JP2001353954A - 複写が防止された印刷物 - Google Patents

複写が防止された印刷物

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JP2001353954A
JP2001353954A JP2000179968A JP2000179968A JP2001353954A JP 2001353954 A JP2001353954 A JP 2001353954A JP 2000179968 A JP2000179968 A JP 2000179968A JP 2000179968 A JP2000179968 A JP 2000179968A JP 2001353954 A JP2001353954 A JP 2001353954A
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JP2000179968A
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Takashi Aono
野 隆 青
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直線模様についても有効な複写防止の技術を
提供すること。 【解決手段】 本発明の印刷物10は、基材15と、基
材15上に設けられ、第1印刷線領域21と第2印刷線
領域22とを有する印刷線領域20と、を備える。第1
印刷線領域21は、各々が複数本の線状の第1印刷要素
からなる多数の第1印刷線部1からなる。第2印刷線領
域22は、各々が複数本の線状の第2印刷要素からなる
多数の第2印刷線部2からなる。各第1印刷線部1を構
成する第1印刷要素の幅の合計値は、各第2印刷線部2
を構成する第2印刷要素の幅の合計値に略等しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常は肉眼で識別
できない潜像を形成した印刷物に係り、とりわけ、複写
機により複写した場合に潜像が発現するようになってい
る印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行券、株券、債券等の有価証券、各種
証明書及び重要書類等の印刷物において、複写の防止策
を図ることは重要である。これら印刷物の複写の防止策
としては、主に幾何学模様を多用化した図柄を印刷物の
デザインとして用いる方法と、印刷物を複写した場合に
オリジナルの印刷物では認識できなかった潜像が現出す
るようにする方法がある。
【0003】前者の図柄の代表的な例としては、証券印
刷物等のデザインに広く用いられている地紋、彩紋模
様、レリーフ模様等がある。これらの地紋、彩紋模様、
レリーフ模様等においては、基本的に一定の画線幅によ
る曲画線の集合によって模様が構成されている。これら
の模様は印刷物のデザイン等の意匠性を加味すると共
に、複写機及びスキャナーの走査入出力に対するモアレ
を発生させたりすることで複写の防止策として機能す
る。
【0004】また、前記模様類は証券印刷物等のデザイ
ンにおいて世界的に広く用いられていると同時に、銀行
券、株券、債券等の金銭的価値を有する印刷物の模様と
して古くから用いられていたことにより、現在でも一般
的に高級感を印象づけるデザインとして重要な模様とな
っている。従って、銀行券、株券、債券等の有価証券、
各種証明書及び重要書類等の印刷物において、地紋、彩
紋模様、レリーフ模様等はデザイン上欠かすことのでき
ない模様である。
【0005】また、印刷物を複写した場合にオリジナル
の印刷物では認識できなかった潜像が現出するようにす
る方法の代表的な技術として、コピー防止画線と称する
一連の技術がある。この技術は、複写機によって複写す
ることにより、印刷物中に施してあった潜像が現出する
技術である。
【0006】多くの従来技術では、網点によって潜像が
形成される(例えば、特開昭57−20395号公報、
特開昭60−79991号公報、特開昭60−8738
0号公報等参照)。
【0007】また、同一幅の万線によって白抜きの潜像
を形成する例が、特開平4−170569号公報に記載
されている。
【0008】さらに、曲画線の集合模様に対して潜像を
施した印刷物の例が、特開平8−197828号公報に
記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記した特開平8−1
97828号公報の技術は、銀行券、株券、債券等の有
価証券等の印刷物においてデザイン上欠かすことのでき
ない、地紋、彩紋模様、レリーフ模様等の曲画線を対象
とした複写防止技術として優れている。
【0010】しかしながら、各種のプリベートカードに
