JP2001309042A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2001309042A
JP2001309042A JP2000125077A JP2000125077A JP2001309042A JP 2001309042 A JP2001309042 A JP 2001309042A JP 2000125077 A JP2000125077 A JP 2000125077A JP 2000125077 A JP2000125077 A JP 2000125077A JP 2001309042 A JP2001309042 A JP 2001309042A
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call
signal
communication device
communication
responder
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Application number
JP2000125077A
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English (en)
Inventor
Shinya Uegaki
伸哉 植垣
Hiroyuki Matsui
弘行 松井
Ryozo Nunokawa
亮造 布川
Wataru Inoue
渉 井上
Yoshiori Narahara
佳織 楢原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信要求者が応答できない場合に代理応答者
が応答および転送するのでは、応答内容などの伝達に手
間がかかるし、状況把握に手間取る。 【解決手段】 代理応答先情報蓄積手段102は着信要
求者に対し、代理応答者を規定した情報を蓄積し、信号
送信部103は着信要求時に代理応答者が応答した際
に、着信要求者に代理応答された旨の信号を送信し、通
信機器接続装置制御部101は代理応答者が応答した際
に着信要求者に代理応答された旨の信号を送信するとと
もに、着信要求者と代理応答者間を接続し、着信要求者
と代理応答者の送話信号または送受話の加算された信号
を送信する。信号認識部201で通信機器接続装置から
送信された代理応答された旨の信号を認識し、通信機器
制御部204は着信要求者が代理応答信号を検知したと
き自動応答して代理応答者の送話信号、または送受話の
加算された信号の受話を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話公衆網やイン
ターネット上のIP通信網などの音声通信可能な通信網
や電話端末やPC(パソコン)などの音声通信可能であ
る通信機器による通信システムに係り、着信時の代理応
答により遠隔地点間で着呼転送を実現する通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多くのオフィスで使用されるビジ
ネスホンは、1つの外線に対して複数の内線電話機が切
換接続可能であり、着信要求者が電話に応答できない場
合、代理で他の者が応答することができる。この際、代
理応答者は応答対応後、呼を保留し、着信要求者に電話
があることを直接口頭で伝える。その後、着信要求者は
保留解除を行い、電話に応答することができる。
【0003】このような口頭転送において、着信要求者
は、 (1)着信要求者本人が近くにいる場合は、自分に対す
る着信であることが分かる。
【0004】(2)同様に代理応答者の対応状況によ
り、電話の相手(以降、発信者と呼ぶ)が話なのかを察
知することができ、後で掛けなおすなど、臨機応変な対
応が可能である。
【0005】(3)代理応答者は、周りを見渡すだけ
で、着信要求者が近くにいるのかいないのかを判断する
ことができ、まわりの人から即座に着信要求者の在否状
況をたずねることができるなどの便宜が得られる。
【0006】また、図20に示すように、オフィスに代
表番号をもち、中継台だけに着信し、中継台の代理応答
者(オペレータ)が発信者の要求した着信要求者の呼び
操作をし、その転送後に中継台の代理応答者は通話をモ
ニタ可能にする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遠距離に設置
された端末間においては、距離の問題から口頭転送が行
えず、保留転送において、 ・代理応答者は、着信要求者がどのような状況で着信に
応答できないのか、把握できない。
【0008】・着信要求者も、代理応答者の応答内容を
聞いていないため、発信者が話なのか、また、どのよう
に代理応答者に応対されたのかが把握できないなどの不
便を被っていた。
【0009】本発明は上記の問題点を解決するものであ
り、着信時に発信者と代理応答者の音声パス以外に、自
動で代理応答者と着信要求者の間に音声パスを張り、代
理応答中の代理応答者の声を遠隔地の着信要求者席でも
聴けるようにすることを目的としている。
【0010】また、着信要求者の状況(在席or離席o
r不在)をセンサーやコンピュータの動作状況をモニタ
することで把握し、代理応答者が自席端末のディスプレ
イ上で逐次、遠隔地の着信要求者の状況を確認すること
ができることを目的としている。
【0011】このため、本装置を利用することで、口頭
転送と同様の便宜が遠隔地間のユーザで得ることができ
る。
【0012】次に、中継台を用いた接続の場合、 ・着信要求者へ直接着信するため、ダイヤルイン着信が
できず、専任のオペレータが必要となり、人件費などの
コストアップにつながる。
【0013】・着信要求者不在時は、中継台のオペレー
タは発信者に問い合わせ、再度他の人を呼出す必要があ
り、効率がわるい。また、発信者も接続に時間がかかる
ため、長い待機時間を強いられる。
【0014】・着信要求者は、発信者と中継台(代理応
答者)間の通話の内容を知らないため、転送に先立ち中
継台(代理応答者)は発信者の趣旨を着信要求者に告げ
なければならない。
【0015】・代理応答者は、発信者が分からないた
め、転送される前に中継台(代理応答者)に発信者を確
認する必要があった。
【0016】本発明は上記の問題点を解決するものであ
り、専任のオペレータを不要にし、発信者の待機時間を
短くして効率よく接続することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために、図21に基本構成を示すように、通信
