JP6436334B2 - 自動製パン器 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭等で使用される自動製パン器に関するものである。
近年、いろんな種類のパンを製造する自動製パン器が普及していて、その中でも副材料をマーブル状に点在する自動製パン器として、例えば、特許文献1に開示されたものが提案されている。
図4は、特許文献1に記載された従来の自動製パン器における調理シーケンス図を示すものである。図4において、ドライイースト以外の製パン材料と水を混練する前練り工程(A)と、混練したパン生地に、ドライイーストを投入して、後練り工程(B)により、ドライイーストとパン生地とを混練し、発酵工程(C)で、パンを発酵させ、副食材投入工程(D)により、副食材を投入する。その後、発酵工程(E)および、焼き上げ工程(F)を実行し、パンを焼き上げ、焼き上げられたパンは、投入した食材の形をそのまま残し、かつ、マーブル状に点在したパンが得られることが開示されている。
特開平8−187181号公報
しかしながら、前記従来の自動製パン器の調理シーケンスでは、副食材投入工程(D)の副食材投入後、発酵工程(E)および焼き上げ工程(F)を実行するのみであるため、副食材がパンの内部にマーブル状に点在する可能性が低いものである。例えば、副食材投入工程(D)において、副食材をパンケースに配されているパン生地の上方から投入したと仮定すると、出来上がったパンの上部に副食材が投入された位置の近傍で点在したパンが得られることが想定できるものである。つまり、従来の自動製パン器では、副材料をパン内部に、均一に混ぜ合わせかつ、不均一に副材料が存在するマーブル状のパンを焼き上げることができないという課題を有していた。
本発明の自動製パン器は、前記従来の課題を解決するもので、副材料をパン内部に、均一に混ぜ合わせかつ、不均一に存在するマーブル状のパンを焼き上げることができる自動製パン器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の自動製パン器は、機器本体の内部に設けられた加熱室内に収納され、調理材料を収容する調理容器と、前記調理容器内で回転するこ
とにより、当該調理容器内の前記調理材料を混練する練り羽根と、前記練り羽根の回転駆動力を発生させるモータと、前記練り羽根により前記調理材料を混練する練り工程を実行するように前記モータを制御する制御部と、を有する自動製パン器であって、前記制御部は、前記練り工程の開始から予め設定した第1の期間、前記モータを第1の回転速度で回転させる第1の工程と、前記第1の工程後に、前記第1の工程後から予め設定した第2の期間、前記モータを前記第1の回転速度より速い260rpmの前後10%以内の第2の回転速度で回転させた工程後に、パン副材料を前記調理容器に投入する副材料投入工程と、前記副材料投入工程後に、前記副材料投入工程後から予め設定した第3の期間、前記モータを前記第1の回転速度より速く、かつ前記第2の回転速度より遅い120rpm以内である第3の回転速度で回転させる第3の工程と、を備えたものである。
これによって、副材料投入工程後のモータの回転速度を遅い回転で回転させることにより、副材料をパン内部に、均一に混ぜ合わせかつ、不均一に存在するマーブル状のパンを焼き上げることができる。
本発明の自動製パン器は、ペースト状もしくは、粉末の材料である副材料をパン内部に、均一に混ぜ合わせかつ、不均一に存在するマーブル状のパンを焼き上げることができる。
本発明の実施の形態1にかかる自動製パン器の断面図 本発明の実施の形態1にかかる自動製パン器のマーブル食パンの調理シーケンス図 本発明の実施の形態1にかかる自動製パン器のマーブル食パン(ココアパン)の断面図 従来の自動製パン器の調理シーケンス図
