JP2002051920A - 卓上型調理器 - Google Patents

卓上型調理器

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JP2002051920A
JP2002051920A JP2000242264A JP2000242264A JP2002051920A JP 2002051920 A JP2002051920 A JP 2002051920A JP 2000242264 A JP2000242264 A JP 2000242264A JP 2000242264 A JP2000242264 A JP 2000242264A JP 2002051920 A JP2002051920 A JP 2002051920A
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JP
Japan
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rice cake
cooking
steaming
cooking vessel
steam
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JP2000242264A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Yano
吉彦 矢野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Home Tech Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パン製造および餅の調理が可能な調理器におい
て、餅米の量や温度の状態に係わらず、均質な搗き上が
りが得られる卓上型調理器を提供すること。 【解決手段】蒸す工程において、蒸気発生手段を動作さ
せて発生した蒸気を調理容器内に供給しつつ、駆動手段
を駆動して攪拌ブレードを回転駆動させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、餅を製造する機能
を有する卓上型調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、パンや餅を自動的に製造する
ために、自動製パン器や自動餅つき器など個別の機器が
種々提案されている。
【0003】自動製パン器としては、例えば特開平5−
115383号公報に示すように、ユーザーがパン材料
(小麦粉、水、イースト菌など)をホッパと呼ばれる容
器に入れて、スタートスイッチを押せば、パン材料をこ
ねる混練処理と、こねたパン生地を容器内で所要高さ位
置まで膨張させる成形発酵処理と、膨張させたパン生地
を焼き上げる焼成処理とを順次連続して自動的に行うよ
うになっている。
【0004】一方、自動餅つき器としては、例えば特開
平8−23904号公報に示すように、ユーザーが餅米
を洗い、所要量の水にひたしたものを、容器に入れて、
スタートスイッチを押せば、餅米を蒸す蒸し処理と、蒸
した餅米をこねる混練処理とを順次連続して自動的に行
うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般家庭に
おいて、上述したような2つの機器を保有する場合、収
納がかさ張るとともに、必要に応じて一方を取り出して
調理を行わなければならず、取り扱いの面で極めて面倒
である。
【0006】このような事情に鑑み、本願出願人は、特
願平10−265238号の如く、パン製造および餅の
調理が可能な調理器を発明した。この発明した調理器で
は、従来から周知の製パン器をベースとして蒸気発生手
段を設けることにより、蒸気発生手段から発生される蒸
気でもって調理容器内の餅米に蒸気を供給し、餅米の蒸
し処理を行うようになっている。この蒸し処理におい
て、蒸気が餅米に均一に供給されないと、部分的に餅米
の蒸し不足が生じて搗き上がった餅の出来具合に悪影響
を与える。特に、餅米の量が多い場合は、蒸気が隅々ま
で行き渡りにくくなりやすく、餅米の蒸し状態が斑にな
り、良好な搗きあがりが得られない問題を生じる。
【0007】一方、つく工程では、モータに通電して攪
拌ブレードを駆動し、これによって調理容器内の蒸され
た餅米を搗き上げるようになっている。
【0008】このつく工程においては、搗いているうち
に除々に餅米の温度が低下する。容器内の餅米の温度が
低くなりすぎると、餅米が硬くなってモータの負荷が大
きくなり、モータに過大な負担がかかったり、搗きあが
った餅が固くなりすぎたりする問題を生じる。特に、餅
米の量が少ない場合や外気温度が低い場合、容器内の餅
米の冷える速度が速いので、上記不具合となりやすい。
【0009】本発明では、パン製造および餅の調理が可
能な卓上型調理器において、餅米の量や温度の状態に係
わらず、均質な搗き上がりが得られる卓上型調理器を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
