JP2001318738A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2001318738A
JP2001318738A JP2000139170A JP2000139170A JP2001318738A JP 2001318738 A JP2001318738 A JP 2001318738A JP 2000139170 A JP2000139170 A JP 2000139170A JP 2000139170 A JP2000139170 A JP 2000139170A JP 2001318738 A JP2001318738 A JP 2001318738A
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heat
housing
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cooling fan
unit
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JP2000139170A
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English (en)
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Ryoji Amamiya
亮治 雨宮
Mitsukuni Sano
充邦 佐野
Fumiyoshi Hayashi
文祥 林
Shinichiro Matsuyama
伸一郎 松山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】放熱手段の変更に柔軟に対応し得る電子機器を
得る。 【解決手段】電子機器の本体内部の熱源が発生した熱
を、本体の筐体2A外部に放出する放熱手段40と、筐
体2Aに設けられた開口部に嵌め込まれ、当該筐体2A
と一体となって本体の外壁を形成すると共に、放熱手段
40を保持する蓋30とを設けた。放熱手段が変更され
た場合でも、蓋の形状を変更するだけで、筺体の形状を
変更することなく放熱手段の変更に容易に対応すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器に関し、例
えばノートブック型パーソナルコンピュータに適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来パーソナルコンピュータにおいて
は、その筐体内部のCPU(Central Processing Unit
)が動作することに伴って熱を発生し、当該CPUの
内部温度が所定の動作限界温度以上に上昇した場合、誤
作動あるいは熱破壊等の不具合を生じる。このため一般
にパーソナルコンピュータにおいては、CPUが発生す
る熱を吸熱し、筐体の外部に放出する放熱ユニットをそ
の内部に備えている。
【0003】この放熱ユニットは、例えばアルミニウム
等の熱伝導率の高い材質でなる吸熱板をCPUの外装表
面に密着するようにして設置し、当該吸熱板を介してC
PUが発生した熱を熱伝導によって吸熱し、当該吸熱板
に設けられた放熱フィンに伝熱する。
【0004】そして放熱ユニットは、冷却ファンによっ
てパーソナルコンピュータの外部から外気を吸入し、当
該吸入した外気を冷却空気として放熱フィンに送風する
ことにより当該放熱フィンを冷却すると共に、その冷却
空気をパーソナルコンピュータの外部に排出する。
【0005】かくして放熱ユニットにおいては、CPU
が発生した熱を放熱フィンに伝熱し、当該放熱フィンを
冷却ファンから送風される冷却空気によって冷却するこ
とによりCPUを冷却するようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
パーソナルコンピュータにおいては、電子技術の著しい
進歩に伴ってCPUの処理能力が年々向上しており、こ
れに応じてCPUの発熱量も増大している。
【0007】このようにCPUの発熱量が増大すると、
これに伴って放熱ユニットの冷却能力を向上する必要が
ある。この冷却能力の向上方法としては、例えば冷却フ
ァンを大型化して冷却空気の送風量を増大したり、放熱
フィンを大型化することが考えられる。
【0008】ところがこのように冷却ファンや放熱フィ
ンを大型化して放熱ユニットの冷却能力を向上した場
合、これに伴って放熱ユニットの外形や、当該放熱ユニ
ットを筐体に螺止するためのネジ孔の位置等が変化す
る。このため、パーソナルコンピュータにおいては、筐
体側のネジ孔位置を変更しなればならず、CPUの発熱
量の増大に柔軟に対応し得ないという問題があった。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、放熱手段の変更に柔軟に対応し得る電子機器を提案
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、電子機器の外壁を構成する筐体
