JP2002011723A - 型締装置 - Google Patents

型締装置

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JP2002011723A
JP2002011723A JP2000195704A JP2000195704A JP2002011723A JP 2002011723 A JP2002011723 A JP 2002011723A JP 2000195704 A JP2000195704 A JP 2000195704A JP 2000195704 A JP2000195704 A JP 2000195704A JP 2002011723 A JP2002011723 A JP 2002011723A
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/66Mould opening, closing or clamping devices mechanical
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金型の開閉動作に連携して押出ピンを確実に動
作させることができる型締装置を提供する。 【解決手段】移動金型52に対して出没可能に設けられ
た押出ピン63と連結され移動ダイプレート51に移動
可能に保持された可動板53と、可動板53の移動を拘
束する拘束手段としてのクランプ用部材24、エアシリ
ンダ25およびフック部材58とを有し、型開限位置P
Aからさらに型開方向に向かう移動ダイプレート51に
対して可動板53の移動のみをエアシリンダ25によっ
て規制し、可動板53と移動ダイプレート51との間に
生ずる相対移動によって押出ピン63を移動金型52に
対して突出させて成形品を押し出すとともに、可動板5
3を拘束することによって、型開限位置PAに移動した
移動ダイプレート51の非型締時における型閉方向への
移動を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、ダイカ
ストマシンやプラスチック射出成形機に適用される、成
形品を金型から押し出す押出機構を備えた型締装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック等の樹脂を成形するための
射出成形機においては、成形品を金型から製品を引き離
すため、型締装置に押出機構を備えている。型締装置
は、金型の開閉を行い、金型を閉じた状態で所定の型締
力で金型の締め付けを行う装置である。上記の型締装置
の押出機構では、たとえば、金型の型内に出没可能に押
出ピンを設け、製品の成形後に金型を開いた状態で押出
ピンを突出させ、製品を取り出す。ところで、従来にお
いて、押出機構の押出ピンは、金型を開閉させるアクチ
ュエータとは独立のアクチュエータで駆動していたた
め、型締装置の構造が複雑化し、コストが高騰するとい
う不利益が存在した。
【0003】金型の開閉動作と押出機構の動作を同じア
クチュエータで行う技術が、たとえば、特公平4−24
16号公報に開示されている。図16に示すように、特
公平4−2416号公報に開示された型締装置は、固定
金型174と移動金型175を型締し、射出成形ならび
に冷却後に移動金型175を移動ダイプレート110に
よって固定金型174より引き離すとともに、イジェク
トピン117により成形品を押し出す押出機構を備えて
いる。具体的には、移動ダイプレート110を前後進さ
せるクランクアーム115と、このクランクアーム11
5を駆動する型開閉用モータ107と、移動ダイプレー
ト110の内側に配置され、スプリング112によって
後退方向に弾性付勢されているイジェクトプレート11
1と、このイジェクトプレート111が所定位置まで後
退したときイジェクトプレート111に先端が当接して
イジェクトプレート111のそれ以上の後退を阻止する
イジェクトバー103とを備えている。この型締装置で
は、クランクアーム115を駆動して移動ダイプレート
110の移動により移動金型175を開くと、イジェク
トプレート111がイジェクトバー103に当接し、イ
ジェクトプレート111の後退が規制される。イジェク
トプレート111が停止した状態で移動ダイプレート1
10がさらに後退すると、スプリング112が圧縮され
つつイジェクトピン117が移動金型175に対して突
出する。これにより、成形品が移動金型175から押し
出される。クランクアーム115を駆動して移動ダイプ
レート110を前進させると、イジェクトプレート11
1はイジェクトバー103から離隔し、イジェクトピン
117はスプリング112の付勢力によって移動金型1
75に対して没入し、定位置に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
ように、イジェクトピン117を金型の開閉動作と連携
させて動作させる押出機構を備えた型締装置をプラスチ
ック射出成形機に代えてダイカストマシンに適用するこ
とは可能である。しかしながら、ダイカストマシンでは
成形材料としてアルミニウム合金等の金属溶湯を用い
る。このため、金型内に射出した金属溶湯の一部が移動
ダイプレート110まで飛散し、移動ダイプレート11
0内に設けたスプリング112に付着する可能性があ
る。スプリング112に金属溶湯が付着して凝固する
と、スプリング112が正常に伸縮しないことがある。
上記した押出機構では、移動ダイプレート110に対し
て移動したイジェクトピン117はスプリング112が
正常に伸縮しないと、たとえば、製品の押し出し動作が
完了したのち移動金型175と固定金型174を閉じた
状態でイジェクトピン117が定位置に復帰せず移動金
型175内に突き出た状態となる可能性ある。イジェク
トピン117が移動金型175に対して突き出た状態で
成形を行うと、成形不良となるおそれがあり、特に、金
型に中子を挿入して成形する場合にイジェクトピン11
7が突き出ていると金型を損傷するおそれがある。
【0005】本発明は、上述の問題に鑑みて成されたも
のであって、金型の開閉動作に連携して押出ピンを確実
