JP2001298438A - Ofdm受信装置及び方法 - Google Patents

Ofdm受信装置及び方法

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JP2001298438A JP2000117227A JP2000117227A JP2001298438A JP 2001298438 A JP2001298438 A JP 2001298438A JP 2000117227 A JP2000117227 A JP 2000117227A JP 2000117227 A JP2000117227 A JP 2000117227A JP 2001298438 A JP2001298438 A JP 2001298438A
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    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
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    • HELECTRICITY
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    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネル変更時における切り換え時間を短く
する。 【解決手段】 複数の情報チャネルをOFDM方式で放
送する場合、複数の情報チャネルをそれぞれ別途OFD
M変調して送信するのではなく、その複数の情報チャネ
ルを周波数方向に多重化して一括してIFFT変調する
といった、連結送信をする。このことによって周波数利
用効率を高くすることができる。ここで、本発明では、
連結送信をする際に、各情報チャネル毎にOFDMフレ
ームの同期をとって、送信する。そして、受信側では、
情報チャネルの変更時には、フレーム同期信号を保持し
たまま、次の情報チャネルの受信を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重化伝送(OFDM:Orthogonal Frequency Division
Multiplexing)方式によるデジタル放送等の受信装置及
び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル信号を伝送する方式とし
て、直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal F
requency Division Multiplexing)と呼ばれる変調方式
が提案されている。このOFDM方式は、伝送帯域内に
多数の直交する副搬送波(サブキャリア)を設け、それ
ぞれのサブキャリアの振幅及び位相にデータを割り当
て、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadratu
re Amplitude Modulation)によりディジタル変調する
方式である。
【0003】このOFDM方式は、多数のサブキャリア
で伝送帯域を分割するため、サブキャリア1波あたりの
帯域は狭くなり変調速度は遅くはなるが、トータルの伝
送速度は、従来の変調方式と変わらないという特徴を有
している。また、このOFDM方式は、多数のサブキャ
リアが並列に伝送されるためにシンボル速度が遅くなる
という特徴を有している。そのため、このOFDM方式
は、シンボルの時間長に対する相対的なマルチパスの時
間長を短くすることができ、マルチパス妨害を受けにく
くなる。また、OFDM方式は、複数のサブキャリアに
対してデータの割り当てが行われることから、変調時に
は逆フーリエ変換を行うIFFT(Inverse Fast Fouri
er Transform)演算回路、復調時にはフーリエ変換を行
うFFT(Fast Fourier Transform)演算回路を用いる
ことにより、送受信回路を構成することができるという
特徴を有している。
【0004】以上のような特徴からOFDM方式は、マ
ルチパス妨害の影響を強く受ける地上波ディジタル放送
に適用することが広く検討されている。このようなOF
DM方式を採用した地上波ディジタル放送としては、日
本においては、ISDB−T(Integrated Services Di
gital Broadcasting -Terrestrial)といった規格が提
案されている。
【0005】ところで、このようなOFDM方式を用い
た情報の伝送を行う場合、隣接するチャネルからの混信
を防ぐため図16に示すように、各チャネル間に所定量
の周波数間隔を空けて、ガードバンドを設けていた。し
かしながら、このようにガードバンドを設けた場合、各
チャネルが占有する帯域幅が広く、周波数利用効率が悪
くなっていた。
【0006】そのため、本出願人は、特願平11−00
57468号において、複数の情報チャネルの周波数領
域のOFDM信号の中心周波数をそれぞれ変えて、これ
らを周波数方向に多重化し、複数の情報チャネルの周波
数領域のOFDM信号を一括して逆フーリエ変換する、
というOFDM信号の連結送信方法を提案した。
【0007】このOFDM信号の連結送信方法によれ
ば、例えば、3つの情報チャネルの情報系列(Ch1,
Ch2,Ch3)を送信する場合、図17に示すよう
に、各チャネル間のガードバンドを除去した状態で、3
つの情報チャネルを周波数軸方向に連結して送信するこ
とができる。
【0008】以下、このOFDM信号の連結送信を行う
ことができるOFDM送信装置について具体的に説明を
する。
【0009】図18に、OFDM信号の連結送信を行う
ことができるOFDM送信装置のブロック構成図を示
す。連結するチャネル数は、任意の数とすることができ
るが、ここでは、3つの情報チャネルの情報系列(Ch
1,Ch2,Ch3)を連結送信する例を示す。なお、
RF帯域での各情報チャネルの中心周波数は、図17に
示したように、第1の情報チャネルがf1、第2の情報
チャネルがf2、第3の情報チャネルがf3であるものと
する。
【0010】OFDM送信装置101は、第1のチャネ
ルエンコーダ102-1と、第2のチャネルエンコーダ
102-2と、第3のチャネルエンコーダ102-3と、
第1の周波数変換部103-1と、第2の周波数変換部
103-2と、第3の周波数変換部103-3と、多重化
部104と、IFFT演算部105と、ガードインター
バル付加部106と、直交変調部107と、周波数変換
部108と、アンテナ109とを備えて構成される。
【0011】第1のチャネルエンコーダ102-1に
は、第1の情報チャネルの情報系列が入力される。第1
のチャネルエンコーダ102-1は、リードソロモン符
号化処理、エネルギー拡散処理、インタリーブ処理、畳
み込み符号化処理、マッピング処理、OFDMフレーム
構成処理等を行う。この第1のチャネルエンコーダ10
2-1は、以上のような処理を行い、周波数領域のOF
DM信号である第1のチャネルデータを生成する。この
周波数領域のOFDM信号である第1のチャネルデータ
は、その中心周波数が0とされている。
【0012】第2のチャネルエンコーダ102-2、第
3のチャネルエンコーダ102-3は、それぞれ第2の
情報チャネルの情報系列及び第3の情報チャネルの情報
系列に対して、第1のチャネルエンコーダ102-1と
同様の処理を行う。また、これら第2のチャネルエンコ
ーダ102-2、第3のチャネルエンコーダ102-3か
ら出力される周波数領域のOFDM信号(第2のチャネ
ルデータ及び第3のチャネルデータ)も、その中心周波
数が0とされている。
【0013】第1の周波数変換部103-1は、第1の
チャネルエンコーダ102-1から出力された第1のチ
ャネルデータ(周波数領域のOFDM信号)の中心周波
数をシフトする周波数変換処理を行う。第1の周波数変
換部103-1は、第1のチャネルデータの中心周波数
を、0から(f1−f2)に周波数変換をする。
【0014】第2の周波数変換部103-2は、第2の
チャネルエンコーダ102-2から出力された第2のチ
ャネルデータ(周波数領域のOFDM信号)の中心周波
数をシフトする周波数変換処理を行う。第2の周波数変
換部103-2は、第2のチャネルデータの中心周波数
を、0から(f2−f2)に周波数変換をする。
【0015】第3の周波数変換部103-3は、第3の
チャネルエンコーダ102-3から出力された第3のチ
ャネルデータ(周波数領域のOFDM信号)の中心周波
数をシフトする周波数変換処理を行う。第3の周波数変
換部103-3は、第3のチャネルデータの中心周波数
を、0から(f3−f2)に周波数変換をする。
【0016】なお、第2のチャネルデータは、連結送信
される3つのチャネルのうち、第2の情報チャネルが中
心位置に配置されるため、実質上周波数変換は行われな
い。
【0017】多重化部104は、第1の周波数変換部1
03-1、第2の周波数変換部103-2及び第3の周波
数変換部103-3から出力された各チャネルデータ
