JP2002040470A - 液晶装置および電子機器 - Google Patents

液晶装置および電子機器

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JP2002040470A JP2000231467A JP2000231467A JP2002040470A JP 2002040470 A JP2002040470 A JP 2002040470A JP 2000231467 A JP2000231467 A JP 2000231467A JP 2000231467 A JP2000231467 A JP 2000231467A JP 2002040470 A JP2002040470 A JP 2002040470A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き廻し抵抗の増大による表示品質の低下を
招くことなく、狭額縁化による小型化を図ることができ
る液晶装置を提供する。 【解決手段】 下側基板2の内面に信号電極6が設けら
れるとともに、下側基板2の少なくとも側面上に設けら
れた第1の側面接続部17を有する信号電極用引き廻し
配線11が、下側基板2の内面から外面にわたって設け
られている。上側基板3の内面に走査電極7が設けられ
るとともに、下側基板2の少なくとも側面上に設けられ
た第2の側面接続部を有する走査電極用引き廻し配線
が、上側基板3の内面から下側基板2の外面にわたって
設けられている。下側基板2の外面には、信号電極用引
き廻し配線11、走査電極用引き廻し配線と電気的に接
続された駆動用IC10が実装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置および電
子機器に関し、特に液晶装置の小型化にあたって表示領
域外の領域を極力狭くした液晶表示パネルの構成に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートパソコン、携帯電話機、腕
時計等の携帯用電子機器において、各種の情報を表示す
る手段として液晶表示パネルが広く使用されている。特
に携帯用電子機器等では、筐体内部の限られた空間に液
晶表示パネルを収容し、しかも表示し得る情報量を多く
したいという要求から、表示領域を極力広く、表示領域
外の部分(以下、本明細書ではこの部分を非表示領域ま
たは額縁などという)を狭くする構成が望まれている。
【0003】通常、この種の液晶表示装置、特にパッシ
ブマトリクス(単純マトリクス)型と呼ばれる液晶表示
装置では、2枚の透明基板間に液晶が封入され、各透明
基板の対向面に互いに直交するストライプ状の透明電極
が形成されている。この液晶表示装置では、2枚の基板
上の透明電極が互いに交差する部分が画素となり、液晶
を各画素毎に外部から駆動する方式が採用されている。
液晶を外部から駆動するためには、例えば各透明基板上
の非表示領域を互いに対向する基板の外側に張り出さ
せ、その領域に各基板の透明電極に対して信号を供給す
る駆動用ICをそれぞれ実装し、各駆動用ICの端子と
各透明電極とを引き廻し配線を用いて電気的に接続する
構成が採用されていた。
【0004】ところがその後、液晶表示パネルの狭額縁
化、駆動用ICの使用数の削減等を目的として、画素数
がそれ程多くない小規模のパネルの場合には、2枚の透
明基板上の全ての電極を一方の基板上の非表示領域に設
けた多数の引き廻し配線に導通させ、これら引き廻し配
線に接続した1個の駆動用ICで駆動する方式が提案さ
れた。図28、図29はこの方式の液晶表示装置の構成
例を示している。
【0005】図28はチップ部品をフィルム基板上に実
装したいわゆるCOF(Chip On Film)実装と呼ばれる
形態の回路基板を液晶表示パネルに接合したものであ
り、下側基板100の一辺側が上側基板101の外側に
張り出しており、この部分に1個の駆動用IC102が
搭載されたフレキシブルプリント配線基板103(Flex
ible Printed Circuit, 以下、FPCと略記する)が電
気的に接合されている。下側基板100および上側基板
101の対向面には互いに直交する方向に多数のストラ
イプ状電極104,105が形成されている。
【0006】図29はチップ部品をガラス基板上に実装
したいわゆるCOG(Chip On Glass)実装と呼ばれる
形態のものであり、下側基板(ガラス基板)110の一
辺側が上側基板111の外側に張り出しており、この部
分に駆動用IC112が直接搭載され、さらに駆動用I
C112に駆動信号を供給するためのFPC113が電
気的に接合されている。
【0007】いずれの形態にしても、下側基板の電極用
の引き廻し配線と上側基板の電極用の引き廻し配線は全
て、FPCや駆動用ICが実装された下側基板の一辺側
に集められている。
【0008】液晶表示パネルを構成する上側基板、下側
基板の引き廻し配線の接続構造の一例を図30、図31
を用いて詳細に説明する。図30は上側基板120の電
極および引き廻し配線の配置を示す平面図であり、図3
1は下側基板130の電極および引き廻し配線の配置を
示す平面図である。
【0009】図30に示すように、上側基板120にお
いては、図中横方向に延在する短冊状の走査電極121
がストライプ状に多数配置されている。ここで、多数の
走査電極121が形成された領域が液晶表示装置として
の表示領域122となる。そして、表示領域122の外
方(図中表示領域122の右側と左側)の非表示領域
に、各走査電極121に信号を供給するための走査電極
用引き廻し配線123がそれぞれ配置されている。この
引き廻し配線123は電極の延在方向に引き出された
後、屈曲して上側基板120の一辺側(図中下側の辺)
の両端部に集められている。
【0010】一方、図31に示すように、下側基板13
0においては、上側基板120に形成された走査電極1
21と直交する方向(図中縦方向)に延在する短冊状の
信号電極131がストライプ状に多数配置されている。
そして、表示領域122の外方(図中表示領域122の
下側中央部)の非表示領域に、各信号電極131に信号
を供給するための信号電極用引き廻し配線132がそれ
ぞれ配置されている。また、これら信号電極用引き廻し
配線132が配置された領域の両側方に、上側基板12
0の走査電極用引き廻し配線123と電気的に接続する
ための走査電極用引き廻し配線133が走査電極121
の数と同数、配置されている。また、この走査電極用引
き廻し配線133のピッチは上側基板120の走査電極
用引き廻し配線123のピッチと一致している。
【0011】なお、本構成例においては、全ての引き廻
し配線123,132は走査電極121もしくは信号電
極131と一体に形成されており、インジウム錫酸化物
(Indium Tin Oxide, 以下、ITOと略記する)等の透
明導電膜で形成されている。
【0012】上記構成の上側基板120と下側基板13
0を貼り合わせると、下側基板130の外形よりも上側
基板120の外形の方が小さく、上側基板120上の走
査電極用引き廻し配線123の下端と下側基板130上
の走査電極用引き廻し配線133の上端とが、図中符号
134で示す上下導通部で対向するように位置する。上
下導通部134には例えば異方性導電膜、導電ペース
ト、導電性粒子を含む導電材等が設けられており、これ
を介して上側基板120上の走査電極用引き廻し配線1
23と下側基板130上の走査電極用引き廻し配線13
3とが電気的に接続される。このようにして、全ての走
査電極用引き廻し配線133と全ての信号電極用引き廻
し配線132が下側基板130の一辺側に集められたこ
とになるので、この部分に例えば図28に示したような
COF実装された基板との接続を行えば、COF実装基
板上の1個の駆動用ICから全ての走査電極121と信
号電極131に対して信号を供給することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の液晶表示装置には、以下のような問題点があった。
すなわち、従来の液晶表示装置を構成する基板には、上
記のように表示領域の外側に引き廻し配線を形成する領
域が必ず必要になる。上述したように、近年の液晶表示
装置においては表示容量がますます増加する傾向にある
が、表示容量(画素数)が増加する程、この引き廻し配
線の本数が増えて引き廻し配線の形成領域が広くなって
しまうため、これが狭額縁化の障害となる。
【0014】表示容量を増やしても引き廻し配線形成領
域が広くならないようにするには、引き廻し配線のピッ
チ(配線幅+配線間隔)を小さくすることも考えられる
が、その場合、引き廻し配線抵抗の増大を招き、表示品
質に悪影響を与える恐れがある。例えば100本の引き
廻し配線を50μmピッチで形成する場合、5mm程度
の引き廻し配線形成領域が必要になる。この時の引き廻
し抵抗は数kΩ〜MΩオーダーにまで達し、信号波形な
まりなどの問題が生じる場合がある。
【0015】引き廻し配線の抵抗増大を抑えるために
は、引き廻し配線を構成する透明導電膜の低抵抗化、低
抵抗の金属補助配線の付加等の方法がある。しかしなが
ら、前者の方法の場合、透明導電膜は電極の部分では充
分な光透過率を確保することが重要であり、高い透過率
を維持したままでの低抵抗化は困難である。また、後者
の方法の場合は、製造工程の負荷が増大するという問題
がある。結局のところ、引き廻し配線の抵抗を増大させ
ることなく、引き廻し配線形成領域の縮小化を図る有効
な手段は今まで存在しなかった。
【0016】また、図28、図29に示したように、従
来の液晶表示装置ではFPCや駆動用ICを実装する領
域が必要なため、一方の基板を他方の基板から大きく張
り出させなければならず、液晶表示装置を電子機器の筐
体内に収容する場合、この部分が無駄な空間となってい
た。そのため、液晶表示装置の非表示(額縁)領域の確
保、及び拡大拡大に繋がっていた。
【0017】なお、液晶表示装置の狭額縁化を目的とし
て、基板の裏面側に電子回路および駆動用ICを搭載す
る技術が特開平5−323354号公報に開示されてい
る。同様に、一方の基板に画素パターン配線基板と駆動
回路配線基板としての機能を兼用させる技術が特開平7
−159802号公報に開示されている。しかしなが
ら、この公報には、ただ単に一方の基板の表面側の駆動
線をビアホール(コンタクトホール)を介して裏面側に
導通させ、裏面側の駆動回路および駆動用ICに接続す
ることが記載されているだけであって、液晶表示装置の
全体構成は不詳である。
【0018】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、引き廻し抵抗の増大などによる表
示品質の低下を招くことなく、狭額縁化による小型化を
図ることができる液晶装置、およびこれを用いた電子機
器を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の液晶装置は、互いに対向配置された一対
の基板間に液晶層が挟持された液晶装置であって、前記
一対の基板のうち、第1の基板においては、前記液晶層
に面する内面上に第1の導電部が設けられるとともに、
前記第1の基板の少なくとも側面上に設けられる第1の
側面接続部を介して、前記第1の導電部と前記第1の基
板の外面上に実装された電子部品とを電気的に接続する
第1の引き廻し導電部が設けられ、第2の基板において
は、前記液晶層に面する内面上に第2の導電部が設けら
れ、前記第1の基板と前記第2の基板との間には、前記
第2の導電部と電気的に接続される基板間接続部が設け
られ、前記第1の基板の少なくとも側面上に設けられる
第2の側面接続部を介して、前記基板間接続部と前記電
子部品とを電気的に接続する第2の引き廻し導電部が設
けられていることを特徴とする。
【0020】すなわち、本発明の液晶装置は、第1の基