機器接続装置では発信者から着信要求者への着信による
回線接続に際して、あらかじめグループとして定めた代
理応答者に回線接続をし、代理応答者の保留操作には代
理応答者と着信要求者間に通話パスを自動生成し、さら
に代理応答者が応答した時点からの通話を着信要求者が
通話モニタを可能にする。
【0018】以上のように、着信要求者と代理応答者へ
の両方の回線接続で専任のオペレータを不要にかつ発信
者の待機時間も短くした効率よい接続をし、接続代理応
答中のモニタ音声を着信要求者が聞くことにより、通話
相手の声や用件を事前に聞くことで、用件を代理応答者
より聞き取る手間が省けるようにする。また、代理応答
者は目の届く範囲外の着信要求者の呼に対する代理応答
でも、保留後に自動的に代理応答者と着信要求者の間に
音声パスを張るために、転送の操作を意識せずに素早く
スムーズに転送を行うことを可能とする。
【0019】一方、本システムは近くにいない人同士で
使えるだけでなく、さらに遠隔地と繋いだ広域の内線網
でも利用可能にすることで、在宅勤務者を仮想のオフィ
スに収容し勤務者の利便性を向上させることなどにも応
用を可能とするもので、以下の構成を特徴とする。
【0020】(第1の発明)請求項1の発明による通信
システムは、回線接続と音声の入出力が可能な複数台の
通信機器と、前記各通信機器が接続され、前記通信機器
間や外部のネットワークとの接続を可能にする通信機器
接続装置とから構成される通信システムであって、前記
通信機器接続装置は、前記通信機器や外部のネットワー
クのいずれか、または両方の接続を行う通信接続手段
と、発呼者の接続要求先である着信要求者に対し、代理
応答者を規定した情報を蓄積する代理応答先情報蓄積手
段と、着信要求時に代理応答者が応答した際に、着信要
求者に代理応答された旨の信号を送信する信号送信手段
と、着信要求時に前記代理応答先情報蓄積手段により代
理応答者を検索し、着信要求者とともに代理応答者に着
信を通知し、代理応答者が応答した際に前記信号送信手
段により着信要求者に代理応答された旨の信号を送信す
るとともに、着信要求者と代理応答者間を接続し、着信
要求者と代理応答者の送話信号または送受話の加算され
た信号を送信する通信機器接続装置制御手段とを有し、
前記各通信機器は、前記通信機器接続装置から送信され
た代理応答された旨の信号を認識する信号認識手段と、
着信要求者が前記信号認識手段にて代理応答信号を検知
したとき自動応答して代理応答者の送話信号、または送
受話の加算された信号の受話を可能とする通信機器制御
手段とを有することを特徴とする。
【0021】すなわち、着信要求者本人が受話出来ない
場合、代理応答した通話者の音声をモニターする音声パ
スを自動に張り、その音声を着信要求者がモニタでき
る。そのため、代理応答者が他の部屋にいるなど近くに
いない場合でも、自席の近くで応答し、その応答中の音
声を聞いているのと同等の情報を着信要求者は得ること
が可能である。
【0022】(第2の発明)請求項2の発明による通信
システムは、前記信号送信手段は、代理応答者が保留し
たときに代理応答者が保留した旨の信号を着信要求者に
送信し、前記通信機器接続装置制御手段は、代理応答者
が保留したとき、前記信号送信手段からの代理応答者が
保留した旨の信号を着信要求者に送信するとともに、着
信要求者と代理応答者間の双方向通話を可能にし、前記
信号認識手段は、前記通信機器接続装置から送信された
代理応答者が保留した旨の信号を認識し、前記通信機器
制御手段は、着信要求者が、前記信号認識手段にて代理
応答者の保留を検知したとき代理応答者との通話を可能
にする構成にしたことを特徴とする。
【0023】すなわち、代理応答者が発信者との通話を
保留後、口頭で着信要求者に通話相手の名前や用件を伝
え、着信要求者が保留を解除し発信者と通話する口頭転
送と同様の転送を行う。その際、代理応答者は保留後、
新たに着信要求者との間に通話パスを張る操作を行わず
に自動で通話パスが形成され、また、ハンズフリー通話
により口頭で用件を伝えて転送を行うため、前記口頭転
送と同様の転送が可能である。これにより、代理応答者
はダイヤルなどの操作を省いて簡単に転送が行える。一
方、着信要求者は代理応答者が近くにいなくても、従来
の口頭転送と同等の利便性を受けることが可能である。
【0024】(第3の発明)請求項3の発明による通信
システムは、前記信号送信手段は、代理応答者が着信要
求者も含めた3者通話を要求したとき、代理応答者が3
者通話を要求した旨の信号を着信要求者に送信し、前記
通信機器接続装置制御手段は、代理応答者が着信要求者
も含めた3者通話を要求したとき、前記信号送信手段か
らの代理応答者が3者通話を要求した旨の信号を着信要
求者に送信するとともに、着信要求者と代理応答者と発
呼者間の3者通話を可能にし、前記司号認識手段は、前
記通信機器接続装置から送信された代理応答者が3者通
話を要求した旨の信号を認識し、前記通信機器制御手段
は、着信要求者が、前記信号認識手段にて代理応答者の
3者通話要求を検知したとき自動的に3者通話を可能に
する構成にしたことを特徴とする。
【0025】すなわち、転送において、発呼者、代理応
答者、着信要求者の3者が同時に話せることにより、よ
りスムーズに用件を受け渡し、確実な転送を行うことが
可能な通信システムである。
【0026】(第4の発明)請求項4の発明による通信
システムは、前記信号送信手段は、着信要求者が保留解
除したとき、着信要求者が保留解除した旨の信号を代理
応答者に送信し、前記通信機器接続装置制御手段は、着
信要求者が保留解除したとき、前記信号送出手段より、
着信要求者が保留解除した旨の信号を代理応答者に送信
するとともに、着信要求者と代理応答者間の双方向通話
を切断して、発呼者と着信要求者間の双方向通話を可能
にし、前記信号認識手段は、前記通信機器接続装置から
送信された着信要求者が保留解除した旨の信号を認識
し、前記通信機器制御手段は、代理応答者が前記信号認
識手段にて着信要求者の保留解除を検知したとき着信要
求者との通話を自動的に切断する構成にしたことを特徴
とする。
【0027】すなわち、転送時に着信要求者は代理応答
者との間に形成されている音声パスを切断することな
く、保留中の呼を保留解除するだけで発呼者と会話可能
な通信システムである。
【0028】(第5の発明)請求項5の発明による通信
装置は、前記通信機器制御手段は、自端末が着信要求者
か代理応答者かを認識し、着信時にその旨を報知する制
御を行う構成にしたことを特徴とする。
