JP2002016889A - 予約録画装置、録画予約システムおよび予約録画方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組の編成変更に伴う録画予約時間の重複を
検出、通知し、希望する番組を録画できる録画予約シス
テムを得る。 【解決手段】 予約機能付録画装置１１０において、録
画予約している番組の編成が変更され、それに合わせて
予約情報を変更する際に録画予約時間帯が重複した場
合、その情報を遠隔地のパソコン１２０や携帯情報端末
１２１や携帯電話１２２にＷＡＮ１１１を介して通知
し、通知を受けたパソコン１２０や携帯情報端末１２１
や携帯電話１２２は録画予約を行う番組の選択情報を与
え、予約機能付録画装置がそれを受信し録画予約番組を
決定する手段を備え、使用者が希望する番組を確実に予
約することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、録画予約システ
ムおよび予約録画装置に関わるものであり、遠隔地から
予約録画装置を監視・制御することを可能にした予約録
画装置、録画予約システムおよび予約録画方法に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】（従来の技術１）従来より、遠隔地から
記録装置あるいは予約録画装置の一例としてのＶＴＲを
制御する方法として、ＶＴＲに電話回線インターフェー
スを設けて電話機能を搭載し、発呼側の電話から出力さ
れるトーン信号をＶＴＲの制御に利用する方法があり、
このような方法を用いたものとして、電話が着信すると
ＶＴＲから音声ガイドが出力され、それに従って電話の
プッシュボタンを使って操作すれば録画予約を設定する
ことができるような製品がある。

【０００３】（従来の技術２）また、録画予約している
番組の編成が変更されたり、その結果録画予約時間帯が
重複する可能性がある場合の対処方法が提案されてお
り、例えば特開平１０−２１６０１号公報には、録画対
象番組（使用者が録画したい番組）の放送時間が延長
（放送時間帯の変更）される可能性がある場合は、あら
かじめ録画予約終了時刻を延長して予約を行う方法や、
録画予約時間帯が重複した場合は録画対象番組の再放送
の有無を調べ、再放送がある場合には録画対象番組の予
約を再放送の番組に置き換えるよう促すことで重複を回
避する方法が開示されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このような録画対象番
組の放送時間帯の変更に対応することを考えた場合、上
述した従来の技術１に説明した電話のトーン信号を利用
して録画予約を設定する方法では、使用者が番組の編成
が変更されたことを何らかの手段によって知らなけれ
ば、録画予約を変更することは出来ない。また、音声ガ
イドに従って変更するために、テレビ画面に表示された
情報からリモコンを使って設定・変更するよりも時間が
かかり、その結果として電話料金もかさむ。

【０００５】一方、上述した従来の技術２の方法に示し
たような番組の編成変更に備えて事前に対応する方法に
おいて、編成が変更されなかった場合は、録画予約終了
時刻を延長している分だけ本来録画する必要のない放送
分まで余分に録画されるために、録画可能時間の上限が
決められた録画媒体であるテープの残容量が減り、さら
なる録画のための空き容量が少なくなる。

【０００６】また、もし延長時間部分に予約したい別の
番組があったとしても、１台の予約録画装置により録画
予約時間帯が重複する２番組を録画予約することはでき
ないため、使用者の意図に反して延長時間部分に放送さ
れる別の番組の録画をあきらめなければならない。

【０００７】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、番組の編成が変更された時点で
録画予約時間帯が重複したことを検出し、重複したこと
を示す情報を遠隔地にある使用者の利用可能な端末装置
に通知し、その端末装置からの応答に基づいて録画を実
行する番組を決定（録画対象番組の再設定）するような
録画予約システムおよび予約録画装置を実現することを
目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明に係る予約録画装
置は、放送信号を受信して該放送信号に含まれる放送番
組情報データを抽出する放送番組情報抽出手段と、該放
送番組情報データ抽出手段から出力される前記放送番組
情報データを記憶する放送番組情報記憶手段と、録画予
約している録画対象番組に関する予約番組情報データを
記憶する予約情報記憶手段と、前記放送番組情報記憶手
段から出力される前記放送番組情報データおよび前記予
約情報記憶手段から出力される前記予約番組情報データ
の両番組情報データから前記録画対象番組間の重複期間
の有無を検出して重複情報を出力する重複検出手段と、
該重複検出手段から出力される前記重複情報に基づいて
通知情報を生成する通知情報生成手段と、前記通知情報
生成手段によって生成された前記通知情報を送信する送
信手段と、前記予約情報記憶手段に記憶された前記予約
番組情報データに基づいて前記録画対象番組の録画を行
う録画手段とを備え、前記送信手段から送信された前記
通知情報に対する外部からの応答に応じて前記予約情報
記憶手段に記憶される前記予約番組情報データを変更す
ることを特徴とする。

【０００９】また、通知情報はマークアップ言語によっ
て構成されることを特徴とする。

【００１０】また、録画対象番組間の重複期間がある場
合にいずれのジャンルの番組を優先的に録画するかを設
定した番組ジャンル優先順位データベースをさらに備
え、送信手段から送信された通知情報に対する外部から
の応答がない場合、前記番組ジャンル優先順位データベ
ースに設定された優先順位に基づいて録画対象番組を決
定することを特徴とする。

【００１１】また、過去の録画予約実績に基づいて優先
順位が設定される。

【００１２】また、録画状態情報内容、予約番組情報デ
ータ内容、放送番組情報データまたは重複情報の少なく
ともいずれか一つの情報内容に対応する情報を記憶する
コンテンツ記憶手段をさらに備える。

【００１３】また、録画状態情報内容、予約番組情報デ
ータ内容、放送番組情報データまたは重複情報の各情報
内容は、マークアップ言語によって構成されることを特
徴とする。

【００１４】本発明に係る録画予約システムは、ネット
ワークと、該ネットワークに接続される請求項１乃至６
のいずれかに記載の予約録画装置と、前記ネットワーク
に接続される通信装置とを備え、前記ネットワークを介
して前記予約録画装置および前記通信装置間が接続され
てなる。

【００１５】本発明に係る録画予約方法は、放送信号を
受信して該放送信号に含まれる放送番組情報データを抽
出する放送番組情報抽出工程と、該放送番組情報データ
抽出工程において抽出された前記放送番組情報データを
記憶する放送番組情報記憶工程と、録画予約している録
画対象番組に関する予約番組情報データを記憶する予約
番組情報記憶工程と、前記放送番組情報記憶工程におい
て記憶された前記放送番組情報データおよび前記予約番
組情報記憶工程において記憶された前記予約番組情報デ
ータの両番組情報データから前記録画対象番組間の重複
期間の有無を検出して重複情報を出力する重複情報出力
工程と、該重複情報出力工程において出力される前記重
複情報に基づいて通知情報を生成する通知情報生成工程
と、前記通知情報生成工程によって生成された前記通知
情報を送信する送信工程と、前記予約番組情報データ記
憶工程において記憶された前記予約番組情報データに基
づいて前記録画対象番組の録画を行う録画工程とを含
み、前記送信工程において送信された前記通知情報に対
する外部からの応答に応じて前記予約情報データ記憶工
程において記憶される前記予約番組情報データを変更す
ることを特徴とする。

