JP2001304390A - 同期噛合式自動変速機の制御装置 - Google Patents
同期噛合式自動変速機の制御装置Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/68—Inputs being a function of gearing status
- F16H59/70—Inputs being a function of gearing status dependent on the ratio established
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H59/36—Inputs being a function of speed
- F16H59/38—Inputs being a function of speed of gearing elements
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/26—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
- F16H61/28—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 誤動作を生じることがなく、安定した動作が
可能な同期噛合式自動変速機の制御装置を得ることを目
的とする。 【解決手段】 内燃機関１に駆動される入力軸１３と、
入力軸１３にギヤ結合される出力軸１６と、入力軸１３
と出力軸１６との間に介在し、異なるギヤ比を有する複
数組の変速ギヤ１７ないし２１と、変速ギヤ１７ないし
２１のいずれか一つと出力軸１６とを結合するスリーブ
ギヤ２２と、スリーブギヤ２２を操作するシフト・セレ
クトアクチュエータ５と、シフト方向とセレクト方向の
操作量を検出するシフト・セレクト位置センサ６と、こ
れらに操作指令を与えるコントロールユニット４とを備
え、このコントロールユニット４が、変速操作の終了時
にシフト・セレクト位置センサ６の出力から操作完了位
置が目標位置範囲内にあるかどうかを判定するようにし
たものである。
可能な同期噛合式自動変速機の制御装置を得ることを目
的とする。 【解決手段】 内燃機関１に駆動される入力軸１３と、
入力軸１３にギヤ結合される出力軸１６と、入力軸１３
と出力軸１６との間に介在し、異なるギヤ比を有する複
数組の変速ギヤ１７ないし２１と、変速ギヤ１７ないし
２１のいずれか一つと出力軸１６とを結合するスリーブ
ギヤ２２と、スリーブギヤ２２を操作するシフト・セレ
クトアクチュエータ５と、シフト方向とセレクト方向の
操作量を検出するシフト・セレクト位置センサ６と、こ
れらに操作指令を与えるコントロールユニット４とを備
え、このコントロールユニット４が、変速操作の終了時
にシフト・セレクト位置センサ６の出力から操作完了位
置が目標位置範囲内にあるかどうかを判定するようにし
たものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、変速動作時にお
いて目標とする変速ギヤ位置に確実にギヤシフトするこ
とが可能な同期噛合式自動変速機の制御装置に関するも
のである。
いて目標とする変速ギヤ位置に確実にギヤシフトするこ
とが可能な同期噛合式自動変速機の制御装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】車両に使用される同期噛合式自動変速機
の制御装置としては、例えば、特開昭６３−２７０２５
２号公報にその一例が開示されている。この公報に開示
された技術は、電磁クラッチを経由して内燃機関と同期
噛合式の自動変速機とを結合するものにおいて、変速ギ
ヤの切換に際して電磁クラッチの解放時における内燃機
関の回転速度と、電磁クラッチの再結合時における内燃
機関の回転速度との変化幅が所定の範囲内に維持される
ようにスロットル開度を制御すると共に、この制御量が
内燃機関のバラツキや各条件に対応できるように変速操
作毎の学習ルーチンにより補正し、変速ショックを軽減
するようにしたものである。
の制御装置としては、例えば、特開昭６３−２７０２５
２号公報にその一例が開示されている。この公報に開示
された技術は、電磁クラッチを経由して内燃機関と同期
噛合式の自動変速機とを結合するものにおいて、変速ギ
ヤの切換に際して電磁クラッチの解放時における内燃機
関の回転速度と、電磁クラッチの再結合時における内燃
機関の回転速度との変化幅が所定の範囲内に維持される
ようにスロットル開度を制御すると共に、この制御量が
内燃機関のバラツキや各条件に対応できるように変速操
作毎の学習ルーチンにより補正し、変速ショックを軽減
するようにしたものである。
【０００３】この従来例における変速機のギヤ切換を行
うシフト装置は、シフト・セレクトレバーを軸方向と回
転方向とに操作する一対の三位置油圧シリンダを使用
し、セレクト用の三位置油圧シリンダを駆動してシフト
ロッドの選択を行い、シフト用の三位置油圧シリンダを
駆動して選択されたシフトロッドを移動させ、変速段を
切り替えるように構成されている。このような油圧式の
シフト装置以外にも、二個のモータを使用してシフト駆
動とセレクト駆動とを行う電動式の同期噛合式自動変速
機も一般的に使用されており、この電動式の同期噛合式
自動変速機におけるギヤ段の切換動作は、セレクト位置
センサにより位置制御を行いながらセレクト用のモータ
により操作すべきスリーブギヤを選択し、シフト位置セ
ンサによりシフト位置の制御を行いながらシフトモータ
によりスリーブギヤを移送させて目標とするギヤの結合
を行うものである。
うシフト装置は、シフト・セレクトレバーを軸方向と回
転方向とに操作する一対の三位置油圧シリンダを使用
し、セレクト用の三位置油圧シリンダを駆動してシフト
ロッドの選択を行い、シフト用の三位置油圧シリンダを
駆動して選択されたシフトロッドを移動させ、変速段を
切り替えるように構成されている。このような油圧式の
シフト装置以外にも、二個のモータを使用してシフト駆
動とセレクト駆動とを行う電動式の同期噛合式自動変速
機も一般的に使用されており、この電動式の同期噛合式
