JP2002002999A - ベルト搬送装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

ベルト搬送装置及びこれを用いた画像形成装置

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JP2002002999A JP2000179966A JP2000179966A JP2002002999A JP 2002002999 A JP2002002999 A JP 2002002999A JP 2000179966 A JP2000179966 A JP 2000179966A JP 2000179966 A JP2000179966 A JP 2000179966A JP 2002002999 A JP2002002999 A JP 2002002999A
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聰 西川
Masahiro Sato
雅弘 佐藤
Yoshihiko Mitamura
欣彦 三田村
Kazuyoshi Hagiwara
和義 萩原
Tsutomu Uko
勉 宇高
Kozo Tagawa
浩三 田川
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化という要請を満たしながら、ス
テアリングロールの傾動に伴う無端状ベルトの基準面へ
の影響を回避する。 【解決手段】 少なくとも蛇行調整用の傾動自在なステ
アリングロール1aが含まれる複数のロール1群を平行
配置し、これらロール1群に無端状ベルト2を掛け渡す
ようにしたベルト搬送装置において、ステアリングロー
ル1a以外の少なくとも二つの面出しロール1bにて張
架されるベルト部分を予め決められたベルト基準面3と
して構成し、ステアリングロール1aの傾動動作がベル
ト基準面3に影響を与えないようにステアリングロール
1aの傾動軌跡mが規制せしめられる傾動軌跡規制手段
4を具備する。また、このベルト搬送装置と、ベルト基
準面3を画像転写面として画像を転写する一若しくは複
数の像担持体5とを備えた画像形成装置をも対象とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状ベルトを循
環回転させるベルト搬送装置に係り、特に、蛇行調整用
の傾動自在なステアリングロールが含まれる複数のロー
ル群にベルトを張架するようにした態様のベルト搬送装
置及びこれを用いた画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のベルト搬送装置は例えばタ
ンデム型の画像形成装置に使用されている。この種のタ
ンデム型の画像形成装置は、例えばイエロ、マゼンタ、
シアン、ブラックの各色成分画像を形成する画像形成ユ
ニットと、この画像形成ユニットの像転写部位に向けて
中間転写用又は記録材搬送用のベルトが循環搬送せしめ
られるベルト搬送装置とを備え、各画像形成ユニットに
て形成した各色成分画像をベルトを介してあるいは直接
記録材に多重転写するようにしたものである。ところ
で、この種のベルト搬送装置は通常駆動ロールが含まれ
る複数のロール群にベルトを張架するものであるが、各
ロールの平行度誤差に起因してベルトが走行方向に直交
するラテラル方向に蛇行してしまう、所謂ベルトウォー
ク現象が発生する懸念がある。
【0003】このようなベルトウォーク現象は、各色成
分画像の色ずれの要因につながってしまうため、カラー
画像品質を良好に保つには、この種のベルトウォーク現
象を制御することが必要である。従来においては、ベル
ト張架ロールの一つを傾動自在なステアリングロールと
し、ベルトウォークの状態に応じてステアリングロール
を傾動動作させ、ラテラル方向のベルトの蛇行を制御す
るステアリング方式が通常採用されている(例えば特開
平9−197907号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のス
テアリング方式にあっては、ステアリングロールの傾動
軌跡を単に水平方向若しくは上下方向に向けて動かし、
ベルトの蛇行方向と異なる方向にベルトの寄りを戻すと
いう手法が採られていたが、ステアリングロールの傾動
動作が各画像形成ユニットに対向するベルトの画像転写
面に影響してしまうという技術的課題、具体的には、ス
テアリングロールが傾動動作すると、これに伴って、ベ
ルトの画像転写面が速度変動したり、あるいは、ベルト
の画像転写面が変位し、各画像形成ユニットから転写さ
れる画像に乱れが生じ易くなるという技術的課題が見出
された。このような技術的課題に対しては、ベルト画像
転写面から離れた部位にステアリングロールを配設し、
ベルト画像転写面とステアリングロールとの間に適宜数
の張架ロールを配設するなどしてステアリングロールの
傾動動作がベルト画像転写面に直接的に影響しないよう
に設計することが考えられるが、ベルト画像転写面の近
くにステアリングロールを配設することができず、しか
も、ベルト張架ロールの本数を多く用いなければなら
ず、その分、ベルト搬送装置が必然的に大型化してしま
い、ベルト搬送装置の小型化、薄型化という要請にそぐ
わないという懸念がある。
