JP2001341980A - トラック輸送が可能な門型リフター - Google Patents

トラック輸送が可能な門型リフター

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JP2001341980A
JP2001341980A JP2000163891A JP2000163891A JP2001341980A JP 2001341980 A JP2001341980 A JP 2001341980A JP 2000163891 A JP2000163891 A JP 2000163891A JP 2000163891 A JP2000163891 A JP 2000163891A JP 2001341980 A JP2001341980 A JP 2001341980A
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truck bed
truck
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Shoji Akamatsu
正二 赤松
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Tadano Engineering Ltd
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Tadano Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の門型リフターでは、トラックに積み込
んだりトラックから積み降ろしたりするのにクレーンが
必要であり、門型リフターの使用場所にクレーンがない
ときには、そのクレーン車を配送しなければならない。 【解決手段】 門型リフターにおいて、ビームとしてビ
ームケース31の両端部からそれぞれスライドビーム3
2,32を出没させ得るようにした伸縮ビーム3を使用
し、該伸縮ビーム3の各スライドビーム32,32にそ
れぞれ各伸縮ブーム2,2を連結するとともに、伸縮ビ
ーム3の最縮小状態では各台車1,1及び各伸縮ブーム
2,2がトラック荷台7の幅の範囲内に収まり、伸縮ビ
ーム3の最伸長状態では各台車1,1及び各伸縮ブーム
2,2がトラック荷台7を幅方向に跨ぐ位置まで拡がる
ようにしていることにより、門型リフターを自力でトラ
ック荷台に積み込んだりトラック荷台から降ろしたりし
得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、重量物の積み降
ろし作業や機械等の据付け作業時等に使用される門型リ
フターに関し、さらに詳しくは使用形態に組立てたまま
でトラック輸送が可能な門型リフターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】門型リフターは、荷物(重量物)をトラ
ックに積んだり降ろしする作業や、機械等の重量物を現
場に据付ける作業等に使用されている。そして、従来の
門型リフターは、左右の台車上に各伸縮ブームを立設す
るとともに、各伸縮ブームの上端部間に用途に合わせた
定尺長さのビームを架設して構成されている。
【0003】ところで、重量物をトラックに積み降ろし
する作業に使用される門型リフターは、トラック荷台を
幅方向に跨いで使用されることから、左右の台車(及び
各伸縮ブーム)間の間隔をトラックの荷台幅より大きく
するようなビーム長さが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の門型
リフターでは、ビーム長さが不変であり、トラック荷台
幅を超える長さの門型リフターでは長大化してしまうの
で、運搬時や保管時に長い占有スペースが必要となる。
【0005】又、従来の門型リフターでは、運搬時にト
ラックへの積み込み及び積み降ろし作業をクレーンで行
っていたが、荷物の送り先(使用現場)にクレーンがな
い場合には、門型リフターをトラック荷台に積み込んだ
り積み降ろしたりする作業だけにでもその使用現場にク
レーン車を運ぶ必要があり、門型リフターの運搬コスト
が高くなるという問題があった。
【0006】本願発明は、上記した従来の門型リフター
の問題点に鑑み、運搬時や保管時には長さを短くでき、
且つ自力により(別のクレーンを使用することなく)ト
ラック荷台に積み込み及び積み降ろしすることができる