【0029】すなわち、代理応答者の場合と着信要求者
の場合とで呼び出し音を区別し、どちらの立場で呼ばれ
ているのかを通信機器の利用者に明確に報知することが
可能な通信システムである。
【0030】(第6の発明)請求項6の発明による通信
システムは、前記代理応答先情報蓄積手段は、発呼者別
に規定された着信要求者や代理応答者の情報を蓄積する
構成にしたことを特徴とする。
【0031】すなわち、発呼者ごとに代理応答する人
と、そうでない人を分け、代理応答者に発呼者と関連の
有る人のみを登録しておくことで、まったく関連の無
く、用件のわからない人が代理応対せず、用件の比較的
理解できる可能性の高い人で代理応答を行うことで、発
呼者や代理応答者にとって安心して電話応対可能であ
り、かつ、用件を正確に着信要求者に伝えることが可能
な通信システムである。
【0032】(第7の発明)請求項7の発明による通信
システムは、前記各通信機器は、スピーカ受話を可能と
する拡声受話手段を有し、前記通信機器制御手段は、着
信要求者が前記信号認識手段にて代理応答信号を検知し
たとき自動応答して代理応答者の送話信号または送受話
の加算された信号を前記拡声受話手段を自動的に起動し
スピーカ受話を可能にする構成にしたことを特徴とす
る。
【0033】すなわち、着信要求者は代理応答中の音声
を、ボタンの押下などの操作無く、また、ハンズフリー
で聴取することが可能な通信システムである。
【0034】(第8の発明)請求項8の発明による通信
システムは、前記各通信機器は、スピーカ通話を可能と
する拡声通話手段を有し、前記通信機器制御手段は、着
信要求者が、前記信号認識手段にて代理応答者の保留、
または、3者通話要求を検知したとき前記拡声通話手段
を自動的に起動しスピーカ通話を可能にする構成にした
ことを特徴とする。
【0035】すなわち、着信要求者は代理応答者が保留
後の通話を、ボタンの押下などの操作無く、また、ハン
ズフリーで聴取することが可能な通信システムである。
【0036】(第9の発明)請求項9の発明による通信
システムは、前記各通信機器は、ハンドセットのオンフ
ックやオフフックを検知するフック操作検知手段を有
し、前記通信機器制御手段は、保留中に前記フック操作
検知手段にてオフフックを検知したとき自動的に保留解
除を行う構成にしたことを特徴とする。
【0037】すなわち、着信要求者はボタン押下などの
保留解除操作を特に行わずとも、ハンドセットのオフフ
ックのみで保留を解除して発呼者とハンドセットで通話
可能な通信システムである。
【0038】(第10の発明)請求項10の発明による
通信システムは、前記通信機器接続装置は、接続されて
いる通信機器の電話番号、IPアドレス、名前、個人毎
に割り当てられた識別番号、あるいは、個人毎の暗証番
号を蓄積し、発呼者、着信要求者、代理応答者の識別を
管理する接続通信機器管理情報蓄積手段を有することを
特徴とする。
【0039】すなわち、通信機器接続装置において、発
呼者、着信要求者、代理応答者などのシステム利用者の
管理を電話番号のみでなく、IPアドレス、名前、個人
ごとのID番号、または暗証番号を用いて行う通信シス
テムである。
【0040】(第11の発明)請求項11に記載の通信
システムは、前記通信機器接続装置は、音声を加算する
音声加算手段を有し、前記通信機器接続装置制御手段
は、前記音声加算手段を用いて送受話加算処理や保留処
理や3者通話処理を行う構成にしたことを特徴とする。
【0041】すなわち、上記、「送受話加算処理」、
「保留処理」、「3者通話処理」の3機能を通信機器側
ではなく、通信機器接続装置側で行うことで、回線やデ
バイスの資源を有効利用可能な通信システムである。
【0042】(第12の発明)請求項12に記載の通信
システムは、前記通信機器接続装置は、前記通信機器接
続装置と前記通信機器間の接続、前記通信機器接続装置
と外線との接続のいずれか、または両方がIPネットワ
ークと接続するIP通信接続手段を有することを特徴と
する。
【0043】すなわち、本発明の通信にIPネットワー
クを利用することで、IPを用いた音声以外の他のデー
タ通信網との統合を図り、ネットワーク資源を有効利用
可能な通信システムである。
【0044】(第13の発明)請求項13に記載の通信
システムは、前記通信機器接続装置は複数台有し、複数
の通信機器接続装置間をネットワークを介して接続し、
前記通信機器接続装置制御手段は、異なる通信機器接続
装置間で発呼者、着信要求者、代理応答者の情報、およ
び、前記信号送出手段に規定された信号を送受信するこ
とで、異なる通信機器接続装置に接続された通信機器間
の通信を可能にする構成にしたことを特徴とする。
【0045】すなわち、遠隔地間に仮想の内線網を構成
し、上記モニタを行うことで、着信要求者は遠隔地で代
理応答されても、その距離を意識せずとも、あたかも自
席の近くで代理応答したのと同様にその応答中の音声を
モニタ可能であり、かつ口頭で用件を伝えて転送を受け
ることが可能な通信装置である。
【0046】(第14の発明)請求項14に記載の通信
システムは、前記通信機器接続装置は、通信機器間の通
話のための音声信号を圧縮/復元して送受信する音声圧
縮/復元手段を有することを特徴とする。
【0047】すなわち、プライベートネットワークと比
較して帯域の狭い外部の通信網に対して、モニタや相互
通話の音声を圧縮することで、帯域の利用効率を高め、
スムーズにモニタや相互通話することが可能であり、ま
た、プライベートネットワーク内でも同一ネットワーク
内でデータ通信トラフィックとの共存を行い易くする通
信装置である。
【0048】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態を示す通信システムのブロック構成
図である。この通信システムは、通信機器接続装置と複
数台の通信機器で構成される。
【0049】通信機器接続装置は、電話公衆網やIP通
信網などの音声通信可能な通信網や電話端末やPCなど
の音声通信可能である通信機器と接続する通信接続部1
00と、着信要求時に代理応答先を規定するテーブルを
蓄積する代理応答先情報蓄積部102と、着信要求時に
代理応答者が応答した際に、着信要求者に代理応答され
た旨の信号を送信する信号送信部103と、着信要求時
に代理応答先情報蓄積部102により、代理応答者を検
索し、着信要求者とともに代理応答者に着信を通知し、
代理応答者が応答した際に、信号送信部103により、
着信要求者に代理応答された旨の信号を送信するととも
に、着信要求者と代理応答者間を接続し、代理応答者の
