JP2001347604A - 押出成形品及び自動車用モール - Google Patents

押出成形品及び自動車用モール

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JP2001347604A
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chloride resin
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Ryoichi Yamabe
良一 山部
Tomoyuki Nara
知幸 奈良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた耐候性や成形加工性を付与し、圧縮永
久歪を小さくした押出成形品の提供。 【解決手段】 塩化ビニル系樹脂、アクリル系ゴム重合
体、及び可塑剤を含有してなる軟質樹脂組成物と、金属
とを複合化した押出成形品。さらに、充填剤を用いても
良い。該押出成形品としては軟質樹脂組成物2と金属3
からなるウエザーストリップ1が挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた耐候性、耐
熱変形性、及び成形加工性を付与し、圧縮永久歪を小さ
くした軟質樹脂組成物を使用した押出成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】軟質塩化ビニル系樹脂組成物やEPDM
に代表されるゴムのような軟質材料は天然素材には見ら
れない独特の物性や風合いを有する反面、その強度、耐
熱性及び膨張・収縮等の寸法精度が劣るという欠点があ
った。この欠点を改善するために、従来より軟質材料を
金属と複合化する複合押出成形が行われている。
【0003】この複合押出成形において、軟質材料とし
てEPDM等のゴム材料を使った場合、成形後に加硫工
程が必要となり、製造工程が長くなり、経済的に不利に
なることから、軟質材料としては、軟質塩化ビニル系樹
脂組成物が多く使われ、窓枠等の建材用ガスケット、ベ
ルトモール、ウインドウモール及びサイドモール等の広
範囲の用途に軟質塩化ビニル系樹脂組成物と金属との複
合押出成形品が採用されている。
【0004】しかし、一方では軟質材料として軟質塩化
ビニル系樹脂組成物を使った場合、加硫ゴムを使った製
品に比べて高温時の形状保形性や圧縮永久歪が著しく劣
るという欠点があった。
【0005】これらの欠点の改良方法としては、例えば
平均重合度2500〜3800の高重合度塩化ビニル系
樹脂を使用する方法が挙げられている。この方法を使う
と、JIS K6262(70℃×22Hr)に定める
圧縮永久歪を、従来品の60〜70%から、50%近く
へと低減させることができる。しかし、この方法により
得られた塩化ビニル系樹脂組成物は、更に低く良好な圧
縮永久歪特性を要求される、自動車用モールの材料とし
ては不充分であった。この欠点を改良するために更に高
重合度化した塩化ビニル系樹脂を使用しても、更なる圧
縮永久歪の低減は図れず、むしろ得られた塩化ビニル系
樹脂組成物の成形性が悪くなるという欠点があった。
【0006】この欠点を改良するために、塩化ビニル系
樹脂及び可塑剤からなる軟質塩化ビニル系樹脂組成物に
部分架橋ニトリルゴムを添加し、圧縮永久歪特性を改良
する方法が一般的に用いられている。
【0007】又、圧縮永久歪特性をより改良するため
に、塩化ビニル系樹脂、可塑剤及び部分架橋ニトリルゴ
ムからなる軟質塩化ビニル系樹脂組成物に架橋剤を添加
し、成形加工時に部分架橋ニトリルゴムを動的に架橋さ
せる方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
により得られた塩化ビニル系樹脂組成物は、高温時の形
状保持性や圧縮永久歪特性は確かに改良されるが、成形
加工時の溶融粘度が高く成形性が劣る、更には樹脂組成
物中に含まれる部分架橋ニトリルゴム起因の屋外暴露に
よる色調変化や物性の低下が大きく耐候性が劣るおそれ
があるので、複雑な断面を有する成形品や厳しい耐候性
が求められる場合には使用できないという課題があっ
た。
【0009】本発明は、上記課題を解決し、塩化ビニル
系樹脂組成物の成形加工性や耐候性を低下させることな
く、高温時の形状保形性や圧縮永久歪特性を改良した樹
