JP2001306056A - フォント編集方法及びフォント編集装置 - Google Patents

フォント編集方法及びフォント編集装置

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JP2001306056A
JP2001306056A JP2000122669A JP2000122669A JP2001306056A JP 2001306056 A JP2001306056 A JP 2001306056A JP 2000122669 A JP2000122669 A JP 2000122669A JP 2000122669 A JP2000122669 A JP 2000122669A JP 2001306056 A JP2001306056 A JP 2001306056A
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intersection
closed
curve
control point
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JP2000122669A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kitazawa
達哉 北沢
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字の小さな要素を結合してできる文字の大
きな要素から塗りつぶしによって隠れる小さな要素の輪
郭線を消去して文字の大きな要素を作成するフォント編
集方法及びフォント編集装置を提供する。 【解決手段】 互いに交わる第一字画図形の閉曲線の交
点を求め(STEP30)、閉曲線の交点に制御点を生
成して要素曲線を分割する(STEP40)。つぎに、
互いに交わる閉曲線の制御点を順に辿り(STEP5
4)、辿った制御点が閉曲線の交点に位置する場合、そ
の交点に位置する制御点をもついずれかの閉曲線のうち
その交点から次の制御点までに位置する閉曲線上の点が
他の閉曲線に内包されない閉曲線についてその交点から
制御点を順に辿る(STEP51,52,53,54,
55,56)。そして、辿った制御点を有する目的閉曲
線を登録し第二字画図形を生成する(STEP54)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォント編集方法及
びフォント編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータの記憶装置を有効
活用するためには、小さな情報量のフォントを記憶装置
に格納することが望ましい。従来、文字を構成する共通
要素を記憶装置に格納し、共通要素を組み合わせて1つ
の文字を形成する方法が知られている。文字を構成する
共通要素のうち最小のものは、例えば、横棒、縦棒、跳
ね、点等である。
【0003】記憶装置に共通要素の集合としてアウトラ
インフォントを格納する場合、共通要素の大きさをどの
程度にするかによって、フォント全体のデータ量が変動
し、また、出力時の塗りつぶし処理に要する時間が変動
する。例えば、横棒、縦棒、跳ね、点等を共通要素とし
た場合と、これらの横棒、縦棒、跳ね、点等をいくつか
組み合わせてできる部首等を共通要素とした場合とで
は、フォント全体のデータ量及び出力時の塗りつぶし処
理に要する時間が異なる。
【0004】以下、具体例として、「男」、「畑」、
「鼻」等の文字で用いられる「田」を共通要素とした場
合と、「田」を構成する「|」「―」を共通要素とした
場合とについてフォントのデータ量を比較する。「田」
を共通要素とした場合、「田」は外側輪郭線1本、内側
輪郭線4本をもち、各輪郭線は4つの点の情報をもつか
ら、田の情報量は、4×1+4×4=20と考えること
ができる。「|」「―」を共通要素とした場合、「田」
は「|」3本と「―」3本とからなり、「|」、「―」
はそれぞれ外輪各線1本をもち、各輪郭線は4つの点情
報をもつから、田の情報量は、4×3+4×3=24と
考えることができる。したがって、「田」をそれ自体で
1つの共通要素とした方が「|」「―」を共通要素とし
た場合に比べ、「男」、「畑」、「鼻」のデータ量は小
さくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、仮に
