JP2002034689A - スライドレール - Google Patents

スライドレール

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JP2002034689A
JP2002034689A JP2000230678A JP2000230678A JP2002034689A JP 2002034689 A JP2002034689 A JP 2002034689A JP 2000230678 A JP2000230678 A JP 2000230678A JP 2000230678 A JP2000230678 A JP 2000230678A JP 2002034689 A JP2002034689 A JP 2002034689A
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Yoshitoki Maeda
田 富 勅 前
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、インナーメンバーが中間メンバー
に収納された状態で、中間メンバーがアウターメンバー
に対し前方に摺動して停止した後、インナーメンバーが
中間メンバーに対し前方に摺動するよう構成された、い
わゆるシーケンシャル機能を有するスライドレールに関
し、簡単な構造で安価に制作出来、長期間の使用にも耐
えうる、安定性に優れたシーケンシャル機能を有するス
ライドレールを提供する事を目的とする。 【構成】 シーケンシャル機能を有するスライドレール
100において、インナーメンバー3が中間レール2に
収納された状態で、インナーメンバー3の横振れを防止
する横振れ規制部72、72が中間メンバー2とインナ
ーメンバー3間に設けられているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、インナーメンバ
ーが中間メンバーに収納された状態で、中間メンバーが
アウターメンバーに対し前方に摺動して停止した後、イ
ンナーメンバーが中間メンバーに対し前方に摺動するよ
う構成された、いわゆるシーケンシャル機能を有するス
ライドレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図11示す、アウターメンバー(固定
側メンバー)1aと、アウターメンバー1aに摺動自在
に保持された中間メンバー2aと、中間メンバー2aに
摺動自在に保持されたインナーメンバー(移動側メンバ
ー)3aより構成されたスライドレールにおいては、ア
ウターメンバー1aに対し中間メンバー2aが、中間メ
ンバー2aに対しインナーメンバー1aが完全に収納さ
れた状態から、インナーメンバー1aと連結された機器
類を前方に引き出すと、中間メンバー2aが停止した状
態で、インナーメンバー3aのみが摺動するか、あるい
は、インナーメンバー3aを収納した状態で中間メンバ
ー2aが摺動するか、あるいは、インナーメンバー3a
と中間メンバー2aがそれぞれ同時に摺動するか一定で
はなっかた。
【0003】すなわち、インナーメンバー3aに重荷重
の機器類が取り付けられ、中間メンバー2aが停止した
状態で、インナーメンバー3aのみが前方に摺動して突
出すると、アウターメンバー1aと中間メンバー2a間
に介在するボール4a・・・は中間メンバー2aとアウ
ターメンバー1a間で停止した状態であるから、機器類
の荷重は、該ボール4a・・・より前方に突出したイン
ナーメンバー3aに負荷されるので、アウターメンバー
1aの前部には、前端部分のボール4aを支点として大
きなモーメントが作用し、さらに、機器類の荷重がアウ
ターメンバーの前部に最も負荷された状態(複数個のボ
ール4a・・・全体で荷重を支持しない状態)で、中間
メンバー2aがアウターメンバー1aに対し摺動するの
で、アウターメンバー1aの前部にひずみが発生した
り、各メンバー2a、3aがスムーズに摺動しないとい
う問題があった。
【0004】この問題を解決する為、図12に示すよ
う、中間メンバー2aの後端部に、嵌合凹部6a、6a
が形成された弾性材料からなるインナーメンバー保持部
材7aを設け、これに対応して嵌合凹部6a、6aに弾
性的に嵌合する嵌合凸部8a、8aをインナーメンバー
3aの後端部に形成する事により、インナーメンバー3
aが中間メンバー2aに完全に収納された状態で、前記
嵌合凹部6a、6aに嵌合凸部8a,8aを弾性的に嵌
合せしめたスライドレールが提供されてきた。
【0005】すなわち、嵌合凹部6a、6aに嵌合凸部
8a,8aが嵌合しているので、インナーメンバー3a
を前方に摺動せしめると、中間メンバー2aにインナー
メンバー3aが収納された状態で、中間メンバー2aは