送話信号、または送受話の加算された信号を送信する通
信機器接続装置制御部101とを有する。
【0050】各通信機器は、通信機器接続装置から送信
された代理応答された旨の信号を認識する信号認識部2
01と、通信機器接続装置が接続されている内部通信網
と接続する回線接続部204と、音声の入出力と音声通
信を行う通話部205と、着信要求者が信号認識部20
1にて代理応答信号を検知すると自動応答して代理応答
者の送話信号、または送受話の加算された信号の受話を
可能とする通信機器制御部200とを有する。
【0051】図15は、本発明の第1の実施形態におけ
る、通信システムの動作シーケンスである。本詳細説明
では、一例として着信要求者の通信機器を通信機器A、
代理応答者の通信機器を通信機器Bとするが、この組み
合わせは任意であり、その設定は代理応答先情報蓄積部
102が保持する。
【0052】図15において、通信網または内線の通信
機器より通信機器接続装置に着信する(S100)。こ
の着信に対して、通信機器Aは着信鳴動する(S10
1)。一方、通信機器Bを含む通信機器A以外の全ての
通信機器、もしくは通信機器A着信時に代理応答先情報
蓄積部102に規定する代理応答させるグループに所属
する通信機器も、代理応答呼び出しを受けて鳴動する
(S102)。着信時に代理鳴動させるグループは0以
上の任意の通信機器を設定し、その設定は代理応答先情
報蓄積部102が保持し、管理する。
【0053】通信機器Bで代理応答後、他の着信に対す
る着信鳴動は終了する(S103,S104)。この
時、通信機器接続制御部101は通信接続部100を用
いて発信者の通信機器と通信機器Bの間に音声パスを形
成する(S105)。
【0054】一方、通信機器接続装置制御部101は通
信機器Aに対してモニタパスを形成するためにモニタ用
着信を掛ける(S106)。モニタ用着信に対し、通信
機器Aは自動応答する(S107)。この自動応答を受
け、通信機器接続装置制御部101は通信機器Bと通信
機器A間に新たな通話パスを形成し、通信機器Bの送話
音声を、発信者端末とは別に通信機器Aにも送る(S1
08)。
【0055】本実施形態は一例として着信先が通信機器
Aである場合を示したが、着信先が特定できない代表着
信の場合では、全てが代理応答者で、応答後、全ての端
末と通話モニタのパス(S106〜S108)を張るこ
とができる。
【0056】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態を示すブロック構成図である。なお、以下の
説明において、図1と同一の構成には同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0057】第2実施形態における通信機器接続装置
は、第1実施形態の装置の信号送信部103に代えて、
代理応答者が保留すると、代理応答者が保留した旨の信
号を着信要求者に送信する信号送信部113を有する。
また、通信機器接続制御部101に代えて、代理応答者
が保留すると、信号送信部113より、代理応答者が保
留した旨の信号を着信要求者に送信するとともに、着信
要求者と代理応答者間の双方向通話を可能にする通信機
器接続装置制御部111を有する。
【0058】通信機器は、信号認識部201に代えて、
通信機器接続装置から送信された代理応答者が保留した
旨の信号を認識する信号認識部211と、通信機器制御
部200に代えて、着信要求者が、信号認識部211に
て代理応答者の保留を検知すると代理応答者との通話を
可能とする通信機器制御部210を有する。
【0059】図16を用い、本発明の第2の実施形態に
おける、この装置の動作シーケンスを説明する。第1実
施形態の動作シーケンス(S100〜S108)後、通
信機器Bにおいて代理応答者が通話の保留操作を行う
(S11O)、通信機器接続装置制御部111は発信者
との間の呼を保留する(S111)。保留後、通信機器
接続装置制御部111は通信機器Aと通信機器Bとの間
に形成されているモニタ用パスを双方向の通話パスへと
自動形成する(S112,S113)。この通信機器A
とBの間の双方向の音声パスを利用し、代理応答者は着
信要求者に発信者から受けた用件を伝えるたり、着信要
求者より、通話に出るのか、後で掛けなおすのかなどの
指示を受けることができる。
【0060】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態を示すブロック構成図である。第3の実施形
態は第2の実施形態における信号送信部113に代え
て、代理応答者が着信要求者も含めた3者通話を要求す
ると、代理応答者が3者通話を要求した旨の信号を着信
要求者に送信する信号送信部123を有する。また、第
2の実施形態の通信機器接続装置制御部111に代え
て、代理応答者が着信要求者も含めた3者通話を要求す
ると、信号送信部123より、代理応答者が3者通話を
要求した旨の信号を着信要求者に送信するとともに、着
信要求者と代理応答者と発呼者間の3者通話を可能にす
る制御を行う通信機器接続装置制御部121を有する。
【0061】また、通信機器は、通信機器接続装置から
送信された代理応答者が3者通話を要求した旨の信号を
認識する信号認識部221と、着信要求者が、信号認識
部221にて代理応答者の3者通話要求を検知すると自
動的に3者通話を可能とする通信機器制御部220とを
有する。
【0062】図17は、本発明の第3の実施形態におけ
る、この装置の動作シーケンスである。図15の第1実
施形態の動作シーケンス(S100〜S108)後、通
信機器Bにおいて代理応答者が3者通話の要求をかける
(S120)。通信機器接続装置制御部121は信号送
信部123を用いて、通信機器Aに3者通話を行う旨を
通知する(S121)。通知後、通信機器接続装置制御
部121は、発信者通信機器と通信機器B(S12
2)、発信者通信機器と通信装置A間(S123)、通
信機器Bと通信機器A間(S113)のそれぞれに通話
パスを張り、3者通話を可能にする。このとき、通信機
器では通信機器制御部220を用いて、パスを自動で形
成する。
【0063】(第4の実施形態)図4は、本発明の第4
の実施形態を示すブロック構成図でもある。第4実施形
態のシステムは第3実施形態のシステムにおいて、通信
機器接続装置は、信号送信部123に代えて、着信要求
者が保留解除すると、着信要求者が保留解除した旨の信
号を代理応答者に送信する信号送信部133を有する。
また、通信機器接続装置制御部121の制御に加え、着