板の外面側に、第1の基板内面の第1の導電部および第
2の基板内面の第2の導電部と電気的に接続された電子
部品が実装されたものである。ここで言う「第1の導電
部」、「第2の導電部」とは、具体的にはパッシブマト
リクス型液晶装置における走査電極、信号電極等の電
極、もしくはアクティブマトリクス型液晶装置における
走査線、データ線等の配線のことを指す。また、「電子
部品」とは、具体的には液晶装置の駆動回路に用いる駆
動用IC、コンデンサ等のことを指す。
【0021】詳細には、第1の基板の内面上に設けられ
た第1の導電部は、第1の基板の少なくとも側面上に設
けられ、第1の導電部と電気的に接続された第1の側面
接続部を有する第1の引き廻し導電部を介して、第1の
基板の外面側に設けられた電子部品に電気的に接続され
ている。
【0022】一方、第2の基板の内面上に設けられた第
2の導電部は、第1の基板と第2の基板との間に設けら
れ、第2の導電部と電気的に接続された基板間接続部
と、第1の基板の少なくとも側面上に設けられ、基板間
接続部と電気的に接続された第2の側面接続部とを有す
る第2の引き廻し導電部を介して、第1の基板の外面側
に設けられた電子部品に電気的に接続されている。
【0023】よって、従来の構成で言えば、引き廻し配
線が第1の基板の内面上の電極形成領域(言い換えると
表示領域)の外側の領域(非表示領域)に引き廻されて
いたのに対し、本発明の基本的構成では、引き廻し配線
(引き廻し導電部)が第1の基板の内面側から第1の基
板の側面側を通って外面側に引き廻されている。
【0024】しかも、本発明の構成では、上記引き廻し
導電部の基本構成は、電子部品が実装された側の基板で
ある第1の基板上の第1の引き廻し導電部のみならず、
液晶層を挟んで対峙する第2の基板からの第2の引き廻
し導電部についても同様である。すなわち、一対の基板
の全ての引き廻し導電部が第1の基板の側面側を通って
最終的に第1の基板の外面側に引き廻され、電子部品に
接続される構成になっている。
【0025】本発明の構成によれば、従来の構成におい
て第1の基板内面の表示領域外側に設けていた引き廻し
領域、さらにはFPCや電子部品の実装領域が不要とな
るので、その分だけ従来に比べて大幅に額縁部分を狭く
することができる。また、表示領域内を含めて第1の基
板の外面側全面に引き廻し導電部をレイアウトすること
ができ、引き廻し導電部間のピッチを余裕を持って設計
することができるため、引き廻し抵抗が増大するという
問題が生じることもない。
【0026】また、例えば、第1の基板内部にスルーホ
ールなどの孔を設けて、引き廻し導電部を第1の基板に
設けられた孔を通して、第1の基板の外面側に引き廻す
場合においては、個々の引き廻し導電部に対して、第1
の基板の内部に孔を形成する必要があるため、製造工程
が複雑になるが、本発明の液晶装置では、引き廻し導電
部を第1の基板の側面側を通して第1の基板の外面側に
引き廻す構成としたので、第1の基板の内部に孔を設け
るなどの特殊な処理を施すことなく容易に製造すること
ができる。
【0027】本発明において、第1の側面接続部及び第
2の側面接続部が、第1の基板の少なくとも側面上に形
成された、半田、銀、銅などの導電材料からなる導電部
材から構成されたことを特徴とする。
【0028】この構成とすれば、第1の基板の少なくと
も側面上に、ペースト状の導電材料を塗布した後焼成す
る、あるいは金属箔やピンコネクタを貼着する、あるい
は、第1の基板の側面の全面に導電材料を成膜した後、
フォトリソ加工などによって、所定のパターンに形成す
る、などの方法によって、第1の側面接続部、第2の側
面接続部を形成することができる。
【0029】また、第1の側面接続部及び第2の側面接
続部が、このような構成の場合には、第1の側面接続部
及び第2の側面接続部を覆うように、絶縁部材を設ける
ことが望ましく、第1の側面接続部、第2の側面接続部
を覆うように、絶縁部材を設けることにより、第1の側
面接続部、第2の側面接続部の腐食などの劣化を防止す
ることができるとともに、外部からの電気的な刺激によ
って、第1の側面接続部あるいは第2の側面接続部が短
絡することを防止することができる。
【0030】また、第1の側面接続部及び第2の側面接
続部は、第1の基板の少なくとも側面上に取り付けられ
た絶縁部材の、少なくとも第1の基板の側面に面した面
上に形成された導電部材から構成されてもよい。
【0031】この場合には、絶縁部材の面上に所定のパ
ターンの導電部材を形成した後、導電部材を形成した絶
縁部材を第1の基板の少なくとも側面上に取り付けるこ
とによって、容易に絶縁部材で保護された第1の側面接
続部、第2の側面接続部を形成することができる。した
がって、第1の基板の少なくとも側面上に第1の側面接
続部、第2の側面接続部を形成して、さらに第1の側面
接続部、第2の側面接続部を覆うように絶縁部材を設け
た先の構成に比較して、製造工程を簡略化することがで
きる。
【0032】面上に導電部材を形成する絶縁部材として
は、例えばフレキシブルなシートやテープを用いること
ができる。
【0033】第1の基板の少なくとも側面上に第1の側
面接続部、第2の側面接続部を形成して、さらに第1の
側面接続部、第2の側面接続部を覆うように絶縁部材を
設けた先の構成では、第1の基板の内面(外面)に対し
て、面積の非常に小さい側面上に微細なパターンの第1
の側面接続部、第2の側面接続部を形成する必要がある
ため、第1の側面接続部、第2の側面接続部の形成が困
難な場合もある。
【0034】しかしながら、フレキシブルなシート又は
テープからなる絶縁部材の面上に第1の側面接続部、第
2の側面接続部を形成して、該シート又はテープを第1
の基板に取り付ける場合には、平坦なシート又はテープ
に所定のパターンの導電部材を形成した後、そのまま、
あるいは第1の基板の端部の形状に沿うようにシート又
はテープを折り曲げて、第1の基板の少なくとも側面上
に取り付ければよく、この場合には、平坦なシート又は
テープの表面にフォトリソグラフィー法などにより所定
のパターンの導電部材を形成すればよいので、微細なパ
ターンの第1の側面接続部、第2の側面接続部を容易に
形成することができる。
【0035】また、本発明の液晶装置において、前記基
板間接続部としては、双方の基板間にわたるように形成
した導電性ペーストや導電性粒子等、任意の手段を用い
ることができる。もしくは、液晶層を封止するシール材
の内部に混入させた導電材を用いても良い。
【0036】また、本発明の液晶装置において、第1の
基板の外面上の周縁部に、駆動用IC等の電子部品の入
力端子と電気的に接続された外部接続端子が設けられて
いることが望ましい。
【0037】外部接続端子を第1の基板の周縁部に設け
ておけば、駆動用ICに駆動信号を供給するためのFP
Cなどをさらに実装するような場合、外部接続端子とF
PCの端子を接合する際の位置合わせを容易に行うこと
ができる。また、FPC接合時もしくは接合後、接合部
分に応力が発生する場合があるが、その位置が表示領域
から外れた基板周縁部であれば、前記応力が表示に悪影
響を及ぼすこともない。
【0038】また、本発明の電子機器は、上記本発明の
液晶装置を備えたことを特徴とする。本発明によれば、
狭額縁化による小型の液晶装置を備えたことによって、
装置全体が小型である割に表示領域が広く、携帯性に優
れた電子機器を実現することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の第1の実施の形態を図1〜図11を参照して説明す
る。
【0040】本実施の形態は、本発明の液晶装置をパッ
シブマトリクス型液晶表示装置に適用した例であって、
光反射部を兼ねた表示電極、いわゆる反射電極を有する
液晶表示装置の例である。
【0041】図1は本実施の形態の液晶表示装置全体を
上面側から見た斜視図、図2は下面側から見た斜視図、
図3は下側基板の上面(電極形成面)図、図4は下側基
板を下面側から見た透過平面図(電子部品の実装面側か
ら見た透過平面図)、図5は上側基板の下面(電極形成
面)図、図6は上側基板と下側基板を重ね合わせた状態
を示す透過平面図、図7は図6のA−A’線に沿う断面
図、図8は液晶表示装置の側面接続部及び絶縁部材の構
造を示す部分斜視図、図9は図6のB−B’線に沿う断
面図である。なお、以下の全ての図面においては、各層
や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするた
め、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
【0042】本実施の形態の液晶表示装置1は、図1に
示すように、下側基板2(第1の基板)と上側基板3
(第2の基板)とが対向配置され、これら基板間に液晶
層(図1では図示略)が挟持されている。本実施の形態
では、下側基板2としてポリイミド等からなる不透明基
板が用いられ、上側基板3としてポリカーボネート、ポ
リエーテルスルホン、アクリル系樹脂等からなる透明基
板が用いられている。以下の説明では、双方の基板の液
晶層に面する側の面を「内面」、それと反対側の面を
「外面」という。すなわち、双方の基板において、液晶
層が配置される側の面を「内面」、それと反対側の面を
「外面」という。また、上側基板3の外面側に、位相差
板4(λ/4板)、偏光板5(偏光手段)が順次貼着さ
れている。なお、図2以降の図面では、位相差板4、偏
光板5の図示を省略する。
【0043】下側基板2の内面上には多数の信号電極6
(第1の導電部)がストライプ状(帯状)に設けられ、
それと対向する上側基板3の内面上には信号電極6と直
交する方向に延在する多数の走査電極7(第2の導電
部)がストライプ状(帯状)に設けられている。そし
て、信号電極6と走査電極7が交差する部分が個々の画
素8となり、多数の画素8がマトリクス状に配列した領
域が表示領域9となる。なお、本実施の形態では下側基
板2側の電極を信号電極、上側基板3側の電極を走査電
極として説明するが、これは逆であっても一向にかまわ
ない。
【0044】図2に示すように、下側基板2の外面上に
おいて、平面的に表示領域9に対応する領域内に、駆動
用IC10(電子部品)が実装されている。この駆動用
IC10は、外部回路(図示せず)から外部接続端子2
6を通じて入力された信号を受けて信号電極6に対して
は画像信号を、走査電極7に対しては走査信号を供給す
るものである。
【0045】また、下側基板2の外面上には、後述する
信号電極用引き廻し配線(第1の引き廻し導電部)11
の一部を構成する信号電極用接続配線12、および後述
する走査電極用引き廻し配線(第2の引き廻し導電部)
13の一部を構成する走査電極用接続配線14がそれぞ
れ、下側基板2の最端部から駆動用IC10に向けて配
設され、駆動用IC10の端子(図2、図4においては
図示省略)と電気的に接続されている。
【0046】また、図2に示すように、信号電極用接続
配線12は、下側基板2の最端部において、下側基板2
の少なくとも側面上に形成された第1の側面接続部17
に電気的に接続されている。同様に、走査電極用接続配
線14についても図示はされていないが、下側基板2の
最端部において、下側基板2の少なくとも側面上に形成
された第2の側面接続部38に電気的に接続されてい
る。
【0047】図3に示すように、下側基板2の内面上
に、アルミニウムや銀(又は銀を含有する合金)などの
光反射率の高い金属薄膜からなる多数の信号電極6がス
トライプ状に設けられている。これら信号電極6は反射
層を兼ねており、表示時には偏光板5、位相差板4を介
して上側基板3の外方から入射し、液晶層を透過した光
が下側基板2の内面に達してこれら信号電極6の表面で
反射し、画像表示がなされるようになっている。
【0048】信号電極6の一端はそのまま電極の延在方