【0005】尚、このような技術的課題は、タンデム型
の画像形成装置に用いられるベルト搬送装置に限られる
ものではなく、例えば感光体ベルトなどのベルト搬送装
置を用いたものを始め、ベルト画像転写面のようなベル
ト基準面が必要になる各種ベルト搬送装置についても同
様に生ずるものである。本発明は、以上の技術的課題を
解決するためになされたものであって、装置の小型化と
いう要請を満たしながら、ステアリングロールの傾動に
伴う無端状ベルトの基準面への影響を回避することがで
きるベルト搬送装置及びこれを用いた画像形成装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、少なくとも蛇行調整用の傾動自在なス
テアリングロール1aが含まれる複数のロール1群を平
行配置し、これらロール1群に無端状ベルト2を掛け渡
すようにしたベルト搬送装置において、ステアリングロ
ール1a以外の少なくとも二つの面出しロール1bにて
張架されるベルト部分を予め決められたベルト基準面3
として構成し、ステアリングロール1aの傾動動作がベ
ルト基準面3に影響を与えないようにステアリングロー
ル1aの傾動軌跡mが規制せしめられる傾動軌跡規制手
段4を具備することを特徴とするベルト搬送装置であ
る。
【0007】このような技術的手段において、ベルト2
を張架するロール1としては、ステアリングロール1a
以外にベルト基準面3を形成する少なくとも二つの面出
しロール1bを備えていればよい。ここで、ベルト基準
面3は、直線面状に限られるものではなく、例えば三つ
以上の面出しロール1bを用いるようにすれば直線面を
途中で屈曲配置するものであってもよい。また、ベルト
2を駆動するためには、いずれかのロール1を駆動ロー
ルとすることが必要であるが、装置の小型化という観点
からすれば、ステアリングロール1aと駆動ロール1d
とを兼用する構成が好ましい。更に、ベルト基準面3と
は一次転写面、記録材への転写面など基準となる面を意
味する。
【0008】また、傾動軌跡規制手段4はステアリング
ロール1aの傾動動作がベルト基準面3に影響を与えな
いように傾動軌跡mを規制するものであるが、「ベルト
基準面3に影響を与えない」とは、ステアリングロール
1aの傾動動作に伴うベルト基準面3での速度変動成分
が略ゼロに抑えられること、また、見方を変えれば、ス
テアリングロール1aの傾動動作に伴ってベルト基準面
3が変位しないようにすることを意味する。ここでいう
変位には、面方向の変位及び面方向に直交する方向の変
位の両方を含む。
【0009】更に、傾動軌跡規制手段4の代表的態様と
しては、ステアリングロール1aの傾動軌跡mがステア
リングロール1aからベルト基準面3に至るまでのベル
トの距離を略等しく保つ軌跡として構成するようにすれ
ばよい。このような態様において、ベルト基準面3への
影響を確実に阻止するためには、例えばステアリングロ
ール1aに隣り合う二つのロール1(図1(a)ではロ
ール1bとロール1e)間のベルト長が変化しないよう
にすればよく、例えばステアリングロール1aに隣り合
う二つのロール1中心を楕円の焦点とする楕円軌跡をス
テアリングロール1aの傾動軌跡mとするものが挙げら
れる。
【0010】また、ステアリングロール1aに隣り合う
二つのロール1間のベルト長が変化するとしても、その
変化分を効果的に吸収できる態様にすることが好まし
い。これを満足するには、ベルト基準面3以外のベルト
2部分に対応してベルト2の撓みが調整せしめられるテ
ンションロール1cをステアリングロール1aとは別に
設けるようにすればよい。この態様によれば、面出しロ
ール1bにてベルト基準面3の面精度を維持しながら、
前記テンションロール1cにてベルト長の変化分を吸収
することができる。
【0011】また、テンションロール1cについては面
出しロール1bと別に設けることに限られるものではな
く、装置構成を簡略化するという観点からすれば、面出
しロール1bの少なくとも一方がベルト2の撓みが調整
せしめられるテンションロール1cを兼用するようにし
てもよい。但し、この態様にあっては、テンションロー
ル1cを兼用する面出しロール1bについてはベルト基
準面3に沿った方向へ移動可能とし、ベルト基準面3を
維持するようにすることが必要である。
【0012】更に、テンションロール1cを具備した態
様において、ステアリングロール1aの傾動軌跡mの好
ましい設定例として、傾動軌跡規制手段4に、ステアリ
ングロール1a傾動時においてテンションロール1cを
変位させないようにステアリングロール1aの傾動軌跡
mを規制するものも含むことは勿論である。
【0013】また、ステアリングロール1aが駆動ロー
ル1dを兼用する態様においては、ステアリングロール
1a傾動時における回転駆動伝達部位置変化を抑え、ギ
アなどのバックラッシュ変化を最小限に抑えることが好
ましい。具体的には、ステリングロール1aの軸方向と
ステアリングロール1aへの回転駆動伝達部位置を通り
ステアリングロール1aの軸方向に直交する方向との交
差部にステアリングロール1aの傾動支点を設定するよ
うにすればよい。
【0014】また、本発明は、ベルト搬送装置以外にこ
れを用いた画像形成装置をも対象とするものであり、例