脂組成物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、塩化ビニ
ル系樹脂、アクリル系ゴム重合体、及び可塑剤を含有し
てなる軟質樹脂組成物と、金属とを複合化してなる押出
成形品であり、塩化ビニル系樹脂の平均重合度が800
〜4000である該押出成形品であり、さらに、充填剤
を含有してなる該押出成形品であり、充填剤が炭酸カル
シウム及び/又はタルクである該押出成形品であり、ア
クリル系ゴム重合体がコア−シェル型構造を有する該押
出成形品である。そして、該押出成形品からなる自動車
用モールである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明に用いられる塩化ビニル系樹脂とし
ては、塩化ビニルと、それに共重合可能なビニル化合物
との混合物を、懸濁重合法、塊状重合法、微細懸濁重合
法又は乳化重合法等の通常の方法によって重合した樹脂
組成物、並びに、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体又は塩素化ポリエチレ
ン等に塩化ビニルをグラフト共重合した樹脂組成物等が
挙げられる。又、塩素化塩素ビニル系樹脂を用いてもよ
い。
【0013】前記塩化ビニルと共重合可能なビニル化合
物としては、酢酸ビニルやプロピオン酸ビニル等のビニ
ルエステル類、メチルアクリレートやブチルアクリレー
ト等のアクリル酸エステル類、メチルメタクリレートや
エチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類、ブ
チルマレートやジエチルマレート等のマレイン酸エステ
ル類、ジブチルフマレートやジエチルフマレート等のフ
マル酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルブチ
ルエーテル及びビニルオクチルエーテル等のビニルエー
テル類、アクリロニトリルやメタクリロニトリル等のシ
アン化ビニル類、エチレン、プロピレンやスチレン等の
α−オレフィン類、塩化ビニリデンや臭化ビニル等の塩
化ビニル以外のハロゲン化ビニリデンやハロゲン化ビニ
ル類、並びに、ジアリルフタレート等のフタル酸エステ
ル類が挙げられる。これらのビニル化合物は、塩化ビニ
ル系樹脂の構成成分中30質量%以下が好ましく、20
質量%以下がより好ましい。
【0014】これらの塩化ビニル系樹脂の平均重合度
は、JIS K6721により測定する平均重合度(以
下重合度と称す)が800〜4000であることが好ま
しく、1300〜3800がより好ましく、1700〜
2500が最も好ましい。重合度が800未満だと得ら
れた樹脂組成物の圧縮永久歪特性が劣るおそれがあり、
4000を越えると得られた樹脂組成物の成形加工時の
溶融粘度が著しく高くなり、加工性が悪くなるおそれが
ある。
【0015】本発明に用いられるアクリル系ゴム重合体
の中では、圧縮永久歪特性や耐候性の点で、コア材と、
このコア材の表面を覆うシェル材とからなるコア−シェ
ル型構造を有するアクリル系ゴム重合体が好ましい。
【0016】コア材とは、ブチルアクリレートを主成分
として、ブチルアクリレートと反応性が等しく、2個以
上の二重結合を有する単量体、例えばジビニルベンゼン
等の芳香族ジビニル単量体やブチレングリコールジアク
リレート等により架橋が施されたものをいう。
【0017】シェル材は、塩化ビニル系樹脂との相溶性
に優れる単量体を最低1個以上含む構造が好ましい。塩
化ビニル系樹脂との相溶性に優れるシェル材としては、
ポリメタクリル酸メチルやポリメタクリル酸エチル等の
ポリメタクリル酸エステル類及びポリカプロラクトン等
のポリエステル類、ポリエステル系ポリウレタン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体及びスチレン−アクリロニト
リル共重合体等の樹脂組成物が挙げられる。
【0018】コア−シェル型構造を有するアクリル系ゴ
ム重合体としては、サニガムP7395(Good Y
ear(株)製)等が挙げられる。
【0019】アクリル系ゴム重合体の使用量は、塩化ビ
ニル系樹脂100質量部に対して10〜300質量部が
好ましく、20〜200質量部がより好ましい。10質
量部未満だと圧縮永久歪特性や耐候性が劣るおそれがあ
り、300質量部を越えると成形加工時の溶融粘度が著
しく高くなり、加工性が悪くなるおそれがある。
