JP2001285050A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JP2001285050A
JP2001285050A JP2000095558A JP2000095558A JP2001285050A JP 2001285050 A JP2001285050 A JP 2001285050A JP 2000095558 A JP2000095558 A JP 2000095558A JP 2000095558 A JP2000095558 A JP 2000095558A JP 2001285050 A JP2001285050 A JP 2001285050A
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level
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buffer circuit
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Chuma Nagao
宙馬 長尾
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
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    • H03K17/161Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches
    • H03K17/165Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches by feedback from the output circuit to the control circuit
    • H03K17/166Soft switching
    • HELECTRICITY
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
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    • H03K19/00361Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷容量が変動すると、出力信号が所定電位
に達するまでの時間に変動があり、入出力回路に組み込
んだ場合に誤動作が生じる場合があった。 【解決手段】 出力端子に接続された負荷容量の変動に
関係なく、出力信号OUTがHレベルやLレベルへ一定
時間で到達するように、容量8,19で検出した出力信
号OUTの電位をフィードバックし、出力用トランジス
タ1,12のゲートの電位を調整することでドライブ能
力を制御するトランジスタ4〜7,15〜18からなる
出力バッファ回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
に組み込まれ、入力信号のレベルに従って、Hレベルお
よびLレベル等の所定レベルの出力信号を出力するため
の出力バッファ回路に関するものである。
【0001】
【従来の技術】図17は従来の出力バッファ回路を示す
回路図であり、図において、100は出力バッファ回
路、Aは入力端子へ入力される入力信号、OEは出力バ
ッファ回路の出力イネーブル信号入力端子へ入力される
出力イネーブル信号、OUTは出力バッファ回路100
の出力端子から出力される出力信号、101はHレベル
の出力信号を出力するための出力用トランジスタとして
のPchトランジスタ、102はLレベルの出力信号を
出力するための出力用トランジスタとしてのNchトラ
ンジスタ、103はNANDゲート、104はNORゲ
ート、105および106はそれぞれインバータであ
る。
【0002】次に、動作について説明する。図18は図
17に示す従来の出力バッファ回路100の動作を示す
説明図である。出力イネーブル信号入力端子に入力され
る出力イネーブル信号OEがHレベルの状態で、入力端
子にHレベルの入力信号Aが入力されると、Pchトラ
ンジスタ101がONして、出力端子からHレベルの出
力信号OUTが出力される。同様に、出力イネーブル信
号入力端子に入力される出力イネーブル信号OEがHレ
ベルの時に、入力端子にLレベルの入力信号Aが入力さ
れると、Nchトランジスタ102がONして、出力端
子からLレベルの出力信号OUTが出力される。
【0003】この場合、出力端子に接続されている負荷
容量に変動があっても、出力バッファ回路100内の出
力用トランジスタとしてのPchトランジスタ101お
よびNchトランジスタ102のそれぞれのドライブ能
力は一定であるため、出力端子から出力される出力信号
OUTの電位が、所定のHレベル、あるいは所定のLレ
ベルに到達するまでの時間が変動するという課題があっ
た。例えば、図18に示すように、出力端子に接続され
ている負荷容量が大きくなった場合、出力バッファ回路
100内のPchトランジスタ101のドライブ能力は
一定であるため、出力端子から出力される出力信号OU
Tの電位がHレベルに到達するまでの時間が長くなると
いった課題があった。
【0004】この課題を解決するため、出力バッファ回
路100内の出力用トランジスタのドライブ能力を上げ
ると、負荷容量が小さい場合は、出力端子から出力され
る出力信号OUTの電位が急激に変化して所定レベルへ
到達するので、出力信号OUTのオーバーシュート、ま
た、アンダーシュートが抑制されないという課題が発生
していた。また、出力バッファ回路100内の出力用ト
ランジスタのドライブ能力を下げると、負荷容量が大き
い場合は、出力端子から出力される出力信号OUTの電
位が所定レベルへ達するまでの時間が増大するといった
課題が発生していた。
【0005】図19は従来の他の構成を有する出力バッ
ファ回路を示す回路図であり、図において、110は出
力バッファ回路、Cは容量であり、Pchトランジスタ
101およびNchトランジスタ102のそれぞれのゲ
ートを接続するノードと、出力端子との間に接続されて
いる。その他の構成要素は、図17に示したものと同じ
なので、同一の参照符号を用いる。尚、図19の下部に
示す回路は、上部に示した回路において、出力イネーブ
ル信号OEがHレベルである場合の等価回路である。
【0006】図19に示す出力バッファ回路110は、
図17に示す出力バッファ回路100で生じる課題を解
決する構成を備えている。即ち、容量Cは、出力端子の
電位を検出するために用いられる。例えば、出力端子か
ら出力される出力信号OUTの電位が変化すると、容量
Cを介して、Pchトランジスタ101およびNchト
ランジスタ102のゲートに、この出力信号OUTの電
位がフィードバックされる。従って、出力端子につなが
れた負荷容量の大きさが変動すると、容量Cを介して出
力信号OUTの電位がPchトランジスタ101および
Nchトランジスタ102へ伝達され、Pchトランジ
スタ101およびNchトランジスタ102の動作が制
御され、従って、出力バッファ回路110のドライブ能
力が制御される。
【0007】図20は図19に示す出力バッファ回路1
10を組み込んだ入出力回路を示すブロック図であり、
図において、110は図19に示した出力バッファ回
路、111は入力バッファ回路である、Aは入力端子か
ら入力される入力信号、OEは出力イネーブル信号、Y
は出力端子から出力される出力信号、IEは入出力回路
の入力出力イネーブル信号である。INOUTは入出力
端子である。
【0008】図20に示す入出力回路において、出力バ
ッファ回路110が出力状態を示すHレベルの出力イネ
ーブル信号OEが入力されている以外の場合、即ち、L
レベルの出力イネーブル信号OEが入力されている場合
でも、入出力端子INOUTの電位が変化すると、容量