自動変速機におけるギヤ段の切換動作は、セレクト位置
センサにより位置制御を行いながらセレクト用のモータ
により操作すべきスリーブギヤを選択し、シフト位置セ
ンサによりシフト位置の制御を行いながらシフトモータ
によりスリーブギヤを移送させて目標とするギヤの結合
を行うものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような同期噛合式
自動変速機において、シフト位置やセレクト位置を制御
するのは位置センサからフィードバックを受けるコント
ロールユニットであり、このコントロールユニットやシ
ステムのいずれかに誤動作があり、操作目標のギヤが結
合されず、目標とは異なるギヤ結合がなされた状態で電
磁クラッチが結合した場合、急激なエンジンブレーキに
よる変速ショックを受けたり、加速が充分になされずに
ノッキングが発生したりすることになり、極端な場合に
は前進位置と後進位置との誤動作により事故につながる
可能性も内在するものである。
自動変速機において、シフト位置やセレクト位置を制御
するのは位置センサからフィードバックを受けるコント
ロールユニットであり、このコントロールユニットやシ
ステムのいずれかに誤動作があり、操作目標のギヤが結
合されず、目標とは異なるギヤ結合がなされた状態で電
磁クラッチが結合した場合、急激なエンジンブレーキに
よる変速ショックを受けたり、加速が充分になされずに
ノッキングが発生したりすることになり、極端な場合に
は前進位置と後進位置との誤動作により事故につながる
可能性も内在するものである。
【０００５】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、誤動作がなく、安定した動作が可能
な同期噛合式自動変速機の制御装置を得ることを目的と
するものである。
になされたもので、誤動作がなく、安定した動作が可能
な同期噛合式自動変速機の制御装置を得ることを目的と
するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる同期噛
合式自動変速機の制御装置は、内燃機関のクランク軸に
クラッチ機構を介して結合された入力軸、この入力軸と
ギヤ結合された出力軸、前記入力軸と前記出力軸との間
に介在し、異なるギヤ比を有する複数組の変速ギヤ、こ
の複数組の変速ギヤのいずれか一つと出力軸とを選択的
に結合する結合機構、この結合機構をシフト方向とセレ
クト方向とに操作するシフト・セレクトアクチュエー
タ、このシフト・セレクトアクチュエータによるシフト
方向の操作量を検出するシフト位置センサ、シフト・セ
レクトアクチュエータによるセレクト方向の操作量を検
出するセレクト位置センサ、シフト・セレクトアクチュ
エータに操作指令を与えるコントロールユニットを備
え、このコントロールユニットが、変速操作の終了時に
シフト位置センサとセレクト位置センサとの出力から操
作完了位置を検出すると共に、この操作完了位置が目標
位置範囲内にあることを判定して操作を終了するように
したものである。
合式自動変速機の制御装置は、内燃機関のクランク軸に
クラッチ機構を介して結合された入力軸、この入力軸と
ギヤ結合された出力軸、前記入力軸と前記出力軸との間
に介在し、異なるギヤ比を有する複数組の変速ギヤ、こ
の複数組の変速ギヤのいずれか一つと出力軸とを選択的
に結合する結合機構、この結合機構をシフト方向とセレ
クト方向とに操作するシフト・セレクトアクチュエー
タ、このシフト・セレクトアクチュエータによるシフト
方向の操作量を検出するシフト位置センサ、シフト・セ
レクトアクチュエータによるセレクト方向の操作量を検
出するセレクト位置センサ、シフト・セレクトアクチュ
エータに操作指令を与えるコントロールユニットを備
え、このコントロールユニットが、変速操作の終了時に
シフト位置センサとセレクト位置センサとの出力から操
作完了位置を検出すると共に、この操作完了位置が目標
位置範囲内にあることを判定して操作を終了するように
したものである。
【０００７】また、内燃機関のクランク軸にクラッチ機
構を介して結合された入力軸と、この入力軸にギヤ結合
された出力軸と、入力軸と出力軸との間に介在し、異な
るギヤ比を有する複数組の変速ギヤと、この複数組の変
速ギヤのいずれか一つと出力軸とを選択的に結合する結
合機構と、この結合機構をシフト方向とセレクト方向に
操作するシフト・セレクトアクチュエータと、入力軸の
回転速度を検出する入力軸回転速度センサと、出力軸の
回転速度を検出する出力軸回転速度センサと、シフト・
セレクトアクチュエータに操作指令を与えるコントロー
ルユニットとを備え、このコントロールユニットが、変
速操作の終了時に新たに結合した変速ギヤのギヤ比から
入力軸と出力軸との目標回転速度比を演算し、入力軸回
転速度センサと出力軸回転速度センサとの出力から得た
回転速度比が目標回転速度比の範囲内にあることを判定
して操作を完了するようにしたものである。
構を介して結合された入力軸と、この入力軸にギヤ結合
された出力軸と、入力軸と出力軸との間に介在し、異な
るギヤ比を有する複数組の変速ギヤと、この複数組の変
速ギヤのいずれか一つと出力軸とを選択的に結合する結
合機構と、この結合機構をシフト方向とセレクト方向に
操作するシフト・セレクトアクチュエータと、入力軸の
回転速度を検出する入力軸回転速度センサと、出力軸の
回転速度を検出する出力軸回転速度センサと、シフト・
セレクトアクチュエータに操作指令を与えるコントロー
ルユニットとを備え、このコントロールユニットが、変
速操作の終了時に新たに結合した変速ギヤのギヤ比から
入力軸と出力軸との目標回転速度比を演算し、入力軸回
転速度センサと出力軸回転速度センサとの出力から得た
回転速度比が目標回転速度比の範囲内にあることを判定
して操作を完了するようにしたものである。
【０００８】さらに、内燃機関のクランク軸にクラッチ
機構を介して結合された入力軸と、この入力軸にギヤ結
合された出力軸と、入力軸と出力軸との間に介在し、異
なるギヤ比を有すると共に少なくとも一組が後進用に設
定された複数組の変速ギヤと、この複数組の変速ギヤの
いずれか一つと出力軸とを選択的に結合する結合機構
