JP2001290426A - マーキングフィルム - Google Patents
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Abstract
し、使用時の不用意な裂けを生じにくく、カッティング
マシン適性や施工性に優れるとともに耐候性にも優れ、
使用後は焼却処理による廃棄が容易にできる低環境負荷
型のマーキングフィルムを提供する。 【解決手段】 本発明のマーキングフィルムは、ゴム成
分を含有する合成樹脂からなる着色基材層に粘着剤層が
積層され、いずれの層にも実質的にハロゲンが含まれ
ず、且つ、基材層が特定の引裂強度を有することを特徴
とする。
Description
類、装飾用ステッカー類、表示用ステッカー類等として
有用なマーキングフィルムに関する。
系樹脂フィルムを基材層として、用途や目的に応じてこ
れに顔料を分散させて着色したり、表面に印刷や塗装を
施して装飾性を付与する一方、片面に適宜な粘着剤を塗
設して粘着層を形成するとともに、必要に応じて粘着層
を保護する目的で離型紙等の離型材を積層した構成とな
されている。そして、使用時には所望の形状にカッティ
ングを施した後、離型材を剥離して所望の箇所に貼り付
ける方法で用いられる。このカッティングには、コンピ
ュータ制御されたカッティングマシンが用いられること
が多く、従って、マーキングフィルムにはカッティング
マシンに対する適性が求められる。
れることが多く、代表的には例えば、看板、広告塔、シ
ャッター、ショーウィンドウ等に用いられる広告用ステ
ッカー類;自動車、二輪車等の車両やモーターボート等
の船舶に用いられる装飾用ストライプステッカー類;交
通標識、道路標識、案内板等に用いられる表示用ステッ
カー類等の用途が挙げられる。このため、マーキングフ
ィルムは優れた耐候性を示し、且つ、三次曲面に貼り付
けるための適度な柔軟性や形状追従性を有することが求
められる。
化ビニル系樹脂フィルムを基材としているため、焼却廃
棄する際に塩化水素ガスやダイオキシンが発生し、焼却
設備の耐久性を低下させたり、簡単な焼却設備では処理
できないという問題があった。そのため最近では、簡単
な焼却設備でも安全に処理のできる低環境負荷型のマー
キングフィルムに対するニーズが高まってきている。
て、特開平9−254327号公報には焼却処理による
廃棄を前提としたポリオレフィン系樹脂フィルムを基材
層とするマーキングフィルムが提案されている。しかし
ながら、ここに開示されたマーキングフィルムは、メタ
ロセン触媒を用いて重合したエチレン−α−オレフィン
共重合体を使用しているため柔軟に過ぎ、マーキングフ
ィルムを貼り付ける際に必要とされる適度のフィルム強
度(以下、フィルムの腰と記すこともある)が得られな
いという問題点があった。
ィルムは離型紙等の離型材が積層された状態で、コンピ
ュータ制御されたカッティングマシンにより文字や図形
等の所望の形状にハーフカットされるのであるが、この
カッティングマシンに対するカッティング適性について
も満足できるものではなかった。
系マーキングフィルム基材として、アクリルやウレタ
ン、アクリルウレタン等が検討されているが、アクリル
やアクリルウレタンでは引裂強度が小さ過ぎ、逆にウレ
タンでは引裂強度が大き過ぎて、いずれもマーキングフ
ィルムとしての十分な実用性を満足できるものは得られ
ていないのが現状である。
なフィルム強度と柔軟性を両立させて施工性を確保する
とともに、コンピュータ制御されたカッティングマシン
に対するカッティング適性を満足し、用済み後は焼却に
よる廃棄処理が容易にできる低環境負荷型のマーキング
フィルムを提供することにある。
ルムは、ゴム成分を1〜30重量%含有する合成樹脂か
らなる着色された基材層に粘着剤層が積層されてなり、
いずれの層も実質的にハロゲンを含有せず、基材層のJ
IS K 7128のB法に準拠して測定されたエルメ
ンドルフ引裂強度が0.8〜3Nであることを特徴とす
るものである。以下、本発明の構成を詳細に説明する。
にハロゲンを含有しない樹脂であり、例えば、ウレタン
樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
オレフィン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体等が挙げられるが、こ