Cを介してPchトランジスタ101あるいはNchト
ランジスタ102がONするので、誤動作を導くことに
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の出力バッファ回
路は以上のように構成されているので、図17に示す従
来の構成では、出力バッファ回路100内の出力用トラ
ンジスタのドライブ能力は一定であるため、出力端子に
接続されている負荷容量に変動があると、出力端子から
出力される出力信号OUTの電位が所定レベルへ到達す
るまでの時間が変動するといった課題があった。また、
図19に示す従来の他の構成の出力バッファ回路110
が入出力回路に組み込まれた場合、出力状態でない場
合、例えば、図20においてLレベルの出力イネーブル
信号OEが入力されている場合、入出力端子INOUT
の電位が変化すると、出力バッファ回路110内の容量
Cを介して出力用トランジスタであるPchトランジス
タ101あるいはNchトランジスタ102がONする
ので、誤動作を導くという課題があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、出力端子につながれた負荷容量が
変化した場合であっても、出力端子から出力される出力
信号の電位が所定の電位に達するまでの時間を一定にす
ることのできる、即ち、出力バッファ回路の出力信号の
オーバーシュート、および、アンダーシュートの変動を
抑制することのできる出力バッファ回路を得ることを目
的とする。また、この発明は、入出力回路に組み込まれ
た場合でも誤動作しない出力バッファ回路を得ることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る出力バッ
ファ回路は、入力端子から入力される入力信号のレベル
に応じて、出力端子から出力される出力信号へ電圧を供
給する出力用トランジスタと、前記出力信号の電位を検
出する容量と、前記容量と前記出力用トランジスタとの
間に接続され、前記容量を介して得られた前記出力信号
の電位をフィードバックして前記出力用トランジスタの
ゲートの電位を制御し、前記出力端子に接続された負荷
の容量の変動に係わらず、前記出力信号が所定レベルへ
一定の時間で到達するように、前記出力用トランジスタ
のドライブ能力を制御するトランジスタからなるフィー
ドバック制御手段と、前記出力信号を出力しない場合に
前記フィードバック手段の動作をOFFするように制御
する制御トランジスタとを備えたものである。
【0012】この発明に係る出力バッファ回路は、出力
用トランジスタが、Hレベルの出力信号が出力される場
合にHレベルの電圧を供給するPchトランジスタ、お
よび、Lレベルの出力信号が出力される場合にLレベル
の電圧を供給するNchトランジスタであることを特徴
とするものである。
【0013】この発明に係る出力バッファ回路は、出力
用トランジスタが、Hレベルの出力信号が出力される場
合にHレベルの電圧を供給するNchトランジスタ、お
よび、Lレベルの出力信号が出力される場合にLレベル
の電圧を供給するNchトランジスタであることを特徴
とするものである。
【0014】この発明に係る出力バッファ回路は、容量
が、Hレベルの出力信号が出力される場合に、前記出力
信号の電圧を検出する第1容量と、Lレベルの出力信号
が出力される場合に、前記出力信号の電圧を検出する第
2容量とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】この発明に係る出力バッファ回路は、第1
容量あるいは第2容量と並列に設けられ、前記第1容量
あるいは前記第2容量と異なる容量の第3容量と、前記
第1容量あるいは前記第2容量と前記第3容量とのいず
れかを選択する第1セレクタとをさらに備えていること
を特徴とするものである。
【0016】この発明に係る出力バッファ回路は、Hレ
ベルあるいはLレベルの出力信号を供給する出力用トラ
ンジスタに接続され、第1容量あるいは第2容量で検出
された出力信号の電位を前記出力用トランジスタへフィ
ードバックするため、前記出力用トランジスタのゲート
と接地電源との間に直列に接続された複数のトランジス
タと、前記複数のトランジスタのいずれかを選択して前
記トランジスタのサイズを可変する第2セレクタとを、
フィードバック制御手段はさらに備えていることを特徴
とするものである。
【0017】この発明に係る出力バッファ回路は、入力
端子から入力された入力信号に基づいて起動し、所定レ
ベルのパルスを所定時間だけフィードバック制御手段へ
出力して、容量で検出された出力信号の電位を出力用ト
ランジスタのゲートへフィードバックする時間を制御す
るパルス発生手段をさらに備えたことを特徴とするもの
である。
【0018】この発明に係る出力バッファ回路は、パル
ス発生手段が、Hレベルの出力信号が出力される場合
に、Hレベルのパルスを所定時間だけフィードバック制
御手段へ供給し、Hレベルの前記出力信号を供給するた
めの出力用トランジスタのドライブ能力を制御する第1
パルス発生回路と、Lレベルの出力信号が出力される場
合に、Lレベルのパルスを所定時間だけ前記フィードバ
ック制御手段へ供給し、Lレベルの前記出力信号を供給
するための出力用トランジスタのドライブ能力を制御す
る第2パルス発生回路とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0019】この発明に係る出力バッファ回路は、第1
パルス発生回路と並列に設けられ、前記第1パルス発生
回路がフィードバック制御手段へHレベルのパルスを出
力する時間と異なる時間だけ、Hレベルのパルスを前記
フィードバック制御手段へ出力する第3パルス発生回路
と、第2パルス発生回路と並列に設けられ、前記第2パ
ルス発生回路がパルスを前記フィードバック制御手段へ
出力する時間と異なる時間だけ、Lレベルのパルスを前
記フィードバック制御手段へ出力する第4パルス発生回
路と、前記第1パルス発生回路と第3パルス発生回路と
のいずれかを選択する第3セレクタと、前記第2パルス
発生回路と第4パルス発生回路とのいずれかを選択する
第4セレクタとをさらに備えたことを特徴とするもので
ある。
【0020】この発明に係る出力バッファ回路は、第1
容量に接続された第1プルダウン抵抗と、第2容量に接
続された第1プルアップ抵抗と、Lレベルの出力信号を
出力する場合に、Lレベルの出力信号を供給する出力用
トランジスタのゲートと接地電源との間に接続されたト
ランジスタのゲートと前記第2容量との間に接続された
第2プルダウン抵抗とをさらに備えたことを特徴とする
ものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による出
力バッファ回路を示す回路図であり、図において、1は
Hレベルの出力信号OUTを出力させるための出力用P
chトランジスタ(出力用トランジスタ)、2はPch
トランジスタ1をOFFさせるためのPchトランジス
タ(フィードバック制御手段)、3はPchトランジス
タ1をONさせるためのNchトランジスタ(フィード
バック制御手段)、8は出力信号OUTの電位の変化を
検出するためのHレベル出力用の容量(第1容量)、
4,6,7はHレベルの出力信号OUTを出力する場
合、容量8で検出した出力信号OUTの電位の変化を、
Pchトランジスタ1ヘフィードバックするためのNc
hトランジスタ(フィードバック制御手段)、5はHレ
ベルの出力信号OUTを出力しない時に、Nchトラン
ジスタ4をONさせるように制御するためのPchトラ
ンジスタ(制御トランジスタ)である。そして、GH1
はPchトランジスタ1のゲートのノードの電位、FH
1はNchトランジスタ7のゲートの電位である。
【0022】12はLレベルの出力信号OUTの出力用
Nchトランジスタ(出力用トランジスタ)、13はN
chトランジスタ12をOFFさせるためのNchトラ
