JP2001310814A - Ptpシート抱き合わせ搬送装置 - Google Patents

Ptpシート抱き合わせ搬送装置

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JP2001310814A
JP2001310814A JP2000129864A JP2000129864A JP2001310814A JP 2001310814 A JP2001310814 A JP 2001310814A JP 2000129864 A JP2000129864 A JP 2000129864A JP 2000129864 A JP2000129864 A JP 2000129864A JP 2001310814 A JP2001310814 A JP 2001310814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のPTPシートを、ポケット部が互いに向
き合うよう所定の位置状態で重ね合わせて搬送する際
に、位置ずれを起こしにくいPTPシート抱き合わせ搬
送装置を提供する。 【解決手段】抱き合わせ搬送装置11は、ポケット部を
備えたPTPシート1を搬送するとともに、1枚又は複
数枚おきに上下面の反転を伴うようにして搬送可能な反
転装置12と、反転装置12にて搬送されてくる複数の
PTPシート1のうち、少なくとも2枚に関し互いにポ
ケット部が向き合い、かつ、所定の相対位置関係を維持
した抱き合わせ状態にて次工程へ搬送可能な位置調整搬
送装置13とを備える。位置調整搬送装置13は、ホル
ダ手段33と、セット手段34と、所定の抱き合わせ状
態のまま次工程へと送るためのチャック送り手段35と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブリスタ包装シー
ト(以下、「PTPシート」という)に係り、特に、複
数のPTPシートを、ポケット部が互いに向き合い、か
つ、所定の相対位置関係を維持した状態で次のパッケー
ジング装置等へ搬送するためのPTPシート抱き合わせ
搬送装置を含む技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、PTPシート1は、図12に示
すように、錠剤等が収容される複数のポケット部2を備
えており、各ポケット部2単位のシート小片3に切り離
すことができるように縦スリット4及び横スリット5が
形成されている。また、PTPシート1の端部にはロッ
トナンバー等の識別情報が刻印されたタグ部6が付設さ
れている。
【0003】かかるPTPシート1は、ポケット部2が
形成された長尺状のフィルムを移送させつつポケット部
2に錠剤を投入する工程、アルミニウム等よりなるカバ
ーフィルムを貼着する工程、スリット4,5を形成する
工程、PTPシート1単位に打ち抜く工程等を経て製造
される。そして、上記工程を経て連続的に送られてきた
複数のPTPシート1は、例えばパッケージング工程
(封止や箱詰等を含む)等へと供される。
【0004】前記パッケージングが行われる前段階にお
いて、複数段に積載されたPTPシート1の総合容積を
最小限に抑えるために「抱き合わせ工程」を経る。すな
わち、図13〜図15に示すように、上下一対のPTP
シート1を、ポケット部2が互いに向き合うように重ね
合わせるとともに、上下のポケット部2がぶつかり合わ
ないように所定量だけ相互に位置をずらした状態で抱き
合わせる工程を経る。そして、このように抱き合わされ
た上下一対のPTPシート1が所定組(例えば5組)積
み上げられた状態で、次のパッケージング工程へと供さ
れるのである。上述した抱き合わせ工程においては、次
に記すような抱き合わせ搬送装置が用いられる。
【0005】抱き合わせ搬送装置は、例えば反転装置
と、位置調整搬送装置とを備えている。反転装置は、順
次一定の方向に向けられて(例えばポケット部2が下を
向いた状態で)搬送されてくるPTPシート1を、
(1)上下面を反転させて送ること、(2)上下面を反
転させることなく、かつ、向きを転回させて送ること、
の上記(1),(2)を交互に(1枚おきに)行って次
の工程へと導く装置である。また、位置調整装置搬送
は、前記反転装置から送られてくるPTPシート1を上
下2枚抱き合わせた状態で配置し、相互の位置を相対的
にずらしながら図示しないコンベアで送る装置である
(例えば特開平2−282031号公報等参照)。この
位置調整装置においては、コンベアに設けられた爪によ
って相互に位置がずらされ、その後、両者が重ね合わさ
れた状態で別途のコンベアに設けられた別の爪によって
送られる。かかる別の爪は、相互に位置がずらされた状
態で重ね合わされたPTPシート1のうち、上下いずれ
か一方(例えば上側のPTPシート)を押す。このと
き、上下のポケット部2同士が互いに係合していること
から、一方が押されれば他方もそれに追従して送られる
こととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術においては、次に記すような課題があった。すなわ
ち、フィルム及びカバーフィルムの収縮率の差に起因し
て、PTPシート1には図16に示すようなカールが発
生しやすい。このようにカールが発生した場合、ポケッ
ト部1同士の係合が解除されてしまい、或いは、係合量
が少なくなってしまい、前記別の爪で押す際に、一方で
はなく上下双方が押されることとなってしまう。このた
め、せっかくその前段階において位置調整を行ったにも
かかわらず、該位置調整が無意味なものなってしまい、
例えば、効率的なパッケージングを期待できない等、そ
の後の工程に支障を来すおそれがあった。
【0007】また、上記のようにコンベアの爪で搬送す
る位置調整搬送装置を用いた場合、コンベアの下部の機
構が、軸、プーリ、ベルト等が密集して存在することに
より非常に複雑なものとなる。このため、もしもPTP
シート1が搬送途中で落下してしまった場合には、該シ
ート1が複雑な機構内に噛み込まれてしまい、取り出す
のが困難となってしまうことが考えられる。また、上述
したように複雑な機構であることから、各種部材の保
守、部品交換等におけるメンテナンス性の向上が望まれ
ているのも実状である。
【0008】本発明は、上記各事情に鑑みてなされたも
のであり、複数のPTPシートを、ポケット部が互いに
向き合うよう所定の位置状態で重ね合わせて次の工程へ
搬送するためのPTPシート抱き合わせ搬送装置におい
て、位置ずれを起こしにくいPTPシート抱き合わせ搬
送装置を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、
各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記
載する。
【0010】手段1.ポケット部を備えたPTPシート
を搬送するとともに、1枚又は複数枚おきに表裏面の反
転を伴うようにして搬送可能な反転装置と、前記反転装
置にて搬送されてくる複数のPTPシートのうち、少な
くとも2枚に関し互いに前記ポケット部が向き合い、か
つ、所定の相対位置関係を維持した抱き合わせ状態にて
次工程へ搬送可能な位置調整搬送装置とを備えたPTP
シート抱き合わせ搬送装置であって、前記位置調整搬送
装置は、前記反転装置から搬送されてくるPTPシート
を所定の相対位置関係にて位置調整した状態で互いに前