卓上型調理器は、ケース内空間に装着され上方に開口を
有する調理容器と、調理容器の内底部に貫通して設けら
れ上端に撹拌ブレードが装着される回転軸と、前記調理
容器の下方に設けられ前記調理容器の回転軸を回転駆動
する駆動手段と、前記調理容器内に蒸気を供給する蒸気
発生手段と、前記蒸気発生手段への通電を制御する制御
手段とを設け、この制御手段により蒸気発生手段に通電
して調理容器内の餅米を蒸す蒸す工程を行う卓上型調理
器において、前記制御手段は、蒸す工程において、蒸気
発生手段を動作させて発生した蒸気を調理容器内に供給
しつつ、所要の休止期間をはさんで駆動手段に通電して
攪拌ブレードを間欠的に回転駆動させることを特徴とす
る卓上型調理器である。
【0011】請求項2の発明にかかる卓上型調理器は、
ケース内空間に装着され上方に開口を有する調理容器
と、調理容器の内底部に貫通して設けられ上端に撹拌ブ
レードが装着される回転軸と、前記調理容器の下方に設
けられ前記調理容器の回転軸を回転駆動する駆動手段
と、前記調理容器内へ蒸気を供給する蒸気発生手段と、
要求に応じて上記各構成要素の動作を制御して、調理容
器内に投入された餅米を蒸す蒸す工程と、蒸された餅米
を搗くつく工程とを選択的に実行可能な制御手段とを備
え、前記制御手段は、蒸す工程において、蒸気発生手段
を動作させて餅米の蒸し処理を行った後、蒸気発生手段
の動作を所定時間停止して餅米の蒸らし処理を行うこと
を特徴とする卓上型調理器である。
【0012】請求項3の発明にかかる卓上型調理器は、
前記ケース内空間の雰囲気温度を調節する加熱手段を設
け、前記制御手段は調理容器に投入されたパン材料の混
練、発酵、焼成を自動的に実行する製パンコースを実行
可能にしたことを特徴とする請求項1又は2の卓上型調
理器である。
【0013】請求項4の発明にかかる卓上型調理器は、
ケース内空間に装着され上方に開口を有する調理容器
と、調理容器の内底部に貫通して設けられ上端に撹拌ブ
レードが装着される回転軸と、前記調理容器の下方に設
けられ前記調理容器の回転軸を回転駆動する駆動手段
と、ケース内空間に設けられてケース内空間の雰囲気温
度を調節する加熱手段と、上記駆動手段への通電を制御
する制御手段とを設け、この制御手段により駆動手段に
通電して攪拌ブレードを回転させ、調理容器内の蒸され
た餅米を搗くつき工程を行う卓上型調理器において、前
記制御手段は、つく工程において、調理容器内の餅米を
所定温度に保温すべく、前記加熱手段を動作させること
を特徴とする卓上型調理器である。
【0014】請求項5の発明にかかる卓上型調理器は、
請求項4の卓上型調理器において、前記制御手段は、つ
く工程の途中からつく工程の終了までの間、加熱手段を
停止することを特徴とする。
【0015】請求項6の発明にかかる調理器は、請求項
4又は5に記載の卓上型調理器において前記制御手段
は、駆動手段と加熱手段への通電を制御して、調理容器
に投入されたパン材料の混練、発酵、焼成を自動的に実
行する製パンコースを実行可能としたことを特徴とす
る。
【0016】請求項1の構成によれば、蒸す工程中に所
要の休止期間をはさんで駆動手段に通電され、攪拌ブレ
ードが所定の時間間隔で間欠的に回転駆動される。蒸す
工程中の開始から終了まで餅米を攪拌ブレードにより掻
き混ぜるようにすると、蒸気が餅米全体に供給されるよ
うになるが、混ぜすぎると餅米の蒸し状態に悪影響を与
える恐れがある。この構成のように、蒸し工程中に攪拌
ブレードを間欠的に駆動することにより、餅米の配置が
適度に入れ替えられるので、供給された蒸気が餅米に効
果的に作用する。
【0017】これにより、蒸気が餅米全体に効率的に供
給され、餅米の蒸し処理を均一に仕上げることができる
ようになる。
【0018】請求項2の構成によれば、蒸す工程におい
て、蒸す工程の開始から所定の蒸し処理を行った後、蒸
気発生手段の動作を所定時間停止して餅米の蒸らし処理
を行う。即ち、蒸す工程において蒸気発生手段による餅
米への蒸気の供給が停止したら、ただちに蒸す工程を終
了するのではなく、蒸気の供給を停止した後、しばらく
その状態で放置する所謂蒸らし処理を行った後、蒸す工
程を終了する。
【0019】これにより、蒸気の供給時間が完了した
後、所定時間の蒸らし処理中に、餅米に熱や湯気が十分
に行き渡るようになり、このことからも餅米の蒸しを均
一にできるようになる。
【0020】請求項3の構成によれば、パンの製造を行
うことができる卓上型調理器において、上記と同様の作
用効果を得ることができる。
【0021】請求項4の構成によれば、つく工程時に加
熱手段が通電されて調理容器内の餅米が所定温度に保温
される。これにより、餅米を搗くのに最も適した温度に
維持できるようになるので、つく工程中に餅の温度が低
下して餅が固くなるのを防ぐことができる。従って、餅
米の量、外気温等の状態に係わらず、均質な搗き上がり
の餅を得られるようになる。
