JP2002061115A - ケーブル止水カバー - Google Patents
ケーブル止水カバーInfo
- Publication number
- JP2002061115A JP2002061115A JP2000253620A JP2000253620A JP2002061115A JP 2002061115 A JP2002061115 A JP 2002061115A JP 2000253620 A JP2000253620 A JP 2000253620A JP 2000253620 A JP2000253620 A JP 2000253620A JP 2002061115 A JP2002061115 A JP 2002061115A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- peripheral surface
- outer peripheral
- waterproof cover
- water stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブルの偏芯量や偏芯方向及び径の違いに
応じたものを容易に製造できるケーブル止水カバーを提
供する。 【解決手段】 一端の締付部４ａをケーブル１外周面
に、他端の締付部４ｂを取付管２外周面に密着させて取
り付けるケーブル止水カバー３において、前記ケーブル
１外周面および／または前記取付管２外周面と前記締付
部４ａ、４ｂとの間に円筒状部材５ａ、５ｂを配置した
ケーブル止水カバー３。
応じたものを容易に製造できるケーブル止水カバーを提
供する。 【解決手段】 一端の締付部４ａをケーブル１外周面
に、他端の締付部４ｂを取付管２外周面に密着させて取
り付けるケーブル止水カバー３において、前記ケーブル
１外周面および／または前記取付管２外周面と前記締付
部４ａ、４ｂとの間に円筒状部材５ａ、５ｂを配置した
ケーブル止水カバー３。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル止水カバ
ーに関し、更に詳しくは、ケーブルの偏芯量や偏芯方向
及び径の違いに応じたものを容易に製造できるケーブル
止水カバーに関する。
ーに関し、更に詳しくは、ケーブルの偏芯量や偏芯方向
及び径の違いに応じたものを容易に製造できるケーブル
止水カバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】斜張橋の橋桁の支持等に各種ケーブルが
広く使用されている。このケーブルが橋桁や塔に取り付
けられている引込部には、図３に示されるように、ケー
ブル１の外周面に一端の締付部４ａを、筒状に形成した
取付管２の外周面に他端の締付部４ｂを密着させるよう
に漏斗形状のゴムからなるケーブル止水カバー３を取り
付けて、引込部への雨水の侵入を防ぎ、ケーブル１や橋
の構成部材の腐食による損傷を防止するように構成され
ている。
広く使用されている。このケーブルが橋桁や塔に取り付
けられている引込部には、図３に示されるように、ケー
ブル１の外周面に一端の締付部４ａを、筒状に形成した
取付管２の外周面に他端の締付部４ｂを密着させるよう
に漏斗形状のゴムからなるケーブル止水カバー３を取り
付けて、引込部への雨水の侵入を防ぎ、ケーブル１や橋
の構成部材の腐食による損傷を防止するように構成され
ている。
【０００３】ところが、ケーブル１や取付管２等の施工
誤差により、ケーブル１の芯の位置が取付管２の中心軸
から大きな偏芯量でずれた場合、ケーブル止水カバー３
を装着固定するのにケーブル止水カバー３自体を無理に
変形させたり、締付部４ａ、４ｂの内面をサイズに合わ
せて削り取って傾斜させたりする必要があり、作業性が
悪化するとともに、装着後のケーブル止水カバー３の変
形追従量にも悪影響が出るという問題があった。そのた
めに、予め前記締付部４ａまたは４ｂのケーブル１や取
付管２に当接する締付部内周面を偏芯させるように構成
し、ケーブル１の偏芯に対応させたケーブル止水カバー
３が作製されている。しかし、様々な偏芯量と偏芯方向
に対応するためには、締付部内周面に当接する部分を成
型する金型部材（中子）を交換しながら製造しなければ
ならず、生産性や作業性が悪化するという問題があっ
た。また、ケーブル１や取付管２の径の違いに対応させ
る場合にも、同様に径の異なる中子を交換しながらの製
造となるため、前記同様の生産性や作業性が悪化する問
題があった。
誤差により、ケーブル１の芯の位置が取付管２の中心軸
から大きな偏芯量でずれた場合、ケーブル止水カバー３