向に下側基板2の最端部まで、細く延出形成されてお
り、この信号電極6の一端から延出形成された部分が、
信号電極6と駆動用IC10とを電気的に接続する信号
電極用引き廻し配線の一部を構成する信号電極用接続配
線18となっている。
【0049】本実施の形態の場合、信号電極用接続配線
18は、図3における最上部の信号電極6から順に、信
号電極6の左側、右側、左側、…というように交互に反
対側の領域に引き出されているため、上下方向に隣接す
る接続配線間の間隔が広く、接続配線同士が短絡しにく
く信頼性が確保されている。しかしながら、特に接続配
線間の間隔等に問題がなければ、全ての接続配線を同方
向に引き出したり、例えば上側半分の接続配線を左側、
下側半分の接続配線を右側と分けて引き出すなど、接続
配線の引き出し方向は任意で良い。
【0050】また、本実施の形態においては、信号電極
用接続配線18を信号電極6よりも細く形成している
が、接続配線間の間隔等に問題がなければ、信号電極用
接続配線18を信号電極6と同じ幅で形成してもよい。
また、各信号電極用接続配線18は、下側基板2の少な
くとも側面上に形成られた、図示されていない第1の側
面接続部17に電気的に接続されている。
【0051】また、図3における信号電極形成領域の上
方には、多数の走査電極用接続配線21が形成されてい
る。これら走査電極用接続配線21は上側基板3の各走
査電極7と電気的に接続されている。
【0052】本実施の形態の場合、各走査電極用接続配
線21の一端は、後述する上下導通部(基板間接続部)
19(図示せず)に接する矩形のランド22になってい
る。また、各走査電極用接続配線21のもう一端は、下
側基板2の最端部に位置されていて、下側基板2の少な
くとも側面上に形成された第2の側面接続部38(図示
せず)に電気的に接続されている。また、これら走査電
極用接続配線21も信号電極6と同じアルミニウムなど
の材料で形成されている。
【0053】図4は、図3に示す下側基板2を裏返した
状態を示している。
【0054】図4に示すように、下側基板2の外面上に
は、図3に示した信号電極用接続配線18に電気的に接
続され、下側基板2の少なくとも側面上に形成された第
1の側面接続部17(図示せず)に一端が接続され、も
う一端が駆動用IC10の実装領域に配設された信号電
極用接続配線12が設けられている。
【0055】また、図3に示した走査電極用接続配線2
1に電気的に接続され、下側基板2の少なくとも側面上
に形成された第2の側面接続部38(図示せず)に一端
が接続され、もう一端が駆動用IC10の実装領域に配
設された走査電極用接続配線14が設けられている。
【0056】図4に示すように、下側基板2の周縁部の
4辺のうち、3辺(3つの基板辺)に沿って信号電極用
接続配線12、走査電極用接続配線14が配置されてお
り、上側基板3の内面に形成された走査電極7との電気
的接続がなされる基板辺(走査電極用接続配線14が配
置される基板辺)と対向する残りの1辺に沿って多数の
外部接続端子26が形成されている。つまり、下側基板
2の外面上に形成される外部接続端子26は、上側基板
3の内面に形成された走査電極7の延在方向に位置する
下側基板2の基板辺に沿って端部で配列形成されてい
る。外部接続端子26は、この液晶表示装置1と駆動用
外部回路等をFPCや異方性導電コネクター(又はラバ
ーコネクター)などの接続用部品を用いて接続する際に
そのFPCや異方性導電コネクター等の端子と接続する
ための端子である。そして、これら外部接続端子26の
各々から駆動用IC10の実装領域に向けて、駆動用I
C10に駆動信号を供給するための信号入力用配線41
が設けられている。
【0057】また、本実施の形態の場合、下側基板2の
外面に形成された信号電極用接続配線12、走査電極用
接続配線14、外部接続端子26、信号入力用配線41
等は全て、内面側の信号電極6、各接続配線18,21
等と同じく、アルミニウムや銀、(又は銀を含有する合
金)等の材料から形成されている。つまり、上側基板3
の内面に形成された走査電極7以外の配線、及び電極は
同じ材料から形成されている。
【0058】なお、下側基板2の外面において、駆動用
IC10の実装領域および外部接続端子26の形成領域
を除く、配線が露出した領域をポリイミド、レジスト等
の樹脂を用いて被覆しておくことが望ましい。このよう
な被覆層を形成すると、信号電極用接続配線12、走査
電極用接続配線14、信号入力用配線41等の配線の腐
食、断線、ショート等の不具合を防止することができ
る。
【0059】図5に示すように、上側基板3の内面上
に、ITOなどの透明導電性薄膜からなる多数の走査電
極7がストライプ状に設けられている。図5における各
走査電極7の長さ方向の(配線形成方向)の端部が上下
導通部(基板間接続部)19(図示せず)に接続される
部分となる。なお、図示しない上側基板3の外面側は何
も形成されていない平坦な面となっている。
【0060】上記構成の下側基板2と上側基板3を重ね
合わせると、図6に示すようになる。図6において、2
点鎖線で示した符号27の部材は両基板を接着すると共
に液晶層を基板間に封止するためのシール材である。信
号電極6と走査電極7が交差する部分が個々の画素8で
あり、多数の画素8がマトリクス状に配列した領域が表
示領域9となっている。
【0061】本実施の形態の場合、下側基板2の外形よ
りも上側基板3の外形の方が小さく、下側基板2の周縁
部は上側基板3の外側にはみ出している。下側基板2の
内面上の各信号電極用接続配線18の一部分は、上側基
板3の外側にはみ出して位置している。つまり、各信号
電極6から導出される各信号電極用接続配線18はシー
ル材27の形成部を突き抜け、さらに上側基板3の外形
(外周)よりも外側に延びて下側基板2の端部にまで形
成されている。
【0062】一方、下側基板2の内面上の各走査電極用
接続配線21についても同様に、一部分が上側基板3の
外側にはみ出して位置している。また、各走査電極用接
続配線21の上下導通部19(図示せず)に接する一方
の端部(矩形のランド22の部分)は、シール材27の
部分に位置している。
【0063】図7は図6のA−A’線に沿う断面図、す
なわち信号電極6に沿った方向に切断した断面図であ
る。この図に示すように、下側基板2と上側基板3との
間にシール材27が挟持され、下側基板2と上側基板3
とシール材27とにより密閉された空間に液晶層28が
挟持されている。ここでは、液晶層28として例えばS
TN(Super Twisted Nematic)液晶等の一般的な液晶
を用いることができる。
【0064】下側基板2の内面上に信号電極6および信
号電極6と一体形成された信号電極用接続配線18が形
成されるとともに、下側基板2の外面上には信号電極用
接続配線12が形成されている。さらに、双方の信号電
極用接続配線12,18を電気的に接続するために、下
側基板2の少なくとも側面上には、第1の側面接続部1
7が形成されている。
【0065】以下、本実施の形態においては、例とし
て、図7に示すように、一端が信号電極用接続配線12
に接続され、もう一端が信号電極用接続配線18に接続
されるように、下側基板2の側面側にのみ形成された第
1の側面接続部17について説明する。
【0066】また、本実施の形態において、図7に示す
ように、第1の側面接続部17を覆うように、例えば、
断面コ字状の絶縁部材15を1個若しくは複数個設ける
ことが望ましい。
【0067】図8に、図7の下側基板2を絶縁部材1
5、第1の側面接続部17が形成された側面側から見た
ときの斜視図を示している。
【0068】図8に示すように、下側基板2の内面上、
外面上にそれぞれ形成された、各信号電極用接続配線1
8と12とは、下側基板2の側面側に設けられた第1の
側面接続部17を介して電気的に接続されている。
【0069】なお、図8においては、信号電極用接続配
線12,18の幅と、第1の側面接続部17の幅とを同
一幅で図示しているが、これに限定されるものではな
く、第1の側面接続部17を信号電極用接続配線12,
18よりも細く形成するなど、信号電極用接続配線1
2,18と、第1の側面接続部17とを異なる幅で形成
してもよい。
【0070】また、図8においては、例として、すべて
の第1の側面接続部17を覆うように配置された、1個
の絶縁部材15を設けた場合について図示しているが、
これに限定されるものではなく、絶縁部材15はすべて
の第1の側面接続部17を覆うように配置されればよい
ので、所定間隔をあけて複数個の絶縁部材15を設けて
も良い。
【0071】第1の側面接続部17は、半田、銀、銅な
どの導電性材料からなる導電部材から構成されていて、
信号電極用接続配線12,18が形成された下側基板2
の側面上の所定の位置に、ペースト状の導電材料を塗布
した後焼成する、あるいは金属箔やピンコネクタを貼着
・装着したり、あるいは更に下側基板2の側面の全面に
導電材料を成膜した後、フォトリソ加工などによって、
所定のパターンに形成する、などの方法により、第1の
側面接続部17を形成することができる。
【0072】また、絶縁部材15としては、例えば、フ
レキシブルな絶縁性のシートやテープを用いることがで
きる。信号電極用接続配線12,18、第1の側面接続
部17を形成した下側基板2の端部の形状に沿うよう
に、1枚又は複数枚の絶縁性のシートやテープを断面コ
字状に折り曲げて下側基板2に貼着することによって、
容易に絶縁部材15を形成することができる。
【0073】また、絶縁部材15として、断面コ字状の
絶縁性のクリップを用いることもできる。この場合に
は、信号電極用接続配線12,18、第1の側面接続部
17を形成した下側基板2の端部の形状に沿うようにあ
らかじめ断面コ字状に形成された1個又は複数個の絶縁
性のクリップを信号電極用接続配線12,18、第1の
側面接続部17を形成した下側基板2の端部にはめ込む
ことにより、容易に絶縁部材15を形成することができ
る。
【0074】また、図7に示すように、下側基板2の外
面上に形成された信号電極用接続配線12において、第
1の側面接続部17に接続された側と反対側の端部に
は、駆動用IC10の端子31が接続されている。
【0075】以上のような配線構造を採ることにより、
駆動用IC10から出力された画像信号は、下側基板2
の外面上の信号電極用接続配線12、第1の側面接続部
17、下側基板2の内面上の信号電極用接続配線18を
経由して各信号電極6に供給される。よって、これら下
側基板2の外面上の信号電極用接続配線12、第1の側
面接続部17、下側基板2の内面上の信号電極用接続配
線18が信号電極用引き廻し配線11を構成することに
なる。
【0076】図7に示す駆動用IC10の実装形態は、
駆動用IC10の表面(端子形成面)側を基板側に向け
た、いわゆるフェイスダウン実装(もしくはILB(In
nerLead Bonding)実装)と呼ばれるものであり、例え
ばマトリクス状に配置された半田ボールが端子31を構
成するBGA(Ball Grid Array)型半導体素子やバン
プ電極がICの外形周辺部に沿って配置された半導体素
子などが用いられる。
【0077】もしくは、図11に示すように、駆動用I
C32の裏面側を下側基板2上に固定し、駆動用IC3
2表面側の電極パッド33と信号電極用接続配線12と
をワイヤー34でボンディングした、いわゆるフェイス
アップ実装(もしくはOLB(Outer Lead Bonding)実
装)と呼ばれる実装形態により駆動用ICを実装しても
よい。
【0078】また、図7に示すように、上側基板3の内
面には多数の走査電極7が形成されている。そして、下
側基板2、上側基板3双方の液晶層28に接する最上層
には配向膜35,36がそれぞれ形成されている。配向
膜35,36はポリイミド等の膜からなり、ラビング等
の配向処理が施されたものである。また、下側基板2と
