JP2010000228A - 遊技盤のための装飾板 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の強度以上の光を透過し当該所定の強度未満の光を遮蔽する光学的遮蔽層を活用して、この遮蔽層を介し対向する両図柄層の各図柄部を、遊技機の遊技状態の変化にあわせて選択的に視認できるように構成した遊技盤のための装飾板を提供する。
【解決手段】装飾板20は、透明シート21、一側図柄層22、遮蔽層23、他側図柄層24及び縮み層25を有する。一側図柄層22は、図柄部を含むように、透明シート21に沿いその裏面側からオフセット印刷により形成されている。遮蔽層23は、一側図柄層22に沿いその裏面側からメタリックインク材料を用いたシルク印刷により形成されている。他側図柄層24は、両図柄部を含むように、遮蔽層23に沿いその裏面側からシルク印刷により形成されている。縮み層25は、他側図柄層24に沿いその裏面側から縮み印刷により形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】装飾板20は、透明シート21、一側図柄層22、遮蔽層23、他側図柄層24及び縮み層25を有する。一側図柄層22は、図柄部を含むように、透明シート21に沿いその裏面側からオフセット印刷により形成されている。遮蔽層23は、一側図柄層22に沿いその裏面側からメタリックインク材料を用いたシルク印刷により形成されている。他側図柄層24は、両図柄部を含むように、遮蔽層23に沿いその裏面側からシルク印刷により形成されている。縮み層25は、他側図柄層24に沿いその裏面側から縮み印刷により形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機或いは雀球遊技機等の各種の遊技機に採用される遊技盤のための装飾板に関する。
従来、例えば、パチンコ遊技機の遊技盤は、下記特許文献1により開示された遊技盤が提案されている。この遊技盤は、合板製盤本体、台紙、両印刷層及び透明シートを備えており、台紙は、合板製盤本体の表面に貼着されている。ここで、台紙、両印刷層及び透明シートが遊技盤の装飾板に対応する。
当該装飾板において、両印刷層のうちの一方の透光性印刷層は、台紙の通光孔を介し合板製盤本体の光源収容孔に対応するように、透明シートの裏面に印刷により形成されている。また、両印刷層のうちの他方の透光性であることを要しない印刷層は、透明シートの裏面のうち上記透光性印刷層の形成部位以外の部位に印刷により形成されている。
透明シートは、その裏面にて、両印刷層を介し、台紙の表面に接着剤でもって接着されている。ここで、この接着は、両印刷層のうちの透光性印刷層を台紙の通光孔に対応させるようになされている。
以上のような構成のもと、合板製盤本体の光源収容孔に挿入した発光ダイオードを発光させることにより、上記透光性印刷層が、当該発光ダイオードの出射光により照射されて、電飾層としての機能を発揮するようになっている。
特開2004−65642号公報
ところで、上述の装飾板において、上記透光性印刷層は、単一の印刷層にすぎないため、当該透光性印刷層が図柄を含むように印刷されていると、遊技者は、発光ダイオードによる照射の有無とは関係なく、常に、当該図柄を、透明シートを通して視認することとなる。
従って、例えば、透光性印刷層に対する発光ダイオードによる照射が、遊技状態の変化を遊技者に伝えるためになされても、遊技者により視認されている図柄自体には変化がないため、遊技者に対し遊技状態の変化を十分には伝えきれないという不具合が生ずる。
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するために、所定の強度以上の光を透過し当該所定の強度未満の光を遮蔽する光学的遮蔽層を活用して、この遮蔽層を介し対向する両図柄層の各図柄部を、遊技機の遊技状態の変化にあわせて選択的に視認できるように構成した遊技盤のための装飾板を提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係る遊技盤のための装飾板は、請求項1の記載によれば、遊技盤(B)の盤面を構成する装飾板(20、20A)において、
透明シート(21)と、
この透明シートに沿いその裏面側から透光可能に形成されて図柄部(22a)を含む一側図柄層(22)と、
この一側図柄層に沿いその裏面側から形成されて所定の光強度以上の光を透過しこの所定の光強度未満の光を遮蔽する光学的遮蔽層(23)と、
この遮蔽層を介し一側図柄層に対向するように遮蔽層に沿いその裏面側から透光可能に形成されて他の図柄部(24a、24b)を含む他側図柄層(24)とを備えることを特徴とする。
透明シート(21)と、
この透明シートに沿いその裏面側から透光可能に形成されて図柄部(22a)を含む一側図柄層(22)と、
この一側図柄層に沿いその裏面側から形成されて所定の光強度以上の光を透過しこの所定の光強度未満の光を遮蔽する光学的遮蔽層(23)と、
この遮蔽層を介し一側図柄層に対向するように遮蔽層に沿いその裏面側から透光可能に形成されて他の図柄部(24a、24b)を含む他側図柄層(24)とを備えることを特徴とする。
