JP2001351310A - ディスク装置およびそのためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ディスク装置およびそのためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001351310A
JP2001351310A JP2000175109A JP2000175109A JP2001351310A JP 2001351310 A JP2001351310 A JP 2001351310A JP 2000175109 A JP2000175109 A JP 2000175109A JP 2000175109 A JP2000175109 A JP 2000175109A JP 2001351310 A JP2001351310 A JP 2001351310A
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read
write
actuator
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JP2000175109A
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Yoshiyuki Ota
善之 太田
Katsuhiko Nishikawa
克彦 西川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード/ライトコマンドの実行態様に応じて
ヘッドアクチュエータを効率的に(連携)動作させて、
データ処理の高速化を図ることを目的とする。 【解決手段】 ディスク媒体15の領域15a,15b
ごとに複数のアクチュエータ24,25(ヘッド24
a,25a)を配置する。アクチュエータ制御部は各領
域のアクチュエータの動作を個々に制御する。シーク動
作によってヘッドが指定範囲の途中に落ちた場合には、
その先頭位置まで回転待ちせずに落下地点からの後半部
分を先読みする。現コマンドに続く所定のスキップコマ
ンドを実行する場合には、現コマンドの実行ヘッドとは
別の第2のヘッドを用いる。データライト範囲が複数ト
ラックに跨る場合には、複数のヘッドで並列処理を行な
う。ライト動作がいったん中断して再開した場合には、
複数のヘッドの中で、中断時のデータライト部分までの
回転待ち時間が少ないほうのヘッドを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置に関
し、特にヘッドおよびそのアクチュエータの動作に基づ
きリード/ライトコマンドを実行するディスク装置、お
よびこのディスク装置で用いられるプログラムを記憶し
た記録媒体を対象とする。
【0002】本明細書においては、「リード/ライト」
の用語を「リードまたはライト(リードおよびライトを
含む)」の意で用い、また「コマンド」の用語を「各種
の処理・動作に対する何らかの指示」の意で用いる。
【0003】ディスク装置はデータの記憶手段として広
く用いられており、近年では、ディスク機構部の精細化
・省電力化が進み、ディスク装置内に複数本のアクチュ
エータを実装できるようになってきた。
【0004】このような状況の下、例えばホストから送
られるリード/ライトコマンドの実行態様に応じて単一
または複数のアクチュエータを効率的に(連携)動作さ
せて、ディスク装置全体としてのデータ処理の高速化を
図ることが望ましく、本発明はこの要請に応えるもので
ある。
【0005】
【従来の技術】図13は、従来のリード/ライトコマン
ド処理を示す説明図であり、時間の経過を横方向にとっ
ている。
【0006】このコマンド処理では、 ・現コマンド(リードコマンド)のリード動作終了後に
次コマンド(ライトコマンド)の目的トラックへのシー
ク動作を開始し、・各コマンドのリード/ライト動作が
終了するまでリオーダリング処理を実行している。
【0007】リオーダリング処理とは、ホストからラン
ダムに到着するリード/ライトコマンドをキューに蓄積
して、このコマンド群から、ヘッド(アクチュエータ)
の現コマンド実行後の新たなアクセス時間が最短と予想
される指定範囲のコマンドを選択することである。
【0008】図14は、従来のシーケンシャルライトコ
マンド処理を示す説明図であり、時間の経過を横方向に
とっている。
【0009】この処理は、ライトコマンドが指定する範
囲のディスク領域(セクタ領域)にライトデータ1乃至
4を連続して書き込むことである。RSP1〜RSP3
はステータス応答を示している。
【0010】図示の場合、ホストからのライトデータ3
のバス転送(データアウト)の開始が遅れたため、ディ
スク装置側でデータ2の直後にデータ3を書き込むこと
ができずに、ヘッドの回転待ちが発生したことを示して
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のディスク装置の
場合、リード/ライト対象域に対するヘッド(アクチュ
エータ)の動作が画一的である。例えば上述のようにデ
