JP2002042067A - 非接触型データキャリア及び非接触型データキャリアを有する冊子 - Google Patents

非接触型データキャリア及び非接触型データキャリアを有する冊子

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JP2002042067A
JP2002042067A JP2000220296A JP2000220296A JP2002042067A JP 2002042067 A JP2002042067 A JP 2002042067A JP 2000220296 A JP2000220296 A JP 2000220296A JP 2000220296 A JP2000220296 A JP 2000220296A JP 2002042067 A JP2002042067 A JP 2002042067A
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Seiichi Nishikawa
誠一 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来品に比べて省資源及び低い製造コストで
非接触型ICの機能を種々の媒体に設けることが可能な
非接触型データキャリアと、冊子の外部から電波による
交信を行なう場合でも、冊子のアンテナと外部のアンテ
ナとの間に障害物をできるだけなくし、しかもできるだ
け近距離に設定することで、電波の読取り精度を向上さ
せることができる非接触型データキャリアを有する冊子
を提供する。 【解決手段】 基材シートに所定の広さの凹部が形成さ
れ、前記凹部内にICチップ及び前記ICチップに接続
されたコイルアンテナを備えた非接触型データキャリア
と、前記非接触型データキャリアが冊子の表表紙または
裏表紙に貼付されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部処理装置との
通信を非接触で行うことができるコイルアンテナが表面
に形成されたICチップが内蔵された非接触型データキ
ャリア及び非接触型データキャリアを有する冊子に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、外部処理装置との通信を非接
触で行うことができる非接触型IC記憶媒体として、例
えば非接触型ICカード等が一般に知られている。これ
らの非接触型ICカードは、通常プラスチック製であ
り、例えばポリ塩化ビニル基材による0.76mmの厚
さのカードの内部に、信号の入出力を非接触で行うデー
タ通信用コイルと該データ通信用コイルに接続したIC
チップ(半導体集積回路)からなる非接触ICモジュー
ルを内蔵させて非接触型ICカードを構成するのが一般
的である。
【0003】これらの非接触型ICカードは、通常プラ
スチック製であるため内蔵する非接触ICモジュールの
形状によって、カード基材の加工・成形が必要なことか
らカードの製品価格が比較的高く、非接触方式の顧客サ
ービスシステムを導入してサービスの改善を図ろうとす
る各業界の動向を阻害する要因にもなっている。
【0004】また、最近では非接触ICモジュールの薄
型化が可能となり、カード基材にポリエチレンテレフタ
レート基材を用いて、例えば0.25mmの厚さの非接
触型ICカードも開発されているが、これらの非接触I
C記憶媒体としての非接触型ICカードは、プラスチッ
ク製であるため各種の情報やデータを記入したり、プリ
ンター等により印字したい場合にも、記入や印字をする
ことが出来ないので、データ記入や印字が必要な通帳や
パスポート等の各種冊子状印刷物には適さないという問
題がある。
【0005】このため、冊子に非接触IC記憶手段を設
けるために、非接触ICモジュールを内蔵させた樹脂製
シートにより表表紙または裏表紙を形成して、この表表
紙と裏表紙の間に冊子の本文用紙を綴じ合わせて、紙製
の本文用紙に記入することができるようにした冊子も開
発され公知となっている。しかしながら、これらの冊子
は、通常非接触ICモジュールを冊子の表面側に設けた
樹脂製シート内の中央付近に内蔵させた構造であるた
め、例えばこのような構造の冊子を通帳等に用いた場合
には、ATM装置(自動入金出金装置)によるプリンタ
ー印字処理の際に、通帳の中央付近を走行する送りロー
ラーにより、内蔵されたICチップや非接触ICモジュ
ールに圧力が加わり、ICチップや非接触ICモジュー
ルを壊す危険性があるので好ましくない。
【0006】また、冊子の表表紙または裏表紙に非接触
ICモジュールを内蔵させるには、製造コストも高くな
る為に、通帳のような再利用することができない印刷物
にこれを用いるには資源上も無駄が多く問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来品に比
べて省資源及び低い製造コストで非接触型ICの機能を
種々の媒体に設けることが可能な非接触型データキャリ
