JP2001344429A - 情報配信システム、情報配信装置、情報受信装置、情報配信方法、情報配信プログラムを記録した記録媒体、情報受信方法、情報受信プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報配信システム、情報配信装置、情報受信装置、情報配信方法、情報配信プログラムを記録した記録媒体、情報受信方法、情報受信プログラムを記録した記録媒体

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JP2001344429A
JP2001344429A JP2000162241A JP2000162241A JP2001344429A JP 2001344429 A JP2001344429 A JP 2001344429A JP 2000162241 A JP2000162241 A JP 2000162241A JP 2000162241 A JP2000162241 A JP 2000162241A JP 2001344429 A JP2001344429 A JP 2001344429A
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Iwao Nozaki
岩夫 野崎
Yoshiya Marumoto
喜也 丸本
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Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報源提供者から提供されたコンテンツデー
タを含む配信データを通信ネットワークを介して配信す
る情報配信システムであって、1度配信した配信データ
を再利用することが可能な情報配信システムを提供す
る。 【解決手段】 受信装置としてのPC内に保存されてい
る、配信サーバから配信された配信データにおいて、コ
ピー可能回数情報を変更したい場合に、PCから配信サ
ーバに向けて再利用依頼処理が行われる。その後、PC
は、配信サーバから再利用情報キーを受信し、この再利
用情報キーに基づいて、該当配信データのコピー可能回
数の書き換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報源提供者から
提供されたコンテンツデータを含んだ配信データを通信
ネットワークを介して配信する情報配信システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、デジタル音楽データの圧縮技術の
進歩により、元のデジタル音楽データの音質をほとんど
低下させることなく、データのサイズを例えば1/10
程度に圧縮する技術が数多く提案されている。例えば、
CDと同程度の音質(16bit44.1kHz)から
なる5分程度の曲は、そのままのデジタルデータであれ
ば、およそ50MB程度のデータとなるが、上記のよう
な音声圧縮技術によってデータ形式を変換すると、およ
そ5MB程度のデータにすることが可能となっている。
この程度のデータサイズであれば、例えばインターネッ
トを介して、一般の家庭におけるPCにダウンロードす
ることが、さほど困難ではない程度となる。
【0003】しかしながら、このような圧縮技術を利用
して、市販のCDに記録されている音楽データを圧縮デ
ータに変換し、これを著作権者の許諾を得ずに、例えば
インターネットのWWW(World Wide Web)上のホームペ
ージで違法に配付するサイトが現れており、問題となっ
ている。
【0004】すなわち、デジタルデータは、その性質
上、コピーを繰り返してもデータが劣化することがない
ので、著作権を有するようなデジタルデータを、例えば
PC(Personal Computer) のような、コピープロテクト
機能がなく、かつ容易にコピー処理を行うことが可能な
装置で扱うことが可能なデータにしてしまうと、理論的
には無限に著作権データをコピーすることが容易に行え
てしまうことになる。これでは、著作権者の権利を十全
に保護することができなくなる。
【0005】そこで、インターネットを利用した音楽配
信において、著作権を保護することが可能なデータ配信
システムが提案されている。ここで、このようなデータ
配信システムの一例について説明する。
【0006】このデータ配信システムにおいては、何ら
かの手法、例えばクレジットカードによる精算などによ
って料金を支払うことによって、配信用音楽データを、
例えばPCにダウンロードすることが可能となってい
る。この配信用音楽データは暗号化されたデータであ
り、特定のアプリケーションソフトウェアでのみ再生が
可能となっている。
【0007】また、このダウンロードした配信用音楽デ
ータは、PC内のハードディスクに保存されることにな
るが、この保存状態の情報が配信用音楽データ内に書き
込まれる。そして、該配信用音楽データを再生する場合
には、アプリケーションソフトウェアが、該配信用音楽
データ内の保存状態の情報と、実際の該配信用音楽デー
タの保存状態とを比較し、両者が一致した時にのみ再生
を行うようになっている。したがって、ダウンロードし
た配信用音楽データは、ダウンロードを行ったPCでし
か再生できないような仕組みとなっている。
【0008】さらに、上記配信用音楽データは、特定の
記録媒体に対して、回数を制限してコピーすることが可
能となっている。詳しく説明すると、まず、配信用音楽
データに、コピー可能回数情報が含まれており、最初に
ダウンロードした際には、このコピー可能回数が3回に
設定されている。また、記録媒体としては、ID認証機
能が備えられた記録媒体が用いられる。
【0009】そして、PCから配信用音楽データを記録
媒体にコピーする際には、PC内のアプリケーションソ
フトウェアによって、コピー先の記録媒体のID認証を
行い、その記録媒体の情報を含んだデータを該記録媒体
に転送する。また、記録媒体にコピーを行った際には、
PC内の配信用音楽データにおけるコピー可能回数情報
を1回減らす処理を行う。すなわち、ダウンロードした
配信用音楽データは、3つの記録媒体に対してコピーを
行った場合には、それ以上他の記録媒体にコピーするこ
とが不可能となる。また、データをコピーした記録媒体
から、さらに他の記録媒体にコピーすることは不可能と
なっている。
【0010】さらに、データをコピーした記録媒体か
ら、PCにデータを戻すことも可能となっている。すな
わち、コピーされたデータを記録している記録媒体にお
いて、そのデータが不要となった場合には、該データを
該記録媒体から消去するとともに、PC内の配信用音楽
データにおけるコピー可能回数情報を1回増やす処理を
行うことが可能となっている。これにより、例えば、3
つの記録媒体に対してデータをコピーしてしまった後
に、さらに他の記録媒体にデータをコピーしたい場合に
は、コピーされたデータを有している1つの記録媒体か
ら該データを消去してPC内の配信用音楽データにおけ
るコピー可能回数情報を1回増やし、その後、所望の記
録媒体にデータをコピーする、という処理を行うことに
なる。
【0011】以上のようなデータ配信システムによれ
ば、一旦PC内にダウンロードされた配信用データに、
保存状態の情報、およびコピー可能回数情報が含まれて
おり、これらの情報が有効でないと再生動作、およびコ
ピー動作を行えないようになっているので、上記したよ
うな、デジタルデータに関わる著作権保護の問題をかな
りの程度解決することが可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
データ配信システムにおいて、例えば1回料金を支払っ
てダウンロードした配信用音楽データを、ダウンロード
して保存したPCとは異なるPCにおいて使用したい場
合、もちろんデータをコピーするだけでは、上記のよう
に配信用音楽データ内の保存状態の情報が異なるので、
該データを使用することはできない。したがって、別の
PCで使用したい場合には、同じデータをもう一度料金
を支払って該PCにダウンロードしなければならないこ
とになる。すなわち、同じデータに対して2回分の料金
を支払うとともに、2回分のダウンロード時間を費やさ
なければならなくなる。
【0013】また、例えば、配信用音楽データをダウン
ロードしたPCにおいて、何らかの原因によってOS(O
perating System)のプログラムデータが破損し、これを
修復するためにOSを再インストールした場合が考えら
れる。この場合、該配信用音楽データに記録されている
保存状態の情報と、再インストール後のPCの状態とが
異なるものとなってしまうので、該配信用音楽データ
は、再生動作およびコピー動作が行えないものとなって
しまう。すなわち、OSの再インストールをした場合に
は、再び配信用音楽データを料金を払ってダウンロード
しなければならないことになる。
【0014】また、PC内にダウンロードした配信用音
楽データを用いて、3つの記録媒体にコピーを行った
後、これらの記録媒体に保存されているコピーデータを
消去することなく、さらに他の記録媒体にデータをコピ
ーしたい場合も考えられる。この場合には、同じデータ
をもう一度料金を支払ってダウンロードし、この新しく
ダウンロードしたデータによって他の記録媒体にデータ
をコピーすることになる。すなわち、同じデータに対し
て2回分の料金を支払い、2回分のダウンロード時間を
費やさなければならなくなるとともに、音楽の内容とし
ては同じ2つの配信用音楽データを同じPC内のハード
ディスクに記録していなければならなくなる。これは、
PCの所有者に対して、不必要にハードディスクの容量
を占有されているような印象を与えることになる。
【0015】以上のように、上記のようなデータ配信シ
ステムは、著作権の保護という観点に関してはかなりの
レベルで実現されてはいるが、利用者からすれば、使い
勝手があまりよくないという問題を有しており、このよ
うなシステムの普及の障害となっている。
【0016】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、情報源提供者から提供さ
れたコンテンツデータを含む配信データを通信ネットワ
ークを介して配信する情報配信システムであって、1度
配信した配信データを再利用することが可能な情報配信
システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の情報配信システムは、情報源提供
者から提供されたコンテンツデータを通信ネットワーク
を介して配信する情報配信システムであって、上記コン
テンツデータを含んだ配信データの配信を行う配信装置
と、上記配信データを受信するとともに、該配信データ
を保存する受信装置とを備え、上記配信データが、当該
配信データの利用制限情報をさらに含んでおり、上記受
信装置が、上記配信装置からの許諾を受けることによっ
て、保存されている配信データの利用制限情報を書き換
えることを特徴としている。
【0018】上記の構成では、情報源提供者から提供さ
れたコンテンツデータを含んだ配信データが、配信装置
によって通信ネットワーク上で配信され、受信装置がこ
の配信データを受信し、該配信データを保存する構成と
なっている。また、配信データには、当該配信データの
利用制限情報がさらに含まれており、この利用制限情報
は、配信装置からの許諾を受けることによって、受信装
置側で書き換えることが可能となっている。
【0019】従来においては、受信装置に保存されてい
る配信データの利用制限情報を変更したい場合には、利
用制限情報だけが異なる同じ配信データを配信装置から
受信しなければならなかった。これに対して、上記の構
成によれば、受信装置側において、保存されている配信
データに対して、利用制限情報を変更したい場合には、
配信装置からの許諾を得ることのみによって、該利用制
限情報を変更することが可能となる。したがって、比較
的データサイズが大きくなるコンテンツデータを含む配
信データを再度受信することなく、受信装置内に保存さ
れている配信データの利用制限情報を変更することが可
能となり、配信に要する時間の節約や、受信装置内にお
けるデータの記憶容量の節約を実現することができる。
【0020】請求項2記載の情報配信システムは、請求
項1記載の構成において、上記受信装置が、上記利用制
限情報の変更内容が示された再利用情報キーを上記配信
装置から受信し、これに基づいて、上記受信装置に保存
されている配信データの利用制限情報の書き換えを行う
ことを特徴としている。
【0021】上記の構成によれば、利用制限情報の変更
内容が示された再利用情報キーが、配信装置から受信装
置に配信されるともに、この再利用情報キーに基づい
て、配信データの利用制限情報が変更されることにな
る。よって、配信装置側で許可された利用制限情報の変
更内容が、受信装置側において的確に反映された状態
で、配信データの利用制限情報が変更されることができ
る。したがって、配信装置側にとっても、安心して利用
制限情報の変更依頼を受けることができる。
【0022】また、配信装置から受信装置に配信される
再利用情報キーは、利用制限情報の変更内容が示されて
いる程度なので、コンテンツデータを含む配信データと
比較して、そのデータサイズが非常に小さいものとな
る。よって、このような再利用情報キーの配信は、要す
る時間が短くてすみ、受信装置側、および配信装置側の
双方において、配信の負担を小さくすることができる。
【0023】請求項3記載の情報配信システムは、請求
項1または2記載の構成において、上記利用制限情報
が、当該配信データの再生可能回数情報であることを特
徴としている。
【0024】上記の構成によれば、利用制限情報とし
て、配信データの再生可能回数情報が、配信データに含
まれていることになる。ここで、再生可能回数とは、複
製およびほぼ同等のデータ形式のデータへの変換を行う
ことが可能な回数、および、コンテンツデータを利用す
ることが可能な回数、などを含むものとする。これによ
り、例えば、複製およびほぼ同等のデータ形式のデータ
への変換を行うことが可能な回数として再生可能回数が
設定されている場合、配信装置から一旦受信装置に配信
データが配信されてしまうと、該受信装置から無制限に
該配信データが複製されてしまうことを防ぐことができ
る。これにより、例えば配信データに含まれるコンテン
ツデータが著作権を有しているデータである場合にも、
的確に著作権を保護することが可能となる。
【0025】また、例えば、コンテンツデータを利用す
ることが可能な回数として再生可能回数が設定されてい
る場合、配信装置から受信装置に配信データが配信され
た際に、該コンテンツデータの利用回数を制限すること
が可能となる。よって、例えば料金に応じて利用回数を
設定するなどの制御を行うことが可能となる。
【0026】請求項4記載の情報配信システムは、請求
項1ないし3のいずれかに記載の構成において、上記利
用制限情報が、当該配信データの利用可能環境情報であ
ることを特徴としている。
【0027】上記の構成によれば、利用制限情報とし
て、配信データの利用可能環境情報が、配信データに含
まれていることになる。よって、配信装置から受信装置
へ配信された配信データが複製されたとしても、該配信
データに記録されている利用可能環境情報に適合した環
境でしか、該配信データを利用することができなくな
る。よって、例えば配信データに含まれるコンテンツデ
ータが著作権を有しているデータである場合にも、的確
に著作権を保護することが可能となる。
【0028】請求項5記載の情報配信システムは、請求
項1ないし4のいずれかに記載の構成において、上記受
信装置がインターネットに接続されたPCであることを
特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、インターネットに接
続されたPCによって配信データを受信するので、例え
ば一般の家庭で用いられるPCにおいても、上記のよう
なコンテンツデータを受信することが可能となる。よっ
て、一般の家庭においても、インターネットを介して様
々な種類のコンテンツデータを受信することが可能とな
る。
【0030】請求項6記載の情報配信システムは、請求
項1ないし5のいずれかに記載の構成において、上記配
信装置が、上記受信装置から、配信データにおける利用
制限情報の書き換え依頼を受けた際に、該配信装置が、
該配信データの利用制限情報の書き換えを許諾すること
が可能な配信装置であるか否かを、該配信装置が判断す
ることを特徴としている。
【0031】上記の構成によれば、配信装置が、受信装
置から配信データにおける利用制限情報の書き換え依頼
を受けた際に、該配信装置が、該配信データの利用制限
情報の書き換えを許諾することが可能な配信装置である
か否かを自ら判断することになる。よって、例えば、該
情報配信システムに複数の配信装置が設けられている場
合、例えば該情報配信システムの管理者が、各配信装置
に対して、利用制限情報の書き換えの許諾に制限を与え
ることが可能となる。
【0032】請求項7記載の情報配信システムは、請求
項1ないし6のいずれかに記載の構成において、上記配
信装置が、上記受信装置から、配信データにおける利用
制限情報の書き換え依頼を受けた際に、該受信装置が、
該配信データの利用制限情報の書き換えの許諾を受ける
ことが可能な受信装置であるか否かを、該配信装置が判
断することを特徴としている。
【0033】上記の構成によれば、配信装置が、受信装
置から配信データにおける利用制限情報の書き換え依頼
を受けた際に、配信装置側で、該受信装置が、該配信デ
ータの利用制限情報の書き換えを許諾すべき受信装置で
あるか否かが判断されることになる。よって、例えば、
該受信装置が、料金の支払いに関して何らかの問題があ
る場合などに、利用制限情報の書き換えを許諾しないな
どの処理を行うことが可能となる。
【0034】請求項8記載の情報配信システムは、請求
項1ないし7のいずれかに記載の構成において、上記配
信データにおける利用制限情報が、電子透かし方式によ
って該配信データ内に含まれていることを特徴としてい
る。
【0035】上記の構成によれば、利用制限情報が、電
子透かし方式によって該配信データ内に含まれているの
で、配信データにおける利用制限情報を、第三者が確認
することが極めて困難になる。よって、利用制限情報が
不正に書き換えられたりすることを防止することが可能
となる。
【0036】請求項9記載の情報配信装置は、通信ネッ
トワークに接続されているとともに、情報源提供者によ
って提供されたコンテンツデータを含む配信データを受
信装置に向けて配信する情報配信装置であって、上記配
信データが、当該配信データの利用制限情報をさらに含
んでいるとともに、上記受信装置から、当該受信装置に
保存されている配信データの利用制限情報の書き換え依