信要求者が保留解除すると、信号送出133より、着信
要求者が保留解除した旨の信号を代理応答者に送信する
とともに、着信要求者と代理応答者間の双方向通話を切
断して、発呼者と着信要求者間の双方向通話を可能にす
る通信機器接続装置制御部131を有する。
【0064】また、通信機器は、通信機器接続装置から
送信された着信要求者が保留解除した旨の信号を認識す
る信号認識部231と、代理応答者が信号認識部231
にて着信要求者の保留解除を検知すると着信要求者との
通話を自動的に切断する通信機器制御部220を有す
る。
【0065】図18は、本発明の第4の実施形態におけ
る、このシステムの動作シーケンスである。第1の実施
形態の動作シーケンスS100〜S108と第2の実施
形態の動作シーケンスS110〜S113に加え、着信
要求者は通信機器Aの通信機器制御部230を用いて、
保留解除の旨を通信機器接続装置に通知する(S13
0)。通信機器接続装置は、信号送信部133を用いて
保留解除の旨を通信機器Bに通知する(S131)。そ
の後、通信機器接続装置制御部131は、通信機器Aと
発信者通信機器の間に音声パスを形成し(S132)、
発信者と着信要求者の通話が可能になる。同時に、通信
機器接続装置制御部131は通信機器Bとの間に形成さ
れている音声パスを切断する(S133)。
【0066】(第5の実施形態)図5は、本発明の第5
の実施形態を示すブロック構成図である。第5実施形態
のシステムは第4実施形態のシステムにおいて、通信機
器は、自端末が着信要求者か代理応答者かを認識し、着
信時にその旨を報知する制御を行う通信機器制御部24
0を有する。
【0067】図15を用い、本発明の第5の実施形態を
説明する。発信者からの着信(S100)に対し、通信
機器Aは着信呼出を受ける(S101)。このとき、通
信機器Aは代理応答呼出ではなく、着信呼出が入ってい
ることを着信要求者に示す。同時に通信機器Bは代理応
答呼出を受ける(S102)。このとき、通信機器Bは
着信呼出ではなく、代理応答呼出が入っていることを代
理応答者に示す。この表示、通知の区別は、一例とし
て、呼出音やランプ表示、文字やウインドウの表示など
において、着信呼出と代理応答呼出のそれぞれに別の通
知・表示を用意し使い分けることができる。
【0068】(第6の実施形態)図6は、本発明の第6
の実施形態を示すブロック構成図である。第6実施形態
の通信システムは第5の実施形態の通信機器接続装置に
おいて、代理応答先情報蓄積部102に代えて、発呼者
別に規定された着信要求者や代理応答者の情報を蓄積す
る代理応答先情報蓄積部112を有する。
【0069】図15を用い、本発明の第6の実施形態を
説明する。発信者からの着信(S100)に対する着信
要求者ごとに区別される代理応答者のグループではな
く、発信者ごとに着信要求者や代理応答者のグループを
区別する。これは、一例として発ID(発信者識別子)
により、その発信者の呼を受ける担当者を着信要求者
に、その他、関連のメンバーを代理応答者としてグルー
プを作成することができる。
【0070】(第7の実施形態)図7は、本発明の第7
の実施形態を示すブロック構成図である。第7の実施形
態の通信システムは、第6の実施形態の通信システムに
加え、スピーカ受話を可能とする拡声受話部202を有
する。また、着信要求者が、信号認識部231にて代理
応答信号を検知すると自動応答して代理応答者の送話信
号または、送受話の加算された信号を拡声受話部202
を自動的に起動しスピーカ受話を可能とする通信機器制
御部250を有する。
【0071】図15を用いて、本発明の第7の実施形態
を説明する。スピーカ受話のモニタ用の着信かが着信要
求者の通信機器Aに入り(S106)、自動応答する
(S107)。この自動応答の際、通信機器制御部25
0は拡声受話部202を自動起動し、モニタパスが形成
されるのに合わせて(S108)、スピーカ受話を可能
として、外部に音声を出力する。
【0072】(第8の実施形態)図8は、本発明の第8
の実施形態を示すブロック構成図である。第8実施形態
のシステムは第7実施形態のシステムにおいて、拡声受
話部202に代えて、スピーカ通話を可能とする拡声通
話部212を有する。また、着信要求者が、信号認識部
231にて代理応答者の保留、または、3者通話要求を
検知すると拡声通話部212を自動的に起動しスピーカ
通話を可能とする通信機器制御部260を有する。
【0073】図16と図17を用いて、本発明の第8の
実施形態の動作シーケンスを説明する。代理応答者が保
留し、通信装置Aと通信装置Bの間で音声が送受される
場合(S113)、および、代理応答者が3者通話を要
求し、通信装置Aが通信装置Bと発信者通信装置の両方
と通話パスを形成し、音声を送受する場合(S113お
よびS123)、通信機器制御部260は拡声通信部2
12を自動起動し、ハンズフリー通話を行うことを可能
とする。一例として、スピーカ、マイク、およびエコー
キャンセラーを内蔵したハンズフリーユニットを自動起
動して用いることができる。
【0074】(第9の実施形態)図9は、本発明の第9
の実施形態を示すブロック構成図である。第9実施形態
の通信システムは、ハンドセットのオンフックやオフフ
ックを検知するフック操作検知部203を有する。ま
た、保留中に前記フック操作検知手段にてオフフックを
検知すると自動的に保留解除を行う通信機器制御部27
0を有する。すなわち、着信要求者の通信機器Aにおい
ては、保留解除をハンドセットのオンフックやオフフッ
ク、または、それに相当するボタン操作などにより保留
を自動解除し、操作を簡略化できる通信装置とする。
【0075】(第10の実施形態)図10は、本発明の
第10の実施形態を示すブロック構成図である。第10
実施形態の通信システムは、第9実施形態の通信システ
ムに加え、通信機器接続装置に接続されている通信機器
の電話番号、IPアドレス、名前、個人毎に割り当てら
れた識別番号、あるいは、個人毎の暗証番号を蓄積し、
発呼者、着信要求者、代理応答者の識別を管理する接続
通信機器管理情報蓄積部104を有する。
【0076】(第11の実施形態)図11は、本発明の
第11の実施形態を示すブロック構成図である。第11
実施形態の通信システムは、第10実施形態の通信シス
テムに加え、音声を加算する音声加算部105と、音声
加算部105を用いて送受話加算処理や保留処理や3者
通話処理を前記通信機器接続装置内で行う制御を行う通
信機器接続装置制御部141を有する。
【0077】すなわち、3者通話を含んだ音声の加算を