第1の発明は、機器本体の内部に設けられた加熱室内に収納され、調理材料を収容する調理容器と、前記調理容器内で回転することにより、当該調理容器内の前記調理材料を混練する練り羽根と、前記練り羽根の回転駆動力を発生させるモータと、前記練り羽根により前記調理材料を混練する練り工程を実行するように前記モータを制御する制御部と、を有する自動製パン器であって、前記制御部は、前記練り工程の開始から予め設定した第1の期間、前記モータを第1の回転速度で回転させる第1の工程と、前記第1の工程後に、前記第1の工程後から予め設定した第2の期間、前記モータを前記第1の回転速度より速い260rpmの前後10%以内の第2の回転速度で回転させた工程後に、パン副材料を前記調理容器に投入する副材料投入工程と、前記副材料投入工程後に、前記副材料投入工程後から予め設定した第3の期間、前記モータを前記第1の回転速度より速く、かつ前記第2の回転速度より遅い120rpm以内である第3の回転速度で回転させる第3の工程と、を備えた自動製パン器とすることにより、副材料投入工程後のモータの回転速度を遅い回転で回転させることにより、副材料をパン内部に、均一に混ぜ合わせかつ、不均一に存在するマーブル状のパンを焼き上げることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、制御部は、パン副材料を調理容器に投入する副材料投入工程の期間には、モータによる練り羽根の回転駆動力を発生させないように制御することにより、パン副材料が調理容器の外へ飛び散ることを防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態にかかる自動製パン器の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる自動製パン器の断面図であり、図2は、マーブル食パンの調理シーケンス図であり、図3は、マーブル食パンの断面図である。
図1の自動製パン器において、内部に加熱室1aが設けられた有底筒状の樹脂製の本体1を備えている。本体1の下部には、シャーシ2が取り付けられている。シャーシ2には、駆動部の一例であるモータ3と、容器支持台4とが取り付けられている。
モータ3は、プーリやベルトなどを含む伝達機構5を介して、容器支持台4に回転可能に支持されたコネクタ下6に回転力を与える。コネクタ下6は、調理容器7の下部に回転可能に支持されたコネクタ上8と係合可能に構成されている。調理容器7は、加熱室1a内に収納され、パンなどの調理材料を収容する着脱可能な容器である。また、調理容器7は、コネクタ下6とコネクタ上8とが係合することで容器支持台4上に取り付けられる一方、コネクタ下6とコネクタ上8との係合が外されることで加熱室1aから取り外し可能である。
コネクタ上8は、調理容器7の底壁から上方に向けて突出するように取り付けられている。コネクタ上8の先端部には、調理容器7内に収容された調理材料を混錬するための練り羽根9が着脱可能に取り付けられている。練り羽根9は、モータ3の回転力が伝達機構5に伝達され、コネクタ下6及びコネクタ上8が回転することで回転駆動する。
調理容器7の上端部には、図1に示すように、調理容器7の上部開口部よりも上方に突出する把手取付部7aが少なくとも2箇所設けられている。これらの把手取付部7aには、貫通孔が設けられており、当該貫通孔に略半円弧状の把手7bが回動可能に取り付けられている。これにより、調理容器7の着脱及び持ち運びが容易になっている。
加熱室1aには、調理容器7を加熱する加熱部の一例であるヒータ11と、加熱室1a内の温度を検知する温度検知部の一例である温度センサ12とが設けられている。ヒータ11は、容器支持台4上に取り付けられた調理容器7の下部を、隙間を空けて包囲するように配置されている。ヒータ11としては、例えば、シーズヒータを用いることができる。温度センサ12は、加熱室1a内の平均的な温度を検知することができるように、ヒータ11から少し離れた位置に配置されている。
本体1の上部には、本体1の上部開口部を開閉可能な蓋13が回動可能に取り付けられている。蓋13は、蓋本体14と、外蓋15とを備えている。蓋本体14には、ドライイ
ーストを収納するイースト容器17が取り付けられていて、イースト容器17は、調理容器7の上方に配置されている。また、イースト容器17の底壁は、イースト容器17に収容されたドライイーストを調理容器7内に投入することができるように、蓋本体14の底壁14aに対して回動可能に取り付けられた開閉弁17aで構成されている。開閉弁17aは、ソレノイド18に接続され、ソレノイド18が駆動することにより開放される。外蓋15は、イースト容器17の上部開口部を開閉可能に取り付けられている。