おいては、シンプルなデザインが採用されることも多
く、地紋、彩紋模様、レリーフ模様等の曲画線の印刷を
回避したい場合もある。
【0011】一方、本件発明者は、同一幅の万線によっ
て白抜きの潜像を形成する方法(前記した特開平4−1
70569号公報参照)は、実際には複写前にも潜像が
識別されてしまう場合が多いことを知見した。
【0012】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、より有効な複写防止の技術を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材と、基材
上に設けられ、第1印刷線領域と第2印刷線領域とを有
する印刷線領域と、を備え、第1印刷線領域は、各々が
複数本の線状の第1印刷要素からなる多数の第1印刷線
部からなり、第2印刷線領域は、各々が複数本の線状の
第2印刷要素からなる多数の第2印刷線部からなり、各
第1印刷線部を構成する第1印刷要素の幅の合計値は、
各第2印刷線部を構成する第2印刷要素の幅の合計値に
略等しい、ことを特徴とする印刷物である。
【0014】この場合、第1印刷線領域及び第2印刷線
領域の一方は、複写された場合に相対的に正常に再現さ
れ易くなっており、第1印刷線領域及び第2印刷線領域
の他方は、複写された場合に相対的に正常に再現され難
くなっており、従って潜像として機能し得る。
【0015】本発明によれば、複写前に潜像が識別され
てしまう場合が顕著に低減されると共に、十分な複写の
防止効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明の印刷物の第1の実施の形
態を示す平面図である。図1に示すように、本実施の形
態の印刷物10は、基材15と、基材15上に設けら
れ、第1印刷線領域21と第2印刷線領域22とを有す
る印刷線領域20と、を備えている。基材15として
は、例えば、紙カードやプラスチックカードが用いられ
る。
【0018】第1印刷線領域21は、各々が2本の直線
状の第1印刷要素1a、1bからなる多数の第1印刷線
部1からなる。また、第2印刷線領域22は、各々が3
本の直線状の第2印刷要素2a、2b、2cからなる多
数の第2印刷線部2からなる。
【0019】図2に示すように、各第1印刷線部1を構
成する2本の第1印刷要素1a、1bの幅D1、D2の
合計値は、各第2印刷線部2を構成する3本の第2印刷
要素2a、2b、2cの幅d1、d2、d3の合計値に
略等しい(D1+D2=d1+d2+d3)。
【0020】また、この場合、各第1印刷線部1を構成
する第1印刷要素1a、1bの幅D1、D2は互いに等
しくなっており(D1=D2)、各第2印刷線部2を構
成する第2印刷要素2a、2b、2cの幅d1、d2、
d3は互いに等しくなっている(d1=d2=d3)。
【0021】第1印刷線領域21及び第2印刷線領域2
2の一方、この場合第2印刷線領域22は、複写された
場合に正常に再現され易くなっている。また、第1印刷
線領域21及び第2印刷線領域22の他方、この場合第
1印刷線領域21は、複写された場合に正常に再現され
難くなっている。具体的には、複写された第1印刷線領
域21は、より黒っぽい色となる。すなわち、第1印刷
線領域21は、複写によって発現する潜像を形成してい
る。
【0022】図1及び図2に示すように、この場合、各
第1印刷線部1を構成する各2本の直線状の第1印刷要
素1a、1bは、互いに平行である。さらにこの場合、
図1に示すように、多数の第1印刷線部1の第1印刷要
素1a、1bは、全て平行である。
【0023】同様に、この場合、各第2印刷線部2を構
成する各3本の直線状の第2印刷要素2a、2b、2c
は、互いに平行である。さらにこの場合、図1に示すよ
うに、多数の第2印刷線部2の第2印刷要素2a、2
b、2cは、全て平行である。さらにこの場合、これら
は多数の第1印刷線部1の第1印刷要素1a、1bに対
しても平行となっている。
【0024】また、この場合、第2印刷線部2を構成す
る第2印刷要素の中間の1本2bは、第1印刷線部1を
構成する2本の第1印刷要素1a、1bの中間の仮想中
間線1cの延長上に配置されている。そして、第1印刷
線部1を構成する2本の第1印刷要素1a、1bの各外
側縁1s,1tは、第2印刷線部2を構成する3本の第
2印刷要素のうちの両外側の2本の第2印刷要素2a、
2cの各外側縁2s、2tと連続している。
【0025】その他、この場合の各第1印刷線部1を構
成する第1印刷要素1a、1bの各幅(D1=D2)
は、略0.06mmである。すなわち、各第2印刷線部
2を構成する第2印刷要素2a、2b、2cの各幅(d
1=d2=d3)は、略0.04mmである。また、2
本の第1印刷要素1a、1b間のギャップGは、略0.