アを提供する。また、冊子の外部から電波による交信を
行なう場合でも、冊子のアンテナと外部のアンテナとの
間に障害物をできるだけなくし、しかもできるだけ近距
離に設定することで、電波の読取り精度を向上させるこ
とができ、更に、特に通帳等のようなプリンター印字装
置による印字処理を行う必要がある用途の冊子に用いた
場合も、プリンター印字装置内の送りローラーによる冊
子に設けたコイルアンテナやICチップに対する圧力に
よる悪影響をできるだけ受けないように構成すると共
に、冊子を綴じ合わせた状態にした場合でも、冊子の内
部に綴り合わせた本文用紙でICチップが押されないよ
うに工夫され、ICチップの故障の原因を少なくするよ
うに構成された非接触型データキャリアを有する冊子を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の非接触型データキャリアは、基材シート
に所定の広さの凹部が形成され、前記凹部内にICチッ
プ及び前記ICチップに接続されたコイルアンテナを備
えたことを特徴とする。
【0009】また、前記凹部が、第1の基材シートの一
方の面上に、所定の広さの開口部を有する第2の基材シ
ートが接着されていることで形成していることを特徴と
する。更に、前記第2の基材シートの表出された面上
に、接着剤層と剥離紙とが順次設けられている特徴とす
る。
【0010】更に、本発明の非接触型データキャリアを
有する冊子は、基材シートに所定の広さの凹部が形成さ
れ、前記凹部内にICチップ及び前記ICチップに接続
されたコイルアンテナを備えた非接触型データキャリア
が、冊子の表表紙または裏表紙に貼付されてなることを
特徴とする。
【0011】また、前記非接触型データキャリアが、前
記冊子の表表紙または裏表紙の内側表面の角部付近領域
に貼付してなることを特徴とする。更に、前記冊子を綴
じ合わせた際に、前記冊子に貼付された非接触型データ
キャリアと、前記冊子の内側に綴じ合わされた本文用紙
とが重合しないように、前記本文用紙の角部付近領域に
切り欠き部を設けたことを特徴とする。そして、前記冊
子を綴じ合わせた際に、前記冊子に貼付された非接触型
データキャリアの厚さ寸法だけ、前記冊子の内側に綴じ
合わされた本文用紙の角部付近領域に切り欠き部を設け
たことを特徴とする。
【0012】また、前記冊子が、預金通帳またはパスポ
ートであることを特徴とする。更に、前記非接触型デー
タキャリアの表面と、前記冊子状印刷物の前記非接触型
データキャリアが貼付された側の表面とに、同一の地紋
印刷が施されていることを特徴とする。そして、前記冊
子には、非接触型データキャリアを貼付する位置を示す
マークが印刷されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1(a)は、表面にコイルアンテナが形
成された非接触型ICチップの平面図、図1(b)は、
表面にコイルアンテナが形成された非接触型ICチップ
の斜視図、図2(a),(b)は、本発明の非接触型デ
ータキャリアのそれぞれ異なる形状の実施形態の裏面
図、図3は、図2(b)のA−A線断面図、図4は、本
発明の非接触型データキャリアを有する冊子の一部断面
図、図5は、本発明の非接触型データキャリアを有する
冊子の裏表紙を開いた状態を示す斜視図、図6は、本発
明の非接触型データキャリアを有する冊子の裏表紙を開
いた後、本文用紙をめくった状態を示す斜視図、図7
は、本発明の非接触型データキャリアを有する冊子を閉
じた状態を示す平面図、図8(a),(b)は、それぞ
れ異なる形状の非接触型データキャリアを貼付する位置
を示すマークが印刷されている冊子の一部切り欠き平面
図である。
【0014】本発明の非接触型データキャリア2は、図
2,図3に示すように、第1の基材シート3の一方の面
上に、所定の広さの開口部4を有する第2の基材シート
5が接着剤層6で接着されて凹部が形成され、、前記開
口部4内に位置する前記第1の基材シート3上に、コイ
ルアンテナ7が形成された非接触型ICチップ8が接着
剤層9で接着されている。そして、非接触型データキャ
リア2を他の媒体などに貼付しやすくするための、第2
の基材シートの表出された面上に、接着剤層10と剥離
紙11とを順次設けておくことが好ましい。尚、第1の
基材シート3が厚い場合には、第2の基材シート5を設
けずに、第1の基材シート3に所定の広さの凹部を形成
し、この凹部内にICチップ及び前記ICチップに接続
されたコイルアンテナを備えるようにしてもよい。この
場合には、ザグリや切削加工により凹部を形成すればよ
い。
【0015】これにより、剥離紙11を剥がすことで、
接着剤層10により直ぐに種々の媒体に貼り付けること
ができる。第2の基材シート5の厚さは、非接触型IC
チップ8の厚さよりも厚いシートを用いることで、第2
の基材シート5に形成した開口部4内に位置し、第1の
基材シート3上に接着して設けた非接触型ICチップ8
が第2の基材シート5で保護されるように構成されてい
