JP2001304409A - 油圧モータの容量制御装置 - Google Patents

油圧モータの容量制御装置

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JP2001304409A
JP2001304409A JP2000121137A JP2000121137A JP2001304409A JP 2001304409 A JP2001304409 A JP 2001304409A JP 2000121137 A JP2000121137 A JP 2000121137A JP 2000121137 A JP2000121137 A JP 2000121137A JP 2001304409 A JP2001304409 A JP 2001304409A
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hydraulic motor
pressure
oil passage
control valve
valve
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JP2000121137A
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Mitsuaki Fujikawa
光昭 藤川
Shigeru Shinohara
茂 篠原
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/46Automatic regulation in accordance with output requirements
    • F16H61/47Automatic regulation in accordance with output requirements for achieving a target output speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/42Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
    • F16H61/423Motor capacity control by fluid pressure control means

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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熟練した操作を要することなく、ブレーキ部材
で大量に摩擦熱が発生することなく、しかも簡易な構成
で、油圧モータの回転数を一定値以下に制限できるよう
にする。 【解決手段】制御弁3が超高速域の位置3cに切り換え
られると、制御弁3から油路26に、センシング圧Ps
が出力され、変速弁5に入力される。変速弁5によって
油圧モータ1の斜板1aが変化し、油圧モータ1の容量
は大きくなる側に変化する。これにより油圧モータ1の
回転数が低下して油圧モータ1の回転数が所定の回転数
以下に制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧モータの容量を
制御する油圧モータの容量制御装置に関する。より詳し
くは、車両に搭載して車速を一定値つまり最高速度以下
に制限する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホイールローダなどの車両は、油圧モー
タが回動することによって車輪あるいは履帯が回動して
車速が変化する。油圧モータの容量を変化させて油圧モ
ータの回転数を変えることにより油圧モータは変速す
る。油圧モータの容量が大きくなると油圧モータの回転
数が小さくなる。また油圧モータの容量が小さくなると
油圧モータの回転数が大きくなる。
【0003】油圧モータの変速制御に関する発明は、種
々特許出願されて既に公知になっている。
【0004】たとえば本出願人は特開平11−2303
33号公報において、低速用の油圧モータと、高速用の
油圧モータの2つの油圧モータを設け、低速用の油圧モ
ータと駆動軸との間に設けられたクラッチの係合の制御
と、高速用の油圧モータの容量の制御とを組み合わせる
ことにより変速を行うという発明を開示している。
【0005】車両が平地を走行するときには超高速域に
は入らない。しかし車両の降板時には超高速域に入るこ
とがある。これは自重により車軸が駆動されることによ
り車速が最高速度を超えた超高速域に達するためであ
る。これをオーバーランの状態と呼ぶ。車両がオーバー
ランの状態になると、エンジンが過回転となりエンジン
が壊れるおそれがある。そこで車速が最高速度を超えな
いように車速を制限する必要がある。
【0006】従来、車両がオーバーランしたときには、
オペレータがフットブレーキを操作して車速を最高速度
