JP2002017982A - 遊技盤 - Google Patents

遊技盤

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JP2002017982A
JP2002017982A JP2000201384A JP2000201384A JP2002017982A JP 2002017982 A JP2002017982 A JP 2002017982A JP 2000201384 A JP2000201384 A JP 2000201384A JP 2000201384 A JP2000201384 A JP 2000201384A JP 2002017982 A JP2002017982 A JP 2002017982A
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Japan
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light
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substrate
game board
shrinkage
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JP2000201384A
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English (en)
Inventor
Koji Fujisawa
孝治 藤澤
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SEVEN CORP KK
Seven Corp Co Ltd
Original Assignee
SEVEN CORP KK
Seven Corp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤の装飾性を高める。 【解決手段】 遊技盤30の本体となる基板20は透明
な合成樹脂製で、透明フィルム12、装飾印刷層14及
び縮み印刷層16より構成される装飾シート10は、透
明接着剤18により基板20に接着されている。装飾印
刷層14はオフセット印刷による4カラー印刷であり、
縮み印刷層16は、紫外線硬化インクを使用した縮み印
刷によって形成されている。縮み印刷層16の表面には
不規則な凹凸(皺)が形成されているので、基板20側
からの入射光Liは、縮み印刷層16において不規則に
屈折させられてランダムな方向への拡散光Loとされ、
不規則な光量の偏り(明暗)が生じる。拡散光Loは、
装飾印刷層14を通過する際の吸収によって着色され、
透明フィルム12を通過して遊技者の目に達する。縮み
印刷層16における不規則な光量の偏りが装飾印刷層1
4を通過した光にも残存し、この不規則な明暗により立
体感が出る。透明フィルム12から放射される拡散光L
oは、まったくランダムな方向を向いているので、遊技
者に軟らかみを感じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属し、詳細にはその遊技盤に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に代表される弾球遊技機にお
いては、入賞装置及び遊技球の進路を複雑にするための
障害釘や風車等が取り付けられた遊技盤が備えられてお
り、その入賞装置等が配されている遊技領域に撃ち込ま
れた遊技球の挙動(例えば入賞するかしないか)により
遊技が行われる。
【0003】遊技盤は基板と装飾性を高めるために基板
の表面に貼着された装飾シートからなるのが普通で、基
板には合板(一部で合成樹脂製の基板も使用されてい
る。)が使用され(一部では合成樹脂製の基板も使用さ
れている。)、装飾シートは透明フィルム(セルロイド
が使用されることが多い。)と透明フィルムの背面に設
けられた装飾用の印刷層とを備えているのが普通であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】遊技盤には装飾用の部
品(例えばLEDや電球を内蔵する電飾)が取り付けら
れたり、入賞装置や風車などにも装飾性を高めるための
工夫がなされている。しかしながら、遊技盤の装飾性に
おいて大きな要素となる装飾シートについては、その絵
柄などのデザインは多種多様であるものの、構造面で装
飾性を向上させるものはなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の遊技盤は、基板と該
基板に貼着された装飾シートとを備える弾球遊技機の遊
技盤において、前記基板を透光性の合成樹脂製とし、前
記装飾シートは表層となる透明フィルムと、該透明フィ
ルムの背面に設けられた装飾用の印刷層と、該印刷層の
背後に設けられ透過する光をランダムに拡散させる乱拡
散層とを備えていることを特徴とする。
【0006】この遊技盤は基板を透光性の合成樹脂製と
し、その表面に貼着される装飾シートは透明フィルムの
背面に装飾用の印刷層を設けた構造であるので、遊技盤
の背後(基板の背後)から光を照射すれば、その光が基
板及び装飾シートを透過して遊技者の目に到達する。従
来の遊技盤においては、装飾シートから遊技者の目に達
する光は装飾シートでの反射光であったが、本発明の場
合は反射光だけでなく背後からの透過光があるので装飾
性が高くなる。
【0007】しかも、印刷層の背後には透過する光をラ
ンダムに拡散させる乱拡散層が設けられているので、そ
の拡散光により軟らかみが増したり立体感が出るなどで
装飾性が一層高められる。なお、装飾シートについて
は、印刷の濃淡により光を透過させない部分(例えば黒
色部分)や光の透過量が少ない部分、光を良好に透過さ
せる部分などを設けることができる。こうした光の透過
量の大小や色を変化させることで装飾性を高めることが
できる。
【0008】また、乱拡散層は、装飾シートの背面側全
域に設けることもできるし、部分的に設けることもでき
る。さらに乱拡散層の背後(乱拡散層と基板の間)に透
光性のフィルムを積層することもできる。
【0009】基板は透光性の合成樹脂製であればよい。
透光性とは例えば背後からの光を前面側に透過させる性
質であり、当然ながら透明であってもよい。透光性の合
成樹脂としては、ABS、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネート、アクリル等が例示される。これらの中でもAB
Sまたはポリプロピレンの発泡成形品が良好な透光性を
呈する。また、透光性が確保できる範囲で着色されてい
てもよく、その場合、部分的に色を異ならせたり着色部
と非着色部とを設ける等も可能である。
【0010】合成樹脂製の基板は、例えば押し出し成形
や射出成形で製造できる。射出成形の場合、例えばカウ
ンタープレッシャー法等による発泡成形を採用すること