頼を受信する再利用依頼情報受信部と、上記受信装置に
おいて保存されている配信データの利用制限情報の書き
換えを許可する再利用許可処理部とが設けられているこ
とを特徴としている。
【0037】上記の構成では、情報源提供者から提供さ
れたコンテンツデータを含んだ配信データが、当該配信
データの利用制限情報をさらに含んでおり、再利用依頼
情報受信部によって、受信装置に保存されている配信デ
ータの利用制限情報の書き換え依頼が受信されるととも
に、再利用許可処理部によって、該配信データの利用制
限情報の書き換えが許可される構成となっている。
【0038】従来においては、受信装置に保存されてい
る配信データの利用制限情報を変更したい場合には、利
用制限情報だけが異なる同じ配信データを配信装置から
受信しなければならなかった。これに対して、上記の構
成によれば、受信装置側において、保存されている配信
データに対して、利用制限情報を変更したい場合には、
配信装置からの許諾を得ることのみによって、該利用制
限情報を変更することが可能となる。したがって、比較
的データサイズが大きくなるコンテンツデータを含む配
信データを再度受信することなく、受信装置内に保存さ
れている配信データの利用制限情報を変更することが可
能となり、配信に要する時間の節約や、受信装置内にお
けるデータの記憶容量の節約を実現することができる。
【0039】請求項10記載の情報配信装置は、請求項
9記載の構成において、上記再利用許可部が、上記利用
制限情報の変更内容が示された再利用情報キーを上記受
信装置に向けて配信し、上記受信装置が、この再利用情
報キーに基づいて、当該受信装置に保存されている配信
データの利用制限情報の書き換えを行うことを特徴とし
ている。
【0040】上記の構成によれば、利用制限情報の変更
内容が示された再利用情報キーが、再利用許可部から受
信装置に配信されるともに、この再利用情報キーに基づ
いて、配信データの利用制限情報が変更されることにな
る。よって、配信装置側で許可された利用制限情報の変
更内容が、受信装置側において的確に反映された状態
で、配信データの利用制限情報が変更されることができ
る。したがって、配信装置側にとっても、安心して利用
制限情報の変更依頼を受けることができる。
【0041】また、配信装置から受信装置に配信される
再利用情報キーは、利用制限情報の変更内容が示されて
いる程度なので、コンテンツデータを含む配信データと
比較して、そのデータサイズが非常に小さいものとな
る。よって、このような再利用情報キーの配信は、要す
る時間が短くてすみ、受信装置側、および配信装置側の
双方において、配信の負担を小さくすることができる。
【0042】請求項11記載の情報配信装置は、請求項
9または10記載の構成において、上記利用制限情報
が、当該配信データの再生可能回数情報であることを特
徴としている。
【0043】上記の構成によれば、利用制限情報とし
て、配信データの再生可能回数情報が、配信データに含
まれていることになる。よって、例えば、複製およびほ
ぼ同等のデータ形式のデータへの変換を行うことが可能
な回数として再生可能回数が設定されている場合、配信
装置から一旦受信装置に配信データが配信されてしまう
と、該受信装置から無制限に該配信データが複製されて
しまうことを防ぐことができる。これにより、例えば配
信データに含まれるコンテンツデータが著作権を有して
いるデータである場合にも、的確に著作権を保護するこ
とができる。
【0044】また、例えば、コンテンツデータを利用す
ることが可能な回数として再生可能回数が設定されてい
る場合、配信装置から受信装置に配信データが配信され
た際に、該コンテンツデータの利用回数を制限すること
が可能となる。よって、例えば料金に応じて利用回数を
設定するなどの制御を行うことが可能となる。
【0045】請求項12記載の情報配信装置は、請求項
9ないし11のいずれかに記載の構成において、上記利
用制限情報が、当該配信データの利用可能環境情報であ
ることを特徴としている。
【0046】上記の構成によれば、利用制限情報とし
て、配信データの利用可能環境情報が、配信データに含
まれていることになる。よって、配信装置から受信装置
へ配信された配信データが複製されたとしても、該配信
データに記録されている利用可能環境情報に適合した環
境でしか、該配信データを利用することができなくな
る。よって、例えば配信データに含まれるコンテンツデ
ータが著作権を有しているデータである場合にも、的確
に著作権を保護することが可能となる。
【0047】請求項13記載の情報配信装置は、請求項
9ないし12のいずれかに記載の構成において、上記再
利用依頼情報受信部が、上記受信装置から、配信データ
における利用制限情報の書き換え依頼を受けた際に、該
配信装置が、該配信データの利用制限情報の書き換えを
許諾することが可能な配信装置であるか否かを判断する
再利用許可処理部をさらに備えていることを特徴として
いる。
【0048】上記の構成によれば、再利用依頼情報受信
部が、受信装置から配信データにおける利用制限情報の
書き換え依頼を受けた際に、再利用許可処理部によっ
て、該配信装置が、該配信データの利用制限情報の書き
換えを許諾することが可能な配信装置であるか否かが判
断されることになる。よって、例えば、該情報配信シス
テムに複数の配信装置が設けられている場合、例えば該
情報配信システムの管理者が、各配信装置に対して、利
用制限情報の書き換えの許諾に制限を与えることが可能
となる。
【0049】請求項14記載の情報配信装置は、請求項
9ないし13のいずれかに記載の構成において、上記再
利用依頼情報受信部が、上記受信装置から、配信データ
における利用制限情報の書き換え依頼を受けた際に、上
記再利用許可処理部によって、該受信装置が、該配信デ
ータの利用制限情報の書き換えの許諾を受けることが可
能な受信装置であるか否かが判断されることを特徴とし
ている。
【0050】上記の構成によれば、再利用依頼情報受信
部が、受信装置から配信データにおける利用制限情報の
書き換え依頼を受けた際に、再利用許可処理部によっ
て、該受信装置が、該配信データの利用制限情報の書き
換えを許諾すべき受信装置であるか否かが判断されるこ
とになる。よって、例えば、該受信装置が、料金の支払
いに関して何らかの問題がある場合などに、利用制限情
報の書き換えを許諾しないなどの処理を行うことが可能
となる。
【0051】請求項15記載の情報配信装置は、請求項
9ないし14のいずれかに記載の構成において、上記配
信データにおける利用制限情報が、電子透かし方式によ
って該配信データ内に含まれていることを特徴としてい
る。
【0052】上記の構成によれば、利用制限情報が、電
子透かし方式によって該配信データ内に含まれているの
で、配信データにおける利用制限情報を、第三者が確認
することが極めて困難になる。よって、利用制限情報が
不正に書き換えられたりすることを防止することが可能
となる。
【0053】請求項16記載の情報受信装置は、通信ネ
ットワークに接続されているとともに、情報源提供者に
よって提供されたコンテンツデータを含む配信データを
配信装置から受信する情報受信装置であって、上記配信
データが、当該配信データの利用制限情報をさらに含ん
でいるとともに、当該情報受信装置に保存されている配
信データの利用制限情報の書き換え依頼を上記配信装置
に向けて送信する発注処理部と、上記配信装置から、保
存されている配信データの利用制限情報の書き換え許可
を得た際に、該配信データの利用制限情報の書き換えを
行う再利用設定処理部とを備えていることを特徴として
いる。
【0054】上記の構成では、情報源提供者から提供さ
れたコンテンツデータを含んだ配信データが、当該配信
データの利用制限情報をさらに含んでおり、発注処理部
によって、当該受信装置に保存されている配信データの
利用制限情報の書き換え依頼が配信装置に向けて送信さ
れるとともに、再利用設定処理部によって、配信装置か
らの許諾を受けた場合に、該配信データの利用制限情報
の書き換えを行う構成となっている。
【0055】従来においては、受信装置に保存されてい
る配信データの利用制限情報を変更したい場合には、利
用制限情報だけが異なる同じ配信データを配信装置から
受信しなければならなかった。これに対して、上記の構
成によれば、受信装置側において、保存されている配信
データに対して、利用制限情報を変更したい場合には、
配信装置からの許諾を得ることのみによって、該利用制
限情報を変更することが可能となる。したがって、比較
的データサイズが大きくなるコンテンツデータを含む配
信データを再度受信することなく、受信装置内に保存さ
れている配信データの利用制限情報を変更することが可
能となり、配信に要する時間の節約や、受信装置内にお
けるデータの記憶容量の節約を実現することができる。
【0056】請求項17記載の情報受信装置は、請求項
16記載の構成において、上記再利用設定処理部が、上
記利用制限情報の変更内容が示された再利用情報キーを
上記配信装置から受信し、これに基づいて、配信データ
の利用制限情報の書き換えを行うことを特徴としてい
る。
【0057】上記の構成によれば、利用制限情報の変更
内容が示された再利用情報キーが、配信装置から受信装
置に配信されるともに、この再利用情報キーに基づい
て、配信データの利用制限情報が変更されることにな
る。よって、配信装置側で許可された利用制限情報の変
更内容が、受信装置側において的確に反映された状態
で、配信データの利用制限情報が変更されることができ
る。したがって、配信装置側にとっても、安心して利用
制限情報の変更依頼を受けることができる。
【0058】また、配信装置から受信装置に配信される
再利用情報キーは、利用制限情報の変更内容が示されて
いる程度なので、コンテンツデータを含む配信データと
比較して、そのデータサイズが非常に小さいものとな
る。よって、このような再利用情報キーの配信は、要す
る時間が短くてすみ、受信装置側、および配信装置側の
双方において、配信の負担を小さくすることができる。
【0059】請求項18記載の情報受信装置は、請求項
16または17記載の構成において、上記利用制限情報
が、当該配信データの再生可能回数情報であることを特
徴としている。
【0060】上記の構成によれば、利用制限情報とし
て、配信データの再生可能回数情報が、配信データに含
まれていることになる。よって、例えば、複製およびほ
ぼ同等のデータ形式のデータへの変換を行うことが可能
な回数として再生可能回数が設定されている場合、配信
装置から一旦受信装置に配信データが配信されてしまう
と、該受信装置から無制限に該配信データが複製されて
しまうことを防ぐことができる。これにより、例えば配
信データに含まれるコンテンツデータが著作権を有して
いるデータである場合にも、的確に著作権を保護するこ
とができる。
【0061】また、例えば、コンテンツデータを利用す
ることが可能な回数として再生可能回数が設定されてい
る場合、配信装置から受信装置に配信データが配信され
た際に、該コンテンツデータの利用回数を制限すること
が可能となる。よって、例えば料金に応じて利用回数を
設定するなどの制御を行うことが可能となる。
【0062】請求項19記載の情報受信装置は、請求項
16ないし18のいずれかに記載の構成において、上記
利用制限情報が、当該配信データの利用可能環境情報で
あることを特徴としている。
【0063】上記の構成によれば、利用制限情報とし
て、配信データの利用可能環境情報が、配信データに含
まれていることになる。よって、配信装置から受信装置
へ配信された配信データが複製されたとしても、該配信
データに記録されている利用可能環境情報に適合した環
境でしか、該配信データを利用することができなくな
る。よって、例えば配信データに含まれるコンテンツデ
ータが著作権を有しているデータである場合にも、的確
に著作権を保護することが可能となる。
【0064】請求項20記載の情報受信装置は、請求項
16ないし19のいずれかに記載の構成において、当該
情報受信装置がインターネットに接続されたPCによっ
て構成されていることを特徴としている。
【0065】上記の構成によれば、インターネットに接
続されたPCによって配信データを受信するので、例え
ば一般の家庭で用いられるPCにおいても、上記のよう
なコンテンツデータを受信することが可能となる。よっ
て、一般の家庭においても、インターネットを介して様
々な種類のコンテンツデータを受信することが可能とな
る。
【0066】請求項21記載の情報受信装置は、請求項
16ないし20のいずれかに記載の構成において、上記
配信データにおける利用制限情報が、電子透かし方式に
よって該配信データ内に含まれていることを特徴として
いる。
【0067】上記の構成によれば、利用制限情報が、電
子透かし方式によって該配信データ内に含まれているの
で、配信データにおける利用制限情報を、第三者が確認
することが極めて困難になる。よって、利用制限情報が
不正に書き換えられたりすることを防止することが可能
となる。
【0068】請求項22記載の情報配信方法は、通信ネ
ットワークに接続されているとともに、情報源提供者に
よって提供されたコンテンツデータを含む配信データを
配信装置から受信装置に向けて配信する情報配信方法で
あって、上記配信データが、当該配信データの利用制限
情報をさらに含んでいるとともに、上記受信装置から、
当該受信装置に保存されている配信データの利用制限情
報の書き換え依頼を受信するステップと、上記受信装置
において保存されている配信データの利用制限情報の書
き換えを許可するステップとを有していることを特徴と
している。
【0069】上記の方法では、情報源提供者から提供さ
れたコンテンツデータを含んだ配信データが、当該配信
データの利用制限情報をさらに含んでおり、受信装置に
保存されている配信データの利用制限情報の書き換え依
頼を受信するとともに、該配信データの利用制限情報の
書き換えを許可する方法となっている。
【0070】従来においては、受信装置に保存されてい
る配信データの利用制限情報を変更したい場合には、利
用制限情報だけが異なる同じ配信データを配信装置から
受信しなければならなかった。これに対して、上記の方
法によれば、受信装置側において、保存されている配信
データに対して、利用制限情報を変更したい場合には、
配信装置からの許諾を得ることのみによって、該利用制
限情報を変更することが可能となる。したがって、比較
的データサイズが大きくなるコンテンツデータを含む配
信データを再度受信することなく、受信装置内に保存さ
れている配信データの利用制限情報を変更することが可
能となり、配信に要する時間の節約や、受信装置内にお
けるデータの記憶容量の節約を実現することができる。
【0071】請求項23記載の情報配信プログラムを記
録した記録媒体は、通信ネットワークに接続されている
とともに、情報源提供者によって提供されたコンテンツ
データを含む配信データを配信装置から受信装置に向け
て配信する情報配信プログラムを記録した記録媒体であ
って、上記配信データが、当該配信データの利用制限情
報をさらに含んでいるとともに、上記受信装置から、当
該受信装置に保存されている配信データの利用制限情報
の書き換え依頼を受信する処理と、上記受信装置におい
て保存されている配信データの利用制限情報の書き換え
を許可する処理とをコンピュータに実行させることを特
徴としている。
【0072】上記の記録媒体に記録されたプログラムに
よれば、情報源提供者から提供されたコンテンツデータ
を含んだ配信データが、当該配信データの利用制限情報
をさらに含んでおり、受信装置に保存されている配信デ
ータの利用制限情報の書き換え依頼を受信するととも
に、該配信データの利用制限情報の書き換えを許可する
方法となっている。
【0073】従来においては、受信装置に保存されてい
る配信データの利用制限情報を変更したい場合には、利
用制限情報だけが異なる同じ配信データを配信装置から
受信しなければならなかった。これに対して、上記の構
成によれば、受信装置側において、保存されている配信
データに対して、利用制限情報を変更したい場合には、
配信装置からの許諾を得ることのみによって、該利用制
限情報を変更することが可能となる。したがって、比較
的データサイズが大きくなるコンテンツデータを含む配
信データを再度受信することなく、受信装置内に保存さ
れている配信データの利用制限情報を変更することが可
能となり、配信に要する時間の節約や、受信装置内にお
けるデータの記憶容量の節約を実現することができる。
【0074】請求項24記載の情報受信方法は、通信ネ
ットワークに接続されているとともに、情報源提供者に
よって提供されたコンテンツデータを含む配信データを
配信装置から受信する情報受信方法であって、上記配信
データが、当該配信データの利用制限情報をさらに含ん
でいるとともに、当該情報受信装置に保存されている配
信データの利用制限情報の書き換え依頼を上記配信装置
に向けて送信するステップと、上記配信装置から、保存
されている配信データの利用制限情報の書き換え許可を
得た際に、該配信データの利用制限情報の書き換えを行
うステップとを有していることを特徴としている。
【0075】上記の方法では、情報源提供者から提供さ
れたコンテンツデータを含んだ配信データが、当該配信
データの利用制限情報をさらに含んでおり、当該受信装
置に保存されている配信データの利用制限情報の書き換
え依頼が配信装置に向けて送信されるとともに、配信装
置からの許諾を受けた場合に、該配信データの利用制限
情報の書き換えを行う方法となっている。
【0076】従来においては、受信装置に保存されてい
る配信データの利用制限情報を変更したい場合には、利
用制限情報だけが異なる同じ配信データを配信装置から
受信しなければならなかった。これに対して、上記の方
法によれば、受信装置側において、保存されている配信
データに対して、利用制限情報を変更したい場合には、
配信装置からの許諾を得ることのみによって、該利用制
限情報を変更することが可能となる。したがって、比較
的データサイズが大きくなるコンテンツデータを含む配
信データを再度受信することなく、受信装置内に保存さ
れている配信データの利用制限情報を変更することが可
能となり、配信に要する時間の節約や、受信装置内にお
けるデータの記憶容量の節約を実現することができる。
【0077】請求項25記載の情報受信プログラムを記
録した記録媒体は、通信ネットワークに接続されている
とともに、情報源提供者によって提供されたコンテンツ
データを含む配信データを配信装置から受信する情報受
信プログラムを記録した記録媒体であって、上記配信デ
ータが、当該配信データの利用制限情報をさらに含んで
いるとともに、当該情報受信装置に保存されている配信