れらのうちアクリルウレタン樹脂は特に好ましいもので
ある。
リル系モノマーと水酸基含有アクリル系モノマーとを共
重合させて得られるアクリルポリオールとポリイソシア
ネート化合物とを反応させて得られる樹脂をいう。
ル基の炭素数が1〜12の(メタ)アクリル酸アルキル
エステルモノマーが採用可能であり、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリ
ル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸イソノニル、
(メタ)アクリル酸ラウリル等が例示できる。これらの
(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーは単独で
用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。
なお、(メタ)アクリルなる表記はアクリル又はメタク
リルのいずれかもしくは双方を意味するものとする。
例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、ポリオキシ
エチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレン
(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。これらの水酸基含有アクリ
ル系モノマーも単独で、或いは2種類以上組み合わせて
使用されてもよい。
クリル系モノマー以外にこれらと共重合可能なビニル系
モノマーが共重合されてもよく、そのようなビニル系モ
ノマーとしてはスチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリ
ルアミド、アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸、ク
ロトン酸、(無水)マレイン酸等が例示できる。
共役ジエン系エラストマーを配合する場合、共重合成分
としてスチレンを用いることにより、アクリルポリオー
ルとゴム成分との相溶性を高めることができる。この場
合におけるスチレンの共重合比率は全モノマー中5〜3
0重量%、より好ましくは5〜20重量%とされる。こ
の比率が5重量%を下回ると相溶性向上の効果が小さ
く、逆に30重量%を超えて共重合されると耐候性の低
下を来す場合がある。
系モノマー及び任意に選択されるその他ビニル系モノマ
ーを共重合させて得られるアクリルポリオールの重量平
均分子量(Mw)は1000〜200000であること
が好ましく、ガラス転移温度(Tg)は0〜100℃で
あることが好ましい。
であると、満足すべき強度のフィルムが得られないこと
があり、Tgが0℃未満であると、得られるフィルムが
粘着性を帯びて使用しづらくなることがある。逆に、ア
クリルポリオールのMwが200000を超えると粘度
が高くなり、溶液調整の際に過剰の溶剤が必要になるな
ど取扱いが困難になることがあり、Tgが100℃を超
えると得られるフィルムが硬くなり過ぎて、所望の柔軟
性が得られない場合がある。
ム成分としては、やはり分子内に塩素等のハロゲン原子
を含まないものが使用でき、スチレンとブタジエン又は
イソプレンの如き共役ジエンとのブロック共重合体、ラ
ンダム共重合体、ブロックとランダム混合型共重合体、
或いはこれらの水素添加物からなるスチレン−共役ジエ
ン系エラストマー;ウレタン系エラストマー;ポリエス
テル系エラストマー;アクリルゴム;アクリロニトリル
−ブタジエンゴム等の各種熱可塑性エラストマーを例示
することができる。
樹脂の種類によっても異なるが、1〜30重量%程度と
されるのが好ましい。1重量%に満たない場合は目的と
する耐引裂性向上の効果が得られないことがあり、過剰
に添加されると引裂強度が大きくなり過ぎてカッティン
グ性の低下につながったり、耐候性の悪化要因になった
りする場合がある。
化合物と反応させて得られるアクリルウレタン樹脂は、
エルメンドルフ引裂強度が0.8Nを下回り、マーキン
グフィルムの基材層として用いた場合、使用時に裂けが
発生しやすく施工作業性を満足できないという問題があ
ったが、アクリルポリオール100重量部に対して2〜