に動作させることができる型締装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る型締装置は、固定金型を保持する固定ダイプレート
と、移動金型を前記固定金型に対向して保持する移動ダ
イプレートとを備え、前記金型の開閉および締め付けを
行う型締装置であって、前記移動金型に対して出没可能
に設けられた押出ピンと連結され、前記移動ダイプレー
トに移動可能に保持された可動部材と、所定の型開位置
に移動した前記可動部材の型開閉方向の移動を拘束する
拘束手段とを有し、前記型開位置からさらに型開方向に
向かう前記移動ダイプレートに対して前記可動部材の移
動のみを前記拘束手段によって規制し、当該可動部材と
前記移動ダイプレートとの間に生ずる相対移動によって
前記押出ピンを前記移動金型に対して突出させて成形品
を押し出すとともに、前記押出ピンによる成形品の押し
出し後において前記拘束手段を解除しない限り少なくと
も前記型開位置より前進側への前記移動ダイプレートの
移動を阻止することを特徴とする。
【0007】本発明の第1の観点に係る型締装置は、前
記可動部材を前記移動ダイプレートの定位置に向けて付
勢し、前記押出ピンを前記移動金型に没入した位置に保
持する付勢手段をさらに有する。
【0008】本発明の第1の観点に係る型締装置は、前
記移動ダイプレートを型開閉方向に移動させ、かつ、型
締力を供給する駆動機構が設けられたリンクハウジング
をさらに有し、前記拘束手段は、前記リンクハウジング
に対して前記可動部材を拘束する。
【0009】前記拘束手段は、前記リンクハウジングお
よび移動ダイプレートの一方に設けられ、当該リンクハ
ウジングと移動ダイプレートとを係止させるアクチュエ
ータを有する。
【0010】本発明の第2の観点に係る型締装置は、固
定金型を保持する固定ダイプレートと、移動金型を前記
固定金型に対向して保持する移動ダイプレートとを備
え、前記金型の開閉および締め付けを行う型締装置であ
って、前記移動金型に対して出没可能に設けられた押出
ピンと連結され、前記移動ダイプレートに対して所定の
範囲で移動自在に保持された可動部材と、前記可動部材
を前記移動ダイプレートの定位置に向けて付勢し、前記
押出ピンを前記移動金型に没入した位置に保持する付勢
手段と、所定の型開位置に移動した前記可動部材の型開
閉方向の移動を拘束する拘束手段と、を有し、前記型開
位置から型開方向に向かう前記移動ダイプレートに対し
て前記可動部材の移動のみを前記拘束手段によって規制
し、当該可動部材と前記移動ダイプレートとの間に生ず
る相対移動によって前記押出ピンを前記移動金型に対し
て突出させて成形品を押し出した後、前記移動ダイプレ
ートが再び前記型開位置に復帰するまで前記可動部材の
拘束を維持することを特徴とする。
【0011】本発明の第2の観点に係る型締装置は、前
記移動ダイプレートを型開閉方向に移動させ、かつ、型
締力を供給する駆動機構が設けられたリンクハウジング
をさらに有し、前記拘束手段は、前記リンクハウジング
に対して前記可動部材を拘束する。
【0012】本発明の第2の観点に係る型締装置は、前
記押出ピンによる成形品の押し出し後において前記拘束
手段を解除しない限り少なくとも前記型開位置より前進
側への前記移動ダイプレートの移動を阻止する。
【0013】前記拘束手段は、前記リンクハウジングお
よび移動ダイプレートの一方に設けられ、当該リンクハ
ウジングと移動ダイプレートとを係止させるアクチュエ
ータを有する。
【0014】本発明の第3の観点に係る型締装置は、固
定金型を保持する固定ダイプレートと、移動金型を前記
固定金型に対向して保持する移動ダイプレートとを備
え、前記金型の開閉および締め付けを行う型締装置であ
って、前記移動金型に対して出没可能に設けられた押出
ピンと連結され、所定の範囲で移動自在に前記移動ダイ
プレートに保持された可動部材と、前記可動部材の前記
定位置からの当該移動ダイプレートに対する移動を拘束
する第1の拘束手段と、所定の型開位置に移動した前記
可動部材の型開閉方向の移動を拘束する第2の拘束手段
とを有し、前記型開位置から型開方向に向かう前記移動
ダイプレートに対して前記可動部材の移動のみを前記第
2の拘束手段によって規制し、当該可動部材と前記移動
ダイプレートとの間に生ずる相対移動によって前記押出
ピンを前記移動金型に対して突出させて成形品の押し出
しを行い、かつ、当該可動部材と前記移動ダイプレート
との相対移動時以外には前記第1の拘束手段によって前
記可動部材を常に拘束する。
【0015】本発明の第3の観点に係る型締装置は、前
記移動ダイプレートを型開閉方向に移動させ、かつ、型
締力を供給する駆動機構が設けられたリンクハウジング
をさらに有し、前記第2の拘束手段は、前記リンクハウ
ジングに対して前記可動部材を拘束する。
【0016】本発明の第3の観点に係る型締装置は、前
記押出ピンによる成形品の押し出し後において前記第2
の拘束手段を解除しない限り少なくとも前記型開位置よ
り前進側への前記移動ダイプレートの移動を阻止する。
【0017】本発明の第3の観点に係る型締装置では、
前記第1および第2の拘束手段が一体化されており、前
記可動部材の前記移動ダイプレートに対する前記定位置
からの移動の拘束と、所定の型開位置に移動した前記可
動部材の型開閉方向の移動の拘束とを選択的に行う。
【0018】前記第1の拘束手段は、前記第1の拘束手
段は、前記移動ダイプレートおよび可動部材の一方に設
けられ、当該移動ダイプレートおよび可動部材とを係止
させるアクチュエータを有し、前記第2の拘束手段は、
前記リンクハウジングおよび移動ダイプレートの一方に
設けられ、当該リンクハウジングと移動ダイプレートと
を係止させるアクチュエータを有する。
【0019】本発明の第1の観点に係る型締装置では、
押出ピンと連結された可動部材は移動ダイプレートが所
定の型開位置に移動すると、拘束手段によって型開閉方
向の移動が拘束される。移動ダイプレートが所定の型開
位置からさらに型開方向に移動すると、可動部材は停止
したままで移動ダイプレートのみが移動する。これによ
り、可動部材と移動ダイプレートとの間に生ずる相対移