しかして、このように構成した装飾板をその他側図柄層の側から遊技機の遊技盤に設けた無色透明な基板に貼着するとともに所定の光強度の光を出射する光出射手段を上記基板の裏面側に配設する。このような状態において、遊技機が、例えば、通常の遊技状態にあるときに、光出射手段が光を出射していなければ、遮蔽層が所定の光強度未満の光を遮蔽することから、遮蔽層は、他側図柄層を遮蔽する。このため、遊技者は、透明シートを通して一側図柄層を視認することとなる。従って、遊技者は、一側図柄層の図柄部を視認することにより通常の遊技状態を認識し得る。
このような状態において、遊技機が、通常の遊技状態から他の遊技状態に変化したとき、光出射手段が光を出射すれば、この光は、無色透明の基板を透過して装飾板の他側図柄層に入射する。この他側図柄層が透光可能に形成されていることから、無色透明の基板を透過した光は、他側図柄層を透過して遮蔽層に入射する。この遮蔽層は、所定の光強度以上の光を透過することから、遮蔽層に入射した光は当該遮蔽層を透過して一側図柄層に入射する。
ここで、当該一側図柄層は透光可能に形成されていることから、この一側図柄層に入射した光は、当該一側図柄層を透過し、然る後、透明シートを透過する。
このとき、他側図柄層の他の図柄部が、一側図柄層の図柄部の色(例えば、青色)に比べて、赤色光を受けたときより強く光る色、例えば、赤色で形成されていれば、上述のように光が他側図柄層及び一側図柄層の双方を透過しても、一側図柄層の図柄部は、他側図柄層の他の図柄部ほど強く光らない。
従って、他側図柄層の図柄部の光る度合いと一側図柄層の図柄部の光る度合いとの差が、遊技者にとって、一側図柄層の図柄部を無視し得る程度、換言すれば、他側図柄層の図柄部しか視認できない程度であれば、他側図柄層の図柄部のみが浮き出るように見えて、遊技者の注意を引くことができる。これにより、遊技者は、通常の遊技状態から他の遊技状態への変化を明確に視認し得る。
また、上述のように基板が無色透明であれば、一側及び他側の各図柄層の図柄部は、遊技盤上の障害釘や役物の位置に影響されることなく、自由に位置させることができるので、装飾板のデザインの自由度が向上し得る。また、上述のように基板が無色透明であれば、光出射手段からの光は、当該基板のどの部位をも透過できるので、光を装飾板に向けて通過させるに要する貫通穴をわざわざ基板に設ける必要もない。
また、上述の無色透明の基板に代えて、不透明の基板或いはベニヤ板の積層板からなる基板を採用した場合には、この基板には、光出射手段からの光を通過させる貫通穴部の形成が必要であるため、一側及び他側の各図柄層の図柄部の形成位置が、遊技盤上の障害釘や役物のない位置に規制される。このため、装飾板のデザインの自由度が制限されるが、その他の作用効果は、上述と同様に達成され得る。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載の遊技盤のための装飾板において、
透明シートは、無色透明な高分子材料で形成されており、
一側図柄層は、透明シートに沿いその裏面側からオフセット印刷により形成されており、
遮蔽層は、一側図柄層に沿いその裏面側からメタリックインク材料を用いたシルク印刷により形成されており、
他側図柄層は、遮蔽層にその裏面側からシルク印刷により形成されていることを特徴とする。
透明シートは、無色透明な高分子材料で形成されており、
一側図柄層は、透明シートに沿いその裏面側からオフセット印刷により形成されており、
遮蔽層は、一側図柄層に沿いその裏面側からメタリックインク材料を用いたシルク印刷により形成されており、
他側図柄層は、遮蔽層にその裏面側からシルク印刷により形成されていることを特徴とする。
これによれば、一側図柄層はオフセット印刷により形成されているため、当該一側図柄層が十分に薄くでき透光性を良好に確保できる。また、遮蔽層は、メタリックインク材料を用いたシルク印刷により形成されているから、当該遮蔽層は、メタリックインク材料の金属成分のもとに、所定の光強度以上の光を透過しこの所定の光強度未満の光を光学的に遮蔽するという光学的効果を適正に発揮し得る。また、他側図柄層は、シルク印刷により形成されているから、当該他側図柄層の透光性は適正に確保し得る。以上によれば、請求項1に記載の発明の作用効果がより一層具体的に達成され得る。
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項1または2に記載の遊技盤のための装飾板において、他側図柄層に沿いその裏面側から形成されて光を拡散させる拡散層(25)を備えることを特徴とする。
これによれば、上述した透明基板、不透明の基板或いはベニヤ板の積層板からなる基板の貫通穴部を通り装飾板に入射する光は、拡散層により均一に拡散されて、他側図柄層、遮蔽層、一側図柄層及び透明シートを透過する。このため、請求項1または2に記載の発明の作用効果を確保しつつ、遊技者は、他側図柄層の図柄部を、均一な明るさにて、良好に視認できる。
また、本発明は、請求項4の記載によれば、請求項3に記載の遊技盤のための装飾板において、拡散層は、他側図柄層に沿いその裏面側から縮み印刷されて縮み層として形成されていることを特徴とする。