る。
【0016】また、非接触型ICチップ8には、その表
面上に図1(a),(b)に示すように無線によりデー
タの交信を可能にするためにコイルアンテナ7が形成さ
れている。この非接触型ICチップ8の作製方法を説明
すると、ICチップの端子パッド部分をマスクし、ポリ
イミド等でチップ表面に厚さ10μ程度の絶縁皮膜を電
着技術で形成し、その後にマスクを剥離する。熱処理に
より完全絶縁体となり、その後、金属層の密着性向上の
ために表面を粗面化処理するのが望ましい。そして、無
電解Niメッキにより給電層を形成し、次にフォトレジ
ストでマスクを形成し、電解メッキにより微細コイル配
線を行い、最後にレジストと無電解Niメッキを剥離
し、チップ表面上に非接触端子パッドと接続されたアン
テナが加工される。尚、NiだけでなくCuでも可能で
ある。上記のようにして、例えば、縦横4mmの四角形
のICチップ上に、幅が20μで、線間が20μ、金属
厚が20μ、の線で約45ターンのアンテナが得られ
る。そして、ポリイミド等のオーバーコートによりこれ
らの微細コイル配線を保護することで、コイルオンチッ
プの非接触型ICチップ8が得られる。
【0017】本発明の非接触型データキャリア2は、第
2の基材シート5に形成された開口部4を通して、第1
の基材シート3上にコイルアンテナ7が形成された面を
前記第1の基材シート3側にして、非接触型ICチップ
8を第1の基材シート3に接着することで簡単に非接触
型データキャリア2を作製することができ、更に作製し
た後に、第2の基材シート5に形成された開口部4を通
して非接触型ICチップ8を目視で確認することができ
る。また、非接触型データキャリア2を他の媒体に貼付
する場合も、第2の基材シート5の開口部4側の面の接
着剤層10により、種々の媒体に非接触型データキャリ
ア2を貼付することで、外部から非接触型ICチップ8
を保護することができ、更に貼付した媒体面の裏側から
電波による交信を行う場合でも、外部アンテナと非接触
型ICチップ8のアンテナとの距離をできるだけ短くす
ることができるので確実な交信を行なうことができる。
また、本発明の非接触型データキャリアは、非接触型I
Cチップをエポキシ樹脂などの樹脂で保護するようにし
てもよい。
【0018】次に、非接触型データキャリア2の作製方
法を説明すると、例えば、図3に示した第1の基材シー
ト3に該当する上質紙125μ厚の下面に20μ厚の接
着剤層6を形成する。また一方、第2の基材シート5に
該当する上質紙125μ厚の裏面に、接着剤層と剥離剤
層を順次設けた後、直径5mmの円形の開口部を形成す
る。そして、第1の基材シート3の裏面の接着剤層6
と、第2の基材シート5の上面とを貼り合わせる。次
に、100μ厚のICチップを円形の開口部内における
第1の基材シート3の接着剤層6上に貼り付けて一体化
させる。その後、所望の形状、大きさに打抜いて裏面側
に剥離紙11を有する非接触型データキャリア2が作製
される。
【0019】尚、非接触型データキャリア2の大きさ
は、できるだけ小さい方が好ましく、形状も任意に選択
することができる。その例として、図2には、(a)に
長方形をした非接触型データキャリア2を示し、(b)
には、直角二等辺三角形をした非接触型データキャリア
2を示してある。特に、通帳等の冊子に貼付する場合に
は、一辺が10mm程度の直角二等辺三角形で、直角交
点部分を通帳等の冊子の角部における角丸と同じ径の角
丸とすることが、冊子に貼付した際にデザイン的にも貼
付作業上にも好ましい。
【0020】次に、本発明の非接触型データキャリアを
有する冊子の実施形態について説明する。図4乃至図7
には、非接触型データキャリアを有する冊子として、預
金通帳の冊子を一例として示している。本発明の非接触
型データキャリアを有する冊子1(以下、冊子1とい
う。)は、前記非接触型データキャリア2を冊子の表表
紙または裏表紙に貼付されてなるものである。そして、
非接触型データキャリア2を、冊子1の表表紙12また
は裏表紙13の内側表面の角部付近領域に貼付すること
が好ましい。特に、冊子1が通帳等のような、ATM装
置のプリンター印字処理を行う用途に用いる媒体の場合
には、通帳の中央付近を走行する送りローラーにより内
蔵された非接触型データキャリア2がこの送りローラー
の影響で圧力が加わり、ICチップが壊れる危険性があ
るので、冊子1の表表紙12または裏表紙13の内側表
面の角部付近領域に非接触型データキャリア2を貼付す
ることで、これら送りローラーによる悪影響を回避する
ことができ効果的である。
【0021】しかしながら、冊子1を綴じ合わせると、
内側に綴じ合わされた本文用紙14が非接触型ICチッ
プ8を押して圧力が加わり損傷や故障の原因となる危険
性があり、できるだけ非接触型ICチップ8に余分な圧
力を加えないようにするため、冊子1の表表紙12また
は裏表紙13の内側表面の角部付近領域に非接触型デー
タキャリア2を貼付するとともに、図6に示すように冊
