JP2001273374A - 教育システム及び教育方法 - Google Patents

教育システム及び教育方法

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JP2001273374A
JP2001273374A JP2000088592A JP2000088592A JP2001273374A JP 2001273374 A JP2001273374 A JP 2001273374A JP 2000088592 A JP2000088592 A JP 2000088592A JP 2000088592 A JP2000088592 A JP 2000088592A JP 2001273374 A JP2001273374 A JP 2001273374A
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Japan
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educational
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JP2000088592A
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English (en)
Inventor
Akiyuki Nagase
昭幸 永瀬
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Nagase Brothers Inc
Original Assignee
Nagase Brothers Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 教育情報をその特性に応じて効率的に提供す
るとともに各受講生の学習状況に応じた教育情報を提供
することによって総合的に学習効果の向上を図る。 【解決手段】 教育事業者の提供する施設104で直接
又はビデオテープにより、あるいは衛星放送を受信して
講義を受講する形態と、教育事業者のコンピュータ13
と受講生のパーソナルコンピュータ11とをインターネ
ット12を介して接続し教育情報の送受信を行う形態
と、衛星放送によって送信された教育情報を自宅のテレ
ビジョン受像機28で視聴する形態からなる3つの情報
流通チャネルを備え、伝送される教育情報の特性に応じ
たチャネルを用いることにより教育システムを構築す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送や通信等の種
々の伝送手段を利用して教育を行う教育システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、予備校、学習塾、専修学校、大学
等の教育情報を提供する事業者においては、受講生が選
択するコースや学年等に応じてカリキュラムが編成され
ている。講義が行われる時間や場所は教育事業者によっ
て設定されており、受講生は希望する講義を受ける場合
には、設定された時刻に設定された場所まで出向いて受
講する形態が一般的であった。
【0003】予備校,学習塾あるいは専修学校のよう
に、他の時間帯に高校や中学校あるいは大学等の他の学
校に通っている受講生や、職業に就いている受講生を対
象とする場合には、都合の良い時間帯や通学可能な場所
も個々の受講生ごとに異なり、開講時間や場所を画一的
に設定することが困難であり、受講生の種々のライフス
タイルに適合させることができなかった。
【0004】また、講義が行われる施設の収容人員の制
限があるため、同一の講義を一度に受講できる人数も限
定されていた。
【0005】このような時間と場所に対する制約を緩和
あるいは取り去るために、講義を教室やスタジオで行
い、この映像を通信又は放送衛星等を介してアンテナ等
の受信設備を有する校舎に配信し、受信した映像を教室
で視聴するという形態の授業が行われるようになった。
このため、距離の遠近にかかわらず複数の校舎で同一の
講義を受講することが可能となり、場所や収容人員の制
約を緩和することができた。
【0006】また、教室やスタジオで行われた授業をビ
デオテープに収録し、他の時間帯に再生して教室に集ま
った受講生が視聴したり、このビデオテープを他の校舎
まで配送して当該校舎で同様に再生したり、授業が収録
されたビデオテープを個々の受講生に貸与し、受講生が
個別にパーティションによって区切られたブース等で個
別に視聴する形態の授業も行われている。
【0007】このように種々の受講形態を採用すること
によって、受講生は各自のライフスタイルに適した受講
形態を選択することができるようになった。
【0008】一方、教育事業者によって提供される種々
の講座は半年間あるいは一年間等の所定の期間のうちに
一定の内容を習得させることを目的とするため、講義の
なかに含めて提供するものを取捨選択さざるを得ない。
従って、主となる講義に含めることができないものにつ
いては、新たな講座が設けられたり、副教材や宿題等の
形で受講生の自主的な学習に委ねられたりしていた。
【0009】また、受講生のライフスタイルに適合する
ように受講形態が個別化されることによって、受講生の
自宅において教育情報が提供される割合も増加しつつあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受講生
の自主的な学習に委ねられる部分あるいは自宅において
提供される教育情報については、学習の実行が受講生の
自主性に委ねられるため、教育事業者としても学習状況
について充分に把握することが難しく、自宅での学習を
有効に活用して、総合的な学習効果の向上を図ることが
できなかった。
【0011】本発明は、かかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、教育情報の提供形態の個別化に対応して、教育情報
をその特性に応じた手段を用いて効率的に提供するとと
もに、受講生の学習状況を把握して、各受講生の学習状
況に応じた教育情報を提供することによって総合的に学
習効果の向上を図る教育システム及び教育方法を提供す
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、教育事業者と受講生との間で教育情報を伝
送することにより教育を行う教育システムにおいて、教
育事業者から受講生に向けて教育情報を提供する教育情
報提供手段と、教育事業者から受講生に向けて教育情報
を送信するとともに受講生からの情報を受信する教育事
業者側送受信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】このように、教育情報提供手段と、教育事
業者側送受信手段を備えることにより、教育情報の特性
に応じて、教育情報提供手段又は教育事業者側送受信手
段を利用して教育情報の受講生への伝送を行うことがで
きる。すなわち、教育情報が教育事業者から受講生への
少なくとも一方向の提供に適するものであれば教育情報
提供手段によって伝送し、教育事業者と受講生との間の
双方向の情報の送受信が必要なものであれば教育事業者
側送受信手段を用いて受講生との間で送受信を行うこと
ができる。教育情報は教育情報の内容や目的に基づく実
質的特性の面から教育事業者から受講生への提供に適す
るものと双方向の授受が必要なものとに分類することが
できるので、教育情報を伝送する際にこのような実質的
特性に応じて教育情報提供手段と教育事業者側送受信手
段のいずれか又は両方を選択することができる。また、
教育情報は情報の形態や情報量のような物理的特性の面
から分類することもできる。教育情報提供手段及び教育
事業者側送受信手段は、その物理的特性によって伝送可
能な情報の形態や単位時間当たりに伝送可能な情報量
(容量)等が異なる場合がある。従って、本発明によれ
ば、アナログ又はデジタルデータであるか、あるいは、
いかなる周波数帯域の搬送波を用いて信号を伝送するか
等の情報の形態や、動画のようにデジタルデータ化した
際の情報量が大きいものであるか等の情報量のような教
育情報の物理的特性を考慮し、教育情報提供手段又は教
育事業者側送受信手段のうち伝送に適した物理的特性を
有する手段を選択して伝送することができる。このよう