えば図1(b)に示すように、上述したベルト搬送装置
(ステアリングロール1a,面出しロール1bを含むロ
ール1群,ベルト2,ベルト基準面3,傾動軌跡規制手
段4を具備)と、ベルト基準面3を画像転写面として画
像を転写する一若しくは複数の像担持体5とを備えた画
像形成装置が挙げられる。尚、本発明を適用できる画像
形成装置としては、タンデム型、四サイクル型、中間転
写型など適宜選定することができる。
【0015】このような画像形成装置のうち、例えばベ
ルト2が中間転写ベルトである態様においては、ステア
リングロール1aから最も離間するロールとステアリン
グロール1aとの間の距離をベルト基準面3よりも長く
設定し、ステアリングロール1aから最も離間したロー
ルを利用して記録材7に画像転写する二次転写部6を構
成するようにすることが好ましい。この態様は、装置構
成を扁平化する上で好ましく、また、二次転写部6を構
成するロール1eのベルトラップ角を大きくできる分、
記録材剥離性を確保する上で好ましく、更に、ステアリ
ングロール1aのベルトラップ角が大きくなる分、ステ
アリング動作の安定化を図ることができる点で好まし
い。
【0016】また、このような画像形成装置において、
テンションロール1cの好ましいレイアウト例として
は、ベルト2の撓みが調整せしめられるテンションロー
ル1cを二次転写部6の上流側で二次転写部6とベルト
基準面3との間(テンションロール1cが面出しロール
1bを兼用する態様を含む)に設けるものが挙げられ
る。この態様は、ステアリングロール1aの傾動動作が
ベルト基準面3に影響し難い点で好ましい。ここで、二
次転写部6での二次転写性を良好に保つという観点から
すれば、二次転写部6とテンションロール1cとの間に
二次転写部6へのベルト2の進入角度が一定に保たれる
プレロール8を設ける態様が好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の実
施の形態1を示す説明図である。同図において、タンデ
ム型画像形成装置は、本体ハウジング21内に四つの色
(本実施の形態ではブラック、イエロ、マゼンタ、シア
ン)の画像形成ユニット22(具体的には22a〜22
d)を横方向に配列し、その上方には各画像形成ユニッ
ト22の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベル
ト230が含まれるベルトユニット(ベルト搬送装置)
23を配設する一方、本体ハウジング21の下方には用
紙等の記録材(図示せず)が収容される記録材供給カセ
ット24を配設すると共に、この記録材供給カセット2
4からの記録材の搬送路となる記録材搬送路25を垂直
方向に配置したものである。
【0018】本実施の形態において、各画像形成ユニッ
ト22(22a〜22d)は、中間転写ベルト230の
循環方向上流側から順に、例えばブラック用、イエロ
用、マゼンタ用、シアン用(配列は必ずしもこの順番と
は限らない)のトナー像を形成するものであり、各感光
体ユニット30と、各現像ユニット33と、共通する一
つの露光ユニット40とを備えている。ここで、感光体
ユニット30は、例えば感光体ドラム31と、この感光
体ドラム31を予め帯電する帯電器(本例では帯電ロー
ル)32と、感光体ドラム31上の残留トナーを除去す
るクリーナ34とを一体的にカートリッジ化したもので
ある。また、現像ユニット33は、帯電された感光体ド
ラム31上に前記露光ユニット40にて露光形成された
静電潜像を対応する色トナー(本実施の形態では例えば
負極性)で現像するものである。尚、符号35(35a
〜35d)は各現像ユニット33に各色成分トナーを補
給するためのトナーカートリッジである。一方、露光ユ
ニット40は、ユニットケース41内に例えば四つの半
導体レーザ(図示せず)、一つのポリゴンミラー42、
結像レンズ(図示せず)及び各感光体ユニット30に対
応するそれぞれのミラー(図示せず)を格納し、各色成
分毎の半導体レーザからの光をポリゴンミラー42で偏
向走査し、結像レンズ、ミラーを介して対応する感光体
ドラム31上の露光ポイントに光像を導くようにしたも
のである。
【0019】また、本実施の形態において、ベルトユニ
ット23は、複数の張架ロール231〜235間に中間
転写ベルト230を掛け渡したものであり、各感光体ユ
ニット30の感光体ドラム31に対応した中間転写ベル
ト230の裏面には一次転写器(本例では一次転写ロー
ル)51が配設され、この一次転写器51にトナーの帯
電極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラム
31上のトナー像を中間転写ベルト230側に静電的に
転写するようになっている。尚、ベルトユニット23の
詳細については後述する。
【0020】更に、中間転写ベルト230の最下流画像
形成ユニット22dの下流側の張架ロール235に対応
した部位には二次転写装置52が配設されており、中間
転写ベルト230上の一次転写像を記録材に二次転写
(一括転写)するようになっている。本実施の形態で
は、二次転写装置52は、中間転写ベルト230のトナ
ー像担持面側に圧接配置される二次転写ロール521
と、中間転写ベルト230の裏面側に配置されて二次転
