JP2001525003A - 環式エーテルの重合方法 - Google Patents

環式エーテルの重合方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、1種または複数のピラードインターレイヤード粘土(PILC)を含有する不均一系触媒上で環式エーテルを重合する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 環式エーテルの重合方法 本発明は、1種以上のピラードインターレイヤード粘土(pillared interlaye red clay)(PILC)からなる不均一系触媒上での環式エーテルの重合方法に 関する。 ポリ(オキシブチレングリコール)としても知られているポリテトラヒドロフ ラン(PTHF)はポリウレタン、ポリエステルおよびポリアミドのエラストマ ーの製造のための中間物質であり、これらはジオール成分として使用される。P THFの導入はこれらのポリマーを柔軟かつフレキシブルにし、このことはPT HFがこれらのポリマーのソフトセグメント成分(soft segment component)と して知られている所以である。モノカルボン酸のポリテトラヒドロフランモノエ ステルは、例えば可塑剤(US−A4482411号)、含浸剤、モノマー(E P−A286454号)、乳化剤および分散剤として使用され、古紙のリサイク ルのための脱インキのためにも使用される。 触媒を使用するテトラヒドロフラン(THF)のカチオン重合は、メエルヴァ イン他(Meerwein et al.(1960)Angew.Chem.72,927)によって記載されている 。使用される触媒は事前に成形した触媒(preshaped ca talyst)であるか、または反応混合物中においてその場で形成される。後者の場 合にはTHF重合を開始するオキソニウムイオンを発生させるが、その際強いル イス酸、例えば三塩化ホウ素、三塩化アルミニウム、四塩化スズ、五塩化アンチ モン、塩化鉄もしくは五フッ化リンまたは強いブレンステッド酸、例えば過塩素 酸、テトラフルオロホウ酸、フルオロスルホン酸、クロロスルホン酸、ヘキサク ロロスズ酸、ヨウ素酸、ヘキサクロロアンチモン酸もしくはテトラクロロ鉄酸が 使用され、かつ促進剤と呼ばれる反応性化合物、例えば酸化アルキレン、例えば 酸化エチレン、酸化プロピレン、エピクロロヒドリンもしくは酸化ブチレン、オ キセタン、オルトエステル、アセタール、α−ハロエーテル、ハロゲン化ベンジ ル、ハロゲン化トリアリールメチル、酸塩化物、β−ラクトン、カルボン酸無水 物、塩化チオニル、オキシ塩化リンもしくはスルホン酸ハロゲン化物が使用され る。しかしながら、多様な触媒系のごく僅かが工業的に重要である。それという のも前記の幾つかは非常に腐食性であり、かつ/またはPTHF製造の間に使用 が限定される着色された生成物をもたらすからである。更に、これらの触媒系の 多くは厳密な触媒ではないが、製造すべき高分子に対する化学量論的量で使用せ ねばならず、かつ重合の間に消費される。US−A3358042号によるフル オロスルホン酸を触媒として使用するPTHFの製造 は、例えばPTHFの各分子のために約2分子のフルオロスルホン酸の使用が要 求される。ハロゲン含有触媒の使用は、PTHF重合においてハロゲン化副生成 物が形成し、この副生成物を純粋なPTHFから除去するのが困難であり、PT HFの特性に悪影響を及ぼすという欠点を有している。 前記の促進剤の存在でのPTHFの製造において、これらの促進剤はテロゲン としてPTHF分子に導入され、その結果としてTHF重合の一次生成物はPT HFでなく、PTHF誘導体、例えばPTHFジエステルもしくはジスルホネー トであり、これらから更なる反応、例えば鹸化もしくはエステル交換反応によっ てPTHFを遊離させる必要がある(US−A2499725号およびDEA2 760272号)。一般にテロゲンは重合において連鎖停止および/または連鎖 移動を引き起こす化合物である。酸化アルキレンを促進剤として使用する場合に は、これらはコモノマーとしても作用し、ポリマー中に導入され、PTHFと異 なる適用特性を有するTHF−酸化アルキレンコポリマーの形成が惹起される。 PTHFは、水、1,4−ブタンジオールもしくは低分子量PTHFオリゴマ ーの存在下でTHFを重合することによって一工程で製造することができる。テ ロゲンとして2−ブチン−1,4−ジオールを使用する場合には、THFと2− ブチン−1,4−ジオール とのコポリマーが形成するが、これらに含有される三重結合の水素添加によりP THFに変換してもよい。 US−A5149862号は、反応媒体に不溶性の酸性不均一系重合触媒とし ての、硫酸塩をドーピングした二酸化ジルコニウムの使用を開示している。 酢酸および酢酸無水物の混合物を反応媒体に添加して反応を促進する。それと いうのも重合はこれらの促進剤なしでは非常に遅く、かつ19時間での変換率は わずか6%だからである。この方法は二酢酸PTHFをもたらし、これは引き続 きの鹸化もしくはエステル交換反応によってPTHFに変換する必要がある。 PTHFジエステルは、EP−A0003112号に記載されるような漂白土 触媒(bleaching earth catalyst)を使用するTHFの重合においても形成する 。 US−A4303782号はゼオライトを使用してPTHFを製造している。 この方法によって得られるTHFポリマーは非常に大きい平均分子量(Mn=25 0000〜500000D)を有し、一般に前記の適用に許容されない。