08mmである。すなわち、第2印刷要素2a及び2b
間のギャップg1及び第2印刷要素2b及び2c間のギ
ャップg2は、共に略0.04mmである。また、第1
印刷線部1の周期(=第2印刷線部2の周期)Tは、略
0.64mmである。
【0026】以上のように構成された印刷物10の印刷
線領域20は、異なる印刷要素を有する第1印刷線領域
21と第2印刷線領域22とを有するにも拘わらず、印
刷線領域20の全体が均一の模様であるように認識され
る。
【0027】ところが、印刷物10の複写物について
は、第1印刷線領域21が複写された場合に正常に再現
され難くなっており、複写前の状態とは異なった彩色に
て複写されるため、潜像としての第1印刷線領域21が
発現する。
【0028】これにより、オリジナルの印刷物10と、
印刷物10の複写物とを容易に識別することができ、実
質的に印刷物の複写を有効に防止することができる。
【0029】次に、図3及び図4を用いて、本発明の印
刷物の第2の実施の形態について説明する。図3は、本
実施の形態の印刷物10を示す平面図である。図4は、
図3のA部分の概略拡大図である。
【0030】図3及び図4に示すように、各第1印刷線
部1を構成する2本の第1印刷要素1a、1bの幅D
1’、D2’の合計値は、各第2印刷線部2を構成する
3本の第2印刷要素2a、2b、2cの幅d1’、d
2’、d3’の合計値に略等しい(D1’+D2’=d
1’+d2’+d3’)。
【0031】また、この場合、各第1印刷線部1を構成
する第1印刷要素1a、1bの幅D1’、D2’は互い
に等しくなっており(D1’=D2’)、各第2印刷線
部2を構成する第2印刷要素2a、2b、2cの幅d
1’、d2’、d3’は互いに等しくなっている(d
1’=d2’=d3’)。
【0032】また、この場合、第2印刷線部2を構成す
る第2印刷要素の中間の1本2bは、第1印刷線部1を
構成する2本の第1印刷要素1a、1bの中間の仮想中
間線1cの延長上に配置されている。そして、第1印刷
線部1を構成する各第1印刷要素1a、1bは、第2印
刷線部2を構成する各第2印刷要素2a、2b、2cの
各々から離れているその他、この場合の各第1印刷線部
1を構成する第1印刷要素1a、1bの各幅(D1’=
D2’)は、略0.06mmである。すなわち、各第2
印刷線部2を構成する第2印刷要素2a、2b、2cの
各幅(d1’=d2’=d3’)は、略0.04mmで
ある。また、2本の第1印刷要素1a、1b間のギャッ
プG’は、略0.08mmである。また、第2印刷要素
2a及び2b間のギャップg1’及び第2印刷要素2b
及び2c間のギャップg2’は、共に略0.10mmで
ある。また、第1印刷線部1の周期(=第2印刷線部2
の周期)T’は、略0.64mmである。
【0033】その他については、図1及び図2に示す第
1の実施の形態の印刷物と略同様である。第2の実施の
形態において、図1及び図2に示す第1の実施の形態と
同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0034】以上のように構成された印刷物10の印刷
線領域20は、異なる印刷要素を有する第1印刷線領域
21と第2印刷線領域22とを有するにも拘わらず、印
刷線領域20の全体が均一の模様であるように認識され
る。
【0035】ところが、印刷物10の複写物について
は、第1印刷線領域21が複写された場合に正常に再現
され難くなっており、複写前の状態とは異なった彩色に
て複写されるため、潜像としての第1印刷線領域21が
発現する。この場合、複写された第1印刷線領域21
は、より黒っぽい色となる。
【0036】これにより、本実施の形態においても、オ
リジナルの印刷物10と、印刷物10の複写物とを容易
に識別することができ、実質的に印刷物の複写を有効に
防止することができる。
【0037】次に、図5及び図6を用いて、本発明の印
刷物の第3の実施の形態について説明する。図5は、本
実施の形態の印刷物10を示す平面図である。図6は、
図5のA部分の概略拡大図である。
【0038】図5に示すように、本実施の形態の第1印
刷線領域21は、各々が2本の直線状の第1印刷要素1
a、1bからなる多数の第1印刷線部1からなる。ま
た、第2印刷線領域22は、各々が3本の直線状の第2
印刷要素2a、2b、2cからなる多数の第2印刷線部
2からなる。
【0039】図6に示すように、各第1印刷線部1を構
成する2本の第1印刷要素1a、1bの幅D1”、D
2”の合計値は、各第2印刷線部2を構成する3本の第
2印刷要素2a、2b、2cの幅d1”、d2”、d
3”の合計値に略等しい(D1”+D2”=d1”+d
2”+d3”)。
【0040】また、この場合、各第1印刷線部1を構成
する第1印刷要素1a、1bの幅D1”、D2”は互い
に等しくなっており(D1”=D2”)、各第2印刷線
部2を構成する3本の第2印刷要素2a、2b、2cの
うちの外側の2本の第2印刷要素2a、2cの幅d
1”、d3”は互いに等しくなっている(d1”=d
3”)。
【0041】第1印刷線領域21及び第2印刷線領域2
2の一方、この場合第2印刷線領域22は、複写された
場合にほぼ正常に再現され易くなっている(やや再現さ