以下に落とすようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしフットブレーキ
によって車速を制限する操作は、熟練を要する。しかも
フットブレーキを必要以上に作動させると摩擦熱が大量
に発生したりブレーキ部材が摩耗するなどしてブレーキ
の耐久性に影響を与えるなどの問題が発生する。
【0008】そこで熟練を要することなく、ブレーキの
耐久性に影響を与えることなく、車速を一定値以下に制
限することが望まれる。
【0009】上記公報には、油圧モータが一定の回転数
を超えた場合つまり車速が一定値を超えた場合に、油圧
モータの容量を制御することに関する技術は記載されて
いない。
【0010】しかも既存の油圧機器に大幅な変更を加え
ることなく簡易な構成で、油圧モータの容量を制御して
車速を一定値以下に制限することが要望されている。
【0011】本発明は、熟練した操作を要することな
く、ブレーキ部材で大量に摩擦熱が発生することなく、
しかも簡易な構成で、油圧モータの回転数を一定値以下
に制限することを解決課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段および効果】本発明の第1
発明は、容量制御信号を入力することによって容量が変
化する可変容量型油圧モータ(1)と、前記可変容量型
油圧モータ(1)の回転数が大きくなるほど前記可変容
量型油圧モータ(1)の容量を小さくする容量制御信号
を出力する制御弁(3)とを備えた油圧モータの容量制
御装置において、前記可変容量型油圧モータ(1)の回
転数が所定の回転数以上になった場合に、前記制御弁
(3)から、前記可変容量型油圧モータ(1)の容量を
大きくする側に変化させる容量制御信号が出力するよう
に、前記制御弁(3)を構成したことを特徴とする。
【0013】第1発明を図1を参照して具体的に説明す
る。
【0014】第1発明によれば、車速センシングポンプ
2によって油圧モータ1の回転数が検出される。油圧モ
ータ1の回転数が大きくなるほどパイロット油路25a
を介して制御弁3に入力されるパイロット圧P1が大き
くなる。油圧モータ1の回転数つまりパイロット圧P1
が一定値を超えると、制御弁3は超高速域の位置3cに
切り換えられる。
【0015】制御弁3が超高速域の位置3cに位置する
と、制御弁3から油路26に、圧力P1(高圧)が出力
され、変速弁5のパイロットポート5fに入力される。
変速弁5によって油圧モータ1の斜板1aが変化し、油
圧モータ1の容量は大きくなる側に変化する。これによ
り油圧モータ1の回転数が低下して油圧モータ1の回転
数が所定の回転数以下に制限される。
【0016】第1発明によれば、熟練した操作を要する
ことなく、ブレーキ部材で大量に摩擦熱が発生すること
なく、油圧モータの回転数を一定値以下に制限すること
ができる。
【0017】また第2発明は、容量制御信号を入力する
ことによって容量が変化する可変容量型油圧モータ
(1)と、前記可変容量型油圧モータ(1)の回転数が
低回転数域の場合には前記可変容量型油圧モータ(1)
の容量を大きくする側に変化させる容量制御信号を出力
し、前記可変容量型油圧モータ(1)の回転数が高回転
数域の場合には前記可変容量型油圧モータの容量を小さ
くする側に変化させる容量制御信号を出力する制御弁
(3)とを備えた油圧モータの容量制御装置において、
前記可変容量型油圧モータ(1)の回転数が前記高回転
数域を超えた場合に、前記制御弁(3)から、前記可変
容量型油圧モータ(1)の容量を大きくする側に変化さ
せる容量制御信号が出力するように、前記制御弁(3)
を構成したことを特徴とする。
【0018】第2発明を図1を参照して具体的に説明す
る。
【0019】第2発明によれば、車速センシングポンプ
2によって油圧モータ1の回転数が検出される。油圧モ
ータ1の回転数が大きくなるほど、パイロット油路25
aを介して制御弁3に入力されるパイロット圧P1が大
きくなる。
【0020】制御弁3は、低速域の位置3aと高速域の
位置3bと超高速域の位置3cとを有している。
【0021】油圧モータ1の回転数が低回転数域の場合
つまりパイロット圧P1が小さい場合には、制御弁3は
低速域の位置3aに切り換えられる。
【0022】制御弁3が低速域の位置3aに位置する
と、制御弁3から油路26に、チャージポンプ10のチ
ャージ圧Pc(高圧)が出力され、変速弁5のパイロッ
トポート5fに入力される。変速弁5によって油圧モー
タ1の斜板1aが変化し、油圧モータ1の容量は大きく
なる側に変化する。
【0023】油圧モータ1の回転数が高回転数域の場合
つまりパイロット圧P1が大きい場合には、制御弁3は
高速域の位置3bに位置に切り換えられる。
【0024】制御弁3が高速域の位置3bに位置する
と、制御弁3から油路26に、タンク40内のタンク圧
PT(低圧)が出力され、変速弁5のパイロットポート
5fに入力される。変速弁5によって油圧モータ1の斜