ンジスタ(フィードバック手段)、14はNchトラン
ジスタ12をONさせるためのPchトランジスタ(フ
ィードバック手段)、19は出力信号OUTの電位の変
化を検出するためのLレベル出力用の容量(第2容
量)、15,17,18はLレベルの出力信号OUTを
出力する場合、容量19で検出した出力信号OUTの電
位の変化を、Nchトランジスタ12ヘフィードバック
するためのPchトランジスタ(フィードバック手
段)、16はLレベルの出力信号OUTを出力しない時
に、Pchトランジスタ15をONさせるように制御す
るためのNchトランジスタ(制御トランジスタ)であ
る。そして、GL1はNchトランジスタ12のゲート
のノードの電位、FL1はPchトランジスタ18のゲ
ートの電位である。10,11,21はインバータ、9
はNORゲート、20はNANDゲートである。
【0023】次に、動作について説明する。図2は図1
に示した実施の形態1の出力バッファ回路の動作を示す
説明図である。出力端子からHレベルの出力信号OUT
を出力する場合、出力バッファ回路の出力イネーブル信
号入力端子にHレベルの出力イネーブル信号OEを供給
する。この状態で、入力端子へHレベルの入力信号Aが
供給されると、即ち、入力信号Aの電位がLレベルから
Hレベルに変化すると、ノードGH1の電位が下がり、
Pchトランジスタ1がONする。これにより、Pch
トランジスタ1を介して電源の電圧VDDが出力端子へ
供給され、出力信号OUTの電位が上昇する。
【0024】出力端子に接続された負荷容量が小さい場
合、出力信号OUTの電位が急激に上昇し、この上昇に
伴って、ノードFH1の電位も上昇する。これによりN
chトランジスタ7がONし、一方、Pchトランジス
タ5はOFFし、Nchトランジスタ6はONしている
ので、Nchトランジスタ4がOFFする。従って、ノ
ードGH1の電位はLレベルになり難くなる。これは、
Pchトランジスタ1のドライブ能力を抑制するように
制御することになる。従って、出力端子から出力される
出力信号OUTは、Hレベルへ緩やかに上昇する。
【0025】一方、出力端子に接続された負荷容量が大
きい場合、出力信号OUTの電位は緩やかに上昇するの
で、ノードFH1の電位はほとんど上昇しない。Pch
トランジスタ5はOFFし、Nchトランジスタ6はO
Nしているが、Nchトランジスタ7はONしないの
で、Nchトランジスタ4がONしたままである。従っ
て、ノードGH1の電位はLレベルを維持するので、P
chトランジスタ1のドライブ能力を抑制する制御が働
かない。よって、Pchトランジスタ1を介して出力端
子へ電源の電圧VDDが供給され続け、出力信号OUT
の電圧はHレベルへ向けて上昇する。
【0026】従って、出力端子からHレベルの出力信号
OUTを出力する場合、出力端子に接続された負荷容量
の大きさが変動した場合でも、出力信号OUTの電位の
変動分を検出し、出力バッファトランジスタとしてのP
chトランジスタ1のドライブ能力を制御する。よっ
て、図2に示すように、出力信号OUTの立ち上がり時
間は、負荷容量の大小に関係なく一定である。また、出
力バッファ回路の出力信号OUTが急峻に変化しないの
でオーバーシュートおよび変動を抑制することができ
る。
【0027】図3〜5は、図1に示した出力バッファ回
路の動作を示す説明図である。特に、図3は図1に示す
出力バッファ回路の入力端子へ入力される入力信号A
が、タイミングT1で、LレベルからHレベルへ変化し
た場合を示す説明図である。図4は出力端子に接続され
た負荷容量が小さい場合の動作を示す説明図であり、実
線は実施の形態1の出力バッファ回路の動作を示し、点
線は従来の出力バッファ回路の動作を示す。図5は出力
端子に接続された負荷容量が大きい場合の動作を示す説
明図であり、実線は実施の形態1の出力バッファ回路の
動作を示し、点線は従来の出力バッファ回路の動作を示
す。
【0028】出力端子に接続された負荷容量が小さい場
合、図4に示されるように、実施の形態1の出力バッフ
ァ回路から出力される出力信号OUTの変化は、従来の
出力バッファ回路と比較して、緩やかに上昇している。
一方、出力端子に接続された負荷容量が大きい場合、図
5に示されるように、実施の形態1の出力バッファ回路
から出力される出力信号OUTの変化は、従来の出力バ
ッファ回路とほぼ同時刻でHレベルへ達している。つま
り、出力端子に接続された負荷容量が大きい場合、出力
信号OUTの電位のフィードバックを行わない状態とな
るので、Hレベルへの立ち上がり時間は、従来例と同じ
時間となる。
【0029】従って、図4と図5を比較すると、実施の
形態1の出力バッファ回路は、出力端子に接続された負
荷容量の大小に関係なく、図3に示した入力信号AがL
レベルからHレベルに変化してから、同一時間の経過後
にHレベルに達していることがわかる。即ち、出力イネ
ーブル信号OEがHレベルの状態で、入力端子へ入力信
号Aが入力され、出力端子から出力信号OUTが出力さ
れるまでの時間は、負荷容量の大小に関係なく一定とす
ることができる。
【0030】図6は図1に示した出力バッファ回路の動
作を示す説明図である。出力端子からLレベルの出力信
号OUTを出力する場合も、上記の出力信号OUTを出
力する場合と同様に、出力バッファ回路の出力イネーブ
ル信号入力端子にHレベルの出力イネーブル信号OEを
供給する。この状態で、入力端子へLレベルの入力信号
Aが供給されると、即ち、入力信号Aの電位がHレベル
からLレベルに変化すると、ノードGL1の電位が上が
り、Nchトランジスタ12がONする。これにより、
出力信号OUTの電位が下降する。
【0031】出力端子に接続された装置(図示せず)の
負荷容量が小さい場合、出力信号OUTの電位が急激に
下降し、この下降に伴って、ノードFL1の電位も下降
する。これによりPchトランジスタ18がONし、ま
た、Nchトランジスタ16はOFFし、Pchトラン
ジスタ17はONしているので、Pchトランジスタ1
5がOFFする。従って、ノードGL1の電位はHレベ
ルになり難くなる。従って、出力端子から出力される出
力信号OUTの電位が緩やかに下降する。これは、Nc
hトランジスタ12のドライブ能力を抑制するように制
御することになる。
【0032】出力端子に接続された負荷容量が大きい場
合、出力信号OUTの電位は緩やかに下降する。この緩
やかな電位の下降に伴って、ノードFL1の電位はほと
んど下降しないので、Pchトランジスタ18はONし
ない。また、Nchトランジスタ16はOFFし、Pc
hトランジスタ17はONしているので、また、Nch
トランジスタ13はOFF、Pchトランジスタ14は
ONであり、Pchトランジスタ15はONし続け、ノ
ードGL1はHレベルを維持し、Nchトランジスタ1
2はONし続けるので、Nchトランジスタ12のドラ
イブ能力を抑制する制御が働かない。
【0033】このように、出力端子からLレベルの出力
信号OUTを出力する場合、出力端子に接続された負荷
容量の大きさが変動した場合でも、出力信号OUTの電
位の変化を検出し、出力バッファトランジスタとしての
Nchトランジスタ12のドライブ能力を可変するよう
に制御する。従って、Lレベルの出力信号OUTを出力
する場合も、図6に示すように、出力信号OUTがLレ
ベルへ到達するまでの時間は、負荷容量の大小に関係な
く一定となる。また、出力バッファ回路の出力信号OU
Tが急峻に変化しないのでアンダーシュートの変動を抑
制することができる。
【0034】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、出力バッファ回路から出力される出力信号の電位を
検出するための容量、および、容量で検出された出力信
号の電位を出力用トランジスタへフィードバックするよ
うにトランジスタを構成したので、出力用トランジスタ
のドライブ能力を負荷容量の大きさに応じて制御するこ