【００１６】また、通知情報はマークアップ言語によっ
て構成されることを特徴とする。

【００１７】また、送信手段から送信された通知情報に
対する外部からの応答がない場合、録画対象番組間の重
複期間がある場合にいずれのジャンルの番組を優先的に
録画するかを設定した番組ジャンル優先順位データベー
スの優先順位に基づいて録画対象番組を決定することを
特徴とする。

【００１８】また、過去の録画予約実績に基づいて優先
順位が設定される。

【００１９】また、録画状態情報内容、予約番組情報デ
ータ内容、放送番組情報データまたは重複情報の少なく
ともいずれか一つの情報内容に対応する情報を記憶する
コンテンツ記憶手段をさらに備える。

【００２０】また、録画状態情報内容、予約番組情報デ
ータ内容、放送番組情報データまたは重複情報の各情報
内容は、マークアップ言語によって構成されることを特
徴とする。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、この発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、以下、
予約録画装置を、単に録画装置と称する。なお、このよ
うな録画装置としては、テープ状記録媒体を用いたＶＴ
Ｒ、ディスク状記録媒体を用いた録画可能な光ディスク
装置、パーソナルコンピュータ（パソコン）の周辺機器
として用いられるハードディスク、半導体メモリ等が考
えられる。

【００２２】実施の形態１． （録画予約システムの構成について）図１はこの発明の
実施の形態１である録画予約システムを示す図であり、
図において、録画装置１１０に録画予約している番組の
編成が変更され（例えば、放送時間の延長等の放送時間
帯の変更）、それに合わせて予約情報を変更するに際し
録画予約時間帯が重複した場合、その重複した旨の情報
を遠隔地のパソコン１２０、移動体通信機能が付加され
た携帯情報端末１２１、インターネットにアクセス可能
な移動体電話１２２（これらパソコン１２０、携帯情報
端末１２１、移動体電話１２２等を総称して端末装置と
称する）等にネットワークを介して通知する。

【００２３】通知を受けた端末装置は、録画予約を行う
番組の選択情報に基づいて、録画装置１１０がそれを受
信することで録画予約番組（録画対象番組）を決定する
ためのシステムの構成を概略的に示している。

【００２４】図中、デジタル放送メディアとして、１０
０の通信衛星や放送衛星（以下、「ＣＳ／ＢＳ」とい
う）、１０１の地上波電波搭、１０２のＣＡＴＶ配信所
等がある。１０３はＣＳ／ＢＳ１００が送信する電波を
受信するパラボラアンテナ、１０４は地上波電波搭が送
信する電波を受信する地上波アンテナである（これら、
放送メディアにより配信される信号を総称して放送信号
と称する）。

【００２５】１１１は公衆電話回線やＩＳＤＮ、移動体
通信回線、ケーブルテレビ網等のワイドエリアネッワー
ク（以下、「ＷＡＮ」という）、１１２はインターネッ
トサービスプロバイダ（以下、「ＩＳＰ」という）、１
１３はインターネット、１１４はメールサーバ、１１５
はＷＡＮ１１１との回線交換機能を持った移動体通信網
の中継所、１１６は会社等の組織単位に設置されるイン
トラネットである。

【００２６】使用者は端末装置を用いて遠隔地から録画
装置１１０にアクセスすることができる。ここで端末手
段には、インターネット上のＷＷＷサーバにアクセスし
て情報を閲覧するために必要なＷＷＷ（Ｗｏｒｌｄ Ｗ
ｉｄｅ Ｗｅｂ）ブラウザが搭載されている。

【００２７】パソコン１２０はＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａ
ｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）でイントラネット１１６に接
続され、このイントラネット１１６を介してＷＡＮ１１
１に接続する。

【００２８】移動体通信機能を持たない携帯情報端末１
２５は、インターネットへのアクセス機能を持たない移
動体電話１２４と接続することで録画装置１１０にアク
セスできる。

【００２９】なお、移動体電話１２２や１２４は、携帯
電話やＰＨＳ（ＰｅｒｓｏｎａｌＨａｎｄｙｐｈｏｎｅ
Ｓｙｓｔｅｍ）、衛星携帯電話等の非固定式電話一般
を対象とする。

【００３０】以下、遠隔地から録画装置１１０にアクセ
スするために使用される端末装置、さらに移動体通信機
能を持たない携帯情報端末１２５とインターネットへの
アクセス機能を持たない移動体電話１２４とを接続した
形態の装置を総称する場合は通信装置と称する。

【００３１】図２は録画装置１１０の構成を示す図であ
る。録画装置１１０は、受信アダプタ１１０１と録画装
置本体１１０２とＷＡＮインターフェース１１０３から
構成される。

【００３２】受信アダプタ１１０１には、デジタル放送
メディアにそれぞれ対応して、ＣＳ用受信アダプタ（通
信衛星の場合）、ＢＳ用受信アダプタ（放送衛星の場
合）、地上波用受信アダプタ（地上波電波塔の場合）、
ＣＡＴＶ用受信アダプタ（ケーブルテレビ網の場合）等
がある。

【００３３】これらの受信アダプタは録画装置本体１１
０２と一体化して設けられる場合のほか、録画装置１１
０とは別体として設けられる場合もある。

【００３４】ＷＡＮインターフェース１１０３は録画装
置本体１１０２をアナログ電話回線に接続するためのモ
デム（Ｍｏｄｅｍ）や、ＩＳＤＮ回線に接続するための
ターミナルアダプタ（Ｔｅｒｍｉｎａｌ Ａｄａｐｔｅ
ｒ）とデジタルサービスユニット（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓ
ｅｒｖｉｃｅ Ｕｎｉｔ）、ケーブルテレビ回線に接続
するケーブルモデム（Ｃａｂｌｅ Ｍｏｄｅｍ）等であ
る。

【００３５】このＷＡＮインターフェースも録画装置本
体１１０２と一体化して設けられる場合のほか、録画装
置１１０とは別体として設けられる場合もある。

【００３６】以下、動作につき説明する。 （録画予約システムの運用について）一般にデジタル放
送では、放送局から最大約１ヶ月分の放送番組情報デー
タが放送番組の映像や音声と一緒に周期的に伝送され
る。