と、この結合機構をシフト方向とセレクト方向に操作す
るシフト・セレクトアクチュエータと、結合機構が後進
用の変速ギヤと結合したときにこれを検出する後進検出
手段と、シフト・セレクトアクチュエータに操作指令を
与えるコントロールユニットと、操作者が操作条件をコ
ントロールユニットに与えるシフトレバーとを備え、コ
ントロールユニットが、変速操作の終了時にシフトレバ
ーの指令信号と後進検出手段の検出信号とを比較し、両
者が合致していることを判定して操作を完了するように
したものである。
機構を介して結合された入力軸と、この入力軸にギヤ結
合された出力軸と、入力軸と出力軸との間に介在し、異
なるギヤ比を有すると共に少なくとも一組が後進用に設
定された複数組の変速ギヤと、この複数組の変速ギヤの
いずれか一つと出力軸とを選択的に結合する結合機構
と、この結合機構をシフト方向とセレクト方向に操作す
るシフト・セレクトアクチュエータと、結合機構が後進
用の変速ギヤと結合したときにこれを検出する後進検出
手段と、シフト・セレクトアクチュエータに操作指令を
与えるコントロールユニットと、操作者が操作条件をコ
ントロールユニットに与えるシフトレバーとを備え、コ
ントロールユニットが、変速操作の終了時にシフトレバ
ーの指令信号と後進検出手段の検出信号とを比較し、両
者が合致していることを判定して操作を完了するように
したものである。
【０００９】また、コントロールユニットが、操作完了
位置が目標位置範囲内にないと判定したとき、再度変速
操作を繰り返すようにしたものである。さらに、コント
ロールユニットが、回転速度比が目標回転速度比の範囲
内にないと判定したとき、再度変速操作を繰り返すよう
にしたものである。さらにまた、コントロールユニット
が、シフトレバーの指令信号と後進検出手段の検出信号
とが合致していないと判定したとき、再度変速操作を繰
り返すようにしたものである。
位置が目標位置範囲内にないと判定したとき、再度変速
操作を繰り返すようにしたものである。さらに、コント
ロールユニットが、回転速度比が目標回転速度比の範囲
内にないと判定したとき、再度変速操作を繰り返すよう
にしたものである。さらにまた、コントロールユニット
が、シフトレバーの指令信号と後進検出手段の検出信号
とが合致していないと判定したとき、再度変速操作を繰
り返すようにしたものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】実施の形態１．図１ないし図７
は、この発明の実施の形態１による同期噛合式自動変速
機の制御装置の構成と動作とを説明するもので、図１は
変速装置の構成を説明するブロック図、図２は変速装置
の構成説明図、図３と図４とは動作説明用の特性図、図
５ないし図７は制御動作を説明するフローチャートであ
る。図１において、１は車両に搭載された内燃機関、２
は内燃機関１のクランク軸１ａに設けられ、内燃機関１
と同期噛合式の自動変速機３とを結合する電磁クラッ
チ、４は自動変速機３を制御するコントロールユニッ
ト、５はコントロールユニット４に制御され、後述する
ように自動変速機３のギヤ結合を操作するシフト・セレ
クトアクチュエータ、６はシフト・セレクトアクチュエ
ータ５の動作位置を検出するシフト・セレクトポジショ
ンセンサである。
は、この発明の実施の形態１による同期噛合式自動変速
機の制御装置の構成と動作とを説明するもので、図１は
変速装置の構成を説明するブロック図、図２は変速装置
の構成説明図、図３と図４とは動作説明用の特性図、図
５ないし図７は制御動作を説明するフローチャートであ
る。図１において、１は車両に搭載された内燃機関、２
は内燃機関１のクランク軸１ａに設けられ、内燃機関１
と同期噛合式の自動変速機３とを結合する電磁クラッ
チ、４は自動変速機３を制御するコントロールユニッ
ト、５はコントロールユニット４に制御され、後述する
ように自動変速機３のギヤ結合を操作するシフト・セレ
クトアクチュエータ、６はシフト・セレクトアクチュエ
ータ５の動作位置を検出するシフト・セレクトポジショ
ンセンサである。
【００１１】また、７は内燃機関１の吸気通路８に設け
られたスロットル弁９の開度を検出するスロットルポジ
ションセンサ、１０は図示しないアクセルペダルの踏み
込み量を検出するアクセルポジションセンサ、１１はア
クセルポジションセンサ１０の出力に応じて、また、変
速操作時には所定のプログラムでコントロールユニット
４に駆動され、スロットル弁９の開度を操作するスロッ
トルアクチュエータ、１２はコントロールユニット４に
運転者のシフト操作位置を指令するシフトレバーであ
る。
られたスロットル弁９の開度を検出するスロットルポジ
ションセンサ、１０は図示しないアクセルペダルの踏み
込み量を検出するアクセルポジションセンサ、１１はア
クセルポジションセンサ１０の出力に応じて、また、変
速操作時には所定のプログラムでコントロールユニット
４に駆動され、スロットル弁９の開度を操作するスロッ
トルアクチュエータ、１２はコントロールユニット４に
運転者のシフト操作位置を指令するシフトレバーであ
る。
【００１２】自動変速機３は、電磁クラッチ２に結合さ
れた入力軸１３と、この入力軸１３とはプライマリギヤ
セット１４により結合されたカウンタ軸１５と、車両を
駆動する出力軸１６と、カウンタ軸１５と出力軸１６と
の間にそれぞれ対として設けられた一速ギヤセット１７
と、二速ギヤセット１８と、三速ギヤセット１９と、五
速ギヤセット２０と、後進ギヤセット２１と、出力軸１
６に回転方向には固定され、軸方向に移動可能に装着さ
れた結合機構であるスリーブギヤ２２ａ、２２ｂ、２２
ｃとから構成されている。各ギヤセット１７、１８、１
９、２０、２１の一方のカウンタ軸１５側のギヤはカウ
ンタ軸１５に固定されており、他方の出力軸１６側のギ
ヤは出力軸１６に回転自在に装着され、スリーブギヤ２
２との係合により出力軸１６と個別に固定されるように
構成されている。
れた入力軸１３と、この入力軸１３とはプライマリギヤ
セット１４により結合されたカウンタ軸１５と、車両を
駆動する出力軸１６と、カウンタ軸１５と出力軸１６と
の間にそれぞれ対として設けられた一速ギヤセット１７
と、二速ギヤセット１８と、三速ギヤセット１９と、五