【0022】請求項5の構成によれば、つく工程の途中
からつく工程の終了までの間、加熱手段を停止させる。
即ち、加熱手段による加熱は、つく工程の途中までしか
行われない。つく工程中に餅米の温度が過剰に低下する
と、餅米が堅くなり、モータに過大な負荷が加わった
り、搗き上がった餅の仕上がり状態が悪くなるので、ヒ
ータの加熱により保温するのであるが、一方で、加熱し
過ぎると乾燥するので餅米に含まれた水分が必要以上に
逃げ出し、搗き上がった餅の美味しさが損なわれる恐れ
がある。この構成のように、つく工程の途中でヒータの
通電を終了させることで、餅の乾燥を防ぎ、良好な仕上
がりを得ることが可能となる。
【0023】請求項6の構成によれば、パンの焼成を実
行する際に使用するヒータを、つく工程の保温の際に使
用するヒータに兼用して利用することができるようにな
り、コストダウンになる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1ないし図13は本発明の一実
施形態にかかり、図1は、調理器の外観を示す斜視図、
図2は、パン用調理容器を装着した調理器の縦断正面
図、図3は、餅用調理容器を装着した調理器の縦断正面
図、図4は、調理器の構成を示すブロック図、図5は、
パッキンの拡大断面図、図6は、操作表示パネル周辺の
拡大断面図、図7は、操作表示パネルの平面図、図8
は、ボイラーの水容器に対する調理容器のロック前状態
を示す説明図、図9は、ボイラーの水容器に対する調理
容器のロック後の状態を示す説明図、図10は、調理器
の動作を説明するフローチャート、図11はひたす工程
の動作を説明するフローチャート、図12は蒸す工程の
動作を説明するフローチャート、図13はつく工程の動
作を説明するフローチャートである。
【0025】図中、Aは調理器の全体を示し、1はケー
ス、2は開閉蓋、3は操作表示パネル、4は焼成槽、5
は焼成ヒータ、6は蒸気発生手段としてのボイラー、
7,8はホッパと呼ばれる2種類の調理容器、9はモー
タ、10は動力伝達ユニット、11は制御ユニットであ
る。
【0026】ケース1は、長方体形状に形成されてお
り、その上面において長手方向約2/3の領域が開口さ
れ、この上方開口部に開閉蓋2が上向きに開閉可能に取
り付けられている。このケース1の上方開口部には、開
閉蓋2の開閉状態を検知する蓋スイッチ14が設けられ
ている。蓋スイッチ14は、図6に示すように、開閉蓋
2を閉じたときに可動ピン14aが押圧操作されてオン
状態になる一方、開閉蓋2を開けたときに可動ピン14
aが復帰操作されてオフ状態になる。
【0027】操作表示パネル3は、ケース1の上面にお
いて残り約1/3の領域に配設されており、各種のキー
やランプが設けられている。キーは、パン製造を自動運
転させるためのスタートキー31、餅米を水にひたすた
めのひたすキー32、もち米を蒸すためのむすキー3
3、蒸した餅米をつくためのつくキー34、取り消しキ
ー35などがある。また、ランプは、スタートキー31
のオン・オフ操作に応じて点灯・消灯するパン製造運転
ランプ36、ひたすキー32のオン・オフ操作に応じて
点灯・消灯するひたす運転ランプ37、むすキー33の
オン・オフ操作に応じて点灯・消灯するむす運転ランプ
38、つくキー34のオン・オフ操作に応じて点灯・消
灯するつく運転ランプ39などがある。また、31aは
パン製造におけるパンの種類を選択するメニューキー、
31bはメニュー、31cはメニューキーによって選択さ
れたメニュー番号やタイマー予約の予約時刻が表示され
る表示部、31dはタイマー予約の設定ボタンである。
【0028】焼成槽4は、パン生地を焼き上げる雰囲気
を作るもので、ケース1の内部において上方開口部に対
応する領域に配設されている。この焼成槽4の周壁に
は、焼成槽4内部の雰囲気温度を検出する雰囲気温度セ
ンサ15が設けられている。
【0029】焼成ヒータ5は、焼成槽4の内部の雰囲気
温度を調節するもので、焼成槽4の底部寄りの内周壁に
沿って設けられている。
【0030】ボイラー6は、焼成槽4の底部に設置され
かつ平面視ほぼ小判形に形成されて上方が開口した水容
器61と、水容器61の底部外周に取り付けられて水容
器61内の水を蒸発させるボイラーヒータ62とからな
る。水容器61の中心領域には、円筒壁63が設けられ
ており、この円筒壁63の上下方向中間の水平壁にスピ
ンドル軸12が回転可能に上下貫通されている。このス
ピンドル軸12の上方突出端には駆動ギヤ13が固定さ
れている。なお、ボイラー6の水容器61の底部外面に
は、蒸し温度を検出する蒸し温度センサ16が設けられ
ている。
【0031】2つの調理容器7,8は、いずれも、焼成
槽4の内部でボイラー6の上方に取り外し可能に装着さ
れるものであり、後で詳細に説明するが、一方がパン製
造に用いられ、他方が餅製造や蒸し調理に用いられる。
【0032】モータ9は、ボイラー6に設けられるスピ
ンドル軸12を動力伝達ユニット10を介して回転駆動
するもので、ケース1の内部において操作表示パネル3