データの利用制限情報の書き換え依頼を上記配信装置に
向けて送信する処理と、上記配信装置から、保存されて
いる配信データの利用制限情報の書き換え許可を得た際
に、該配信データの利用制限情報の書き換えを行う処理
とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0078】上記の記録媒体に記録されたプログラムに
よれば、情報源提供者から提供されたコンテンツデータ
を含んだ配信データが、当該配信データの利用制限情報
をさらに含んでおり、当該受信装置に保存されている配
信データの利用制限情報の書き換え依頼が配信装置に向
けて送信されるとともに、配信装置からの許諾を受けた
場合に、該配信データの利用制限情報の書き換えを行う
ことになる。
【0079】従来においては、受信装置に保存されてい
る配信データの利用制限情報を変更したい場合には、利
用制限情報だけが異なる同じ配信データを配信装置から
受信しなければならなかった。これに対して、上記の構
成によれば、受信装置側において、保存されている配信
データに対して、利用制限情報を変更したい場合には、
配信装置からの許諾を得ることのみによって、該利用制
限情報を変更することが可能となる。したがって、比較
的データサイズが大きくなるコンテンツデータを含む配
信データを再度受信することなく、受信装置内に保存さ
れている配信データの利用制限情報を変更することが可
能となり、配信に要する時間の節約や、受信装置内にお
けるデータの記憶容量の節約を実現することができる。
【0080】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図10に基づいて説明すれ
ば、以下のとおりである。
【0081】図2は、本発明の実施の形態に係る情報配
信システムの概略を示すブロック図である。同図に示す
ように、該情報配信システムは、インターネット上に設
けられた、配信用音楽データの配信元となる配信サーバ
(配信装置、情報配信装置)1と、この配信サーバ1と
接続可能な状態で、インターネットに接続されたPC
(受信装置、情報受信装置)2Aとからなるシステムと
なっている。なお、実際には、インターネット上には多
数のPCが接続されており、本情報配信システムは、配
信サーバ1とこれらの複数のPCとから構成されること
になるが、図2では、これら複数のPCの中の1つのP
Cに関する接続状態を示している。また、本情報配信シ
ステムでは、配信サーバ1を複数設けた構成としてもも
ちろんかまわない。
【0082】PC2Aとインターネットとの接続形態は
特に限定するものではなく、例えば、インターネットに
接続された企業や大学内のLANを介してPCを接続す
るネットワーク接続でもよいし、インターネットに接続
されているプロバイダに、アナログ電話回線、ISDN
電話回線、ケーブルテレビや有線放送などの専用線、な
どを介してPCを接続する端末接続でもよい。また、配
信サーバ1とPC2Aとの接続は、インターネットを介
することに限定されるものではなく、例えば、通信ネッ
トワーク全体を特定の管理会社が管理しているパソコン
通信サービスネットワークなどでもよい。
【0083】PC2Aは、例えばOSがハードディスク
上にインストールされ、このOSに基づいて各種処理を
行う、いわゆるパーソナルコンピュータに相当するもの
である。なお、このPC2Aの構成の詳細については後
述する。
【0084】また、このPC2Aには、携帯端末3、リ
ムーバブルメディアドライブ5、外付けハードディスク
ドライブ6などが接続されている。携帯端末3は、上記
配信用音楽データの再生が可能な携帯用の装置であり、
内部に配信用音楽データの記憶が可能なメモリ装置4を
装着する構成となっている。すなわち、PC2Aから送
られてきたデータはメモリ装置4に記憶されることにな
る。この携帯端末3とPC2Aとの接続形態は特に限定
するものではないが、例えばシリアル接続、USB(Uni
versal Serial Bus)接続などが挙げられる。
【0085】なお、上記メモリ装置4は、該メモリ装置
のID認証機能を有している記録媒体によって構成され
ており、例えば、フラッシュメモリにID認証を行うこ
とが可能なIC(Integrated Circuit)が備えられた記録
媒体などが用いられる。このような、当該記録媒体のI
D認証機能が備えられた記録媒体を、ID認証可能記録
媒体と呼ぶことにする。
【0086】リムーバブルメディアドライブ5は、各種
リムーバブルメディアにPCから送られてきたデータを
記録する装置であり、例えばフロッピー(登録商標)デ
ィスクドライブ、MOドライブ、CD−Rドライブなど
に相当するものである。なお、このリムーバブルメディ
アドライブ5は、PC2Aに対して外付けで設けられる
ものでもよいし、PC2Aに内蔵されているものでもよ
い。このリムーバブルメディアドライブ5とPC2Aと
の接続形態は特に限定するものではないが、例えばUS
B接続、SCSI(Small Computer System Interface)
接続、IEEE1394接続などが挙げられる。
【0087】また、外付けハードディスクドライブ6
は、PC2Aに内蔵されているハードディスクとは別
に、外付けでハードディスクを設ける場合の構成であ
る。この外付けハードディスクドライブ6とPC2Aと
の接続形態は特に限定するものではないが、例えばSC
SI(Small Computer System Interface) 接続、IEE
E1394接続などが挙げられる。
【0088】また、図2に示すように、PC2Aは、E
thernet(登録商標)などによるLANを介して
他のPC2Bと接続されていてもよい。このPC2B
は、PC2Aと同様のパーソナルコンピュータに相当す
るものである。
【0089】次に、配信サーバ1の構成について説明す
る。図3は、配信サーバ1の概略構成を示すブロック図
である。なお、図3に示す構成は、配信サーバ1をPC
ベースのサーバーで構成した例を示している。同図に示
すように、配信サーバー1は、データ記憶部8、中央処
理部9、認証チェック部10、送信データチェック部1
1、送受信完了情報チェック部12、再利用許可処理部
13、パスワード発行部14、通信処理部15、表示部
16、操作部17、課金管理部18、送信データ管理部
19、ユーザー情報管理部20、再利用依頼情報受信部
21、およびコピー可能回数設定部22を備えた構成と
なっている。なお、図3は、上記の各構成が全て同様に
接続された図となっているが、実際には、各種バスやイ
ンターフェースなどを介してハードウェア的に接続され
ている部分や、制御・処理プログラム上での連係によっ
てソフトウェア的に接続されている部分などが混在して
いる。
【0090】データ記憶部8は、例えばハードディスク
装置などの記憶手段によって構成されるものであり、配
信対象となる配信用音楽データを記憶したり、配信に関
わる様々な管理データを記憶するものである。なお、こ
のハードディスク装置内、あるいは別のハードディスク
装置内には、配信サーバ1の動作に必要なOSや各種プ
ログラム、データなどが記憶されている。
【0091】中央処理部9は、CPU(Central Process
ing Unit) などの演算処理装置によって構成されるもの
であり、配信サーバ内の各種演算処理を行うものであ
る。なお、図示はしていないが、各種演算処理を行う上
で必要とされるRAM(RandomAccess Memory)なども設
けられている。
【0092】通信処理部15は、配信サーバ1の外部に
あるコンピュータとのインターフェースとなるものであ
り、配信サーバ1を構成するコンピュータの特定のCO
Mポートが割り当てられる。なお、ネットワークインタ
ーフェースとしては特に限定するものではなく、例え
ば、Ethernet、FDDI(Fiber Distributed Data Inte
rface)、ISDN(Integrated Services Digital Netwo
rk) 、ATM(Asynchronous Transfer Mode)などが用い
られる。
【0093】表示部16は、CRT(Cathode Ray Tube)
やLCD(Liquid Crystal Display)などの各種表示モニ
ターによって構成されるものである。また、操作部17
は、キーボードやマウスなどの入力装置によって構成さ
れるものである。これら表示部16や操作部17によっ
て、配信サーバ1の稼働状況をチェックしたり、処理動
作を変更するなどのメンテナンスが行われる。
【0094】以上説明した、データ記憶部8、中央処理
部9、通信処理部15、表示部16、および操作部17
が、配信サーバ1におけるハードウェア的な構成を示す
ブロックである。そして、以下に示す認証チェック部1
0、送信データチェック部11、送受信完了情報チェッ
ク部12、再利用許可処理部13、パスワード発行部1
4、課金管理部18、送信データ管理部19、ユーザー
情報管理部20、再利用依頼情報受信部21、およびコ
ピー可能回数設定部22が、配信サーバ1におけるソフ
トウェア的な構成を示すブロックとなる。
【0095】認証チェック部10は、配信サーバ1に対
して、配信用音楽データの配信要求を送出したPCの認
証チェックを行うブロックである。PCから配信サーバ
1にアクセス要求がなされた際には、この認証チェック
部によって、PCのIDならびにパスワードのチェック
が行われ、このチェックを通過した場合にのみ、配信用
音楽データの配信が許可されることになる。
【0096】送信データチェック部11は、PCから配
信要求された特定の配信用音楽データ、および該配信用
音楽データのコピー可能回数情報(再生可能回数情報)
などのデータ情報が、配信サーバー1内に蓄えられてい
る配信用音楽データと合致するか、言い換えれば、配信
サーバ1が、PCからの配信要求に的確に応答すること
が可能であるか否かをチェックするブロックである。こ
の送信データチェック部11において、配信不能である
と判断された場合には、その旨がPCに送られる。
【0097】送受信完了情報チェック部12は、配信サ
ーバ1からPCへ配信用音楽データの配信動作が行われ
た際に、PCにデータが正常に送られたか否かをチェッ
クするブロックである。具体的には、配信サーバ1から
データが送信された後に、PCからデータの受信が完了
したことを示す信号を受信したか否かによって、送受信
が正常に完了したかがチェックされる。
【0098】パスワード発行部14は、配信用音楽デー
タの配信契約を結んでいるPCのそれぞれに対してパス
ワードを発行するブロックである。このパスワードは、
PC側からの申込みによって変更が可能となっているシ
ステムとしてもよいし、配信サーバー1側の意思によっ
て変更が可能となっているシステムとしてもよい。ユー
ザー情報管理部20は、配信用音楽データの配信契約を
結んでいる各PCの各種情報を管理するブロックであ
る。この各種情報としては、IDおよびパスワードの情
報とともに、配信状況や配信履歴、課金の支払い状況な
どが挙げられる。
【0099】課金管理部18は、配信用音楽データの課
金情報、例えば、配信用音楽データの配信時の課金情
報、およびヘッダ部変更データのみの配信時の課金情
報、また、コピー可能回数情報に基づく課金情報などを
管理するブロックである。 送信データ管理部19は、
配信用音楽データをPCに送信する際に、その送信情報
をログとして記録するとともに、配信用音楽データの送
信の制御を行うブロックである。
【0100】再利用依頼情報受信部21は、PCから再
利用情報キーの配信要求を受信するブロックである。ま
た、再利用許可処理部13は、再利用依頼情報受信部2
1において受信された再利用依頼データの内容に基づい
て、配信用音楽データの再利用を許可すべきか否かを判
断するとともに、再利用情報キーを作成し、該再利用情
報キーを再利用依頼データの送信元であるPCに対して
送信する処理を行うブロックである。この再利用許可処
理部13における処理については後述する。
【0101】コピー可能回数設定部22は、PCから配
信要求された配信用音楽データにおける、要求されたコ
ピー可能回数に応じて、配信用音楽データのコピー可能
回数情報を設定するブロックである。すなわち、このコ
ピー可能回数設定部22によって設定されたコピー可能
回数情報を有するデータがPCに向けて送信され、PC
では、このコピー可能回数情報の制限に基づいてデータ
のコピーが行われることになる。
【0102】次に、PC2Aの構成について詳細に説明
する。図4は、PC2Aの概略構成を示すブロック図で
ある。同図に示すように、PC2Aは、データ記憶部2
1、中央処理部22、認証チェック部23、データチェ
ック部25、データコピー処理部26、音声出力装置2
7、再利用設定処理部28、通信処理部30、表示部3
1、操作部32、再生処理部33、保存データ管理部3
5、および発注処理部36を備えた構成となっている。
なお、図4は、上記の各構成が全て同様に接続された図
となっているが、実際には、各種バスやインターフェー
スなどを介してハードウェア的に接続されている部分
や、制御・処理プログラム上での連係によってソフトウ
ェア的に接続されている部分などが混在している。
【0103】データ記憶部21は、例えばPC2Aに内
蔵されるハードディスク装置などの記憶手段によって構
成されるものであり、配信サーバ1から受信した配信用
音楽データを記憶したり、受信、再生、およびコピー処
理に関わる様々な管理データを記憶するものである。な
お、このハードディスク装置内には、PC2Aの動作に
必要なOSや各種プログラム、データなどが記憶されて
いる。
【0104】中央処理部22は、CPUなどの演算処理
装置によって構成されるものであり、PC2A内の各種
演算処理を行うものである。なお、図示はしていない
が、各種演算処理を行う上で必要とされるRAMなども
設けられている。
【0105】通信処理部30は、PC2Aの外部にある
コンピュータとのインターフェースとなるものであり、
PC2Aを構成するコンピュータの特定のCOMポート
が割り当てられる。
【0106】表示部31は、CRTやLCDなどの各種
表示モニターによって構成されるものである。また、操
作部32は、例えばキーボードやマウスなどの入力装置
によって構成されるものである。
【0107】音声出力装置27は、アンプ部およびスピ
ーカーなどから構成されるものであり、受信した配信用
音楽データを再生する際に、その音を出力するためのブ
ロックである。
【0108】以上説明した、データ記憶部21、中央処
理部22、通信処理部30、表示部31、操作部32、
および音声出力装置27は、PC2Aにおけるハードウ
ェア的な構成を示すブロックである。そして、以下に示
す認証チェック部23、データチェック部25、データ
コピー処理部26、音声出力装置27、再利用設定処理
部28、通信処理部30、表示部31、操作部32、再
生処理部33、保存データ管理部35、および発注処理
部36が、PC2Aにおけるソフトウェア的な構成を示
すブロックとなる。
【0109】データコピー処理部26は、データ記憶部
21、すなわちPC2A内のハードディスクに保存され
ている配信用音楽データを、該PC2Aに接続されてい
る各種記録媒体にコピーする処理を行うブロックであ
る。例えば図2に示す例では、携帯端末3に内蔵された
メモリ装置4、リムーバブルメディアドライブ5におけ
る各種リムーバブルメディア、外付けハードディスクド
ライブ6におけるハードディスク、LANで接続された
PC2B内のハードディスク、などがコピー先の記録媒
体となる。
【0110】認証チェック部23は、配信サーバ1に対
して、特定の配信用音楽データの配信要求を送出し、デ
ータ配信の認証を行うブロックである。配信要求を行う
際には、この認証チェック部23から当該PC2AのI
Dならびにパスワードが送出され、配信サーバ1側でこ
れらの認証チェックが行われ、このチェックを通過した
場合に、配信サーバ1からPC2Aへ要求された配信用
音楽データが配信されることになる。
【0111】データチェック部25は、コピー処理を行
う際、および再生処理を行う際に、該当配信用音楽デー
タをチェックするブロックである。すなわち、該データ
チェック部は、PC2Aのユーザが、PC2A内に保存
されている特定の配信用音楽データを特定の記録媒体に
対してコピー処理を行おうとした際に、その配信用音楽
データのコピー可能回数情報をチェックし、コピー処理
が可能であるか否かをチェックする。ここで、コピー処
理が不可能である、すなわち、コピー可能回数が0であ
ると判断された場合には、コピー不可能である旨が、ユ
ーザに対して表示部などを介して通知される。また、P
C2Aのユーザが、PC2A内に保存されている特定の
配信用音楽データを再生しようとした場合、このデータ
チェック部25が、該配信用音楽データに記録されてい
る保存状態の情報と、実際に保存されている状態とを比
較して、両者が一致した場合のみ再生処理を許可するこ
とになる。
【0112】再生処理部33は、PC2Aにおいて、ユ
ーザが保存されている配信用音楽データを再生しようと
した際に、再生要求された配信用音楽データのデータ部
に記録されている暗号化されたデータをデコードすると
ともに、該当データが圧縮されている場合には、同時に
解凍(伸張)処理を行うブロックである。これにより、
再生要求されたデータが再生可能なデータ形式に変換さ
れ、再生処理が行われる。
【0113】保存データ管理部35は、PC2A内に蓄
えられている配信用音楽データのコピー可能回数情報を
チェックし、各配信用音楽データのIDとともに記録、
管理を行うブロックである。この保存データ管理部35
によって、PC2A内に蓄えられている各配信用音楽デ
ータのコピー可能回数を把握することが可能となってい
る。
【0114】発注処理部36は、配信サーバ1に対し
て、配信用音楽データ依頼処理、およびデータ再利用依
頼処理を行うブロックである。配信用音楽データ依頼処
理とは、ユーザが新規に配信用音楽データを配信サーバ
1からダウンロードする旨の指示を行った際に、配信サ
ーバ1に対して該当配信用音楽データの配信要求を行う
処理である。また、データ再利用依頼処理とは、ユーザ
が、PC2A内に保存されている配信用音楽データを再
利用するべき旨の指示を行った際に、配信サーバ1に対
して該当配信用音楽データの再利用情報キーの配信要求
を行う処理である。
【0115】再利用設定処理部28は、配信サーバ1か
ら、PC2A内に保存されている配信用音楽データに関
する再利用情報キーをの受け取り処理を行うとともに、
この再利用情報キーに基づいて、該当配信用音楽データ
内のデータを書き換える処理を行うブロックである。
【0116】次に、配信サーバ1からPCへ送信される
配信用音楽データの構造について説明する。図5は、配