【0020】本発明に用いられる可塑剤としては、特に
限定されるものではなく、従来の軟質塩化ビニル系樹脂
組成物に使われるものを使用できる。可塑剤の中では、
ジ−2−エチルヘキシルフタレートやジブチルフタレー
ト等のフタル酸エステル類、ジ−2−エチルヘキシルア
ジペート等のアジピン酸エステル類、ジブチルセバケー
ト等のセバシン酸エステル、トリ−2−エチルヘキシル
トリメリテート等のトリメリット酸エステル及びエポキ
シ化大豆油等のエポキシ系化合物からなる群のうちの1
種又は2種以上が好ましい。
【0021】可塑剤の使用量は、製品に要求される硬
さ、可撓性、物性及び成形加工性の点で、塩化ビニル系
樹脂100質量部に対し20〜200質量部が好まし
く、30〜150質量部がより好ましい。20質量部未
満だと柔軟性を付与しにくく、得られた樹脂組成物は圧
縮永久歪が大きく、耐候性や加工性が悪くなるおそれが
あり、200質量部を越えると樹脂組成物中に可塑剤を
吸収しにくく、成形品から可塑剤が滲み出て、形状保持
性や成形加工性が悪くなるおそれがある。
【0022】本発明では、製品に要求される硬さ、可撓
性、物性及び成形加工性を満たす点で、充填剤を用いる
ことが好ましい。
【0023】本発明に用いられる充填剤としては、炭酸
カルシウム、タルク、シリカ、クレー、水酸化アルミニ
ウム及び酸化アンチモン等が挙げられる。これらの中で
は、軟質樹脂組成物の成形加工時の賦形性を大幅に改善
する点で、炭酸カルシウム及び/又はタルクが好まし
い。
【0024】本発明に用いられる炭酸カルシウムは、重
質炭酸カルシウムや軽質炭酸カルシウムの何れでも良
い。
【0025】炭酸カルシウムの平均粒径は特に制限はな
いが、通常、0.03〜4.0μmが好ましく、0.0
4〜2.0μmがより好ましい。0.03μm未満だと
賦形性の付与効果が認められないおそれがあり、4.0
μmを越えるとは成形品表面が平滑にならず、外観不良
となるおそれがある。
【0026】本発明に用いられるタルクは、粘土鉱物の
一種である。
【0027】タルクの平均粒径は特に制限はないが、通
常、0.8μm〜12μmが好ましく、1.0μm〜9
μmがより好ましく、1.5μm〜5μmが最も好まし
い。0.8μm未満でも、12μmを越えても、表面が
平滑にならず、外観不良となるおそれがある。
【0028】充填剤の使用量は、塩化ビニル系樹脂10
0質量部に対し3〜200質量部が好ましく、5〜15
0質量部がより好ましい。3質量部未満だと成形品にお
ける細部形状の成形加工性が悪いおそれがあり、200
質量部を越えると成形品における細部形状の成形加工性
が悪く、成形品表面が平滑にならないおそれがある。
【0029】本発明に用いられる金属としては、ステン
レス、鉄、銅及びアルミニウム等、一般に剛性を有する
金属であれば特に制限されない。
【0030】本発明の樹脂組成物には、その性能を極端
に低下させない範囲内で、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アクリル系樹脂、塩素化ポリエチレン、ポリウレタ
ン及びアクリロニトリル−ブタジエン共重合体等の塩化
ビニル系樹脂との相溶性に優れる熱可塑性樹脂、塩化ビ
ニル系樹脂に通常添加される三酸化アンチモンやホウ酸
亜鉛に代表される難燃剤、ステアリン酸バリウム、ステ
アリン酸亜鉛及び三塩基性硫酸鉛等の熱安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、滑剤、並びに、着色剤等の各種添
加剤を必要に応じて添加できる。
【0031】本発明において樹脂組成物を構成する各成
分を混合、混練する方法や、得られた樹脂組成物を成形
加工する方法は特に限定されるものではなく、一般的な
混練方法及び成形加工方法を用いることができる。
【0032】即ち、各成分を、ヘンシェルミキサーやス
ーパーミキサーのような高速ミキサーやリボンブレンダ
ー等の混合機に投入し、例えば150℃以下の温度でそ
れぞれの混合機に見合った時間、均一にブレンドする。
得られた混合物をバンバリーミキサー、ミキシングロー
ル及び押出機等といった、通常の塩化ビニル系樹脂の製
造に用いられる混練機を使い、常法により造粒すること
ができる。
【0033】本発明の押出成形品を製造するには、金属
長尺板又は必要に応じて金属長尺板をロールホーミング
して折り曲げ加工したものを、樹脂混練押出機のダイに
導入し、ダイ内で軟質樹脂組成物と接合された複合押出