の下方の領域に配設されている。
【0033】動力伝達ユニット10は、ケース1の内底
部の全域に設けられ、モータ9の回転動力を上記スピン
ドル軸12に伝達するもので、モータ9の出力軸に固定
されるプーリ101と、上記スピンドル軸12の下端に
取り付けられるプーリ102と、両プーリ101,10
2に巻き掛けられる無端ベルト103とから構成されて
いる。
【0034】制御ユニット11は、下記するパン製造に
関する動作および餅製造に関する動作を制御するもの
で、ケース1において操作表示パネル3とモータ9との
間の領域に配設されている。この制御ユニット11は、
図4に示すように、CPU、ROM、RAMなどからな
るマイクロコンピュータ111と、I/O回路部112
と、モータ駆動回路部113と、ヒータ駆動回路部11
4と、ボイラー駆動回路部115とを具備している。こ
のマイクロコンピュータ111が制御手段に相当する。
【0035】ここで、上述した2つの調理容器7,8の
構成について詳細に説明する。これらの調理容器7,8
のうち、餅用の調理容器8の底部には上下に貫通する複
数の蒸気導入孔81を設けているが、パン用の調理容器
7の底部には蒸気導入孔を設けていない。これが2つの
調理容器7,8の主たる相違点である。なお、図1に示
すように、餅用の調理容器8には、その上方開口に対し
て着脱可能な閉じ蓋19が付属品として備えている。こ
の閉じ蓋19は、蒸し調理を行うときに利用される。
【0036】これらの調理容器7,8は、1斤半の食パ
ンに対応する形状つまり長方体形状に形成されていて、
餅用の調理容器8の方がパン用の調理容器7よりもひと
回り小さい外形寸法に設定されることによって、パン用
の調理容器7の内部に餅用の調理容器8を嵌入収納でき
るようになっている。
【0037】これらの調理容器7,8の底部中心には、
回転軸71,82が上下貫通する状態で設けられてい
る。この回転軸71,82の上方突出端には、パン材料
あるいは餅材料をこねるための撹拌ブレード17,18
が着脱され、また、回転軸71,82の下方突出端に
は、上記スピンドル軸12の駆動ギヤ13に対して噛合
する従動ギヤ72,83が取り付けられている。
【0038】また、両調理容器7,8の底部外面には、
ボイラー6の水容器61に対して固定するための台座7
3,84が設けられている。この台座73,84は、上
述したボイラー6の水容器61に対して被されて水容器
61を密封する蓋の役割をなす形状に形成されている。
【0039】調理容器7,8を焼成槽4内のボイラー6
に対して不動に固定するために、図8および図9に示す
ように、調理容器7,8の台座73,84の長手方向両
端の外面に係止爪74,85が2つずつ計4つ設けられ
ていて、ボイラー6の水容器61に形成される基台部6
4の長手方向両端の上面に前述の係止爪74,85が引
っ掛けられる係合部65が設けられている。この調理容
器7,8をボイラー6に対して固定するときは、調理容
器7,8の台座73,84を、ボイラー6の水容器61
に被せた状態で、係止爪74,85を係合部65に対し
て係合させてから、調理容器7,8を若干所要方向(図
9では時計方向)に回すことにより、係止爪74,85
を係合部65にロックできるようになっている。このよ
うなロック動作を可能とするために、台座73,84の
外形を、水容器61の外形よりも大きく設定しており、
調理容器7,8の台座73,84でボイラー6の水容器
61を密封するために、台座73,84の周壁下端を水
容器61の基台64上の外周に装着されているパッキン
20に対して圧接させるようになっている。
【0040】図5はパッキン20の断面図を示す図で、
図8のA−A'断面を表す。パッキン20は軟質ゴムか
らなり、断面略逆U字形状をした中空状をなし、基台6
4上の外周に形成された溝64a内にパッキン20の下
方開口端20aを嵌入して取り付けられている。そし
て、台座73,84を水容器61に装着したとき、台座
73,84の周壁下端がパッキン20の頂部20bに圧
接し、このとき、パッキン20が中空構造であるので、
台座73,84の周壁下端の形状に合わせて変形しやす
く、しっかりと密着するようになる。従って、水容器6
1からの蒸気漏れを効果的に防止できるようなる。これ
により、水容器で発生した蒸気をすべて無駄なく調理容
器8内に供給できるようにでき、餅米などの蒸し処理を
効率的に行えるようになる。
【0041】パン用の調理容器7については、図2に示
すように、餅製造時にパン用の調理容器7を間違って使
用すると、パン用の調理容器7の底部には餅用の調理容
器8のように蒸気導入孔81が設けられていないので、
ボイラー6から発生する蒸気でもって内圧が上昇するこ
とを考慮し、その台座73の一部に蒸気逃がし孔75を
設けている。
【0042】餅用の調理容器8は、図3に示すように、
その台座84の周壁に識別用突片86が設けられ、パン
用の調理容器7には、この識別用突片が設けられていな
い。これに関連して、焼成槽4の底部の所要位置には、