写ロール521の対向電極をなすバックアップロール
(本例では張架ロール235を兼用)とを備えている。
そして、例えば二次転写ロール521が接地されてお
り、また、バックアップロール(張架ロール235)に
はトナーの帯電極性と同極性のバイアスが給電ロール5
22を介して印加されている。更にまた、中間転写ベル
ト230の最上流画像形成ユニット22aの上流側には
ベルトクリーナ53が配設されており、中間転写ベルト
230上の残留トナーを除去するようになっている。
【0021】また、記録材供給カセット24には記録材
をピックアップするフィードロール(図示せず)が設け
られ、このフィードロールの直後には記録材を送出する
テイクアウェイロール62が配設されると共に、二次転
写部位の直前に位置する記録材搬送路25には記録材を
所定のタイミングで二次転写部位へ供給するレジストレ
ーションロール(レジストロール)63が配設されてい
る。一方、二次転写部位の下流側に位置する記録材搬送
路25には定着装置66が設けられ、この定着装置66
の下流側には記録材排出用の排出ロール67が設けられ
ており、本体ハウジング21の上部に形成された収容ト
レイ68に排出記録材が収容されるようになっている。
【0022】特に、本実施の形態では、ベルトユニット
23に構成上の特徴点がある。先ず、本実施の形態で用
いられる張架ロール231〜235について図2及び図
3に基づいて詳述する。同図において、張架ロール23
1は、中間転写ベルト230の走行方向に直交するラテ
ラル方向の蛇行を制御するために傾動し、かつ、中間転
写ベルト230を駆動するステアリング駆動ロールであ
り、また、張架ロール232,233は各画像形成ユニ
ット22(22a〜22d)に対する中間転写ベルト2
30の一次転写面Aを予め決められた位置に面出しする
面出しロール(いずれも従動ロール)であり、更に、張
架ロール234は中間転写ベルト230の撓みを調整す
るために付勢スプリング234a(図6参照)にて中間
転写ベルト230に所定の張力で押し付けられるテンシ
ョンロールであり、更にまた、張架ロール235は前述
した二次転写装置52のバックアップロールを兼用する
ロール(従動ロール)である。そして、本実施の形態で
は、バックアップロール235はステアリング駆動ロー
ル231から最も離間した張架ロールであり、両ロール
235,231間の距離は面出しロール232,233
にて張架されるベルト部分である一次転写面Aの距離よ
りも長い距離に設定されている。
【0023】また、本実施の形態では、ステアリング駆
動ロール231の支持構造は図4及び図5に示すように
なっている。すなわち、ステアリング駆動ロール231
は、ベルトユニット23のフレーム本体241(図4で
は図示省略)とは別体のロールサブフレーム242(図
4では図示省略)に両端軸部を回転自在に支承し、一方
の軸部231aには被駆動伝達ギア243を設けると共
に、この被駆動伝達ギア243に駆動モータ244に固
定連結される駆動伝達ギア245を噛合させるようにし
たものである。また、このステアリング駆動ロール23
1は、そのロール本体231cの軸部231a寄りに対
応したロールサブフレーム242の一部にピボット25
1を設け、これをフレーム本体241に回転自在に支承
する一方、他方の軸部231bに対応するロールサブフ
レーム242側にロール移動機構252を備えている。
本例では、ロール移動機構252は、例えばロールサブ
フレーム242の側端壁の一部に係合ピン253を突設
し、この係合ピン253を回転可能な偏心カム254に
て支承し、偏心カム254を適宜回転させることで係合
ピン253を昇降動させるようになっている。尚、この
ロールサブフレーム242とフレーム本体241との間
にはロールサブフレーム242を下方側へ付勢する付勢
スプリング255が設けられており、上記係合ピン25
3が偏心カム254のカム面に常時当接するようになっ
ている。
【0024】更に、本実施の形態では、図2及び図3に
示すように、中間転写ベルト230の一次転写面Aのう
ち面出しロール233の近傍にはベルトウォークセンサ
260が設けられており、このベルトウォークセンサ2
60が中間転写ベルト230のエッジ位置を常時検知す
るようになっている。そして、ロール移動機構252
は、前記ベルトウォークセンサ260からの検知信号に
基づいて中間転写ベルト230の蛇行量(ウォーク量)
を割り出し、この蛇行量を補正するための制御信号にて
偏心カム254を回転駆動し、ステアリング駆動ロール
231を傾動動作させるようになっている。
【0025】更にまた、本実施の形態では、ロール移動
機構252は、ステアリング駆動ロール231をピボッ
ト251を傾動支点とし、ステアリング駆動ロール23
1の一端側を昇降させることで、ステアリング駆動ロー
ル231を傾動させるものであるが、このステアリング
駆動ロール231の傾動軌跡mは、図6に示すように、
ロールサブフレーム242のうちロール軸方向に延びる
壁面にガイド面256を形成する一方、このガイド面2
56に対向するフレーム本体241に適宜数のベアリン
グ257を設け、前記ガイド面256にベアリング25
7を拘束移動させることで規制するようになっている。
特に、本実施の形態では、ステアリング駆動ロール23