記ポケット部が向き合う位置に配列させ、その状態を維
持したままPTPシートの面を挟むようにしてガイドし
つつ次工程へ搬送可能に構成されていることを特徴とす
るPTPシート抱き合わせ搬送装置。
【0011】手段1によれば、ポケット部を備えたPT
Pシートが反転装置によって搬送され、このとき1枚又
は複数枚おきに表裏面の反転を伴うようにして搬送され
る。また、位置調整搬送装置では、反転装置にて搬送さ
れてくる複数のPTPシートのうち、少なくとも2枚に
関し互いにポケット部が向き合い、かつ、所定の相対位
置関係が維持された抱き合わせ状態にて次工程へ搬送さ
れる。さて、位置調整搬送装置は、反転装置から搬送さ
れてくるPTPシートを所定の相対位置関係にて位置調
整した状態で互いにポケット部が向き合う位置に配列さ
せ、その状態を維持したままPTPシートの面を挟むよ
うにしてガイドしつつ次工程へ搬送するよう構成されて
いるため、たとえPTPシートにカールが発生したとし
ても、相互に位置調整されたPTPシートが位置ずれを
起こして次工程へ搬送されてしまうことがない。
【0012】手段2.前記位置調整搬送装置は、前記反
転装置から搬送されてくるPTPシートを、その両側部
を保持することにより上下位置に配列させるべくホルダ
手段を有していることを特徴とする手段1に記載のPT
Pシート抱き合わせ搬送装置。
【0013】手段2によれば、位置調整搬送装置のホル
ダ手段により、前記反転装置から搬送されてくるPTP
シートの両側部が保持され、これによりPTPシートが
上下位置に配列させられる。このため、位置調整が比較
的容易に行われる。なお、配列に際しては、「少なくと
も2枚のPTPシートを、所定の距離を隔てて上下位置
に配列させる」こととするのが望ましい。
【0014】手段3.前記位置調整搬送装置は、所定の
相対位置関係にて位置調整した状態で上下位置に配列さ
れたPTPシートを、その表裏両面側から挟むチャック
装置及び該チャック装置を移動させることによりPTP
シートをガイドしつつ次工程へ搬送する移動手段とを有
していることを特徴とする手段1又は2に記載のPTP
シート抱き合わせ搬送装置。
【0015】手段3によれば、位置調整搬送装置のチャ
ック装置により、所定の相対位置関係にて位置調整され
た状態で、上下位置に配列されたPTPシートが、その
表裏両面側から挟まれる。そして、移動手段により、チ
ャック装置が移動させられることにより、PTPシート
がガイドされつつ次工程へ搬送される。このため、相互
に位置調整されたPTPシートの位置関係が次工程まで
確実に維持される。
【0016】手段4.ポケット部を備えたPTPシート
を搬送するとともに、1枚又は複数枚おきに上下面の反
転を伴うようにして搬送可能な反転装置と、前記反転装
置にて搬送されてくる複数のPTPシートのうち、少な
くとも2枚に関し互いに前記ポケット部が向き合い、か
つ、所定の相対位置関係を維持した抱き合わせ状態にて
次工程へ搬送可能な位置調整搬送装置とを備えたPTP
シート抱き合わせ搬送装置であって、前記位置調整搬送
装置は、前記反転装置から搬送されてくるPTPシート
を上下段にて保持可能なホルダ手段と、前記PTPシー
トをホルダ手段の所定位置にてセットするためのセット
手段と、前記ホルダ手段にて保持セットされている複数
のPTPシートを保持し、所定の抱き合わせ状態のまま
次工程へと送るための送り手段とを有していることを特
徴とするPTPシート抱き合わせ搬送装置。
【0017】手段4によれば、ポケット部を備えたPT
Pシートが、反転装置によって搬送され、このとき1枚
又は複数枚おきに上下面の反転を伴うようにして搬送さ
れる。また、位置調整搬送装置では、反転装置にて搬送
されてくる複数のPTPシートのうち、少なくとも2枚
に関し互いにポケット部が向き合い、かつ、所定の相対
位置関係が維持された抱き合わせ状態にて次工程へ搬送
される。さて、位置調整搬送装置は、ホルダ手段、セッ
ト手段及び送り手段を備えており、まずホルダ手段によ
って反転装置から搬送されてくるPTPシートが上下段
にて保持される。このとき、PTPシートはセット手段
によってホルダ手段の所定位置にてセットされる。そし
て、送り手段によって、ホルダ手段にて保持セットされ
ている複数のPTPシートが保持され、所定の抱き合わ
せ状態のまま次工程へと送られる。このため、たとえP
TPシートにカールが発生したとしても、相互に位置調
整されたPTPシートが位置ずれを起こして次工程へ搬
送されてしまうことがない。
【0018】手段5.前記ホルダ手段は、上下段に保持
部を有する少なくとも一対のホルダにて構成されてお
り、前記反転装置から搬送されてくるPTPシートの両
側部を前記保持部にて保持可能としたことを特徴とする
手段4に記載のPTPシート抱き合わせ搬送装置。
【0019】手段5によれば、前記ホルダ手段の少なく
とも一対のホルダの上下段に設けられた保持部にて、反
転装置から搬送されてくるPTPシートの両側部が保持
される。このため、セット手段による所定位置でのセッ
トが比較的容易に行われる。なお、保持に際しては、
「少なくとも2枚のPTPシートを、所定の距離を隔て
て上下段に保持可能」とするのが望ましい。
【0020】手段6.前記保持部は、前記ホルダに設け
られた溝状のスリットにより構成されており、かつ、該
スリットには前記PTPシートの過移送を規制するため
の規制手段が設けられていることを特徴とする手段5に
記載のPTPシート抱き合わせ搬送装置。
【0021】手段6によれば、溝状のスリットにより、
PTPシートの上方、下方への移動が規制されることと
なる。また、スリットに設けられた規制手段により、P
TPシートの過移送が規制される。従って、前記セット
手段による所定位置でのセットがより正確に行われる。
【0022】手段7.前記セット手段は、前記PTPシ
ートを前記ホルダ手段の上下段にセットする際の相対位
置関係を調整可能な位置調整機構を具備していることを
特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のPTPシ
ート抱き合わせ搬送装置。
【0023】手段7によれば、位置調整機構により、P
TPシートをホルダ手段の上下段にセットする際の相対
位置関係を調整することができる。このため、そのとき
どきの要請に応じてPTPシートの抱き合わせ状態を調
整、変更することができる。
【0024】手段8.前記送り手段は、前記ホルダ手段
にて保持セットされている複数のPTPシートを表裏両
面側から挟むようにして保持するチャック装置と、該チ
ャック装置を移動させることによりPTPシートをガイ
ドしつつ次工程へ搬送する移動手段とを有していること
を特徴とする手段4乃至7のいずれかに記載のPTPシ
ート抱き合わせ搬送装置。
【0025】手段8によれば、送り手段のチャック装置
により、ホルダ手段にて保持セットされている複数のP
TPシートが表裏両面側から挟まれるようにして保持さ
れる。そして、移動手段にてチャック装置が移動させら
れることによりPTPシートがガイドされつつ次工程へ
搬送される。このため、相互に位置調整されたPTPシ
ートが位置ずれを起こして次工程へ搬送されてしまうこ
とがないという上記作用効果がより確実に奏される。ま
た、コンベアの爪で搬送されていた従来技術とは異な
り、少なくとも位置調整及びその後の搬送の機構として
