JP2001329991A - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ

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JP2001329991A JP2000147035A JP2000147035A JP2001329991A JP 2001329991 A JP2001329991 A JP 2001329991A JP 2000147035 A JP2000147035 A JP 2000147035A JP 2000147035 A JP2000147035 A JP 2000147035A JP 2001329991 A JP2001329991 A JP 2001329991A
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泰彦 笠間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボ分子ポンプの運転中の環境変化を見込
んだ設計基準を明らかにするとともに、回転翼と固定翼
との接触事故の主要な原因となる温度上昇を的確に把握
し、接触事故を未然に防止する手段を備えた装置を提供
する。 【解決手段】 ベーキングに伴う加熱・冷却処理時にお
ける回転翼の熱変形量と固定翼の熱変形量との差の最大
値を特定範囲内に納める設計基準を採用した。また、回
転部と固定部の温度を計測し、その温度差が特定範囲内
に納まるように、固定部に加熱部材を取り付け、回転部
の温度変化に伴って固定部の温度を調節する手段を採用
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボ分子ポンプ
に係わり、さらに詳しくは高速回転部分の破壊防止に係
わる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体や液晶装置などの最近の電子機器
においては、薄膜技術が多用されている。薄膜の形成に
あたっては蒸着法、スパッタ法、CVD( Chemical Va
por Deposition)法、イオンプレーティング法等様々な
手法が用いられているが、いずれも成膜室内の雰囲気を
所定の雰囲気に調製したり減圧して成膜している。この
ような成膜装置に用いられる真空装置は、単に成膜室内
部を真空にするだけではなく、真空に排気後いろいろな
気体を導入して化学反応をおこさせる必要がある。それ
ゆえ排気ポンプには反応性に富んだ気体を大量に排気で
きるポンプが必要とされるようになってきた。このよう
な要請に応えて使用されているのがターボ分子ポンプで
ある。
【0003】ターボ分子ポンプの構造を図5を使用して
説明する。図5に示すターボ分子ポンプ30は、ケーシ
ング1の上部に吸気口16が有り、ケーシング1の下部
に排気口17が有って気体を上部から吸気して下部から
排気する構造になっている。吸気口16は仕切弁を介し
て成膜装置の成膜室に接続され、成膜室内の気体を排出
するようになっている。ケーシング1内にはローター室
2があり、ローター室2内にはケーシング1に固定され
た多段の固定翼7とローター室2内で回転するローター
3が配置されている。ローター3はローターシャフト6
の上部に多段の回転翼4が固定して配置されており、回
転翼4の下部には円筒部5が釣鐘状に取り付けられて構
成されている。ローターシャフト6とケーシング1との
対向面に、上部磁気軸受け11と下部磁気軸受け12が
2段に設けてある。ローターシャフト6の下部には高速
回転するローターシャフト6を支えるための機構が設け
られている。ローターシャフト6の下端にはスラスト磁
気ディスク9及びスラスト磁気ディスク9の上下面に対
向して設けられたスラスト磁気軸受け10がある。ロー
ターシャフト6の下部のネック部には、ラジアル及びス
ラスト用の下部保護軸受け(ボールベアリング)14が
あり、ローターシャフト6の上部のネック部には、ラジ
アル用の上部保護軸受け13が設けてある。ローター3
はローターシャフト6に結合されたモーター15によっ
て高速回転するように構成されている。
