JP2001356399A - カメラの電気基板装置 - Google Patents

カメラの電気基板装置

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JP2001356399A
JP2001356399A JP2000181949A JP2000181949A JP2001356399A JP 2001356399 A JP2001356399 A JP 2001356399A JP 2000181949 A JP2000181949 A JP 2000181949A JP 2000181949 A JP2000181949 A JP 2000181949A JP 2001356399 A JP2001356399 A JP 2001356399A
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board
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camera
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Yasuo Tanbara
康夫 丹原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高密度実装可能な基板、特に多層基板、ハイブ
リッド基板を使用したカメラに最適であり、価格も安く
実現可能なカメラの電気基板装置を提供することを目的
とする 【解決手段】ビルドアップ基板41に電気部品が実装さ
れると共に、第1のコネクタ47が実装される。この第
1のコネクタ47は、フレキシブル基板61に実装され
た第2のコネクタ62と直接嵌合する。また、上記フレ
キシブル基板61には、複数の接続部が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカメラ電気基板装
置に関し、より詳細には、複数の接続部によりビルドア
ップ基板を有したカメラの電気基板装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの高機能化、小型化に伴っ
て、その実装技術も高密度化と基板形状の複雑化が要求
されている。実装の高密度化は、多層基板を使用するこ
とにより解決されているが、多層基板は一般に硬質基板
であるため、基板形状は単純な平面にしか対応できず、
多数のコネクトが必要となる。
【0003】一般に販売されているコネクタで、カメラ
に多く使用されるものはフレキシブル基板を差し込むタ
イプのものである。しかしながら。このコネクタは、1
ヶ所で多数の信号線を接続できる一方、コネクタの投影
面積が大きく、せっかく高密度化しても多数のコネクタ
を実装すると結果的にスペース不足になったり、基板面
積が大きくなって高価なものになってしまう。
【0004】図5及び図6は、こうした従来のカメラ用
の電気基板の一例を示したもので、図5は上面図、図6
はカメラ本体に固定された状態の断面図である。
【0005】この電気基板1は両面実装可能な硬質基板
で構成されており、信号を伝達するためのコネクタ2、
3、4が3方向に配置されている。上記コネクタ2、
3、4には、図示されない別の基板が差し込まれるよう
になっている。上記電気基板1には、上記コネクタ2、
3、4の他に、CPU5、インターフェイスIC6、タ
ンタルコンデンサ8、セラミックコンデンサ9、10、
抵抗11、12、13等が実装されている。また、上記
電気基板1には、カメラ本体20への固定用に使用され
る孔15a、15b、15cが形成されている。
【0006】カメラ本体20には3箇所に突起が形成さ
れており、その突起先端に形成されたボス20a、20
bは、上記電気基板1の孔15a、15bと嵌合する。
これにより、電気基板1がカメラ本体20に位置決めさ
れる。また、孔15cは、突起20cと位置合わせがな
され、ビス21によってカメラ本体20に固定される。
【0007】上記コネクタ3には、別の基板23が差し
込まれる。この基板23は折り曲げられ、カメラ本体2
0の左側面に信号を伝える基板の差し込み部に、裏打ち
23aが貼付けられている。同様に、コネクタ4は基板
24と接続され、これによってカメラ本体20の右側面
に信号が伝達される。更に、コネクタ2には、図示され
ない別の基板が接続され、該基板によってカメラ本体2
0の背面に信号が伝達される。
【0008】尚、電気基板1の裏面側にも、各種の電気