とができ、出力端子に接続された負荷容量が変動した場
合であっても、出力信号OUTが所定レベルに達するま
での時間を一定に保つことができる。また、出力端子か
ら出力信号OUTが出力されない場合では、出力信号の
電位を出力用トランジスタへフィードバックする動作を
OFFするように構成したので、入出力回路へ組み込ま
れた場合でも誤動作を引き起こすことはなくなる。
【0035】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2による出力バッファ回路を示す回路図であり、図に
おいて、22,25,39は、出力端子からHレベルの
出力信号OUTを出力する時に、容量8で検出した出力
信号OUTの電位の変化を、Pchトランジスタ1へフ
ィードバックするための、それぞれ、Pchトランジス
タ、Nchトランジスタ、Nchトランジスタである
(フィードバック手段)。23はHレベルの出力信号O
UTを出力しない時に、Pchトランジスタ22をOF
Fするように制御するためのPchトランジスタ(制御
トランジスタ)である。FH2は、Nchトランジスタ
39のゲートの電位である。
【0036】26,29,30は、容量19で検出した
出力信号OUTの電位の変化を、Nchトランジスタ1
2ヘフィードバックするための、それぞれ、Nchトラ
ンジスタ、Pchトランジスタ、Pchトランジスタで
ある(フィードバック手段)。27はLレベルの出力信
号OUTを出力しない時に、Nchトランジスタ26を
OFFするように制御するためのNchトランジスタ
(制御トランジスタ)である。FL2はPchトランジ
スタ30のゲートの電位である。24,28はインバー
タである。尚、その他の構成要素は、図1に示した実施
の形態1の出力バッファ回路の構成要素と同じなので、
同一の参照符号を使用する。
【0037】次に、動作について説明する。図8は図7
に示した出力バッファ回路の動作を示す説明図である。
出力端子からHレベルの出力信号OUTを出力する場
合、出力バッファ回路の出力イネーブル信号入力端子に
Hレベルの出力イネーブル信号OEを供給する。この状
態で、入力端子へHレベルの入力信号Aが供給される
と、即ち、入力信号Aの電位がLレベルからHレベルに
変化すると、ノードGH1の電位が下がり、Pchトラ
ンジスタ1がONする。これにより、電源から出力端子
へ電圧VDDが供給され、出力信号OUTの電位が上昇
する。
【0038】出力端子に接続された負荷容量が小さい場
合、出力信号OUTの電位が急激に上昇するので、ノー
ドFH2の電位も上昇し、Nchトランジスタ39がO
Nする。また、Pchトランジスタ22もONするの
で、ノードGH1の電位は、Lレベルになり難く、出力
信号OUTの変化は緩やかにHレベルへ変化する。
【0039】一方、出力端子に接続された負荷容量が大
きい場合、出力信号OUTの電位は徐々に上昇するの
で、ノードFH2の電位はHレベルにならず、従ってN
chトランジスタ39はOFFしたままである。また、
Pchトランジスタ22もONしないので、ノードGH
1の電位はLレベルになり、Pchトランジスタ1がO
Nして、電源から電圧VDDが出力端子へ供給される。
【0040】このように、出力端子に接続された負荷容
量が大きい場合は、出力信号OUTが緩やかにHレベル
へ変化するため、ノードFH2の電位はほとんど上昇せ
ず、Nchトランジスタ39およびPchトランジスタ
22がONしないので、ノードGH1はLレベルを維持
する。つまり、出力信号OUTの電位の変化が遅いほ
ど、Pchトランジスタ1のゲートの電位GH1はLレ
ベルを維持し、従って、Pchトランジスタ1のドライ
ブ能力を抑制する制御が働かない。
【0041】従って、図7に示す実施の形態2の出力バ
ッファ回路であっても、図8に示すように、出力端子に
接続された負荷容量の大小に関係なく、Hレベルの出力
イネーブル信号OEの状態で、入力信号AがLレベルか
らHレベルに変化してから、同一時間の経過後にHレベ
ルに到達していることがわかる。即ち、出力イネーブル
信号OEがHレベルの状態で、入力端子へ入力信号Aが
入力され、出力端子から出力信号OUTが出力されるま
での時間は、負荷容量の大小に関係なく一定にすること
ができる。
【0042】尚、Lレベルの出力信号OUTを出力する
ための出力バッファ回路内のトランジスタの構成は、上
記したHレベルの出力信号OUTを出力するためのトラ
ンジスタの構成において、NchトランジスタとPch
トランジスタとを互いに交換した構成である。従って、
Lレベルの出力信号OUTを出力する場合の動作は、上
記したHレベルの出力信号OUTを出力する場合の動作
と、基本的に同じ動作を行うため、ここでは説明を省略
する。
【0043】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、出力バッファ回路から出力される出力信号の電位を
検出するための容量、および、容量で検出された出力信
号の電位を出力用トランジスタへフィードバックするよ
うにトランジスタを構成したので、出力用トランジスタ
のドライブ能力を負荷容量の大きさに応じて制御するこ
とができ、出力端子に接続された負荷容量が変動した場
合であっても、出力信号OUTが所定レベルに達するま
での時間を一定に保つことができる。また、出力端子か
ら出力信号OUTが出力されない場合では、出力信号の
電位を出力用トランジスタへフィードバックする動作を
OFFするように構成したので、入出力回路へ組み込ま
れた場合でも誤動作を引き起こすことはなくなる。
【0044】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3による出力バッファ回路を示す回路図であり、図に
おいて、31はHレベルの出力信号OUTの出力用Nc
hトランジスタ(出力用トランジスタ)、34はNch
トランジスタ31をOFFさせるためのNchトランジ
スタ、33はNchトランジスタ31をONさせるため
のPchトランジスタ、32はHレベルの出力信号OU
Tを出力する場合、容量8で検出した出力信号OUTの
電位の変化を、Nchトランジスタ31ヘフィードバッ
クするためのPchトランジスタ(フィードバック手
段)、35はHレベルの出力信号OUTを出力しない時
に、Pchトランジスタ32を予めONするように制御
するPchトランジスタ(制御トランジスタ)である。
そして、GH2はNchトランジスタ31のゲートの電
位、FH3はPchトランジスタ32のゲートの電位で
ある。36はインバータである。尚、その他の構成要素
は、図1に示した実施の形態1の出力バッファ回路のも
のと同じなので、同一の参照符号を使用する。
【0045】次に、動作について説明する。図10は図
9に示した実施の形態3の出力バッファ回路の動作を示
す説明図である。出力端子からHレベルの出力信号OU
Tを出力する場合、出力バッファ回路の出力イネーブル
信号入力端子にHレベルの出力イネーブル信号OEを供
給する。この状態で、入力端子へHレベルの入力信号A
が供給されると、即ち、入力信号Aの電位がLレベルか
らHレベルに変化すると、ノードGH2の電位が上が
り、Nchトランジスタ31がONする。これにより、
出力信号OUTの電位が上昇する。
【0046】出力端子に接続された負荷容量が小さい場
合、出力信号OUTの電位が急激に上昇し、ノードFH
3の電位も上昇する。これによりPchトランジスタ3
2がOFFするので、ノードGH2の電位がHレベルに
ならず、これは、Nchトランジスタ31のドライブ能
力を抑制するように制御することになる。従って、出力
端子から出力される出力信号OUTは、Hレベルへ緩や
かに上昇する。
【0047】一方、出力端子に接続された負荷容量が大
きい場合、出力信号OUTの電位は緩やかに上昇するの
で、ノードFH3の電位はほとんど上昇しない。従っ
て、Pchトランジスタ32はON状態を維持し、Pc