速ギヤセット２０と、後進ギヤセット２１と、出力軸１
６に回転方向には固定され、軸方向に移動可能に装着さ
れた結合機構であるスリーブギヤ２２ａ、２２ｂ、２２
ｃとから構成されている。各ギヤセット１７、１８、１
９、２０、２１の一方のカウンタ軸１５側のギヤはカウ
ンタ軸１５に固定されており、他方の出力軸１６側のギ
ヤは出力軸１６に回転自在に装着され、スリーブギヤ２
２との係合により出力軸１６と個別に固定されるように
構成されている。
【００１３】２３は入力軸１３の回転速度を検出する入
力軸回転速度センサ、２４は出力軸１６の回転速度を検
出する出力軸回転速度センサ、２５はスリーブギヤ２２
ｃが後進ギヤセット２１と係合したことを検知する後進
ギヤスイッチ、２６は内燃機関１の回転速度を検出する
内燃機関回転速度センサである。また、電磁クラッチ２
は励磁電流に比例した伝達トルクを発生し、コントロー
ルユニット４に制御されて内燃機関１のクランク軸１ａ
と自動変速機３の入力軸１３との間の動力の伝達と遮断
とを行うように構成されている。
力軸回転速度センサ、２４は出力軸１６の回転速度を検
出する出力軸回転速度センサ、２５はスリーブギヤ２２
ｃが後進ギヤセット２１と係合したことを検知する後進
ギヤスイッチ、２６は内燃機関１の回転速度を検出する
内燃機関回転速度センサである。また、電磁クラッチ２
は励磁電流に比例した伝達トルクを発生し、コントロー
ルユニット４に制御されて内燃機関１のクランク軸１ａ
と自動変速機３の入力軸１３との間の動力の伝達と遮断
とを行うように構成されている。
【００１４】シフト・セレクトアクチュエータ５による
自動変速機３の操作の概要を示したのが図２の構成説明
図である。シフト・セレクトアクチュエータ５はシフト
アクチュエータ５１とセレクトアクチュエータ５４とか
らなり、シフトアクチュエータ５１はシフトモータ５２
と減速機５３とから構成され、シフトポジションセンサ
６１によりシフト位置を検出しながらスリーブギヤ２２
を一速、三速、五速側と、ニュートラル位置と、二速、
四速、後進側との三位置にシフトする。また、セレクト
アクチュエータ５４はセレクトモータ５５と減速機５６
とからなり、セレクトポジションセンサ６２によりセレ
クト位置を検出しながらスリーブギヤ２２ａと、２２ｂ
と、２２ｃとを選択するように構成されている。
自動変速機３の操作の概要を示したのが図２の構成説明
図である。シフト・セレクトアクチュエータ５はシフト
アクチュエータ５１とセレクトアクチュエータ５４とか
らなり、シフトアクチュエータ５１はシフトモータ５２
と減速機５３とから構成され、シフトポジションセンサ
６１によりシフト位置を検出しながらスリーブギヤ２２
を一速、三速、五速側と、ニュートラル位置と、二速、
四速、後進側との三位置にシフトする。また、セレクト
アクチュエータ５４はセレクトモータ５５と減速機５６
とからなり、セレクトポジションセンサ６２によりセレ
クト位置を検出しながらスリーブギヤ２２ａと、２２ｂ
と、２２ｃとを選択するように構成されている。
【００１５】自動変速機３の各ギヤセット１７、１８、
１９、２０は前進用であり、それぞれが異なるギヤ比を
有し、この実施の形態では前進五段、後進一段の場合を
構成例として示している。各ギヤセット１７、１８、１
９、２０、２１と出力軸１６とを個別に固定するスリー
ブギヤ２２は、プライマリギヤセット１４と三速ギヤセ
ット１９との間にはスリーブギヤ２２ａが、一速ギヤセ
ット１７と二速ギヤセット１８との間にはスリーブギヤ
２２ｂが、五速ギヤセット２０と後進ギヤセット２１と
の間にはスリーブギヤ２２ｃが設けられており、セレク
トアクチュエータ５４によりスリーブギヤ２２ａ、２２
ｂ、２２ｃのいずれか一つが選択され、シフトアクチュ
エータ５１によりいずれかの側に移送されることにより
一速から五速までの前進ギヤのいずれか、あるいは、後
進ギヤが選択され、また、ニュートラルが選択される。
なお、図１の構成では、四速はプライマリギヤセット１
４と出力軸１３とが結合されるようになっている。
１９、２０は前進用であり、それぞれが異なるギヤ比を
有し、この実施の形態では前進五段、後進一段の場合を
構成例として示している。各ギヤセット１７、１８、１
９、２０、２１と出力軸１６とを個別に固定するスリー
ブギヤ２２は、プライマリギヤセット１４と三速ギヤセ
ット１９との間にはスリーブギヤ２２ａが、一速ギヤセ
ット１７と二速ギヤセット１８との間にはスリーブギヤ
２２ｂが、五速ギヤセット２０と後進ギヤセット２１と
の間にはスリーブギヤ２２ｃが設けられており、セレク
トアクチュエータ５４によりスリーブギヤ２２ａ、２２
ｂ、２２ｃのいずれか一つが選択され、シフトアクチュ
エータ５１によりいずれかの側に移送されることにより
一速から五速までの前進ギヤのいずれか、あるいは、後
進ギヤが選択され、また、ニュートラルが選択される。
なお、図１の構成では、四速はプライマリギヤセット１
４と出力軸１３とが結合されるようになっている。
【００１６】図３はシフトポジションセンサ６１のシフ
ト位置と出力電圧との関係を示し、図４はセレクトポジ
ションセンサ６４のセレクト位置と出力電圧との関係を
示すものである。シフトポジションセンサ６１は、スリ
ーブギヤ２２が一速、三速、五速側にあるときには電圧
ＶＹＡを出力し、これがコントロールユニット４による
シフト制御時の目標位置電圧となる。同様にニュートラ
ル位置では電圧ＶＹＢが、また、二速、四速、後進側に
あるときには電圧ＶＹＣがシフトポジションセンサ６１
の出力電圧であり、シフト制御時の目標位置電圧とな
る。また、セレクトポジションセンサ６４は五速と後進
との切換を行うスリーブギヤ２２ｃのセレクト時の出力
と目標位置電圧はＶＸＣであり、三速と四速との切換を
行うスリーブギヤ２２ａのセレクト時は電圧ＶＸＢが、
一速と二速との切換を行うスリーブギヤ２２ｂのセレク
ト時は電圧ＶＸＡがそれぞれ出力と目標位置電圧とな
る。
ト位置と出力電圧との関係を示し、図４はセレクトポジ
ションセンサ６４のセレクト位置と出力電圧との関係を
示すものである。シフトポジションセンサ６１は、スリ
ーブギヤ２２が一速、三速、五速側にあるときには電圧
ＶＹＡを出力し、これがコントロールユニット４による