アウターメンバー1aに対し前方に摺動する。そして、
中間メンバー2aがアウターメンバー1aの前方所定位
置まで摺動して停止した状態から、更にインネーメンバ
ー3aを引き出すことで、嵌合凸部8a、8aと嵌合凹
部6a,6aの嵌合状態を解除し、次に中間メンバー2
aに対しインナーメンバー3aを摺動せしめる順次移動
機能(シーケンシャル機能)を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
構成によると、中間メンバー2aにインナーメンバー3
aが収納された状態で、中間メンバー2aとインナーメ
ンバー3a間に介在するボール9a・・・は、インナー
メンバー3aと中間メンバー2aの前後方向の略中間部
分に位置しているので、インナーメンバー3aと中間メ
ンバー2aの後方部での、両者間の左右方向への離間
(横振れ)を完全に防止できなかった。 又、インナー
メンバー3aが取り付けられる機器類の左右幅は加工誤
差等によってバラツキが生じている。 従って、現実の
使用状態では、インナーメンバー3aが中間メンバー2
aに収納された状態で、インナーメンバー3aと中間メ
ンバー2a間に、機器類の幅方向(左右方向)での微妙
な位置づれ(横振れ)が生じ、前記嵌合凹部6a,6a
と嵌合凸部8a,8aの左右方向での掛かり代が小さく
なり、長期間使用すると、磨耗等も影響してシーケンシ
ャル機能が十分に発揮されないと云う問題があった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、簡単な構造で安価に制作出来、長期間の使用にも
耐えうる、安定性に優れたシーケンシャル機能を有する
スライドレールを提供する事を課題とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】 そこで、上記課題を解決
する為、本発明の第1の手段として構成したところは、
インナーメンバーが中間メンバーに収納された状態で、
中間メンバーがアウターメンバーに対し前方に摺動して
停止した後、インナーメンバーが中間メンバーに対し前
方に摺動するよう構成されたスライドレールにおいて、
インナーメンバーが中間レールに収納された状態で、イ
ンナーメンバーの横振れを防止する横振れ規制部が中間
メンバーとインナーメンバー間に設けられているもので
ある。
【0009】次に、本発明が第2の手段として構成した
ところは、インナーメンバーが中間メンバーに収納され
た状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し前方
に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メンバ
ーに対し前方に摺動するよう構成されたスライドレール
において、インナーメンバーが中間レールに収納された
状態で、インナーメンバーの横振れを防止する横振れ規
制部が、中間メンバーの内面摺動凹溝とインナーメンバ
ーのボール摺動凹溝間に位置して設けられているもので
ある。
【0010】次に、本発明が第3の手段として構成した
ところは、インナーメンバーが中間メンバーに収納され
た状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し前方
に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メンバ
ーに対し前方に摺動するよう中間メンバーとインナーメ
ンバー間に順次移動装置が設けられたスライドレールに
おいて、、インナーメンバーが中間メンバーに収納され
た状態で、インナーメンバーの横振れを防止する横振れ
規制部が、前記順次移動装置に接近して設けられている
ものである。
【0011】次に、本発明が第4の手段として構成した
ところは、インナーメンバーが中間メンバーに収納され
た状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し前方
に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メンバ
ーに対し前方に摺動するよう中間メンバーとインナーメ
ンバー間に順次移動装置が設けられたスライドレールに
おいて、インナーメンバーが中間メンバーに収納された
状態で、インナーメンバーの横振れを防止する横振れ規
制部が、前記順次移動装置に接近して設けられ、前記横
振れ規制部が中間メンバーの内面摺動凹溝とインナーメ
ンバーのボール摺動凹溝間に位置しているものである。
【0012】次に、本発明が第5の手段として構成した
ところは、インナーメンバーが中間メンバーに収納され
た状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し前方