ータのバス転送が中断してから再開したときにも、もっ
ぱら元のヘッドを用いて、中断時のライト領域に続く部
分にデータの書き込みを行なっている。
【0012】ヘッド動作態様のこのような画一性のた
め、上述のデータ転送再開後の書き込みに際しても最大
でトラック1周分の回転待ちが発生するなど、リード/
ライトコマンドの要処理時間の短縮化を図る上でのいわ
ば障害原因に対応できていないという問題点があった。
【0013】そこで、本発明では、リード/ライトコマ
ンドの実行態様に応じて単一または複数のヘッドアクチ
ュエータを効率的に(連携)動作させて、ディスク装置
全体としてのデータ処理の高速化を図ることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の、ヘッドおよび
そのアクチュエータの動作に基づきリード/ライトコマ
ンドを実行するディスク装置では、この課題を次のよう
にして解決する。 (1)リード/ライト対象域の全体を複数の領域に分割
したディスク媒体と、複数の前記アクチュエータを、そ
れぞれごとにあらかじめ設定した形の前記領域内で動作
させるアクチュエータ制御手段とを設ける。 (2)複数の前記アクチュエータを個々に制御するアク
チュエータ制御手段と、第1の前記アクチュエータで駆
動されるヘッドが現コマンドの指定範囲の先頭部分にア
クセスした後のリード/ライト動作に関連して、第2の
前記アクチュエータで駆動されるヘッドの新たなアクセ
ス時間が最短と予想される次コマンドについてのそれま
での選択処理を終えるリオーダリング手段と、当該リー
ド/ライト動作に関連して前記次コマンドに基づく第2
の前記アクチュエータのシーク動作を指示するコマンド
実行手段とを設ける。
【0015】本発明によれば、上記(1)のように、デ
ィスク媒体のリード/ライト対象域を例えば内側領域と
外側領域などに分割して複数のアクチュエータをそれぞ
れの対応領域内で動作させているので、指定範囲(目的
トラックなど)への平均アクセス時間が短くなる。
【0016】また、上記(2)のように、第1のヘッド
のリード/ライト動作に関連して、第2のヘッドに対す
るそれまでのリオーダリング処理を終えて当該ヘッドの
シーク動作を開始するので、全体のデータ処理時間が短
くなる。
【0017】さらには、後述のように、例えばリードコ
マンドに基づくシーク動作によってヘッドが指定範囲の
途中に落ちた場合には、その先頭位置まで回転待ちせず
にヘッド落下地点からの指定範囲後半部分を先読みして
いるので、シーク終了後のヘッド動作時間が短くなる。
【0018】また、後述のように、現コマンドに続く所
定のスキップコマンドを実行する場合には、現コマンド
で使用の第1のアクチュエータとは別の第2のアクチュ
エータを用いているので、現コマンドのデータのリード
/ライト終了から次コマンドのデータのリード/ライト
開始までの経過時間が短くなる。
【0019】また、後述のように、リード/ライトコマ
ンドの指定範囲が複数のトラックに跨る場合には、複数
のヘッドを用いていわば並列処理を行なうので、リード
/ライト対象のデータ全体の処理時間が短くなる。
【0020】また、後述のように、リード/ライト動作
がいったん中断して再開した場合には、複数のヘッドの
中で、中断時のデータのリード/ライト部分までの回転
待ち時間が少ないほうのヘッドを用いているので、動作
再開後のデータのリード/ライト開始までの経過時間が
短くなる。
【0021】本発明は、このような特徴を持つディスク
装置を対象とし、さらには、この特徴に対応した動作を
ディスク装置に実行させるためのプログラムを記憶した
コンピュータ読取り可能な記録媒体も対象にしている。
【0022】当然のことながら、本発明は、磁気ディス
ク媒体や光ディスク媒体,光磁気ディスク媒体などの各
種のディスク媒体を対象とする。
【0023】
【発明の実施の形態】図1乃至図12を参照して本発明
の実施の形態を説明する。図1はディスク装置の全体構
成を示す説明図であり、1はデータのリード/ライト範
囲を指定するアドレス(論理アドレス)を含むコマンド
をホストから受け取って、これに基づくディスク媒体の
リード/ライト処理を実行するディスク装置,11はセ
グメントバッファリードライト手段,12はホストから
ライトコマンドとは別に送られるライトデータやディス
ク媒体のリードデータを保持するセグメントバッファ,
13および14は媒体リードライト手段,15はリード
/ライト対象域としての同心円状のトラック(シリン
ダ)を有し、各トラックはリード/ライト処理の単位領
域としてのセクタ(例えば512バイトのデータ長に相
当)に区分けされたディスク媒体, 15aはディスク媒
体の外側領域, 15bはディスク媒体の内側領域,16
は未実行のリード/ライトコマンドを保持したコマンド
キュー,17はコマンドキュー16に保持されたコマン
ドの中で、後述のアクチュエータごとに次のアクセス時
間(現コマンド実行時の最終リード/ライトセクタから
のアクセス時間)が最短となるコマンドを選択し、ま
た、これが連続アクセスコマンドであるかどうかの判定
