JPS628764Y2 - - Google Patents

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JPS628764Y2
JPS628764Y2 JP14308881U JP14308881U JPS628764Y2 JP S628764 Y2 JPS628764 Y2 JP S628764Y2 JP 14308881 U JP14308881 U JP 14308881U JP 14308881 U JP14308881 U JP 14308881U JP S628764 Y2 JPS628764 Y2 JP S628764Y2
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JP
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inner member
outer member
ball
retainer
drawer
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JP14308881U
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JPS5847249U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、抽斗、あるいは機器類等を本体から
出し入れする際、勢いよく収納されても、抽斗等
がはね返つて、突出する恐れがなく、又、レール
の引出し力の軽い場合であつても、家具本体等の
ゆれに影響されず、抽斗等が家具本体におさまつ
た状態が維持される抽斗等のレールのはね返り防
止装置を提供する事を目的とする。以下、本考案
を図面に基づいて説明する。
第1図において、Aは本考案のスライド装置を
示し、1はアウターメンバー、2はインナーメン
バー、3はボールリテーナーである。
アウターメンバー1は、帯状金属板の上下端部
を内向き円孤状、またはV字形に彎曲せしめて形
成した、内面長手方向にボール案内溝11,11
を有する上下屈折縁12,12と、基板13より
断面略C字形に形成している。そして、基板13
の後端内面にははね返り防止部材4が、前端内面
には案内部材5が、前方内面にはリテーナースプ
リング6がとりつけられている。又、リテーナー
スプリング6の前方で、案内部材5のやや後部位
置と、はね返り防止部材4の前方部の基板13の
一部を内方にやや突出せしめて、リテーナー前端
ストツパー14と、リテーナー後端ストツパー1
5を形成している。17…はアウターメンバー1
の家具本体等への取付孔である。そしてアウター
メンバー1の前端部分の上下長さを若干短くし、
後述するインナーメンバー2の不用意な抜け出し
を防止している。インナーメンバー2は、アウタ
ーメンバー1とほぼ同長で、帯状金属板にて、上
記アウターメンバー1に挿入可能な大きさで、上
下端部を外向き円孤状、またはV字形に彎曲せし
めて形成した、外面長手方向にボール案内溝2
1,21を有する上下屈折縁22,22と、基板
23より、断面略C字形に形成し、後端部をやや
先細り形状としている。24…は、抽斗、機器類
等の取付孔である。ボールリテーナー3は、帯状
金属板にて、上記アウターメンバー1、インナー
メンバー2間に挿入可能な大きさで、かつ、アウ
ターメンバー1の半分以下の長さとなし、基板3
1と、上下両屈折縁32,33の長手方向数個所
にそれぞれボール33…を上下両側に突出せしめ
た状態で回転自在に保持し、基板31をインナメ
ンバー2側に突出せしめている。尚、図面では、
ボール保持条板3の上下屈折縁32,32を前後
に連接した形状を有しているが、重量を軽減させ
るため、ボール33を保持する個所以外を切り落
した形状であつてもよい。はね返り防止部材4
は、板バネ材より、インナーメンバー2側の上下
端部にゼンマイ状に形成したインナーメンバ保持
部41,41と、該保持部41,41の前後端を
先細り状とした案内傾斜部42…と、基部43
と、該基部43に、アウターメンバー1の後端に
形成した取付孔19,19に対応して、もうけた
取付孔44,44から構成されている。そして、
上記インナーメンバー保持部41,41の径はア
ウターメンバー1とインナーメンバ2の案内溝1
1…,21…から形成される間隙よりやや大きく
形成され、インナーメンバー2の後部がアウタメ
ンバ1の後部に位置した時に、保持部41の弾発
力によつてインナーメンバー2を保持する様リベ
ツトBにてとりつけられている。
案内部材5は、両端をボールリテーナー3側に
折りまげて上下縁51,51を形成し、該上下縁