「田」をそれ自体で1つの共通要素とする場合であって
も、記憶装置に格納するアウトラインフォントを作成す
る段階においては、「|」「―」といった最小要素を組
み合わせて「田」という共通要素を作成する方が「田」
という共通要素をはじめから作成するよりも作業効率が
高い。したがって、小さな共通要素から大きな共通要素
を作成するにあたり、小さな要素の組み合わせを1つの
大きな共通要素に変換することのできるフォント編集装
置が望まれるところである。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであって、文字の小さな要素を結合してできる文字
の大きな要素から塗りつぶしによって隠れる小さな要素
の輪郭線を消去して文字の大きな要素を作成するフォン
ト編集方法及びフォント編集装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
フォント編集方法又は請求項3記載のフォント編集プロ
グラムによると、はじめに、互いに交わる第一字画図形
の閉曲線の交点を求め、閉曲線の交点に制御点を生成し
て要素曲線を分割する。要素曲線とは、閉曲線の一部の
開曲線であって、順序付けられた点の1次結合として表
現された曲線式によって表される曲線である。つぎに、
互いに交わる閉曲線の制御点を順に辿り、辿った制御点
が閉曲線の交点に位置する場合、その交点に位置する制
御点をもついずれかの閉曲線のうちその交点から次の制
御点までに位置する閉曲線上の点が他の閉曲線に内包さ
れない閉曲線についてその交点から制御点を順に辿る。
閉曲線に内包されないとは、ある点が閉曲線上にあるか
又は閉曲線によって囲まれる領域の外側にある状態をい
う。そして、辿った制御点を有する目的閉曲線を登録し
第二字画図形を生成する。登録とは、特定の意味を持つ
情報をその意味を伴った情報として取り出せるように記
録媒体に格納することをいう。
【0008】本発明の請求項1記載のフォント編集方法
又は請求項3記載のフォント編集プログラムによると、
他の閉曲線に内包されない閉曲線の要素曲線を辿り、辿
った要素曲線が連結された目的閉曲線を輪郭とする第二
字画図形を生成するため、第二字画図形には塗りつぶし
によって隠れる不要な要素曲線が含まれない。従って、
文字の小さな要素を結合してできる文字の大きな要素か
ら塗りつぶしによって隠れる小さな要素の輪郭線を消去
して文字の大きな要素を作成することができる。これに
より、例えば、フォント全体のデータ量を小さくし、ま
た、出力時の塗りつぶし処理に要する時間を短縮するこ
とができる。
【0009】本発明の請求項2記載のフォント編集方法
又は請求項4記載のフォント編集プログラムによると、
互いに交わる閉曲線の制御点を順に辿り、辿った制御点
が閉曲線の交点に位置する場合、その交点から次の制御
点までに位置する閉曲線上の点が他の閉曲線に内包され
るとき、その交点から次の交点までの要素曲線を隠線と
して登録し、目的閉曲線又は隠線として登録された要素
曲線のいずれかに互いに交わる閉曲線の制御点がすべて
含まれた場合、目的閉曲線の登録を終了する。目的閉曲
線又は隠線として登録された要素曲線のいずれかに第一
字画図形の閉曲線の制御点がすべて含まれるまで目的閉
曲線の登録を継続するため、第二字画図形の輪郭線の全
てを画定する目的閉曲線を登録することができる。
【0010】本発明の請求項5記載のフォント編集装置
によると、第一記憶手段には、互いに交わる複数の第一
字画図形の閉曲線が格納される。分割処理手段は、第一
記憶手段に格納された閉曲線の交点を求め、閉曲線の交
点に制御点を生成して要素曲線を分割する。登録処理手
段は、第一記憶手段に格納された閉曲線の制御点を順に
辿り、辿った制御点が閉曲線の交点に位置する場合、そ
の交点に位置する制御点をもついずれかの閉曲線のうち
その交点から次の制御点までに位置する閉曲線上の点が
他の閉曲線に内包されない閉曲線についてその交点から
制御点を順に辿り、辿った制御点を有する目的閉曲線を
登録し第二字画図形を生成する。第二記憶手段には第二
字画図形の目的閉曲線が格納される。
【0011】本発明の請求項5記載のフォント編集装置
によると、他の閉曲線に内包されない閉曲線の要素曲線
を辿り、辿った要素曲線が連結された目的閉曲線を輪郭
とする第二字画図形を生成するため、第二字画図形には
