JP2002215014A - 教育システム及び方法 - Google Patents

教育システム及び方法

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JP2002215014A
JP2002215014A JP2001010961A JP2001010961A JP2002215014A JP 2002215014 A JP2002215014 A JP 2002215014A JP 2001010961 A JP2001010961 A JP 2001010961A JP 2001010961 A JP2001010961 A JP 2001010961A JP 2002215014 A JP2002215014 A JP 2002215014A
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teacher
teaching material
curriculum
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Toshinori Matsushima
利典 松島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔教育時に生じ得る問題を解消することが
できる教育システム及び方法を提供する。 【解決手段】 インターネット2上に教育サーバ11を
設けて先生端末12,・・・を接続できるように構成
し、先生端末12と教育サーバ11で先生装置13を構
成する。教育サーバ11に、生徒が利用する生徒装置1
4を接続できるように構成する。教育サーバ11はデー
タベース21を備える。データベース21は、県名と、
全国の地方自治体名と、その住所と、各地方自治体で使
用される各科目毎の教科書のメーカー名とからなるデー
タを関連付けて記憶し、生徒装置14からのデータに基
づいて地域別教科書データを形成する。教育サーバ11
は、この地域別教科書データを基に、各教科書に適合し
たカリキュラムに従った教材を生徒装置14に配信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用して遠隔教育を可能とする教育システム及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、先生用のコンピュータと生徒用の
コンピュータとを有線または無線のネットワークを介し
て相互に接続し、遠隔教育を行うシステムが知られてい
る。
【0003】このシステムにおいては、講義内容や教材
が、生徒の利用するテレビジョン受像機やパソコンへ配
信され、その映像と音声によって講義が行われる。この
ようなシステムでは、受講する総ての生徒に同一の教材
が配信されるため、個々の生徒の学習理解度や学習の進
み具合に応じた教材やカリキュラムを提供することがで
きなかった。
【0004】これを解消するために、個々の生徒の学習
理解度を考慮し、生徒毎の理解度に応じた教材を配信す
るようにした遠隔講義支援装置が提案されている(特開
平9−62173号公報参照)。
【0005】この装置では、生徒に対して試験を実施す
るとともに、その正解率に基づいて理解度を判断し、理
解度に適した教材を先生用のコンピュータで選択して、
それぞれの生徒用コンピュータに配信するように構成さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置にあっては、生徒の学習理解度に応じた教材を
提供することはできるものの、生徒個々の通学学校の授
業内容を無視した教材の提供が成されてしまう。このた
め、学校での授業と講義内容とが大きく異なる恐れがあ
った。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、遠隔教育時に生じ得る問題を解消
することができる教育システム及び方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1の教育システムにおいては、先生が
利用する先生装置と生徒が利用する生徒装置とがネット
ワークを介して接続されてなる教育システムであって、
前記生徒装置は、前記先生装置に教材を要求する教材要
求手段と、前記先生装置からの教材データを受信して該
教材データが示す教材を表示する教材表示手段と、入力
された文字の内容を生徒側チャットデータとして前記先
生装置に送信するとともに、該先生装置からの先生側チ
ャットデータを受信してその内容を表示し、文字による
対話を成立させる生徒側チャット手段と、前記教材に含
まれたテストに対する解答データを前記先生装置に送信
する解答データ送信手段と、前記先生装置に前記テスト
の採点結果を要求する採点結果要求手段と、前記先生装
置からの採点結果データを受信して採点結果を表示する
採点結果表示手段とを備え、前記先生装置は、前記生徒
装置からの教材要求を受けた際に、当該生徒が通う学校
で使用する教科書の種類をデータベースに記憶されたデ
ータから特定する使用教科書特定手段と、特定された教
科書の種類に対応したカリキュラムを決定するカリキュ
ラム決定手段と、前記カリキュラムに基づく教材データ