子1の内側に綴じ合わされた本文用紙14を表表紙12
または裏表紙13に重ね綴じ合わせた際に、特に非接触
型データキャリア2に内蔵された非接触型ICチップ8
の部分と本文用紙14とが重合しないように、前記本文
用紙14の角部付近領域に切り欠き部15を設けた構成
としてある。
【0022】これにより、図6,図7に示すように、冊
子1を綴じ合わせた状態にした時に、非接触型データキ
ャリア2に内蔵された非接触型ICチップ8が本文用紙
14により圧力を受けることによる故障等の悪影響を回
避することができるものである。前記本文用紙の付近領
域に形成する切り欠き部15の形状は、コーナーカット
や角丸等の所望の形状で形成すればよい。
【0023】また、切り欠き部を設ける本文用紙は、少
なくとも冊子に貼付された非接触型データキャリアの厚
さ寸法分だけの本文用紙に形成すればよい。これは、冊
子の本文用紙が非接触型データキャリアの厚さよりもか
なり厚い場合には、全ての本文用紙に切り欠き部を設け
る必要はなく、非接触型データキャリアの厚さ寸法に応
じた厚さ分の本文用紙の切り欠き部を設けることで、本
文用紙による非接触型データキャリアへの加圧を回避で
きるからである。
【0024】更に、非接触型データキャリア2の第1の
基材シート3の表面と、冊子1の非接触型データキャリ
ア2が貼付された側の表面とに、同一の地紋印刷16を
施すことが好ましい。同一の地紋印刷16を施すこと
で、もしも不正を目的として非接触型データキャリア2
を貼り替えたとしても、地紋印刷16の部分に違和感が
でき不正行為が行われたことをチェックすることができ
る。
【0025】更に、冊子1には、非接触型データキャリ
ア2を貼付する位置を示すマーク17が印刷されてい
る。例えば、図8に示すように、非接触型データキャリ
アを貼付する位置を示すマークあらかじめ印刷してお
き、非接触型データキャリア2が正確な位置に貼り付け
られるようにするようにしておくことが好ましい。図8
(a)は、長方形状の非接触型データキャリア用のマー
クで、図8の(b)は、三角形状の非接触型データキャ
リア用のマークが印刷されている冊子の一部切り欠き平
面図を例に示してある。これにより、あらかじめ定めた
正しい位置に非接触型データキャリア2の貼付を行なう
ことができるので、安定した品質の冊子を作製すること
ができる。
【0026】通常、通帳などの冊子には、表表紙12と
裏表紙13、そして表表紙12と裏表紙13の間に挟み
込まれて設けられている本文用紙14とから構成されて
いるが、本文用紙14に非接触型データキャリア2を貼
付した構成にすると、本文用紙14をめくる際に非接触
型データキャリア2が折れ曲がり、内蔵されている非接
触型ICチップに余計な応力が加わることで故障の原因
となる危険性があり好ましくない。また、通常本文用紙
14には、薄い紙厚の用紙を使用するため、非接触型デ
ータキャリア2を貼付すると、使用の際に用紙がちぎれ
る等の損傷の原因となる危険性がある。
【0027】また、その冊子1の使用用途に応じて、非
接触型データキャリア2を表表紙12または裏表紙13
の表面や裏面の所望の位置に貼付することで、形態を調
整することができるものである。
【0028】また、特に本発明の冊子は、その冊子が第
三者により悪用されては困るような預金通帳やパスポー
ト等に用いると効果的であり、この場合には、非接触型
ICチップ8に例えば本人の顔写真データ等の本人を証
明する照合データを記憶させておき、外部装置との無線
による信号の交信によって照合データの同一性を確認す
ることで預金通帳やパスポート等の冊子の使用の際にお
ける確実性を確保できるようにすることが可能となるも
のである。
【0029】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
非接触型データキャリアは、従来品に比べて省資源及び
低い製造コストで非接触型ICの機能を種々の媒体に設
けることができる。また、本発明の非接触型データキャ
リアを有する冊子は、冊子に貼付された非接触型データ
キャリアに開口部が形成されているので、冊子の外部か
ら電波による交信を行なう場合でも、冊子のアンテナと
外部のアンテナとをできるだけ近距離に設定することが
でき、電波の読取り精度を向上させることができる。更
に、特に通帳等のようなプリンター印字装置による印字
処理を行う必要がある用途の冊子に用いた場合も、プリ
ンター印字装置内の送りローラーによる冊子に設けたコ
イルアンテナやICチップに対する圧力による悪影響を
できるだけ受けないように構成すると共に、冊子を綴じ
合わせた状態にした場合でも、冊子の内部に綴り合わせ
た本文用紙でICチップが押されないように工夫され、
ICチップの故障の原因を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、表面にコイルアンテナが形成された
非接触型ICチップの平面図、(b)は、表面にコイル
アンテナが形成された非接触型ICチップの斜視図であ