を、周波数方向に多重化して、多重化信号を生成する。
【0018】IFFT演算部105は、多重化部104
により多重化された3チャネル分の多重化信号を一括し
て逆フーリエ変換し、時間領域のベースバンドのOFD
M信号を生成する。生成されたベースバンドのOFDM
信号の周波数特性は、図19に示すように、第1の情報
チャネルの中心周波数が(f1−f2)となっており、第
2の情報チャネルの中心周波数が0となっており、第3
の情報チャネルの中心周波数が(f3−f2)となってい
る。そして、このベースバンドのOFDM信号は、第1
〜第3の情報チャネルの情報が周波数分割多重されてい
るとともに、全ての搬送波間で符号間干渉が生じないよ
うに直交性が保たれている。
【0019】ガードインターバル付加部106は、IF
FT演算部105からのベースバンドのOFDM信号に
ガードインターバルを付加する。OFDM方式による送
信信号は、図20に示すように、OFDMシンボルと呼
ばれるシンボル単位で伝送される。このOFDMシンボ
ルは、送信時にIFFTが行われる信号期間である有効
シンボルと、この有効シンボルの後半の一部分の波形が
コピーされたガードインターバルとから構成されてい
る。このガードインターバルは、OFDMシンボルの前
半部分に設けられる。ガードインターバル付加部106
は、このようなガードインターバルを生成し、有効シン
ボルに付加する。
【0020】直交変調部107は、ガードインターバル
が付加されたベースバンドのOFDM信号を、周波数
fIFの中間周波数帯の搬送波に対して直交変調し、IF
信号を出力する。
【0021】周波数変換部108は、直交変調部107
から出力されたIF信号に、周波数f2+fIFの搬送波
信号を乗算して、RF信号帯域の送信信号を生成する。
【0022】この周波数変換部108により生成された
送信信号は、アンテナ109を介して送信される。
【0023】以上のようにOFDM送信装置101で
は、3つの情報チャネルのチャネルデータ(周波数領域
のOFDM信号)の中心周波数をそれぞれ変えて、これ
らを周波数方向に多重化し、複数の情報チャネルの周波
数領域のOFDM信号を一括して逆フーリエ変換する、
というOFDM信号の連結送信を行うことができる。
【0024】このような連結送信を行うと、3つのチャ
ネルに対して一括してIFFTを行うこととなり各サブ
キャリア間の符号間干渉が発生せず直交性が保たれて変
調される。そのため、連結された3つのチャネル内では
干渉が生じない。従って、このOFDM送信装置101
では、隣接チャネルからの干渉を防ぐためのガードバン
ドを設けることなく、3チャネル分の情報の送信をする
ことができる。
【0025】そして、このような信号を受信するOFD
M受信装置では、ローカル発振器の発振周波数を希望す
る情報チャネルの中心周波数にチューニングしてIF信
号を検出する。例えば、第1の情報チャネルを受信する
場合には周波数(f1)にチューニングし、第2の情報
チャネルを受信する場合であれば周波数(f2)にチュ
ーニングし、第3の情報チャネルを受信する場合であれ
ば周波数(f3)にチューニングすればよい。検出され
たIF信号は、周波数(fIF)の搬送波を用いて直交復
調され時間領域のベースバンドのOFMD信号とされ
る。このベースバンドのOFDM信号の中心周波数は、
どの情報チャネルを受信した場合にも、0となる。そし
て、このベースバンドのOFDM信号をFFT変換し
て、周波数領域のOFDM信号であるチャネルデータを
復調する。
【0026】このようにOFDM受信装置では、複数の
情報チャネルの周波数領域のOFDM信号を周波数方向
に多重化し一括して逆フーリエ変換した連結送信がされ
ていたとしても、各情報チャネルの中心周波数にローカ
ル発振器の発振周波数をチューニングすることによっ
て、1つのチャネルのみを選択的に受信することができ
る。
【0027】次に、デジタル地上波放送の放送方式の一
つであるISDB−T規格(モード1の場合)に定めら
れているフレーム構成について説明をする。
【0028】ISDB−T規格では、図21及び図22
に示すように、OFDMフレームという、伝送データの
データ構成が定められている。図21は、差動変調(D
QPSK)により情報信号を変調する場合におけるフレ
ーム構成を示しており、図22は、同期変調(QPS
K、16QAM、64QAM)により情報信号を変調す
る場合におけるフレーム構成を示している。
【0029】この図21及び図22に示すように、1シ
ンボルで送信されるデータ数は、108(キャリア番号
#0〜#107)個である。この1シンボルのデータ単
位をOFDMシンボルと呼ぶ。また、204個のOFD
Mシンボル(シンボル番号#0〜#203)で1OFD
Mフレームを構成している。
【0030】この1OFDMフレームには、QPSK、
16QAM、64QAM等で直交変調された情報信号
(S0,0〜S95,203)が含まれるとともに、CP(Conti
nual Pilot)信号、TMCC(Transmission and Multi
plexing Configuration Control)、AC(Auxiliary C
hannel)、SP(Scattered Pilot)信号といった各種制
御信号も含まれる。
【0031】CP信号は、全て固定の位相及び振幅の信
号である。CP信号は、差動変調により情報信号を変調
する場合、各OFDMシンボルの先頭キャリア(もっと
も周波数が低い位置)に配置されている。また、CP信
号は、連結送信をする場合には、連結送信帯域の右端
(最も高い周波数)に配置されている。
【0032】SP信号は、BPSK変調された信号であ
り、図22に示したように、周波数方向に12キャリア
に1回、シンボル方向に4シンボルに1回挿入されるよ
うに配置されている。このSP信号は、受信側で波形等
化する際に伝搬路特性を推定するために用いられるもの
であるので、波形等化を必要とする同期変調(QPS
K、16QAM、64QAM)の場合にのみ挿入がされ
る。
【0033】TMCC信号及びAC信号は、BPSK変
調された信号であり、各シンボル内における配置位置
は、図23及び図24に示すとおりである。図23は、
差動変調用のOFDMフレームでの配置を示し、図24
は同期変調用のOFDMフレームでの配置を示す。AC
信号は、付加情報の伝送に用いられる。TMCC信号
は、伝送制御情報の伝送に用いられる。
【0034】このTMCC信号は、1OFDMフレーム
単位で完結する204ビット(B0〜B203)の情報であ
る。TMCC信号に割り当てられている情報内容を図2
5に示す。
【0035】B0ニは、差動復調の振幅及び位相の基準を
示す信号が割り当てられている。
【0036】B1〜B16には、1フレーム毎に反転され
るシンクコード(同期信号)が割り当てられている。受
信側では、このシンクコードのビットパターンを検出し
て、TMCC信号の同期及びOFDMフレームの同期を
検出する。
【0037】B17〜B19には、当該フレームが、同期変
調用のフレームであるか差動変調用のフレームであるか
を識別するセグメントの識別信号が割り当てられてい
る。
【0038】B20〜B121には、TMCC情報(120
ビット)が割り当てられている。このTMCC情報に
は、情報信号のキャリア変調方式、畳み込み符号化率、
インタリーブ長、セグメント数等が記述されている。
【0039】B122〜B203には、パリティビットが割り
当てられている。
【0040】そして、送信側では、以上のようなOFD
Mフレームを、チャネルエンコーダ内のフレーム構成部
で生成する。受信側では、まず、シンボル単位の同期を
とってFFT演算を行い、続いて、TMCC信号に記述
されている同期信号を検出し、フレームの同期をとって
データの復号を行うこととなる。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】ところで、受信側で
は、あるチャネルから他のチャネルへチャネル変更を行
う場合、ローカル発振器の発振周波数を設定し直して、
再度RF信号の受信から処理を開始する。そのため、チ
ャネル変更を行った場合には、再度シンボルの同期をと
ってFFT演算を行い、続いて、再度TMCCのシンク
コードを検出してフレーム同期をとりデータの復号を行
わなければならない。
【0042】しかしながら、フレーム同期を検出する場
合、最低でも2つのフレームのシンクコードを検出する
必要があるため、少なくともフレーム期間以上の時間を
要してしまう。例えばISDB−T規格では、OFDM
フレームのフレーム長は、最大で約250msとなる。
この場合、フレーム同期を検出するには約250ms必
要となってしまう。フレーム同期を検出できなければ、
例えば、フレーム単位で配置やデータが規定されている
SP信号の抽出、TMCC信号のデーコード、パンクチ
ャリングの切り換え位置等を特定することができず、デ
ータの出力をすることができない。従って、チャネル変
更をしたときから、変更後の音声や映像が出力されるま
での切り換え時間に非常に多くの時間を費やしてしまっ
ていた。