を、データベースから抽出して教材要求を送信した前記
生徒装置に送信する教材データ送信手段と、入力された
文字の内容を先生側チャットデータとして前記教材要求
を送信した前記生徒装置に送信するとともに、当該生徒
装置からの生徒側チャットデータを受信してその内容を
表示し、文字による対話を成立させる先生側チャット手
段と、前記生徒装置からの解答データを受信して採点す
る採点手段と、前記生徒装置からの採点結果要求に応じ
て前記解答データの採点結果データを当該生徒装置に送
信する採点結果データ送信手段とを備えている。
【0009】すなわち、この教育システムを利用する生
徒は、ネットワークを介して生徒装置を先生装置に接続
し教材を要求する。この教材要求を受けた先生装置で
は、前記生徒装置を利用する生徒が使用する教科書の種
類を、データベースに記憶されたデータから特定する。
この特定方法としては、各生徒が使用する教科書の種類
を予めデータベースに登録しておき、これを検索する方
法の他に、生徒装置から送られた学校名や居所から割り
出す方法も挙げられる。また、教科書を示すデータを生
徒装置から受け取る方法でも可能である。
【0010】そして、その種類に対応したカリキュラム
を決定する。これにより、教科書の種類毎に異なる授業
の進行順序に合わせたカリキュラムが選定される。その
後、このカリキュラムに基づく教材データを、つまり生
徒が使用する各教科書に対応した適切な教材を示す教材
データを、データベースから抽出して、教材要求を送信
した前記生徒装置に送信する。これを受信した生徒装置
には、前記教材データが示す教材が表示されるので、こ
の教材に従った学習が行われる。
【0011】この学習時において、例えば先生が現在の
授業の進行状況を生徒に尋ねる際には、その旨の文章を
キーボード等(音声入力も可)を利用して先生装置へ文
字入力し、その内容を先生側チャットデータとして、前
記生徒装置に送信する。これを受けた生徒装置には、そ
の内容が表示される。この内容に対して返答する際に
は、「第何単元まで進みました」等の文章を、キーボー
ド等(音声入力も可)を利用して生徒装置へ文字入力
し、その内容を生徒側チャットデータとして、前記先生
装置に送信する。すると、この生徒側チャットデータ
は、先生装置にて受信され表示される。
【0012】このように、生徒と先生間で文字による対
話を成立させることができるため、授業の進行に合わせ
たカリキュラムへの変更などが可能となる。また、教材
内容の説明や質問事項、学習方法などの遣り取りも行わ
れる。
【0013】次に、単元学習が終了した際には、教材に
含まれたテストを解き、その解答データを先生装置に送
信する。すると、この解答データを受信した先生装置に
て採点が行われる。この採点結果としては、得点だけで
なく、偏差値などであっても良い。この偏差値を求める
際に用いられるデータとしては、予め用意された全国地
域別偏差値データが挙げられるが、授業の進行状況によ
る他者との格差を抑えるために、ネットワークを利用し
て全国規模で収集され、データベース化された独自のデ
ータを利用しても良い。
【0014】そして、前記テストの採点結果を先生装置
に要求すると、先生装置からは、その採点結果要求に応
じて、採点結果データが送信され、当該生徒装置には採
点結果が表示される。
【0015】また、請求項2の教育システムにあって
は、前記生徒装置は、前記先生装置に志望校データを送
信する志望校データ送信手段を備え、前記先生装置は、
前記生徒装置からの志望校データを受信する志望校デー
タ受信手段と、前記志望校データを受信した際に、該志
望校データが示す志望校の入学試験に合格するために必
要な偏差値をデータベースから検索する偏差値検索手段
と、検索された偏差値に対応する計画を前記カリキュラ
ムに反映する志望校反映手段とを備えている。
【0016】すなわち、受験を控えた生徒や志望校が明
確な生徒においては、生徒装置を利用して先生装置に志
望校データを送信する。すると、この志望校データを受
信した先生装置では、志望校データが示す志望校の入学
試験に合格するために必要な偏差値がデータベースから
検索され、検索された偏差値に対応する計画が前記カリ
キュラムに反映される。これに伴い、生徒に提供される
教材が志望校に合わせて変更される。
【0017】したがって、生徒毎に異なる志望校に適合
し、かつ学校毎に異なる使用教科書に応じたカリキュラ
ムの学習を、個々の生徒毎に行うことができる。また、
志望校合格を目的とした学習を、平常時から行うことが
できるため、特別な受験対策が不要となる。
【0018】さらに、請求項3記載の教育システムにお
いては、前記先生装置は、前記生徒装置からの前記解答
データの採点結果が前記カリキュラムで定められた合格
点に達していない場合に、採点結果が合格点に達するま
で、当該生徒装置への前記カリキュラムで定められたテ
ストデータの送信及びその解答データの採点を繰り返す
一方、その採点結果が合格点に達した際に、合格点に達
するまでのテストの実施回数及びその際の採点結果をデ
ータベースに記憶する学習経過記録手段を備え、前記生
徒装置は、前記先生装置からのテストデータを受信して
テスト内容を表示するとともに、該テストに対する解答
データを前記先生装置に送信するテスト応答手段を備え