従って 、該方法も工業的に重要でない。 DE4433606号は、例えば酸素を含有するモリブデンおよび/またはタ ングステンの化合物の触媒的活性量を酸化物担体材料上に有し、酸素を含有する モリブデンおよび/またはタングステンの化合物の前 駆化合物の担体材料前駆物質上への適用後に500〜1000℃で焼成した不均 一系担持触媒上でTHFを重合することによる一工程でのPTHFの製造を記載 している。これらの触媒は担体材料として高価な二酸化ジルコニウムが使用され るという欠点を有している。 本発明の課題は、環式エーテルの重合を有利な方法で、特に高い空時収量で、 かつ前記の欠点を有さずに実施可能にする方法を提供することである。 前記課題は、例えばフィグエラスまたはジョーンズ(Figueras,F.,Catal.Re v.Sci Eng.30(3)(1988),457 or Jones,Catal.Today2(1988)357)から公知で ある1種以上のピラードインターレイヤード粘土(PILC)からなる不均一系 触媒上での環式エーテルの重合法によって解決されることが判明した。 一般にPILCは、1種以上の金属化合物が柱の形で層間に挿入された層状構 造である(例えば前記のフィグエラス,F(1988)の図2参照)。一般に層 間の距離は約4〜80Å、有利には約8〜30Å、特に約8〜25Åである。挿 入された金属化合物によって層状構造間に拡張された空間は本発明の重合反応物 のための細孔容積として使用される。更なる細孔容積は、例えば層剥離(delami nation)によって形成される、いわゆる“カードハウス”構造が形成する。 柱形のために有利な金属化合物は、元素の周期律表 の主族IIIおよびIVの元素、特にアルミニウム、ガリウム、インジウム、タ リウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズまたは鉛、特にアルミニウム、ガリウムも しくはケイ素の酸化物および/または硫化物、または遷移族の元素、有利にはチ タン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モ リブデン、タングステン、マンガンもしくは鉄、特にチタン、ジルコニウム、バ ナジウム、タンタル、クロムもしくは鉄の酸化物および/または硫化物であり、 これらは、例えば1種の別のものとの混合物または、例えば他のマグネシウム、 ホウ素、コバルトもしくはニッケルの酸化物および/または硫化物との混合物と して存在していてもよい。酸化物の柱が有利である。 有用な金属酸化物の例は、Al23、ZrO2、TiO2、Cr23、Ga23 、SiO2、Ta25、Fe23およびV25である。存在してもよい他の酸化 物の例はMgO、B23、Co23またはNiOである。アルミニウム/マグネ シウムの混合酸化物が生じるAl23およびMgOの混合物が特に有利である。 硫化物の例はFe23である。 ペロフスカイト構造を有する金属化合物、例えばLaCoO3、LaNiO3、 LaMnO3および/またはLaCuO3も柱として適当である(例えばWO92 /00808号参照)。 挿入される金属の量は、完成PILCに対して、か つ金属の質量%として計算して有利には約1〜50質量%、特に2〜35質量% である。 PILCを製造するために適当な層状化合物は、有利には層状ケイ酸塩、特に 粘土である。粘土鉱物の例はスメクタイト鉱物、例えば純粋な形の、またはベン トナイト構成物としてのモンモリロナイトである。スメクタイトの他の例はバイ デライト、ヘクトライト、ノントロナイト、ソーコナイトもしくはサポナイトで ある(例えばUS5409597号、表1参照)。粘土鉱物の他の例はバーミキ ュライト、雲母および縞状雲母であり、かつ層状ケイ酸塩の例はカネマイト(ka nemite)、イレライト(ilerite)、マガジイト(magadiite)、マカタイト(ma katite)またはケニアイト(kenyaite)である。 他の適当な層状化合物の例は、α−ジルコニウムリン酸塩、四ケイ素雲母、ブ ルーサイト、ケイ酸タイプI(silicic acid type I)もしくはレクトライトで ある(例えばVaughan,D.E.W.(1988)“Developments in Pillared Interlayere d Clays”in Perspectives in Molecular Sieve Science(Flank,W.H.& Whyte, Th.E.Jr.eds.),ACS Symposium Series,368,308-323,Chapter 19,American Chemical Society;Szostak,R.& Ingram,C.(1995)“Pillared Layered Structu res(PLS):From Microporous to Nano-phase Materials”in Catalysis by Micr oporous Materials,Studies in Surface Science and Catalysis vol.94,13(Beyer,H.K.et al.,eds.)Els evier Science B.V.)。 簡単にするために、本明細書中に使用されるようなPILCは粘土鉱物から製 造されていない他のピラードレイヤード構造(pillared layered structure)も 含む。 