コンベアが用いられることがないため、構造の簡素化が
図られる。さらには、各種装置の保守、部品交換等にお
けるメンテナンスを容易に行うことができる。
【0026】手段9.前記チャック装置は、固定爪及び
該固定爪に対して接離方向に移動可能に設けられた可動
爪を備えており、前記PTPシートを表裏両面側から挟
むようにして保持する際には、可動爪を接触方向へ移動
させるとともに、前記固定爪がPTPシート側へ近接す
る方向へチャック装置自体をも移動させるようにしたこ
とを特徴とする手段8に記載のPTPシート抱き合わせ
搬送装置。
【0027】手段9によれば、前記チャック装置の固定
爪及び可動爪により、PTPシートはその表裏両面側か
ら挟まれるようにして保持される。この際、一方が固定
爪となっていることから、構造が複雑になることがな
く、また、保持に際しての基準を定めるための構造を容
易に確保することができる。さらに、前記保持に際して
は、可動爪が接触方向へ移動させられるとともに、前記
固定爪がPTPシート側へ近接する方向へチャック装置
自体をも移動させられる。従って、PTPシートは、上
下両方から動く可動爪及び固定爪によって挟まれること
となる。そのため、可動爪のみが移動させられて挟まれ
る場合に比べて、PTPシートの撓み量を半分に抑える
ことができる。
【0028】手段10.前記移動手段は、自身を回転さ
せることにより自身の周りに設けられた前記チャック装
置を回転移動させるものであることを特徴とする手段8
又は9に記載のPTPシート抱き合わせ搬送装置。
【0029】手段10によれば、移動手段が回転させら
れることにより、自身の周りに設けられたチャック装置
が回転移動させられる。このため、構造の簡素化をより
確実に図ることができ、メンテナンス性のさらなる向上
を図ることができる。
【0030】手段11.前記反転装置は、表裏面の反転
を伴わない場合には、向きの転回を伴うように前記PT
Pシートを搬送可能となっていることを特徴とする手段
1乃至10のいずれかに記載のPTPシート抱き合わせ
搬送装置。
【0031】手段11によれば、表裏面の反転を伴わな
い場合には、向きの転回を伴うようにPTPシートが搬
送される。このため、PTPシートの転回に伴い、向か
い合うポケット部同士にずれを生ぜしめることができる
場合があり、この場合、位置調整をより容易に行うこと
ができる。
【0032】手段12.前記反転装置は前記PTPシー
トの搬送に際し、該PTPシートを表裏両面側からクラ
ンプするクランプ装置を備えており、該クランプ装置は
固定爪及び該固定爪に対して接離方向に移動可能に設け
られた可動爪を備えており、前記PTPシートのポケッ
ト部が設けられていない面が前記固定爪に当接するよう
構成したことを特徴とする手段1乃至11のいずれかに
記載のPTPシート抱き合わせ搬送装置。
【0033】手段12によれば、反転装置のクランプ装
置により、PTPシートが表裏両面側からクランプされ
る。該クランプ装置は固定爪及び該固定爪に対して接離
方向に移動可能に設けられた可動爪を備えており、PT
Pシートのポケット部が設けられていない面、すなわ
ち、フラットな面が、クランプに際し固定爪に当接す
る。このため、PTPシートのフラット面が基準となっ
て、次の位置調整搬送装置へと搬送されることとなり、
基準側がポケット部の影響(厚みの影響)を受けない。
従って、PTPシートを上下の所定部位に的確、かつ、
確実に導くことができる。
【0034】手段13.ポケット部を備えたPTPシー
トを、1枚又は複数枚おきに上下面の反転を伴うように
して搬送可能なPTPシート反転装置であって、前記P
TPシートの搬送に際し、該PTPシートを表裏両面側
からクランプする複数のクランプ装置と、前記クランプ
装置を移動させる移動手段とを備え、かつ、前記クラン
プ装置は固定爪及び該固定爪に対して接離方向に移動可
能に設けられた可動爪を有しており、前記PTPシート
のポケット部が設けられていない面が前記固定爪に当接
するよう構成したことを特徴とするPTPシート反転装
置。
【0035】手段13によれば、ポケット部を備えたP
TPシートが、1枚又は複数枚おきに上下面の反転を伴
うようにして反転装置により搬送される。ここで、反転
装置のクランプ装置により、PTPシートが表裏両面側
からクランプされ、該クランプ状態でクランプ装置が移
動手段にて移動させられることにより搬送される。前記
クランプ装置は固定爪及び該固定爪に対して接離方向に
移動可能に設けられた可動爪を備えており、PTPシー
トのポケット部が設けられていない面、すなわち、フラ
ットな面が、クランプに際し固定爪に当接する。このた
め、PTPシートのフラット面が基準となって、次の工
程へと搬送されることとなり、基準側がポケット部の影
響(厚みの影響)を受けない。従って、PTPシートを
次の工程における所定部位に的確、かつ、確実に導くこ
とができる。
【0036】なお、かかるPTPシート反転装置は、上
述した手段1乃至12のいずれかに記載の位置調整搬送
装置が次工程の装置として用いられた場合に、PTPシ
ートを、位置調整搬送装置の所定部位に的確、かつ、確
実に導くことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態について、図
面を参照しつつ説明する。まず、図1等に基づいて、P
TPシート1の抱き合わせ搬送装置1の概略について説
明する。
【0038】PTPシート1(図12参照)は、上述し
たように錠剤投入工程、カバーフィルム貼着工程、スリ
ット形成工程、打抜工程等を経て製造される。そして、
上記各工程を経て連続的に送られてきた複数のPTPシ
ート1は、図の左部に配設された図示しないバッファと
称される移送装置のフィンの上面に載置された状態で上
方から下方へと連続的に案内されるようになっている。
このとき、PTPシート1は順次一定の方向に向けられ
て(ポケット部2が下を向いた状態で)案内される。ま
た、フィンに載置されたPTPシート1は、爪7及びロ
ッド8等よりなる送り機構9によって、1枚ずつ抱き合
わせ搬送装置11の方へと送られる。
【0039】さて、抱き合わせ搬送装置11は、反転装
置12と、位置調整搬送装置13とを備えている。反転
装置12は、順次一定の方向に向けられて(例えばポケ
ット部2が下を向いた状態で)搬送されてくるPTPシ
ート1を、(1)上下面を反転させて送ること、(2)
上下面を反転させることなく、かつ、向きを転回させて
送ること、の上記(1),(2)を交互に(1枚おき
に)行って次の工程へと導く装置である。なお、反転装
置12及び位置調整搬送装置13は、PTPシート1を
同時に複数列(2列)並行に送ることができるような構
成となっている。
【0040】まずは、反転装置12について説明する。
この反転装置12は、前記バッファに近接した状態で設
けられている。図2,3に示すように、反転装置12
は、回転可能に支持された駆動軸14と、駆動軸14に
取付けられ、キー15により駆動軸14とともに回転す
るよう支持されたハウジング16とを備えている。駆動
軸14は間欠駆動機構に接続されていて所定の角度(9
0度)毎に間欠的に駆動されるようになっている。
【0041】ハウジング16には駆動軸14の直径方向
に延びる一対の軸受け孔17が形成されている。軸受け
孔17内には回転軸18が挿通されており、該回転軸1
8はハウジング16にベアリング機構を介して回転可能