れ難い)。また、第1印刷線領域21及び第2印刷線領
域22の他方、この場合第1印刷線領域21は、複写さ
れた場合に正常に再現され難くなっている(顕著に再現
され難い)。具体的には、複写された第1印刷線領域2
1は、より黒っぽい色となる。すなわち、第1印刷線領
域21は、複写によって発現する潜像を形成している。
【0042】図5及び図6に示すように、この場合、各
第1印刷線部1を構成する2本の直線状の第1印刷要素
1a、1bは、互いに平行である。さらにこの場合、図
5に示すように、多数の第1印刷線部1の第1印刷要素
1a、1bは、全て平行である。
【0043】同様に、この場合、各第2印刷線部2を構
成する各3本の直線状の第2印刷要素2a、2b、2c
は、互いに平行である。さらにこの場合、図5に示すよ
うに、多数の第2印刷線部2の第2印刷要素2a、2
b、2cは、全て平行である。さらにこの場合、これら
は多数の第1印刷線部1の第1印刷要素1a、1bに対
しても平行となっている。
【0044】また、この場合、第2印刷線部2を構成す
る第2印刷要素の中間の1本2bは、第1印刷線部1を
構成する2本の第1印刷要素1a、1bの中間の仮想中
間線1cの延長上に配置されている。そして、第1印刷
線部1を構成する2本の第1印刷要素1a、1bの各外
側縁1s,1tは、第2印刷線部2を構成する3本の第
2印刷要素のうちの両外側の2本の第2印刷要素2a、
2cの各外側縁2s、2tと連続している。
【0045】その他、この場合の各第1印刷線部1を構
成する第1印刷要素1a、1bの各幅(D1”=D
2”)は、共に略0.08mmである。また、各第2印
刷線部2を構成する第2印刷要素2a、2b、2cの各
幅は、それぞれ順に、略0.06mm、略0.04m
m、略0.06mmである。また、2本の第1印刷要素
1a、1b間のギャップG”は、略0.08mmであ
る。また、第2印刷要素2a及び2b間のギャップg
1”及び第2印刷要素2b及び2c間のギャップg2”
は、共に略0.04mmである。また、第1印刷線部1
の周期(=第2印刷線部2の周期)T”は、略0.64
mmである。
【0046】その他については、図1及び図2に示す第
1の実施の形態の印刷物と略同様である。第2の実施の
形態において、図1及び図2に示す第1の実施の形態と
同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0047】以上のように構成された印刷物の印刷線領
域20は、異なる印刷要素を有する第1印刷線領域21
と第2印刷線領域22とを有するにも拘わらず、印刷線
領域20の全体が均一の模様であるように認識される。
【0048】ところが、印刷物10の複写物について
は、第1印刷線領域21が複写された場合に相対的に正
常に再現され難くなっており、複写前の状態とは異なっ
た彩色にて複写されるため、潜像としての第1印刷線領
域21が発現する。
【0049】これにより、本実施の形態においても、オ
リジナルの印刷物10と、印刷物10の複写物とを容易
に識別することができ、実質的に印刷物の複写を有効に
防止することができる。
【0050】次に、図7及び図8を用いて、本発明の印
刷物の第4の実施の形態について説明する。図7は、本
実施の形態の印刷物10を示す平面図である。図8は、
図7のA部分の概略拡大図である。
【0051】図7に示すように、本実施の形態の第1印
刷線領域21は、各々が2本の直線状の第1印刷要素1
a、1bからなる多数の第1印刷線部1からなる。ま
た、第2印刷線領域22は、各々が4本の直線状の第2
印刷要素2a、2b、2c、2dからなる多数の第2印
刷線部2からなる。
【0052】図8に示すように、各第1印刷線部1を構
成する2本の第1印刷要素1a、1bの幅E1、E2の
合計値は、各第2印刷線部2を構成する4本の第2印刷
要素2a、2b、2c、2dの幅e1、e2、e3、e
4の合計値に略等しい(E1+E2=e1+e2+e3
+e4)。
【0053】第1印刷線領域21及び第2印刷線領域2
2の一方、この場合第2印刷線領域22は、複写された
場合にほぼ正常に再現され易くなっている(やや再現さ
れ難い)。また、第1印刷線領域21及び第2印刷線領
域22の他方、この場合第1印刷線領域21は、複写さ
れた場合に正常に再現され難くなっている(顕著に再現
され難い)。具体的には、複写された第1印刷線領域2
1は、より黒っぽい色となる。すなわち、第1印刷線領
域21は、複写によって発現する潜像を形成している。
【0054】図7及び図8に示すように、この場合、各
第1印刷線部1を構成する各2本の直線状の第1印刷要
素1a、1bは、互いに平行である。さらにこの場合、
図7に示すように、多数の第1印刷線部1の第1印刷要
素1a、1bは、全て平行である。
【0055】同様に、この場合、各第2印刷線部2を構
成する各4本の直線状の第2印刷要素2a、2b、2
c、2dは、互いに平行である。さらにこの場合、図7
に示すように、多数の第2印刷線部2の第2印刷要素2
a、2b、2c、2dは、全て平行である。さらにこの
場合、これらは多数の第1印刷線部1の第1印刷要素1
a、1bに対しても平行となっている。
【0056】また、第1印刷線部1を構成する2本の第