通信機器接続装置で行うために、複数の通信パスを1つ
の通信機器との間に形成する必要(例としては図17の
S122とS113、あるいは、図17のS123とS
113など)が無く、1つの通信パスで済む。また、保
留も通信機器接続装置で行うため、保留中の通信機器と
通信機器接続装置との間にもパスを形成する必要がない
通信装置である。
【0078】(第12の実施形態)図12は、本発明の
第12の実施形態を示すブロック構成図である。第12
実施形態の通信システムは、第11実施形態の通信シス
テムにおいて、通信機器接続装置はIP通信網と接続す
るIP通信接続部110を有し、このIP通信接続部1
10を用いて、通信機器接続装置と通信機器間の接続、
通信機器接続装置と外線との接続のいずれか、または両
方がIPネットワークで構成される場合である。
【0079】(第13の実施形態)図13は、本発明の
第13の実施形態を示すブロック構成図である。第13
実施形態の通信システムは、第12実施形態の通信シス
テムにおいて、他の通信機器接続装置に対して呼制御の
信号を送信する信号送信部143と、通信機器接続装置
を複数有し、通信機器接続装置間がネットワークを介し
て接続され、異なる通信機器接続装置間で発呼者、着信
要求者、代理応答者の情報、および、信号送出部143
に規定された信号を送受信し、異なる通信機器接続装置
に接続された通信機器間において、前記までの実施形態
の各動作を可能とする通信機器接続装置制御部151を
有する。
【0080】図19は、本発明の第13の実施形態にお
ける、このシステムの動作シーケンスである。以下の説
明では、代理応答者の通信機器Bが接続されている通信
機器接続装置を通信機器接続装置B、着信要求者の通信
機器Aが接続されている通信機器接続装置を通信機器接
続装置Aとする。
【0081】本発明の第1の実施形態における動作シー
ケンス(S100〜S101)後、通信機器接続装置A
の通信機器接続装置制御部151は代理応答呼出を通信
機器接続装置Bの通信機器接続装置制御部151に要求
する(S140)。要求を受け、通信機器接続装置Bの
通信制御部151は通信機器Bに代理応答呼出(S14
1)をかける。
【0082】通信機器Bにおいて、代理応答者が代理応
答すると、通信機器接続装置Bの通信機器接続装置制御
部151は応答を受ける(S142)。通信機器接続装
置Bの通信機器接続装置制御部151は通信機器接続装
置Aの通信機器接続装置制御部151に応答を返す(S
143)。通信機器接続装置Aの通信機器接続装置制御
部151は、発信者の通信機器に応答を返し(S10
4)、通信機器接続装置Bの通信機器接続装置制御部1
51を用いて、発信者通信機器と通信機器Bの間に通話
パスを形成する(S144)。パス形成後、通信機器接
続装置Aの通信機器接続装置制御部151は着信要求者
の通信機器Aにモニタ用着信をかける(S106)。
【0083】通信機器Aはモニタ用着信を受けると、自
動応答する(S107)。自動応答を受け、通信機器接
続装置Aの通信機器接続装置制御部151は新たに通信
機器接続装置Bの通信機器接続制御部151を用い、通
信機器Bと通信機器A間の通話パスを形成し、通信機器
Bの送話音声、または通信機器Bの送話音声と発信者の
音声を音声加算部105を用いてリアルタイムに加算し
た音声を、通信機器Aに送る(S145)。
【0084】通信機器Bにおいて保留操作が行われると
(S146)、通信機器接続装置Bの通信機器接続装置
制御部151は保留要求を通信機器接続装置Aの通信機
器接続装置制御部151に通知し(S147)、通信機
器接続装置Aの通信機器接続装置制御部151は、発信
者との間の呼を保留する(S111)。保留後、通信機
器接続装置Aの通信機器接続装置制御部151は通信機
器Aと通信機器Bとの間に形成されているモニタ用パス
を双方向の通話パスへと自動形成する(S147,S1
48,S149)。
【0085】本実施形態では、通信機器接続装置間の通
信において、データ量の多い音声パスは常時接続で料金
の安いインターネットなどの通信網を利用してコストを
抑え、データ量の少ない呼制御の制御情報は通信速度の
速い別の通信網を利用して通信装置間の即応性を上げ、
かつコストを低く抑えることができる。
【0086】(第14の実施形態)図14は本発明の第
14の実施形態を示すブロック構成図である。第14の
実施形態は第13の実施形態に加え、音声を圧縮符号化
する音声圧縮部106と圧縮符号化された音声を元の音
声信号に復元する圧縮音声復元部107とを新たに有す
る通信機器接続装置から構成される。
【0087】図19を用いて、本発明の第14の実施形
態を説明する。通信機器接続装置Aと通信機器接続装置
Bの双方を経由して音声が通信される場合(S144,
S148)には、通信帯域が狭く、速度の遅い通信網が
利用されることが想定され、このような場合には、通信
機器接続装置において音声圧縮部106を用いて音声を
圧縮符号化し、圧縮符号化された音声を受け取った通信
機器接続装置は圧縮音声復元部107を用いて音声を復
元し、接続されている通信機器に送出することも可能で
ある。
【0088】第14実施形態では、一例として、音声圧
縮部106と圧縮音声復元部107を通信機器接続装置
が持つ構成で説明したが、音声圧縮部106と圧縮音声
復元部107を各通信機器に持たせる構成でも、同様の
効果を得ることが可能である。
【0089】なお、以上の説明では、端末とユーザを固
定で説明してきたが、ユーザがログイン作業を行ない異
なる複数の端末を利用する場合には、端末ではなく、着
信先をユーザに設定しておくことにより、本モニタや転
送をユーザは任意の端末で利用することが可能である。
【0090】また、本発明の通信網および端末と接続す
る内部通信網はメタルの線を利用したもの以外にも、無
線、光ファイバなどの線も利用可能であり、衛星、惑星
間などの通信にも適用可能である。
【0091】さらに、本発明では音声パスが通信機器接
続装置を一度経由し、通信されるシーケンスで説明した
が、パスを構成するまでの制御のみを通信機器接続装置
が担い、音声パス自体は通信機器接続装置を経由せずに
通信機器間に音声パスを形成することも同様である。
【0092】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明では、近
くにいない代理応答者の声をモニタ出来ることにより、
着信要求者は自席や、そのまわりで手が離せない場合で
も、近くで電話を取ってもらうのと同様に代理応答者の