前記餅用の調理容器8の識別用突片86でオン操作され
る調理容器識別スイッチ21が設けられている。
【0043】攪拌ブレード17、18は材料の混練性を
考慮して、パンの製造に使用する所謂こね羽根17と餅
を製造するときに使用する所謂つき羽根18とで異なる
形状に形成されている。このような形状の異なる攪拌ブ
レード17、18を各調理容器に対して誤装着すると困
るので、この実施形態では、攪拌ブレード17、18そ
れぞれの軸装着穴の断面形状と、調理容器7,8の回転
軸71、82それぞれの上端部分断面形状が互いに異な
る形状に設定されており、攪拌ブレードの誤装着を防止
している。
【0044】次に、上述した調理器Aの動作について図
10〜図13のフローチャートを用いて説明する。
【0045】まず、電源が投入されると、ステップS1
〜S4で操作表示パネル3のスタートキー31、ひたす
キー32、むすキー33、つくキー34のうちのいずれ
かのキーが操作されるのを待つ。
【0046】つまり、ユーザーは、パンを製造する場合
にはスタートキー31を押し、餅を製造する場合には、
ひたすキー32、むすキー33、つくキー34を各工程
の終了ごとに順番に押す必要がある。但し、パン製造時
には、焼成槽4に対してパン用の調理容器7を装着し、
餅製造時には、焼成槽4に対して餅用の調理容器8を装
着する必要がある。
【0047】(a) スタートキー31が操作される
と、ステップS11〜S12でパン製造の自動運転を実
行する。この場合、前準備として、ユーザーがパン用の
調理容器7内にパン生地(小麦粉、水、イースト菌な
ど)を入れ、所望のメニューの選択、出来上がり時間の
タイマー設定を行う必要がある。このパン製造の自動運
転では、混練処理、一次発酵処理、ガス抜き処理、生地
休め処理、生地丸め処理、成形発酵処理、焼成処理、保
温処理を、この記載順に連続して行う。
【0048】なお、混練処理では、モータ9を5分間だ
け所定時間おきにオン・オフ駆動し、その後、モータ9
を20分間連続駆動して撹拌ブレード17を回転させる
ことによりパン材料をこねる。一次発酵処理では、焼成
ヒータ5により焼成槽4内部の雰囲気温度を30℃に保
ち、40分間放置する。ガス抜き処理では、モータ9を
10秒間連続駆動して撹拌ブレード17を回転させるこ
とによりパン生地からガスを抜く。生地休め処理では、
焼成ヒータ5により焼成槽4内部の雰囲気温度を30℃
に保ち、25分間放置する。生地丸め処理では、モータ
9を15秒間連続駆動して撹拌ブレード17を回転させ
ることによりパン生地を丸める。成形発酵処理では、焼
成ヒータ5により焼成槽4内部の雰囲気温度を30℃に
保ち、適宜時間(30〜70分間の範囲)放置する。焼
成処理では、焼成ヒータ5により焼成槽4内部の雰囲気
温度を125℃に保ち、40分間放置する。保温処理で
は、焼成槽4内部の雰囲気温度を先の焼成処理時の雰囲
気温度から80℃にまでゆっくり低下させる。このと
き、最長60分間の範囲で焼成ヒータ5をオン・オフ制
御する。
【0049】(b) ひたすキー32が操作されると、
ステップS5〜S6で餅米に必要な水分を含ませるよう
に所要時間ひたす、ひたす工程を行う。この場合、前準
備として、ユーザーが餅米を洗い、パン用の調理容器7
に入れて、所要量の水を入れる必要がある。図11はひ
たす工程の手順を示すフローチャートである。このひた
す工程は、次に行う蒸す工程に先立って餅米に水分を含
ませるために行われる制御であり、ユーザーによってひ
たすキーが押されて、マイクロコンピュータ111に信
号が入力されたことに応答して開始される。ひたす工程
が開始されると、雰囲気温度センサ15の出力が調べら
れて、焼成槽4内の雰囲気温度が50℃未満であるか否
かが判断される(ステップ20)。ひたす工程が開始さ
れた直後は、通常、焼成槽内の温度は冷めている状態で
あるから、ステップ1の50℃未満であるか否かの判断
は肯定される(ステップ20でYES)。焼成槽4内の
温度が50℃未満であると判断されると、焼成ヒータ5
に通電されてホッパー内の餅米の加熱が行われる(ステ
ップ21)。
【0050】そして、オペレータによって取消しキーが
操作されたか否かが判断され(ステップ22)、オペレ
ータによって取消しキーが操作されずに続けられた場合
には、ひたす工程が開始されてからの所要時間が経過し
たか否かが判断される(ステップ23)。
【0051】ひたす工程開始から所要時間が経過してい
ない場合には、ステップ20に戻り、焼成槽4内の温度
が常に監視されつつ、焼成ヒータによる加熱が行われ
る。ステップ20において、焼成槽4内の温度が50℃
未満であるか否かの判断が否定されると焼成ヒータへの
通電がオフされ(ステップ24)、以後、ステップ22
で取消しキーが操作されるか、あるいはステップ23で
所要時間が経過するまで焼成槽内の温度が50℃未満と
なるようにヒータの通電が制御される。そして、ステッ
プ23において所要のひたす工程の時間が経過したと判