信用音楽データの概略構成を示す説明図である。同図に
示すように、配信用音楽データは、ヘッダ部、およびデ
ータ部からなる構成となっている。
【0117】ヘッダ部には、コピー可能回数情報(再生
可能回数情報)、データID、認証コード、および再生
可能環境情報(利用環境情報)が記録されている。コピ
ー可能回数情報は、当該配信用音楽データに基づく音楽
データを、上記したID認証可能記録媒体にコピーする
ことが、何回まで許可されるかを示す情報である。すな
わち、このコピー可能回数情報は、コピー回数を制限す
ることによって、1回配信用音楽データを受け取ったら
無制限に何回でもコピーが可能となってしまうという状
態を防止するために付加されている。また、このコピー
可能回数情報は、1回のコピー処理が行われる毎に1回
分ずつ減数するように書き換えられ、0になると、コピ
ー処理を禁止する禁止情報として機能する。
【0118】データIDは、当該配信用音楽データの固
有のIDを示すものであり、当該配信用音楽データに含
まれるデータの内容を示しているとともに、同じ内容の
データであっても、配信サーバ1から配信されたタイミ
ング(時期)に応じて異なるIDとなるものである。ま
た、認証コードは、配信サーバ1から配信されたデータ
であることを示すコードである。
【0119】再生可能環境情報は、当該配信用音楽デー
タに含まれている音楽データを再生する環境を定義する
情報である。この再生可能環境情報は、PC2Aにダウ
ンロードされて保存された際に、その保存状態に応じて
書き込まれるものである。データ部は、消費者にとって
購入価値のあるコンテンツデータ、すなわち本実施形態
においてはデジタル音楽データによって構成されてい
る。このデジタル音楽データは、容易に内容が解析でき
ないように、暗号化された状態でコード化されたデータ
となっている。また、一般にこのようなデジタル音楽デ
ータは、データサイズが大きいことが多いので、必要に
応じて圧縮された状態でコード化されている。
【0120】次に、配信サーバ1からPCへ送信される
再利用情報キーの構造について説明する。図6は、該再
利用情報キーの概略構成を示す説明図である。同図に示
すように、再利用情報キーは、ヘッダ部、およびデータ
部からなる構成となっている。
【0121】ヘッダ部には、キーID、および該当デー
タIDが記録されている。キーIDは、該当再利用情報
キーのIDを示す情報である。また、該当データID
は、再利用を行う配信用音楽データのIDを示す情報で
ある。
【0122】データ部には、コピー可能回数情報、およ
び再生可能環境情報が記録されている。コピー可能回数
情報は、再利用を行う配信用音楽データに含まれる音楽
データを、上記したID認証可能記録媒体にコピーする
ことが、何回まで許可されるかを示す情報である。この
コピー可能回数は、ユーザが配信サーバ1に対して再利
用依頼を行う際に設定されるものであり、その回数に応
じて相応の料金をユーザが支払うことになる。すなわ
ち、ユーザは料金を適宜支払うことによって、所望のコ
ピー可能回数となる再利用情報キーを得ることができ
る。
【0123】再生可能環境情報は、再利用を行う配信用
音楽データに含まれている音楽データを再生する環境を
定義する情報である。この再生可能環境情報は、PC2
Aにダウンロードされて保存された際に、その保存状態
に応じて、対応する配信用音楽データ内の再生可能環境
情報に書き込まれるものである。
【0124】なお、図5に示す配信用音楽データは、コ
ピー可能回数情報や再生可能環境情報などが記録された
ヘッダ部と、コンテンツデータが記録されたデータ部と
が分離されている構成であったが、これに限定されるも
のではない。例えば、次に示すような電子透かし技術を
用い、ヘッダ情報をデータ部の中に記録したデータとす
ることも可能である。すなわち、この電子透かし技術に
よる配信用音楽データは、ヘッダ情報が、暗号化および
圧縮されていない状態のコンテンツデータにおける複数
の位置に、該コンテンツデータの再生に支障がない程度
で、分散されて記録される構成となっている。
【0125】このような、電子透かし技術を用いた配信
用音楽データにおいて、再利用依頼を行う際には、暗号
化および圧縮されている状態の配信用音楽データを解凍
し、コンテンツデータ内の透かし情報を取り出すことに
よってヘッダ部を抽出し、これに基づいて再利用依頼を
行う。この再利用依頼時には、ヘッダ情報に相当する透
かしデータを挿入することによって、該当配信用音楽デ
ータにおけるコンテンツデータのどの位置が変更されて
いるかについての情報も合わせて送信されることにな
る。
【0126】また、配信サーバ側では、このような再利
用依頼を受けた場合、図6に示すような再利用情報キー
を作成する際に、さらに、該当配信用音楽データにおけ
るコンテンツデータにおいて、ヘッダ情報によって変更
されている位置に相当するコンテンツデータが再利用情
報キーに含めれられる。
【0127】このような再利用情報キーを受信したPC
は、該当配信用音楽データを解凍するとともに、現在の
ヘッダ情報によって変更されている位置に、再利用情報
キーに含まれている該当位置に相当する元のコンテンツ
データを挿入することによって、コンテンツデータを復
元する。これにより、再利用を複数回行ったとしても、
透かしデータを複数回挿入することによるコンテンツデ
ータの劣化は生じないことになる。なお、ヘッダ情報を
コンテンツデータ内に挿入する位置は、電子透かしを行
う度毎に異なっている。
【0128】その後、再利用情報キーに含まれているコ
ピー可能回数情報や再生可能環境情報などのヘッダ情報
を、コンテンツデータにおける新たな複数の位置に挿入
する。
【0129】このように、ヘッダ情報が、電子透かし方
式によって配信用音楽データ内に含まれているので、配
信用音楽データにおけるヘッダ情報を、第三者が確認す
ることが極めて困難になる。よって、ヘッダ情報が不正
に書き換えられたりすることを防止することが可能とな
る。
【0130】次に、図3に示した配信サーバ1における
処理の流れについて説明する。まず、配信サーバ1にお
ける、配信用音楽データの配信時の処理の流れについ
て、図7に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0131】ステップ1(以降、S1のように略称す
る)において、通信処理部15におけるCOMポートを
介して配信用音楽データの配信要求を受信したか否かが
判断され、配信用音楽データの配信要求を受信したと判
断された場合(S1においてYES)に、S2以降のス
テップが実行され、配信用音楽データの配信要求が受信
されていない場合(S1においてNO)には、S1の処
理が繰り返される。すなわち、このステップは、配信用
音楽データの配信要求の待機状態を示していることにな
る。
【0132】配信用音楽データの配信要求を受信した場
合、配信要求を送出したPCを操作しているユーザの認
証チェックが、認証チェック部10において行われる
(S2)。この認証チェックは、配信要求先PCから送
出されたIDおよびパスワードに基づいて、配信契約を
結んでいるユーザであるか否かをチェックするものであ
る。このステップにおいて、認証が正常に行われない場
合には、配信不可のメッセージをPCに送出し、配信処
理が中止される。
【0133】S2において認証が完了されると、配信要
求された音楽データに相当するコンテンツデータがエン
コードされ(S3)、配信データにおけるデータ部が作
成される。なお、配信サーバ1内に蓄えられているコン
テンツデータがすでにエンコードされている場合には、
このステップを行う必要はない。
【0134】次に、PCから配信要求されたデータのコ
ピー可能回数に応じて、配信音楽データにおけるコピー
可能回数情報を、コピー可能回数設定部22によって設
定し、このコピー可能回数情報を含むヘッダ部を配信用
音楽データに付与する(S4)。
【0135】そして、ヘッダ部およびデータ部によって
構成される配信用音楽データが、送信データ管理部19
による配信データ送信制御によって、配信要求先PCに
送信される(S5)。また、送信が行われたと同時に、
配信サーバ1内において、データの種類、設定したコピ
ー可能回数情報、送信先PCなどの送信情報をログとし
て記録する(S6)。このS6までのステップを行うこ
とによって配信処理が完了し、S1に戻って配信要求の
待機状態に戻る。
【0136】次に、配信サーバ1における、再利用情報
キーの配信時の処理の流れについて、図8に示すフロー
チャートを参照しながら説明する。
【0137】ステップ11において、通信処理部15に
おけるCOMポートを介して、再利用依頼情報受信部2
1によって再利用情報キーの配信要求を受信したか否か
が判断され、再利用情報キーの配信要求を受信したと判
断された場合(S11においてYES)に、S12以降
のステップが実行され、再利用情報キーの配信要求が受
信されていない場合(S11においてNO)には、S1
1の処理が繰り返される。すなわち、このステップは、
再利用情報キーの配信要求の待機状態を示していること
になる。
【0138】再利用情報キーの配信要求を受信した場
合、配信要求を送出したPCの認証チェックが、認証チ
ェック部10において行われる(S12)。この認証チ
ェックは、配信要求先PCから送出されたIDおよびパ
スワードに基づいて、配信契約を結んでいるPCである
か否かをチェックするものである。このステップにおい
て、認証が正常に行われない場合には、配信不可のメッ
セージをPCに送出し、配信処理が中止される。
【0139】S12において認証が完了されると、再利
用許可処理部13によって、該PCに対して該当配信用
音楽データの再利用の許可をすべきか否かが判断される
(S13)。この再利用の許可判断についての詳細につ
いては後述する。
【0140】S13において再利用が許可されると、同
じく再利用許可処理部13によって、再利用情報キーが
作成される(S14)。再利用情報キーは、上記したよ
うに図6に示すような構成となっており、要求されたコ
ピー可能回数がコピー可能回数情報として記録される。
なお、図6における再生可能環境情報は、該再利用情報
キーが該当PCにダウンロードされて、該当PCに保存
されている配信用音楽データのヘッダ部の書き換えを行
う際に、該配信用音楽データの再生可能環境情報を書き
換える旨の情報が記されている情報である。
【0141】そして、作成された再利用情報キーが、再
利用許可処理部13による再利用情報キーの送信制御に
よって、配信要求先PCに送信される(S15)。ま
た、送信が行われたと同時に、配信サーバ1内におい
て、データの種類、設定したコピー可能回数情報、送信
先PCなどの送信情報をログとして記録する(S1
6)。このS16までのステップを行うことによって配
信処理が完了し、S11に戻って配信要求の待機状態に
戻る。
【0142】次に、上記のS13における再利用の許可
判断について説明する。ここでの再利用の許可判断は、
配信側の条件、および受信側の条件に基づいて行われ
る。
【0143】配信側の条件としては、再利用依頼され
た配信用音楽データに対して、再利用情報キーの発行を
行うことが可能な配信サーバであるか、再利用依頼に
おいて要求されたコピー可能回数が、該当配信サーバに
おいて設定可能なコピー可能回数の範囲内であるか、な
どが挙げられる。
【0144】の条件は、ネットワーク上で配信サーバ
が複数設けられており、例えばコンテンツデータ提供者
や、該コンテンツデータの著作権管理者によって、各配
信サーバにデータの配信制限がかけれらている場合など
に有効となる条件である。すなわち、配信用音楽データ
を配信している配信サーバならばどの配信サーバでも再
利用を許可することができるわけではなく、許可された
配信サーバのみによって再利用の許可を行うことが可能
となる。なお、この条件は、各配信用音楽データによっ
て異なるように設定することも可能である。すなわち、
ある配信サーバにおいて、ある配信用音楽データに対し
ては再利用の許可を行うことが可能であるが、別の配信
用音楽データに対しては再利用の許可を行うことが不可
能である、というように設定されていてもよい。
【0145】の条件は、上記のようにネットワーク上
に配信サーバが複数設けられている場合に、例えばコン
テンツデータ提供者や、該コンテンツデータの著作権管
理者によって、各配信サーバに、再利用の許可時におけ
るコピー可能回数の設定の上限が設定されている場合な
どに有効となる条件である。すなわち、ある配信サーバ
Aにおいては、再利用の許可時におけるコピー可能回数
の設定の上限がN回に制限されており、また別の配信サ
ーバBにおいては、このコピー可能回数の設定の上限が
M回(M>N)に設定されている、というような場合が
想定される。この場合、再利用依頼において要求される
コピー可能回数がL回(N<L<M)である場合、配信
サーバAにおいてはこの要求を受理することができない
が、配信サーバBにおいてはこの要求を受理することが
可能である。
【0146】以上のような配信側の条件が満たされない
場合には、再利用依頼要求先に対して、当該配信サーバ
からは再利用情報キーの発行が不能である旨の情報、お
よびその理由を示した情報が送信される。もしくは、再
利用を依頼された要求内容で、配信側の条件を満たす他
の配信サーバに対して、該再利用依頼内容を転送し、転
送先の配信サーバから再利用依頼要求先に配信を行うよ
うにしてもよい。
【0147】受信側の条件としては、認証チェックに
よって認証された再利用要求先のユーザのIDに基づい
て、要求されたコピー可能回数が、該当ユーザに許可さ
れているコピー可能回数の範囲内になっているか、該
当ユーザによる料金支払いの未納額が基準条件の範囲内
になっているか、プリペイド方式による料金支払いを
行っているユーザの場合、プリペイドの残金が、要求さ
れた再利用に相当する料金を満たしているか、などが挙
げられる。
【0148】の条件は、各ユーザとの契約において、
例えば基本料金や課金システムが異なる場合や、支払い
状況、契約期間などに応じて、コピー可能回数の上限が
それぞれ異なるように設定されている場合などに有効な
条件である。また、の条件は、料金支払いの未納額が
著しく大きくなっているユーザに対しては、再利用を許
可しない、というような設定を行っている場合に有効な
条件である。また、の条件は、プリペイドの残金が不
足しているユーザに対しては、再利用を許可しない、と
いうような設定を行っている場合に有効な条件である。
【0149】以上のような受信側の条件が満たされない
場合には、再利用依頼要求先に対して、当該配信サーバ
からは再利用情報キーの発行が不能である旨の情報、お
よびその理由を示した情報が送信される。
【0150】次に、図4に示したPC2Aにおける処理
の流れについて説明する。まず、PC2Aにおける、配
信用音楽データの受信時の処理の流れについて、図9に
示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0151】まず、S21において、PC2Aのユーザ
から、該ユーザが所望する特定の配信用音楽データの配
信指示が出される。そして、発注処理部36によって、
配信サーバ1に対して、該当配信用音楽データの配信要
求が送出される(S22)とともに、コピー可能回数に
関する要求も送出される。この際に、認証チェック部2
3によって、当該PC2AのIDおよびパスワードを送
出することによって認証が行われる。
【0152】配信要求が受理されると、課金処理が行わ
れた後、配信サーバ1からPC2Aに向けて、要求した
コピー可能回数情報が記録された該当配信用音楽データ
の送信が行われる(S23)。これにより、PC2A内
に、再生要求されたデータに対応する配信用音楽データ
が保存される。
【0153】そして、該配信用音楽データが保存されて
いる状態に応じて、該配信用音楽データ内のヘッダ部
に、再生可能環境情報が書き込まれる(S24)。な
お、この再生可能環境情報の書き込みは、ダウンロード
後最初に再生を行った時点で行われる構成とすることも
可能である。また、ダウンロードする前に、配信サーバ
1側で再生可能環境情報が書き込まれる構成とすること
も可能である。
【0154】その後、ユーザから再生の指示が出された
場合、再生処理部33によって、該当配信用音楽データ
におけるデータ部がデコードされ、コンテンツデータが
再生される(S25)。再生時には、該当音楽が音声出
力装置27によって出力されることになる。
【0155】次に、PC2Aにおける、再利用情報キー
の配信時の処理の流れについて、図1に示すフローチャ
ートを参照しながら説明する。まず、S31において、
PC2Aのユーザから、PC2A内に保存されている特
定の配信用音楽データの再利用指示が出される。そし
て、発注処理部36によって、配信サーバ1に対して、
該当配信用音楽データの再利用依頼処理が行われる(S
32)。具体的には、配信サーバ1に対して、ユーザが
所望するコピー可能回数情報が記録された再利用情報キ
ーの配信要求を送出することになる。この際に、認証チ
ェック部23によって、当該PC2AのIDおよびパス
ワードを送出することによって認証が行われる。
【0156】再利用依頼が受理されると、課金処理が行
われた後に、配信サーバ1からPC2Aに向けて、要求
したコピー可能回数情報が記録された再利用情報キーの
送信が行われ、再利用設定処理部28によって、該再利
用情報キーの受け取り処理が行われる(S33)。
【0157】そして、PC2A内に保存されている、受
け取った再利用情報キーに対応する配信用音楽データの
ヘッダ部におけるコピー可能回数情報が、再利用設定処
理部28によって書き換えられる(S34)。また、こ
れと同時に、該配信用音楽データ内のヘッダ部における
再生可能環境情報も書き換えられる。なお、この再生可
能環境情報の書き換えは、再利用情報キーのダウンロー
ド後最初に再生を行った時点で行われる構成とすること
も可能である。また、再利用情報キーをダウンロードす
る前に、配信サーバ1側で再生可能環境情報が書き込ま
れる構成とすることも可能である。
【0158】その後、ユーザからコピー処理の指示が出
された場合、データコピー処理部26によって、該当配
信用音楽データが所望の記録媒体に対してコピー処理さ
れる(S35)。
【0159】なお、再利用情報キーの配信に関する課金
額は、配信用音楽データそのものの配信に関する課金額
よりも少なく設定してもよい。これは、再利用情報キー
を必要とするユーザは、過去に配信用音楽データの配信
時に料金を支払っているからであり、これにより、同じ
データに対して同じ料金を2回払わないで済むことにな
る。
【0160】また、配信側にとっても、配信用音楽デー
タに比べて、再利用情報キーは、図5および図6を比較