1の傾動軌跡mは、ステアリング駆動ロール231とこ
れに隣接する面出しロール232との間の距離(ここで
は両ロールの接線間距離)が常に一定になるよう設定さ
れている。より具体的に言えば、面出しロール232か
らステアリング駆動ロール231へ向かうベルトの接線
部分が面出しロール232のベルト接点を中心とした円
弧軌跡を描くようになっている。
【0026】次に、本実施の形態に係る画像形成装置の
作像プロセスについて説明する。各画像形成ユニット2
2(22a〜22d)は感光体ドラム31上に各色成分
画像(トナー像)を形成し、中間転写ベルト230上に
各色成分画像を一次転写器51にて順次一次転写する。
一方、記録材供給カセット24からは記録材が供給さ
れ、レジストロール63を経て所定のタイミングで二次
転写部位へと搬送される。そして、中間転写ベルト23
0上に一次転写された多重転写画像は二次転写部位へと
搬送され、二次転写装置52にて記録材に一括転写され
る。この後、記録材は定着装置66を経て一括転写され
た画像を定着した後、排出ロール67を通じて収容トレ
イ68へと排出される。尚、各画像形成ユニット22で
は、感光体ドラム31上の残留トナーがクリーナ34に
て清掃される一方、中間転写ベルト230上の残留トナ
ーはベルトクリーナ53にて清掃される。
【0027】このような作像過程において、ステアリン
グ駆動ロール231には、駆動モータ244からの駆動
力が駆動伝達系(駆動伝達ギア245,被駆動伝達ギア
243)を介して伝達される一方、ロール移動機構25
2はステアリング駆動ロール231を傾動させ、中間転
写ベルト230におけるラテラル方向の蛇行制御のため
のステアリング動作を行う。このとき、図7及び図8
(a)に示すように、ステアリング動作前の状態を点
線、ステアリング動作後の状態を実線で示せば、ステア
リング駆動ロール231と面出しロール232との接線
間距離はステアリング前後でL1からL2に変化するが、
本例のステアリング動作は、L1=L2の関係を満足する
傾動軌跡mに沿って行われるため、ステアリング駆動ロ
ール231の傾動動作に伴って中間転写ベルト230の
一次転写面Aが移動することはない。このため、作像過
程中に、ステアリング駆動ロール231のステアリング
動作が行われたとしても、一次転写動作には何等影響を
与えない。
【0028】これに対し、図8(b)に示す比較の形態
のように、例えばステアリング駆動ロール231を単に
上下方向に向けて傾動させるとすると、ステアリング駆
動ロール231と面出しロール232との接線間距離は
ステアリング前後でL1からL2に変化するが、L1≠L2
の関係(本例ではL2>L1)を満足するため、L2−L1
分だけ中間転写ベルト230の一次転写面Aが移動して
しまい、その分、一次転写面Aに速度変動が生じてしま
う。このため、この比較の形態にあっては、作像過程中
に、ステアリング駆動ロール231のステアリング動作
が行われた場合には、一次転写動作時に一次転写画像に
速度変動による乱れが生ずる懸念がある。
【0029】また、本実施の形態においては、面出しロ
ール233と二次転写装置52のバックアップロール2
35との間には、テンションロール234が設けられて
いる。このため、仮に、ステアリング駆動ロール231
のステアリング動作(傾動)によってステアリング駆動
ロール231に隣り合うロール、本例では面出しロール
232とバックアップロール235との間のベルト長L
が変化したとしても、当該ベルト長Lの変化分はテンシ
ョンロール234にて有効に吸収されるため、前記ベル
ト長Lの変化分が中間転写ベルト230の一次転写面A
に影響することはなく、一次転写面Aが移動することは
ない。特に、本実施の形態では、テンションロール23
4の変位方向は面出しロール233とバックアップロー
ル235との間のベルト部分に略直交する方向に設定さ
れているため、仮に、テンションロール234の軸方向
姿勢が傾斜配置されたとしても、当該テンションロール
234によるステアリング作用が中間転写ベルト230
に影響するのは無視できる位少ない。
【0030】更に、本実施の形態では、ステアリング駆
動ロール231とバックアップロール235との間の距
離は、面出しロール232,233間の一次転写面Aの
距離よりも長く設定されており、しかも、ステアリング
駆動ロール231,バックアップロール235と面出し
ロール232,233との上下寸法が短寸に設定されて
いる。従って、本実施の形態に係るベルトユニット23
は薄型に構成されるばかりか、ステアリング駆動ロール
231のベルトラップ角度がある程度大きく確保される
ため、ステアリング性能及び駆動伝達性能が極めて安定
する。更に、本実施の形態では、二次転写装置52を構
成するバックアップロール235のベルトラップ角度も
ある程度大きく確保されるため、記録材を剥離するため
の剥離部品を設けることなく記録材を剥離することが可
能である。
【0031】◎実施の形態2 図9は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の実
施の形態2の要部を示す説明図である。同図において、
タンデム型画像形成装置の基本的構成は実施の形態1と
略同様であるが、実施の形態1と異なり、ステアリング