部品26〜31が実装されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の実
装技術に於いても、コネクタを使用すれば容易に信号を
平面外に取り出すことが可能である。しかしながら、コ
ネクタそのものの大きさが基板上の大きな部分を専有し
てしまうため、効率が悪くコスト高になってしまうとい
う課題を有している。
【0010】また、最近では、図7に示されるような、
フレキシブル基板35を硬質基板16及び37で挟持し
た多層基板も開発されている。このように、コネクタを
使用しなくても、信号を自由に延長できる基板も使用さ
れるようになった。
【0011】しかしながら、このような基板は極めて高
価である。加えて、基板の価格はフレキシブル基板の面
積を含む全体の大きさで決まってしまうため、高密度化
して多層の部分を小さくしても安くはならないものであ
った。
【0012】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、高密度実装可能な基板、特に多層基板、ハイブ
リッド基板を使用したカメラに最適であり、価格も安く
実現可能なカメラの電気基板装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち第1の発明は、
部品実装された第1の基板と、上記第1の基板に実装さ
れた第1のコネクタと、上記第1のコネクタと直接嵌合
する第2のコネクタと、上記第2のコネクタが実装され
ると共に複数の接続部が設けられた第2の基板と、を具
備することを特徴とする。
【0014】また第2の発明は、部品実装された第1の
基板と、上記第1の基板に実装された第1のコネクタ
と、上記第1のコネクタと直接嵌合する第2のコネクタ
と、上記第2のコネクタが実装された第2の基板と、を
具備し、上記第1の基板は、上記第1のコネクタが実装
された面と反対側の面に半導体集積回路をチップ実装
し、上記第1のコネクタが実装された面にリフロー実装
される部品を配置したことを特徴とする。
【0015】更に第3の発明は、少なくともCPUと第
1のEEPROMが実装された第1の基板と、上記第1
の基板に実装された第1のコネクタと、上記第1のコネ
クタと直接嵌合する第2のコネクタと、上記第2のコネ
クタ及び第2のEEPROMが実装された第2の基板
と、を具備し、上記第1のEEPROMは上記第1の基
板特有のデータを記憶し、上記第2のEEPROMは上
記第1の基板単体では決定できない調整値を記憶するこ
とを特徴とする。
【0016】第1の発明によるカメラの電気基板装置に
あっては、第1の基板に部品が実装されると共に第1の
コネクタが実装される。この第1のコネクタは、第2の
基板に実装された第2のコネクタと直接嵌合する。ま
た、上記第2の基板には、複数の接続部が設けられてい
る。
【0017】第2の発明によるカメラの電気基板装置に
あっては、第1の基板に部品実装され、この第1の基板
には第1のコネクタが実装されている。この第1のコネ
クタには第2のコネクタが直接嵌合しており、該第2の
コネクタは第2の基板に実装されている。そして、上記
第1の基板は、上記第1のコネクタが実装された面と反
対側の面に半導体集積回路をチップ実装し、上記第1の
コネクタが実装された面にリフロー実装される部品を配
置している。
【0018】第3の発明によるカメラの電気基板装置に
あっては、第1の基板に、少なくともCPUと第1のE
EPROMと、第1のコネクタが実装されている。この
第1のコネクタは第2のコネクタと直接嵌合するもので
あり、該第2のコネクタと第2のEEPROMは第2の
基板に実装されている。そして、上記第1のEEPRO
Mは上記第1の基板特有のデータを記憶し、上記第2の
EEPROMは上記第1の基板単体では決定できない調
整値を記憶する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0020】図1は、この発明のカメラの電気基板装置
の第1の実施の形態を示す断面図である。
【0021】図1に於いて、基板41は、両面実装可能
な4層のビルドアップ基板により構成されている。ビル
ドアップ基板に関しては広く知られているため、ここで
は詳細な説明は省略するが、極めて高密度に部品を配置
できる多層硬質基板であり、反面極めて高価な基板であ
る。
【0022】ビルドアップ基板41の表面側には、イン
ターフェイスIC42、CPU43、EEPROM44
等の部品が実装されている。一方、基板41の裏面側に
は、第1のコネクタ47が、ほぼ中心位置に配置されて
いる。そして、この第1のコネクタ47の周辺には、タ