上側基板3の間には基板間の間隔(以下、セルギャップ
という)を一定に保持するためのスペーサ37が散布さ
れている。
【0079】一方、図9は図6のB−B’線に沿う断面
図、すなわち走査電極7に沿った方向に切断した断面図
であり、走査電極用引き廻し配線13の構成が示されて
いる。この図に示すように、上側基板3の内面上に、シ
ール材27の上面と走査電極7の端部で接触するように
走査電極7が形成されている。また、下側基板2の内面
上には、多数の信号電極6が形成されるとともに、シー
ル材27の下面と接触するように走査電極用接続配線2
1が形成されている。
【0080】ここで、シール材27の内部には樹脂等の
バインダー中に金属粒子、プラスチックボールの表面を
金属めっきした粒子等の導電材が混入されており、シー
ル材27の上面および下面にそれぞれ接触した走査電極
7と走査電極用接続配線21とが電気的に接続されて上
下導通部(基板間接続部)19を構成している。また、
下側基板2の外面上には、一端が駆動用IC10の端子
31に接続された走査電極用接続配線14が配設されて
いる。
【0081】さらに、内面側、外面側双方の走査電極用
接続配線21,14を電気的に接続するために、下側基
板2の少なくとも側面上には、第2の側面接続部38が
形成されている。
【0082】なお、本実施の形態においては、例とし
て、一端が走査電極用接続配線21に接続され、もう一
端が走査電極用接続配線14に接続されるように、下側
基板2の側面側にのみ形成された第2の側面接続部38
について図示している。
【0083】また、本実施の形態において、第2の側面
接続部38を覆うように、例えば、断面コ字状の絶縁部
材20を1個若しくは複数個設けることが望ましい。
【0084】なお、第2の側面接続部38、絶縁部材2
0の構造は、図8において説明した第1の側面接続部1
7、絶縁部材15の構造と同様であるので、説明は省略
する。
【0085】以上のような配線構造を採ることにより、
駆動用IC10から出力された走査信号は、下側基板2
の外面上の走査電極用接続配線14、第2の側面接続部
38、下側基板2の内面上の走査電極用接続配線21、
上下導通部(基板間接続部)19を経由して各走査電極
7に供給される。よって、これら下側基板2の外面上の
走査電極用接続配線14、第2の側面接続部38、下側
基板2の内面上の走査電極用接続配線21、および上下
導通部19が走査電極用引き廻し配線13を構成するこ
とになる。
【0086】なお、シール材27の内部に導電材を混入
してこの部分を上下導通部19とすることに代えて、例
えば図10に示すように、上側基板2の内面上でシール
材27の外側まで走査電極7を延在させ、シール材27
の外側の領域の下側基板2、上側基板3間に任意の上下
導通材39を形成し、この部分を上下導通部(基板間接
続部)40としてもよい。この上下導通材39は、例え
ば銀ペースト等の印刷により形成することができる。こ
の構成の場合、シール材27の部分では電気的導通がな
いが、上下導通材39の形成部分で基板間の導通がなさ
れ、導通経路としては図9の配置、及び接続構造とほと
んど同様になる。
【0087】以下、上記構成の液晶表示装置の製造方法
について説明する。
【0088】下側基板2の材料としてポリイミド基板を
用意し、基板の表裏両面にアルミニウム等の金属材料か
らなる導電性薄膜を成膜する。次に、基板両面の導電性
薄膜上に感光性レジストを塗布した後、基板両面上にフ
ォトマスクを配置し、同時に露光を行う。次いで、周知
のフォトリソグラフィー、エッチング技術を用いて下側
基板2の表裏両面の導電性薄膜のパターニングを同時に
行うことにより、上述の下側基板2内面側の信号電極
6、信号電極用接続配線18、走査電極用接続配線2
1、外面側の信号電極用接続配線12、走査電極用接続
配線14、信号入力用配線41、外部接続端子26等を
一括して形成する。
【0089】次に、下側基板2の側面側の所定の位置
に、ペースト状の導電材料を塗布した後焼成する、ある
いは金属箔やピンコネクタを貼着する、あるいは下側基
板2の側面の全面に導電材料を成膜した後、フォトリソ
加工などによって、所定のパターンに形成する、などの
方法により、第1の側面接続部17、第2の側面接続部
38を形成する。
【0090】さらに、下側基板2の端部の形状に沿うよ
うに、1枚又は複数枚の絶縁性のシートやテープを断面
コ字状に折り曲げて下側基板2に貼着する、あるいは下
側基板2の端部の形状に沿うようにあらかじめ断面コ字
状に形成された1個又は複数個の絶縁性のクリップを下
側基板2の端部にはめ込むなどの方法によって、第1の
側面接続部17、第2の側面接続部38を覆うように、
絶縁部材15、20を形成する。
【0091】一方、上側基板3の材料としてポリカーボ
ネート、ポリエーテルスルホン、アクリル系樹脂等の透
明基板を用意し、基板の一面(内面となる面)側にIT
O等の透明性導電膜を成膜する。次いで、周知のフォト
リソグラフィー、エッチング技術を用いて透明性導電膜
をパターニングし、ストライプ状の走査電極7を形成す
る。
【0092】次に、下側基板2、上側基板3双方の内面
上にポリイミド等を塗布、焼成した後、ラビング法等に
よる配向処理を施して配向膜35,36をそれぞれ形成
する。次いで、下側基板2、上側基板3のいずれか一方
の基板上にセルギャップを保持するためのスペーサ37
を散布し、シール材27となる樹脂材料を印刷した後、
下側基板2と上側基板3とを貼り合わせ、シール材27
を硬化させて、空セルを作製する。本実施の形態の場
合、シール材27の部分を上下導通部とするためにシー
ル材27となる樹脂材料の中に金属粒子等の導電材を混
入させておく。
【0093】次に、空セル内に、真空注入法等によりシ
ール材の一部に設けられた液晶注入口から液晶を注入
し、液晶注入口を封止することで液晶セルが作製され
る。さらに、上側基板3の外面側に位相差板4、偏光板
5を順次貼着した後、下側基板2の外面側にフェイスダ
ウン実装、フェイスアップ実装等の形態で駆動用IC1
0を実装する。以上の工程により、本実施の形態の液晶
表示装置1が完成する。
【0094】本実施の形態の液晶表示装置1において
は、下側基板2の外面上に下側基板2内面の信号電極6
および上側基板3内面の走査電極7と電気的に接続さ
れ、これら電極に対して信号を供給する駆動用IC10
が実装されている。そして、従来の構成では、各電極の
引き廻し配線が例えば下側基板の内面上の表示領域の外
側に引き廻されていたのに対し、本実施の形態の構成で
は、信号電極用引き廻し配線11、走査電極用引き廻し
配線13の双方が、下側基板2、上側基板3各々の内面
側から下側基板2の側面側を通って下側基板2の外面側
に引き廻されている。
【0095】したがって、本実施の形態によれば、従来
の構成において下側基板内面の表示領域外側に設けてい
た引き廻し領域、さらにはFPCや電子部品の実装領域
が不要となるので、その分だけ従来に比べて大幅に額縁
を狭くすることができる。また、表示領域9内を含めて
下側基板2の外面側全面に多数の接続配線をレイアウト
することができ、接続配線間のピッチを余裕を持って設
計することができるので、引き廻し抵抗が増大するとい
う問題が生じることもない。
【0096】また、例えば、下側基板内部にスルーホー
ルなどの孔を設けて、引き廻し配線を下側基板に設けら
れた孔を通して、下側基板の外面側に引き廻す場合にお
いては、個々の引き廻し配線に対して、下側基板の内部
に孔を形成する必要があるため、製造工程が複雑になる
が、本実施の形態の液晶表示装置1では、信号電極用引
き廻し配線11、走査電極用引き廻し配線13を下側基
板2の側面側を通して下側基板2の外面側に引き廻す構
成としたので、下側基板2の内部に孔を設けるなどの特
殊な処理を施すことなく容易に製造することができる。
【0097】また、本実施の形態においては、第1の側
面接続部17、第2の側面接続部38を覆うように、絶
縁部材15、20を設けたことにより、第1の側面接続
部17、第2の側面接続部38の腐食などの劣化を防止
することができるとともに、外部からの電気的な刺激に
よって、第1の側面接続部17あるいは第2の側面接続
部38が短絡することを防止することができる。
【0098】なお、本実施の形態においては、信号電極
用接続配線12,18(走査電極用接続配線21,1
4)を下側基板2の面上において、下側基板2の最端部
まで延出形成して、第1の側面接続部17(第2の側面
接続部38)を下側基板2の側面側にのみ形成したもの
についてのみ説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0099】第1の側面接続部17(第2の側面接続部
38)は下側基板2の少なくとも側面上に形成されてい
ればよいので、例えば、第1の側面接続部17(第2の
側面接続部38)を下側基板2の端部の形状に沿って断
面コ字状に形成し、第1の側面接続部17(第2の側面
接続部38)を下側基板2の側面側だけでなく、下側基
板2の内面側、外面側に形成された信号電極用接続配線
12,18(走査電極用接続配線21,14)の端部に
一部が重なるように形成しても良い。
【0100】また、第1の側面接続部17(第2の側面
接続部38)と信号電極用接続配線12,18(走査電
極用接続配線21,14)とは電気的に接続されていれ
ばよいので、信号電極用接続配線12,18(走査電極
用接続配線21,14)を下側基板2の面上において、
下側基板2の最端部よりも若干内側の位置まで形成し
て、信号電極用接続配線12,18(走査電極用接続配
線21,14)に接触するように、断面コ字状の第1の
側面接続部17(第2の側面接続部38)を下側基板2
の端部の形状に沿って形成してもよい。
【0101】また、本実施の形態においては、隣接する
第1の側面接続部17間、あるいは隣接する第2の側面
接続部38間には特に何も形成しない場合についてのみ
説明したが、隣接する第1の側面接続部17間、あるい
は隣接する第2の側面接続部38間に絶縁部材を設けて
もよく、この場合には、隣接する第1の側面接続部17
間、あるいは隣接する第2の側面接続部38間のショー
トを防止することができる。
【0102】また、本実施の形態で下側基板2の材料に
ポリイミドを用いたように、下側基板2は必ずしも透明
基板である必要はないため、液晶表示装置の基板材料と
して従来から一般的なガラス、石英等の透明基板の他、
ポリイミド等の樹脂基板、セラミック基板等を用いるこ
ともでき、下側基板2の材料選択の自由度が向上する。
例えば下側基板2にセラミック基板を用いた場合、下側
基板2の剛性が向上するので、基板の変形が生じにくく
なり、セルギャップの均一性、ひいては表示の均一性に
優れた液晶表示装置が得られる。また、上下の基板とも
にプラスチックフィルム基板等の可撓性を有する基板で
構成しても良い。この構成にすると、液晶表示装置の薄
型化、軽量化が図れる、基板の割れ等の破損が生じにく
くなる、基板を湾曲させることで曲面表示が可能にな
る、等の利点が得られ、携帯機器等の電子機器に好適な
ものとなる。
【0103】また、下側基板2外面の周縁部に外部接続
端子26が設けられているので、駆動用IC10に駆動
信号を供給するためのFPCなどをさらに実装するよう
な場合、外部接続端子26とFPCの端子を接続する際
の位置合わせを容易に行うことができる。また、FPC
接合時もしくは接合後、接合部分に応力が発生する場合
があるが、その位置が表示領域9から外れた基板周縁部
であれば、前記応力が表示に悪影響を及ぼすこともな
い。
【0104】また、本実施の形態では、上述したよう
に、下側基板2の内面側の信号電極6等と外面側の各種
接続配線等をアルミニウムなどの同じ材料で構成したた
め、製造工程の簡略化を図ることができたが、下側基板
2の内面側の信号電極6等と外面側の各種接続配線等を
異なる材料で形成してもよい。例えば、内面側の信号電