を装着固定するのにケーブル止水カバー３自体を無理に
変形させたり、締付部４ａ、４ｂの内面をサイズに合わ
せて削り取って傾斜させたりする必要があり、作業性が
悪化するとともに、装着後のケーブル止水カバー３の変
形追従量にも悪影響が出るという問題があった。そのた
めに、予め前記締付部４ａまたは４ｂのケーブル１や取
付管２に当接する締付部内周面を偏芯させるように構成
し、ケーブル１の偏芯に対応させたケーブル止水カバー
３が作製されている。しかし、様々な偏芯量と偏芯方向
に対応するためには、締付部内周面に当接する部分を成
型する金型部材（中子）を交換しながら製造しなければ
ならず、生産性や作業性が悪化するという問題があっ
た。また、ケーブル１や取付管２の径の違いに対応させ
る場合にも、同様に径の異なる中子を交換しながらの製
造となるため、前記同様の生産性や作業性が悪化する問
題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、ケーブルの偏芯量や偏芯方向及び径の違いに応じた
ものを容易に製造できるケーブル止水カバーを提供する
ことにある。
は、ケーブルの偏芯量や偏芯方向及び径の違いに応じた
ものを容易に製造できるケーブル止水カバーを提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一端の
締付部をケーブル外周面に、他端の締付部を取付管外周
面に密着させて取り付けるケーブル止水カバーにおい
て、前記ケーブル外周面および／または前記取付管外周
面と前記締付部との間に円筒状部材を配置したケーブル
止水カバーが提供される。
締付部をケーブル外周面に、他端の締付部を取付管外周
面に密着させて取り付けるケーブル止水カバーにおい
て、前記ケーブル外周面および／または前記取付管外周
面と前記締付部との間に円筒状部材を配置したケーブル
止水カバーが提供される。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図１および図１
のＡ−Ａ矢視断面図である図２は、本発明のケーブル止
水カバーを斜張橋に使用した一例を示し、他端を図示し
ない橋の塔に固定したケーブル１の一端を橋桁に取り付
ける引込部の断面図である。図１は、ケーブル１が取付
管２の中心軸に対して図の上方に偏芯している場合であ
るが、ケーブル１の外周面に円筒状部材５ａを介して漏
斗形状のゴムからなるケーブル止水カバー３の締付部４
ａが密着して取り付けられている。この締付部４ａの外
周面には締結手段６としてステンレススチール製のバン
ドが巻かれ、締付部４ａを締め付けてケーブル止水カバ
ー３をケーブル１に固定する。
の図面を参照しながら詳細に説明する。図１および図１
のＡ−Ａ矢視断面図である図２は、本発明のケーブル止
水カバーを斜張橋に使用した一例を示し、他端を図示し
ない橋の塔に固定したケーブル１の一端を橋桁に取り付
ける引込部の断面図である。図１は、ケーブル１が取付
管２の中心軸に対して図の上方に偏芯している場合であ
るが、ケーブル１の外周面に円筒状部材５ａを介して漏
斗形状のゴムからなるケーブル止水カバー３の締付部４
ａが密着して取り付けられている。この締付部４ａの外
周面には締結手段６としてステンレススチール製のバン
ドが巻かれ、締付部４ａを締め付けてケーブル止水カバ
ー３をケーブル１に固定する。
【０００７】一方、取付管２の外周面にも円筒状部材５
ｂを介してケーブル止水カバー３の締付部４ｂが密着し
て取り付けられている。この締付部４ｂの外周面にも同
様に締結手段６としてステンレススチール製のバンドが
巻かれ、締付部４ｂを締め付けてケーブル止水カバー３
を取付管２に固定する。
ｂを介してケーブル止水カバー３の締付部４ｂが密着し
て取り付けられている。この締付部４ｂの外周面にも同
様に締結手段６としてステンレススチール製のバンドが
巻かれ、締付部４ｂを締め付けてケーブル止水カバー３
を取付管２に固定する。
【０００８】これらの円筒状部材５ａ、５ｂは、図１の
締付部４ａ部分のＡ−Ａ矢視断面図である図２に示すよ
うに、その内周面が偏芯されて構成されているので、ケ
ーブル３の大きな偏芯に対応することができるため、ケ
ーブル止水カバー３を無理に変形させて取り付ける必要
がなく取付け作業性が良好である。また、円筒状部材５
ａ、５ｂは、ケーブル止水カバー３の本体とは別個に製
造されるため、ケーブル止水カバー３の本体は同一形状
のものを作製し、小さな部材である円筒状部材５ａ、５
ｂのみをケーブル１の偏芯量や径の大きさに応じたもの
を各種作製して、ケーブル止水カバー３の本体と円筒状