1印刷要素1a、1bのうちの一側の第1印刷要素1a
の一側縁31は、第2印刷線部2を構成する4本の第2
印刷要素2a〜2dのうちの最も一側2aの第2印刷要
素の一側縁41と連続している。
【0057】また、第1印刷線部1を構成する2本の第
1印刷要素1a、1bのうちの一側の第1印刷要素1a
の幅E1は、第2印刷線部2を構成する4本の第2印刷
要素2a〜2dのうちの最も一側の第2印刷要素2aの
幅e1よりも厚くなっている。
【0058】また、第1印刷線部1を構成する2本の第
1印刷要素1a、1bのうちの一側の第1印刷要素1a
の他側縁32は、第2印刷線部2を構成する4本の第2
印刷要素2a〜2dのうちの2番目の一側の第2印刷要
素2bの一側縁43と連続している。
【0059】また、第1印刷線部1を構成する2本の第
1印刷要素1a、1bのうちの他側の第1印刷要素1b
の一側縁33は、第2印刷線部2を構成する4本の第2
印刷要素2a〜2dのうちの2番目の一側の第2印刷要
素2bの他側縁44と連続している。
【0060】さらに、第1印刷線部1を構成する2本の
第1印刷要素1a、1bのうちの他側の第1印刷要素1
bの他側縁34は、第2印刷線部2を構成する4本の第
2印刷要素2a〜2dのうちの最も他側の第2印刷要素
2dの一側縁47と連続している。
【0061】また、この場合、各第1印刷線部1を構成
する第1印刷要素1a、1bの幅E1、E2は互いに等
しくなっている(E1=E2)。また、各第2印刷線部
2を構成する一側の2本の第2印刷要素2a、2bの幅
e1、e2も互いに等しくなっており(e1=e2)、
他側の2本の第2印刷要素2c、2dの幅e3、e4も
互いに等しくなっている(e3=e4)。図8から明ら
かなように、この場合、e1=e2>e3=e4であ
る。
【0062】より詳細には、この場合の各第1印刷線部
1を構成する第1印刷要素1a、1bの各幅(E1=E
2)は、略0.12mmである。また、第2印刷線部2
を構成する一側の第2印刷要素2a、2bの各幅(e1
=e2)は、略0.08mmであり、第2印刷線部2を
構成する他側の第2印刷要素2c、2dの各幅(e3=
e4)は、略0.04mmである。また、2本の第1印
刷要素1a、1b間のギャップHは、略0.08mmで
ある。また、第2印刷要素2a及び2b間のギャップh
1、第2印刷要素2b及び2c間のギャップh2及び第
2印刷要素2c及び2d間のギャップh3は、それぞれ
順に、略0.04mm、略0.04mm、略0.04m
mである。また、第1印刷線部1の周期(=第2印刷線
部2の周期)Uは、略0.64mmである。
【0063】以上のように構成された印刷物10の印刷
線領域20は、異なる印刷要素を有する第1印刷線領域
21と第2印刷線領域22とを有するにも拘わらず、印
刷線領域20の全体が均一の模様であるように認識され
る。
【0064】ところが、印刷物10の複写物について
は、第1印刷線領域21が複写された場合に相対的に正
常に再現され難くなっており、複写前の状態とは異なっ
た彩色にて複写されるため、潜像としての第1印刷線領
域21が発現する。
【0065】これにより、オリジナルの印刷物10と、
印刷物10の複写物とを容易に識別することができ、実
質的に印刷物の複写を有効に防止することができる。
【0066】次に、図9及び図10を用いて、本発明の
印刷物の第5の実施の形態について説明する。図9は、
本実施の形態の印刷物10を示す平面図である。図10
は、図9のA部分の概略拡大図である。
【0067】図9に示すように、本実施の形態の第1印
刷線領域21は、各々が3本の直線状の第1印刷要素1
a、1b、1cからなる多数の第1印刷線部1からな
る。また、第2印刷線領域22は、各々が4本の直線状
の第2印刷要素2a、2b、2c、2dからなる多数の
第2印刷線部2からなる。
【0068】図10に示すように、各第1印刷線部1を
構成する3本の第1印刷要素1a、1b、1cの幅E
1’、E2’、E3’の合計値は、各第2印刷線部2を
構成する4本の第2印刷要素2a、2b、2c、2dの
幅e1’、e2’、e3’、e4’の合計値に略等しい
(E1’+E2’+E3’=e1’+e2’+e3’+
e4’)。
【0069】第1印刷線領域21及び第2印刷線領域2
2の一方、この場合第2印刷線領域22は、複写された
場合に正常に再現され易くなっている。また、第1印刷
線領域21及び第2印刷線領域22の他方、この場合第
1印刷線領域21は、複写された場合に正常に再現され
難くなっている(顕著に再現され難い)。具体的には、
複写された第1印刷線領域21は、より黒っぽい色とな
る。すなわち、第1印刷線領域21は、複写によって発
現する潜像を形成している。
【0070】図9及び図10に示すように、この場合、
各第1印刷線部1を構成する各3本の直線状の第1印刷
要素1a、1b、1cは、互いに平行である。さらにこ
の場合、図9に示すように、多数の第1印刷線部1の第
1印刷要素1a、1b、1cは、全て平行である。
【0071】同様に、この場合、各第2印刷線部2を構
成する各4本の直線状の第2印刷要素2a、2b、2
c、2dは、互いに平行である。さらにこの場合、図9
に示すように、多数の第2印刷線部2の第2印刷要素2
