JP2002001638A - 眼鏡レンズの位置合わせ方法及びレイアウト・ブロック装置 - Google Patents

眼鏡レンズの位置合わせ方法及びレイアウト・ブロック装置

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JP2002001638A JP2000188344A JP2000188344A JP2002001638A JP 2002001638 A JP2002001638 A JP 2002001638A JP 2000188344 A JP2000188344 A JP 2000188344A JP 2000188344 A JP2000188344 A JP 2000188344A JP 2002001638 A JP2002001638 A JP 2002001638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡レンズとレンズホルダの高精度の位置合
わせを低コストで能率良く短時間に行う。 【解決手段】 レンズメータ5は、加工対象の眼鏡レン
ズを撮影する。画像処理装置6は、撮影された画像を2
値化して、2値化画像に含まれる個々の図形の特徴パラ
メータを抽出して、特徴パラメータが所定の条件に合う
図形を眼鏡レンズに予め形成された隠しマークとして抽
出し、隠しマークの位置に基づいて基準位置を求めると
共に、眼鏡レンズの角度ずれを求める。ホストコンピュ
ータ9は、加工対象の眼鏡レンズに対応するレイアウト
データを角度ずれに応じて角度補正し、補正後のレイア
ウトデータに基づいて加工中心位置を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、累進多焦点レンズ
等の眼鏡レンズの加工中心位置を求め、この加工中心位
置に加工治具を取り付ける眼鏡レンズの位置合わせ方法
及びレイアウト・ブロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】未加工の眼鏡レンズを装用者の所望する
眼鏡フレームに装着する場合、その眼鏡フレームの形状
に合わせて眼鏡レンズの縁摺り加工を行う。その際、装
用者の瞳孔中心と眼鏡レンズのアイポイントとが一致す
るように、眼鏡レンズのアイポイントを加工中心として
加工する。眼鏡レンズのアイポイントをレンズ表面に直
接表示することはできないため、眼鏡レンズ、特に累進
多焦点レンズの設計においては、幾何学中心から所定の
距離だけ離れた位置に隠しマークと呼ばれるマークを予
め形成しておき、この隠しマークの位置からレンズの幾
何学中心、遠用部及び近用部の光学中心、アイポイント
の位置等を導き出せるようにしている。隠しマークは、
眼鏡レンズの成形時にレンズの凸面に例えば0.004
mm程度の微小な凹凸の形で形成される。
【0003】図9に未加工の累進多焦点レンズを示す。
100はプラスティック製の累進多焦点レンズ、101
は幾何学中心、102は幾何学中心101を通る水平基
準線、103a,103bは隠しマークである。隠しマ
ーク103a,103bは、水平基準線102上で、か
つ幾何学中心101から等距離(例えば、17mm)離
れた2箇所に、円と文字の組み合わせ、あるいは2つの
円の形で形成されている。
【0004】また、隠しマーク103a,103bの下
には、累進多焦点レンズ100の加入度数(遠用部の外
側頂点屈折力と近用部の外側頂点屈折力の差)を表す数
字104aと、レンズの種類を表す識別マーク104b
とが隠しマーク103a,103bと同様に微小な凹凸
の形で形成されている。加入度数を表す数字104a
は、装用時に耳側に位置する隠しマークの下に3桁の数
字(例えば300)で表示される。したがって、この3
桁の数字104aが左右どちらの隠しマークの下に形成
されているかを知ることにより、左眼用レンズであるか
右眼用レンズであるかを識別することができる。図9に
示す累進多焦点レンズ100は、右眼用のレンズであ
り、一方の隠しマーク103aが円形で、他方の隠しマ
ーク103bが製造メーカを表す文字「H」となってい
る。
【0005】また、図9において、105は遠用度数測
定部、106は近用度数測定部、107は遠くを見るた
めの遠用部、108は近くを見るための近用部、109
は度数が連続的に変わる累進部、110はアイポイント
である。アイポイント110は、幾何学中心101の上
方に所定距離(例えば2mm)だけ離れた位置に決めら
れている。図10に累進多焦点レンズ100の他の例を
示す。図10に示す累進多焦点レンズ100は右眼用の
レンズであり、隠しマーク103a,103cはいずれ
も円形である。
【0006】隠しマーク103a,103b,103c
からアイポイント110の位置を探す場合、累進多焦点
レンズ100を蛍光灯などの光源にかざして隠しマーク
103a,103b,103cを目視で探し、その位置
にマーカーによって印を付けた後、この累進多焦点レン
ズ100をリマークチャートと呼ばれる累進多焦点レン
ズ用のシートの上に載置する。リマークチャートは、隠
しマーク、幾何学中心、遠用度数測定部、近用度数測定
部及びアイポイントの各位置が記載された実物大の累進
多焦点レンズをレンズの種類毎に表示したものである。
【0007】累進多焦点レンズ100をリマークチャー
ト上に載置する際には、このレンズ100にマーキング
された隠しマーク103a,103b,103cの位置
とリマークチャート上に記載された同種のレンズの隠し
マークの位置とを一致させた上で、リマークチャートに
記載されたアイポイントの位置をアイポイント110の
位置として、累進多焦点レンズ100の同位置にマーカ
ーによって印を付ける。そして、この累進多焦点レンズ
100のアイポイント110の位置に加工治具(レンズ
ホルダ)を装着し、装用者の瞳孔中心と累進多焦点レン
ズ100のアイポイント110とが一致するようにアイ
ポイント110を加工中心として累進多焦点レンズ10
0を縁摺り加工し、レンズ100の外形形状を眼鏡フレ
ームの枠形状と一致させる。
【0008】しかしながら、リマークチャートを用いる
方法では、作業者が手作業で行うために、非能率的で作
業者の負担が大きく、また累進多焦点レンズ100とレ
ンズホルダの位置合わせの誤差が大きいという問題点が
あった。そこで、隠しマーク103a,103b,10
3cを検出して累進多焦点レンズ100とレンズホルダ
の位置合わせを高精度に、かつ自動的に行う技術とし
て、累進多焦点レンズ100を光学的に拡大して撮像
し、撮像した入力画像と予め用意された部分画像(テン
プレート)とを比較するテンプレートマッチングにより
入力画像から隠しマーク103a,103b,103c
の位置を検出して、この位置からアイポイント110の
位置を算出する方法が知られている。
【0009】累進多焦点レンズ100を光学的に拡大し
て撮像するのは、隠しマーク103a,103b,10
3cを光学的に拡大することなしに撮像すると、数画素