一般にPILCは、市販されている、天然に存在するかまたは合成であり、未 処理もしくは事前に処理した層状化合物から製造される(例えばMokaya,R.& Jo nes,W.(1994)J.Chem.Soc.Chem.Commun.,929-930またはWO95/14530 号参照)。 1種以上の金属化合物は、事前に処理されているか、または未処理である層状 化合物中に、例えば以下の一般に公知の方法によって挿入してもよい(例えばU S4238364号またはWO95/14530号参照)。 まず、一般に負に荷電している層状化合物を分散媒体、例えば水に分散させ、 引き続き前記の1種以上の金属のオリゴマーヒドロキシドイオンを含有する溶液 と混合し、この際イオンは一般に正に荷電している。金属ヒドロキシド溶液を、 例えば当業者に公知の方法による相応の塩溶液のアルカリ加水分解によって製造 してよい。有用な出発化合物はAlCl3、アンモニウムクロロヒドレート、硝 酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、塩化ジルコニル、硝酸ジルコニル、塩化チ タ ニル、硝酸チタニル、四塩化チタン、硝酸クロム(III)、硝酸鉄(III) 、塩化スズ(IV)、硝酸スズ(IV)、酢酸スズ(IV)である。これらの塩 の溶液を使用して相応のヒドロキシドを、例えばアンモニア水溶液、水酸化ナト リウム溶液もしくは炭酸ナトリウム溶液を使用して製造する。選択的に、ヒドロ キシドは、希酸または弱酸、例えば酢酸を相応の金属の水溶性ヒドロキソ錯体に 添加することによって得ることができる。同様に、有機金属化合物の加水分解に よりヒドロキシド、例えば相応の金属のアルコレート、例えばジルコニウムテト ラエタノレート、ジルコニウムテトライソプロピレート、チタンテトラメタノレ ート、チタンテトライソプロピレートを得ることもできる。本発明の目的のため には、“ヒドロキシド”は前記の金属のオリゴマーのイオンのための総称であり 、例えばこれらはオキシドヒドレート、ポリマーヒドロキソ錯体もしくは他の陰 イオン、例えば塩化物イオンもしくはアルコレートイオンを含んでもよい。次い で該懸濁液を、例えば約0〜100℃、有利には約20〜95℃で、約30分〜 1時間の間撹拌し、かつ層状化合物を、例えば濾過もしくは遠心分離によって分 離し、例えば脱イオン水で洗浄し、空気中または不活性ガス、例えば窒素雰囲気 下で約100〜160℃で通常乾燥させ、約150〜600℃、有利には約20 0〜500℃で約2〜16時間焼成する。凍結乾燥も 可能である。正に荷電している金属ヒドロキシドの例は[Al134(OH)24 (H2O)127+または[Zr4(OH)8(H2O)168+であり、これらは酸化 アルミニウムもしくは酸化ジルコニウムの化合物(“柱”)、すなわち挿入およ び焼成によってAl−PILCもしくはZr−PILCをもたらす。 他の態様においては、層状化合物を1種以上の金属化合物の挿入の前または後 に、かつ以下に詳細に記載する成形方法の前に1種以上の酸で処理する。それと いうのも酸処理はPILCの細孔容積および活性を増加させることができるから である。無機酸、例えば塩酸、フッ化水素酸、硫酸、リン酸および/または有機 酸、例えばシュウ酸を使用する酸処理が有利である。一般に酸処理は、約0.0 01〜20N、有利には約0.1〜10Nの酸を約0〜150℃で、約1〜10 0時間、有利には約1〜24時間で層状鉱物の水性スラリー中で使用する。除去 および洗浄の後に、一般に材料を約150〜600℃、有利には約200〜50 0℃で約2〜16時間焼成する。 選択的な態様においては、更に層状化合物を以下に詳細に記載する成形工程の 後に酸処理をし、残留しているアルカリ金属およびアルカリ土類金属のイオンを 水素イオンと交換してもよい。この場合には一般に、層状化合物を約3〜25% 濃度の酸を使用して約60〜80℃で約1〜3時間酸処理し、約100〜160 ℃で乾燥させ、約200〜600℃で焼成する。特に、例えば硫酸でのZrO2 −PILC、TiO2−PILCまたはFe23−PILCの酸処理は硫酸化さ れた金属酸化物柱および特定の熱安定性を有するPILCをもたらす(Farfan-T orres,E.M.& Grange,P.,Catal.Sci.Technol.1(1991)103-109)。 残留しているアルカリ金属イオンおよびアルカリ土類金属イオンを水素イオン と交換する他の方法は、アンモニウム塩および/またはアミン塩での処理である 。このために、層状化合物を1種以上の金属化合物での挿入の前または後に約0 .1〜40質量%濃度、有利には約5〜30質量%濃度のアンモニウム塩溶液、 例えば塩化アンモニウム溶液および/または硝酸アンモニウム溶液および/また は揮発性アミン、例えばエチルアミンの塩溶液によって層状化合物の水性スラリ ー中で約0〜100℃で約1〜100時間、有利には約1〜24時間処理する。 除去および洗浄の後に、一般に材料を約150〜600℃、有利には約200〜 500℃で約2〜16時間焼成し、再びアンモニアまたは揮発性アミンをそれぞ れ分離する。 別の態様においては、層状鉱物を挿入の前または後に1種以上のフッ化物、例 えばフッ化アンモニウムを使用して、層状鉱物のヒドロキシル基をフッ素で置換 (例えばUS5308812号)および/または挿入した金属酸化物のフッ素添 加(US5409597号 )のどちらかでフッ素添加する。 