すればわかるように、データ量が非常に小さいものであ
るので、配信に係る時間、すなわち、配信サーバ1にお
ける配信占有時間が短くて済む。よって、再利用情報キ
ーの配信に関する課金額を、配信用音楽データそのもの
の配信に関する課金額よりも少なく設定することは困難
なことではない。
【0161】したがって、ユーザ側にとっても、配信用
音楽データの再利用を気軽に行うことが可能となるとと
もに、配信サーバ1側にとっても、配信用音楽データの
再利用依頼が増加することによって、収益を増やすこと
が可能となる。
【0162】次に、PC2Aにおける配信用音楽データ
のコピー処理について、図10に示すフローチャートを
参照しながら説明する。まず最初に、配信用音楽データ
のコピー先となる記録媒体を、次の2種類に分類する。
【0163】第1の記録媒体は、記録媒体自体にID認
証機能を有しているもの、すなわち上記したID認証可
能記録媒体に相当するものである。図2に示す例では、
携帯端末3に備えられるメモリ手段4が相当することに
なる。
【0164】第2の記録媒体は、記録媒体自体には固有
のIDを有しておらず、コピーに関する著作権を守る基
本規格が存在しないものである。図2に示す例では、リ
ムーバブルメディアドライブ5で用いられるリムーバブ
ルメディア、外付けハードディスクドライブ6における
ハードディスク、PC2B内のハードディスクに相当す
ることになる。
【0165】まず、図10に示すフローチャートのS4
1において、PC2Aのユーザから、PC2Aに保存さ
れている配信用音楽データのコピー処理の指示が出され
る。この際に、コピーされた配信用音楽データ(以降、
単にコピーデータと称する)において必要とされるコピ
ー可能回数についても指示されることになる。そして、
S42において、データコピー処理部26によって、該
当配信用音楽データのコピー可能回数情報がチェックさ
れ、現在のコピー可能回数情報が、必要とされるコピー
可能回数以上であるかが確認される。ここで、現在のコ
ピー可能回数情報が、必要とされるコピー可能回数未満
である場合には、コピー不能である旨がユーザに伝えら
れ、処理が終了する。この場合、必要であれば、前記し
た再利用依頼処理が行われることになる。
【0166】次に、S43において、ユーザによって指
示されたコピー処理におけるコピー先の記録媒体が、第
1の記録媒体であるかが判断され、第1の記録媒体であ
る場合には、以降のS44からの処理が行われ、第2の
記録媒体である場合には、後述するS45からの処理が
行われる。
【0167】S43において、コピー先の記録媒体が第
1の記録媒体であると判断された場合、PC2Aに保存
されている配信用音楽データを当該記録媒体にコピーす
るとともに、そのコピーデータのヘッダ部における再生
可能環境情報に、当該記録媒体のIDを記録する(S4
4)。これにより、このコピーデータ自体は当該記録媒
体に記録されている時にのみ利用可能なデータとなる。
すなわち、このコピーデータ自体をそのまま他の記録媒
体にさらにコピーしても、再生可能環境情報に記録媒体
のIDが記録されているので、さらにコピーを行った他
の記録媒体におけるコピーデータを再生することはでき
ないことになる。
【0168】一方、S43において、コピー先の記録媒
体が第1の記録媒体ではないと判断された場合、該記録
媒体は第2の記録媒体であると見なされる。そして、S
45において、ユーザによる入力によって、コピーデー
タの再生先環境が指定される。その後、S46におい
て、PC2Aに保存されている配信用音楽データを当該
記録媒体にコピーするとともに、ユーザによって指定さ
れた再生先環境が、該コピーデータの再生可能環境情報
に記録される。これにより、このコピーデータ自体は、
指定された再生先環境においてのみ再生が可能なデータ
となる。すなわち、このコピーデータを指定された再生
先環境以外の装置で再生しようとしても、再生時に再生
可能環境情報がチェックされることにより、該コピーデ
ータを再生することはできないことになる。
【0169】例えば、図2に示す構成において、コピー
先の記録媒体がリムーバブルメディアドライブ5におけ
るリムーバブルメディアである場合、あるいはハードデ
ィスクドライブ6におけるハードディスクである場合、
再生先環境としては、PC2Aである場合が多いと思わ
れる。この場合、再生先環境としてPC2Aがユーザに
よって指定されることになり、例えばPC2Aにおける
OSの管理番号などが再生可能環境情報として記録され
ることになる。
【0170】また、例えば、コピー先の記録媒体がPC
2B内のハードディスクである場合、再生先環境として
は、PC2Bである場合が多いと思われる。この場合、
再生先環境としてPC2Bがユーザによって指定される
ことになり、例えば、PC2BにおけるOSの管理番号
などが再生可能環境情報として記録されることになる。
この場合には、PC2Bにコピーされたコピーデータに
おけるコピー可能回数情報が1以上である場合には、こ
のPC2Bからさらに他の記録媒体にコピーを行うこと
も可能である。
【0171】このように、ダウンロードしたPCとは異
なるPCにおいて配信用音楽データを使用したい場合に
も、コピー可能回数が0でない限りは、これをコピーす
ることによって使用することが可能となっている。よっ
て、従来のように、同じデータを2回ダウンロードして
2回分の料金を支払う、というような、ユーザにとって
不都合な処理を行う必要がなくなる。
【0172】なお、PC2Bがインターネットに対して
接続可能である場合には、次のようにして配信用音楽デ
ータを使用することも可能である。すなわち、例えばP
C2A内に保存されている配信用音楽データが、コピー
可能回数0である場合、この配信用音楽データをそのま
まPC2B内に保存する。この時点では、PC2B内に
保存された配信用音楽データにおける再生可能環境情報
が、PC2Aに設定されているので、PC2Bではこの
データを再生することは不可能である。ここで、PC2
Bを通じて配信サーバ1にアクセスし、再利用情報キー
の配信要求を送出する。そして、しかるべき料金を支払
った後、該再利用情報キーをPC2Bにおいて受信し、
該再利用情報キーによってPC2B内に保存されている
配信用音楽データのヘッダ部を書き換えることによっ
て、該配信用音楽データを利用可能とすることができ
る。従来では、このような場合には、PC2Bにおいて
配信用音楽データ全体を配信サーバ1からダウンロード
しなければならなかったため、課金額が高く、かつ、ダ
ウンロード時間が長くかかっていた。これに対して、上
記の方法によれば、比較的安価でデータサイズの小さい
再利用情報キーのみをダウンロードするだけで、該配信
用音楽データを利用可能とすることができるので、ユー
ザにとって非常に便利なものとなる。
【0173】そして、S44においてコピー処理がなさ
れた時、あるいはS46においてコピー処理がなされた
時、指定されたコピー可能回数分だけ、PC2Aに保存
されている元の配信用音楽データにおけるコピー可能回
数を減数し(S47)、コピー処理を終了する。
【0174】なお、上記でいうコピー処理は、配信用音
楽データに含まれているコンテンツデータをそのまま複
製する処理に限定されるものではなく、例えば、該コン
テンツデータを異なるデータ形式に変換した後に、その
変換したデータを該当記録媒体に複製する処理も、コピ
ー処理に含まれることになる。すなわち、このようなコ
ピー処理を行った場合には、配信用音楽データのコピー
可能回数情報が変更されることになる。また、この場
合、変換する先のデータ形式に応じて、コピー処理と見
なすか見なさないかを判断する構成としてもよい。すな
わち、変換する先のデータ形式が、該コンテンツデータ
の質(音質)を明らかに著しく劣化させるようなもので
ある場合には、これをコピー処理と見なさないようにす
ることも可能である。
【0175】なお、上記のようなコピー処理に加えて、
データをコピーした記録媒体から、PC2Aにデータを
戻すことも可能なシステムとしても構わない。すなわ
ち、コピーデータを記録している記録媒体において、そ
のコピーデータが不要となった場合には、該コピーデー
タを該記録媒体から消去するとともに、PC内の配信用
音楽データにおけるコピー可能回数情報を、コピーデー
タに記録されていたコピー可能回数分だけ増やす処理を
行うことが可能となっていてもよい。
【0176】なお、音楽データを記録する記録媒体とし
て、一般的にMD(Mini-Disc) が広く用いられている
が、このMDに対してコピーする場合には、PC2Aか
ら配信用音楽データの再生動作を行うとともに、その音
楽信号をデジタル出力端子から出力し、MDに録音する
ことになる。この場合には、MDにおけるデジタルコピ
ーマネージメントに準じて著作権保護に対するコピープ
ロテクトを行うことになる。すなわち、MDにおいて
は、デジタル録音した音楽データをさらに他のMDにデ
ジタルコピーすることは不可能となっている。
【0177】また、MDに記録される音楽データは、た
とえデジタルコピーを行ったものであっても、MDの音
声圧縮技術によって圧縮されたデータであるので、元の
音楽データと比較すると若干音質が落ちたものとなる。
したがって、MDを用いる場合には、完全なデジタルコ
ピーを行うことは不可能となっている。
【0178】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図11ないし図14に基づいて説明すれば、以
下のとおりである。
【0179】図11は、本発明の実施の形態に係る情報
配信システムの概略構成を示す説明図である。同図に示
すように、該情報配信システムは、ゲームのプログラム
データ、音楽データ、映像データ、および書籍データな
どのコンテンツデータが格納されている原盤サーバー
(配信装置、情報配信装置)51、二次配信サーバー
(配信装置、情報配信装置、受信装置、情報受信装置)
52A・52B・52C、および三次配信サーバー(配
信装置、情報配信装置、受信装置、情報受信装置)53
A・53B・53Cを備えた構成となっている。なお、
実際のシステムにおいては、二次配信サーバー、三次配
信サーバーの数は多数存在することが可能であるととも
に、三次配信サーバーのさらに下位に、四次、五次、…
の配信サーバーを設けることも可能である。また、原盤
サーバーを複数設けるシステムとすることも可能であ
る。
【0180】原盤サーバー51は、例えば図11に示す
ように、ゲームメーカー55A、レコード会社55B、
映像プロダクション55C、および出版業者55Dなど
の著作権管理者(情報源提供者)との契約によって、上
記したような元データを格納するサーバーコンピュータ
およびこれを管理する原盤サーバー管理業者を示してい
る。この原盤サーバー51には、デジタル化された元デ
ータ、あるいはこの元データに基づいて配信に適したデ
ータ形式に変換された配信用データが格納されている。
【0181】二次配信サーバー52A・52B・52C
は、原盤サーバー51と通信回線によって接続されたサ
ーバーコンピュータおよびこれを管理する二次配信業者
を示している。この二次配信サーバー52A・52B・
52Cは、原盤サーバー管理業者との契約に基づいて、
原盤サーバー51に格納されている元データあるいは配
信用データを通信回線を通じてダウンロードすることが
可能となっている。
【0182】また、二次配信サーバー52A・52B・
52C同士もまた通信回線によって接続されており、各
二次配信業者同士の間の契約に基づいて、それぞれのサ
ーバーが所有するデータの送受信を行うことが可能とな
っている。
【0183】さらに、各二次配信サーバー52A・52
B・52Cは、消費者Cに対してデータを販売すること
も可能となっている。販売の形態については特に限定し
ないが、例えば、コンビニエンスストアやゲームセンタ
ーなどに端末機を設置し、消費者Cがその端末機に足を
運んで、何らかの記録媒体に所望とするデータを記録
し、該記録媒体を購入する、というシステムなどが考え
られる。
【0184】三次配信サーバー53A・53B・53C
は、二次配信サーバー52A・52B・52Cと通信回
線によって接続されたサーバーコンピュータおよびこれ
を管理する三次配信業者を示している。この三次配信サ
ーバー53A・53B・53Cは、二次配信業者との契
約に基づいて、二次配信サーバー52A・52B・52
Cに格納されている配信用データを通信回線を通じてダ
ウンロードすることが可能となっている。
【0185】各三次配信サーバー53A・53B・53
Cは、図11に示すように、それぞれ複数の二次配信サ
ーバーと接続している。すなわち、各三次配信サーバー
53A・53B・53Cは、接続している二次配信サー
バーの任意のサーバーからデータを受信することが可能
となっている。
【0186】これらの三次配信サーバー53A・53B
・53Cは、消費者Cに対してデータを販売する構成と
なっている。販売の形態については特に限定しないが、
例えば、上記した二次配信サーバー52A・52B・5
2Cにおける販売形態と同様に、コンビニエンスストア
やゲームセンターなどに端末機を設置し、消費者Cがそ
の端末機に足を運んで、何らかの記録媒体に所望とする
データを記録し、該記録媒体を購入する、というシステ
ムなどが考えられる。
【0187】なお、図11に示す例においては、三次配
信サーバー53A・53B・53Cは、さらなる配信を
行わない端末機として機能する構成となっているが、例
えば各三次配信サーバー53A・53B・53C同士を
通信回線によって接続し、各三次配信業者同士の間の契
約に基づいて、それぞれのサーバーが所有するデータの
送受信を行うことが可能な構成とすることも可能であ
る。また、四次、五次…配信サーバーを設け、これらを
上位の配信サーバーに接続する構成とすることも可能で
ある。
【0188】また、本実施形態に係る情報配信システム
は、図11に示すように、原盤サーバーおよびn次配信
サーバからなるデータ配信経路とは別に、管理サーバー
54が設けられている。この管理サーバー54は、二次
配信サーバー52A・52B・52C、および三次配信
サーバー53A・53B・53Cに接続されており、こ
れらのサーバーから、データの売上の際に発行される履
歴データ(配信履歴情報)(詳細は後述する)を受信す
る構成となっている。そして、管理サーバー54に集め
られた履歴データは、著作権管理者であるゲームメーカ
ー55A、レコード会社55B、映像プロダクション5
5C、および出版業者55Dなどに送信され、各著作権
管理者は、自らが著作権を管理しているデータの売上状
況について把握することができる。
【0189】次に、図11に示す情報配信システムにお
いて、例えば三次配信サーバーが、任意の二次配信サー
バーからデータを受信し、受信したデータを消費者に売
却する、というシステムの詳細について説明する。ここ
では、データを配信する側のサーバーを配信サーバー、
データを受信し、データを消費者に売却するサーバーを
受信サーバーと称することにする。なお、上記では、二
次配信サーバーと三次配信サーバーとの関係を、配信サ
ーバーと受信サーバーとの関係として示すと述べたが、
これに限定されるものではなく、任意の配信サーバーか
ら任意の配信サーバーにデータを配信するシステムの関
係を示しているものとする。
【0190】図12は、複数の配信サーバーおよび複数
の受信サーバーからなるシステムの概略構成を示すブロ
ック図である。同図においては、3つの配信サーバー5
6A・56B・56C、および3つの受信サーバー57
A・57B・57C、および管理サーバー54が示され
ている。各受信サーバー57A・57B・57Cは、配
信サーバー56A・56B・56Cのそれぞれに接続さ
れている。言い換えれば、各受信サーバー57A・57
B・57Cは、配信サーバー56A・56B・56Cの
いずれからもデータを受信することが可能となってい
る。
【0191】また、管理サーバー54は、各受信サーバ
ー57A・57B・57Cと接続しており、データの売
上の際に発行される履歴データを受信する構成となって
いる。なお、図12に示すシステムにおいては、配信サ
ーバー56A・56B・56Cではデータの売却は行わ
れないものであると仮定しているので、これらのサーバ
ーからは管理サーバー54に対して履歴データを送信す
ることはないものとしている。
【0192】次に、配信サーバー56A・56B・56
Cの構成について説明する。図13は、配信サーバー5
6A・56B・56Cの概略構成を示すブロック図であ
る。なお、図13に示す構成は、配信サーバー56A・
56B・56CをPC(Personal Computer) ベースのサ
ーバーで構成した例を示している。同図に示すように、
配信サーバー56A・56B・56Cは、データ記憶部
58、中央処理部59、認証チェック部60、送信デー
タチェック部61、送受信完了情報チェック部62、配
信データ再生回数設定部63、パスワード発行部64、
通信処理部65、表示部66、操作部67、課金管理部
68、送信データ管理部69、ユーザー情報管理部7
0、再利用許可処理部88、再利用依頼情報受信部89
を備えた構成となっている。なお、図13は、上記の各
構成が全て同様に接続された図となっているが、実際に
は、各種バスやインターフェースなどを介してハードウ
ェア的に接続されている部分や、制御・処理プログラム
上での連係によってソフトウェア的に接続されている部
分などが混在している。以下の各構成の説明では、配信
サーバー56A・56B・56Cを単に配信サーバーと
称することにする。
【0193】データ記憶部58は、例えばハードディス
ク装置などの記憶手段によって構成されるものであり、
配信対象となる配信データを記憶したり、配信に関わる
様々な管理データを記憶するものである。なお、このハ
ードディスク装置内、あるいは別のハードディスク装置
内には、配信サーバーの動作に必要なOSや各種プログ
ラム、データなどが記憶されている。
【0194】中央処理部59は、CPUなどの演算処理
装置によって構成されるものであり、配信サーバー内の
各種演算処理を行うものである。なお、図示はしていな
いが、各種演算処理を行う上で必要とされるRAMなど
も設けられている。
【0195】通信処理部65は、配信サーバーの外部に
あるコンピュータとのインターフェースとなるものであ
り、配信サーバーを構成するコンピュータの特定のCO
Mポートが割り当てられる。なお、ネットワークインタ
ーフェースとしては特に限定するものではなく、例え
ば、Ethernet、FDDI、ISDN、ATMなどが用い
られる。
【0196】表示部66は、CRTやLCDなどの各種
表示モニターによって構成されるものである。また、操
作部67は、キーボードやマウスなどの入力装置によっ
