JP2001332707A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001332707A
JP2001332707A JP2000148321A JP2000148321A JP2001332707A JP 2001332707 A JP2001332707 A JP 2001332707A JP 2000148321 A JP2000148321 A JP 2000148321A JP 2000148321 A JP2000148321 A JP 2000148321A JP 2001332707 A JP2001332707 A JP 2001332707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
oxide film
tantalum
titanium
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000148321A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kunitomo
正人 國友
Shinpei Iijima
晋平 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000148321A priority Critical patent/JP2001332707A/ja
Publication of JP2001332707A publication Critical patent/JP2001332707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化タンタル膜単層よりも高い比誘電率を有
する容量絶縁膜を形成することのできる技術を提供す
る。 【解決手段】 第1酸化タンタル膜28a、第1酸化チ
タン膜28b、第2酸化タンタル膜28cおよび第2酸
化チタン膜28dが下層から順に堆積された積層膜で容
量絶縁膜28を構成する。100〜200の比誘電率を
有する酸化チタン膜と20〜50の比誘電率を有する酸
化タンタル膜とを積層することで、酸化タンタル膜単層
よりも高い比誘電率を得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、容量素子を有する
半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】大容量メモリを代表する半導体メモリと
してDRAM(Dynamic Random Access Memory)があ
る。このDRAMのメモリ容量は益々増大する傾向にあ
り、それに伴ってDRAMのメモリセルの集積度を向上
させる観点からメモリセルの占有面積も縮小の方向に進
んでいる。
【0003】しかし、DRAMのメモリセルにおける情
報蓄積用容量素子(キャパシタ)の蓄積容量は、DRA
Mの動作マージンやソフトエラー等を考慮する観点から
世代によらず一定量が必要とされ、一般に比例縮小でき
ないことが知られている。
【0004】そこで、限られた小さな占有面積内に必要
な蓄積容量が確保できるキャパシタ構造の開発が進めら
れており、このようなキャパシタ構造として、立体的構
造を有する蓄積電極(下部電極)に、容量絶縁膜を介し
てプレート電極(上部電極)を形成した立体キャパシタ
構造が採用されている。
【0005】立体キャパシタは、キャパシタ電極をメモ
リセルの選択MISFET(MetalInsulator Semicondu
ctor Field Effect Transistor)の上層に配置する構造
が一般的であり、立体キャパシタ構造として、たとえば
特開平7−122654号公報に記載されている技術、
すなわちキャパシタをビット線の上方に配置するキャパ
シタ・オーバー・ビットライン(Capacitor Over Bitli
ne)構造が知られている。
【0006】さらに、蓄積容量を確保するために、上記
蓄積電極を金属材料、たとえばルテニウム(Ru)で構
成し、上記容量絶縁膜を酸化シリコン(SiO2)膜と
比べて比誘電率が高い絶縁膜、たとえば酸化タンタル
(Ta25)膜によって構成するMIM(Metal Insula
tor Metal)構造が検討されている。なお、酸化タンタ
ル膜を採用したMIMキャパシタ技術に関しては、たと
えば、応用物理学会発行「応用物理」第66巻第11
号、1997年11月10日発行、P1210〜P12
14に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者が検討したと
ころによると、20〜50程度の比誘電率を有する酸化
タンタル膜は、SiO2換算膜厚として約1.6μmが達
成されており、ギガビット世代初めまでは容量絶縁膜と
して適用可能と考えられる。しかし、4ギガビット以降
の世代では、SiO2換算膜厚で1nm未満を有する容
量絶縁膜が必要となり、酸化タンタル膜では1nm未満
のSiO2換算膜厚を達成することが困難であると推測
される。
【0008】そこで、酸化タンタル膜に対し、より大き
な比誘電率を有するペロブスカイト系高誘電率膜、たと
えばBST(BaxSr1-xTiO3)などの開発が進め
られている。しかしながら、多元系の混晶であるBST
は、組成によって比誘電率やリーク電流特性が変化する
ため、組成制御性や再現性に優れたCVD(ChemicalVa
por Deposition)技術が必要とされる。また、BSTで
は、薄膜化により比誘電率の低下やリーク電流の増加が
みられるが、SiO2換算膜厚を低減するためには、比
誘電率の低下やリーク電流の増加を抑制する必要があ
る。さらに、BSTの成膜が酸化性雰囲気で行われるた
め、耐酸化性に優れた蓄積電極構造の開発も重要とされ
ており、実用化には未だ多くの課題を残している。
【0009】本発明の目的は、酸化タンタル膜単層より
も高い比誘電率を有する容量絶縁膜を形成することので
きる技術を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。すなわち、 (1)本発明の半導体集積回路装置は、酸化チタン膜
(TiO)と酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン
酸タンタル膜(TaxTi2-x5)によって構成された
絶縁膜を有するものである。 (2)本発明の半導体集積回路装置は、酸化チタン膜と
酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン酸タンタル膜
によって構成された絶縁膜を有し、上記絶縁膜の全体の
厚さを約50nm以下とするものである。 (3)本発明の半導体集積回路装置は、酸化チタン膜と
酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン酸タンタル膜
が複数層重なって構成された絶縁膜を有するものであ
る。 (4)本発明の半導体集積回路装置は、酸化チタン膜と
酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン酸タンタル膜
によって構成された絶縁膜を有し、上記絶縁膜が、ルテ
ニウム膜、チタンナイトライド膜、シリコン膜またはシ
リコン粒からなる突起物が形成されたシリコン膜で構成
される電極上に形成されているものである。 (5)本発明の半導体集積回路装置は、酸化チタン膜と
酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン酸タンタル膜
によって構成された絶縁膜を有し、上記絶縁膜が、シリ
コンで構成される基板上に酸窒化シリコン膜を介して形
成されているものである。 (6)本発明の半導体集積回路装置は、酸化チタン膜と
酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン酸タンタル膜
によって構成された絶縁膜を有し、上記絶縁膜が、ルテ
ニウム膜、チタンナイトライド膜、シリコン膜またはシ
リコン粒からなる突起物が形成されたシリコン膜で構成
される電極上に形成されているものであって、上記絶縁
膜は、容量素子の容量絶縁膜を構成するものである。 (7)本発明の半導体集積回路装置は、酸化チタン膜と
酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン酸タンタル膜
によって構成された絶縁膜を有し、上記絶縁膜が、シリ
コンで構成される基板上に酸窒化シリコン膜を介して形
成されているものであって、上記絶縁膜および上記酸窒
化シリコン膜によって、MISトランジスタのゲート絶
縁膜を構成するものである。 (8)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、酸化
チタン膜と酸化タンタル膜との積層膜を形成する際、チ
タンを含む有機材料またはチタンのハロゲン化物を原料
としたCVD法を用いて減圧状態の酸化雰囲気で酸化チ
タン膜を堆積した後、この酸化チタン膜に結晶化処理を
施す工程と、タンタルを含む有機材料を原料としたCV