に、教育情報の特性に応じて伝送に用いる手段を選択す
ることができるので、システム全体としてより効率的な
教育情報の伝送が可能となる。
【0014】伝送されるべき教育情報の物理的特性を、
拡張子で表示されるファイルタイプ等やビット数で表示
される情報量等の指標を利用してシステム全体を管理制
御するコンピュータによって判定し、この判定結果に基
づいて教育情報提供手段又は教育事業者側送受信手段の
いずれを用いるかを決定し、当該手段によって伝送させ
るようにしてもよい。一方向の提供に適しているか双方
向の送受信が必要であるか等の教育情報の実質的特性を
示す指標をデータに加えて、このような指標を利用して
同様にコンピュータによって実質的特性を判定し、いず
れの手段を用いるかを決定するようにしてもよい。
【0015】ここで、教育情報とは、受講生に一定の知
識や技能を習得させることを目的として、教育事業者か
ら受講生に対して提供される情報に限らず、受講生から
教育事業者側に伝送される情報も含む。
【0016】また、教育情報提供手段と教育事業者側送
受信手段は、異なる伝送手段である場合に限られない。
すなわち、教育情報提供手段が、受講生からの情報を受
信することができるような伝送手段を有していてもよ
い。
【0017】前記教育情報提供手段は、教育情報を記憶
させた教育情報記録媒体と、記憶された教育情報を該教
育情報記録媒体から読み出して映像及び音声の少なくと
もいずれかに変換する教育情報変換手段とを含むことが
好適である。
【0018】直接講師によって行われた講義又は放送電
波のような伝送媒体を介して伝送された講義のようにリ
アルタイムで提供される教育情報を教育情報記録媒体に
記録しておけば、情報変換手段を備えることにより、場
所又は時間を移して同一の教育情報を受領することがで
きる。すなわち、受講生の受講形態の自由度が広がり、
受講生のライフスタイルに合わせた受講形態で教育情報
を提供することができる。
【0019】また、前記教育情報提供手段は、教育情報
を放送網を介して送信するための放送電波送信手段を含
むようにしてもよい。
【0020】教育情報提供手段としては、種々の伝送手
段を用いることができるが、動画を主とし、情報量が多
い教育情報については、放送網を介して送信することが
できる。
【0021】また、前記放送網は人工衛星を中継手段と
して情報を伝送するようにしてもよい。
【0022】放送網を介して教育情報を提供する場合に
は、地上放送のみならず、通信衛星又は放送衛星を中継
手段として電波を送受信する衛星放送を用いることもで
きる。このように人工衛星を中継手段として用いれば、
より広範囲に教育情報を送信することができる。
【0023】また、前記教育情報提供手段は、前記放送
網を介して教育情報を受信する放送電波受信手段を含む
ようにしてもよい。
【0024】このように放送電波送信手段に加えて放送
電波受信手段を備えることにより、教育事業者が、放送
電波によって送信された教育情報を受信して受講生に提
供する施設を自ら設置して、同質の教育情報をより広範
囲で提供することができる。
【0025】また、前記教育情報変換手段を、教育事業
者の提供する施設に設置してもよい。
【0026】このように、教育情報変換手段を教育事業
者が提供する施設に設置して、受講生がその施設に出向
いて教育情報の提供を受けるようにすれば、教育事業者
が立地条件や設備等の諸条件を考慮して施設を設置する
ことができるので、より受講に適した環境を含めて受講
生に提供することができる。
【0027】また、前記教育情報変換手段を、受講者の
自宅に設置してもよい。
【0028】このように、教育情報変換手段を受講生の
自宅に設置して、受講生が自宅に居ながらにして教育情
報の提供を受けるようにすれば、受講生は自宅に居なが
らにして教育情報の提供を受けることができるので、交
通事情等により通学の困難な受講生等も教育情報の提供
を受けるための手間を省くことができる。
【0029】前記教育事業者側送受信手段は、特定の受
講生の管理を担当する者が当該受講生との間で情報の送
受信を行う管理担当者送受信手段を含むことが好適であ
る。
【0030】このようにすれば、受講生は、特定の受講
生の管理を担当する管理担当者との間でも教育情報の送
受信を行うことができる。教育事業者の施設に出向いて
教育情報の提供を受ける受講生の場合には、管理担当者
と直接面談することができるが、受講生一人当たりに割
ける時間にも制約があるので、管理担当者送受信手段を
用いて間接的にもコミュニケーションを図ることができ
れば、受講生はよりスムーズに学習を進めることができ
るし、管理担当者は受講生の学習状況をより的確に把握
して適切なフォローを行うことができるので、学習効果
をさらに高めることができる。また、教育事業者の提供
する施設を利用せずに自宅で学習する受講生は、教育事
業者の提供する施設を利用する受講生と同様のコミュニ
ケーションが可能となるので、質問や相談等によって管
理担当者から充分なフォローを受けることができるし、
教育事業者は直接顔を合わせない受講生の学習状況につ
いても的確な把握が可能となる。
【0031】また、受講生は、前記教育事業者側送受信
手段とネットワークを介して接続される受講生側送受信
手段によって、教育事業者から送信される教育情報を受
信するとともに前記教育事業者に向けて情報を送信する
ことが好適である。
【0032】受講生は、このように受講生側送受信手段
を備えることにより、双方向の情報の送受信が必要な教
育情報の提供を受けることができる。
【0033】前記ネットワークは、TCP/IPプロト
コルに従って情報の送受信を行う通信ネットワークであ
るようにしてもよい。
【0034】教育事業者と受講生との間での情報の送受
信には、TCP/IPプロトコルに従う、いわゆるイン
ターネットを利用することができるが、これに限られな
い。情報の送受信にインターネットを利用すれば、利用
可能なハードウエアやアプリケーションが豊富に提供さ
れているので、簡便に教育を受けることができる。
【0035】また、本発明は、受講生に、該受講生が教
育事業者から教育情報の提供を受ける受講場所として、
受講生の自宅及び、1又は複数の教育事業者が提供する
施設を含む選択肢から、少なくとも受講生の自宅を含む
1又は複数の場所を選択させるステップと、前記選択さ
れた受講場所のいずれかに向けて教育情報を提供するス
テップと、前記教育情報に関連する第1の関連教育情報
を前記受講生の自宅に向けて伝送するステップと、前記
教育情報に関連する第2の関連教育情報を、教育事業者
のコンピュータからネットワークを介して取得可能な記
録媒体に格納するステップと、前記受講生からの前記第
2の関連教育情報の送信要求を受信するステップと、受
講生からの送信要求に応じて、前記教育事業者のコンピ
ュータが前記記録媒体に格納された第2の関連教育情報
を取り出し、ネットワークを介して前記受講生に向けて
送信するステップと、前記送信された第2の関連教育情
報に対して受講生から送信された情報を受信するステッ
プと、を含む教育方法である。
【0036】教育情報は、所定の学習目標に基づいて編
成されたカリキュラムの中で互いに連関し合っている。
このように相互に関連する教育情報によって構成される
カリキュラムの中で、特定の講座のような特定の教育情
報を選択した場合には、カリキュラムを構成する他の教
育情報は、この特定の教育情報に対する関連教育情報と
規定することができる。このように、特定の教育情報と
して、受講生全員に対して統一的に提供するのが適切な
教育情報を含む主要カリキュラムが選択された場合に
は、この主要カリキュラムを補充するカリキュラムとし
て位置付けられる教育情報は関連教育情報と規定され
る。受講生は主要カリキュラムである特定の教育情報の
提供を受ける場所を自宅を含めた複数の場所の中から選
択することにより、まず中心となる受講場所を選択す
る。主要カリキュラムは学習の中心をなすので、この受
講場所を受講生の選択に委ねることにより、学習全体を
効率的に進めて学習効果を高めることができる。補充カ
リキュラムのうち、受講生からの情報の送信を必要とす
るものについては第2の関連教育情報として受講生の送
信要求に応じて提供されるようにし、受講生の自宅に向
けて伝送することによって目的を達成できるものについ
ては第1の教育情報として受講生の自宅に向けて伝送す
れば、システム全体として効率的な情報伝送が可能とな