【0043】これは、連結送信をしている場合であって
も、連結送信をしていない場合であっても同様である。
【0044】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、受信する情報チャネルの変更時における
切り換え時間を短くするOFDM受信装置及び方法を提
供することを目的とする。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるOFDM
受信装置は、受信する情報チャネルを選択し、選択した
情報チャネルのRF信号を受信する受信部と、上記受信
部により受信された信号を直交復調して、ベースバンド
のOFDM信号を出力する直交復調部と、上記ベースバ
ンドのOFDM信号をフーリエ変換して、周波数領域の
OFDM信号を出力するフーリエ変換部と、上記周波数
領域のOFDM信号を復号する復号部と、上記チャネル
データの伝送フレームの同期を検出し、上記復号部の同
期制御を行うフレーム同期制御部とを備え、上記フレー
ム同期制御部は、複数の情報チャネルの周波数領域のO
FDM信号を周波数方向に多重化し一括して逆フーリエ
変換した連結送信がされている場合、その連結送信がさ
れているチャネル間で受信する情報チャネルを切り換え
たときには、伝送フレームの同期を保持することを特徴
とする。
【0046】このOFDM受信装置では、複数の情報チ
ャネルの周波数領域のOFDM信号を周波数方向に多重
化し一括して逆フーリエ変換した連結送信がされている
場合、その連結送信がされているチャネル間で受信する
情報チャネルを切り換えたときには、伝送フレームの同
期を保持して他のチャネルに切り換える。すなわち、こ
のOFDM受信装置では、伝送フレームの同期を切らず
に情報チャネルの切り替えをする。
【0047】本発明にかかるOFDM受信装置は、受信
する情報チャネルを選択し、選択した情報チャネルのR
F信号を受信する受信部と、上記受信部により受信され
た信号を直交復調して、ベースバンドのOFDM信号を
出力する直交復調部と、上記ベースバンドのOFDM信
号をフーリエ変換して、周波数領域のOFDM信号を出
力するフーリエ変換部と、上記周波数領域のOFDM信
号を復号する復号部と、上記フーリエ変換部及び復号部
を制御する制御部とを備え、上記ベースバンドのOFD
M信号には、他の情報チャネルに送信されるOFDM信
号が、当該情報チャネルに送信されるOFDM信号と、
複数の情報チャネルの周波数領域のOFDM信号を周波
数方向に多重化し一括して逆フーリエ変換した連結送信
がされているか否かを示す連結送信情報が含まれてお
り、上記制御部は、受信する情報チャネルを切り換える
場合、上記連結送信情報を参照して、変更先の情報チャ
ネルが変更前の情報チャネルと連結されているかどうか
を判断することを特徴とする。
【0048】このOFDM受信装置では、情報チャネル
の変更をする場合、変更先の情報チャネルと変更前の情
報チャネルとが、複数の情報チャネルの周波数領域のO
FDM信号を周波数方向に多重化し一括して逆フーリエ
変換した連結送信がされているかどうかを、連結送信情
報を参照して判断する。
【0049】本発明にかかるOFDM受信方法は、複数
の情報チャネルの周波数領域のOFDM信号を周波数方
向に多重化し一括して逆フーリエ変換した連結送信がさ
れている場合、その連結送信がされているチャネル間で
受信する情報チャネルを切り換えたときには、伝送フレ
ームの同期を保持することを特徴とする。
【0050】このOFDM受信方法では、複数の情報チ
ャネルの周波数領域のOFDM信号を周波数方向に多重
化し一括して逆フーリエ変換した連結送信がされている
場合、その連結送信がされているチャネル間で受信する
情報チャネルを切り換えたときには、伝送フレームの同
期を保持して他のチャネルに切り換える。すなわち、こ
のOFDM受信方法では、伝送フレームの同期を切らず
に情報チャネルの切り替えをする。
【0051】本発明にかかるOFDM受信方法は、他の
情報チャネルに送信されるOFDM信号が、当該情報チ
ャネルに送信されるOFDM信号と、複数の情報チャネ
ルの周波数領域のOFDM信号を周波数方向に多重化し
一括して逆フーリエ変換した連結送信がされているか否
かを示す連結送信情報が含まれたOFDM信号を受信
し、受信する情報チャネルを切り換える場合、上記連結
送信情報を参照して、変更先の情報チャネルが変更前の
情報チャネルと連結されているかどうかを判断すること
を特徴とする。
【0052】このOFDM受信方法では、情報チャネル
の変更をする場合、変更先の情報チャネルと変更前の情
報チャネルとが、複数の情報チャネルの周波数領域のO
FDM信号を周波数方向に多重化し一括して逆フーリエ
変換した連結送信がされているかどうかを、連結送信情
報を参照して判断する。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、本発明を適用したOFDM送信装置及びOFDM受
信装置について説明をする。
【0054】まず、送信側の構成について説明する。
【0055】送信側は、図1に示すように、複数のソー
スエンコーダ1a(1a−1〜1a−n)と、OFDM
送信装置1とから構成される。ソースエンコーダ1a
は、複数のベースバンドのビデオデータやオーディオデ
ータ等が入力され、これらをMPEG−2方式で圧縮符
号化して複数のプログラムストリームを生成する。そし
て、ソースエンコーダ1aは、これら複数のプログラム
ストリームをMPEG−2Systemsに規定される
トランスポートストリームとして多重化する。OFDM
送信装置1は、複数のソースエンコーダ1aから出力さ
れる複数のトランスポートストリームを多重化して連結
送信をする。
【0056】図2に、本発明を適用したOFDM送信装
置のブロック構成図を示す。
【0057】図2に示すOFDM送信装置は、従来例に
おいて説明したOFDM送信装置と同様に、3つの情報
チャネルを連結送信する装置である。RF帯域での各情
報チャネルの中心周波数は、図17に示したものと同様
に、第1の情報チャネルがf1、第2の情報チャネルが
2、第3の情報チャネルがf3であるものとする。
【0058】OFDM送信装置1は、第1のチャネルエ
ンコーダ2-1と、第2のチャネルエンコーダ2-2と、
第3のチャネルエンコーダ2-3と、同期制御部3と、
第1の周波数変換部4-1と、第2の周波数変換部4-2
と、第3の周波数変換部4-3と、多重化部5と、IF
FT演算部6と、ガードインターバル付加部7と、直交
変調部8と、周波数変換部9と、アンテナ10とを備え
て構成される。
【0059】第1のチャネルエンコーダ2-1には、第
1の情報チャネルの情報系列が入力される。第1のチャ
ネルエンコーダ2-1は、リードソロモン符号化処理、
エネルギー拡散処理、インタリーブ処理、畳み込み符号
化処理、マッピング処理、OFDMフレーム構成処理等
を行う。この第1のチャネルエンコーダ2-1には、O
FDMフレームのフレーム構成を行うフレーム構成部2
-1aが設けられている。このフレーム構成部2-1a
は、符号化された情報信号に、CP信号、AC信号、T
MCC信号、SP信号等を付加して、図21及び図22
に示したような、204個のOFDMシンボルからなる
OFDMフレームを構成する。このフレーム構成部2-
1は、このOFDMフレームを構成する際、そのフレー
ムの同期タイミングが、同期制御部3により制御され
る。すなわち、フレームの切り出しシンボル及びフレー
ムの切り出しタイミングが同期制御部3により制御され
る。この第1のチャネルエンコーダ2-1は、以上のよ
うな処理を行い、周波数領域のOFDM信号である第1
のチャネルデータを生成する。この周波数領域のOFD
M信号である第1のチャネルデータは、その中心周波数
が0とされている。
【0060】第2のチャネルエンコーダ2-2、第3の
チャネルエンコーダ2-3は、それぞれ第2の情報チャ
ネルの情報系列及び第3の情報チャネルの情報系列に対
して、第1のチャネルエンコーダ2-1と同様の処理を
行う。また、同様に、OFDMフレームのフレーム構成
を行うフレーム構成部2-2a及びフレーム構成部2-3
aが設けられている。また、これらフレーム構成部2-
2a及びフレーム構成部2-3aも、同期制御部3によ
り、構成するOFDMフレームの同期タイミングが制御
されている。これら第2のチャネルエンコーダ2-2、
第3のチャネルエンコーダ2-3から出力される周波数
領域のOFDM信号(第2のチャネルデータ及び第3の
チャネルデータ)も、その中心周波数が0とされてい
る。
【0061】同期制御部3は、第1のチャネルエンコー
ダ2-1、第2のチャネルエンコーダ2-2及び第3のチ
ャネルエンコーダ3-1に対するOFDMフレームのフ
レームの同期タイミングを制御する。ここで、この同期
制御部3は、第1から第3のチャネルデータのOFDM
フレームが、時間的に全て一致するように、フレームの
同期制御を行う。具体的には、各OFDMフレームの先
頭のOFDMシンボル(#0)のタイミングが、他のチ
ャネルの先頭シンボルのタイミングと一致するように、