を行なうリオーダリング処理部,18は各アクチュエー
タについてのその現コマンドの最終アドレス(最終セク
タ番号),19は後述の各種リード/ライト処理を実行
するコマンド実行部,20はデータ書込みの指定範囲が
次のトラックに跨るライトコマンドの場合に、ライトデ
ータの前半部分と後半部分とを別々のセグメントとして
保持するため、次のトラックへの切換わりデータ部分を
特定するライトデータ格納セグメント切換設定部,21
はホストからのライトデータをセグメントバッファ12
に保持するときや、ホストの要求データをセグメントバ
ッファ12から読み出すときのポインタ位置を制御する
ホスト対応のポインタ制御部,22はディスク媒体15
からのリードデータをセグメントバッファ12に保持す
るときや、ディスク媒体15へのライトデータをセグメ
ントバッファ12から読み出すときのポインタ位置を制
御するディスク対応のポインタ制御部,23はコマンド
実行部19の指示に基づいて動作するアクチュエータ制
御部,24は外側領域15aを径方向に移動するアクチ
ュエータ,24aはこのアクチュエータの先端部に取り
付けたヘッド,25は内側領域15bを径方向に移動す
るアクチュエータ,25aはこのアクチュエータの先端
部に取り付けたヘッド,をそれぞれ示している。
【0024】上述の「次のアクセス時間が最短となるコ
マンド」としては、現コマンド実行終了後のヘッド位置
から目的トラックまでのシーク時間に先頭目的セクタま
での回転待ち時間を加えた合計時間が最短となるコマン
ドを選択する。
【0025】ディスク装置1は、コマンド中の論理アド
レス(指定範囲)を、ディスク媒体15のトラック・セ
クタ番号に対応付けるためのアドレス変換テーブル(図
示省略)を有している。
【0026】リオーダリング処理部17およびコマンド
実行部19は、必要に応じてこのアドレス変換テーブル
を参照し、リード/ライトコマンドにより指定された論
理アドレスに対応のトラック・セクタ番号を求める。
【0027】ディスク媒体上での、ヘッド位置や、コマ
ンドの指定範囲(先頭位置)とヘッドとの位置関係など
を求めるに際しては、このトラック番号やセクタ番号を
用いる。
【0028】また、ディスク媒体の各トラックには2〜
3セクタおきに位置検出用のサーボセクタが設けてあ
り、現在のヘッド位置はこのサーボセクタの検出信号に
基づいて特定される。
【0029】ディスク媒体15の外側領域15aおよび
内側領域15bのそれぞれには1または2以上のアクチ
ュエータ24,25を設けている。
【0030】アクチュエータ制御部23はこれらアクチ
ュエータの移動態様を個々に制御しており、後述のよう
にディスク媒体15の同一トラックで複数のヘッドを動
作させることもできる。
【0031】図2は、コマンド処理とリオーダリングと
の関係を示す説明図であり、時間の経過を横方向にとっ
ている。
【0032】フェーズT1では、 ・アクチュエータAを作動させて、現コマンドxの指定
範囲である目的セクタへのアクセス(目的トラックへの
シークとこれに続く目的セクタまでの回転待ち)を実行
し、 ・アクチュエータBに対するリオーダリング処理の実行
により次コマンドyを選択している、このとき、当該コ
マンドの(シーク+回転待ち)の時間(T2の予想値)
を計算する。なお、最初のフェーズではリード/ライト
を実行しない。
【0033】フェーズT2では、 ・アクチュエータAのリードデータをセグメントバッフ
ァ12に保持した上でホスト側に転送し、 ・現コマンドxの指定範囲に続くセクタ部分のデータを
アクチュエータAで読み取ってセグメントバッファ12
にプリフェッチし、 ・アクチュエータBを作動させて、次コマンドyの指定
範囲の先頭位置である目的セクタへのアクセス(目的ト
ラックへのシークとこれに続く目的セクタまでの回転待
ち)を実行し、 ・アクチュエータAに対するリオーダリング処理の実行
により次々コマンドzを選択している。
【0034】ここで、次コマンドyに関するリオーダリ
ング処理においては、 ・アクチュエータBの、(アクチュエータAの)リード
開始時のヘッド位置からの当該コマンドyに対応の(シ
ーク+回転待ち時間)が、 ・アクチュエータAの、リード時間+「リード終了時の
ヘッド位置からの当該コマンドyに対応の(シーク+回
転待ち時間)」よりも短い、ものと判断している。
【0035】次々コマンドzに関するリオーダリング処
理においては、プリフェッチ後の当該アクチュエータの
ヘッド位置を次コマンドyのT2(予想値)に基づいて
特定した上で、このヘッド位置から次々コマンドzの先
頭セクタまでの(シーク+回転待ち時間)を計算する。
【0036】次コマンドyのようなライトコマンドのと
きには、当該コマンドの目的トラックへのシーク開始時
にライトデータの転送要求をホストに送信する。そし
て、ホストから受け取ったライトデータを目的セクタに
書き込む。
【0037】このようにして、 ・目的セクタへのアクセス済の第1のアクチュエータに
よるリード/ライト ・第1のアクチュエータに対するリオーダリング ・目的セクタに対する第2のアクチュエータのアクセス の各処理をいわば並列的に繰り返す。