動によって押出ピンが移動金型に対して突出し、成形品
が押し出される。一方、移動ダイプレートが所定の型開
位置にあるときには、拘束手段によって拘束された可動
部材は移動ダイプレートの定位置にあるので、移動ダイ
プレートが型閉方向に移動しようとしても移動ダイプレ
ートの移動は阻止される。すなわち、本発明の拘束手段
は、非型締時に金型が誤って閉じてしまうのを防ぐ安全
機構として機能する。
【0020】本発明の第2の観点に係る型締装置では、
押出ピンと連結された可動部材は移動ダイプレートが所
定の型開位置に移動すると、拘束手段によって型開閉方
向の移動が拘束される。移動ダイプレートが所定の型開
位置からさらに型開方向に移動すると、可動部材は停止
したままで移動ダイプレートのみが移動する。これによ
り、可動部材と移動ダイプレートとの間に生ずる相対移
動によって押出ピンが移動金型に対して突出し、成形品
が押し出される。上記の成形品の押し出し動作が完了し
て、移動ダイプレートが再び所定の型開位置に復帰する
までは、可動部材は拘束手段によって拘束されているた
め、所定の型開位置に復帰した状態で可動部材は移動ダ
イプレートに対して確実に定位置に復帰する。このた
め、移動ダイプレートが再び所定の型開位置に復帰した
状態で、押出ピンが移動金型から突出することが確実に
防止される。
【0021】本発明の第3の観点に係る型締装置では、
押出ピンと連結された可動部材は移動ダイプレートが所
定の型開位置に移動するまでは、第1の拘束手段によっ
て拘束されているため、可動部材は移動ダイプレートに
対して確実に定位置にある。可動部材は移動ダイプレー
トが所定の型開位置に移動すると、第2の拘束手段によ
って型開閉方向の移動が拘束される。可動部材と移動ダ
イプレートとが相対移動する直前に、第1の拘束手段に
よる拘束が解放され、可動部材と移動ダイプレートとの
間に生ずる相対移動によって押出ピンが移動金型に対し
て突出し、成形品が押し出される。上記の成形品の押し
出し動作が完了して、移動ダイプレートが再び所定の型
開位置に復帰すると、可動部材は移動ダイプレートに対
して確実に定位置に復帰する。この状態の可動部材が第
1の拘束手段によって再び拘束される。したがって、可
動部材が定位置から外れ、押出ピンが移動金型に対して
突出した状態で型締動作が行われることがない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。第1実施形態 図1は、本発明が適用される型締装置の一例を示す構成
図であり、図1に示す型締装置1は、たとえば、ダイカ
ストマシンの型締に適用される。図1において、型締装
置1は、ベース100と、ベース100上に固定された
固定ダイプレート91と、固定ダイプレート91に取り
付けられた固定金型92と、固定ダイプレート91に対
向してベース100上を移動可能に設けられた移動ダイ
プレート51と、固定金型91に対向するように移動ダ
イプレート51に取付られた移動金型52と、移動ダイ
プレート51を間において固定ダイプレート91とタイ
バー95によって連結されたリンクハウジング21と、
リンクハウジング21と移動ダイプレート51とを連結
する複数のリンクからなるトグル型締機構110とを備
えている。
【0023】固定ダイプレート91はベース100に固
定されている。リンクハウジング21は、通常、タイバ
ー95に固定されているが、金型交換に伴うダイハイト
の調整の際にタイバー95に対して移動する。移動ダイ
プレート51はベース上を移動可能に設けられている。
リンクハウジング21と固定ダイプレート91とは、移
動ダイプレート51を貫通するタイバー95によって連
結されており、タイバー95は通常4本設けられてい
る。
【0024】トグル機構110は、複数のリンクで構成
されており、リンクハウジング21と移動ダイプレート
51とを連結している。なお、トグル機構110の構成
は、周知の構成であり、詳細については省略する。この
トグル機構110は、クロスヘッド105と連結されて
おり、クロスヘッド105がねじ軸106に沿って矢印
A1またはA2方向に移動することにより作動し、リン
クハウジング21と移動ダイプレート51とを接近また
は離隔させる。ネジ軸106は、後述するように、リン
クハウジング21に設けられたサーボモータによって駆
動され、ネジ軸106の回転によってこれに螺合するク
ロスヘッド105が矢印A1またはA2方向に移動す
る。
【0025】図1に示すように、クロスヘッド105の
矢印A2方向への移動につれてトグル機構110が作動
し、移動ダイプレート51はリンクハウジング21に対
して離隔する向き(型閉方向)に移動し、固定金型92
と移動金型52の型閉が行われ、さらに、クロスヘッド
105を矢印A2方向に移動させると、タイバー95に
張力が作用して固定金型92と移動金型52との締め付
けが行われる。移動金型52と固定金型92とを型締し
た状態で、図示しない射出装置により、移動金型52と
固定金型92とで形成されるキャビティにアルミニウム
合金等の金属溶湯を射出充填し、ダイカスト製品を成形
する。
【0026】一方、ダイカスト製品を成形して移動金型
52を開いてこのダイカスト製品を取り出すには、図2
に示すように、クロスヘッド105の矢印A1方向への
移動につれて、移動ダイプレート51はリンクハウジン
グ21に対して接近する向き(型開方向)に移動し、移
動金型52は固定金型92に対して開く。このとき、後
述する押出機構によって移動金型52にあるダイカスト
製品を押し出す。
【0027】図3は、本発明の一実施形態に係る型締装
置のリンクハウジング21および移動ダイプレート周辺
の構成を示す平面図である。図4は、リンクハウジング
21を図3に示す矢印C方向から見た背面図である。図
5は、移動ダイプレート51を図3に示す矢印D方向か
ら見た断面図である。図6は、リンクハウジング21を
図3に示す矢印E方向から見た断面図である。
【0028】図3において、リンクハウジング21の両
側部には、型締用サーボモータ30と、ダイハイト調整
用モータ41とがぞれぞれ設けられており、さらに図4
に示すように、型締用サーボモータ30の出力軸にはプ
