JP2002046952A - エレベータのブレーキ点検装置 - Google Patents

エレベータのブレーキ点検装置

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JP2002046952A JP2000232949A JP2000232949A JP2002046952A JP 2002046952 A JP2002046952 A JP 2002046952A JP 2000232949 A JP2000232949 A JP 2000232949A JP 2000232949 A JP2000232949 A JP 2000232949A JP 2002046952 A JP2002046952 A JP 2002046952A
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brake
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elevator
brake device
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Kenji Serizawa
研二 芹澤
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータのブレーキ装置をより正確に判定
する。 【解決手段】 巻き上げ機22を所定の巻き上げ速度V
0となるまで駆動し(S100〜S104)、その後ブ
レーキ装置24を駆動し(S106)巻き上げ機22に
制動力が作用している間の巻き上げ量Sを読み込んで
(S108)巻き上げ機22の制動距離Lを算出する
(S110)。制動距離Lが閾値L1と閾値L2とによ
り定まる範囲内であれば、ブレーキ装置24は正常であ
ると判定し(S114)、範囲外であれば、ブレーキ装
置24は異常であると判定する(S116)。これによ
り、エレベータのブレーキ装置24をより正確に判定す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのブレ
ーキ点検装置に関し、詳しくは、エレベータの巻き上げ
機に制動力を作用させるブレーキ装置を点検するエレベ
ータのブレーキ点検装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブレーキ点検手法として
は、巻き上げ機を所定の巻き上げ速度で運転させている
間にブレーキ装置を作動させ、このブレーキ装置作動時
の巻き上げ機の動作状態を目視で確認することによりエ
レベータのブレーキ装置の点検を行なうものが提案され
ている。この手法では、ブレーキ装置作動時の巻き上げ
機の巻き上げ量を目視で確認して、ブレーキ装置の異常
を事前に発見してエレベータの乗員の安全を確保してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
目視する手法では、点検に個人差が生じ、ブレーキ装置
の異常を正確に判定することが困難であった。
【0004】本発明のブレーキ点検装置は、エレベータ
のブレーキ装置の異常をより正確に判定することを目的
の一つとする。また、本発明のブレーキ点検装置は、ブ
レーキ装置の異常により適切に対処することを目的の一
つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明のブレーキ点検装置は、上述の目的の少なくとも一
部を達成するために以下の手段を採った。
【0006】本発明の第1のエレベータのブレーキ点検
装置は、エレベータの巻き上げ機に制動力を作用させる
ブレーキ装置を点検するエレベータのブレーキ点検装置
であって、前記巻き上げ機の巻き上げ量を検出する巻き
上げ量検出手段と、前記巻き上げ機に制動力を作用させ
ている間に前記巻き上げ量検出手段により検出された前
記巻き上げ機の巻き上げ量に基づいて前記ブレーキ装置
の異常を検出するブレーキ異常検出手段と、該ブレーキ
装置の異常が検出されたとき、該異常を出力する異常出
力手段とを備えることを要旨とする。
【0007】本発明の第1のエレベータのブレーキ点検
装置では、ブレーキ異常検出手段が、巻き上げ機に制動
力を作用させている間に巻き上げ量検出手段により検出
された巻き上げ機の巻き上げ量に基づいてブレーキ装置
の異常を検出し、ブレーキ装置に異常が検出されたと
き、ブレーキ異常検出手段が、異常を出力する。こうし
た本発明の第1のエレベータのブレーキ点検装置によれ
ば、巻き上げ機の巻き上げ量に基づいてブレーキ装置の
異常を検出するから、目視で点検するのに比してブレー
キ装置の異常をより正確に検出することができる。