D法を用いて減圧状態の酸化雰囲気で酸化タンタル膜を
堆積した後、この酸化タンタル膜に結晶化処理を施す工
程とを有するものである。 (9)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、タン
タルを含む有機材料と、チタンを含む有機材料またはチ
タンのハロゲン化物とを原料としたCVD法を用いて減
圧状態の酸化雰囲気でチタン酸タンタル膜を堆積した
後、このチタン酸タンタル膜に結晶化処理を施す工程を
有するものである。
【0012】上記した手段によれば、情報蓄積用容量素
子を構成する容量絶縁膜を、100〜200程度の比誘
電率を有する酸化チタン膜と20〜50程度の比誘電率
を有する酸化タンタル膜との積層構造とすることで、酸
化タンタル膜単層よりも高い比誘電率を有する容量絶縁
膜を得ることができる。また、チタン酸タンタル膜によ
って容量絶縁膜を構成することで、酸化タンタル膜中に
チタンまたは酸化チタンが形成されて、酸化タンタル膜
単層よりも高い比誘電率を有する容量絶縁膜を得ること
ができる。
【0013】また、酸化チタン膜と酸化タンタル膜との
積層膜、またはチタン酸タンタル膜をMISトランジス
タのゲート絶縁膜に用いることにより、ゲート絶縁膜の
SiO2換算膜厚を薄くでき、かつリーク電流を低減す
ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0015】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて同一機能を有するものは同一の符号を付し、その
繰り返しの説明は省略する。
【0016】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
であるDRAMを示す半導体基板の要部断面図である。
なお、実施の形態を説明するための全図において同一機
能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説
明は省略する。図1において、A領域はメモリアレイの
一部を示し、B領域は周辺回路の一部を示す。
【0017】p形の単結晶シリコンからなる半導体基板
1の主面には、メモリアレイのp形ウェル2、周辺回路
のp形ウェル3およびn形ウェル4が形成されている。
また、p形ウェル2を囲むようにn形のディープウェル
5が形成されている。なお、各ウェルには、しきい値電
圧調整層が形成されていてもよい。
【0018】各ウェルの主面には、分離領域6が形成さ
れている。分離領域6は酸化シリコン膜からなり、半導
体基板1の主面に形成された浅溝7に熱酸化された酸化
シリコン膜8を介して形成されている。
【0019】p形ウェル2の主面にはDRAMのメモリ
セル選択用MISFETQsが形成されている。また、
p形ウェル3およびn形ウェル4の主面には各々nチャ
ネルMISFETQnおよびpチャネルMISFETQ
pが形成されている。
【0020】メモリセル選択用MISFETQsは、p
形ウェル2の主面上にゲート絶縁膜9を介して形成され
たゲート電極10と、ゲート電極10の両側のp形ウェ
ル2の主面に形成された不純物半導体領域11とからな
る。ゲート絶縁膜9は、たとえば7〜8nmの膜厚を有
する熱酸化により形成された酸化シリコン膜からなる。
ゲート電極10は、たとえば膜厚70nmの多結晶シリ
コン膜10a、膜厚50nmのチタンナイトライド(T
iN)膜10bおよび膜厚100nmのタングステン
(W)膜10cの積層膜とすることができる。また、不
純物半導体領域11にはn形の不純物、たとえば砒素
(As)またはリン(P)が導入されている。
【0021】メモリセル選択用MISFETQsのゲー
ト電極10の上層には窒化シリコン膜からなるキャップ
絶縁膜12が形成され、さらにその上層を窒化シリコン
膜13で覆われる。窒化シリコン膜13は、ゲート電極
10の側壁にも形成され、後に説明する接続孔を形成す
る際の自己整合加工に利用される。なお、メモリセル選
択用MISFETQsのゲート電極10は、DRAMの
ワード線として機能するものであり、分離領域6の上面
にはワード線WLが形成されている。
【0022】一方、nチャネルMISFETQnは、p
形ウェル3の主面上に形成され、ゲート絶縁膜9を介し
て形成されたゲート電極10と、ゲート電極10の両側
のp形ウェル3の主面に形成された不純物半導体領域1
4とから構成される。ゲート絶縁膜9およびゲート電極
10は前記と同様である。不純物半導体領域14は低濃
度のn-形半導体領域14aと高濃度のn+形半導体領域
14bとからなり、いわゆるLDD(Lightly Doped Dr
ain)構造を形成している。
【0023】同様に、pチャネルMISFETQpは、
n形ウェル4の主面上に形成され、ゲート絶縁膜9を介
して形成されたゲート電極10と、ゲート電極10の両
側のn形ウェル4の主面に形成された不純物半導体領域
15とから構成される。ゲート絶縁膜9およびゲート電
極10は前記と同様である。不純物半導体領域15は低
濃度のp-形半導体領域15aと高濃度のp+形半導体領
域15bとからなり、いわゆるLDD構造を形成してい
る。
【0024】nチャネルMISFETQnおよびpチャ
ネルMISFETQpのゲート電極10の上層には窒化
シリコン膜からなるキャップ絶縁膜12が形成され、側
面には、たとえば窒化シリコン膜からなるサイドウォー
ルスペーサ16が形成されている。
【0025】メモリセル選択用MISFETQs、nチ
ャネルMISFETQnおよびpチャネルMISFET
Qpは、層間絶縁膜17で覆われている。層間絶縁膜1
7は、たとえばSOG(Spin On Glass)膜17a、T
EOS(テトラエトキシシラン)を原料ガスとしプラズ
マCVD法により形成された酸化シリコン膜(以下TE
OS酸化膜という)がCMP(Chemical Mechanical Po
lishing)法により平坦化されたTEOS酸化膜17
b、TEOS酸化膜17cおよび酸化シリコン膜17d
の積層膜とすることができる。
【0026】層間絶縁膜17上にはビット線BLおよび
第1層配線18(M1)が形成されている。ビット線B
Lおよび第1層配線18(M1)は、たとえばチタン
(Ti)膜18a、チタンナイトライド膜18bおよび
タングステン膜18cの積層膜とすることができる。こ
れにより、ビット線BLおよび第1層配線18(M1)
を低抵抗化してDRAMの性能を向上することができ
る。また、ビット線BLと第1層配線18(M1)と
は、後に説明するように同時に形成される。これにより
工程を簡略化することができる。
【0027】ビット線BLはプラグ19を介して一対の
メモリセル選択用MISFETQsに共有される不純物
半導体領域11に接続される。プラグ19は、たとえば
n形の不純物が導入された多結晶シリコン膜とすること
ができる。また、プラグ19とビット線BLとの接続部
にはチタンシリサイド(TiSi2)膜20が形成され
ている。これによりビット線BLとプラグ19との間の
接続抵抗を低減し、接続信頼性を向上することができ
る。
【0028】第1層配線18(M1)は、接続孔21を
介してnチャネルMISFETQnの不純物半導体領域
14およびpチャネルMISFETQpの不純物半導体
領域15に接続される。また、第1層配線18(M1)
と不純物半導体領域14,15との接続部にはチタンシ
リサイド膜20が形成されている。これにより第1層配
線18(M1)と不純物半導体領域14,15との間の
接続抵抗を低減し、接続信頼性を向上することができ
る。
【0029】ビット線BLおよび第1層配線18(M
1)は窒化シリコン膜からなるキャップ絶縁膜22aお
よびサイドウォールスペーサ22bで覆われ、さらに層
間絶縁膜23で覆われている。層間絶縁膜23は、たと
えばSOG膜23a、CMP法により平坦化されたTE
OS酸化膜23bおよびTEOS酸化膜23cの積層膜
とすることができる。
【0030】層間絶縁膜23の上層のメモリアレイには
情報蓄積用容量素子Cが形成されている。また、周辺回
路の層間絶縁膜23の上層には絶縁膜24が形成されて
いる。絶縁膜24は、たとえば窒化シリコン膜24aお
よび酸化シリコン膜24bの積層膜とすることができ
る。
【0031】メモリセル選択用MISFETQsのプラ
グ19を介してビット線BLに接続される不純物半導体
領域11とは逆の不純物半導体領域11には、プラグ1
9と同一層によって構成されるプラグ25が接続されて
いる。さらに、プラグ25の上方にはプラグ26を介し
て情報蓄積用容量素子Cが形成されており、情報蓄積用
容量素子Cは、プラグ26に接続される蓄積電極27
と、容量絶縁膜28と、プレート電極29とから構成さ
れる。
【0032】蓄積電極27は、非晶質シリコン膜、ある
いはルテニウム膜またはチタンナイトライド膜などの金
属膜によって構成される。プレート電極29は、ルテニ
ウム膜、チタンナイトライド膜またはタングステン膜な
どの金属膜、タングステンナイトライド(WN)膜など
の金属化合物を使用することもできる。
【0033】容量絶縁膜28は、第1酸化タンタル膜、
第1酸化チタン膜、第2酸化タンタル膜および第2酸化