50重量部のゴム成分を配合することにより、アクリル
ウレタン樹脂の欠点である耐引裂性を改善することがで
き、使用時に不用意に裂けるようなことがなく、コンピ
ュータカッティングマシンに対するカッティング適性を
満足するマーキングフィルム用の基材を得ることが可能
になる。
リイソシアネート化合物としては、例えば、ウレタン系
樹脂の合成に一般的に用いられる各種ポリイソシアネー
ト化合物が挙げられるが、得られるアクリルウレタン樹
脂の耐候性を考慮すると、脂肪族ジイソシアネート化合
物や、脂肪族ジイソシアネート化合物のトリメチロール
プロパン付加物、ビウレット体、イソシアヌレート体或
いはそれらの混合物や縮合物等が好適に用いられる。こ
れらのポリイソシアネート化合物は、単独で用いられて
もよいし、2種類以上が併用されてもよい。
軟性を考慮すると、架橋点間距離の目安となるイソシア
ネート当量(イソシアネート基1個当たりのポリイソシ
アネート化合物の分子量)が200〜400のポリイソ
シアネート化合物を30〜100重量%含有するポリイ
ソシアネート化合物を用いることがより好ましい。
を付与される。基材層の着色方法としては、例えば、上
記合成樹脂中に所望の色調の発色が可能であって、耐候
性に優れる無機顔料や有機顔料等を添加した後、基材層
を作製する方法や、予め作製された基材層の少なくとも
片面に、印刷インクや塗料で印刷処理や塗装処理を施す
方法が挙げられる。
範囲で、必要に応じて紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防
止剤、熱安定剤等の各種安定剤や帯電防止剤、難燃剤等
の機能付与剤の1種もしくは2種以上が添加されていて
もよい。
存在下で前記アクリルポリオールにゴム成分を配合し、
基材層を着色する場合は顔料を加え、その他任意の添加
剤を混合した後、ポリイソシアネート化合物を添加して
均一に攪拌分散したものをコンマコーター、リバースコ
ーター、ナイフコーター、スプレーガン、スクリーン印
刷等適宜の手段を用いて離型性担体上に展延、乾燥する
ことにより行われる。
ましくは40〜100μmとされる。基材層の厚みが2
0μm未満であると、得られるマーキングフィルムの腰
が不足して作業性が低下したり、フィルム強度が不十分
となって使用時に裂けが発生しやすくなることがあり、
逆に基材層の厚みが200μmを超えると、得られるマ
ーキングフィルムのフィルム強度が大きくなり過ぎて、
カッティングマシンによるカッティング性が低下した
り、柔軟性が乏しくなる結果、形状追従性が低下する。
JIS K 7128「プラスチックフィルム及びシー
トの引裂試験方法」のB法(エルメンドルフ引裂法)に
準拠して測定される引裂強度が0.8〜3Nであること
が必要である。即ち、好ましくは20〜200μmの範
囲の任意に設計された基材フィルムのエルメンドルフ引
裂強度の測定値(16枚当たりの強度)が0.8〜3N
を満足すればよい。
ると、得られるマーキングフィルムの耐引裂性が不十分
となって、使用時に裂けが発生しやすくなり施工性が低
下する。逆に3Nを超えると、フィルム強度が大きくな
り過ぎて、カッティングマシンによるカッティング性が
低下したり、柔軟性や形状追従性が不満足なものにな
る。
着剤層に用いられる粘着剤としては、やはり実質的にハ
ロゲンを含有しないものであればよく、例えば、アクリ
ル樹脂系粘着剤、ゴム系粘着剤、ポリビニルエーテル樹
脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤等が挙げられる。
これらのうち、耐候性や透明性に優れるアクリル樹脂系
粘着剤が好適に用いられる。
素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル
モノマーを主成分とし、これに共重合可能な他のビニル
モノマーを共重合して得られる。アルキル基の炭素数が
4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマ
ーは、前述のアクリルポリオールで説明したもののう
ち、炭素数1〜3のものを除いたものに同じである。共
重合されるビニルモノマーは、得られる粘着剤の粘着力
や凝集力を調節するために用いられるものであり、具体
的には例えば、アルキル基の炭素数が1〜3の(メタ)