ンタルコンデンサ48、49、トランジスタ50、5
1、セラミックコンデンサ52、53、抵抗54、5
5、56等が実装されている。
【0023】また、カメラの構造部材60上には、片面
のフレキシブル基板により構成される基板61が貼付け
られている。フレキシブル基板61には、第2のコネク
タ62、第3のコネクタ63、EEPROM64等が実
装されている。尚、フレキシブル基板61上には、圧接
によって電気接続可能な部位も設けられている。この圧
接は、構造部材60の側面でフレキシブル基板66との
間で行われるもので、圧力を均一に加えるための基板6
7をビス68で押さえることにより接合される。
【0024】上記第2のコネクタ62は、第1のコネク
タ47と嵌合して両側面に設けられた電極の接触によっ
て電気的に接続されると同時に、ビルドアップ基板41
を構造部材60に対して固定する働きも果たす。
【0025】尚、上記第1のコネクタ47と第2のコネ
クタ62の差し込み方向は、それぞれの基板の面と直交
する方向である。
【0026】また、第3のコネクタ63は、従来例で説
明したのと同じタイプのコネクタであり、裏打ち65a
をしたフレキシブル基板65を横から差し込んで電気的
に接続するものである。
【0027】図2は、ビルドアップ基板41と第1のコ
ネクタ47の関係を下面から見た図であり、周辺の部品
は図中より省略している。
【0028】第1のコネクタ47は、必要とされる信号
の数によって大きさは異なるが、細長い角柱状の両側
に、基板41と半田付けされる端子と、接触用の端子が
配置されている。そして、この第1のコネクタ47の両
端には、補強のために基板41と半田付けされる大きめ
の金属片47a及び47bを有している。第1のコネク
タ47は、第2のコネクタ62とペアで使用されるもの
で、いわゆるオス、メスの関係になっている。
【0029】このコネクタのペアは、Boad to
Boadコネクタと称されるもので、100本程度の信
号線を一度に接続可能であり、しかも基板に実装した際
の投影面積は信号数の割に小さくて済むのが特徴であ
る。
【0030】図1では、より投影面積が小さいオス側を
ビルドアップ基板41側に、メス側をフレキシブル基板
61側に実装しているが、逆であってもかまわない。フ
レキシブル基板61とビルドアップ基板41の間隙は、
第1のコネクタ47と第2のコネクタ62が嵌合した時
の高さにより決定される。これは、当該コネクタを選択
することによりある程度の自由度があるため、間隙に配
置される部品の高さによってコネクタを選択すれば良
い。また、構造部材60に穴若しくはへこみを形成して
部品を逃がすことが可能であれば、フレキシブル基板6
1にも穴を形成することによって、間隙よりも高い部品
を実装することも可能である。
【0031】フレキシブル基板61は、ビルドアップ基
板41からの信号線を分割して、圧接接続部、第3のコ
ネクタ63、或いはEEPROM64に信号を伝達し、
複数の接続部からカメラの各部へ信号を送る中継の役割
を果たすものである。
【0032】このように、高密度実装される基板からの
信号を、1つのコネクタによって一括して中継基板に接
続することによって、高価な高密度実装基板の面積を極
小に抑え、更に組付けを容易にすることにより、不良の
発生を減少させることができる。
【0033】また、全ての信号を1つのコネクタに集め
ることにより、部品実装後のチェックをコネクタを使用
して容易に行うことができ、基板表面にチェックピンを
当てるためのランドを作る必要がなくなり、更なる高密
度化が可能となる。
【0034】加えて、交換修理が容易であることを生か
して、高密度実装基板単体で決まる固定値、調整値をE
EPROMに記憶させ、製品単位としてのカメラ本体側
の調整値、例えばシャッタ、ズーム、オートフォーカス
等の調整値を中継基板側のEEPROMに記憶させてお
けば、高密度実装基板に問題が発生しても、基板毎の別
の良品と交換すれば、再調整の必要がなく、サービスセ
ンタ等での修理時間が短縮でき、トータルコストの低減
にもなる。
【0035】次に、この発明の第2の実施の形態を説明
する。
【0036】図3は、この発明のカメラの電気基板装置
の第2の実施の形態を示す断面図である。この第2の実
施の形態は、上述した第1の実施の形態より実装密度は
やや低下するが、トータルコストを下げることを目的と
した例である。
【0037】図3に於いて、基板71は、上述した第1
の実施の形態と同様に、4層のビルドアップ基板で構成
される。このビルドアップ基板71の一方の面(例えば
表面)側には、インターフェイスIC72、EEPRO