ようにしたトラック輸送が可能な門型リフターを提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願発明は、左右の各台車上にそれぞれ伸縮ブームを立
設し且つ各伸縮ブームの上端部間にビームを架設してな
る門型リフターであって使用形態に組付けたままでトラ
ック輸送が可能なものを対象にしている。
【0008】本願の門型リフターは、ビームとしてビー
ムケースの両端部からそれぞれスライドビームを出没さ
せ得るようにした伸縮ビームを使用しているとともに、
伸縮ビームの各スライドビームにそれぞれ各伸縮ブーム
を連結している。各伸縮ブームは、ブーム内に設置して
いるブーム伸縮シリンダで伸縮せしめられ、他方伸縮ビ
ームの各スライドビームは、ビームケースに対してそれ
ぞれビーム伸縮シリンダで伸縮せしめられる。尚、各伸
縮シリンダは、空圧式でも油圧式でもよい。又、各台車
には自走できる走行装置を設けることが好ましい。
【0009】そして、本願の門型リフターでは、伸縮ビ
ームの最縮小状態で左右の各台車及び各伸縮ブームの外
側面間隔がトラック荷台の幅の範囲内に収まる一方、伸
縮ビームの最伸長状態で左右の各台車及び各伸縮ブーム
の内側面間隔がトラック荷台を幅方向に跨ぐ位置まで拡
がるように設定している。
【0010】本願の門型リフターは、ビーム及び左右の
各ブームをそれぞれ伸縮させ得るので、次の操作により
この門型リフターを自力でトラック荷台上に積み込んだ
りトラック荷台上から降ろしたりすることができる。
尚、この門型リフターのトラック荷台上への積み込み操
作及び積み降ろし操作には、伸縮ビームの長さ方向中間
位置(ビームケース中間位置)を下方から支持する支柱
状の受け台が別途使用される。この受け台は、ビームケ
ースの下面にあてがった状態で伸縮ブームを最縮小させ
たときに、門型リフター全体の重量を支持して左右の各
台車を地面(あるいはトラック荷台上面)から浮上させ
るためのものである。そして、このように各台車を浮上
させることにより、伸縮ビームの左右各スライドビーム
を伸縮(各台車を離間・近接方向に移動)させ得るよう
にしている。
【0011】まず、門型リフターを地上からトラック荷
台上に積み込むには、次のように行う。 地上において、左右の伸縮ブームの間の内側面間隔が
トラック荷台の幅より大きくなるまで伸縮ビームを伸長
させ、且つ各伸縮ブームを所定長さ以上伸長させる。こ
の状態では、門型リフターの伸縮ビーム下方にトラック
荷台を進入させ得る大面積の空間が形成される。尚、伸
縮ビームを伸長させるときには、上記受け台でビームケ
ースを支持し、各台車を地上から浮かせた状態で行う。 次に、その門型リフターの空間内にトラック荷台を進
入させる(あるいは門型リフターを自走させてトラック
荷台上に跨がせる)。このとき、伸縮ビームのビームケ
ースの長さ方向中心付近とトラック荷台の幅方向中心付
近とが上下にほぼ同位置となり、且つ門型リフターがト
ラック荷台上の前後所定位置(積載予定位置)に位置す
るように位置合わせする。 次に、ビームケースの長さ方向中心が位置する直下の
トラック荷台上に受け台を位置させる。尚、この受け台
は、予めトラック荷台上の所定位置(門型リフターを積
載すべき位置)に固定しておいてもよく、その場合は上
記の位置合わせ作業時に受け台がビームケースの長さ
方向中心付近の直下に位置するように位置合わせする。 次に、各伸縮ブームを縮小させてビームケースの長さ
方向中心付近をトラック荷台上の受け台で支持させ、さ
らに各台車の下面がトラック荷台の上面よりやや高くな
るまで各伸縮ブームを縮小させる。この状態では、門型
リフターの全重量を受け台で支持している。 次に、伸縮ビームの各スライドビームを同時に縮小さ
せ、左右の各台車及び各伸縮ブームをその各外側面がト
ラック荷台の左右各側縁よりそれぞれ内側に収まるまで
内方に移動させる。 次に、各伸縮ブームを、各台車がトラック荷台の上面
に接地するまで伸長させると、この門型リフターをトラ
ック荷台上に積載できる。
【0012】他方、門型リフターをトラック荷台上から
地上に降ろすには、上記〜の操作を逆順序で行うこ
とで達成できる。即ち、トラック荷台上において受け台
でビームケースを支持し→各伸縮ブームを最縮小させて
各台車をトラック荷台から浮上させ→伸縮ビームを伸長
させて各台車及び各伸縮ブームをトラック荷台の各側縁
より外側まで移動させ→各伸縮ブームを伸長させて各台
車を地面上に接地させた後、伸縮ビーム(ビームケー