アクリル酸アルキルエステル;水酸基含有アクリル酸エ
ステル;(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸
等のα,β−不飽和カルボン酸;アクリルアミド;アク
リロニトリル;スチレン;酢酸ビニル;ビニルピロリド
ン等が例示できる。
剤、充填剤、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、光
安定剤、着色剤、難燃剤、帯電防止剤等の従来より配合
されることのある各種添加剤を含有させることは任意で
あるが、特に屋外で比較的長期にわたって暴露されるこ
とを想定すると、耐候性を向上する機能を有する添加剤
を配合しておくことが推奨される。
ことが好ましい。厚みが20μmに満たないと、十分な
粘着性(タック)や粘着力を得られないことがあり、逆
に50μmを超えると、フィルム端部から糊が染み出し
やすくなって、これにゴミが付着したり、マーキングフ
ィルムを剥離する時に粘着剤層が凝集破壊を起こして、
糊残りを生じることがある。
る際に、粘着剤層を仮保護するための離型材としては、
剥離性を有するフィルム材料であれば制限なく使用可能
であるが、例えば、シリコーン樹脂系離型剤や長鎖アル
キル基ペンダント型グラフトポリマー系離型剤等によ
り、紙やプラスチックフィルムの表面に離型処理を施し
て得られる離型紙や離型フィルム等が好ましく例示でき
る。
は、例えば、上記離型材の離型処理面に前記粘着剤を適
宜の塗工法により塗工し、必要に応じて乾燥や冷却等の
工程を経た後、前記基材層と積層し、粘着剤層を基材層
側に転写することにより行われる。なお、基材層に印刷
層又は塗膜層が形成されている場合、上記転写は基材層
の印刷層又は塗膜層が形成されていない面に対して行う
ことが好ましい。
る。 (実施例1)メタクリル酸ブチル63重量%、メチルメ
タクリレート27重量%、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート10重量%からなるMw=8000のアクリル
ポリオール100重量部に対して、酢酸エチル100重
量部、ゴム成分としてアクリルゴム(三菱レイヨン社
製、商品名「メタブレンW−341」)8重量部、有機
顔料(シアニンブルー)4重量部、ベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤0.2重量部、ヒンダードアミン系光安
定剤0.2重量部を加えて均一に攪拌分散させた後、更
に、脂肪族ポリイソシアネート化合物(日本ポリウレタ
ン社製、商品名「コロネートHL」)をアクリルポリオ
ール100重量部に対して24重量部混合した。このよ
うにして調整した混合液を離型処理されたポリエチレン
テレフタレートフィルム上に、乾燥後の厚さが50μm
となるように塗工、乾燥して基材フィルムを作製した。
に、2液架橋型アクリル系粘着剤を乾燥後の厚さが40
μmとなるように塗工、乾燥して粘着剤層を得、粘着剤
層が上記基材層に対面するように積層してマーキングフ
ィルムを得た。
菱レイヨン社製、商品名「メタブレンH−660」10
重量部に変更したこと以外は実施例1と同様にしてマー
キングフィルムを得た。
リル酸イソブチル52重量%、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート13重量%、メタクリル酸オクチル22重
量%、スチレン13重量%からなるMw=18000の
ものに変更し、ゴム成分をスチレン−共役ジエン系エラ
ストマー(クレイトンポリマージャパン社製、商品名
「クレイトンG−1650」)10重量部に変更した以
外は実施例1と同様にしてマーキングフィルムを得た。
エン系エラストマー(クレイトンポリマージャパン社
製、商品名「クレイトンG−1657」)15重量部に
変更した以外は実施例3と同様にしてマーキングフィル
ムを得た。
エン系エラストマー(ジェイエスアール社製、商品名
「ダイナロン1320P」20重量部に変更した以外は
実施例1と同様にしてマーキングフィルムを得た。
外は実施例1と同様にしてマーキングフィルムを得た。
部としたこと以外は実施例1と同様にしてマーキングフ
ィルムを得た。
としたこと以外は実施例1と同様にしてマーキングフィ
ルムを得た。
いて、引裂強度と相溶性の評価を、またマーキング