塗りつぶしによって隠れる不要な要素曲線が含まれな
い。従って、文字の小さな要素を結合してできる文字の
大きな要素から塗りつぶしによって隠れる小さな要素の
輪郭線を消去して文字の大きな要素を作成することがで
きる。これにより、例えば、フォント全体のデータ量を
小さくし、また、出力時の塗りつぶし処理に要する時間
を短縮することができる。
【0012】本発明の請求項6記載のフォント編集装置
によると、登録処理手段は、辿った制御点が閉曲線の交
点に位置する場合、その交点から次の制御点までに位置
する閉曲線上の点が他の閉曲線に内包されるとき、その
交点から次の交点までの要素曲線を隠線として登録し、
目的閉曲線又は隠線として登録された要素曲線のいずれ
かに互いに交わる閉曲線の制御点がすべて含まれた場
合、目的閉曲線の登録を終了する。目的閉曲線又は隠線
として登録された要素曲線のいずれかに第一字画図形の
閉曲線の制御点がすべて含まれるまで目的閉曲線の登録
を継続するため、第二字画図形の輪郭線の全てを画定す
る目的閉曲線を登録することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づき説明する。 (第1実施例)本発明のフォント編集方法の第1実施例
として、コンピュータを用い、4つの第一字画図形を結
合して第二字画図形としての「口」を作成する隠線消去
処理を図1に基づいて説明する。「口」は「噴」、
「国」、「田」等の文字を構成する共通要素である。
「口」を描画するためのデータは、フォントデータとし
てコンピュータ、プリンタ等の記憶装置に格納されるも
のである。
【0014】はじめに、図2に示すように、4つの第一
字画図形を画定する閉曲線10、20、30、40を画
素平面上に配列する(STEP10)。すなわち、画素
平面上に閉曲線10、20、30、40を配列すること
によりこれらの閉曲線の制御点に画素平面上の座標を与
える。閉曲線10と閉曲線30とは同一形状の閉曲線で
ある。これらの閉曲線10、20、30、40は例えば
ベジエ曲線である。閉曲線10は制御点12、13、1
4、15、16を有し、閉曲線20は制御点21、2
2、23、24、25を有し、閉曲線30は制御点3
1、32、33、34、35を有し、閉曲線40は制御
点41、42、43、44を有する。尚、説明の簡略化
のため制御点は全てアンカーポイントとしカーブポイン
トを含まないものとする。これらの制御点は、座標平面
上で反時計回りに配列されるように各閉曲線において順
序づけられている。例えば、閉曲線40の制御点は4
1、42、43、44の順に順序づけられている。
【0015】次に、閉曲線10、20、30、40が他
の閉曲線に交わるものであるか否かを順に判別する(S
TEP20)。例えば、閉曲線10については閉曲線2
0、30、40と交わるか否かを判別し、閉曲線20に
ついては閉曲線10、30、40と交わるか否かを判別
する。一の閉曲線が他の閉曲線に交わる場合、交わる閉
曲線の交点座標をすべて求める(STEP30)。閉曲
線同士に全く交点がない場合隠線消去処理を終了する。
【0016】次に、各閉曲線上の交点を制御点として追
加する(STEP40)。すなわち、各閉曲線について
交点がその閉曲線上の点となる場合にその交点に制御点
を生成する。図3に交点が制御点として追加された閉曲
線10、20、30、40を示す。閉曲線10には制御
点51、52、53、54を追加し、閉曲線20には制
御点53、54、55、56を追加し、閉曲線30には
制御点55、56、57、58を追加し、閉曲線40に
は制御点57、58、51、52を追加している。
【0017】次に、いずれか一の制御点を始点として注
目し、注目した制御点を目的輪郭線リストに登録し、そ
の制御点が属する閉曲線を注目線として登録する(ST
EP50)。始点を定める際、いずれかの閉曲線に内包
される制御点は始点としないものとして除外する。始点
から順に制御点を選択しながら辿り、辿った点を制御点
とする閉曲線を生成することにより「口」の輪郭線を画
定する。以下、この手順を詳細に説明する。尚、以下の
手順を実行する前に閉曲線の制御点が画素平面上で反時
計回りに配列されるように順序づけられているかを判断
し、そのように順序づけられていない場合は以下の手順
に移行しないようにしてもよい。
【0018】はじめに、現在注目している制御点が閉曲