【００３７】放送番組情報データには、チャンネル、放
送日、放送開始時刻、放送時間、番組名、番組ジャン
ル、番組概要や番組を特定する番組識別子等の情報が含
まれる。

【００３８】デジタル放送を受信する録画装置１１０
は、この放送番組情報データを用いて電子番組ガイド
（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｐｒｏｇｒａｍ Ｇｕｉｄ
ｅ。以下、ＥＰＧと称す）と呼ぶ番組表を作成し、画像
表示装置であるテレビへ出力することが可能となる。

【００３９】使用者はリモコンを使ってテレビにＥＰＧ
を表示し、その中から録画対象番組を選択することで録
画予約を行うことができる。

【００４０】使用者が録画予約操作を行うと、録画対象
番組の放送番組情報データに含まれるチャンネル、放送
日、放送開始時刻、放送時間を記憶することで、従来の
技術で示した録画装置１１０の録画予約が実現できる。

【００４１】さらに、録画予約している番組の番組識別
子を記憶しておくことで、この番組識別子を持つ放送番
組情報データを取り込んで、記憶している予約番組情報
データの内容と比較することができる。

【００４２】この結果、録画予約している番組の編成が
変更されたことを検知して、録画装置１１０の録画予約
している番組の記憶内容（以下、予約番組情報データと
称す）を変更することができる。

【００４３】使用者がＥＰＧの内容に基づいて録画予約
操作を行ったのち、録画予約番組が始まるまでに、変更
された放送番組情報データが送信されてきた場合、後述
するように録画装置１１０は予約番組情報データを変更
する（外部からの応答である使用者からの応答に応じて
予約情報記憶手段に記憶される予約番組情報データを変
更する。）。

【００４４】このとき録画装置１１０が録画予約時間帯
の重複を検出すると、あらかじめ録画装置１１０に登録
された電子メールアドレスへ録画予約時間帯が重複した
旨を記した通知情報としての電子メールを自動的に送信
する。送信された電子メールは、端末装置で受信され、
使用者が録画予約時間帯の重複を知ることになる。

【００４５】次に、以下のような手順で録画予約を行う
番組を選択する。パソコン１２０からＷＡＮ１１１を経
由して、もしくは、携帯情報端末１２１か移動体電話１
２２から移動体通信網の中継所１１５とＷＡＮ１１１を
経由して録画装置１１０へダイヤルアップ接続を行う。

【００４６】ダイヤルアップ接続とは、電話網やＩＳＤ
Ｎなどの公衆回線を用いて、離れた場所にある端末装置
やインターネットに接続する場合の接続形式をいう。

【００４７】ダイヤルアップ接続が完了すると、ダイヤ
ルアップを行った装置に搭載されたＷＷＷブラウザか
ら、録画装置１１０に搭載されたＷＷＷサーバにアクセ
スして録画予約時間帯の重複内容（重複している番組時
間帯）を示す画面を表示する。

【００４８】この画面は、ＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒ Ｔｅ
ｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）やＸＭＬ（ｅ
Ｘｔｅｎｓｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇ
ｅ）等のマークアップ言語で記述されており、録画装置
１１０が録画予約時間帯の重複を検出したときに、録画
装置１１０によって自動生成される。

【００４９】使用者は録画したい番組を画面上から選択
する。使用者によって画面から選択された番組について
の情報は、ＷＷＷサーバから録画予約を処理するプログ
ラムへ引き渡され、録画予約する番組が決定される。

【００５０】（録画装置の内部機能構成について）次
に、図３を参照しながら録画装置１１０の機能構成につ
いて説明する。２０４は放送番組情報抽出手段としての
受信アダプタ１１０１から入力した映像・音声・番組情
報等を多重化したＴＳ（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｓｔｒｅ
ａｍ）を分離する多重信号分離部である（ここでの動作
が放送番組情報抽出工程に相当する）。

【００５１】２０５は番組情報処理部であり、多重信号
分離部２０４から入力した放送番組情報データの番組情
報記憶部２３０（放送番組情報記憶工程）への保存、使
用者入力部２１４からのＥＰＧ表示要求に応じて番組情
報記憶部２３０から取り出した放送番組情報データを加
工して画像表示制御部２０８への出力、画像表示制御部
２０８からテレビに出力されたＥＰＧを見て使用者が録
画予約操作を行ったときに使用者入力部２１４からの要
求を解釈して予約番組情報データを録画予約処理部２０
６へ出力等を行う。

【００５２】２３０は放送番組情報記憶手段としての番
組情報記憶部であり、番組情報処理部２０５から渡され
たチャンネル、放送日、放送開始時刻、放送時間、番組
名、番組ジャンル、番組概要や番組を特定する番組識別
子等の放送番組情報データを格納し、番組情報処理部２
０５からの要求によってそれら格納された放送番組情報
データを出力する。

【００５３】２１４は使用者入力部であり、使用者が遠
隔操作装置（リモコン）や録画装置１１０の操作パネル
から入力した内容を、番組情報処理部２０５や録画予約
処理部２０６へ出力する。

【００５４】２０６は録画予約処理部であり、番組情報
処理部２０５より入力された録画予約を行う番組の放送
番組情報データに含まれる放送日、放送開始時刻および
放送時間と、すでに予約情報記憶手段としての予約情報
記憶部２３１に保存されている予約番組情報データに含
まれる放送日、放送開始時刻および放送時間とを比較し
て重複期間の有無をチェックする（放送番組情報データ
と予約番組情報データとの間の重複期間の有無を検出す
るし重複情報を出力するように動作する（重複情報出力
工程）。このとき録画予約処理部２０６は重複検出手段
として動作する（予約情報記憶部２３１における予約番
組情報データの保存が予約番組情報記憶工程に相当す
る）。

【００５５】その結果、重複期間が検出されなかったと
きは、番組情報処理部２０５より入力された録画予約を
行う番組の放送番組情報データを予約情報記憶部２３１
に与えて記憶させるべく制御し、重複期間が検出された
ときには、重複情報処理部２１１と画像表示制御部２０
８にその旨を通知する。

【００５６】さらに、録画予約処理部２０６は、使用者
入力部２１４より予約情報の変更または取り消しの指示
があったときは、その指示に従って、予約情報を変更ま
たは取り消して予約情報記憶部２３１に保存したり、録
画予約開始時刻になったら受信アダプタ１１０１に対し
て選局指令を行い、録画制御部２０９へ録画開始を要求
するといった機能も有する。

【００５７】２３１は予約情報記憶部であり、録画予約
処理部２０６から渡された録画予約を行う番組のチャン
ネル、放送日、放送開始時刻、放送時間、番組名、番組
ジャンル、番組概要や番組を特定する番組識別子等の放
送番組情報データを格納し、録画予約処理部２０６から
の要求によって出力する。