成形品として製造される。又、この間金属と該樹脂組成
物の接合を強固に行うために接着剤塗布装置、接着剤加
熱装置、接着剤乾燥装置を製造ラインに具備することは
本発明の効果を一層向上させるために有効である。
【0034】本発明において、表面意匠性等を賦与する
目的で、押出成形時、表面に塩化ビニル系樹脂組成物や
アクリル樹脂組成物等を多層にして押出してもかまわな
い。
【0035】本発明の押出成形品は耐候性及び圧縮永久
歪特性に優れることから、ウエザーストリップ、グラス
ランチャンネル、ウインドウモール、ベルトモール等の
各種自動車モール部材、及び窓枠用グレージング等の建
築用部材等に幅広く利用することができる。
【0036】本発明のウエザーストリップは、例えば図
1の構造をしている。ウエザーストリップ1は、軟質樹
脂組成物2と金属3からなり、細部形状の部分(○印箇
所)で車体4に組み付けられている。軟質樹脂組成物2
と窓ガラス5との接触箇所には植毛して植毛部分6を設
けてもよい。ウエザーストリップ1は、細部形状の部分
により窓ガラス5との反力が決められるため、細部形状
には厳格な寸法精度が要求される。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実験例により説明する。
【0038】実験例1 表1に示す配合の使用原料を75リットルのヘンシェル
ミキサーに投入した。撹拌混合後、90m/m単軸押出
機〔池貝鉄工(株)製〕にて混練ペレット化を行い、軟
質樹脂樹脂組成物のペレットを15kgを得た。これを
40m/m単軸押出機(池貝鉄工(株)製)で混練し、
金属として巾25mm、厚さ1mmのステンレス板上に
接合した。尚、ステンレスベルト導入前に接着剤として
ハマタイトA1104B(横浜ゴム(株)製)を軟質樹
脂組成物との接合部に約0.05mmの厚さに塗布後、
高周波加熱器にて、198℃に加熱し、1.5m/分の
速度でロールを引き取り、複合押出成形品を得た。得ら
れた複合押出成形品について、各物性の評価と測定を行
った。
【0039】(使用原料) 塩化ビニル系樹脂−1:重合度2000 アクリル系ゴム重合体−1:Good Year(株)
製商品名「サニガムP7395」、コア−シェル型構造
を有するもの 可塑剤:市販品、ジ−2−エチルヘキシルフタレート 充填剤−1:市販品、炭酸カルシウム、平均粒径1.8
μm 熱安定剤−1:市販品、ステアリン酸バリウム 熱安定剤−2:市販品、ステアリン酸亜鉛 部分架橋ニトリルゴム:部分架橋アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体、JSR(株)製商品名「N201」
【0040】〔試験方法〕 (重合度)JIS K6721に準拠した。 (圧縮永久歪の評価)JIS K6262に準拠し、試
験条件70℃×22時間で軟質樹脂組成物の圧縮永久歪
の評価を行った。 (耐候性の評価)JIS K6251に規定される3号
ダンベルをカーボンアーク式サンシャインウエザオメー
タ(スガ試験機(株)製)を用い、ブラックパネル温度
63℃、晴108分/雨12分のサイクルで1000時
間、軟質樹脂組成物に対して暴露し、暴露前後の色調変
化を色差計(カラーコンピュータSM5、スガ試験機
(株)製)を用いて評価した。色差ΔEはJIS Z8
730により算出した。 (成形加工性の評価)複合押出成形品として図1に示す
ウエザーストリップを成形し、複合押出成形性の評価を
行った。成形品が平滑で形状の良好なものを○、成形品
表面が平滑ではあるが粗いものを△、成形品の表面に波
打ちが見られ、端部が裂けているものを×とした。
【0041】
【表1】
【0042】実験例2 表2に示す配合の使用原料を使用したこと以外は、実験
例1と同様の条件により目的とするものを得、評価を行
った。その結果を表2に示す。
【0043】(使用原料) 塩化ビニル系樹脂−2:重合度1300 塩化ビニル系樹脂−3:重合度1700 塩化ビニル系樹脂−4:重合度2500 塩化ビニル系樹脂−5:重合度3800
【0044】
【表2】
【0045】実験例3 表3に示す配合の使用原料を使用したこと以外は、実験
例1と同様の条件により目的とするものを得、評価を行
った。その結果を表3に示す。
【0046】
【表3】
【0047】実験例4 表4に示す配合の使用原料を使用したこと以外は、実験
例1と同様の条件により目的とするものを得、評価を行
