JP2002148967A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002148967A
JP2002148967A JP2000347241A JP2000347241A JP2002148967A JP 2002148967 A JP2002148967 A JP 2002148967A JP 2000347241 A JP2000347241 A JP 2000347241A JP 2000347241 A JP2000347241 A JP 2000347241A JP 2002148967 A JP2002148967 A JP 2002148967A
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roll
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Masateru Kazaoka
雅輝 風岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成時間の短縮化を簡単に達成すること
を可能とした画像形成装置を提供する。 【解決手段】 装置本体に設けられ、画像形成時の動作
位置である第1位置P1と前記位置とは異なる第2位置
P2との間で移動可能な回転体2が含まれるサブユニッ
ト1と、装置本体に駆動源3mが固定配設され、第1位
置P1及び第2位置P2でサブユニット1の回転体2に回
転駆動を伝達可能な駆動伝達手段3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
などの画像形成装置に係り、特に、画像形成時の動作位
置である第1位置と前記位置とは異なる第2位置との間
で移動可能な回転体が含まれるサブユニットを備えた画
像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における画像形成装置として、例え
ば中間転写型の画像形成装置を例に挙げて説明すると、
感光体ドラムなどの潜像担持体上に所定の色成分画像
(電子写真方式であればトナー像)を形成し、潜像担持
体上の色成分画像を中間転写ベルトなどの中間転写体に
一次転写した後、二次転写用の転写ユニットにて中間転
写体上の色成分画像を記録材に一括(二次)転写するよ
うにしたものが既に提供されている。この種の転写ユニ
ットとしては、例えばユニットケースに転写ロールを回
動自在に支承し、このユニットケースを扉ユニット(装
置本体に開閉自在に設けられる)に支持するようにした
ものが知られている。
【0003】ところで、装置本体の扉ユニットの如き部
材は、軽量化の観点から低剛性の位置精度の悪いモジュ
ールであることが多く、転写ユニットは前記モジュール
に対して位置決めするのではなく、転写ロールは、通
常、中間転写体のバックアップロール(対向ロール)に
所定のニップ域で接触した状態を画像形成用の動作位置
であるセット位置とし、位置決めされるようになってい
る。また、画像形成装置の作像工程が4サイクルである
態様や、転写ロールの材質によっては長期の接触状態が
転写ロールの変形につながる懸念がある場合には、記録
材に転写するサイクル以外のサイクルや、電源をオフに
した場合に、前記転写ロールをセット位置から離間した
リトラクト位置に待機させるという手法が採られること
が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の画像形成装置にあっては、転写ロールがセット位置と
リトラクト位置との間で移動するが、転写ロールがリト
ラクト位置に位置するときには、転写ロールが未だ位置
決めされていないため、転写ロールがセット位置に設定
された条件下で初めて転写ロールを駆動回転するという
方式が採られていた。このため、本方式にあっては、転
写ロールがリトラクト位置からセット位置へ移動する
間、転写ロールを回転駆動することができないため、画
像形成装置の1枚目の画像形成時間であるFCOT(Fi
rst Copy Output Time)を短縮することは困難であっ
た。
【0005】尚、このような技術的課題は、中間転写型
の画像形成装置に限られるものではなく、画像形成時の
動作位置に対してリトラクト可能な回転体を有するサブ
ユニットについて同様に生ずるものである。本発明は、
以上の技術的課題を解決するためになされたものであっ
て、画像形成時間の短縮化を簡単に達成することを可能