部材５ａ、５ｂとを偏芯方向を合わせながら嵌合させれ
ばよく、各種のケーブル止水カバー３をケーブル１の偏
芯量や径の大きさに応じて製造するのに比べ、生産性が
大幅に向上する。
締付部４ａ部分のＡ−Ａ矢視断面図である図２に示すよ
うに、その内周面が偏芯されて構成されているので、ケ
ーブル３の大きな偏芯に対応することができるため、ケ
ーブル止水カバー３を無理に変形させて取り付ける必要
がなく取付け作業性が良好である。また、円筒状部材５
ａ、５ｂは、ケーブル止水カバー３の本体とは別個に製
造されるため、ケーブル止水カバー３の本体は同一形状
のものを作製し、小さな部材である円筒状部材５ａ、５
ｂのみをケーブル１の偏芯量や径の大きさに応じたもの
を各種作製して、ケーブル止水カバー３の本体と円筒状
部材５ａ、５ｂとを偏芯方向を合わせながら嵌合させれ
ばよく、各種のケーブル止水カバー３をケーブル１の偏
芯量や径の大きさに応じて製造するのに比べ、生産性が
大幅に向上する。
【０００９】なお、図１の７ａ、７ｂは、円筒状部材５
ａ、５ｂの内側に周状に設けた凸部であり、ケーブル止
水カバー３の本体の凹部に嵌め込むように構成されてい
る。図２の８ａは、円筒状部材５ａを適時にケーブル３
に装着するための分割突合わせ部である。
ａ、５ｂの内側に周状に設けた凸部であり、ケーブル止
水カバー３の本体の凹部に嵌め込むように構成されてい
る。図２の８ａは、円筒状部材５ａを適時にケーブル３
に装着するための分割突合わせ部である。
【００１０】また、ケーブル止水カバー３は、漏斗形状
に形成し、ケーブル１や取付管２を挿入するために周上
一個所で軸方向に切り離されており、その分割突合わせ
部の両末端にそれぞれ図１に示すフランジ部９が設けら
れており、フランジ部９を介してボルト等を用いて締付
けて接合するように構成されている。なお、ケーブル止
水カバー３は、シート状の部材を巻き付けて、その端末
部同士を重ね合せ、固定するようなものを使用してもよ
い。
に形成し、ケーブル１や取付管２を挿入するために周上
一個所で軸方向に切り離されており、その分割突合わせ
部の両末端にそれぞれ図１に示すフランジ部９が設けら
れており、フランジ部９を介してボルト等を用いて締付
けて接合するように構成されている。なお、ケーブル止
水カバー３は、シート状の部材を巻き付けて、その端末
部同士を重ね合せ、固定するようなものを使用してもよ
い。
【００１１】円筒状部材は、締付部４ａと締付部４ｂの
両方に用いずに、どちらか一方のみに配置するようにし
てもよい。また、円筒状部材と締付部との隙間に、シー
ル材を塗布して、密着性すなわち止水性を向上させるよ
うにしてもよい。
両方に用いずに、どちらか一方のみに配置するようにし
てもよい。また、円筒状部材と締付部との隙間に、シー
ル材を塗布して、密着性すなわち止水性を向上させるよ
うにしてもよい。
【００１２】本発明のケーブル止水カバーや円筒状部材
の材料は、ゴムや樹脂等の弾性部材であれば特に限定さ
れないが、耐候性のあるＥＰＤＭ、ＣＲ等のゴムを用い
るのが好ましい。また、それらの形状や大きさも取り付
ける構造物の条件により、適宜設定すればよい。
の材料は、ゴムや樹脂等の弾性部材であれば特に限定さ
れないが、耐候性のあるＥＰＤＭ、ＣＲ等のゴムを用い
るのが好ましい。また、それらの形状や大きさも取り付
ける構造物の条件により、適宜設定すればよい。
【００１３】また、本発明のケーブル止水カバーは、斜
張橋以外の各種橋梁、建築物に使われているケーブルの
取付け固定部にも適用可能である。
張橋以外の各種橋梁、建築物に使われているケーブルの
取付け固定部にも適用可能である。
【００１４】
【発明の効果】本発明に従って、ケーブル外周面および
／または取付管外周面とケーブル止水カバーの締付部と
の間に円筒状部材を配置することによって、ケーブルの
偏芯量や偏芯方向及び径の違いに応じたものを容易に製
造できるケーブル止水カバーを得ることができる。
／または取付管外周面とケーブル止水カバーの締付部と
の間に円筒状部材を配置することによって、ケーブルの
偏芯量や偏芯方向及び径の違いに応じたものを容易に製
造できるケーブル止水カバーを得ることができる。
【図１】本発明のケーブル止水カバーの断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視断面図である。
【図３】従来のケーブル止水カバーの断面図である。
１ ケーブル ２ 取付管 ３ ケーブル止水カバー ４ａ、４ｂ 締付部 ５ａ、５ｂ 円筒状部材 ６ 締結手段 ７ａ、７ｂ 凸部 ８ａ 分割突合わせ部 ９ フランジ部