フィルムについて、カッティング適性、施工性及び
耐候性の評価を行い、その結果を表1に示した。
に準拠して、基材層の引裂強度を測定した。なお、測定
は23℃の雰囲気下で行った。
して基材フィルムの濁度を測定した。
G45」)を用いて、マーキングフィルムに明朝体で3
0mm×30mm大の漢字「積水化学」の4文字のカッ
ティングを5回実施し、下記3点法の判定基準でカット
性を評価した。 3点:問題なくカッティングできた 2点:鋭角部でフィルムのカット不良によるめくれが部
分的に発生した 1点:鋭角部でフィルムのカット不良によるめくれが顕
著に発生した
隔を存した部分の夫々をその長さ方向の全長に亘って上
方に向かって膨出させて断面三角形状の突出部2、2を
形成してなるコルゲート板1を用い、このコルゲート板
1のいずれか一方の突出部2の稜線21に、離型紙を剥離
したマーキングフィルムの粘着剤層側を接着させ、次い
でコルゲート板1の谷部3へ専用の施工工具を用いて押
し込んで接着させた際のフィルムの裂け易さ、及びこれ
を23℃の雰囲気下に3日間放置した後のマーキングフ
ィルムの浮きの状態を目視で観察し、下記3点法の判定
基準で施工性を評価した。なお、上記コルゲート板1の
突出部2、2の稜線21、21間の距離は38mm、突出部
2の高さは6mm、突出部2、2間における対向する膨
出基端22、22間の距離は20mmであった。 3点:浮き、裂けともに全く発生しなかった 2点:浮きが発生した 1点:裂けが発生した
ェザロメーターで2000時間促進曝露して耐候性試験
を行い、試験前後の色差をミノルタ社製の分光測色計
(商品名「CM−3700d」)を用いて測定した。耐
候性の良否の判断基準は、上記色差が6以下で良好、6
超〜8以下で可、8超で不可である。
り、引裂強度に優れて、しかも柔軟に過ぎることがない
のでカッティングマシンに対する適性を十分満足でき、
施工性や耐候性に優れた、従来品を凌駕するマーキング
フィルムを提供できるという顕著な効果を奏する。勿
論、基材層も粘着剤層も実質的にハロゲンを含有しない
ので、使用後は焼却処理による廃棄が容易にできる低環
境負荷型のマーキングフィルムである。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ゴム成分を1〜30重量%含有する合成
樹脂からなる着色された基材層に粘着剤層が積層されて
なり、いずれの層も実質的にハロゲンを含有せず、基材
層のJIS K 7128のB法に準拠して測定された
エルメンドルフ引裂強度が0.8〜3Nであることを特
徴とするマーキングフィルム。 - 【請求項2】 前記合成樹脂が、アクリルポリオール系
樹脂とポリイソシアネート化合物との反応により得られ
るアクリルウレタン系樹脂であることを特徴とする請求
項1に記載のマーキングフィルム。 - 【請求項3】 前記合成樹脂が、アクリルポリオール1
00重量部に対してゴム成分2〜50重量部が添加さ
れ、ポリイソシアネート化合物との反応により得られる
アクリルウレタン系樹脂であることを特徴とする請求項
1又は2に記載のマーキングフィルム。 - 【請求項4】 前記アクリルポリオールが、スチレンが
5〜30重量%共重合されたものであることを特徴とす
る請求項3に記載のマーキングフィルム。 - 【請求項5】 前記ゴム成分は、スチレン−共役ジエン
系エラストマーであることを特徴とする請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載のマーキングフィルム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000102437A JP2001290426A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | マーキングフィルム |
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JP2000102437A JP2001290426A (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | マーキングフィルム |
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