に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メンバ
ーに対し前方に摺動するよう中間メンバーとインナーメ
ンバー間に順次移動装置が設けられたスライドレールに
おいて、順次移動装置のインナーメンバー保持部と、イ
ンナーメンバーが中間レールに収納された状態で、イン
ナーメンバーの横振れを防止する横振れ規制部が合成樹
脂材にて一体に形成されているものである。
【0013】次に、本発明が第6の手段として構成した
ところは、インナーメンバーが中間メンバーに収納され
た状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し前方
に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メンバ
ーに対し前方に摺動するよう中間メンバーとインナーメ
ンバー間に順次移動装置が設けられたスライドレールに
おいて、順次移動装置のインナーメンバー保持部と、イ
ンナーメンバーが中間レールに収納された状態で、イン
ナーメンバーの横振れを防止する横振れ規制部が合成樹
脂材にて一体に形成されると共に、前記横振れ規制部
が、中間メンバーの内面摺動凹溝とインナーメンバーの
ボール摺動凹溝間に位置しているものである。
【0014】
【実施例】 以下、本発明を添付図面に基づいて説明す
る。図1〜図4において、符号100は、本発明のスラ
イドレールを示し、スライドレール100は、アウター
メンバー1と、アウターメンバー1に、外側リテーナー
4、4に回転自在に保持されたボール40・・・を介し
て、摺動自在に保持された中間メンバー2と、中間メン
バー2に、内側リテーナー5、5に回転自在に保持され
たボール50・・・を介して、摺動自在に保持されたイ
ンナーメンバー3より構成されている。
【0015】アウターメンバー1は、固定側部材に連結
されて固定側メンバーとして使用される略チャンネル型
で、詳しくは固定側部材と連結される帯状の基板10
と、基板10の上下端部に連設された、中間メンバー2
方向で互いの間隔が広がる上下ボール規制突縁11、1
1と、上下ボール規制突縁11、11に連設された互い
互いに向き合う略横L字形の上下突出縁12、12より
構成されている。そして、基板10の後端部には、中間
メンバー2側に突出する、収納時ストッパー13が形成
され、基板10の前後方向には上下端部の所定個所(前
端部と略中央部 2カ所と後端部)を内方に突出せしめ
て、外側リテーナー4の前後方向の移動範囲を規制する
リテーナーストッパー14・・・が形成されている。
又、アウターメンバー1の基板10の前後方向に所定間
隔を有して固定部材との連結孔15・・・が形成されて
いる。
【0016】中間メンバーは2は、高さ方向中央部が略
山形にインナーメンバー3側に突出する基板20と、基
板20の上下端部に連設された上下縁21、21より略
チャンネル形に構成され、上下縁21、21の外面に、
外側ボールリテーナー4に回転自在に保持されたボール
40・・・の外面摺動凹溝22、22が形成され、上下
縁21、21の内面に内側ボールリテーナー5に回転自
在に保持されるボール50・・・の内面摺動凹溝23、
23が形成されている。
【0017】又、基板20の後端部には、インナーメン
バー3が中間メンバー2に収納された時、インナーメン
バー3の後端部が当接し、インナーメンバー3と共に、
中間メンバー2を外側メンバー1に収納するための中間
メンバー後端ストッパー24がインナーメンバー3側に
突出して形成され、基板20の前端部には、インナーメ
ンバー3が中間メンバー2に対し最も伸長した時、内側
リテーナー5の前端部が当接する内側リテーナー前端ス
トッパー25が形成され、上下縁21、21の後端部に
は、アウターメンバー1の上下ボール規制突縁11、1
1と上下突出縁12、12内に突出し、中間メンバー2
がアウターメンバー1に対し最も伸長した時、外側リテ
ーナー4の後端部に当接する外側リテーナー後端ストッ
パー26が形成されている。そして、前記中間メンバー
後端ストッパー24には、ショックアブソーバーと消音
機能をそなえるための緩衝部材241が取り付けられて
いる。
【0018】インナーメンバー3は、帯状の基板30
と、基板30の上下端部に連設された上下縁31、31
より構成され、上下縁31、31には内側リテーナー5
に保持されたボール50・・・を、中間メンバー2の内
面摺動凹溝23、23間で摺動自在に保持するボール摺
動凹溝32、32が形成されている。そして、インナー
メンバー3の基板30の後端部には、インナーメンバー
3が中間メンバー2に収納された時、中間メンバー2の
中間メンバー後端ストッパー24(緩衝部材241)に