シフト制御時の目標位置電圧となる。同様にニュートラ
ル位置では電圧ＶＹＢが、また、二速、四速、後進側に
あるときには電圧ＶＹＣがシフトポジションセンサ６１
の出力電圧であり、シフト制御時の目標位置電圧とな
る。また、セレクトポジションセンサ６４は五速と後進
との切換を行うスリーブギヤ２２ｃのセレクト時の出力
と目標位置電圧はＶＸＣであり、三速と四速との切換を
行うスリーブギヤ２２ａのセレクト時は電圧ＶＸＢが、
一速と二速との切換を行うスリーブギヤ２２ｂのセレク
ト時は電圧ＶＸＡがそれぞれ出力と目標位置電圧とな
る。
【００１７】コントロールユニット４による変速操作
は、シフトレバー１２の位置信号と、アクセルポジショ
ンセンサ１０の信号と、入力軸回転速度センサ２３と出
力軸回転速度センサ２４と内燃機関回転速度センサ２６
の各回転速度信号とを入力し、コントロールユニット４
に記憶されたシフトパターンにより走行状態に適合した
変速段を決定し、シフト・セレクトポジションセンサ６
によりシフト・セレクト位置を検出しながらシフト・セ
レクトアクチュエータ５を操作することにより実行され
る。
は、シフトレバー１２の位置信号と、アクセルポジショ
ンセンサ１０の信号と、入力軸回転速度センサ２３と出
力軸回転速度センサ２４と内燃機関回転速度センサ２６
の各回転速度信号とを入力し、コントロールユニット４
に記憶されたシフトパターンにより走行状態に適合した
変速段を決定し、シフト・セレクトポジションセンサ６
によりシフト・セレクト位置を検出しながらシフト・セ
レクトアクチュエータ５を操作することにより実行され
る。
【００１８】この操作はまず、電磁クラッチ２の励磁電
流をオフして自動変速機３をパワーオフ状態とし、シフ
ト・セレクトアクチュエータ５に動作指令を与えてスリ
ーブギヤ２２を選択操作し、それまでのギヤセットの結
合を解放して決定された変速段のギヤセットを結合す
る。この結合完了がシフト・セレクトポジションセンサ
６で検出されると電磁クラッチ２を再結合する。この間
においては電磁クラッチ２のオフと共にスロットルアク
チュエータ１１が操作されてスロットル弁９が絞られ、
電磁クラッチ２の再結合時には内燃機関回転速度センサ
２６と出力軸回転速度センサ２４の出力信号からスロッ
トル弁９が所定の位置まで開かれる。
流をオフして自動変速機３をパワーオフ状態とし、シフ
ト・セレクトアクチュエータ５に動作指令を与えてスリ
ーブギヤ２２を選択操作し、それまでのギヤセットの結
合を解放して決定された変速段のギヤセットを結合す
る。この結合完了がシフト・セレクトポジションセンサ
６で検出されると電磁クラッチ２を再結合する。この間
においては電磁クラッチ２のオフと共にスロットルアク
チュエータ１１が操作されてスロットル弁９が絞られ、
電磁クラッチ２の再結合時には内燃機関回転速度センサ
２６と出力軸回転速度センサ２４の出力信号からスロッ
トル弁９が所定の位置まで開かれる。
【００１９】このような構成と動作とを有するこの発明
の実施の形態１の同期噛合式自動変速機の制御装置にお
いて、コントロールユニット４による変速制御の一例を
図５のフローチャートにより説明する。コントロールユ
ニット４はシフトパターンに基づくギヤの切換制御を完
了したと判定したとき、すなわち、所定のスリーブギヤ
２２が所定の位置に移行されたと判定したとき、電磁ク
ラッチ２を再結合する前に次の判定と制御とを行う。す
なわち、ステップ５０１にてシフト・セレクトポジショ
ンセンサ６の出力値からシフト位置が前進レンジにある
かどうかを判定する。ここで、前進レンジにあると判定
されるとステップ５０２に進み、後進ギヤスイッチ２５
のオン・オフを判定する。
の実施の形態１の同期噛合式自動変速機の制御装置にお
いて、コントロールユニット４による変速制御の一例を
図５のフローチャートにより説明する。コントロールユ
ニット４はシフトパターンに基づくギヤの切換制御を完
了したと判定したとき、すなわち、所定のスリーブギヤ
２２が所定の位置に移行されたと判定したとき、電磁ク
ラッチ２を再結合する前に次の判定と制御とを行う。す
なわち、ステップ５０１にてシフト・セレクトポジショ
ンセンサ６の出力値からシフト位置が前進レンジにある
かどうかを判定する。ここで、前進レンジにあると判定
されるとステップ５０２に進み、後進ギヤスイッチ２５
のオン・オフを判定する。
【００２０】ステップ５０１にて後進レンジにあると判
定されるとステップ５０３に進み、ステップ５０２と同
様に後進ギヤスイッチ２５のオン・オフを判定する。ス
テップ５０１にて前進と判定されながらステップ５０２
にて後進ギヤスイッチ２５がオンの場合と、ステップ５
０１にて後進と判定されながらステップ５０３にて後進
ギヤスイッチ２５がオフの場合とは誤動作であり、いず
れの場合もステップ５０４に進んで目標位置フラグにＮ
Ｇをセットする。ステップ５０２とステップ５０３とに
おいて正常であると判定されるといずれの場合もステッ
プ５０５に進むことになる。
定されるとステップ５０３に進み、ステップ５０２と同
様に後進ギヤスイッチ２５のオン・オフを判定する。ス
テップ５０１にて前進と判定されながらステップ５０２
にて後進ギヤスイッチ２５がオンの場合と、ステップ５
０１にて後進と判定されながらステップ５０３にて後進
ギヤスイッチ２５がオフの場合とは誤動作であり、いず
れの場合もステップ５０４に進んで目標位置フラグにＮ
Ｇをセットする。ステップ５０２とステップ５０３とに
おいて正常であると判定されるといずれの場合もステッ
プ５０５に進むことになる。
【００２１】ステップ５０５では出力軸回転速度センサ
２４の出力から自動変速機３の出力軸１６の回転速度Ｎ
を読みとり、これが所定の回転速度Ｎ１より大であるか
小であるかを判定し、Ｎ≧Ｎ１であればステップ５０６
に、Ｎ≦Ｎ１であればステップ５０７に進む。ステップ
５０６は図６にて後述するように入力軸１３と出力軸１
６との回転速度を比較して現在のギヤ位置を判定するも
のであり、ステップ５０７は図７にて後述するようにシ
フト・セレクトポジションセンサ６の出力電圧範囲によ
り現在のギヤ位置を判定するものである。
２４の出力から自動変速機３の出力軸１６の回転速度Ｎ