【００５８】２１１は重複情報処理部であり、録画予約
処理部２０６より通知された録画予約の重複情報を、１
つはＷＷＷブラウザから閲覧できるコンテンツに加工し
てコンテンツ記憶部２３２に蓄積したり、もう１つは電
子メールのメッセージに加工してあらかじめ録画装置１
１０に登録された電子メールアドレスを付与してＳＭＴ
Ｐ処理部２１５へ出力する（このとき重複情報処理部２
１１は通知情報生成手段として動作し、この動作が通知
情報生成工程に相当する）。

【００５９】２０９は録画制御部であり、録画予約処理
部２０６からの指示に基づいて録画手段としての録画部
２０３に録画を開始させるべく制御したり、録画を終了
させるべく制御する（予約番組情報データに基づいて録
画対象番組の録画を行う。録画工程）。

【００６０】２３２はコンテンツ記憶手段としてのコン
テンツ記憶部であり、重複情報処理部２１１が作成した
予約重複情報のコンテンツを格納する（コンテンツ記憶
手段には、後に述べるように、録画状態情報内容、録画
予約情報内容、放送番組情報データまたは重複情報の少
なくともいずれか一つの情報内容に対応する情報がマー
クアップ言語を用いて記述（構成）され、記憶され
る。）。

【００６１】２１２はＷＷＷサーバであり、他装置のＷ
ＷＷブラウザからの要求に応じてコンテンツ記憶部２３
２に格納されたコンテンツを提供したり、ＷＷＷブラウ
ザから送られる使用者が選択したコンテンツ上の選択肢
の情報を受信し録画予約処理部２０６に出力する。

【００６２】２１５はＳＭＴＰ（Ｓｉｍｐｌｅ Ｍａｉ
ｌ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）処理部であ
り、重複情報処理部２１１から受け取った送信メールを
メールサーバへ送信するためのプロトコルに従った処理
を実現する。

【００６３】２１３はネットワーク通信制御部であり、
ＷＡＮに接続されている機器と通信するためのプロトコ
ルに従った処理を実現する（これら、ＷＷＷサーバ２１
２、ネットワーク通信制御部２１３およびＳＭＴＰ処理
部２１５により送信手段が構成される。）。

【００６４】２０３は録画部であり、多重信号分離部２
０４から送られてきた映像と音声のＴＳを、録画制御部
２０９の録画開始／終了指令に従って、テープやＨＤＤ
等のメディアに録画する。

【００６５】２０７は映像音声処理部であり、多重信号
分離部２０４から送られてきた映像と音声のＴＳをデコ
ードしてアナログ信号に変換する

【００６６】２０８は画像表示制御部であり、番組情報
処理部２０５や録画予約処理部２０６から入力されたデ
ータを元にＥＰＧ等のグラフィックスデータを生成し、
映像音声処理部２０７から送られてきた映像に重畳させ
る。

【００６７】以下、録画装置内の動作について説明す
る。 （録画装置の処理の流れについて）受信アダプタ１１０
１から入力される映像・音声・番組情報等を多重化した
ＴＳは多重信号分離部２０４において、映像・音声・番
組情報等の各情報に分離され、このうちの番組情報は番
組情報処理部２０５へ送られる。

【００６８】番組情報処理部２０５では、ＥＰＧを表示
するために必要な全ての放送番組情報データが番組情報
記憶部２３０の容量が許す範囲で格納されるように処理
を行う。

【００６９】使用者がＥＰＧの表示を要求すると、使用
者入力部２１４から番組情報処理部２０５へＥＰＧを表
示する旨の指令が与えられ、番組情報記憶部２３０に格
納されている放送番組情報データを画像表示制御部２０
８に出力する。

【００７０】出力された放送番組情報データは、画像表
示制御部２０８によってテレビにＥＰＧ画面としてグラ
フィックス表示される。

【００７１】ここで、使用者が要求する範囲の放送番組
情報データが番組情報記憶部２３０に記憶されていなか
った場合、番組情報処理部２０５は多重信号分離部２０
４から使用者が要求する範囲の放送番組情報データの入
力を待ち、当該放送番組情報データが入力され次第、こ
れを番組情報記憶部２３０に格納し、前記と同じ処理を
行う。

【００７２】使用者がＥＰＧから録画予約操作を行う
と、番組情報処理部２０５は使用者入力部２１４から送
られてきたデータからどの番組が録画予約されたのかを
認識して、この認識結果から生成した予約番組情報デー
タを録画予約処理部２０６へ出力する。録画予約処理部
２０６は、予約番組情報データを予約情報記憶部２３１
へ格納した後、録画予約番組の放送開始時刻を待つ。

【００７３】録画予約番組の放送開始時刻前に、既に記
憶されている録画予約番組と同じ番組の放送開始時刻や
放送時間が変更された放送番組情報データが、多重信号
分離部２０４から番組情報処理部２０５へ入力される
と、番組情報記憶部２３１に格納されている当該番組情
報を、番組に固有な番組識別子をキーにして検索して更
新するとともに、録画予約処理部２０６へ出力する。

【００７４】録画予約処理部２０６では、予約情報記憶
部２３１に格納されている当該番組情報を更新するとと
もに、入力された録画予約を行う番組の放送番組情報デ
ータに含まれる放送日、放送開始時刻および放送時間
と、すでに予約情報記憶部２３１に保存されている他の
録画予約番組の放送日、放送開始時刻および放送時間と
を比較して録画期間の重複の有無をチェックする。

【００７５】ここで、録画期間の重複が検出された場
合、その検出情報は重複情報処理部２１１へ通知され
る。

【００７６】検出結果を受けた重複情報処理部２１１は
次の、の２つの処理を行う。 録画期間が重複している番組のチャンネル、放送日、
放送開始時刻、放送時間、番組名等と、どちらかを選択
するよう促す内容を、遠隔地にある情報装置のＷＷＷブ
ラウザから閲覧できるようにＨＴＭＬで記述したファイ
ルを自動生成してコンテンツ記憶部２３２に蓄積する。

【００７７】録画期間の重複が発生したことを知らせ
る電子メールを自動生成してＳＭＴＰ処理部２１５へ出
力する。

【００７８】この電子メールアドレスはあらかじめ使用
者によって設定されたものを用い、メールの本文には受
信者が前記の自動生成したＨＴＭＬファイルをＷＷＷブ
ラウザから閲覧できるようにＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ
Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）を記述しておく。

【００７９】ここで、ＵＲＬとはコンテンツが置かれて
いるＷＷＷサーバを指定するための表記方法であり、Ｗ
ＷＷサーバ名と参照されるコンテンツのパスを含むファ
イル名で構成される。本発明におけるＷＷＷサーバは、
録画装置１１０に含まれるため、ＷＷＷサーバ名は録画
装置１１０の名前となる。