51,51に絞り孔52,52をもうけ、該絞り
孔52,52に樹脂ボール53,53を上下両側
に突出せしめて保持すると共に、基部54には、
インナーメンバー1の基板13の一部を内面に突
出せしめた位置切め突起17′、取付孔18,1
8に対応して位置切め孔55、取付孔56,56
がもうけられ、リベツトBにて、アウターメンバ
ー1の前端内面にとりつけられている。そして、
案内部材5、及び、ボール53,53は、アウタ
ーメンバー1にインナーメンバー2を嵌挿した
際、アウターメンバー1の上下屈折縁12,12
と、インナーメンバ2の上下屈折縁22,22間
に位置する寸法に定められている。リテーナース
プリング6は、中央部を切り欠き、その上下片を
ボールリテーナー3側におりまげて形成した上下
動規制片61…と、上下動規制片61…に連接し
て形成した取付部62,62と、該取付部62,
62間をボールリテーナー3側に彎曲せしめた板
バネ材より構成されており、アウターメンバー1
の基板13の一部を、対向して内方に切り起した
リテーナー取付部18′,18′間に、少なくとも
一方の端部が、移動可能にとりつけられている。
本考案は、上記の構成からなり、両メンバー
1,2の後端がそろい、ボールリテーナー3の後
端が、アウターメンバー1のリテーナ後端ストツ
パー15に当接し、はね返り防止部材4がインナ
ーメンバー2の後端を保持している状態から、抽
斗等を引き出る場合、最初は、はね返り防止部材
4の弾性力に抗して、やや力強く引き出し、イン
ナーメンバー2の後部をはね返り防止部材4から
逸脱せしめて、前方に引きつづけると、ボールリ
テーナー3はインナーメンバ2の移動距離の2分
の1づつ前方に移動し、やがて、ボールリテーナ
ー3の基板31の内面がリテーナースプリング6
の彎曲部に接触しながら前方に移動する。このた
め、ボールリテーナー6は、少なくともいずれか
一方の端部が前後に移動可能となつているので、
弾性に抗して偏平となる様に変形され、常に一定
強さで、ボールリテーナ3の内面に接触する事と
なる。そして、さらにインナーメンバー2(抽斗
等)をひきつづけると、ボールリテーナー3の前
端はアウターメンバー1のリテーナー前端ストツ
パー14に当接し、ボールリテーナーは停止す
る。この状態で、アウターメンバー1の前方部外
形が、やや小さくなつているので、アウターメン
バー1のボール案内溝11,11とインナーメン
バー2のボール案内溝21,21にボール33が
密着し、インナーメンバー2も、ボール33との
摩擦によつて停止する。通常、この状態で抽斗等
の内容物を取り出したり、又、機器類を点検する
が、抽斗を移動したり、機器類を修理の為とりは
ずす必要がある場合、さらに強く抽斗等を引き出
すと、ボール33との摩擦力に抗してインナーメ
ンバー2は前方に移動して、引き出される。この
状態で、ボールリテーナー3は、リテーナースプ
リング6の弾発力によつて、アウターメンバーの
前方に保持されているので、本体の傾き、振動等
によつて後方に移動する事はない。そして、次に
抜き出された抽斗等を再びアウターメンバー1に
装置する場合、インナーメンバー2の後端部をや
や先細り状となし、かつ、アウターメンバー1の
前端に案内部材5をもうけているので、インナー
メンバー2の後端の下側のボール案内溝21を、
上記案内部材5の下側のボール53上に抽斗等を
下方に傾斜せしめた状態で載置し、つづいて、抽
斗等(インナーメンバー2)を水平状態にしてや
ると、インナーメンバー2の後端は先細り状とな
しているので、自然とインナーメンバー2の後端
の上下屈折縁22,22は、アウターメンバー1
の上下屈折縁間12,12に位置する。そして、
この状態で、インナーメンバー2を押し込むと、
ボールリテーナー3は、アウターメンバー1前方
部に保持されているので、簡単に、インナーメン
バー2(抽斗等)はアウターメンバー1に装着さ
れる。さらに、抽斗等を押し込んでやると、イン
ナーメンバー2は後方に移動し、これにともなつ
てボールリテーナー3は、インナーメンバー2の
移動距離の2分の1づつ後方に移動する。やがて
インナーメンバー2の後端は、はね返り防止部材
4の案内傾斜部42,42を通過し、インナーメ
ンバー保持部41,41を押し縮める如く移動
し、インナーメンバー2の収納スピードは激減
し、ボールリテーナー3の後端がアウターメンバ
1のリテーナー後端ストツパー15に当接すると
同時に、インナーメンバー2は停止し、はね返る
恐れは一切ない。又、この状態で、インナーメン
バー2の後部は、インナーメンバー保持部41,
41の弾性によつて保持されているので、家具本
体等が不測に傾むいても、抽斗等が突出する恐れ
もない。また抽斗等を引き出す際は、最初の時の