とした画像形成装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、装置本体に設けられ、画像形成時の動
作位置である第1位置P1と前記位置とは異なる第2位
置P2との間で移動可能な回転体2が含まれるサブユニ
ット1と、装置本体に駆動源3mが固定配設され、第1
位置P1及び第2位置P2でサブユニット1の回転体2に
回転駆動を伝達可能な駆動伝達手段3とを備えたことを
特徴とするものである。
【0007】このような技術的手段において、サブユニ
ット1には、画像形成で用いられる転写ユニット(像担
持体5に対して接離自在な転写ロールが含まれるユニッ
ト)等の各種ユニットを含む。また、回転体2にはロー
ル、ベルトなどを含む。ここで、第1位置P1と第2位
置P2との間で回転体2を移動させるには、通常リトラ
クト機構4にてサブユニット1を移動させるようにすれ
ばよい。また、第2位置P2とは、通常回転体2が待機
するリトラクト位置であるが、このリトラクト位置以外
でもよく、例えばセット位置に近接した仮セット位置を
第2位置P2として選定しても差し支えない。
【0008】更に、駆動伝達手段3には、通常駆動源3
mに駆動連結される駆動伝達部材と、回転体2側に駆動
連結されて前記駆動伝達部材に係合する被駆動伝達部材
とを備えている。そして、駆動伝達部材のレイアウトに
ついては駆動源3mに直接若しくは間接的に駆動連結さ
れていればよく、被駆動伝達部材のレイアウトについて
は、回転体2と同軸に被駆動伝達部材を配置する直接連
結方式であってもよいし、あるいは、サブユニット1
に、第1位置P1と第2位置P2との間で回転体2が移動
せしめられるリトラクト機構4としてのリンク機構を備
えている態様にあっては、リンク機構の回転中心に被駆
動伝達部材を配置し、この被駆動伝達部材を介して回転
体2に駆動伝達する間接連結方式を採用するようにして
もよい。ここで、直接連結方式を採用した場合には、回
転体2が位置決めされた時点で被駆動伝達部材も正確に
位置決めされるから、安定駆動が可能になる点で好まし
い。一方、間接連結方式を採用した態様にあっては、第
1位置P1と第2位置P2との間での回転体2の移動に対
しリンク機構の回転中心位置は変動が少ないため、この
回転中心に被駆動伝達部材を配置すれば、各位置P1,
P2で回転体2を安定駆動することが可能になる。
【0009】また、駆動伝達部材、被駆動伝達部材とし
てはギアに限られるものではなく、駆動力を伝達し得る
ものであれば適宜選定して差し支えないが、確実な駆動
伝達性を確保するという観点からすれば、駆動伝達手段
3は、駆動源3mに連結される駆動伝達ギアを有し、第
1の位置P1で回転体2に駆動連結される被駆動伝達ギ
アと前記駆動伝達ギアとを正規状態にて噛合させ、第2
位置P2で回転体2側の被駆動伝達ギアと前記駆動伝達
ギアとの噛合状態を維持させるものであればよい。すな
わち、駆動伝達ギアと被駆動伝達ギアとの噛合状態を第
1位置P1で正規位置に設定した場合には、第2位置P2
では、被駆動伝達ギアの位置が変化するため、必然的に
両ギアの噛合状態が正規位置からずれたものになり得
る。この場合、第2位置P2では、一つの駆動伝達ギア
と一つの被駆動伝達ギアとを例に挙げると、両ギアの歯
先半径の合計以下にギアの中心間距離を配置するように
すればよい。
【0010】更に、回転体2の変形を有効に防止すると
いう観点からすれば、電源オフ時に回転体2を第1位置
P1から第2位置P2に移動させる手法を採用することが
好ましい。具体的には、例えば回転体2を第2位置P2
にするリトラクト機構4にディレイ回路を設け、電源オ
フ時にもリトラクト機構を働かせるようにすればよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明が適用されたタンデム型画像形成装置の実
施の形態1を示す説明図である。同図において、タンデ
ム型画像形成装置は、本体ハウジング21内に四つの色
(本実施の形態ではブラック、イエロ、マゼンタ、シア
ン)の画像形成ユニット22(具体的には22a〜22
d)を横方向に配列し、その上方には各画像形成ユニッ
ト22の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベル
ト230が含まれるベルトユニット(ベルト搬送装置)
23を配設する一方、本体ハウジング21の下方には用
紙等の記録材(図示せず)が収容される記録材供給カセ
ット(図示せず)を配設すると共に、この記録材供給カ