当接し、インナーメンバー3が、中間メンバー2に対し
最も伸長した時、内側リテーナー5の後端部に当接する
(この時、内側リテーナー5の前端は、中間メンバー2
の内側リテーナー前端ストッパー25に当接して内側リ
テーナー5は停止している。)インナーメンバー後端ス
トッパー33(図6に示す。)が、内側リテーナー5側
に突出して形成されている。そして、上記の如く構成さ
れた中間メンバー2とインナーメンバー3の後端部間に
順次移動装置6(後記)が設けられている。
【0019】外側リテーナー4は、合成樹脂材より棒状
に形成され、摺動方向の前後端部でボール40・・を回
転自在に保持し、中間メンバー2がアウターメンバー1
に対し最も伸長した状態で、アウタメンバー1内に残存
する中間メンバー2の前後端部を支持する個所に位置し
ている。内側リテーナー5は、高さ方向中央部が略山形
にインナーメンバー3側に突出する基板51と、基板5
1の上下端部に連設された上下縁52、52より構成さ
れ、上下縁52、52の摺動方向所定位置でボール50
・・・を回転自在に保持している。
【0020】順次移動装置6は、図5〜図10に示す如
く、中間メンバー2の後端部に設けられた合成樹脂製の
インナーメンバー保持部材7と、インナーメンバー3の
ボール摺動凹溝32、32の後端部に形成された支持凹
部61、61より構成されている。インナーメンバー保
持部材7は中間メンバー2の基板20の内面に沿った形
状の取付基板71と、取付基板71の上下端部に連設さ
れ、中間メンバー2の内面摺動凹溝23、23と、イン
ナーメンバー3のボール摺動凹溝32、32間に位置
し、中間メンバー2に対するインナーメンバー3の横振
れを防止し、先端部分が先細り状となった前後方向に円
柱状の横振れ規制部72、72と、横振れ規制部72、
72の後方に連設されたインナーメンバー保持部75、
75と、前記取付基板71の後方に連設され、中間メン
バー2の基板20に形成された取付孔201に嵌合する
嵌合突起76を裏面側に有する取付部77より構成され
ている。
【0021】前記インナーメンバー保持部75、75
は、上下方向に適度な弾性を有する弾性脚部73、73
と、弾性脚部73、73の後端部に連設され、インナー
メンバー3が中間メンバー2に完全に収納された状態
で、前記支持凹部61、61内に位置する保持突部7
4、74より構成されている。
【0022】本発明は上記の如く構成され、次のように
作用する。アウターメンバー1に中間メンバー2が収納
され、中間メンバー2にインナーメンバー3が収納され
た状態(機器類、引出し等が収納された状態、図6に示
す。)でインナーメンバー3が前方に引きだされると、
インナーメンバー保持部7、75の保持突部74、74
が、インナーメンバー3の支持凹部61、61に弾性的
に嵌合しているので、インナーメンバー3は中間メンバ
ー2を保持しながら、共に前方に摺動する。
【0023】そして、中間メンバー2の外側リテーナー
後端ストッパー26、26が外側ボールリテーナー4の
後端に当接し、外側リテーナーストッパー14に当接し
て、アウターメンバー1に対して中間メンバー2の摺動
は停止する。更に、インナーメンバー3が引き出される
と、インナーメンバー保持部75、75の保持突部7
4、74間を、弾性脚部73、73の弾性に抗して押し
広げるようにインナーメンバー3の支持凹部61、61
が前方に移動して、支持凹部61、61と保持突部7
4、74の弾性嵌合状態を解除し、インナーメンバー3
は中間メンバー2に対し前方に摺動する。やがて、内側
リテーナー5の前端が中間メンバー2の内側リテーナー
前端ストッパー25に当接すると同時に、インナーメン
バー3のインナーメンバー後端ストッパー33が内側リ
テーナー5の後端に当接してインナーメンバー3の摺動
が停止し、インナーメンバー3(機器類、引出し等)が
完全に引き出された状態となる。
【0024】次に、この状態から、インナーメンバー3
を収納(機器類、引出し等を収納)していくと、中間メ
ンバー2とインナーメンバー3が順次、あるいは同時に
後方に移動し(この時、インナーメンバー3が最も引き
出された状態で、アウターメンバー1と中間メンバー2
に介在するボール40は、アウターメンバー1の前半部
分で、中間メンバー2の後半部分を支持した状態から、
後方に移動していくので、前記した順序とは逆に各メン
バー2、3が摺動しなくても、中間メンバ2とーアウタ
ーメンバー1間に大きなモーメントも、アウターメンバ
ー1の前部にひずみも発生せず、従って、各メンバー
2、3の摺動に影響を与える事もない。)、やがて、中
間メンバー2の中間メンバー後端ストッパー24(緩衝
部材241)が、アウターメンバー1の収納時ストッパ
ー13に当接して停止する。次に、インナーメンバー3