る。
【0037】ここで、関連教育情報としては、例えば、
ア)反復練習を要する学習内容であり学習の基礎をなす
もの,イ)学校情報,入試情報,職業情報や資格情報,
ウ)受講生の学習の動機付けとなる情報,エ)学習方法
や健康管理等についての情報があるが、これらに限られ
ない。
【0038】ここで、教育事業者から受講生に第1の関
連教育情報を提供する際には、通信ネットワークや放送
網を含む種々の伝送路を介して提供することができる。
【0039】また、特定の教育情報と関連教育情報がそ
れぞれ主要カリキュラムと補充カリキュラムである場合
を例として説明したが、特定の教育情報と関連教育情報
はこれらに限られず、カリキュラム全体の中で特定の教
育情報を選択した場合には、他の教育情報は当該特定の
教育情報の関連教育情報として規定できるものである。
従って、特定の教育情報が、主要カリキュラムに加えて
補充カリキュラムの一部を含むものであってもよい。
【0040】また、前記第2の関連教育情報に対して受
講生から送信された情報に応じて、前記教育事業者のコ
ンピュータが第3の関連教育情報を前記記録媒体から取
り出し、ネットワークを介して前記受講生に向けて送信
するステップを含むようにしてもよい。
【0041】このように、教育事業者側から第2の関連
教育情報を伝送するだけでなく、受講生からの送信情報
に応じてさらに第3の関連教育情報を伝送するようにす
れば、教育事業者と受講生との間でより双方向的な教育
情報の授受が可能となる。
【0042】また、前記第1の関連教育情報を前記受講
生の自宅に向けて伝送するステップは、放送網を介して
前記第1の関連教育情報を前記受講生の自宅に向けて送
信するステップを含むようにしてもよい。
【0043】また、前記選択された受講場所が受講生の
自宅のみである場合には、前記選択された受講場所のい
ずれかに向けて教育情報を提供するステップは、前記教
育情報を放送網を介して前記受講生の自宅に送信するス
テップを含むようにしてもよい。
【0044】また、前記選択された受講場所が、教育事
業者が提供する施設である場合には、前記選択された受
講場所のいずれかに向けて教育情報を提供するステップ
は、前記教育情報を放送網を介して前記教育事業者が提
供する施設に送信するステップを含むようにしてもよ
い。
【0045】また、前記選択された受講場所が、教育事
業者が提供する施設である場合には、前記選択された受
講場所のいずれかに向けて教育情報を提供するステップ
は、前記教育事業者が提供する施設において出席した受
講生に対して講師が直接教育情報を伝達するステップを
含むようにしてもよい。
【0046】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0047】図1は、本発明に係る教育システムの全体
の概略構成を示すブロック図である。
【0048】まず、本発明は教育事業者と受講生との間
に3つの情報流通チャネルを設け、カリキュラムの中で
の各教育情報相互の関連性又は位置付けに応じ、最も適
したチャネルを通じて情報の提供又は授受を行うことに
よって、総合的な学習効果を高めるものである。ここ
で、3つのチャネルは、校舎で受講生が講義を受ける形
態で教育情報の授受を行うチャネルと、教育事業者と受
講生のパーソナルコンピュータ等の端末とを通信ネット
ワークを介して接続して教育情報の授受を行うチャネル
と、教育事業者が衛星放送を通じて教育情報を送信する
チャネルから構成される。
【0049】まず、教育事業者が企画提供するカリキュ
ラムについて説明する。図2はカリキュラムを構成する
各教育情報の連関を模式的に示す。
【0050】カリキュラムは、学習すべき標準的な内容
を包含する主要カリキュラムと、主要カリキュラムを補
充する補充カリキュラムとに大別される。ここでカリキ
ュラムは必ずしも教科の学習内容に限られず、種々の教
育情報をも含むものである。
【0051】主要カリキュラムは、カリキュラム全体の
中では、導入の役割を果たすものである。講座の目的に
応じて受講生が習得するべき項目が確定され、その項目
に基づいて講座の具体的な内容が決定される。このよう
にして、カリキュラム編成の基準となる標準的な内容を
盛り込んだ講座によって主要カリキュラムが構成され
る。
【0052】主要カリキュラムは、上述のように導入と
しての役割を期待されているものであるから、講義の形
態を通して、まず受講生全員に対して統一的に提供する
のが適切である。このような主要カリキュラムについて
は、講座の企画意図に基づき想定される標準的な受講生
を対象として、講義内容が選択される。
【0053】受講生は、講義によって提供される情報を
すべて習得することが期待されているが、個々の受講生
の進度や能力等の諸条件によって全受講生が100%習
得することは難しい。従って、各受講生が自ら練習問題
を解く等の作業を行う(反復練習)ことにより、講義に
よって提供された情報に繰り返し触れ、あるいはこのよ
うな情報に関連するトレーニングを行うことによって知
識を定着させることが望ましい。また、それまでの学習
によって必要な事項が習得されているか否かを確認(達
成度確認)する必要もある。さらに、志望校への合格と
いう目標へ向けて学習を継続させるためには、受講生に
日々の学習に対する動機付けを行うことも必要である。
また、学習方法や健康管理等についての情報(学習指
導)を提供することにより学習を円滑に進めることがで
きる。また、学校情報,入試情報,職業情報及び資格情
報等の各種進路に関する情報も受講生にとっては重要な
情報である(これらの情報は「動機付け」又は「学習指
導」に含めることができる。)。また、主要カリキュラ
ムには時間の制約もあるので、講義に盛り込むことので
きない事項が生じる。また、標準的な受講生を想定して
いるため、実際には、講義を聴いても充分に理解できな
い受講生やさらに学習したいと感じる受講生がいる。従
って、充分に理解できない受講生に対しては補足的な情
報を提供し、さらに学習したい受講生にはより高度な情
報を提供することが好ましい(これらの情報は主要カリ
キュラムの学習そのものを補充するという観点から「反
復練習」に含めることができる。)。
【0054】補充カリキュラムとは、上述したような内
容を含む情報から構成され、主要カリキュラムの内容を
多面的に補充することによって学習効果を高めるもので
ある。
【0055】以下、各チャネルごとに分けて本発明に係
るシステムの内容を説明する。
【0056】<校舎における講義チャネル>このチャネ
ルにおける受講生の基本的な受講形態は、教室における
講師の講義に受講生が出席して受講するものである。
【0057】このような受講形態を基本としつつ、ここ
から派生する異なる形態での受講も可能である。例え
ば、教室あるいはスタジオ101で行われた講義をビデ
オカメラ102で撮影し、ビデオテープ,DVD等の記
録媒体103(以下、ビデオテープを例として説明する
が記録媒体はこれに限られない。音声のみを記録するカ
セットテープやCD−ROMのような記録媒体に記録し
ても良い。)に録画し、所定の時間帯に教室104に複
数の受講生を集め、ビデオデッキ105で再生し、テレ
ビジョン受像機106によって放映することにより受講
する形態をとることができる(ここで、ビデオデッキ及
びテレビジョン受像機が教育情報変換手段に相当す
る。)。各受講生が都合の良い時間帯にビデオテープを
借り受け、あるいはパーテーション等で仕切られたブー
ス107で個別にビデオデッキで再生し、テレビジョン
受像機108から視聴することにより受講する形態をと
ることもできる。収録した講義は、講義あるいは収録が
行われた校舎(以下、「本部校」という。)のみではな
く、衛星放送網を通じて配信することにより、受信設備
を備えた別の校舎(以下、「支部校」という。)200
で放映,録画等により利用することができる。このよう
にすれば、各受講生は、都合の良い時間帯に通いやすい
場所にある教室で同質の講義を受けることができる。
【0058】上述したような受講形態を実現するため
に、本部及び支部校200は、講義のための教室10
4,あるいは講義収録のためのスタジオ101,ビデオ
カメラ等の撮影装置102やビデオデッキ等の録画/再
生装置105,モニタ等の放映装置106,108,2
03を備える。図1には本部校と支部校が1つの場合を
示しているが、本発明は支部校が複数する場合にも当然