このように、拡散層が縮み層として縮み印刷されているため、請求項3に記載の発明の作用効果がより一層具体的に達成され得る。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の各実施形態を図面により説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の第1実施形態を示している。当該パチンコ遊技機は、パチンコホール内の島に立設されるもので、このパチンコ遊技機は、機枠(図示しない)と、この機枠に前後方向に開閉可能に支持される遊技機本体(図示しない)及び前扉(図示しない)とにより構成されている。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の第1実施形態を示している。当該パチンコ遊技機は、パチンコホール内の島に立設されるもので、このパチンコ遊技機は、機枠(図示しない)と、この機枠に前後方向に開閉可能に支持される遊技機本体(図示しない)及び前扉(図示しない)とにより構成されている。
上記遊技機本体は、遊技盤Bを備えており、この遊技盤Bは、図1〜図3のいずれかにより示すごとく、基板10及び装飾板20を備えている。本実施形態では、基板10は、無色透明な高分子材料でもって矩形状に形成されている。
装飾板20は、遊技盤Bの盤面を構成するもので、この装飾板20は、図2及び図3にて示すごとく、透明シート21、一側図柄層22、遮蔽層23、他側図柄層24及び縮み層25でもって構成されている。
透明シート21は、無色透明なポリエステル樹脂材料により矩形状に形成されている。一側図柄層22は、透明シート21の裏面に沿い層状に形成されている。この一側図柄層22は、図1から分かるように、図柄部22aを有しており、この図柄部22aは、一側図柄層22の右側下部にて形成されている。なお、図1において、図柄部22aは、本来、破線で示すべきであるが、便宜上、実線により示されている。
ここで、図柄部22aは、互いに部分的に重畳される両長方形状枠と、この両長方形状枠の一方内に図1にて示すごとく2段に配列した「OPEN」及び「7:00〜23:00」なる各文字列とでもって青色に構成されている。なお、当該各文字列は、喫茶店等の店の営業時間を表す。また、本第1実施形態では、一側図柄層22の色は、図柄部22aを除き、フルカラーの背景色となっている。また、図柄部22aの上記両長方形状枠の内側は、上記各文字列を除き、一側図柄層22の背景色と同一の背景色となっている。また、一側図柄層22は、上述のような配色で構成されていても、透光可能な薄さに形成されている。
遮蔽層23は、所定の光強度以上の光を透過し当該所定の光強度未満の光を遮蔽するような所定の光学特性を有するように、一側図柄層22の裏面に沿い層状に形成されている。本実施形態では、上記所定の光強度以上の光は、例えば、発光ダイオードから出射される光強度の光をいう。
他側図柄層24は、遮蔽層23の裏面に沿い層状に形成されている。ここで、この他側図柄層24は、図8から分かるように、両図柄部24a、24bを有しており、他側図柄層24は、両図柄部24a、24bを除き、灰色の背景色となるように形成されている。
本実施形態では、図柄部24aは、他側図柄層24の下部の左側にて、当該他側図柄層24の下部を3本の雷光線部の形状にくり抜くことで形成されている。一方、図柄部24bは、他側図柄層24の下部の右側にて形成されている。但し、図柄部24bは、長方形状枠と、この枠内に配列した「DANGER」の文字列とでもって構成されており、この図柄部24bの上記方形状枠内は、「DANGER」の文字列をのぞき、灰色となっている。
また、本実施形態では、図柄部24bの光る度合いと図柄部22aの光る度合いとの差が、遊技者にとって、図柄部22aを無視し得る程度、換言すれば、他側図柄層の図柄部しか視認できない程度となるように、両図柄部24b、22aの各色が上述のごとく選定されている。
縮み層25は、他側図柄層24の裏面に沿い層状にかつ光拡散特性を有するように形成されている。
また、当該遊技機本体は、図2及び図3にて示すごとく、各光源30、40を有している。光源30は、遊技盤Bの基板10のうち他側図柄層24の図柄部24aに対する対向板部位(以下、左側対向板部位10aという)にその背面側から組み付けられている。
当該光源30は、遮光性カバー31を有しており、このカバー31は、断面コ字状のカバー本体31aの外周部に環状フランジ31bを形成して構成されている。しかして、このカバー31は、カバー本体31aの内部を基板10の左側対向板部位10aにその背面側から対向させるように、環状フランジ31bにて左側対向板部位10aに装着されている。
また、当該光源30は、回路基板32及び複数の発光ダイオード33を有しており、回路基板32は、カバー本体31a内にて、基板10の左側対向板部位10aに並行となるように支持されている。複数の発光ダイオード33は、共に、赤色光発光部、緑色光発光部及び青色光発光部を有する発光ダイオードでもって構成されており、当該複数の発光ダイオード33は、回路基板32の配線パターン部に電気的に接続されている。ここで、各発光ダイオード33は、3本の雷光線部からなる図柄部24aの全体を照射し得る数でもって、回路基板32の配線パターン部に配設されている。
