JP2012097405A - 引き戸の跳ね上がり防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】引き戸の跳ね上がりを制動機構による制動が開始されるタイミングに合わせて確実に防止することができる跳ね上がり防止装置を提供する。
【解決手段】引き戸11が閉位置側に移動する際、跳ね上がり防止部材17の下端面17cと引き戸11の上端面11aとが向かい合った後の所定のタイミングでスライド部材18と引き戸11のガイド部材13Aとが連結され、その後、引き戸11が閉止状態になるまで、スライド部材18とこれに保持されている跳ね上がり防止部材17が引き戸11のガイド部材13と共に移動するように構成した。
【選択図】図7

Description

本発明は、引き戸を閉まり際に強制的に減速させる制動機構を備えた引き戸装置において、引き戸の制動時における跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止装置に関する。
建物の開口を水平方向にスライドして開閉する引き戸には、戸先が戸枠に勢いよく衝突し、衝撃音や振動が発生したり、引き戸の跳ね返りが発生したりするという問題がある。この問題を解消するべく、引き戸を閉まり際に強制的に減速させる制動機構が引き戸装置に装備される(特許文献1)。
しかし、制動機構を備えた引き戸装置においては、制動機構による制動力が作用し始めた瞬間に、図12に示すように引き戸11の戸先側が跳ね上がることがある。これが引き戸11の閉まり際における異音の発生原因、さらには引き戸11を支えている走行輪11A、11Bやレール12、ガイド部材13A、13Bなどの損傷あるいは早期劣化の原因となる。この問題を解消するべく、引き戸11の閉まり際に引き戸11の戸先部分を上方から押さえ込むように構成した跳ね上がり防止装置が提案された(特許文献2)。
特開2004−116231号公報 特開2007−31946号公報
特許文献2に記載された跳ね上がり防止装置は、図13に示すように、引き戸11をスライド自在に案内する上側レール12の終端位置に上側部材31を、引き戸11の戸先の上端に下側部材32を、それぞれ取り付け、上側部材31の下面に下側部材32の上面を当接させることにより、引き戸11の戸先側の上方への移動を阻止するものである。このため、引き戸11が閉まる直前にならないと跳ね上がり防止機能を発揮し得ない。
引き戸装置の使用環境によっては、引き戸11が閉まる直前よりも早期に制動装置による制動力を作用させることにより、できるだけ時間をかけてゆっくりと引き戸11を停止させることが要求される場合がある。特許文献2に記載された跳ね上がり防止装置によってこの要求を満たすためには、上側部材31の取り付け位置を上側レール12の終端位置よりも手前(図13では左側)の位置に変更して制動が開始されるタイミングを早める必要がある。
しかし、引き戸11には上側レール12に係合しつつ案内されるガイド部材13Aが上方に突き出して設けられているため、上側部材31の取り付け位置はガイド部材13Aと干渉しない位置に制限される。このため、ガイド部材13Aが引き戸11の戸先近くに設けられている場合においては、上側部材31を上側レール12の終端位置に取り付けざるを得ず、上記要求を満たすことはできない。
本発明が解決しようとする課題は、引き戸を閉まり際に制動してゆっくりと停止させる制動機構を備えた引き戸装置において、引き戸の跳ね上がりを制動機構による制動が開始されるタイミングに合わせて確実に防止することができる跳ね上がり防止装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の跳ね上がり防止装置は、建物の開口部を開閉する引き戸と、前記開口部の上端に設けられたガイドレールと、前記引き戸の戸先側上端部に固定され前記ガイドレールに案内されつつ前記引き戸と共にスライドするガイド部材と、前記引き戸を閉まり際に制動する制動機構と、を備えた引き戸装置における前記引き戸の制動時の跳ね上がりを防止する装置であって、前記ガイドレールに取り付けられた本体と、前記引き戸の制動時に前記引き戸の上端面に当接して前記引き戸の戸先側の上方への移動を阻止する跳ね上がり防止部材と、前記跳ね上がり防止部材を保持しつつ前記引き戸の開閉方向にスライド可能に前記本体に支持されたスライド部材と、前記引き戸が閉じ側に移動する際、前記跳ね上がり防止部材の下端面と前記引き戸の上端面とが向かい合った後の所定のタイミングで前記スライド部材と前記ガイド部材とを連結する連結機構と、を有することを特徴としている。