【0038】これにより、複数のリード/ライトコマン
ドを連続的に実行する場合の要処理時間の短縮化を図っ
ている。
【0039】各フェーズのシークおよび回転待ちの動作
中は、ディスク装置1とホスト側とを結ぶバスがデータ
転送のため占有されることはないので、ホストから新た
なリード/ライトコマンドが送られてくる可能性があ
る。そのため、この動作時間をリオーダリング処理の単
位としている。
【0040】フェーズT2の終了時点は、図示のような
回転待ちの終了時ではなくライトの終了時でもよい。こ
れは、ライトコマンドの場合、通常、そのシーク開始時
にホスト側へデータ転送要求を発行してライト開始まで
にライトデータを受け取っているので、ライト動作時に
も、ホストとのバスは占有されず、新たなコマンドがホ
ストから転送されてリオーダリング対象が増えるかもし
れないからである。
【0041】図3は、リオーダリング処理フローを示す
説明図であり、その内容は次のようになっている。 (s11) コマンドキュー16からコマンドを一つ取り出し
てそれに対するリオーダリング処理を実行して、すなわ
ち現実行コマンドの終了後にそのコマンド(取り出した
コマンド)の先頭アドレス位置までアクセスする時間が
リオーダリング検討済コマンドのそれよりも短いかどう
かを判断してから次のステップに進み、また、リード/
ライト動作開始割込みを契機としてステップ(s14) に進
む。 (s12) コマンドキュー16の中に未処理コマンド(リオ
ーダリング未検討コマンド)が残っているかどうかを判
断して、「 YES 」 の場合はステップ(s11) に戻り、「N
O」 の場合は次のステップに進む。また、リード/ライ
ト動作開始割込みを契機としてステップ(s14) に進む。 (s13) 待ちの状態に移行し、新コマンド受領割込みを契
機としてステップ(s11)に戻り、リード/ライト動作開
始割込みを契機としてステップ(s14) に進む。 (s14) リオーダリングされたコマンドの実行タスクを起
動して、ステップ(s11)に戻る。なお、上述のように、
ライト動作開始割込みに代えてライト動作終了割込みを
用いてもよい。
【0042】図4は、ランダムリードコマンド処理の様
子を示す説明図であり、目的トラックの(a〜c)のセ
クタ域を対象としたリードコマンドに基づくヘッドのシ
ーク動作の結果、aとcの途中のb点にヘッドが落ちた
状態を示している。
【0043】ここでは、 ・先ず、シーク動作後、リードセクタ域の先頭のa点ま
での回転待ちをせずに、ヘッドが落ちたb点以降のリー
ド対象であるデータ(b〜c)をすぐに読出してセグメ
ントiの格納域、すなわちデータ(a〜b)の格納域
に続く部分に保持し、 ・次に、c点以降のデータの中、セグメントiのいわば
余り領域(格納域)に相当する分のデータ(c〜d)
を読み出してこの格納域にプリフェッチし、 ・次に、a点までの回転待ちを行なってデータ(a〜
b)を読み出してセグメントiの格納域に保持してい
る。
【0044】これにより、シーク動作後の、要求データ
全体のセグメントiへの格納時間およびホストへの転送
時間の短縮化を図ることができる。
【0045】図5は、図4に対応のランダムリードコマ
ンド処理フローを示す説明図であり、その内容は次のよ
うになっている。 (s21) ランダムリードコマンドの目的トラックへのシー
ク命令を発行して、次のステップに進む。 (s22) このアクチュエータのヘッド位置情報(セクタ番
号)を収集して、次のステップに進む。 (s23) このヘッド位置がコマンドの要求データの途中
(コマンドの指定範囲である目的セクタの途中)である
かどうかを判断し、「 YES 」 の場合は次のステップに進
み、「NO」 の場合はステップ(s27) に進む。 (s24) セグメントへの読込みポインタを移動して、次の
ステップに進む。実行主体はディスク対応のポインタ制
御部22であり、コマンドの指定範囲である要求先頭ア
ドレスからヘッドが落ちた部分までスキップする形で対
応セグメントへの読込みポインタを移動させる。例え
ば、コマンドのリード要求範囲が目的トラックのセクタ
3からセクタ10までの場合で、ヘッドが、目的トラッ
クまでシークしたときにセクタ5の領域に位置して次の
セクタ6からリード可能ならば、リードデータの対応セ
グメントの先頭からセクタ3乃至セクタ5のデータ量だ
けスキップさせた位置、すなわちセクタ6の先頭データ
の保持部分に読込みポインタを移動させる。 (s25) 要求データの後半部、例えばヘッドのシーク終了
位置の次のセクタからコマンドのリード要求範囲の最終
セクタまでのデータをリードして、次のステップに進
む。当該リードデータは対応セグメントの読込みポイン
タの位置から順に保持される。なお、このときの「次の
セクタ」のセクタ番号はワーク領域(図示省略)などに
保持される。 (s26) このリード要求範囲の最終セクタに続く部分のデ
ータを先読みして、次のステップに進む。先読みの範囲
は、要求データの後半部を保持した後の上記対応セグメ
ントの後側の残り部分に保持できる範囲である。これは
セグメントサイズとリード要求データサイズに基づいて