フレーム構成の同期タイミングを制御する。
【0062】第1の周波数変換部4-1は、第1のチャ
ネルエンコーダ2-1から出力された第1のチャネルデ
ータ(周波数領域のOFDM信号)の中心周波数をシフ
トする周波数変換を行う。第1の周波数変換部4-1
は、第1のチャネルデータの中心周波数を、0から(f
1−f2)に周波数変換をする。
【0063】第2の周波数変換部4-2は、第2のチャ
ネルエンコーダ2-2から出力された第2のチャネルデ
ータ(周波数領域のOFDM信号)の中心周波数をシフ
トする周波数変換を行う。第2の周波数変換部4-2
は、第2のチャネルデータの中心周波数を、0から(f
2−f2)に周波数変換をする。
【0064】第3の周波数変換部4-3は、第3のチャ
ネルエンコーダ2-3から出力された第3のチャネルデ
ータ(周波数領域のOFDM信号)の中心周波数をシフ
トする周波数変換を行う。第3の周波数変換部4-3
は、第3のチャネルデータの中心周波数を、0から(f
3−f2)に周波数変換をする。
【0065】このような第1の周波数変換器4-1、第
2の周波数変換部4-2及び第3の周波数変換部4-3の
回路構成例を図3に示す。
【0066】周波数変換回路は、位相器11と、位相角
発生器12と、累積加算器13とを備えて構成される。
【0067】位相器11には、例えば、BPSK、DQ
PSK、QPSK、16QAM、64QAMといった変
調方式に従ってマッピングされた複素信号が入力され
る。入力される複素信号の信号点を(I,Q)として表
す。また、位相角発生器12には、周波数シフト量Δf
と、ガードインターバル長ΔTが入力される。周波数シ
フト量Δfは、各情報チャネルのRF周波数帯域におけ
る中心周波数と、連結送信する多重化信号のRF周波数
帯域における中心周波数との差分をとった値である。す
なわち、第1の情報チャネルの周波数シフト量Δfは
(f1−f2)となり、第2の情報チャネルの周波数シフ
ト量Δfは(f2−f2)となり、第3の情報チャネルの
周波数シフト量Δfは(f3−f2)となる。
【0068】位相角発生器12は、以下の式(1)に従
い、位相角θを発生する。
【0069】 θ=f(Δf,ΔT)=2πΔf(T+ΔT) Tは、ベースバンドOFDM信号の有効シンボル期間で
ある。
【0070】位相角発生器12により発生された位相角
θは、累積加算器12に入力される。
【0071】累積加算器12は、入力された位相角θ
を、1シンボル毎に累積加算し、累積加算結果θ′を出
力する。この累積加算結果θ′は、位相器11に入力さ
れる。
【0072】位相器11は、入力された累積加算結果
θ′を、以下の式(2)に代入して、信号点(I,Q)
に対して周波数シフトを行う。
【0073】
【数1】
【0074】第1の周波数変換器4-1、第2の周波数
変換部4-2及び第3の周波数変換部4-3は、以上のよ
うにして得られた信号点(I′,Q′)を多重化器5に
出力する。
【0075】なお、第2のチャネルデータは、連結送信
される3つのチャネルのうち、第2の情報チャネルが中
心位置に配置されるため、実質上周波数変換は行われな
い。
【0076】多重化部5は、第1の周波数変換部4-
1、第2の周波数変換部4-2及び第3の周波数変換部
4-3から出力された各チャネルデータを、周波数方向
に多重化して、多重化信号を生成する。多重化して得ら
れた多重化信号は、図4に示すように、周波数方向に第
1の情報チャネル、第2の情報チャネル、第3の情報チ
ャネルが多重化されているとともに、時間軸方向にはフ
レームの同期がとられた状態とされている。
【0077】IFFT演算部6は、多重化部5により多
重化された3チャネル分の多重化信号を一括して逆フー
リエ変換し、時間領域のベースバンドのOFDM信号を
生成する。生成されたベースバンドのOFDM信号の周
波数特性は、図19に示したものと同様に、第1の情報
チャネルの中心周波数が(f1−f2)となっており、第
2の情報チャネルの中心周波数が0となっており、第3
の情報チャネルの中心周波数が(f3−f2)となってい
る。そして、このベースバンドのOFDM信号は、第1
〜第3の情報チャネルの情報が周波数分割多重されてい
るとともに、全ての搬送波間で符号間干渉が生じないよ
うに直交性が保たれている。
【0078】ガードインターバル付加部7は、IFFT
演算部6からのベースバンドのOFDM信号にガードイ
ンターバルを付加する。
【0079】直交変調部8は、ガードインターバルが付
加されたベースバンドのOFDM信号を、周波数fIF
中間周波数帯の搬送波に対して直交変調し、IF信号を
出力する。
【0080】周波数変換部9は、直交変調部8から出力
されたIF信号に、周波数f2+fIFの搬送波信号を乗
算して、RF信号帯域の送信信号を生成する。
【0081】この周波数変換部9により生成された送信
信号は、アンテナ10を介して送信される。
【0082】以上のようにOFDM送信装置1では、3
つの情報チャネルのチャネルデータ(周波数領域のOF
DM信号)の中心周波数をそれぞれ変えて、これらを周
波数方向に多重化し、複数の情報チャネルの周波数領域
のOFDM信号を一括して逆フーリエ変換する、という
OFDM信号の連結送信を行うことができる。
【0083】このような連結送信を行うと、3つのチャ
ネルに対して一括してIFFTを行うこととなり各サブ
キャリア間の符号間干渉が発生せず直交性が保たれて変
調される。そのため、連結された3つのチャネル内では
干渉が生じない。従って、このOFDM送信装置1で
は、隣接チャネルからの干渉を防ぐためのガードバンド
を設けることなく、3チャネル分の情報の送信をするこ
とができる。
【0084】さらに、このOFDM送信装置1では、連
結送信した複数の情報チャネルのOFDMフレームを同
期させて送信している。
【0085】つぎに、受信側の構成について説明する。
【0086】受信側は、図5に示すように、OFDM受
信装置20と、MPEGデコーダ21とか構成される。
OFDM受信装置20は、OFDM送信装置1から放送
された放送波を受信して、MPEG−2systems
のトランスポートストリームを復調する。MPEGデコ
ーダ21は、復調されたトランスポートストリームから
任意のプログラムストリームを選択して、MPEGデコ
ードし、ビデオデータやオーディオデータを出力する。
【0087】図6は、本発明を適用したOFDM受信装
置のブロック構成図である。
【0088】OFDM受信装置20は、図6に示すよう
に、アンテナ22と、チューナ23と、バンドパスフィ
ルタ(BPF)24と、A/D変換器25と、デジタル
直交復調部26と、fc補正部27と、FFT演算部2
8と、狭帯域fc誤差算出・ウィンドウシンク(FAF
C・W−Sync)部29と、広帯域fc誤差算出(W
AFC)部30と、数値コントロール発振部(NCO)
31と、イコライザ32と、周波数方向デインタリーバ
33と、時間方向デインタリーバ34と、デマッピング
部35と、エラー訂正部36と、TMCC復号部37
と、制御部38と、メモリ39とを備えている。
【0089】上記OFDM送信装置1から送信された放
送波は、OFDM受信装置20のアンテナ22により受
信され、RF信号としてチューナ23に供給される。
【0090】アンテナ22により受信されたRF信号
は、局部発振器及び乗算器等からなるチューナ23によ
りIF信号に周波数変換され、BPF4に供給される。
チューナ23の局部発振周波数は、ユーザにより選択さ
れたチャネルに応じた局部発信周波数が制御部38によ
り設定される。例えば、第1の情報チャネル(CH1)
の受信を行う場合には局部発信周波数が(f1)にチュ
ーニングされ、第2の情報チャネル(CH2)の受信を
行う場合には局部発信周波数が(f2)にチューニング
され、第3の情報チャネル(CH3)の受信を行う場合
には局部発信周波数が(f3)にチューニングされる。
チューナ23から出力されたIF信号は、BPF4によ
りフィルタリングされた後、A/D変換器25によりデ
ジタル化され、デジタル直交復調部26に供給される。
【0091】デジタル直交復調部26は、所定の周波数
(fC:キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デ
ジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドの
OFDM信号を出力する。このデジタル直交復調部26
から出力されるベースバンドのOFDM信号は、FFT
演算される前のいわゆる時間領域の信号である。この時
間領域のベースバンドOFDM信号は、直交復調された
結果、実軸成分(Iチャネル信号)と、虚軸成分(Qチ
ャネル信号)とを含んだ複素信号となる。デジタル直交
復調部26により出力されるベースバンドOFDM信号
は、fc補正部27に供給される。
【0092】fc補正部27は、NCO31から出力さ
れるfc誤差補正信号とベースバンドOFDM信号とを
複素乗算し、ベースバンドOFDM信号のキャリア周波
数誤差を補正する。キャリア周波数誤差は、例えば局部
発振器から出力される基準周波数のずれ等により生じる
ベースバンドOFDM信号の中心周波数位置の誤差であ