【0004】回転翼4と固定翼7とは所定の微小間隔を
保って数段から数十段の多段に噛み合わされている。回
転翼4を高速で回転させると回転翼4の近傍にある気体
分子は回転翼4によって叩かれ、図で下方に向かう運動
量を与えられる。このようにして吸気口16から吸引し
た気体を排気口17の方へ大量に移送することができ
る。
【0005】さらに、ターボ分子ポンプの高圧側の固定
翼7の下には、ケーシング1に固定してネジ付きスペー
サー8が配置してある。ネジ付きスペーサー8は固定翼
の表面にネジ溝を設けたものである。ネジ付きスペーサ
ー8の表面と対向するように、高速回転する円筒部5が
微小な間隙を保って配置されている。ネジ付きスペーサ
ー8の表面で円筒部5を高速で移動させると、気体は粘
性により引きずられて圧縮され、排出口17の方向に押
しやられる。これによりさらに大流量に気体を排気でき
るようになる。ターボ分子ポンプはローターを例えば毎
分27000回転の高速で回転させることにより、毎秒
2000リットル以上の排気速度を達成することが可能
である。ターボ分子ポンプのローターは、通常軽量で剛
性の高い高力アルミニウム合金を使用して製作されてい
る。
【0006】前述の作動機構の説明から明らかなとお
り、ターボ分子ポンプの固定部分と回転部分との間隙
は、できる限り狭い方が高性能なポンプとなる。特に、
粘性流量域で気体を圧縮する円筒部5とネジ付きスペー
サー8との間隙はできる限り狭い方が好ましい。しか
し、円筒部5は釣鐘状に上部で固定されているため、円
筒部5が高速で回転すると遠心力で外側に膨らむ。膨ら
みの程度は円筒部5の下部にいくほど大きくなる。この
ためネジ付きスペーサー8と円筒部5との間隙は、上部
では小さく、下部の方が大きくなるように設計されてい
る。通常は常温でローターが静止している状態におい
て、このネジ付きスペーサー8と円筒部5との最小間隙
は、ネジ付きスペーサー8の下部において700μm程
度に設計されている。この間隙によってポンプとしての
性能が決定する。
【0007】ターボ分子ポンプでは主にローターを高速
で回転させること及び気体が圧縮されて温度が上昇する
ことに起因して、運転中にローターを構成する各部分が
変形を起こす。円筒部5やネジ付きスペーサー8が変形
を起こすと両者の間隙が無くなり、接触して破壊事故に
つながる事態を引き起こす。ターボ分子ポンプが適正使
用条件以上の負荷に曝された場合、過大な気体負荷によ
る風損及び気体の圧縮熱でローターに過大な応力が加わ
ったり、またベーキング等でもローターの温度が上昇し
てローターを構成する高力アルミニウム合金のクリープ
強度低下による破壊をもたらす。このような事態を防ぐ
ために、ターボ分子ポンプのユーザー側には使用温度、
吸気口圧力、気体流量等に制限が課せられている。
【0008】装置上の安全対策としては、ローターシャ
フト6の上下部分に上部保護軸受け13と下部保護軸受
け14を設け、ローターシャフト6の横揺れを規制する
と共に、ローターシャフト6下端のスラスト磁気ディス
ク9とスラスト磁気軸受け10によって、ローターシャ
フト6の上下の揺れを規制している。そのうえで、前記
使用制限を越えた場合には、運転を停止するよう排気す
る気体流量負荷に対する保護機能回路(インターロック
回路)を設けていた。従来この保護機能は、気体負荷に
より発生する回転翼4の風損がローター3を高速で回転
させるモーター15のへの入力電流値に反映され、気体
負荷が大きくなると電流値が増加することを利用して、
この電流値を監視して規定電流値(トリップ値)と比較
することで、運転状態が使用制限内にあることを確認
し、使用制限を外れる電流値となった場合にはモーター
15への入力電流を削減し、運転を停止する方法が採ら
れている。この規定電流は、最大許容ガス負荷試験によ
り窒素ガスやアルゴンガスのような数種類の気体につ
き、予めローター3の温度がクリープ寿命を許容できる
気体流量条件を測定しておき、その最大気体負荷流量で
のモーターへの入力電流を設定しておき、規定電流とし
ている。
【0009】また、ローター3の温度を検出して適正な
温度範囲で使用されているか否か監視する手段もとられ