ス)を受け台から上方に浮上させ→その状態で、トラッ
クを前進させるか、門型リフターをトラックの後方に移
動させることで、門型リフターの降ろし作業が終了す
る。
【0013】このように、本願の門型リフターでは、ビ
ームとして伸縮ビームを使用し、該伸縮ビームと左右の
各伸縮ブームとを上記順序で伸縮作動させることによ
り、門型リフターをトラック荷台上に積み込んだりトラ
ック荷台から積み降ろしたりするのにそれぞれ自力(門
型リフター自体)で行える。又、使用状態においてトラ
ック荷台幅を跨ぐ左右長さを有するものであっても、運
搬時や保管時には伸縮ビームを縮小させて門型リフター
の全長を短くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図6を参照して本願実施形
態の門型リフターを説明すると、この実施形態の門型リ
フターXは、図1及び図2に示すように、使用形態に組
付けたままでトラック10の荷台7に積載し得る比較的
小型のものを対象にしている。
【0015】そして、この門型リフターXは、左右一対
の台車1,1と、各台車1,1上にそれぞれ取付けた伸
縮ブーム2,2と、各伸縮ブーム2,2の上端部間に架
設された伸縮ビーム3と、各台車1,1上にそれぞれ取
付けた流体圧ユニット4,4とを基本部材として構成さ
れている。
【0016】各台車1,1は、前後に適宜長さ(例えば
1m程度の長さ)を有する走行台11の下面の前後各端
部位置にそれぞれ車輪12,12を取付けたものを使用
している。尚、この台車1は、走行駆動装置(電動モー
タ)を組付けて自走させ得るようにしたものを採用でき
る。
【0017】各伸縮ブーム2,2は、この実施形態で
は、基端ブーム21と中間ブーム22と先端ブーム23
からなる3段ブーム式のものが採用されている。尚、他
の実施形態では、伸縮ブーム2として2段ブーム式のも
のを採用してもよい。この各伸縮ブーム2,2内には、
図示しないブーム伸縮シリンダが内蔵されている。この
ブーム伸縮シリンダは、空圧式のものでもよいが、この
実施形態では油圧式のものが採用される。
【0018】伸縮ビーム3は、ビームケース31と、該
ビームケース31の両端部からそれぞれ出没させ得る各
スライドビーム32,32と、該各スライドビーム3
2,32を出没操作する各伸縮シリンダ33,33とで
構成されている。
【0019】ビームケース31は、縦断面が四角形の筒
状で、図2に示すようにトラック6の荷台7の幅とほぼ
同程度の長さ(例えば2m程度の長さ)を有している。
ビームケース31の各端部には、後述するように突出状
態のスライドビーム32を支持するための支持材34が
それぞれ取付けられている。尚、この支持材34につい
ては後で詳述する。又、ビームケース31には、その長
さ方向中心を挟んだ2箇所に吊りフック5,5を取付け
ている。
【0020】各スライドビーム32,32は、図5及び
図6に拡大図示するように上板35と下板36と左右の
側板37,37とでビームケース31の内径よりやや小
さい縦断面四角形の筒状に形成されている。そして、こ
の各スライドビーム32,32は、ビームケース31の
各端部からそれぞれ挿入されている。尚、この各スライ
ドビーム32,32は、それぞれビームケース31の全
長の1/2弱の長さ(約1m弱の長さ)を有している。
【0021】各スライドビーム32,32の上板35の
幅方向各端部(図6の符号35a,35a)は、各側板
37,37の外面よりそれぞれ若干幅だけ外方に突出し
ている。この各突出部35a,35aはスライドビーム
32の全長に亘って形成されている。そして、この各突
出部35a,35aは、図6に示すようにビームケース
31の端部に取付けた支持材34のフック部34a,3
4aで下方から支持されるが、その機能については後述
する。
【0022】各スライドビーム32,32は、ビーム内
に内蔵された伸縮シリンダ33,33でそれぞれビーム
ケース31の各端部から出没操作される。ビーム伸縮シ
リンダ33は、空圧式のものも採用できるが、この実施
形態では油圧シリンダを採用している。
【0023】各伸縮ブーム2,2は、その先端ブーム2
3の上端部をそれぞれスライドビーム32,32の先端
部下面に固定している。尚、ビームケース31の左右各
端部の下面部分には、それぞれ伸縮ブーム2の上端部
(先端ブーム23の上端部)を収納させるための切欠3
1a,31aを形成している。
【0024】各スライドビーム32,32の出没ストロ