板1aが変化し、油圧モータ1の容量は小さくなる側に
変化する。
【0025】油圧モータ1の回転数が超高回転数域の場
合つまりパイロット圧P1が一定値を超えた場合には、
制御弁3は超高速域の位置3cに切り換えられる。
【0026】制御弁3が超高速域の位置3cに位置する
と、制御弁3から油路26に、圧力P1(高圧)が出力
され、変速弁5のパイロットポート5fに入力される。
変速弁5によって油圧モータ1の斜板1aが変化し、油
圧モータ1の容量は大きくなる側に変化する。これによ
り油圧モータ1の回転数が低下して油圧モータ1の回転
数が所定の回転数以下に制限される。
【0027】第2発明によれば、熟練した操作を要する
ことなく、ブレーキ部材で大量に摩擦熱が発生すること
なく、油圧モータの回転数を一定値以下に制限すること
ができる。
【0028】さらに第2発明によれば、従来の制御弁3
に対して、超高速域の位置3cを付加するという簡易な
構成で、油圧モータ1の回転数を一定値以下に制限する
制御を行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明に係る
油圧モータの容量制御装置の実施形態について説明す
る。
【0030】図1は第1の実施形態の油圧回路図を示
す。
【0031】図1に示すように本実施形態装置は油圧ポ
ンプ7と油圧モータ1とでクローズド回路を構成してい
る。本実施形態では油圧モータ1によって車輪または履
帯を回動させて車両を走行させる場合を想定する。また
油圧ポンプ7、油圧モータ1は斜板式の油圧ポンプ、油
圧モータを用いた場合を想定して説明する。なお斜板式
の代わりに斜軸式の油圧ポンプ、油圧モータを用いるこ
ともできる。
【0032】油圧ポンプ7は可変容量型の油圧ポンプで
ある。油圧ポンプ7は2つのポート7b、7cを有し圧
油の流れを逆転させることができる両振り型の油圧ポン
プである。
【0033】油圧ポンプ7は図示していない原動機に回
転軸9を介して接続している。原動機が稼働すると回転
軸9が回動し油圧ポンプ7から圧油が吐出する。油圧ポ
ンプ7の斜板7aの傾斜角が変化することによって油圧
ポンプ7の容量(押し退け容積)が変化する。油圧ポン
プ7の斜板7aはピストン36に接続している。ピスト
ン36が作動することによって油圧ポンプ7の容量が変
化する。油圧ポンプ7のポート7bまたはポート7cか
ら圧力Pp(以下吐出圧Ppという)の圧油が吐出され
る。油圧ポンプ7の各ポート7b、7cはそれぞれ、油
路8F、8Rを介して油圧モータ1のポート1b、1c
に接続している。
【0034】チャージポンプ10は固定容量型の油圧ポ
ンプである。チャージポンプ10は原動機に回転軸9を
介して接続している。原動機が稼働すると回転軸9が回
動しチャージポンプ10から圧油が吐出する。チャージ
ポンプ10の吐出ポート10aはポンプ吐出油路11に
接続している。ポンプ吐出油路11にはリリーフ弁12
が接続している。リリーフ弁12は原動機の稼働中にポ
ンプ吐出油路11内の圧力を常時リリーフ圧Pcに固定
する。
【0035】チャージポンプ10から圧油が吐出すると
ポンプ吐出油路11に圧力Pc(以下チャージ圧Pcとい
う)のチャージ圧油が出力される。ポンプ吐出油路11
はモータ容量制御部4に接続している。
【0036】油圧モータ1は可変容量型の油圧モータで
ある。油圧モータ1の一方のポート1bは油路8Fに接
続している。油圧モータ1の他方のポート1cは油路8
Rに接続している。油圧ポンプ7から吐出される圧油の
流量が一定であるとすれば、油圧モータ1の斜板1aが
変化することによって油圧モータ1の容量(押し退け容
積)が変化し油圧モータ1の変速が行われる。油圧モー
タ1の容量が大きくなる側に斜板1aが変化すると、油
圧モータ1の回転数が小さくなる。また油圧モータ1の
容量が小さくなる側に斜板1aが変化すると、油圧モー
タ1の回転数が大きくなる。
【0037】油圧モータ1の斜板1aはピストン6に接
続している。ピストン6が作動することによって油圧モ
ータ1の容量が変化する。ピストン6の位置は変速弁5
によって制御される。ピストン6はシリンダ33内に収
容されている。
【0038】油圧モータ1の回転軸13は車輪または履
帯に接続している。油圧モータ1が回動すると回転軸1
3が回動し車輪または履帯が回動する。このため車両の
速度が変化する。
【0039】油圧モータ1の回転軸13は減速機14を
介して車速センシングポンプ2に接続している。車速セ
ンシングポンプ2は固定容量型の油圧ポンプである。車
速センシングポンプ2は2つのポート2a、2bを有し
ている。車速センシングポンプ2のポート2a、2bは
それぞれ、油路15F、15Rに接続している。油路1
5F、15Rはそれぞれ、モータ容量制御部4に接続し
ている。
【0040】油圧ポンプ7のポート7bから圧油が吐出
すると車両が前進し油圧ポンプ7のポート7cから圧油
が吐出すると車両が後進する。