M73が、シリコンチップを直接フェイスダウンで基板
に圧着する、いわゆるフリップチップによって実装され
ている。また、CPU74は、チップオンボード(CO
B)という方法でビルドアップ基板71に実装されてお
り、チップ74aの表面の端子と該基板71のパターン
をワイヤ74bで接続し、チップ74aとワイヤ74b
を保護する樹脂74cで封止されている。
【0038】一般的に、フリップチップとCOBという
実装方法は、同一の基板に混在させることはなく、何れ
か一方の方法に統一される場合が多い。ビルドアップ基
板71の(他方の面)裏面側には、上述した第1の実施
の形態と同様に、コネクタ76がほぼ中心部に配置され
ている。そして、該コネクタ76の周辺には、タンタル
コンデンサ77、78、モータ駆動IC79、80、抵
抗81、82、セラミックコンデンサ83等が配置され
る。裏面のこれらの部品は、何れも基板71にクリーム
半田を印刷して部品を載置し、加熱してクリーム半田を
溶かすことにより半田付けする、いわゆるリフローとい
う方法で実装される。
【0039】この第2の実施の形態では、フリップチッ
プ或いはCOBで実装される部品と、コネクタを含むリ
フローで実装される部品とを、基板の両面に配置したこ
とが特徴である。
【0040】ICをチップで実装すると、パッケージ実
装と比較してスペースが大幅に削減できるため、同じ面
にもリフロー部品を配置すれば、スペース効率は更に向
上させることができるが、リフローの工程が一工程増え
るために実装コストがかかり、基板の小型化によるコス
トメリットがなくなってしまう。ICをチップ実装する
ことにより空いたスペースは、基板実装の良否を判定す
るためのチェックランドに利用したり、リフローでは付
けられない部品を手半田付けするスペースとして有効に
使えば良い。
【0041】このように、第2の実施の形態によれば、
ICのチップ実装工程で実装する部品を一方の面に集中
させ、リフローによって実装する部品を他方の面に集中
させることにより、工程数を減らして実装コストを下げ
る効果も得られる。
【0042】また、ICのチップが実装された面の空い
たスペースにチェックランドを集中して配置することに
より、コネクタを利用してチェックする場合に困難であ
った自動化が可能となり、チェックのコストも低減する
ことができる。
【0043】図4は、この発明の第3の実施の形態の構
成を示すものであり、上述した第2の実施の形態と同様
の構成の基板をカメラ84の内部に配置した一例で、カ
メラのフィルムパトローネを収納するグリップ部の断面
図である。
【0044】カメラの本体85は、それ自体でパトロー
ネ室85dを形成しており、また、下板86との間の空
間には、フィルムを巻戻すためのギヤ列が配置される
(図示せず)。上記本体85には、後述するビルドアッ
プ基板105を支持するための突起85a、85bが設
けられている。但し、これらの突起85a、85bは、
基板105を固定するためではなく、該基板105に強
い力が加わっても、大きく変形したりコネクタ91、1
08が破壊することを防ぐことを目的としたものであ
り、通常状態では基板105との間には十分な間隙を有
している。また、これらの突起85a、85bは、基板
105の外装面側と同じ高さとなるように段差を有して
形成される。
【0045】上記本体85上には、片面のフレキシブル
基板で構成される中継フレキシブル基板90が、両面テ
ープ等で固定されている。この中継フレキシブル基板9
0には、コネクタ91、92、93及びEEPROM9
4が実装されている他、圧接接続部が設けられている。
【0046】圧接接続部は、本体85に設けられた台座
状の突起85cに載置され、別のフレキシブル基板96
を重ねてワッシャ97と共にビス98で加圧され、導通
するようになっている。
【0047】上記コネクタ92、93は、それぞれ別の
フレキシブル基板100、101を差し込んで導通をと
る。そして、上記フレキシブル基板100、101の差
し込み部には、裏打ち100a、101aが貼付けられ
ている。
【0048】更に、上記コネクタ91は、ビルドアップ
基板105に実装されたコネクタ108と直接嵌合し
て、電気的信号を一括して受け取ると同時に、ビルドア
ップ基板105の固定も行っている。
【0049】ビルドアップ基板105には、その一方の
面(表面)側にインターフェイスIC106、CPU1
07がフリップチップ実装され、他方の面(裏面)側に
コネクタ108及びEEPROM109が設けられてい
る。このうち、EEPROM109はパッケージ品でリ