ークは、図3又は図5に点線又は実線図示するように、
スライドビーム先端部がビームケース31の端部とほぼ
同位置まで没入している状態から、鎖線図示(符号3
2′)するようにスライドビーム先端部がビームケース
端部から50〜60cm程度突出し得る範囲に設定されて
いる。
【0025】アクチュエータ用の流体圧ユニット4は、
ブーム伸縮シリンダ及びビーム伸縮シリンダ33,33
にそれぞれ油圧式のものが採用されている関係で、油圧
ユニットが採用されている。この油圧ユニット4は、各
台車1,1上に1基づつ搭載されており、各油圧ユニッ
ト4,4からそれぞれ各側のブーム伸縮シリンダ(図示
省略)とビーム伸縮シリンダ33に予め油圧経路が接続
されている。
【0026】この実施形態の門型リフターXでは、図2
に示すように伸縮ビーム3の最縮小状態において、左右
の各台車1,1及び各伸縮ブーム2,2の外側面間隔が
トラック6の荷台7の幅より僅かに小さくなように設定
し、且つ伸縮ビーム3を最伸長させた状態では、図3の
鎖線図示(符号1′、2′、32′)あるいは図4のよ
うに、左右の各台車1,1及び各伸縮ブーム2,2の内
側面間隔がトラック荷台7を幅方向に跨ぐ位置まで拡が
るように設定している。尚、図3に示すように、トラッ
ク荷台7上で各台車1,1を左右に移動させるときに
は、トラック荷台7の左右各側板8,8を鎖線図示(符
号8′)するように外側に倒しておく。
【0027】門型リフターXの伸縮ビーム3を伸縮させ
る際には、ビームケース31部分を支持して各台車1,
1を地上あるいはトラック荷台7上から浮上させるため
の受け台9が使用される。図1〜図4の使用例では、受
け台9をトラック荷台7上に固定して、門型リフターX
をトラック荷台7から地上に降ろすときの専用補助具と
して使用している。
【0028】この受け台9は、所定高さの支柱状で、上
端部に適宜長さ(例えば50cm程度の長さ)の支持部1
0を設けている。この支持部10は、ビームケース31
の下面を適宜長さ(50cm程度の長さ)範囲に亘って支
持することにより、門型リフターXの重心が多少位置ず
れしても安定姿勢で支持し得るようになっている。
【0029】この受け台9は、図1〜図4の使用例では
トラック荷台7の前部寄り位置で荷台幅の中央部に立設
して使用されている。そして、この受け台9は、図3に
示すように支持部10上にビームケース31の長さ方向
中心付近を載せた状態で各伸縮ブーム2,2を最縮小さ
せると、図3に示すように門型リフターX全体の重量を
支持して左右の各台車1,1(車輪12,12)をトラ
ック荷台7の上面から浮上させ得るようになっている。
【0030】この受け台9は、トラック荷台7上に常設
固定したものでもよいが、トラック荷台7に対して着脱
できるようにしておくと便利である。即ち、門型リフタ
ーXを運ばないときには、受け台9をトラック荷台7か
ら取外せば、トラック荷台7の利用面積を広くでき、又
受け台9を取外せるものでは、該受け台9をトラック荷
台7から取外して、後述するように地上で使用すること
もできる。
【0031】この門型リフターXは、図1及び図2に示
すようにトラック荷台7上に積載して使用場所まで輸送
される。尚、門型リフターXをトラック荷台7上に積み
込む際に、近くにクレーンがある場合にはそのクレーン
で門型リフターXを吊上げてトラック荷台7上に積み込
むことができるが、クレーンがない場合は門型リフター
X自体で後述のようにして積み込みを行う。又、トラッ
ク荷台7上には、搬送荷物Yも同時に積載することがで
きる。
【0032】そして、使用場所において、門型リフター
Xをトラック荷台7から積み降ろすには、図2に示すよ
うにビームケース31の長さ方向中心付近の下面に受け
台9の支持部10をあてがう。尚、受け台9がトラック
荷台7上に常設固定されているものでは、門型リフター
Xのトラック荷台7上への積み込み時に、ビームケース
31の長さ方向中心付近が受け台9で支持されるように
積み込まれている。又、図2の状態では、左右の各伸縮
ブーム2,2はそれぞれ若干の縮小余力を残している。
【0033】使用場所において、図3に示すようにトラ
ック荷台7の左右各側板8,8は、符号8′,8′で示
すように外側に倒しておく。、続いてトラック荷台7上
で各伸縮ブーム2,2を縮小させて各台車1,1(車輪
12)をトラック荷台上面から浮上させる。この状態で
は、門型リフターXの全重量は受け台9のみで支持され
ている。