て構成されるものである。これら表示部66や操作部6
7によって、配信サーバーの稼働状況をチェックした
り、処理動作を変更するなどのメンテナンスが行われ
る。
【0197】以上説明した、データ記憶部58、中央処
理部59、通信処理部65、表示部66、および操作部
67が、配信サーバーにおけるハードウェア的な構成を
示すブロックである。そして、以下に示す認証チェック
部60、送信データチェック部61、送受信完了情報チ
ェック部62、配信データ再生回数設定部63、パスワ
ード発行部64、課金管理部68、送信データ管理部6
9、ユーザー情報管理部70、再利用許可処理部88、
および再利用依頼情報受信部89が、配信サーバーにお
けるソフトウェア的な構成を示すブロックとなる。
【0198】認証チェック部60は、配信サーバーに対
して、特定のデータの配信要求を送出した受信サーバー
の認証チェックを行うブロックである。受信サーバーか
ら配信サーバーにアクセス要求がなされた際には、この
認証チェック部によって、受信サーバーのIDならびに
パスワードのチェックが行われ、このチェックを通過し
た場合にのみ、受信サーバーのアクセスが許可されるこ
とになる。
【0199】送信データチェック部61は、受信サーバ
ーから配信要求された特定のデータ、および該データの
再生回数情報(再生可能回数情報)などのデータ情報
が、配信サーバー内に蓄えられている配信データと合致
するか、言い換えれば、配信サーバーが、受信サーバー
からの配信要求に的確に応答することが可能であるか否
かをチェックするブロックである。この送信データチェ
ック部において、配信不能であると判断された場合に
は、その旨が受信サーバーに送られる。
【0200】送受信完了情報チェック部62は、配信サ
ーバーから受信サーバーへデータの配信動作が行われた
際に、受信サーバーにデータが正常に送られたか否かを
チェックするブロックである。具体的には、配信サーバ
ーからデータが送信された後に、受信サーバーからデー
タの受信が完了したことを示す信号を受信したか否かに
よって、送受信が正常に完了したかがチェックされる。
ここで、送受信にエラーが発生した場合には、配信サー
バー内にエラーが発見されなければ、受信サーバー側に
問題があると見なされ、図12においては図示していな
いが、エラー情報が管理サーバー54に送出される。こ
れにより、例えば受信サーバーが操作者のいない独立し
た端末機である場合などに、この端末機の故障を迅速に
管理サーバー54に知らせることが可能となる。
【0201】配信データ再生回数設定部63は、受信サ
ーバーから配信要求された特定のデータの再生回数に応
じて、配信データのデータ情報における再生回数情報を
設定するブロックである。すなわち、この配信データ再
生回数設定部13によって設定された再生回数情報を有
するデータが受信サーバーに向けて送信され、受信サー
バーでは、この再生回数情報の制限に基づいてデータの
再生が行われることになる。
【0202】なお、ここでいう再生とは、消費者にデー
タが売却された状態に相当するものである。すなわち、
例えば端末機において、各種データが各種記録媒体に記
録され、該記録媒体が消費者の手に渡った時点で再生が
1回行われたとカウントすることになる。
【0203】パスワード発行部64は、データの配信契
約を結んでいる受信サーバーのそれぞれに対してパスワ
ードを発行するブロックである。このパスワードは、受
信サーバー側からの申込みによって変更が可能となって
いるシステムとしてもよいし、配信サーバー側の意思に
よって変更が可能となっているシステムとしてもよい。
【0204】ユーザー情報管理部70は、データの配信
契約を結んでいる各受信サーバーの各種情報を管理する
ブロックである。この各種情報としては、IDおよびパ
スワードの情報とともに、配信状況や配信履歴、システ
ム環境などが挙げられる。
【0205】課金管理部68は、配信データの課金情報
を、再生回数情報などに基づいて算出したり、再生1回
当たりの課金を変更したりするブロックである。
【0206】送信データ管理部69は、配信データを受
信サーバーに送信する際に、その送信情報をログとして
記録するとともに、配信データに配信サーバーIDを付
与し、配信データの送信の制御を行うブロックである。
【0207】再利用依頼情報受信部89は、受信サーバ
ーから再利用情報キーの配信要求を受信するブロックで
ある。また、再利用許可処理部88は、再利用依頼情報
受信部89において受信された再利用依頼データの内容
に基づいて、配信データの再利用を許可すべきか否かを
判断するとともに、再利用情報キーを作成し、該再利用
情報キーを、再利用依頼データの送信元である受信サー
バーに対して送信する処理を行うブロックである。この
再利用許可処理部88における処理については後述す
る。
【0208】ここで、配信サーバーから受信サーバーに
送信される配信データ、および再利用情報キーについて
説明する。この配信データ、および再利用情報キーは、
実施の形態1において、図5に示す配信用音楽データ、
および図6に示す再利用情報キーの構成とほぼ同等のも
のとなっている。相違点としては、実施の形態1におけ
るコピー可能回数情報は、本実施形態では、再生回数情
報(再生可能回数情報)となっている点、および、配信
データにおけるデータ部に記録されるコンテンツデータ
が、音楽データに限定されない点がある。その他のデー
タについては、実施の形態1と同様であるのでその説明
を省略する。なお、実施の形態1において、配信用音楽
データにおけるヘッダ情報が、電子透かし技術によって
コンテンツデータ内に含まれる形式について説明した
が、本実施形態においても、以上のような相違点を考慮
した上で、同様の構成の配信データとすることも可能で
ある。
【0209】また、配信データおよび再利用情報キーに
フッタ部を設け、該フッタ部に、当該配信データおよび
再利用情報キーが経由した配信サーバーの配信サーバー
ID(識別データ)が、配信された順に記録されている
構成としてもよい。この場合、フッタ部には、配信履歴
が完全に記録されることになるので、当該配信データお
よび再利用情報キーがどのような経路を通って現在のサ
ーバーに配信されたのかを完全に把握することが可能と
なる。なお、この構成では、配信履歴情報がフッタ部に
記録されているものとなっているが、これに限定される
ものではなく、例えばヘッダ部やデータ部に記録されて
いてもよい。
【0210】次に、受信サーバー57A・57B・57
Cの構成について説明する。図14は、受信サーバー5
7A・57B・57Cの概略構成を示すブロック図であ
る。なお、図14に示す構成は、受信サーバー57A・
57B・57CをPCベースのサーバーで構成した例を
示している。同図に示すように、配信サーバー57A・
57B・57Cは、データ記憶部71、中央処理部7
2、認証チェック部73、キャンセル制御部74、再生
データチェック部75、再生データ保存処理部76、音
声出力装置77、音声ガイド制御処理部78、再生完了
処理部(提供管理処理部)79、通信処理部80、表示
部81、操作部82、再生処理部(提供処理部)83、
課金管理部84、発注データ管理部85、発注処理部8
6、および再利用設定処理部90を備えた構成となって
いる。なお、図14は、上記の各構成が全て同様に接続
された図となっているが、実際には、各種バスやインタ
ーフェースなどを介してハードウェア的に接続されてい
る部分や、制御・処理プログラム上での連係によってソ
フトウェア的に接続されている部分などが混在してい
る。以下の各構成の説明では、受信サーバー57A・5
7B・57Cを単に受信サーバーと称することにする。
【0211】データ記憶部71は、例えばハードディス
ク装置などの記憶手段によって構成されるものであり、
配信サーバーから受信した再生用の配信データを記憶し
たり、受信および再生に関わる様々な管理データを記憶
するものである。なお、このハードディスク装置内、あ
るいは別のハードディスク装置内には、受信サーバーの
動作に必要なOSや各種プログラム、データなどが記憶
されている。
【0212】中央処理部72は、CPUなどの演算処理
装置によって構成されるものであり、受信サーバー内の
各種演算処理を行うものである。なお、図示はしていな
いが、各種演算処理を行う上で必要とされるRAMなど
も設けられている。
【0213】通信処理部80は、受信サーバーの外部に
あるコンピュータとのインターフェースとなるものであ
り、受信サーバーを構成するコンピュータの特定のCO
Mポートが割り当てられる。なお、ネットワークインタ
ーフェースとしては特に限定するものではなく、配信サ
ーバーにおいて説明したように、例えば、Ethernet、F
DDI、ISDN、ATMなどが用いられる。
【0214】表示部81は、CRTやLCDなどの各種
表示モニターによって構成されるものである。また、操
作部82は、例えばジョイスティックや各種ボタンなど
の入力装置によって構成されるものである。消費者は、
この表示部81における表示を見て、操作部82によっ
て入力動作を行うことによって、所望とするデータの購
入を行うことができる。
【0215】再生データ保存処理部76は、消費者がデ
ータの購入を行う際に、該データを何らかの記録媒体に
記録する処理を行うブロックである。記録媒体の種類と
しては特に限定しないが、例えばMD、CD−R、CD
−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、
ICメモリー、フロッピーディスク、ZIPディスク、
MO、小型ハードディスクなどが挙げられる。また、こ
のような記録媒体は、消費者が自ら持参して記録を行う
形態でもよいし、端末機内で予め記録媒体を用意してお
き、販売する際には、データの料金に記録媒体の料金を
加えた額を請求する形態としてもよい。
【0216】音声出力装置77は、アンプ部およびスピ
ーカーなどから構成されるものであり、様々な音声を出
力するためのブロックである。例えば、音楽データを購
入する際には、その音楽を試聴する際の音声を出力した
り、操作のガイドを行う音声を出力したり、BGMを出
力したりすることになる。
【0217】以上説明した、データ記憶部71、中央処
理部72、通信処理部80、表示部81、操作部82、
再生データ保存処理部76、および音声出力装置77
は、受信サーバーにおけるハードウェア的な構成を示す
ブロックである。そして、以下に示す認証チェック部7
3、キャンセル制御部74、再生データチェック部7
5、音声ガイド制御処理部78、再生完了処理部79、
再生処理部83、課金管理部84、発注データ管理部8
5、発注処理部86、および再利用設定処理部90が、
受信サーバーにおけるソフトウェア的な構成を示すブロ
ックとなる。
【0218】認証チェック部73は、送信サーバーに対
して、特定のデータの配信要求を送出し、データ配信の
認証を行うブロックである。配信要求を行う際には、こ
の認証チェック部73から当該受信サーバーのIDなら
びにパスワードが送出され、配信サーバー側でこれらの
認証チェックが行われ、このチェックを通過した場合
に、配信サーバーから受信サーバーへ要求されたデータ
が配信されることになる。
【0219】キャンセル制御部74は、消費者によって
一旦データの再生要求がなされた後にキャンセルが行わ
れた場合に、該当データの再生を中止するとともに、課
金処理をキャンセルする処理を行うブロックである。
【0220】再生データチェック部75は、消費者が再
生要求を行った特定のデータが当該受信サーバー内に蓄
えられている場合、その蓄えられている特定のデータの
再生回数情報をチェックし、再生が可能であるか否かを
チェックするブロックである。
【0221】音声ガイド制御処理部78は、消費者に対
して、データの再生に関する様々な音声ガイドを制御す
るブロックである。
【0222】再生処理部83は、再生要求されたデータ
に対して、暗号化されたデータをデコードするととも
に、該当データが圧縮されている場合には、同時に解凍
(伸張)処理を行うブロックである。これにより、再生
要求されたデータが再生可能なデータ形式に変換される
ことになる。
【0223】課金管理部84は、消費者による再生要
求、すなわちデータ購入要求がなされた際の課金の管理
を行うブロックである。課金の形態としては、現金支払
い、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカ
ードなどによる支払いなどが挙げられる。よって、課金
管理部84は、現金の収受を行う装置、あるいは各種カ
ードによる決済を行う装置などを備えるとともに、これ
らの装置の制御を行うシステムを有していることにな
る。また、課金管理部84は、配信データの課金情報
を、再生回数情報などに基づいて算出したり、再生1回
当たりの課金を変更したりする機能をも有している。
【0224】発注データ管理部85は、受信サーバー内
に蓄えられているデータの再生回数情報をチェックし、
各データのIDとともに記録、管理を行うブロックであ
る。この発注データ管理部85によって、受信サーバー
内に蓄えられている各データが、どれだけ再生可能であ
るかを把握することが可能となっている。
【0225】発注処理部86は、上記発注データ管理部
85によって再生可能回数が0または所定値以下となっ
ていると認識されたデータに対して、データの再利用依
頼処理を、配信サーバーに対して行うブロックである。
この際に、配信要求対象となるデータに応じて、適切な
配信サーバーが選定される。また、消費者によって再生
要求がなされたデータに相当する配信データが、当該受
信サーバー内に保存されていない場合には、該配信デー
タの配信要求を配信サーバーに行う処理を行う。
【0226】再生完了処理部79は、消費者に対する再
生処理を完了した際に、配信データのフッタ部に履歴情
報が記録されている場合に、該履歴データを管理サーバ
ー54に送信するとともに、該履歴データを保存する処
理を行うブロックである。
【0227】再生完了処理部79によって以上のような
処理が行われる場合、管理サーバー54は、以上のよう
なデータを含んだ履歴データを、データの再生が行われ
る毎に受信することになるので、配信対象となる元のデ
ータがどのような配信ルートを経て消費者の手に渡った
のかを全てのデータに対して把握することが可能となっ
ている。そして、ゲームメーカー5A、レコード会社5
B、映像プロダクション5C、および出版業者5Dなど
の著作権管理者は、この管理サーバー54から情報を取
り出すことによって、自らが著作権を管理しているデー
タが、どのような経路で、どの時期に、どれだけの量だ
け消費者に購入されたのかを把握することが可能とな
り、著作権料を的確に徴収することが可能となる。すな
わち、本実施形態に係る情報配信システムのように、配
信ルートが一つの配信業者によって一元管理されること
なく、複数の配信業者によって比較的自由にデータの配
信が行われるシステムであっても、著作権管理者の配信
上の不安要素を低減することができる。
【0228】再利用設定処理部90は、配信サーバーか
ら、受信サーバー内に保存されている配信データに関す
る再利用情報キーの受け取り処理を行うとともに、この
再利用情報キーに基づいて、該当配信データ内のデータ
を書き換える処理を行うブロックである。
【0229】ここで、受信サーバーから配信サーバーに
対して、一度配信を受けた配信データの在庫を確保する
ために再発注を行う方法について、以下に説明する。
【0230】受信サーバーは、上記のように、ヘッダ
部、データ部などから成る構造の配信データを格納して
いる。データ部は、ヘッダ部に含まれる再生回数情報が
0になるまで、複製されて配信または記録媒体への記録
に繰り返し用いられる。すなわち、データ部は再利用さ
れ、1回の配信または複製毎に消滅することはない。し
たがって、再生回数情報が0になったとしても、データ
部の配信または複製が行えないというだけのことで、デ
ータ部自体は、各受信サーバーに残っている。
【0231】そこで、本発明に係る情報配信システムで
は、再生回数情報が0になった後でも、受信サーバーに
て当該配信データの配信または複製を継続したい場合に
は、受信サーバーは、他の配信サーバーに対して、再生
回数情報の更新、すなわち再利用情報キーの配信を要求
し、他の配信サーバは契約の範囲内で、必要な再生回数
分の配信または複製の権利を、発注元の受信サーバーに
与えるべく、新たな再生回数情報を供給する、すなわち
再利用情報キーを配信することで、受信サーバーに残っ
ているデータ部を活用するようになっている。
【0232】これにより、配信データのデータ構造の中
で、データサイズが圧倒的に大きいデータ部を送受信す
ることなく、ヘッダ部の情報を更新するだけで、データ
部の再利用を図ることができるので、通信時間の節約、
受信サーバーにおけるメモリ利用効率の向上等の効果が
得られるほか、データ再利用料金を元データの配信料金
より安く設定できるという効果も得られる。
【0233】次に、図13に示した配信サーバーにおけ
る処理の流れについて説明する。まず、配信サーバーに
おける、配信データの配信時の処理の流れについては、
実施の形態1において図7を参照しながら説明した処理
の流れをほぼ同等となっている。異なる点としては、実
施の形態1においては配信用音楽データであったのが、
本実施形態では配信データである点、実施の形態1にお
いては配信要求先がPCであったのが、本実施形態では
受信サーバーである点などである。また、配信データに
配信履歴情報を付加する場合には、そのステップが挿入
されることになる。その他の処理については実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0234】また、配信サーバーにおける、再利用情報
キーの配信時の処理の流れについても、実施の形態1に
おいて図8を参照しながら説明した処理の流れをほぼ同
等となっている。異なる点としては、上記と同様に、実
施の形態1においては配信用音楽データであったのが、
本実施形態では配信データである点、実施の形態1にお
いては配信要求先がPCであったのが、本実施形態では
受信サーバーである点などである。また、再利用情報キ
ーに配信履歴情報を付加する場合には、そのステップが
挿入されることになる。その他の処理については実施の
形態1と同様であるので、その説明を省略する。なお、
図8におけるS13の再利用の許可判断に関する処理に
ついても、上記のような相違点を考慮した上で、ほぼ同
等の処理を行うことになる。
【0235】次に、図14に示した受信サーバーにおけ
る処理の流れについて説明する。まず、受信サーバーに
おける、配信データの受信時の処理の流れについて説明
する。消費者によって再生要求がなされたデータに相当