この構成によれば、引き戸が閉位置側に移動する際、跳ね上がり防止部材の下端面と引き戸の上端面とが向かい合った後の所定のタイミングでスライド部材と引き戸のガイド部材とが連結される。その後、引き戸が閉止状態になるまで、スライド部材とこれに保持されている跳ね上がり防止部材とが引き戸のガイド部材と共に移動する。
したがって、跳ね上がり防止部材をガイドレールの終端位置よりも可成り手前の位置に待機させた場合でも、その跳ね上がり防止部材が引き戸のガイド部材と干渉することはなく、引き戸の跳ね上がりを制動機構による制動が開始されるタイミングに合わせて確実に防止することができる。
前記連結機構は、前記スライド部材に支持され、且つ前記ガイド部材の上端部に係脱自在に連結されるラッチ部材と、前記ラッチ部材を前記ガイド部材との連結を解除する向きに常時付勢している付勢部材と、前記所定のタイミングで前記ラッチ部材を前記付勢部材による付勢力に抗しつつ前記ガイド部材に連結するラッチ作動機構と、を有することが望ましい。
この構成によれば、ラッチ部材を付勢部材による付勢力によって待機姿勢にしておき、跳ね上がり防止部材の下端面と引き戸の上端面とが向かい合った後の所定のタイミングでラッチ部材をガイド部材に連結して、ガイド部材とスライド部材とを相互に連結することができる。
また、前記ラッチ部材の先端部(引き戸の開位置側の端部)の下部には、前記ガイド部材を前記ラッチ部材の下に入り込ませるべく傾斜したガイド面が設けられていることが望ましい。
この構成によれば、先端側ガイド部材に連結されていないにもかかわらず、何らかの原因でラッチ部材が先端側ガイド部材との連結姿勢(異常姿勢)になっている場合でも、引き戸を閉位置側に移動させることにより、先端側ガイド部材をラッチ部材の下に入り込ませて、ラッチ部材を正常姿勢に復帰させることができる。
本発明の引き戸の跳ね上がり防止装置は、更に、前記引き戸の開位置側への移動に連動させて前記ガイド部材と前記ラッチ部材との連結を解除する連結解除機構を有することが望ましい。
この構成によれば、ガイド部材とスライド部材とが連結された状態から、引き戸を開位置側へ移動させることにより、ガイド部材とラッチ部材との連結を自動的に解除することができる。
本発明の引き戸の跳ね上がり防止装置は、更に、前記スライド部材による前記跳ね上がり防止部材の上下方向の保持位置を調節するための調節機構を有することが望ましい。
この構成によれば、引き戸の制動時に跳ね上がり防止部材の下端面が引き戸の上端面に確実に当接するように、跳ね上がり防止部材の上下方向の保持位置を調節することができる。
本発明の引き戸の跳ね上がり防止装置によれば、引き戸の跳ね上がりを制動機構による制動が開始されるタイミングに合わせて確実に防止することができる。
本発明の跳ね上がり防止装置を備えた引き戸装置の形態例を示す正面図 図1に示す引き戸装置の要部斜視図 図1に示す引き戸装置の要部拡大斜視図 本発明の跳ね上がり防止装置の形態例を示す全体斜視図 図4に示す跳ね上がり防止装置の分解斜視図 跳ね上がり防止装置と引き戸のガイド部材とが未連結の状態を示す引き戸装置の要部斜視図 跳ね上がり防止装置と引き戸のガイド部材とが連結される直前の状態を示す引き戸装置の要部断面図 跳ね上がり防止装置と引き戸のガイド部材とが連結された状態を示す引き戸装置の要部断面図 跳ね上がり防止装置と引き戸のガイド部材とが連結された状態を示す引き戸装置の要部斜視図 (a)は跳ね上がり防止部材の上下方向の位置が未調整の状態を示す引き戸装置の要部正面図 (b)は要部側面図 (a)は跳ね上がり防止部材の上下方向の位置を調整済みの状態を示す引き戸装置の要部正面図 (b)は要部側面図 引き戸の跳ね上がりが生じている状態を例示する概念図 従来の跳ね上がり防止装置の概念図
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明の跳ね上がり防止装置を備えた引き戸装置の形態例を示す部分正面図である。図2は図1に示す引き戸装置の要部斜視図である。
図1に示す引き戸装置10は、建物の開口部を開閉する引き戸11と、引き戸11をその上方に敷設されているガイドレール(上レール)12に沿わせて案内するべく引き戸11の上端に取り付けられた一対のガイド部材13A、13Bと、引き戸11を閉まり際に制動する制動機構14と、制動時における引き戸11の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止装置15と、を有している。