る。
【図2】(a),(b)は、本発明の非接触型データキ
ャリアのそれぞれ異なる形状の実施形態の裏面図であ
る。
【図3】図2(b)のA−A線断面図である。
【図4】本発明の非接触型データキャリアを有する冊子
の一部断面図である。
【図5】本発明の非接触型データキャリアを有する冊子
の裏表紙を開いた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の非接触型データキャリアを有する冊子
の裏表紙を開いた後、本文用紙をめくった状態を示す斜
視図である。
【図7】本発明の非接触型データキャリアを有する冊子
を閉じた状態を示す平面図である。
【図8】(a),(b)は、それぞれ異なる形状の非接
触型データキャリアを貼付する位置を示すマークが印刷
されている冊子の一部切り欠き平面図である。
【符号の説明】
1 冊子 2 非接触型データキャリア 3 第1の基材シート 4 開口部4 5 第2の基材シート 6,10 接着剤層 11 剥離紙 12 表表紙 13 裏表紙 14 本文用紙 15 切り欠き部 16 地紋印刷 17 マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/07 G06K 19/00 Q 19/077 H G07D 9/00 436 K

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートに所定の広さの凹部が形成さ
    れ、前記凹部内にICチップ及び前記ICチップに接続
    されたコイルアンテナを備えたことを特徴とする非接触
    型データキャリア。
  2. 【請求項2】 前記凹部が、第1の基材シートの一方の
    面上に、所定の広さの開口部を有する第2の基材シート
    が接着されていることで形成していることを特徴とする
    請求項1記載の非接触型データキャリア。
  3. 【請求項3】 前記第2の基材シートの表出された面上
    に、接着剤層と剥離紙とが順次設けられている特徴とす
    る請求項2記載の非接触型データキャリア。
  4. 【請求項4】 基材シートに所定の広さの凹部が形成さ
    れ、前記凹部内にICチップ及び前記ICチップに接続
    されたコイルアンテナを備えた非接触型データキャリア
    が、冊子の表表紙または裏表紙に貼付されてなることを
    特徴とする非接触型データキャリアを有する冊子。
  5. 【請求項5】 前記非接触型データキャリアが、前記冊
    子の表表紙または裏表紙の内側表面の角部付近領域に貼
    付してなることを特徴とする請求項4記載の非接触型デ
    ータキャリアを有する冊子。
  6. 【請求項6】 前記冊子を綴じ合わせた際に、前記冊子
    に貼付された非接触型データキャリアと、前記冊子の内
    側に綴じ合わされた本文用紙とが重合しないように、前
    記本文用紙の角部付近領域に切り欠き部を設けたことを
    特徴とする請求項4又は請求項5に記載の非接触型デー
    タキャリアを有する冊子。
  7. 【請求項7】 前記冊子を綴じ合わせた際に、前記冊子
    に貼付された非接触型データキャリアの厚さ寸法だけ、
    前記冊子の内側に綴じ合わされた本文用紙の角部付近領
    域に切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項4〜6
    記載のいずれか1項に記載の非接触型データキャリアを
    有する冊子。
  8. 【請求項8】 前記冊子が、預金通帳またはパスポート
    であることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に
    記載の非接触型データキャリアを有する冊子。
  9. 【請求項9】 前記非接触型データキャリアの表面と、
    前記冊子の前記非接触型データキャリアが貼付された側
    の表面とに、同一の地紋印刷が施されていることを特徴
    とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の非接触型デ
    ータキャリアを有する冊子。
  10. 【請求項10】 前記冊子には、非接触型データキャリ
    アを貼付する位置を示すマークが印刷されていることを
    特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載の非接触
    型データキャリアを有する冊子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008097473A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Dainippon Printing Co Ltd Icタグラベル
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