別の態様においては、層状化合物を更に金属イオン、特に遷移金属イオン、例 えばチタンイオン、ジルコニウムイオン、ニオブイオン、モリブデンイオン、タ ングステンイオン、レニウムイオン、ニッケルイオン、鉄イオン、コバルトイオ ンならびに/または希土類金属イオン、例えばセリウムイオン、イットリウムイ オンおよび/またはランタンイオンによって1種以上の金属酸化物の挿入の前ま たは後に、かつ成形方法の前または後にドーピングする(例えばUS42383 64号またはJiang et al.in Proc.9th Int.Zeolite Conf.2(1992)631-638参照 )。有利な態様においては、事前に成形したPILCを流管中に装入し、その中 を金属イオン、例えばハロゲン化物、酢酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩および/ または硝酸塩の形で約20〜100℃で通過させる。触媒のドーピングの別の方 法は、PILCを前記の遷移金属塩の溶液、例えば水溶液もしくはアルコール溶 液で含浸することである。引き続き、所望であれば既に前記に詳細に記載した条 件下で材料を乾燥させ、更に焼成する。また、金属をドーピングしたPILCを 水素および/または蒸気で後処理することも有利なこともある。 一般に本発明の方法のために使用すべきPILCをそれ自体で成形するか、ま たは、有利には約98:2ないし約40:60の比で結合剤と一緒に成形し、成 形体、例えば押出物またはペレットを得ることができる。適当な結合剤は種々の アルミナ、有利にはベーマイト(AlOOH)、非晶質アルミノケイ酸塩、シリ カ、有利には微粉シリカ、微粉チタニアおよび/または粘土、例えばカオリンで ある。成形方法の後に、押出物または圧縮物を有利には約110〜120℃で一 晩乾燥させ、次いで約150〜600℃、有利には約200〜500℃で約2〜 16時間焼成し、その際焼成は重合反応器中で直接実施できる。本発明の方法を 懸濁状態で実施する場合は、不均一系触媒を粉末として使用するか、または不均 一系触媒を固定床中に配置する場合には、例えば柱状、球状または顆粒状で成形 体として使用する。不均一系触媒を固定床中に配置することは、特に、例えばル ープ型反応器を使用するかまたは方法を連続的に実施する場合に有利である。 一般に前記の不均一系触媒は、約50〜400m2-1、有利には約60〜3 00m2-1、特に100〜300m2-1のBET表面積を有し、意想外にも環 式エーテルの重合に非常に有利である。この特性は特に意想外であった。それと いうのも該触媒は従来石油化学的方法においてのみ、例えば炭化水素のアルキル 化、異性化もしくはクラッキングのための触媒として使用されており、すなわち 該方法と本発明の方法とは関連がないためである。 有用な環式エーテルは、特に式(I): [式中、 R1は、結合または1〜8個の炭素原子、有利には1〜4個の炭素原子、特に2 個の炭素原子であり、これらは基R6および/またはR7によって置換されていて もよく、 R2、R3、R4、R5、R6およびR7はそれぞれ互いに独立して水素、1〜4個の 炭素原子を有する飽和またはモノ不飽和もしくはポリ不飽和のアルキル基または 炭素原子6個を有するアリール基であり、その際、R2、R3、R4、R5、R6お よび/またはR7は2〜8個の炭素原子、有利には4〜5個の炭素原子を介して 結合していてもよく、これらの炭素原子は1個以上のR6および/またはR7のよ うな基で置換されていてもよい]の環式エーテルである。特に有利な環式エーテ ルは、酸化エチレン、酸化プロピレン、オキセタン、テトラヒドロフラン(TH F)、テトラヒドロピラン、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メチルテトラ ヒドロフラン、および酸化スチレン、特にTHF、2−メチルテトラヒドロフラ ンもしくは3−メチルテトラヒドロフランまたは前記の1種以上の環式エーテル と水、それぞれ1〜12個、有利には1〜6個、特に1〜4個の炭素原子を有す るアルカンジオール、アルケ ンジオールもしくはアルキンジオールからなる群から選択される少なくとも1種 のテロゲン化合物、殊に水、1,4−ブタンジオールおよび/または2−ブチン −1,4−ジオール、約200〜700ダルトンの分子量を有するポリテトラヒ ドロフラン(PTHF)、1〜10個、有利には1〜8個の炭素原子を有するモ ノカルボン酸、特にギ酸、酢酸、プロピオン酸、2−エチルヘキサン酸、アクリ ル酸および/またはメタクリル酸、ならびに/または2〜20個、有利には2〜 8個の炭素原子を有するモノカルボン酸のカルボン酸無水物、特に無水酢酸、無 水プロピオン酸および/または無水酪酸、殊に水、1,4−ブタンジオール、ギ 酸、酢酸、2−ブチン−1,4−ジオールおよび/または無水酢酸との混合物で ある。特に有利にはTHFと1,4−ブタンジオールの混合物、有利にはTHF 1モルおよび1,4−ブタンジオール約0.1〜15モルの混合物、THFおよ び1,4−ブタンジオール/水の混合物、THFおよび低分子量PTHFの混合 物またはTHFおよび無水酢酸の混合物である。 原則的に触媒的重合のための、すなわち市販の環式エーテルまたは酸処理もし くは蒸留によって予備精製(prepurified)された環式エーテルも含む任意の環 式エーテルを使用することができる。酸処理によって予備精製されたTHFは、 例えばEP−A−0003112号に記載されている。 有利にはテロゲンを環式エーテル自体、例えばTHFに溶解する。更に、使用 されるテロゲンの量により重合生成物の平均分子量を制御することができる。