適用できるものである。また、本発明においては、上述
の本部校の機能を有する施設が複数存在してもよいし、
上述の本部校の機能を複数の施設に分散して備えるよう
にしてもよい。
【0059】主要カリキュラムのスケジュールは本部校
に設置された管理サーバ(コンピュータ)1の記憶装置
2に格納される。また、主要カリキュラムの各講義の録
画データは第1教育情報記憶装置に格納される。管理サ
ーバ1からの指示に従って、第1教育情報提供制御サー
バ(コンピュータ)4が第1教育情報記憶装置3から録
画データを取り出し、衛星放送の放送電波送信装置(放
送電波送信手段)5を制御し、通信衛星または放送衛星
等の人工衛星を介して支部校200へ録画データを送信
する。また、第1教育情報提供制御サーバ4は、ビデオ
デッキ等の再生装置105及びモニター106,108
等の放映装置を制御し、カリキュラムに従って校舎内で
の放映を行う。図3に示すように、支部校200には、
人工衛星を介して送信される録画データ等を受信する放
送電波受信装置(放送電波受信手段)205,受信され
た録画データを記憶する受信データ記憶装置202が設
けられ、これらの装置は支部校舎に設置された支部管理
サーバ201によって制御される。また、支部管理サー
バ201は、本部校舎の管理サーバ1と通信ネットワー
ク12等を介して接続され、データの伝送を行う。
【0060】第1教育情報提供制御サーバ4はビデオサ
ーバであってもよい。第1教育情報記憶装置3は第1教
育情報提供制御サーバ4に内蔵又は接続されたハードデ
ィスクのような記憶装置であり、管理サーバ1の指示に
より第1教育情報提供制御サーバ4が記憶されているデ
ータを読み出すものでもよい。また、第1教育情報記憶
装置3はビデオラック等のようにビデオテープやビデオ
ディスクのような記録媒体を機械的に収納する装置であ
ってもよく、このような収納装置から自動的あるいは手
動で記録媒体を取り出し、第1教育情報提供制御サーバ
4に装填し、放送するようにしてもよい。同様に支部管
理サーバ201及び受信データ記憶装置202はビデオ
サーバ及びハードディスクのような記憶装置であっても
よいし、受信データ記憶装置202が記録媒体を機械的
に収納する装置であってもよい。
【0061】第1教育情報提供サーバ4から衛星放送に
よって送信される情報は、主要カリキュラムに限られ
ず、教育情報の実質的内容や物理的特性に応じて、他の
関連する教育情報を送信するようにしてもよい。
【0062】<双方向通信チャネル>このチャネルで
は、受講生が操作する端末を利用して教育情報の授受を
行う。
【0063】まず、このチャネルでの情報の授受に関係
する装置の概略構成について図1を参照して説明する。
受講生の自宅等にパーソナルコンピュータ等の端末(受
講生端末)11が設置されており、電話回線,ISDN
回線等の通信ネットワーク12を介してインターネット
に接続できる状態に設定されるとともにHTMLファイ
ルを解釈してWebページを表示させるブラウザが搭載
されている。教育事業者側では、インターネット上にW
WW(World Wide Web)サーバ(コンピュータ)13及
びメールサーバ(コンピュータ)14が設置されてい
る。WWWサーバ13は各種データベースを管理するデ
ータベースサーバ(コンピュータ)15にLAN等のネ
ットワークによって接続されている。WWWサーバ1
3,メールサーバ14,データベースサーバ15はいず
れも管理サーバ1にLAN等のネットワークによって接
続される。また、管理サーバ1には、特定の受講生の管
理を担当する担任(管理担当者)が管理するパーソナル
コンピュータ等の端末(担任端末)16がLAN等のネ
ットワークによって接続されている。担任端末16は、
LAN又はインターネット等のネットワークによりメー
ルサーバ14に接続することができる。ここで、担任と
は、各受講生の個別管理を担当する者であり、各受講生
の学習状況を把握し、必要なフォローアップを行う。
【0064】図4,図8,図12,図15及び図19
は、受講生端末11を用いた情報の送受信の手順の概略
を示すフローチャートである。
【0065】まず、受講生が教育事業者のWWWサーバ
13にインターネットを介して接続する。受講生がUR
L(Uniform Resource Locators)を入力すると(ステ
ップ(S)1)、このURLによって特定されるHTM
L(Hypertext Markup Language)で記述されたホーム
ページがWWWサーバ13から受講生のパーソナルコン
ピュータに送信され(ステップ2)、ディスプレイ上に
表示される。図5は、教育事業者が開設するホームペー
ジが表示された受講生端末11のディスプレイの表示例
を示す。
【0066】ホームページには、受講生専用のWebペ
ージにリンクが張られており、「東進生はここをクリッ
ク MY HOME PAGE」と表示されている領域
にポインタを移動させてマウスをクリックすると(ステ
ップ3)、WWWサーバ13からログイン画面が送信さ
れ(ステップ4)、図6に示す受講生専用のログイン画
面が受講生端末11のディスプレイに表示される。
【0067】ログイン画面において、受講生は学籍番号
及びパスワードの入力を要求される。受講申し込みの際
に各受講生に学籍番号が一意的に付与されているので、
この学籍番号をIDとして用いる。また、各受講生に
は、ログイン用のパスワードも付与されているので、受
講生は学籍番号及びパスワードを所定のスペースに入力
し、送信ボタンをクリックする(ステップ5)。
【0068】受講生の氏名,性別,高校名,住所,志望
校等の属性情報は、受講生から受講申込書等に記載して
もらうことによって取得している。一意的に割り当てら
れた学籍番号と各受講生の氏名,性別,高校名,住所,
志望校等の属性情報は、受講生属性情報データベース1
7に格納され、各受講生のデータはこの学籍番号によっ
て管理される。また、受講生属性情報データベース17
には受講生に付与されたパスワードも格納されている。
図7は、受講生属性情報データベースに格納されている
データの構成を示す。
【0069】入力された学籍番号及びパスワードは受講
生端末11からWWWサーバ13に送信される。WWW
サーバ13は、データベースサーバ15に対して、学籍
番号によって特定される受講生のパスワードの検索要求
を送信し、データベースサーバ15は受講生属性情報デ
ータベース17を検索し(ステップ7)、検索されたパ
スワードをWWWサーバ13に送信する(ステップ
8)。WWWサーバ13では、データベースサーバ15
を通じて取り出したパスワードと、入力されたパスワー
ドと照合する(ステップ9)。入力されたパスワードと
当該受講生に付与されているパスワードとが一致してい
れば、WWWサーバ13は、個人別のWebページを生
成して、受講生のパーソナルコンピュータ11へと送信
する(ステップ10)。図9は、受講生端末11のディ
スプレイに表示された個人別ページの例を示す。個人別
のWebページには、受講生属性情報データベースから
取り出した受講生の氏名が合成して表示されるととも
に、このページ上で「達成度確認テスト」、「担任から
のメール」、「進学情報コーナー」等の種々のメニュー
を選択することができる。
【0070】受講生が「達成度確認テスト」を選択する
と(ステップ11)、選択情報がWWWサーバ13に送
信される。WWWサーバ13は、先の入力によって特定
された学籍番号によって対応する受講生の受講履歴情報
の検索をデータベースサーバ15に要求する(ステップ
12)。データベースサーバ15は、受講履歴データベ
ース18を検索し(ステップ13)、検索した受講履歴
をWWWサーバ13に送信する(ステップ14)。受講
履歴データベース18には受講生が申し込んだ講座のデ
ータが格納されており、過去の受講講座や現在進行中の
講座の受講状況についての履歴情報も格納される。図1
0は、受講履歴情報データベース18に格納されたデー
タの構成を示す。
【0071】WWWサーバ13はデータベースサーバ1
5を通じて取得した受講履歴から進度確認ページを生成
し(ステップ15)、受講生端末11に送信する(ステ
ップ16)。図11は、受講生端末11のディスプレイ
に表示された進度確認ページの表示例を示す。ディスプ
レイには、各科目名と全10講のうちどの講まで受講し
ているかが、科目名の右側に表示される四角に囲まれた