った。その結果を表4に示す。
【0048】(使用原料) 充填剤−2:市販品、タルク、平均粒径4μm 充填剤−3:市販品、水酸化アルミニウム 充填剤−4:市販品、クレー
【0049】〔試験方法〕 (細部形状の成形加工性の評価)成形加工性の評価試験
方法で成形した図1に示すウエザーストリップにつき、
細部形状(図1の○印箇所)を評価した。表面状態が特
に平滑で、金型形状が細部まで賦形されたものを○、細
部まで賦形されていない箇所が僅かにあるものを△、細
部まで賦形されなかったものを×とした。
【0050】
【表4】
【0051】実験例5 表5に示す配合の使用原料を使用したこと以外は、実験
例1と同様の条件により目的とするものを得、評価を行
った。その結果を表5に示す。
【0052】(使用原料) アクリル系ゴム重合体−2:市販品、コア−シェル型構
造を有しないもの
【0053】
【表5】
【0054】
【発明の効果】本発明により、塩化ビニル系樹脂の成形
加工性や耐候性を低下させることなく、高温時の形状保
形性や圧縮永久歪特性を改良した樹脂組成物を提供でき
る。特にJIS K6262(70℃×22時間)に定
める圧縮永久歪が、従来品よりも小さく良好なので、モ
ール、特に車両用モール(好ましくはウエザーストリッ
プ)として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエザーストリップの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ウエザーストリップ 2 軟質樹脂組成物 3 金属 4 車体 5 窓ガラス 6 植毛部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/08 C08K 3/26 3/26 3/34 3/34 5/11 5/11 5/12 5/12 C08L 27/06 C08L 27/06 51/06 51/06 B29K 19:00 // B29K 19:00 27:06 27:06 105:16 105:16 105:22 105:22 B29L 31:30 B29L 31:30 B60J 5/00 501L Fターム(参考) 3D024 AA05 AB06 AB21 AB24 AB27 AB57 4F071 AA24 AA31 AA77 AA81 AB06 AB21 AC10 AH10 BA01 BB06 BC07 4F100 AA08A AA08H AB01B AB04 AC10A AC10H AH02H AK15A AK25A AK27 AK27J AK29 AK29J AL01 AL05A AL09A AN02A BA02 CA04A CA23A CB02 EH23 GB36 JA07A JK13A JK20 JL04 JL09 YY00A 4F207 AA15 AA45 AB07 AD03 AD08 AG03 AH23 KA01 KA17 KB11 4J002 BD04W BD05W BD08W BD09W BD18W BN08W BN12X CD163 DA078 DA088 DA098 DC008 DE127 DE147 DE237 DJ017 DJ037 DJ047 EH096 EH146 FD060 FD130 GT00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂、アクリル系ゴム重合
    体、及び可塑剤を含有してなる軟質樹脂組成物と、金属
    とを複合化してなる押出成形品。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル系樹脂の平均重合度が800
    〜4000である請求項1記載の押出成形品。
  3. 【請求項3】 さらに、充填剤を含有してなる請求項1
    又は2記載の押出成形品。
  4. 【請求項4】 充填剤が炭酸カルシウム及び/又はタル
    クである請求項3記載の押出成形品。
  5. 【請求項5】 アクリル系ゴム重合体がコア−シェル型
    構造を有する請求項1〜4のうちの1項記載の押出成形
    品。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちの1項記載の押出成
    形品からなる自動車用モール。
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