ーリ30aが固定されており、ダイハイト調整用モータ
41の出力軸には歯車42が固定されている。図4に示
すように、リンクハウジング21の中心部には、ねじ軸
106が型開閉方向A1およびA2に沿って回転自在に
支持されており、このねじ軸106の後端部には、プー
リ106aが固定されている。このプーリ106aと、
上記した型締用サーボモータ30の出力軸に固定された
プーリ30aには、歯付ベルト31が巻回されており、
型締用サーボモータ30の回転力がねじ軸106に伝達
されるようになっている。
【0029】リンクハウジング21の背面側には、ねじ
軸106と同心に配置されたリングギヤ43が回転自在
に支持されており、このリングギヤ43は上記のダイハ
イト調整用モータ41の出力軸に固定された歯車42に
噛合している。リンクハウジング21の四隅には、歯車
が外周に形成されタイバー95の外周のねじ部に螺合す
るタイバーナット46が回転自在に保持されており、こ
れらタイバーナット46はリングギヤ43にそれぞれ噛
合している。ダイハイト調整用モータ41の回転力は、
歯車46およびリングギヤ43を会してタイバーナット
46に伝達され、これにより、リンクハウジング21は
タイバー95の軸方向に沿って移動する。なお、移動金
型52と固定金型92とが接触し、かつ、これらの間に
型締力が発生していない状態での移動ダイプレート51
と固定ダイプレート91との距離をダイハイトと呼んで
おり、移動金型52および固定金型92の高さに応じて
リンクハウジング21の位置を調整することにより、ダ
イハイトを調整することができる。
【0030】図3において、ねじ軸106には、クロス
ヘッド105が螺合しており、このクロスヘッド105
はねじ軸106の駆動によって型開閉方向A1またはA
2に移動する。クロスヘッド105の両側部105aに
は、リンクハウジング21に設けられた型開閉方向A1
またはA2に沿って設けられた2本のガイドバー23が
嵌合挿入されている。このガイドバー23の後端部は、
リンクハウジング21に固定されており、先端部は、リ
ンクハウジング21に形成された型開閉方向A1または
A2に沿って伸びる支持部22によって支持されてい
る。
【0031】クロスヘッド105の上部および下部に
は、図3および図6に示すように、上記した移動ダイプ
レート51とリンクハウジング21とを連結するトグル
機構110のリンクと連結される連結部105bが形成
されている。ねじ軸106の先端とクロスヘッド105
との間には、ねじ軸106を包囲する伸縮自在のカバー
26が設けられており、ねじ軸106への金属溶湯等の
異物の付着を防でいる。
【0032】図3および図6に示すように、リンクハウ
ジング21の支持部22の先端側には、それぞれクラン
プ用部材24が設けられており、これらクランプ用部材
24には、型開閉方向A1またはA2に沿って挿入穴2
4aが形成されている。これらクランプ用部材24の上
部には、エアシリンダ25が設けられている。なお、エ
アシリンダ25は本発明のアクチュエータの一実施態様
である。これらエアシリンダ25は、内蔵されたピスト
ンロッドが上記のクランプ用部材24の挿入穴24aに
出没可能となっている。また、エアシリンダ25はピス
トンロッドが挿入穴24aの中心軸と直交するように配
置されている。
【0033】移動ダイプレート51は、移動金型52を
保持した側とは反対側に、可動板53を備えている。こ
の可動板53は本発明の可動部材の可動部材の一実施態
様である。可動板53は、図3および図5に示すよう
に、移動ダイプレート51の本体部51aの側面にそれ
ぞれ立設されたガイドロッド55によって、型開閉方向
A1およびA2の向きに移動自在に保持されている。可
動板53の一方面には、ガイドロッド55に嵌合する嵌
合部53aが形成されており、この嵌合部53aがガイ
ドロッド55に嵌合している。
【0034】ガイドロッド55の先端部には、ダブルナ
ットからなるストッパ56がそれぞれ固定されており、
このストッパ56によって可動板53は抜け止めされて
いる。ガイドロッド55には、可動板53と移動ダイプ
レート51の対向面との間でコイルばね60が挿入され
ている。このコイルばね60は、本発明の付勢手段の一
実施態様である。
【0035】コイルばね60は、可動板53を型開方向
A1に向けて弾性付勢しており、可動板53はこの付勢
力によって、型開方向A1の移動限界位置であるストッ
パ56に当接する位置に保持される。すなわち、このス
トッパ56に当接する位置が可動板53の定位置であ
る。
【0036】可動板53のリンクハウジング21への対
向面には、リンクハウジング21の支持部22の先端に
設けられたクランプ用部材24の挿入穴24aに挿入さ
れるフック部材58がクランプ用部材24に対応して設
けられている。フック部材58は、先端部に上記したエ
アシリンダ25のピストンロッドの先端部が係止する係
止凹部59が形成されている。また、フック部材58の
軸部に形成された鍔状のストッパ部58aは、フック部
材58の先端部がクランプ用部材24の挿入穴24aに
挿入されたときに、クランプ用部材24に対するフック
部材58の位置を規定するためのものである。ここで、
エアシリンダ25、クランプ用部材24およびフック部
材58は、本発明の拘束手段の一実施態様を構成してい
る。
【0037】移動金型52には、複数の押し出しピン6
3が移動金型52の型内面に対して出没可能に設けられ
ている。これらの押出ピン63は、移動金型52の背後
に配置された押出板68に連結されている。押出板68
は、移動金型52の背部に固定されたガイドピン65に
よって、型開閉方向A1およびA2に移動可能に保持さ
れている。また、押出板68と移動金型52との間に
は、複数のコイルばね64が設けられており、押出板6
8と移動金型52とを離隔させる向きの力を作用させて
いる。
【0038】押出板68は、移動ダイプレート51の内
部を貫通する複数の連結ロッド54によって、可動板5
3と連結されている。連結ロッド54によって可動板5
3と押出板68とが連結されていることで、可動板53
と押出ピン63とは連結され、可動板53の移動ダイプ