を読みとり、これが所定の回転速度Ｎ１より大であるか
小であるかを判定し、Ｎ≧Ｎ１であればステップ５０６
に、Ｎ≦Ｎ１であればステップ５０７に進む。ステップ
５０６は図６にて後述するように入力軸１３と出力軸１
６との回転速度を比較して現在のギヤ位置を判定するも
のであり、ステップ５０７は図７にて後述するようにシ
フト・セレクトポジションセンサ６の出力電圧範囲によ
り現在のギヤ位置を判定するものである。
【００２２】まず、ステップ５０６の動作内容を図６に
より説明すると、図５のステップ５０５においてＮ≧Ｎ
１であるとき、図６のステップ６０１にて同期回転速度
判定値ａとｂとを演算する。その値は例えば、 ａ＝自動変速機３の出力軸回転速度Ｎ×目標ギヤのギヤ
比×０，９７ ｂ＝自動変速機３の出力軸回転速度Ｎ×目標ギヤのギヤ
比×１，０３ として設定され、ステップ６０２とステップ６０３にて
この判定値ａおよびｂと自動変速機３の入力軸１３の回
転速度、すなわち、入力軸回転速度センサ２３の出力と
比較される。
より説明すると、図５のステップ５０５においてＮ≧Ｎ
１であるとき、図６のステップ６０１にて同期回転速度
判定値ａとｂとを演算する。その値は例えば、 ａ＝自動変速機３の出力軸回転速度Ｎ×目標ギヤのギヤ
比×０，９７ ｂ＝自動変速機３の出力軸回転速度Ｎ×目標ギヤのギヤ
比×１，０３ として設定され、ステップ６０２とステップ６０３にて
この判定値ａおよびｂと自動変速機３の入力軸１３の回
転速度、すなわち、入力軸回転速度センサ２３の出力と
比較される。
【００２３】ステップ６０２にて自動変速機の入力軸回
転速度≧ａであればステップ６０３に進み、ステップ６
０３で自動変速機の入力軸回転速度≦ｂであればステッ
プ６０４に進んで目標位置フラグにＯＫをセットする。
ステップ６０２での自動変速機の入力軸回転速度≧ａと
ステップ６０３での自動変速機の入力軸回転速度≦ｂと
が成立しなければ、いずれの場合もステップ６０５に進
んで目標位置フラグにＮＧをセットする。すなわち、こ
こでは自動変速機３の入力軸１３の回転速度と出力軸１
６の回転速度とを比較し、ギヤ比を勘案して誤差率が３
％以内であれば所定のギヤ位置にあるものと判定するも
のである。
転速度≧ａであればステップ６０３に進み、ステップ６
０３で自動変速機の入力軸回転速度≦ｂであればステッ
プ６０４に進んで目標位置フラグにＯＫをセットする。
ステップ６０２での自動変速機の入力軸回転速度≧ａと
ステップ６０３での自動変速機の入力軸回転速度≦ｂと
が成立しなければ、いずれの場合もステップ６０５に進
んで目標位置フラグにＮＧをセットする。すなわち、こ
こでは自動変速機３の入力軸１３の回転速度と出力軸１
６の回転速度とを比較し、ギヤ比を勘案して誤差率が３
％以内であれば所定のギヤ位置にあるものと判定するも
のである。
【００２４】続いて図５のステップ５０７の動作内容を
図７により説明すると、図５のステップ５０５において
Ｎ≦Ｎ１であるとき、図７のステップ７０１にて新たに
結合されたギヤのシフト位置とセレクト位置との判定値
を次のように決定する。 ａ１＝１，３，５速のシフト位置判定値 ａ２＝２，４，Ｒ速のシフト位置判定値 ｂ１＝１，２速のセレクト位置判定値 ｂ２＝５，Ｒ速のセレクト位置判定値 すなわち、ここでは変速目標の変速段におけるシフト位
置とセレクト位置の位置判定値を設定する。
図７により説明すると、図５のステップ５０５において
Ｎ≦Ｎ１であるとき、図７のステップ７０１にて新たに
結合されたギヤのシフト位置とセレクト位置との判定値
を次のように決定する。 ａ１＝１，３，５速のシフト位置判定値 ａ２＝２，４，Ｒ速のシフト位置判定値 ｂ１＝１，２速のセレクト位置判定値 ｂ２＝５，Ｒ速のセレクト位置判定値 すなわち、ここでは変速目標の変速段におけるシフト位
置とセレクト位置の位置判定値を設定する。
【００２５】次に、ステップ７０２では目標ギヤを判定
して１速または２速であればステップ７０３に進み、ス
テップ７０３にてシフト位置＜ａ１を満足しておればシ
フト位置は正常と判定してステップ７０５に進みセレク
ト位置の判定に移行する。ステップ７０２で１速または
３速または５速でない即ち２速または４速またはＲ速で
あればステップ７０４に進み、ステップ７０４にてシフ
ト位置＞ａ２を満足しておればシフト位置は正常と判定
してステップ７０５に進みセレクト位置の判断に移行す
る。ステップ７０３でのシフト位置＜ａ１のステップ７
０４でのシフト位置＞ａ２とが満足されていなければ、
いずれの場合もステップ７１０に進んで目標位置フラグ
にＮＧをセットする。
して１速または２速であればステップ７０３に進み、ス
テップ７０３にてシフト位置＜ａ１を満足しておればシ
フト位置は正常と判定してステップ７０５に進みセレク
ト位置の判定に移行する。ステップ７０２で１速または
３速または５速でない即ち２速または４速またはＲ速で
あればステップ７０４に進み、ステップ７０４にてシフ
ト位置＞ａ２を満足しておればシフト位置は正常と判定
してステップ７０５に進みセレクト位置の判断に移行す
る。ステップ７０３でのシフト位置＜ａ１のステップ７
０４でのシフト位置＞ａ２とが満足されていなければ、
いずれの場合もステップ７１０に進んで目標位置フラグ
にＮＧをセットする。
【００２６】次に、ステップ７０５では、目標ギアを判
定して１速または２速であればステップ７０６に進み、
ステップ７０６にてセレクト位置＜ｂ１を満足しておれ
ば、セレクト位置も正常と判断してステップ７１１に進
んで、目標位置フラグにＯＫをセットする。ステップ７
０５で１速または２速でないのであれば、ステップ７０
７に進み目標ギアを判定して３速または４速であれば、
ステップ７０８にてｂ１≦セレクト位置≦ｂ２を満足し
ておればセレクト位置も正常と判断してステップ７１１
に進んで目標位置フラグにＯＫをセットする。ステップ
７０７で３速または４速でないのであれば、ステップ７
０９に進み、ステップ７０９にてｂ２＜セレクト位置を
満足しておれば、セレクト位置も正常と判断してステッ
プ７１１に進んで目標位置フラグにＯＫをセットする。
ステップ７０６でのセレクト位置＜ｂ１とステップ７０
８でのｂ１≦セレクト位置≦ｂとステップ７０９でのｂ