フロー実装され、コネクタ108はビルドアップ基板1
05の裏面のほぼ中央にリフロー実装されている。
【0050】ここで注意することは、ビルドアップ基板
105の位置が、コネクタ108及び91の実装位置の
ばらつき、半田のうき等のために、本体85に対して位
置、高さ共にばらつくため、上述した基板支持用の突起
85a、85bは十分な余裕を有して設計する必要があ
ることである。
【0051】カメラは、外装111が取付けられる前に
必要な調整が行われるが、EEPROM109には、予
め基板単体で決まる定数や調整値が記憶されており、こ
こでの調整値は中継フレキシブル基板90上のEEPR
OM94に記憶させる。そして、上記調整の後、外装1
11が本体85に組付けられるが、本体85の突起85
a、85bに対向する位置に、突起111a、111b
が形成されている。
【0052】突起111a、111bの高さは、基板1
05に実装されたインターフェイスIC106、CPU
107の高さより少し高く設定してある。これは、本体
85と外装111が強く押付けられても、チップ部品が
直接に外装111と当接しないようにするためである。
【0053】また、突起111a及び111b上には、
スポンジ状の極めて軟らかい弾性部材112及び113
が貼付けられており、ビルドアップ基板105を軽く押
している。これらの弾性部材112及び113は、カメ
ラに衝撃や振動が加わった時に、ビルドアップ基板10
5が内部で揺動して(傾いて)本体85や外装111に
接触して破壊したり、コネクタ108、91の嵌合が外
れたりすることを防ぐことが目的である。
【0054】尚、外装111の組付け後にも必要な調整
があれば、その調整値は中継フレキシブル基板90上の
EEPROM94に記憶させておく。
【0055】このように、第3の実施の形態によれば、
電気部品が故障して、修理が必要な際にカメラの外装を
外して接続を外すだけで容易に基板交換ができるだけで
なく、カメラ固有の調整値は中継フレキシブル基板上の
EEPROMにそのまま残されるので、外装を組換える
ことにより変化する調整だけを行えばよく、サービスセ
ンタ等での修理が極めて簡単になる。
【0056】また、別の部位の修理を行う場合に於いて
も、基板が容易に取外せることで修理の際の邪魔になら
ず、高価な基板を修理中に破損することがない。取外し
た基板は、折り曲げやビス締め等によるいたみがないた
め、コネクタの寿命が続く限り何度でも、またどのカメ
ラにでも使用可能である。
【0057】尚、上述した実施の形態では、ベースとな
る基板とビルドアップ基板のコネクタの差し込み方向
を、両者の基板の面が対向する方向としているが、これ
に限られるものではない。
【0058】また、ビルドアップ基板は1つの場合のみ
を説明したが、これに限られずにビルドアップ基板を複
数個重ねるようにしても良いものである。
【0059】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。
【0060】すなわち、(1) カメラ内部の基台と、
電気部品を実装した第1の電気基板と、上記第1の電気
基板に実装された第1のコネクタと、上記基台に固定さ
れた第2の電気基板と、上記第2の電気基板に実装され
るもので、上記第1及び第2の電気基板同士の各々の平
面同士を対向して脱着すべく、上記第1のコネクタと接
続可能な第2のコネクタと、を具備することを特徴とす
るカメラの電気基板装置。
【0061】(2) 上記第2の電気基板は、複数のコ
ネクタを有することを特徴とする上記(1)に記載のカ
メラの電気基板装置。
【0062】(3) 上記基台は、上記第1の電気基板
を支持する支持台を有することを特徴とする上記(1)
に記載のカメラの電気基板装置。
【0063】(4) 更に上記第1の電気基板の揺動を
防止する弾性部材を上記支持台近傍に有することを特徴
とする上記(3)に記載のカメラの電気基板装置。
【0064】以上のように、半導体集積回路をチップ実
装する面とリフロー実装する面を分けることにより、実
装コストを下げることが可能である。
【0065】また、高密度実装された基板を接続部と外
装のみで固定できるため、交換・修理が極めて容易とな
る。
【0066】更に、高密度実装された基板上のEEPR
OMに基板単体での調整値を、中継基板上のEEPRO
Mに他の調整値を記憶させることにより、基板交換によ
る調整のやり直しが不要となり、修理時間を短縮するこ
とが可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、基板に