特定される。 (s27) 目的セクタがヘッド位置に到達するまでの回転待
ちを実行して、次のステップに進む。ここで、読込みポ
インタが対応セグメントの先頭に位置していないとき、
すなわち要求データの後半部をすでに対応セグメントの
上記スキップ位置以降に保持しているときには、この読
込みポインタを当該位置に移動させる。 (s28) ディスク上の先頭目的セクタから要求データをリ
ードしていく。なお、ステップ(s25) で要求データの後
半部をリード済のとき、すなわち上述の「次のセクタ」
のセクタ番号が保持されているときには、当該セクタ番
号の一つ手前のセクタまでのリードを実行する。当該リ
ードデータは対応セグメントの読込みポインタの位置か
ら順に保持される。
【0046】図6は、スキップリードコマンド処理の様
子を示す説明図であり、 ・ディスク媒体15が反時計方向に回転し、 ・論理アドレス(a〜b)のセクタデータを読み取るシ
ーケンシャルリードコマンド(Seqコマンド1)を、ア
クチュエータAで実行し終え、 ・論理アドレス(c〜d)のセクタデータを読み取るシ
ーケンシャルリードコマンド(Seqコマンド2)を、ア
クチュエータBでこれから実行する、状態を示してい
る。
【0047】論理アドレス(a〜b)および(c〜d)
それぞれの対応セクタは同一トラック上にあり、各論理
アドレスの大小関係はa<b<c<dになっている。
【0048】スキップリードコマンド処理の実行条件
は、 「D(スキップリード判定間隔)>c−b,c≧b+
2」 である。
【0049】この実行条件を満たしながら、 「H(ヘッド間隔)<c−b」 が成立しない場合には、同一ヘッドでスキップリードコ
マンド処理を実行する。DおよびHの値はあらかじめ設
定されている。
【0050】また、論理アドレスb,cの各セクタが同
一トラック上にない場合には、上述の「H(ヘッド間
隔)<c−b」に代えて、 「H(ヘッド間隔)<c−b+(スキュー時間に対応す
るセクタ数)」 を用いる。
【0051】図示の場合、コマンド実行部19は、Seq
コマンド1の次のSeqコマンド2をスキップリードと判
断して、このリードコマンドの先頭データ部分(c)が
アクチュエータBのヘッドをまだ通過していないときに
は、当該ヘッドで(c〜d)領域のデータを読み取るよ
うに制御する。この「通過」の判断処理も、ヘッド位置
のアドレスと先頭データ部分(c)のそれとの比較によ
って行なう。
【0052】また、Seqコマンド1(a〜b)のリード
データとSeqコマンド2(c〜d)のそれとを別々のセ
グメントに保持し、Seqコマンド2の実行時に(a〜
b)のリードデータをセグメントバッファ12からホス
ト側に転送している。
【0053】これにより、スキップリードコマンドの場
合にも、その処理時間の高速化を図ることができる。
【0054】図7は、図6に対応のシーケンシャルリー
ドコマンド処理フローを示す説明図であり、その内容は
次のようになっている。 (s31) 現コマンド(次の処理対象)はスキップリードコ
マンドであるかどうかを判断し、「 YES 」 の場合は次の
ステップに進み、「NO」 の場合はステップ(s37)に進
む。このときの判断基準は「D(スキップリード判定間
隔)>c−b,c≧b+2」がともに成立するかどうか
である。 (s32) 他方のヘッド(アクチュエータBのヘッド)の位
置情報、すなわち当該ヘッドが位置している部分のセク
タ番号を求めて、次のステップに進む。 (s33) スキップリード間隔(リード済セクタからスキッ
プリードの先頭セクタまでの間隔)は切替え対象のヘッ
ド間隔以上であるかどうかを判断し、「 YES 」 の場合は
次のステップに進み、「NO」 の場合はステップ(s36) に
進む。このときの判断基準は「H(ヘッド間隔)<c−
b」が成立するかどうかである。 (s34) 上記他方のヘッドはスキップリードの先頭セクタ
(c点)より先行しているかどうかを判断し、「 YES 」
の場合は次のステップに進み、「NO」 の場合はステップ
(s36) に進む。 (s35) 読取ヘッドを上記他方のヘッドに切り換えて、次
のステップに進む。 (s36) 次のリードセクタまでの読取りヘッドの回転待ち
を行なって、次のステップに進む。 (s37) 読取りヘッドで、このリードセクタの先頭から要
求データをリードする。
【0055】図6の場合、スキップシーケンシャルリー
ドコマンドに対する読取りヘッドはアクチュエータBの
ヘッドである。
【0056】図8は、データ量の多いライトコマンド処
理の様子を示す説明図である。図示のランダムライトコ
マンドは単一セグメントのサイズを上回る量のデータ
(a〜c)をライトする内容からなり、その実行時に
は、ライトデータ中のb部分で書込みトラックをシフト
している。
【0057】なお、トラックシフトをともなうデータラ
イト動作を効率的に行なうため、ディスク媒体上のセク
タ配置を、次の内側トラックへの書込み開始位置が図示
のようにずれたスキュー態様にしている。
【0058】このように、ライトコマンドで指定される
データ長がセグメントサイズより大きく、かつライトデ