【0034】次に、各台車1,1がトラック荷台7上か
ら浮上している状態(図3)で、伸縮ビーム3の左右各
スライドビーム32,32をそれぞれ符号32′,3
2′で示すように左右に伸長させ、各台車1,1及び各
伸縮ブーム2,2を符号1′,1′、2′,2′で示す
ようにトラック荷台7の左右各側縁よりそれぞれ外側ま
で移動させる。
【0035】次に、図3の鎖線図示状態から、各伸縮ブ
ーム2,2を伸長させて、図4に示すように各台車1,
1を地面上に接地させた後、さらに各伸縮ブーム2,2
を伸長させて伸縮ビーム3を受け台9から上方に浮上さ
せると、門型リフターXの積み降ろし作業が終了する。
又、トラック荷台7上の荷物Yを降ろすには、門型リフ
ターX(又はトラック)を移動させてビームケース31
に取付けている吊りフック5,5をトラック荷台上の荷
物Yの直上方に位置させ、荷物Yの吊りロープを各吊り
フック5,5に係止し、各伸縮ブーム2,2を伸長させ
て該荷物Yをトラック荷台7上から浮上させる(図4の
状態)。
【0036】そして、図4の状態(荷物Yを吊下げた状
態)で、トラックを前進させるか、門型リフターXをト
ラックの後方に移動させることにより、トラック荷台7
上にあった荷物Yをこの門型リフターXで積み降ろすこ
とができる。尚、地上にある荷物をトラック荷台7上に
積み込むときには、図4のように荷物Yを各吊りフック
5,5で吊下げた状態で、その荷物Yの下方にトラック
荷台7を進入させるか、門型リフターXをトラック荷台
7を跨ぐ位置まで移動させる。
【0037】又、図4の状態で、門型リフターXにより
荷役作業を行った後、該門型リフターXをトラック荷台
7上に積載するには、上記各作業を逆順序で行う。即
ち、図4に示すように、各台車1,1(及び各伸縮ブー
ム2,2)間の間隔を大きく拡げ且つ各伸縮ブーム2,
2を長く伸長させた状態で、門型リフターX内の空間に
トラック荷台7を進入させるか門型リフターXを自走さ
せてトラック荷台7を跨がせ(このときトラック荷台7
上の受け台9をビームケース31の長さ方向中心付近の
直下に位置させる)→各伸縮ブーム2,2を縮小させて
ビームケース31を受け台9の支持部10上に載せ→さ
らに各伸縮ブーム2,2を縮小させて各台車1,1を図
3に鎖線図示(符号1′,1′)するようにトラック荷
台7の上面よりやや高所まで浮上させ→伸縮ビーム3を
最縮小させ(各スライドビーム32,32をビームケー
ス31内に最没入させ)→その後、各台車1,1の車輪
12,12がトラック荷台7の上面に接地するまで各伸
縮ブーム2,2を伸長させると、門型リフターXの積載
作業が完了する。
【0038】ところで、この門型リフターXの不使用時
には、該門型リフターXを倉庫等に保管しておくが、そ
の場合、伸縮ビーム3及び各伸縮ブーム2,2をそれぞ
れ最縮小させてコンパクトした状態で保管することが好
ましい。尚、門型リフターXをトラック荷台7から地上
に降ろした状態では、図4に示すように両台車1,1間
の間隔が大きくなっている。そして、門型リフターXの
左右間隔を縮小させるには、地上において上記受け台9
でビームケース31の長さ方向中心付近を支持し、各伸
縮ブーム2,2を縮小させて各台車1,1を地上から浮
上させ、その状態で伸縮ビーム3を縮小させる。又、伸
縮ビーム3が縮小状態で保管されている門型リフターX
をトラック荷台7上に積み込むときには、地上において
各台車1,1及び各伸縮ブーム2,2の内側面間隔をト
ラック荷台幅より大きくする必要があるが、この場合も
受け台9でビームケース31を支持し、各台車1,1を
地上から浮上させた状態で伸縮ビーム3を伸長させる。
【0039】ところで、図3又は図5に鎖線図示するよ
うに、スライドビーム32′をビームケース31の端部
から大きく突出させると、該スライドビーム32′とビ
ームケース31との重合長さが短くなる。そして、この
ように両ビーム32′,31の重合長さが短い状態で、
台車1′がトラック荷台7上(又は地上)から浮上する
と、台車1′、伸縮ブーム2′、及びスライドビーム3
2′等の重量によって、スライドビーム32′がビーム
ケース31に対して下方傾斜しようとする。
【0040】このようなスライドビームの下方傾斜問題
を改善するために、この実施形態の門型リフターXに
は、ビームケース31の両端部にそれぞれ支持材34,
34を取付けている。即ち、この支持材34には、図6
に示すようにスライドビーム32の上板35の幅方向両
端部に設けている各突出部35a,35aをそれぞれ下