本体1の上部には、複数の調理コースから特定の調理コースを選択可能な選択と、選択された情報などの各種情報を表示する表示操作部20が設けられている。表示操作部20は、各種動作の開始又は停止、タイマー設定なども行うことができるように構成されている。調理コースには、例えば、食パンコース及びマーブル食パンコースなどの調理コースなどが含まれる。なお、本字氏の形態において、マーブル食パンコースとは、大理石を模した模様をパン内部に混ぜ込んだパンを焼き上げるコースをいう。
また、本体1には、自動製パン器の持ち運びを容易にするためのハンドル22と、各部の駆動を制御する制御部25とが設けられている。制御部25には、複数の調理コースに対応する調理シーケンスが記憶されている。調理シーケンスとは、練り、ねかし、発酵、焼き上げなどの各調理工程を順に行うにあたって、各調理工程においてヒータ11の通電時間、温調温度、練り羽根9の回転速度、ソレノイドの駆動タイミングなどが予め決められている調理の手順のプログラムをいう。制御部25は、選択部にて選択された特定の調理コースに対応する調理シーケンスと温度センサ12の検知温度とに基づいて、モータ3、ヒータ11、開閉板17aを開放するソレノイド18の駆動を制御する。
次に、前記のように構成された本実施形態にかかる自動製パン器を用いてマーブル食パンを製造するときの手順及び動作の一例について説明する。なお、自動製パン器の各種動作は制御部25の制御の下に行われる。
まず、使用者は、練り羽根9をコネクタ上8に取り付けるとともに、小麦粉、砂糖、塩、スキムミルク、バター、水など、ドライイーストとパン副材料を除く全てのパン材料を調理容器7内に入れる。その後、その調理容器7を容器支持台4上にセットし、蓋13を閉じる。
次いで、使用者は、外蓋15を開いて、ドライイーストをイースト容器17に入れて、外蓋15を閉じる。
次いで、使用者は、選択部にて複数の調理コースからマーブル食パンコースを選択した後、選択部に設けられたスタートボタンを押圧するなどして、調理の開始を指示する。これより、調理工程として、練り羽根9の回転により調理容器7内のパン材料を混錬する前練り工程が開始する。本実施の形態において、食パンの調理工程は、練り工程、発酵工程、及び焼き上げ工程の概略3つの工程で構成されている。
ここからは、図2のマーブル食パンの調理シーケンスに従い、前練り工程(1)において、温度センサ12の検知温度が、制御温度の20℃より、低い場合には、制御部25の制御に従い、ヒータ11を通電率10%で通電を行う。また、モータ3をモータ動作1のNo.1に従って、練り羽根9の回転を60rpmで1分30秒行い。次に、モータ3をモータ動作1のNo.2に従い、練り羽根9の回転を180rpmで4分30秒行い、次に、モータ3をモータ動作1のNo.3に従い、練り羽根9の回転を240rpmで9分行い、次に、モータ3をモータ動作1のNo.4に従い、練り羽根9の回転を260rpmで5分行い、調理容器7内のパン材料を混練して、パン生地状態に仕上げていく。
スタート開始してから20分経過すると、前練り工程(1)は、終了し、次に、ソレノイド18を駆動し開閉板17aを開放して、イースト容器17にセットしているドライイーストを調理容器7内に投入する。次に、図2のマーブル食パンの調理シーケンスにおける、ねかし工程(2)に従って、温度制御を行う。このねかし工程(2)は、前練り工程(1)によって生成されたパン生地とドライイーストとを図2のマーブル食パンの調理シーケンスにおける所定時間、所定温度で熟成させ、グルテンの形成を補助するものである。
次に、図2のマーブル食パンの調理シーケンスにおける、後練り工程(3)において、温度制御を行うとともに、モータ3をモータ動作2のNo.1に従って、練り羽根9の回転を80rpmで1分行い、調理容器7内に収納されているドライイーストとパン生地を混錬していく。次に、モータ3をモータ動作2のNo.2に従い、練り羽根9の回転を220rpmで2分行う。その次に、モータ3をモータ動作2のNo.3に従い、練り羽根9の回転を260rpmで7分行う。その後、モータ3をモータ動作2のNO.4に従い、モータ駆動を停止し、副材料投入のためのブザー報知を行う。使用者は、蓋13を開いて、調理容器7内に、パン副材料である所定量のインスタントコーヒーの粉末を投入して、蓋13を閉じる。副材料投入のためのブザー報知から、5分後に、モータ3をモータ動作2のNo.5に従い、練り羽根9の回転を90rpmで2分行う。この動作により、インスタントコーヒーをパン生地に、均一に混ぜ合わせかつ、不均一に存在するパン生地に仕上げることができる。