【0008】こうした本発明の第1のエレベータのブレ
ーキ点検装置において、前記ブレーキ異常検出手段は、
前記巻き上げ量が所定範囲外となるときに前記エレベー
タの異常を検出する手段であるものとすることもでき
る。
【0009】また、本発明の第1のエレベータのブレー
キ点検装置において、前記ブレーキ異常検出手段は、前
記巻き上げ機が所定の速度で巻き上げているときに制動
力の作用を開始し、前記ブレーキ装置の異常を検出する
手段であるものとすることもできる。こうすれば、常に
同じ条件でブレーキ装置を点検することができるから、
より正確にブレーキ装置の異常を検出することができ
る。
【0010】本発明の第2のエレベータのブレーキ点検
装置は、エレベータの巻き上げ機に制動力を作用させる
ブレーキ装置を点検するエレベータのブレーキ点検装置
であって、前記巻き上げ機の巻き上げ速度を検出する巻
き上げ速度検出手段と、前記巻き上げ機に制動力を作用
させている間に前記巻き上げ速度検出手段により検出さ
れた前記巻き上げ機の巻き上げ速度に基づいて前記ブレ
ーキ装置の異常を検出するブレーキ異常検出手段と、該
ブレーキ装置の異常が検出されたとき、該異常を出力す
る異常出力手段とを備えることを要旨とする。
【0011】本発明の第2のエレベータのブレーキ装置
では、ブレーキ異常検出手段が、巻き上げ機に制動力を
作用させている間に巻き上げ速度検出手段により検出さ
れた巻き上げ速度に基づいてブレーキ装置の異常を検出
し、ブレーキ装置に異常が検出されたとき、異常出力手
段は、異常を出力する。こうした本発明の第2のエレベ
ータのブレーキ装置によれば、巻き上げ機の巻き上げ速
度に基づいてブレーキ装置の異常を検出するから、目視
で点検するのに比してブレーキ装置の異常をより正確に
検出することができる。
【0012】こうした本発明の第2のエレベータのブレ
ーキ装置において、前記ブレーキ異常検出手段は、前記
巻き上げ速度の変化率に基づいて前記ブレーキ装置の異
常を検出する手段であるものとすることもできる。
【0013】また、本発明の第2のエレベータのブレー
キ装置において、前記ブレーキ異常検出手段は、前記変
化率が所定範囲外となるときに前記ブレーキ装置の異常
を検出する手段であるものとすることもできる。また、
この態様の本発明の第2のエレベータのブレーキ装置に
おいて、前記ブレーキ異常検出手段は、所定速度におけ
る前記変化率に基づいて前記ブレーキ装置の異常を検出
する手段であるものとすることもできる。こうすれば、
常に同じ条件でブレーキ装置を点検することができるか
ら、より正確にブレーキ装置の異常を検出することがで
きる。
【0014】また、本発明の第1または第2のエレベー
タのブレーキ装置において、前記ブレーキ異常検出手段
によりブレーキ装置の異常が検出されたとき、前記エレ
ベータの運転を制限する運転制限手段を備えるものとす
ることもできる。こうすれば、ブレーキ装置の異常に対
してより適切に対処することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
ブレーキ点検装置20を含むエレベータ装置10の構成
の概略を示す構成図である。実施例のブレーキ点検装置
20は、かご12を巻き上げる巻き上げ機22と、巻き
上げ機22に制動力を作用させるブレーキ装置24と、
巻き上げ機22の巻き上げ量を検出する巻き上げ量セン
サ26と、巻き上げ機22の巻き上げ速度を検出する巻
き上げ速度センサ28と、ブレーキ装置24の点検を指
示すると共にその点検結果を表示する保守コンソール3
8と、装置全体をコントロールする制御盤30とを備え
る。
【0016】制御盤30は、CPU32を中心としたマ
イクロプロセッサとして構成されており、処理プログラ
ムを記憶したROM34と、一時的にデータを記憶する
RAM36と、入出力ポート(図示せず)とを備える。
制御盤30には、巻き上げ量センサ26からの巻き上げ
量Sや巻き上げ速度センサ28からの巻き上げ速度V、
保守コンソール38からの点検指令信号などが入力ポー
トを介して入力されており、制御盤30からは、巻き上
げ機22への駆動信号やブレーキ装置24への駆動信
号、保守コンソール38への出力信号などが出力ポート
を介して出力されている。なお、保守コンソール38
は、エレベータの乗り場の所定の位置に設置された接続
端子40と着脱可能に構成されており、制御盤30との
間で接続端子40を介して信号のやり取りができるよう
になっている。
【0017】こうして構成されたブレーキ点検装置20
の動作について説明する。図2はブレーキ点検装置20
の制御盤30により実行されるブレーキ点検処理ルーチ
ンの一例を示すフローチャートである。このルーチン
は、エレベータの保守員などが保守コンソール38を接