a、2b、2c、2dは、全て平行である。さらにこの
場合、これらは多数の第1印刷線部1の第1印刷要素1
a、1b、1cに対しても平行となっている。
【0072】また、第1印刷線部1を構成する3本の第
1印刷要素1a、1b、1cのうちの一側の第1印刷要
素1aの一側縁51は、第2印刷線部2を構成する4本
の第2印刷要素2a〜2dのうちの最も一側2aの第2
印刷要素の他側縁62と連続している。
【0073】また、第1印刷線部1を構成する3本の第
1印刷要素1a、1b、1cのうちの一側の第1印刷要
素1aの他側縁52は、第2印刷線部2を構成する4本
の第2印刷要素2a〜2dのうちの2番目の一側の第2
印刷要素2bの一側縁63と連続している。
【0074】また、第1印刷線部1を構成する3本の第
1印刷要素1a、1b、1cのうちの中間の第1印刷要
素1bの一側縁53は、第2印刷線部2を構成する4本
の第2印刷要素2a〜2dのうちの2番目の一側の第2
印刷要素2bの他側縁64と連続している。
【0075】また、第1印刷線部1を構成する3本の第
1印刷要素1a、1b、1cのうちの中間の第1印刷要
素1bの他側縁54は、第2印刷線部2を構成する4本
の第2印刷要素2a〜2dのうちの3番目の一側の第2
印刷要素2cの一側縁65と連続している。
【0076】また、第1印刷線部1を構成する3本の第
1印刷要素1a、1b、1cのうちの他側の第1印刷要
素1cの一側縁55は、第2印刷線部2を構成する4本
の第2印刷要素2a〜2dのうちの3番目の一側の第2
印刷要素2cの他側縁66と連続している。
【0077】さらに、第1印刷線部1を構成する3本の
第1印刷要素1a、1b、1cのうちの他側の第1印刷
要素1cの他側縁55は、第2印刷線部2を構成する4
本の第2印刷要素2a〜2dのうちの最も他側の第2印
刷要素2dの一側縁67と連続している。
【0078】また、この場合、各第1印刷線部1を構成
する3本の第1印刷要素1a、1b、1cのうち、両側
の2本の第1印刷要素1a、1cの幅E1’、E3’は
互いに等しくなっており(E1’=E3’)、それらは
中間の第1印刷要素1bの幅E2’よりも小さくなって
いる(E2’>E1’=E3’)。また、各第2印刷線
部2を構成する4本の第2印刷要素2a、2b、2c、
3dの幅e1’、e2’、e3’、e4’も互いに等し
くなっている(e1=e2=e3=e4)。さらに、図
10から明らかなように、この場合、E2’>E1’=
E3’である。
【0079】より詳細には、この場合の各第1印刷線部
1を構成する両側の第1印刷要素1a、1cの各幅(E
1’=E3’)は、略0.04mmである。また、中間
の第1印刷要素1bの幅E2’は、略0.08mmであ
る。また、第2印刷線部2を構成する第2印刷要素2
a、2b、2c、2dの各幅(e1=e2=e3=e
4)は、略0.04mmである。また、第1印刷線部1
の周期(=第2印刷線部2の周期)U’は、略0.64
mmである。
【0080】以上のように構成された印刷物10の印刷
線領域20は、異なる印刷要素を有する第1印刷線領域
21と第2印刷線領域22とを有するにも拘わらず、印
刷線領域20の全体が均一の模様であるように認識され
る。
【0081】ところが、印刷物10の複写物について
は、第1印刷線領域21が複写された場合に正常に再現
され難くなっており、複写前の状態とは異なった彩色に
て複写されるため、潜像としての第1印刷線領域21が
発現する。
【0082】これにより、オリジナルの印刷物10と、
印刷物10の複写物とを容易に識別することができ、実
質的に印刷物の複写を有効に防止することができる。
【0083】なお、本件発明は、上記の各実施の形態に
限定されない。本発明の要旨は、第1印刷線領域21
が、各々が複数本の線状の第1印刷要素からなる多数の
第1印刷線部1からなり、第2印刷線領域22が、各々
が複数本の線状の第2印刷要素からなる多数の第2印刷
線部2からなり、各第1印刷線部1を構成する第1印刷
要素の幅の合計値は、各第2印刷線部2を構成する第2
印刷要素の幅の合計値に略等しいという点である。
【0084】もっとも、複写前の模様の均一性と複写後
の潜像発現性とのバランスを向上させるためには、第1
印刷線部1を構成する複数本の直線状の第1印刷要素
は、互いに平行であることが好ましい。さらに、多数の
第1印刷線部1の第1印刷要素は、全て平行であること
が好ましい。同様に、第2印刷線部2を構成する複数本
の直線状の第2印刷要素は、互いに平行であることが好
ましい。さらに、多数の第2印刷線部2の第2印刷要素
は、全て平行であることが好ましい。さらには、多数の
第1印刷線部1の第1印刷要素と多数の第2印刷線部2
の第2印刷要素とが、全て平行であることが好ましい。
【0085】さらに、本件発明者は、多量の実験結果か
ら、印刷線部の複写について以下の知見を得た。
【0086】まず、細線の間隔が極端に大きいと、各細
線が複写時に認識されず、複写されない場合がある。一
方、細線の間隔が極端に小さいと、例えば2本の細線が
複写時に1本の細線として認識され、1本の太線として
複写される場合がある。このような複写によるパターン
の変化を利用することは、複写前の模様の均一性と複写