この引き戸装置10は下荷重タイプの引き戸装置である。引き戸11の下端部の左右両端部には一対の走行輪11A、11Bが設けられている。両走行輪11A、11Bは、引き戸11の下端面から一部突出し、引き戸11の下方に設けられたレール溝(図示省略)に嵌合している。両走行輪11A、11Bは、引き戸11の荷重を支えつつ従動回転することによりレール溝に沿って走行する。
ガイドレール12は下面にガイドスリット12aを有する断面略C字型のレールである。
ガイド部材13A、13Bは、引き戸11の上端面から上方に突出した円柱状の軸部13aと、軸部13aの上端に設けられた円形のヘッド部13bとを有する。ガイド部材13A、13Bのヘッド部13bがガイドスリット12aの内縁に接しつつスライドすることにより、がたつきの少ないスムースな引き戸11の開閉動作を可能にしている。
ガイド部材13A、13Bは、引き戸11の上端の開閉方向両端近傍に設けられている。以下、引き戸11の閉まる側に設けられたガイド部材13Aを先端側ガイド部材13Aと、開く側に設けられたガイド部材13Bを後端側ガイド部材13Bと、それぞれ記す。
制動機構14は、引き戸11の閉まり際に後端側ガイド部材13Bを捕捉して引き戸11に制動力を作用させる機構である。制動機構14は、ガイドレール12内の所定の位置に設置されている。
跳ね上がり防止装置15は、ガイドレール12内の戸先側端部(図示右側端部)に設置されている。
図3乃至図11に示すように、跳ね上がり防止装置15は、本体16と、跳ね上がり防止部材17と、スライド部材18と、連結機構19と、連結解除機構25とを備えている。
本体16は、ガイドレール12内に嵌合させて、ガイドレール12の上部に螺子20で締着固定されている。本体16内には、スライド部材18及び連結機構19がスライド自在に収容されている。
跳ね上がり防止部材17は、引き戸11の制動時に引き戸11の上端面11aに当接して引き戸11の戸先側の上方への移動を阻止する部材である。この例では、跳ね上がり防止部材17として、螺子部17aと円板状のヘッド部17bとを有するボルトが使用されている。ヘッド部17bの下面17cの中央部には、プラスドライバ等の工具を使用して跳ね上がり防止部材17を回動操作するための十字穴17dが形成されている。
スライド部材18には、跳ね上がり防止部材17を保持するための螺子孔18aが設けられている。螺子孔18aには跳ね上がり防止部材17の螺子部17aが螺合しており、プラスドライバ等の工具を使用して跳ね上がり防止部材17を回動操作することにより、スライド部材18による跳ね上がり防止部材17の上下方向の保持位置を調節することができるようになっている。すなわち、この例では、跳ね上がり防止部材17に設けられた螺子部17aとスライド部材18に設けられた螺子孔18aとにより跳ね上がり防止部材17の高さ位置調節機構21が構成されている。
スライド部材18は、本体16の内面に嵌合した状態で本体16の長手方向にスライドする。本体16の両側壁には、スライド部材18を案内するガイドスリット16aが設けられている。スライド部材18の両側部には、ガイドスリット16aに嵌合しつつ案内される横長のガイド突起18bが設けられている。ガイド突起18bを横長にすることにより、スライド部材18のガイド方向のがたつきを防止している。
連結機構19は、ラッチ部材22と、付勢部材23と、ラッチ作動機構24と、連結解除機構25と、を有している。
ラッチ部材22は、スライド部材18と先端側ガイド部材13Aとを連結するための部材である。ラッチ部材22は、スライド部材18に上下に回動自在に支持されており、それ自体が上下に回動することによって先端側ガイド部材13Aの上端部に係脱するように構成されている。
スライド部材18の後端部(引き戸11の開位置側の端部)には、ラッチ部材22をスライド部材18に上下に回動自在に支持するための支持孔18cを有するブラケット部18dが形成されている。ラッチ部材22の基端部(引き戸11の閉位置側の端部)の上隅部には両支持孔18cに回動自在に嵌合する軸状突起部22aが設けられている。ラッチ部材22は、その軸状突起部22aがブラケット部18dの支持孔18cに連結されることにより、スライド部材18に上下に回動自在に連結されている。
付勢部材23は、ラッチ部材22とスライド部材18との間に設けられている。この例では、付勢部材23としてコイルばねが用いられている。ラッチ部材22とスライド部材18の互いの対面部には、付勢部材23の端部を受け入れて保持する保持穴22d、18eがそれぞれ形成されている。付勢部材23は、ラッチ部材22を上方に回動させる向き、すなわち先端側ガイド部材13Aとの連結を解除する向きに常時付勢している。