線の交点であるか否かを判別する(STEP51)。注
目している制御点が閉曲線の交点でない場合、その制御
点はいずれか一の閉曲線の制御点である。この場合、注
目している制御点が属する閉曲線、すなわち注目線とし
て登録されている閉曲線上の制御点を、現在注目してい
る制御点から順に辿って注目し、注目している制御点が
閉曲線の交点になるまで制御点を辿り続け、注目した制
御点を順に「口」の輪郭線のいずれかを画定する閉曲線
の制御点として目的輪郭線リストに登録する(STEP
51、54)。このとき、注目している閉曲線で規定さ
れている順序にしたがって制御点を辿る。例えば、制御
点41を始点とした場合、制御点41→制御点42→制
御点43→制御点58まで辿って閉曲線の交点に行き着
く。
【0019】注目している制御点が閉曲線の交点である
場合、その交点は複数の閉曲線上の制御点であるため、
次に辿るべき閉曲線を決定する必要がある。これは次の
手順で決定する。
【0020】現在注目している閉曲線上にあって、現在
注目している制御点から次の順の制御点までにある任意
の点(例えば図3に示すP)の座標を算出する(STE
P52)。このような点の座標は特定の関数を用いるこ
とによって算出することができる。例えば、現在注目し
ている制御点の閉曲線のパラメータを微少値増加させ、
増加させたパラメータをその閉曲線の式に与えることに
よって任意の点の座標を算出するような特定の関数を用
いる。
【0021】このように求めた任意の点が閉曲線10、
20、30、40のいずれかに内包されているか否かを
判別する(STEP53)。例えば点Pは閉曲線30に
内包されている。判別対象とした任意の点がいずれの閉
曲線にも内包されていない場合、現在注目している閉曲
線の次の制御点に注目し、その制御点を目的輪郭線リス
トに登録する(STEP54)。
【0022】任意の点が閉曲線のいずれかに内包されて
いる場合、現在注目している閉曲線を次の交点まで辿っ
て現在注目している制御点の次の制御点から次の交点ま
での制御点(例えば図3に示す制御点44、57)を隠
線リストに登録する(STEP55)。尚、本実施例で
は制御点を全てアンカーポイントとして説明している
が、カーブポイントであっても同様に隠線リストに登録
すればよい。このように隠線リストに制御点を登録する
ことにより、現在注目している制御点(交点)から次の
交点までの開曲線(例えば図3に示す破線401)を隠
線として登録したことになる。隠線リストへの登録終了
後、現在注目している閉曲線を切り替える。すなわち、
現在注目線として登録されている閉曲線の登録を抹消
し、現在注目している交点を制御点としてもつ別の閉曲
線を注目線として新たに登録する(STEP56)。
【0023】新たに注目した閉曲線についてSTEP5
2、53を行い、次に辿るべき閉曲線が決まるまでST
EP52、53、55、56を繰り返す。例えば閉曲線
40上の交点である制御点58に注目していた場合、次
に辿るべき閉曲線は閉曲線30に決まる。
【0024】STEP51〜56を繰り返し実行する
際、STEP54からSTEP51に移行する間に例外
処理57を以下のように実行する。現在注目している点
が目的輪郭線リストに登録されている始点である場合、
「口」の輪郭線のいずれかを画定する目的閉曲線が1つ
生成されたことになるため、新たに始点を定めて他の輪
郭線を画定する目的閉曲線を生成する必要がある。
【0025】閉曲線10、20、30、40の制御点の
全てについて、目的輪郭線リスト又は隠線リストのいず
れかに登録されているかを判別する。閉曲線10、2
0、30、40の全ての制御点が目的輪郭線リスト又は
隠線リストのいずれかに登録されている場合には、隠線
消去処理を終了する。それ以外の場合には、目的輪郭線
リスト又は隠線リストのいずれにも登録されていない制
御点に注目し、その制御点を始点として目的輪郭線リス
トに登録し、その制御点が属する閉曲線を注目線として
登録し、隠線消去処理を続行する。
【0026】図3に示す閉曲線10、20、30、40
に対し始点を制御点41に定めて上述のSTEP51〜
57を実行するとき目的輪郭線リスト及び隠線リストに
制御点がどのように登録されるかを模式的に図5、6に
示す。図5では「口」の外側輪郭線を画定する目的閉曲
線が登録される様子を示し、図6では「口」の内側輪郭
線を画定する目的閉曲線が登録される様子を示してい