ータの途中で次の書込みトラックに移る場合には、ライ
トデータ格納セグメント切換設定部20が、前半のライ
トデータ(a〜b)を格納するセグメントiと、後半の
ライトデータ(b〜c)を格納するセグメントjとを切
換える。
【0059】その後、アクチュエータA,Bそれぞれの
ヘッドでセグメントi,jの各データを並行して別々の
トラックに書き込む。
【0060】これにより、指定範囲がディスク媒体上の
複数トラックに跨るようなライトコマンドの場合にも、
その処理時間の短縮化を図ることができる。
【0061】図9は、データアウトの中断・再開時のラ
イトコマンド処理の様子を示す説明図であり、 (a)はデ
ータアウトの中断時を示し、 (b)はデータアウトの再開
時を示している。
【0062】データアウトの中断は、シーケンシャルラ
イトコマンドの処理で次ライトコマンドに対するライト
データの転送開始が送れたときなどに生じる。
【0063】ここでは、シーケンシャルライト処理を実
行中のアクチュエータAとは別のアクチュエータBを、
このAのヘッドがオンしているトラックの後方側(ある
時間遅れで同じデータをアクセスできる位置)に配置
し、データアウトの再開時にはそのデータ書込みの始ま
り部分までの回転待ち時間が短い方のヘッド(アクチュ
エータ)を選択している。
【0064】すなわち、 (a)に示すように、アクチュエ
ータAのヘッドでセグメントiの格納データ(a〜b)
をディスク媒体15に書き込んだ時点でホストからのデ
ータアウトの中断が生じた場合は、アクチュエータBの
ヘッド位置(セクタ番号)を求める。なお、b点はライ
トコマンドで指定されるアドレスに対応しているため、
その位置情報は既知である。
【0065】そして、b点がアクチュエータBのヘッド
まで到達していない場合にはライト動作の主体をアクチ
ュエータAからアクチュエータBに切換え、データアウ
トの再開を待つ。
【0066】その後、 (b)に示すように、b点がアクチ
ュエータBのヘッドに到達するまでにデータアウトが再
開されれば、当該アクチュエータを用いてライト動作を
再開する。
【0067】また、b点がアクチュエータBのヘッドに
到達するまでにデータアウトが再開されなければ、ライ
ト動作の主体を再びアクチュエータAに戻してデータア
ウトの再開を待つ。この後もライト動作の主体にb点が
到達するまでにデータアウトが再開となるかどうかに応
じて同様の処理を繰り返す。
【0068】これにより、データアウトが再開された後
の実際のデータライト開始までのいわばアイドリング時
間の短縮化を図っている。
【0069】図10は、図8に対応のライトコマンド処
理フローを示す説明図であり、その内容は次のようにな
っている。 (s41) ライト要求範囲(ライトコマンドが指定するアド
レス範囲)はディスク媒体15のトラックを跨るかどう
かを判断して、「 YES 」 の場合は次のステップおよびス
テップ(s45)に進み、「NO」 の場合は次のステップに進
む。この判断に際しては上述のようにアドレスとセクタ
番号との対応テーブルを用いる。 (s42) ライト要求範囲中の先頭トラックへのシーク動作
を開始して、次のステップに進む(図8のアクチュエー
タA参照)。 (s43) このシーク動作の終了後、ライト要求範囲の先頭
位置(図8のa点)の回転待ち状態に移行して、次のス
テップに進む。 (s44) この先頭位置から続く部分への要求データのライ
ト動作を開始する。 (s45) ライト要求範囲中の次トラックへのシーク動作を
開始して、次のステップに進む(図8のアクチュエータ
B参照)。 (s46) このシーク動作の終了後、先頭トラックのライト
範囲に連続する次トラック先頭位置(図8のb点)の回
転待ち状態に移行して、次のステップに進む。 (s47) この次トラック先頭位置から続く部分への要求デ
ータ(次トラック対応ディスク)のライト動作を開始す
る。
【0070】図11は、図9に対応のライトコマンド処
理フローを示す説明図であり、その内容は次のようにな
っている。 (s51) ライト要求範囲(ライトコマンドが指定するアド
レス範囲)へのシーク動作を開始して、次のステップに
進む(図9のアクチュエータA参照)。 (s52) このシーク動作の終了後、ライト要求範囲の先頭
位置(図9のa点)の回転待ち状態に移行して、次のス
テップに進む。 (s53) この先頭位置から続く部分への要求データのライ
ト動作を開始して、ホストからのデータ転送が中断され
た場合には次のステップに進む。 (s54) セグメント内の残りのライトデータの書込み終了
後に,次のステップに進む。 (s55) 回転待ち状態に移行して、ホストからのデータ転
送が再開された場合には次のステップに進む。 (s56) ステップ(s53) のライト動作の実行ヘッド(図9
のアクチュエータA)よりもこれと同一トラックの他の
ヘッド(図9のアクチュエータB)の方が、ライト動作
再開時の先頭位置(図9のb点)までの回転待ち時間が
短いかどうかを判断して、「 YES 」 の場合は次のステッ
プに進み、「NO」 の場合はステップ(s58)に進む。 (s57) 書込ヘッドをこの他のヘッドに変更して、次のス