チタン膜が下層から順に堆積された積層膜で構成され、
この積層膜の全体の厚さは10〜50nm程度である。
100〜200の比誘電率を有する酸化チタン膜と20
〜50の比誘電率を有する酸化タンタル膜とを積層する
ことで、酸化タンタル膜単層よりも高い比誘電率を得る
ことができる。
【0034】情報蓄積用容量素子Cの上層には、たとえ
ばTEOS酸化膜からなる絶縁膜30を介して第2層配
線31(M2)が形成されている。第2層配線31(M
2)は、たとえばチタン膜31a、アルミニウム(A
l)膜31bおよびチタンナイトライド膜31cの積層
膜とすることができる。
【0035】第2層配線31(M2)は、プラグ32を
介して第1層配線18(M1)に接続される。プラグ3
2は、たとえばチタン膜およびチタンナイトライド膜の
積層膜からなる接着層32aとCVD法によるタングス
テン膜32bの積層膜とすることができる。
【0036】第2層配線31(M2)は、層間絶縁膜3
3で覆われ、層間絶縁膜33の上層には第2層配線31
(M2)と同様な第3層配線34(M3)が形成されて
いる。層間絶縁膜33は、たとえばTEOS酸化膜33
a、SOG膜33bおよびTEOS酸化膜33cの積層
膜とすることができる。また、第3層配線34(M3)
と第2層配線31(M2)とはプラグ32と同様なプラ
グ35により接続されている。
【0037】次に、本実施の形態1であるDRAMの製
造方法の一例を図2〜図13を用いて工程順に説明す
る。
【0038】まず、図2に示すように、p形で比抵抗が
10Ωcm程度のシリコン単結晶からなる半導体基板1
を用意し、この半導体基板1の主面に浅溝7を形成す
る。その後、半導体基板1に熱酸化を施し、酸化シリコ
ン膜8を形成する。さらに酸化シリコン膜を堆積してこ
れをCMP法により研磨して浅溝7内にのみ酸化シリコ
ン膜を残し、分離領域6を形成する。
【0039】次に、メモリセルを形成する領域(A領
域:メモリアレイ)の半導体基板1にn形不純物、たと
えばリンをイオン打ち込みしてディープウェル5を形成
し、メモリアレイと周辺回路(B領域)の一部(nチャ
ネルMISFETQnを形成する領域)にp形不純物、
たとえばホウ素(B)をイオン打ち込みしてp形ウェル
2,3を形成し、周辺回路の他の一部(pチャネルMI
SFETQpを形成する領域)にn形不純物、たとえば
リンをイオン打ち込みしてn形ウェル4を形成する。ま
た、このイオン打ち込みに続いて、MISFETのしき
い値電圧を調整するための不純物、たとえばフッ化ホウ
素(BF2)をp形ウェル2,3およびn形ウェル4に
イオン打ち込みする。ディープウェル5は、入出力回路
などから半導体基板1を通じてメモリアレイのp形ウエ
ル2にノイズが侵入するのを防止するために形成され
る。
【0040】次に、図3に示すように、p形ウェル2,
3およびn形ウェル4の各表面をフッ酸(HF)系の溶
液を使って洗浄した後、半導体基板1を850℃程度で
ウェット酸化してp形ウェル2,3およびn形ウェル4
の各表面に膜厚7nm程度の清浄なゲート絶縁膜9を形
成する。
【0041】次に、ゲート絶縁膜9の上部にゲート電極
10A,10B,10Cを形成する。ゲート電極10A
は、メモリセル選択用MISFETQsの一部を構成
し、活性領域以外の領域ではワード線WLとして機能す
る。
【0042】ゲート電極10A(ワード線WL)および
ゲート電極10B,10Cは、たとえばリンなどのn形
不純物がドープされた膜厚70nm程度の多結晶シリコ
ン膜10aを半導体基板1上にCVD法で堆積し、次い
でその上層に膜厚50nm程度のチタンナイトライド膜
10bと膜厚100nm程度のタングステン膜10cと
をスパッタリング法で堆積する。さらにその上層に膜厚
150nm程度のキャップ絶縁膜12、たとえば窒化シ
リコン膜をCVD法で堆積した後、フォトレジスト膜を
マスクにしてこれらの膜をパターニングすることにより
形成する。チタンナイトライド膜10bは、高温熱処理
時にタングステン膜10cと多結晶シリコン膜10aと
が反応して両者の界面に高抵抗のシリサイド層が形成さ
れるのを防止するバリア層として機能する。バリア層に
は、チタンナイドライド膜の他、タングステンナイトラ
イド膜などを使用することもできる。
【0043】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、フッ酸などのエッチング液を使って、半導体基板1
の表面に残ったドライエッチング残渣やフォトレジスト
残渣などを除去する。次いで、半導体基板1に900℃
程度の酸化処理を施す。
【0044】次に、n形ウェル4にp形不純物、たとえ
ばホウ素をイオン打ち込みしてゲート電極10Cの両側
のn形ウェル4にp-形半導体領域15aを形成する。
また、p形ウェル2,3にn形不純物、たとえばリンを
イオン打ち込みしてゲート電極10Bの両側のp形ウェ
ル3にn-形半導体領域14aを形成し、ゲート電極1
0Aの両側のp形ウェル2に不純物半導体領域11(ソ
ース、ドレイン)を形成する。これにより、メモリアレ
イにメモリセル選択用MISFETQsが形成される。
【0045】次に、図4に示すように、半導体基板1上
にCVD法で膜厚50nm程度の窒化シリコン膜13を
堆積した後、メモリアレイの窒化シリコン膜13をフォ
トレジスト膜で覆い、周辺回路の窒化シリコン膜13を
異方性エッチングすることにより、ゲート電極10B,
10Cの側壁にサイドウォールスペーサ16を形成す
る。このエッチングは、ゲート絶縁膜9や分離領域6に
埋め込まれた酸化シリコン膜の削れ量を最少とするため
に、酸化シリコン膜に対する窒化シリコン膜13のエッ
チングレートが大きくなるようなエッチングガスを使用
して行う。また、ゲート電極10B,10C上の窒化シ
リコン膜によって構成されるキャップ絶縁膜12の削れ
量を最少とするために、オーバーエッチング量を必要最
小限にとどめるようにする。
【0046】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、周辺回路のn形ウェル4にp形不純物、たとえばホ
ウ素をイオン打ち込みしてpチャネルMISFETQp
のp+形半導体領域15b(ソース、ドレイン)を形成
し、周辺回路のp形ウエル3にn形不純物、たとえば砒
素をイオン打ち込みしてnチャネルMISFETQnの
+形半導体領域14b(ソース、ドレイン)を形成す
る。これにより、周辺回路にpチャネルMISFETQ
pおよびnチャネルMISFETQnが形成される。
【0047】次に、図5に示すように、半導体基板1上
に膜厚300nm程度のSOG膜17aをスピン塗布し
た後、半導体基板1を800℃、1分程度熱処理してS
OG膜17aをシンタリング(焼き締め)する。
【0048】次に、SOG膜17aの上層に膜厚600
nm程度のTEOS酸化膜17bを堆積した後、このT
EOS酸化膜17bをCMP法で研磨してその表面を平
坦化する。TEOS酸化膜17bは、たとえばオゾン
(O3)とテトラエトキシシランとをソースガスに用い
たプラズマCVD法で堆積する。
【0049】次に、TEOS酸化膜17bの上層に膜厚
100nm程度のTEOS酸化膜17cを堆積する。こ
のTEOS酸化膜17cは、CMP法で研磨されたとき
に生じた前記TEOS酸化膜17bの表面の微細な傷を
補修するために堆積する。TEOS酸化膜17cは、た
とえばオゾンとテトラエトキシシランとをソースガスに
用いたプラズマCVD法で堆積する。TEOS酸化膜1
7bの上層には、TEOS酸化膜17cに代えてPSG
(Phospho Silicate Glass)膜を堆積してもよい。
【0050】次に、TEOS酸化膜17cの上層にフォ
トレジスト膜36を形成し、このフォトレジスト膜36
をマスクにしたドライエッチングでメモリセル選択用M
ISFETQsの不純物半導体領域11の上層のTEO
S酸化膜17c,17bおよびSOG膜17aを除去す
る。
【0051】なお、上記エッチングは、窒化シリコン膜
13に対するTEOS酸化膜17c,17bおよびSO
G膜17aのエッチングレートが大きくなるような条件
で行い、不純物半導体領域11や分離領域6の上部を覆
っている窒化シリコン膜13が完全には除去されないよ
うにする。
【0052】続いて、上記フォトレジスト膜36をマス
クにしたドライエッチングでメモリセル選択用MISF
ETQsの不純物半導体領域11の上層の窒化シリコン
膜13とゲート絶縁膜9とを除去することにより、不純
物半導体領域11の一方の上部に接続孔37を形成し、
他方の上部に接続孔38を形成する。
【0053】次に、フォトレジスト膜36を除去した
後、図6に示すように、接続孔37,38の内部にプラ
グ19,25をそれぞれ形成する。プラグ19,25
は、TEOS酸化膜17cの上層にn形不純物(たとえ
ばリン)をドープした多結晶シリコン膜をCVD法で堆
積した後、この多結晶シリコン膜をCMP法で研磨して
接続孔37,38の内部に残すことにより形成する。
【0054】次に、図7に示すように、TEOS酸化膜
17cの上層に膜厚200nm程度の酸化シリコン膜1
7dを堆積した後、半導体基板1を800℃程度で熱処