る。図5、6において実線で示す円は始点として選択し
た制御点を示し、矢印は制御点を辿る順序を示し、実線
で示す三角形は隠線リストに登録される制御点を示して
いる。すなわち、矢印は、その矢印によって示される制
御点が目的輪郭線リストに登録されることを示してい
る。また、図6において、破線で示す円は既に目的輪郭
線リストに登録されている制御点を示し、破線で示す三
角形は既に隠線リストに登録されている制御点を示して
いる。
【0027】隠線消去処理が終了したときに目的輪郭線
リストに登録されている制御点をつなぐ曲線が目的閉曲
線である図7に示す「口」の内側輪郭線50及び外側輪
郭線60となる。以上、本発明の第1実施例による隠線
消去処理について説明した。
【0028】上記第1実施例の隠線消去処理によると、
目的輪郭線リストに登録されている制御点をつなぐ曲線
は、第二字画図形の輪郭線を画定するものであって、輪
郭線を塗りつぶしたときに隠れる曲線を含まないもので
ある。すなわち、第二字画図形は不要な制御点をもたな
い曲線からなる。したがって、上記第1実施例による隠
線消去処理によると、データ量が少なく、また塗りつぶ
しに要する時間が短いフォントを生成することができ
る。
【0029】(第2実施例)以下、第1実施例の隠線消
去処理を実行するための本発明の第2実施例によるフォ
ント編集装置について説明する。図8に第2実施例によ
るフォント編集装置を示す。このフォント編集装置は、
ハードディスク装置75に格納されている第一字画図形
から第二字画図形を生成し、第二字画図形をハードディ
スク装置75に格納する装置である。
【0030】第二記憶手段としてのハードディスク装置
75は、第一字画図形のデータを格納するためのディレ
クトリである素材フォルダ75aと第二字画図形のデー
タを格納するためのディレクトリであるフォントフォル
ダ75bとを有している。また、ハードディスク装置7
5には、第1実施例による隠線消去処理を実行するため
の隠線消去プログラムが格納されている。フォント編集
プログラムとしての隠線消去プログラムは図示しないフ
レキシブルディスク等の記録媒体やモデムを通じてハー
ドディスク装置75に格納される。ディスプレイ74は
入出力インタフェース72から転送される第一字画図形
及び第二字画図形のデータに基づいて第一字画図形及び
第二字画図形を表示する装置である。マウス77、キー
ボード73は入出力インタフェース72を通じて主記憶
装置71にデータを入力し、またCPU70に特定の処
理を依頼するための装置である。第一記憶手段としての
主記憶装置71はハードディスク装置75に格納された
データ及びプログラムを一時的に記憶し、CPU70が
ロード又はストアするデータを一時的に記憶するランダ
ムアクセスメモリである。分割処理手段及び登録処理手
段としてのCPU70は主記憶装置71に格納されてい
るプログラムを実行する装置である。フレキシブルディ
スク装置76は第二記憶手段としての図示しないフレキ
シブルディスクにデータを読み書きする装置である。
【0031】CPU70がハードディスク装置75に格
納されている隠線消去プログラムを主記憶装置71にロ
ードし隠線消去プログラムを実行することにより、フォ
ント編集装置は第1実施例による隠線消去処理を行う。
以下、隠線消去プログラム実行時のフォント編集装置の
作動を説明する。
【0032】オペレータがキーボード73から所定のア
ドレスを入力することにより、第一字画図形の輪郭線を
画定する閉曲線がハードディスク装置75の素材フォル
ダ75aから主記憶装置71の特定領域にロードされ
る。主記憶装置71にロードされた閉曲線は画素平面上
に配列され、ディスプレイ74に表示される。オペレー
タが複数の閉曲線を呼び出すとディスプレイ74にこれ
らの閉曲線が複数表示される。オペレータはマウス77
を操作することによってディスプレイ74に表示された
閉曲線の相対位置を変更することができる。ディスプレ
イ74の表示画面上における閉曲線の相対位置は閉曲線
の制御点の座標に反映され、制御点の座標が画定した閉
曲線は主記憶装置71の特定領域71aに記憶される。
制御点の座標が画定した閉曲線はその閉曲線についての
隠線消去処理が終了するまで特定領域71aに保持され
る。隠線消去プログラムは特定領域71aに格納されて
いる閉曲線の制御点を辿りながら制御点を目的輪郭線リ
スト及び隠線リストに登録する。隠線消去プログラムは