程度の大きさしかないのに対し、テンプレートマッチン
グを使用する際には少なくとも10×10画素程度の大
きさを必要とするからである。このテンプレートマッチ
ングを用いる方法によれば、累進多焦点レンズ100と
レンズホルダの高精度な位置合わせが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テンプ
レートマッチングを用いる方法では、累進多焦点レンズ
100を光学的に拡大して撮像する拡大光学系が必要と
なるため、コストが高くなり、さらにテンプレートマッ
チングに時間がかかるという問題点があった。本発明
は、上記課題を解決するためになされたもので、累進多
焦点レンズとレンズホルダの高精度の位置合わせを、従
来よりも低コストで能率良く短時間に行うことができる
眼鏡レンズの位置合わせ方法及びレイアウト・ブロック
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の眼鏡レンズの位
置合わせ方法は、加工対象の眼鏡レンズ(100)の画
像を撮影して2値化する手順と、2値化画像に含まれる
個々の図形の幾何学的な特徴パラメータを抽出して、こ
の特徴パラメータが所定の条件に合う図形を眼鏡レンズ
に予め形成された隠しマーク(103a,103b,1
03c)の画像として抽出する手順と、抽出した隠しマ
ークの位置に基づいて、加工中心位置(110)と所定
の位置関係にある基準位置(C,101)を2値画像上
で求める手順とを有するものである。隠しマークと基準
位置(累進多焦点レンズの場合には幾何学中心)との間
には全ての眼鏡レンズに共通の位置的規定があるので、
隠しマークを画像処理で検出すれば、眼鏡レンズの基準
位置を求めることができる。基準位置と加工中心位置と
の関係は眼鏡レンズ毎に異なる。
【0012】また、本発明の眼鏡レンズの位置合わせ方
法の1構成例は、眼鏡レンズに予め形成された少なくと
も2つの隠しマークを2値画像上で抽出し、この隠しマ
ークの位置に基づいて眼鏡レンズの正規の位置に対する
角度ずれ(θ)を求めるようにしたものである。また、
本発明の眼鏡レンズの位置合わせ方法の1構成例は、基
準位置と加工中心位置との位置関係を表すレイアウトデ
ータを角度ずれに応じて角度補正し、角度補正後のレイ
アウトデータに基づいて加工中心位置を求めるようにし
たものである。また、本発明の眼鏡レンズの位置合わせ
方法の1構成例は、眼鏡レンズに予め形成された少なく
とも2つの隠しマークを2値画像上で抽出し、この隠し
マークの位置に基づいて、眼鏡レンズに予め形成された
加入度数を表す文字を2値化画像上で検出して、検出し
た文字の位置から眼鏡レンズが右眼用、左眼用のいずれ
のレンズであるかを判定するようにしたものである。ま
た、本発明の眼鏡レンズの位置合わせ方法の1構成例
は、眼鏡レンズに予め形成された少なくとも2つの隠し
マークを2値画像上で抽出し、この隠しマークの位置に
基づいて、眼鏡レンズに予め形成された加入度数を表す
文字を2値化画像上で検出して、検出した文字の位置か
ら眼鏡レンズの上下を判定するようにしたものである。
【0013】また、本発明の眼鏡レンズのレイアウト・
ブロック装置は、加工対象の眼鏡レンズの画像を撮影す
る撮影手段(5)と、撮影された画像を2値化して、2
値化画像に含まれる個々の図形の幾何学的な特徴パラメ
ータを抽出して、この特徴パラメータが所定の条件に合
う図形を眼鏡レンズに予め形成された隠しマークの画像
として抽出し、抽出した隠しマークの位置に基づいて、
加工中心位置と所定の位置関係にある基準位置を2値画
像上で求める画像処理手段(6)とを有するものであ
る。また、本発明の眼鏡レンズのレイアウト・ブロック
装置の1構成例として、画像処理手段は、眼鏡レンズに
予め形成された少なくとも2つの隠しマークを2値画像
上で抽出し、この隠しマークの位置に基づいて眼鏡レン
ズの正規の位置に対する角度ずれを求めるものである。
そして、本発明の眼鏡レンズのレイアウト・ブロック装
置の1構成例は、基準位置と加工中心位置との位置関係
を表すレイアウトデータを眼鏡レンズ毎に予め記憶し、
加工対象の眼鏡レンズに対応するレイアウトデータを角
度ずれに応じて角度補正して、角度補正後のレイアウト
データに基づいて加工中心位置を求める演算手段(9)
を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態となる累進多焦点レンズ用レイアウト・ブロック
装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態の累
進多焦点レンズ用レイアウト・ブロック装置は、縁摺り
加工装置(不図示)に隣接して設置されるもので、累進
多焦点レンズ100を撮像して、撮像した画像を基に累
進多焦点レンズ100の左右を判定すると同時に、累進
多焦点レンズ100に取り付ける加工治具(以下、レン
ズホルダと呼ぶ)の取り付け位置及び取り付け角度を算
出するレイアウト処理と、レンズホルダを累進多焦点レ
ンズ100の加工中心に取り付けるブロック処理とを行
い、レンズホルダが取り付けられた後の累進多焦点レン
ズ100を縁摺り加工装置に搬送するものである。
【0015】このレイアウト・ブロック装置は、レンズ
ホルダを供給するホルダ供給装置1と、後述する弾性シ
ールを供給するシール供給装置2と、加工対象の累進多
焦点レンズ100を供給するレンズ供給装置3と、ホル
ダ供給装置1によって供給されたレンズホルダを累進多
焦点レンズ100の加工中心に取り付けるホルダ保持装
置4と、累進多焦点レンズ100を撮影する撮影手段と
なるレンズメータ5と、レンズメータ5によって撮影さ
れた画像を基に累進多焦点レンズ100の左右を判定し
てレンズホルダの取り付け位置及び取り付け角度を算出
する画像処理装置6と、レンズホルダが取り付けられた
後の累進多焦点レンズ100を縁摺り加工装置に搬送す
るレンズ搬送装置7と、レイアウト・ブロック装置全体
を制御する制御装置8と、レイアウト・ブロック装置及
び縁摺り加工装置を制御する演算手段となるホストコン
ピュータ9とを備えている。
【0016】図2は、画像処理装置6による画像処理の
結果に基づいて累進多焦点レンズ100に弾性シールを
介してレンズホルダを取り付けた状態を示す側面図であ
る。ステンレス等の金属からなるレンズホルダ200
は、鍔付の筒状体に成形されている。このレンズホルダ
200において弾性シール201が貼り付けられる面
(ホルダ200の下面)は、累進多焦点レンズ100の
凸側レンズ面に対応した凹球面状のレンズ保持面となっ
ている。
【0017】この場合、レンズ毎にその凸面カーブに応
じたレンズ保持面を形成すると、レンズホルダ200自
体の種類が増加するため、レンズ保持面の曲率半径を段
階的に異ならせることにより、レンズホルダ200の種
類を少なくし、1種類のレンズホルダ200で凸面カー
ブの異なる何種類かの累進多焦点レンズ100を保持で
きるようにしている。
【0018】弾性シール201は、厚さが0.5〜0.