反 応混合物のテロゲン含有量が高まると、重合生成物の平均分子量が低下する。こ れにより、例えば重合混合物のテロゲン含有量による制御された方法で約250 〜10000の平均分子量を有するPTHFもしくは相応のPTHFコポリマー を製造することが可能である。有利には本発明の方法を、平均分子量約500〜 10000ダルトン、特に約650〜5000ダルトンを有するPTHFまたは 相応のPTHFコポリマーもしくは相応の誘導体を製造するために使用する。こ のために相応のテロゲンを環式エーテル、例えば使用されるTHFの量に対して 約0.01〜20モル%、有利には約0.05〜10モル%およびより有利には 約0.1〜8モル%の量で添加する。 例えばテロゲンの2−ブチン−1,4−ジオールを、例えばWO96/276 26号に詳細に記載されているようなC−C三重結合もしくはC−C二重結合を 有するポリオキシアルキレングリコールの触媒的製造または、例えばDE195 275号に詳細に記載されているようなTHFと2−ブチン−1,4−ジオール のコポリマーの触媒的製造のために使用する。あるいは、DE4433606号 もしくはWO96/09335号にも記載されており、これらにはPTHFおよ びPTHFコポリマーの触媒的製造が詳細に記載されている。 一般に触媒的重合は約0〜80℃、有利には約25℃ないし反応混合物の沸点 、例えばTHFに関しては66℃以下で実施される。一般に適用される圧力は本 発明の方法による好結果の重合のためには重要ではなく、一般に重合は大気圧ま たは重合システムの自生圧力(autogenous pressure)下で実施する。エーテル ペルオキシドの形成を避けるために、一般に不活性ガス雰囲気、例えば窒素、水 素、二酸化炭素もしくは希ガス、例えばアルゴン、有利には窒素の下での重合が 有利である。 本発明の方法は連続的またはバッチ式に実施でき、その際一般に連続的方法が 経済的理由から有利である。バッチ式方法においては環式エーテル、例えばTH F、相応のテロゲンおよび触媒を一般に前記の温度で撹拌槽またはループ型反応 器中で所望の環式エーテルの変換率が達成されるまで反応させる。反応時間は、 添加される触媒の量に依存して約0.5〜40時間、有利には約1〜30時間で あってよい。一般に触媒は、環式エーテル、例えばTHFの質量に対して約1〜 90質量%、有利には4〜70質量%、特に約8〜60質量%の量で使用される 。 反応排出物を、例えばバッチ式方法において排出物中に存在する触媒を、有利 には濾過、デカンテーショ ンまたは遠心分離によって分離することによって後処理し、一般に蒸留されかつ 未変換のTHFを通常留去し、低分子量PTHFを、所望であれば減圧下での蒸 留によってポリマーから除去してもよい。低分子量PTHFを重合にリサイクル し、テロゲンとして作用させ、より大きい分子量を有するPTHFに変換しても よい。 触媒的重合反応の生成物は、PTHF、PTHF誘導体および/またはTHF のコポリマーならびに少なくとも1種の前記の化合物、例えばTHFとモノカル ボン酸との反応から得られるPTHFモノエステル、THFと無水カルボン酸と の反応から得られるPTHFジエステル、またはTHFと2−ブチン−1,4− ジオールとの反応から得られるTHF/ブチンジオールのコポリマーである。次 いで該誘導体またはコポリマーを直接PTHFへと、既に前記で記載した一般的 に公知の方法による鹸化もしくは水素添加によって変換してもよい。 殊に水および/または1,4−ブタンジオールおよび/または低分子量PTH Fおよび/または無水酢酸をテロゲンとして使用する環式エーテルの重合、特に THFの重合を、本発明の方法によって一工程において高い空時収量で、従って 特に有利な方法で達成できることは特に意想外である。また分子量約200〜7 00ダルトンを有する低分子量の開鎖PTHF(低分 子量PTHF)をテロゲンとして使用する際に本発明の方法は特に有利である。 PTHFおよび1,4−ブタンジオールは2個のヒドロキシル基を有するので、 これらはテロゲンとしてPTHF鎖の末端に導入されないだけでなく、モノマー としてもPTHF鎖中に導入されない。 以下の実施例により以下の実施例を説明する。実施例 実施例において製造されるポリマーの分子量分布(多分散性D)は、重量平均 分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比から等式: Mw/Mn=D [式中、 MwおよびMnは較正のために標準化ポリスチレンを使用するゲル浸透クロマトグ ラフィーによって決定した]によって計算した。得られたクロマトグラムから数 平均Mnを等式: Mn=Σci/(Σ(ci/Mi)) により計算し、かつ重量平均Mwは等式: Mw=Σcii/Σci によって計算するが、その際、式中のciはポリマー混合物中の個々のポリマー 種iの濃度であり、Miは個々のポリマー種の分子量である。 1.触媒の製造 1.1 触媒A:Al−PILC(ディアノ他(Dian o et al.,Microp.Mat.2(1994)179)の方法による) AlCl3・6H2O28.5gを蒸留水584g中に溶解させる。蒸留水1. 091中のNaOH10gの溶液を添加する。初期の混濁は50℃で1時間の撹 拌によって消失する。該溶液0.751を蒸留水21中のナトリウムモンモリロ ナイト10gの懸濁液に添加する。pHを25%濃度のアンモニア溶液1.8g を使用して5.6に調整し、混合物を80℃で3時間撹拌する。