複数の目的輪郭線リストのための特定領域71bを主記
憶装置71に確保し、複数の隠線リストのための特定領
域71cを主記憶装置71に確保している。
【0033】例えば「口」という第二字画図形が隠線消
去処理によって生成されると、図7に示す内側輪郭線を
画定する閉曲線50の制御点からなる目的輪郭線リスト
と、外側輪郭線を画定する閉曲線60を画定する閉曲線
60の制御点からなる目的輪郭線リストとが特定領域7
1bに格納される。尚、目的輪郭線リストに登録される
制御点には、各制御点の相対位置情報が付与される。ま
た、隠線消去処理によって隠線リストに登録された複数
の開曲線の制御点が開曲線ごとに特定領域71cに格納
される。
【0034】オペレータがマウス77、キーボード73
によって指示することにより特定領域71bの目的輪郭
線リストは第二字画図形ごとの単位でハードディスク装
置75の特定のディレクトリであるフォントフォルダ7
5bに格納される。ハードディスク装置75に格納され
た第二字画図形は、図示しないフレキシブルディスク等
の記録媒体や外部ケーブルを介して他のコンピュータの
記憶装置に格納される。以上、第2実施例によるフォン
ト編集装置の作動を説明した。
【0035】本発明の第2実施例によるフォント編集装
置によると、文字を構成する最小の共通要素である第一
字画図形からこれを組み合わせた第二字画図形を生成す
るにあたり、不要な曲線が削除された第二字画図形を生
成することができる。したがって、第2実施例によるフ
ォント編集装置によると、データ量が少なく、また塗り
つぶしに要する時間が短いフォントを生成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による隠線消去処理を説明
するためのフローチャートである。
【図2】本発明の第一実施例において隠線消去される閉
曲線を示す平面図である。
【図3】本発明の第一実施例において隠線消去される閉
曲線を示す平面図である。
【図4】本発明の第一実施例において隠線消去される閉
曲線を示す平面図である。
【図5】図3に示す閉曲線に対する隠線消去処理を説明
するための模式図である。
【図6】図3に示す閉曲線に対する隠線消去処理を説明
するための模式図である。
【図7】本発明の第一実施例によって隠線消去された第
二字画図形の輪郭線を示す平面図である。
【図8】本発明の第二実施例によるフォント編集装置を
示す模式図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 閉曲線 12、13、14、15、16、21、22、23、2
4、25、31、32、33、34、41、42、4
3、44、51、52、53、54、55、56、5
7、58 制御点 50 内側輪郭線(目的閉曲線) 60 外側輪郭線(目的閉曲線) 70 CPU(分割処理手段、登録処理手段) 71 主記憶装置(第一記憶手段) 75 ハードディスク装置(第二記憶手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを用い、閉曲線を輪郭とす
    る第一字画図形を複数結合し、前記閉曲線の要素曲線を
    複数連結した目的閉曲線を輪郭とする第二字画図形を生
    成し、第二字画図形からアウトラインフォントを生成す
    るフォント編集方法であって、 互いに交わる第一字画図形の閉曲線の交点を求め、閉曲
    線の交点に制御点を生成して要素曲線を分割する段階
    と、 互いに交わる閉曲線の制御点を順に辿り、辿った制御点
    が閉曲線の交点に位置する場合、その交点に位置する制
    御点をもついずれかの閉曲線のうちその交点から次の制
    御点までに位置する閉曲線上の点が他の閉曲線に内包さ
    れない閉曲線についてその交点から制御点を順に辿り、
    辿った制御点を有する目的閉曲線を登録し第二字画図形
    を生成する段階と、 を含むことを特徴とするフォント編集方法。
  2. 【請求項2】 前記第二字画図形を生成する段階におい
    て、互いに交わる閉曲線の制御点を順に辿り、辿った制
    御点が閉曲線の交点に位置する場合、その交点から次の
    制御点までに位置する閉曲線上の点が他の閉曲線に内包
    されるとき、その交点から次の交点までの要素曲線を隠
    線として登録し、目的閉曲線又は隠線として登録された