方から支持するフック部34a,34aが設けられてい
る。そして、この各フック部34a,34aをそれぞれ
スライドビーム上板35の各突出部35a,35aに下
方から係止させることによって、スライドビーム32が
ビームケース端部から大きく突出した状態でも、該スラ
イドビーム32が下方傾斜しないようにしている。
【0041】
【発明の効果】本願発明の門型リフターは、次のような
効果がある。即ち、本願発明の門型リフターは、各伸縮
ブーム1,1の上端部間に架設されたビームとして、ビ
ームケース31の両端部からそれぞれスライドビーム3
2,32を出没させ得るようにした伸縮ビーム3を使用
しているとともに、伸縮ビーム3の最縮小状態では左右
の各台車1,1及び各伸縮ブーム2,2の外側面間隔が
トラック荷台7の幅の範囲内に収まる一方、伸縮ビーム
3の最伸長状態では左右の各台車1,1及び各伸縮ブー
ム2,2の内側面間隔がトラック荷台7を幅方向に跨ぐ
位置まで拡がるように設定されている。
【0042】そして、この門型リフターでは、伸縮ビー
ム3と各伸縮ブーム2,2とを順序よく伸縮作動させる
ことで、自力でトラック荷台7に積み込んだり積み降ろ
したりすることができる。従って、使用状態でトラック
荷台幅を超える左右長さの門型リフターであっても、自
力でトラック荷台7上に積み込んだり降ろしたりするこ
とができ、トラック荷台への積み降ろし作業にクレーン
が不要となるという効果がある。
【0043】又、使用状態においてトラック荷台幅を跨
ぐ左右長さを有するものであっても、運搬時や保管時に
は伸縮ビーム3を縮小させて門型リフターの全長を短く
することができ、運搬時や保管時における門型リフター
の占有スペースを小さくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の門型リフターをトラック荷台上
に積載した状態図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図2からの状態変化図である。
【図4】図3からの状態変化図である。
【図5】図1の門型リフターにおける伸縮ビーム部分の
縦断面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
1は台車、2は伸縮ブーム、3は伸縮ビーム、7はトラ
ック荷台、9は受け台、31はビームケース、32はス
ライドビーム、33は伸縮シリンダである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の各台車(1,1)上にそれぞれ伸
    縮ブーム(2,2)を立設し且つ各伸縮ブーム(2,
    2)の上端部間にビームを架設してなる門型リフターで
    あって、 前記ビームとしてビームケース(31)の両端部からそ
    れぞれスライドビーム(32,32)を出没させ得るよ
    うにした伸縮ビーム(3)を使用し、 該伸縮ビーム(3)の各スライドビーム(32,32)
    にそれぞれ前記各伸縮ブーム(2,2)を連結するとと
    もに、 前記伸縮ビーム(3)の最縮小状態では左右の各台車
    (1,1)及び各伸縮ブーム(2,2)の外側面間隔が
    トラック荷台(7)の幅の範囲内に収まる一方、伸縮ビ
    ーム(3)の最伸長状態では左右の各台車(1,1)及
    び各伸縮ブーム(2,2)の内側面間隔がトラック荷台
    (7)を幅方向に跨ぐ位置まで拡がるように設定されて
    いる、 ことを特徴とするトラック輸送が可能な門型リフター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2338505A1 (es) * 2007-10-16 2010-05-07 Pacadar S.A. Metodo de carga, transporte y descarga de elementos de gran tonelaje en una campa o zona no equipada para la descarga y portico de desplazamiento autonomo.
JP2011253872A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp 電気機器の現地組立ハウス

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