ている。ローター3の温度を検出手段としては、輻射温
度計や回転翼4の温度膨張を検出する変位センサーを設
け、検出された変位量からローター温度を逆算するよう
に構成されたものなどが用いられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ターボ分子ポンプはポ
ンプとしての性能を確保するために、材料の剛性、熱膨
張、各部の機械加工精度や組立精度等を見込んで回転翼
と固定翼との間隙寸法が設計されている。従来のターボ
分子ポンプは高速で回転する精密機械にも係わらず、稼
働負荷の変動や温度上昇に対する設計基準が確立してお
らず、回転翼と固定翼の接触事故を起こす可能性を含ん
でいた。従来のターボ分子ポンプでは、回転翼と固定翼
の接触事故を防ぐための安全対策としては、使用条件に
制限範囲を設けることが主であり、装置上は適正使用条
件範囲を外れると運転を停止させる手段がとられている
のみであった。このためターボ分子ポンプを使用するに
当たっては、適正使用条件範囲を外れないように監視を
強化する必要があった。また、適正使用条件範囲を外れ
た場合には運転を停止することを余儀なくされていた。
このためターボ分子ポンプに接続された、例えば成膜装
置等の本来の中心設備の運転も制限され、生産能力が上
がらないといった問題があった。本発明の目的は、ター
ボ分子ポンプの運転中の環境変化を見込んだ設計基準を
明らかにするとともに、回転翼と固定翼との接触事故の
主要な原因となる温度上昇を的確に把握し、接触事故を
未然に防止する手段を備えた装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では以下の設計基準を採用した。すなわち、
回転中心であるローターシャフトと協動して回転する回
転翼と、該回転翼と間隙を設けて近接配置され、該回転
翼と協働して前記間隙に残留する気体を排気するための
固定翼と、異常時に前記ローターシャフトを保持する保
護軸受けとを有するターボ分子ポンプであって、aをベ
ーキング時における回転翼の遠心力による変形量、bを
ベーキングに伴う加熱・冷却処理時における回転翼の熱
変形量と固定翼の熱変形量との差の最大値、cをベーキ
ング時におけるローターシャフト外周と保護軸受け内周
との間隙値、dを回転翼と固定翼との間隙の製造公差
値、gを静止時の回転翼と固定翼との間隙値としたとき
に、 c<g−(a+b+c)・・・・・(1) なる関係式を満たすターボ分子ポンプとした。このよう
な設計基準を満たすターボ分子ポンプとすることによ
り、運転中の負荷上昇や温度上昇が起こっても、回転翼
と固定翼との接触事故を防ぐことが可能となる。
【0012】また、本発明のターボ分子ポンプは、回転
中心であるローターシャフトと協動して回転する回転翼
と、該回転翼と間隙を設けて近接配置され、該回転翼と
協働して前記間隙に残留する気体を排気するための固定
翼と、前記回転翼の温度を測定する第1の測温部材と、
前記固定翼の温度を測定する第2の測温部材と、前記固
定翼を加熱する加熱部材と、前記第1の測温部材により
得られた第1の測定値と、前記第2の測温部材により得
られた第2の測定値との差を検出し、該差が所定の値の
範囲以内になるように、前記加熱部材の加熱条件を制御
する加熱制御部とを有するターボ分子ポンプとした。こ
のようなターボ分子ポンプとすることにより、運転中に
回転翼の温度が上昇してもそれを検知して、回転翼と固
定翼との温度差が拡大しないように自動的に制御するの
で、適正運転条件の幅が大幅に拡大し、運転停止に至る
事態を回避することが可能となる。
【0013】さらに本発明のターボ分子ポンプは、前記
加熱制御部が、前記回転翼回転時に加熱ベーキングおよ
び該加熱ベーキングに伴う加熱・冷却処理時に該回転翼
と前記固定翼とが接触しない前記間隙を保持するように
前記加熱部材を制御することにより、前記固定翼の温度
を制御する方式とした。このようなターボ分子ポンプと
することにより、回転翼と固定翼との接触を未然に防止
し、安定した運転が可能となる利点を有する。
【0014】本発明者らはターボ分子ポンプの運転中の
トラブルについて、その原因を解明するために詳細な調