駆動ロール231に隣り合う二つのロール、本例では、
面出しロール232及びバックアップロール235の中
心を楕円の焦点O1,O2とする楕円軌跡nをステアリン
グ駆動ロール231の傾動軌跡mとして設定したもので
ある。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実
施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説
明を省略する。ここで、ステアリング駆動ロール231
の傾動軌跡mの設定については、例えば図10に示すよ
うに、ロールサブフレーム242のうちロール軸方向に
延びる壁面に楕円ガイド面259を形成する一方、この
楕円ガイド面259に対向するフレーム本体241に適
宜数のベアリング257を設け、前記楕円ガイド面25
9にベアリング257を拘束移動させることで、ステア
リング駆動ロール231の傾動軌跡mを規制するように
すればよい。
【0032】従って、本実施の形態によれば、実施の形
態1と同様に、ステアリング駆動ロール231と面出し
ロール232との接線間距離はステアリング前後でL1
からL2に変化するが、本例のステアリング動作は、L1
=L2の関係を満足する傾動軌跡mに沿って行われるた
め、ステアリング駆動ロール231の傾動動作に伴って
中間転写ベルト230の一次転写面Aが移動することは
ない。更に、本実施の形態では、ステアリング駆動ロー
ル231の傾動軌跡mが所定の楕円軌跡nに対応してい
るため、ステアリング駆動ロール231が傾動したとし
ても、ステアリング駆動ロール231に隣り合う二つの
ロール、本例では、面出しロール232とバックアップ
ロール235との間のベルト長Lはほとんど変化しな
い。このため、本例では、ステアリング駆動ロール23
1が傾動動作をしたとしても、テンションロール234
が変位することはなく、中間転写ベルト230の一次転
写面Aが移動することはない。それゆえ、作像過程中
に、ステアリング駆動ロール231のステアリング動作
が行われたとしても、一次転写動作には何等影響を与え
ない。
【0033】◎実施の形態3 図11(a)は本発明が適用されたタンデム型画像形成
装置のベルトユニットの要部を示す説明図である。同図
において、ベルトユニット23の基本的構成は実施の形
態1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、ステア
リング駆動ロール231の軸方向とステアリング駆動ロ
ール231への回転駆動伝達部位置(被駆動伝達ギア2
43と駆動伝達ギア245との噛合部)を通りステアリ
ング駆動ロール231の軸方向に直交する方向との交差
部にステアリング駆動ロール231の傾動支点であるピ
ボット251を設定するようにしたものである。尚、図
11(b)は比較の形態として、実施の形態1をモデル
としたものである。
【0034】本実施の形態によれば、図11(a)に示
すように、ステアリング駆動ロール231はピボット2
51を傾動支点として傾動するが、当該ピボット251
が回転駆動伝達部位置に対応したステアリング駆動ロー
ル231の一方の軸部231aに設定されているため、
回転駆動伝達部である被駆動伝達ギア243と駆動伝達
ギア245との噛合部におけるバックラッシュ変化は、
図11(b)に示す比較の形態に比べて少ない。このた
め、ステアリング駆動ロール231による駆動伝達系ギ
アのバックラッシュ変化が最小限になり、その分、ステ
アリング駆動ロール231のステアリング動作に伴う中
間転写ベルト230の速度変動への影響はより少なく抑
えられる。
【0035】◎実施の形態4 図12は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の
実施の形態4の要部を示す説明図である。同図におい
て、タンデム型画像形成装置の基本的構成は実施の形態
1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、二次転写
装置52のバックアップロール235とテンションロー
ル234との間に従動ロールとしてのプレロール236
を設け、このプレロール236にて二次転写部位への中
間転写ベルト230の進入角度を一定に保つようにした
ものである。尚、実施の形態1と同様な構成要素につい
ては上記形態1と同様な符号を付してここではその詳細
な説明を省略する。
【0036】本実施の形態によれば、仮に、ステアリン
グ駆動ロール231のステアリング動作によってテンシ
ョンロール234が変位したとしても、二次転写部位へ
の中間転写ベルト230の進入角度はプレロール236
にて一律に定まる。従って、中間転写ベルト230上の
多重転写画像は常時同じ姿勢で二次転写部位へと進入
し、記録材に転写されることになるため、テンションロ
ール234の変位に伴って中間転写ベルト230の二次
転写部位への進入角度が左右されることはなく、二次転
写部位での二次転写性は常時良好に保たれる。
【0037】◎実施の形態5 図13は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の
実施の形態5の要部を示す説明図である。同図におい
て、タンデム型画像形成装置の基本的構成は実施の形態