【0041】ピストン36が中立位置から車両を前進さ
せる側に移動すると、油圧ポンプ7の斜板7aが前進側
に傾動し油圧ポンプ7の一方のポート7bから吐出圧P
pの圧油が油路8Fに吐出される。油路8Fに吐出され
た圧油は油圧モータ1のポート1bに供給される。油圧
モータ1のポート1bに圧油が供給されると、油圧モー
タ1が作動し回転軸13は前進方向に回動し車両が前進
する。
【0042】同様にして車両が後進する。
【0043】油圧モータ1の回転軸13が前進方向に回
動すると、車速センシングポンプ2は回転軸13の回転
数に応じて回動しポート2aから圧力Ps(以下センシ
ング圧Psという)の圧油を油路15Fに吐出する。油
路15Fのセンシング圧Psは油圧モータ1の回転数に
応じた大きさとなる。逆に油圧モータ1の回転軸13が
後進方向に回動すると、車速センシングポンプ2は回転
軸13の回転数に応じて回動しポート2bからセンシン
グ圧Psの圧油を油路15Rに吐出する。油路15Rの
センシング圧Psは油圧モータ1の回転数に応じた大き
さとなる。モータ容量制御部4は、切換弁16と、絞り
弁21と、制御弁3とから構成されている。
【0044】切換弁16は位置16aと位置16bとを
有した2位置切換弁である。
【0045】油路15F、15Rは切換弁16に接続し
ている。油路15Fは油路17aに分岐している。油路
17aは切換弁16の一方の受圧面16cに接続してい
る。油路15Rは油路17bに分岐している。油路17
bは切換弁16の他方の受圧面16dに接続している。
切換弁16の出力側は油路18、19に接続している。
油路19はポンプ吐出油路11に接続している。このた
め油路19内の圧力はチャージ圧Pcとなる。
【0046】油圧モータ1が前進側に回動している場
合、車速センシングポンプ2は油路15Fに圧油を吐出
する。このときセンシング圧Psは油路17aを介して
切換弁16の受圧面16cに作用する。このため切換弁
16は位置16aに切り換えられる。従って油路15F
は油路18に連通し、油路18の圧力はセンシング圧P
sとなる。このとき油路15Rは油路19に連通し、油
圧15Rの圧力は油路19内の圧力であるチャージ圧P
cとなる。
【0047】同様にして油圧モータ1が後進側に回動し
ている場合には切換弁16は位置16bに切り換えられ
る。従って油路18の圧力がセンシング圧Psとなり、
油路15Rの圧力がチャージ圧Pcとなる。
【0048】このように油圧モータ1が前進側、後進側
のいずれの回動方向に回動していても油路18の圧力は
センシング圧Psとなる。
【0049】油路18上には、油路18を流れる圧油の
流量Qを制御する絞り弁21が設けられている。絞り弁
21は位置21aと位置21bの2位置を有している。
【0050】絞り弁21が位置21a側に移動すると絞
り弁21の絞りの開口面積Aが小さくなる。絞り弁21
が位置21b側に移動すると絞り弁21の絞りの開口面
積Aが大きくなる。位置21a、位置21bの間で開口
面積Aが連続的に変化する。
【0051】油路18は絞り弁21の入力側で油路20
に分岐している。油路20は絞り弁21の受圧面21c
に接続している。従って絞り弁21はセンシング圧Ps
によって位置21cの方向へ押される。油路18は絞り
弁21の出力側で油路22に分岐している。油路22は
絞り弁21の他方の受圧面21dに接続している。絞り
弁21の受圧面21dにはバネ21eが付与されてい
る。油路22は油路19に接続している。従って絞り弁
21はチャージ圧Pcとバネ21eとによって位置21
aの方向へ押される。
【0052】つぎにセンシング圧Psについて説明す
る。
【0053】センシング圧Psは油圧モータ1の回転数
が大きくなるにつれて大きくなるように設計されてい
る。
【0054】絞り弁21の前後の圧力P1、P2の差圧を
ΔPとしたとき、油路18を流れる流量Qと、差圧ΔP
と、絞り弁21の絞りの開口面積Aとの間には、以下の
関係が成立する。
【0055】Q=c・A√(ΔP) …(1) ただしcは流量係数である。
【0056】図4は流量Qと差圧ΔPとの関係を示して
いる。図4で実線で示す特性Lは、絞り弁21が動作し
位置21a、21b間を移動するときの流量Qと差圧Δ
Pとの関係を示している。
【0057】図4に示すように流量Qが増加するに応じ
て特性L1から特性L2に切り換わる。
【0058】油圧モータ1の回転数が大きくなると、絞
り弁21の入力圧P1が大きくなるため絞り弁21の受
圧面21cには大きい圧力が作用する。このため絞り弁
21は位置21bに位置する。このため絞り弁21の開
口面積Aは大きくなる。従って油圧モータ1の回転数が
大きいときには図4に示す特性L2に従って流量Qと差
圧ΔPが変化する。
【0059】つぎに制御弁3を説明する。
【0060】制御弁3は低速域の位置3aと高速域の位
置3bと超高速域の位置3cの3位置を有している。
【0061】ここで低速域とは車両の速度Vが0km/