続端子40に接続すると共にブレーキ装置24の点検指
令を保守コンソール38に入力し、この点検指令に基づ
く点検指令信号が制御盤30に入力されたときに実行さ
れる。
【0018】ブレーキ点検処理ルーチンが実行される
と、制御盤30のCPU32は、まず、巻き上げ機22
を駆動すると共に(ステップS100)巻き上げ機22
の巻き上げ速度Vを読み込んで(ステップS102)、
この巻き上げ速度Vが所定速度V0となるまで待つ処理
を行なう(ステップS104)。ここで所定速度V0
は、ブレーキ装置24の異常を判断するのに十分な巻き
上げ速度として設定されるものである。
【0019】巻き上げ機22の巻き上げ速度Vが所定速
度V0となると、ブレーキ装置24を駆動させることに
より(ステップS106)巻き上げ機22に制動力を作
用させ、かご12を停止させる。そして、このブレーキ
装置24が駆動している間の巻き上げ機22の巻き上げ
量Sを読み込んで(ステップS108)、このブレーキ
装置24を駆動させている間の巻き上げ機22の巻き上
げ量Sから巻き上げ機22の制動距離Lを算出する処理
を行なう(ステップS110)。この制動距離Lは、巻
き上げ機22の制動中のかご12の移動距離をあらわす
もので、巻き上げ量Sとは比例関係を有するものであ
る。
【0020】巻き上げ機22の制動距離Lが算出される
と、この算出された制動距離Lを閾値L1および閾値L
2と比較する処理を行なう(ステップS112)。この
処理では、通常、ブレーキ装置24の利きが強すぎると
巻き上げ機22の制動距離が過度に短くなるから、制動
距離Lが閾値L1以下となるときにはブレーキ装置24
の異常と判定する。また、ブレーキ装置24の利きが悪
くなると巻き上げ機22の制動距離Lが過度に長くなる
から、制動距離Lが閾値L2以上となるときにもブレー
キ装置24の異常と判定する。閾値L1および閾値L2
は、ブレーキ装置24により巻き上げ機22に制動力を
作用させたときにかご12を安全に停止させることがで
きる値として設定される。比較の結果、制動距離Lが閾
値L1と閾値L2とにより定まる範囲内であるときに
は、ブレーキ装置24は正常であると判定して保守コン
ソール38に正常の判定を出力して、(ステップS11
4)本ルーチンを終了する。一方、制動距離Lが閾値L
1と閾値L2とにより定まる範囲外のときには、ブレー
キ装置24は異常であると判定して保守コンソール38
に異常の判定を出力すると共に(ステップS116)か
ご12の運転を停止して(ステップS118)本ルーチ
ンを終了する。なお、保守コンソール38への出力は、
例えば、保守コンソール38の表示部分に「ブレーキ正
常」または「ブレーキ異常」などのように表示すること
により行なう。
【0021】以上説明した実施例のブレーキ点検装置2
0によれば、巻き上げ機22の制動距離Lに基づいてブ
レーキ装置24の異常を判断するからブレーキ装置24
の異常をより正確に判定することができる。しかも、ブ
レーキ装置24の異常が判定されたときには、この異常
が出力されるからブレーキ装置24の異常に対して迅速
に対応することができる。また、異常の出力に加えて、
エレベータの運転を停止するからエレベータの乗員の安
全を確保することもできる。また、ブレーキ装置の点検
は、巻き上げ機22が常に一定の巻き上げ速度V0にあ
るときに行われるから、常に同じ条件でブレーキ装置2
4の点検を行なうことができ、より正確にブレーキ装置
24の異常を判定することができる。
【0022】実施例のブレーキ点検装置20では、巻き
上げ機22の巻き上げ量Sから巻き上げ機22の制動距
離Lを算出するものとしたが、巻き上げ量Sと制動距離
Lとは比例関係にあるから、制動距離Lを算出すること
なく巻き上げ量Sから直接ブレーキ装置24の異常を判
定することとしてもよい。
【0023】次に、本発明の第2の実施例のブレーキ点
検装置20Bについて説明する。第2実施例のブレーキ
点検装置20Bは、巻き上げ量センサ26を備えない点
を除き、第1実施例のブレーキ点検装置20と同一の構
成となっている。したがって、図示は省略する。
【0024】第2実施例のブレーキ点検装置20Bで
は、図2のブレーキ点検処理ルーチンに代えて図3のブ
レーキ点検処理ルーチンが実行される。このルーチンが
実行されると、制御盤30のCPU32は、まず、図2
のルーチンのステップS100〜S106と同一の処理
を行い、巻き上げ機22の巻き上げ速度が所定の巻き上
げ速度V0となるまで待って、ブレーキ装置24を駆動
する(ステップS200〜206)。そして、ブレーキ
装置24の駆動時から所定時間tの経過後(ステップS
208)、巻き上げ機22の巻き上げ速度Vtを読み込
む処理を行なう(ステップS210)。所定時間tは、
後述する微分値を計算するために設定される単位時間で