【００８０】ＳＭＴＰ処理部２１５はネットワーク通信
制御部２１３に対してインターネットへの接続要求を出
す。ネットワーク通信制御部２１３はＩＳＰ１１２に電
話をかけ、ポイント・ツー・ポイントプロトコル接続
（以下、ＰＰＰ接続と称す）を行う。

【００８１】接続完了を受けてＳＭＴＰ処理部２１５
は、電子メールをＳＭＴＰによって電子メールアドレス
から特定されるメールサーバ１１４へ送信する。

【００８２】送信されたメールがメールサーバ１１４に
格納されると移動体電話１２２や携帯情報端末１２１へ
は受信メール通知がなされ、使用者の操作によりメール
を受信し、その内容から録画期間の重複が発生したこと
を知る。

【００８３】イントラネット１１６に接続されたパソコ
ン１２０の場合は、メーラーに設定したメールの確認間
隔毎に周期的に、メーラーがメールサーバ１１４をチェ
ックしメールを受信する。

【００８４】次に各装置から録画装置１１０に電話をか
けＰＰＰ接続を行ったのち、ＷＷＷブラウザから受信し
たメールに書かれたＵＲＬを指定すると、そのＵＲＬで
特定される録画装置１１０に実装されたＷＷＷサーバ２
１２が閲覧要求を受ける。

【００８５】ＷＷＷサーバ２１２は、ＵＲＬで指定され
たコンテンツ記憶部２３２に格納されている録画期間の
重複内容を示すＨＴＭＬファイルを、要求元にＨＴＴＰ
（ＨｙｐｅｒＴｅｘｔ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏ
ｃｏｌ）によって送信することで、各装置のＷＷＷブラ
ウザに録画期間の重複内容を示す画面が表示される。

【００８６】使用者は、表示された内容をチェックし、
自分が録画を望む方の番組を選択すると、その情報がＷ
ＷＷサーバ２１２に伝達され、録画予約処理部２０６に
通知される。

【００８７】録画予約処理部２０６は録画を選択された
番組の予約情報を残し、選択されなかった番組の予約情
報を消去する（予約情報の更新）。

【００８８】録画開始時刻になると録画予約処理部２０
６から受信アダプタ１１０１に対して選局指令を行い、
録画制御部２０９へ録画開始を要求する。

【００８９】録画制御部２０９が録画部２０３に録画指
令を出すと、録画部２０３は多重信号分離部２０４から
送られてきたＴＳを録画する。

【００９０】これにより、録画予約している番組の編成
が変更された結果として録画予約時間帯が重複した場合
に、録画予約をした者が自分の希望する番組を確実に予
約録画することを実現する。なお、録画時間の重複状態
をＨＴＭＬで記述したファイルは、ＷＷＷブラウザがＸ
ＭＬに対応しておればＸＭＬで記述しても構わない。

【００９１】実施の形態２．この発明の実施の形態２
は、録画予約している番組の編成が変更された結果とし
て録画予約時間帯が重複したときに、その情報を使用者
に通知したにもかかわらずいずれかの番組を選択すると
いう応答がなかった場合、自動的に一方の番組を選択す
る録画装置であって、機能構成を図４に示す。なお、図
３と同一符号は同一部分を示している。

【００９２】また、録画期間の重複が発生したことを知
らせるメールを送信するまでは、実施の形態１と同じで
ある。

【００９３】録画装置１１０は、録画期間の重複が発生
したときに、使用者が予め設定してあるいずれの番組の
録画予約を優先させるのかを設定（判定）するための番
組ジャンル毎の順位を番組ジャンル優先順位データベー
ス２３３として使用者に設定させて保持している。

【００９４】録画期間の重複が発生したことを知らせる
メールを送信した後、録画重複時刻直前までいずれかの
番組予約を選択するという応答がなかった場合、録画予
約処理部２０６は番組ジャンル優先順位データベース２
３３を参照して、優先順位が高い番組ジャンルの方の番
組を選択する。選択後の動作は、実施の形態１と同じで
ある（通知情報に対する外部（使用者）からの応答がな
い場合、番組ジャンル優先順位データベースに設定され
た優先順位に基づいて録画対象番組を設定する。）。

【００９５】これにより、録画予約している番組の編成
が変更され、それに合わせて予約情報を変更する際に録
画予約時間帯が重複した場合、その情報を遠隔地の通信
装置にネットワークを介して通知した後、重複時刻直前
までいずれかの番組予約を選択するという応答がなかっ
た場合、自動的に一方の番組を選択することが実現でき
る。

【００９６】実施の形態３．この発明の実施の形態３
は、録画予約している番組の編成が変更された結果とし
て録画予約時間帯が重複したときに、その情報を使用者
に通知したにもかかわらずいずれかの番組を選択すると
いう応答がなかった場合、自動的に一方の番組を選択す
る録画装置であって、機能構成を図５に示す。なお、図
３と同一符号は同一部分を示している。

【００９７】また、録画期間の重複が発生したことを知
らせるメールを送信するまでは、実施の形態１と同じで
ある。

【００９８】録画装置１１０は、録画期間の重複が発生
したときに、どの番組の録画予約を優先させるのかを判
定するための番組ジャンル毎の順位を番組ジャンル別録
画予約実績順位データベース２３４として、過去に録画
予約を行った番組のジャンルをカウントした結果に基く
ように保持している。

【００９９】なお、ここでは番組ジャンル優先順位デー
タベース２３３に置き換えて番組ジャンル別録画予約実
績順位データベース２３４を設けているが、番組ジャン
ル優先順位データベース２３３を過去に録画予約を行っ
た番組のジャンルをカウントした結果に基くように保持
するようにしたものと等価であり、ここでは理解を容易
とするために番組ジャンル別録画予約実績順位データベ
ース２３４を設けた例について説明する（過去の録画予
約実績に基づいて録画の優先順位が設定される）。

【０１００】録画期間の重複が発生したことを知らせる
メールを送信した後、録画重複時刻直前までいずれかの
番組予約を選択するという応答がなかった場合、録画予
約処理部２０６は番組ジャンル別録画予約実績順位デー
タベース２３４を参照して、優先順位が高い番組ジャン
ルの方の番組を選択する。選択後の動作は、実施の形態
１と同じである。

【０１０１】これにより、録画予約している番組の編成
が変更され、それに合わせて予約情報を変更する際に録
画予約時間帯が重複した場合、その情報を遠隔地の通信
装置にネットワークを介して通知した後、重複時刻直前
までいずれかの番組予約を選択するという応答がなかっ
た場合、自動的に一方の番組を選択することが実現でき
る。