査を行った。調査したのは図1に示すスパッタ式の薄膜
製造装置に付属する、成膜室内の気体を排出ためのター
ボ分子ポンプである。図1に示すように、この成膜装置
は成膜室50の下部にゲートバルブ40を介してターボ
分子ポンプ30が接続されている。成膜装置にはこの他
に基板ホルダーや電源装置等が附属しているが図1では
これら付属設備の記載は省略した。この成膜装置では成
膜室50内の不純物を除去するために、成膜室50内を
120℃に加熱保持して、いわゆるベーキング処理を行
う。そのためターボ分子ポンプ30は成膜室50や熱伝
導により加熱された取付けフランジ部からの輻射熱によ
り、単独運転時以上に温度が上昇する。このような状況
を考慮して、ターボ分子ポンプの固定部分と回転部分の
間隙の最も小さい部分の間隙の変化を推計した。
【0015】図5に示すターボ分子ポンプ30のロータ
ー3が、常温で静止して磁気浮上している状態では、固
定部分であるネジ付きスペーサー8と回転部である円筒
部5の最下端の最小間隙は、700μmに設計されてい
る。この状態を基準としてターボ分子ポンプ30の運転
を継続した場合に、ネジ付きスペーサー8と円筒部5の
最下端の間隙700μmがどのように変化していくか
を、考えられるいくつかの要因を取り上げて考察した。 (1) 遠心力による円筒部の膨らみ 円筒部5の最下端の半径は95mmであり、常温でロー
ター3が27000rpmで正常回転すると円筒部5は
遠心力と熱膨張によって外側に370μm膨らむものと
推計される。このとき、気体が圧縮されてローター3の
温度は上昇し、固定部であるネジ付きスペーサー8の温
度は26℃となり、回転部である円筒部5の温度は58
℃となっている。その結果、ネジ付きスペーサー8と円
筒部5の最下端の間隙700μmは330μm以下まで
狭まる可能性がある。
【0016】(2) ローターシャフトの制御 ところで、ローターシャフト6は上部保護軸受13及び
下部保護軸受14に依って横振れを制御され、ローター
シャフト6が保護軸受に接触すると反撥力を受けて押し
戻され、それ以上は横ブレしないような構造に造られて
いる。この保護軸受の依るローターシャフト6のブレの
最大量は125μmに設計製作されている。ローターシ
ャフト6のブレの量は、通常は125μmよりはるかに
小さく保たれているが、ローターシャフト6が保護軸受
けに接触する際には、ローター3がアルミニウム合金で
構成されているので、釣鐘状の円筒部5の下部では弾力
により最大180μmブレることが確認された。
【0017】上記の推計結果を確認するため、ネジ付き
スペーサー8と円筒部5の下端部の間隙を実測してみ
た。測定結果を図3に示す。図3は図5に示す構造を有
するターボ分子ポンプの、固定部と回転部の下端にある
ネジ付きスペーサー8と円筒部5の間隙を拡大して示し
たものである。図において数字は間隙の寸法をmm単位
で示したものである。図中8はネジ付きスペーサーであ
り、5は円筒部である。ネジ付きスペーサー8の表面に
はネジ溝が設けてあり、微小間隔を隔てて対面する円筒
部5が高速で回転する際に、気体の粘性によって気体を
紙面の下方へ移動させることにより、排気が行われるよ
うになっている。円筒部5は図5に示すように回転翼4
の下部に釣鐘状に設けられているので、ローター3が高
速回転すると遠心力を受けて外側に膨らもうとする。膨
らむ量は紙面上部よりも下部の方が大きい。このため、
紙面上部におけるネジ付きスペーサー8と円筒部5の間
隙よりも、紙面下部におけるネジ付きスペーサー8と円
筒部5の間隙の方が大きくなるように設計制作されてい
る。ローター3が常温で静止して磁気浮上している基準
の状態では、図3に示すとおり上部(図中No.1の位
置)の間隙は0.50mm(500μm)であり、下部
(図中No.3の位置)の間隙は0.70mm(700
μm)である。ローターが常温で高速回転すると円筒部
5は外側に膨らみ、図中×印で示した曲線のラインまで
変位する。下部(図中No.3の位置)の間隙0.70
mmは0.36mm(360μm)迄狭まる。中部(図
中No.2の位置)の間隙は0.33mm(330μ
m)迄狭まる。
【0018】間隙が最も狭くなった中部(図中No.
