JP2001292586A - モータの制御装置 - Google Patents

モータの制御装置

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JP2001292586A
JP2001292586A JP2000104795A JP2000104795A JP2001292586A JP 2001292586 A JP2001292586 A JP 2001292586A JP 2000104795 A JP2000104795 A JP 2000104795A JP 2000104795 A JP2000104795 A JP 2000104795A JP 2001292586 A JP2001292586 A JP 2001292586A
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Noritaka Yatani
徳孝 八谷
Masatoshi Kojima
正年 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの周辺の温度上昇度合いの推定の正確
性を高め、モータの周辺に配置される素子等の発熱から
の保護を良好に行なう。 【解決手段】 ロボット本体の各軸(アーム)を駆動す
るサーボモータへの出力電流値iを検出する電流センサ
を設ける。各サーボモータの回転速度rはエンコーダに
より検出される。ロボットコントローラは、各軸毎に、
各電流センサによる出力電流値i及び各エンコーダによ
る回転速度rをサンプリングし(S1〜S3)、n個の
サンプリング値から、平均電流値I及び平均回転速度R
を求める(S4)。そして、それら平均電流値I及び平
均回転速度Rの双方を用いて温度上昇値ΔTを算出し
(S5)、その温度上昇値ΔTを設定値Tmax と比較し
(S6)、温度上昇値ΔTが設定値Tmax よりも大きい
ときに(S6;Y)、サーボモータの駆動を停止させる
(S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの回転を回
転伝達機構を介して出力する例えばロボット等のシステ
ムにおける、モータを制御するためのモータの制御装置
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば産業用の多関節
型ロボットにおいては、多関節型アームからなるロボッ
ト本体に、各軸(アーム)を駆動するためのモータ(エ
ンコーダ付きのサーボモータ)を内蔵し、その駆動力を
例えば関節部に設けられた減速機等の回転伝達機構を介
してアームに伝達するようになっている。また、前記各
軸のサーボモータは、マイコン等から構成されるロボッ
トコントローラにより駆動制御されるようになってい
る。
【0003】ところで、この種のロボットにあっては、
比較的熱に弱いエンコーダの素子等の保護を図るため
に、各軸のモータへの出力電流値から該モータの温度上
昇度合いを推定し、各軸のモータの周辺の温度が、その
素子等の使用許容温度を越えないように、ロボットの動
作を制限する制御が行なわれていた。
【0004】しかしながら、モータ周辺の温度上昇の要
因としては、モータ自体の発熱だけでなく、モータの高
速動作時の減速機のオイルシール部分などの摺動部にお
ける発熱があり、この減速機部分の発熱が大きい場合に
は、従来のようなモータへの出力電流値のみから温度上
昇度合いを推定するものでは、正確な温度上昇度合いが
推定できず、ひいてはモータの周辺の温度が素子の使用
許容温度を越えてしまう虞がある。尚、例えば温度セン
サを配設して実際のモータの周辺の温度を検出するとい
ったことも考えられるが、これでは、配線を含めた構成
の複雑化を招くと共に、信頼性が十分でなく、ロボット
に採用するには現実的ではない。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、モータの周辺の温度上昇度合いの推定
の正確性を高めることができ、ひいてはモータの周辺に
配置される素子等の発熱からの保護を良好に行なうこと
ができるモータの制御装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモータの制御装置は、モータへの出力電流
値の検出と、モータの回転速度の検出との双方に基づい