理する。酸化シリコン膜17dは、たとえばオゾンとテ
トラエトキシシランとをソースガスに用いたプラズマC
VD法で堆積されたTEOS酸化膜である。また、この
熱処理によって、プラグ19,25を構成する多結晶シ
リコン膜中のn形不純物が接続孔37,38の底部から
メモリセル選択用MISFETQsの不純物半導体領域
11に拡散し、不純物半導体領域11が低抵抗化され
る。
【0055】次に、フォトレジスト膜をマスクにしたド
ライエッチングで前記接続孔37の上部の酸化シリコン
膜17dを除去してプラグ19の表面を露出させる。次
に、上記フォトレジスト膜を除去した後、フォトレジス
ト膜をマスクにしたドライエッチングで周辺回路の酸化
シリコン膜17d,17c,17b、SOG膜17aお
よびゲート絶縁膜9を除去することにより、nチャネル
MISFETQnのn +形半導体領域14bの上部、お
よびpチャネルMISFETのp+形半導体領域15b
の上部に接続孔21を形成する。
【0056】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、図8に示すように、酸化シリコン膜17dの上層に
ビット線BLと周辺回路の第1層配線18(M1)とを
形成する。ビット線BLおよび第1層配線18(M1)
は、たとえば酸化シリコン膜17dの上層に膜厚50n
m程度のチタン膜18aと膜厚50nm程度のチタンナ
イトライド膜18bとをスパッタリング法で順次堆積
し、さらにその上層に膜厚150nm程度のタングステ
ン膜18cと膜厚200nm程度の窒化シリコン膜22
aとをCVD法で順次堆積した後、フォトレジスト膜を
マスクにしてこれらの膜をパターニングすることにより
形成する。
【0057】上記フォトレジスト膜を除去した後、酸化
シリコン膜17dの上層にチタン膜を堆積し、次いで半
導体基板1を800℃程度で熱処理することにより、n
チャネルMISFETQnのn+形半導体領域14bの
表面、pチャネルMISFETQpのp+形半導体領域
15bの表面および接続孔37に埋め込まれたプラグ1
9の表面に低抵抗のチタンシリサイド層20が形成され
る。
【0058】次に、ビット線BLおよび第1層配線18
(M1)の側壁にサイドウォールスペーサ22bを形成
する。サイドウォールスペーサ22bは、ビット線BL
および第1層配線18(M1)の上層にCVD法で窒化
シリコン膜を堆積した後、この窒化シリコン膜を異方性
エッチングして形成する。
【0059】次に、図9に示すように、ビット線BLお
よび第1層配線18(M1)の上層に膜厚300nm程
度のSOG膜23aをスピン塗布した後、半導体基板1
を800℃、1分程度熱処理してSOG膜23aをシン
タリング(焼き締め)する。
【0060】次に、SOG膜23aの上層に膜厚600
nm程度のTEOS酸化膜23bを堆積した後、このT
EOS酸化膜23bをCMP法で研磨してその表面を平
坦化する。TEOS酸化膜23bは、たとえばオゾンと
テトラエトキシシランとをソースガスに用いたプラズマ
CVD法で堆積する。
【0061】次に、TEOS酸化膜23bの上層に膜厚
100nm程度のTEOS酸化膜23cを堆積する。こ
のTEOS酸化膜23cは、CMP法で研磨されたとき
に生じた前記TEOS酸化膜23bの表面の微細な傷を
補修するために堆積する。TEOS酸化膜23cは、た
とえばオゾンとテトラエトキシシランとをソースガスに
用いたプラズマCVD法で堆積する。
【0062】次に、フォトレジスト膜をマスクにしたド
ライエッチングで接続孔38に埋め込まれたプラグ25
の上部のTEOS酸化膜23c,23b、SOG膜23
aおよび酸化シリコン膜17dを除去してプラグ25の
表面に達するスルーホール39を形成する。このエッチ
ングは、TEOS酸化膜23c,23b、酸化シリコン
膜17dおよびSOG膜23aに対する窒化シリコン膜
のエッチングレートが大きくなるような条件で行い、ス
ルーホール39とビット線BLの合わせずれが生じた場
合でも、ビット線BLの上層の窒化シリコン膜22aや
サイドウォールスペーサ22bが深く削れないようにす
る。これにより、スルーホール39がビット線BLに対
して自己整合で形成される。
【0063】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、スルーホール39の内部にプラグ26を形成する。
プラグ26は、TEOS酸化膜23cの上層にn形不純
物(たとえばリン)をドープした多結晶シリコン膜をC
VD法で堆積した後、この多結晶シリコン膜をエッチバ
ックしてスルーホール39の内部に残すことにより形成
する。
【0064】次に、図10に示すように、TEOS酸化
膜23cの上層に膜厚100nm程度の窒化シリコン膜
24aをCVD法で堆積した後、窒化シリコン膜24a
の上層に膜厚1.3μm程度の酸化シリコン膜24bを
堆積し、次いでフォトレジスト膜をマスクにしたドライ
エッチングで酸化シリコン膜24bおよび窒化シリコン
膜24aを除去することにより、スルーホール39の上
部に溝40を形成する。酸化シリコン膜24bは、たと
えばオゾンとテトラエトキシシランとをソースガスに用
いたプラズマCVD法で堆積されたTEOS酸化膜であ
る。
【0065】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、図11に示すように、酸化シリコン膜24bの上層
に非晶質シリコン膜41をCVD法を用いて約600℃
の温度で堆積する。この非晶質シリコン膜41は、情報
蓄積用容量素子Cの蓄積電極27の材料として使用され
る。なお、蓄積電極27の材料として、非晶質シリコン
膜41の他、ルテニウム膜またはチタンナイトライド膜
などの金属膜を使用することもできる。
【0066】次に、非晶質シリコン膜41の上層に溝4
0の深さよりも厚い膜厚(たとえば2μm程度)のSO
G膜42をスピン塗布した後、SOG膜42をエッチバ
ックし、酸化シリコン膜24bの上部の非晶質シリコン
膜41を露出される。
【0067】さらに、図12に示すように、酸化シリコ
ン膜24bの上部の非晶質シリコン膜41をエッチバッ
クすることにより、溝40の内側(内壁および底部)に
非晶質シリコン膜41を残す。次いで、溝40の内部の
SOG膜42をウェットエッチングして情報蓄積用容量
素子Cの蓄積電極27を形成する。
【0068】次に、情報蓄積用容量素子Cの積層構造の
容量絶縁膜28を形成する。まず、図13に示すよう
に、蓄積電極27の上層に第1酸化タンタル膜28aを
成膜する。この第1酸化タンタル膜28aは、たとえ
ば、ペンタエトキシタンタル(Ta(OC255)な
どの有機材料を原料とした600℃以下の温度の熱CV
D法を用い、40mTorr程度の減圧状態の酸素、一
酸化二窒素、オゾンまたは酸素プラズマなどの酸化雰囲
気において堆積される。
【0069】この後、酸素、一酸化二窒素、オゾンまた
は酸素プラズマなどの酸化雰囲気において、半導体基板
1に600℃以上の温度の熱処理を施して、第1酸化タ
ンタル膜28aを改質結晶化させる。なお、酸化雰囲気
において600℃以下の温度で熱処理を施した後、不活
性ガス雰囲気において600℃以上の温度で熱処理を施
す、あるいは、不活性ガス雰囲気において600℃以上
の温度で熱処理を施した後、酸化雰囲気において600
℃以下の温度で熱処理を施すことによって、上記改質結
晶化処理を行ってもよい。
【0070】次に、第1酸化タンタル膜28aの上層に
第1酸化チタン膜28bを成膜する。この第1酸化チタ
ン膜28bは、たとえば、チタンを含む有機材料または
チタンのハロゲン化物などを原料としたCVD法を用
い、減圧状態の酸素、一酸化二窒素、オゾンまたは酸素
プラズマなどの酸化雰囲気において堆積される。
【0071】この後、酸素、一酸化二窒素、オゾンまた
は酸素プラズマなどの酸化雰囲気において、半導体基板
1に熱処理を施して、第1酸化チタン膜28bを改質結
晶化させる。なお、酸化雰囲気において酸素欠陥改質処
理を行った後、不活性ガス雰囲気において結晶化処理を
行ってもよく、あるいは、不活性ガス雰囲気において結
晶化処理を行った後、酸化雰囲気において酸素欠陥改質
処理を行ってもよい。
【0072】次に、前記第1酸化タンタル膜28aの製
造方法と同様にして、第1酸化チタン膜28bの上層に
第2酸化タンタル膜28cを形成し、続いて、前記第1
酸化チタン膜28bの製造方法と同様にして、第2酸化
タンタル膜28cの上層に第2酸化チタン膜28dを形
成する。これにより、第1酸化タンタル膜28a、第1
酸化チタン膜28b、第2酸化タンタル膜28cおよび
第2酸化チタン膜28dからなる容量絶縁膜28を形成
する。
【0073】次に、図14に示すように、容量絶縁膜2
8の上層に膜厚150nm程度の金属膜、たとえばルテ
ニウム膜またはチタンナイトライド膜などをCVD法を
用いて堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたド
ライエッチングで上記金属膜および容量絶縁膜28をパ
ターニングすることにより、金属膜、たとえばルテニウ
ム膜またはチタンナイトライド膜などからなるプレート