hトランジスタ33はONしているので、ノードGH2
電位はHレベルを維持する。これは、Nchトランジス
タ31のドライブ能力を抑制する制御が働かない。よっ
て、Nchトランジスタ31を介して出力端子へ電源の
電圧VDDが供給され続け、出力信号OUTの電圧はH
レベルへ向けて上昇する。
【0048】従って、出力端子からHレベルの出力信号
OUTを出力する場合、出力端子に接続された負荷容量
の大きさが変動した場合でも、出力信号OUTの電位の
変動分を検出し、出力バッファトランジスタとしてのN
chトランジスタ31のドライブ能力を制御する。従っ
て、図10に示すように、出力信号OUTの立ち上がり
時間は、負荷容量の大小に関係なく一定し、出力バッフ
ァ回路の出力信号OUTのオーバーシュート、および、
アンダーシュートの変動を抑制することができる。尚、
出力端子からLレベルの出力信号OUTを出力する場合
は、図1に示した実施の形態1の出力バッファ回路の場
合と同じなので、ここでは説明を省略する。
【0049】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、出力バッファ回路から出力される出力信号の電位を
検出するための容量、および、容量で検出された出力信
号の電位を出力用トランジスタへフィードバックするよ
うにトランジスタを構成したので、出力用トランジスタ
のドライブ能力を負荷容量の大きさに応じて制御するこ
とができ、出力端子に接続された負荷容量が変動した場
合であっても、出力信号OUTが所定レベルに達するま
での時間を一定に保つことができる。また、出力端子か
ら出力信号OUTが出力されない場合では、出力信号の
電位を出力用トランジスタへフィードバックする動作を
OFFするように構成したので、入出力回路へ組み込ま
れた場合でも誤動作を引き起こすことはなくなる。
【0050】実施の形態4.図11はこの発明の実施の
形態4による出力バッファ回路を示す回路図であり、図
において、37はHレベルの出力信号OUTを出力する
場合、容量8で検出した出力信号OUTの電位の変化
を、Nchトランジスタ31ヘフィードバックするため
のNchトランジスタ(フィードバック手段)、38は
Hレベルの出力信号OUTを出力しない時に、Nchト
ランジスタ37をOFFするように制御するNchトラ
ンジスタ(制御トランジスタ)である。FH4はNch
トランジスタ37のゲートの電位である。尚、その他の
構成要素は、図7および図9に示した実施の形態2,3
の出力バッファ回路のものと同じなので、同一の参照符
号を使用する。
【0051】次に、動作について説明する。図12は図
11に示した実施の形態4の出力バッファ回路の動作を
示す説明図である。出力端子からHレベルの出力信号O
UTを出力する場合、出力バッファ回路の出力イネーブ
ル信号入力端子にHレベルの出力イネーブル信号OEを
供給する。この状態で、入力端子へHレベルの入力信号
Aが供給されると、即ち、入力信号Aの電位がLレベル
からHレベルに変化すると、ノードGH2の電位が上が
り、Nchトランジスタ31がONする。これにより、
出力信号OUTの電位が上昇する。
【0052】出力端子に接続された負荷容量が小さい場
合、出力信号OUTの電位が急激に上昇して、ノードF
H4の電位も上昇する。これによりNchトランジスタ
37がONするため、ノードGH2の電位がHレベルに
なり難くなる。従って、出力信号OUTの電位は緩やか
にHレベルへ達する。
【0053】一方、出力端子に接続された負荷容量が大
きい場合は、出力信号OUTの電位は、緩やかにHレベ
ルへ変化するため、ノードFH4の電位はほとんど上昇
せず、Nchトランジスタ37はONしない。従って、
ノードGH2の電位はHレベルを維持する。つまり、出
力端子から出力される出力信号OUTの電位の変化が遅
いほど、Nchトランジスタ31のゲートに接続された
ノードGH2の電位はHレベルを維持し、Nchトラン
ジスタ31のドライブ能力を抑制する制御が働かない。
【0054】従って、出力端子からHレベルの出力信号
OUTを出力する場合において、出力端子に接続された
負荷容量の大きさが変動した場合でも、出力信号OUT
の電位の変化を検出し、出力バッファトランジスタとし
てのNchトランジスタ31のドライブ能力を制御す
る。従って、図12に示すように、出力信号OUTの立
ち上がり時間は負荷容量の大小に関係なく一定である。
また、出力バッファ回路の出力信号OUTの変化が急峻
に変化しないのでオーバーシュートを抑制することがで
きる。尚、出力端子からLレベルの出力信号OUTを出
力する場合は、図7に示した実施の形態2の出力バッフ
ァ回路の場合と同じなので、説明を省略する。
【0055】以上説明したように、実施の形態4によれ
ば、出力バッファ回路から出力される出力信号の電位を
検出するための容量、および、容量で検出された出力信
号の電位を出力用トランジスタへフィードバックするよ
うにトランジスタを構成したので、出力用トランジスタ
のドライブ能力を負荷容量の大きさに応じて制御するこ
とができ、出力端子に接続された負荷容量が変動した場
合であっても、出力信号OUTが所定レベルに達するま
での時間を一定に保つことができる。また、出力端子か
ら出力信号OUTが出力されない場合では、出力信号の
電位を出力用トランジスタへフィードバックする動作を
OFFするように構成したので、入出力回路へ組み込ま
れた場合でも誤動作を引き起こすことはなくなる。
【0056】実施の形態5.図13はこの発明の実施の
形態5による出力バッファ回路を示す回路図であり、図
において、40および41は、Nchトランジスタ31
のゲートと接地電位との間に直列に接続されたNchト
ランジスタ(フィードバック手段)、42はNORゲー
ト9から出力されたHレベルの信号を入力すると、所定
時間Hレベルのパルスを出力する第1パルス発生回路
(パルス発生手段)であり、Nchトランジスタ40の
ゲートとNORゲート9との間に接続されている。43
はNANDゲート20から出力されたLレベルの信号を
入力すると、所定時間だけLレベルのパルスを出力する
第2パルス発生回路(パルス発生手段)であり、Pch
トランジスタ29のゲートとNANDゲート20との間
に接続されている。尚、その他の構成要素は、図11に
示した実施の形態4の出力バッファ回路のものと同じな
ので、同一の参照符号を用いる。
【0057】次に、動作について説明する。出力端子か
らHレベルの出力信号OUTを出力する場合、出力バッ
ファ回路の出力イネーブル信号入力端子にHレベルの出
力イネーブル信号OEを供給する。この状態で、入力端
子へHレベルの入力信号Aが供給されると、即ち、入力
信号Aの電位がLレベルからHレベルに変化すると、ノ
ードGH2の電位が上がり、Nchトランジスタ31が
ONする。これにより、電源から電圧VDDが出力端子
へ供給され、出力信号OUTの電位が上昇する。
【0058】第1パルス発生回路42は、NORゲート
9からHレベルの信号を入力すると、所定時間、例え
ば、数nsecの間だけHレベルのパルスをNchトラ
ンジスタ40へ出力する。従って、出力端子に接続され
た負荷容量が小さい場合では、ノードFH4の電位が急
激にHレベルとなるので、Nchトランジスタ41はO
Nし、さらに、第1パルス発生回路42から、例えば、
数nsecの間だけHレベルのパルスが出力されるとN
chトランジスタ40がONし、ノードGH2の電位は
下がるのでNchトランジスタ31はOFFする。
【0059】従って、負荷容量が小さい場合において、
出力端子から出力される出力信号OUTの電位をフィー
ドバックし、Nchトランジスタ31の動作を制御し、
Hレベルへの立ち上がり時間を制御することができる。
その後、出力バッファ回路が出力定常状態に達すると、
第1パルス発生回路42からは、Hレベルのパルスは出
力されないので、Nchトランジスタ40はOFFする
が、出力用トランジスタであるNchトランジスタ31