【０１０２】実施の形態４．この発明の実施の形態４
は、使用者が遠隔地の端末装置から録画装置の動作状態
や録画予約状況を確認することができる録画装置であっ
て、機能構成を図６に示す。なお、図３と同一符号は同
一部分を示している。

【０１０３】図３に示した構成との違いは、 録画制御部２０９で管理されている録画状態（録画中
／一時停止／録画待ち等）を、遠隔地にある情報装置の
ＷＷＷブラウザから閲覧できるようにＨＴＭＬによって
記述したファイル（録画状態情報内容）として自動生成
してコンテンツ記憶部２３２に蓄積する動作状態処理部
２１０が追加されている。

【０１０４】予約情報記憶部２３１に格納されている
録画予約の情報（録画予約している番組のチャンネル、
放送日、放送開始時刻、放送時間、番組名、番組ジャン
ル、番組概要や番組を特定する番組識別子等）を、録画
状態と同じく遠隔地にある情報装置のＷＷＷブラウザか
ら閲覧できるようにＨＴＭＬで記述されたファイル（予
約番組情報データ内容）に自動生成してコンテンツ記憶
部２３２に蓄積するために、この処理を録画予約処理部
２０６に追加し、録画予約処理部２０６からコンテンツ
記憶部２３２へのデータパスを追加した。

【０１０５】録画装置１１０の動作状態の変化をメー
ルで端末装置に通知できるように動作状態処理部２１０
からＳＭＴＰ処理部２１５へのデータパスを追加したこ
とである。

【０１０６】使用者が遠隔地から録画装置１１０の録画
状態（動作状態）や録画予約の情報（録画予約状況）を
確認する場合の録画装置１１０の動作を説明する。

【０１０７】通信装置から録画装置１１０に電話をか
け、ＰＰＰ接続を行ったのち、ＷＷＷブラウザ上で録画
装置１１０の動作状態や録画予約状況を示すＵＲＬを入
力すると、そのＵＲＬはＨＴＴＰを使いネットワークを
介して、録画装置１１０に実装されたＷＷＷサーバ２１
２に届く。

【０１０８】ＷＷＷサーバ２１２は、ＵＲＬで指定され
たコンテンツ記憶部２３２に格納されている録画装置１
１０に関する録画状態情報内容や予約番組情報データ内
容（両情報内容を総称する場合は、単に情報内容と称す
る）を読み出し、要求元である使用者に読み出した情報
内容を送信することで、使用者側の有する通信装置のＷ
ＷＷブラウザに録画装置１１０の動作状態や録画予約状
況が表示される。

【０１０９】なお、録画装置１１０の動作状態が更新さ
れた場合は動作状態処理部２１０が、また録画予約状況
が更新された場合は録画予約処理部２０６が、その度毎
に情報内容を自動生成してコンテンツ記憶部２３２に蓄
積する。

【０１１０】また、録画装置１１０の動作状態が変化し
た時に、動作状態処理部２１０が新しい録画状態情報内
容を電子メールにしてＳＭＴＰ処理部２１５へ出力し、
ＳＭＴＰ処理部２１５は録画装置１１０の動作状態が変
化した時にメールを送るように要求した端末装置に対し
てメール送信を行う。

【０１１１】これにより、使用者が遠隔地の端末装置か
ら録画装置１１０の動作状態や録画予約状況を確認する
ことができる。

【０１１２】なお、録画装置１１０の動作状態や録画予
約状況をＨＴＭＬで記述したファイルは、ＷＷＷブラウ
ザがＸＭＬに対応しておればＸＭＬで記述しても構わな
い。

【０１１３】実施の形態５．この発明の実施の形態５
は、使用者が遠隔地の端末装置から録画予約の設定や取
消をすることができる録画装置であって、機能構成を図
７に示す。なお、図６と同一符号は同一部分を示してい
る。

【０１１４】図６に示した構成との違いは、 番組情報記憶部２３０に格納されているチャンネル、
放送日、放送開始時刻、放送時間、番組名、番組ジャン
ル、番組概要や番組を特定する番組識別子等の放送番組
情報データを、遠隔地にある情報装置のＷＷＷブラウザ
から閲覧できるようにＨＴＭＬで記述したファイルに自
動生成してコンテンツ記憶部２３２に蓄積するために、
この処理の実行を番組情報処理部２０５に追加し、番組
情報処理部２０５からコンテンツ記憶部２３２へのデー
タパスを追加した。

【０１１５】他装置からのＥＰＧ参照要求を伝達する
ために、ＷＷＷサーバ２１２から番組情報処理部２０５
へのデータパスを追加したことである。

【０１１６】使用者が遠隔地から録画予約の設定や変更
や取消をする場合の録画装置１１０の動作について説明
する。通信装置から録画装置１１０に電話をかけＰＰＰ
接続を行ったのち、録画予約の設定や変更や取消を目的
とするＵＲＬへアクセスすると、録画装置１１０に実装
されたＷＷＷサーバ２１２がその要求を受ける。

【０１１７】使用者が録画予約の設定を選択した場合、
まずは録画予約する番組を選択させるためにＥＰＧ表示
サービスを提供する必要がある。そこで、ＷＷＷサーバ
２１２は番組情報処理部２０５へＥＰＧ表示要求を伝達
する。

【０１１８】番組情報処理部２０５は、使用者入力部２
１４からＥＰＧ表示要求を受けたときと同様に、番組情
報記憶部２３０に格納されているデータを元にＥＰＧを
ＨＴＭＬで記述しコンテンツ記憶部２３２に格納した
後、要求元にＨＴＴＰによって送信することで、各装置
のＷＷＷブラウザにＥＰＧが表示される。

【０１１９】使用者が要求する範囲の放送番組情報デー
タが番組情報記憶部２３０に無かった場合、番組情報処
理部２０５は多重信号分離部２０４から使用者が要求す
る範囲の放送番組情報データが入力されるのを待ち受
け、放送番組情報データが入力され次第、番組情報記憶
部２３０に格納し、前記と同じ処理を行う。

【０１２０】ＷＷＷブラウザ上に表示されたＥＰＧから
録画予約がなされると、ＷＷＷサーバ２１２を経由して
録画予約処理部２０６に録画予約する番組の識別子が伝
達される。録画予約処理部２０６は、予約番組情報デー
タを予約情報記憶部２３１へ格納した後、録画予約番組
の放送開始時刻を待つ。

【０１２１】使用者が録画予約の取消を選択した場合、
ＷＷＷサーバ２１２は、ＵＲＬで指定されたコンテンツ
記憶部２３２に格納されている録画装置１１０の録画予
約状況を示すＨＴＭＬファイル（録画予約状況情報内
容）が、要求元（使用者）にＨＴＴＰによって送信され
ることで、使用者側の有する通信装置のＷＷＷブラウザ
に表示される。