ある。続いて、ブレーキ装置24の駆動時の巻き上げ機
22の巻き上げ速度V0と所定時間t経過後の巻き上げ
速度Vtとから微分値dV/dt((V0−Vt)/
t)を計算する処理を行なう(ステップS212)。こ
こで微分値dV/dtは、ブレーキ装置24により巻き
上げ機22に制動力を作用させたときの巻き上げ速度の
変化率である。通常、ブレーキ装置24の利きが悪くな
ると、巻き上げ機22への制動力の作用による巻き上げ
速度は鈍く減少するから微分値dV/dtの絶対値は小
さくなる。一方、ブレーキ装置24の利きが強すぎる
と、巻き上げ機22への制動力の作用による巻き上げ速
度は素早く減少するから微分値dV/dtの絶対値は大
きくなる。したがって、この微分値dV/dtを計算す
ることにより、ブレーキ装置24の異常を判定できるの
である。
【0025】微分値dV/dtが計算されると、この微
分値dV/dtの絶対値を閾値R1および閾値R2と比
較する処理を行なう(ステップS214)。微分値dV
/dtの絶対値が閾値R1と閾値R2とにより定まる範
囲内であると判定されると、ブレーキ装置24は正常で
あると判断し、保守コンソール38に正常の判定の出力
をして(ステップS216)本ルーチンを終了する。一
方、閾値R1と閾値R2とにより定まる範囲外であると
判定されると、ブレーキ装置24に異常があると判断
し、保守コンソール38に異常の判定の出力をすると共
に(ステップS218)エレベータの運転の停止を指示
する信号を出力して(ステップS220)本ルーチンを
終了する。
【0026】以上説明した第2実施例のブレーキ点検装
置20Bによれば、巻き上げ機22の巻き上げ速度の変
化率に基づいてブレーキ装置24の異常を判定するから
目視でブレーキ装置24を点検するのに比してブレーキ
装置24の異常をより正確に判定することができる。し
かも、ブレーキ装置24の異常が判定されたときには、
この異常が出力されるからブレーキ装置24の異常に対
して迅速に対応することができる。また、異常の出力に
加えて、エレベータの運転を停止するからエレベータの
乗員の安全を確保することもできる。また、ブレーキ装
置の点検は、巻き上げ機22が常に一定の巻き上げ速度
V0にあるときに行われるから、常に同じ条件でブレー
キ装置24の点検を行なうことができ、より正確にブレ
ーキ装置24の異常を判定することができる。
【0027】第1実施例のブレーキ点検装置20では巻
き上げ機22の制動距離Lにより、第2実施例のブレー
キ点検装置20Bでは巻き上げ機22の巻き上げ速度の
変化率dV/dtによりそれぞれブレーキ装置24の異
常を判定するものとしたが、これらを組み合わせてブレ
ーキ装置24の異常を判定するものとしてもよいし、こ
れらのうちのいずれかを選択してブレーキ装置24の異
常を判定するものとしてもよい。
【0028】第1および第2実施例のブレーキ点検装置
20,20Bでは、巻き上げ機22が所定の巻き上げ速
度V0にあるときに制動力を作用させてブレーキ装置2
4の異常を判定するものとしたが、どのような巻き上げ
速度でブレーキ装置の異常を判定するものとしてもよ
い。このとき、巻き上げ機22の制動時の巻き上げ速度
に応じてブレーキ装置24の異常と判定する閾値をそれ
ぞれ設定しておくことによりブレーキ装置24の異常を
判定することができる。
【0029】また、第1および第2実施例のブレーキ点
検装置20,20Bでは、巻き上げ速度センサ28によ
り巻き上げ機22の巻き上げ速度を検出するものとした
が、所定のタイムルーチンで巻き上げ量センサ26から
巻き上げ量を検出することにより、巻き上げ速度を算出
することができるから、巻き上げ速度センサ28を備え
ないものとしてもよい。
【0030】更に、第1および第2実施例のブレーキ点
検装置20,20Bでは、ブレーキ装置24の異常の判
断として、ブレーキ装置24の利きが強い場合と弱い場
合の両方を行なうものとしたが、いずれか一方を行なう
ものとしてもよい。
【0031】また、第1および第2実施例のブレーキ点
検装置20,20Bでは、保守コンソール38への正常
および異常の判定の出力をモニター表示するものとした
が、いかなる方法で出力するものとしてもよい。例え
ば、保守コンソール38にスピーカを備え、音声出力に
より判定の出力を行なうものとしてもよい。
【0032】また、第1および第2実施例のブレーキ点
検装置20,20Bでは、ブレーキ装置24の異常が判
定されたとき、エレベータの運転を停止させるものとし
たが、ブレーキ装置24に異常があっても巻き上げ機2
2の巻き上げ速度が低い場合は、エレベータの乗員の安
全を確保することができるため、巻き上げ速度を制限す
るものとしてもよい。また、これらエレベータの運転を