２＜セレクト位置とが満足されていなければ、いずれの
場合もステップ７１０に進んで目標位置フラグにＮＧを
セットする。
定して１速または２速であればステップ７０６に進み、
ステップ７０６にてセレクト位置＜ｂ１を満足しておれ
ば、セレクト位置も正常と判断してステップ７１１に進
んで、目標位置フラグにＯＫをセットする。ステップ７
０５で１速または２速でないのであれば、ステップ７０
７に進み目標ギアを判定して３速または４速であれば、
ステップ７０８にてｂ１≦セレクト位置≦ｂ２を満足し
ておればセレクト位置も正常と判断してステップ７１１
に進んで目標位置フラグにＯＫをセットする。ステップ
７０７で３速または４速でないのであれば、ステップ７
０９に進み、ステップ７０９にてｂ２＜セレクト位置を
満足しておれば、セレクト位置も正常と判断してステッ
プ７１１に進んで目標位置フラグにＯＫをセットする。
ステップ７０６でのセレクト位置＜ｂ１とステップ７０
８でのｂ１≦セレクト位置≦ｂとステップ７０９でのｂ
２＜セレクト位置とが満足されていなければ、いずれの
場合もステップ７１０に進んで目標位置フラグにＮＧを
セットする。
【００２７】続いて図５に戻り、ステップ５０４、また
は、ステップ５０６、あるいは、ステップ５０７を経過
後ステップ５０８に進み、ここで目標位置フラグを確認
してフラグがＯＫを示しておればステップ５０９に進ん
でギヤの切換を終了し、電磁クラッチ２を結合する。ス
テップ５０８にてフラグがＮＧを示しておればステップ
５１０に進んで再度変速操作を行い、ステップ５０１に
戻って再確認を行う。すなわち、ステップ５０１からス
テップ５０３での前進ギヤと後進ギヤとの誤操作と、ス
テップ５０５からステップ５０７での変速段の誤操作と
に対しては、フラグがＮＧとなってステップ５１０にて
再度の変速操作が行われ、フラグがＯＫになるまで変速
操作が繰り返されることになる。
は、ステップ５０６、あるいは、ステップ５０７を経過
後ステップ５０８に進み、ここで目標位置フラグを確認
してフラグがＯＫを示しておればステップ５０９に進ん
でギヤの切換を終了し、電磁クラッチ２を結合する。ス
テップ５０８にてフラグがＮＧを示しておればステップ
５１０に進んで再度変速操作を行い、ステップ５０１に
戻って再確認を行う。すなわち、ステップ５０１からス
テップ５０３での前進ギヤと後進ギヤとの誤操作と、ス
テップ５０５からステップ５０７での変速段の誤操作と
に対しては、フラグがＮＧとなってステップ５１０にて
再度の変速操作が行われ、フラグがＯＫになるまで変速
操作が繰り返されることになる。
【００２８】なお、以上のルーチンでステップ５０５で
の自動変速機３の出力軸回転速度Ｎ≧Ｎ１の判定は、低
回転領域では回転速度センサの出力や演算に誤差を生じ
やすいために、判定を高速域での同期回転の判定と、低
速域での位置センサによる判定とに分離するようにした
ものであり、回転速度センサの出力に問題がない場合な
どには全回転域においていずれか一方の判定法に絞るこ
とも、また、出力軸の回転速度に関わらず両者の判定を
併用することも可能である。
の自動変速機３の出力軸回転速度Ｎ≧Ｎ１の判定は、低
回転領域では回転速度センサの出力や演算に誤差を生じ
やすいために、判定を高速域での同期回転の判定と、低
速域での位置センサによる判定とに分離するようにした
ものであり、回転速度センサの出力に問題がない場合な
どには全回転域においていずれか一方の判定法に絞るこ
とも、また、出力軸の回転速度に関わらず両者の判定を
併用することも可能である。
【００２９】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明の同期噛
合式自動変速機の制御装置によれば、変速操作が完了し
た時点でシフトポジションセンサとセレクトポジション
センサとの出力値により、また、自動変速機の入力軸の
回転速度と出力軸の回転速度との比較により、さらに、
変速レンジの信号と後進ギヤスイッチの信号との比較に
より、目標とするギヤ位置に正しく切換が完了している
かどうかを判定し、誤操作と判定されたときには再度変
速操作を繰り返すようにしたので、確実な変速動作を行
うことが可能になり、変速後のクラッチ結合時に変速段
の間違いによる変速ショックなどが加わることがなく、
目標以外の変速レンジに変速されたことによる危険性を
排除することが可能となり、動作の確実な同期噛合式自
動変速機の制御装置を得ることができるものである。
合式自動変速機の制御装置によれば、変速操作が完了し
た時点でシフトポジションセンサとセレクトポジション
センサとの出力値により、また、自動変速機の入力軸の
回転速度と出力軸の回転速度との比較により、さらに、
変速レンジの信号と後進ギヤスイッチの信号との比較に
より、目標とするギヤ位置に正しく切換が完了している
かどうかを判定し、誤操作と判定されたときには再度変
速操作を繰り返すようにしたので、確実な変速動作を行
うことが可能になり、変速後のクラッチ結合時に変速段
の間違いによる変速ショックなどが加わることがなく、
目標以外の変速レンジに変速されたことによる危険性を
排除することが可能となり、動作の確実な同期噛合式自
動変速機の制御装置を得ることができるものである。
【図１】 この発明の実施の形態１の同期噛合式自動変
速機の制御装置の構成を説明するブロック図である。
速機の制御装置の構成を説明するブロック図である。
【図２】 この発明の実施の形態１の同期噛合式自動変
速機の制御装置の変速機の構成説明図である。
速機の制御装置の変速機の構成説明図である。
【図３】 この発明の実施の形態１の同期噛合式自動変
速機の制御装置の動作説明用の特性図である。
速機の制御装置の動作説明用の特性図である。
【図４】 この発明の実施の形態１の同期噛合式自動変
速機の制御装置の動作説明用の特性図である。
速機の制御装置の動作説明用の特性図である。
【図５】 この発明の実施の形態１の同期噛合式自動変
速機の制御装置の動作説明用のフローチャートである。
速機の制御装置の動作説明用のフローチャートである。
【図６】 この発明の実施の形態１の同期噛合式自動変
速機の制御装置の動作説明用のフローチャートである。
速機の制御装置の動作説明用のフローチャートである。