に支持されている。また、ハウジング16には、回転軸
18に直交するようにして固定軸19が立設固定されて
いる。さらに、固定軸19及び回転軸18の外側端には
PTPシート1を把持するためのクランプ装置21が取
り付けられている。
【0042】クランプ装置21は、固定軸19及び回転
軸18に固定された本体22と、該本体22に固定され
た板状の固定爪23と、前記本体22に対し各軸18,
19の軸線と直交する方向に移動可能に設けられた可動
爪24と、該可動爪24をスライドさせるためのスライ
ド機構25とを有している。可動爪24は、スライド機
構25に設けられたバネ等により固定爪23側に弾圧さ
れている。また、クランプ装置21においては前記スラ
イド機構25が作動することで固定爪23に対し可動爪
24が離間する方向へスライドさせられ、両爪23,2
4間に前記PTPシート1が送り込まれるようになって
いる。
【0043】図4に示すように、回転軸18のハウジン
グ16側の端部には傘歯車26がそれぞれ取付けられて
いる。該傘歯車26は、駆動軸14に関して回転可能に
取付けられた傘歯車27と噛み合っている。傘歯車27
には平歯車28が嵌合固定されており、その平歯車28
は傘歯車27とともに回転するようになっている。
【0044】平歯車28は公知のブレーキ機構を有する
連結機構(図示略)に接続され、その連結機構を介して
停止保持されるか、又は、駆動軸14と同方向に同速度
で回転されるようになっている。
【0045】上記のような構成において、傘歯車27及
び平歯車28を連結機構により停止保持した状態から、
駆動軸14を図2において時計回り方向に90度ずつ間
欠回転させると、ハウジング16もそれとともに間欠回
転する。従って、クランプ装置21は駆動軸14の軸線
回りで間欠的に旋回する。このとき、回転軸18に関し
ては、傘歯車27,26の作用により駆動軸14の回り
で旋回しながら、自身の軸線の回りで同じ速度で回転す
る。このため、回転軸18に設けられたクランプ装置2
1は回転軸18の軸線回りで回転するようになってい
る。
【0046】このように構成された反転装置12におい
ては、クランプ装置21が受け取り位置(図2の左位
置)に向いた状態で駆動軸14が間欠停止したとき、ス
ライド機構25が作動して可動爪24が押し下げられる
とともに、前記送り機構9によって、PTPシート1が
ポケット部2を下にした状態で固定爪23及び可動爪2
4間に入れられる。そして、前記スライド機構25の作
動が解除されて可動爪24が上方へスライドし、PTP
シート1をクランプする。次に、駆動軸14が約90度
間欠回転すると、今度は固定軸23のクランプ装置21
が受け取り位置にきて、上記と同様にしてクランプ装置
21にて次のPTPシート1がクランプされる。
【0047】クランプ装置21が受け取り位置とは18
0度逆方向の受け渡し位置に到達すると、クランプ装置
21は前記受け取り位置に向いていた状態から回転軸1
8の軸線の回りで180度回転した状態になるので、P
TPシート1は上下面が反転されずにポケット部2が下
向きになったままで、かつタグ部6は180度逆方向の
向きとなる。
【0048】一方、クランプ装置21は、固定軸19の
軸線の回りで回転し得ないので、受け渡し位置に到達し
たとき、それにクランプされたPTPシート1は、上下
面が反転されてポケット部2が上を向いた状態になり、
かつ、前記タグ部6は前と同じ向きとなる。
【0049】なお、クランプ装置21は、1つおきに停
止位置(停止時の高さ)に差がでるように設定されてお
り、これにより、後述するホルダ手段33の上部のスリ
ット31に案内されるものと、下部のスリット32に案
内されるものとが交互に存在するようになっている。
【0050】次に、位置調整搬送装置13について説明
する。位置調整搬送装置13は、反転装置12にて導か
れてくるPTPシート1を2枚、上下2段にて保持する
スリット31,32を有するホルダ手段33と、各PT
Pシート1をホルダ手段33のスリット31,32の所
定位置にてセットするためのセット手段34と、前記ホ
ルダ手段33にて保持セットされている上下2枚のPT
Pシート1を保持し、所定の抱き合わせ状態のまま次の
装置(ここでは積載装置91)へと送るためのチャック
送り手段35とを備えている。
【0051】図9に示すように、ホルダ手段33は、対
となって設けられた2組のホルダ36L,36R、37
L,37Rと、これらホルダ36L,36R、37L,
37Rを開閉動作させるためのホルダ駆動機構38とを
備えている。図7,8に示すように、各一対のホルダ3
6L,36R、37L,37Rの上部には上下一対の溝
状のスリット31,32が形成されている。スリット3
1,32は、PTPシート1の両側部を案内するよう断
面コ字状(溝状)に形成されており、その中間部分にお
いて、前記スリット31,32はPTPシート1のカー
ル方向とは逆向きの湾曲状に形成されている。なお、か
かる湾曲状の部分によって、PTPシート1の過移送を
規制するための規制手段が構成されている。また、スリ
ット31,32の入口側(図7,8の左側)は、テーパ
状に開口形成されており、これによりPTPシート1が
円滑、かつ、確実にスリット31,32内に案内される
ようになっている。
【0052】図9に示すように、ホルダ36L,36
R、37L,37Rを開閉動作させるためのホルダ駆動
機構38が、ホルダ36L,36R、37L,37Rの
下部に設けられている。ホルダ駆動機構38は、上下方
向に立設固定された一対のブラケット41,42と、両
ブラケット41,42間を連結する支持プレート43と
を備えている。一方のブラケット41には、サーボモー
タ44が装着されており、該サーボモータ44には、ボ
ールねじ45の一端が回転可能に支持されている。な
お、ボールねじ45の他端側は、他方のブラケット42
にベアリング機構を介して支持されている。ボールねじ
45はそのほぼ両側部において互いに逆方向に形成され
たねじ部46,47を有しており、各ねじ部46,47
にボールナット48,49が螺合されている。そして、
一方のボールナット48にはホルダ36Lが連結されて
いるとともに、別途連結バー51を介してホルダ37L
が連結されている。また、他方のボールナット49には
ホルダ37Rが連結されているとともに、別途連結バー
52を介してホルダ36Rが連結されている。
【0053】これにより、サーボモータ44が駆動され
てボールねじ45が所定方向へ回った場合には、一対の
ボールナット48,49が互いに近接する方向へ移動す
る。このため、対となっているホルダ36L,36R及
びホルダ37L,37R同士が互いに閉じる(近接す
る)方向へと移動し、前記PTPシート1をスリット3
1,32にて把持できるようになっている(図9の2点
鎖線参照)。一方、サーボモータ44が逆駆動されボー
ルねじ45が反対方向へ回った場合には、一対のボール
ナット48,49が互いに離間する方向へ移動する。こ
のため、対となっているホルダ36L,36R及びホル
ダ37L,37R同士が互いに開く(離間する)方向へ
と移動し、前記PTPシート1の把持状態を解除できる
ようになっている。
【0054】次にセット手段34について説明する。上
記のように、セット手段34は各PTPシート1を前記
ホルダ手段33のスリット31,32の所定位置にてセ