り、この誤差が大きくなると出力されるデータの誤り率
が増大する。fc補正部27によりキャリア周波数誤差
が補正されたベースバンドOFDM信号は、FFT演算
部28及びFAFC・W−Sync部29に供給され
る。
【0093】FFT演算部28は、ベースバンドOFD
M信号に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直
交変調されているデータを抽出して出力する。このFF
T演算部28から出力される信号は、FFTされた後の
いわゆる周波数領域の信号である。
【0094】FFT演算部28は、1つのOFDMシン
ボルから有効シンボル長の範囲(例えば256サンプ
ル)の信号を抜き出し、すなわち、1つのOFDMシン
ボルからガードインターバル分の範囲を除き、抜き出し
たベースバンドOFDM信号に対してFFT演算を行
う。具体的にその演算開始位置は、OFDMシンボルの
境界から、ガードインターバルの終了位置までの間のい
ずれかの位置となる。この演算範囲のことをFFTウィ
ンドウと呼ぶ。
【0095】このようにFFT演算部28から出力され
た周波数領域のOFDM信号は、時間領域のベースバン
ドOFDM信号と同様に、実軸成分(Iチャネル信号)
と、虚軸成分(Qチャネル信号)とからなる複素信号と
なっている。周波数領域のOFDM信号は、WAFC部
30、イコライザ32に供給される。
【0096】FAFC・W−Sync部29及びWAF
C部30は、fc補正部27の出力信号に含まれている
キャリア周波数誤差を算出する。FAFC・W−Syn
c部29は、サブキャリアの周波数間隔の±1/2以下
の精度の狭帯域fc誤差を算出する。WAFC部30
は、サブキャリアの周波数間隔精度の広帯域fc誤差を
算出する。FAFC部29及びWAFC部30により求
められたキャリア周波数誤差は、それぞれNCO31に
供給される。
【0097】また、FAFC・W−Sync部29は、
FFT演算部28によるFFT演算の開始タイミングを
求め、FFTの演算範囲(FFTウィンドウ)を制御す
ることも行う。このFFTウィンドウの制御は、サブキ
ャリアの周波数間隔の±1/2以下の精度の狭帯域キャ
リア周波数誤差を算出する際に得られるOFDMシンボ
ルの境界位置情報、及び、そのOFDM信号のガードイ
ンターバルの長さに基づき行われる。ISDB−T規格
では、ガードインターバルの長さが、4パターン定めら
れている。有効シンボルとの長さ比で表したときに、1
/4、1/8、1/16、1/32の長さとなる。受信
したOFDM信号のガードインターバルの長さは、制御
部38により設定される。
【0098】NCO31は、FAFC部29により算出
されたサブキャリア周波数間隔の±1/2精度の狭帯域
キャリア周波数誤差と、WAFC部30により算出され
たサブキャリア周波数間隔精度の広帯域fc誤差とを加
算し、加算して得られたキャリア周波数誤差に応じて周
波数が増減するfc誤差補正信号を出力する。このfc
誤差補正信号は、複素信号であり、fc補正部27に供
給される。このfc誤差補正信号は、fc補正部27に
よりベースバンドOFDM信号に複素乗算され、ベース
バンドOFDM信号のキャリア周波数誤差成分が除去さ
れる。
【0099】イコライザ32は、例えばスキャッタード
パイロット信号(SP信号)を用いて、OFDM周波数
領域信号の位相等化及び振幅等化を行う。位相等化及び
振幅等化がされた周波数領域のOFDM信号は、周波数
方向デインタリーバ33及びTMCC復号部37に供給
される。なお、送信された信号が、差動復調信号(DQ
PSK)である場合には、このイコライザ32の処理は
行われない。
【0100】周波数方向デインタリーバ33は、送信側
で周波数方向にインタリーブされたデータを、そのイン
タリーブパターンに従ってデインタリーブする。周波数
方向のデインタリーブ処理がされたデータは、時間方向
デインタリーバ34に供給される。
【0101】時間方向デインタリーバ34は、送信側で
時間方向にインタリーブされたデータを、インタリーブ
パターンに従って、デインタリーブする。ISDB−T
規格では、各モードでインタリーブパターンが5パター
ン定められている。例えば、モード1であれば、遅延補
正シンボル数が0、28、56、112、224となる
ような、5つのパターンが規定されている。デインタリ
ーブするために用いられるインタリーブパターンは、制
御部38の制御によって設定される。時間方向のデイン
タリーブ処理がされたデータは、デマッピング部35に
供給される。
【0102】デマッピング部35は、所定のキャリア変
調方式に従ったデマッピング処理を行って、OFDM周
波数領域信号の各サブキャリアに直交変調されているデ
ータを復調する。ISDB−T規格では、キャリア変調
方式としてDQPSK、QPSK、16QAM、64Q
AMの変調方式が規定されている。デマッピング部35
は、デマッピングをするために必要となるマッピングパ
ターン等が制御部38の制御によって設定される。デマ
ッピング部35により復調されたデータは、エラー訂正
部36に供給される。
【0103】エラー訂正部36は、送信側でパンクチュ
アード畳み込み符号で符号化されたデータをビタビ復号
し、さらに、外符号として付加されたリード−ソロモン
符号を用いてエラー訂正処理を行う。ISDB−T規格
では、1/2、2/3、3/4、5/6、7/8となる
ような、パンクチュアード畳み込み符号の符号化率が定
められている。エラー訂正部36は、ビタビ復号するた
めに用いられる畳み込み符号の符号化率が制御部38に
よって設定される。
【0104】エラー訂正部36によりエラー訂正がされ
たデータは、後段の例えばMPEG復号部等に供給され
る。
【0105】TMCC復号部37は、シンボル内の所定
のサブキャリア位置に挿入されてるTMCC信号を抽出
し、このTMCCに記述されている情報を復号する。T
MCCには、テレビジョン放送システムのシステム識別
情報、当該TMCC情報を切り替えるためのカウントダ
ウン情報、緊急警報放送用起動フラグ、セグメント形式
識別フラグ、キャリア変調方式、畳み込み符号化率、時
間方向のインタリーブパターン等の情報が記述されてい
る。TMCC復号部37は、復号した各情報を制御部3
8に供給する。
【0106】また、このTMCC復号部37は、TMC
C信号のシンクコード(同期信号)を検出して、フレー
ム同期信号を生成する。このフレーム同期信号は、OF
DMフレームの所定の位置(例えばフレームの先頭位
置)で例えばONとなるような、受信したOFDM信号
の1フレーム期間及びフレームの先頭位置を規定する信
号である。TMCC復号部37は、例えば、TMCC信
号のシンクコードに基づきPLL等をかけ同期クロック
再生等を行うことによって、このフレーム同期信号を生
成する。このフレーム同期信号は、例えば、イコライザ
32、エラー訂正部36、制御部38等に供給され、S
P信号の同期タイミングやパンクチャードの切り換えタ
イミング等の制御に用いられる。
【0107】制御部38は、各部のコントロール及び装
置全体のコントロールを行う。また、制御部38には、
TMCC復号部37により復号された各情報が入力さ
れ、これらの情報に基づき各部の制御及びパラメータの
設定等を行う。また、制御部38は、メモリ39に格納
されている情報を読み出し、読み出した情報に基づき各
部の制御及びパラメータの設定等を行う。
【0108】メモリ39には、コンテンツを放送する情
報チャネル毎に、情報チャネルのRF周波数、その情報
チャネルのOFDM信号のガードインターバル長、並び
に、時間方向のインタリーブパターン、キャリア変調方
式、畳み込み符号化率等のTMCCに記述されている情
報内容がプリセットしてある。また、メモリ39には、
fc補正回路27に供給するfc誤差補正信号の初期値
(WAFC部36から出力される搬送波間隔単位の精度
の補正値、及び、A/D変換器25に供給するサンプリ
ングクロックのクロック周波数の初期値がプリセットさ
れている。
【0109】リモートコントローラ(リモコン)40
は、ユーザにより、視聴するプログラムを提供している
情報チャネルの選択入力がされ、その選択情報が例えば
赤外線通信等により制御部38に送信される。ユーザ
は、例えば、紙面上に記載されているプログラムガイド
等を参照して、情報チャネルを選択したり、或いは、例
えばモニタ上に表示されたEPG(Electric Program G
ide)を選択することにより情報チャネルを選択しても
よい。
【0110】つぎに、電源投入時の受信開始動作、連結
送信外へのチャネル変更時(連結送信されていない他の
チャネルへの変更)の受信開始動作、連結送信内でのチ
ャネル変更時(連結送信されているチャネルへの変更)
の受信開始動作について説明する。
【0111】電源投入時の受信開始動作は以下のように
なる。
【0112】まず、ユーザは、電源投入後、リモートコ
ントローラ40を用いて、自分が視聴する情報チャネル
を選択する。選択された情報チャネルを特定する情報
は、ユーザ選択情報として、制御部38に供給される。