みやや強くひき出し、インナーメンバー保持部4
1,41からインナーメンバー2の後部を抜き出
せばよい。
本実施例では、抽斗等のスライド装置を1本の
アウターメンバー、インナーメンバーで構成して
いるが、スライド装置を何本も組み合わせて使用
する場合は、抽斗等がとりつけられるインナーメ
ンバーと、摺動自在となしたアウターメンバーに
本考案を使用すればよい事はいうまでもない。
上記の如く本考案は、弾性材料の上下端部を内
方にまき込んだ簡単な構造であるから、安価に製
作できるものであり実用に即した有益な考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は本考案の
要部分解斜視図、第2図は要部横断面図、第3図
はインナーメンバーを引き出した状態の要部横断
面図、第4図は第2図のA−A線拡大断面図、第
5図は第2図のB−B線拡大断面図、第6図は第
4図のC−C線断面図、第7図は第5図のD−D
線断面図である。 A……抽斗等のレール、1……アウターメンバ
ー、11,11……ボール案内溝、12,12…
…上下屈折縁、13……基板、2……インナーメ
ンバー、21,21……ボール案内溝、22,2
2……上下屈折縁、3……ボールリテーナー、3
1……基板、33……ボール、4……はね返り防
止部材、41,41……インナーメンバー保持部
材、5……案内部材、6……リテーナースプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも、断面略C字型のアウターメンバー
    と、該アウターメンバーと摺動自在となした断面
    略C字型のインナーメンバーと、上記両メンバー
    の上下屈折縁間で、ボールを回転自在に保持する
    ボールリテーナーからなる抽斗等のレールにおい
    て、上記アウターメンバーの後端内面に、上下端
    部を内方にまき込んで形成したインナーメンバー
    保持部と、該インナーメンバー保持部の少なくと
    も前端部を先細り状とした案内傾斜部を有する弾
    性材から形成されたはね返り防止部材をとりつ
    け、上記インナーメンバー保持部を、アウターメ
    ンバー、インナーメンバーのボール案内溝によつ
    て形成される間隙よりやや大きめに形成した事を
    特徴とする抽斗等のレールのはね返り防止装置。
JP14308881U 1981-09-24 1981-09-24 抽斗等のレ−ルのはね返り防止装置 Granted JPS5847249U (ja)

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JP14308881U JPS5847249U (ja) 1981-09-24 1981-09-24 抽斗等のレ−ルのはね返り防止装置

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JP14308881U JPS5847249U (ja) 1981-09-24 1981-09-24 抽斗等のレ−ルのはね返り防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS5847249U JPS5847249U (ja) 1983-03-30
JPS628764Y2 true JPS628764Y2 (ja) 1987-02-28

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ID=29936094

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JP14308881U Granted JPS5847249U (ja) 1981-09-24 1981-09-24 抽斗等のレ−ルのはね返り防止装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0515789Y2 (ja) * 1987-12-10 1993-04-26
JP4154202B2 (ja) * 2002-09-26 2008-09-24 日本スライド工業株式会社 スライドレールのロック機構
DE102011115948B3 (de) * 2011-10-12 2013-01-24 Keiper Gmbh & Co. Kg Längseinstellbarer Fahrzeugsitz

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JPS5847249U (ja) 1983-03-30

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