このようにして 形成したAl−PILCを濾過で分離し、塩素が無くなるまで洗浄し、100℃ で2時間乾燥させ、200℃で5時間焼成する。Al含有率はアルミニウム分析 で測定して16.3%であり、BET表面積は185m2-1であり、細孔面積 (micropore area)は87m2-1である。X線回折パターンは18.5Åでd0 01 反射を示す。 1.2 触媒B:Zr−PILC(US4176090号の例17の変法) ZrOCl2・8H2O106.3gを蒸留水360ml中に溶解させ、24時 間還流させる。溶液を1.51の容量に希釈し、酸で活性化したモンモリロナイ ト30gを室温で添加し、混合物を1時間撹拌する。このようにして形成したZ r−PILCを濾過によって分離し、毎回加熱した蒸留水1.51によって2回 洗浄し、110℃で2時間乾燥させ、250℃で3時間焼成する。BET表面積 は284m2-1である。 1.3 触媒C:Ti−PILC(サイチェフ他(sychev et al.,Proc.Polish -German Zeolite Colloquium,Rozwadowski(Ed.),Nicholas Copernicus Univer sity Press:Torun,1992)の方法による) Ti(OPr)471.1gを1Nの塩酸1lにゆっくりと滴加し、混合物を 室温で3時間撹拌する。該溶液を1NのHClとアセトンとの1:1混合物21 中の天然モンモリロナイト(natural montmorillonite)20gの懸濁液に添加 する。室温で3時間撹拌した後、このようにして形成したTi−PILCを濾過 によって分離し、蒸留水で洗浄し、100℃で2時間乾燥させ、300℃で3時 間焼成する。BET表面積は117m2-1である。 1.4 触媒D:Ti−PILC(前記のサイチェフ他の方法の変法) Ti(OPr)471.1gを1Nの塩酸1l中にゆっくりと滴加し、混合物 を室温で3時間撹拌する。該溶液を1NのHClとアセトンとの1:1混合物2 1中の酸で活性化したモンモリロナイト20gの懸濁液に添加する。室温で3時 間撹拌した後に、このようにして形成したTi−PILCを濾過によって分離し 、蒸留水で洗浄し、100℃で2時間乾燥させ、300℃で3時間焼成する。B ET表面積は257m2-1である。この例は、事前に処理した層状ケイ酸塩を 出発材料として使用することもできることを示している 。 1.5 触媒E:Al−PILC(US4176090号の例10の方法の変法 ) 50%濃度のクロロヒドロール(Chlorhydrol)溶液(Reheis(アイル ランド)から入手できるアンモニウムクロロヒドレート)65gを蒸留水100 mlで希釈する。天然モンモリロナイト60gを添加し、混合物を65℃で1時 間撹拌する。このようにして形成したAl−PILCを遠心分離によって分離し 、毎回加熱した蒸留水250mlで2回洗浄し、110℃で2時間乾燥させ、2 50℃で3時間焼成する。Al含有率は分析により測定して15.7%であり、 BET表面積は87m2-1であり、細孔面積は50m2-1である。X線回折パ ターンは18.6Åでd001反射を示す。前記のAl−PILC20.6gを0 .5MのH2SO41l中に懸濁させ、60℃で6時間撹拌する。Al−PILC を濾過によって分離し、蒸留水で2回洗浄し、110℃で2時間乾燥させ、25 0℃で3時間焼成する。その際BET表面積は103m2-1である。この例は 後続のイオン交換の一つの可能性を示している。 1.6 触媒F:Al−Mg−PILC(US4248739号の例9の方法の 変法) 50%濃度のクロロヒドロール(例1.5参照)54gを蒸留水で容量1.6 1に希釈する。蒸留水40 0ml中のMgCl2・6H2O41gの溶液を添加する。3日間撹拌した後に、 天然モンモリロナイト100gを添加し、混合物を70℃で1時間撹拌する。こ のようにして形成したAl−Mg−PILCを濾過によって分離し、毎回加熱し た蒸留水1lで2回洗浄し、110℃で一晩乾燥させ、200℃で5時間焼成す る。分析により測定してAl含有率は15.8%であり、Mg含有率は1.2% であり、BET表面積は105m2-1であり、細孔面積は52m2-1である。 X線回折パターンは18.9Åでd001反射を示す。前記のAl−Mg−PIL C51.9gを5MのH2SO41l中に懸濁させ、60℃で6時間撹拌する。A l−Mg−PILCを濾過によって分離し、蒸留水で洗浄し、110℃で一晩乾 燥させ、200℃で5時間焼成する。その際BET表面積は193m2-1であ る。この例は混合金属酸化物の柱の使用を示している。 1.7 触媒G:Al−Mg−PILC(US4248739号の例9の方法の 変法) 50%濃度のクロロヒドロール(Reheisから入手できるアルミニウムク ロロヒドレート)54gを蒸留水で容量1.61に希釈する。蒸留水400ml 中のMgCl2・6H2O41gの溶液を添加する。3日間撹拌した後に、天然モ ンモリロナイト100gを添加し、混合物を70℃で1時間撹拌する。このよう にして形成したAl−Mg−PILCを濾過によって 分離し、毎回加熱した蒸留水1lで2回洗浄し、110℃で一晩乾燥させ、20 0℃で5時間焼成する。前記のAl−Mg−PILC54.8gを5MのH2SO4 1l中に懸濁させ、60℃で12時間撹拌する。Al−Mg−PILCを濾過 によって分離し、蒸留水で洗浄し、110℃で一晩乾燥させ、200℃で5時間 焼成する。BET表面積は237m2-1である。 