のボール摺動凹溝32、32の後端部が横振れ規制部7
2、72に外嵌し、インナーメンバー保持部75、75
を押し広げながら後方に移動し、保持突部74、74が
支持凹部61、61に弾性的に嵌合した状態で、インナ
ーメンバー3のインナーメンバー後端ストッパー33が
中間メンバー後端ストッパー24(緩衝部材241)に
当接して、インナーメンバー3の摺動は停止し、アウタ
ーメンバー1に中間メンバー2とインナーメンバー13
は完全に収納された状態(機器類、引出し等が完全に収
納された図6に示す状態)となる。
【0025】尚、実施例では、インナーメンバー保持部
75、75と、横振れ規制部72、72を合成樹脂材で
一体に形成し、インナーメンバー保持部材7としている
が、インナーメンバー保持部75、75を横振れ規制部
72、72とは別に設けてもよく、又、緩衝部材241
と一体にその前側に形成しても良い。さらに、インナー
メンバー保持部75、75をインナーメンバー3の外側
に位置せしめているが、基板71から後方に突出させ、
インナーメンバー3の内側に位置するようにしても良
く、さらに、インナーメンバー保持部材7および支持凹
部61、61を中間メンバー2およびインナーメンバー
3の前端部に構成するようにしてもよい。すなわち、本
発明の基本的な要旨は、横振れ規制部を中間メンバーと
インナーメンバー間に設け、インナーメンバーが中間メ
ンバーに収納された状態で、インナーメンバーの横振れ
を防止する事と、横振れ規制部を順次移動装置に近接さ
せることにより、シーケンシャル機能をより効果的で安
定性に優れたものとする点にある。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、インナ
ーメンバーが中間レールに収納された状態で、インナー
メンバーの横振れを防止する横振れ規制部を中間メンバ
ーとインナーメンバー間に設けているので、長期間の使
用にも耐えうる、安定性に優れたシーケンシャル機能を
有するスライドレールを提供出来る。
【0027】請求項2に記載の発明によれば、横振れ規
制部を、中間メンバーの内面摺動凹溝とインナーメンバ
ーのボール摺動凹溝間に位置して設けているので、前記
効果に加え、横振れを確実に防止することができる。請
求項3に記載の発明によれば、横振れ規制部を、順次移
動装置に接近して設けているので、シーケンシャル機能
の安定性が一段と向上する。請求項4に記載の発明によ
れば、横振れ規制部を、前記順次移動装置に接近して設
け、さらに、横振れ規制部を中間メンバーの内面摺動凹
溝とインナーメンバーのボール摺動凹溝間に位置しても
うけているので、横振れを確実に防止する事で、シーケ
ンシャル機能の安定性がさらに向上する。
【0028】請求項5に記載の発明によれば、順次移動
装置のインナーメンバー保持部と、インナーメンバーが
中間レールに収納された状態で、インナーメンバーの横
振れを防止する横振れ規制部を合成樹脂材で一体に形成
しているので、安価に製作でき、その取り付けも容易で
ある。請求項6に記載の発明によれば、順次移動装置の
インナーメンバー保持部と、インナーメンバーが中間レ
ールに収納された状態で、インナーメンバーの横振れを
防止する横振れ規制部を合成樹脂材で一体に形成すると
共に、前記横振れ規制部を、中間メンバーの内面摺動凹
溝とインナーメンバーのボール摺動凹溝間に位置させて
いるので、安価に製作でき、その取り付けも容易で、横
振れを確実に防止出来、シーケンシャル機能の安定性が
さらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図。
【図2】 本発明のスライドレールの基本構造を説明
する正面図。
【図3】 本発明のスライドレールの基本構造を説明
する中央部分の断面図。
【図4】 本発明のスライドレールの基本構造を説明
する後端部分の断面図。
【図5】 本発明のスライドレールの要部断面図。
【図6】 図5のC−C線断面図
【図7】 引出し初期段階の図6に対応する断面図。
【図8】 引出し中途段階の図6に対応する断面図。
【図9】 図8のD−D線断面図。
【図10】 インナーメンバー保持部材の斜視図。
【図11】 従来のスライドレールの基本構造を説明す
る断面図。
【図12】 従来の順次移動装置を説明する断面図。
【符号の説明】
1 アウターメンバー 100 スライドレール 2 中間メンバー 20 基板 23、23 内面摺動凹溝 3 インナーメンバー 32、32 ボール摺動凹溝 4、4 外側ボールリテーナー 40 ボール 5 内側ボールリテーナー 50 ボール 6 順次移動装置 7 インナーメンバー保持部材 72、72 横振れ規制部 75、75 インナーメンバー保持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーメンバーが中間メンバーに収納