h以上V1以下の範囲の速度域のことである。また高速
域とは車両の速度VがV1より大きく車両が許容する速
度V2以下の範囲の速度域のことである。また超高速域
とはオーバーランのときの速度域のことであり車両の速
度Vが許容速度V2より大きい範囲の速度域のことであ
る。車両の車速Vが超高速域に達する状態では、車速を
最高速度V2以下まで下げる必要がある。
【0062】制御弁3の入力ポート3gはポンプ吐出油
路11に接続している。制御弁3には常時チャージ圧P
cの圧油が供給されている。制御弁3の入力側でポンプ
吐出油路11はパイロット油路23に分岐している。パ
イロット油路23は制御弁3の受圧面3eに接続してい
る。このため制御弁3の受圧面3eにはチャージ圧Pc
がパイロット圧として作用する。制御弁3の受圧面3e
にはバネ3dが付与されている。制御弁3はチャージ圧
Pcとバネ3dとにより位置3aの方向へ押される。
【0063】制御弁3のタンクポート3hはタンク40
に連通している。
【0064】制御弁3のポート3mはパイロット油路2
4に接続している。パイロット油路24は制御弁3の他
方の受圧面3fに接続している。このため制御弁3の受
圧面3fにはパイロット油路24内の圧力がパイロット
圧として作用する。
【0065】絞り弁21の入力側で油路18はパイロッ
ト油路25に分岐している。パイロット油路25は更に
パイロット油路25aに分岐している。パイロット油路
25aは制御弁3の受圧面3fに接続している。このた
め制御弁3の受圧面3fには油路18のセンシング圧P
sがパイロット圧として作用する。制御弁3はパイロッ
ト油路24の圧力とセンシング圧Psとにより位置3
b、3cの方向へ押される。
【0066】パイロット油路25は制御弁3のポート3
rに連通している。
【0067】制御弁3の出力ポート3jは油路26に接
続している。
【0068】制御弁3が低速域位置3aでは、入力ポー
ト3gとポート3mと出力ポート3jが連通する。この
ためポンプ吐出油路11とパイロット油路24が連通し
て、パイロット油路24を介してチャージ圧Pcが制御
弁3の受圧面3fに作用する。またポンプ吐出油路11
と油路26が連通して制御弁3を介してチャージ圧Pc
が油路26に出力する。
【0069】制御弁3が高速域位置3bでは、入力ポー
ト3gとポート3mが連通する。またタンクポート3h
と出力ポート3jが連通する。このためポンプ吐出油路
11とパイロット油路24が連通して、パイロット油路
24を介してチャージ圧Pcが制御弁3の受圧面3fに
作用する。またタンク40と油路26が連通して制御弁
3を介してタンク圧が油路26に出力する。
【0070】制御弁3が超高速域位置3cでは、ポート
3rとポート3mと出力ポート3jが連通する。このた
めパイロット油路24とパイロット油路25が連通し
て、パイロット油路24を介して絞り弁21の入力圧P
1が制御弁3の受圧面3fに作用する。またパイロット
油路25と油路26が連通して制御弁3を介して絞り弁
21の入力圧P1が油路26に出力する。
【0071】つぎに変速弁5を説明する。
【0072】変速弁5は位置5aと位置5bとを有して
いる。
【0073】変速弁5の受圧面5dにはパイロットポー
ト5f、5gが設けられている。変速弁5の他方の受圧
面5cにはバネ5eが付与されている。
【0074】変速弁5のパイロットポート5fは油路2
6に連通している。このため変速弁5のパイロットポー
ト5fには制御弁3から出力される圧油の圧力がパイロ
ット圧として作用する。
【0075】変速弁5のパイロットポート5gは油路3
1に連通している。油路31は油路36に接続してい
る。油路8R、8Fはそれぞれ、油路29、30を介し
てチェック弁27、28に接続している。チェック弁2
7、28は油路36に接続している。
【0076】チェック弁27は油路29から油路36へ
向かう方向のみに圧油を通過させる。またチェック弁2
8は油路30から油路36へ向かう方向のみに圧油を通
過させる。このため油路36へは油路8R、8Fのうち
何れか高い方の圧力が導かれる。従って変速弁5のパイ
ロットポート5gには油路8F内の圧力または油路8R
の圧力のうち大きい圧がパイロット圧として作用する。
つまり油圧ポンプ7の吐出圧Ppが変速弁5のパイロッ
トポート5gにパイロット圧として作用する。
【0077】油路31は油路32に接続している。油路
32は油路34に分岐している。油路34は変速弁5に
接続している。油路32はピストン6の小径側のシリン
ダ室33bに連通している。
【0078】ピストン6の大径側のシリンダ室33aは
油路35に連通している。油路35は変速弁5に接続し
ている。また変速弁5はタンク40に接続している。
【0079】変速弁5が位置5aに位置すると、変速弁
5を介して油路34と油路35は連通する。このためピ
ストン6の大径側のシリンダ室33a内の圧力は油路3
2の圧力と同じ大きさになる。またピストン6の小径側