1.8 触媒H:Cr−PILC(ピナヴァイア他(Pinnavaia et al.,J.Am.C hem.Soc.107(1985)4783)の方法の変法) Na2CO3・10H2O343.4gをCr(NO33の0.1M溶液61に ゆっくりと添加し、混合物を95℃で一晩撹拌する。蒸留水4l中の酸で活性化 したモンモリロナイト40gの溶液を添加する。95℃で2時間撹拌した後に、 このようにして形成したCr−PILCを濾過によって分離し、蒸留水で洗浄し 、100℃で2時間乾燥させ、300℃で2時間焼成する。Cr含有率は分析に よって測定して31%であり、BET表面積は74m2-1である。前記のCr −PILC28.3gを5MのH2SO41l中に懸濁し、60℃で6時間撹拌す る。Cr−PILCを濾過によって分離し、蒸留水で洗浄し、110℃で一晩乾 燥させ、200℃で5時間焼成する。この際BET表面積は211m2-1であ る。 1.9 触媒I:Al−PILC(ディアノ他(Dian o et al.,Microp.Mat.2(1994)179)の方法の変法) AlCl3・6H2O57gを蒸留水1.21中に溶解させる。蒸留水2.21 中のNaOH20gを添加し、混合物を50℃で更に1時間撹拌する。この溶液 31を蒸留水81中のナトリウムモンモリロナイト40gの懸濁液に添加する。 pHを25%濃度のアンモニア溶液9gを使用して5.0に調整し、混合物を8 0℃で3時間撹拌する。このようにして形成したAl−PILCを濾過によって 分離し、塩素不使用で洗浄し、110℃で一晩乾燥させ、200℃で5時間焼成 する。PILC43gを5MのH2SO41リットル中に懸濁させ、60℃で6時 間撹拌する。Al−PILCを濾過によって分離し、蒸留水で洗浄し、110℃ で一晩乾燥させ、200℃で5時間焼成する。Al含有率はアルミニウム分析に より測定して10.1%であり、BET表面積は122m2-1である。 1.10 触媒J:Al−Mg−PILC(US4248739号の例9の方法 の変法) 50%濃度のクロロヒドロール(例1.5参照)270gを蒸留水で容量81 に希釈する。蒸留水21中のMgCl2・6H2O205gの溶液を添加する。3 日間撹拌した後に、天然モンモリロナイト500gを添加し、混合物を70℃で 1時間撹拌する。このようにして形成したAl−Mg−PILCを濾過によって 分離し、蒸留水で洗浄し、110℃で一晩乾燥させ、 200℃で5時間焼成する。このように乾燥させたAl−Mg−PILCを5M のH2SO45l中に懸濁させ、60℃で6時間撹拌する。Al−Mg−PILC を濾過によって分離し、蒸留水51で洗浄し、110℃で16時間乾燥させ、2 00℃で5時間焼成する。前記のように乾燥させかつ酸交換したAl−Mg−P ILCをベーマイト95gおよびギ酸9.5gで処理する。混合物をニーダー中 で圧縮し、2時間以内に水(295ml)を慎重に添加して混練する。この混合 物を85バールの圧力で押出し、2mmの押出物が得られ、これを110℃で1 6時間乾燥させ、200℃で5時間焼成する。BET表面積は236m2-1で ある。 1.11 触媒K:Ti−PILC(前記のサイチェフ他の方法の変法) Ti(OPr)471.1gを1Nの塩酸1l中にゆっくりと滴加し、混合物 を室温で3時間撹拌する。この溶液を1NのHClとアセトンとの1:1混合物 21中の酸で活性化させたモンモリロナイト40gの懸濁液に添加する。室温で 3時間撹拌した後に、このようにして形成したTi−PILCを濾過によって分 離し、蒸留水で洗浄し、200℃で3時間焼成する。BET表面積は148m2 -1である。 2.バッチ式のTHF重合 2.1 テロゲン:1,4−ブタンジオール バッチ式重合試験を、還流凝縮器を備えた100mlのガラスフラスコ中で窒 素雰囲気下に実施した。使用する前に180℃/0.3ミリバールで18時間乾 燥させて、吸着した水を除去した触媒成形体5gをTHFを含有するブタンジオ ール(水含有率:30ppm)10g中で50℃で24時間加熱した。引き続き 反応混合物に水を含有するTHF(H2O5%)を添加し、触媒を濾過および/ または遠心分離によって分離した。触媒を毎回THF40gで3回洗浄した後に 、濾液を合し、回転蒸発器上で70℃/20ミリバールにおいて濃縮し、次いで クーゲルロールオーブン(Kugelrohr oven)中で160℃/0.3ミリバールに おいて更に30分間濃縮した。蒸留残滓として得られるPTHFの質量を測定し 、これを分析した。以下の第1表は触媒A〜触媒Kから得られた試験結果を示し ている。 n=PTHFの数平均モル質量; 多分散性D=Mw/Mn 2.2 テロゲン:無水酢酸 テロゲンとして1,4−ブタンジオールを使用する前記のTHFの重合と同様 に、無水酢酸(AA)を使用するバッチ式重合試験を60℃で実施し、その際反 応時間は僅か5時間であった。AA1.0質量%をブタンジオール0.2質量% の代わりに使用した。手順、使用される割合および後処理はブタンジオールを使 用する操作に記載したものと同じである。PILC触媒Jの使用によりTHF変 換率18%が得られた。平均分子量はGPCで測定して4829ダルトンであり 、多分散性3.5が測定された。 3.連続的THF重合 3.1 テロゲン:1,4−ブタンジオール 250mlの固定床反応器をアルゴン下に、180℃/0.3ミリバールで2 0時間乾燥させたアルミニウム−マグネシウム−PILC触媒J250ml(1 77g)で充填した。充填作業の間、触媒をTHF(水含有率:<0.01質量 %)で覆った。