て、モータ周辺の温度上昇度合いを推定するように構成
したものである(請求項1の発明)。ここで、モータの
周辺の温度上昇の要因は、大きく分けて、モータ自体の
発熱と、回転伝達機構部分における発熱とが考えられ
る。このとき、モータの発熱は、モータへの出力電流値
(トルク)に応じて大きくなり、また、回転伝達機構に
おける発熱は、モータの回転速度に応じて大きくなる。
【0007】従って、請求項1の発明によれば、モータ
への出力電流値のみからモータの周辺の温度上昇度合い
を推定する場合と異なり、回転伝達機構部分における発
熱をも考慮した温度上昇度合いを推定することができ、
モータの周辺の温度上昇度合いの推定の正確性を高める
ことができ、ひいてはモータの周辺に配置される素子等
の発熱からの保護を良好に行なうことができるという優
れた効果を奏するものである。
【0008】より具体的には、モータ自体の発熱量は、
モータへの出力電流値(トルク)の二乗にほぼ比例し、
回転伝達機構における発熱量は、モータの回転速度の平
方根(二分の一乗)にほぼ比例する。そこで、平均出力
電流値と、平均回転速度とに基づき、次式により温度上
昇値を求めることができる(請求項2の発明)。
【0009】
【数1】 これによれば、より正確な温度上昇値を推定することが
可能となる。尚、上記定数A,Bについては、実際の使
用条件等に応じて予め実験的に求めておくことができ
る。
【0010】そして、推定された温度上昇度合いが設定
上限値を越えないように、モータの駆動を停止させる制
御を行なえば(請求項3の発明)、モータの周辺に配置
された素子等の、発熱からの保護を確実且つ効果的に行
なうことができる。尚、素子等を発熱から保護するため
の手段としては、他にも、モータの駆動速度を減速させ
たり、あるいは、例えば冷却ファン装置からの送風等に
より強制冷却するといったことも考えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を産業用の多関節型
ロボットの各軸の駆動用のモータの制御に適用した一実
施例について、図面を参照しながら説明する。まず、図
5は、本実施例に係る多関節(6軸)型ロボットの本体
1の外観を概略的に示しており、このロボット本体1
は、ベース2上に、6軸のロボットアームを有し、その
先端に図示しないハンド等のツールを取付けて構成され
る。
【0012】具体的には、前記ベース2上には、上方に
延びる第1アーム3が、垂直軸J1を中心に回動(旋
回)可能に連結され、この第1アーム3の上部には、上
方に延びる第2アーム4の下端部が水平軸J2を中心に
回動可能に連結されている。この第2アーム4の先端部
には、第3アーム5の基端部が水平軸J3を中心に回動
可能に連結され、この第3アーム5の先端部には、第4
アーム6の基端部が軸J4を中心に同軸回転可能に連結
されている。この第4アーム6の先端部には、第5アー
ム7が軸J5を中心に回転可能に連結され、第5アーム
7の先端面部には、前記ハンド等のツールが着脱可能に
取付けられるフランジ部8が、軸J6を中心に同軸回転
可能に設けられている。
【0013】また、後に一部(第1アーム3)を代表さ
せて示すように、このロボット本体1内には、各軸を駆
動するためのサーボモータ9〜14(図2参照)や、各
軸の関節部に位置して、そのサーボモータ9〜14の回
転を各アーム3〜8に伝達するためのベルト伝達機構、
軸受、減速機、オイルシール等からなる回転伝達機構が
設けられている。
【0014】さらに、図2に示すように、前記各サーボ
モータ9〜14には、回転速度検出手段としても機能す
るエンコーダ15〜20が設けられるようになってい
る。このロボット本体1には、マイコン等から構成され
るロボットコントローラ21が接続され、後述するよう
に、前記各軸のサーボモータ9〜14がこのロボットコ
ントローラ21により制御され、各種の動作(組立作
業)を行なうようになっている。
【0015】ここで、それらロボットアームのうち第1
アーム3(第2アーム4との間の関節)部分を代表させ
て、その構成について説明する。図4に示すように、第
1アーム3は、金属(鋳物)製のフレーム3aの左側面
部をカバー3bで覆って構成され、その内部の下部に
は、第2アーム4を駆動するためのエンコーダ16付き
のサーボモータ10が右向きに配設されている。このサ