レート51に対する相対移動に連動して押出ピン63が
移動金型52の型内面に対して出没する。
【0039】次に、上記構成の型締装置1の動作につい
て説明する。図3に示した状態の型締装置1は、固定金
型92と移動金型52とが型締状態にある。この状態か
ら、型締用サーボモータ30を駆動し、ねじ軸106を
所定の向きに回転させ、クロスヘッド105を型開方向
A1に移動させる。
【0040】クロスヘッド105を型開方向A1に移動
させると、上記したトグル機構110が作動して、図7
に示すように、移動ダイプレート51がリンクハウジン
グ21に向かって移動し、固定金型92が移動金型52
に対して開く。このとき、固定金型92と移動金型52
とで形成されるキャビティで成形されたダイカスト製品
Wは、図7に示すように、移動金型52とともに移動す
る。
【0041】移動ダイプレート51が所定の型開位置で
ある型開限位置PAまで移動すると、可動板53に設け
られたフック部材58は、リンクハウジング21に設け
られたクランプ用部材24の挿入穴24aに挿入され
る。したがって、可動板53は、クランプ用部材24お
よびフック部材58を介してリンクハウジング21と連
結される。
【0042】ここで、図9は、可動板53がリンクハウ
ジング21にクランプされた状態を示す側面図であっ
て、図9の下側半分は移動ダイプレート51が型開限位
置PAに移動した状態を示している。図9に示すよう
に、可動板53に設けられたフック部材58がクランプ
用部材24の挿入穴24aに挿入されたら、エアシリン
ダ25を駆動し、エアシリンダ25のピストンロッド2
5aを突出させ、フック部材58の係止凹部59に係止
させる。これにより、可動板53はリンクハウジング2
1にクランプされ、可動板53の型開閉方向A1および
A2方向の移動が拘束される。
【0043】次いで、上記の状態から、クロスヘッド1
05を型開方向A1にさらに移動させ、図8に示すよう
に、移動ダイプレート51を型開限位置PAからさらに
型開方向A1の押出位置PBまで移動させる。図9の上
側半分は、移動ダイプレート51を型開限位置PAから
さらに型開方向A1の押出位置PBまで移動させた状態
を示している。可動板53はリンクハウジング21に拘
束されているので、移動ダイプレート51が型開方向A
1にさらに移動しても可動板53の移動は阻止される。
このため移動ダイプレート51と可動板53との間に型
開閉方向A1およびA2に関して相対移動が生ずる。図
9から分かるように、移動ダイプレート51と可動板5
3との間に相対移動が生ずると、コイルばね60が圧縮
される。
【0044】さらに、図8に示すように、可動板53の
型開方向A1の移動のみ阻止されると、移動金型52の
背後に設けられた押出板68がコイルばね64の付勢力
に抗して移動金型52に接近する。押出板68が移動金
型52に接近すると、押出ピン63が移動金型52から
突出し、移動金型52内のダイカスト製品Wを押し出
す。これにより、ダイカスト製品Wの金型からの取り出
しが完了する。
【0045】次いで、上記の状態から、型締用サーボモ
ータ30の回転方向を逆転させ、移動ダイプレート51
を押出位置PBから型開限位置PAに向けて移動させ
る。このとき、可動板53はリンクハウジング21に対
して拘束されたままの状態である。移動ダイプレート5
1が型開限位置PAに移動すると、図7に示した状態と
なり、可動板53はガイドロッド55の先端のストッパ
56に当接し移動ダイプレート51の定位置に復帰す
る。また、押出ピン63は移動金型52の型内面から確
実に没入し、圧縮されていたコイルばね60も復元す
る。
【0046】この状態では、可動板53はリンクハウジ
ング21に対して拘束されており、かつ、移動ダイプレ
ート51に対して定位置にあるため、移動ダイプレート
51は型閉方向A2への移動が阻止されている。すなわ
ち、型開状態において、移動ダイプレート51はエアシ
リンダ25によるクランプが解除されるまで型閉方向A
2へ移動することがなく、型締用サーボモータ30が誤
って作動しても移動ダイプレート51が型閉方向A2に
移動するのを防ぐことができる。
【0047】この状態から、型締を再度行う場合には、
型締装置1の制御装置に対する型締信号を検知したのち
に、エアシリンダ25を駆動してピストンロッド25a
をフック部材58に対して没入させ、クランプを解除す
る。
【0048】以上のように、本実施形態の型締装置1に
よれば、押し出し用のアクチュエータを必要とせず、移
動ダイプレート51の型開動作に連携してダイカスト製
品の移動金型52からの押し出しを行うことができる。
また、本実施形態の型締装置1では、移動ダイプレート
51を型開限位置PAに移動させ、さらに、押出位置P
Bまで移動させてダイカスト製品の移動金型52からの
押し出しを行ったのちに、再度移動ダイプレート51を
型開限位置PAに復帰させるまで、可動板53の拘束を
維持するため、移動ダイプレート51を型開限位置PA
に移動させたときに、押出ピン63を移動金型52の型
内面から確実に没入させることができる。すなわち、本
実施形態では、押し出し動作を行った押出ピン63をコ
イルばね60の付勢力によって移動金型52に没入させ
るのではなく、移動ダイプレート51の移動によって行
うため、コイルばね60に金属溶湯が固着したりする等
の原因によってコイルばね60が適切に伸縮しないよう
な場合でも、確実に押出ピン63を定位置に復帰させる
ことができる。
【0049】さらに、本実施形態では、可動板53をリ
ンクハウジング21に拘束することで、型開限位置PA
にある移動ダイプレート51が誤って型閉方向A2に移
動することを確実に防止する安全機構の機能を得ること
ができ、型開状態にある移動金型52および固定金型9
2の清掃等を安全確実に行うことができ、また、移動金
型52および固定金型92の損傷を防止することができ
る。また、安全機構と押出機構とを兼用できるので、装
置構成をさらに簡素化できる。
【0050】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れない。上述した実施形態では、可動板53を拘束する