6mm程度の薄いゴムによって、外径がレンズホルダ2
00のレンズ保持面の外径より大きく(22mmφ程
度)、内径がレンズホルダ200の穴径より小さい(8
mm程度)リング状に成形され、両面に粘着剤が塗布さ
れたものが用いられる。
【0019】図3はレンズメータ5の構成を示すブロッ
ク図である。レンズメータ5は、累進多焦点レンズ10
0を照らす光源31と、この光源31と累進多焦点レン
ズ100との間の光路中に配設されたコンデンサレンズ
32と、絞り33と、ハーフミラー34と、累進多焦点
レンズ100を吸着固定するレンズ保持装置35と、累
進多焦点レンズ100の隠しマーク103a,103
b、加入度数を表す数字104a及び識別マーク104
bの画像が投影される回転スクリーン36と、この回転
スクリーン36と累進多焦点レンズ100との間に配設
された集光レンズ37,38と、投影レンズ39と、回
転スクリーン36からの反射光を取り込むCCDカメラ
等の撮像装置40と、回転スクリーン36を回転させる
モータ41とを有している。
【0020】累進多焦点レンズ100の投影に用いられ
る光源31としては、隠しマーク103a,103b、
数字104a及び識別マーク104bの投影を良好に行
い得るように発光スペクトル幅の狭い光、例えば赤色光
のLEDが用いられ、累進多焦点レンズ100の凸面側
に配設されている。ハーフミラー34は、例えば透過率
が70%、反射率が30%のものが用いられ、これに対
応して撮像装置40が配設されている。
【0021】回転スクリーン36には、反射率を高める
ために表面にガラス、アルミニウム等の微細な粉を塗布
した反射シートが貼着されている。また、表面の明るさ
を均一化するため、回転スクリーン36をモータ41に
よって高速回転(例えば、3400rpm)させる。累
進多焦点レンズ100を保持する筒状のレンズ保持装置
35は、隠しマーク103a,103b、数字104a
及び識別マーク104bの撮影の妨げにならないように
十分に小さい外径(例えば8mmφ)を有している。
【0022】図4〜図6は、図1のレイアウト・ブロッ
ク装置の動作を示すフローチャート図である。以下、図
4〜図6を用いてレイアウト・ブロック装置の動作を説
明する。最初に、レンズ供給装置3は、制御装置8の制
御に従って、縁摺り加工の対象となる1つの累進多焦点
レンズ100(以下、加工対象レンズ100と呼ぶ)を
その凸面を上にしてレンズメータ5のレンズ保持装置3
5上に載置する。レンズ保持装置35は、レンズ支持筒
の内部を真空排気することにより、加工対象レンズ10
0をレンズ支持筒の上面開口部に吸着固定する(図4ス
テップS1)。
【0023】ホルダ供給装置1は、制御装置8の制御に
従って、レンズホルダ200を1つずつホルダ保持装置
4に供給する。弾性シール201は、ロール状の形態で
シール供給装置2に装填されている。このロールは、表
面が保護紙によって覆われたものである。シール供給装
置2は、制御装置8の制御に従って、弾性シール201
を1つずつ保護紙を剥離した状態でホルダ保持装置4に
供給する。
【0024】ホルダ保持装置4は、レンズホルダ200
と弾性シール201を受け取ると、レンズホルダ200
を保持して、このレンズホルダ200のレンズ保持面に
弾性シール201を貼り付け、加工対象レンズ100へ
のレンズホルダ200の取り付けに備えて待機状態とな
る(ステップS2)。
【0025】次に、制御装置8は、レンズメータ5の光
源31を点灯させる(ステップS3)。続いて、画像処
理装置6は、制御装置8の指示に従って、画像処理用の
タイムアップタイマを0にリセットして起動させ、時間
計測を開始する(ステップS4)。このタイムアップタ
イマは、1つの加工対象レンズ100に係る画像処理の
経過時間を計測するためのものである。
【0026】光源31からの照明光は、コンデンサレン
ズ32、絞り33及びハーフミラー34を通って加工対
象レンズ100に照射される。これにより、加工対象レ
ンズ100の表面に形成された隠しマーク103a,1
03b、数字104a及び識別マーク104bの像は、
集光レンズ37,38によって集光され、投影レンズ3
9によって回転スクリーン36上に投影される。この回
転スクリーン36に投影された像は、投影レンズ39、
集光レンズ38,37を通ってハーフミラー34で反射
され、撮像装置40の受光面に投影される。撮像装置4
0は、受光面に投影された像を光電変換して画像信号を
出力する。
【0027】画像処理装置6は、レンズメータ5の撮像
装置40から出力された画像信号をA/D変換して、こ
のA/D変換後の画像データを内部のメモリにいったん
格納する(ステップS5)。続いて、画像処理装置6
は、メモリに格納された入力画像に対する画像処理を開
始する。図7、図8は画像処理装置6による画像処理の
様子を示す説明図である。
【0028】まず、画像処理装置6は、図7(a)に示
す入力画像と所定の第1のしきい値とを比較して、輝度
値が第1のしきい値以上の画素を入力画像からそのまま
抜き出し、輝度値が第1のしきい値未満の画素について
は輝度値を0にする静的しきい値処理を行うことによ
り、入力画像から背景の領域を取り除いてレンズの領域
を切り出し、このレンズ領域の画像をメモリに格納する
(ステップS6)。
【0029】続いて、画像処理装置6は、メモリに格納
した静的しきい値処理後の画像を平滑化処理してぼかし
た画像と前記静的しきい値処理後の画像との差分を画素
毎に算出して、算出した差分が所定の第2のしきい値以
上の画素については値を「1」とし、差分が第2のしき
い値未満の画素については値を「0」とする動的しきい
値処理を行うことにより、静的しきい値処理後の画像を
2値化する(ステップS7)。
【0030】この動的しきい値処理は、差分処理によっ
て輪郭の鮮鋭化を行い、差分出力が大きいところ、すな
わち対象物の輪郭らしいところを「1」とし、それ以外