もできる。発泡成形で製造すると基板の軽量化が可能に
なる。また釘の打ち込みやビス、木ねじ等の螺着が可能
であるから、従来の合板製の基板と同様に障害釘を打ち
込んだり、入賞装置等をビス止めすることができる。
【0011】乱拡散層は請求項2記載の縮み印刷にて良
好に形成することができる。言うまでもないが、これ以
外の手法で形成してもよい。縮み印刷は紫外線硬化性の
インクを用いて例えばシルク印刷し、紫外線の照射によ
る硬化工程で皺を発生させるものである。この縮み印刷
に適したインクの組成及び硬化工程の詳細については、
例えば特許第2949121号公報や特開平9−530
24号公報に記載されている。
【0012】特許第2949121号公報に記載のもの
では、紫外線硬化組成物を硬化するにあたり、波長25
4nmをピークに持つ遠紫外線を照射し、次いで加熱し
たのち高圧紫外線照射をすることにより硬化表面にしわ
を発生せしめるものである。また、特開平9−5302
4号公報には、脂環族イソシアネート化合物、エステル
系ポリオール及び水酸基を有するアクリレート化合物を
必須成分とするウレタンアクリレートと、アクリレート
系反応性希釈剤と、400nm以上の波長光に対するモル
吸光係数が100(l・mol-1・cm-1)を越えない吸収
特性を有する光開始剤とを含む樹脂組成物を使用して、
300nm以下の波長に最大発光強度を有し、かつ300
nm〜800nmの波長の光が相対強度として20%以下で
ある紫外線照射ランプを用いて、紫外線照射、硬化させ
ることにより、硬化樹脂表面に微細な皺を発生させる技
術が開示されている。
【0013】縮み印刷はこれら2公報に開示されている
方法で実現できるが、基本的には紫外線硬化性のインク
を用いて印刷し紫外線の照射による硬化工程で皺を発生
させればよいので、ここに例示した以外の組成になるイ
ンクや方法を採用できることは言うまでもない。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明
の実施の形態を説明する。
【0015】
【実施例】図1は、本実施例の遊技盤30の層構造を模
式的に示すものである(寸法関係は正確ではない。)。
この図に示すように、遊技盤30は装飾シート10と基
板20とによって構成されている。
【0016】基板20は、ほぼ透明な合成樹脂を用いた
成形品であり、良好に光を透過させる。本実施例の基板
20は、ABS樹脂を用いたカウンタープレッシャー成
形にて製造されており、表面(スキン層)は滑らかで内
部に発泡層が形成されている。このような構造であるの
で、基板20に装飾シート10を接着する際に基板20
の表面と装飾シート10との密着性は良好であり、釘を
打ち付けたりビスなどを螺着することができる。
【0017】装飾シート10は、透明フィルム12、装
飾印刷層14及び縮み印刷層16より構成され、透明接
着剤18により基板20に接着されている。本実施例の
場合、透明フィルム12には共重合ポリエステル樹脂の
無延伸フィルム[イーストマンケミカル社のSpect
ar(商品名)コポリエステルシート14471、通称
PETG]を使用しているが、他の樹脂フィルム例えば
周知のセルロイドを使用することもできる。
【0018】装飾印刷層14はオフセット印刷にて、墨
(ブラック)14a、赤(マゼンタ)14b、青(シア
ン)14c及び黄(イェロー)14dを順次印刷して形
成したもの(色分解による4カラー印刷)である。言う
までもないが、これら4カラーが全て重なり合うわけで
はなく、図1(a)では簡明に図示するために各カラー
14a〜14dを層構造で示した。なお、他の印刷方
法、例えばシルク印刷を用いることもできる。
【0019】縮み印刷層16は、紫外線硬化インクを使
用した縮み印刷によって形成されている。本実施例では
特許第2949121号公報に開示されている方法に準
じて縮み印刷層16を形成した。この縮み印刷層16の
表面には、図1(b)に模式的に示すように不規則な凹
凸(皺)が形成されている。このため、基板20側から
の入射光Liは、縮み印刷層16において不規則に屈折
させられてランダムな方向への拡散光Loとされる。ま
た、これにより不規則な光量の偏り(明暗)が生じる。
【0020】拡散光Loは、装飾印刷層14を通過する
際にその部分の色に応じてスペクトルの一部が吸収され
る。これにより装飾印刷層14から出てくる光には吸収
されなかったスペクトルの色となる。そして、透明フィ
ルム12を通過して遊技者の目に達する。
【0021】縮み印刷層16において不規則な光量の偏
りが生じているので、装飾印刷層14を通過してくる光
にも不規則な明暗が生じている。この不規則な明暗によ
り立体感が出る。また、透明フィルム12から放射され
る拡散光Loは、まったくランダムな方向を向いている
ので、遊技者に軟らかみを感じさせる。このため遊技盤
30の装飾性は格段に高められている。
【0022】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の遊技盤の構造を説明する模式図であ
り、図1(a)は層構造の模式図、図1(b)は縮み印
刷層の拡大模式図。
【符号の説明】
10 装飾シート 12 透明フィルム 14a 各カラー 14 装飾印刷層 16 縮み印刷層 18 透明接着剤 20 基板 30 遊技盤 Li 入射光 Lo 拡散光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と該基板に貼着された装飾シートと
    を備える弾球遊技機の遊技盤において、 前記基板を透光性の合成樹脂製とし、 前記装飾シートは表層となる透明フィルムと、該透明フ
    ィルムの背面に設けられた装飾用の印刷層と、該印刷層
    の背後に設けられ透過する光をランダムに拡散させる乱
    拡散層とを備えていることを特徴とする遊技盤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技盤において、 前記乱拡散層は縮み印刷にて形成されていることを特徴
    とする遊技盤。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004357734A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006204448A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Aiwa Raito:Kk 遊技盤
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JP2011247993A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Omron Corp 装飾装置
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