ットするものである。図6に示すように、セット手段3
4は、一対の壁部53,54にベアリング機構を介して
回転可能に支持された駆動軸55を備えている。この駆
動軸55の一端(図の右端)にはプーリ56が設けられ
ており、該プーリ56が別途の駆動手段により所定速度
(例えば1分間に200回転)で回転させられることに
より、駆動軸55も同速度で回転するようになってい
る。駆動軸55のうち、前記壁部53,54にて挟まれ
た部分には、上部カラー57が回転可能に設けられ、該
上部カラー57には、一対のブラケット58が垂下され
ている。ブラケット58の下端には下部カラー59が設
けられ、該下部カラー59内には従動軸61がベアリン
グ機構を介して回転可能に設けられている。従動軸61
の一端には、プーリ62が設けられており、該プーリ6
2にテンションプーリ60を介して、前記駆動軸55側
のプーリ56の回転が伝達されるようになっている。す
なわち、従動軸61は、前記駆動軸55に対し揺動可能
となっているとともに、駆動軸55と同速度で回転可能
となっている。
【0055】前記駆動軸55の他端(図の左端)には、
ブロック63が設けられており、該ブロック63の先端
側に設けられた挿通孔には、スライド軸64がベアリン
グ機構を介して設けられている。スライド軸64の先端
には、スライドベアリング機構を介してロッド65が支
持されている。前記スライド軸64の軸心は前記駆動軸
55の軸心に対しずれている。このため、駆動軸55が
回転することにより、スライド軸64が駆動軸55の軸
心を中心として回転し、これに伴い、ロッド65が揺動
させられるようになっている。なお、ロッド65は、前
記スライドベアリング機構により、前記スライド軸64
に対し図の上下方向に相対的にスライド可能となってい
る。
【0056】一方、従動軸61の他端(図の左端)に
は、その軸心とは偏心した位置に偏心軸66が設けられ
ており、該偏心軸66の周囲にベアリング機構を介して
ブロック67が設けられている。さらに、該ブロック6
7には、前記ロッド65の下端部が固定されている。こ
のため、従動軸61が回転すると、偏心軸66が従動軸
61の軸心を中心として回り、ブロック67がそれに伴
って円周上を動く。このブロック67の動きに追従し
て、前記ロッド65の下端部が動くようになっている。
【0057】ロッド65の上端には、アーム68が固定
されており、該アーム68の上面には、PTPシート1
を前方へ送るための爪69が並列状態で立設固定されて
いる。このように構成されてなるセット手段34にあっ
ては、爪69の先端が図5に2点鎖線で示すような軌跡
をたどり、これにより、前記クランプ装置21に把持さ
れていたPTPシート1がホルダ手段33のスリット3
1,32へと送られるようになっている。なお、本実施
の形態では、駆動軸55とスライド軸64との偏心量に
基づいて爪69の先端の移動量(前進後退量:前後スト
ローク)が主として決定され、従動軸61と偏心軸66
との偏心量に基づいて爪61の先端の上下ストロークが
主として決定されるようになっている。
【0058】さらに、本実施の形態では、上部のスリッ
ト31へとPTPシート1を案内する場合と、下部のス
リット32へとPTPシート1を案内する場合とでは、
前記爪69の描く軌跡が相違するよう、つまり、爪69
の先端の前後ストロークが異なったものとなるよう構成
されている。より詳しくは、図5に示すように、前記駆
動軸55の半分の速度(例えば1分間に100回転)で
回転する回転軸71が別途設けられており、該回転軸7
1の軸心から若干の偏心量Hだけ偏心した位置にレバー
72の基端部が支持されている。さらに、該レバー72
の先端は、前記従動軸61側に連結されている。
【0059】従って、例えば前記爪69が前進端(図の
右端)にあるとき、レバー72の偏心が図の左側にある
よう(回転軸71の軸心に対し、レバー72の支持点が
図の左側にくるよう)設定したとする。前記爪69は回
転軸71の2倍の速度で回転(揺動)動作するため、次
回のサイクルにおいて爪69が前進端にくるとき、レバ
ー72の偏心が図の右側にくる(回転軸71の軸心に対
し、レバー72の支持点が右側にくる)こととなる。こ
のため、あるサイクルにおける爪69の前進端位置と、
その次のサイクルにおける爪69の前進端位置とでは、
前記偏心量Hの2倍の差が生じうるようになっている。
これにより、例えば図7、図8(b)に示すように、上
部のスリット31に案内されるPTPシート1の方が、
下部のスリット32に案内されるPTPシート1よりも
前進した位置まで送られ、ひいては、相対しあうポケッ
ト部2同士が所定量だけずれた位置にセットされるよう
になっているのである。
【0060】また、本実施の形態において、前記偏心は
適宜調整可能となっている。例えば、前記爪69が前進
端(図の右端)にあるとき、レバー72の偏心が図の下
側にあるよう(回転軸71の軸心に対し、レバー72の
支持点が図の下側にくるよう)設定したとする。前記爪
69は回転軸71の2倍の速度で回転(揺動)動作する
ため、次回のサイクルにおいて爪69が前進端にくると
き、レバー72の偏心が図の上側にくる(回転軸71の
軸心に対し、レバー72の支持点が上側にくる)。この
ため、あるサイクルにおける爪69の前進端位置と、そ
の次のサイクルにおける爪69の前進端位置とがほぼ同
じとなり、送り量に差がほとんどなくなることとなる。
このように、前記偏心を適宜調整することで、上部のス
リット31に案内されるPTPシート1の送り位置と、
下部のスリット32に案内されるPTPシート1の送り
位置との相対位置関係を適宜調整することができるよう
になっている。
【0061】次に、チャック送り手段35について説明
する。チャック送り手段35は、上述したように、ホル
ダ手段33にて保持セットされている上下2枚のPTP
シート1をその相対位置関係のまま保持し、所定の抱き
合わせ状態にて次の装置(積載装置91)へと送るため
のものである。図10に示すように、チャック送り手段
35は、駆動軸73と、該駆動軸73の回転に伴って回
転するインデックス74とを備えている。駆動軸73は
間欠駆動機構に接続されていて、基本的には所定の角度
(約90度)毎に間欠的に駆動されるようになってい
る。
【0062】インデックス74には、駆動軸73の円周
方向に等間隔毎に形成された複数の(4つの)固定爪7
5が固定されている。また、インデックス74にはスラ
イド台76が固定されており、該スライド台76に可動
爪77がスライド可能に取付けられている。これら固定
爪75及び可動爪77により、PTPシート1を把持す
るチャック装置78が構成されている。可動爪77は、
自身及び固定爪75間に設けられたコイルバネ79の引
張力により、常にはチャック装置78が閉じられる方向
(固定爪75に近接する方向)へと引っ張られている。
【0063】また、本実施の形態では、前記可動爪77
を適宜開閉方向へスライドさせるためのカム機構が備え
られている。すなわち、図10及び図11(a)に示す
ように、前記駆動軸73に対しベアリング機構を介して
カム81が設けられている。一方、インデックス74に
は、前記駆動軸73から所定距離離間した位置に前記可
動爪77に対応するようにして4カ所に回転軸82が設
けられている。回転軸82には第1レバー83が取付け
られており、第1レバー83の先端には前記カム81に