と、筐体の内部に設けられ、所定の熱源から発生した熱
を当該筐体の外部に放出する放熱手段と、筐体に設けら
れた開口部に着脱自在に嵌め込まれ、当該筐体と一体化
されて電子機器の外壁を形成すると共に、放熱手段を保
持する蓋とを設けた。
【0011】筐体に設けられた開口部に嵌め込まれ、当
該筐体と一体となって電子機器の外壁を形成する蓋によ
って、放熱手段を保持するようにしたことにより、放熱
手段が変更された場合でも、蓋の形状を変更するだけ
で、筐体の形状を変更することなく放熱手段の変更に対
応することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について本発明の一実施
の形態を詳述する。
【0013】図1において、1は全体として本発明を適
用したノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、
これをノートパソコンと呼ぶ)を示し、本体2と当該本
体2に対して開閉自在に取り付けられた表示部3とによ
って構成されている。
【0014】本体2には、その上面に各種文字や記号及
び数字等を入力するための複数の操作キー4、マウスカ
ーソルの移動に用いられるタッチパッド5、通常のマウ
スにおける左ボタン及び右ボタンに相当する左クリック
ボタン5A及び右クリックボタン5B、スライド式の電
源スイッチ6、LED(Light Emitting Diode)でなる
複数の表示ランプ7、及び後述するメモリスティックス
ロットに対するメモリスティック(ソニー株式会社、商
標)の挿入状態を確認するための確認窓8が設けられて
いる。また本体2の前側面には、左スピーカ9A及び右
スピーカ9Bが設けられている。
【0015】表示部3には、その正面に、TFT−LC
D(Thin Film Transistor-Liquid Cryctal Display) で
なる液晶表示パネルを用いた液晶ディスプレイ10が設
けられると共に、当該液晶ディスプレイ10の右側上端
近傍にマイクロフォン11が設けられ、当該マイクロフ
ォン11を介して集音し得るようになされている。
【0016】また表示部3の正面における上端中央部に
はツメ12が設けられていると共に、当該ツメ12と対
応する本体2の所定位置には孔部13が設けられてお
り、表示部3を本体2に閉塞した状態でツメ12が孔部
13に嵌合されてロックされる。
【0017】これに加えて表示部3の上側面にはスライ
ドレバー14が設けられており、当該スライドレバー1
4をスライドさせることにより、孔部13に嵌合された
ツメ12のロックを解除して表示部3を本体2に対して
展開し得るようになされている。
【0018】また本体2の右側面には、ヘッドフォン端
子15、マイクロフォン用入力端子16、ダイヤルの回
転操作及び押圧操作によって所定の処理を実行するため
の命令を入力し得るジョグダイヤル17、PCMCIA
(Personal Computer MemoryCard International Associ
ation) 規格のPC(Personal Computer) カードに対応
したPCカードスロット18及びそのエジェクトボタン
18A、4ピン対応のIEEE(Institute of Electric
al and Electronics Engineers) 1394端子19、及
びモジュラージャック用のモデム端子20が設けられて
いる。
【0019】一方、図2に示すように本体2の左側面に
は、メモリスティックに対応したメモリスティックスロ
ット21及びそのエジェクトボタン21A、USB(Uni
versal Serial Bus)端子22、外部ディスプレイ用コネ
クタ23、放熱のために用いられる排気孔24及び外部
電源コネクタ25が設けられている。
【0020】本体2の底面には、バッテリパック26が
当該本体2に対して着脱自在に取り付けられると共に、
当該バッテリパック26を取り外すためのスライド式取
り外しレバー27及び28が設けられている。
【0021】ここでバッテリパック26は、略円筒形の
バッテリユニット26A及び26Bが互いに平行に接続
されて一体化され、当該バッテリパック26を本体2に
取り付けた状態において、一方のバッテリユニット26
Aが本体2の底面から約5[mm]ほど突出するようになさ
れている。また、本体2の底面におけるバッテリユニッ
ト26Aの右端部及び左端部の近傍には、それぞれ当該
バッテリユニット26Aの突出部分と同一の断面形状の
足部29が、当該バッテリユニット26Aと同様に本体
2の底面に対して突出した状態で設けられている。
【0022】また、本体2の底面左側には、バッテリパ
ック26に沿って長方形の開口部2Bが設けられてい
る。開口部2Bには、当該開口部2Bの輪郭とほぼ同一
形状の外形を有する放熱ユニット蓋30が嵌め込まれて
取り付けられており、放熱ユニット蓋30が本体2の筐
体2Aと一体化されて当該本体2の外壁を構成してい
る。
【0023】また放熱ユニット蓋30には、後述する放
熱ユニットが冷却空気を吸気するための吸気孔31が設
けられている。