ーボモータ10の出力軸には駆動プーリ22が取付けら
れている。この第1アーム3のフレーム3aの右側壁上
部に、前記第2アーム4のフレーム4aの下部左側壁部
が回動可能に連結され且つ、前記サーボモータ10の駆
動力が伝達されるようになっている。
【0016】即ち、前記フレーム3aの右側壁上部に
は、円形の組付開口部3cが設けられ、その内部に後述
するように減速機23が設けられる。この減速機23
は、例えば中空状のハーモニックドライブからなり、周
知のように、楕円状のカムとその外周のボールベアリン
グとからなる中空状のウエーブジェネレータ24、その
外周に配置されるカップ状のフレクスプライン(弾性歯
車)25、その外周に噛合うサーキュラスプライン(内
歯車)26から構成される。一方、前記第2アーム4の
フレーム4aの下部左側壁部には、中空軸27が左方に
突出して設けられている。中空軸27の軸心は、軸J2
に一致している。
【0017】前記フレーム3aの組付開口部3cの内周
部には、例えばクロスローラベアリングからなる軸受2
8が設けられ、この軸受28により前記第2アーム4の
フレーム4aが軸J2を中心に回転可能に支持されてい
る。このとき、軸受28の外輪28aと、前記フレクス
プライン25と、支持部材29とがフレーム3aにいわ
ゆる共締め状態に固定されている。一方、軸受28の内
輪28bと、前記サーキュラスプライン26と、閉塞部
材30とがフレーム4aにいわゆる共締め状態に固定さ
れている。さらには、軸受28の右側面部には、外輪2
8aと内輪28bとの間に位置してオイルシール31が
設けられている。
【0018】また、前記ウエーブジェネレータ24は、
前記中空軸27の外周部に僅かな隙間をもって配置さ
れ、その外周の軸方向左右両端部が、夫々前記支持部材
29の内周部との間に設けられた軸受32及び前記閉塞
部材30の内周部との間に設けられた軸受33により回
転可能に支持されている。また、このとき、軸受32の
左側にはオイルシール34が設けられ、軸受33の右側
にはオイルシール35が設けられている。
【0019】そして、前記中空軸27の先端(左端)側
外周部には、従動プーリ36が回転自在に設けられ、こ
の従動プーリ36が前記ウエーブジェネレータ24と連
結されている。さらには、前記駆動プーリ22と従動プ
ーリ36との間にタイミングベルト37が掛渡されてい
る。これにて、サーボモータ10の回転が、タイミング
ベルト37を介して従動プーリ36に伝達されてウエー
ブジェネレータ24が高速で回転し、その回転が減速機
23により減速されて第2アーム4に伝達されるように
なっているのである。
【0020】尚、このとき、前記オイルシール31によ
り、減速機23内部への塵埃や水滴等の侵入が防止され
ると共に、該オイルシール31並びにオイルシール34
及び34により内部の潤滑油(図示せず)が外部に漏れ
出すことが防止されるのである。また、前記中空軸27
内には、配線38(想像線で一部示す)が通されるよう
になっている。さらには、詳しい図示及び説明は省略す
るが、他のアーム4〜8の関節部分についても同様の減
速機が設けられ、サーボモータ9〜14の回転が減速さ
れて伝達されるようになっている。
【0021】さて、図2は、前記ロボットコントローラ
21を中心とした電気的構成を概略的に示しており、こ
のロボットコントローラ21は、ロボット本体1の全体
を制御するメインCPUボード39と、各サーボモータ
9〜14を夫々制御するサーボドライバ40〜45を備
えて構成されている。このとき、前記メインCPUボー
ド39は、動作プログラムに基づいて、前記各サーボド
ライバ40〜45に対して位置指令信号を出力し、各サ
ーボドライバ40〜45はそれに基づいて各サーボモー
タ9〜14を駆動するようになっている。
【0022】また、前記各サーボドライバ40〜45に
は、前記各エンコーダ15〜20の位置(回転速度)検
出信号が入力されてフィードバック制御が行なわれるよ
うになっている。さらには、各サーボモータ9〜14へ
の通電線には、電流センサ46〜51が設けられ、その
電流検出信号が各サーボドライバ40〜45に入力され
るようになっている。従って、エンコーダ15〜20が
回転速度検出手段として機能し、各電流センサ46〜5
1がサーボモータ9〜14への出力電流値を検出する電
流検出手段として機能するようになっている。