極6には光反射率の高い銀(又は銀を含有する合金)、
アルミニウム等の金属材料を用い、外面側の接続配線に
は低抵抗材料である銅等の金属材料を用いるようにして
も良い。このようにすると、製造工程の簡略化という上
記の利点は得られない代りに、引き廻し抵抗のより一層
の低減を図ることができる。
【0105】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2
の実施の形態を図12〜図14を参照して説明する。
【0106】本実施の形態も第1の実施の形態と同様、
本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表示装置
に適用した例であって、光反射部を兼ねた表示電極、い
わゆる反射電極を有する液晶表示装置の例である。第1
の実施の形態と異なる点は、下側基板の少なくとも側面
上に設ける側面接続部及び絶縁部材の構造のみである。
本実施の形態の液晶表示装置の概略構成は第1の実施の
形態と共通であるため、共通な構成については図示およ
び説明を省略する。
【0107】図12は第1の実施の形態の図7(図6の
A−A’線に沿う断面図)に対応する断面図、図13は
第1の実施の形態の図9(図6のB−B’線に沿う断面
図)に対応する断面図である。また、図14は本実施の
形態の液晶表示装置の側面接続部、絶縁部材の構造を示
す部分斜視図である。
【0108】なお、これらの図面において、図1〜図9
と共通の構成要素については同一の符号を付す。
【0109】第1の実施の形態においては、図7〜9に
示したように、下側基板2の少なくとも側面上に第1の
側面接続部17(第2の側面接続部38)を形成し、さ
らに第1の側面接続部17(第2の側面接続部38)を
覆うように、絶縁部材15(20)を設けたのに対し、
本実施の形態の液晶表示装置50においては、図12、
13に示すように、信号電極用接続配線12,18(走
査電極用接続配線14,21)を電気的に接続するため
に、下側基板2の少なくとも側面に、図14に示すよう
な、少なくとも下側基板2の側面に面する面上に第1の
側面接続部16(第2の側面接続部23)が形成された
絶縁部材24(25)を取り付ける構成としている。
【0110】第1の側面接続部16(第2の側面接続部
23)及び絶縁部材24(25)の構造の一例について
説明する。なお、第1の側面接続部16(第2の側面接
続部23)は信号電極用接続配線12,18(走査電極
用接続配線14,21)を電気的に接続するために、下
側基板2の少なくとも側面上に配置されるように絶縁部
材24(25)の面上に設けられればよい。例えば、断
面コの字状の絶縁性の弾性部材であって、少なくとも下
側基板2の面に接する内面側に、内外面上の両接続配線
に対応して両配線を電気的に接続する複数の導電層(又
は導電部)を有したゼブラコネクタを用いてもよく、本
発明は以下に記載の例に限定されるものではない。
【0111】絶縁部材24(25)は、絶縁性のシート
又はテープ、あるいは絶縁性のクリップなどから構成さ
れていて、例えば、図12〜図14に示すように、下側
基板2の端部の形状に沿って、断面コ字状に形成され下
側基板2の側面を覆って勘合・装着されている。また、
絶縁部材24(25)において、下側基板2に面する側
の面上に、例えば絶縁部材24(25)の形状に沿って
断面コ字状に第1の側面接続部16(第2の側面接続部
23)が形成されている。
【0112】絶縁部材24(25)としてフレキシブル
なシート又はテープを用いる場合には、絶縁性を有する
平坦なシート又はテープの面上に、フォトリソグラフィ
ー法などにより、所定のパターンの第1の側面接続部1
6(第2の側面接続部23)を形成した後、下側基板2
の端部の形状に沿うように、シート又はテープを折り曲
げて、下側基板2に貼着することにより、容易に絶縁部
材24(25)、第1の側面接続部16(第2の側面接
続部23)を形成することができる。
【0113】また、絶縁部材24(25)として絶縁性
のクリップを用いる場合には、あらかじめ下側基板2の
端部の形状に沿うように形成された断面コ字状の絶縁性
のクリップの面上の所定の位置に、所定のパターンの第
1の側面接続部16(第2の側面接続部23)を形成し
た後、絶縁性のクリップを下側基板2の端部に取り付け
ることにより、容易に絶縁部材24(25)、第1の側
面接続部16(第2の側面接続部23)を形成すること
ができる。
【0114】本実施の形態において、下側基板2の外面
上の信号電極用接続配線12、第1の側面接続部16、
下側基板2の内面上の信号電極用接続配線18が信号電
極用引き廻し配線(第1の引き廻し導電部)43を構成
している。また、下側基板2の外面上の走査電極用接続
配線14、第2の側面接続部23、下側基板2の内面上
の走査電極用接続配線21、および上下導通部19が走
査電極用引き廻し配線(第2の引き廻し導電部)45を
構成している。
【0115】本実施の形態の液晶表示装置50において
も、下側基板2の少なくとも側面上に第1の側面接続部
16、第2の側面接続部23を設け、信号電極6、走査
電極7それぞれの引き廻し配線43,45を下側基板2
の外面側に引き廻し、駆動用IC10を実装したことに
より狭額縁化を図ることができる、という第1の実施の
形態と同様の効果を得ることができる。
【0116】さらに、本実施の形態においては、絶縁部
材24(25)の面上に所定のパターンの第1の側面接
続部16(第2の側面接続部23)を形成した後、第1
の側面接続部16(第2の側面接続部23)を形成した
絶縁部材24(25)を下側基板2の端部に取り付ける
構成としたので、容易に絶縁部材24(25)で保護さ
れた第1の側面接続部16(第2の側面接続部23)を
形成することができる。したがって、下側基板の少なく
とも側面上に第1の側面接続部(第2の側面接続部)を
形成して、さらに第1の側面接続部(第2の側面接続
部)を覆うように絶縁部材を設けた第1の実施の形態に
比較して、製造工程を簡略化することができる。
【0117】また、絶縁部材24(25)として、フレ
キシブルなシートやテープを用いる場合には、平坦な絶
縁部材24(25)の面上に所定のパターンの第1の側
面接続部16(第2の側面接続部23)を形成すればよ
いので、下側基板の側面に第1の側面接続部(第2の側
面接続部)を形成した第1の実施の形態に比較して、微
細なパターンの第1の側面接続部16(第2の側面接続
部23)を容易に形成することができる。
【0118】[第3の実施の形態]以下、本発明の第3
の実施の形態を図15、図16を参照して説明する。
【0119】本実施の形態も第1、第2の実施の形態と
同様、本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表
示装置に適用した例であって、光反射部を兼ねた表示電
極、いわゆる反射電極を有する液晶表示装置の例であ
る。そして、本実施の形態の液晶表示装置は下側基板に
カラーフィルターを備え、反射型カラー液晶表示装置を
実現した例である。
【0120】本実施の形態の液晶表示装置の概略構成は
第1、第2の実施の形態と共通であるため、共通な構成
については図示および説明を省略する。図15は第1の
実施の形態の図7(図6のA−A’線に沿う断面図)に
対応する断面図、図16は第1の実施の形態の図9(図
6のB−B’線に沿う断面図)に対応する断面図であ
る。なお、これらの図面において、図7、図9と共通の
構成要素については同一の符号を付す。
【0121】本実施の形態の液晶表示装置52において
は、図15および図16に示すように、下側基板2の信
号電極6を覆うように表示領域全域に絶縁膜53が形成
され、その絶縁膜53上にカラーフィルター54が形成
されている。カラーフィルター54は、各画素に対応し
て形成された赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色
材層55と、金属膜、ブラックレジスト等からなる格子
状の遮光膜56(ブラックマトリクス)とから構成され
ている。そして、カラーフィルター54上に配向膜35
が形成されている。信号電極6、走査電極7等の電極構
成、信号電極用引き廻し配線11、走査電極用引き廻し
配線13等の配線構成に関しては、上記第1の実施の形
態と全く同様である。
【0122】本実施の形態の液晶表示装置52において
も、下側基板2の少なくとも側面上に第1の側面接続部
17、第2の側面接続部38を設け、信号電極6、走査
電極7それぞれの引き廻し配線11,13を下側基板2
の外面側に引き廻し、駆動用IC10を実装したことに
より狭額縁化を図ることができる、という第1の実施の
形態と同様の効果を得ることができる。
【0123】さらに、本実施の形態の液晶表示装置にお
いては、下側基板2の内面上にカラーフィルター54を
備えているので、狭額縁による小型化が図れるととも
に、表示品質の高いカラー液晶表示装置を実現すること
ができ、今後、カラー化がさらに進むことが予想される
携帯電子機器等に好適なものとなる。なお、本実施の形
態においては、カラーフィルターを下側基板側に形成し
ているが、上側基板側に形成しても良く、その効果には
何ら支障をきたすものではない。
【0124】また、本実施の形態における第1の側面接
続部17、第2の側面接続部38、絶縁部材15、20
の代わりに、第2の実施の形態において示した第1の側
面接続部16、第2の側面接続部23、絶縁部材24、
25を設けても同等の効果を得ることができる。
【0125】[第4の実施の形態]以下、本発明の第4
の実施の形態を図17、図19を参照して説明する。
【0126】本実施の形態も第1〜第3の実施の形態と
同様、本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表
示装置に適用した例である。しかしながら、第1〜第3
の実施の形態が反射電極を有するタイプの反射型液晶表
示装置の例であったのに対して、本実施の形態の液晶表
示装置は反射層と表示電極とを別個に有するタイプの反
射型液晶表示装置の例である。
【0127】本実施の形態の液晶表示装置の全体構成は
第1、第2の実施の形態と共通であるため、共通な構成
については図示および説明を省略する。図17は第1の
実施の形態の図7(図6のA−A’線に沿う断面図)に
対応する断面図、図19は第1の実施の形態の図9(図
6のB−B’線に沿う断面図)に対応する断面図であ
る。なお、これらの図面において、図7、図9と共通の
構成要素については同一の符号を付す。
【0128】本実施の形態の液晶表示装置58において
は、図17および図19に示すように、下側基板2上の
表示領域全域にアルミニウム、銀(又は銀を含有する合
金)等の光反射率の高い金属薄膜からなる反射層59が
形成されている。そして、この反射層59を覆うように
絶縁膜60が形成され、その絶縁膜60上に多数の信号
電極6がストライプ状に形成されている。信号電極6
は、絶縁膜60および反射層59の形成領域外では下側
基板2上に直接形成された状態となっているため、下側
基板2の側面の部分の接続構造は第1の実施の形態と全
く同様である。
【0129】また、図18に示すように、信号電極用接
続配線18は反射層59を形成する際に同時に形成さ
れ、少なくとも表示領域内の反射層59表面に絶縁膜5
9が形成され、絶縁膜60上に多数の信号電極6がスト
ライプ状に形成され、信号電極6は延伸され信号電極用
接続配線18と電気的に導通された構成としても良い。
【0130】本実施の形態の場合、信号電極6は光反射
層を兼ねておらず、信号電極6の下方に反射層59が別
個に形成されている。したがって、表示時には上側基板
3の外方から入射し、液晶層28を透過した光が反射層
59の表面で反射し、画像表示がなされるようになって
いるので、反射層59の上方に位置する信号電極6は透