【0024】ここで本体2においては、バッテリユニッ
ト26A及び足部29が当該本体2の底面から突出した
状態で設けられているため、ノートパソコン1を例えば
机の上で使用する場合、当該机の上面に対して本体2の
底面が傾斜した状態で載置され、このため吸気孔31が
机の上面に対して密着せず、これによりノートパソコン
1を机の上で使用する場合においても吸気孔31から冷
却空気を確実に吸気し得るようになされている。
【0025】一方本体2の内部には、図3に示すよう
に、その手前側左端部にメモリスティックスロット21
が設けられていると共に、その手前側右端部にハードデ
ィスクドライブ33が設けられている。なお、メモリス
ティックスロット21及びハードディスクドライブ33
は、それぞれ本体2の筐体2Aに直接取り付けられてい
る。
【0026】また本体2の内部には、CPU(Central
Processing Unit )、ビデオコントローラ、RAM(Ra
ndam Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等
を実装した回路基板34が設けられていると共に、当該
回路基板34の右上端部にPCカードスロット18が設
けられている。
【0027】ここで回路基板34においては、メモリス
ティックスロット21及びハードディスクドライブ33
が配置された領域を切り欠いた形状を有しており、この
ためメモリスティックスロット21及びハードディスク
ドライブ33と、回路基板34とが重ならないようにな
され、これにより本体2の厚み方向の寸法を削減してノ
ートパソコン1を薄型化し得るようになされている。
【0028】さらに本体2の内部には、CPUが発生し
た熱をノートパソコン1の外部に放出するための放熱ユ
ニット40が設けられている。
【0029】図4に示すように放熱ユニット40におい
ては、吸熱板41、3本のヒートパイプ42、放熱板4
3、及び冷却ファン44で構成されてる。
【0030】吸熱板41は、例えばアルミニウム等の熱
伝導率の高い金属平板でなり、当該吸熱板41の厚み方
向に対して直角に穿孔された平行な3本の取付孔に、そ
れぞれヒートパイプ42の一端が挿通されている。
【0031】ヒートパイプ42は、銅線を細かく編んで
形成された金属網(以下、これをウィックと呼ぶ)を、
両端を閉塞された銅製のパイプの内壁に被着して構成さ
れ、当該ヒートパイプ42の内部が所定圧に減圧されて
いると共に、所定量の純水が封入されている。
【0032】このヒートパイプ42においては、その一
方の端部が加熱されると、これにより当該加熱された側
の端部近傍のウィックに浸透していた純水が蒸発し、こ
のときの気化熱によって当該加熱された側の端部から吸
熱を行う。そしてヒートパイプ42においては、蒸発し
た純水が加熱されていない側の端部で冷却されて凝結
し、このとき発生する凝結熱をヒートパイプ42の外部
に放出する。凝結した純水は再度ウィックに浸透し、毛
細管現象によって、加熱された側の端部に還流する。か
くしてヒートパイプ42はその一端で熱を吸収し、当該
吸収した熱を他端で放出するようになされている。
【0033】また、ヒートパイプ42は、その他端が複
数の放熱フィンを有する放熱板43に挿通されている。
【0034】吸熱板41は、その底面がCPU50の上
面に密着した状態で、4本の固定ネジ45によって回路
基板34に螺止される。また放熱板43は、固定ネジ4
5によって筐体2Aに設けられた取付部2Cに螺止さ
れ、これにより放熱板43は取付部2C及び3本のヒー
トパイプ42によって支持される。
【0035】放熱板43には、ヒートパイプ42の挿通
方向と直交するように複数の放熱フィンが所定間隔で設
けられており、このような取付状態において、当該放熱
フィンの長手方向の一端と対向するように排気孔24が
配置される。
【0036】また、放熱板43における放熱フィンの長
手方向の他端には冷却ファン44が配置されている。
【0037】この冷却ファン44は、その内部に取り付
けられたファン44A(破線で示す)が放熱ユニット蓋
30に設けられた吸気孔31に対向した状態で、当該放
熱ユニット蓋30に設けられた2つの取付部30Aに対
して2本の固定ネジ45によって螺止される。
【0038】ちなみに回路基板34においては、放熱板
43及び冷却ファン44が配置された領域を切り欠いた
形状を有しており、これにより放熱板43及び冷却ファ
ン44が筐体2A及び放熱ユニット蓋30に直接配置し
得るようになされている。
【0039】実際上、放熱ユニット40においては、C
PU50が発生した熱を吸熱板41で吸熱し、ヒートパ
イプ42を介して放熱板43に伝熱する。
【0040】一方冷却ファン44は、電源ユニット(図
示せず)から供給される電源によってファン44Aを回
転駆動し、これにより吸気孔31を介して本体2の外部
から外気を冷却空気として吸入し、当該吸入した冷却空
気を放熱板43に送風することにより放熱板43を冷却
する。なお、放熱板43を冷却した冷却空気は、排気孔
24を介して本体2の外部に排出される。
【0041】かくして放熱ユニット40においては、C