テップに進む。 (s58) この先頭位置の回転待ち状態に移行して、次のス
テップに進む。 (s59) この先頭位置から続く部分への要求データのライ
ト動作を再開する。
【0071】発明の実施の形態における以上の説明内容
は、リードコマンドおよびライトコマンドのいずれの場
合にも適用可能である。
【0072】なお、リードコマンドを実行するアクチュ
エータとライトコマンドを実行するアクチュエータとを
分けるようにしてもよい。
【0073】これにより、リードコマンドの後にライト
コマンドが発行された場合にも、リードコマンド実行の
アクチュエータは、指定範囲の要求データのリード終了
後、ライトコマンドによってリード動作を中断されるこ
となしに、使用セグメントがリードデータでいっぱいに
なるまでプリフェッチを行なうことができる。
【0074】図12は、コンピュータ読み取り可能な記
録媒体からプログラムを読み取って実行するコンピュー
タシステムの概要を示す説明図であり、3はコンピュー
タシステム,31はCPUやディスクドライブ装置など
を内蔵した本体部,32は本体部31からの指示により
画像を表示するディスプレイ,33は表示画面,34は
コンピュ−タシステム3に種々の情報を入力するための
キーボード,35は表示画面33の任意の位置を指定す
るマウス,36はメモリなどを有するディスク装置,3
7はCD−ROMやフロッピー(登録商標)ディスクな
どの可搬型記録媒体をそれぞれ示している。
【0075】プログラムを格納する記録媒体は、 ・ディスク装置36 ・可搬型記録媒体37 ・本体部31のRAMやハードディスク などである。当該プログラムはディスク装置36で実行
される。当該プログラムが可搬型記録媒体37、本体部
31のRAMやハードディスクなどに格納されている場
合、当該プログラムは本体部31を経由してディスク装
置36に転送される。
【0076】(付記1)ヘッドおよびそのアクチュエー
タの動作に基づきリード/ライトコマンドを実行するデ
ィスク装置において、そのリード/ライト対象域の全体
を複数の領域に分割したディスク媒体と、複数の前記ア
クチュエータを、それぞれごとにあらかじめ設定した形
の前記領域内で動作させるアクチュエータ制御手段とを
備えた、ことを特徴とするディスク装置。 (付記2)ヘッドおよびそのアクチュエータの動作に基
づきリード/ライトコマンドを実行するディスク装置に
おいて、複数の前記アクチュエータを個々に制御するア
クチュエータ制御手段と、第1の前記アクチュエータで
駆動されるヘッドが現コマンドの指定範囲の先頭部分に
アクセスした後のリード/ライト動作に関連して、第2
の前記アクチュエータで駆動されるヘッドの新たなアク
セス時間が最短と予想される次コマンドについてのそれ
までの選択処理を終えるリオーダリング手段と、前記リ
ード/ライト動作に関連して、前記次コマンドに基づく
第2の前記アクチュエータのシーク動作を指示するコマ
ンド実行手段とを備えた、ことを特徴とするディスク装
置。 (付記3)ヘッドおよびそのアクチュエータの動作に基
づきリード/ライトコマンドを実行するディスク装置に
おいて、リード/ライトコマンドに基づく前記アクチュ
エータのシーク動作により前記ヘッドが当該コマンドの
指定範囲の途中にオンした場合には、先ずそこからの後
半部分を処理し、その後の回転待ちによって当該指定範
囲の前半部分を処理するコマンド実行手段を備えた、こ
とを特徴とするディスク装置。 (付記4)ヘッドおよびそのアクチュエータの動作に基
づきリード/ライトコマンドを実行するディスク装置で
用いられるプログラムを記憶した記録媒体において、当
該プログラムが、第1の前記アクチュエータで駆動され
るヘッドが現コマンドの指定範囲の先頭部分にアクセス
した後のリード/ライト動作に関連して、第2の前記ア
クチュエータで駆動されるヘッドの新たなアクセス時間
が最短と予想される次コマンドについてのそれまでの選
択処理を終え、かつ、この次コマンドに基づく第2の前
記アクチュエータのシーク動作を指示する機能をコンピ
ュータに実現させるためのものである、ことを特徴とす
るコンピュータ読取り可能な記録媒体。 (付記5)ヘッドおよびそのアクチュエータの動作に基
づきリード/ライトコマンドを実行するディスク装置で
用いられるプログラムを記憶した記録媒体において、当
該プログラムが、リード/ライトコマンドに基づく前記
アクチュエータのシーク動作により前記ヘッドが当該コ
マンドの指定範囲の途中にオンした場合には、先ずそこ
からの後半部分を処理し、その後の回転待ちによって当
該指定範囲の前半部分を処理する機能をコンピュータに
実現させるためのものである、ことを特徴とするコンピ
ュータ読取り可能な記録媒体。
【0077】
【発明の効果】本発明は、このように、リード/ライト
コマンドの実行態様に応じて単一または複数のアクチュ
エータを効率的に(連携)動作させているので、ディス
ク装置全体としてのデータ処理の高速化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、ディスク装置の全体構成を示す説明
図である。