【0113】制御部38は、ユーザにより選択された情
報チャネルに対応したRF周波数、ガードインターバル
長、インタリーブパターン、キャリア変調方式、畳み込
み符号化率、fc誤差補正信号の初期値、サンプリング
周波数を、メモリ39から読み出す。制御部38は、受
信動作開始とともに、読み出したこれらの情報に基づ
き、チューナ23の局部発振周波数、FAFC・W−S
ync9のガードインターバル長、時間方向デインタリ
ーバ34のインタリーブパターン、エラー訂正部36の
畳み込み符号化率、fc補正回路27に供給するfc誤
差補正信号の初期値、A/D変換器25に供給するサン
プリングクロックのクロック周波数の初期値を設定す
る。
【0114】制御部38は、各設定が終了すると、受信
動作を開始する。
【0115】このようにOFDM受信装置20では、予
めコンテンツを提供している情報チャネルと、その情報
チャネルのRF周波数、その情報チャネルから放送され
るOFDM信号のガードインターバル、その情報チャネ
ルのOFDM信号に付加されているTMCCの内容(例
えば、インタリーブパターン、キャリア変調方式、畳み
込み符号化率)、クロック周波数及びfc誤差補正信号
の初期値を、予めメモリ39内にプリセットしてある。
そして、ユーザが受信する情報チャネルを選択すると、
このメモリ39内にプリセットされている情報に基づ
き、各種の設定がされる。
【0116】なお、メモリ39内に格納されているガー
ドインターバル長情報が、実際に受信したOFDM信号
のガードインターバル長と異なっていて、正しい復調が
できなかった場合(例えば、TMCCが検出できなかっ
た場合)には、新しくガードインターバル長のサーチを
行い、設定をやり直すようにしてもよい。
【0117】連結送信外へのチャネル変更時の受信開始
動作は以下のようになる。
【0118】まず、ユーザは、ある情報チャネルの受信
中に、他の情報チャネルを視聴したい場合、リモートコ
ントローラ40を用いて、変更する情報チャネルを選択
する。選択された情報チャネルを特定する情報は、ユー
ザ選択情報として、制御部38に供給される。
【0119】制御部38は、ユーザにより選択された情
報チャネルに対応したRF周波数、ガードインターバル
長、インタリーブパターン、キャリア変調方式、畳み込
み符号化率、メモリ39から読み出す。制御部38は、
受信動作開始とともに、読み出したこれらの情報に基づ
き、チューナ23の局部発振周波数、FAFC・W−S
ync9のガードインターバル長、時間方向デインタリ
ーバ34のインタリーブパターン、エラー訂正部36の
畳み込み符号化率を設定する。
【0120】また、制御部38は、A/D変換器35の
サンプリングクロック周波数、fc補正回路27に供給
するfc誤差補正信号の値(WAFC部36から出力さ
れる搬送波間隔単位の精度の補正値、及び、FAFC2
9から出力される搬送波間隔以下の精度の補正値)を、
チャネル変更前の値のまま保持しておく。
【0121】制御部38は、各設定が終了すると、受信
動作を開始する。
【0122】このようにOFDM受信装置20では、連
結送信外へのチャネル変更時には、クロック周波数、f
c誤差補正値の値を、チャネル変更前の値のまま保持し
て、次のチャネルの受信を開始する。このことにより、
クロック同期の引き込み時間及びキャリア周波数同期の
引き込み時間を短縮することができる。
【0123】連結送信内でのチャネル変更時の受信開始
動作は以下のようになる。
【0124】まず、ユーザは、ある情報チャネルの受信
中に、連結送信されている他の情報チャネルを視聴した
い場合、リモートコントローラ40を用いて、変更する
情報チャネルを選択する。選択された情報チャネルを特
定する情報は、ユーザ選択情報として、制御部38に供
給される。
【0125】制御部38は、ユーザにより選択された情
報チャネルに対応したRF周波数、インタリーブパター
ン、キャリア変調方式、畳み込み符号化率、メモリ39
から読み出す。制御部38は、受信動作開始とともに、
読み出したこれらの情報に基づき、チューナ23の局部
発振周波数、FAFC・W−Sync9のガードインタ
ーバル長、時間方向デインタリーバ34のインタリーブ
パターン、エラー訂正部36の畳み込み符号化率を設定
する。
【0126】また、制御部38は、FFTウィンドウの
位置、A/D変換器35のサンプリングクロック周波
数、fc補正回路27に供給するfc誤差補正信号の値
(WAFC部36から出力される搬送波間隔単位の精度
の補正値、及び、FAFC29から出力される搬送波間
隔以下の精度の補正値)を、チャネル変更前の値のまま
保持しておく。連結送信しているので、変更前の情報チ
ャネルと変更後の情報チャネルとでガードインターバル
の長さは同一である。従って、FFTウィンドウの位置
を保持したままとしておいても、FFTウィンドウの同
期をとることができ、そのため、FFTウィンドウの同
期引き込み時間が短縮する。
【0127】また、さらに、連結送信内で情報チャネル
を変更する場合には、フレーム同期も保持したままとし
ておく。本発明では、連結送信する場合、図4に示した
ように、フレームの送信タイミングが同期するように各
情報チャネルのフレーム構成がされている。そのため、
フレームの同期タイミング(例えば、フレームの先頭位
置)は、情報チャネル間で一致する。従って、連結送信
内で情報チャネルを変更する場合には、変更前の情報チ
ャネルに対するフレーム同期タイミングを用いて、変更
後の情報チャネルのフレーム同期制御を行っても、同期
制御を確実に行うことができる。
【0128】このように、連結送信内で情報チャネルを
変更する場合にフレーム同期を保持したままとすること
で、新たにフレーム同期の引き込み動作を行う必要がな
くなり、音声や映像の再生、データの復号を早く開始す
ることができる。
【0129】以上の3つの受信例における同期回路の動
作をまとめた表を以下に示す。
【0130】
【表1】
【0131】なお、fc誤差補正信号の初期値は、ある
情報チャネルのRF周波数を最初に受信したときに出力
されるfc誤差を予め推定しておき、そのfc誤差を受
信開始時からキャンセルできるような値が設定される。
このように初期値が設定されることによって、キャリア
周波数同期の引き込みを短縮することができる。もっと
も、チューナ23の局部発振器の周波数精度がよい場
合、チャネル変更時にある程度の周波数変化があったと
しても、fc誤差がほとんど変化しないことがある。そ
のような場合には、チャネル変更前とチャネル変更後と
で、fc誤差補正信号の値を保持したままとするように
することで、さらにキャリア周波数同期の引き込みを短
縮することができる。もっとも、チャネル変更時にfc
誤差が大きく変化すると推定される場合には、初期値を
設定するようにする。
【0132】以上のように本発明の実施の形態のOFD
M送信装置1では、複数の周波数領域のOFDM信号を
周波数方向に多重化し一括して逆フーリエ変換した連結
送信を行い、その際に伝送フレームの同期をとって各周
波数領域のOFDM信号を生成する。
【0133】そして、本発明の実施の形態のOFDM受
信装置20では、上記連結送信がされている場合、その
連結送信がされているチャネル間で受信する情報チャネ
ルを切り換えたときには、伝送フレームの同期を保持し
て他のチャネルに切り換える。すなわち、伝送フレーム
の同期を切らずに情報チャネルの切り替えをする。
【0134】このことにより、受信する情報チャネルの
変更時における切り換え時間を短くすることができ、映
像や音声の再生、データの出力を早く開始することがで
きる。
【0135】なお、本発明の実施の形態を説明するにあ
たり、連結するチャネル数を3つとした例を示したが、
本発明では連結する情報チャネルの数を任意の数とする
ことができる。
【0136】ところで、情報チャネルの変更動作を行う
場合、まず、その変更先の情報チャネルが、連結送信外
への変更であるか、連結送信内での変更であるかを、判
断する必要がある。
【0137】ここで、判断をする手法として、連結送信
がされている情報チャネルのグループを、予めシステム
にプリセットしておくということが考えられる。しかし
ながら、この場合には、連結送信をする情報チャネル数
やそのRF周波数等を一旦決定して放送を開始してしま
うと、その後変更することができないため、放送局の追
加などをする場合に汎用性をもたせることができない。
そのため、変更前の情報チャネルで放送されている信号
に含まれている情報内容から、変更先の情報チャネル
が、連結送信外のチャネルであるのか、或いは、連結送
信内のチャネルであるかを判断できることが望ましい。
【0138】そこで、本発明では、変更先の情報チャネ
ルが変更前の情報チャネルと連結送信されているかどう
かを判断することができる連結送信情報を、TMCC信
号やMPEG−2systemsに規定されているNI
T(Network Information Table)に記述することとし
ている。
【0139】以下、その記述例について説明をする。
【0140】まず、TMCC信号への記述例について説
明をする。
【0141】日本における地上デジタル音声放送方式で