ためのアクチュエータとしてエアシリンダ25を用いた
場合について説明したが、たとえば、油圧シリンダ、モ
ータ、強力な電磁石等、可動板53をリンクハウジング
に応答性良く拘束できる手段であればよい。また、上述
した実施形態では、本発明の付勢手段の一実施態様とし
てコイルばねの場合について説明したが、この他にも、
たとえば、マグネットの吸着力あるいは反発力を利用し
て可動板53を定位置に向けて付勢する構成とすること
もでき、あるいは、圧縮空気を可動板53に吹きつけて
定位置に向けて付勢する構成とすることも可能である。
また、上述した実施形態では、クランプ力、バランス等
の観点から、エアシリンダ25、クランプ用部材24お
よびフック部材58を複数箇所に設けたが、単一でもよ
い。さらに、エアシリンダ25およびクランプ用部材2
4をリンクハウジング21に設け、フック部材58を可
動板53に設けたが、エアシリンダ25およびクランプ
用部材24を可動板53に設けフック部材58をリンク
ハウジング21に設ける構成とすることも可能である。
【0051】第2実施形態 図10は、本発明の第2の実施形態に係る型締装置のリ
ンクハウジングおよび移動ダイプレート周辺の構成を示
す平面図である。本実施形態に係る型締装置と上述した
第1の実施形態に係る型締装置とが異なる点は、移動ダ
イプレート51における一部の構成のみであり、他の構
成については同一であり、同一構成部分は同一の符号を
付して説明する。図10において、リンクハウジング2
1の支持部22の先端部には、上述したクランプ用部材
24およびエアシリンダ25が設けられており、これら
が本発明の第1の拘束手段を構成している。
【0052】移動ダイプレート51には、ガイドロッド
55に沿って可動板53が型開閉方向A1およびA2に
移動自在に設けられており、図10においては、可動板
53はストッパ56に当接する定位置にある。この可動
板53のリンクハウジング21側の面には、複数のフッ
ク部材201が設けられている。このフック部材201
の先端部には、エアシリンダ25のピストンロッド25
aが係止する係止凹部202が形成されている。フック
部材201は、第1の実施形態におけるフック部材58
と形状は若干異なるが、フック部材58と同じ機能を果
たす。
【0053】さらに、可動板53の両側部には、係止部
材203が設けられている。この係止部材203の外側
面には、係止凹部203aが形成されている。
【0054】移動ダイプレート51の両側部には、定位
置にある可動板53の係止部材203に対向する位置に
エアシリンダ210がそれぞれ設けられている。このエ
アシリンダ210に内蔵されたピストンロッド211の
先端部211aは、ピストンロッド211がエアシリン
ダ210から伸長することによって、係止部材203の
係止凹部203aに嵌合可能となっている。このピスト
ンロッド211の先端部211aが、係止部材203の
係止凹部203aに係合すると、可動板53は移動ダイ
プレート51の定位置からの移動が拘束される。すなわ
ち、移動ダイプレート51に対して型開閉方向A1およ
びA2の移動ができなくなる。
【0055】次に、上記構成の型締装置の動作について
説明する。図10に示した状態の型締装置は、固定金型
92と移動金型52とが型締状態にあり、移動ダイプレ
ート51は定位置にある。この状態では、エアシリンダ
210を駆動し、ピストンロッド211を突出させ、可
動板53を移動ダイプレート51に対して拘束してい
る。
【0056】この状態から、第1の実施形態の場合と同
様に、移動ダイプレート51を型開方向A1に移動させ
ると、図11に示すように、移動ダイプレート51が型
開限位置PAまで移動すると、フック部材201の先端
部は、クランプ用部材24の挿入穴24aに挿入され
る。
【0057】この状態で、エアシリンダ25を動作さ
せ、エアシリンダ25のピストンロッドをフック部材2
01の係止凹部202に係止させ、クランプする。これ
により、可動板53はリンクハウジング21に対して拘
束される。
【0058】可動板53がエアシリンダ25により、リ
ンクハウジング21に拘束されたら、次いで、図12に
示すように、エアシリンダ210のピストンロッド21
1を没入させ、可動板53の移動ダイプレート51に対
する拘束を解放する。これにより、可動板53は移動ダ
イプレート51に対して相対移動が可能になる。
【0059】次いで、図13に示すように、移動ダイプ
レート51を型開限位置PAからさらに型開方向A1に
向けて移動させ、押出位置PBまで移動する。これによ
り、可動板53が移動ダイプレート51に対して型閉方
向A2に相対移動し、押出ピンによるダイカスト製品の
押し出しが行われる。この状態では、可動板53は移動
ダイプレート51の定位置から外れる。
【0060】ダイカスト製品の押し出しが完了したら、
図14に示すように、移動ダイプレート51を再び型開
限位置PAに移動する。これにより、可動板53は移動
ダイプレート51の定位置に復帰する。また、押出ピン
63は移動金型52の型内面から確実に没入する。
【0061】この状態では、可動板53はリンクハウジ
ング21に対して拘束されており、かつ、移動ダイプレ
ート51に対して定位置にあるため、移動ダイプレート
51は型閉方向A2への移動が阻止されている。すなわ
ち、型締を行わない型開状態において、移動ダイプレー
ト51はエアシリンダ25によるクランプが解除される
まで型閉方向A2へ移動することがなく、型締用サーボ
モータ30が誤って作動しても移動ダイプレート51が
型閉方向A2に移動するのを防ぐことができる。
【0062】この状態から、型締を再度行う場合には、
型締装置1の制御装置に対する型締信号を検知したのち
に、エアシリンダ25を駆動してピストンロッド25a
をフック部材58に対して没入させ、クランプを解除す
る。このとき、エアシリンダ210による可動板53の
クランプは解除しない。したがって、可動板53は次回
の押し出し動作時まで移動ダイプレート51の定位置に
確実に位置することになる。
【0063】以上のように、本実施形態によれば、可動
板53と移動ダイプレート51との相対移動時以外には