はOFFせずに、電圧VDDを出力信号OUTへ安定し
て供給する。このように、第1パルス発生回路42は、
出力信号OUTの電位をNchトランジスタ31へフィ
ードバックする期間を限定することができる。従って、
出力バッファ回路は、出力信号OUTの電位のフィード
バックにより、出力用トランジスタであるNchトラン
ジスタ31のドライブ能力を制御する機能に加え、出力
定常状態になった後も安定してHレベルの出力信号OU
Tを出力することが可能となる。
【0060】次に、第2パルス発生回路43は、NAN
Dゲート20からLレベルの信号を入力すると、所定時
間、例えば、数nsecの間だけLレベルのパルスをP
chトランジスタ29へ出力する。従って、出力端子に
接続された負荷容量が小さい場合は、ノードFL2の電
位が急激にLレベルへ下がるので、Pchトランジスタ
30はONし、さらに、第2パルス発生回路43から、
例えば、数nsecの間だけLレベルのパルスが出力さ
れるとNchトランジスタ29がONするので、Nch
トランジスタ26はONしてノードGL1の電位は下が
り、Nchトランジスタ12はOFFする。
【0061】従って、負荷容量が小さい場合において、
出力端子から出力される出力信号OUTの電位をフィー
ドバックし、Nchトランジスタ12の動作を制御し、
Lレベルへの立ち下がり時間を制御することができる。
その後、出力バッファ回路が出力定常状態に達すると、
第2パルス発生回路43からは、Lレベルのパルスは出
力されないので、Pchトランジスタ29はOFFし、
Nchトランジスタ26もOFFするが、出力用トラン
ジスタであるNchトランジスタ12はOFFしないの
で、出力端子からLレベルの出力信号OUTを安定して
供給することができる。このように、第2パルス発生回
路43は、出力信号OUTの電位をNchトランジスタ
12へフィードバックする期間を限定することができ
る。従って、出力バッファ回路は、出力信号OUTの電
位のフィードバックにより、出力用トランジスタである
Nchトランジスタ12のドライブ能力を制御する機能
に加え、出力定常状態になった後も安定してLレベルの
出力信号OUTを出力することが可能となる。
【0062】以上説明したように、実施の形態5によれ
ば、所定電位のパルスを所定時間だけ出力するパルス発
生回路を、出力信号OUTの電位を出力用トランジスタ
へフィードバックする途中に設けるように構成したの
で、出力信号OUTの電位を出力用トランジスタへフィ
ードバックする期間を可変することができる。即ち、実
施の形態5の出力バッファ回路は、出力信号OUTの電
位のフィードバックにより、出力用トランジスタのドラ
イブ能力を制御する機能に加え、出力定常状態になった
後も安定して所定レベルの出力信号OUTを出力するこ
とができる。
【0063】実施の形態6.図14はこの発明の実施の
形態6による出力バッファ回路を示す回路図であり、図
において、42−1は第1パルス発生回路(パルス発生
手段)、42−2は第3パルス発生回路(パルス発生手
段)であり、第1パルス発生回路42−1と異なる期間
だけHレベルのパルスを出力する。43−1は第2パル
ス発生回路(パルス発生手段)、43−2は第4パルス
発生回路(パルス発生手段)であり、第2パルス発生回
路43−1と異なる期間だけLレベルのパルスを出力す
る。45−1は、制御手段(図示せず)からの制御に基
づいて、第1パルス発生回路42−1および第3パルス
発生回路42−2のいずれかを選択するセレクタ(第3
セレクタ)である。45−2は、制御手段(図示せず)
からの制御に基づいて、第2パルス発生回路43−1お
よび第4パルス発生回路43−2のいずれかを選択する
セレクタ(第4セレクタ)である。尚、その他の構成要
素は、図13に示す実施の形態5の出力バッファ回路の
ものと同じなので、同一の参照符号を用いる。
【0064】次に、動作について説明する。制御手段
(図示せず)からの制御に基づいて、Hレベルのパルス
をNchトランジスタ40へ出力する期間がそれぞれ異
なる第1パルス発生回路42−1および第3パルス発生
回路42−2のいずれかを、セレクタ45−1は選択す
る。同様に、制御手段(図示せず)からの制御に基づい
て、LレベルのパルスをPchトランジスタ29へ出力
する期間がそれぞれ異なる第2パルス発生回路43−1
および第4パルス発生回路43−2のいずれかを、セレ
クタ45−2は選択する。これにより、出力信号OUT
の電位をNchトランジスタ31や、Nchトランジス
タ12へフィードバックする期間を可変することがで
き、出力信号OUTの特性を変えることができる。
【0065】尚、第1パルス発生回路42−1および第
3パルス発生回路42−2のそれぞれの動作は、実施の
形態5に示した第1パルス発生回路42の動作と同じで
あり、また、第2パルス発生回路43−1および第4パ
ルス発生回路43−2のそれぞれの動作は、実施の形態
5に示した第2パルス発生回路43の動作と同じなの
で、説明を省略する。尚、この実施の形態6の構成は、
図1,7,9,11に示した実施の形態1,2,3,4
の出力バッファ回路にも適用することができる。
【0066】以上説明したように、実施の形態6によれ
ば、それぞれが所定レベルのパルスを出力する時間の異
なる複数のパルス発生回路をセレクタで選択できるよう
に構成したので、出力信号OUTの電位を出力用トラン
ジスタへフィードバックする期間を可変することがで
き、出力信号OUTの特性を用途に応じて変えることが
できる。
【0067】実施の形態7.図15はこの発明の実施の
形態7による出力バッファ回路を示す回路図であり、図
において、50はHレベル出力側に設けられたセレクタ
(第1セレクタ)、46,47は出力信号OUTを出力
する出力端子に対して、並列に接続された容量(それぞ
れ、第1容量、第3容量)であり、それぞれ異なる容量
を持ち、Hレベル出力側に設けられている。この容量4
6,47は、制御手段(図示せず)からの制御信号に基
づいて動作するセレクタ50により、いずれかが選択さ
れる。
【0068】尚、図15に示す構成では、Hレベル出力
側にセレクタ50、並列に接続された容量46および4
7を設けたが、この発明はこの構成に限定されるもので
はなく、例えば、Lレベル出力側の容量19の代わり
に、セレクタ50、並列に接続された容量46,47を
設けた構成でも良い。この場合も同様に、制御手段(図
示せず)からの制御信号に基づいて動作するセレクタ5
0により、容量46,47のいずれかが選択される。
【0069】また、48,49はLレベル出力側に設け
られたNchトランジスタ(第1トランジスタ)であ
り、Nchトランジスタ12のゲートと接地電源との間
に直列に接続されている。このNchトランジスタ4
8,49のそれぞれは、図11に示したNchトランジ
スタ26と同様の機能を有する。51はセレクタ(第2
セレクタ)であり、制御手段(図示せず)からの制御信
号に基づいて、Nchトランジスタ48のON/OFF
動作を制御する。
【0070】尚、図15に示す構成では、Lレベル出力
側にセレクタ51、Nchトランジスタ48,49を設
けたが、この発明はこの構成に限定されるものではな
く、例えば、Hレベル出力側のNchトランジスタ37
の代わりに、セレクタ51、Nchトランジスタ48,
49を設けた構成でも良い。この場合も同様に、制御手
段(図示せず)からの制御信号に基づいて、セレクタ5
1が、Nchトランジスタ48のON/OFF動作を制
御する。尚、その他の構成要素は、図11に示す実施の
形態4の出力バッファ回路のものと同じなので、同一の
参照符号を用いる。
【0071】次に、動作について説明する。出力端子か
らHレベルの出力信号OUTを出力する場合は、図11
に示した出力バッファ回路内の容量8の代わりに設けら
れ並列に配置された容量46,47のいずれかを、制御
手段(図示せず)からの制御信号に従って、セレクタ5