セットからの記録材の搬送路となる記録材搬送路を垂直
方向に配置したものである。
【0012】本実施の形態において、各画像形成ユニッ
ト22(22a〜22d)は、中間転写ベルト230の
循環方向上流側から順に、例えばブラック用、イエロ
用、マゼンタ用、シアン用(配列は必ずしもこの順番と
は限らない)のトナー像を形成するものであり、各感光
体ユニット30と、各現像ユニット33と、共通する一
つの露光ユニット40とを備えている。ここで、感光体
ユニット30は、例えば感光体ドラム31と、この感光
体ドラム31を予め帯電する帯電器(本例では帯電ロー
ル)32と、感光体ドラム31上の残留トナーを除去す
るクリーナ34とを一体的にカートリッジ化したもので
ある。また、現像ユニット33は、帯電された感光体ド
ラム31上に前記露光ユニット40にて露光形成された
静電潜像を対応する色トナー(本実施の形態では例えば
負極性)で現像するものである。一方、露光ユニット4
0は、ユニットケース内に例えば四つの半導体レーザ
(図示せず)、一つのポリゴンミラー(図示せず)、結
像レンズ(図示せず)及び各感光体ユニット30に対応
するそれぞれミラー(図示せず)を格納し、各色成分毎
の半導体レーザからの光をポリゴンミラーで偏向走査
し、結像レンズ、ミラーを介して対応する感光体ドラム
31上の露光ポイントに光像を導くようにしたものであ
る。
【0013】また、本実施の形態において、ベルトユニ
ット23は、複数の張架ロール231〜236間に中間
転写ベルト230を掛け渡したものであり、各感光体ユ
ニット30の感光体ドラム31に対応した中間転写ベル
ト230の裏面には一次転写器(本例では一次転写ロー
ル)51が配設され、この一次転写器51にトナーの帯
電極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラム
31上のトナー像を中間転写ベルト230側に静電的に
転写するようになっている。ここで、中間転写ベルト2
30はポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、
ポリプロピレン等の樹脂または各種ゴムにカーボンブラ
ック等の帯電防止剤を適当量含有させたものを用い、そ
の体積抵抗率が106〜1014Ω・cmとなるように形
成され、その厚みは例えば0.1mm程度に設定され
る。一方、張架ロール231は、中間転写ベルト230
の走行方向に直交するラテラル方向の蛇行を制御するた
めに傾動し、かつ、中間転写ベルト230を駆動するス
テアリング駆動ロールであり、また、張架ロール23
2,233は各画像形成ユニット22(22a〜22
d)に対する中間転写ベルト230の一次転写面を予め
決められた位置に面出しする面出しロール(いずれも従
動ロール)であり、更に、張架ロール234は中間転写
ベルト230の撓みを調整するために図示外の付勢スプ
リングにて中間転写ベルト230に所定の張力で押し付
けられるテンションロールであり、更にまた、張架ロー
ル235は後述する二次転写ユニット52の転写ニップ
域への記録材の突入姿勢を規制する記録材姿勢調整ロー
ルであり、また、張架ロール236は後述する二次転写
ユニット52のバックアップロールを兼用するロール
(従動ロール)である。
【0014】更に、中間転写ベルト230の最下流画像
形成ユニット22dの下流側の張架ロール236に対応
した部位には二次転写ユニット52が配設されており、
中間転写ベルト230上の一次転写像を記録材に二次転
写(一括転写)するようになっている。本実施の形態で
は、二次転写ユニット52は、ユニットケース521の
開口部に二次転写ロール522を配設し、この二次転写
ロールをバックアップロール(本例では張架ロール23
6を兼用)に対向配置し、例えば二次転写ロール522
を接地すると共にバックアップロール(張架ロール23
6)にはトナーの帯電極性と同極性のバイアスを印加す
るようにしたものである。ここで、二次転写ロール52
2は表面にカーボン分散したウレタンゴムのチューブ、
内部はカーボンを分散した発砲ウレタンゴムからなり、
さらにロール表面にフッ素コートを施し、その体積抵抗
率が103〜1010Ω・cmでロール径が例えばφ28
mmとなるように形成され、硬度は例えば30°(アス
カC)に設定される。そして、バックアップロール23
6は表面にカーボンを分散したEPDMとNBRのブレ
ンドゴムのチューブを具備し、内部をEPDMのゴムに
て形成したものであり、その表面抵抗率が107〜10