2)の0.33mm(330μm)において、さらにロ
ーターシャフト6が保護軸受けに接触して円筒部5のブ
レが最大に達したときは、ネジ付きスペーサー8と円筒
部5の間隙330μmは150μm迄狭まることにな
る。ネジ付きスペーサー8と円筒部5が接触するのはこ
の150μmの間隙が0(零)になることである。この
150μmの間隙が0(零)になる原因がベーキング処
理に伴う円筒部5の温度上昇から来る熱膨張によるもの
と考えた。単純に円筒部5のみが熱膨張によって外側に
膨らんだとすると、常温のネジ付きスペーサー8と円筒
部5の温度差は104.5℃でなければならず、ネジ付
きスペーサー8の温度が26℃の場合には、円筒部5の
温度は130.5℃でなければならない。しかし、ベー
キング温度は120℃であるから、円筒部5の温度が1
30.5℃になることはあり得ない。それでもなお接触
事故を起こすのは何故かを考察した。
【0019】(3) 製造公差 その結果、現在の技術水準では、この程度の大きさのロ
ーターの組立時の製造公差から、ローターの芯ズレが4
0μm程度あることが判明した。これを見込むとネジ付
きスペーサー8と円筒部5の間隙の最小値は0.110
mm(110μm)となる可能性があるとの結論に達し
た。
【0020】(4) ベーキング時の温度上昇による熱
膨張の影響 ターボ分子ポンプを成膜装置に付属させて使用する場
合、不純物を除去して到達真空度を良くするために、成
膜室やターボ分子ポンプを加熱保持するベーキング処理
が必要となる。ベーキング処理を120℃で実施した場
合、ゲートバルブを開いたときの輻射熱や熱伝導により
加熱された取付けフランジ部分からの輻射熱により、ロ
ーター3も加熱されることになる。一方、ネジ付きスペ
ーサー8はケーシング1に固定されており、ケーシング
1は大気に面している。また、ケーシング1の下部や下
部保護軸受け14付近は水冷却していることから、ネジ
付きスペーサー8は温度が低く、大気温度に近い温度と
なっている。ネジ付きスペーサー8と円筒部5とが同じ
温度になり、同じ割合で外側に膨張してくれれば両者の
間隙は一定に保たれるが、外側にあるネジ付きスペーサ
ー8の温度が低く、内側にある円筒部5の温度が高いの
で、内側にある円筒部5の熱膨張が大きく、両者の間隙
が0(零)になると考えるのが妥当であるとの結論に達
した。
【0021】ローター3の温度上昇は、ローター3を構
成する高力アルミニウム合金のクリープ強度が低下しな
いように、最大に見積もっても120℃迄である。ロー
ター3を構成する高力アルミニウム合金の線膨張率を2
0℃から100℃迄を22.5×10-6、100℃から
120℃迄を24.5×10-6として計算すると、ネジ
付きスペーサー8と円筒部5との熱膨張の差が110μ
mとなるのは両者の温度差が89.℃の時である。ネジ
付きスペーサー8の温度を常温の26℃とすると、円筒
部5の温度が115℃の時に両者の間隙が0(零)にな
り、接触事故を起こすことになると推定される。
【0022】以上の検討結果から、ネジ付きスペーサー
8と円筒部5との接触事故を防ぐには、両者の温度差を
89℃以下に保つようにすれば良いことが判明した。円
筒部5はベーキングに伴う加熱・冷却を受けるから、そ
の際ネジ付きスペーサー8の温度を測定し、温度差が拡
大しないようにネジ付きスペーサー8も加熱冷却すれば
よい。ネジ付きスペーサー8の冷却はケーシング1の表
面からの放熱でも充分であるが、必要によりケーシング
1を風冷したりあるいは水冷すれば良い。ネジ付きスペ
ーサー8を加熱するには、ケーシング1の全体あるいは
ネジ付きスペーサー8の外側部分にベルトヒーターを巻
き付けたり、ネジ付きスペーサー8にベルトヒーターを
巻き付けることで実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】上記結果を式で示すと以下の通り
となる。いま、ターボ分子ポンプの運転中にネジ付きス
ペーサー8と円筒部5とが接触しないようにするには、
Aを加熱ベーキング時における円筒部5の遠心力による
変形量、Bを加熱ベーキングに伴う加熱・冷却処理時に
おける円筒部5の熱変形量とネジ付きスペーサー8の熱
変形量との差の最大値、Cを加熱ベーキング時における
ローターシャフト6の外周と保護軸受け13,14の内
周との間隙値、Dをネジ付きスペーサー8と円筒部5と
の間隙の製造公差値Gを静止時の円筒部5とネジ付きス
ペーサー8との間隙の設計値としたときに、静止時の円
筒部5とネジ付きスペーサー8との間隙値(すなわち間
隙の設計値)Gが、装置の製造組立の公差や遠心力によ