エアシリンダ210によって可動板53を常にクランプ
することによって、押出ピン63を移動金型52の型内
面から確実に没入させることができ、押出ピン63の位
置を正確に管理することができる。また、本実施形態に
よれば、上述した第1の実施形態と同様に、安全機構と
押出機構とを兼用できるので、装置構成を簡素化でき
る。
【0064】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れない。上述した実施形態では、アクチュエータとして
エアシリンダ25、210を用いた場合について説明し
たが、たとえば、油圧シリンダ、モータ、強力な電磁石
等、応答性の比較的良いアクチュエータであればよい。
また、上述した実施形態では、エアシリンダ25、21
0を複数箇所に設けたが、単一箇所でもよい。
【0065】さらに、上述した実施形態では、エアシリ
ンダ25、210を別々に設けたが、たとえば、図15
に示すように、これらを一体化した構成とすることも可
能である。図15(a)において、可動板53には、両
端からピストンロッド302が突出可能なエアシリンダ
301が設けられている。また、移動ダイプレート51
の一部には、エアシリンダ301のピストンロッド30
2が係止可能な係止凹部304が形成されている。一
方、リンクハウジング21には、エアシリンダ301の
ピストンロッド302が係止可能な係止凹部305aが
形成された係止部材305が設けられている。
【0066】図15(a)に示す状態が型締状態とする
と、エアシリンダ301によって可動板53を移動ダイ
プレート51の定位置にクランプすることができる。移
動ダイプレート51を、図15(b)に示すように、型
開限位置まで移動させたら、エアシリンダ301のピス
トンロッド302を逆向きに突出させ、係止部材305
に係止させる。これにより、可動板53はリンクハウジ
ング21に拘束される。これと同時に、可動板53の移
動ダイプレート51に対する拘束状態は解放される。こ
のように、可動板53の移動ダイプレート51の定位置
からの移動の拘束と、型開限位置に移動した可動板53
の型開閉方向の移動の拘束とを選択的に行う構成とする
ことで、使用するエアシリンダの数を削減でき、低コス
ト化を図ることができる。
【0067】なお、上述した型締装置は、ダイカストマ
シンの型締めに適用される場合について説明したが、本
発明の型締装置はダイカストマシンだけでなく、プラス
チック射出成形機等の他の成形装置に適用することがで
きる。また、上述した型締装置は、移動ダイプレートを
駆動させる駆動機構としてトグル機構を用いたものにつ
いて説明したが、本発明は直圧式の型締装置にも適用可
能である。
【0068】
【発明の効果】本発明の型締装置によれば、金型の開閉
動作に連携して押出ピンを確実に動作させることができ
る。また、本発明の型締装置によれば、型締装置の構成
をより簡素化でき、低コスト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される型締装置の一例を示す構成
図である。
【図2】図1の型締装置の動作を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態に係る型締装置のリンクハ
ウジングおよび移動ダイプレート周辺の構成を示す平面
図である。
【図4】リンクハウジング21の背面図である。
【図5】移動ダイプレート51を図3に示す矢印D方向
から見た断面図である。
【図6】リンクハウジング21を図3に示す矢印E方向
から見た断面図である。
【図7】移動ダイプレート51を型開限位置PAまで移
動させた状態を示す図である。
【図8】移動ダイプレート51を型開限位置PAからさ
らに押出位置PBまで移動させた状態を示す図である。
【図9】リンクハウジング21が可動板53がリンクハ
ウジング21にクランプされた状態を示す側面図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る型締装置のリ
ンクハウジングおよび移動ダイプレート周辺の構成を示
す平面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る型締装置の動
作を説明するための図である。
【図12】図11に続く動作を説明するための図であ
る。
【図13】図12に続く動作を説明するための図であ
る。
【図14】図13に続く動作を説明するための図であ
る。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る型締装置の変
形例を説明するための図である。
【図16】従来の型締装置の構成の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1…型締装置 21…リンクハウジング 24…クランプ用部材 25…エアシリンダ 51…移動ダイプレート 52…移動金型 53…可動板 91…固定ダイプレート 92…固定金型 95…タイバー 100…ベース 110…トグル型締機構 210…エアシリンダ 211…ピストンロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 眞 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 横山 宏司 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 Fターム(参考) 4F202 AM08 CA11 CA27 CL22 CL32 CL46 CL50 CM02 CS07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定金型を保持する固定ダイプレートと、
    移動金型を前記固定金型に対向して保持する移動ダイプ
    レートとを備え、前記金型の開閉および締め付けを行う
    型締装置であって、 前記移動金型に対して出没可能に設けられた押出ピンと
    連結され、前記移動ダイプレートに移動可能に保持され