明でなければならない。したがって、本実施の形態で
は、信号電極6は上側基板3の走査電極7と同様、IT
O等の透明性導電膜で形成されている。また第1の実施
の形態と同様、図19に示すように、下側基板2の内面
上には、シール材27の部分の上下導通部19と第1の
側面接続部38とを電気的に接続する走査電極用接続配
線21が設けられているが、この走査電極用接続配線2
1は、反射層59と同じ材料であるアルミニウム、銀
(銀を含有する合金)等の金属膜で形成してもよいし、
信号電極6と同じ材料であるITO等の透明性導電膜で
形成してもよい。いずれにしろ、反射層59または信号
電極6と同じ材料を用いる限り、製造工程が増えること
はない。
【0131】一方、下側基板2の外面側には、信号電極
用接続配線12、走査電極用接続配線14、信号入力用
配線41等が設けられており、これら配線の引き廻しに
ついては第1の実施の形態と同様であるが、配線の材料
としては銅等の低抵抗金属材料が用いられている。
【0132】本実施の形態の液晶表示装置58において
も、下側基板2の側面側に第1の側面接続部17、第2
の側面接続部38を設け、信号電極6、走査電極7それ
ぞれの引き廻し配線11,13を下側基板2の外面側に
引き廻し、駆動用IC10を実装したことにより狭額縁
化を図ることができる、という第1の実施の形態と同様
の効果を得ることができる。
【0133】さらに本実施の形態の場合、反射層59と
信号電極6とを別個に設けているため、反射層として必
要な特性と信号電極として必要な特性を分けて考えるこ
とができ、特に信号電極6の設計の自由度を上げること
ができる。しかも本実施の形態の場合、下側基板2外面
の各種接続配線等には銅等の低抵抗金属材料を用いたた
め、内面側の導電層材料と異なることで製造プロセスが
若干複雑にはなるものの、引き廻し抵抗が低減し、表示
品質の向上を図ることができる。
【0134】なお、本実施の形態における第1の側面接
続部17、第2の側面接続部38、絶縁部材15、20
の代わりに、第2の実施の形態において示した第1の側
面接続部16、第2の側面接続部23、絶縁部材24、
25を設けても同等の効果を得ることができる。
【0135】[第5の実施の形態]以下、本発明の第5
の実施の形態を図20を参照して説明する。
【0136】上記第1〜第4の実施の形態ではパッシブ
マトリクス型液晶表示装置の例を示したが、本実施の形
態では、TFDをスイッチング素子に用いたアクティブ
マトリクス方式の反射型液晶表示装置への本発明の適用
例を示す。図20(a)は本実施の形態の液晶表示装置
の全体構成を示す斜視図であり、図20(b)は図20
(a)における一画素の拡大図である。
【0137】本実施の形態の液晶表示装置61は、図2
0(a)に示すように、2枚の基板、すなわちTFD素
子が形成された側の素子基板62(第1の基板)と対向
基板63(第2の基板)とが対向配置され、これら基板
間に液晶(図示略)が封入されている。なお、図示は省
略するが、実際には液晶と接する各基板の内面には配向
膜が形成されている。
【0138】素子基板62の内面側には、多数のデータ
線64(第1の導電部)が設けられており、各データ線
64に対して多数の画素電極65がTFD素子66を介
して接続されている。一方、対向基板63の内面側に
は、短冊状の多数の走査線67(第2の導電部)がデー
タ線に交差する方向に形成されている。
【0139】また、素子基板62の外面には、データ線
用接続配線および走査線用接続配線(いずれも図示略)
が設けられ、データ線64、走査線67をそれぞれ駆動
するデータ線駆動回路、走査線駆動回路(いずれも図示
略)がそれぞれ形成されている。
【0140】TFD素子66は、図20(b)に示すよ
うに、例えばタンタル膜からなる第1の導電膜68と、
第1の導電膜68の表面に陽極酸化によって形成された
タンタル酸化膜からなる絶縁膜69と、絶縁膜69の表
面に形成されたクロム、アルミニウム、チタン、モリブ
デン等の金属膜からなる第2の導電膜70とから構成さ
れている。そして、TFD素子66の第1の導電膜68
がデータ線64に接続され、第2の導電膜70が画素電
極65に接続されている。本実施の形態の場合、画素電
極65が光反射層を兼ねる反射電極であり、アルミニウ
ム等の光反射率の高い金属薄膜から形成されている。も
しくは、第4の実施の形態のように、画素電極65をI
TO等の透明性導電膜で形成し、画素電極65の下方に
反射層を別個に形成してもよい。一方、対向基板63の
内面の走査線67は、ITO等の透明性導電膜で形成さ
れている。
【0141】そして、本実施の形態の液晶表示装置61
の場合、素子基板62の内面の各データ線64の一端が
素子基板62の最端部にまで延出形成され、素子基板6
2の少なくとも側面上に設けられた第1の側面接続部
(図示略)に電気的に接続されている。液晶表示装置6
1の第1の側面接続部の近傍部分の断面構造は、第1の
実施の形態の図7において、信号電極6を本実施の形態
のデータ線64に置き換えたものと同様になる。
【0142】すなわち、素子基板62の内面上にデータ
線64が形成される一方、素子基板62の外面上にはデ
ータ線用接続配線が形成され、双方のデータ線用接続配
線は素子基板62の少なくとも側面上に設けられた第1
の側面接続部を介して電気的に接続されている。そし
て、素子基板62の外面側に形成されたデータ線用接続
配線の他端には駆動用IC(図示略)が接続されてい
る。
【0143】以上のような配線構造を採ることにより、
駆動用ICから出力された画像信号は、素子基板62の
外面上のデータ線用接続配線、第1の側面接続部、素子
基板62の内面上のデータ線用接続配線を経由して各デ
ータ線64に供給される。つまり、これら素子基板62
の外面上のデータ線用接続配線、第1の側面接続部、素
子基板62の内面上のデータ線用接続配線が、データ線
用引き廻し配線を構成することになる。
【0144】一方、対向基板63の走査線67側につい
ては、シール材(図示略)の上面と接触するように走査
線67が形成されている。シール材中には金属粒子等の
導電材が混入されており、シール材の上面および下面が
電気的に接続されて上下導通部(基板間接続部)を構成
している。
【0145】素子基板62の上下導通部の下部にあたる
部分はランド(図示略)が形成されており、ランドから
走査線用接続配線(図示略)が素子基板62の最端部に
まで延出形成されていて、この走査線用接続配線が、素
子基板62の外面に設けられた走査線用接続配線に、素
子基板62の少なくとも側面上に設けられた第2の側面
接続部(図示略)を介して電気的に接続されている。ま
た、素子基板62の外面上に形成された走査線用接続配
線の他端には駆動用ICが接続されている。
【0146】以上のような配線構造を採ることにより、
駆動用ICから出力された走査信号は、素子基板62の
外面上の走査線用接続配線、第2の側面接続部、素子基
板62の内面上の走査線用接続配線、上下導通部を経由
して対向基板63上の各走査線67に供給される。つま
り、これら素子基板62の外面上の走査線用接続配線、
第2の側面接続部、素子基板62の内面上の走査線用接
続配線、および上下導通部が走査線用引き廻し配線を構
成することになる。
【0147】なお、本実施の形態においても、第1の実
施の形態と同様に、第1の側面接続部、第2の側面接続
部を覆うように、絶縁部材を設けることが望ましい。あ
るいは、第2の実施の形態と同様に、素子基板62の少
なくとも側面に、少なくとも素子基板62の側面に面す
る面上に第1の側面接続部、第2の側面接続部が形成さ
れた絶縁部材を取り付ける構成とすることが望ましい。
このような構成にすることにより、第1の側面接続部、
第2の側面接続部の腐食などの劣化を防止することがで
きるとともに、外部からの電気的な刺激によって、第1
の側面接続部あるいは第2の側面接続部が短絡すること
を防止することができる。
【0148】本実施の形態はTFD素子を用いたアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置の例であるが、この場合
も上記第1〜第4の実施の形態のパッシブマトリクス型
液晶表示装置の例と同様の効果を得ることができる。す
なわち、素子基板62の内面の表示領域外部に引き廻し
配線を配置するスペースが要らなくなり、しかもTFD
アクティブマトリクス型液晶表示装置に必要なデータ線
駆動回路、走査線駆動回路等の形成領域を素子基板62
の外面側に配置できるので、大幅な狭額縁化を図ること
ができる。また、素子基板62の外面側全域を引き廻し
配線のためのスペースとできるので、充分な配線ピッチ
を確保することができ、引き廻し抵抗の増大を招くこと
もない。
【0149】さらに、例えば、素子基板内部にスルーホ
ールなどの孔を設けて、引き廻し配線を素子基板に設け
られた孔を通して、素子基板の外面側に引き廻す場合に
おいては、個々の引き廻し配線に対して、素子基板の内
部に孔を形成する必要があるため、製造工程が複雑にな
るが、本実施の形態の液晶表示装置61では、引き廻し
配線を素子基板62の側面側を通して素子基板61の外
面側に引き廻す構成としたので、素子基板62の内部に
孔を設けるなどの特殊な処理を施すことなく容易に製造
することができる。
【0150】[第6の実施の形態]以下、本発明の第6
の実施の形態を図21を参照して説明する。
【0151】本実施の形態では、TFTをスイッチング
素子に用いたアクティブマトリクス方式の反射型液晶表
示装置への本発明の適用例を示す。図21(a)は本実
施の形態の液晶表示装置の全体構成を示す斜視図であ
り、図21(b)は図21(a)における一画素の拡大
図である。
【0152】本実施の形態の液晶表示装置73は、図2
1(a)に示すように、TFD型液晶表示装置の第5の
実施の形態とほぼ同様の構成を有している。すなわち、
TFT素子が形成された側の素子基板74(第1の基
板)と対向基板75(第2の基板)とが対向配置され、
これら基板間に液晶(図示略)が封入されている。
【0153】素子基板74の内面側には、多数のソース
線76(データ線、第1の導電部)および多数のゲート
線77(走査線、第1の導電部)が互いに交差するよう
に格子状に設けられている。各ソース線76と各ゲート
線77の交差点の近傍にはTFT素子78が形成されて
おり、各TFT素子78を介して画素電極79が接続さ
れている。一方、対向基板75の内面側全面には、表示
領域に対応して共通電極80(第2の導電部)が形成さ
れている。
【0154】また、素子基板74の外面にはソース線用
接続配線およびゲート線用接続配線(いずれも図示略)
が設けられ、ソース線76、ゲート線77をそれぞれ駆
動するソース線駆動回路、ゲート線駆動回路(いずれも
図示略)がそれぞれ形成されている。
【0155】TFT素子78は、図21(b)に示すよ
うに、ゲート線77から延びるゲート電極81と、ゲー
ト電極81を覆う絶縁膜(図示略)と、絶縁膜上に形成
された多結晶シリコン、アモルファスシリコン等からな
る半導体層82と、半導体層82中のソース領域に接続
されたソース線76から延びるソース電極83と、半導
体層82中のドレイン領域に接続されたドレイン電極8
4とを有している。そして、TFT素子78のドレイン
電極84が画素電極79に接続されている。
【0156】本実施の形態の場合も第5の実施の形態と
同様、画素電極79が光反射層を兼ねる反射電極であ
り、アルミニウム等の光反射率の高い金属薄膜から形成
されている。もしくは、第4の実施の形態のように、画
素電極79をITO等の透明性導電膜で形成し、画素電
極79の下方に反射層を別個に形成してもよい。一方、
対向基板75側の共通電極80は、ITO等の透明性導
電膜で形成されている。
【0157】そして、本実施の形態の液晶表示装置73
の場合、素子基板74の内面の各ソース線76の一端が