のところを「0」とするので、加工対象レンズ100の
撮影時に若干の照明むらやハレーションがあったとして
も、隠しマーク103a,103b、数字104a及び
識別マーク104bの形を抜き出すことが可能である。
この動的しきい値処理により、図7(b)のような画像
が得られる。画像処理装置6は、動的しきい値処理後の
画像をメモリに格納する。
【0031】2値化後の画像には、加工対象レンズ10
0の表面のほこりや汚れ等が含まれ、さらに2値化され
た隠しマーク自体も部分的に欠損している場合が多い。
したがって、動的しきい値処理によって得られた2値化
画像のままでは隠しマーク103a,103bを検出す
ることができないので、以下のようにノイズ成分の除去
や隠しマーク103a,103bの欠損の補修等を行っ
て隠しマーク103a,103bを検出する。
【0032】画像処理装置6は、動的しきい値処理後の
2値化画像において連結した画素「1」の集まりを1つ
の連結成分とみなし、同一の連結成分内の各画素には同
一のラベル(番号又は名前)を与えるラベリング処理を
行った後、各連結成分の幾何学的な特徴パラメータを抽
出してメモリに格納する。ここでは、各連結成分の特徴
パラメータとして、図7(c)に示す連結成分の面積
(連結成分の画素数)Sと、長径L1と短径L2の比率
(L1/L2)を抽出する。なお、図7のうち図7
(c)以降では、画素「1」の領域を斜線で表してい
る。
【0033】そして、画像処理装置6は、面積Sが予め
設定された第1の面積範囲内にあって、かつ長径L1と
短径L2の比率が予め設定された比率しきい値(例えば
1.2)以下である連結成分を円形の隠しマークの候補
領域(以下、○類似領域と呼ぶ)として抽出し、この抽
出した○類似領域の位置をメモリに格納する(ステップ
S8)。こうして、例えば図7(d)に示すような○類
似領域を抽出することができる。
【0034】○類似領域には、突起状のノイズ成分が含
まれている。そこで、画像処理装置6は、抽出した○類
似領域を所定の画素数分だけいったん収縮させた後、同
画素数分膨張させて元に戻す。○類似領域を収縮させる
と、突起状のノイズ成分が消えるので、収縮処理後の○
類似領域を膨張処理して元に戻せば、○類似領域から突
起状のノイズ成分を除去することができる(ステップS
9)。
【0035】また、○類似領域には、穴や欠損等のノイ
ズ成分が含まれている。そこで、画像処理装置6は、突
起状のノイズ成分を除去した後の○類似領域を所定の画
素数分だけ膨張させることで、○類似領域から穴や欠損
等のノイズ成分を除去して、形状補正を行う(ステップ
S10)。これにより、図7(e)に示すような形状補
正後の○類似領域が得られる。
【0036】続いて、画像処理装置6は、形状補正後の
各○類似領域の内部を図7(f)のように画素「1」で
埋めた後、各○類似領域の幾何学的な特徴パラメータを
抽出してメモリに格納する。ここでも、特徴パラメータ
としては、各○類似領域の面積Sと、長径L1と短径L
2の比率を抽出する。
【0037】画像処理装置6は、面積Sが予め設定され
た第2の面積範囲内にあって、かつ長径L1と短径L2
の比率が前記比率しきい値以下である○類似領域を円形
の隠しマークの最も有力な候補領域(以下、○領域と呼
ぶ)として抽出し、抽出した○領域の位置をメモリに格
納する(ステップS11)。そして、画像処理装置6
は、抽出した○領域の数を数えてメモリに格納する(ス
テップS12)。
【0038】次に、画像処理装置6は、前記動的しきい
値処理後の2値化画像に対してラベリング処理を行った
後、各連結成分の幾何学的な特徴パラメータを抽出して
メモリに格納する。ここでは、各連結成分の特徴パラメ
ータとして、連結成分の面積Sと長径L1と短径L2を
抽出する。
【0039】画像処理装置6は、面積Sが予め設定され
た第3の面積範囲内で、長径L1が予め設定された長径
範囲内で、かつ短径L2が予め設定された短径範囲内に
ある棒状の連結成分をH形の隠しマークの構成要素らし
い領域として抽出し、この抽出した棒状の連結成分の位
置をメモリに格納する(ステップS13)。こうして、
例えば図7(g)に示すような領域を抽出することがで
きる。
【0040】図7(g)に示す3つの棒状の領域は、H
形のような形状をしているが、連結してはいない。そこ
で、画像処理装置6は、抽出した棒状の領域を所定の画
素数(例えば、2画素程度)分だけ膨張させることで、
これらの領域を連結させて、H形の隠しマークの候補領
域(以下、H類似領域と呼ぶ)を得る(ステップS1
4)。これにより、図7(h)のような形状補正後のH
類似領域が得られる。
【0041】続いて、画像処理装置6は、形状補正後の
H類似領域を所定の画素数分だけいったん収縮させた
後、同画素数分膨張させて元に戻すことで、H類似領域
から突起状のノイズ成分を除去し(ステップS15)、
ノイズ成分を除去した後のH類似領域の幾何学的な特徴
パラメータを抽出してメモリに格納する。ここでは、H
類似領域の特徴パラメータとして、図7(i)に示すH
類似領域の高さHTと横幅Wの比率(HT/W)と、凸
面度(2次元平面における図形のくぼみ形状を示す度合
い)と、H類似領域に外接する円の直径Dと、前記○領
域からの距離とを抽出する。凸面度は円に凹みや穴があ
ると1未満となる。
【0042】画像処理装置6は、高さHTと横幅Wの比
率が予め設定された比率範囲内で、凸面度が所定の範囲
内(例えば0.6〜0.7)で、外接円の直径Dが予め
設定された直径範囲内で、かつ○領域からの距離が予め
設定された距離範囲内にあるH類似領域をH形の隠しマ
ークの最も有力な候補領域(以下、H領域と呼ぶ)とし
て抽出し、抽出したH領域の位置をメモリに格納する
(ステップS16)。そして、画像処理装置6は、抽出
したH領域の数を数えてメモリに格納する(ステップS
17)。
【0043】次に、画像処理装置6は、ステップS12