講数を示す数字を円で囲んで表示される。表示例は、当
該受講生が難度別システム英語文法編IVの第2講、受験
数学IA・IIBの第4講、日本史Bの第2講までそ
れぞれ受講していることを示す。
【0072】受講生が、難度別システム英語文法編IVの
達成度確認テストを受けたい場合には、科目名の右側の
第2講を示す数字の部分を選択してクリックする(ステ
ップ17)。受講生のパーソナルコンピュータ11から
選択を示す信号がWWWサーバ13に送信されると、W
WWサーバ13は難度別システム英語文法編IVの第2講
の達成度確認テストの問題情報の検索をデータベースサ
ーバ15に要求する(ステップ18)。データベースサ
ーバ15は問題データベース19を検索し(ステップ1
9)、検索された問題情報をWWWサーバ13に送信す
る(ステップ20)。WWWサーバ13は、問題データ
ベース19からデータベースサーバ15を通じて取得し
た問題情報に基づいて達成度確認テストの問題Webペ
ージを生成し(ステップ21)、受講生端末11に送信
する(ステップ22)。図13は、問題データベースの
データ構成例を示す図である。
【0073】図14は達成度確認テストの表示例を示
す。
【0074】画面の上部には問題番号及び問題文が表示
され、問題文の下部には問題文のカッコ内に入る4つの
選択肢が項目番号とともに表示されている。選択肢の下
部には、採点を行うためのボタン,前又は次の問題に進
むためのボタンが設けられている。画面最下部には、テ
ストの残り時間が、時間の経過とともに伸びるバーと数
字によって表示される。
【0075】受講生が全24問に解答すると、画面上の
採点ボタンが有効となるのでこれをクリックすると、解
答データがWWWサーバ13に送信される(ステップ2
3)。WWWサーバ13では、各問題の正解データの検
索要求をデータベースサーバ15に送信する(ステップ
24)。データベースサーバ15は解答データベース2
0を検索し(ステップ25)、検索した正解データをW
WWサーバ13に送信する(ステップ26)。WWWサ
ーバ13はデータベースサーバ15を通じて取得した正
解データと受講生から送信された解答データとを照合
し、採点を行う(ステップ27)。図16は、解答デー
タベース20のデータ構成例を示す。次にWWWサーバ
13は、各問題の解説データの検索をデータベースサー
バ13に要求する(ステップ28)。データベースサー
バ15は解説データベース21を検索し(ステップ2
9)、検索された解説データをWWWサーバ13に送信
する(ステップ30)。WWWサーバ13はデータベー
スサーバ15を通じて取得した解説データと先に取得し
た解答データとから解説Webページを生成し(ステッ
プ31)、受講生端末11に送信する(ステップ3
2)。図17は、解説データベースのデータ構成例を示
す。
【0076】図18は、解説Webページの表示例を示
す。
【0077】画面上部には、受講生が選択した語句をカ
ッコ内に挿入して文章を完成させて表示するとともに、
その正誤及び正解も併せて表示する。解答文の下部に
は、正解についての解説文が表示される。解説文の下部
には、解答する際に表示されていた選択肢が表示され
る。不正解の場合には、誤って選択された選択肢の番号
をクリックすると、その語句についての意味や用法の解
説が上部に表示される。また、解説文の右側には、詳細
ボタンが設けられている。受講生が詳細ボタンをクリッ
クすると(ステップ33)、WWWサーバ13はこの信
号に対応するコンテンツの検索をデータベースサーバ1
5に要求する(ステップ34)。データベースサーバ1
5は、コンテンツファイルデータベース22を検索し
(ステップ35)、検索されたコンテンツファイルをW
WWサーバ13に送信する(ステップ36)。WWWサ
ーバ13はデータベースサーバ15から取得した詳細説
明としての例文と例文の和訳データを合成して解説We
bページを生成し(ステップ37)、受講生端末11に
送信する(ステップ38)。また、画面上部には、音声
ボタンが設けられている。受講生が音声ボタンをクリッ
クすると(ステップ33と同様)、WWWサーバ13は
この信号に基づいて、コンテンツファイルデータベース
22から正解を読み上げる音声を記録した音声ファイル
をデータベースサーバ15を通じて取得して受講生のパ
ーソナルコンピュータ11に送信し、再生する(ステッ
プ34〜38と同様)。
【0078】このようにして、受講生は、校舎での主要
カリキュラムの講義での知識の定着や理解の確認のため
のテストをパーソナルコンピュータ11を用いて自宅で
行うことができる。
【0079】受講生がWWWサーバ13に接続し、難度
別システム英語文法編IVの第2講の達成度確認テストを
受講したという情報及びその結果は、管理サーバに送信
される。管理サーバ1では、これらのデータに基づき、
受講履歴データベース18及び後述する成績データベー
ス23のデータの更新をデータベースサーバ15に指示
する。
【0080】達成度確認テストを終えると、図9に示す
個人別のトップページに戻ることができる。
【0081】次に、受講生が図9に示す個人別トップペ
ージで「担任からのメール」を選択した場合について説
明する。
【0082】受講生が「担任からのメール」を選択する
と(ステップ41)、受講生端末11からの選択を示す
信号に基づいてWWWサーバ13はメールサーバ14に
メールの送信を要求する(ステップ42)。メールサー
バ14では対応するメールをメールボックスから取りだ
し(ステップ43)、WWWサーバ13に送信する(ス
テップ44)。WWWサーバ13はメールサーバ14か
ら取得した文書を含むメール交換Webページを生成し
(ステップ45)、受講生端末11に送信する(ステッ
プ46)。
【0083】図20は、メール交換Webページの表示
画面例を示す。メール交換ページには、上方に担任から
のメッセージが表示されるフィールドが設けられ、下方
に受講生から担任への返信メールのテキストを入力する
ための入力フィールドが設けられている。担任からのメ
ッセージを読んだ受講生が入力フィールドに返信メッセ
ージを書き込み(ステップ47)、最下部に設けられた
「返信を送る」ボタンをクリックすると(ステップ4
8)、返信メッセージがWWWサーバ13を経由してメ
ールサーバ14に送信され(ステップ49)、メールサ
ーバ13に設けられた担任用のメールボックスに格納さ
れる(ステップ50)。担任は担任端末16からメール
サーバ14にアクセスし、メールボックスから自分宛て
のメールを読み出すことができる。メールの交換は上述
のようにWWWサーバ13を経由する場合に限られず、
メールサーバ14がインターネットに接続され、受講生
端末11からインターネットを介してメールサーバ14
に直接接続しメール交換するようにしてもよい。
【0084】このようにして、メールの交換を利用して
担任が受講生とがコミュニケーションを深めることによ
り、担任は受講生の状態をより的確に把握することがで
きる。また、受講生に対しては、担任が個別にアドバイ
スを行うことができるので、受講生の学習意欲を維持さ
せるための動機付けを行うことができる。
【0085】ここで、メールサーバ14は、インターネ
ット上に設置されていてもよいし、LAN上に設置され
ていてもよい。
【0086】受講生端末11とWWWサーバ13との間
で送受信される教育情報は上述のようなものに限られな
い。
【0087】WWWサーバ13に格納されているWeb
ページは、教育事業者が管理サーバ1においてHTML
ファイルを作成又は作成したファイルを格納し、管理サ
ーバ記憶装置2に格納されたHTMLファイルをからW
ebサーバに転送するようにすればよい。また、WWW
サーバ1に受講生端末11で実行されるプログラムファ
イルを格納し、ファイルをダウンロードした受講生の端
末11上でこのプログラムが実行されて処理を行うよう
にしてもよい。
【0088】受講生端末11からの信号に応答するWW
Wサーバ1における処理は、WWWサーバ1が受講生端
末からの送信信号に基づいてCGIスクリプトを起動さ
せることにより処理を行うようにすることができる。ま
た、受講生端末11からの信号に応じてWWWサーバ1
3が管理サーバ1に指示し、管理サーバ1をアプリケー
ションサーバとして機能させて管理サーバ1に処理を委
ねるようにしてもよい。
【0089】<担任による受講生管理>担任端末16を