する配信データが、当該受信サーバー内に保存されてい
ない場合には、該配信データの配信要求を配信サーバー
に行う処理を行うことになる。
【0236】この受信サーバーにおける、配信データの
受信時の処理の流れついては、実施の形態1において図
9を参照しながら説明した処理の流れをほぼ同等となっ
ている。異なる点としては、実施の形態1においては配
信用音楽データであったのが、本実施形態では配信デー
タである点などである。また、配信データに配信履歴情
報が付加されている場合には、管理サーバー54へ履歴
データを送信するステップが挿入されることになる。そ
の他の処理については実施の形態1と同様であるので、
その説明を省略する。
【0237】次に、受信サーバーにおける、再利用情報
キーの受信時の処理の流れについて説明する。上記発注
データ管理部85によって再生可能回数が0または所定
値以下となっていると認識されたデータがある場合に、
データの再利用依頼処理、すなわち、再利用情報キーの
配信要求がなされることになる。
【0238】この受信サーバーにおける、再利用情報キ
ーの受信時の処理の流れついては、実施の形態1におい
て図1を参照しながら説明した処理の流れをほぼ同等と
なっている。異なる点としては、実施の形態1において
は配信用音楽データであったのが、本実施形態では配信
データである点、実施の形態1においては配信用音楽デ
ータにおけるコピー可能回数情報の書き換えが行われる
のに対し、本実施形態では配信データにおける再生回数
情報の書き換えが行われる点などである。その他の処理
については実施の形態1と同様であるので、その説明を
省略する。
【0239】なお、上記の説明において、配信サーバー
および受信サーバーの構成は、図13に示す構成、およ
び図14に示す構成として、それぞれ別々に説明した
が、例えば図11に示す二次配信サーバー52A・52
B・52Cのように、他サーバーへの配信を行うととも
に、消費者Cに対する売却(再生)をも行うサーバーに
おいては、どちらの構成も備えていることになる。した
がって、このようなサーバーにおいては、上記した配信
サーバーにおける処理、および上記した受信サーバにお
ける処理のどちらの処理も行うことになる。
【0240】なお、以上の説明においては、図11に示
す情報配信システムが、各サーバー間を専用線によって
接続した閉じたネットワークシステムによって構成され
ていることを想定した説明となっているが、これに限定
されるものではない。例えば、図11に示すネットワー
クをインターネット上で実現する場合にも、上記とほぼ
同様のシステムを構築することが可能である。また、こ
のようにインターネット上でのシステム構築を行う場合
には、再生端末としては、インターネットに接続可能な
PCが用いられることも考えられる。この場合には、上
記の説明における再生とは、そのPCにおいて、配信デ
ータに含まれるコンテンツが利用可能となった状態を示
すことになる。また、この場合の課金処理は、クレジッ
トカードによる決済や、その他、昨今様々な形態で提案
されている電子決済システムによって行われることにな
る。
【0241】このように、本実施形態に係る情報配信シ
ステムは、インターネットのようなオープンなコンピュ
ータネットワークシステムにおいても、十分にセキュリ
ティを確保することが可能となっている。したがって、
コンテンツを提供する著作権管理者側にとって、コンテ
ンツの販売経路の多角化を、著作権料の徴収を的確に行
うことが可能な状態で実現することが可能となるととも
に、消費者側にとっても、コンテンツの購入経路の選択
肢が増えることによって、購入の利便性が向上するとい
う効果を奏することになる。
【0242】ここで、上記の二次配信サーバー52A・
52B・52C、および三次配信サーバー53A・53
B・53Cが、上記したように、例えばコンビニエンス
ストアやゲームセンターなどに設けられた端末機として
機能している場合の試聴処理について説明する。このよ
うなシステムにおいては、消費者Cは上記の端末機に足
を運んで、何らかの記録媒体に所望とする音楽データを
記録することによってデータを購入することになる。こ
のような端末機では、消費者Cに対して、音楽データを
購入する前に試聴を行うことを許可するシステムが設け
られている。
【0243】ここで、配信データのヘッダ部に、プレチ
ェック可能情報のデータを含めることが考えられる。す
なわち、端末機に対して特定の音楽データの試聴要求が
消費者Cからなされた際に、該当音楽データに対応する
配信データのヘッダ部におけるプレチェック可能情報を
参照し、これが可能と設定されているデータである場合
に限って試聴を行うことになる。このようなプレチェッ
ク可能情報を配信データのヘッダ部に設けることによっ
て、例えば、配信データとは別に試聴用のデータを作成
する、というような手間を省くことができる。なお、こ
の例では音楽データの試聴に関する説明をしたが、音楽
データ以外でも、プレチェックを行うことに意味のある
データの配信であれば、どのような種類のコンテンツデ
ータを含む配信データに対しても適用することが可能で
ある。
【0244】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係る情
報配信システムは、情報源提供者から提供されたコンテ
ンツデータを通信ネットワークを介して配信する情報配
信システムであって、上記コンテンツデータを含んだ配
信データの配信を行う配信装置と、上記配信データを受
信するとともに、該配信データを保存する受信装置とを
備え、上記配信データが、当該配信データの利用制限情
報をさらに含んでおり、上記受信装置が、上記配信装置
からの許諾を受けることによって、保存されている配信
データの利用制限情報を書き換える構成である。
【0245】これにより、受信装置側において、保存さ
れている配信データに対して、利用制限情報を変更した
い場合には、配信装置からの許諾を得ることのみによっ
て、該利用制限情報を変更することが可能となる。した
がって、比較的データサイズが大きくなるコンテンツデ
ータを含む配信データを再度受信することなく、受信装
置内に保存されている配信データの利用制限情報を変更
することが可能となり、配信に要する時間の節約や、受
信装置内におけるデータの記憶容量の節約を実現するこ
とができるという効果を奏する。
【0246】請求項2の発明に係る情報配信システム
は、上記受信装置が、上記利用制限情報の変更内容が示
された再利用情報キーを上記配信装置から受信し、これ
に基づいて、上記受信装置に保存されている配信データ
の利用制限情報の書き換えを行う構成である。
【0247】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、配信装置側で許可された利用制限情報の変更内
容が、受信装置側において的確に反映された状態で、配
信データの利用制限情報が変更されることができるの
で、配信装置側にとっても、安心して利用制限情報の変
更依頼を受けることができるという効果を奏する。
【0248】また、配信装置から受信装置に配信される
再利用情報キーは、利用制限情報の変更内容が示されて
いる程度なので、コンテンツデータを含む配信データと
比較して、そのデータサイズが非常に小さいものとな
る。よって、このような再利用情報キーの配信は、要す
る時間が短くてすみ、受信装置側、および配信装置側の
双方において、配信の負担を小さくすることができると
いう効果を奏する。
【0249】請求項3の発明に係る情報配信システム
は、上記利用制限情報が、当該配信データの再生可能回
数情報である構成である。
【0250】これにより、請求項1または2の構成によ
る効果に加えて、例えば配信データに含まれるコンテン
ツデータが著作権を有しているデータである場合にも、
的確に著作権を保護することが可能となるという効果を
奏する。
【0251】請求項4の発明に係る情報配信システム
は、上記利用制限情報が、当該配信データの利用可能環
境情報である構成である。
【0252】これにより、請求項1ないし3のいずれか
の構成による効果に加えて、例えば配信データに含まれ
るコンテンツデータが著作権を有しているデータである
場合にも、的確に著作権を保護することが可能となると
いう効果を奏する。
【0253】請求項5の発明に係る情報配信システム
は、上記受信装置がインターネットに接続されたPCで
ある構成である。
【0254】これにより、請求項1ないし4のいずれか
の構成による効果に加えて、例えば一般の家庭において
も、インターネットを介して様々な種類のコンテンツデ
ータを受信することが可能となるという効果を奏する。
【0255】請求項6の発明に係る情報配信システム
は、上記配信装置が、上記受信装置から、配信データに
おける利用制限情報の書き換え依頼を受けた際に、該配
信装置が、該配信データの利用制限情報の書き換えを許
諾することが可能な配信装置であるか否かを、該配信装
置が判断する構成である。
【0256】これにより、請求項1ないし5のいずれか
の構成による効果に加えて、例えば、該情報配信システ
ムに複数の配信装置が設けられている場合、例えば該情
報配信システムの管理者が、各配信装置に対して、利用
制限情報の書き換えの許諾に制限を与えることが可能と
なるという効果を奏する。
【0257】請求項7の発明に係る情報配信システム
は、上記配信装置が、上記受信装置から、配信データに
おける利用制限情報の書き換え依頼を受けた際に、該受
信装置が、該配信データの利用制限情報の書き換えの許
諾を受けることが可能な受信装置であるか否かを、該配
信装置が判断する構成である。
【0258】これにより、請求項1ないし6のいずれか
の構成による効果に加えて、例えば、該受信装置が、料
金の支払いに関して何らかの問題がある場合などに、利
用制限情報の書き換えを許諾しないなどの処理を行うこ
とが可能となるという効果を奏する。
【0259】請求項8の発明に係る情報配信システム
は、上記配信データにおける利用制限情報が、電子透か
し方式によって該配信データ内に含まれている構成であ
る。
【0260】これにより、請求項1ないし7のいずれか
の構成による効果に加えて、配信データにおける利用制
限情報を、第三者が確認することが極めて困難になるの
で、利用制限情報が不正に書き換えられたりすることを
防止することが可能となるという効果を奏する。
【0261】請求項9の発明に係る情報配信装置は、通
信ネットワークに接続されているとともに、情報源提供
者によって提供されたコンテンツデータを含む配信デー
タを受信装置に向けて配信する情報配信装置であって、
上記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさ
らに含んでいるとともに、上記受信装置から、当該受信
装置に保存されている配信データの利用制限情報の書き
換え依頼を受信する再利用依頼情報受信部と、上記受信
装置において保存されている配信データの利用制限情報
の書き換えを許可する再利用許可処理部とが設けられて
いる構成である。
【0262】これにより、受信装置側において、保存さ
れている配信データに対して、利用制限情報を変更した
い場合には、配信装置からの許諾を得ることのみによっ
て、該利用制限情報を変更することが可能となる。した
がって、比較的データサイズが大きくなるコンテンツデ
ータを含む配信データを再度受信することなく、受信装
置内に保存されている配信データの利用制限情報を変更
することが可能となり、配信に要する時間の節約や、受
信装置内におけるデータの記憶容量の節約を実現するこ
とができるという効果を奏する。
【0263】請求項10の発明に係る情報配信装置は、
上記再利用許可部が、上記利用制限情報の変更内容が示
された再利用情報キーを上記受信装置に向けて配信し、
上記受信装置が、この再利用情報キーに基づいて、当該
受信装置に保存されている配信データの利用制限情報の
書き換えを行う構成である。
【0264】これにより、請求項9の構成による効果に
加えて、配信装置側で許可された利用制限情報の変更内
容が、受信装置側において的確に反映された状態で、配
信データの利用制限情報が変更されることができるの
で、配信装置側にとっても、安心して利用制限情報の変
更依頼を受けることができるという効果を奏する。
【0265】また、配信装置から受信装置に配信される
再利用情報キーは、そのデータサイズが非常に小さいも
のとなるので、このような再利用情報キーの配信は、要
する時間が短くてすみ、受信装置側、および配信装置側
の双方において、配信の負担を小さくすることができる
という効果を奏する。
【0266】請求項11の発明に係る情報配信装置は、
上記利用制限情報が、当該配信データの再生可能回数情
報である構成である。
【0267】これにより、請求項9または10の構成に
よる効果に加えて、例えば配信データに含まれるコンテ
ンツデータが著作権を有しているデータである場合に
も、的確に著作権を保護することが可能となるという効
果を奏する。
【0268】請求項12の発明に係る情報配信装置は、
上記利用制限情報が、当該配信データの利用可能環境情
報である構成である。
【0269】これにより、請求項9ないし11のいずれ
かの構成による効果に加えて、例えば配信データに含ま
れるコンテンツデータが著作権を有しているデータであ
る場合にも、的確に著作権を保護することが可能となる
という効果を奏する。
【0270】請求項13の発明に係る情報配信装置は、
上記再利用依頼情報受信部が、上記受信装置から、配信
データにおける利用制限情報の書き換え依頼を受けた際
に、該配信装置が、該配信データの利用制限情報の書き
換えを許諾することが可能な配信装置であるか否かを判
断する再利用許可処理部をさらに備えている構成であ
る。
【0271】これにより、請求項9ないし12のいずれ
かの構成による効果に加えて、例えば、該情報配信シス
テムに複数の配信装置が設けられている場合、例えば該
情報配信システムの管理者が、各配信装置に対して、利
用制限情報の書き換えの許諾に制限を与えることが可能
となるという効果を奏する。
【0272】請求項14の発明に係る情報配信装置は、
上記再利用依頼情報受信部が、上記受信装置から、配信
データにおける利用制限情報の書き換え依頼を受けた際
に、上記再利用許可処理部によって、該受信装置が、該
配信データの利用制限情報の書き換えの許諾を受けるこ
とが可能な受信装置であるか否かが判断される構成であ
る。
【0273】これにより、請求項9ないし13のいずれ
かの構成による効果に加えて、例えば、該受信装置が、
料金の支払いに関して何らかの問題がある場合などに、
利用制限情報の書き換えを許諾しないなどの処理を行う
ことが可能となるという効果を奏する。
【0274】請求項15の発明に係る情報配信装置は、
上記配信データにおける利用制限情報が、電子透かし方
式によって該配信データ内に含まれている構成である。
【0275】これにより、請求項9ないし14のいずれ
かの構成による効果に加えて、配信データにおける利用
制限情報を、第三者が確認することが極めて困難になる
ので、利用制限情報が不正に書き換えられたりすること
を防止することが可能となる。
【0276】請求項16の発明に係る情報受信装置は、
通信ネットワークに接続されているとともに、情報源提
供者によって提供されたコンテンツデータを含む配信デ
ータを配信装置から受信する情報受信装置であって、上
記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさら
に含んでいるとともに、当該情報受信装置に保存されて
いる配信データの利用制限情報の書き換え依頼を上記配
信装置に向けて送信する発注処理部と、上記配信装置か
ら、保存されている配信データの利用制限情報の書き換
え許可を得た際に、該配信データの利用制限情報の書き
換えを行う再利用設定処理部とを備えている構成であ
る。
【0277】これにより、受信装置側において、保存さ
れている配信データに対して、利用制限情報を変更した
い場合には、配信装置からの許諾を得ることのみによっ
て、該利用制限情報を変更することが可能となる。した
がって、比較的データサイズが大きくなるコンテンツデ
ータを含む配信データを再度受信することなく、受信装
置内に保存されている配信データの利用制限情報を変更
することが可能となり、配信に要する時間の節約や、受
信装置内におけるデータの記憶容量の節約を実現するこ
とができるという効果を奏する。
【0278】請求項17の発明に係る情報受信装置は、
上記再利用設定処理部が、上記利用制限情報の変更内容
が示された再利用情報キーを上記配信装置から受信し、
これに基づいて、配信データの利用制限情報の書き換え
を行う構成である。
【0279】これにより、請求項16の構成による効果
に加えて、配信装置側で許可された利用制限情報の変更
内容が、受信装置側において的確に反映された状態で、
配信データの利用制限情報が変更されることができるの
で、配信装置側にとっても、安心して利用制限情報の変
更依頼を受けることができるという効果を奏する。
【0280】また、配信装置から受信装置に配信される
再利用情報キーは、そのデータサイズが非常に小さいも
のとなるので、このような再利用情報キーの配信は、要
する時間が短くてすみ、受信装置側、および配信装置側
の双方において、配信の負担を小さくすることができる
という効果を奏する。
【0281】請求項18の発明に係る情報受信装置は、
上記利用制限情報が、当該配信データの再生可能回数情
報である構成である。
【0282】これにより、請求項16または17の構成
による効果に加えて、例えば配信データに含まれるコン
テンツデータが著作権を有しているデータである場合に
も、的確に著作権を保護することが可能となるという効
果を奏する。
【0283】請求項19の発明に係る情報受信装置は、
上記利用制限情報が、当該配信データの利用可能環境情
報である構成である。
【0284】これにより、請求項16ないし18のいず
れかの構成による効果に加えて、例えば配信データに含
まれるコンテンツデータが著作権を有しているデータで
ある場合にも、的確に著作権を保護することが可能とな
るという効果を奏する。
【0285】請求項20の発明に係る情報受信装置は、
当該情報受信装置がインターネットに接続されたPCに
よって構成されている構成である。
【0286】これにより、請求項16ないし19のいず
れかにの構成による効果に加えて、例えば一般の家庭に
おいても、インターネットを介して様々な種類のコンテ
ンツデータを受信することが可能となるという効果を奏
する。
【0287】請求項21の発明に係る情報受信装置は、
上記配信データにおける利用制限情報が、電子透かし方
式によって該配信データ内に含まれている構成である。
【0288】これにより、請求項9ないし14のいずれ