4と略同様であるが、実施の形態4と異なり、テンショ
ンロール234を面出しロール233で兼用するように
したものである。尚、実施の形態4と同様な構成要素に
ついては実施の形態4と同様な符号を付してここではそ
の詳細な説明を省略する。ここで、テンションロール2
34を面出しロール233で兼用する場合には、テンシ
ョンロール234の変位に伴って一次転写面Aが変化し
ないようにすることが必要であり、本実施の形態では、
テンションロール234の変位方向を一次転写面Aの面
方向に合わせて設定するようにしたものである。
【0038】本実施の形態によれば、面出しロール23
3がテンションロール234を兼用しているため、実施
の形態4に比べて、張架ロール数を低減できるほか、実
施の形態4と同様に、テンションロール234の変位に
左右されることなく、プレロール236にて二次転写部
位への中間転写ベルト230の進入角度を一律に設定す
ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
ベルト搬送装置によれば、ステアリングロール以外の少
なくとも二つの面出しロールにて張架されるベルト部分
を予め決められた基準面として構成し、傾動軌跡規制手
段にてステアリングロールの傾動動作がベルト基準面に
影響を与えないようにステアリングロールの傾動軌跡を
規制するようにしたので、装置の小型化という要請を満
たしながら、ステアリングロールの傾動に伴う無端状ベ
ルトの基準面への影響を回避することができる。また、
本発明に係る画像形成装置によれば、上述したベルト搬
送装置を画像形成装置に組み込み、ベルト基準面を画像
転写面として利用するようにしたので、ベルト搬送装置
の小型化及び画像転写面への影響がない状態でベルトの
蛇行制御のためのステアリング動作を行うことができ
る。このため、装置の小型化を図りながら、画像転写面
であるベルト基準面への画像転写動作を安定的に行うこ
とが可能になり、画像乱れのない常時良好な画像品質を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係るベルト搬送装置の概要
を示す説明図、(b)は本発明に係る画像形成装置の概
要を示す説明図である。
【図2】 本発明が適用された画像形成装置の実施の形
態1の全体構成を示す説明図である。
【図3】 本実施の形態で用いられるベルト搬送装置の
詳細を示す説明図である。
【図4】 (a)は本実施の形態で用いられるステアリ
ング駆動ロールの動作例を示す説明図、(b)はステア
リング駆動ロールの動作機構を示す説明図である。
【図5】 (a)は本実施の形態で用いられるロール移
動機構の一例を示す平面説明図、(b)はその要部斜視
図である。
【図6】 本実施の形態で用いられるステアリング駆動
ロールの傾動軌跡を規制する傾動軌跡規制機構を示す説
明図である。
【図7】 本実施の形態で用いられる傾動軌跡規制機構
による動作過程を示す説明図である。
【図8】 (a)は本実施の形態におけるステアリング
駆動ロールの傾動軌跡を示す説明図、(b)は比較の形
態におけるステアリング駆動ロールの傾動軌跡を示す説
明図である。
【図9】 実施の形態2に係る画像形成装置で用いら
れるベルト搬送装置の要部を示す説明図である。
【図10】 実施の形態2で用いられる傾動軌跡規制機
構の詳細を示す説明図である。
【図11】 (a)は実施の形態3に係る画像形成装置
で用いられるベルト搬送装置のステアリング駆動ロール
の支持構造例を示す説明図、(b)は比較の形態に係る
ベルト搬送装置のステアリング駆動ロールの支持構造例
を示す説明図である。
【図12】 実施の形態4に係る画像形成装置の要部を
示す説明図である。
【図13】 実施の形態5に係る画像形成装置の要部を
示す説明図である。
【符号の説明】
1…ロール,1a…ステアリングロール,1b…面出し
ロール,1c…テンションロール,1d…駆動ロール,
2…ベルト,3…ベルト基準面,4…傾動軌跡規制手
段,5(5a〜5d)…像担持体,6…二次転写部,7
…記録材,8…プレロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三田村 欣彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 萩原 和義 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 宇高 勉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 田川 浩三 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H032 AA05 AA15 BA09 BA18 BA19 BA23 3F049 BB11 DA04 DB04 LA01 LB03 3J049 AA01 BB05 BB13 BB22 BG04 CA10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも蛇行調整用の傾動自在なステ
    アリングロールが含まれる複数のロール群を平行配置
    し、これらロール群に無端状ベルトを掛け渡すようにし