前述の説明で、モータ3をモータ動作2のNo.3に従い、練り羽根9の回転を260rpmで7分行うことの説明を行ったが、この工程での練り羽根9の回転速度は、前練り工程(1)におけるモータ3の最後の回転速度である、モータ動作1のNo.4に従った、練り羽根9の回転速度(260rpm)の前後10%以内であればよい。これは、パン副材料を調理容器7に投入する副材料投入工程の前における調理容器7内では、パン材料の混練が完了した状態となっている。
さらに、パン副材料であるインスタントコーヒーの粉末を投入後においては、パン生地との混練および、混ざり具合を均一に混ぜ合わせかつ、不均一に存在するパン生地に仕上げるため、練り羽根9の回転数と、工程時間を前述のように調整している。
また、副材料投入のためのブザー報知から、5分後に、モータ3をモータ動作2のNo.5に従い、練り羽根9の回転を90rpmで2分行うことの説明を行ったが、この工程での練り羽根9の回転速度は、前練り工程(1)におけるモータ3の最初の回転速度である、モータ動作1のNo.1に従った、練り羽根9の回転速度(60rpm)の2倍以内であればよい。
その後、図2のマーブル食パンの調理シーケンスに基づき、発酵工程(4)、ガス抜き工程(5)、発酵工程(6)、ガス抜き工程(7)、発酵工程(8)と順次実行し、最後に、焼き上げ工程(9)を行い、マーブル食パンを焼き上げるものである。
発酵工程(4)、(6)、(8)は、ドライイーストを含むパン生地を発酵させ、パン生地を膨らませる工程である。この発酵工程(4)、(6)、(8)の途中で、パン生地の膨らみ状態を適正な状態にするガス抜き工程(5)、(7)が行われる。そこで、発酵工程(4)、(6)、(8)とガス抜き工程(5)、(7)とが必要に応じて図2に示すように順次、繰り替えされる。焼き上げ工程(9)は、発酵したパン生地をヒータ11により焼成して食パンを焼き上げる工程である。
なお、前練り工程(1)の初期では、調理容器7内のパン材料の混練が進んでいない初
期においては、練り羽根9を高速回転させると、パン材料である小麦粉などの粉や水が調理容器7の外側に飛び散るおそれがあり、練り工程が進むに連れて練り羽根9の回転数であるモータ3の回転速度を徐々に増加して早くするようにしている。これにより、練り羽根9が粉全体に均一に水分を含ませるようにゆっくりと回転して、粉と水とが混ぜられ、調理材料が少しずつパン生地へと変化するように、モータ3の回転速度を徐々に早くしている。従って、粉や水の飛び散りや粉残りの発生を抑えることができる。
また、後練り工程(3)においても、ドライイーストとパン生地の混練が進んでいない初期においては、練り羽根9を高速回転させると、ドライイーストが調理容器7の外側に飛び散るおそれがあり、練り工程が進むに連れて練り羽根9の回転数であるモータ3の回転速度を徐々に増加して早くするようにしている。これにより、練り羽根9がパン生地全体に均一にドライイーストを含ませるようにゆっくりと回転して、パン生地とドライイーストとが混ぜられ、調理材料が更にパン生地へと変化するように、モータ3の回転速度を徐々に早くしている。したがって、ドライイーストの飛び散りの発生を抑えることができる。
また、パンの出来栄えを向上させるには、パン生地内のグルテンの生成度を高めることが重要である。また、パン生地内のグルテンの生成度を高めるためには、強く、しっかりとパン生地を混練することが効果的である。このような混練の際、パン生地の温度が上がりすぎると、パン生地内に形成されたグルテンの膜が切れやすくなる。このため、パン生地に熱が伝わらないように短時間で混練することが望ましい。
そこで、本実施の形態では、前練り工程(1)の開始から予め設定した時間経過後、モータ3を初期の回転速度である60rpmよりも大きい回転速度である260rpmにて高速回転させるよう制御している。
これにより、練り羽根9が短時間で、強く、しっかりとパン生地を混練することができる。その結果、パン生地内のグルテンの形成が助長され、パン生地内のグルテンの成長度を高めることができる。また、特に、周囲の温度が高い場合に発生する練り不足を解消することができる。さらに、パン生地の温度が上がりすぎる前に、パン生地を練り上げることができる。
