磁路Zが形成
され、電磁石33はアーマチャ35を吸引する。このた
め、アーマチャ35は摩擦クラッチ34を押圧して摩擦
係合させ、カム機構30eの第1カム部材37をフロン
トハウジング31a側へ連結させ、第2カム部材38と
の間に相対回転を生じさせる。この結果、カム機構30
eではカムフォロア39が両カム部材37,38を互い
に離間する方向へ押圧する。
【0043】この結果、第2カム部材38はメインクラ
ッチ機構30c側へ押圧され、メインクラッチ機構30
cを摩擦クラッチ34の摩擦係合力に応じて摩擦係合さ
せ、アウタケース30aとインナシャフト30bとの間
のトルク伝達を行う。このため、四輪駆動車12はプロ
ペラシャフト18とドライブピニオンシャフト19が非
直結状態の四輪駆動の駆動モードを構成する。
【0044】また、電磁石33の電磁コイルへの印加電
流を所定の値に高めると、電磁石33のアーマチャ35
に対する吸引力が増大する。そして、アーマチャ35は
強く電磁石33側へ吸引され、摩擦クラッチ34の摩擦
係合力を増大させ、両カム部材37,38間の相対回転
を増大させる。この結果、カムフォロア39は第2カム
部材38に対する押圧力を高めて、メインクラッチ機構
30cを結合状態とする。このため、四輪駆動車12は
プロペラシャフト18とドライブピニオンシャフト19
が直結した四輪駆動の駆動モードを構成する。
【0045】次に、上記第1実施形態のように構成され
た駆動力伝達装置11が特徴とする作用について説明す
る。電磁石33の電磁コイルへ通電すると、前記磁路Z
が形成され磁気誘導作用により電磁石33はアーマチャ
35を吸引する。このとき、電磁石の電磁コイルへの通
電により、ヨーク36、リヤハウジング31b、フロン
トハウジング31a、アーマチャ35、第2カム部材3
8、インナシャフト30b、リヤハウジング31b、ヨ
ーク36へと磁束が通過することがある。しかし、図4
に示すように、アーマチャ35はアウタクラッチプレー
ト34bに対向しない他の側面は非磁性材のアルミニウ
ムAにて覆われている。
【0046】そのため、アーマチャ35と第2カム部材
38との間のクリアランスが小さい場合でも、アーマチ
ャ35とフロントハウジング31a、及びアーマチャ3
5と第2カム部材38との間には磁束が通過しない。す
ると、ヨーク36、リヤハウジング31b、フロントハ
ウジング31a、アーマチャ35、第2カム部材38、
インナシャフト30b、リヤハウジング31b、ヨーク
36を循環する磁路が形成されない。この結果、第2カ
ム部材38を介しての磁路の磁気誘導作用が発生しない
ことから、アーマチャ35が第2カム部材38に吸引さ
れることがなくなり、アーマチャ35はパイロットクラ
ッチ機構30dの一部として正常に機能する。
【0047】図5は横軸に電磁石33の電磁コイルへ通
電する電流を示し、縦軸に駆動力伝達装置11からドラ
イブピニオンシャフト19へ伝達するトルク(伝達トル
ク)を示している。
【0048】曲線CHは、アルミニウムAにて覆われた
アーマチャ35を有する本実施形態の駆動力伝達装置1
1が描く曲線である。一方、曲線CZは、アーマチャ3
5及びフロントハウジング31aを鉄材のみ、すなわ
ち、アルミニウムAをアーマチャ35に設けない場合の
駆動力伝達装置において、アーマチャ35と第2カム部
材38との間のクリアランスが小さい場合の描く曲線で
ある。曲線CZを描く駆動力伝達装置では、第2カム部
材38を介しての磁路が形成され、アーマチャ35が第
2カム部材38側に吸引されることから、パイロットク
ラッチ機構30dが十分に機能しないことを示してい
る。
【0049】従って、本実施形態の駆動力伝達装置11
は、上記曲線CZを描く駆動力伝達装置と比べて安定性
のある所定の電流−トルク特性が得られる。従って、上
記第1実施形態の駆動力伝達装置11によれば、以下の
ような効果を得ることができる。
【0050】(1)本実施形態の駆動力伝達装置11で
は、アーマチャ35を鉄材にて形成し、そのアーマチャ
35のアウタクラッチプレート34bに対向しない他の
側面、すなわち、第2カム部材38側、アウタケース3
0a側(外周側)、内周側ものそれぞれの側面をアルミ
ニウムAにて覆った。そして、フロントハウジング31
aを鉄材のみにて形成した。
【0051】このため、電磁石33へ通電を行っても、
アーマチャ35の一側面を除く他の側面にはアルミニウ
ムAが覆われているため、アーマチャ35とフロントハ
ウジング31a、及びアーマチャ35と第2カム部材3
8との間には磁路が形成されない。一方、ヨーク36、
リヤハウジング31b、摩擦クラッチ34、アーマチャ
35、摩擦クラッチ34、リヤハウジング31b、及び
ヨーク36間を循環する磁路Zは良好に形成される。
【0052】従って、フロントハウジング31aを鉄材
のみで形成しても、第2カム部材38を介してのアーマ
チャ35を通過する磁路が形成されず、アーマチャ35
はパイロットクラッチ機構30dの一部として正常に機