【０１２２】使用者がＷＷＷブラウザ上に表示された録
画予約状況から予約の取消を行う番組を選択すると、Ｗ
ＷＷサーバ２１２を経由して録画予約処理部２０６に録
画予約を取り消す番組の識別子が伝達される。録画予約
処理部２０６は当該番組の予約番組情報データを予約情
報記憶部２３１から消去することで録画予約の取消が完
了する。

【０１２３】これにより、使用者が遠隔地の通信装置か
ら録画予約の設定や取消をすることができる。なお、録
画装置１１０の動作状態や録画予約状況をＨＴＭＬで記
述したファイルは、ＷＷＷブラウザがＸＭＬに対応して
おればＸＭＬで記述しても構わない。

【０１２４】

【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているため、以下に示すような効果を奏する。

【０１２５】本発明に係る予約録画装置は、放送信号を
受信して該放送信号に含まれる放送番組情報データを抽
出する放送番組情報抽出手段と、該放送番組情報データ
抽出手段から出力される前記放送番組情報データを記憶
する放送番組情報記憶手段と、録画予約している録画対
象番組に関する予約番組情報データを記憶する予約情報
記憶手段と、前記放送番組情報記憶手段から出力される
前記放送番組情報データおよび前記予約情報記憶手段か
ら出力される前記予約番組情報データの両番組情報デー
タから前記録画対象番組間の重複期間の有無を検出して
重複情報を出力する重複検出手段と、該重複検出手段か
ら出力される前記重複情報に基づいて通知情報を生成す
る通知情報生成手段と、前記通知情報生成手段によって
生成された前記通知情報を送信する送信手段と、前記予
約情報記憶手段に記憶された前記予約番組情報データに
基づいて前記録画対象番組の録画を行う録画手段とを備
え、前記送信手段から送信された前記通知情報に対する
外部からの応答に応じて前記予約情報記憶手段に記憶さ
れる前記予約番組情報データを変更することを特徴とす
るので、使用者が遠隔地にあっても所望の録画を行うこ
とができる。

【０１２６】また、通知情報はマークアップ言語によっ
て構成されることを特徴とするので、情報を参照する情
報装置における情報閲覧の互換性をとることができる。

【０１２７】また、録画対象番組間の重複期間がある場
合にいずれのジャンルの番組を優先的に録画するかを設
定した番組ジャンル優先順位データベースをさらに備
え、送信手段から送信された通知情報に対する外部から
の応答がない場合、前記番組ジャンル優先順位データベ
ースに設定された優先順位に基づいて録画対象番組を決
定することを特徴とするので、遠隔地から予約録画装置
に応答ができなかったとしても使用者の好みに合わせた
録画が可能になる。

【０１２８】また、過去の録画予約実績に基づいて優先
順位が設定されるので、遠隔地から予約録画装置に応答
ができなかったとしても使用者の好みの傾向に合わせた
録画が可能になる。

【０１２９】また、録画状態情報内容、予約番組情報デ
ータ内容、放送番組情報データまたは重複情報の少なく
ともいずれか一つの情報内容に対応する情報を記憶する
コンテンツ記憶手段をさらに備えるので、使用者が遠隔
地から予約録画装置の状態等を把握することができる。

【０１３０】また、録画状態情報内容、予約番組情報デ
ータ内容、放送番組情報データまたは重複情報の各情報
内容は、マークアップ言語によって構成されることを特
徴とするので、情報を参照する情報装置における情報閲
覧の互換性をとることができる。

【０１３１】本発明に係る録画予約システムは、ネット
ワークと、該ネットワークに接続される請求項１乃至６
のいずれかに記載の予約録画装置と、前記ネットワーク
に接続される通信装置とを備え、前記ネットワークを介
して前記予約録画装置および前記通信装置間が接続され
てなるので、使用者が遠隔地にあっても所望の録画を行
うことができるシステムを実現できる。

【０１３２】本発明に係る録画予約方法は、放送信号を
受信して該放送信号に含まれる放送番組情報データを抽
出する放送番組情報抽出工程と、該放送番組情報データ
抽出工程において抽出された前記放送番組情報データを
記憶する放送番組情報記憶工程と、録画予約している録
画対象番組に関する予約番組情報データを記憶する予約
番組情報記憶工程と、前記放送番組情報記憶工程におい
て記憶された前記放送番組情報データおよび前記予約番
組情報記憶工程において記憶された前記予約番組情報デ
ータの両番組情報データから前記録画対象番組間の重複
期間の有無を検出して重複情報を出力する重複情報出力
工程と、該重複情報出力工程において出力される前記重
複情報に基づいて通知情報を生成する通知情報生成工程
と、前記通知情報生成工程によって生成された前記通知
情報を送信する送信工程と、前記予約番組情報データ記
憶工程において記憶された前記予約番組情報データに基
づいて前記録画対象番組の録画を行う録画工程とを含
み、前記送信工程において送信された前記通知情報に対
する外部からの応答に応じて前記予約情報データ記憶工
程において記憶される前記予約番組情報データを変更す
ることを特徴とするので、使用者が遠隔地にあっても所
望の録画を行うことができる。

【０１３３】また、通知情報はマークアップ言語によっ
て構成されることを特徴とするので、情報を参照する情
報装置における情報閲覧の互換性をとることができる。

【０１３４】また、送信手段から送信された通知情報に
対する外部からの応答がない場合、録画対象番組間の重
複期間がある場合にいずれのジャンルの番組を優先的に
録画するかを設定した番組ジャンル優先順位データベー
スの優先順位に基づいて録画対象番組を決定することを
特徴とするので、遠隔地から予約録画装置に応答ができ
なかったとしても使用者の好みに合わせた録画が可能に
なる。

【０１３５】また、過去の録画予約実績に基づいて優先
順位が設定されるので、遠隔地から予約録画装置に応答
ができなかったとしても使用者の好みの傾向に合わせた
録画が可能になる。

【０１３６】また、録画状態情報内容、予約番組情報デ
ータ内容、放送番組情報データまたは重複情報の少なく
ともいずれか一つの情報内容に対応する情報を記憶する
コンテンツ記憶手段をさらに備えるので、使用者が遠隔
地から予約録画装置の状態等を把握することができる。

【０１３７】また、録画状態情報内容、予約番組情報デ
ータ内容、放送番組情報データまたは重複情報の各情報
内容は、マークアップ言語によって構成されることを特
徴とするので、情報を参照する情報装置における情報閲
覧の互換性をとることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 実施の形態１における予約録画システムを説
明するための説明図である。