本実施の形態では、前練り工程(1)の終了後にイースト容器17にセットしているドライイーストを調理容器7内に投入し、ねかし工程(2)、後練り工程(3)等を順次行う例を説明したが、ドライイーストを小麦粉、砂糖、塩、スキムミルク、バター、水など、パン副材料を除く全てのパン材料と同時に調理容器7内に入れて、マーブル食パンを作成することも可能であり、ドライイーストをスタート開始時から投入する時との相違点について、以下に説明する。
まず、使用者は、練り羽根9をコネクタ上8に取り付けるとともに、小麦粉、砂糖、塩、スキムミルク、バター、水、ドライイーストなど、パン副材料を除く全てのパン材料を調理容器7内に入れる。その後、その調理容器7を容器支持台4上にセットし、蓋13を閉じる。
次いで、使用者は、選択部にて複数の調理コースからマーブル食パンコースを選択した後、選択部に設けられたスタートボタンを押圧するなどして、調理の開始を指示する。これより、調理工程として、練り羽根9の回転により調理容器7内のパン材料を混錬する前練り工程が開始する。
ここからは、図2のマーブル食パンの調理シーケンスに従い、前練り工程(1)におい
て、温度センサ12の検知温度が、制御温度の20℃より、低い場合には、制御部25の制御に従い、ヒータ11を通電率10%で通電を行う。また、モータ3をモータ動作1のNo.1に従って、練り羽根9の回転を60rpmで1分30秒行い。次に、モータ3をモータ動作1のNo.2に従い、練り羽根9の回転を180rpmで4分30秒行い、次に、モータ3をモータ動作1のNo.3に従い、練り羽根9の回転を240rpmで9分行い、次に、モータ3をモータ動作1のNo.4に従い、練り羽根9の回転を260rpmで5分行い、調理容器7内のパン材料を混練して、パン生地状態に仕上げていく。
その後、モータ3をモータ動作2のNO.4に従い、モータ駆動を停止し、副材料投入のためのブザー報知を行う。使用者は、蓋13を開いて、調理容器7内に、所定量のインスタントコーヒーの粉末を投入して、蓋13を閉じる。副材料投入のためのブザー報知から、5分後に、モータ3をモータ動作2のNo.5に従い、練り羽根9の回転を90rpmで2分行う。この動作により、インスタントコーヒーをパン生地に、均一に混ぜ合わせかつ、不均一に存在するパン生地に仕上げることができる。
その後、図2のマーブル食パンの調理シーケンスに基づき、発酵工程(4)、ガス抜き工程(5)、発酵工程(6)、ガス抜き工程(7)、発酵工程(8)と順次実行し、最後に、焼き上げ工程(9)を行い、ドライイーストをスタート開始時から投入してマーブル食パンを焼き上げるものである。
なお、インスタントコーヒーの代わりに、抹茶と砂糖、水を混ぜ合わせた抹茶のペーストや、ココアと砂糖、水を混ぜ合わせたココアペースト、黒ゴマペーストなどのマーブル食パンを調理することも可能となる。また、抹茶と砂糖、水を混ぜ合わせた抹茶のペーストを準備する時間を考慮して、副材料投入のためのブザー報知の停止時間を5分としている。
ここで、本実施の形態により製作したココアペーストを使用したマーブル食パンの状態を図3に示す。図3は、本発明の実施の形態1において製作したマーブル食パン(ココアパン)の断面図であり、図3(A)は縦断面図を示し、図3(B)は横断面図を示す。
図3において、白色で示す部分はパン生地の色が表されており、灰色から黒色で示す部分はココアペーストがパン生地に混ざり合った状態が示されている。
図3(A)に示すように、マーブル食パンを縦断面にカットしても、図3(B)に示すように横断面にカットしても、ココアペーストのココアの混ざり具合は、食パン内部に、均一に混ぜ合わせていて、かつ、不均一に存在している。
以上のように、本実施の形態における自動製パン器の制御部25は、
練り工程の開始から予め設定したマーブル食パンの調理シーケンスにおける第1の期間である、モータ3を第1の回転速度であるモータ動作1のNo.1に従って、練り羽根9の回転を60rpmで1分30秒間行う第1の工程と、
第1の工程後に、第1の工程後から予め設定した第2の期間である、モータ3を第1の回転速度(60rpm)より速い第2の回転速度であるモータ動作1のNo.4に従って、練り羽根9の回転を260rpmで5分間行う第2の工程と、
第2の工程後に、パン副材料である所定量のインスタントコーヒーの粉末を調理容器7に投入する副材料投入工程と、
副材料投入工程後に、副材料投入工程後から予め設定した第3の期間である、モータ3を第1の回転速度(60rpm)より速く、かつ第2の回転速度(260rpm)より遅い第3の回転速度であるモータ動作2のNo.5に従って、練り羽根9の回転を90rpmで2分間行う第3の工程と、を備えることにより、