電極29と、第1酸化タンタル膜28a、第1酸化チタ
ン膜28b、第2酸化タンタル膜28cおよび第2酸化
タンタル膜28dの積層構造からなる容量絶縁膜28
と、非晶質シリコン膜41からなる蓄積電極27とで構
成される情報蓄積用容量素子Cを形成する。これによ
り、メモリセル選択用MISFETとこれに直列に接続
された情報蓄積用容量素子Cとで構成されるDRAMの
メモリセルが形成される。
【0074】次に、図15に示すように、プレート電極
29の上層にTEOS酸化膜を堆積して絶縁膜30と
し、周辺回路に第1層配線18(M1)に接続される接
続孔を開口してプラグ32を形成する。プラグ32は、
絶縁膜30の上層にチタン膜およびチタンナイトライド
膜からなる接着層32aを堆積し、さらにブランケット
CVD法によりタングステン膜32bを堆積して、その
後タングステン膜32bおよび接着層32aをエッチバ
ックすることにより形成することができる。なお、チタ
ン膜およびチタンナイトライド膜はスパッタリング法に
より形成することができるが、CVD法により形成する
こともできる。さらに、絶縁膜30の上層にチタン膜3
1a、アルミニウム膜31bおよびチタンナイトライド
膜31cをスパッタリング法により順次堆積し、これら
をパターニングして第2層配線31(M2)を形成す
る。
【0075】最後に、第2層配線31(M2)の上層に
TEOS酸化膜33a、SOG膜33bおよびTEOS
酸化膜33cを順次堆積して層間絶縁膜33を形成し、
第2層配線31(M2)と同様にプラグ35を形成し、
さらに第3層配線34(M3)を形成して、図1に示す
DRAMがほぼ完成する。その後、多層配線および最上
層の配線の上層にパッシベーション膜を堆積するが、そ
の図示は省略する。
【0076】なお、本実施の形態1では、容量絶縁膜2
8を第1酸化タンタル膜28a、第1酸化チタン膜28
b、第2酸化タンタル膜28cおよび第2酸化チタン膜
28dが下層から順に堆積された4層からなる積層構造
としたが、第1酸化チタン膜28b、第1酸化タンタル
膜28a、第2酸化チタン膜28dおよび第2酸化タン
タル膜28cが下層から順に堆積された積層構造として
もよく、また、酸化チタン膜と酸化タンタル膜とからな
る2層構造を複数層重ねて容量絶縁膜28を構成しても
よい。
【0077】図16および図17に、酸化チタン膜と酸
化タンタル膜との積層膜がn層重なった積層構造の容量
絶縁膜を示す。図16は、酸化タンタル膜および酸化チ
タン膜が下層から順に交互に積層された容量絶縁膜を示
し、図17は、酸化チタン膜および酸化タンタル膜が下
層から順に交互に積層された容量絶縁膜を示す。
【0078】いずれの場合も、100〜200の比誘電
率を有する酸化チタン膜と酸化タンタル膜とを積層する
ことで、酸化タンタル膜単層よりも高い比誘電率を得る
ことができる。しかし、酸化チタン膜と酸化タンタル膜
とを複数層重ね過ぎると、容量絶縁膜の蓄積容量が低減
し、また、微細加工に対応できなくなるなどの問題が生
ずるため、容量絶縁膜の全体の厚さは50nm以下に設
定される。
【0079】さらに、容量絶縁膜28を酸化チタン膜と
酸化タンタル膜との積層膜とせずに、チタン酸タンタル
膜によって容量絶縁膜28を構成してもよく(図1
8)、また、チタン酸タンタル膜を複数層重ねて容量絶
縁膜28を構成してもよい(図19)。このチタン酸タ
ンタル膜では、酸化タンタル膜中にチタンまたは酸化チ
タンが形成されることにより、酸化タンタル膜単層より
も高い比誘電率を得ることができる。
【0080】次に、チタン酸タンタル膜の製造方法を簡
単に説明する。まず、蓄積電極の上層に、たとえば、ペ
ンタエトキシタンタルなどの有機材料とチタンを含む有
機材料またはチタンのハロゲン化物などとを原料とした
CVD法を用い、減圧状態の酸素、一酸化二窒素、オゾ
ンまたは酸素プラズマなどの酸化雰囲気において堆積さ
れる。
【0081】この後、酸素、一酸化二窒素、オゾンまた
は酸素プラズマなどの酸化雰囲気において、半導体基板
1に熱処理を施して、チタン酸タンタル膜を改質結晶化
させる。なお、酸化雰囲気において酸素欠陥改質処理を
行った後、不活性ガス雰囲気において結晶化処理を行っ
てもよく、あるいは、不活性ガス雰囲気において結晶化
処理を行った後、酸化雰囲気において酸素欠陥改質処理
を行ってもよい。
【0082】このように、本実施の形態1によれば、情
報蓄積用容量素子Cを構成する容量絶縁膜28を、10
0〜200の比誘電率を有する酸化チタン膜と20〜5
0の比誘電率を有する酸化タンタル膜との積層構造とす
ることで、酸化タンタル膜単層よりも高い比誘電率を有
する容量絶縁膜28を得ることができる。また、容量絶
縁膜28をチタン酸タンタル膜によって構成すること
で、酸化タンタル膜中にチタンまたは酸化チタンが形成
されて、酸化タンタル膜単層よりも高い比誘電率を有す
る容量絶縁膜28を得ることができる。
【0083】(実施の形態2)本実施の形態2であるシ
リコン粒からなる突起物が形成された蓄積電極を有する
情報蓄積用容量素子の製造方法を図20〜図23を用い
て工程順に説明する。
【0084】まず、前記実施の形態1と同様な製造方法
で、前記図9に示したように、ビット線BLおよび第1
層配線18(M1)の上層に層間絶縁膜23を形成した
後、情報蓄積用容量素子Cに接続されるプラグ26をス
ルーホール39の内部に形成する。
【0085】次に、図20に示すように、層間絶縁膜2
3の上層に窒化シリコン膜24aをCVD法で堆積した
後、窒化シリコン膜24aの上層に膜厚1.3μm程度
の酸化シリコン膜24bおよ窒化シリコン膜24cを順
次堆積して、3層構造からなる絶縁膜24を形成する。
なお、窒化シリコン膜24cは、エッチングまたは研磨
ストッパとして機能する。次に、フォトレジスト膜をマ
スクにしたドライエッチングで絶縁膜24を除去するこ
とにより、スルーホール39の上部に溝40を形成す
る。
【0086】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、プラグ26の表面のダメージ層を除去し、次いで絶
縁膜24の上層に不純物を含む多結晶シリコン膜43a
をCVD法を用いて約600℃の温度で堆積する。続い
て、多結晶シリコン膜43aの上層に溝40の深さより
も厚い膜厚のSOG膜42をスピン塗布した後、SOG
膜42をエッチバックし、絶縁膜24の上部の多結晶シ
リコン膜43aを露出させる。なお、SOG膜42の
他、フォトレジスト膜を使用してもよく、この場合は、
アッシャ除去によってフォトレジスト膜は取り除かれ
る。
【0087】さらに、図21に示すように、絶縁膜24
の上部の多結晶シリコン膜43aをエッチバック法また
は研磨法で除去することにより、溝40の内側(内壁お
よび底部)に多結晶シリコン膜43aを残す。
【0088】次いで、図22に示すように、溝40の内
部のSOG膜42をウェットエッチングした後、多結晶
シリコン膜43aの表面をフッ酸系の溶液を使って洗浄
し、次いでCVD法を用いて1Pa以下の真空中でSi
4ガスを約150秒程度照射し、多結晶シリコン膜4
3aの表面にシリコンの結晶核(図示せず)を形成す
る。次に、10-5Pa以下の真空中で、たとえば620
℃程度の温度で約150秒程度熱処理することにより、
多結晶シリコン膜43aの表面のシリコンの結晶核を成
長させて、シリコン粒43bを形成し、多結晶シリコン
膜43aとこの表面に形成されたシリコン粒43bとか
らなる情報蓄積用容量素子Cの蓄積電極43を形成す
る。
【0089】次に、たとえばアンモニア雰囲気で700
〜900℃、1〜10分程度の熱処理を半導体基板1に
施して、蓄積電極43上に酸窒化シリコン膜44を形成
する。酸窒化シリコン膜44を設けることで、蓄積電極
43と容量絶縁膜28との間に酸化シリコン膜が形成さ
れるのを防ぐことができて、蓄積容量の低下を防ぐこと
ができる。
【0090】次に、図23に示すように、前記実施の形
態1と同様な製造方法で、酸化チタン膜と酸化タンタル
膜との積層膜、またはチタン酸タンタル膜からなる容量
絶縁膜28を形成した後、金属膜、たとえばルテニウム
膜またはチタンナイトライド膜などからなるプレート電
極29を形成する。これにより、金属膜、たとえばルテ
ニウム膜またはチタンナイトライド膜などからなるプレ
ート電極29と、酸化チタン膜と酸化タンタル膜との積
層膜、またはチタン酸タンタル膜からなる容量絶縁膜2
8と、多結晶シリコン膜43aおよびこの表面に形成さ
れたシリコン粒43bからなる蓄積電極43とで構成さ
れる情報蓄積用容量素子Cを形成する。
【0091】なお、本実施の形態2では、蓄積電極43
を多結晶シリコン膜43aで構成したが、非晶質シリコ
ン膜で構成してもよい。
【0092】このように、本実施の形態2によれば、シ
リコン粒43bからなる突起物が形成された多結晶シリ
コン膜43aによって構成される蓄積電極43上に、酸
化チタン膜と酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン
酸タンタル膜からなる容量絶縁膜28を形成すること
で、蓄積電極43の表面積の増加と、酸化タンタル膜単
層よりも高い比誘電率を有する容量絶縁膜28の形成に
