JP2001305891A - シームレスベルト、画像形成装置用ベルト及び画像形成装置 - Google Patents

シームレスベルト、画像形成装置用ベルト及び画像形成装置

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JP2001305891A
JP2001305891A JP2000126109A JP2000126109A JP2001305891A JP 2001305891 A JP2001305891 A JP 2001305891A JP 2000126109 A JP2000126109 A JP 2000126109A JP 2000126109 A JP2000126109 A JP 2000126109A JP 2001305891 A JP2001305891 A JP 2001305891A
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JP
Japan
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seamless belt
belt
carbon black
coupling agent
forming apparatus
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Application number
JP2000126109A
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English (en)
Inventor
Kouichi Sakogawa
佐子川  広一
Makoto Morikoshi
誠 森越
Norihiro Otsu
紀宏 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuka Denshi Co Ltd
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Yuka Denshi Co Ltd
Mitsubishi Chemical Corp
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂の劣化が抑制されているので発泡傷など
が無く外観が良好で、樹脂劣化に起因した機械特性低下
のない、カーボンブラックを含有するシームレスベルト
と、このシームレスベルトを用いた画像形成装置用ベル
トと、この画像形成装置用ベルトを用いた画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 シラン系カップリング剤、アルミネート
系カップリング剤、チタネート系カップリング剤及びジ
ルコネート系カップリング剤の中から選ばれる少なくと
も1種と、カーボンブラックと、合成樹脂を含む組成物
を成形してなるシームレスベルト。このシームレスベル
トを用いた画像形成装置用ベルトと、この画像形成装置
用ベルトを用いた画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーボンブラック
が配合された合成樹脂製のシームレスベルト及び該シー
ムレスベルトを用いた、電子写真式複写機、レーザービ
ームプリンター、ファクシミリ機等に利用される中間転
写ベルト、搬送転写ベルト、感光体ベルト等の画像形成
装置用ベルト並びにこの画像形成装置用ベルトを含む画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりOA機器等などの画像形成装置
として、感光体、トナーを用いた電子写真方式や感光体
を用いずにトナーを直接シームレスベルト上に転写させ
るトナージェット方式が考案され上市されている。これ
らの装置には継ぎ目の有無に関わらず感光体ベルト、中
間転写ベルト、搬送転写ベルト、転写分離ベルト、帯電
チューブ、現像スリーブ、定着用ベルト、トナー転写ベ
ルト等の導電性、半導電性、絶縁性の各種電気抵抗に制
御したシームレスベルトが用いられている。
【0003】例えば、中間転写装置は、中間転写体上に
トナー像を一旦形成し、次に紙等へトナーを転写させる
ように構成されている。この中間転写体の表層における
トナーへの帯電、除電のためにシームレスベルトよりな
るシームレスベルトが用いられている。このシームレス
ベルトは、マシーンの機種毎に異なった表面電気抵抗や
厚み方向電気抵抗(体積電気抵抗)に設定(導電、半導
電、絶縁)されている。
【0004】また、搬送転写装置は、紙を一旦搬送転写
体上に保持した上で感光体からのトナーを搬送転写体上
に保持した紙上へ転写させ、さらに除電により紙を搬送
転写体より離すように構成されている。この搬送転写体
表層においては紙への帯電、除電のためにシーム有り、
無しのシームレスベルトが用いられている。このシーム
レスベルトは、上記と同様にマシーン機種毎に異なった
表面電気抵抗や厚み方向電気抵抗(体積電気抵抗)に設
定されている。
【0005】図1は従来のシームレスベルトよりなる中
間転写ベルトを用いた電子写真装置の側面図である。図
中、1は感光ドラム、6は導電性シームレスベルトであ
る。1の感光ドラムの周囲には、帯電器2、半導体レー
ザー等を光源とする露光光学系3、トナーが収納されて
いる現像器4及び残留トナーを除去するためのクリーナ
ー5よりなる電子写真プロセスユニットが配置されてい
る。導電性シームレスベルト6は、搬送ローラ7,8,
9に掛け渡されて、矢印方向に回転する感光ドラムと同
調して矢印方向に移動するようになっている。
【0006】次に、動作について説明する。まず矢印A
方向に回転する感光ドラム1の表面を帯電器2により一
様に帯電する。次に、光学系3により図示しない画像読
み取り装置等で得られた画像に対応する静電潜像を感光
ドラム1上に形成する。静電潜像は現像器4でトナー像
に現像される。このトナー像を、静電転写機10により
導電性シームレスベルト6へ静電転写し、搬送ローラ9
と押圧ローラ12の間で記録紙11に転写する。
【0007】ところで、電子写真式複写機等の画像形成
装置の導電性シームレスベルトの場合には、機能上2本
以上のロールにより高張力で長時間駆動されるため、十
分な耐久性が要求される。さらに、中間転写装置等に使
用される場合は、ベルト上でトナーによる画像を形成し
て紙へ転写するため、駆動時にベルトが弛んだり、伸び
たりすると、画像ズレの原因となる。また、トナーの転
写を静電気的に行うため、ある程度の導電性も必要であ
る。
【0008】このようなシームレスベルトは、トナー画
像を決定する重要部品であり、感光体、トナーとともに
3大重要部品の一つと考えられている。
【0009】そのため中間転写ベルトには次の〜が