制限しないものであってもよい。この場合でも、ブレー
キ装置24の異常は出力されるから、ブレーキ装置24
の異常に対処することは可能である。
【0033】また、第1および第2実施例のブレーキ点
検装置20,20Bでは、機械室を有しないいわゆる機
械室レスエレベータについてブレーキ装置24の点検を
するものとしたが、通常のエレベータであっても適用可
能である。
【0034】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明のこうした実施例に何ら限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のブレーキ点検装置20を含むエレベ
ータ装置10の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 ブレーキ点検装置20の制御盤30により実
行されるブレーキ点検処理ルーチンの一例を示すフロー
チャートである。
【図3】 ブレーキ点検装置20Bの制御盤30により
実行されるブレーキ点検処理ルーチンの一例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10,10B エレベータ装置、12 かご、20,2
0B ブレーキ点検装置、22 巻き上げ機、24 ブ
レーキ装置、26 巻き上げ量センサ、28巻き上げ速
度センサ、30 制御盤、32 CPU、34 RO
M、36 RAM、38 保守コンソール、40 接続
端子。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの巻き上げ機に制動力を作用
    させるブレーキ装置を点検するエレベータのブレーキ点
    検装置であって、 前記巻き上げ機の巻き上げ量を検出する巻き上げ量検出
    手段と、 前記巻き上げ機に制動力を作用させている間に前記巻き
    上げ量検出手段により検出された前記巻き上げ機の巻き
    上げ量に基づいて前記ブレーキ装置の異常を検出するブ
    レーキ異常検出手段と、 該ブレーキ装置の異常が検出されたとき、該異常を出力
    する異常出力手段とを備えるエレベータのブレーキ点検
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ異常検出手段は、前記巻き
    上げ量が所定範囲外となるときに前記ブレーキの異常を
    検出する手段である請求項1記載のエレベータのブレー
    キ点検装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキ異常検出手段は、前記巻き
    上げ機が所定の速度で巻き上げているときに制動力の作
    用を開始し、前記ブレーキ装置の異常を検出する手段で
    ある請求項1または2記載のエレベータのブレーキ点検
    装置。
  4. 【請求項4】 エレベータの巻き上げ機に制動力を作用
    させるブレーキ装置を点検するエレベータのブレーキ点
    検装置であって、 前記巻き上げ機の巻き上げ速度を検出する巻き上げ速度
    検出手段と、 前記巻き上げ機に制動力を作用させている間に前記巻き
    上げ速度検出手段により検出された前記巻き上げ機の巻
    き上げ速度に基づいて前記ブレーキ装置の異常を検出す
    るブレーキ異常検出手段と、 該ブレーキ装置の異常が検出されたとき、該異常を出力
    する異常出力手段とを備えるエレベータのブレーキ点検
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ブレーキ異常検出手段は、前記巻き
    上げ速度の変化率に基づいて前記ブレーキ装置の異常を
    検出する手段である請求項4記載のエレベータのブレー
    キ点検装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキ異常検出手段は、前記変化
    率が所定範囲外となるときに前記ブレーキ装置の異常を
    検出する手段である請求項5記載のエレベータのブレー
    キ点検装置。
  7. 【請求項7】 前記ブレーキ異常検出手段は、所定速度
    における前記変化率に基づいて前記ブレーキ装置の異常
    を検出する手段である請求項6記載のエレベータのブレ
    ーキ点検装置。
  8. 【請求項8】 前記ブレーキ異常検出手段によりブレー
    キ装置の異常が検出されたとき、前記エレベータの運転
    を制限する運転制限手段を備える請求項1ないし7いず
    れか記載のエレベータのブレーキ点検装置。
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