    た可動部材と、 所定の型開位置に移動した前記可動部材の型開閉方向の
    移動を拘束する拘束手段とを有し、 前記型開位置からさらに型開方向に向かう前記移動ダイ
    プレートに対して前記可動部材の移動のみを前記拘束手
    段によって規制し、当該可動部材と前記移動ダイプレー
    トとの間に生ずる相対移動によって前記押出ピンを前記
    移動金型に対して突出させて成形品を押し出すととも
    に、前記押出ピンによる成形品の押し出し後において前
    記拘束手段を解除しない限り少なくとも前記型開位置よ
    り前進側への前記移動ダイプレートの移動を阻止するこ
    とを特徴とする型締装置。
  2. 【請求項2】前記可動部材を前記移動ダイプレートの定
    位置に向けて付勢し、前記押出ピンを前記移動金型に没
    入した位置に保持する付勢手段をさらに有する請求項1
    に記載の型締装置。
  3. 【請求項3】前記移動ダイプレートを型開閉方向に移動
    させ、かつ、型締力を供給する駆動機構が設けられたリ
    ンクハウジングをさらに有し、 前記拘束手段は、前記リンクハウジングに対して前記可
    動部材を拘束する請求項1または2に記載の型締装置。
  4. 【請求項4】前記拘束手段は、前記リンクハウジングお
    よび移動ダイプレートの一方に設けられ、当該リンクハ
    ウジングと移動ダイプレートとを係止させるアクチュエ
    ータを有する請求項3に記載の型締装置。
  5. 【請求項5】固定金型を保持する固定ダイプレートと、
    移動金型を前記固定金型に対向して保持する移動ダイプ
    レートとを備え、前記金型の開閉および締め付けを行う
    型締装置であって、 前記移動金型に対して出没可能に設けられた押出ピンと
    連結され、前記移動ダイプレートに所定の範囲で移動自
    在に保持された可動部材と、 前記可動部材を前記移動ダイプレートの定位置に向けて
    付勢し、前記押出ピンを前記移動金型に没入した位置に
    保持する付勢手段と、 所定の型開位置に移動した前記可動部材の型開閉方向の
    移動を拘束する拘束手段と、を有し、 前記型開位置からさらに型開方向に向かう前記移動ダイ
    プレートに対して前記可動部材の移動のみを前記拘束手
    段によって規制し、当該可動部材と前記移動ダイプレー
    トとの間に生ずる相対移動によって前記押出ピンを前記
    移動金型に対して突出させて成形品を押し出した後、前
    記移動ダイプレートが再び前記型開位置に復帰するまで
    前記可動部材の拘束を維持することを特徴とする型締装
    置。
  6. 【請求項6】前記移動ダイプレートを型開閉方向に移動
    させ、かつ、型締力を供給する駆動機構が設けられたリ
    ンクハウジングをさらに有し、 前記拘束手段は、前記リンクハウジングに対して前記可
    動部材を拘束する請求項5に記載の型締装置。
  7. 【請求項7】前記押出ピンによる成形品の押し出し後に
    おいて前記拘束手段を解除しない限り少なくとも前記型
    開位置より前進側への前記移動ダイプレートの移動を阻
    止する請求項5または6に記載の型締装置。
  8. 【請求項8】前記拘束手段は、前記リンクハウジングお
    よび移動ダイプレートの一方に設けられ、当該リンクハ
    ウジングと移動ダイプレートとを係止させるアクチュエ
    ータを有する請求項6または7に記載の型締装置。
  9. 【請求項9】固定金型を保持する固定ダイプレートと、
    移動金型を前記固定金型に対向して保持する移動ダイプ
    レートとを備え、前記金型の開閉および締め付けを行う
    型締装置であって、 前記移動金型に対して出没可能に設けられた押出ピンと
    連結され、所定の範囲で移動自在に前記移動ダイプレー
    トに保持された可動部材と、 前記可動部材の前記移動ダイプレートの定位置からの移
    動を拘束する第1の拘束手段と、 所定の型開位置に移動した前記可動部材の型開閉方向の
    移動を拘束する第2の拘束手段と、を有し、 前記所定の型開位置からさらに型開方向に向かう前記移
    動ダイプレートに対して前記可動部材の移動のみを前記
    第2の拘束手段によって規制し、当該可動部材と前記移
    動ダイプレートとの間に生ずる相対移動によって前記押
    出ピンを前記移動金型に対して突出させて成形品の押し
    出しを行い、かつ、当該可動部材と前記移動ダイプレー
    トとの相対移動時以外には前記第1の拘束手段によって
    前記可動部材を常に拘束する型締装置。
  10. 【請求項10】前記移動ダイプレートを型開閉方向に移
    動させ、かつ、型締力を供給する駆動機構が設けられた
    リンクハウジングをさらに有し、 前記第2の拘束手段は、前記リンクハウジングに対して
    前記可動部材を拘束する請求項9に記載の型締装置。
  11. 【請求項11】前記押出ピンによる成形品の押し出し後
    において前記第2の拘束手段を解除しない限り少なくと
    も前記型開位置より前進側への前記移動ダイプレートの
    移動を阻止する請求項9または10に記載の型締装置。
  12. 【請求項12】前記第1および第2の拘束手段が一体化
    されており、前記可動部材の前記移動ダイプレートの定
    位置からの移動の拘束と、所定の型開位置に移動した前
    記可動部材の型開閉方向の移動の拘束とを選択的に行う
    請求項9〜11のいずれかに記載の型締装置。
  13. 【請求項13】前記第1の拘束手段は、前記移動ダイプ
    レートおよび可動部材の一方に設けられ、当該移動ダイ
    プレートおよび可動部材とを係止させるアクチュエータ
    を有し、 前記第2の拘束手段は、前記リンクハウジングおよび移
    動ダイプレートの一方に設けられ、当該リンクハウジン
    グと移動ダイプレートとを係止させるアクチュエータを
    有する請求項10〜12のいずれかに記載の型締装置。
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