当接するカムフォロア84が設けられている。また、回
転軸82には第2レバー85が取付けられており、該第
2レバー85のほぼ先端部が前記可動爪77から突出す
る突出部86に当接している。これにより、カムフォロ
ア84がカム81の突出部分(カムノーズ)に乗り上げ
た場合には、第1レバー83及び回動軸82が相対回動
することとなり、これに伴って、第2レバー85が回動
する。このため、第2レバー85の先端部分が突出部8
6を押すこととなり、可動爪77はコイルバネ79の引
張力に抗して開き方向へとスライドするようになってい
る。なお、カム81は、駆動軸73に対して相対回転可
能に設けられているとともに、図11(b)に示すよう
なプロフィールを有しており、チャック装置78(可動
爪77)が前進位置(図の右方位置)を過ぎたあたりか
らカムフォロア84が乗り上げはじめる。そして、図の
下端位置を過ぎたあたりから可動爪77の開き量Wが増
大しはじめ、その後、図の左方位置(受け取り位置)に
至るまでにかけて、可動爪77の開き量Wが最大とな
る。さらにその後、可動爪77は急激に閉じはじめ、P
TPシート1を把持することができるようになってい
る。
【0064】さらに、図1に示すように、チャック送り
手段35は、前記チャック装置78が前進端位置にきた
ときに、該チャック装置78にて抱き合わせ状態で把持
されている上下一対のPTPシート1を次の積載装置9
1へ送るための送り機構92を備えている。該送り機構
92は、前述したセット手段34の場合と同様に、ロッ
ド93や爪94等を備えており、爪94の先端部分が同
図2点鎖線で示すような前後運動を行うことで、次の積
載装置91へPTPシート1を把持状態のまま搬送する
ことができるようになっている。
【0065】また、次の積載装置91は、前記チャック
装置78の前進端に近接した状態で設けられている。積
載装置91では、上部ガイド及び下部ガイド(共に図示
せず)によって抱き合わせ状態の一対のPTPシート1
をガイドした状態で、複数組(例えば5組)のPTPシ
ート1を積載できるような構造となっている。
【0066】さて、以上のように構成された抱き合わせ
搬送装置11によって図12に示したPTPシート1を
抱き合わせて積載装置91へと搬送する手順について説
明する。
【0067】まず、フィンに載置されたPTPシート1
は、爪7及びロッド8等よりなる送り機構9によって、
1枚ずつ反転装置12の方へと送られる。反転装置12
においては、クランプ装置21が受け取り位置(図2の
左位置)に向いた状態で間欠停止させられている間に、
PTPシート1がポケット部2を下にした状態で固定爪
23及び可動爪24間に入れられる。そして、スライド
機構25の作動が解除されて可動爪24が上方へスライ
ドし、PTPシート1をクランプする。
【0068】このとき、上側にある固定爪23が基準と
なって(不動状態で)、PTPシート1はクランプされ
る。このため、ポケット部2の設けられていないフラッ
トな面が、基準となる固定爪23に当接することとな
る。従って、PTPシート1のフラットな面が基準とな
って、次の工程へと搬送されることとなり、基準側がポ
ケット部2の影響(厚みの影響)を受けない。その結
果、ホルダ手段33のスリット31,32に的確、か
つ、確実に導くことができる。
【0069】次に、駆動軸14が約90度間欠回転する
と、今度は固定軸23にクランプ装置21が受け取り位
置にきて、上記と同様にしてクランプ装置21にて次の
PTPシート1がクランプされる。そして、上記の動作
が繰り返し行われる。
【0070】さて、回転軸18側のクランプ装置21が
受け取り位置とは180度逆方向の受け渡し位置に到達
すると、上述したようにクランプ装置21は前記受け取
り位置に向いていた状態から回転軸18の軸線の回りで
180度回転した状態になるので、PTPシート1は上
下面が反転されずにポケット部2が下向きになったまま
で、かつ、タグ部6は180度逆方向の向きとなる(向
きが転回される)。そして、この状態から、前記セット
手段34の爪69により、ポケット部2が下向きになっ
ているPTPシート1が前方へ送られ、ホルダ36L,
36R、37L,37Rの上部のスリット31へと案内
される。
【0071】また、固定軸19側のクランプ装置21
は、固定軸19の軸線の回りで回転し得ないので、受け
渡し位置に到達したとき、それにクランプされたPTP
シート1は、上下面が反転されてポケット部2が上を向
いた状態になり、かつ、前記タグ部6は前と同じ向きと
なる。そして、この状態から、前記セット手段34の爪
69により、ポケット部2が上向きになっているPTP
シート1が前方へ送られ、ホルダ36L,36R、37
L,37Rの下部のスリット32へと案内される。
【0072】このとき、上述したように、各一対のホル
ダ36L,36R、37L,37Rは、相互に近づいた
状態にあり、前記スリット31,32によりPTPシー
ト1の両側が保持される。また、上部のスリット31へ
とPTPシート1を案内する場合と、下部のスリット3
2へとPTPシート1を案内する場合とでは、爪69の
前後ストロークが異なっているため、図7、図8(b)
に示すように、上部のスリット31に案内されるPTP
シート1の方が、下部のスリット32に案内されるPT
Pシート1よりも前進した位置まで送られ、ひいては、
相対しあうポケット部2同士が所定量だけずれた位置に
セットされる。さらに、このとき、スリット31,32
の中間部分は、PTPシート1のカール方向とは逆向き
の湾曲状に形成されているため、該湾曲部分が抵抗とな
って、PTPシート1の行き過ぎが抑制される。そのた
め、当初予定された位置にてPTPシート1を停止、保
持することができる。なお、前記偏心の程度が適宜調整
可能となっているため、そのときどきのニーズに応じ
て、上部のスリット31に案内されるPTPシート1の
送り位置と、下部のスリット32に案内されるPTPシ
ート1の送り位置との相対位置関係を適宜調整すること
ができる。
【0073】さて、上下2枚のPTPシート1がスリッ
ト31,32に案内されたときに、今度は、前記チャッ
ク送り手段35のチャック装置78により把持される。
このとき、前記カム81が図11(b)の半時計方向に
若干回動させられる。これにより、カムノーズに乗り上
げていたカムフォロア84が降りるよう制御されること
から、可動爪77が固定爪75に対し近接する方向へ相
対移動する。
【0074】このとき、固定爪75側が一応の基準とな
っているため(可動爪77に対して相対不動状態となっ
ており、双方可動ではないため)、構造が複雑になるこ
とがなく、また、チャック時の基準を定めるための構造
を容易に確保することができる。
【0075】但し、本実施の形態では、前記可動爪77
が閉じ方向に相対移動するに際して、駆動軸73及びイ
ンデックス74が約3度ほど図10の時計回り方向に回
動させられる。これにより、PTPシート1に対して
は、上方から可動爪77が下方に向けて移動してくるの
に合わせて、インデックス74が約3度動くことによっ
て固定爪75も下方から上方に向けて移動してくること
となる。従って、上下一対のPTPシート1は、上下両
方から可動爪77及び固定爪75によって把持されるこ
ととなる。このため、可動爪77のみが移動させられて
PTPシート1がチャックされる場合に比べて、PTP
シート1の撓み量の半分に抑えることができる。