応答音声を聴ぐこと可能であり、その音声より発信者や
電話の内容を知ることが可能である。
【0093】また、着信要求者は発信者と代理応答者の
双方の音声を聞くことで、より確実に電話の内容を知る
ことが可能である。
【0094】一方、代理応答者は、保留後の転送におい
て、保留しただけで自動に代理応答者と着信要求者の間
に音声パスが形成されるため、特別な操作を必要とする
ことなく、着信要求者の近くにいるのと同様に、用件な
どを着信要求者に伝えることが可能である。
【0095】さらに、着信要求者や代理応答者は、モニ
タや保留後の双方向通話パスを通信網を介して形成する
ことにより、物理的な距離を感じることなく、モニタや
口頭転送を行うことが可能である。これにより、距離を
気にすることなく、代理応答することが出来るため、ユ
ーザは広域の内線網を、あたかも同じオフィス内で利用
している場合と同等に容易に使用できる。そのため、本
発明は、複数端末を持つ音声通信装置において効果があ
るが、一例として、遠隔で代理応答し口頭転送が可能な
ため、在宅勤務などの小規模事業を統括する音声通信網
を構築する場合に、特に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック構成
図。
【図2】本発明の第2の実施形態を示すブロック構成
図。
【図3】本発明の第3の実施形態を示すブロック構成
図。
【図4】本発明の第4の実施形態を示すブロック構成
図。
【図5】本発明の第5の実施形態を示すブロック構成
図。
【図6】本発明の第6の実施形態を示すブロック構成
図。
【図7】本発明の第7の実施形態を示すブロック構成
図。
【図8】本発明の第8の実施形態を示すブロック構成
図。
【図9】本発明の第9の実施形態を示すブロック構成
図。
【図10】本発明の第10の実施形態を示すブロック構
成図。
【図11】本発明の第11の実施形態を示すブロック構
成図。
【図12】本発明の第12の実施形態を示すブロック構
成図。
【図13】本発明の第13の実施形態を示すブロック構
成図。
【図14】本発明の第14の実施形態を示すブロック構
成図。
【図15】図1に示す実施形態の動作シーケンスを示す
図。
【図16】図2に示す実施形態の動作シーケンスを示す
図。
【図17】図3に示す実施形態の動作シーケンスを示す
図。
【図18】図4に示す実施形態の動作シーケンスを示す
図。
【図19】図13に示す実施形態の動作シーケンスを示
す図。
【図20】従来の中継台による通信システムの構成図。
【図21】本発明の通信機器接続装置による通信システ
ムの構成図。
【符号の説明】
100、110…通信接続部 101…通信機器接続装置制御部 111、121、131、141、151…通信機器接
続装置制御部 102、112…代理応答先情報蓄積部 103、113、123、133、143…信号送信部 104…接続通信機器管理情報蓄積部 105…音声加算部 106…音声圧縮部 107…圧縮音声復元部 200、210、220、230…通信機器制御部 240、250、260、270…通信機器制御部 201、211、221、231…信号認識部 202…拡声受話部 203…拡声通話部 203…フック操作検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 7/00 H04M 7/00 Z (72)発明者 布川 亮造 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 井上 渉 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 楢原 佳織 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K015 AA00 AA02 AB02 AD01 AF01 AF03 AF05 AF06 AF08 JA11 KA04 KA11 5K024 AA21 AA22 AA23 AA42 AA53 AA71 BB00 BB04 CC01 CC14 DD03 EE09 FF06 GG01 GG03 GG05 GG07 GG08 5K051 AA08 AA10 BB01 CC01 DD03 DD04 DD07 FF06 GG01 HH13 HH16 HH19 JJ05 JJ17

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線接続と音声の入出力が可能な複数台
    の通信機器と、前記各通信機器が接続され、前記通信機
    器間や外部のネットワークとの接続を可能にする通信機
    器接続装置とから構成される通信システムであって、 前記通信機器接続装置は、 前記通信機器や外部のネットワークのいずれか、または
    両方の接続を行う通信接続手段と、 発呼者の接続要求先である着信要求者に対し、代理応答
    者を規定した情報を蓄積する代理応答先情報蓄積手段
    と、 着信要求時に代理応答者が応答した際に、着信要求者に
    代理応答された旨の信号を送信する信号送信手段と、 着信要求時に前記代理応答先情報蓄積手段により代理応
    答者を検索し、着信要求者とともに代理応答者に着信を
    通知し、代理応答者が応答した際に前記信号送信手段に
    より着信要求者に代理応答された旨の信号を送信すると
    ともに、着信要求者と代理応答者間を接続し、着信要求
    者と代理応答者の送話信号または送受話の加算された信
    号を送信する通信機器接続装置制御手段とを有し、 前記各通信機器は、 前記通信機器接続装置から送信された代理応答された旨
    の信号を認識する信号認識手段と、 着信要求者が前記信号認識手段にて代理応答信号を検知
    したとき自動応答して代理応答者の送話信号、または送
    受話の加算された信号の受話を可能とする通信機器制御
    手段とを有する、ことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記信号送信手段は、代理応答者が保留
    したときに代理応答者が保留した旨の信号を着信要求者
    に送信し、 前記通信機器接続装置制御手段は、代理応答者が保留し
    たとき、前記信号送信手段からの代理応答者が保留した
    旨の信号を着信要求者に送信するとともに、着信要求者
    と代理応答者間の双方向通話を可能にし、 前記信号認識手段は、前記通信機器接続装置から送信さ
    れた代理応答者が保留した旨の信号を認識し、 前記通信機器制御手段は、着信要求者が、前記信号認識