断されるとひたす工程が終了する。尚、上記の実施例の
蒸す工程においては、餅米の攪拌を2回行っているが、
攪拌回数は1回でも良いし、複数回行っても良い。
【0052】(c) むすキー33が操作されると、ス
テップS7〜S8でボイラー6を駆動することにより、
上記(b)などで水分を含ませた餅米を蒸す蒸す工程を
行う。この場合の準備としては、水分を含ませた餅米を
餅用の調理容器8に入れ、ボイラー6の水容器61に対
して所要量の水を入れる必要がある。
【0053】図12は蒸す工程の手順を示すフローチャ
ートである。この蒸す工程は、次に行うつく工程に先立
って餅米を蒸すために行われる制御であり、ユーザーに
よって蒸すキーが押されて、マイクロコンピュータ11
1に信号が入力されたことに応答して開始される。蒸す
工程が開始されると、ボイラー6のヒータ62に通電さ
れ、水容器61内の水の加熱が行われる(ステップ3
0)。そして、蒸す工程を開始してから7分または10
分が経過したか否かが判断される(ステップ31)。
【0054】蒸す工程を開始してからの経過時間が7分
又は10分ではないと判断されると、ステップ34に進
み、ボイラー内の水が無くなったか否かが判断される
(ステップ34)。ボイラ内の水の有無はボイラー6に
設けられた温度センサ16の検知温度が所定値に到達し
たか否かで判断される。即ち、ボイラー内の水がすべて
蒸発してなくなると、ヒータによる加熱でボイラ−6が
空焚き状態となる為、温度が急上昇する。このときの温
度上昇値を温度センサでもって検出し、これによってボ
イラー6内の水が無くなったことを検知する。ボイラー
6内の水がなくなるまでは、ステップ34からステップ
31へと戻り、ステップ31〜ステップ34処理が繰り
返されて、調理容器8内の餅米に蒸気が供給される。
【0055】加熱が進み、蒸す工程を開始してから7分
または10分が経過すると(ステップ31でYES)、
モータが通電され10秒間の間、攪拌ブレード18が回
転駆動されて、調理容器8内の餅米が攪拌される(ステ
ップ32)。
【0056】その後、ボイラー内の水がすべて蒸発する
と(ステップ34でYES)、ボイラーヒータ62の通
電がオフされ、餅米の蒸し処理が終了する(ステップ3
5)。マイクロコンピュータ111は、このようなボイ
ラーヒータ62及びモータ9の制御を行う蒸し処理を行
ったあとに、取消しキー35が操作されたか否かを判断
し(ステップ36)、取消しキー35が操作されていな
い場合には、ボイラーヒータ62の通電がオフされてか
ら(蒸し処理が終了してから)の時間が5分経過したか
否かを判断する(ステップ37)。経過時間が5分経過
していない場合は、ステップ35へと戻り、ステップ3
5〜37の処理を繰り返し実行する。これにより、ボイ
ラーヒータ62がオフされた状態で、焼成槽4及び餅米
自身の余熱によって餅米の蒸らし処理が5分間の間行わ
れる。
【0057】そして、5分間の蒸らし処理が終了すると
(ステップ37でYES)、蒸す工程が終了する。そし
て、蒸す工程が終了したことの報知が行われる。尚、上
記の実施例の蒸す工程においては、餅米の攪拌を2回行
っているが、攪拌回数は1回でも良いし、複数回行って
も良い。また、上記蒸す工程では、餅米を搗くための攪
拌ブレード所謂つき羽根18を使用して攪拌している
が、パン製造用のこね羽根を使用しても良いし、その
他、蒸し処理中の餅米を攪拌できる羽根であればどのよ
うな形状のものでもよい。
【0058】(d) つくキー34が操作されると、ス
テップS9〜S10で上記パン製造での混練工程と同
様、調理容器8の撹拌ブレード18をモータ9および動
力伝達ユニット10により回転駆動することにより、調
理容器8内の蒸した餅米をこねてつき上げる、つく工程
を行う。図13はつく工程を示すフローチャートであ
る。このつく工程は、ユーザーによってつくキー34が
押されて、マイクロコンピュータ111に信号が入力さ
れたことに応答して開始される。つく工程が開始される
と、モータ9が通電され攪拌ブレード18が回転駆動
し、餅を搗き始め(ステップ40)、つく工程開始から
14分が経過したか否かが判断される(ステップ4
1)。14分が経過していない場合は(ステップ41で
No)、焼成ヒータ5がオンしているか否かの判断が行
われる(ステップ45)。焼成ヒータ5がオフしている
場合は(ステップ45でNO)、焼成ヒータ5をオンし
て焼成槽4の加熱が開始される(ステップ47)。一
方、ステップ45で焼成ヒータ5がオンしている場合
は、焼成ヒータ5がオフされる(ステップ46)。
【0059】そして、ユーザーによって取消しキー35
がオンされたか否かを判断し(ステップ48)、取消し
キー35がONされた場合は、つく工程を終了しメイン
ルーチンへ戻り、取消しキー35の操作が否定される
と、焼成ヒータ5がオンしてから(又はオフしてから)
の経過時間が2分間経過したか否かが判断される(ステ
ップ49)。焼成ヒータ5がオン(又はオフ)してから
2分間経過していない場合は(ステップ49でNO)、