Claims (2)
- 【請求項１】 一端の締付部をケーブル外周面に、他端
の締付部を取付管外周面に密着させて取り付けるケーブ
ル止水カバーにおいて、前記ケーブル外周面および／ま
たは前記取付管外周面と前記締付部との間に円筒状部材
を配置したケーブル止水カバー。 - 【請求項２】 前記円筒状部材を偏芯させた請求項１に
記載のケーブル止水カバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000253620A JP2002061115A (ja) | 2000-08-24 | 2000-08-24 | ケーブル止水カバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000253620A JP2002061115A (ja) | 2000-08-24 | 2000-08-24 | ケーブル止水カバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002061115A true JP2002061115A (ja) | 2002-02-28 |
Family
ID=18742684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000253620A Pending JP2002061115A (ja) | 2000-08-24 | 2000-08-24 | ケーブル止水カバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002061115A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003074012A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ケーブル制振装置 |
| CN103669213A (zh) * | 2013-11-19 | 2014-03-26 | 中建三局建设工程股份有限公司 | 一种减振、防水索导管定位装置及定位方法 |
| JP2016125232A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 株式会社Ｉｈｉインフラシステム | 重量物支持ケーブルの張力検出装置 |
| CN108166385A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-06-15 | 重庆万桥交通科技发展有限公司 | 一种新型结构防水罩 |
| CN108951421A (zh) * | 2018-08-30 | 2018-12-07 | 柳州欧维姆机械股份有限公司 | 一种适用于拉索外pe护套热胀冷缩的防水装置 |
-
2000
- 2000-08-24 JP JP2000253620A patent/JP2002061115A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003074012A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ケーブル制振装置 |
| JP4609916B2 (ja) * | 2001-08-31 | 2011-01-12 | 住友ゴム工業株式会社 | ケーブル制振装置 |
| CN103669213A (zh) * | 2013-11-19 | 2014-03-26 | 中建三局建设工程股份有限公司 | 一种减振、防水索导管定位装置及定位方法 |
| JP2016125232A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 株式会社Ｉｈｉインフラシステム | 重量物支持ケーブルの張力検出装置 |
| CN108166385A (zh) * | 2017-12-27 | 2018-06-15 | 重庆万桥交通科技发展有限公司 | 一种新型结构防水罩 |
| CN108951421A (zh) * | 2018-08-30 | 2018-12-07 | 柳州欧维姆机械股份有限公司 | 一种适用于拉索外pe护套热胀冷缩的防水装置 |
| CN108951421B (zh) * | 2018-08-30 | 2023-07-25 | 柳州欧维姆机械股份有限公司 | 一种适用于拉索外pe护套热胀冷缩的防水装置 |
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