    たベルト搬送装置において、 ステアリングロール以外の少なくとも二つの面出しロー
    ルにて張架されるベルト部分を予め決められたベルト基
    準面として構成し、 ステアリングロールの傾動動作がベルト基準面に影響を
    与えないようにステアリングロールの傾動軌跡が規制せ
    しめられる傾動軌跡規制手段を具備することを特徴とす
    るベルト搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のベルト搬送装置におい
    て、 傾動軌跡規制手段は、ステアリングロールの傾動動作に
    伴うベルト基準面での速度変動成分が略ゼロに抑えられ
    るようにステアリングロールの傾動軌跡を規制するもの
    であることを特徴とするベルト搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のベルト搬送装置におい
    て、 傾動軌跡規制手段は、ステアリングロールの傾動動作に
    伴ってベルト基準面が変位しないようにステアリングロ
    ールの傾動軌跡を規制するものであることを特徴とする
    ベルト搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のベルト搬送装置におい
    て、 傾動軌跡規制手段は、ステアリングロールの傾動軌跡が
    ステアリングロールからベルト基準面に至るまでのベル
    トの距離を略等しく保つ軌跡として構成したことを特徴
    とするベルト搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のベルト搬送装置におい
    て、 傾動軌跡規制手段は、ステアリングロールに隣り合う二
    つのロール中心を楕円の焦点とする楕円軌跡をステアリ
    ングロールの傾動軌跡としたことを特徴とするベルト搬
    送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のベルト搬送装置におい
    て、 ベルト基準面以外のベルト部分に対応してベルトの撓み
    が調整せしめられるテンションロールをステアリングロ
    ールとは別に設けたことを特徴とするベルト搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のベルト搬送装置におい
    て、 面出しロールの少なくとも一方がベルトの撓みが調整せ
    しめられるテンションロールを兼用し、ベルト基準面に
    沿った方向へ移動可能としたことを特徴とするベルト搬
    送装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載のベルト搬送装置に
    おいて、 傾動軌跡規制手段は、ステアリングロール傾動時におい
    てテンションロールを変位させないようにステアリング
    ロールの傾動軌跡を規制するものであることを特徴とす
    るベルト搬送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のベルト搬送装置におい
    て、 ステアリングロールが駆動ロールを兼用していることを
    特徴とするベルト搬送装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のベルト搬送装置におい
    て、 ステアリングロールの軸方向とステアリングロールへの
    回転駆動伝達部位置を通りステアリングロールの軸方向
    に直交する方向との交差部にステアリングロールの傾動
    支点を設定したことを特徴とするベルト搬送装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のベルト搬送装置と、 ベルト基準面を画像転写面として画像を転写する一若し
    くは複数の像担持体とを備えた画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の画像形成装置のう
    ち、ベルトが中間転写ベルトである態様において、 ステアリングロールから最も離間するロールとステアリ
    ングロールとの間の距離をベルト基準面よりも長く設定
    し、ステアリングロールから最も離間したロールを利用
    して記録材に画像転写する二次転写部を構成するように
    したことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の画像形成装置におい
    て、 ベルトの撓みが調整せしめられるテンションロールを二
    次転写部の上流側で二次転写部とベルト基準面との間に
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の画像形成装置におい
    て、 二次転写部とテンションロールとの間に二次転写部への
    ベルトの進入角度が一定に保たれるプレロールを設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
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