【0023】そして、後のフローチャート説明にて述べ
るように、ロボットコントローラ21(各サーボドライ
バ40〜45)は、そのソフトウエア的構成により、夫
々のサーボモータ9〜14への出力電流値と、回転速度
の双方に基づいて、サーボモータ9〜14の周辺の温度
上昇度合いを推定する温度推定手段として機能するよう
になっている。
【0024】ここで、サーボモータ9〜14の周辺の温
度上昇の要因は、大きく分けて、サーボモータ9〜14
自体の発熱と、回転伝達機構部分における発熱とが考え
られる。このとき、サーボモータ9〜14の発熱は、出
力電流値(トルク)に応じて大きくなり、また回転伝達
機構における発熱は、サーボモータ9〜14の回転速度
に応じて大きくなる。より詳細には、サーボモータ9〜
14自体の発熱量は、該サーボモータ9〜14の出力電
流値(トルク)の二乗にほぼ比例し、回転伝達機構にお
ける発熱量は、サーボモータ9〜14の回転速度の平方
根(二分の一乗)にほぼ比例する。サーボモータ9〜1
4の平均出力電流値と、平均回転速度と、温度上昇値と
の関係は、図3に示すようになる。
【0025】そこで、より具体的には、本実施例では、
ロボットコントローラ21は、各軸(サーボモータ9〜
14)毎に、各電流センサ46〜51による出力電流値
i、及び、各エンコーダ15〜20による回転速度r
を、所定時間間隔でサンプリングし、所定個数(単位時
間)のサンプリング値から、平均電流値I及び平均回転
速度Rを求めるようになっている。そして、次式により
温度上昇値ΔTを算出するようになっている。
【0026】
【数2】 尚、上記定数A,Bについては、実際の使用条件に応じ
て予め実験的に求められるようになっている。
【0027】さらに、ロボットコントローラ21は、推
定された温度上昇値ΔTを、予め設定された設定値Tma
x (例えば70Kに設定される)と比較し、温度上昇値
ΔTが設定値Tmax よりも大きいときに、サーボドライ
バ40〜45によりサーボモータ9〜14の駆動を停止
させ、ひいてはロボット本体11の動作を停止させるよ
うになっている。従って、ロボットコントローラ21
が、停止手段としても機能するようになっている。
【0028】次に、上記構成の作用について、図1も参
照して述べる。上記したロボット本体1の各軸のアーム
3〜8は、ロボットコントローラ21により各軸のサー
ボモータ9〜14が制御されることにより、所定の作業
プログラムに従って動作され、各種の作業を繰返し実行
する。図1のフローチャートは、そのロボット本体1の
動作時に、ロボットコントローラ21が実行する各軸に
おける温度上昇値推定の処理手順を示している。
【0029】即ち、ステップS1では、各電流センサ4
6〜51による出力電流値iが検出(サンプリング)さ
れ、次のステップS2では、各エンコーダ15〜20に
よる回転速度rが検出(サンプリング)される。これら
サンプリングは、所定個数nとなるまで所定時間間隔で
繰返し実行される(ステップS3)。所定個数のサンプ
リングが行なわれると(ステップS3にてYes)、次
のステップS4にて、平均電流値Iが、I=Σi/nの
式により算出されると共に、平均回転速度Rが、R=Σ
r/nの式により算出される。
【0030】そして、次のステップS5では、温度上昇
値ΔTの推定(算出)が行なわれる。このΔTの算出
は、上述のように、次式により行なわれる。
【数2】
【0031】この場合、上述のように、サーボモータ9
〜14自体の発熱量は、該サーボモータ9〜14の出力
電流値(トルク)の二乗にほぼ比例し、回転伝達機構に
おける発熱量は、サーボモータ9〜14の回転速度の平
方根(二分の一乗)にほぼ比例するので、正確な温度上
昇値ΔTを推定することができる。
【0032】次のステップS6では、算出された温度上
昇値ΔTと、設定値Tmax (例えば70K)とが比較さ
れ、温度上昇値ΔTが設定値Tmax 以下であれば(N
o)、ステップS1からの処理が繰返される。一方、温
度上昇値ΔTが設定値Tmax を越えたときには(ステッ
プS6にてYes)、ステップS7にて、サーボモータ
9〜14の駆動が停止される。この場合、サーボモータ
9〜14のうち一つでも温度上昇値ΔTが設定値Tmax
を越えて停止されたならば、ロボット本体1全体の駆動
が停止される。
【0033】これにより、サーボモータ9〜14自身の