    手段にて代理応答者の保留を検知したとき代理応答者と
    の通話を可能にする、構成にしたことを特徴とする請求
    項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記信号送信手段は、代理応答者が着信
    要求者も含めた3者通話を要求したとき、代理応答者が
    3者通話を要求した旨の信号を着信要求者に送信し、 前記通信機器接続装置制御手段は、代理応答者が着信要
    求者も含めた3者通話を要求したとき、前記信号送信手
    段からの代理応答者が3者通話を要求した旨の信号を着
    信要求者に送信するとともに、着信要求者と代理応答者
    と発呼者間の3者通話を可能にし、 前記司号認識手段は、前記通信機器接続装置から送信さ
    れた代理応答者が3者通話を要求した旨の信号を認識
    し、 前記通信機器制御手段は、着信要求者が、前記信号認識
    手段にて代理応答者の3者通話要求を検知したとき自動
    的に3者通話を可能にする、構成にしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記信号送信手段は、着信要求者が保留
    解除したとき、着信要求者が保留解除した旨の信号を代
    理応答者に送信し、 前記通信機器接続装置制御手段は、着信要求者が保留解
    除したとき、前記信号送出手段より、着信要求者が保留
    解除した旨の信号を代理応答者に送信するとともに、着
    信要求者と代理応答者間の双方向通話を切断して、発呼
    者と着信要求者間の双方向通話を可能にし、 前記信号認識手段は、前記通信機器接続装置から送信さ
    れた着信要求者が保留解除した旨の信号を認識し、 前記通信機器制御手段は、代理応答者が前記信号認識手
    段にて着信要求者の保留解除を検知したとき着信要求者
    との通話を自動的に切断する、構成にしたことを特徴と
    する請求項2に記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通信機器制御手段は、自端末が着信
    要求者か代理応答者かを認識し、着信時にその旨を報知
    する制御を行う構成にしたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記代理応答先情報蓄積手段は、発呼者
    別に規定された着信要求者や代理応答者の情報を蓄積す
    る構成にしたことを特徴とする請求項1〜5いずれか1
    項に記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記各通信機器は、スピーカ受話を可能
    とする拡声受話手段を有し、 前記通信機器制御手段は、着信要求者が前記信号認識手
    段にて代理応答信号を検知したとき自動応答して代理応
    答者の送話信号または送受話の加算された信号を前記拡
    声受話手段を自動的に起動しスピーカ受話を可能にす
    る、構成にしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記各通信機器は、スピーカ通話を可能
    とする拡声通話手段を有し、 前記通信機器制御手段は、着信要求者が、前記信号認識
    手段にて代理応答者の保留、または、3者通話要求を検
    知したとき前記拡声通話手段を自動的に起動しスピーカ
    通話を可能にする、構成にしたことを特徴とする請求項
    2〜7のいずれか1項に記載の通信システム。
  9. 【請求項9】 前記各通信機器は、ハンドセットのオン
    フックやオフフックを検知するフック操作検知手段を有
    し、 前記通信機器制御手段は、保留中に前記フック操作検知
    手段にてオフフックを検知したとき自動的に保留解除を
    行う構成にしたことを特徴とする請求項4〜8のいずれ
    か1項に記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 前記通信機器接続装置は、接続されて
    いる通信機器の電話番号、IPアドレス、名前、個人毎
    に割り当てられた識別番号、あるいは、個人毎の暗証番
    号を蓄積し、発呼者、着信要求者、代理応答者の識別を
    管理する接続通信機器管理情報蓄積手段を有することを
    特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記通信機器接続装置は、音声を加算
    する音声加算手段を有し、 前記通信機器接続装置制御手段は、前記音声加算手段を
    用いて送受話加算処理や保留処理や3者通話処理を行う
    構成にしたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    1項に記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記通信機器接続装置は、前記通信機
    器接続装置と前記通信機器間の接続、前記通信機器接続
    装置と外線との接続のいずれか、または両方がIPネッ
    トワークと接続するIP通信接続手段を有することを特
    徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の通信シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記通信機器接続装置は複数台有し、
    複数の通信機器接続装置間をネットワークを介して接続
    し、 前記通信機器接続装置制御手段は、異なる通信機器接続
    装置間で発呼者、着信要求者、代理応答者の情報、およ
    び、前記信号送出手段に規定された信号を送受信するこ
    とで、異なる通信機器接続装置に接続された通信機器間
    の通信を可能にする構成にしたことを特徴とする請求項
    1〜12項のいずれか1項に記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 前記通信機器接続装置は、通信機器間
    の通話のための音声信号を圧縮/復元して送受信する音
    声圧縮/復元手段を有することを特徴とする請求項1〜
    13のいずれか1項に記載の通信システム。
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