能でき、フロントハウジング31aとインナシャフト3
0bとの間のトルク伝達を確実に行うことができる。
【0053】(2)本実施形態では、入力軸50を一体
に有するフロントハウジング31aを鉄材のみにて形成
した。ところで、特開平11−153159号公報に示
す駆動力伝達装置において、アルミ合金にて形成された
フロントハウジングには鉄材からなるプロペラシャフト
をボルトにて締結していた。本実施形態のフロントハウ
ジング31aは、上記駆動力伝達装置のフロントハウジ
ングと比べて、異なる金属からなる二つの部材をボルト
にて締結していないことからコンパクト化、量産化がで
きる。
【0054】また、特開平6−193689号公報に示
すデファレンシャル装置において、デフケース(フロン
トハウジング31aに相当する)は、ほぼ全体を鉄材に
て形成しているが、クラッチ板(摩擦クラッチ34に相
当する)及びアーマチャに対向する部分にステンレス鋼
を溶接固定していた。本実施形態のフロントハウジング
31aは、上記デファレンシャル装置のデフケースのよ
うに、溶接作業を必要としないので作業コストを削減で
き、かつステンレス鋼を使用しないことから材料コスト
を削減できる。
【0055】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図1〜図3,図5に従って説明する。
なお、第2実施形態は、前記第1実施形態を変更したも
のであり、前記第1実施形態と同様の構成については、
同一符号を付して、その詳細な説明を省略し、異なると
ころを詳しく説明する。
【0056】本実施形態の駆動力伝達装置61は、前記
駆動力伝達装置11におけるアーマチャ35を覆うアル
ミニウムAを省略して、アーマチャ35全体を鉄材にて
形成し、第2カム部材38をステンレス材にて形成した
ものである。
【0057】従って、電磁石33の電磁コイルへの通電
により、ヨーク36、リヤハウジング31b、フロント
ハウジング31aへ磁束が通過しても、そこから非磁性
材よりなる第2カム部材38へ磁束は流れない。
【0058】この結果、フロントハウジング31a、第
2カム部材38、アーマチャ35、フロントハウジング
31aを循環する磁路が形成されず、前記第1実施形態
の作用及び効果と同様の作用及び効果を奏する。 (他の実施形態)なお、上記各実施形態は以下のような
他の実施形態に変更して具体化してもよい。
【0059】・前記第1実施形態では、アーマチャ35
のアウタクラッチプレート34bに対向しない他の側面
をアルミニウムAにて覆っていた。しかし、アーマチャ
35を覆うものはアルミニウムAに限らず、ステンレ
ス、すず、白金、合成樹脂、セラミックス等の非磁性材
にて覆ってもよい。覆う方法としては、例えばメッキ
や、モールド等の公知の方法でよい。
【0060】・前記第2実施形態では、第2カム部材3
8をステンレス材にて形成した。しかし、これに限らず
第2カム部材38を、非磁性材からなり耐摩耗性を有す
る材料であれば、これに限定されるものではない。
【0061】・前記第2実施形態では、第2カム部材3
8を非磁性材からなるステンレス材にて形成していた。
これに限らず、第2カム部材38を磁性材からなる金
属、例えば鉄にて形成し、同第2カム部材38の少なく
ともアーマチャ35側の側面を非磁性材にて覆うように
してもよい。例えば、非磁性材としては、アルミニウ
ム、ステンレス、すず、白金、合成樹脂、セラミックス
等を挙げることができる。
【0062】・前記第1実施形態において、駆動力伝達
装置11の第2カム部材38を第2実施形態の駆動力伝
達装置61の第2カム部材38に変更してもよい。ま
た、駆動力伝達装置11の第2カム部材38を上記他の
実施形態における何れか一方の第2カム部材38に変更
してもよい。
【0063】次に、上記各実施形態及び他の実施形態か
ら把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想に
ついて、それらの効果と共に以下に記載する。 (イ) 前記アーマチャに対向するカム機構側の部材の
表面において、非磁性材を設ける部分はアーマチャに向
かい合う側面のみであることを特徴とする請求項3に記
載の駆動力伝達装置。このようにすると、アーマチャに
対向するカム機構側の部材において、非磁性材を設ける
ところはアーマチャに向かい合う側面のみでよい。
【0064】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に記載の発明によ
れば、電磁式の駆動手段を作動した際に、複雑な磁路を
形成することがないためアーマチャ作動不良を生ずるこ
とがなく、内外両回転部材間のトルク伝達を確実に行う
ことができる。
【0065】請求項2に記載の発明によれば、外側回転
部材を磁性材よりなる一材料で形成できるため、外側回
転部材の低コスト化、量産化ができる。請求項3〜請求
項5に記載の発明によれば、電磁式の駆動手段を作動し