後の潜像発現性とのバランスを向上させる上で有効であ
る。
【0087】また、上記の各実施の形態において具体的
に示したように、約0.06mmを超える太さの線が複
写されると、当該太線の色がより黒っぽい色に変化する
場合がある。この傾向は、線の太さが太くなる程に顕著
になる。このような複写による彩色の変化を利用するこ
とも、複写前の模様の均一性と複写後の潜像発現性との
バランスを向上させる上で有効である。
【0088】なお、上記の各実施の形態において、各印
刷要素は直線状であるが、本発明の印刷要素はこれに限
定されず、曲線状であってもよい。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、複写前に潜像が識別さ
れてしまう場合が顕著に低減されると共に、十分な複写
の防止効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による印刷物を示す
概略平面図。
【図2】図1のA部分の概略拡大図。
【図3】本発明の第2の実施の形態による印刷物を示す
概略平面図。
【図4】図3のA部分の概略拡大図。
【図5】本発明の第3の実施の形態による印刷物を示す
概略平面図。
【図6】図5のA部分の概略拡大図。
【図7】本発明の第4の実施の形態による印刷物を示す
概略平面図。
【図8】図7のA部分の概略拡大図。
【図9】本発明の第5の実施の形態による印刷物を示す
概略平面図。
【図10】図9のA部分の概略拡大図。
【符号の説明】
1 第1印刷線部 1a 第1印刷要素 1b 第1印刷要素 1c 第1印刷要素 2 第2印刷線部 2a 第2印刷要素 2b 第2印刷要素 2c 第2印刷要素 2d 第2印刷要素 10 印刷物 15 基材 20 印刷線領域 21 第1印刷線領域 22 第2印刷線領域

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と、 基材上に設けられ、第1印刷線領域と第2印刷線領域と
    を有する印刷線領域と、を備え、 第1印刷線領域は、各々が複数本の線状の第1印刷要素
    からなる多数の第1印刷線部からなり、 第2印刷線領域は、各々が複数本の線状の第2印刷要素
    からなる多数の第2印刷線部からなり、 各第1印刷線部を構成する第1印刷要素の幅の合計値
    は、各第2印刷線部を構成する第2印刷要素の幅の合計
    値に略等しいことを特徴とする印刷物。
  2. 【請求項2】第1印刷線領域及び第2印刷線領域の一方
    は、複写された場合に相対的に正常に再現され易くなっ
    ており、 第1印刷線領域及び第2印刷線領域の他方は、複写され
    た場合に相対的に正常に再現され難くなっており、潜像
    として機能することを特徴とする請求項1に記載の印刷
    物。
  3. 【請求項3】各第1印刷線部を構成する複数本の線状の
    第1印刷要素は、互いに平行な直線状であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の印刷物。
  4. 【請求項4】多数の第1印刷線部を構成する第1印刷要
    素は、全て平行であることを特徴とする請求項3に記載
    の印刷物。
  5. 【請求項5】各第1印刷線部を構成する複数本の第1印
    刷要素の間隔は、互いに等しいことを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の印刷物。
  6. 【請求項6】各第1印刷線部を構成する複数本の第1印
    刷要素の間隔は、少なくとも一部が異なっていることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の印刷物。
  7. 【請求項7】各第2印刷線部を構成する複数本の線状の
    第2印刷要素は、互いに平行な直線状であることを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷物。
  8. 【請求項8】多数の第2印刷線部の第2印刷要素は、全
    て平行であることを特徴とする請求項7に記載の印刷
    物。
  9. 【請求項9】多数の第1印刷線部の第1印刷要素と多数
    の第2印刷線部の第2印刷要素とは、全て平行であるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の印刷物。
  10. 【請求項10】各第2印刷線部を構成する複数本の第2
    印刷要素の間隔は、互いに等しいことを特徴とする請求
    項1乃至9のいずれかに記載の印刷物。
  11. 【請求項11】各第2印刷線部を構成する複数本の第2
    印刷要素の間隔は、少なくとも一部が異なっていること
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の印刷
    物。
  12. 【請求項12】各第1印刷線部を構成する複数本の第1
    印刷要素の幅は、互いに等しいことを特徴とする請求項
    1乃至11のいずれかに記載の印刷物。
  13. 【請求項13】各第1印刷線部を構成する複数本の第1