10Ω/□でロール径が例えばφ28mmとなるように形
成され、硬度は例えば70°(アスカC)に設定され
る。特に、本実施の形態では、二次転写ユニット52
は、ユニットケース521内に二次転写ロール522面
が清掃せしめられる清掃ブラシ523を備えている。
尚、二次転写ユニット52の取付構造及び駆動系につい
ては後述する。
【0015】更にまた、中間転写ベルト230の最上流
画像形成ユニット22aの上流側にはベルトクリーナ5
3が配設されており、中間転写ベルト230上の残留ト
ナーを除去するようになっている。また、図示外の記録
材供給カセットには記録材をピックアップするフィード
ロール(図示せず)が設けられ、このフィードロールの
直後には記録材を送出するテイクアウェイロールが配設
されると共に、記録材搬送路には適宜数ま搬送ロール6
1が配設されると共に、二次転写部位の直前に位置する
記録材搬送路には記録材を所定のタイミングで二次転写
部位へ供給するレジストレーションロール(レジストロ
ール)62が配設されている。一方、二次転写部位の下
流側に位置する記録材搬送路には定着装置66が設けら
れ、この定着装置66の下流側には記録材排出用の排出
ロール(図示せず)が設けられており、本体ハウジング
21の上部に形成された収容トレイ68に記録材が収容
されるようになっている。
【0016】次に、二次転写ユニット52の取付構造に
ついて説明する。本実施の形態においては、図2ないし
図4に示すように、本体ハウジング21の側方には扉ユ
ニット70が回動支点71を中心として開閉自在に支承
されており、この扉ユニット70の内側に二次転写ユニ
ット52がリトラクト機構80を介して取付けられてい
る。ここで、二次転写ユニット52は、ユニットケース
521の両側に回動支点(本例ではピンで構成)524
を有し、扉ユニット70のフレーム72に取り付けられ
たブラケット73(図4中仮想線で示す)に長孔74
(図4中仮想線で示す)を形成し、この長孔74に前記
回動支点524を係止させることにより回動自在に支承
されている。
【0017】そして、本実施の形態では、リトラクト機
構80は、特に図4及び図5に示すように、図示外の昇
降モータにて回転する偏心カム81を設け、この偏心カ
ム81の上方にはスライドレバー82をガイドコロ83
(図6参照)にて昇降自在に保持し、スライドレバー8
2の下端には偏心カム81面に対向する折曲部82aを
形成すると共に、この下端折曲部82aの先端を付勢ス
プリング84にて下方側へ付勢する一方、上記スライド
レバー82の上端には水平方向より斜め下方に向かって
傾斜する折曲部82bを形成し、この上端折曲部82b
と二次転写ユニット52のユニットケース521の回動
支点524から離間した部位(本例ではユニットケース
521の上部)とを連結ロッド85で連結固定したもの
である。
【0018】一方、ベルトユニット23側には、図2な
いし図4に示すように、二次転写ロール522をセット
位置に位置決めするための位置決めプレート90(図中
仮想線で示す)が配設されており、この位置決めプレー
ト90には二次転写ロール522位置決め用のV字状の
位置決め溝91が形成されており、この位置決め溝91
のいずれかのエッジ部に二字転写ロール522の支持軸
部を当接させながら位置決め溝91の奥(セット位置に
相当)に案内移動することで、二次転写ロール522が
位置決め溝91に位置決めされるようになっている。
尚、図2ないし図4において、63はレジストロール6
2の下流側に設けられた搬送シュートで、扉ユニット7
0を開放したときに一方のレジストロール62と共に一
方の搬送シュートを扉ユニット70と共に開放するもの
であり、また、符号64,65は二次転写部位の下流側
に設けられ、定着装置66に向けて記録材を案内搬送す
る搬送ガイドであり、本例では、扉ユニット70と共に
開放されようになっている。
【0019】また、本実施の形態で用いられる二次転写
ユニット52の駆動系100を図6及び図7に示す。同
図において、二次転写ユニット52の駆動系100は、
本体ハウジング21(図2参照)に駆動モータ101を
固定配置し、この駆動モータ101の駆動軸には駆動伝
達ギア102を同軸に固着する一方、前記二次転写ロー
ル522の一端には被駆動伝達ギア103を同軸に固着
し、二次転写ロール522がセット位置(図7(a)参
照)、あるいは、リトラクト位置(図7(b)参照)に
位置しているいずれの状況下でも、駆動伝達ギア102
と被駆動伝達ギア103とを噛合させるようにしたもの