素子基板74の最端部にまで延出形成され、素子基板7
4の少なくとも側面上に設けられた第1の側面接続部8
5に電気的に接続されている。同様に、各ゲート線77
の一端も素子基板74の最端部にまで延出形成され、素
子基板74の少なくとも側面上に設けられた第1の側面
接続部(図示略)に電気的に接続されている。
【0158】液晶表示装置73の第1の側面接続部の近
傍部分の断面構造は、第1の実施の形態の図7におい
て、信号電極6を本実施の形態のソース線76もしくは
ゲート線77に置き換えたものと同様になる。
【0159】すなわち、素子基板74の内面上にソース
線76が形成される一方、素子基板74の外面上にはソ
ース線用接続配線が形成され、双方のソース線用接続配
線は素子基板74の少なくとも側面上に設けられた第1
の側面接続部85を介して電気的に接続されている。そ
して、素子基板74の外面上に形成されたソース線用接
続配線の他端には駆動用IC(図示略)が接続されてい
る。
【0160】以上のような配線構造を採ることにより、
駆動用ICから出力された画像信号は、素子基板74の
外面上のソース線用接続配線、第1の側面接続部85、
素子基板74の内面上のソース線用接続配線を経由して
各ソース線76に供給される。よって、これら素子基板
74の外面上のソース線用接続配線、第1の側面接続部
85、素子基板74の内面上のソース線用接続配線が、
ソース線用引き廻し配線を構成することになる。
【0161】ゲート線側も同様の配線構造を採ってお
り、駆動用ICから出力された走査信号は、素子基板7
4の外面上のゲート線用接続配線、第1の側面接続部、
素子基板74の内面上のゲート線用接続配線を経由して
各ゲート線77に供給される。よって、これら素子基板
74の外面上のゲート線用接続配線、第1側面接続部、
素子基板74の内面上のゲート線用接続配線が、ゲート
線用引き廻し配線を構成することになる。
【0162】一方、対向基板75の共通電極80につい
ては、共通電極80の一部がシール材(図示略)の上面
と接触するように形成されている。シール材中には金属
粒子等の導電材が混入されており、シール材の上面およ
び下面が電気的に接続されて上下導通部(基板間接続
部)を構成する。
【0163】素子基板74の上下導通部の下部にあたる
部分はランド(図示略)が形成されており、ランドから
素子基板74の最端部にまで共通電極用接続配線が形成
されていて、この共通電極用接続配線は、素子基板74
の外面に設けられた共通電極用接続配線に、素子基板7
4の少なくとも側面上に設けられた第2の側面接続部を
介して電気的に接続されている。共通電極用接続配線は
素子基板74の外面側の任意の箇所で接地されている。
【0164】なお、本実施の形態においても、第1の実
施の形態と同様に、第1の側面接続部、第2の側面接続
部を覆うように、絶縁部材を設けることが望ましい。あ
るいは、第2の実施の形態と同様に、素子基板74の少
なくとも側面に、少なくとも素子基板74の側面に面す
る面上に第1の側面接続部、第2の側面接続部が形成さ
れた絶縁部材を取り付ける構成とすることが望ましい。
このような構成にすることにより、第1の側面接続部、
第2の側面接続部の腐食などの劣化を防止することがで
きるとともに、外部からの電気的な刺激によって、第1
の側面接続部あるいは第2の側面接続部が短絡すること
を防止することができる。
【0165】本実施の形態はTFT素子を用いたアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置の例であるが、この場合
も上記第5の実施の形態のアクティブマトリクス型液晶
表示装置の例と同様の効果を得ることができる。
【0166】すなわち、素子基板74の内面の表示領域
外部に引き廻し配線を配置するスペースが要らなくな
り、しかもTFTアクティブマトリクス型液晶表示装置
に必要なソース線駆動回路、ゲート線駆動回路等の駆動
回路形成領域を素子基板74の外面側に配置できるの
で、大幅な狭額縁化を図ることができる。また、素子基
板74の外面側全域を引き廻し配線のためのスペースと
できるので、充分な配線ピッチを確保することができ、
引き廻し抵抗の増大を招くこともない。
【0167】さらに、例えば、素子基板内部にスルーホ
ールなどの孔を設けて、引き廻し配線を素子基板に設け
られた孔を通して、素子基板の外面側に引き廻す場合に
おいては、個々の引き廻し配線に対して、素子基板の内
部に孔を形成する必要があるため、製造工程が複雑にな
るが、本実施の形態の液晶表示装置73では、引き廻し
配線を素子基板74の側面側を通して素子基板74の外
面側に引き廻す構成としたので、素子基板74の内部に
孔を設けるなどの特殊な処理を施すことなく容易に製造
することができる。
【0168】第1〜第6の実施の形態においては、本発
明を反射型液晶表示装置に適用した例であるが、本発明
は反射型液晶装置に限定されるものではなく、透過型液
晶装置あるいは半透過反射型液晶装置などいかなる液晶
装置にも適用することができる。
【0169】以下に、第7の実施の形態において、本発
明を透過型液晶装置に適用した例について説明する。な
お、第1〜第6のいずれの実施の形態についても透過型
液晶表示装置に適用することができるが、例として、第
1の実施の形態を透過型液晶表示装置に適用した例につ
いて説明する。
【0170】[第7の実施の形態]以下、本発明の第7
の実施の形態を図22〜図24を参照して説明する。
【0171】本実施の形態は先に述べたように、第1の
実施の形態を透過型液晶表示装置に適用した例であり、
本発明をパッシブマトリクス型の透過型液晶表示装置に
適用した例である。
【0172】第1の実施の形態と大きく異なる点は、駆
動用ICの形成位置が異なる点、及び信号電極、信号電
極用接続配線、走査電極用接続配線、信号入力用配線を
すべて透明導電性材料で構成した点である。
【0173】このように、本実施の形態の液晶表示装置
の概略構成は第1の実施の形態と共通であるため、共通
な構成については図示および説明を省略する。
【0174】図22は、第1の実施の形態の図1に対応
する図であって、本実施の形態の液晶表示装置全体を上
面側から見たときの斜視図である。図23は第1の実施
の形態の図2に対応する図であって、本実施の形態の液
晶表示装置全体を下面側から見た斜視図、図24は第1
の実施の形態の図9に対応する図であって、図23のB
−B’線に沿う断面図である。なお、これらの図面にお
いて、図1〜図9と共通の構成要素については同一の符
号を付す。
【0175】第1の実施の形態においては、図1に示し
たように、液晶表示装置1の上側基板3の外面側にの
み、位相差板4、偏光板5が設けられていたのに対し、
本実施の形態の液晶表示装置90においては、図22に
示すように、下側基板2と上側基板3の両方の外面側に
位相差板(図示略)と偏光板(偏光手段)91、92と
が設けられている。さらに、下側基板2の外面側に設け
られた偏光板91の図示下方にバックライト(照明手
段)88が取り付けられている。なお、図23、24で
は、偏光板91、92、バックライト88の図示を省略
する。
【0176】また、第1の実施の形態においては、図2
に示したように、駆動用IC10は下側基板2の外面上
において、表示領域9内に設けられていたが、本実施の
形態の液晶表示装置90は透過型液晶表示装置であるか
ら、表示領域9内に駆動用IC10を配置することはで
きず、図23に示すように、下側基板2の1辺側が上側
基板3の外側、すなわち非表示領域に延び、この部分に
駆動用IC10が実装されている。
【0177】また、図24は本実施の形態の液晶表示装
置90を走査電極7に沿った方向に切断した断面図であ
り、走査電極用引き廻し配線13の構成が示されてい
る。なお、走査電極用引き廻し配線13の配線構造は第
1の実施の形態と同様であるので、説明は省略する。ま
た、信号電極用引き廻し配線については図示を省略して
いるが、信号電極用引き廻し配線の配線構造は、第1の
実施の形態において図7に示した信号電極用引き廻し配
線11と同一であるので、図示及び説明は省略する。
【0178】図24に示すように、駆動用IC10は、
下側基板2の外面上において、非表示領域内に設けられ
ていて、図24では、例として、駆動用IC10をシー
ル材27よりも外側の領域に設けた場合について図示し
ている。
【0179】また、第1の実施の形態においては、信号
電極6、信号電極用接続配線18,12、走査電極用接
続配線21,14、信号入力用配線41をアルミニウム
などの不透明な材料で構成したが、本実施の形態の液晶
表示装置90は透過型液晶表示装置であるから、表示領
域9内の電極、配線を透明導電材料で構成する必要があ
る。さらに、表示領域9外であっても表示領域9内に形
成された電極や配線に接続された配線については、表示
領域9内の電極、配線と一体形成して工程を簡略化する
ために、透明導電材料で構成することが望ましい。
【0180】すなわち、本実施の形態において、信号電
極6、信号電極用接続配線18,12、走査電極7、走
査電極用接続配線21,14、信号入力用配線41をす
べてITOなどの透明導電材料で構成している。
【0181】また、本実施の形態において、第1の側面
接続部17、第2の側面接続部38及び絶縁部材15,
20の構造は第1の実施の形態と同様であるので、説明
は省略する。
【0182】本実施の形態はパッシブマトリクス型の透
過型液晶表示装置の例であるが、この場合も第1の実施
の形態のパッシブマトリクス型の反射型液晶表示装置の
例と同様の効果を得ることができる。
【0183】すなわち、本実施の形態によれば、従来の
構成において下側基板内面の表示領域外側に設けていた
引き廻し領域、さらにはFPCや電子部品の実装領域が
不要となるので、その分だけ従来に比べて大幅に額縁を
狭くすることができる。また、表示領域9内を含めて下
側基板2の外面側全面に多数の接続配線をレイアウトす
ることができ、接続配線間のピッチを余裕を持って設計
することができるので、引き廻し抵抗が増大するという
問題が生じることもない。
【0184】さらに、例えば、下側基板内部にスルーホ
ールなどの孔を設けて、引き廻し配線を下側基板に設け
られた孔を通して、下側基板の外面側に引き廻す場合に
おいては、個々の引き廻し配線に対して、下側基板の内
部に孔を形成する必要があるため、製造工程が複雑にな
るが、本実施の形態の液晶表示装置90では、信号電極
用引き廻し配線11、走査電極用引き廻し配線13を下
側基板2の側面側を通して下側基板2の外面側に引き廻
す構成としたので、下側基板2の内部に孔を設けるなど
の特殊な処理を施すことなく容易に製造することができ
る。
【0185】また、本実施の形態においても、第1の側
面接続部17、第2の側面接続部38を覆うように、絶
縁部材15、20を設けたことにより、第1の側面接続
部17、第2の側面接続部38の腐食などの劣化を防止
することができるとともに、外部からの電気的な刺激に
よって、第1の側面接続部17あるいは第2の側面接続
部38が短絡することを防止することができる。
【0186】[電子機器]上記実施の形態の液晶表示装
置を備えた電子機器の例について説明する。
【0187】図25は、携帯電話の一例を示した斜視図
である。図25において、符号1000は携帯電話本体
を示し、符号1001は上記の液晶表示装置を用いた液
晶表示部を示している。
【0188】図26は、腕時計型電子機器の一例を示し
た斜視図である。図26において、符号1100は時計
本体を示し、符号1101は上記の液晶表示装置を用い
た液晶表示部を示している。
【0189】図27は、ワープロ、パソコンなどの携帯
型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図27に
おいて、符号1200は情報処理装置、符号1202は