しかして、当該パチンコ遊技機による遊技状態が通常の遊技状態にあるとき、当該複数の発光ダイオード33は、回路基板32に接続した発光駆動回路(図示しない)により非駆動状態におかれる。また、当該パチンコ遊技機による遊技状態が通常の遊技状態から他の所定の遊技状態に変化するとき、当該複数の発光ダイオード33は、その各青色光発光部にて上記発光駆動回路により駆動されて発光し、青色光を基盤10の左側対向板部位10aに向けて入射する。なお、各発光ダイオード33の装飾板20に対する入射角は、実質的に零度である。
また、光源40は、遊技盤Bの基板10のうち一側図柄層22の図柄部22a及び他側図柄層24の図柄部24bの双方に対応する対向板部位(以下、右側対向板部位10bという)にその背面側から組み付けられている(図3参照)。
当該光源40は、遮光性カバー41を有しており、このカバー31は、断面コ字状のカバー本体41aの外周部に環状フランジ41bを形成して構成されている。しかして、このカバー41は、カバー本体41aの内部を基板10の右側対向板部位10bにその背面側から対向させるように、環状フランジ41bにて右側対向板部位10bに装着されている。
また、当該光源40は、回路基板42及び複数の発光ダイオード43を有しており、回路基板42は、カバー本体41a内にて、基板10の右側対向板部位10bに並行となるように支持されている。複数の発光ダイオード43は、共に、赤色光発光部、緑色光発光部及び青色光発光部を有する発光ダイオードでもって構成されており、当該複数の発光ダイオード43は、回路基板42の配線パターン部に電気的に接続されている。ここで、各発光ダイオード43は、一側図柄層22の図柄部22a及び他側図柄層24の図柄部24bの双方の全体を照射し得る数でもって、回路基板42の配線パターン部に配設されている。
しかして、当該パチンコ遊技機による遊技状態が上述のように通常の遊技状態にあるとき、当該複数の発光ダイオード43は、上記発光駆動回路により非駆動状態におかれる。また、当該パチンコ遊技機による遊技状態が上述のように通常の遊技状態から上記他の所定の遊技状態に変化するとき、当該複数の発光ダイオード43は、その各赤色光発光部にて、複数の発光ダイオード33の駆動に同期して上記発光駆動回路により駆動されて発光し、赤色光を基板10の右側対向板部位10bに向けて照射する。なお、各発光ダイオード43の装飾板20に対する入射角は、実質的に零度になっている。また、当該パチンコ遊技機をパチンコホール内に設置した場合、当該パチンコホール内の照明光等の光が遊技盤Bの盤面(装飾板20)に入射することになるが、このような光の光強度は、上記所定の光強度に比べて、実質的に無視し得るほど小さい。
また、当該遊技機本体は、図1或いは図2にて示すごとく、案内レール50a、スルーゲート50b、風車50c、スタートチャッカー50d、アタッカー50e、センター飾60及び多数の障害釘71からなる障害釘群70を備えている。案内レール50aは、遊技盤Bの装飾板20の表面に沿い配設されており、この案内レール50aは、その内周側において装飾板20の表面上に遊技領域Ba(図1参照)を特定する。
スルーゲート50b、風車50c、スタートチャッカー50d及びアタッカー50eは、図1にて示す各位置にて、遊技盤Bに装飾板20を介し組み付けられている。センター飾60は、遊技盤Bの開口部の外周部に沿い組み付けられている。障害釘群70の各障害釘71は、図1にて示すごとく、遊技盤Bにその装飾板20側から分散して打ち込まれている。
ここで、装飾板20の形成方法について説明する。まず、上記ポリエステル樹脂材料として、所定の厚さ(例えば、0.4(mm)或いは0.53(mm)の厚さ)を有する無色透明のポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)からなるシート材料を準備する。そして、このシート材料を矩形状に切断して、透明シート21用原シート1とする(図4参照)。
ついで、4色(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)のインクでもって、オフセット印刷機(図示しない)により、原シート1の裏面に沿い層状にオフセット印刷して、一側図柄層22用原印刷層2を形成する(図4参照)。このとき、図柄部22aを、原印刷層2の右側下部に位置するようにオフセット印刷により青色に形成し、原印刷層2の図柄部22a以外の部位を、所定のカラー印刷パターンにて、上記フルカラー背景色となるようにオフセット印刷する。ここで、原印刷層2は、上述のごとくオフセット印刷されているため、この原原印刷層2の厚さは、通常、約2(μm)〜4(μm)の範囲以内の値となり、一側図柄層22の上記透光可能な薄さを満たす。
上述のように原印刷層2を形成した後、多数の金属フレークを含むインクをメタリックインクとして準備し、このメタリックインクを用いて、シルク印刷機により、原印刷層2の裏面に沿い層状にシルク印刷し、遮蔽層23用原印刷層3を形成する(図5参照)。
本第1実施形態では、当該原印刷層3は、上述のごとく、上記メタリックインクの印刷により形成されているため、当該原印刷層3の色は金属色となる。また、当該原印刷層3の印刷は、上述のごとく、シルク印刷によるため、この原印刷層3の厚さは、通常、約10(μm)〜12(μm)の範囲以内の値となっている。これにより、原印刷層3は上述した所定の光学特性を有する。