PU50が発生した熱を放熱板43に伝熱することによ
りCPU50を冷却すると共に、当該放熱板43を冷却
ファン44から送風される冷却空気によって冷却する。
【0042】ちなみにこのノートパソコン1において
は、CPU50に直接接触する吸熱板41のみを回路基
板34上に配置すると共に、比較的その厚み方向の寸法
が大きい放熱板43及び冷却ファン44を筐体2A及び
当該筐体2Aと一体に設けられた放熱ユニット蓋30A
に直接取り付けるようにしたことにより、本体2の厚み
方向の寸法を削減してノートパソコン1全体を一段と薄
型化し得るようになされている。
【0043】ここで、一般にパーソナルコンピュータに
おいては、電子技術の進歩に従ってそのCPUの処理能
力が年々向上している。そしてこの処理能力向上に伴っ
てCPUの発熱量も増大し、これに応じて、冷却ファン
を大型化して冷却空気の送風量を増大したり、放熱板を
大型化して放熱フィンの表面積を増大し、放熱ユニット
の冷却能力を向上する必要がある。
【0044】ところがこのように放熱ユニットの冷却能
力を向上した場合、放熱ユニットの形状が変化して当該
放熱ユニットを螺止するためのネジ孔の位置等が変化
し、このためパーソナルコンピュータの筐体における放
熱ユニットの取付部形状を変更しなければならず、ま
た、冷却空気の送風量の増大に応じて吸気孔の面積を増
加しなければならないという問題がある。
【0045】これに対して本発明によるノートパソコン
1においては、本体2の筐体2Aと一体となって当該本
体2の外壁を構成する放熱ユニット蓋30を設け、当該
放熱ユニット蓋30に設けられた取付部30Aに放熱ユ
ニット40の一部である冷却ファン44を取り付けるよ
うにしたことにより、例えば図5に示す放熱ユニット5
1のように、大型のファン52A及び放熱フィン52B
を一体化したより冷却能力の高い大型の冷却ファン52
を用いる場合においても、当該冷却ファン52に応じて
放熱ユニット蓋30における取付部30Aの位置や吸気
孔31の面積を変更すれば、筐体2Aの形状を変更する
ことなく、冷却ファン52の大型化に対応することがで
きる。
【0046】また、CPUの省電力化によって当該CP
Uの発熱量が減少した場合、これに応じて冷却ファンを
小型化したり、あるいは冷却ファンを廃止して自然通風
による放熱を行うようにすることも考えられるが、この
場合でも、本発明によるノートパソコン1においては、
放熱ユニット蓋30の形状のみを変更するだけで、筐体
2Aの形状を変更することなく対応することができる。
【0047】以上の構成において、このノートパソコン
1では、本体2の筐体2Aに設けられた開口部2Bに、
当該筐体2Aと一体となって当該本体2の外壁を構成す
る放熱ユニット蓋30をはめ込んで取り付けるようにし
た。
【0048】そしてノートパソコン1では、この放熱ユ
ニット蓋30に、CPU50が発生した熱を当該ノート
パソコン1の外部に放出するための冷却ファン44を取
り付けると共に、当該冷却ファン44が外気を吸入する
ための吸気孔31を設けた。
【0049】従ってこのノートパソコン1では、CPU
50の処理速度が向上してその発熱量が増大し、これに
応じてより大型な冷却ファンを用いるようになった場合
においても、当該大型な冷却ファンに応じて、放熱ユニ
ット蓋30における取付部30Aの位置や吸気孔31の
面積を変更するだけで、筐体2Aの形状を変更すること
なく冷却ファンの大型化に対応することができる。
【0050】ところで、本発明のような放熱ユニット蓋
30を持たないノートパソコンに冷却ファンを内蔵する
場合、まず冷却ファンを当該冷却ファンの形状に応じた
サブシャーシに取り付け、さらに当該サブシャーシをノ
ートパソコン本体の筐体に取り付けるようにすれば、こ
のサブシャーシの形状を変更するだけで、本発明のノー
トパソコン1と同様に容易に冷却ファンの大型化に対応
することができると考えられる。
【0051】ところがこのサブシャーシを用いた冷却フ
ァンの取り付け方法の場合、冷却ファンと筐体との間に
サブシャーシが介在するため、ノートパソコン本体の厚
さ方向の寸法が増大してしまう。
【0052】これに対して本発明のノートパソコン1で
は、筐体2Aの開口部2Bに嵌め込まれ当該筐体2Aと
一体となって本体2の外壁を構成する放熱ユニット蓋3
0に冷却ファン44を直接取り付けるようにしたことに
より、本体2の厚さ方向の寸法の増大を回避しつつ、冷
却ファン44の大型化に容易に対応することができる。
【0053】以上の構成によれば、本体2の筐体2Aに
設けられた開口部2Bに、当該筐体2Aと一体となって
当該本体2の外壁を構成する放熱ユニット蓋30を嵌め
込んで取り付け、この放熱ユニット蓋30に、CPU5
0が発生した熱を当該ノートパソコン1の外部に放出す
るための冷却ファン44を取り付けると共に、当該冷却
ファン44が外気を吸入するための吸気孔31を設けた
ことにより、CPU50の処理速度が向上してその発熱
量が増大し、これに応じてより大型な冷却ファンを用い
るようになった場合においても、当該大型な冷却ファン