る円筒部の変形量並びに熱膨張によるネジ付きスペーサ
ーと円筒部の変形量よりも大きければ良い。この関係を
数式で示せば下記の(2)式のようになる。 A+B+C+D<G・・・・・(2)
【0024】ここで、Gはターボ分子ポンプの性能に係
わるものである、可能な限り小さくする必要がある。2
000リトル/秒クラスのターボ分子ポンプでは、Gの
値は700μm以下が望ましい。従って、(2)式にお
いて左辺の(A+B+C+D)をG(=700μm)以
下とする。左辺の(A+B+C+D)のうち、Aはロー
ター3の構成材料、寸法、回転数等によって決まる。通
常ローター3の構成材料は、軽量で剛性の高いジュラル
ミン系の高力アルミニウム合金が使用される。ローター
3寸法は例えば2000l/sクラスでは半径95mm
程度であり、回転数は27000rpm程度である。従
って円筒部5の遠心力による変形量は、計算によって推
計することができる。また、C及びDは製造加工上の問
題でありできる限り小さい方が好ましいのはいうまでも
ないが、現状程度の公差は許容せねばならない。そうす
ると(2)式の左辺で調整の余地があるのは、Bの加熱
ベーキングに伴う加熱・冷却処理時におけるネジ付きス
ペーサー8の熱変形量と円筒部5の熱変形量との差の最
大値ということになる。(2)式からこのBの値をでき
るだけ小さくすればよいことになる。
【0025】(2)式を一般的なターボ分子ポンプの適
用できるように書き直すと、下記の(3)式が得られ
る。 (a+b+c+d)<g・・・・・(3) これを変形して c<g−(a+b+d)・・・・・(1) ただし、 a;ベーキング時における回転翼の遠心力による変形
量、 b;ベーキングに伴う加熱・冷却処理時における回転翼
の熱変形量と固定翼の熱変形量との差の最大値、 c;ベーキング時におけるローターシャフト外周と保護
軸受け内周との間隙値、 d;回転翼と固定翼との間隙の製造公差値、 g;静止時の回転翼と固定翼との間隙値、 である。
【0026】前記(2)式のBの値をできるだけ小さく
するには、ネジ付きスペーサー8と円筒部5との温度差
を小さくして、両者がなるべく同じ程度の熱膨張をする
ようにすれば良い。すなわち、ベーキングに伴う加熱・
冷却処理時における円筒部5の熱変形量とネジ付きスペ
ーサー8の熱変形量との差を小さくするには、円筒部5
とネジ付きスペーサー8との温度差を小さくする手段が
考えられる。本発明者らはターボ分子ポンプの中心部に
ある円筒部5の温度は運転に伴って上昇するのであるか
ら、ネジ付きスペーサー8の温度も上昇させれば良いと
考えた。図2に本発明のターボ分子ポンプの内部構造を
説明する断面図の一例を示した。ネジ付きスペーサー8
の温度を上昇させる手段として、図2に示すようにケー
シング1の外側にベルトヒーター25を巻き付ける方
法、または、ネジ付きスペーサー8の外側のケーシング
1の下部にのみベルトヒーター26を巻き付ける方法、
あるいはまたネジ付きスペーサー8の裏側にベルトヒー
ター27を巻き付ける方法が採用できる。もちろんこれ
ら25,26,27のベルトヒーターの二つ以上を併用
しても構わない。円筒部5はベーキングに伴う加熱・冷
却を受けるから、その際円筒部5及びネジ付きスペーサ
ー8の温度を測定し、両者の温度差が拡大しないように
ネジ付きスペーサー8も加熱・冷却すればよい。ネジ付
きスペーサー8の冷却はケーシング1の表面からの放熱
でも充分であるが、必要によりケーシング1を風冷した
りあるいは水冷すれば良い。そして両者の温度差を89
℃以下に保つようにすれば良い。
【0027】円筒部5の温度を測定する第1の測温部材
としては、円筒部5が高速回転するので非接触型の温度
計を使用して測温する。非接触型の温度計としては赤外
線カメラや放射温度計等が利用できる。これらの非接触
型の温度計を使用する場合には、円筒部5を構成する材
料の熱放射率や排気する気体の熱輻射率等の影響を予め
補正しておく必要がある。高速回転する円筒部5の温度
を非接触で測温する別の手段としては、円筒部5の熱膨
張を検出する変位センサーを使用する方法も利用でき
る。この方法は検出された変位量から円筒部5の温度を
演算するようにしたものである。円筒部5の変位量は熱
膨張に依るものと、遠心力に依るものとがあるので両者
を分離して検出するためには計算がやや複雑となる。検
出された円筒部5の変位量を用いて、前記(2)式を満
足するような監視回路を構成することも可能である。一
方、ネジ付きスペーサー8の温度を測定する第2の測温
部材としては、ネジ付きスペーサー8が固定であること
から裏側に熱電対を埋め込むことで測温可能である。も