上述のように原印刷層3を形成した後、シルク印刷機により、所定のカラーインクを用いて、原印刷層3の裏面に沿い層状にシルク印刷して、他側図柄層24用原印刷層4を形成する(図6参照)。このとき、図柄部24aを、原印刷層4の下部の左側にて、当該原印刷層4の下部を上記3本の雷光線部の形状にくり抜くことで形成し、図柄部24bを、図6にて示すごとく、図柄部22aにほぼ重なるように、原印刷層4の下部の右側にて、赤色に印刷し、原印刷層4のうち両図柄部24a、24b以外の部位を灰色に印刷する。なお、当該原印刷層4は、上述のごとく、シルク印刷されているため、この原印刷層4の厚さは、通常、約10(μm)〜12(μm)の範囲以内の値となっている。
ついで、シルク印刷機或いはスクリーン印刷機により、紫外線硬化性インクを用いて原印刷層4の裏面に沿い層状に縮み印刷して縮み層25用原印刷層5を形成する(図7参照)。ここで、原印刷層5は、その縮み構成により、上記光拡散特性を有する。これにより、装飾板20に対応する原板6(図7参照)の形成が終了する。なお、縮み印刷とは、紫外線硬化性インクの印刷後紫外線照射による硬化で縮ませる処理をいう。
最後に、上述のように形成した原板6を、図8にて示すように、切り抜く。ここで、原板6は上述のような構成を有するので、図8にて示すように切り抜かれた原板6は、透明シート21、一側図柄層22、遮蔽層23、他側図柄層24及び縮み層25を積層してなる装飾板20となる(図8参照)。これにより、装飾板20の形成が終了する。そして、このように装飾板20を形成した後は、当該装飾板20を、その縮み層25側から、基板10の表面に透明の接着剤により貼着する。
以上のように構成した本第1実施形態では、当該パチンコ遊技機の遊技者による遊技状態が上記通常の遊技状態にあるとき、両光源30、40の各発光ダイオード33、43が共に非駆動状態におかれる。このため、各発光ダイオード33、43は共に発光していない。
このような状態では、他側図柄層24が、遮蔽層23によりその所定の光学特性でもって光学的に遮蔽されている。また、一側図柄層22が、上述のごとくオフセット印刷によるために薄く形成されている。このため、上記遊技者が、一側図柄層22を通してその裏側を視認できても、上記遊技者は、透明シート21を通して、一側図柄層22及び遮蔽層23のみを視認することとなる。これにより、上記遊技者は、一側図柄層22の背景及び図柄部22aのみを視認する。その結果、当該パチンコ遊技機による遊技状態が、上記通常の遊技状態にあることが、上記遊技者により認識され得る。
然る後、当該パチンコ遊技機の遊技状態が上記通常の遊技状態から上記他の遊技状態に変化すると、複数の発光ダイオード33が、その各青色光発光部にて上記発光駆動回路により駆動されて発光し、青色光を基盤10の左側対向板部位10aに向けて出射すると同時に、複数の発光ダイオード43は、その各赤色光発光部にて、上記発光駆動回路により駆動されて発光し、赤色光を基板10の右側対向板部位10bに向けて出射する。
すると、基盤10が無色透明であるため、複数の発光ダイオード33からの各青色光が基盤10の左側対向板部位10aを通り装飾板20の図柄部24aに対する対応部位に入射すると同時に、複数の発光ダイオード43からの各赤色光が基盤10の右側対向板部位10bを通り両図柄部24b、22aの双方に対する装飾板20の対応部位に入射する。
これに伴い、上述のように図柄部24aに対する装飾板20の対応部位に入射した各青色光は、図柄部24aに対する縮み層25の対応部を透過するとともに、上述のように両図柄部24b、22aの双方に対する装飾板20の対応部位に入射した各赤色光は、図柄部24bに対する縮み層25の対応部を透過する。
ここで、縮み層25は、上述のごとく光拡散特性を有するため、基板10からの入射光を拡散させる。このため、図柄部24aに入射する各青色光は、図柄部24aの全体に亘り均一な輝度の青色拡散光となって、図柄部24aを透過するとともに、図柄部24bに入射する各赤色光は、図柄部24bの全体に亘り均一な輝度の赤色拡散光となって、図柄部24bを透過する。但し、図柄部24aは上述のごとくくりぬき形成されているため、図柄部24aに入射する青色拡散光は、そのままの色にて、当該図柄部24aを通過する。また、図柄部24bの枠及び文字列は、上述のごとく赤色に形成されているため、図柄部24bに入射する赤色拡散光は、図柄部24bの枠及び文字列を赤色で強く光らせるようにして当該図柄部24bを透過する。
ついで、このようにして図柄部24aを通過した青色拡散光及び図柄部24bを透過した赤色拡散光は、遮蔽層23に入射する。ここで、遮蔽層23は、上述のごとく、メタリックインクを用いてシルク印刷されているため、当該遮蔽層23は上記所定の光学特性を有する。従って、遮蔽層23に入射する青色拡散光及び赤色拡散光は、当該遮蔽層23を透過して両図柄部24a、24bに対する一側図柄層22の各対応部位に入射する。
また、一側図柄層22は、上述のごとく、オフセット印刷により形成されているから、この一側図柄層22は、上記透光可能な薄さとなっている。従って、各図柄部24a、24bに対する一側図柄層22の各対応部位に入射する青色拡散光及び赤色拡散光は当該各対応部位を適正に透過する。但し、図柄部22aは、図柄部24bとほぼ重なるように位置しているため、上記赤色拡散光は、図柄部22aを透過することとなる。