に応じて放熱ユニット蓋30における取付部30Aの位
置や吸気孔31の面積を変更するだけで、筐体2Aの形
状を変更することなく冷却ファンの大型化に容易に対応
することができる。
【0054】なお上述の実施の形態においては、放熱ユ
ニット蓋30に冷却ファン44のみを取り付けるように
したが、本発明はこれに限らず、放熱板43やヒートパ
イプ42等、放熱ユニット40の各構成部分を放熱ユニ
ット蓋30に取り付けるようにしても良い。
【0055】また上述の実施の形態においては、本体2
の底面左側に開口部2Bを設け、当該開口部2Bに放熱
ユニット蓋30を嵌め込むようにしたが、本発明はこれ
に限らず、本体2の内部配置に応じて他の様々な場所に
開口部2Bを設けるようにしても良い。
【0056】また上述の実施の形態においては、放熱ユ
ニット蓋30に吸気孔31を設けると共に筐体2Aに排
気孔24を設けるようにしたが、本発明はこれに限ら
ず、放熱ユニット蓋30に排気孔を設けるとともに筐体
2Aに吸気孔を設けるようにしても良い。
【0057】さらに上述の実施の形態においては、ノー
トパソコン1のCPUを冷却するための放熱ユニットに
本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、例えばノートパソコン1のビデオコントロー
ラや、メモリや内部バスの制御を行うチップセット等、
熱源となる他の種々の電子部品を冷却するための放熱ユ
ニットに適用しても良い。
【0058】さらに上述の実施の形態においては、ノー
トブック型パーソナルコンピュータ1に本発明を適用し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ばデスクトップ型パーソナルコンピュータやPDA(Pe
rsonal Data Assistant )、あるいはディジタル衛星放
送を受信するためのIRD(Integrated Receiver Deco
rder)等、他の種々の電子機器に適用しても良い。
【0059】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電子機器
の外壁を構成する筐体と、筐体の内部に設けられ、所定
の熱源から発生した熱を当該筐体の外部に放出する放熱
手段と、筐体に設けられた開口部に着脱自在に嵌め込ま
れ、当該筐体と一体化されて電子機器の外壁を形成する
と共に、上記放熱手段を保持する蓋とを設けたことによ
り、放熱手段が変更された場合でも、蓋の形状を変更す
るだけで、筐体の形状を変更することなく放熱手段の変
更に容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるノートパソコンの全体構成の一実
施の形態を示す略線的斜視図である。
【図2】ノートパソコンの左側面及び下面の構成を示す
略線的斜視図である。
【図3】ノートパソコン本体の内部構成を示す略線的斜
視図である。
【図4】放熱ユニットの構成を示す略線的斜視図であ
る。
【図5】他の放熱ユニットの構成を示す略線的斜視図で
ある。
【符号の説明】
1……ノートパソコン、2……本体、3……表示部、4
……操作キー、5……タッチパッド、10……液晶ディ
スプレイ、24……排気孔、26……バッテリパック、
29……足部、30……放熱ユニット蓋、31……吸気
孔、34……回路基板、40、51……放熱ユニット、
41……吸熱板、42……ヒートパイプ、43……放熱
板、44、52……冷却ファン、50……CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 文祥 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 松山 伸一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA01 AB01 BA01 BB10 DB08 EA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器の外壁を構成する筐体と、 上記筐体の内部に設けられ、所定の熱源から発生した熱
    を当該筐体の外部に放出する放熱手段と、 上記筐体に設けられた開口部に着脱自在に嵌め込まれ、
    当該筐体と一体化されて上記電子機器の外壁を形成する
    と共に、上記放熱手段を保持する蓋とを具えることを特
    徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】上記蓋は、上記放熱手段が上記熱源から発
    生した熱を上記筐体の外部に放出するための冷却空気を
    吸入する吸気孔を有することを特徴とする請求項1に記
    載の電子機器。
  3. 【請求項3】上記蓋は、上記放熱手段が上記熱源から発
    生した熱を上記筐体の外部に放出するための冷却空気を
    排出する排気孔を有することを特徴とする請求項1に記
    載の電子機器。
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