で数えた○領域数が2かどうかを判定し(ステップS1
8)、○領域数が2でない場合、○領域数が1かどうか
を判定し(ステップS19)、○領域数が1であれば、
ステップS17で数えたH領域数が1かどうかを判定す
る(ステップS20)。○領域数が2でも1でもない場
合または○領域数が1でH領域数が1でない場合、画像
処理装置6は、前記タイムアップタイマによって計測中
の経過時間が所定秒(例えば4秒)を超えたかどうかを
判定する(ステップS21)。
【0044】経過時間が所定秒を超えていない場合、画
像処理装置6は、ステップS5〜S20の処理を再び実
行する。こうして、○領域数が2でも1でもない場合ま
たは○領域数が1でH領域数が1でない場合(すなわ
ち、隠しマーク103a,103b以外のものを検出し
た場合)で、かつ経過時間が所定秒を超えていない場合
には、ステップS5〜S20の処理が繰り返し実行され
る。
【0045】ステップS21において経過時間が所定秒
を超えている場合、画像処理装置6は、画像処理による
隠しマーク103a,103bの検出が不可であると判
断して、画像処理が不可である旨を制御装置8に通知す
る画像処理不可エラー処理を行う。通知を受けた制御装
置8は、画像処理不可エラーが発生した加工対象レンズ
100をレイアウト・ブロック装置から排出する等の処
理を行う。
【0046】一方、○領域数が2の場合、または○領域
数とH領域数が共に1の場合、画像処理装置6は、2つ
の○領域間の距離または○領域とH領域間の距離を求め
て、この距離が所定値(例えば34mm)を中心とした
一定の範囲内にあるかどうかを判定する(ステップS2
2)。求めた距離が所定値を中心とした一定の範囲内に
ない場合はステップS21に進む。
【0047】次に、求めた距離が所定値を中心とした一
定の範囲内にあって、かつ○領域数とH領域数が共に1
の場合(図5ステップS23においてYES)、画像処
理装置6は、○領域の最小の外接円の中心を○領域の中
心とし、H領域の最小の外接円の中心をH領域の中心と
し、○領域の中心座標とH領域の中心座標とを算出して
メモリに格納する(ステップS24)。
【0048】続いて、画像処理装置6は、図8(a)の
ように○領域の中心とH領域の中心の中間点(基準位
置)Cの座標を算出してメモリに格納し(ステップS2
5)、さらに○領域の中心とH領域の中心を結ぶ線分
(○領域からH領域へ向かうベクトル)Vを求め、この
ベクトルVとレイアウト・ブロック装置の水平基準線1
02とがなす角(水平基準線102に対する加工対象レ
ンズ100の回転角度)θを算出してメモリに格納する
(ステップS26)。加工対象レンズ100には、レイ
アウト・ブロック装置上の本来あるべき位置に対して供
給時に角度ずれが発生している。ステップS26の処理
は、この角度ずれを求める処理である。
【0049】次に、画像処理装置6は、○領域からH領
域の方を見たとき左右いずれか一方の側(本実施の形態
では左側)にあって、かつ○領域とH領域のそれぞれの
中心からベクトルVと直角の方向に予め設定された距離
だけ離れた、予め設定された大きさの2つの矩形領域A
1,A2を前記動的しきい値処理後の2値化画像から切
り出す(ステップS27)。
【0050】そして、画像処理装置6は、切り出した2
つの矩形領域A1,A2が前記回転角度θの分だけ斜め
に傾いているので、矩形領域A1,A2を回転角度θだ
け回転させて水平基準線102と平行になるようにする
(ステップS28)。矩形領域A1,A2を回転させる
のは次の文字数のカウント処理において、文字の切り出
しが良好に行えるようにするためである。
【0051】画像処理装置6は、回転処理後の矩形領域
A1,A2内の文字を1文字ずつ切り出すことにより、
矩形領域A1,A2内の文字数を数えてメモリに格納す
る(ステップS29)。累進多焦点レンズ100上に数
字104aや識別マーク104bとして形成されている
文字のサイズ、文字ピッチは既知である。そこで、画像
処理装置6は、矩形領域A1,A2内の画像を水平方向
のみ収縮させて、各文字間の短絡等のノイズ成分を除去
した上で、文字認識技術で使用される前処理の技術を用
いて文字を切り出す。すなわち、画像処理装置6は、文
字ピッチを基にして周期的な文字間の空白を検出すると
共に、文字サイズを基にして文字の領域を検出し、文字
の切り出し位置を決定する。
【0052】次に、画像処理装置6は、加工対象レンズ
100が右眼用、左眼用のいずれのレンズであるかを判
定する(ステップS30)。円形の隠しマーク103a
とH形の隠しマーク103bが予め形成されている累進
多焦点レンズ100の場合、耳側に隠しマーク103a
と加入度数を表す数字104aがあり、鼻側に隠しマー
ク103bとレンズの種類を表す識別マーク104bが
ある。したがって、○領域からH領域の方を見たとき、
右側に数字104aと識別マーク104bがあれば右眼
用のレンズ(図9)であり、左側に数字104aと識別
マーク104bがあれば左眼用のレンズ(図8(a))
である。
【0053】本実施の形態では、ステップS27の処理
により、○領域からH領域の方を見たとき左側にある矩
形領域A1,A2を切り出している。そこで、画像処理
装置6は、ステップS29で数えた文字数が一定の範囲
内(例えば3文字以上7文字以下)の場合は左眼用のレ
ンズと判定し、文字数が一定の範囲内にない場合は右眼
用のレンズと判定する。なお、右眼用のレンズの場合に
は矩形領域A1,A2内の文字数が0で、左眼用のレン
ズの場合には文字数が5となるはずであるが、文字の誤
認識を考慮して文字数が一定の範囲内にあれば左眼用レ
ンズと判定している。
【0054】次に、画像処理装置6は、数字104aと
識別マーク104bが隠しマーク103a,103bよ
り下側にあるかどうかを判定する(ステップS31)。
例えば、ステップS30で右眼用のレンズと判定したと
き、数字104aと識別マーク104bは、前記ベクト