よって、情報蓄積用容量素子Cの蓄積容量の増加を図る
ことができる。
【0093】(実施の形態3)本実施の形態3である金
属膜、たとえばルテニウム膜またはチタンナイトライド
膜などによって構成された蓄積電極を有する情報蓄積用
容量素子の製造方法を図24〜図27を用いて工程順に
説明する。
【0094】まず、前記実施の形態1と同様な製造方法
で、前記図9に示したように、ビット線BLおよび第1
層配線18(M1)の上層に層間絶縁膜23を形成した
後、情報蓄積用容量素子Cに接続されるプラグ26をス
ルーホール39の内部に形成する。
【0095】次に、図24に示すように、層間絶縁膜2
3の上層に窒化シリコン膜24aをCVD法で堆積した
後、窒化シリコン膜24aの上層に膜厚1.3μm程度
の酸化シリコン膜24bおよ窒化シリコン膜24cを順
次堆積して、3層構造からなる絶縁膜24を形成する。
次に、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチン
グで絶縁膜24を除去することにより、スルーホール3
9の上部に溝40を形成する。
【0096】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、プラグ26の表面のダメージ層を除去し、次いで、
プラグ26とこれに接続される蓄積電極との反応を防止
するため、プラグ26の上部に反応防止層45を形成す
る。次に、絶縁膜24の上層に、たとえばルテニウム膜
またはチタンナイトライド膜などからなる金属膜46a
をCVD法を用いて堆積する。続いて、金属膜46aの
上層に溝40の深さよりも厚い膜厚のSOG膜42をス
ピン塗布した後、SOG膜42をエッチバックし、絶縁
膜24の上部の金属膜46aを露出させる。なお、SO
G膜42の他、フォトレジスト膜を使用してもよく、こ
の場合は、アッシャ除去によってフォトレジスト膜は取
り除かれる。
【0097】さらに、図25に示すように、絶縁膜24
の上部の金属膜46aをエッチバック法または研磨法で
除去することにより、溝40の内側(内壁および底部)
に金属膜46aを残す。次いで、図26に示すように、
溝40の内部のSOG膜42をウェットエッチングする
ことにより、金属膜46aからなる情報蓄積用容量素子
Cの蓄積電極46を形成する。
【0098】次に、図27に示すように、前記実施の形
態1と同様な製造方法で、酸化チタン膜と酸化タンタル
膜との積層膜、またはチタン酸タンタル膜からなる容量
絶縁膜28を形成した後、金属膜、たとえばルテニウム
膜またはチタンナイトライド膜などからなるプレート電
極29を形成する。これにより、金属膜、たとえばルテ
ニウム膜またはチタンナイトライド膜などからなるプレ
ート電極29と、酸化タンタル膜と酸化チタン膜との積
層膜、またはチタン酸タンタル膜からなる容量絶縁膜2
8と、金属膜46a、たとえばルテニウム膜またはチタ
ンナイトライド膜などからなる蓄積電極46とで構成さ
れる情報蓄積用容量素子Cを形成する。
【0099】このように、本実施の形態3によれば、金
属膜46aによって構成される蓄積電極46上に、酸化
チタン膜と酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン酸
タンタル膜からなる容量絶縁膜28を形成することで、
蓄積電極46の表面における酸化シリコン膜または窒化
膜の形成を防ぐことができ、さらに酸化タンタル膜単層
よりも高い比誘電率を有する容量絶縁膜28の形成によ
って、情報蓄積用容量素子Cの蓄積容量の増加を図るこ
とができる。
【0100】(実施の形態4)本実施の形態4である酸
化チタン膜と酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン
酸タンタル膜で構成したゲート絶縁膜を有するnチャネ
ル形MISトランジスタの製造方法を図28〜図31を
用いて工程順に説明する。
【0101】まず、図28に示すように、たとえばp形
の単結晶シリコンからなる半導体基板47を用意する。
次に、半導体基板47に素子分離溝48aを形成し、こ
の素子分離溝48aに絶縁膜48bを埋め込むことによ
って素子分離領域48を形成する。次いで、たとえばア
ンモニア雰囲気で700〜900℃、1〜10分程度の
熱処理を半導体基板47に施して、半導体基板47の表
面に酸窒化シリコン膜49aを形成する。
【0102】次に、図29に示すように、酸窒化シリコ
ン膜49aの上層に第1の誘電体49b1および第2の
誘電体49b2をCVD法を用いて順次堆積する。酸窒
化シリコン膜49a、第1の誘電体49b1および第2
の誘電体492からなる積層膜はゲート絶縁膜49を構
成する。ここで、第1の誘電体49b1は酸化タンタル
膜で構成され、第2の誘電体49b2は酸化チタン膜で
構成される。あるいは、第1の誘電体49b1は酸化チ
タン膜で構成され、第2の誘電体49b2は酸化タンタ
ル膜で構成される。
【0103】次に、図30に示すように、ゲート絶縁膜
49上にCVD法でn形の不純物が導入された多結晶シ
リコン膜50aを堆積した後、続いてたとえばタングス
テンナイトライドからなるバリア層、たとえばタングス
テンからなる高融点金属膜を下層から順に堆積して積層
構造の金属膜50bを形成する。
【0104】次に、金属膜50bおよび多結晶シリコン
膜50aをレジストパターンをマスクとして順次エッチ
ングし、多結晶シリコン膜50aおよび金属膜50bか
ら構成されるゲート電極50を形成する。
【0105】この後、半導体基板47にn形不純物、た
とえば砒素をイオン打ち込み法で注入して、ゲート電極
50の両側の半導体基板47にソース、ドレインの一部
を構成する一対の低不純物濃度のn-形半導体領域51
を形成する。
【0106】次に、図31に示すように、半導体基板4
7上に窒化シリコン膜をCVD法で堆積した後、この窒
化シリコン膜をRIE(Reactive Ion Etching)法で異
方性エッチングして、ゲート電極50の側壁にサイドウ
ォールスペーサ52を形成する。
【0107】この後、半導体基板47にn形不純物、た
とえばリンをイオン打ち込み法で注入して、ゲート電極
50の両側の半導体基板47にソース、ドレインの他の
一部を構成する一対の高不純物濃度のn+形半導体領域
53を形成する。
【0108】次に、図32に示すように、半導体基板4
7上に層間絶縁膜54を堆積した後、この層間絶縁膜5
4をレジストパターンをマスクとしてエッチングし、コ
ンタクトホール55を開孔する。次いで、層間絶縁膜5
4の上層に金属膜を堆積した後、たとえばCMP法でこ
の金属膜の表面を平坦化することによって、コンタクト
ホール55の内部に金属膜を埋め込みプラグ56を形成
する。その後、層間絶縁膜54の上層に堆積した金属膜
をエッチングして配線層57を形成する。これにより、
本実施の形態4のMISトランジスタが形成される。
【0109】なお、本実施の形態4では、酸窒化シリコ
ン膜49aの上層の誘電体膜を2層構造としたが、3層
以上の複数層でもよく、またチタン酸タンタル膜からな
る単層膜としてもよい。
【0110】このように、本実施の形態4によれば、M
ISトランジスタのゲート絶縁膜49を、酸化チタン膜
と酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン酸タンタル
膜で構成することにより、ゲート絶縁膜49の実効膜厚
(SiO2換算膜厚)を薄くでき、かつ全体の厚さを厚
くできることからリーク電流を低減することが可能とな
る。
【0111】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0112】たとえば、前記実施の形態では、酸化チタ
ン膜と酸化タンタル膜との積層膜、またはチタン酸タン
タル膜を、情報蓄積用容量素子の容量絶縁膜およびMI
Sトランジスタのゲート絶縁膜に適用した場合について
説明したが、50〜200程度の比誘電率を必要とする
いかなる絶縁膜にも適用可能である。
【0113】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0114】本発明によれば、情報蓄積用容量素子を構
成する容量絶縁膜を、酸化チタン膜と酸化タンタル膜と
の積層膜、またはチタン酸タンタル膜によって構成する
ことで、酸化タンタル膜単層よりも高い比誘電率を有す
る容量絶縁膜を得ることができる。これにより、情報蓄
積用容量素子の蓄積容量の増加を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量素
子を有するDRAMを示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量素
子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部
断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量素
子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部