ちろん赤外線カメラや放射温度計等の非接触型の温度計
を使用することもできる。いずれの場合にも、測定温度
を電気的信号として取り出せるものとするのが、以降の
制御手段を使用する上で好都合である。
【0028】本発明では上記の如く第1の測温部材及び
第2の測温部材に依って得られた温度データーを演算装
置に取り込んで両者の温度差を算出し、両者の温度差を
89℃以下に保つように、演算装置に組み込んだ出力回
路から信号を発して、ネジ付きスペーサー8部に取り付
けたベルトヒーターの負荷を調節するような加熱制御手
段を採用した。この温度制御系の加熱制御手段のブロッ
クダイヤグラムを図4に示す。図4に示すように第1の
測温部材で得られたネジ付きスペーサー8の温度(第1
測定値:T1)に基づく信号S1と、第2の測温部材で
得られた円筒部5の温度(第2測定値:T2)に基づく
信号S2とをコンバレーターに取り込み、コンバレータ
ーでネジ付きスペーサー8と円筒部5の温度差(△T)
を算出し、この温度差(△T)に基づく信号S3をコン
バレーターから制御装置に取り込む。制御装置で温度差
(△T)の許容値を記録したテーブルから、温度差(△
T)の許容値に基づく信号S4と温度差(△T)に基づ
く信号S3とを比較して、S3>S4となった場合には
ネジ付きスペーサー8を加熱するためのベルトヒーター
の加熱用電源をオンにする信号を発して加熱用電力を印
加して、温度差(△T)を許容値である89℃以下に保
つように制御する。さらに、温度差(△T)が許容値を
越えて制御不能となった場合には、装置の破壊を未然に
防ぐために、念のため運転を停止する保護回路(インタ
ーロック回路)を組み込めばよい。
【0029】
【実施例】以下に実施例を示す。図1に示すスパッタ成
膜装置において、成膜操作に先立って成膜室50にゲー
トバルブ40を介して接続されたターボ分子ポンプ30
を使用して、成膜室50内を排気し、成膜室50内を1
20℃に8時間保持してベーキング処理を行った。図2
にターボ分子ポンプ30の内部構造を断面図を用いて示
した。ターボ分子ポンプ30は2000l/sの公称排
気能力を持ち、高力アルミニウム合金製でローター3下
部の釣鐘状の円筒部5の半径は95mmである。ターボ
分子ポンプ30内の円筒部5の温度を測定するための第
1の測温部材として、円筒部5の内側に円筒部5に対向
させて放射温度計23を設置した。また、ネジ付きスペ
ーサー8のケーシング1側から熱電対24を挿入し、ネ
ジ付きスペーサー8の温度を測定するための第2の測温
部材とした。このようにして設置した第1の測温部材と
第2の測温部材からの出力信号を取り出すため、各信号
線をコンバレーター(図示省略)に接続した。コンバレ
ーターには第1の測温部材と第2の測温部材からの出力
信号から両者の温度差を算出するプログラムを組み込
み、その演算結果の信号を加熱制御装置(図示省略)に
送り込むように接続した。加熱制御装置には温度差の許
容値として70℃〜80℃を設定した。一方、ネジ付き
スペーサー8を加熱するために、ネジ付きスペーサー8
のケーシング1側にベルトヒーター27を取り付けた。
ベルトヒーター27の電源は、加熱制御装置によってオ
ン・オフ制御するようにした。上記の装置において、ベ
ーキング処理をしながらターボ分子ポンプ30を運転
し、成膜室50内のガスを排気した。
【0030】成膜室50内を120℃に保ちながら排気
している間、円筒部5の温度を示す第1の測温部材の指
示値は102℃でほぼ一定であった。ベーキング処理を
継続中にネジ付きスペーサー8の温度を示す第2の測温
部材の指示値が22℃になるとベルトヒーター27の電
源がオン状態になり、第2の測温部材の指示値が32℃
になるとベルトヒーター27の電源がオフ状態となるオ
ン・オフ制御を続けていた。この間ターボ分子ポンプの
運転は極めて円滑であった。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ターボ分子ポンプの材
質、各部寸法並びに運転条件を決定すれば、ターボ分子
ポンプの遠心力による変形量と熱膨張による変形量を予
め推計することが可能となり、固定部分と回転部分との
接触を防止することが可能となる。また本発明によれ
ば、運転中に自動的に固定部分と回転部分との熱膨張に
よる変形量を僅差に納めることが可能となるので、固定
部分と回転部分との接触を防止することが可能となる。
上記のとおり本発明によれば、ベーキング処理時にポン
プの温度が上昇し、しかもローターシャフトが保護軸受
けに接触する事態となっても、固定部分と回転部分との
接触を防止し、ポンプの破損を回避して運転を継続でき