    印刷要素の幅は、少なくとも一部が異なっていることを
    特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の印刷
    物。
  14. 【請求項14】各第2印刷線部を構成する複数本の第2
    印刷要素の幅は、全て等しいことを特徴とする請求項1
    乃至13のいずれかに記載の印刷物。
  15. 【請求項15】各第2印刷線部を構成する複数本の第2
    印刷要素の幅は、少なくとも一部が異なっていることを
    特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の印刷
    物。
  16. 【請求項16】第1印刷線部を構成する第1印刷要素
    は、2本であり、 第2印刷線部を構成する第2印刷要素は、3本であり、 第2印刷線部を構成する第2印刷要素の中間の1本は、
    第1印刷線部を構成する2本の第1印刷要素の中間の仮
    想中間線の延長上に配置されていることを特徴とする請
    求項14または15に記載の印刷物。
  17. 【請求項17】第1印刷線部を構成する2本の第1印刷
    要素の各外側縁は、第2印刷線部を構成する3本の第2
    印刷要素のうちの両外側の2本の第2印刷要素の各外側
    縁と連続していることを特徴とする請求項16に記載の
    印刷物。
  18. 【請求項18】第1印刷線部を構成する各第1印刷要素
    は、第2印刷線部を構成する各第2印刷要素の各々から
    離れていることを特徴とする請求項16に記載の印刷
    物。
  19. 【請求項19】第1印刷線部を構成する第1印刷要素
    は、2本であり、 第2印刷線部を構成する第2印刷要素は、4本であり、 第1印刷線部を構成する2本の第1印刷要素のうちの一
    側の第1印刷要素の一側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの最も一側の第2印刷要素の
    一側縁と連続しており、 第1印刷線部を構成する2本の第1印刷要素のうちの一
    側の第1印刷要素の幅は、第2印刷線部を構成する4本
    の第2印刷要素のうちの最も一側の第2印刷要素の幅よ
    りも厚くなっており、 第1印刷線部を構成する2本の第1印刷要素のうちの一
    側の第1印刷要素の他側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの2番目の一側の第2印刷要
    素の一側縁と連続しており、 第1印刷線部を構成する2本の第1印刷要素のうちの他
    側の第1印刷要素の一側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの2番目の一側の第2印刷要
    素の他側縁と連続しており、 第1印刷線部を構成する2本の第1印刷要素のうちの他
    側の第1印刷要素の他側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの最も他側の第2印刷要素の
    一側縁と連続していることを特徴とする請求項15に記
    載の印刷物。
  20. 【請求項20】第1印刷線部を構成する第1印刷要素
    は、3本であり、 第2印刷線部を構成する第2印刷要素は、4本であり、 第1印刷線部を構成する3本の第1印刷要素のうちの一
    側の第1印刷要素の一側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの最も一側の第2印刷要素の
    他側縁と連続しており、 第1印刷線部を構成する3本の第1印刷要素のうちの一
    側の第1印刷要素の他側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの2番目の一側の第2印刷要
    素の一側縁と連続しており、 第1印刷線部を構成する3本の第1印刷要素のうちの中
    間の第1印刷要素の一側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの2番目の一側の第2印刷要
    素の他側縁と連続しており、 第1印刷線部を構成する3本の第1印刷要素のうちの中
    間の第1印刷要素の他側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの3番目の一側の第2印刷要
    素の一側縁と連続しており、 第1印刷線部を構成する3本の第1印刷要素のうちの他
    側の第1印刷要素の一側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの3番目の一側の第2印刷要
    素の他側縁と連続しており、 第1印刷線部を構成する3本の第1印刷要素のうちの他
    側の第1印刷要素の一側縁は、第2印刷線部を構成する
    4本の第2印刷要素のうちの最も他側の第2印刷要素の
    一側縁と連続していることを特徴とする請求項13に記
    載の印刷物。
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