のシリンダ室33bの圧力も油路32の圧力と同じ大き
さとなる。このためピストン6の受圧面積の違いによっ
てピストン6は小径側のシリンダ室33bを圧縮する方
向に移動する。このため油圧モータ1の斜板1aは容量
が大きくなる側に傾動する。
【0080】変速弁5が位置5bに位置すると、変速弁
5を介して油路35はタンク40に連通する。このため
ピストン6の大径側のシリンダ室33a内の圧力はタン
ク圧となる。またピストン6の小径側のシリンダ室33
bの圧力は油路32の圧力と同じ大きさとなる。このた
めピストン6は大径側のシリンダ室33aを圧縮する方
向に移動する。このため油圧モータ1の斜板1aは容量
が小さくなる側に傾動する。変速弁5はパイロットポー
ト5f、5gに作用するパイロット圧に応じた力と、バ
ネ5eのバネ力とが釣り合う位置に変化する。
【0081】以下図1の油圧回路の動作について説明す
る。
【0082】車両が前進側に移動している場合、後進側
に移動している場合の両方とも以下の制御内容は同じで
あるので、車両が前進側に移動している場合を代表させ
て説明する。
【0083】車両が前進側に移動している状態では、油
路8F内のポンプ吐出圧油が油圧モータ1のポート1b
に吸い込まれ、油圧モータ1のポート1cから圧油が油
路8Rに吐出される。
【0084】車速センシングポンプ2は油圧モータ1の
回転数に応じた流量を油路15Fに吐出する。
【0085】このため切換弁16は位置16aに位置
し、油路15Fは油路18に連通する。油路18の圧力
は油圧モータ1の回転数に応じた大きさになる。
【0086】制御弁3が低速域位置3aに位置している
と、入力ポート3gと出力ポート3jが連通する。この
ためポンプ吐出油路11と油路26が連通して制御弁3
を介してチャージ圧Pcが油路26に出力される。
【0087】図3(a)は制御弁3が低速域位置3aに
位置しているときの変速弁5の位置を示している。
【0088】図3(a)に示すように油路26を介して
変速弁5のパイロットポート5fにはチャージ圧Pcが
パイロット圧として加えられる。一方変速弁5のパイロ
ットポート5gには油路31の圧力がパイロット圧とし
て加えられる。このため変速弁5はバネ5eを圧縮する
方向に移動し変速弁5が位置5aに位置する。変速弁5
が位置5aに位置すると、変速弁5を介して油路34と
油路35が連通する。このためピストン6の大径側のシ
リンダ室33a内の圧力は油路32の圧力になる。また
ピストン6の小径側のシリンダ室33bの圧力も油路3
2の圧力となる。ピストン6の受圧面積の違いによって
ピストン6は小径側のシリンダ室33bを圧縮する方向
に移動する。このため油圧モータ1の斜板1aは容量が
大きくなる側に傾動する。
【0089】以上のようにして油圧モータ1の回転数が
小さいとき、つまり絞り弁21の入力圧P1が小さいと
きは、油圧モータ1の容量は大きくなる。
【0090】油圧モータ1の回転数が大きくなり、油路
18の圧力Psが大きくなると制御弁3が高速域位置3
bの方向に移動する。
【0091】制御弁3が高速域位置3bに位置すると、
タンクポート3hと出力ポート3jが連通する。このた
めタンク40と油路26が連通して制御弁3を介してタ
ンク圧が油路26に出力される。
【0092】図3(b)は制御弁3が高速域位置3bに
位置しているときの変速弁5の位置を示している。
【0093】変速弁5のパイロットポート5fはタンク
圧Pになっている。一方変速弁5のパイロットポート5
gには油路31を介して油路32の圧力がパイロット圧
として加えられる。このため変速弁5はバネ5eが伸び
る方向に移動し変速弁5が位置5bに位置する。変速弁
5が位置5bに位置すると、変速弁5を介して油路34
とタンク40が連通する。このためピストン6の大径側
のシリンダ室33a内の圧力はタンク圧(低圧)にな
る。またピストン6の小径側のシリンダ室33bの圧力
は油路32の圧力(高圧)となる。これによりピストン
6は大径側のシリンダ室33aを圧縮する方向に移動す
る。このため油圧モータ1の斜板1aは容量が小さくな
る側に傾動する。
【0094】以上のようにして油圧モータ1の回転数が
大きく油路18の圧力Psが大きいときは、油圧モータ
1の容量は小さくなる。
【0095】なお変速弁5のパイロットポート5gに加
えられる圧力は車輪または履帯にかかる負荷に応じて変
化する。つまり車輪または履帯にかかる負荷が大きくな
ると油路8Fまたは8Rを介して変速弁5のパイロット
ポート5gに加わる圧力が大きくなり、変速弁5は位置
5bから位置5a側へ移動する。このため油圧モータ1
の斜板1aは容量が大きくなる側に傾動する。このよう
に車輪または履帯にかかる負荷が大きくなると、油圧モ
ータ1の容量が大きくなり、車輪または履帯にかかる負
荷に相当するトルクが油圧モータ1で発生する。
【0096】油圧モータ1の回転数が更に大きくなり、
しきい値を超えると、つまり油路18の圧力Psがしき
い値を超えると、制御弁3が超高速域位置3cに切り換