かの構成による効果に加えて、配信データにおける利用
制限情報を、第三者が確認することが極めて困難になる
ので、利用制限情報が不正に書き換えられたりすること
を防止することが可能となる。
【0289】請求項22の発明に係る情報配信方法は、
通信ネットワークに接続されているとともに、情報源提
供者によって提供されたコンテンツデータを含む配信デ
ータを配信装置から受信装置に向けて配信する情報配信
方法であって、上記配信データが、当該配信データの利
用制限情報をさらに含んでいるとともに、上記受信装置
から、当該受信装置に保存されている配信データの利用
制限情報の書き換え依頼を受信するステップと、上記受
信装置において保存されている配信データの利用制限情
報の書き換えを許可するステップとを有している方法で
ある。
【0290】これにより、受信装置側において、保存さ
れている配信データに対して、利用制限情報を変更した
い場合には、配信装置からの許諾を得ることのみによっ
て、該利用制限情報を変更することが可能となる。した
がって、比較的データサイズが大きくなるコンテンツデ
ータを含む配信データを再度受信することなく、受信装
置内に保存されている配信データの利用制限情報を変更
することが可能となり、配信に要する時間の節約や、受
信装置内におけるデータの記憶容量の節約を実現するこ
とができるという効果を奏する。
【0291】請求項23の発明に係る情報配信プログラ
ムを記録した記録媒体は、通信ネットワークに接続され
ているとともに、情報源提供者によって提供されたコン
テンツデータを含む配信データを配信装置から受信装置
に向けて配信する情報配信プログラムを記録した記録媒
体であって、上記配信データが、当該配信データの利用
制限情報をさらに含んでいるとともに、上記受信装置か
ら、当該受信装置に保存されている配信データの利用制
限情報の書き換え依頼を受信する処理と、上記受信装置
において保存されている配信データの利用制限情報の書
き換えを許可する処理とをコンピュータに実行させる構
成である。
【0292】これにより、受信装置側において、保存さ
れている配信データに対して、利用制限情報を変更した
い場合には、配信装置からの許諾を得ることのみによっ
て、該利用制限情報を変更することが可能となる。した
がって、比較的データサイズが大きくなるコンテンツデ
ータを含む配信データを再度受信することなく、受信装
置内に保存されている配信データの利用制限情報を変更
することが可能となり、配信に要する時間の節約や、受
信装置内におけるデータの記憶容量の節約を実現するこ
とができるという効果を奏する。
【0293】請求項24の発明に係る情報受信方法は、
通信ネットワークに接続されているとともに、情報源提
供者によって提供されたコンテンツデータを含む配信デ
ータを配信装置から受信する情報受信方法であって、上
記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさら
に含んでいるとともに、当該情報受信装置に保存されて
いる配信データの利用制限情報の書き換え依頼を上記配
信装置に向けて送信するステップと、上記配信装置か
ら、保存されている配信データの利用制限情報の書き換
え許可を得た際に、該配信データの利用制限情報の書き
換えを行うステップとを有している方法である。
【0294】これにより、受信装置側において、保存さ
れている配信データに対して、利用制限情報を変更した
い場合には、配信装置からの許諾を得ることのみによっ
て、該利用制限情報を変更することが可能となる。した
がって、比較的データサイズが大きくなるコンテンツデ
ータを含む配信データを再度受信することなく、受信装
置内に保存されている配信データの利用制限情報を変更
することが可能となり、配信に要する時間の節約や、受
信装置内におけるデータの記憶容量の節約を実現するこ
とができるという効果を奏する。
【0295】請求項25の発明に係る情報受信プログラ
ムを記録した記録媒体は、通信ネットワークに接続され
ているとともに、情報源提供者によって提供されたコン
テンツデータを含む配信データを配信装置から受信する
情報受信プログラムを記録した記録媒体であって、上記
配信データが、当該配信データの利用制限情報をさらに
含んでいるとともに、当該情報受信装置に保存されてい
る配信データの利用制限情報の書き換え依頼を上記配信
装置に向けて送信する処理と、上記配信装置から、保存
されている配信データの利用制限情報の書き換え許可を
得た際に、該配信データの利用制限情報の書き換えを行
う処理とをコンピュータに実行させる構成である。
【0296】これにより、受信装置側において、保存さ
れている配信データに対して、利用制限情報を変更した
い場合には、配信装置からの許諾を得ることのみによっ
て、該利用制限情報を変更することが可能となる。した
がって、比較的データサイズが大きくなるコンテンツデ
ータを含む配信データを再度受信することなく、受信装
置内に保存されている配信データの利用制限情報を変更
することが可能となり、配信に要する時間の節約や、受
信装置内におけるデータの記憶容量の節約を実現するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る情報配信システム
が備えるPCにおける、再利用情報キーの配信時の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図2】上記情報配信システムの概略を示すブロック図
である。
【図3】上記情報配信システムが備える配信サーバの概
略構成を示すブロック図である。
【図4】上記PCの概略構成を示すブロック図である。
【図5】配信用音楽データの概略構成を示す説明図であ
る。
【図6】再利用情報キーの概略構成を示す説明図であ
る。
【図7】配信サーバにおける、配信用音楽データの配信
時の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】配信サーバにおける、再利用情報キーの配信時
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】PCにおける、配信用音楽データの受信時の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図10】PCにおける配信用音楽データのコピー処理
の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の他の形態に係る情報配信シス
テムの概略構成を示す説明図である。
【図12】複数の配信サーバーおよび複数の受信サーバ
ーからなるシステムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図13】配信サーバーの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図14】受信サーバーの概略構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 配信サーバ(配信装置、情報配信装置) 2A・2B PC(受信装置、情報受信装置) 3 携帯端末 4 メモリ装置 5 リムーバブルメディアドライブ 6 外付けハードディスクドライブ 51 原盤サーバー(配信装置、情報配信装置) 52A・52B・52C 二次配信サーバー(配信装
置、情報配信装置、受信装置、情報受信装置) 53A・53B・53C 三次配信サーバー(配信装
置、情報配信装置、受信装置、情報受信装置) 54 管理サーバー 55A・55B・55C・55D 著作権管理者(情
報源提供者) 56A・56B・56C 配信サーバー(配信装置、
情報配信装置) 57A・57B・57C 受信サーバー(受信装置、
情報受信装置)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報源提供者から提供されたコンテンツデ
    ータを通信ネットワークを介して配信する情報配信シス
    テムであって、 上記コンテンツデータを含んだ配信データの配信を行う
    配信装置と、 上記配信データを受信するとともに、該配信データを保
    存する受信装置とを備え、 上記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさ
    らに含んでおり、上記受信装置が、上記配信装置からの
    許諾を受けることによって、保存されている配信データ
    の利用制限情報を書き換えることを特徴とする情報配信
    システム。
  2. 【請求項2】上記受信装置が、上記利用制限情報の変更
    内容が示された再利用情報キーを上記配信装置から受信
    し、これに基づいて、上記受信装置に保存されている配
    信データの利用制限情報の書き換えを行うことを特徴と
    する請求項1記載の情報配信システム。
  3. 【請求項3】上記利用制限情報が、当該配信データの再
    生可能回数情報であることを特徴とする請求項1または
    2記載の情報配信システム。
  4. 【請求項4】上記利用制限情報が、当該配信データの利
    用可能環境情報であることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の情報配信システム。
  5. 【請求項5】上記受信装置がインターネットに接続され
    たPCであることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の情報配信システム。
  6. 【請求項6】上記配信装置が、上記受信装置から、配信
    データにおける利用制限情報の書き換え依頼を受けた際
    に、該配信装置が、該配信データの利用制限情報の書き
    換えを許諾することが可能な配信装置であるか否かを、
    該配信装置が判断することを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれかに記載の情報配信システム。
  7. 【請求項7】上記配信装置が、上記受信装置から、配信
    データにおける利用制限情報の書き換え依頼を受けた際
    に、該受信装置が、該配信データの利用制限情報の書き
    換えの許諾を受けることが可能な受信装置であるか否か
    を、該配信装置が判断することを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれかに記載の情報配信システム。
  8. 【請求項8】上記配信データにおける利用制限情報が、
    電子透かし方式によって該配信データ内に含まれている
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の
    情報配信システム。
  9. 【請求項9】通信ネットワークに接続されているととも
    に、情報源提供者によって提供されたコンテンツデータ
    を含む配信データを受信装置に向けて配信する情報配信
    装置であって、 上記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさ
    らに含んでいるとともに、 上記受信装置から、当該受信装置に保存されている配信
    データの利用制限情報の書き換え依頼を受信する再利用
    依頼情報受信部と、 上記受信装置において保存されている配信データの利用
    制限情報の書き換えを許可する再利用許可処理部とが設
    けられていることを特徴とする情報配信装置。
  10. 【請求項10】上記再利用許可部が、上記利用制限情報
    の変更内容が示された再利用情報キーを上記受信装置に
    向けて配信し、上記受信装置が、この再利用情報キーに
    基づいて、当該受信装置に保存されている配信データの
    利用制限情報の書き換えを行うことを特徴とする請求項
    9記載の情報配信装置。
  11. 【請求項11】上記利用制限情報が、当該配信データの
    再生可能回数情報であることを特徴とする請求項9また
    は10記載の情報配信装置。
  12. 【請求項12】上記利用制限情報が、当該配信データの
    利用可能環境情報であることを特徴とする請求項9ない
    し11のいずれかに記載の情報配信装置。
  13. 【請求項13】上記再利用依頼情報受信部が、上記受信
    装置から、配信データにおける利用制限情報の書き換え
    依頼を受けた際に、該配信装置が、該配信データの利用
    制限情報の書き換えを許諾することが可能な配信装置で
    あるか否かを判断する再利用許可処理部をさらに備えて
    いることを特徴とする請求項9ないし12のいずれかに
    記載の情報配信装置。
  14. 【請求項14】上記再利用依頼情報受信部が、上記受信
    装置から、配信データにおける利用制限情報の書き換え
    依頼を受けた際に、上記再利用許可処理部によって、該
    受信装置が、該配信データの利用制限情報の書き換えの
    許諾を受けることが可能な受信装置であるか否かが判断
    されることを特徴とする請求項9ないし13のいずれか
    に記載の情報配信装置。
  15. 【請求項15】上記配信データにおける利用制限情報
    が、電子透かし方式によって該配信データ内に含まれて
    いることを特徴とする請求項9ないし14のいずれかに
    記載の情報配信装置。
  16. 【請求項16】通信ネットワークに接続されているとと
    もに、情報源提供者によって提供されたコンテンツデー
    タを含む配信データを配信装置から受信する情報受信装
    置であって、 上記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさ
    らに含んでいるとともに、 当該情報受信装置に保存されている配信データの利用制
    限情報の書き換え依頼を上記配信装置に向けて送信する
    発注処理部と、 上記配信装置から、保存されている配信データの利用制
    限情報の書き換え許可を得た際に、該配信データの利用
    制限情報の書き換えを行う再利用設定処理部とを備えて
    いることを特徴とする情報受信装置。
  17. 【請求項17】上記再利用設定処理部が、上記利用制限
    情報の変更内容が示された再利用情報キーを上記配信装
    置から受信し、これに基づいて、配信データの利用制限
    情報の書き換えを行うことを特徴とする請求項16記載
    の情報受信装置。
  18. 【請求項18】上記利用制限情報が、当該配信データの
    再生可能回数情報であることを特徴とする請求項16ま
    たは17記載の情報受信装置。
  19. 【請求項19】上記利用制限情報が、当該配信データの
    利用可能環境情報であることを特徴とする請求項16な
    いし18のいずれかに記載の情報受信装置。
  20. 【請求項20】当該情報受信装置がインターネットに接
    続されたPCによって構成されていることを特徴とする
    請求項16ないし19のいずれかに記載の情報受信装
    置。
  21. 【請求項21】上記配信データにおける利用制限情報
    が、電子透かし方式によって該配信データ内に含まれて
    いることを特徴とする請求項16ないし20のいずれか
    に記載の情報受信装置。
  22. 【請求項22】通信ネットワークに接続されているとと
    もに、情報源提供者によって提供されたコンテンツデー
    タを含む配信データを配信装置から受信装置に向けて配
    信する情報配信方法であって、 上記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさ
    らに含んでいるとともに、 上記受信装置から、当該受信装置に保存されている配信
    データの利用制限情報の書き換え依頼を受信するステッ
    プと、 上記受信装置において保存されている配信データの利用
    制限情報の書き換えを許可するステップとを有している
    ことを特徴とする情報配信方法。
  23. 【請求項23】通信ネットワークに接続されているとと
    もに、情報源提供者によって提供されたコンテンツデー
    タを含む配信データを配信装置から受信装置に向けて配
    信する情報配信プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 上記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさ
    らに含んでいるとともに、 上記受信装置から、当該受信装置に保存されている配信
    データの利用制限情報の書き換え依頼を受信する処理
    と、 上記受信装置において保存されている配信データの利用
    制限情報の書き換えを許可する処理とをコンピュータに
    実行させることを特徴とする情報配信プログラムを記録
    した記録媒体。
  24. 【請求項24】通信ネットワークに接続されているとと
    もに、情報源提供者によって提供されたコンテンツデー
    タを含む配信データを配信装置から受信する情報受信方
    法であって、 上記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさ
    らに含んでいるとともに、 当該情報受信装置に保存されている配信データの利用制
    限情報の書き換え依頼を上記配信装置に向けて送信する
    ステップと、 上記配信装置から、保存されている配信データの利用制
    限情報の書き換え許可を得た際に、該配信データの利用
    制限情報の書き換えを行うステップとを有していること
    を特徴とする情報受信方法。
  25. 【請求項25】通信ネットワークに接続されているとと
    もに、情報源提供者によって提供されたコンテンツデー
    タを含む配信データを配信装置から受信する情報受信プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、 上記配信データが、当該配信データの利用制限情報をさ
    らに含んでいるとともに、 当該情報受信装置に保存されている配信データの利用制
    限情報の書き換え依頼を上記配信装置に向けて送信する
    処理と、 上記配信装置から、保存されている配信データの利用制
    限情報の書き換え許可を得た際に、該配信データの利用
    制限情報の書き換えを行う処理とをコンピュータに実行
    させることを特徴とする情報受信プログラムを記録した
    記録媒体。
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