ルVが右向きであれば隠しマーク103a,103bよ
り下側にあり、ベクトルVが左向きであれば隠しマーク
103a,103bより上側にある。また、左眼用のレ
ンズと判定したとき、数字104aと識別マーク104
bは、ベクトルVが左向きであれば隠しマーク103
a,103bより下側にあり、ベクトルVが右向きであ
れば隠しマーク103a,103bより上側にある。
【0055】数字104aと識別マーク104bが隠し
マーク103a,103bより上側にある場合、画像処
理装置6は、加工対象レンズ100の上下が逆でレイア
ウト・ブロック装置の許容範囲外である旨を制御装置8
に通知する上下逆さエラー処理を行う。通知を受けた制
御装置8は、上下逆さエラーが発生した加工対象レンズ
100をレイアウト・ブロック装置から排出する等の処
理を行う。
【0056】数字104aと識別マーク104bが隠し
マーク103a,103bより下側にある場合、画像処
理装置6は、前記回転角度θが予め設定された範囲内
(例えば±60°)にあるかどうかを判定する(ステッ
プS32)。回転角度θが予め設定された範囲内にない
場合、画像処理装置6は、加工対象レンズ100の回転
角度がレイアウト・ブロック装置の許容範囲外である旨
を制御装置8に通知する角度オーバーエラー処理を行
う。通知を受けた制御装置8は、角度オーバーエラーが
発生した加工対象レンズ100をレイアウト・ブロック
装置から排出する等の処理を行う。
【0057】画像処理装置6は、回転角度θが予め設定
された範囲内にある場合、図6のステップS44に進
む。一方、ステップS22において求めた距離が所定値
を中心とした一定の範囲内にあって、かつ○領域数が2
の場合(図5ステップS23においてNO)、画像処理
装置6は、各○領域の最小の外接円の中心をそれぞれの
○領域の中心とし、2つの○領域の中心座標を算出して
メモリに格納する(ステップS33)。
【0058】続いて、画像処理装置6は、図8(b)の
ように2つの○領域の中心間の中間点C(幾何学中心1
01)の座標を算出してメモリに格納し(ステップS3
4)、さらに2つの○領域の中心を結ぶ線分Vを求め、
この線分Vと水平基準線102とがなす角(回転角度)
θを算出してメモリに格納する(ステップS35)。
【0059】次に、画像処理装置6は、各○領域の中心
から線分Vと直角の方向に予め設定された距離だけ離れ
た、予め設定された大きさの4つの矩形領域B1〜B4
中の1つを前記動的しきい値処理後の2値化画像から切
り出す(ステップS36)。そして、画像処理装置6
は、切り出した1つの矩形領域を回転角度θだけ回転さ
せて水平基準線102と平行になるようにする(ステッ
プS37)。
【0060】画像処理装置6は、回転処理後の矩形領域
内の文字数をステップS29と同様に数えてメモリに格
納する(ステップS38)。次いで、画像処理装置6
は、ステップS38で数えた文字数が3であるかどうか
を判定する(ステップS39)。文字数が3でない場
合、画像処理装置6は、4つの矩形領域B1〜B4から
別の矩形領域を選択して(ステップS40,S41)、
ステップS36〜S39の処理を行う。
【0061】4つの矩形領域B1〜B4内の文字数を順
次数えた結果、文字数が3の矩形領域がない場合、画像
処理装置6は、画像処理による左右判定が不可と判断し
て、ホストコンピュータ9から予め通知されている情報
を基に加工対象レンズ100が右眼用、左眼用のいずれ
のレンズであるかを判定するRL判定不能処理を行った
後、ステップS32に進む。
【0062】一方、矩形領域B1〜B4のいずれかで文
字数が3となった場合、画像処理装置6は、加工対象レ
ンズ100が右眼用、左眼用のいずれのレンズであるか
を判定する(ステップS42)。2つの円形の隠しマー
ク103a,103cが予め形成されている累進多焦点
レンズ100の場合、耳側に加入度数を表す3桁の数字
104aがあり、鼻側にレンズの種類を表す識別マーク
104bがある。したがって、文字数3の矩形領域が図
8(b)に示す矩形領域B1,B3のいずれかであれば
右眼用のレンズ(図21)であり、矩形領域B2,B4
のいずれかであれば左眼用のレンズ(図8(b))であ
る。
【0063】次に、画像処理装置6は、数字104aと
識別マーク104bが隠しマーク103a,103cよ
り下側にあるかどうかを判定する(ステップS43)。
数字104aと識別マーク104bは、文字数3の矩形
領域が矩形領域B3,B4のいずれかであれば、隠しマ
ーク103a,103cより下側にあり、文字数3の矩
形領域が矩形領域B1,B2のいずれかであれば、隠し
マーク103a,103cより上側にある。
【0064】数字104aと識別マーク104bが隠し
マーク103a,103cより上側にある場合、画像処
理装置6は、前述のように上下逆さエラー処理を行う。
また、数字104aと識別マーク104bが隠しマーク
103a,103cより下側にある場合、画像処理装置
6は、前述のステップS32の処理を行う。
【0065】次に、ステップS44において、画像処理
装置6は、加工対象レンズ100の左右判定の結果と算
出した中間点Cの座標と回転角度θとを制御装置8に送
信し、制御装置8は、加工対象レンズ100の左右判定
の結果と回転角度θとをホストコンピュータ9に送信す
る。さらに、制御装置8は、レンズメータ5の光源31
を消灯させる(ステップS45)。
【0066】ホストコンピュータ9は、レイアウト・ブ
ロック装置への供給時に加工対象レンズ100のトレイ
に貼り付けられていたバーコードをバーコードリーダで
読み取ることにより、加工対象レンズ100が右眼用、
左眼用のいずれのレンズであるかを予め認識している。
ホストコンピュータ9は、バーコードから読み取った結
果と制御装置8から送られた左右判定の結果とを照合す
ることで、バーコードが表す内容とトレイに載せられて
いた実際の加工対象レンズ100とが一致するかどうか