要求される。 半導体領域にて所定の表面抵抗率と体積抵抗率を有
していること。 トナー離型性を有していること。 厚みが薄く均一であること。 機械的強度が強い(割れにくい)こと。 環境(温度湿度)による抵抗値の変動が少ないこ
と。 低コストであること。 シームレスで真円なベルトであること。
【0010】また、近年のマシーンの高速印刷化に伴
い、ベルトを駆動する速度が速まり、ベルトの耐久性を
向上させる必要が出てきている。
【0011】特に、感光体を4つ並べたタンデム型の搬
送転写、中間転写ベルトやトナージェット用ベルトでは
高速で印刷できる点で注目されており、特に耐久性と画
像ズレが重要となっている。
【0012】現在までシームレスベルトとしては、例え
ば、ポリアミド、ポリイミド、ポリフッ化ビニリデン、
エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリカーボ
ネート、ポリエステル等の樹脂組成物中に、アセチレン
ブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック等
のカーボンブラックを添加し、これを数十〜数百μm程
度の厚さに成形することで所定の電気抵抗率(表面抵抗
率、体積抵抗率)に設定したベルトを中間転写体用ベル
ト、紙搬送とトナー転写を兼ねた搬送転写用ベルトを得
ていることが知られている(特開昭63−311267
号公報、特開平5−170946号公報、特開平6−2
28335号公報等)なお、シームレスベルトの作製方
法としては次のような方法が考えられている。
【0013】(i) 回転成形法(又は遠心成形法とも表
現する場合がある) 円筒状金型の内周面に溶液を溶かした樹脂を入れ、金型
を回転させながら温度を加え、溶媒を半分以上揮発させ
てから金型の内部よりシームレス状のチューブを取り出
す工程と、別の円筒状金型の外部にシームレスチューブ
を装着し、温度を加えて熱硬化反応をさせる工程とから
なる(特開昭60−170862号公報)。この方法
は、主にポリイミド製転写ベルトの製造に用いられる。
【0014】(ii) 押出成形法 導電性フィラーをコンパウンドした樹脂を環状に溶融押
出しする方法である。この方法は、主にエチレンテトラ
フルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ポ
リカーボネート系、ポリエステル系、ポリイミド系転写
ベルトの作製方法に用いられている。
【0015】(iii) ディッピング法 樹脂溶液を円筒状又は円柱状金型外面にディッピング塗
布等により一定厚みに塗布し、加熱成膜した後、金型よ
り成膜したチューブ状フィルムを引き抜く方法である。
この方法は、主にポリフッ化ビニリデン製転写フィルム
の作製に用いられている。
【0016】(iv) ゴム押出し成形法 ポリウレタンゴムを筒状に押し出し加硫した後、表面研
磨し、再外層表面にフッ素樹脂等をコートする方法が報
告されている(電子写真学会誌33(1)43(199
4))。
【0017】従来、このような導電性シームレスベルト
としては、熱硬化性樹脂あるいは熱可塑性樹脂にカーボ
ンブラックなどの導電性フィラーを配合して成形したも
のが主として用いられている。なかでも、熱可塑性樹脂
を主成分にしたものは、連続成形が容易であり、広く用
いられてきた。熱可塑性樹脂の中でも熱可塑性非晶性樹
脂は、熱可塑性結晶性樹脂よりも寸法精度に優れる。こ
のような熱可塑性非晶性樹脂製シームレスベルトとして
は、例えばポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂に導
電性のカーボンブラックを配合し、円筒ダイを用いて筒
状フィルムに押出成形し、この筒状フィルムを輪切りに
したものが知られている(特開平3−89357号公報
等)。
【0018】なお、熱可塑性樹脂非晶性樹脂は熱可塑性
結晶性樹脂よりも寸法精度には優れるが、耐屈曲性に劣
り、例えば中間転写ベルトなどとして電子写真に用いた
場合、使用中にクラックが発生しやすい。そこで、この
問題点を解決すべく、ポリカーボネートとポリブチレン
テレフタレート等のポリアルキレンテレフタレートとを
配合してなるシームレスベルトが提案されている(特開
平4−313757号公報、特開平6−149083号
公報)。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、シーム
レスベルトに導電性を付与するために、熱可塑性樹脂に
カーボンブラックを分散させるようにしている。
【0020】一般にカーボンブラックは表面に不純物や
官能基を多く有し、熱可塑性樹脂とともに溶融加工する
と、表面の不純物や官能基が熱可塑性樹脂の熱分解を促
進するため、熱可塑性樹脂の分子量低下に伴う物性低下
や発泡などの外観不良を引き起こすとされてきた。
【0021】これらの問題を解決するため、表面の官能
基の少ないカーボンブラックが提案されたり、樹脂組成
物の溶融加工を低温で実施したり、溶融時間を短くする
などの工夫がなされ、一定の効果が得られてきた。
【0022】しかしながら、表面の官能基の少ないカー
ボンブラックでは樹脂との親和性が不足することから場
合によっては望ましい導電特性が得られないことがあ
り、樹脂組成物の溶融加工の温度や時間を制限すると思
うように分散できなかったり成形できる形状に制限が出
来るなど不十分なものであった。
【0023】本発明の目的は、溶融加工時の熱分解や発
泡などの少ないシームレスベルトを提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のシームレスベル
トは、シラン系カップリング剤、アルミネート系カップ
リング剤、チタネート系カップリング剤及びジルコネー
ト系カップリング剤よりなる群から選ばれる少なくとも
1種のカップリング剤と、カーボンブラックと、合成樹
脂とを含む組成物よりなることを特徴とするものであ
る。
【0025】このように特定のカップリング剤を存在さ
せることにより、合成樹脂とくに熱可塑性樹脂の溶融加
工時の熱分解が著しく抑制されることが見出された。
【0026】なお、カーボンブラックを合成樹脂に配合
するのに先立ってカップリング剤とカーボンブラックと
を接触させておいてもよく、カップリング剤とカーボン
ブラックとを別々に合成樹脂に配合してもよい。ただ
し、少量でもカップリング剤の作用を十分に発揮できる
ようにするために、カーボンブラックを予めカップリン
グ剤と接触させておくのが好ましい。具体的には、カッ
プリング剤を溶媒に溶解させて溶液とし、この溶液とカ
ーボンブラック(カーボンブラックの粉末又はスラリ
ー)とを接触させ、その後乾燥するのが好適である。
【0027】本発明のシームレスベルトは、電子写真式
複写機、レーザービームプリンター、ファクシミリ機等