【図2】本発明の、コマンド処理とリオーダリングとの
関係を示す説明図である。
【図3】本発明の、リオーダリング処理フローを示す説
明図である。
【図4】本発明の、ランダムリードコマンド処理の様子
を示す説明図である。
【図5】本発明の、図4に対応のランダムリードコマン
ド処理フローを示す説明図である。
【図6】本発明の、スキップリードコマンド処理の様子
を示す説明図である。
【図7】本発明の、図6に対応のシーケンシャルリード
コマンド処理フローを示す説明図である。
【図8】本発明の、データ量の多いライトコマンド処理
の様子を示す説明図である。
【図9】本発明の、データアウトの中断・再開時のライ
トコマンド処理の様子を示す説明図であり、 (a)はデー
タアウトの中断時を示し、 (b)はデータアウトの再開時
を示している。
【図10】本発明の、図8に対応のライトコマンド処理
フローを示す説明図である。
【図11】本発明の、図9に対応のライトコマンド処理
フローを示す説明図である。
【図12】本発明の、コンピュ−タ読み取り可能な記録
媒体からプログラムを読み取って実行するコンピュ−タ
システムの概要を示す説明図である。
【図13】従来のリード/ライトコマンド処理の様子を
示す説明図である。
【図14】従来のシーケンシャルライトコマンド処理の
様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1:ディスク装置 11:セグメントバッファリードライト手段 12:セグメントバッファ 13および14:媒体リードライト手段 15:ディスク媒体 15a:ディスク媒体の外側領域 15b:ディスク媒体の内側領域 16:コマンドキュー 17:リオーダリング処理部 18:アクチュエータごとの最終アドレス 19:コマンド実行部 20:ライトデータ格納セグメント切換設定部 21:ホスト対応のポインタ制御部 22:ディスク対応のポインタ制御部 23:アクチュエータ制御部 24:外側領域15aを径方向に移動するアクチュエー
タ 24a:ヘッド 25:内側領域15bを径方向に移動するアクチュエー
タ 25a:ヘッド 3:コンピュ−タシステム 31:CPUやディスクドライブ装置などを内蔵した本
体部 32:ディスプレイ 33:表示画面 34:キ−ボ−ド 35:マウス 36:ディスク装置 37:CD−ROMやフロッピ−ディスクなどの可搬型
記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B065 BA01 BA03 CC06 CC07 CH12 5D044 BC01 BC06 CC04 DE02 DE03 DE76 DE91 5D066 AA02 AA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドおよびそのアクチュエータの動作
    に基づきリード/ライトコマンドを実行するディスク装
    置において、 そのリード/ライト対象域の全体を複数の領域に分割し
    たディスク媒体と、 複数の前記アクチュエータを、それぞれごとにあらかじ
    め設定した形の前記領域内で動作させるアクチュエータ
    制御手段とを備えた、ことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 ヘッドおよびそのアクチュエータの動作
    に基づきリード/ライトコマンドを実行するディスク装
    置において、 複数の前記アクチュエータを個々に制御するアクチュエ
    ータ制御手段と、 第1の前記アクチュエータで駆動されるヘッドが現コマ
    ンドの指定範囲の先頭部分にアクセスした後のリード/
    ライト動作に関連して、第2の前記アクチュエータで駆
    動されるヘッドの新たなアクセス時間が最短と予想され
    る次コマンドについてのそれまでの選択処理を終えるリ
    オーダリング手段と、 前記リード/ライト動作に関連して、前記次コマンドに
    基づく第2の前記アクチュエータのシーク動作を指示す
    るコマンド実行手段とを備えた、ことを特徴とするディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】 ヘッドおよびそのアクチュエータの動作
    に基づきリード/ライトコマンドを実行するディスク装
    置で用いられるプログラムを記憶した記録媒体におい
    て、 当該プログラムが、 第1の前記アクチュエータで駆動されるヘッドが現コマ
    ンドの指定範囲の先頭部分にアクセスした後のリード/
    ライト動作に関連して、第2の前記アクチュエータで駆
    動されるヘッドの新たなアクセス時間が最短と予想され
    る次コマンドについてのそれまでの選択処理を終え、か
    つ、この次コマンドに基づく第2の前記アクチュエータ
    のシーク動作を指示する機能をコンピュータに実現させ
    るためのものである、ことを特徴とするコンピュータ読
    取り可能な記録媒体。
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