ラッチ部材22の下部には、先端側ガイド部材13Aのヘッド部13bに嵌合する嵌合凹部22bが設けられている。ラッチ部材22の基端部の下部には、引き戸11が閉まる際、先端側ガイド部材13Aのヘッド部13bが当接するガイド当接部22eが設けられている。ガイド当接部22eは、嵌合凹部22bの基端側の壁を構成している。
ラッチ部材22は、引き戸11が閉位置側に移動する際、そのガイド当接部22eが先端側ガイド部材13Aに押されることにより、付勢部材23による付勢力に抗して下方に回動させられる。そして、跳ね上がり防止部材17の下端面17cと引き戸11の上端面11aとが向かい合った後の所定のタイミングで先端側ガイド部材13Aに連結される(図8及び図9参照)。すなわち、この例では、ガイド当接部22eを有するラッチ部材22自体がラッチ作動機構24を構成している。ラッチ部材22の先端部(引き戸11の開位置側の端部)の下部には、嵌合凹部22bからラッチ部材22の先端に向かって上方に傾斜したガイド面22cが設けられている。
連結解除機構25は、付勢部材23と、ラッチ部材22の先端部両側に設けられたガイド突起22fと、本体16の両内側面に設けられたガイド段部16bとで構成される。ガイド突起22fは、付勢部材23による付勢力でガイド段部16bに押しつけられ、ガイド段部16bに倣いつつ移動する。ガイド段部16bは、ガイド突起22fを水平方向に案内する水平部16b1と、水平部16b1の終端(引き戸11の開位置側の端)から上方に斜めに延びる傾斜部16b2とからなる。ラッチ部材22が先端側ガイド部材13Aに連結された状態で引き戸11が開位置側に移動する際、ガイド突起22fが水平部16b1から傾斜部16b2に移動することにより、ラッチ部材22が付勢部材23による付勢力により上方に回動し、先端側ガイド部材13Aとラッチ部材22との連結が解除される仕組みになっている。
つぎに、上記のように構成された跳ね上がり防止装置15の作用・効果について説明する。
引き戸11が閉位置側に移動する際、跳ね上がり防止部材17の下端面17cと引き戸11の上端面11aとが向かい合った後の所定のタイミングでスライド部材18と引き戸11の先端側ガイド部材13Aとが連結される。その後、引き戸11が閉止状態になるまで、スライド部材18とこれに保持されている跳ね上がり防止部材17とが引き戸11のガイド部材13と共に移動する。このため、跳ね上がり防止部材17をガイドレール12の終端位置よりも可成り手前の位置に待機させても、跳ね上がり防止部材17が引き戸11の先端側ガイド部材13Aと干渉しない。
したがって、引き戸11が閉まる際、完全に閉まるタイミングよりも可成り早期に制動機構14を働かせてゆっくりと時間をかけて引き戸11を停止させるように構成された引き戸装置10においても、引き戸11の跳ね上がりを制動機構14による制動が開始されるタイミングに合わせて確実に防止することができる。
また、先端側ガイド部材13Aとスライド部材18とが連結された状態から、引き戸11を開位置側へ移動させたときに、先端側ガイド部材13Aとスライド部材18との連結が自動的に解除される仕組みになっているので、この跳ね上がり防止装置15を設けたことで引き戸11の使い勝手が損なわれることはない。
また、この跳ね上がり防止装置15は、プラスドライバ等の工具を使用して跳ね上がり防止部材17を回動操作することにより、跳ね上がり防止部材17の下面17cが引き戸11の上端面11aに確実に当接するように、跳ね上がり防止部材17の上下方向の保持位置を容易に調節することができるので、ガイドレール12と引き戸11との間隔等が異なる種々の引き戸装置に適用可能である。例えば、図10に示すように、跳ね上がり防止部材17と引き戸11とが離れている場合、跳ね上がり防止装置15の跳ね上がり防止機能を有効に働かせることはできないが、図11に示すように、跳ね上がり防止部材17の下面17cが引き戸11の上端面11aに当接するように跳ね上がり防止部材17の上下方向の位置を調節しておくことにより、跳ね上がり防止機能を有効に働かせることができるようになる。
また、ラッチ部材22の先端部下部にガイド面22cが設けられているので、先端側ガイド部材13Aに連結されていないにもかかわらず、何らかの原因でラッチ部材22が先端側ガイド部材13Aとの連結姿勢すなわち、下方に回動したままの異常姿勢になっている場合でも、引き戸11を閉位置側に移動させることにより、先端側ガイド部材13Aをラッチ部材22の下に入り込ませて、ラッチ部材22を正常姿勢に復帰させることができる。