るので、甚大な被害の発生を回避することができるの
で、経済的効果は絶大なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 成膜装置の構成の概略を示す図である。
【図2】 本発明のターボ分子ポンプの内部構造を示す
断面図である。
【図3】 円筒部とネジ付きスペーサーとの間隙の変化
を測定した図である。
【図4】 温度制御系のブロックダイヤグラムを示す図
である。
【図5】 従来のターボ分子ポンプの内部構造を示す図
である。
【符号の説明】
1・・・・・ケーシング、2・・・・・ローター室、3・・・・・ロー
ター、4・・・・・回転翼、5・・・・・円筒部、6・・・・・ロータ
ーシャフト、7・・・・・固定翼、8・・・・・ネジ付きスペーサ
ー、9・・・・・スラスト磁気ディスク、10・・・・・スラスト
磁気軸受け、11・・・・・上部磁気軸受け、12・・・・・下部
磁気軸受け、13・・・・・上部保護軸受け、14・・・・・下部
保護軸受け、15・・・・・モーター、16・・・・・吸気口、1
7・・・・・排気口、23・・・・・放射温度計、24・・・・・熱電
対、25,26,27・・・・・ベルトヒーター、30・・・・・
ターボ分子ポンプ、40・・・・・ゲートバルブ、50・・・・・
成膜室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (74)上記2名の代理人 100064908 弁理士 志賀 正武 (外6名) (72)発明者 佐々木 真 宮城県仙台市泉区明通三丁目31番地 株式 会社フロンテック内 (72)発明者 笠間 泰彦 宮城県仙台市泉区明通三丁目31番地 株式 会社フロンテック内 (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ケ袋2−1−17− 301 (72)発明者 木下 裕一 千葉県習志野市屋敷四丁目3番1号 セイ コー精機株式会社内 Fターム(参考) 3H022 AA01 AA03 BA02 BA06 CA01 CA04 CA11 CA12 CA18 CA48 CA56 CA59 DA01 DA08 DA09 3H031 DA01 DA02 DA07 EA01 EA08 EA09 EA12 EA15 FA01 FA04 FA11 FA13 FA35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中心であるローターシャフトと協動
    して回転する回転翼と、該回転翼と間隙を設けて近接配
    置され、該回転翼と協働して前記間隙に残留する気体を
    排気するための固定翼と、異常時に前記ローターシャフ
    トを保持する保護軸受けとを有するターボ分子ポンプで
    あって、下記(1)式の関係を満たすことを特徴とする
    ターボ分子ポンプ。 c<g−(a+b+d)・・・・・(1) ただし、 a;ベーキング時における回転翼の遠心力による変形量 b;ベーキングに伴う加熱・冷却処理時における回転翼
    の熱変形量と固定翼の熱変形量との差の最大値 c;ベーキング時におけるローターシャフト外周と保護
    軸受け内周との間隙値 d;回転翼と固定翼との間隙の製造公差値 g;静止時の回転翼と固定翼との間隙値 とする。
  2. 【請求項2】 回転中心であるローターシャフトと協動
    して回転する回転翼と、該回転翼と間隙を設けて近接配
    置され、該回転翼と協働して前記間隙に残留する気体を
    排気するための固定翼と、前記回転翼の温度を測定する
    第1の測温部材と、前記固定翼の温度を測定する第2の
    測温部材と、前記固定翼を加熱する加熱部材及び前記第
    1の測温部材により得られた第1の測定値と、前記第2
    の測温部材により得られた第2の測定値との差を検出
    し、該差を所定の値の範囲内になるように、前記加熱部
    材の加熱条件を制御する加熱制御手段とを有することを
    特徴とするターボ分子ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記加熱制御手段が、ベーキングに伴う
    加熱・冷却処理によって前記回転翼と前記固定翼との間
    隙を保持し、両者が接触しないように前記固定翼の温度
    を調節するように前記加熱部材を制御するものであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のターボ分子ポンプ。
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