発熱と、回転伝達機構部分における発熱との双方を考慮
したより正確なサーボモータ9〜14の周辺(アーム3
〜8内の)の温度上昇度合いの推定を行なうことができ
る。そして、算出された温度上昇値ΔTが設定値Tmax
を越えたときに、サーボモータ9〜14の駆動を停止さ
せる制御を行なうようにしたので、エンコーダ15〜2
0の素子等の保護を確実かつ効果的に行なうことができ
る。ちなみに、設定値Tmax を70Kに設定することに
より、サーボモータ9〜14の周辺温度を90℃程度、
高くとも95℃以下に抑えることができる。
【0034】このように本実施例によれば、モータへの
出力電流値のみからモータの周辺の温度上昇度合いを推
定していた従来のものと異なり、回転伝達機構部分にお
ける発熱をも考慮した温度上昇度合いを推定することが
でき、サーボモータ9〜14の周辺の温度上昇度合いの
推定の正確性を高めることができる。この結果、サーボ
モータ9〜14の周辺に配置される素子等の発熱からの
保護を良好に行なうことができるという優れた効果を得
ることができるものである。
【0035】尚、上記実施例では、推定された温度上昇
値ΔTが設定値Tmax を越えたときに、サーボモータ9
〜14を停止させる制御を行なうようにしたが、モータ
周辺の素子等を発熱から保護するための手段としては、
他にも、モータの駆動速度を減速させたり、あるいは、
例えば冷却ファン装置からの送風等により強制冷却する
といったことも考えられる。その他、本発明はロボット
に限らず、モータを備えた機器全般に広く適用すること
ができる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実
施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、温度上昇値推
定の手順を示すフローチャート
【図2】ロボットの電気的構成を示すブロック図
【図3】モータの平均出力電流値及び平均回転速度と温
度上昇値との関係を示す図
【図4】第1アーム部分の構成を示す縦断正面図
【図5】多関節型ロボットの外観を示す側面図
【符号の説明】
図面中、1はロボット本体、3〜8はアーム、9〜14
はサーボモータ(モータ)、15〜20はエンコーダ
(回転速度検出手段)、21はロボットコントローラ
(温度推定手段、停止手段)、23は減速機、28,3
2,33は軸受、31,34,35はオイルシール、4
0〜45はサーボドライバ、46〜51は電流センサ
(電流検出手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F059 CA08 DA09 DD01 FA03 FA10 FB29 FC02 FC03 FC06 FC09 FC14 5G044 AA01 AA07 AC01 AD01 AE01 CA11 CC01 CE07 5H550 AA18 BB08 EE03 GG05 JJ04 KK06 LL07 LL22 LL39 LL53 MM06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転を回転伝達機構を介して出
    力するシステムにおける、前記モータを制御をする装置
    であって、 前記モータへの出力電流値を検出する電流検出手段と、 前記モータの回転速度を検出する回転速度検出手段と、 前記電流検出手段により検出された電流値と、前記回転
    速度検出手段により検出された回転速度との双方に基づ
    いて、前記モータの周辺の温度上昇度合いを推定する温
    度推定手段とを具備することを特徴とするモータの制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記温度推定手段は、平均出力電流値
    と、平均回転速度とに基づき、次式により温度上昇値を
    求めることを特徴とする請求項1記載のモータの制御装
    置。 【数1】
  3. 【請求項3】 前記温度推定手段により推定された温度
    上昇度合いが、設定上限値を越えないように、前記モー
    タの駆動を停止する停止手段を備えることを特徴とする
    請求項1又は2記載のモータの制御装置。
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