【図７】 この発明の実施の形態１の同期噛合式自動変
速機の制御装置の動作説明用のフローチャートである。
速機の制御装置の動作説明用のフローチャートである。
１ 内燃機関、１ａ クランク軸、２ 電磁クラッチ、
３ 自動変速機、４ コントロールユニット、５ シフ
ト・セレクトアクチュエータ、６ シフト・セレクトポ
ジションセンサ、７スロットルポジションセンサ、９
スロットル弁、１０ アクセルポジションセンサ、１１
スロットルアクチュエータ、１３ 入力軸、１４ プ
ライマリギヤセット、１５ カウンタ軸、１６ 出力
軸、１７〜２１ ギヤセット、２２ａ、２２ｂ、２２ｃ
スリーブギヤ、２３ 入力軸回転速度センサ、２４
出力軸回転速度センサ、２５ 後進ギヤスイッチ、２６
内燃機関回転速度センサ、５１ シフトアクチュエー
タ、５２ シフトモータ、５３、５６ 減速機、５４
セレクトアクチュエータ、５５ セレクトモータ、６１
シフト位置センサ、６２ セレクト位置センサ。
３ 自動変速機、４ コントロールユニット、５ シフ
ト・セレクトアクチュエータ、６ シフト・セレクトポ
ジションセンサ、７スロットルポジションセンサ、９
スロットル弁、１０ アクセルポジションセンサ、１１
スロットルアクチュエータ、１３ 入力軸、１４ プ
ライマリギヤセット、１５ カウンタ軸、１６ 出力
軸、１７〜２１ ギヤセット、２２ａ、２２ｂ、２２ｃ
スリーブギヤ、２３ 入力軸回転速度センサ、２４
出力軸回転速度センサ、２５ 後進ギヤスイッチ、２６
内燃機関回転速度センサ、５１ シフトアクチュエー
タ、５２ シフトモータ、５３、５６ 減速機、５４
セレクトアクチュエータ、５５ セレクトモータ、６１
シフト位置センサ、６２ セレクト位置センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ１６Ｈ 59:42 Ｆ１６Ｈ 59:42 59:70 59:70 63:20 63:20 Ｆターム(参考） 3J067 AA04 AA21 AB23 AC07 AC53 BA52 BB02 CA07 CA08 CA32 DB32 FB76 GA01 3J552 MA04 MA13 MA14 MA26 NA01 NB01 PA02 PA18 PA25 QC07 RA12 SA22 SA30 SB02 TA06 UA03 VA32W VA37W VA62W VA74W VC01Z VC03Z VD02Z
Claims (6)
- 【請求項１】 内燃機関のクランク軸にクラッチ機構を
介して結合された入力軸、この入力軸とギヤ結合された
出力軸、前記入力軸と前記出力軸との間に介在し、異な
るギヤ比を有する複数組の変速ギヤ、この複数組の変速
ギヤのいずれか一つと前記出力軸とを選択的に結合する
結合機構、この結合機構をシフト方向とセレクト方向と
に操作するシフト・セレクトアクチュエータ、このシフ
ト・セレクトアクチュエータによるシフト方向の操作量
を検出するシフト位置センサ、前記シフト・セレクトア
クチュエータによるセレクト方向の操作量を検出するセ
レクト位置センサ、前記シフト・セレクトアクチュエー
タに操作指令を与えるコントロールユニットを備え、こ
のコントロールユニットが、変速操作の終了時に前記シ
フト位置センサと前記セレクト位置センサとの出力から
操作完了位置を検出すると共に、この操作完了位置が目
標位置範囲内にあることを判定して操作を終了すること
を特徴とする同期噛合式自動変速機の制御装置。 - 【請求項２】 内燃機関のクランク軸にクラッチ機構を
介して結合された入力軸、この入力軸とギヤ結合された
出力軸、前記入力軸と前記出力軸との間に介在し、異な
るギヤ比を有する複数組の変速ギヤ、この複数組の変速
ギヤのいずれか一つと前記出力軸とを選択的に結合する
結合機構、この結合機構をシフト方向とセレクト方向に
操作するシフト・セレクトアクチュエータ、前記入力軸
の回転速度を検出する入力軸回転速度センサ、前記出力
軸の回転速度を検出する出力軸回転速度センサ、前記シ
フト・セレクトアクチュエータに操作指令を与えるコン
トロールユニットを備え、このコントロールユニット
が、変速操作の終了時に新たに結合した変速ギヤのギヤ
比から前記入力軸と前記出力軸との目標回転速度比を演
算し、前記入力軸回転速度センサと前記出力軸回転速度
センサとの出力から得た回転速度比が前記目標回転速度
比の範囲内にあることを判定して操作を完了することを
特徴とする同期噛合式自動変速機の制御装置。 - 【請求項３】 内燃機関のクランク軸にクラッチ機構を
介して結合された入力軸、この入力軸とギヤ結合された
出力軸、前記入力軸と前記出力軸との間に介在し、異な
るギヤ比を有すると共に少なくとも一組が後進用に設定
された複数組の変速ギヤ、この複数組の変速ギヤのいず
れか一つと前記出力軸とを選択的に結合する結合機構、
この結合機構をシフト方向とセレクト方向に操作するシ
フト・セレクトアクチュエータ、前記結合機構が前記後
進用の変速ギヤと結合したときにこれを検出する後進検
出手段、前記シフト・セレクトアクチュエータに操作指
令を与えるコントロールユニット、操作者が操作条件を
前記コントロールユニットに与えるシフトレバーを備
え、前記コントロールユニットが、変速操作の終了時に
前記シフトレバーの指令信号と前記後進検出手段の検出
信号とを比較し、両者が合致していることを判定して操
作を完了することを特徴とする同期噛合式自動変速機の
制御装置。 - 【請求項４】 コントロールユニットが、操作完了位置
が目標位置範囲内にないと判定したとき、再度変速操作
を繰り返すことを特徴とする請求項１に記載の同期噛合
式自動変速機の制御装置。 - 【請求項５】 コントロールユニットが、回転速度比が
目標回転速度比の範囲内にないと判定したとき、再度変
速操作を繰り返すことを特徴とする請求項２に記載の同
期噛合式自動変速機の制御装置。 - 【請求項６】 コントロールユニットが、シフトレバー
の指令信号と後進検出手段の検出信号とが合致していな
いと判定したとき、再度変速操作を繰り返すことを特徴
とする請求項３に記載の同期噛合式自動変速機の制御装
置。
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