なお、上記実施形態では、本発明の跳ね上がり防止装置を下荷重タイプの引き戸装置に適用した例を示したが、上荷重タイプの引き戸装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、ラッチ部材22がスライド部材18に上下に回動自在に支持されているが、ラッチ部材22がスライド部材18に上下に移動自在(昇降自在)に支持されている構成を採用してもよい。
また、上記実施形態では、付勢部材23としてコイルばねが用いられているが、コイルばねに代えて板ばねを用いてもよい。また、スライド部材18またはラッチ部材22に、板ばねとして機能する弾性部を一体形成により設けてもよい。また、ばねに代えてゴムやダンパ機構を用いてもよい。
また、上記実施形態では、スライド部材18とラッチ部材22がそれぞれ別々の部材であるが、両部材18、22を樹脂などで一体として成型し、スライド部に対してラッチ部が弾性的に上下に揺動する構成を採用してもよい。この場合、スライド部とラッチ部との間の樹脂弾性を利用することにより、付勢部材23を省略することも可能である。
10 引き戸装置
11 引き戸
11a 上端面
12 ガイドレール
13A ガイド部材
14 制動機構
15 跳ね上がり防止装置
16 本体
17 跳ね上がり防止部材
17c 下端面
18 スライド部材
19 連結機構
22 ラッチ部材
22c ガイド面
23 付勢部材
24 ラッチ作動機構
25 連結解除機構

Claims (5)

  1. 建物の開口部を開閉する引き戸(11)と、
    前記開口部の上端に設けられたガイドレール(12)と、
    前記引き戸(11)の戸先側上端部に固定され前記ガイドレール(12)に案内されつつ前記引き戸(11)と共にスライドするガイド部材(13A)と、
    前記引き戸(11)を閉まり際に制動する制動機構(14)と、を備えた引き戸装置(10)における前記引き戸(11)の制動時の跳ね上がりを防止する装置であって、
    前記ガイドレール(12)に取り付けられた本体(16)と、
    前記引き戸(11)の制動時に前記引き戸(11)の上端面(11a)に当接して前記引き戸(11)の戸先側の上方への移動を阻止する跳ね上がり防止部材(17)と、
    前記跳ね上がり防止部材(17)を保持しつつ前記引き戸(11)の開閉方向にスライド可能に前記本体(16)に支持されたスライド部材(18)と、
    前記引き戸(11)が閉じ側に移動する際、前記跳ね上がり防止部材(17)の下端面(17c)と前記引き戸(11)の上端面(11a)とが向かい合った後の所定のタイミングで前記スライド部材(18)と前記ガイド部材(13A)とを連結する連結機構(19)と、を有することを特徴とする引き戸の跳ね上がり防止装置。
  2. 前記連結機構(19)は、
    前記スライド部材(18)に支持され、且つ前記ガイド部材(13A)の上端部に係脱自在に連結されるラッチ部材(22)と、
    前記ラッチ部材(22)を前記ガイド部材(13A)との連結を解除する向きに常時付勢している付勢部材(23)と、
    前記所定のタイミングで前記ラッチ部材(22)を前記付勢部材(23)による付勢力に抗しつつ前記ガイド部材(13A)に連結するラッチ作動機構(24)と、を有する請求項1記載の引き戸の跳ね上がり防止装置。
  3. 前記引き戸(11)の開位置側への移動に連動させて前記ガイド部材(13A)と前記ラッチ部材(22)との連結を解除する連結解除機構(25)を有する請求項2記載の引き戸の跳ね上がり防止装置。
  4. 前記スライド部材(18)による前記跳ね上がり防止部材(17)の上下方向の保持位置を調節するための調節機構(21)を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の引き戸の跳ね上がり防止装置。
  5. 前記ラッチ部材(22)の先端部の下部には、前記ガイド部材(13A)を前記ラッチ部材(22)の下に入り込ませるべく傾斜したガイド面(22c)が設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の引き戸の跳ね上がり防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190048974A (ko) * 2017-10-31 2019-05-09 비엠리빙코리아(주) 슬라이딩 도어용 스토퍼

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