副材料投入工程後のモータ3の回転速度を遅い回転で回転させることにより、副材料をパ
ン内部に、均一に混ぜ合わせかつ、不均一に存在するマーブル状のパンを焼き上げることができる。
また、以上のように、本実施の形態における自動製パン器の制御部25は、
練り工程の開始から予め設定したマーブル食パンの調理シーケンスにおける第1の期間である、モータ3を第1の回転速度であるモータ動作1のNo.1に従って、練り羽根9の回転を60rpmで1分30秒間行う第1の工程と、
第1の工程後に、第1の工程後から予め設定した第4の期間である、モータ3を第1の回転速度(60rpm)より速い第4の回転速度であるモータ動作1のNo.4に従って、練り羽根9の回転を260rpmで5分間行う第4の工程と、
第4の工程後に、第4の工程後から予め設定した第5の期間である、モータ3を第1の回転速度(60rpm)より速く、かつ第4の回転速度(260rpm)より遅い第5の回転速度であるモータ動作2のNo.1に従って、練り羽根9の回転を80rpmで1分間行う第5の工程と、
第5の工程後に、第5の工程後から予め設定した第6の期間である、モータ3を第4の回転速度(260rpm)と略同等の第6の回転速度であるモータ動作2のNo.3に従って、練り羽根9の回転を260rpmで7分間行う第6の工程と、
第6の工程後に、パン副材料である所定量のインスタントコーヒーの粉末を調理容器7に投入する副材料投入工程と、
副材料投入工程後に、副材料投入工程後から予め設定した第7の期間である、モータ3を第5の回転速度(80rpm)より速い第7の回転速度であるモータ動作2のNo.5に従って、練り羽根9の回転を90rpmで2分間行う第7の工程と、を備えることにより、
副材料投入工程後のモータ3の回転速度を遅い回転で回転させることにより、副材料をパン内部に、均一に混ぜ合わせかつ、不均一に存在するマーブル状のパンを焼き上げることができる。
さらに、本実施の形態における自動製パン器の制御部25は、
パン副材料を調理容器7に投入する副材料投入工程の期間には、モータ3による練り羽根9の回転駆動力を発生させないように制御することにより、パン副材料が調理容器7の外へ飛び散ることを防止できる。
尚、上記実施の形態で説明している時間や温度、回転数などの数字的な内容は、本体構成によって決まるもので、この数値に限定されるものではない。
以上のように、本発明に係る自動製パン器は、いろんな種類のパンの生地作りにも応用使用することができる。
1 本体
2 シャーシ
3 モータ
4 容器支持台
5 伝達機構
6 コネクタ下
7 調理容器
8 コネクタ上
9 練り羽根
11 ヒータ
12 温度センサ
13 蓋
14 蓋本体
15 外蓋
17 イースト容器
18 ソレノイド
20 表示操作部
25 制御部

Claims (2)

  1. 機器本体の内部に設けられた加熱室内に収納され、調理材料を収容する調理容器と、
    前記調理容器内で回転することにより、当該調理容器内の前記調理材料を混練する練り羽根と、
    前記練り羽根の回転駆動力を発生させるモータと、
    前記練り羽根により前記調理材料を混練する練り工程を実行するように前記モータを制御する制御部と、
    を有する自動製パン器であって、
    前記制御部は、
    前記練り工程の開始から予め設定した第1の期間、前記モータを第1の回転速度で回転させる第1の工程と、
    前記第1の工程後に、前記第1の工程後から予め設定した第2の期間、前記モータを前記第1の回転速度より速い260rpmの前後10%以内の第2の回転速度で回転させた工程後に、パン副材料を前記調理容器に投入する副材料投入工程と、
    前記副材料投入工程後に、前記副材料投入工程後から予め設定した第3の期間、前記モータを前記第1の回転速度より速く、かつ前記第2の回転速度より遅い120rpm以内である第3の回転速度で回転させる第3の工程と、
    を備えた自動製パン器。
  2. 制御部は、パン副材料を調理容器に投入する副材料投入工程の期間には、モータによる練り羽根の回転駆動力を発生させないように制御する請求項1に記載の自動製パン器。
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