【0076】より詳しくは、固定爪75及び可動爪77
間の距離が例えば「20mm」あった場合において、可
動爪77のみがスライドすることによりチャックされる
場合には、PTPシート1の撓み量が最大で「20m
m」(ポケット部2を考慮しない場合)程度となる。こ
れに対し、本実施の形態ではPTPシート1にとっては
可動爪77及び固定爪75が双方動くことでチャックさ
れるため、上下のPTPシート1の撓み量はそれぞれ最
大で半分の「10mm」(ポケット部2を考慮しない場
合)程度に抑えることができる。このため、撓み量が大
きすぎることによるPTPシート1への悪影響を抑制す
ることができる。そして、インデックス74が約3度動
くことによって、固定爪75及び可動爪77による一対
のPTPシート1の把持が完了する。
【0077】なお、前記チャックに際しては、前記サー
ボモータ44が逆駆動されボールねじ45が反対方向へ
回される。これにより、対となっているホルダ36L,
36R及びホルダ37L,37R同士が互いに開く(離
間する)方向へと移動し、PTPシート1の把持状態が
解除される。
【0078】その後、前記チャック装置78にて抱き合
わせ状態にて把持されたPTPシート1は、インデック
ス74の回転に伴って前進端方向へと搬送される。な
お、かかるインデックス74の動きに追従して、カム8
1も前記回動量だけ時計回り方向に回動する。これによ
り、カム81は元の位置に復帰する。
【0079】そして、PTPシート1が前進端位置に到
達したとき、前記送り機構92の爪94によって、抱き
合わせ状態となっているPTPシート1が次の積載装置
91へ把持状態のまま搬送される。次の積載装置91に
おいては、抱き合わせ状態の一対のPTPシート1がガ
イドされた状態で、複数組(例えば5組)積載される。
そして、次の例えばパッケージング工程へと供される。
【0080】このように、本実施の形態によれば、ホル
ダ手段33のスリット31,32にて所定の相対位置関
係にて保持されている上下一対のPTPシート1が、所
定の抱き合わせ状態のまま次の積載装置91へと送られ
る。このため、たとえPTPシート1にカールが発生し
たとしても、相互に位置調整されたPTPシート1が位
置ずれを起こして搬送されてしまうことがない。その結
果、位置ずれに起因する各種不具合を防止することがで
きる。
【0081】また、コンベアの爪で搬送されていた従来
技術とは異なり、本実施の形態では搬送機構としてコン
ベアが用いられることがないため、構造の簡素化が図ら
れる。特に、万が一PTPシート1が下部に落下したと
しても、抱き合わせ搬送装置11の下部にはベルトコン
ベア、それらを動かすためのプーリ等が存在せず、各種
搬送部材が密集していることがないため、容易に落下し
たPTPシート1を取り出すことができる。さらには、
各種装置の保守、部品交換等におけるメンテナンスを容
易に行うことができる。
【0082】尚、上述した実施の形態の記載内容に限定
されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0083】(a)上記実施の形態では、2枚のPTP
シート1を抱き合わせることとしたが、3枚或いは4枚
以上抱き合わせることとしてもよい。
【0084】(b)上記(a)の場合、ポケット部2同
士が互いに向き合わないPTPシート1が存在してもよ
い。
【0085】(c)上記実施の形態ではPTPシート1
を、(1)上下面を反転させて送ること、(2)上下面
を反転させることなく、かつ、向きを転回させて送るこ
と、の上記(1),(2)を1枚おきに交互に行うこと
とした。これに対し、上述した(a),(b)を鑑みる
と、必ずしも(1),(2)を1枚おきに行う必要はな
いあ。従って、例えば2回連続して上下面を反転させて
送るよう構成したり、2回連続してって上下面を反転さ
せることなく、かつ、向きを転回させて送るよう構成し
たりしてもよい。
【0086】(d)クランプ装置21における固定爪2
3及び可動爪24の位置関係が互いに逆となっていても
よい。
【0087】(e)チャック装置78における固定爪7
5及び可動爪77の位置関係が互いに逆となっていても
よい。
【0088】(f)上記実施の形態ではPTPシート1
を同時に複数列(2列)並行に送ることができるような
構成となっているが、1列であってもよいし、3列以上
並行に送ることができるような構成であってもよい。
【0089】(g)PTPシート1の形状、構成につい
ては、図12に示したものに限定されず、少なくとも1
つのポケット部2が存在すればよい。従って、例えばタ
グ部6が省略されていてもよいし、スリット4,5に代
えて、ミシン目が形成されていてもよい。
【0090】(h)上記実施の形態における反転装置1
2は、傘歯車26,27の作用により回転軸18が回転
する構成となっているが、別途の駆動手段(例えばモー
タ等)により回転させる構成であってもよい。
【0091】(i)反転装置12に設けられるクランプ
装置21や、チャック送り手段35に設けられるチャッ
ク装置78の個数は、特に4つに限定されるものではな
く、例えば2つでもよいし、6つでも8つでもよい。但
し、ほぼ同等の間隔を隔てて、かつ、偶数個設けられて
いることが望ましい。
【0092】(j)上記実施の形態では、抱き合わせ状
態にあるPTPシート1が送り機構92により積載装置
91へと搬送されるような構成であったが、例えばパッ
ケージング装置等別途の装置に搬送されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係るPTPシート抱き合わせ搬
送装置の搬送過程をを示す概略側面図である。
【図2】反転装置を示す一部破断側面図である。
【図3】反転装置を示す一部破断平面図である。
【図4】反転装置の反転機構を説明するための部分斜視
図である。
【図5】セット手段を主として示す模式的な側面図であ
る。
【図6】同じくセット手段を示す一部破断正面図であ
る。
【図7】ホルダ手段を示す部分斜視図である。
【図8】(a)はホルダを示す部分側面図であり、
(b)はスリットにPTPシートが保持された状態を示
す模式図である。
【図9】ホルダ手段を示す一部破断正面図である。
【図10】チャック送り手段のうち、チャック装置、駆
動軸等を示す側面図である。
【図11】(a)はカム及びカムフォロアの構成を説明
する模式図であり、(b)はカムプロフィール及びレバ
ーの動作等を説明する模式図である。
【図12】PTPシートの一例を説明する平面図であ
る。
【図13】抱き合わせ状態にあるPTPシートを示す平
面図である。
【図14】抱き合わせ状態にあるPTPシートを示す斜
視図である。
【図15】抱き合わせ状態にあるPTPシートを示す側
面模式図である。
【図16】カールが発生した場合の不具合を説明するP
TPシートを示す側面模式図である。
【符号の説明】
1…PTPシート、2…ポケット部、11…抱き合わせ
搬送装置、12…反転装置、13…位置調整搬送装置、
18…回転軸、19…固定軸、21…クランプ装置、2
3…固定爪、24…可動爪、25…スライド機構、31
…スリット、32…スリット、33…ホルダ手段、34
…セット手段、35…送り手段としてのチャック送り手
段、36L,36R,37L,37R…ホルダ、38…
ホルダ駆動機構、55…駆動軸、61…従動軸、64…
スライド軸、65…ロッド、66…偏心軸、69…爪、