キーボードなどの入力部、符号1204は情報処理装置
本体、符号1206は上記の液晶表示装置を用いた液晶
表示部を示している。
【0190】図25〜図27に示す電子機器は、上記実
施の形態の液晶表示装置を用いた液晶表示部を備えてい
るので、狭額縁化による小型の液晶パネルを備えたこと
により装置全体が小型である割に表示領域が広く、携帯
性に優れた電子機器を実現することができる。
【0191】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば第1、第2の実施の形態では反射電極を有するパッ
シブマトリクス型液晶表示装置において側面接続部、絶
縁部材の構成が異なる例、第3の実施の形態ではカラー
フィルターを備えた液晶表示装置の例、第4の実施の形
態では反射層と表示電極を別個に有する液晶表示装置の
例、第5の実施の形態ではTFDアクティブマトリクス
型液晶表示装置の例、第6の実施の形態ではTFTアク
ティブマトリクス型液晶表示装置の例、第7の実施の形
態ではパッシブマトリクス型の透過型液晶表示装置の例
をそれぞれ説明したが、これら実施の形態の特徴点を適
宜組み合わせたものであってもよい。
【0192】また、上記実施の形態で例示した各液晶表
示装置の構成材料、形状、製造方法等の具体的な記載に
関しては、適宜変更が可能なことは勿論である。また、
本発明の液晶装置は、直視型のみならず、投射型液晶装
置(プロジェクタ)の液晶ライトバルブに適用すること
もできる。
【0193】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
液晶装置の構成によれば、従来、基板内面の表示領域外
側に設けていた引き廻し領域やFPC、電子部品等の実
装領域が不要となるので、従来に比べて大幅に額縁部分
を狭くすることができる。また、表示領域内を含めて第
1の基板の外面側全域に引き廻し導電部をレイアウトす
ることができ、引き廻し導電部間のピッチを余裕を持っ
て設計することができ、引き廻し抵抗が増大するという
問題が生じることもない。さらに、基板材料の選択の自
由度が向上すると同時に、一方の基板が駆動回路の搭載
基板としても機能するため、接続用部品の削減を図るこ
ともできる。
【0194】さらに、例えば、第1の基板内部にスルー
ホールなどの孔を設けて、引き廻し導電部を第1の基板
に設けられた孔を通して、第1の基板の外面側に引き廻
す場合においては、個々の引き廻し導電部に対して、第
1の基板の内部に孔を形成する必要があるため、製造工
程が複雑になるが、本発明の液晶装置では、引き廻し導
電部を第1の基板の側面側を通して第1の基板の外面側
に引き廻す構成としたので、第1の基板の内部に孔を設
けるなどの特殊な処理を施すことなく容易に製造するこ
とができる。
【0195】また、このように、狭額縁による小型の液
晶装置を備えたことにより、装置全体が小型である割に
表示領域が広く、携帯性に優れた電子機器を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の液晶表示装置全
体を上面側から見た斜視図である。
【図2】 同、液晶表示装置を下面側から見た斜視図で
ある。
【図3】 同、液晶表示装置を構成する下側基板の上面
(電極形成面)図である。
【図4】 同、下側基板を下面側から見た透過平面図で
ある。
【図5】 同、液晶表示装置を構成する上側基板の下面
(電極形成面)図である。
【図6】 同、上側基板と下側基板とを重ね合わせた状
態を示す透過平面図である。
【図7】 同、液晶表示装置の断面構造を示す図であっ
て、図6のA−A’線に沿う断面図である。
【図8】 同、液晶表示装置の側面接続部及び絶縁部材
の構造を示す部分斜視図である。
【図9】 同、液晶表示装置の断面構造を示す図であっ
て、図6のB−B’線に沿う断面図である。
【図10】 同、液晶表示装置の上下導通部の他の例を
示す断面図である。
【図11】 同、液晶表示装置の駆動用ICの実装形態
の他の例を示す断面図である。
【図12】 本発明の第2の実施の形態の液晶表示装置
の断面構造を示す図であって、図6のA−A’線に相当
する断面図である。
【図13】 同、液晶表示装置の断面構造を示す図であ
って、図6のB−B’線に相当する断面図である。
【図14】 同、液晶表示装置の側面接続部及び絶縁部
材の構造を示す部分斜視図である。
【図15】 本発明の第3の実施の形態の液晶表示装置
の断面構造を示す図であって、図6のA−A’線に相当
する断面図である。
【図16】 同、液晶表示装置の断面構造を示す図であ
って、図6のB−B’線に相当する断面図である。
【図17】 本発明の第4の実施の形態の液晶表示装置
の断面構造を示す図であって、図6のA−A’線に相当
する断面図である。
【図18】 本発明の第4の実施の形態の液晶表示装置
の断面構造を示す図であって、図6のA−A’線に相当
する断面図である。
【図19】 同、液晶表示装置の断面構造を示す図であ
って、図6のB−B’線に相当する断面図である。
【図20】 本発明の第5の実施の形態の液晶表示装置
を示す図であって、(a)全体を上面側から見た斜視
図、(b)一画素の拡大図である。
【図21】 本発明の第6の実施の形態の液晶表示装置
を示す図であって、(a)全体を上面側から見た斜視
図、(b)一画素の拡大図である。
【図22】 本発明の第7の実施の形態の液晶表示装置
全体を上面側から見た斜視図である。
【図23】 同、液晶表示装置を下面側から見た斜視図
である。
【図24】 同、液晶表示装置の断面構造を示す図であ
って、図23のB−B’線に沿う断面図である。
【図25】 本発明の電子機器の一例を示す斜視図であ
る。
【図26】 本発明の電子機器の他の例を示す斜視図で
ある。
【図27】 本発明の電子機器のさらに他の例を示す斜
視図である。
【図28】 COF実装を適用した従来の液晶装置の一
例を示す斜視図である。
【図29】 COG実装を適用した従来の液晶装置の一
例を示す斜視図である。
【図30】 従来のパッシブマトリクス型液晶装置にお
ける上側基板の構成を示す平面図である。
【図31】 同、下側基板の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1,50,52,58,61,73,90 液晶表示装
置(液晶装置) 2 下側基板(第1の基板) 3 上側基板(第2の基板) 5,91,92 偏光板(偏光手段) 6 信号電極(第1の導電部) 7 走査電極(第2の導電部) 10,32 駆動用IC(電子部品) 11,43 信号電極用引き廻し配線(第1の引き廻し
導電部) 12,18 信号電極用接続配線 13,45 走査電極用引き廻し配線(第2の引き廻し
導電部) 14,21 走査電極用接続配線 17,16,85 第1の側面接続部 38,23 第2の側面接続部 15,24 絶縁部材 20,25 絶縁部材 19,40 上下導通部(基板間接続部) 26 外部接続端子 27 シール材 28 液晶層 54 カラーフィルター 59 反射層 62,74 素子基板(第1の基板) 63,75 対向基板(第2の基板) 64 データ線(第1の導電部) 66 TFD素子 67 走査線(第2の導電部) 76 ソース線(データ線、第1の導電部) 77 ゲート線(走査線、第1の導電部) 78 TFT素子 80 共通電極(第2の導電部) 88 バックライト(照明手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百瀬 洋一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 鈴木 信孝 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 本田 賢一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HB08Y JA05 LA01 LA02 LA09 LA15 LA16 LA20 MB01 2H092 GA05 GA33 GA39 GA45 GA48 GA49 GA50 GA60 JA24 JA34 JA37 JA41 JB22 KA05 MA13 MA17 NA25 PA01 PA02 PA03 PA08 PA11 PA12 PA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向配置された一対の基板間に液
    晶層が挟持された液晶装置であって、 前記一対の基板のうち、第1の基板においては、前記液
    晶層に面する内面上に第1の導電部が設けられるととも
    に、 前記第1の基板の少なくとも側面上に設けられる第1の
    側面接続部を介して、前記第1の導電部と前記第1の基
    板の外面上に実装された電子部品とを電気的に接続する
    第1の引き廻し導電部が設けられ、 第2の基板においては、前記液晶層に面する内面上に第
    2の導電部が設けられ、 前記第1の基板と前記第2の基板との間には、前記第2
    の導電部と電気的に接続される基板間接続部が設けら
    れ、 前記第1の基板の少なくとも側面上に設けられる第2の
    側面接続部を介して、前記基板間接続部と前記電子部品
    とを電気的に接続する第2の引き廻し導電部が設けられ
    ていることを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の側面接続部及び前記第2の側
    面接続部が、前記第1の基板の少なくとも側面上に形成
    された導電部材からなることを特徴とする請求項1に記
    載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の側面接続部及び前記第2の側
    面接続部を覆うように、絶縁部材が設けられたことを特
    徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の側面接続部及び前記第2の側
    面接続部が、 前記第1の基板の少なくとも側面上に取り付けられた絶
    縁部材の、少なくとも前記第1の基板の側面に面した面
    上に形成された導電部材からなることを特徴とする請求
    項1に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記基板間接続部が、前記シール材の内
    部に混入させた導電材からなることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか一項に記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の基板の外面上の周縁部に前記
    電子部品の入力端子と電気的に接続された外部接続端子
    が設けられたことを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか一項に記載の液晶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2の導電部が電極又は配線
    からなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    1項記載の液晶装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか一項に記載
    の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015175969A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 日本放送協会 タイル型ディスプレイ及びその作製方法
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