ステップ48に戻り、取消しキー35の操作を確認しつ
つ、焼成ヒータ5のオン(又はオフ)が2分間継続され
る(ステップ48,49)。
【0060】そして、焼成ヒータ5がオン(又はオフ)
してから2分間経過すると(ステップ49でYES)、
ステップ41に戻り、つく工程が開始されてから14分
経過していない場合はステップ41そしてステップ45
〜ステップ49の処理を繰り返し行う。つまり、つく工
程スタートからの経過時間が14分までは、2分ごとに
焼成ヒータ5の通電がオン/オフ制御され、焼成槽を保
温しながら餅米の搗き処理が行われる。
【0061】その後、餅米の搗き処理が進み、つく工程
の開始からの経過時間が14分経過したと判断された場
合(ステップ41でYES)、焼成ヒータ5の通電をオ
フし焼成槽4の保温を終了する(ステップ42)。そし
て、ユーザーによって取消しキー35が操作されたか否
かの判断を行い(ステップ43)、取消しキー35のオ
ン操作が行われた場合は、つく工程を終了してメインル
ーチンへ戻り(ステップ43でYES)、取消しキー3
5が操作されていない場合は(ステップ43でNO)、
つく工程の開始からの経過時間が20分経過したか否か
の判断が行われる(ステップ44)。
【0062】つく工程開始からの経過時間が20分経過
していない場合は、ステップ41へと戻り、ステップ4
1〜44の処理を繰り返し実行する。これにより、餅米
の不必要な乾燥を防止しつつ、餅米の搗きが20分まで
の残りの時間行われる。そして、20分間のつく工程が
終了すると(ステップ44でYES)、つく工程を終了
し、メインルーチンへ戻り、つく工程が終了したことの
報知を行う。
【0063】このように、1台の調理器Aでもって、パ
ン製造、餅製造ならびに蒸し調理を行うことができるな
ど、使い勝手の良いものになっている。
【0064】尚、上記(d)のつく工程において、焼成
槽4の保温のために焼成ヒータ5の通電を2分ごとにオ
ン/オフ通電するようにしているが、例えば、焼成槽4
内の温度を検出する温度センサー15の検出温度に基づ
き、予め決められた所定温度に到達したら焼成ヒータ5
の通電をオフし、所定温度以下になったら焼成ヒータ5
の通電をオンするように制御して、焼成槽4内の温度を
常に所定温度付近に維持するようにしても良い。
【0065】また、上記つく工程では、つく工程が始ま
ってから14分間だけ焼成ヒータ5をオン/オフ通電し
て焼成槽4の保温を行うよう制御しているが、つく工程
の開始から終了まで焼成ヒータ5による保温制御を行っ
ても良いし、つく工程の後期だけ保温制御を行っても、
餅米の温度低下を防止できる。
【0066】
【発明の効果】請求項1にかかる卓上型調理器では、調
理容器内の餅米が攪拌ブレードにより掻き混ぜられるの
で、蒸気発生手段により生成された蒸気が、調理容器内
の餅米の隅々にまで行き渡り、蒸気が餅米全体に均一に
供給されるようになる。特に、攪拌ブレードを間欠的に
駆動することにより、餅米の配置が適度に入れ替えられ
るので、供給された蒸気が餅米に効果的に作用する。こ
れにより、蒸気が餅米全体に効率的に供給され、餅米の
蒸し処理を均一に仕上げることができるようになる。
【0067】請求項2にかかる卓上型調理器では、蒸気
の供給を停止した後、しばらくその状態で放置する所謂
蒸らし処理を行った後、蒸す工程を終了するので、蒸気
の供給時間が完了した後、所定時間の蒸らし処理中に、
餅米に十分に熱や湯気が行き渡るようになり、このこと
からも餅米の蒸しを均一にできるようになる。
【0068】請求項3にかかる卓上型調理器では、パン
の製造をできる卓上型調理器において、餅米の蒸し処理
を均一にできるようになる。
【0069】請求項4にかかる卓上型調理器では、つく
工程時に加熱手段が通電されて調理容器内の餅米が所定
温度に保温される。これにより、餅米を搗くのに最も適
した温度に維持できるようになるので、つく工程中に餅
の温度が低下して餅が固くなるのを防ぐことができる。
従って、餅米の量、外気温等の状態に係わらず、均質な
搗き上がりの餅を得られるようになる。
【0070】請求項5にかかる卓上型調理器では、つく
工程の途中でヒータの通電を終了させることで、餅の乾
燥を防ぎ、良好な仕上がりを得ることが可能となる。
【0071】請求項6にかかる卓上型調理器では、パン
を焼成するときに使用するヒータと餅を搗くときのつく
工程時の保温に使用するヒータとを兼用できるので、コ
ストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の卓上型調理器の外観を示
す斜視図
【図2】同実施形態のパン用調理容器を装着した卓上型
調理器の縦断正面図
【図3】同実施形態の餅用調理容器を装着した卓上型調
理器の縦断正面図
【図4】同実施形態の卓上型調理器の構成を示すブロッ
ク図
【図5】パッキンの拡大断面図
【図6】同実施形態の卓上型調理器の操作表示パネル周
辺の拡大断面図
【図7】同実施形態の卓上型調理器の操作表示パネルの
表面図