の画像形成装置に中間転写ベルト、搬送転写ベルト、感
光体ベルトなどとして用いられる。
【0028】本発明の画像形成装置用ベルトは、このシ
ームレスベルトからなる中間転写ベルト、搬送転写ベル
ト又は感光体ベルトである。
【0029】本発明の画像形成装置は、この画像形成装
置用ベルトを備えてなるものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。
【0031】(1) まず、本発明のシームレスベルト
を構成する組成物について説明する。本発明のシームレ
スベルトは合成樹脂と、カーボンブラックと、特定のカ
ップリング剤とを含有することが必要で、フッ素も含有
しているとなお好ましい。それぞれの物性は下記の通り
である。 (カーボンブラック) 〈カーボンブラックの種類〉
【0032】本発明に用いるカーボンブラックの種類に
特に制限はなく、例えば、チャンネルブラック、アセチ
レンブラック、ファーネスブラックなどが挙げられ、こ
れらを単独または混合して使用することができる。
【0033】〈比表面積〉本発明に用いるカーボンブラ
ックは導電性発現を目的とするものである。一般にカー
ボンブラックは比表面積が大きいほど粉体抵抗は低く、
導電性を発現しやすいので、少量のカーボンブラック添
加で導電性を発現させるには比表面積は大きい方が好ま
しい。具体的にはBET法による測定値で10m/g
以上が好ましく、50m/g以上であるとさらに好ま
しい。
【0034】一方、比表面積が大きすぎると、樹脂中で
のカーボンブラックの分散不良が発生したり、カーボン
ブラック単位重量あたりの樹脂との接触面積も大きくな
ることに起因するカーボンブラックの触媒作用による樹
脂の分解反応が生じるなどの問題点を有する。具体的に
は1000m/g以下が好ましく、500m/g以
下であると特に好ましく、80〜400m/gが最も
好ましい。
【0035】また、比表面積が比較的大きいカーボンブ
ラックの場合、アルキルシラン等による処理をせずに用
いると樹脂の分解反応が生じやすいのに対し、アルキル
シラン等による処理をしてから用いることにより樹脂の
分解反応を大幅に抑制できる。
【0036】〈粒径〉カーボンブラックの粒径にも特に
制限はないが、一般に粒径の小さいカーボンブラックの
方が比表面積が大きく、導電性が高く、樹脂の分解反応
をさせやすいので、本発明の効果がもっとも有効に発現
できる範囲として15〜40nmを例示することが出来
る。
【0037】〈DBP吸油量〉DBP吸油量にも特に制
限はないが、本発明に用いるカーボンブラックは導電性
発現を目的とするものであり、一般にカーボンブラック
はDBP吸油量が大きいほど粉体抵抗は低く、導電性を
発現しやすいので、少量のカーボンブラック添加で導電
性を発現させるにはDBP吸油量は大きい方が好まし
い。具体的にはJIS K6221によるDBP吸油量
が35mL/100g以上が好ましく、45mL/10
0g以上であるとさらに好ましい。
【0038】また、DBP吸油量が大きすぎるカーボン
ブラックは、経時的に樹脂中で分散不良を起こすことが
あるので、ある程度は小さい方が好ましく、具体的には
500mL/100g以下が好ましく、300mL/1
00g以下であるとさらに好ましく、200mL/10
0g以下であると特に好ましい。
【0039】〈揮発分〉一般にカーボンブラック表面は
水酸基、カルボン酸基などの官能基が存在し、これらが
樹脂の溶融加工などの高温時に樹脂の劣化を促進すると
考えられる。これらの官能基が多いカーボンブラックほ
ど樹脂の劣化を促進するので、本発明による抑制効果が
顕著に得られる。また、官能基の少ないカーボンブラッ
クは樹脂の劣化を促進することは少ないが、そのかわり
樹脂との界面での親和性が小さくなることから、分散不
良が発生したり、樹脂組成物としての機械物性が低下し
たりすることもあるので、官能基をある程度有するカー
ボンブラックの方が好ましい。
【0040】水酸基、カルボン酸基は加熱により水、炭
酸などとなるので、揮発分の測定により、官能基の多少
を評価することが出来る。
【0041】本発明の効果が有効に現れるためには揮発
分は1%以上が好ましく、3%以上であるとさらに好ま
しく、5%以上であると特に好ましい。
【0042】また、揮発分が多すぎると、充分な効果が
得られないことがあるので、ある程度は小さい方が好ま
しい。具体的には20%以下が好ましく、15%以下で
あるとさらに好ましく、10%以下であると特に好まし
い。
【0043】〈カーボンブラックの配合量〉組成物中の
適切なカーボンブラックの配合量はカーボンブラックの
導電性、所望する抵抗レベル、製造条件により変化する
ので一概には規定できないが、配合量が少なすぎると導
電性が充分に発現しないことがあるので3重量%以上が
好ましく、10重量%以上であるとさらに好ましい。ま
た、配合量が多すぎると樹脂組成物としての機械物性が
低下することがあるのである程度は少ない方が好まし
く、具体的には30重量%以下が好ましく、20重量%
以下であるとさらに好ましい。
【0044】また、使用するカーボンブラックは1種類
であっても2種類以上であっても良い。
【0045】(カップリング剤) 〈カップリング剤の種類〉カップリング剤は、シラン
系、アルミネート系、チタネート系、及びジルコネート
系のカップリング剤の中から選ばれる少なくとも1種類
で、構造的には以下のものが好適に使用できる。
【0046】・シラン系カップリング剤 シラン系カップリング剤は例えば下記一般式で表される
ものである。 (R−)−Si−X4−n
【0047】上記一般式において、Rは置換されていて
も良いアルキル基、Xは水酸基、アルコキシ基、又はハ
ロゲンを表す。
【0048】Rがエポキシ基やアミノ基などの樹脂との
反応性を有する場合は、“シランカップリング剤”、有
さない場合は、“アルキルシラン”と呼び分けることが
あるが、本発明では両方を含めてシラン系カップリング
剤と称す。
【0049】シラン系カップリング剤のなかでも、カー
ボンブラックとの結合性の面から、Xがアルコキシ基の
ものが好ましく、アルコキシ基のなかでも、下記式で表
されるXがメトキシ基でnが1であるものが特に好まし
い。 R−Si−(−OCH
【0050】これは、Xが水酸基では反応性が高すぎ、
エトキシ基よりも炭素数の多いアルコキシ基では立体障
害が大きすぎてカーボンブラック表面の官能基にSiが
近づけない場合があるためである。
【0051】特に反応性、安定性のバランスに優れる点
から、下記式で表されるRがフッ素で置換されたアルキ
ル基であることが特に好ましい。 CF(CFCHCH−Si−(−OC
【0052】フッ素化されているものが好ましい理由と
しては、他の官能基と悪影響を生じうる反応性が小さい
ためである。また、パーフロロアルキル基がSiに直接
結合していると、立体障害の影響から熱的に不安定で分