あるISDB−Tn規格では、例えば、188MHz〜
194MHz帯域や192〜198MHz帯域(帯域幅
6MHz)が、ラジオ放送が使用する周波数帯域として
割り当てられている。さらに、このISDB−Tn規格
では、この帯域幅6MHz内を、最大13個までのセグ
メント(1セグメントが1情報チャネルに対応する。)
を多重化して連結送信をすることが可能とされている。
【0142】連結送信をする場合には、各チャネルエン
コーダ2が各情報チャネルに割り当てて送信する周波数
領域のOFDM信号を生成した後、それぞれのOFDM
信号を周波数変換して多重化し、一括送信をすることと
なる。
【0143】各チャネルエンコーダ2は、OFDM信号
のフレーム構成する生成するときに、TMCC情報(1
02ビット)内のB110〜B117に、連結セグメント数
(B110〜B113)と、送信信号のセグメント番号(B
114〜B117)とを含めて送信するようにしている。
【0144】連結セグメント数とは、その送信信号(そ
のTMCC信号が含まれている信号)とともに連結送信
されているセグメントの総数を意味する値である。つま
り、3つの情報チャネルが連結送信されていればセグメ
ントの総数は3となり、13個の情報チャネルが連結送
信されていればセグメントの総数は13となる。連結セ
グメント数の具体的な記述内容は、図8に示すようにな
る。例えば、2セグメントが連結送信されていれば各ビ
ット(B110〜B113)の記述は”0010”となり、3
セグメントが連結送信されていれば各ビット(B110
11 3)の記述は”0011”となり、4セグメントが
連結送信されていれば各ビット(B110〜B113)の記述
は”0100”となる。さらに以後、1セグメント毎に
値が1ずつインクリメントされ、12セグメントであれ
ば”1100”、13セグメントであれば”1101”
となる。そして、単独送信の場合(連結送信されていな
い場合)であれば各ビット(B110〜B113)の記述は”
1111”となる。なお、割り当てられていない値は、
リザーブ領域である。また、階層構造を規定した、いわ
ゆる3セグメント形式の場合には、連結送信には含め
ず、例えば、単独送信として記述する。
【0145】セグメント番号とは、連結送信内での送信
信号(そのTMCC信号が含まれている信号)の相対的
な位置を示す情報である。
【0146】ISDB−Tn規格では、連結送信をする
場合、図9に示すように、連結送信をしている中心のセ
グメントをセグメント番号#0とし、以下、その中心セ
グメントから左右交互にセグメント番号が付けられてい
く。13個のセグメントを連結送信する場合には、この
図9に示すように、セグメント番号#0〜#12が各セ
グメントに付けられることとなる。また、例えば、3個
のセグメントを連結送信する場合には、図10に示すよ
うに、セグメント番号#0〜#2が各セグメントに付け
られ、6個のセグメントを連結送信する場合には、図1
1に示すように、セグメント番号#0〜#5が各セグメ
ントに付けられる。
【0147】このようなセグメント番号のTMCCへの
具体的な記述内容は、図12に示すようになる。
【0148】すなわち、その送信信号(そのTMCC信
号が含まれている信号)が、セグメント番号#0のセグ
メントに位置するときには”1111”が記述され、そ
の送信信号がセグメント番号#1のセグメントに位置す
るときには”1110”が記述され、セグメント番号#
2のセグメントに位置するときには”1101”が記述
される。以下1セグメント毎に値が1ずつデクリメント
され、セグメント番号#12のセグメントに位置すると
きには”0011”が記述される。なお、割り当てられ
ていない領域は、リザーブ領域となる。
【0149】受信装置21では 以上のようなTMCC
情報を取得して、以下のように変更先の情報チャネルが
変更前の情報チャネルと連結送信されているかどうかを
判断する。
【0150】まず、情報チャネルの変更命令があると、
例えばユーザから変更先のRF周波数が入力される(或
いはユーザからの番組や放送局等の選択情報が入力され
る。この場合は、この選択情報を例えばテーブル等を用
いてRF周波数に変換する。)。続いて、現在の情報チ
ャネルのRF周波数から、変更先のRF周波数の周波数
差を算出する。続いて、その周波数差を、1つの情報チ
ャネルの帯域幅(1セグメントの帯域幅:430kH
z)で除算し、周波数差をセグメント数の差で換算す
る。
【0151】続いて、その換算したセグメント数と、T
MCC情報に記述された連結セグメント数及びセグメン
ト番号とから、その変更が、連結送信外への変更である
か、連結送信内での変更であるかを判断する。例えば、
変更前の送信信号のTMCC信号の記述内容が、図13
に示すように、連結セグメント数が8であり、セグメン
ト番号が#4であるとする。このとき、換算したセグメ
ント差が、−5であれば、変更先の情報チャネルは、セ
グメント番号#5となり、連結送信内での変更であるこ
とがわかる。また、換算したセグメント差が、+4であ
れば、変更先の情報チャネルにはセグメント番号が割り
当てられておらず、連結送信外への変更であることがわ
かる。
【0152】以上のように、TMCC情報に連結セグメ
ント数とセグメント番号とを記述することによって、変
更先の情報チャネルが、連結送信外への変更であるか、
連結送信内での変更であるかを、容易の判断することが
できる。
【0153】つぎに、MPEG−2systemsに規
定されているNITに記述する例について説明をする。
【0154】上述したようにISDB−Tn規格では、
帯域幅6MHz内を、最大13個までのセグメント(1
セグメントが1情報チャネルに対応する。)を多重化し
て連結送信をすることが可能とされている。NITに連
結送信情報を記述する場合には、この6MHzの帯域幅
内に送信される情報チャネルを、連結送信している情報
チャネル単位でグループ分けする。そして、各グループ
にそれぞれユニークなグループIDを設け、このグルー
プIDをNITに記述するようにする。
【0155】例えば、6MHz帯域内の最も低い周波数
の連結送信グループにグループ#ID0を割り当て、次
の連結送信グループにグループID#1、以後、7番目
の連結送信グループ(グループID#6)までそれぞれ
グループIDを割り当てる。そして、図14に示すよう
に、それぞれのグループ番号を3ビットの値で表現した
連結送信情報をNITに記述する。なお、単独送信の場
合(連結送信をしていない場合)には、別途ユニークな
値(例えば、”111”)を割り当てる。
【0156】6MHzの帯域内に、2セグメントの連結
送信がされた連結送信グループが5個あり、単独送信の
セグメントが1個ある場合、図15に示すように、各連
結送信グループにグループIDが割り当てられる。
【0157】このようなNITは、ソースエンコーダ1
aにより、全ての情報チャネルに対して同一の内容が記
述されることとなる。そして、受信側では、図5に示し
たように、MPEGデコーダ21によりNITが解析さ
れ、その情報が受信側にフィードバックされる。すなわ
ち、受信装置21は、他の情報チャネルがどの連結送信
グループに属するかが、このNITが解析されることに
より、常に判断することができる。
【0158】受信装置21では NIT情報に記述され
た連結送信情報を受信して、以下のように、変更先の情
報チャネルが変更前の情報チャネルと連結送信されてい
るかどうかを判断する。
【0159】まず、情報チャネルの変更の命令がある
と、変更先の情報チャネルが、連結送信が可能な周波数
チャネルの範囲(上述した6MHz帯域の範囲である。
なお、ISDB−Tnの場合、この帯域の範囲外の情報
チャネルとは連結送信がされないことが規定されてい
る。)にあるかどうかを判断する。変更先の情報チャネ
ルが、この6MHz帯域の範囲外にある場合には、連結
送信がされていないと判断する。変更先の情報チャネル
がこの6MHz帯域の範囲内にある場合には、続いて、
NITを参照し、変更先の情報チャネルの連結送信グル
ープのグループIDと、変更前の情報チャネルの連結送
信グループのグループIDとを比較する。比較した結
果、グループIDが一致すれば、その変更先の情報チャ
ネルが、連結送信内での変更であるかとを判断する。ま
た、グループIDが一致しなければ、その変更先の情報
チャネルが連結送信外への変更であると判断する。
【0160】以上のように、NITに連結送信グループ
IDを記述することによって変更先の情報チャネルが、
連結送信外への変更であるか、連結送信内での変更であ
るかを、容易の判断することができる。
【0161】なお、このような連結送信情報は、TMC
C情報又はNITのいずれか一方のみに記述してもよい
し、また、TMCC情報及びNITの両者に記述しても
よい。
【0162】また、チャネルの変更が連結送信外への変
更であるか、連結送信内での変更であるかを判断した
後、例えば、送信時にOFDMフレームの配置に同期が
とられていれば、フレーム同期の保持を行うが、もし、
OFDMフレームの配置に同期がとられていなければ、
FFTウィンドの同期の保持のみを行うようにしてもよ