えられる。
【0097】制御弁3が超高速域位置3cに位置する
と、ポート3rと出力ポート3jが連通する。このため
パイロット油路25と油路26が連通して制御弁3を介
して油路18の圧力Psが油路26に出力される。
【0098】図3(c)は制御弁3が超高速域位置3c
に位置しているときの変速弁5の位置を示している。
【0099】図3(c)に示すように油路26を介して
変速弁5のパイロットポート5fには油路18の圧力つ
まりセンシング圧Psがパイロット圧として加えられ
る。一方変速弁5のパイロットポート5gには油路31
の圧力がパイロット圧として加えられる。このため変速
弁5はバネ5eが圧縮する方向に移動し変速弁5が位置
5aに位置する。
【0100】ここで図3(a)と図3(c)を比較す
る。図3(a)では変速弁5のパイロットポート5fに
絞り弁21の出力圧であるチャージ圧Pcが加えられて
いる。一方図3(c)では変速弁5のパイロットポート
5fに、絞り弁21の出力圧であるチャージ圧Pcより
も高圧の入力圧Psが加えられている。このため図3
(a)の場合よりも図3(c)の場合の方が、より高圧
のパイロット圧によって変速弁5を確実に位置5aに切
り換えることができる。
【0101】変速弁5が位置5aに位置すると、変速弁
5を介して油路34と油路35が連通する。このためピ
ストン6の大径側のシリンダ室33a内の圧力は油路3
2の圧力になる。またピストン6の小径側のシリンダ室
33bの圧力も油路32の圧力となる。ピストン6の受
圧面積の違いによってピストン6は小径側のシリンダ室
33bを圧縮する方向に移動する。このため油圧モータ
1の斜板1aは容量が大きくなる側に傾動する。これに
よって油圧モータ1の回転数が低下する。
【0102】油圧モータ1の回転数が小さくなり、しき
い値以下になると、つまり油路18のセンシング圧Ps
がしきい値以下になると、制御弁3が超高速域位置3c
から高速域位置3bに切り換えられる。これにより車両
の車速は所定の車速つまり許容速度V2以下に制限され
る。
【0103】制御弁3は、高速域位置3bから超高速域
位置3cに切り換えられるときと、逆に超高速域位置3
cから高速域位置3bに切り換えられるときとでヒステ
リシスを持っている。ヒステリシスを持たせるようにし
たのは車速が許容速度V2付近で走行しているときに頻
繁に変速が行われることを防止するためである。以下ヒ
ステリシスについて説明する。
【0104】制御弁3が高速域位置3bに位置している
とき、制御弁3の受圧面3eにはチャージ圧Pcが作用
し、受圧面3fの各パイロットポートにはチャージ圧P
cとセンシング圧Psがぞれぞれ作用している。
【0105】一方制御弁3が超高速域位置3cに位置し
ているとき、制御弁3の受圧面3eにはチャージ圧Pc
が作用し、受圧面3fの各パイロットポートにはセンシ
ング圧Psが作用している。
【0106】チャージ圧Pcよりもセンシング圧Psの方
が大きいので制御弁3が高速域位置3bに位置している
ときよりも超高速域位置3cに位置しているときの方が
制御弁3の受圧面3fに作用する力が大きくなる。
【0107】このことは制御弁3が高速域位置3bから
超高速域位置3cに一旦切り換わったならば、高速域位
置3bから超高速域位置3cに切り換えたときのセンシ
ング圧Psよりも低いセンシング圧Psにしなければ、超
高速域位置3cから高速域位置3bに切り換わらないこ
とを意味する。つまり油圧モータ1の回転数を、高速域
位置3bから超高速域位置3cに切り換えられたときの
回転数よりも低い回転数にしなければ超高速域位置3c
から高速域位置3bに切り換えることはできない。
【0108】車速に置き換えれば制御弁3が高速域位置
3bから超高速域位置3cに切り換えられたときの車速
よりも低下させなければ、制御弁3は超高速域位置3c
から高速域位置3bに切り換わらない。
【0109】以上説明したように第1の実施形態によれ
ば、フットブレーキの操作によることなく制御弁3によ
って自動的に油圧モータ1の回転数を一定値以下に制限
することができる。このため熟練した操作を要せず、ま
たブレーキ部材で大量に摩擦熱が発生することがない。
【0110】また第1の実施形態によれば、従来の制御
弁3に対して、超高速域の位置3cを付加するという簡
易な構成で、油圧モータ1の回転数を一定値以下に制限
する制御を行うことができる。
【0111】なお図1で油路18に絞り弁21を設ける
代わりに、開口面積Aが一定の固定絞りを設けてもよ
い。ただしこの場合にはパイロット油路25aを介して
制御弁3に作用するパイロット圧が大きく変動する。こ
れに対処するために制御弁3の受圧面3e、3fの受圧
面積、バネ3dのバネ力を適宜変更すればよい。
【0112】図1では、制御弁3に油圧信号を入力して
制御弁3を作動させている。しかし制御弁3に電気信号
を入力して制御弁3を作動させてもよい。
【0113】図2は電気信号を制御弁3に入力して油圧