である。尚、図7(a)(b)において、図2〜図5と
同様な構成要素については同様な符号を付し、ここでは
その詳細な説明を省略する。
【0020】次に、本実施の形態に係る画像形成装置の
作像プロセスについて説明する。各画像形成ユニット2
2(22a〜22d)は感光体ドラム31上に各色成分
画像(トナー像)を形成し、中間転写ベルト230上に
各色成分画像を一次転写器51にて順次一次転写する。
一方、図示外からの記録材供給カセットからは記録材が
供給され、レジストロール62を経て所定のタイミング
で二次転写部位へと搬送される。そして、中間転写ベル
ト230上に一次転写された多重転写画像は二次転写部
位へと搬送され、二次転写ユニット52にて記録材に一
括転写される。この後、記録材は定着装置66を経て一
括転写された画像を定着した後、図示外の排出ロールを
通じて収容トレイ68へと排出される。尚、各画像形成
ユニット22では、感光体ドラム31上の残留トナーが
クリーナ34にて清掃される一方、中間転写ベルト23
0上の残留トナーはベルトクリーナ53にて清掃され
る。
【0021】このような作像過程において、二次転写ユ
ニット52は、二次転写動作を行う直前に二次転写ロー
ル522をリトラクト位置(図5(b)参照)からセッ
ト位置(図5(a)参照)に移動させ、二次転写動作が
終了した時点、若しくは、電源オフの時点でセット位置
からリトラクト位置へ退避する。ここで、二次転写ロー
ル522がセット位置に位置するときのリトラクト機構
80の動作状態を説明すると、リトラクト機構80で
は、偏心カム81のカム面が最も低位の状態(図5
(a)参照)にある。このとき、スライドレバー82の
下端折曲部82aは偏心カム81のカム面と非接触状態
にあり、スライドレバー82は付勢スプリング84にて
下方に押し下げられる。すると、ユニットケース521
が回動支点524を中心として矢印方向に回動し、ユニ
ットケース521内の二次転写ユニット522がバック
アップロール236側へと接近していき、位置決めプレ
ート90の位置決め溝91に係合して位置決めされる。
【0022】一方、二次転写ロール522がリトラクト
位置に位置するときのリトラクト機構80の動作状態を
説明すると、リトラクト機構80では、偏心カム81の
カム面が最も高位の状態(図5(b)参照)にある。こ
のとき、スライドレバー82の下端折曲部82aは偏心
カム81によって押し上げられ、スライドレバー82は
付勢スプリング84の付勢力に抗して上方へ押し上げら
れる。すると、ユニットケース521が回動支点524
を中心として回動し、ユニットケース521内の二次転
写ロール522がバックアップロール236から離間す
る方向へ移動していき、セット位置から離間したリトラ
クト位置に達する。
【0023】また、本例において、リトラクト機構80
は電源オフ時に働くディレイ回路を具備し、電源オフ時
に二次転写ロール522をリトラクト位置に移動させる
ことを可能にしている。このため、本実施の形態では、
電源オフ時にはリトラクト機構80が働いて二次転写ロ
ール522を常時リトラクト位置に設定する。このた
め、電源オン時には二次転写ユニット52は二次転写ロ
ール522をリトラクト位置に保持した状態から動作を
開始する。
【0024】また、本実施の形態では、二次転写ユニッ
ト52の駆動系100は、図7(b)に示すように、二
次転写ロール522がリトラクト位置に位置していると
きでも、駆動モータ101に駆動連結されている駆動伝
達ギア102と被駆動伝達ギア103とが噛合している
ため、二次転写ロール522は直ちに駆動回転される。
このため、二次転写ロール522をリトラクト位置(図
7(b)参照)からセット位置(図7(a)参照)に移
動させる際には、二次転写ロール522を回転させなが
らセット位置に設定することができる。それゆえ、二次
転写ロール522がセット位置に到達する前から中間転
写ベルト230を前もって回転させ、各画像形成ユニッ
ト22の作像工程を始めたとしても、二次転写ロール5
22がセット位置に到達して中間転写ベルト230に当
接する瞬間に、中間転写ベルト230に速度変動を生じ
させ、画像の位置ずれや中間転写ベルト230のモーシ
ョンクオリティに悪影響を与えることはない。
【0025】また、本実施の形態では、駆動伝達ギア1
02の位置は駆動モータ101との位置関係からして一
義的に決定されるが、被駆動伝達ギア103の位置は二
次転写ロール522の位置変化に伴って移動する。この