通じて受け持ちの受講生と教育情報の授受を行う場合に
ついて説明したが、担任は担任端末16を用いて受講生
管理のための作業を行うことができる。以下に、担任端
末16による受講生管理作業について説明する。
【0090】担任は、担任端末16上で受講生管理ソフ
トウエアによって受け持ちの受講生についての管理作業
を行うことができる。
【0091】図21は、担任端末16を用いた管理作業
の手順の概略を示すフローチャートである。
【0092】図22は、受講生管理ソフトウエアを起動
させた際に担任端末16のディスプレイに表示されるロ
グイン画面例を示す。
【0093】起動画面では、担任のID番号とパスワー
ドの入力が要求される。担任がID番号とパスワードと
を入力し、ログインボタンをクリックすると(ステップ
51)、管理サーバ1の管理サーバ記憶装置2に格納さ
れている担任属性情報ファイルを読み出し、担任属性情
報ファイルのパスワードと照合する認証処理を行う(ス
テップ52)、一致すれば認証結果が担任端末に送られ
(ステップ53)、図23に示す作業メニュー画面に進
む。
【0094】作業メニュー画面では、メニューが受け持
ちの各受講生単位での作業(生徒個人管理メニュー)と
担任クラス単位での作業(クラス管理メニュー)とに分
けられてそれぞれの作業を行うためのボタンが設けられ
ている。
【0095】各受講生単位での作業を選択すると(ステ
ップ54)、管理サーバ1はデータベースサーバ15に
受け持ちの受講生の氏名と受講講座の検索を要求する
(ステップ55)。データベースサーバ15は、受講生
属性情報データベース17と受講履歴データベース18
を検索し(ステップ56)、検索された受け持ちの受講
生の氏名と受講講座名とを管理サーバ1に送信する(ス
テップ57)。管理サーバ1では、受け持ちの受講生の
氏名と受講講座名に基づき生徒個人管理メニューを生成
し(ステップ58)、担任端末16に送信する(ステッ
プ59)。図24は担任端末16のディスプレイに表示
される生徒個人管理メニュー画面の例を示す。生徒個人
管理メニューには、受け持ちの受講生の氏名及び受講講
座名の一覧が表示され、氏名の左側に設けられたチェッ
クボックスをチェックすることにより対象となる受講生
を選択することができる。また、生徒個人管理メニュー
画面には、「メール」ボタンと「受講講座及び進度確
認」ボタンが設けられている。これらのボタンをクリッ
クすることにより各受講生に対する作業を行うことがで
きる。
【0096】図25は特定の受講生(「東進太郎」)に
対するメール送信作業を選択した場合の担任端末16の
ディスプレイの表示例を示す。図26はメール送信作業
を選択した場合の担任端末16の処理手順の概略を示す
フローチャートである。
【0097】図24に示す生徒個人管理メニュー画面で
メール作業を選択すると(ステップ61)、画面には送
信先である受講生の氏名,担任の氏名及び日付ととも
に、受講生へのメッセージの入力フィールドが表示され
る。担任は、入力フィールドにメッセージを入力し(ス
テップ62)、画面下方に設けられた「送信」ボタンを
押すとメッセージが送信され(ステップ63)、メール
サーバ14の受講生のメールボックスに格納される(ス
テップ64)。ここでは、担任端末16とメールサーバ
14との間で直接送受信を行っているが、メールの送受
信も管理サーバ1を介して行うようにしてもよい。
【0098】図27は、特定の受講生(「東進太郎」)
の受講講座及び進度確認メニューを選択した場合の担任
端末16のディスプレイの表示例を示す。図28は受講
講座及び進度確認メニューを選択した場合の担任端末1
6の処理手順の概略を示すフローチャートである。
【0099】受講生別の受講講座及び進度確認メニュー
が選択されると(ステップ65)、管理サーバ1はデー
タベースサーバ15に対して当該受講生の受講履歴とテ
ストの成績の検索を要求する(ステップ66)。データ
ベースサーバ15は、受講履歴データベース18及び成
績データベース23を検索し(ステップ67)、それぞ
れ当該受講生の受講履歴とテストの成績を取り出し、検
索結果を管理サーバ1に送信する(ステップ68)。管
理サーバ1では、受講講座ごとの進度と理解度確認テス
トの成績画面を生成し(ステップ69)、担任端末16
に送信する(ステップ70)。図29は、成績データベ
ース23のデータ構成例を示す。
【0100】次に、担任が担任端末16からクラス単位
の作業を行う場合について説明する。
【0101】担任は、図23に示す作業メニュー画面
で、クラス単位の作業を選択する(ステップ71)。図
30は「クラス管理メニュー」をクリックした場合に担
任端末16のディスプレイに表示される画面例を示す。
【0102】クラス管理メニュー画面には、「クラスの
進度管理」ボタン,「クラス全員の成績分析」ボタン及
び「クラス全員へのメール」ボタンが設けられており、
それぞれの作業を選択することができる。図31は、
「クラスの進度管理」を選択した場合の処理手順の概略
を示すフローチャートである。
【0103】図30に示されるクラス管理メニューで
「クラスの進度管理」を選択する(ステップ72)。講
座名を指定すると、管理サーバ1は、データベースサー
バ15に対して、担任クラスの受講生の当該講座の理解
度確認テストの受講履歴及び成績の検索を要求する(ス
テップ73)。データベースサーバ15は担任クラスの
受講生全員の受講履歴データベース18を検索して当該
講座を受講している受講生及び理解度確認テストの受講
日をリストアップする(ステップ74)。次に、成績デ
ータベース23を検索し、リストアップされた受講生の
理解度確認テストの成績を取得する(ステップ75)。
データベースサーバ15はこれらの検索結果を管理サー
バ1に送信する(ステップ76)。管理サーバ1では検
索結果から担任クラスの受講生ごとの進度と理解度確認
テストの成績画面を生成して(ステップ77)、担任端
末16に送信し「クラスの進度管理」画面をディスプレ
イ上に表示させる(ステップ78)。講座名の選択は、
「クラスの進度管理」ボタンをクリックした場合に担任
クラスの受講生が受講している講座のリストを表示させ
て、その中から選択させる等の方法により行うことがで
きる。図32はクラス管理メニューで「クラスの進度管
理」を選択した場合の担任端末16のディスプレイの表
示例である。
【0104】次に、クラス管理メニュー画面(図30参
照)で「クラス全員の成績分析」を選択した場合につい
て説明する。図33は、「クラス全員の成績分析」を選
択した場合の処理手順の概略を示すフローチャートであ
る。
【0105】担任が、図23に示す作業メニューでクラ
ス単位の作業を選択し(ステップ81)、続いて表示さ
れる図30のクラス管理メニューで「クラス全員の成績
分析」を選択する(ステップ82)。講座名を指定する
と、管理サーバ1は、データベースサーバ15に対し
て、担任クラスの受講生の当該講座の理解度確認テスト
の受講履歴及び成績の検索を要求する(ステップ8
3)。データベースサーバ15は担任クラスの受講生全
員の受講履歴データベース18を検索して当該講座を受
講している受講生及び理解度確認テストの受講履歴をリ
ストアップする(ステップ84)。次に、成績データベ
ース23を検索し、リストアップされた受講生の理解度
確認テストの成績を取得する(ステップ85)。データ
ベースサーバ15はこれらの検索結果を管理サーバ1に
送信する(ステップ86)。管理サーバ1では検索結果
から、担任クラスの受講生の当該講座の理解度確認テス
トの成績を各受講生ごとに折れ線グラフ化して「クラス
の成績分析」画面を生成する(ステップ87)。生成さ
れた画面を管理サーバ1から担任端末16に送信し、
「クラスの進度管理」画面をディスプレイ上に表示させ
る(ステップ88)。講座名の選択は、「クラスの成績
分析」ボタンをクリックした場合に担任クラスの受講生
が受講している講座のリストを表示させて、その中から
選択させる等の方法により行うことができる。図34
は、クラス管理メニュー画面(図30参照)で「クラス
全員の成績分析」を選択した場合のディスプレイの表示
例である。
【0106】次に、クラス管理メニュー画面(図30参
照)で「クラス全員へのメール」を選択した場合につい
て説明する。図35は、「クラス全員の成績分析」を選
択した場合の処理手順の概略を示すフローチャートであ