【図２】 実施の形態１における予約録画装置のブロッ
ク図である。

【図３】 実施の形態１における予約録画装置本体のブ
ロック図である。

【図４】 実施の形態２における予約録画装置本体のブ
ロック図である。

【図５】 実施の形態３における予約録画装置本体のブ
ロック図である。

【図６】 実施の形態４における予約録画装置本体のブ
ロック図である。

【図７】 実施の形態５における予約録画装置本体のブ
ロック図である。

【符号の説明】

１１０ 録画装置、１１１ ＷＡＮ、１１２ インター
ネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）、１１３ インタ
ーネット、１１４ メールサーバ、１１６ イントラネ
ット、１２０ パソコン、１２１，１２５ 携帯情報端
末、１２２，１２４ 移動体電話、１１０２ 録画装置
本体、２０３ 録画部、２０４ 多重信号分離部、２０
３ 録画部、２０５ 番組情報処理部、２０６ 録画予
約処理部、２０９、録画制御部、２１１ 重複情報処理
部、２１２ ＷＷＷサーバ、２１３ ネットワーク通信
制御部、２１５ ＳＭＴＰ処理部、２３０ 番組情報記
憶部、２３２ コンテンツ記憶部、２３３ 番組ジャン
ル優先順位データベース、２３４ 番組ジャンル別録画
予約実績順位データベース。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 5/44 Ｈ０４Ｎ 7/08 Ａ 5/76 5/782 Ｚ 5/7826 Ｋ 5/765 7/16 Ｆターム(参考） 5C018 FA03 FA04 HA10 5C025 BA27 CB08 DA04 DA05 5C052 AA01 CC06 CC20 DD08 EE03 5C063 AB03 AB10 AC01 AC05 AC10 EB32 EB33 5C064 BA01 BB07 BC23 BC25 BD08 BD09

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 放送信号を受信して該放送信号に含まれ
   る放送番組情報データを抽出する放送番組情報抽出手段
   と、 該放送番組情報データ抽出手段から出力される前記放送
   番組情報データを記憶する放送番組情報記憶手段と、 録画予約している録画対象番組に関する予約番組情報デ
   ータを記憶する予約情報記憶手段と、 前記放送番組情報記憶手段から出力される前記放送番組
   情報データおよび前記予約情報記憶手段から出力される
   前記予約番組情報データの両番組情報データから前記録
   画対象番組間の重複期間の有無を検出して重複情報を出
   力する重複検出手段と、 該重複検出手段から出力される前記重複情報に基づいて
   通知情報を生成する通知情報生成手段と、 前記通知情報生成手段によって生成された前記通知情報
   を送信する送信手段と、 前記予約情報記憶手段に記憶された前記予約番組情報デ
   ータに基づいて前記録画対象番組の録画を行う録画手段
   とを備え、 前記送信手段から送信された前記通知情報に対する外部
   からの応答に応じて前記予約情報記憶手段に記憶される
   前記予約番組情報データを変更することを特徴とする予
   約録画装置。
2. 【請求項２】 通知情報はマークアップ言語によって構
   成されることを特徴とする請求項１に記載の予約録画装
   置。
3. 【請求項３】 録画対象番組間の重複期間がある場合に
   いずれのジャンルの番組を優先的に録画するかを設定し
   た番組ジャンル優先順位データベースをさらに備え、送
   信手段から送信された通知情報に対する外部からの応答
   がない場合、前記番組ジャンル優先順位データベースに
   設定された優先順位に基づいて録画対象番組を決定する
   ことを特徴とする請求項１に記載の予約録画装置。
4. 【請求項４】 過去の録画予約実績に基づいて優先順位
   が設定される請求項３に記載の予約録画装置。
5. 【請求項５】 録画状態情報内容、予約番組情報データ
   内容、放送番組情報データまたは重複情報の少なくとも
   いずれか一つの情報内容に対応する情報を記憶するコン
   テンツ記憶手段をさらに備える請求項１に記載の予約録
   画装置。
6. 【請求項６】 録画状態情報内容、予約番組情報データ
   内容、放送番組情報データまたは重複情報の各情報内容
   は、マークアップ言語によって構成されることを特徴と
   する請求項５に記載の予約録画装置。
7. 【請求項７】 ネットワークと、 該ネットワークに接続される請求項１乃至６のいずれか
   に記載の予約録画装置と、 前記ネットワークに接続される通信装置とを備え、 前記ネットワークを介して前記予約録画装置および前記
   通信装置間が接続されてなる録画予約システム。
8. 【請求項８】 放送信号を受信して該放送信号に含まれ
   る放送番組情報データを抽出する放送番組情報抽出工程
   と、 該放送番組情報データ抽出工程において抽出された前記
   放送番組情報データを記憶する放送番組情報記憶工程
   と、 録画予約している録画対象番組に関する予約番組情報デ
   ータを記憶する予約番組情報記憶工程と、 前記放送番組情報記憶工程において記憶された前記放送
   番組情報データおよび前記予約番組情報記憶工程におい
   て記憶された前記予約番組情報データの両番組情報デー
   タから前記録画対象番組間の重複期間の有無を検出して
   重複情報を出力する重複情報出力工程と、 該重複情報出力工程において出力される前記重複情報に
   基づいて通知情報を生成する通知情報生成工程と、 前記通知情報生成工程によって生成された前記通知情報
   を送信する送信工程と、 前記予約番組情報データ記憶工程において記憶された前
   記予約番組情報データに基づいて前記録画対象番組の録
   画を行う録画工程とを含み、 前記送信工程において送信された前記通知情報に対する
   外部からの応答に応じて前記予約情報データ記憶工程に
   おいて記憶される前記予約番組情報データを変更するこ
   とを特徴とする予約録画方法。
9. 【請求項９】 通知情報はマークアップ言語によって構
   成されることを特徴とする請求項８に記載の予約録画方
   法。
10. 【請求項１０】 送信手段から送信された通知情報に対
    する外部からの応答がない場合、録画対象番組間の重複
    期間がある場合にいずれのジャンルの番組を優先的に録
    画するかを設定した番組ジャンル優先順位データベース
    の優先順位に基づいて録画対象番組を決定することを特
    徴とする請求項８に記載の予約録画方法。
11. 【請求項１１】 過去の録画予約実績に基づいて優先順
    位が設定される請求項１０に記載の予約録画方法。
12. 【請求項１２】 録画状態情報内容、予約番組情報デー
    タ内容、放送番組情報データまたは重複情報の少なくと
    もいずれか一つの情報内容に対応する情報を記憶するコ
    ンテンツ記憶手段をさらに備える請求項８に記載の予約
    録画方法。
13. 【請求項１３】 録画状態情報内容、予約番組情報デー
    タ内容、放送番組情報データまたは重複情報の各情報内
    容は、マークアップ言語によって構成されることを特徴
    とする請求項１２に記載の予約録画方法。