解しやすくなるので、上記の如く、エチレン基を介する
ものであるとより一層好ましい。
【0053】これらのアルキルシランは市場で容易に入
手することができる。
【0054】例えば、信越化学工業(株)製のKBM−
7103{CFCHCHSi(OCH}と
して市場から容易に入手することができる。
【0055】・アルミネート系カップリング剤 アルミネート系カップリング剤は例えば下記一般式で表
されるものである。なお、R,R,R,R,R
はアルキル基又は水素であり、矢印←は配位結合を示
す。
【0056】
【化1】
【0057】このようなアルミネート系カップリング剤
は、市販品としては味の素(株)製AL−M等として入
手することができる。
【0058】・チタネート系カップリング剤 チタネート系カップリング剤は例えば下記一般式で表さ
れるものである。なお、R,Rはアルキル基又は水
素であり、a+b=4である。
【0059】
【化2】
【0060】このようなチタネート系カップリング剤
は、市販品としては味の素(株)製プレンアクト等とし
て入手することが出来る。
【0061】・ジルコネート系カップリング剤 ジルコネート系カップリング剤は例えば下記一般式で表
されるものである。なお、R,R,R,Rはア
ルキル基又は水素である。
【0062】
【化3】
【0063】このようなジルコネート系カップリング剤
は、市販品としては日本曹達(株)製ZR−181等と
して入手することが出来る。
【0064】〈カップリング剤の効果〉樹脂組成物にカ
ーボンブラックを配合することにより溶融加工時の劣化
が促進される現象が上記特定のカップリング剤により抑
制できる理由は明らかではないが次のような機構による
と考えられる。
【0065】即ち、カーボンブラックの配合による樹脂
組成物の溶融加工時の劣化促進は、カーボンブラックの
表面の官能基が悪影響するためと考えられる。カップリ
ング剤は、カーボンブラック表面の官能基に吸着された
り、あるいは、脱水反応などを起こして化学結合を形成
する結果、カーボンブラック表面の官能基が封止され、
これによりカーボンブラックが合成樹脂に悪影響を与え
なくなると考えられる。
【0066】〈カップリング剤の含有量〉カーボンブラ
ックの種類が同一である場合、カップリング剤により封
止できるカーボンブラック表面の官能基の数は、カップ
リング剤の重量ではなくカップリング剤の分子数に依存
する。
【0067】カーボンブラックに対するカップリング剤
の含有量が小さいと充分な効果が得られないので、カー
ボンブラック1gあたり0.001mmol(ミリモ
ル)以上が好ましく、0.01mmol以上であるとさ
らに好ましい。
【0068】また、カップリング剤の数が多すぎると、
反応しきれず残る残査が溶融加工時に樹脂に対して悪影
響を及ぼすことがあるので、ある程度は少ない方が好ま
しく、具体的にはカーボンブラック1gあたり100m
mol以下が好ましく、10mmol以下であるとさら
に好ましい。
【0069】(カップリング剤を含有するカーボンブラ
ックの製造方法)この製造方法に特に制限はないが、例
えばスクリュー攪拌機付き容器にカーボンブラックの溶
媒スラリーを収容し、攪拌下にカップリング剤溶液を少
量ずつ添加する方法を採用することが出来る。溶媒とし
ては、カーボンやカップリング剤分散性、カップリング
剤との副反応の少なさから考慮すると、例えばメタノー
ルなどが好適である。その後、溶媒を除去することによ
り、カップリング剤含有カーボンブラックを得ることが
出来る。
【0070】溶媒を除去する際に、加熱乾燥、あるいは
減圧乾燥を施すと、カップリング剤とカーボンブラック
表面の水酸基やカルボン酸などの官能基と縮合するなど
して、化学結合生成が促進されるので特に好ましい。
【0071】(合成樹脂) 〈合成樹脂の種類〉本発明では熱硬化性樹脂と熱可塑性
樹脂のいずれも用いることが出来るが、熱可塑性樹脂の
方が好ましい。
【0072】〈熱可塑性樹脂〉熱可塑性樹脂としてはポ
リプロピレン、ポリエチレン(高密度,中密度,低密
度,直鎖状低密度)、プロピレンエチレンブロック又は
ランダム共重合体、ゴム又はラテックス成分、例えばエ
チレン・プロピレン共重合体ゴム、スチレン・ブタジエ
ンゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンスチレンブロ
ック共重合体又は、その水素添加誘導体、ポリブタジエ
ン、ポリイソブチレン、ポリアミド、ポリアミドイミ
ド、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリカーボネー
ト、ポリイミド、液晶性ポリエステル、ポリスルフォ
ン、ポリフェニレンサルファイド、ポリビスアミドトリ
アゾール、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテル
ケトン、アクリル、ポリフッ素化ビニリデン、ポリフッ
素化ビニル、クロロトリフルオロエチレン、エチレンテ
トラフルオロエチレン共重合体、ヘキサフルオロプロピ
レン、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、
アクリル酸アルキルエステル共重合体、ポリエステルエ
ステル共重合体、ポリエーテルエステル共重合体、ポリ
エーテルアミド共重合体、ポリウレタン共重合体等の1
種又はこれらの混合物からなるものが使用できる。
【0073】なかでも、溶融加工時に高い温度を必要と
する熱可塑性樹脂を選択したときにより有効な効果が得
られるのでより好ましい。
【0074】具体的には、結晶性熱可塑性樹脂の場合は
樹脂融点を指標として180℃以上の熱可塑性樹脂を用
いた場合により有効なので好ましく、200℃以上の場
合でより好ましい。また、非結晶性熱可塑性樹脂の場合
は樹脂融点を示さないのでガラス転移温度を目安にし
て、100℃以上の熱可塑性樹脂の場合が好ましく、1
30℃以上であるとさらに好ましい。
【0075】この熱可塑性樹脂の中でも、ポリエステル
樹脂はエステル結合を有し、カーボンブラック表面の水
酸基やカルボン酸基により分解反応を起しやすいので、
本発明の効果を得るにはより好ましい。ポリエステル樹
脂の中でも、ポリカーボネートおよび/またはポリアル
キレンテレフタレートが特に好ましい。
【0076】このポリカーボネートに特に制限はなく、
例えば重量平均分子量10,000〜100,000な
ど一般的な分子量の樹脂を用いることができるが、引張
破断伸など機械物性の高い要求がある場合には高分子量
のものが好ましい。具体的には20,000以上が好ま
しく、25,000以上であればさらに好ましく、3
0,000以上であれば特に好ましい。
【0077】また、ポリアルキレンテレフタラレートに
も特に制限はなく、なかでもPBT(ポリブチレンテレ