0が選択する。また、出力端子からLレベルの出力信号
OUTを出力する場合は、セレクタ51が、Nchトラ
ンジスタ48をON/OFF制御し、トランジスタサイ
ズを変化させる。
【0072】上記したように、出力信号OUTの電位を
検出する容量の大きさや、出力用トランジスタを動作さ
せるトランジスタのサイズを可変する構成をとれば、単
位時間当たりの、出力信号OUTの電位のフィードバッ
ク量が可変となり、出力バッファ回路の出力特性を可変
することができる。尚、この実施の形態7の構成は、図
1,7,9,11,13,14に示した実施の形態1〜
6の出力バッファ回路にも適用することができる。さら
に、図13および図15に示す実施の形態5と実施の形
態7との構成を組み合わせることも可能であり、あるい
は、図14および図15に示す実施の形態6と実施の形
態7との構成を組み合わせることも可能である。
【0073】以上説明したように、実施の形態7によれ
ば、出力信号OUTの電位を検出する容量の大きさをセ
レクタにより選択できるように、また、出力用トランジ
スタの動作を制御するトランジスタを、セレクタでON
/OFFさせ、トランジスタのサイズを変えるように構
成したので、単位時間当たりの出力信号OUTの電位の
フィードバック量を制御して、出力バッファ回路の出力
特性を可変することができる。
【0074】実施の形態8.図16はこの発明の実施の
形態8による出力バッファ回路を示す回路図であり、図
において、52は容量8とNchトランジスタ37のゲ
ートとを接続するノードFH4に接続されたプルダウン
抵抗(第1プルダウン抵抗)、53は容量19とPch
トランジスタ30のゲートとを接続するノードFL2に
接続されたプルアップ抵抗(第1プルアップ抵抗)であ
る。54はNchトランジスタ26のゲートと、Pch
トランジスタ29とNchトランジスタ27とを接続す
るノードとの間に接続されたプルダウン抵抗(第2プル
ダウン抵抗)である。尚、その他の構成要素は、図11
に示す実施の形態4の出力バッファ回路のものと同じな
ので、同一の参照符号を用いる。
【0075】次に、動作について説明する。ノードFH
4にプルダウン抵抗52、ノードFL2にプルアップ抵
抗53、そして、Nchトランジスタ26のゲートにプ
ルダウン抵抗54を付加しているので、Hレベルの出力
信号OUTを出力する定常状態において、Nchトラン
ジスタ37はOFFし、ノードGH2の電位はHレベル
を維持し、Hレベルの出力信号OUTを出力する出力用
トランジスタとしてのNchトランジスタ31はOFF
しないため、安定してHレベルの出力信号OUTを出力
することが可能となる。
【0076】同様に、Lレベルの出力信号OUTを出力
する定常状態において、Nchトランジスタ26はOF
Fし、ノードGL1の電位はHレベルとなり、Lレベル
の出力信号OUTを出力する出力用トランジスタとして
のNchトランジスタ12はOFFしないので、安定し
てLレベルの出力信号OUTを出力することが可能とな
る。尚、この構成は、図1,7,9に示した実施の形態
1,2,3の出力バッファ回路にも適応できる。
【0077】以上説明したように、実施の形態8によれ
ば、プルアップ抵抗やプルダウン抵抗を、出力信号OU
Tの電位を出力用トランジスタへフィードバックする途
中に組み込み、さらに、Lレベル出力用トランジスタの
動作を制御するためのトランジスタのゲートにプルダウ
ン抵抗を組み込むように構成したので、出力信号OUT
を出力する出力定常状態において、出力用トランジスタ
はOFFしないため、安定して所定レベルの出力信号O
UTを出力することができる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、出力
バッファ回路から出力される出力信号の電位を検出する
ための容量、および、容量で検出された出力信号の電位
を出力用トランジスタへフィードバックするようにトラ
ンジスタを用いてフィードバック手段を構成したので、
出力用トランジスタのドライブ能力を負荷容量の大きさ
に応じて制御することができ、出力端子に接続された負
荷容量が変動した場合であっても、出力信号が所定レベ
ルに達するまでの時間を一定に保つことができる。ま
た、出力端子から出力信号が出力されない場合では、出
力信号の電位を出力用トランジスタへフィードバックす
るためのフィードバック手段の動作をOFFするように
構成したので、入出力回路へ組み込まれた場合でも誤動
作を引き起こすことはなくなるという効果がある。
【0079】この発明によれば、所定電位のパルスを所
定時間だけ出力するパルス発生回路を、出力信号の電位
を出力用トランジスタへフィードバックする途中に設け
るように構成したので、出力信号の電位を出力用トラン
ジスタへフィードバックする期間を可変することができ
る。これにより、出力信号の電位のフィードバックによ
り、出力用トランジスタのドライブ能力を制御する機能
に加え、出力定常状態になった後も安定して所定レベル
の出力信号を出力することができるという効果がある。
【0080】この発明によれば、それぞれが所定レベル
のパルスを出力する時間の異なる複数のパルス発生回路
をセレクタで選択できるように構成したので、出力信号
の電位を出力用トランジスタへフィードバックする期間
を可変することができ、出力信号の特性を用途に応じて
可変することができるという効果がある。
【0081】この発明によれば、出力信号の電位を検出
する容量の大きさをセレクタにより選択できるように、
また、出力用トランジスタの動作を制御するトランジス
タを、セレクタでON/OFFさせ、トランジスタのサ
イズを変えるように構成したので、単位時間当たりの出
力信号の電位のフィードバック量を制御して、出力バッ
ファ回路の出力特性を可変することができるという効果
がある。
【0082】この発明によれば、プルアップ抵抗やプル
ダウン抵抗を、出力信号OUTの電位を出力用トランジ
スタへフィードバックする途中に組み込み、さらに、L
レベル出力用トランジスタの動作を制御するためのトラ
ンジスタのゲートにプルダウン抵抗を組み込むように構
成したので、出力信号を出力する出力定常状態におい
て、出力用トランジスタはOFFしないため、安定して
所定レベルの出力信号OUTを出力することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による出力バッファ
回路を示す回路図である。
【図2】 図1に示す出力バッファ回路の動作を示す説
明図である。
【図3】 図1に示す出力バッファ回路の動作を示す説
明図である。
【図4】 図1に示す出力バッファ回路の動作を示す説
明図である。
【図5】 図1に示す出力バッファ回路の動作を示す説
明図である。
【図6】 図1に示す出力バッファ回路の動作を示す説
明図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による出力バッファ
回路を示す回路図である。
【図8】 図7に示す出力バッファ回路の動作を示す説
明図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による出力バッファ
回路を示す回路図である。
【図10】 図9に示す出力バッファ回路の動作を示す
説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態4による出力バッフ
ァ回路を示す回路図である。
【図12】 図11に示す出力バッファ回路の動作を示
す説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態5による出力バッフ
ァ回路を示す回路図である。
【図14】 この発明の実施の形態6による出力バッフ
ァ回路を示す回路図である。
【図15】 この発明の実施の形態7による出力バッフ
ァ回路を示す回路図である。
【図16】 この発明の実施の形態8による出力バッフ