た際に、複雑な磁路を形成することがないためアーマチ
ャ作動不良を生ずることがなく、内外両回転部材間のト
ルク伝達を確実に行うことができる。
【0066】請求項4に記載の発明によれば、アーマチ
ャに対向するカム機構側の部材を全体を非磁性体にて形
成することにより、請求項3の効果を得ることができ
る。請求項5に記載の発明によれば、外側回転部材を磁
性材よりなる一材料で形成できるため、外側回転部材の
低コスト化、量産化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における駆動力伝達装置の部分
断面図。
【図2】 第1実施形態における駆動力伝達装置を搭載
した四輪駆動車の説明図。
【図3】 第1実施形態における駆動力伝達装置の要部
断面図。
【図4】 第1実施形態における第2カム部材の表面状
態を示す説明図。
【図5】 第1実施形態におけるアーマチャの板厚とト
ルクとの関係を示す特性図。
【符号の説明】
11,61…駆動力伝達装置、30a…外側回転部材と
してのアウタケース、30b…内側回転部材としてのイ
ンナシャフト、30c…メインクラッチ機構、30d…
パイロットクラッチ機構、31b…外側回転部材の側壁
としてのリヤハウジング、30e…カム機構、33…電
磁石、34…摩擦クラッチ、35…アーマチャ、38…
アーマチャに対向するカム機構側の部材としての第2カ
ム部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千賀 吉晃 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3J057 AA01 AA09 BB04 GA49 GB21 GE16 HH02 JJ05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに相対回転可能に位置する内外両回
    転部材間に配設された摩擦クラッチと、通電により作動
    して前記摩擦クラッチを摩擦係合させる電磁式の駆動手
    段を備え、 同駆動手段を、前記外側回転部材の内側に位置して前記
    摩擦クラッチと対向するアーマチャと、前記外側回転部
    材の外側に位置して同外側回転部材の側壁を挟んで前記
    摩擦クラッチと対向する電磁石を備えた構成とし、 同電磁石への通電により前記アーマチャを吸引して前記
    摩擦クラッチを摩擦係合し、同摩擦クラッチの摩擦係合
    力にて前記両回転部材をトルク伝達可能な連結状態とす
    る駆動力伝達装置において、 前記アーマチャの摩擦クラッチと対向する側面側を磁性
    材にて形成し、摩擦クラッチと対向しない他の側面を非
    磁性材にて覆ったことを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記外側回転部材全体を磁性材にて形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達装
    置。
  3. 【請求項3】 内外両回転部材間に、摩擦係合によりこ
    れら両回転部材間のトルク伝達を行うメインクラッチ機
    構と、通電により作動して摩擦係合する電磁式のパイロ
    ットクラッチ機構と、前記メインクラッチ機構と前記パ
    イロットクラッチ機構間に位置し同パイロットクラッチ
    機構の摩擦係合力を前記メインクラッチ機構に対する押
    圧力に変換するカム機構を備え、 前記パイロットクラッチ機構には、前記内外両回転部材
    間に配設された摩擦クラッチと、通電により作動して前
    記摩擦クラッチを摩擦係合させる電磁式の駆動手段を含
    み、 前記駆動手段を、前記摩擦クラッチと対向するアーマチ
    ャと、前記外側回転部材の外側に位置して同外側回転部
    材の側壁を挟んで前記摩擦クラッチと対向する電磁石を
    備えた機構とし、 同電磁石への通電により前記アーマチャを吸引して前記
    摩擦クラッチを摩擦係合し、同摩擦クラッチの摩擦係合
    力にて前記両回転部材をトルク伝達可能な連結状態とす
    る駆動力伝達装置において、 前記アーマチャに対向するカム機構側の部材の少なくと
    も表面に非磁性材を設けたことを特徴とする駆動力伝達
    装置。
  4. 【請求項4】 前記アーマチャに対向するカム機構側の
    部材は、全体が非磁性材にて構成されていることを特徴
    とする請求項3に記載の駆動力伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記外側回転部材全体を磁性材にて形成
    したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の駆
    動力伝達装置。
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