る。
【0107】担任が、図23に示す作業メニューでクラ
ス単位の作業を選択し(ステップ91)、続いて表示さ
れる図30のクラス管理メニューで「クラス全員へのメ
ール」を選択する(ステップ92)。図36にクラス管
理メニュー画面(図30参照)で「クラス全員へのメー
ル」を選択した場合の担任端末16のディスプレイの表
示例を示す。画面には、送信先であるクラス全員への呼
びかけ,担任の氏名及び日付とともに、クラス全員への
メッセージの入力フィールドが表示される。担任は、入
力フィールドにメッセージを入力し(ステップ93)、
画面下方に設けられた「送信」ボタンを押すことによっ
て、メッセージが送信され(ステップ94)、メールサ
ーバ14のクラス全員のメールボックスに格納される
(ステップ95)。
【0108】このように担任は、担任端末を用いて種々
の受講生管理作業を行うことができる。
【0109】<映像自宅学習チャネル>このチャネルに
おいては、受講生の自宅に設置されたチューナー27及
びテレビジョン受像機28からなる映像再生装置を用い
る。
【0110】教育事業者は、動画を主とした映像情報
(ここで「映像情報」は音声情報も含むものとする。)
等を含む教育情報(第1の関連教育情報)を人工衛星6
を経由して衛星放送網により受講生の自宅300まで配
信する。教育情報の放送スケジュールは本部校に設置さ
れた管理サーバ1の管理サーバ記憶装置2に格納され
る。映像データは第2教育情報提供制御サーバ24に格
納される。管理サーバ1からの指示に従って、第2教育
情報提供制御サーバ(コンピュータ)24が第2教育情
報記憶装置25から映像データを取り出し、衛星放送の
放送電波送信装置(放送電波送信手段)26を制御し、
通信衛星または放送衛星等の人工衛星6を介して受講生
の自宅へと映像データを送信する。受講生は、自宅30
0に設置されたアンテナ(放送電波受信手段)によって
送信された情報を受信し、チューナ27と接続された衛
星放送受信可能なテレビジョン受像機(教育情報変換手
段)28を通じて視聴することができる。
【0111】このチャネルでは、補充カリキュラムのう
ち動画を主とする映像情報のように情報量の多い教育情
報の提供を行うのが適切であるが、他の教育情報を提供
してもよい。
【0112】配信された映像情報は、受講生が自宅でビ
デオデッキ等の録画/再生装置を用いてビデオテープに
録画し、都合のよい時間帯に再生して視聴することがで
きる。
【0113】ここで、第2教育情報提供制御サーバ24
はビデオサーバであってもよい。第2教育情報記憶装置
25は第2教育情報提供制御サーバ24に内蔵又は接続
されたハードディスクのような記憶装置であり、管理サ
ーバ1の指示により第2教育情報提供制御サーバ24が
記憶されているデータを読み出すものでもよい。また、
第2教育情報記憶装置25はビデオラック等のようにビ
デオテープやビデオディスクのような記録媒体を機械的
に収納する装置であってもよく、このような収納装置か
ら自動的あるいは手動で記録媒体を取り出し、第2教育
情報提供制御サーバ24に装填し、放送するようにして
もよい。
【0114】また、図1では、第1教育情報提供制御サ
ーバ4及び第1教育情報記憶装置3と第2教育情報提供
制御サーバ24及び第2教育情報記憶装置25とが独立
して設けられているが、同一のコンピュータ及び記憶装
置から構成されていてもよく、管理サーバ1及び管理サ
ーバ記憶装置3と同一のコンピュータ及び記憶装置から
構成されていてもよい。
【0115】このように本システムでは、3つの情報流
通チャネルを伝送される教育情報の特性に応じて使い分
けることにより、教育情報をより効率的に伝送できると
ともに、より学習効果を高める方法で受講生に提供する
ことができる。
【0116】教育事業者が教育情報の実質的特性及び物
理的特性に基づいていずれのチャネルを通じて伝送する
かを決定してもよいが、管理サーバ1が特性を判定し、
伝送すべきチャネルを決定するようにしてもよい。すな
わち、伝送されるべき教育情報の物理的特性を、拡張子
で表示されるファイルタイプ等やビット数で表示される
情報量等の指標を利用して管理サーバ1によって判定
し、教育情報提供手段又は教育事業者側送受信手段のい
ずれを用いるかを決定し、当該手段によって伝送させ
る。一方向の提供に適しているか双方向の送受信が必要
であるか等の教育情報の実質的特性を示す指標をデータ
に加えて、このような指標を利用して同様にコンピュー
タによって実質的特性を判定し、いずれの手段を用いる
かを決定する。
【0117】(第2の実施形態)図37に本発明の第2
の実施形態に係る教育システムの概略構成を示す。
【0118】本実施形態では、第1実施形態において校
舎で受講していた講義についても自宅300のアンテナ
(放送電波受信手段)及びチューナーを備えた衛星放送
受信可能なテレビジョン受像機(教育情報変換手段)2
8を用いて受講するものである。
【0119】このように、教育事業者側から提供される
講義等の教育情報の提供をすべて自宅において受けるよ
うにすれば、交通の不便な場所等に住む受講生や教育事
業者の施設まで出かける時間が割けない受講生にも、十
分な量の教育情報を提供することができる。また、イン
ターネット12を介して受講生端末11とWWWサーバ
13との間で双方向の教育情報の授受を行うことがで
き、教育事業者から受講生に対して一方的な情報の提供
で終わることなく双方向のコミュニケーションが可能と
なるので、きめ細かな指導により学習効果の向上を図る
ことができる。
【0120】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
教育情報の提供形態の個別化に対応して、教育情報を情
報の形態及び内容に応じた手段を用いて効率的に提供す
るとともに、受講生の学習状況を把握して、各受講生の
学習状況に応じた教育情報を提供することによって総合
的に学習効果の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る教育システムの全体の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】図2はカリキュラムを構成する各教育情報の連
関を模式的に示す図である。
【図3】図3は教育システムのうち支部におけるシステ
ム構成の概略を示すブロック図である。
【図4】図4は受講生端末を用いた情報の送受信の手順
の概略を示すフローチャートである。
【図5】図5は教育事業者が開設するホームページの表
示例を示す図である。
【図6】図6は受講生専用のログイン画面例を示す図で
ある。
【図7】図7は受講生属性情報データベースに格納され
ているデータの構成を示す図である。
【図8】図8は受講生端末を用いた情報の送受信の手順
の概略を示すフローチャートである。
【図9】図9は個人別Webページの表示例を示す図で
ある。
【図10】図10は受講履歴情報データベースに格納さ
れたデータの構成を示す図である。
【図11】図11は進度確認ページの表示例を示す図で
ある。
【図12】図12は受講生端末を用いた情報の送受信の
手順の概略を示すフローチャートである。
【図13】図13は問題データベースのデータ構成を示
す図である。
【図14】図14は達成度確認テストの表示例を示す図
である。
【図15】図15は受講生端末を用いた情報の送受信の
手順の概略を示すフローチャートである。
【図16】図16は解答データベースのデータ構成を示
す図である。
【図17】図17は解説データベースのデータ構成を示
す図である。
【図18】図18は解説Webページの表示例を示す図
である。
【図19】図19は受講生端末を用いた情報の送受信の
手順の概略を示すフローチャートである。
【図20】図20はメール交換Webページの表示画面
例を示す図である。
【図21】図21は担任端末を用いた管理作業の手順の
概略を示すフローチャートである。
【図22】図22は受講生管理ソフトウエアを起動させ
た際のログイン画面例を示す図である。
【図23】図23は作業メニュー画面例を示す図であ
る。
【図24】図24は生徒個人管理メニュー画面例を示す
図である。
【図25】図25は特定の受講生に対するメール送信作
業を選択した場合の画面例を示す図である。
【図26】図26はメール送信作業を選択した場合の担
任端末の処理手順の概略を示すフローチャートである。