モータ1の容量を制御する第2の実施形態を示してい
る。
【0114】同図2に示す油圧回路では、図1で必要と
された減速機14、車速センシングポンプ2、切換弁1
6、絞り弁21等を省略することができる。
【0115】制御弁3のバネ3dに対向する側には電磁
ソレノイド3kが設けられる。一方油圧モータ1の回転
数は、油圧モータ1の回転軸の回転数を検出し検出信号
を電気信号として出力するセンサを用いることができ
る。また車輪または履帯の回転数を検出し検出信号を電
気信号として出力するセンサを用いてもよい。また車両
の対地速度を検出するセンサを使用してもよい。
【0116】センサによって油圧モータ1の回転数ない
しは車速が検出されると、この検出した回転数ないしは
車速に比例した電流値Dが制御弁3の電磁ソレノイド3
kに加えられる。このため油圧モータ1の回転数ないし
は車速に比例した力が電磁ソレノイド3kで発生して、
油圧モータ1の回転数ないしは車速に比例した力によっ
て制御弁3がバネ3dを圧縮する方向に移動する。これ
により油圧モータ1の回転数ないしは車速の上昇に伴っ
て制御弁3が低速域位置3aから高速域位置3bへ移動
し、さらに高速域位置3bから超高速域位置3cに移動
する。
【0117】制御弁3が低速域位置3aに位置すると、
入力ポート3gが出力ポート3jに連通する。このため
制御弁3から油路26にチャージ圧Pcが出力される。
よって図3(a)と同様に変速弁5が動作して油圧モー
タ1の容量が大きくなる。
【0118】制御弁3が高速域位置3bに位置すると、
タンクポート3hが出力ポート3jに連通する。このた
め制御弁3から油路26にタンク圧が出力される。よっ
て図3(b)と同様に変速弁5が動作して油圧モータ1
の容量が小さくなる。
【0119】制御弁3が超高速位置3cに位置すると、
入力ポート3gが出力ポート3jに連通する。このため
制御弁3から油路26に油路18のセンシング圧Psが
出力される。よって図3(a)と同様に変速弁5が動作
して油圧モータ1の容量が大きくなる。これにより油圧
モータ1の回転数が低下して、車両の車速が一定値以下
に制限される。
【0120】以上の実施形態では、車両の車速を一定値
(許容速度)以下に制限する場合を想定して説明した。
しかし本発明は車両の車速の制御に限定されるものでは
ない。つまり油圧モータ1の回転軸に接続される回転体
は車輪または履帯に限定されるものではない。本発明は
油圧モータ1の回転軸に接続される任意の回転体の回転
速度の制御に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施形態の油圧回路図である。
【図2】図2は第2の実施形態の油圧回路図である。
【図3】図3(a)、(b)、(c)は、油圧モータが
変速する様子を説明する図である。
【図4】図4は、図1に示す絞り弁21の前後差圧ΔP
と流量Qとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1…可変容量型油圧モータ 2…車速センシングポンプ 3…制御弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量制御信号を入力することによっ
    て容量が変化する可変容量型油圧モータ(1)と、前記
    可変容量型油圧モータ(1)の回転数が大きくなるほど
    前記可変容量型油圧モータ(1)の容量を小さくする容
    量制御信号を出力する制御弁(3)とを備えた油圧モー
    タの容量制御装置において、 前記可変容量型油圧モータ(1)の回転数が所定の回転
    数以上になった場合に、前記制御弁(3)から、前記可
    変容量型油圧モータ(1)の容量を大きくする側に変化
    させる容量制御信号が出力するように、前記制御弁
    (3)を構成したことを特徴とする油圧モータの容量制
    御装置。
  2. 【請求項2】 容量制御信号を入力することによって
    容量が変化する可変容量型油圧モータ(1)と、前記可
    変容量型油圧モータ(1)の回転数が低回転数域の場合
    には前記可変容量型油圧モータ(1)の容量を大きくす
    る側に変化させる容量制御信号を出力し、前記可変容量
    型油圧モータ(1)の回転数が高回転数域の場合には前
    記可変容量型油圧モータの容量を小さくする側に変化さ
    せる容量制御信号を出力する制御弁(3)とを備えた油
    圧モータの容量制御装置において、 前記可変容量型油圧モータ(1)の回転数が前記高回転
    数域を超えた場合に、前記制御弁(3)から、前記可変
    容量型油圧モータ(1)の容量を大きくする側に変化さ
    せる容量制御信号が出力するように、前記制御弁(3)
    を構成したことを特徴とする油圧モータの容量制御装
    置。
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