断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量素
子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部
断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量素
子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部
断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量素
子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部
断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量素
子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部
断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量素
子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部
断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量素
子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部
断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要
部断面図である。
【図11】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要
部断面図である。
【図12】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要
部断面図である。
【図13】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子の一部を拡大して示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図14】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要
部断面図である。
【図15】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子を有するDRAMの製造方法を示す半導体基板の要
部断面図である。
【図16】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子の一部を拡大して示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図17】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子の一部を拡大して示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図18】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子の一部を拡大して示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図19】本発明の実施の形態1である情報蓄積用容量
素子の一部を拡大して示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図20】本発明の実施の形態2である情報蓄積用容量
素子の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図21】本発明の実施の形態2である情報蓄積用容量
素子の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図22】本発明の実施の形態2である情報蓄積用容量
素子の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図23】本発明の実施の形態2である情報蓄積用容量
素子の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図24】本発明の実施の形態3である情報蓄積用容量
素子の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図25】本発明の実施の形態3である情報蓄積用容量
素子の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図26】本発明の実施の形態3である情報蓄積用容量
素子の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図27】本発明の実施の形態3である情報蓄積用容量
素子の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図28】本発明の実施の形態4であるMISトランジ
スタの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図29】本発明の実施の形態4であるMISトランジ
スタの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図30】本発明の実施の形態4であるMISトランジ
スタの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図31】本発明の実施の形態4であるMISトランジ
スタの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図32】本発明の実施の形態4であるMISトランジ
スタの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 p形ウェル 3 p形ウェル 4 n形ウェル 5 ディープウェル 6 分離領域 7 浅溝 8 酸化シリコン膜 9 ゲート絶縁膜 10 ゲート電極 10A ゲート電極 10B ゲート電極 10C ゲート電極 10a 多結晶シリコン膜 10b チタンナイトライド膜 10c タングステン膜 11 不純物半導体領域 12 キャップ絶縁膜 13 窒化シリコン膜 14 不純物半導体領域 14a n-形半導体領域 14b n+形半導体領域 15 不純物半導体領域 15a p-形半導体領域 15b p+形半導体領域 16 サイドウォールスペーサ 17 層間絶縁膜 17a SOG膜 17b TEOS酸化膜 17c TEOS酸化膜 17d 酸化シリコン膜 18(M1) 第1層配線 18a チタン膜 18b チタンナイトライド膜 18c タングステン膜 19 プラグ 20 チタンシリサイド層 21 接続孔 22a 窒化シリコン膜 22b サイドウォールスペーサ 23 層間絶縁膜 23a SOG膜 23b TEOS酸化膜 23c TEOS酸化膜 24 絶縁膜 24a 窒化シリコン膜 24b 酸化シリコン膜 24c 窒化シリコン膜 25 プラグ 26 プラグ 27 蓄積電極 28 容量絶縁膜 28a 第1酸化タンタル膜 28b 第1酸化チタン膜 28c 第2酸化タンタル膜 28d 第2酸化チタン膜 29 プレート電極 30 絶縁膜 31(M2) 第2層配線 31a チタン膜 31b アルミニウム膜 31c チタンナイトライド膜 32 プラグ 32a 接着層 32b タングステン膜 33 層間絶縁膜 33a TEOS酸化膜 33b SOG膜 33c TEOS酸化膜 34(M3) 第3層配線 35 プラグ 36 フォトレジスト膜 37 接続孔 38 接続孔 39 スルーホール 40 溝 41 非晶質シリコン膜 42 SOG膜 43 蓄積電極 43a 多結晶シリコン膜 43b シリコン粒 44 酸窒化シリコン膜 45 反応防止層 46 蓄積電極 46a 金属膜 47 半導体基板 48 素子分地領域 48a 素子分離溝 48b 絶縁膜 49 ゲート絶縁膜 49a 酸窒化シリコン膜 49b1 第1の誘電体 49b2 第2の誘電体 50 ゲート電極 50a 多結晶シリコン膜 50b 金属膜 51 n-形半導体領域 52 サイドウォールスペーサ 53 n+形半導体領域 54 層間絶縁膜 55 コンタクトホール 56 プラグ 57 配線層 A メモリアレイ領域 B 周辺回路領域 WL ワード線 BL ビット線 C 情報蓄積用容量素子 Qs メモリセル選択用MISFET Qn nチャネルMISFET Qp pチャネルMISFET
フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 AD10 AD24 AD62 GA09 JA05 JA06 JA33 JA35 JA38 JA39 JA40 MA06 MA16 MA17 NA01 NA08 PR03 PR05 PR06 PR12 PR21 PR22 PR23 PR33 PR39 PR40 PR43 PR44 PR45 PR53 PR54 PR55