フタレート)やPET(ポリエチレンテレフタレート)
やPEN(ポリエチレンナフタレート)などを選択する
ことが出来、なかでもPBTは結晶加速度が速いので成
形条件による結晶化度の変化が少なく、一般に30%前
後と結晶化度で安定しているので特に好ましい。
【0078】ポリアルキレンテレフタレートの分子量に
特に制限はなく、例えば、重量平均分子量10,000
〜100,000など一般的な分子量の樹脂を用いるこ
とができるが、引張破断伸など機械物性の高い要求があ
る場合には高分子量のものが好ましい。具体的には2
0,000以上が好ましく、25,000以上であれば
さらに好ましく、30,000以上であれば特に好まし
い。
【0079】〈熱硬化性樹脂〉熱硬化性樹脂としては、
例えばエポキシ、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリ
メリットイミド、メラミン、フェノール、不飽和ポリエ
ステルの1種またはこれらの混合物からなるものが使用
できる。
【0080】(重合触媒)重合触媒を配合し、製造条件
を適正化すると、樹脂の高分子量化,アロイ化が促進で
きるので好ましい。
【0081】(付加的配合剤;任意成分)樹脂組成物に
は、各種目的に応じて任意の配合成分を配合することが
できる。
【0082】具体的には、商品名がイルガホス168,
イルガノックス1010などの酸化防止剤、PEPQ
(商品名)などの熱安定剤のほか、各種可塑剤、光安定
剤、紫外線吸収剤、中和剤、滑剤、防曇剤、アンチブロ
ッキング剤、スリップ剤、架橋剤、架橋助剤、着色剤、
難燃剤、分散剤等の各種添加物を添加することができ
る。
【0083】また、各種フィラー、例えば炭酸カルシウ
ム(重質、軽質)、タルク、マイカ、シリカ、アルミ
ナ、水酸化アルミニウム、ゼオライト、ウオラストナイ
ト、けいそう土、ガラス繊維、ガラスビーズ、ベントナ
イト、アスベスト、中空ガラス玉、黒鉛、二硫化モリブ
デン、酸化チタン、炭酸繊維、アルミニウム繊維、スチ
レンスチール繊維、黄銅繊維、アルミニウム粉末、木
粉、もみ殻、グラファイト、金属粉、導電性金属酸化
物、有機金属化合物、有機金属塩等のフィラーの他、添
加剤として酸化防止剤(フェノール系、硫黄系、リン酸
エステル系など)、滑剤、有機・無機の各種顔料、紫外
線防止剤、帯電防止剤、分散剤、中和剤、発泡剤、可塑
剤、銅害防止剤、難燃剤、架橋剤、流れ性改良剤等をあ
げることができる。
【0084】(加熱混練)本発明においては、カーボン
ブラック、合成樹脂、重合触媒を加熱混練して樹脂組成
物とした後にシームレスベルトを成形してもよく、カー
ボンブラック、合成樹脂、重合触媒を加熱混練してその
ままシームレスベルトを得ることもできる。
【0085】加熱混練の手段にも特に制限はなく、各種
の手段を用いることができる。例えば、カーボンブラッ
ク、合成樹脂、重合触媒を加熱混練して樹脂組成物とす
るのであれば、一軸押出機、二軸混練押出機、バンバリ
ーミキサー、ロール、ブラベンダー、プラストグラフ、
ニーダーなどを用いることができる。
【0086】(熱処理)得られたシームレスベルトを熱
処理することにより、より物性を向上させることが可能
となる。特に、耐折回数や引張弾性率の向上が見られ
る。
【0087】熱処理条件は用いる原料樹脂にもよるが、
通常60〜200℃の温度、好ましくは70〜120℃
の温度で5〜60分、好ましくは10〜30分程度であ
る。
【0088】シームレスベルトを得るには、結晶性樹
脂、非晶性樹脂、重合触媒を例えば二軸混練押出機によ
り混合し、ペレット化した後にシームレスベルトとなる
ように成形する手法が特に好ましく用いられる。
【0089】(成形方法)成形方法については、特に限
定されるものではなく、連続溶融押出成形法、射出成形
法、ブロー成形法、あるいはインフレーション成形法な
ど公知の方法を採用して得ることができるが、特に望ま
しいのは、連続溶融押出成形法である。特に押し出した
チューブの内径を高精度で制御可能な下方押出方式の内
部冷却マンドレル方式あるいはバキュームサイジング方
式が好ましく、内部冷却マンドレル方式が最も好まし
い。
【0090】熱硬化性合成樹脂の場合であれば、例えば
この合成樹脂の溶液にカーボンブラックを分散させ、筒
状シリンダーの内面に塗布し、筒状シリンダーを回転さ
せてその遠心力により筒状のシームレスベルトを得る遠
心成形があげられる(特開平5―77252号公報参
照)。さらに、例えば、溶剤可溶性の合成樹脂を溶剤に
溶解し、カーボンブラックを分散させ、この液を金属製
円筒体上に塗布し、乾燥した後、円筒体を抜き取る事に
より筒状のシームレスベルトを得るディッピング方式が
あげられる(特開平7―092825号公報参照)。
【0091】また、この成形時の温度,滞留時間の適正
化により、より良好な物性のシームレスベルトを得るこ
とができるので各配合にあわせて条件を調整することが
好ましい。
【0092】本発明のシームレスベルトはそのままベル
トとして使用しても良いし、ドラムあるいはロール等に
巻き付けて使用しても良い。
【0093】さらに蛇行防止や端面補強等の目的のため
に、所定の寸法のシームレスベルトの内側及び/又は外
側端部近傍に耐熱テープを貼り付けたり、或いはウレタ
ンゴムやシリコンゴム等のテープをベルト内側の端部近
傍に貼り合わせても良い。
【0094】(表面抵抗率)本発明のシームレスベルト
には必要に応じて導電性フィラーあるいは導電性を発現
する物質を配合してもよい。
【0095】抵抗領域は目的により異なるが、表面抵抗
率1×10〜1×1016Ω又は体積抵抗率1×10
〜1×1016Ω・cmの範囲から選定される。
【0096】さらに好ましい範囲は用途により異なる
が、例えば感光体ベルトとして用いる場合には外表面の
電荷を内表面に逃がせるように表面抵抗率1×10
1×10Ω又は体積抵抗率1×10〜1×10Ω
・cmと低い抵抗率が好ましく、中間転写ベルトとして
用いる場合には帯電−転写の容易にできる表面抵抗率1
×10〜1×1013Ω又は体積抵抗率1×10
1×1013Ω・cmが好ましく、搬送転写ベルトとし
て用いる場合には帯電しやすく高電圧でも破損しにくい
1×1010〜1×1016Ω又は体積抵抗率1×10
10〜1×10 Ω・cmと高い領域が好ましい。
【0097】また、シームレスベルト1本中の表面抵抗
率の分布は狭い方が好ましく、それぞれの好ましい表面
抵抗率領域において、1本中の最大値と最小値の差が2
桁以内であること(最大値が最小値の100倍以下であ
ること)が好ましい。
【0098】フィルムの表面抵抗率や体積抵抗率は例え
ばダイヤインスツルメント(株)製ハイレスタ,ロレス
タやアドバンテスト(株)製R8340Aなどにより容
易に測定することができる。
【0099】(シームレスベルトの厚み)シームレスベ
ルトの厚みが過度に大きいと、ローラとの曲率が大きい