ため、本実施の形態では、二次転写ロール522がセッ
ト位置(図7(a)参照)に位置するとき、駆動伝達ギ
ア102と被駆動伝達ギア103とは正規位置で噛合
し、二次転写ロール522に安定した回転駆動が与えら
れるようになっている。但し、二次転写ロール522が
リトラクト位置(図7(b)参照)に位置する場合に
は、両ギア102,103の噛合状態は正規位置からず
れるが、両ギア102,103の歯先半径の合計以下に
両ギア102,103の中心間距離を入るようにすれ
ば、両ギア102,103の噛合状態は維持される。
【0026】更に、本実施の形態では、二次転写ユニッ
ト52による転写動作中に、記録材のジャムが生じた場
合には、図3(a)(b)に示すように、扉ユニット7
0を開放することでジャム処理を行うことができる。こ
の場合、二次転写ユニット52は扉ユニット70と共に
開放されることになるが、二次転写ユニット52はユニ
ットケース521に二次転写ロール522及び清掃ブラ
シ523を組み込んだものであるが、リトラクト機構8
0によって二次転写ユニット52はユニットケースごと
移動することになるため、ユニットケース521の開口
部は二次転写ロール522に合わせた寸法分だけ確保す
ればよく、ユニットケース521と二次転写ロール52
2との間には不必要な隙間は存在しない。それゆえ、二
次転写ユニット52が扉ユニット70と共に回動したと
しても、ユニットケース521の開口部からトナークラ
ウドが不必要に吹き出される虞れは全くない。
【0027】また、本実施の形態にあっては、二次転写
ユニット52の駆動系100は、二次転写ロール522
と同軸に被駆動伝達ギア103を固着するようにした
が、これに限定されるものではなく、例えば図8(a)
(b)に示すような駆動系100を採用するようにして
もよい。同図における二次転写ユニット52の駆動系1
00は、本体ハウジング21(図2参照)に駆動モータ
111を固定配置し、この駆動モータ111の駆動軸に
は駆動伝達ギア112を同軸に固着する一方、前記二次
転写ユニット52のユニットケース521の回動支点5
24に被駆動伝達ギア113を同軸に固着すると共に、
二次転写ロール522に同軸に固着された被駆動伝達ギ
ア114に前記被駆動伝達ギア113を噛合させ、二次
転写ロール522がセット位置(図8(a)参照)、あ
るいは、リトラクト位置(図8(b)参照)に位置して
いるいずれの状況下でも、駆動伝達ギア112と被駆動
伝達ギア113とを噛合させるようにしたものである。
【0028】ここで、リトラクト機構80によってユニ
ットケース521が回動支点524を中心として回動す
るが、この回動支点524は、扉ユニット70のブラケ
ット73の長孔74に拘束された状態で係合するリンク
機構になっているため、このリンク機構の回転中心であ
る回動支点524位置の変動は少ない。このため、本例
では、位置変動の少ないユニットケース521の回動支
点524に被駆動伝達ギア113を固着し、各位置での
駆動伝達ギア112との噛合状態を維持することを可能
としたものである。尚、本例でも、二次転写ロール52
2がセット位置(図8(a)参照)に位置するとき、駆
動伝達ギア112と被駆動伝達ギア113とは正規位置
で噛合し、二次転写ロール522に安定した回転駆動が
与えられるようになっている。但し、二次転写ロール5
22がリトラクト位置(図8(b)参照)に位置する場
合には、両ギア112,113の噛合状態は正規位置か
らずれるが、両ギア112,113の歯先半径の合計以
下に両ギア112,113の中心間距離を入れるように
すれば、両ギア112,113の噛合状態は維持され
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、画像形成時の動作位置である第1位置に対してリト
ラクト可能な回転体が含まれるサブユニットを備えた態
様において、画像形成時の動作位置である第1位置とこ
れ以外の第2位置との間でサブユニットの回転体に回転
駆動を伝達可能な駆動伝達手段を具備するようにしたの
で、回転体が第1位置に到達する前に回転体を回転駆動
させることが可能になり、画像形成開始時でも、サブユ
ニットの回転体を事前回転させた状態で画像形成時の動
作位置に回転体を移動設定することができる。このた
め、回転体が画像形成時の動作位置に到達した時点では
回転体は既に安定回転した状態にあるため、回転体を含
むサブユニットにて直ちに画像形成動作を行うことがで