以上のようにして一側図柄層22を透過した青色拡散光及び赤色拡散光は、透明シート21をその無色透明のもとに透過して上記遊技者側へ出射する。
このような段階においては、上記遊技者は、上述のように透明シート21からの青色拡散光及び赤色拡散光の出射のもとに、装飾板20を視認することとなる。これによれば、透明シート21からの青色拡散光に基づき、他側図柄層24の図柄部24aである3本の雷光線部が、上記遊技者によって、均一な青色にて視認されるとともに、図柄部24bが、透明シート21からの赤色拡散光に基づき、均一な赤色にて視認され得る。
このため、上述のように装飾板20において一側図柄層22の青色の図柄部22aしか視認していなかった上記遊技者が、当該図柄部22aに代えて、他側図柄層24の図柄部24aを透過する青色拡散光及び図柄部24bを透過する赤色拡散光でもって、青色の図柄部24a及び赤色の図柄部24bを視認することとなる(図9参照)。これにより、当該パチンコ遊技機の遊技状態が、通常の遊技状態から他の遊技状態に変化したことが、上記遊技者によって明確に認識され得る。なお、図9において、両図柄部24a、24bは、本来破線で示すべきであるが、便宜上、実線で示されている。
ここで、図柄部24bは上述のように赤色で強く光る。従って、上述のように図柄部24bとほぼ重なって位置する図柄部22aが青色に形成されていても、この青色は、図柄部24bの強く光る赤色に比べて、無視し得る程度、換言すれば、図柄部24bしか視認できない程度に弱く光る色である。このため、図柄部24bが浮き出るように見えて、遊技者の注意を引くことができる。その結果、上記遊技者は、図柄部22aを気にすることなく、図柄部24bを良好に視認し得る。
また、上述のように基板10が無色透明であるから、一側及び他側の各図柄層22、24の各図柄部は、遊技盤B上の障害釘71や風車50c等の役物の位置に影響されることなく、自由に位置させることができるので、装飾板20のデザインの自由度が向上し得る。また、上述のように基板10が無色透明であるから、各光源30、40からの光は、当該基板10のどの部位をも透過できるので、光を装飾板20に向けて通過させるに要する貫通穴をわざわざ基板に設ける必要もない。
(第2実施形態)
図10及び図11は、本発明の第2実施形態の要部を示している。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べた遊技盤Bにおいて、基板10及び装飾板20に代えて、基板10A及び装飾板20Aが採用されている。
(第2実施形態)
図10及び図11は、本発明の第2実施形態の要部を示している。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べた遊技盤Bにおいて、基板10及び装飾板20に代えて、基板10A及び装飾板20Aが採用されている。
基板10Aは、複数のベニヤ板を積層してなるもので、上記第1実施形態にて述べた基板10の左側対向部位10a及び右側対向部位10bに対する基板10Aの各対応部位には、図10或いは図11にて示すごとく、各貫通穴部10c、10dが形成されている。
装飾板20Aは、上記第1実施形態にて述べた装飾板20において、台紙26を付加的に採用した構成を備えている。台紙26は、装飾板20の縮み層25に沿いその裏面側から接着剤でもって接着されており、この台紙26には、各開口部26a、26bが、図10或いは図11にて示すごとく、基板10Aの各貫通穴部10c、10dに対向するように形成されている。なお、本第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べた障害釘群70の多数の釘71のうち、基板10Aの貫通穴部10cに対応する障害釘71は、廃止されている(図10参照)。
また、本第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べた両光源30、40に代えて、両光源30A、40Aが採用されている。光源30Aは、上記第1実施形態にて述べた光源30のうちの回路基板32及び複数の発光ダイオード33のみにより構成されている。回路基板32は、その外周部にて、複数の発光ダイオード33を基板10Aの貫通穴部10cを通して台紙26の開口部26aを臨ませるように、基板10Aの背後から貫通穴部10cの外周部に支持されている。
また、光源40Aは、上記第1実施形態にて述べた光源40のうちの回路基板42及び複数の発光ダイオード43のみにより構成されている。回路基板42は、その外周部にて、複数の発光ダイオード43を基板10Aの貫通穴部10dを通して台紙26の開口部26bを臨ませるように、基板10Aの背後から貫通穴部10dの外周部に支持されている。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