をチェックすることができる。
【0067】そして、ホストコンピュータ9は、予め記
憶している加工対象レンズ100のレイアウトデータ
(幾何学中心101と隠しマーク103a,103bと
アイポイント110の相互の位置関係を表すデータ)を
回転角度θに応じて角度補正した上で、角度補正後のレ
イアウトデータに基づいてブロックデータ(幾何学中心
101を基準としてアイポイント110の位置を表すデ
ータ)を演算して制御装置8に送信する(ステップS4
6)。
【0068】画像処理装置6によって検出された中間点
Cは加工対象レンズ100の幾何学中心101である
が、このときの中間点Cは供給時の水平方向(図8左右
方向)及び垂直方向(図8上下方向)の位置ずれのため
にレイアウト・ブロック装置上の本来あるべき位置から
ずれている。つまり、加工対象レンズ100には水平方
向及び垂直方向の位置ずれが発生している。一方、前記
ブロックデータは、加工対象レンズ100の角度ずれに
ついては前述のように補正されているが、水平方向及び
垂直方向の位置ずれについては位置ずれがないことを前
提として計算されている。
【0069】そこで、制御装置8は、レンズ供給装置3
によって加工対象レンズ100をレンズメータ5から所
定のレンズ保持位置へ搬送させる際に、加工対象レンズ
100の水平方向及び垂直方向の位置ずれを中間点Cの
座標に基づいて補正させた上で、ホストコンピュータ9
からのブロックデータに基づき加工対象レンズ100の
アイポイント110がホルダ保持装置4によって保持さ
れているレンズホルダ200の真下に来るようレンズ供
給装置3を制御する(ステップS47)。
【0070】続いて、制御装置8は、加工対象レンズ1
00の供給時の角度ずれを補正するために、ホルダ保持
装置4を制御して、レンズホルダ200を回転角度θだ
け回転させて角度補正を行う(ステップS48)。そし
て、制御装置8は、ホルダ保持装置4を制御して、レン
ズホルダ200を下降させ、レンズホルダ200に貼り
付けられている弾性シール201を加工対象レンズ10
0に押しつけて密着させる。これにより、図2に示すよ
うに、レンズホルダ200は、弾性シール201を介し
て加工対象レンズ100の加工中心(アイポイント11
0)に取り付けられる(ステップS49)。
【0071】制御装置8は、ホルダ保持装置4を制御し
て、レンズホルダ200を加工対象レンズ100と一緒
に所定の取り出し位置へ搬送させ(ステップS50)、
続いてレンズ搬送装置7を制御して、取り出し位置の加
工対象レンズ100を縁摺り加工装置へ搬送させる(ス
テップS51)。以上で、1つの加工対象レンズ100
に対するレイアウト・ブロック装置の処理が終了する。
【0072】縁摺り加工装置に送られた加工対象レンズ
100には、レンズ枠形状データ及び装用者の処方デー
タに基づいたヤゲン加工等の縁摺り加工が縁摺り加工装
置によって施され、フレーム枠の形状と略一致する輪郭
形状の眼鏡レンズが製作される。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、加工対象の眼鏡レンズ
の画像を撮影して2値化し、2値化画像に含まれる個々
の図形の幾何学的な特徴パラメータを抽出して、この特
徴パラメータが所定の条件に合う図形を隠しマークの画
像として抽出するので、従来のテンプレートマッチング
を用いる方法に比べて隠しマークの検出に要する時間を
短縮することができ、またテンプレートマッチングの場
合に必要な拡大光学系が不要となるので、コストを低減
することができる。さらに、眼鏡レンズとレンズホルダ
の位置合わせを作業者が手作業で行う場合と比べて、高
精度の位置合わせを実現でき、また作業者の負担を著し
く軽減することができる。その結果、眼鏡レンズとレン
ズホルダの高精度の位置合わせを能率良く短時間で行う
ことができる。
【0074】また、眼鏡レンズに予め形成された少なく
とも2つの隠しマークを2値画像上で抽出し、この隠し
マークの位置に基づいて眼鏡レンズの正規の位置に対す
る角度ずれを求めることにより、角度補正を行った上で
眼鏡レンズの加工中心位置を求めることができ、角度ず
れが著しい眼鏡レンズについては加工を中止することも
できる。
【0075】また、眼鏡レンズに予め形成された少なく
とも2つの隠しマークを2値画像上で抽出し、この隠し
マークの位置に基づいて、眼鏡レンズに予め形成された
加入度数を表す文字を2値化画像上で検出して、検出し
た文字の位置から眼鏡レンズが右眼用、左眼用のいずれ
のレンズであるかを判定することにより、所望のレンズ
と異なる眼鏡レンズが誤って送られてきていないかどう
かをチェックすることができ、眼鏡レンズが誤って送ら
れてきていると判断した場合には、眼鏡レンズの加工を
中止することもできる。
【0076】また、眼鏡レンズに予め形成された少なく
とも2つの隠しマークを2値画像上で抽出し、この隠し
マークの位置に基づいて、眼鏡レンズに予め形成された
加入度数を表す文字を2値化画像上で検出して、検出し
た文字の位置から眼鏡レンズの上下を判定することによ
り、上下が逆の状態で供給された眼鏡レンズの加工を中
止することが可能となる。
【0077】また、基準位置と加工中心位置との位置関
係を表すレイアウトデータを画像処理手段と別の演算手
段に記憶させて、演算手段で眼鏡レンズの加工中心位置
を計算させることにより、画像処理手段で大量のデータ
を保持する必要がなくなり、加工対象の眼鏡レンズに応
じたレイアウトデータの登録も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態となる累進多焦点レンズ
用レイアウト・ブロック装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 累進多焦点レンズに弾性シールを介してレン
ズホルダを取り付けた状態を示す側面図である。