    された状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し
    前方に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メ
    ンバーに対し前方に摺動するよう構成されたスライドレ
    ールにおいて、インナーメンバーが中間レールに収納さ
    れた状態で、インナーメンバーの横振れを防止する横振
    れ規制部が中間メンバーとインナーメンバー間に設けら
    れている事を特徴とするスライドレール。
  2. 【請求項2】 インナーメンバーが中間メンバーに収納
    された状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し
    前方に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メ
    ンバーに対し前方に摺動するよう構成されたスライドレ
    ールにおいて、インナーメンバーが中間レールに収納さ
    れた状態で、インナーメンバーの横振れを防止する横振
    れ規制部が、中間メンバーの内面摺動凹溝とインナーメ
    ンバーのボール摺動凹溝間に位置して設けられている事
    を特徴とするスライドレール。
  3. 【請求項3】 インナーメンバーが中間メンバーに収納
    された状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し
    前方に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メ
    ンバーに対し前方に摺動するよう中間メンバーとインナ
    ーメンバー間に順次移動装置が設けられたスライドレー
    ルにおいて、、インナーメンバーが中間メンバーに収納
    された状態で、インナーメンバーの横振れを防止する横
    振れ規制部が、前記順次移動装置に接近して設けられて
    いる事を特徴とするスライドレール。
  4. 【請求項4】 インナーメンバーが中間メンバーに収納
    された状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し
    前方に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メ
    ンバーに対し前方に摺動するよう中間メンバーとインナ
    ーメンバー間に順次移動装置が設けられたスライドレー
    ルにおいて、インナーメンバーが中間メンバーに収納さ
    れた状態で、インナーメンバーの横振れを防止する横振
    れ規制部が、前記順次移動装置に接近して設けられ、前
    記横振れ規制部が中間メンバーの内面摺動凹溝とインナ
    ーメンバーのボール摺動凹溝間に位置している事を特徴
    とするスライドレール。
  5. 【請求項5】 インナーメンバーが中間メンバーに収納
    された状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し
    前方に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メ
    ンバーに対し前方に摺動するよう中間メンバーとインナ
    ーメンバー間に順次移動装置が設けられたスライドレー
    ルにおいて、順次移動装置のインナーメンバー保持部
    と、インナーメンバーが中間レールに収納された状態
    で、インナーメンバーの横振れを防止する横振れ規制部
    が合成樹脂材にて一体に形成されていることを特徴とす
    るスライドレール。
  6. 【請求項6】 インナーメンバーが中間メンバーに収納
    された状態で、中間メンバーがアウターメンバーに対し
    前方に摺動して停止した後、インナーメンバーが中間メ
    ンバーに対し前方に摺動するよう中間メンバーとインナ
    ーメンバー間に順次移動装置が設けられたスライドレー
    ルにおいて、順次移動装置のインナーメンバー保持部
    と、インナーメンバーが中間レールに収納された状態
    で、インナーメンバーの横振れを防止する横振れ規制部
    が合成樹脂材にて一体に形成されると共に、前記横振れ
    規制部が、中間メンバーの内面摺動凹溝とインナーメン
    バーのボール摺動凹溝間に位置している事を特徴とする
    スライドレール
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