場合、ベルト外側と内側の変形差が大きく割れ易くな
る。また、外側部に転写されたトナーが変形し、飛散し
画像が変形するようになる。一方、シームレスベルトの
厚みが過度に小さいと、わずかなローラーとベルト間に
入り込んだゴミ、或いは感光体等との接触による傷によ
りクラックが入り易くベルトが破損し易くなる。従っ
て、シームレスベルトの厚みは70〜300μmである
ことが必要であり、100〜200μmであれば特に好
ましい。
【0100】(シームレスベルトの用途)このシームレ
スベルトの用途に特に制限はないが、寸法精度,耐屈曲
性,引張破断伸など要求物性の厳しいOA機器分野、特
に機能部材には好適に用いることができる。このシーム
レスベルトをシームレスベルト形状とした場合、割れ,
伸びなど不具合が少ないので好適である。
【0101】このシームレスベルトは、例えば電子写真
の中間転写ベルト、搬送転写ベルト、感光体ベルトとし
て好適に用いることができる。
【0102】このシームレスベルトには、必要に応じて
側縁に沿って補強テープを貼着してもよい。補強テープ
としては、2軸延伸ポリエステルテープがコスト、強度
の点で好ましく、そのテープ幅は4mm以上20mm以
下が装置レイアウト状コンパクトになり好ましい。補強
テープの厚みは、20μm以上200μm以下がフレキ
シブルを維持するため低テンションでシームレスベルト
が駆動できる点と耐クラック発生防止の点で好ましい。
【0103】
【実施例】本発明を実施例、比較例を用いて、より具体
的に説明する。なお、以下の実施例及び比較例で用いた
材料は次の通りである。
【0104】(カーボンブラック) ・カップリング剤を含有しないカーボンブラック(以下
CB−Aと略記する) 三菱化学株式会社製 MA100 比表面積 110m/g、DBP吸油量100mL/
100g、一次粒径24nm ・シラン系カップリング剤を含有するカーボンブラック CB−Aを500gとメタノール1Lをホモミキサーを
用いて6000rpm30分混合してスラリーを調製し
た。一方信越化学株式会社製 KBM−7103{CF
CHCHSi(OCH}15gをメタノー
ル150mLに溶解してアルキルシラン溶液を調製し
た。スクリュー型攪拌機付き容器に上記スラリーを移
し、約1000rpmの攪拌条件下、上記アルキルシラ
ン溶液を少量ずつ添加した。約15分攪拌後、トラップ
を具備した減圧乾燥機にて1mmHg70℃7時間乾燥
し、メタノールを除去した(得られたカーボンブラック
をCB−X1と略記する)。
【0105】・アルミネート系カップリング剤を含有す
るカーボンブラック CB−Aを500gとメタノール1Lをホモミキサーを
用いて6000rpm30分混合してスラリーを調製し
た。一方味の素(株)製AL−M15gをメタノール1
50mLに溶解してAL−M溶液を調製した。スクリュ
ー型攪拌機付き容器に上記スラリーを移し、約1000
rpmの攪拌条件下、上記AL−M溶液を少量ずつ添加
した。約15分攪拌後、トラップを具備した減圧乾燥機
にて1mmHg70℃7時間乾燥し、メタノールを除去
した(得られたカーボンブラックをCB−X2と略記す
る)。
【0106】・チタネート系カップリング剤を含有する
カーボンブラック CB−Aを500gとメタノール1Lをホモミキサーを
用いて6000rpm30分混合してスラリーを調製し
た。一方味の素(株)製プレンアクトTTS45gをメ
タノール150mLに溶解してTTS溶液を調製した。
スクリュー型攪拌機付き容器に上記スラリーを移し、約
1000rpmの攪拌条件下、上記TTS溶液を少量ず
つ添加した。約15分攪拌後、トラップを具備した減圧
乾燥機にて1mmHg70℃7時間乾燥し、メタノール
を除去した(得られたカーボンブラックをCB−X3と
略記する)。
【0107】・ジルコネート系カップリング剤を含有す
るカーボンブラック CB−Aを500gとメタノール1Lをホモミキサーを
用いて6000rpm30分混合してスラリーを調製し
た。一方日本曹達(株)製ZR−181 45gをメタ
ノール150mLに溶解してZR−181溶液を調製し
た。スクリュー型攪拌機付き容器に上記スラリーを移
し、約1000rpmの攪拌条件下、上記ZR−181
溶液を少量ずつ添加した。約15分攪拌後、トラップを
具備した減圧乾燥機にて1mmHg70℃7時間乾燥
し、メタノールを除去した(得られたカーボンブラック
をCB−X4と略記する)。
【0108】(合成樹脂) ・PC(ポリカーボネート) 三菱エンジニアリングプラスチック株式会社製 ユーピ
ロンE2000 ・PBT(ポリブチレンテレフタレート) 三菱エンジニアリングプラスチック株式会社製 ノバド
ゥール5040ZS ・ETFE(エチレン四フッ化エチレン共重合体) 旭硝子株式会社製 アフロンCOP C55AP
【0109】(熱安定剤)クラリアントジャパン株式会
社製 PEPQ (シームレスベルトの製造方法)表1,2に示した熱可
塑性樹脂/カーボンブラックの配合で、二軸混練押出機
(池貝機販株式会社製PCM45)にて混練ペレット化
した。
【0110】得られたペレットを環状ダイ付き直径40
mmの押出機を用い、環状ダイより下方に溶融チューブ
状態で押し出した。
【0111】押し出した溶融チューブを環状ダイと同一
軸線上に支持棒を介して装着した冷却マンドレルの外表
面に接しめて冷却固化させてシームレスベルトとした。
【0112】(評価)評価は必要に応じ、シームレスベ
ルトを必要な大きさに切り開いて実施した。 ・表面抵抗率 Ω 表面抵抗率は測定器により好適に測定できる領域が異な
るので以下のように使い分けた。
【0113】表面抵抗率が1〜1×10Ωとなるサン
プルは、ダイヤインスツルメント(株)製 ロレスタを
使用した。
【0114】表面抵抗率が10〜1×1013Ωとな
るサンプルは、ダイヤインスツルメント(株)製 ハイ
レスタを使用した。
【0115】表面抵抗率が1013〜1×1016Ωと
なるサンプルは、アドバンテスト(株) 微小電流測定
器R8340Aを使用した。
【0116】測定時間は10秒値とし、シームレスベル
ト1本あたり、40ヶ所測定し、最大値,最小値,全測
定値の相乗平均値を得た。
【0117】・外観 得られたシームレスベルトの外観を目視にて樹脂劣化に
起因する発泡傷の有無を評価した。
【0118】(実施例1)PC/CB−X1からなるシ
ームレスベルトである。
【0119】樹脂劣化に起因する発泡傷などの外観不良
もなく、良好なサンプルを得た。
【0120】表面抵抗率は10Ω程度と中間転写ベル
トに好適なレベルであった。
【0121】本シームレスベルトを中間転写ベルトとし
て画像形成装置に搭載し、画像評価を行ったところ良好
な画像を得た。
【0122】(比較例1)カーボン種を変えたこと以外
は実施例1と同じ手法で製造したPC/CB−Aからな