71…回転軸、72…レバー、73…駆動軸、74…イ
ンデックス、75…固定爪、77…可動爪、78…チャ
ック装置、81…カム、91…積載装置、92…送り機
構。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E054 AA17 DC02 DC11 DC17 EA03 FA04 FC04 FC16 FC19 FE08 GA01 GB06 GC03 3F081 AA10 AA44 BA01 BC05 BD11 BD14 BD20 BE03 BE05 BE09 BF08 BF11 CA04 CA05 CA08 CA47 CE14 DA02 DA08 FB01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポケット部を備えたPTPシートを搬送
    するとともに、1枚又は複数枚おきに表裏面の反転を伴
    うようにして搬送可能な反転装置と、 前記反転装置にて搬送されてくる複数のPTPシートの
    うち、少なくとも2枚に関し互いに前記ポケット部が向
    き合い、かつ、所定の相対位置関係を維持した抱き合わ
    せ状態にて次工程へ搬送可能な位置調整搬送装置とを備
    えたPTPシート抱き合わせ搬送装置であって、 前記位置調整搬送装置は、前記反転装置から搬送されて
    くるPTPシートを所定の相対位置関係にて位置調整し
    た状態で互いに前記ポケット部が向き合う位置に配列さ
    せ、その状態を維持したままPTPシートの面を挟むよ
    うにしてガイドしつつ次工程へ搬送可能に構成されてい
    ることを特徴とするPTPシート抱き合わせ搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記位置調整搬送装置は、前記反転装置
    から搬送されてくるPTPシートを、その両側部を保持
    することにより上下位置に配列させるべくホルダ手段を
    有していることを特徴とする請求項1に記載のPTPシ
    ート抱き合わせ搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記位置調整搬送装置は、所定の相対位
    置関係にて位置調整した状態で上下位置に配列されたP
    TPシートを、その表裏両面側から挟むチャック装置及
    び該チャック装置を移動させることによりPTPシート
    をガイドしつつ次工程へ搬送する移動手段とを有してい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のPTPシー
    ト抱き合わせ搬送装置。
  4. 【請求項4】 ポケット部を備えたPTPシートを搬送
    するとともに、1枚又は複数枚おきに上下面の反転を伴
    うようにして搬送可能な反転装置と、 前記反転装置にて搬送されてくる複数のPTPシートの
    うち、少なくとも2枚に関し互いに前記ポケット部が向
    き合い、かつ、所定の相対位置関係を維持した抱き合わ
    せ状態にて次工程へ搬送可能な位置調整搬送装置とを備
    えたPTPシート抱き合わせ搬送装置であって、 前記位置調整搬送装置は、前記反転装置から搬送されて
    くるPTPシートを上下段にて保持可能なホルダ手段
    と、 前記PTPシートをホルダ手段の所定位置にてセットす
    るためのセット手段と、 前記ホルダ手段にて保持セットされている複数のPTP
    シートを保持し、所定の抱き合わせ状態のまま次工程へ
    と送るための送り手段とを有していることを特徴とする
    PTPシート抱き合わせ搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記ホルダ手段は、上下段に保持部を有
    する少なくとも一対のホルダにて構成されており、前記
    反転装置から搬送されてくるPTPシートの両側部を前
    記保持部にて保持可能としたことを特徴とする請求項4
    に記載のPTPシート抱き合わせ搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記保持部は、前記ホルダに設けられた
    溝状のスリットにより構成されており、かつ、該スリッ
    トには前記PTPシートの過移送を規制するための規制
    手段が設けられていることを特徴とする請求項5に記載
    のPTPシート抱き合わせ搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記セット手段は、前記PTPシートを
    前記ホルダ手段の上下段にセットする際の相対位置関係
    を調整可能な位置調整機構を具備していることを特徴と
    する請求項4乃至6のいずれかに記載のPTPシート抱
    き合わせ搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記送り手段は、前記ホルダ手段にて保
    持セットされている複数のPTPシートを表裏両面側か
    ら挟むようにして保持するチャック装置と、該チャック
    装置を移動させることによりPTPシートをガイドしつ
    つ次工程へ搬送する移動手段とを有していることを特徴
    とする請求項4乃至7のいずれかに記載のPTPシート
    抱き合わせ搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記チャック装置は、固定爪及び該固定
    爪に対して接離方向に移動可能に設けられた可動爪を備
    えており、前記PTPシートを表裏両面側から挟むよう
    にして保持する際には、可動爪を接触方向へ移動させる
    とともに、前記固定爪がPTPシート側へ近接する方向
    へチャック装置自体をも移動させるようにしたことを特
    徴とする請求項8に記載のPTPシート抱き合わせ搬送
    装置。
  10. 【請求項10】 前記移動手段は、自身を回転させるこ
    とにより自身の周りに設けられた前記チャック装置を回
    転移動させるものであることを特徴とする請求項8又は
    9に記載のPTPシート抱き合わせ搬送装置。
  11. 【請求項11】 前記反転装置は、表裏面の反転を伴わ
    ない場合には、向きの転回を伴うように前記PTPシー
    トを搬送可能となっていることを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれかに記載のPTPシート抱き合わせ搬送
    装置。
  12. 【請求項12】 前記反転装置は前記PTPシートの搬
    送に際し、該PTPシートを表裏両面側からクランプす
    るクランプ装置を備えており、該クランプ装置は固定爪
    及び該固定爪に対して接離方向に移動可能に設けられた
    可動爪を備えており、前記PTPシートのポケット部が
    設けられていない面が前記固定爪に当接するよう構成し
    たことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載
    のPTPシート抱き合わせ搬送装置。
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