い。
【0163】
【発明の効果】本発明にかかるOFDM受信装置及び方
法では、複数の情報チャネルの周波数領域のOFDM信
号を周波数方向に多重化し一括して逆フーリエ変換した
連結送信がされている場合、その連結送信がされている
チャネル間で受信する情報チャネルを切り換えたときに
は、伝送フレームの同期を保持して他のチャネルに切り
換える。すなわち、本発明では、伝送フレームの同期を
切らずに情報チャネルの切り替えをする。
【0164】このような本発明によれば、受信する情報
チャネルの変更時における切り換え時間を短くすること
ができ、映像や音声の再生、データの出力を早く開始す
ることができる。
【0165】本発明にかかるOFDM受信装置及び方法
では、情報チャネルの変更をする場合、変更先の情報チ
ャネルと変更前の情報チャネルとが、複数の情報チャネ
ルの周波数領域のOFDM信号を周波数方向に多重化し
一括して逆フーリエ変換した連結送信がされているかど
うかを、連結送信情報を参照して判断する。
【0166】このような本発明によれば、変更先の情報
チャネルが、連結送信外への変更であるか、連結送信内
での変更であるかを、容易の判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソースエンコーダとOFDM送信装置との構成
を示す図である。
【図2】本発明を適用したOFDM送信装置のブロック
構成図である。
【図3】周波数変換部のブロック構成図である。
【図4】多重化されたOFDM信号のフレーム同期につ
いて説明する図である。
【図5】OFDM受信装置とMPEGデコーダとの構成
を示す図である。
【図6】本発明を適用したOFDM受信装置のブロック
構成図である。
【図7】TMCC情報に記述する連結セグメント数及び
送信信号のセグメント番号について説明する図である。
【図8】連結セグメント数の具体的な記述内容について
説明をする図である。
【図9】13セグメントを連結送信した例を示す図であ
る。
【図10】3セグメントを連結送信した例を示す図であ
る。
【図11】6セグメントをを連結送信した例を示す図で
ある。
【図12】セグメント番号の具体的な記述内容について
説明をする図である。
【図13】連結送信内へのチャネル変更の場合と、連結
送信外へのチャネル変更について説明をする図である。
【図14】連結送信グループIDについて説明をする図
である。
【図15】2セグメントの連結送信がされた連結送信グ
ループが5個あり、単独送信のセグメントが1個ある場
合の送信例を示す図である。
【図16】チャネル間に設けられたガードバンドについ
て説明をする図である。
【図17】連結送信がされた信号を説明をする図であ
る。
【図18】従来のOFDM送信装置のブロック構成図で
ある。
【図19】3チャネルを一括してIFFT変換して得ら
れたベースバンドのOFDM信号の周波数特性図であ
る。
【図20】ガードインターバルが含まれたOFDMシン
ボルについて説明をする図である。
【図21】差動変調(DQPSK)により情報信号を変
調する場合におけるフレーム構成について説明をする図
である。
【図22】同期変調(QPSK、16QAM、64QA
M)により情報信号を変調する場合におけるフレーム構
成を説明する図である。
【図23】差動変調用のOFDMフレームでのTMCC
信号及びAC信号のシンボル内における配置を説明する
図である。
【図24】同期変調用のOFDMフレームでのTMCC
信号及びAC信号のシンボル内における配置を説明する
図である。
【図25】TMCC信号内の含まれている情報内容を説
明するための図である。
【符号の説明】
1a ソースエンコーダ、0 OFDM送信装置、2-
1,2-2,2-3 チャネルエンコーダ、2-1a,2-
2a,2-3aフレーム構成部、3-1,4-2,4-3
周波数変換部、5 多重化部、6 IFFT演算部、7
ガードインターバル付加部、8 直交変調部、9 周
波数変換部、10 アンテナ、20OFDM受信装置、
21 MPEGデコーダ、23 チューナ、24 BP
F、25 A/D変換部、26 デジタル直交復調、2
7 fc補正部、28 FFT演算部、29 FAFC
・W−Sync、30 WAFC、31 NCO、32
イコライザ、33 周波数方向デインタリーバ、34
時間方向デインタリーバ、35 デマッピング部、3
6 エラー訂正部、37 TMCC復号部、38 制御
部、39 メモリ、40 リモートコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 康成 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 池田 保 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD13 DD18 DD19 DD33 DD42 5K047 AA02 BB01 CC01 HH01 HH11 MM12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交周波数分割多重(OFDM)信号を
    受信するOFDM受信装置において、 受信する情報チャネルを選択し、選択した情報チャネル
    のRF信号を受信する受信部と、 上記受信部により受信された信号を直交復調して、ベー
    スバンドのOFDM信号を出力する直交復調部と、 上記ベースバンドのOFDM信号をフーリエ変換して、
    周波数領域のOFDM信号を出力するフーリエ変換部
    と、 上記周波数領域のOFDM信号を復号する復号部と、 上記チャネルデータの伝送フレームの同期を検出し、上
    記復号部の同期制御を行うフレーム同期制御部とを備
    え、 上記フレーム同期制御部は、複数の情報チャネルの周波
    数領域のOFDM信号を周波数方向に多重化し一括して
    逆フーリエ変換した連結送信がされている場合、その連
    結送信がされているチャネル間で受信する情報チャネル
    を切り換えたときには、伝送フレームの同期を保持する
    ことを特徴とするOFDM受信装置。
  2. 【請求項2】 直交周波数分割多重(OFDM)信号を
    受信するOFDM受信装置において、 受信する情報チャネルを選択し、選択した情報チャネル
    のRF信号を受信する受信部と、 上記受信部により受信された信号を直交復調して、ベー
    スバンドのOFDM信号を出力する直交復調部と、 上記ベースバンドのOFDM信号をフーリエ変換して、
    周波数領域のOFDM信号を出力するフーリエ変換部
    と、 上記周波数領域のOFDM信号を復号する復号部と、 上記フーリエ変換部及び復号部を制御する制御部とを備
    え、 上記ベースバンドのOFDM信号には、他の情報チャネ
    ルに送信されるOFDM信号が、当該情報チャネルに送
    信されるOFDM信号と、複数の情報チャネルの周波数
    領域のOFDM信号を周波数方向に多重化し一括して逆
    フーリエ変換した連結送信がされているか否かを示す連
    結送信情報が含まれており、 上記制御部は、受信する情報チャネルを切り換える場
    合、上記連結送信情報を参照して、変更先の情報チャネ
    ルが変更前の情報チャネルと連結されているかどうかを
    判断することを特徴とするOFDM受信装置。
  3. 【請求項3】 上記制御部は、変更先の情報チャネルが
    変更前の情報チャネルと連結されている場合には、伝送
    フレームの同期を保持することを特徴とする請求項2記
    載のOFDM受信装置。
  4. 【請求項4】 直交周波数分割多重(OFDM)信号を
    受信するOFDM受信方法において、 複数の情報チャネルの周波数領域のOFDM信号を周波
    数方向に多重化し一括して逆フーリエ変換した連結送信
    がされている場合、その連結送信がされているチャネル
    間で受信する情報チャネルを切り換えたときには、伝送
    フレームの同期を保持することを特徴とするOFDM受
    信方法。
  5. 【請求項5】 直交周波数分割多重(OFDM)信号を
    受信するOFDM受信方法において、 他の情報チャネルに送信されるOFDM信号が、当該情
    報チャネルに送信されるOFDM信号と、複数の情報チ
    ャネルの周波数領域のOFDM信号を周波数方向に多重
    化し一括して逆フーリエ変換した連結送信がされている
    か否かを示す連結送信情報が含まれたOFDM信号を受
    信し、 受信する情報チャネルを切り換える場合、上記連結送信
    情報を参照して、変更先の情報チャネルが変更前の情報
    チャネルと連結されているかどうかを判断することを特
    徴とするOFDM受信方法。
  6. 【請求項6】 変更先の情報チャネルが変更前の情報チ
    ャネルと連結されている場合には、伝送フレームの同期
    を保持することを特徴とする請求項5記載のOFDM受
    信方法。
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