るシームレスベルトである。
【0123】このシームレスベルトには、樹脂劣化に起
因すると考えられる発泡傷などの外観不良が確認され
た。表面抵抗率は10Ω程度と中間転写ベルトに好適
なレベルであった。
【0124】しかしながら、本シームレスベルトを中間
転写ベルトとして画像形成装置に搭載し、画像評価を行
ったところベタ画像出力時に発泡傷に対応した画像不良
が発生した。
【0125】(実施例2)熱可塑性樹脂の配合を変えた
こと以外は実施例1と同じ手法で製造したPBT/PC
/CB−X1からなるシームレスベルトである。
【0126】このシームレスベルトは、外観も樹脂劣化
に起因する発泡傷などの外観不良もなく、良好であっ
た。また、表面抵抗率は10Ω程度と中間転写ベルト
に好適なレベルであった。
【0127】本シームレスベルトを中間転写ベルトとし
て画像形成装置に搭載し、画像評価を行ったところ良好
な画像を得た。
【0128】(比較例2)カーボン種を変えたこと以外
は実施例2と同じ手法で製造したPBT/PC/CB−
Aからなるシームレスベルトである。
【0129】このシームレスベルトには、樹脂劣化に起
因すると考えられる発泡傷などの外観不良が確認でき
た。
【0130】表面抵抗率は10Ω程度と中間転写ベル
トに好適なレベルであった。
【0131】しかしながら、本シームレスベルトを中間
転写ベルトとして画像形成装置に搭載し、画像評価を行
ったところベタ画像出力時に発泡傷に対応した画像不良
が発生した。
【0132】(実施例3)カーボンブラック濃度を変え
たこと以外は実施例2と同じ手法で製造したPBT/P
C/CB−X1からなるシームレスベルトである。
【0133】このシームレスベルトは、樹脂劣化に起因
する発泡傷などの外観不良もなく、良好であった。ま
た、表面抵抗率は1012Ω程度と搬送転写ベルトに好
適なレベルであった。
【0134】本シームレスベルトを搬送転写ベルトとし
て画像形成装置に搭載し、画像評価を行ったところ良好
な画像を得た。
【0135】(比較例3)カーボンブラック濃度を変え
たこと以外は比較例2と同じ手法で製造したPBT/P
C/CB−Aからなるシームレスベルトである。
【0136】比較例2同様、樹脂劣化に起因すると考え
られる発泡傷などの外観不良が確認できたが、比較例2
のシームレスベルトよりも軽微であった。樹脂劣化の原
因となるCB−Aの濃度が低い分、樹脂劣化の程度も軽
微になったと考えられる。
【0137】(実施例4)カーボンブラック濃度を変え
たこと以外は実施例2,3と同じ手法で製造したPBT
/PC/CB−X1からなるシームレスベルトである。
【0138】このシームレスベルトは、樹脂劣化に起因
する発泡傷などの外観不良もなく、良好であった。ま
た、表面抵抗率は10Ω程度と感光体転写ベルトに好
適なレベルであった。
【0139】本シームレスベルトの外層に電荷輸送層、
電荷発生層を形成し、感光体ベルトとして画像形成装置
に搭載し、画像評価を行ったところ良好な画像を得た。
【0140】(比較例4)カーボンブラック濃度を変え
たこと以外は比較例2,3と同じ手法で製造したPBT
/PC/CB−Aからなるシームレスベルトである。
【0141】このシームレスベルトは、比較例2,3同
様の樹脂劣化に起因すると考えられる発泡傷などの外観
不良が比較例2,3のシームレスベルトよりも多く生じ
た。樹脂劣化の原因となるCB−Aの濃度が高くなった
分、樹脂劣化の程度も激しくなったと考えられる。
【0142】(実施例5)熱可塑性樹脂の配合を変えた
こと以外は実施例1,2と同じ手法で製造したETFE
/CB−X1からなるシームレスベルトである。
【0143】このシームレスベルトは、樹脂劣化に起因
する発泡傷などの外観不良もなく、良好であった。ま
た、表面抵抗率は10Ω程度と中間転写ベルトに好適
なレベルであった。
【0144】本シームレスベルトを中間転写ベルトとし
て画像形成装置に搭載し、画像評価を行ったところ良好
な画像を得た。
【0145】(比較例5)熱可塑性樹脂の配合を変えた
こと以外は比較例1,2と同じ手法で製造したETFE
/CB−Aからなるシームレスベルトである。
【0146】このシームレスベルトは、比較例1,2同
様の樹脂劣化に起因すると考えられる発泡傷などの外観
不良が比較例1,2のシームレスベルトよりも多く生じ
た。
【0147】ETFEは融点が265℃と高く、シーム
レスベルト成形時に300〜330℃程度の温度を必要
とするため、260〜280℃程度の加工温度で成形で
きたPBT/PCからなるシームレスベルトよりも溶融
加工時の樹脂劣化の程度もさらに激しくなったと考えら
れる。
【0148】(実施例6)PBT/PC/CB−A/ア
ルキルシランからなるシームレスベルトである。
【0149】事前にCB−Aをアルキルシランで処理す
るのではなく、混練時にPBT,PC,CB−Aととも
にアルキルシランを加えた。
【0150】このシームレスベルトは、実施例2と比べ
てCB−Aに対するアルキルシランの量を多くすること
により、事前の処理が無くても発泡などによる外観不良
を抑制することが出来た。また、表面抵抗率は10Ω
程度と中間転写ベルトに好適なレベルであった。
【0151】本シームレスベルトを中間転写ベルトとし
て画像形成装置に搭載し、画像評価を行ったところ良好
な画像を得た。
【0152】(実施例7)PBT/PC/CB−X2か
らなるシームレスベルトである。
【0153】カーボンブラックに、CB−Aをアルミネ
ート系カップリング剤で処理したCB−X2を用いた以
外は実施例2と同じ手法で製造した。
【0154】このシームレスベルトは、外観も樹脂劣化
に起因する発泡傷などの外観不良もなく、良好であっ
た。また、表面抵抗率は10Ω程度と中間転写ベルト
に好適なレベルであった。
【0155】本シームレスベルトを中間転写ベルトとし
て画像形成装置に搭載し、画像評価を行ったところ良好
な画像を得た。
【0156】(実施例8)PBT/PC/CB−X3か
らなるシームレスベルトである。
【0157】カーボンブラックに、CB−Aをチタネー
ト系カップリング剤で処理したCB−X3を用いた以外
は実施例2と同じ手法で製造した。
【0158】このシームレスベルトは、外観も樹脂劣化
に起因する発泡傷などの外観不良もなく、良好であっ
た。また、表面抵抗率は10Ω程度と中間転写ベルト
に好適なレベルであった。
【0159】本シームレスベルトを中間転写ベルトとし
て画像形成装置に搭載し、画像評価を行ったところ良好
な画像を得た。
【0160】(実施例9)PBT/PC/CB−X4か
らなるシームレスベルトである。
【0161】カーボンブラックに、CB−Aをジルコネ
ート系カップリング剤で処理したCB−X4を用いた以
外は実施例2と同じ手法で製造した。
【0162】このシームレスベルトは、外観も樹脂劣化
に起因する発泡傷などの外観不良もなく、良好であっ