触媒をその都度1,4−ブタンジオール(BDO)0.4質量% を含有するTHF300mlで2回洗浄して触媒屑を除去した。反応混合物を循 環させるために循環ポンプを使用した。反応器、ポンプおよび管を完全にTHF で満たし、そこにBDO0.4質量%を添加した後に、循環ポンプのスイッチを 入れ、反応温度を50℃に調整し、BDO4000ppmを含有しかつ空間速度 0.08kgTHFCat -1-1に相当するTHF20gを連続的に計量供給した。 循環/供給比は約20であった。得られたPTHFの平均分子量Mnを、BDO 含有率を0.2質量%に低下させることによってGPCおよび1H−NMRで測 定される約2000ダルトンに空時収量1.5gPTHFCat -1-1に相当する変 換率1.9%で調整した。THF変換率は残留THFを蒸 留(60℃、60ミリバール)およびバルブチューブ蒸留(Kugelrohr distilla tion)(150℃、0.3ミリバール)によって除去した後に測定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストーフ ジークヴァルト ドイツ連邦共和国 D―69198 シュリー スハイム クルプファルツシュトラーセ 9 (72)発明者 ライナー ベッカー ドイツ連邦共和国 D―67098 バート デュルクハイム イム ハーゼネック 22 (72)発明者 クラウス−ディーター プリツコ ドイツ連邦共和国 D―67117 リムブル ガーホーフ カルミットヴェーク 24 (72)発明者 ロルフ フィッシャー ドイツ連邦共和国 D―69121 ハイデル ベルク ベルクシュトラーセ 98 (72)発明者 ウルリッヒ ミュラー ドイツ連邦共和国 D―67435 ノイシュ タット アム シュテッケン 14アー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、 R1は、基R6および/またはR7で置換されていてもよい1〜8個の炭素原子で あり、 R2、R3、R4、R5およびR7は、それぞれ互いに独立して、水素、1〜4個の 炭素原子を有する飽和またはモノ不飽和もしくはポリ不飽和のアルキル基または 6個の炭素原子を有するアリール基であり、その際R1、R2、R3、R4、R5お よび/またはR7は1個以上のR6および/またはR7のような基によって置換さ れていてもよい2〜8個の炭素原子を介して結合していてもよい]の環式エーテ ルを不均一系触媒を用いて重合する方法において、不均一系触媒が1種以上のピ ラードインターレイヤード粘土(PILC)を含有することを特徴とする環式エ ーテルの重合方法。 2.PILCが、元素の周期律表の主族IIIおよびIVの元素の1種以上の 金属化合物または遷移族の元素の1種以上の金属化合物、その混合物または1種 以上の前記金属化合物と他の金属酸化物もしくは金属硫化物との混合物を挿入し た層状化合物からなる、請 求項1記載の方法。 3.金属化合物が前記の金属の酸化物および/または硫化物である、請求項2 記載の方法。 4.層状化合物を、粘土鉱物、α−ジルコニウムリン酸塩、四ケイ素雲母、ブ ルーサイト、ケイ酸タイプIおよび/またはレクトライトから選択する、請求項 1から3までのいずれか1項記載の方法。 5.層状化合物を、1種以上の前記金属化合物の挿入の前もしくは後に1種以 上の酸もしくは1種以上のアンモニウム塩溶液もしくはアミン塩溶液で処理する 、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。 6.層状化合物を、1種以上の金属化合物の挿入の前もしくは後に、更にチタ ンイオン、ジルコニウムイオン、ニオブイオン、モリブデンイオン、タングステ ンイオン、鉄イオン、コバルトイオン、レニウムイオン、ニッケルイオン、イッ トリウムイオン、ランタンイオンおよび/またはセリウムイオンから選択される 1種以上の遷移金属イオンまたは希土類のイオンを挿入する、請求項1から5ま でのいずれか1項記載の方法。 7.1種以上の環式エーテルを、水、1〜12個の炭素原子を有するアルカン ジオール、アルケンジオールもしくはアルキンジオール、約200〜700ダル トンの分子量を有するポリテトラヒドロフラン(PTHF)、1〜10個の炭素 原子を有するモノカルボン 酸および/または2〜20個の炭素原子を有するモノカルボン酸の無水カルボン 酸から選択される少なくとも1種の化合物との混合物中で使用する、請求項1か ら6までのいずれか1項記載の方法。 8.1種以上の環式エーテルを、水、1,4−ブタンジオールおよび/または 2−ブチン−1,4−ジオール、約200〜700ダルトンの分子量を有するポ リテトラヒドロフラン、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、2−エチルヘキサン酸、ア クリル酸、メタクリル酸、無水酢酸、無水プロピオン酸および/または無水酪酸 から選択される少なくとも1種の化合物との混合物中で使用する、請求項7記載 の方法。 9.不均一系触媒を、環式エーテルの質量に対して約1〜90質量%の量で使 用する、請求項1〜8までのいずれか1項記載の方法。 10.不均一系触媒として、結合剤を使用して成形体に成形し、引き続き約1 50〜600℃で焼成したピラード粘土を使用する、請求項1から9までのいず れか1項記載の方法。
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