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化チタン膜と酸化タンタル膜との積層
    膜、またはチタン酸タンタル膜によって構成された絶縁
    膜を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 酸化チタン膜と酸化タンタル膜との積層
    膜、またはチタン酸タンタル膜によって構成された絶縁
    膜を有し、前記絶縁膜の全体の厚さが約50nm以下で
    あることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 酸化チタン膜と酸化タンタル膜との積層
    膜、またはチタン酸タンタル膜によって構成された絶縁
    膜を有し、前記絶縁膜が、ルテニウム膜、チタンナイト
    ライド膜、シリコン膜またはシリコン粒からなる突起物
    が形成されたシリコン膜で構成される電極上に形成され
    ていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 酸化チタン膜と酸化タンタル膜との積層
    膜を形成する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    チタンを含む有機材料またはチタンのハロゲン化物を原
    料としたCVD法を用いて減圧状態の酸化雰囲気で酸化
    チタン膜を堆積した後、前記酸化チタン膜に結晶化処理
    を施す工程と、タンタルを含む有機材料を原料としたC
    VD法を用いて減圧状態の酸化雰囲気で酸化タンタル膜
    を堆積した後、前記酸化タンタル膜に結晶化処理を施す
    工程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 タンタルを含む有機材料と、チタンを含
    む有機材料またはチタンのハロゲン化物とを原料とした
    CVD法を用いて減圧状態の酸化雰囲気でチタン酸タン
    タル膜を堆積した後、前記チタン酸タンタル膜に結晶化
    処理を施す工程を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
JP2000148321A 2000-05-19 2000-05-19 半導体集積回路装置およびその製造方法 Pending JP2001332707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148321A JP2001332707A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 半導体集積回路装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148321A JP2001332707A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 半導体集積回路装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001332707A true JP2001332707A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18654372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000148321A Pending JP2001332707A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 半導体集積回路装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001332707A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012186485A (ja) * 2009-07-31 2012-09-27 Hitachi Kokusai Electric Inc 半導体デバイスの製造方法及び半導体デバイス
US8741731B2 (en) 2009-07-31 2014-06-03 Hitachi Kokusai Electric Inc. Method of manufacturing a semiconductor device
CN110676161A (zh) * 2019-09-27 2020-01-10 天津大学 双层材料异质栅介质层柔性硅薄膜晶体管及其制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012186485A (ja) * 2009-07-31 2012-09-27 Hitachi Kokusai Electric Inc 半導体デバイスの製造方法及び半導体デバイス
US8741731B2 (en) 2009-07-31 2014-06-03 Hitachi Kokusai Electric Inc. Method of manufacturing a semiconductor device
CN110676161A (zh) * 2019-09-27 2020-01-10 天津大学 双层材料异质栅介质层柔性硅薄膜晶体管及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4012411B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH11214644A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH10321814A (ja) Dramセルキャパシタ電極用の平坦化技法
JP2002016237A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP3718034B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP6510678B2 (ja) 予備パターン化された底部電極及び酸化障壁上に強誘電体ランダムアクセスメモリを製造する方法
JPH1126713A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP5076168B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2820065B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH1117144A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2000307083A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2001332707A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2001024169A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH1126712A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法ならびにその製造装置
JP2000058776A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2000323480A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置
JP5003743B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JPH11297951A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP4543357B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005252279A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2001177074A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2002217388A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000299444A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2003133436A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002217386A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060706

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100209