以上のように構成した本第2実施形態において、上記第1実施形態と同様に、当該パチンコ遊技機の遊技状態が上記他の遊技状態に変化すると、複数の発光ダイオード33からの各青色光が、基板10Aの貫通穴部10c及び台紙26の開口部26aを通り縮み層25の図柄部24aに対する対応部位に入射すると同時に、複数の発光ダイオード43からの各赤色光が基板10Aの貫通穴部10d及び台紙26の開口部26bを通り両図柄部24b、22aの双方に対する縮み層25の対応部位に入射する。
このように上記第1実施形態の基板10とは異なり、基板10Aがベニヤ板の積層構造からなるために不透明であることから、各光源30A、40Aからの光を装飾板20Aの縮み層25に入射させるために、基板10Aに上述のごとく各貫通穴部10c、10dを形成するとともに台紙26に各開口部26a、26bを形成しなければならない。従って、一側及び他側の各図柄層22、24の各図柄部の形成位置が、遊技盤B上の障害釘71や上記役物のない位置に規制される。よって、装飾板のデザインの自由度が制限されるが、その他の作用効果は、縮み層25に入射した光に基づき上記第1実施形態と同様である。
なお、本発明の実施にあたり、上記各実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)他側図柄層24の図柄部24bの枠及び文字列(DANGER)の色は、赤色に限ることなく、青色よりも強く光る色であれば、白色等の赤色とは異なる色であってもよい。これに伴い、さらに言及すれば、一側図柄層22の図柄部22aの枠及び文字列の色は、青に限ることなく、他側図柄層24の図柄部24bの枠及び文字列の色よりも弱く光る色であればよい。なお、両光源30、40の各発光ダイオードの出射光の色は、上記実施形態とは異なり、各図柄部の色の変化にあわせて適宜変更すればよい。
(2)両図柄部22a、24bは、上記実施形態とは異なり、互いに重なっていなくてもよい。
(3)図柄部22a、24a或いは24bは、上記実施形態にて述べた構成に限ることなく、色々な装飾モチーフで構成されていてもよく、一般的には、図柄部として把握してもよい。
(4)透明シート21は、上記実施形態にて述べたポリエステル樹脂材料に限ることなく、無色透明な高分子材料であればよい。
(5)装飾板20或いは20Aのうち案内レール50aの外側にはみ出す部位においても、本発明の適用は可能である。
(6)一側図柄層22の図柄部22aの文字列や枠の色は、青色に限ることなく、この青色とは異なる単色或いは一側図柄層22の背景色とは異なるフルカラーであってもよい。但し、光が両図柄部22a、24bを透過したとき図柄部24bしか見えない程度に、上記単色或いはフルカラーが、他側図柄層24の図柄部24bの赤色に比べて、弱く光る色であることが望ましい。
(7)基板20Aは、ベニヤ板の積層板に限ることなく、不透明な単一の基板であってもよい。
(8)他側図柄層24は、上記実施形態にて述べたように単層に限ることなく、例えば、両他側図柄層部を積層して構成してもよい。この場合、例えば、両他側図柄層部のうち一方の他側図柄層部が図柄部24aを含むよう形成され、他方の図柄層部が、図柄部24bを含むように形成されていてもよい。また、これに代えて、上記一方の他側図柄層部が、他側図柄層24と同様に両図柄部24a、24bを含むように形成され、上記他方の他側図柄層部が、上記一方の他側図柄層部の図柄部24bと重なる部位にて新たな図柄部を含むように、形成されていてもよい。この場合、上記新たな図柄部は、例えば、「確率変動」という文字列を緑色に印刷したものであってもよい。これによれば、光源40からの出射光が赤色光であれば、上記一方の他側図柄層部の図柄部24bである「Danger」が遊技者により視認される。また、光源40からの出射光が緑色光であれば、上記他方の他側図柄層部の新たな図柄部である「確率変動」が遊技者により視認される。なお、緑色光を受けた上記新たな図柄部が緑色に光る度合いは、赤色光を受けた図柄部24bが赤色に光る度合いと同様である。
(9)一側図柄層22、遮蔽層23、他側図柄層24及び縮み層25は、上記実施形態にて述べたような印刷層に代えて、一側図柄層22、遮蔽層23、他側図柄層24及び縮み層25と同様の構成及び光学的特性を有する一側図柄フィルム、遮蔽フィルム、他側図柄フィルム及び光拡散フィルムで形成してもよい。
(1)他側図柄層24の図柄部24bの枠及び文字列(DANGER)の色は、赤色に限ることなく、青色よりも強く光る色であれば、白色等の赤色とは異なる色であってもよい。これに伴い、さらに言及すれば、一側図柄層22の図柄部22aの枠及び文字列の色は、青に限ることなく、他側図柄層24の図柄部24bの枠及び文字列の色よりも弱く光る色であればよい。なお、両光源30、40の各発光ダイオードの出射光の色は、上記実施形態とは異なり、各図柄部の色の変化にあわせて適宜変更すればよい。
(2)両図柄部22a、24bは、上記実施形態とは異なり、互いに重なっていなくてもよい。
(3)図柄部22a、24a或いは24bは、上記実施形態にて述べた構成に限ることなく、色々な装飾モチーフで構成されていてもよく、一般的には、図柄部として把握してもよい。
(4)透明シート21は、上記実施形態にて述べたポリエステル樹脂材料に限ることなく、無色透明な高分子材料であればよい。
(5)装飾板20或いは20Aのうち案内レール50aの外側にはみ出す部位においても、本発明の適用は可能である。