【図8】同実施形態のボイラーの水容器に対する調理容
器のロック前状態を示す説明図
【図9】同実施形態のボイラーの水容器に対する調理容
器のロック後状態を示す説明図
【図10】同実施形態の卓上型調理器の動作を説明する
フローチャート
【図11】ひたす工程の動作を説明するフローチャート
【図12】蒸す工程の動作を説明するフローチャート
【図13】つく工程の動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
7,8 調理容器 17,18 攪拌ブレード 10 駆動手段 5 加熱手段 6 蒸気発生手段(ボイラー) 111 制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 4B040 AA03 AA08 AB08 AC01 AC14 AC15 AC16 AD04 AD07 AE02 AE05 CA05 CA16 LA19 LA20 NB03 NB29 4B053 AA01 BA13 BC12 BE04 BE13 BE14 BF03 BF14 BJ03 BJ12 BK32 BK36 BK54 BK58 BL07 4B055 AA22 AA50 BA28 BA35 BA76 CA02 CD02 CD22 CD59 DB03 GB33 GB36 GD01 GD02 GD06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内空間に装着され上方に開口を有す
    る調理容器と、調理容器の内底部に貫通して設けられ上
    端に撹拌ブレードが装着される回転軸と、前記調理容器
    の下方に設けられ前記調理容器の回転軸を回転駆動する
    駆動手段と、前記調理容器内に蒸気を供給する蒸気発生
    手段と、前記蒸気発生手段への通電を制御する制御手段
    とを設け、この制御手段により蒸気発生手段に通電して
    調理容器内の餅米を蒸す蒸す工程を行う卓上型調理器に
    おいて、 前記制御手段は、蒸す工程において、蒸気発生手段を動
    作させて発生した蒸気を調理容器内に供給しつつ、所要
    の休止期間をはさんで駆動手段に通電して攪拌ブレード
    を間欠的に回転駆動させることを特徴とする卓上型調理
    器。
  2. 【請求項2】ケース内空間に装着され上方に開口を有す
    る調理容器と、 調理容器の内底部に貫通して設けられ上端に撹拌ブレー
    ドが装着される回転軸と、 前記調理容器の下方に設けられ前記調理容器の回転軸を
    回転駆動する駆動手段と、 前記調理容器内へ蒸気を供給する蒸気発生手段と、 要求に応じて上記各構成要素の動作を制御して、 調理容器内に投入された餅米を蒸す蒸す工程と、蒸され
    た餅米を搗くつく工程とを選択的に実行可能な制御手段
    とを備え、 前記制御手段は、蒸す工程において、蒸気発生手段を動
    作させて餅米の蒸し処理を行った後、蒸気発生手段の動
    作を所定時間停止して餅米の蒸らし処理を行うことを特
    徴とする卓上型調理器。
  3. 【請求項3】前記ケース内空間の雰囲気温度を調節する
    加熱手段を設け、前記制御手段は調理容器に投入された
    パン材料の混練、発酵、焼成を自動的に実行する製パン
    コースを実行可能にしたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の卓上型調理器。
  4. 【請求項4】ケース内空間に装着され上方に開口を有す
    る調理容器と、 調理容器の内底部に貫通して設けられ上端に撹拌ブレー
    ドが装着される回転軸と、 前記調理容器の下方に設けられ前記調理容器の回転軸を
    回転駆動する駆動手段と、 ケース内空間に設けられてケース内空間の雰囲気温度を
    調節する加熱手段と、 上記駆動手段への通電を制御する制御手段とを設け、こ
    の制御手段により駆動手段に通電して攪拌ブレードを回
    転させ、調理容器内の蒸された餅米を搗くつき工程を行
    う卓上型調理器において前記制御手段は、つく工程にお
    いて、調理容器内の餅米を所定温度に保温すべく、前記
    加熱手段を動作させることを特徴とする卓上型調理器。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、つく工程の途中からつく
    工程の終了までの間、加熱手段を停止することを特徴と
    する請求項4に記載の卓上型調理器。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、駆動手段と加熱手段への
    通電を制御して、調理容器に投入されたパン材料の混
    練、発酵、焼成を自動的に実行する製パンコースを実行
    可能としたことを特徴とする請求項4又は5に記載の卓
    上型調理器。
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