き、画像形成時間の短縮化を簡単に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明
図である。
【図2】 実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成
を示す説明図である。
【図3】 (a)は本実施の形態に係る画像形成装置に
おいて扉ユニットが閉じているを示す説明図、(b)は
同画像形成装置において扉ユニットが開いた状態を示す
説明図である。
【図4】 本実施の形態で用いられる転写ユニットの詳
細を示す説明図である。
【図5】 (a)は転写ロールがセット位置に位置する
ときの転写ユニットの状態を示す説明図、(b)は転写
ロールがリトラクト位置に位置するときの転写ユニット
の状態を示す説明図である。
【図6】 本実施の形態に係る転写ユニットの駆動系を
示す説明図である。
【図7】 (a)は転写ロールがセット位置に位置する
ときの駆動系の状態を示す説明図、(b)は転写ロール
がリトラクト位置に位置するときの駆動系の状態を示す
説明図である。
【図8】 本実施の形態に係る転写ユニットの駆動系の
変形形態を示し、(a)は転写ロールがセット位置に位
置するときの駆動系の状態を示す説明図、(b)は転写
ロールがリトラクト位置に位置するときの駆動系の状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…サブユニット,2…回転体,3…駆動伝達手段,3
m…駆動源,4…リトラクト機構,5…像担持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 550 B41J 29/00 B 3J103 21/14 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 CF03 CF14 2H027 ED24 EE02 EF18 2H032 AA05 BA23 CA04 CA13 2H071 AA20 BA03 BA14 BA15 BA16 BA20 BA27 CA01 CA05 DA09 DA27 DA34 EA18 3J009 DA20 EA05 EA11 EA21 EA32 ED05 FA17 FA18 3J103 DA07 FA30 GA02 GA57 GA58 GA74

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に設けられ、画像形成時の動作
    位置である第1位置と前記位置とは異なる第2位置との
    間で移動可能な回転体が含まれるサブユニットと、装置
    本体に駆動源が固定配設され、第1位置及び第2位置で
    サブユニットの回転体に回転駆動を伝達可能な駆動伝達
    手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 サブユニットは、像担持体に対し接離する転写ロールが
    含まれる転写ユニットであることを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 駆動伝達手段は、サブユニットの回転体と同軸に被駆動
    伝達部材を配置することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、 サブユニットは、第1位置と第2位置との間で回転体が
    移動せしめられるリンク機構を有し、 駆動伝達手段は、リンク機構の回転中心に被駆動伝達部
    材を配置し、この被駆動伝達部材を介して回転体に駆動
    伝達するものであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像形成装置において、 駆動伝達手段は、駆動源に連結される駆動伝達ギアを有
    し、第1の位置で回転体に駆動連結される被駆動伝達ギ
    アと前記駆動伝達ギアとを正規状態にて噛合させ、第2
    位置で回転体側の被駆動伝達ギアと前記駆動伝達ギアと
    の噛合状態を維持させるものであることを特徴とする画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像形成装置において、 駆動伝達手段は、回転体を第2位置にするリトラクト機
    構にディレイ回路を設け、電源オフ時にもリトラクト機
    構を働かせるようにしたものであることを特徴とする画
    像形成装置。
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