(6)一側図柄層22の図柄部22aの文字列や枠の色は、青色に限ることなく、この青色とは異なる単色或いは一側図柄層22の背景色とは異なるフルカラーであってもよい。但し、光が両図柄部22a、24bを透過したとき図柄部24bしか見えない程度に、上記単色或いはフルカラーが、他側図柄層24の図柄部24bの赤色に比べて、弱く光る色であることが望ましい。
(7)基板20Aは、ベニヤ板の積層板に限ることなく、不透明な単一の基板であってもよい。
(8)他側図柄層24は、上記実施形態にて述べたように単層に限ることなく、例えば、両他側図柄層部を積層して構成してもよい。この場合、例えば、両他側図柄層部のうち一方の他側図柄層部が図柄部24aを含むよう形成され、他方の図柄層部が、図柄部24bを含むように形成されていてもよい。また、これに代えて、上記一方の他側図柄層部が、他側図柄層24と同様に両図柄部24a、24bを含むように形成され、上記他方の他側図柄層部が、上記一方の他側図柄層部の図柄部24bと重なる部位にて新たな図柄部を含むように、形成されていてもよい。この場合、上記新たな図柄部は、例えば、「確率変動」という文字列を緑色に印刷したものであってもよい。これによれば、光源40からの出射光が赤色光であれば、上記一方の他側図柄層部の図柄部24bである「Danger」が遊技者により視認される。また、光源40からの出射光が緑色光であれば、上記他方の他側図柄層部の新たな図柄部である「確率変動」が遊技者により視認される。なお、緑色光を受けた上記新たな図柄部が緑色に光る度合いは、赤色光を受けた図柄部24bが赤色に光る度合いと同様である。
(9)一側図柄層22、遮蔽層23、他側図柄層24及び縮み層25は、上記実施形態にて述べたような印刷層に代えて、一側図柄層22、遮蔽層23、他側図柄層24及び縮み層25と同様の構成及び光学的特性を有する一側図柄フィルム、遮蔽フィルム、他側図柄フィルム及び光拡散フィルムで形成してもよい。
B…遊技盤、20、20A…装飾板、21…透明シート、22…一側図柄層、
22a、24a、24b…図柄部、23…遮蔽層、24…他側図柄層、25…縮み層。
22a、24a、24b…図柄部、23…遮蔽層、24…他側図柄層、25…縮み層。
Claims (4)
- 遊技盤の盤面を構成する装飾板において、
透明シートと、
この透明シートに沿いその裏面側から透光可能に形成されて図柄部を含む一側図柄層と、
この一側図柄層に沿いその裏面側から形成されて所定の光強度以上の光を透過しこの所定の光強度未満の光を遮蔽する光学的遮蔽層と、
この遮蔽層を介し前記一側図柄層に対向するように前記遮蔽層に沿いその裏面側から透光可能に形成されて他の図柄部を含む他側図柄層とを備えることを特徴とする遊技盤のための装飾板。 - 前記透明シートは、無色透明な高分子材料で形成されており、
前記一側図柄層は、前記透明シートに沿いその裏面側からオフセット印刷により形成されており、
前記遮蔽層は、前記一側図柄層に沿いその裏面側からメタリックインク材料を用いたシルク印刷により形成されており、
前記他側図柄層は、前記遮蔽層にその裏面側からシルク印刷により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技盤のための装飾板。 - 前記他側図柄層に沿いその裏面側から形成されて光を拡散させる拡散層を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技盤のための装飾板。
- 前記拡散層は、前記他側図柄層に沿いその裏面側から縮み印刷されて縮み層として形成されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技盤のための装飾板。
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JP2008161562A JP2010000228A (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 遊技盤のための装飾板 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014100375A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Takara Celluloid:Kk | 遊技板 |
JP2014212833A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 株式会社たからセルロイド | 遊技板 |
US12001623B2 (en) | 2019-07-01 | 2024-06-04 | Alps Alpine Co., Ltd. | Decorative sheet and electrostatic input device |
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-
2008
- 2008-06-20 JP JP2008161562A patent/JP2010000228A/ja active Pending
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