た。また、表面抵抗率は10Ω程度と中間転写ベルト
に好適なレベルであった。
【0163】本シームレスベルトを中間転写ベルトとし
て画像形成装置に搭載し、画像評価を行ったところ良好
な画像を得た。
【0164】実施例及び比較例の評価結果を表1,2に
まとめて示す。
【0165】
【表1】
【0166】
【表2】
【0167】
【発明の効果】以上の実施例及び比較例からも明らかな
通り、本発明によると、樹脂の劣化が抑制されているの
で発泡傷などが無く外観が良好で、樹脂劣化に起因した
機械特性低下のない、カーボンブラックを含有するシー
ムレスベルトと、このシームレスベルトを用いた画像形
成装置用ベルトと、この画像形成装置用ベルトを用いた
画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の中間転写装置の側面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電器 3 露光光学系 4 現像器 5 クリーナー 6 導電性シームレスベルト 7,8,9 搬送ローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/541 C08L 67/00 C08L 67/00 101/00 101/00 101/12 101/12 G03G 5/10 A G03G 5/10 21/00 350 21/00 350 C08K 5/54 (72)発明者 森越 誠 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 (72)発明者 大津 紀宏 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 Fターム(参考) 2H032 AA05 BA09 2H035 CA05 CB06 2H068 AA52 AA55 AA58 BA58 BB23 BB24 BB25 BB55 CA02 4J002 AA001 AA011 AA021 AC031 AC061 AC081 BB031 BB101 BB121 BB151 BD121 BD131 BD141 BD151 BD161 BE041 BG031 BG041 BP011 BP021 CB001 CC031 CC181 CD001 CF001 CF051 CF061 CF071 CF081 CF101 CF161 CF211 CG001 CH091 CK021 CL001 CL071 CM031 CM041 CN011 CN031 DA037 EC076 EG046 EX026 EX036 FD146 GM01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シラン系カップリング剤、アルミネート
    系カップリング剤、チタネート系カップリング剤及びジ
    ルコネート系カップリング剤よりなる群から選ばれる少
    なくとも1種のカップリング剤と、カーボンブラック
    と、合成樹脂とを含む組成物よりなることを特徴とする
    シームレスベルト。
  2. 【請求項2】 カップリング剤を含有するカーボンブラ
    ックと、合成樹脂とを含む組成物よりなることを特徴と
    するシームレスベルト。
  3. 【請求項3】 該カップリング剤とカーボンブラックと
    が化学結合を有することを特徴とする請求項2に記載の
    シームレスベルト。
  4. 【請求項4】 該カップリング剤がフッ素を含有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のシ
    ームレスベルト。
  5. 【請求項5】 該カーボンブラックの比表面積が50〜
    500m/gであることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載のシームレスベルト。
  6. 【請求項6】 該カップリング剤の含有量が、カーボン
    ブラック1gに対して0.001〜100mmolであ
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    のシームレスベルト。
  7. 【請求項7】 該カップリング剤がシラン系カップリン
    グ剤であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    かに記載のシームレスベルト。
  8. 【請求項8】 前記組成物中のカーボンブラックの含有
    量が3〜30重量%であることを特徴とする請求項1な
    いし7のいずれかに記載のシームレスベルト。
  9. 【請求項9】 該合成樹脂が熱可塑性樹脂であることを
    特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のシーム
    レスベルト。
  10. 【請求項10】 該熱可塑性樹脂のTm(融点)が18
    0℃以上であることを特徴とする請求項9に記載のシー
    ムレスベルト。
  11. 【請求項11】 該熱可塑性樹脂のTg(ガラス転移温
    度)が100℃以上であることを特徴とする請求項9に
    記載のシームレスベルト。
  12. 【請求項12】 熱可塑性樹脂がポリエステルであるこ
    とを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の
    シームレスベルト。
  13. 【請求項13】 該熱可塑性樹脂がポリカーボネート及
    び/又はアルキレンテレフタレートであることを特徴と
    する請求項9ないし12のいずれかに記載のシームレス
    ベルト。
  14. 【請求項14】 表面抵抗率が10〜1016Ωであ
    ることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の
    シームレスベルト。
  15. 【請求項15】 表面抵抗率が10〜1016Ωで、
    且つ、1本中の最大値/最小値が100以下であること
    を特徴とする請求項14に記載のシームレスベルト。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれか1項に
    記載のシームレスベルトからなる画像形成装置用中間転
    写ベルト、搬送転写ベルト、又は感光体ベルトである画
    像形成装置用ベルト。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の画像形成装置用ベ
    ルトを備えてなることを特徴とする画像形成装置。
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