    要素曲線のいずれかに互いに交わる閉曲線の制御点がす
    べて含まれた場合、目的閉曲線の登録を終了することを
    特徴とする請求項1記載のフォント編集方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータを用い、閉曲線を輪郭とす
    る第一字画図形を複数結合し、前記閉曲線の要素曲線を
    複数連結した目的閉曲線を輪郭とする第二字画図形から
    アウトラインフォントを生成するフォント編集プログラ
    ムを記録した記録媒体であって、 互いに交わる第一字画図形の閉曲線の交点を求め、閉曲
    線の交点に制御点を生成して要素曲線を分割する手順
    と、 互いに交わる閉曲線の制御点を順に辿り、辿った制御点
    が閉曲線の交点に位置する場合、その交点に位置する制
    御点をもついずれかの閉曲線のうちその交点から次の制
    御点までに位置する閉曲線上の点が他の閉曲線に内包さ
    れない閉曲線についてその交点から制御点を順に辿り、
    辿った制御点を有する目的閉曲線を登録し第二字画図形
    を生成する手順と、 を含むことを特徴とするフォント編集プログラムを記録
    した記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記目的閉曲線を登録する手順は、辿っ
    た制御点が閉曲線の交点に位置する場合、その交点から
    次の制御点までに位置する閉曲線上の点が他の閉曲線に
    内包されるとき、その交点から次の交点までの要素曲線
    を隠線として登録し、目的閉曲線又は隠線として登録さ
    れた要素曲線のいずれかに互いに交わる閉曲線の制御点
    がすべて含まれた場合、目的閉曲線の登録を終了するこ
    とを特徴とする請求項3記載のフォント編集プログラム
    を記録した記録媒体。
  5. 【請求項5】 コンピュータを用い、閉曲線を輪郭とす
    る第一字画図形を複数結合し、前記閉曲線の要素曲線を
    複数連結した目的閉曲線を輪郭とする第二字画図形から
    アウトラインフォントを生成するフォント編集装置であ
    って、 互いに交わる複数の第一字画図形の閉曲線が格納される
    第一記憶手段と、 前記第一記憶手段に格納された閉曲線の交点を求め、閉
    曲線の交点に制御点を生成して要素曲線を分割する分割
    処理手段と、 前記第一記憶手段に格納された閉曲線の制御点を順に辿
    り、辿った制御点が閉曲線の交点に位置する場合、その
    交点に位置する制御点をもついずれかの閉曲線のうちそ
    の交点から次の制御点までに位置する閉曲線上の点が他
    の閉曲線に内包されない閉曲線についてその交点から制
    御点を順に辿り、辿った制御点を有する目的閉曲線を登
    録し第二字画図形を生成する登録処理手段と、 第二字画図形の目的閉曲線が格納される第二記憶手段
    と、 を備えることを特徴とするフォント編集装置。
  6. 【請求項6】 前記登録処理手段は、辿った制御点が閉
    曲線の交点に位置する場合、その交点から次の制御点ま
    でに位置する閉曲線上の点が他の閉曲線に内包されると
    き、その交点から次の交点までの要素曲線を隠線として
    登録し、目的閉曲線又は隠線として登録された要素曲線
    のいずれかに互いに交わる閉曲線の制御点がすべて含ま
    れた場合、目的閉曲線の登録を終了することを特徴とす
    る請求項5記載のフォント編集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248583A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Seiko Epson Corp 表示プログラム、データ構造及び表示装置

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JP2007248583A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Seiko Epson Corp 表示プログラム、データ構造及び表示装置

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