ァ回路を示す回路図である。
【図17】 従来の出力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【図18】 図17に示す従来の出力バッファ回路の動
作を示す説明図である。
【図19】 従来の他の構成の出力バッファ回路を示す
回路図である。
【図20】 図19に示す出力バッファ回路を組み込ん
だ入出力回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 Pchトランジスタ(出力用トランジスタ)、2
Pchトランジスタ(フィードバック制御手段)、3,
4,6,7 Nchトランジスタ(フィードバック制御
手段)、5,23,35 Pchトランジスタ(制御ト
ランジスタ)、8 Hレベル出力用の容量(第1容
量)、9 NORゲート、10,11,21,24,2
8,36 インバータ、12,31 出力用Nchトラ
ンジスタ(出力用トランジスタ)13,25,26,3
7,39,40,41 Nchトランジスタ(フィード
バック手段)、14,15,17,18,22,29,
30,32 Pchトランジスタ(フィードバック手
段)、16,27,38 Nchトランジスタ(制御ト
ランジスタ)、19 Lレベル出力用の容量(第2容
量)、20 NANDゲート、33 Pchトランジス
タ、34 Nchトランジスタ、42,42−1 第1
パルス発生回路(パルス発生手段)、42−2 第3パ
ルス発生回路(パルス発生手段)、43,43−1 第
2パルス発生回路(パルス発生手段)、43−2 第4
パルス発生回路(パルス発生手段)、45−1セレクタ
(第3セレクタ)、45−2 セレクタ(第4セレク
タ)、46 容量(第1容量)、47 容量(第3容
量)、48,49 Nchトランジスタ(第1トランジ
スタ)、50 セレクタ(第1セレクタ)、51 セレ
クタ(第2セレクタ)、52 プルダウン抵抗(第1プ
ルダウン抵抗)、53 プルアップ抵抗(第1プルアッ
プ抵抗)、54 プルダウン抵抗(第2プルダウン抵
抗)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子から入力される入力信号のレベ
    ルに応じて、出力端子から出力される出力信号へ電圧を
    供給する出力用トランジスタと、 前記出力信号の電位を検出する容量と、 前記容量と前記出力用トランジスタとの間に接続され、
    前記容量を介して得られた前記出力信号の電位をフィー
    ドバックして前記出力用トランジスタのゲートの電位を
    制御し、前記出力端子に接続された負荷の容量の変動に
    係わらず、前記出力信号が所定レベルへ一定の時間で到
    達するように、前記出力用トランジスタのドライブ能力
    を制御するトランジスタからなるフィードバック制御手
    段と、前記出力信号を出力しない場合に前記フィードバ
    ック手段の動作をOFFするように制御する制御トラン
    ジスタとを備えた出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 出力用トランジスタは、Hレベルの出力
    信号が出力される場合にHレベルの電圧を供給するPc
    hトランジスタ、および、Lレベルの出力信号が出力さ
    れる場合にLレベルの電圧を供給するNchトランジス
    タであることを特徴とする請求項1記載の出力バッファ
    回路。
  3. 【請求項3】 出力用トランジスタは、Hレベルの出力
    信号が出力される場合にHレベルの電圧を供給するNc
    hトランジスタ、および、Lレベルの出力信号が出力さ
    れる場合にLレベルの電圧を供給するNchトランジス
    タであることを特徴とする請求項1記載の出力バッファ
    回路。
  4. 【請求項4】 容量は、Hレベルの出力信号が出力され
    る場合に、前記出力信号の電圧を検出する第1容量と、
    Lレベルの出力信号が出力される場合に、前記出力信号
    の電圧を検出する第2容量とを備えていることを特徴と
    する請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の
    出力バッファ回路。
  5. 【請求項5】 第1容量あるいは第2容量と並列に設け
    られ、前記第1容量あるいは前記第2容量と異なる容量
    の第3容量と、前記第1容量あるいは前記第2容量と前
    記第3容量とのいずれかを選択する第1セレクタとをさ
    らに備えていることを特徴とする請求項4記載の出力バ
    ッファ回路。
  6. 【請求項6】 HレベルあるいはLレベルの出力信号を
    供給する出力用トランジスタに接続され、第1容量ある
    いは第2容量で検出された出力信号の電位を前記出力用
    トランジスタへフィードバックするため、前記出力用ト
    ランジスタのゲートと接地電源との間に直列に接続され
    た複数のトランジスタと、前記複数のトランジスタのい
    ずれかを選択して前記トランジスタのサイズを可変する
    第2セレクタとを、フィードバック制御手段はさらに備
    えていることを特徴とする請求項4記載の出力バッファ
    回路。
  7. 【請求項7】 入力端子から入力された入力信号に基づ
    いて起動し、所定レベルのパルスを所定時間だけフィー
    ドバック制御手段へ出力して、容量で検出された出力信
    号の電位を出力用トランジスタのゲートへフィードバッ
    クする時間を制御するパルス発生手段をさらに備えてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいず
    れか1項記載の出力バッファ回路。
  8. 【請求項8】 パルス発生手段は、Hレベルの出力信号
    が出力される場合に、Hレベルのパルスを所定時間だけ
    フィードバック制御手段へ供給し、Hレベルの前記出力
    信号を供給するための出力用トランジスタのドライブ能
    力を制御する第1パルス発生回路と、 Lレベルの出力信号が出力される場合に、Lレベルのパ
    ルスを所定時間だけ前記フィードバック制御手段へ供給
    し、Lレベルの前記出力信号を供給するための出力用ト
    ランジスタのドライブ能力を制御する第2パルス発生回
    路とを備えていることを特徴とする請求項7記載の出力
    バッファ回路。
  9. 【請求項9】 第1パルス発生回路と並列に設けられ、
    前記第1パルス発生回路がフィードバック制御手段へH
    レベルのパルスを出力する時間と異なる時間だけ、Hレ
    ベルのパルスを前記フィードバック制御手段へ出力する
    第3パルス発生回路と、 第2パルス発生回路と並列に設けられ、前記第2パルス
    発生回路がパルスを前記フィードバック制御手段へ出力
    する時間と異なる時間だけ、Lレベルのパルスを前記フ
    ィードバック制御手段へ出力する第4パルス発生回路
    と、 前記第1パルス発生回路と第3パルス発生回路とのいず
    れかを選択する第3セレクタと、 前記第2パルス発生回路と第4パルス発生回路とのいず
    れかを選択する第4セレクタとをさらに備えたことを特
    徴とする請求項8記載の出力バッファ回路。
  10. 【請求項10】 第1容量に接続された第1プルダウン
    抵抗と、第2容量に接続された第1プルアップ抵抗と、 Lレベルの出力信号を出力する場合に、Lレベルの出力
    信号を供給する出力用トランジスタのゲートと接地電源
    との間に接続されたトランジスタのゲートと前記第2容
    量との間に接続された第2プルダウン抵抗とをさらに備
    えたことを特徴とする請求項4記載の出力バッファ回
    路。
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