【図27】図27は特定の受講生の受講講座及び進度確
認メニューを選択した場合の画面例を示す図である。
【図28】図28は受講講座及び進度確認メニューを選
択した場合の担任端末の処理手順の概略を示すフローチ
ャートである。
【図29】図29は成績データベースのデータ構成を示
す図である。
【図30】図30は作業メニュー画面でクラス単位の作
業を選択した場合のクラス管理メニュー画面例を示す図
である。
【図31】図31は「クラスの進度管理」を選択した場
合の処理手順の概略を示すフローチャートである。
【図32】図32はクラス管理メニューで「クラスの進
度管理」を選択した場合の画面例を示す図である。
【図33】図33は「クラス全員の成績分析」を選択し
た場合の処理手順の概略を示すフローチャートである。
【図34】図34はクラス管理メニュー画面で「クラス
全員の成績分析」を選択した場合の画面例を示す図であ
る。
【図35】図35は「クラス全員へのメール」を選択し
た場合の処理手順の概略を示すフローチャートである。
【図36】図36はクラス管理メニュー画面で「クラス
全員へのメール」を選択した場合の画面例を示す図であ
る。
【図37】図37は第2の実施形態に係る教育システム
の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 (本部校)管理サーバ 2 管理サーバ記憶装置 3 第1教育情報記憶装置 4 第1教育情報提供制御サーバ 5 放送電波送信装置 6 人工衛星 11 受講生端末 12 ネットワーク 13 WWWサーバ 14 メールサーバ 15 データベースサーバ 16 担任端末 17 受講生属性情報データベース 18 受講履歴データベース 19 問題データベース 20 解答データベース 21 解説データベース 22 コンテンツファイルデータベース 23 成績データベース 24 第2教育情報提供制御サーバ 25 第2教育情報記憶装置 26 放送電波送信装置 27 アンテナ及びチューナー 28 テレビジョン受像機 101 スタジオ 102 カメラ 103 ビデオテープ 104 教室 105 ビデオデッキ 106 テレビジョン受像機 107 ブース 108 テレビジョン受像機 201 (支部校)管理サーバ 202 受信データ記憶装置 203 テレビジョン受像機 205 放送電波受信装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教育事業者と受講生との間で教育情報を
    伝送することにより教育を行う教育システムにおいて、 教育事業者から受講生に向けて教育情報を提供する教育
    情報提供手段と、 教育事業者から受講生に向けて教育情報を送信するとと
    もに受講生からの情報を受信する教育事業者側送受信手
    段と、 を備えたことを特徴とする教育システム。
  2. 【請求項2】 前記教育情報提供手段は、教育情報を記
    憶させた教育情報記録媒体と、記憶された教育情報を該
    教育情報記録媒体から読み出して映像及び音声の少なく
    ともいずれかに変換する教育情報変換手段とを含むこと
    を特徴とする請求項1記載の教育システム。
  3. 【請求項3】 前記教育情報提供手段は、教育情報を放
    送網を介して送信するための放送電波送信手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の教育システム。
  4. 【請求項4】 前記放送網は人工衛星を中継手段として
    情報を伝送することを特徴とする請求項3記載の教育シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記教育情報提供手段は、前記放送網を
    介して教育情報を受信する放送電波受信手段を含むこと
    を特徴とする請求項3又は4記載の教育システム。
  6. 【請求項6】 前記教育情報変換手段を、教育事業者の
    提供する施設に設置したことを特徴とする請求項2記載
    の教育システム。
  7. 【請求項7】 前記教育情報変換手段を、受講者の自宅
    に設置したことを特徴とする請求項2記載の教育システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記教育事業者側送受信手段は、特定の
    受講生の管理を担当する者が当該受講生との間で情報の
    送受信を行う管理担当者送受信手段を含むことを特徴と
    する請求項1記載の教育システム。
  9. 【請求項9】 受講生は、前記教育事業者側送受信手段
    とネットワークを介して接続される受講生側送受信手段
    によって、教育事業者から送信される教育情報を受信す
    るとともに前記教育事業者に向けて情報を送信すること
    を特徴とする請求項1記載の教育システム。
  10. 【請求項10】 前記ネットワークは、TCP/IPプ
    ロトコルに従って情報の送受信を行う通信ネットワーク
    であることを特徴とする請求項9記載の教育システム。
  11. 【請求項11】 受講生に、該受講生が教育事業者から
    教育情報の提供を受ける受講場所として、受講生の自宅
    及び、1又は複数の教育事業者が提供する施設を含む選
    択肢から、少なくとも受講生の自宅を含む1又は複数の
    場所を選択させるステップと、 前記選択された受講場所のいずれかに向けて教育情報を
    提供するステップと、 前記教育情報に関連する第1の関連教育情報を前記受講
    生の自宅に向けて伝送するステップと、 前記教育情報に関連する第2の関連教育情報を、教育事
    業者のコンピュータからネットワークを介して取得可能
    な記録媒体に格納するステップと、 前記受講生からの前記第2の関連教育情報の送信要求を
    受信するステップと、 受講生からの送信要求に応じて、前記教育事業者のコン
    ピュータが前記記録媒体に格納された第2の関連教育情
    報を取り出し、ネットワークを介して前記受講生に向け
    て送信するステップと、 前記送信された第2の関連教育情報に対して受講生から
    送信された情報を受信するステップと、 を含む教育方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の関連教育情報に対して受講
    生から送信された情報に応じて、前記教育事業者のコン
    ピュータが第3の関連教育情報を前記記録媒体から取り
    出し、ネットワークを介して前記受講生に向けて送信す
    るステップを含むことを特徴とする請求項11記載の教
    育方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の関連教育情報を前記受講生
    の自宅に向けて伝送するステップは、 放送網を介して前記第1の関連教育情報を前記受講生の
    自宅に向けて送信するステップを含むことを特徴とする
    請求項11記載の教育方法。
  14. 【請求項14】 前記選択された受講場所が受講生の自
    宅のみである場合には、前記選択された受講場所のいず
    れかに向けて教育情報を提供するステップは、前記教育
    情報を放送網を介して前記受講生の自宅に送信するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項11記載の教育方
    法。
  15. 【請求項15】 前記選択された受講場所が、教育事業
    者が提供する施設である場合には、前記選択された受講
    場所のいずれかに向けて教育情報を提供するステップ
    は、前記教育情報を放送網を介して前記教育事業者が提
    供する施設に送信するステップを含むことを特徴とする
    請求項11記載の教育方法。
  16. 【請求項16】 前記選択された受講場所が、教育事業
    者が提供する施設である場合には、前記選択された受講
    場所のいずれかに向けて教育情報を提供するステップ
    は、前記教育事業者が提供する施設において出席した受
    講生に対して講師が直接教育情報を伝達するステップを
    含むことを特徴とする請求項11記載の教育方法。
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