【図3】 図1のレイアウト・ブロック装置のレンズメ
ータの構成を示すブロック図である。
【図4】 図1のレイアウト・ブロック装置の動作を示
すフローチャート図である。
【図5】 図1のレイアウト・ブロック装置の動作を示
すフローチャート図である。
【図6】 図1のレイアウト・ブロック装置の動作を示
すフローチャート図である。
【図7】 図1のレイアウト・ブロック装置の画像処理
装置による画像処理の様子を示す説明図である。
【図8】 図1のレイアウト・ブロック装置の画像処理
装置による画像処理の様子を示す説明図である。
【図9】 累進多焦点レンズの隠しマーク、幾何学中心
等の位置関係を示す平面図である。
【図10】 累進多焦点レンズの他の例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1…ホルダ供給装置、2…シール供給装置、3…レンズ
供給装置、4…ホルダ保持装置、5…レンズメータ、6
…画像処理装置、7…レンズ搬送装置、8…制御装置、
9…ホストコンピュータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工治具を取り付ける加工中心位置を加
    工対象の眼鏡レンズ上で求める眼鏡レンズの位置合わせ
    方法であって、 加工対象の眼鏡レンズの画像を撮影して2値化する手順
    と、 2値化画像に含まれる個々の図形の幾何学的な特徴パラ
    メータを抽出して、この特徴パラメータが所定の条件に
    合う図形を前記眼鏡レンズに予め形成された隠しマーク
    の画像として抽出する手順と、 抽出した隠しマークの位置に基づいて、前記加工中心位
    置と所定の位置関係にある基準位置を前記2値画像上で
    求める手順とを有することを特徴とする眼鏡レンズの位
    置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の眼鏡レンズの位置合わせ
    方法において、 前記眼鏡レンズに予め形成された少なくとも2つの前記
    隠しマークを前記2値画像上で抽出し、この隠しマーク
    の位置に基づいて前記眼鏡レンズの正規の位置に対する
    角度ずれを求めることを特徴とする眼鏡レンズの位置合
    わせ方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の眼鏡レンズの位置合わせ
    方法において、 前記基準位置と前記加工中心位置との位置関係を表すレ
    イアウトデータを前記角度ずれに応じて角度補正し、角
    度補正後のレイアウトデータに基づいて前記加工中心位
    置を求めることを特徴とする眼鏡レンズの位置合わせ方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の眼鏡レンズの位置合わせ
    方法において、 前記眼鏡レンズに予め形成された少なくとも2つの前記
    隠しマークを前記2値画像上で抽出し、この隠しマーク
    の位置に基づいて、前記眼鏡レンズに予め形成された加
    入度数を表す文字を前記2値化画像上で検出して、検出
    した文字の位置から前記眼鏡レンズが右眼用、左眼用の
    いずれのレンズであるかを判定することを特徴とする眼
    鏡レンズの位置合わせ方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の眼鏡レンズの位置合わせ
    方法において、 前記眼鏡レンズに予め形成された少なくとも2つの前記
    隠しマークを前記2値画像上で抽出し、この隠しマーク
    の位置に基づいて、前記眼鏡レンズに予め形成された加
    入度数を表す文字を前記2値化画像上で検出して、検出
    した文字の位置から前記眼鏡レンズの上下を判定するこ
    とを特徴とする眼鏡レンズの位置合わせ方法。
  6. 【請求項6】 加工対象の眼鏡レンズの加工中心位置を
    求め、この加工中心位置に加工治具を取り付ける眼鏡レ
    ンズのレイアウト・ブロック装置であって、 加工対象の眼鏡レンズの画像を撮影する撮影手段と、 撮影された画像を2値化して、2値化画像に含まれる個
    々の図形の幾何学的な特徴パラメータを抽出して、この
    特徴パラメータが所定の条件に合う図形を前記眼鏡レン
    ズに予め形成された隠しマークの画像として抽出し、抽
    出した隠しマークの位置に基づいて、前記加工中心位置
    と所定の位置関係にある基準位置を前記2値画像上で求
    める画像処理手段とを有することを特徴とする眼鏡レン
    ズのレイアウト・ブロック装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の眼鏡レンズのレイアウト
    ・ブロック装置において、 前記画像処理手段は、前記眼鏡レンズに予め形成された
    少なくとも2つの前記隠しマークを前記2値画像上で抽
    出し、この隠しマークの位置に基づいて前記眼鏡レンズ
    の正規の位置に対する角度ずれを求めることを特徴とす
    る眼鏡レンズのレイアウト・ブロック装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の眼鏡レンズのレイアウト
    ・ブロック装置において、 前記基準位置と前記加工中心位置との位置関係を表すレ
    イアウトデータを眼鏡レンズ毎に予め記憶し、前記加工
    対象の眼鏡レンズに対応するレイアウトデータを前記角
    度ずれに応じて角度補正して、角度補正後のレイアウト
    データに基づいて前記加工中心位置を求める演算手段を
    有することを特徴とする眼鏡レンズのレイアウト・ブロ
    ック装置。
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