於いて、信号の接続を効率良く行うことができ、基板面
積を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカメラの電気基板装置の第1の実施
の形態を示す断面図である。
【図2】ビルドアップ基板と第1のコネクタの関係を下
面から見た図である。
【図3】この発明のカメラの電気基板装置の第2の実施
の形態を示す断面図である。
【図4】この発明の第3の実施の形態の構成の一例を示
すもので、カメラのフィルムパトローネを収納するグリ
ップ部の断面図である。
【図5】従来のカメラ用の電気基板の一例を示した上面
図である。
【図6】従来のカメラ用の電気基板の一例を示したもの
で、カメラ本体に固定された状態の断面図である。
【図7】フレキシブル基板を硬質基板で挟持した多層基
板の構成例を示した断面図である。
【符号の説明】
41 ビルドアップ基板(基板)、 42 インターフェイスIC、 43 CPU、 44 EEPROM、 47 第1のコネクタ、 47a、47b 金属片、 48、49 タンタルコンデンサ、 50、51 トランジスタ、 52、53 セラミックコンデンサ、 54、55、56 抵抗、 60 構造部材、 61 フレキシブル基板(基板)、 62 第2のコネクタ、 63 第3のコネクタ、 64 EEPROM、 65、66 フレキシブル基板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品実装された第1の基板と、 上記第1の基板に実装された第1のコネクタと、 上記第1のコネクタと直接嵌合する第2のコネクタと、 上記第2のコネクタが実装されると共に複数の接続部が
    設けられた第2の基板と、 を具備することを特徴とするカメラの電気基板装置。
  2. 【請求項2】 部品実装された第1の基板と、 上記第1の基板に実装された第1のコネクタと、 上記第1のコネクタと直接嵌合する第2のコネクタと、 上記第2のコネクタが実装された第2の基板と、 を具備し、 上記第1の基板は、上記第1のコネクタが実装された面
    と反対側の面に半導体集積回路をチップ実装し、上記第
    1のコネクタが実装された面にリフロー実装される部品
    を配置したことを特徴とするカメラの電気基板装置。
  3. 【請求項3】 少なくともCPUと第1のEEPROM
    が実装された第1の基板と、 上記第1の基板に実装された第1のコネクタと、 上記第1のコネクタと直接嵌合する第2のコネクタと、 上記第2のコネクタ及び第2のEEPROMが実装され
    た第2の基板と、 を具備し、 上記第1のEEPROMは上記第1の基板特有のデータ
    を記憶し、上記第2のEEPROMは上記第1の基板単
    体では決定できない調整値を記憶することを特徴とする
    カメラの電気基板装置。
  4. 【請求項4】 上記第2の基板を固定する内部構成部材
    と、 弾性部材が取付けられて該弾性部材を介して上記第1の
    基板を固定する外装部材と、 を更に具備し、 上記第1の基板は、上記弾性部材と上記第2のコネクタ
    との嵌合のみによって固定されることを特徴とする請求
    項1に記載のカメラの電気基板装置。
  5. 【請求項5】 上記第1のコネクタと上記第2のコネク
    タは、その嵌合時に上記第1の基板と上記第2の基板の
    各々の面が対向するよう接続されることを特徴とする請
    求項1乃至4の何れか1に記載のカメラの電気基板装
    置。
  6. 【請求項6】 上記上記第1のコネクタと第2のコネク
    タは、上記第1の基板及び第2の基板の面と直交する方
    向に実装されることを特徴とする請求項5に記載のカメ
    ラの電気基板装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008546170A (ja) * 2005-05-17 2008-12-18 ジーメンス ヴィディーオー オートモーティヴ アクチエンゲゼルシャフト フレキシブルなプリント配線板を備えた制御ユニット
JP2011109065A (ja) * 2009-10-22 2011-06-02 Tdk Corp 電子部品及び電子部品の製造方法
JP2012104942A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Hitachi Ltd 信号伝送システムおよび半導体回路

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