ている。
【0019】すなわち、生徒装置からの解答データの採
点結果が、カリキュラムで定められた合格点に達してい
ない場合には、採点結果が合格点に達するまで、当該生
徒装置へのテストデータの送信及びその解答データの採
点が繰り返される。これを受信した生徒装置には、テス
ト内容が表示されるので、このテストに対する解答デー
タを前記先生装置に送信し、採点結果が合格点に達する
までテストを繰り返す。これにより、学習内容の記憶を
確実にするとともに、学習理解度をカリキュラムで定め
られた目標値まで向上することができる。
【0020】そして、採点結果が合格点に達した際に
は、合格点に達するまでのテストの実施回数と、その際
の採点結果をデータベースに記憶する。これにより、学
習経過が記録されるとともに、前記実施回数から理解度
の高低の把握が可能となり、今後のカリキュラムへの反
映が可能となる。
【0021】加えて、請求項4の教育システムでは、前
記ネットワークをインターネットで構成するとともに、
前記先生装置を、前記インターネット上に設けられたサ
ーバ及び該サーバに前記インターネットを経由して接続
される先生端末により構成した。
【0022】すなわち、前記先生装置を、インターネッ
ト上に設けられたサーバと、先生が利用する先生端末と
で構成することにより、インターネットへの接続環境を
整えるだけで、教育システムへの参加が可能となる。こ
れにより、生徒装置を利用する生徒においては、生徒装
置が設置された教室以外で学習することができない場合
と比較して、学習の場を広げることができ、全国展開が
容易となる。また、先生端末を利用する先生において
も、自宅や出張先からの指導が可能となる。
【0023】また、本発明の請求項5の先生装置におい
ては、生徒が利用する生徒装置が、ネットワークを介し
て接続される先生装置であって、前記生徒装置からの教
材要求を受けた際に、当該生徒が通う学校で使用する教
科書の種類をデータベースに記憶されたデータから特定
する使用教科書特定手段と、特定された教科書の種類に
対応したカリキュラムを決定するカリキュラム決定手段
と、前記カリキュラムに基づくとともにテストを含んだ
教材データを、データベースから抽出して教材要求を送
信した前記生徒装置に表示可能な形態で送信する教材デ
ータ送信手段と、入力された文字の内容を先生側チャッ
トデータとして前記教材要求を送信した前記生徒装置へ
表示可能な形態で送信するとともに、当該生徒装置から
送られてきた生徒側チャットデータを受信してその内容
を表示し、文字による対話を成立させるチャット手段
と、前記生徒装置から送られてくる、前記テストに対す
る解答データを受信して採点する採点手段と、前記生徒
装置からの採点結果要求に応じて前記解答データの採点
結果データを当該生徒装置に表示可能な形態で送信する
採点結果データ送信手段と、を備えている。
【0024】さらに、請求項6の先生装置においては、
前記生徒装置から送られてきた志望校データを受信する
志望校データ受信手段と、前記志望校データを受信した
際に、該志望校データが示す志望校の入学試験に合格す
るために必要な偏差値をデータベースから検索する偏差
値検索手段と、検索された偏差値に対応する計画を前記
カリキュラムに反映する志望校反映手段と、を備えてい
る。
【0025】また、請求項7の先生装置では、前記生徒
装置からの前記解答データの採点結果が前記カリキュラ
ムで定められた合格点に達していない場合に、採点結果
が合格点に達するまで、前記カリキュラムで定められた
テストデータの当該生徒装置への送信、及び当該生徒装
置から送られてくる前記テストデータに対する解答デー
タの採点を繰り返す一方、その採点結果が合格点に達し
た際に、合格点に達するまでのテストの実施回数及びそ
の際の採点結果をデータベースに記憶する学習経過記録
手段を備えている。
【0026】さらに、請求項8の先生装置は、前記ネッ
トワークを構成するインターネット上に設けられたサー
バと、該サーバに前記インターネットを経由して接続さ
れる先生端末とにより構成した。
【0027】これにより、この先生装置に、生徒が利用
する生徒装置を接続することによって、請求項1から4
に記載する発明と同様の作用効果を得ることが可能とな
る。
【0028】また、本発明の請求項9の教育方法にあっ
ては、生徒が利用する生徒装置が、ネットワークを介し
て接続される先生装置において、前記生徒装置からの教
材要求を受けた際に、当該生徒が通う学校で使用する教
科書の種類をデータベースに記憶されたデータから特定
する使用教科書特定段階と、特定された教科書の種類に
対応したカリキュラムを決定するカリキュラム決定段階
と、前記カリキュラムに基づくとともにテストを含んだ
教材データを、データベースから抽出して教材要求を送
信した前記生徒装置に表示可能な形態で送信する教材デ
ータ送信段階と、入力された文字の内容を先生側チャッ
トデータとして前記教材要求を送信した前記生徒装置へ
表示可能な形態で送信するとともに、当該生徒装置から
送られてきた生徒側チャットデータを受信してその内容
を表示し、文字による対話を成立させる対話段階と、前
記生徒装置から送られてくる、前記テストに対する解答
データを受信して採点する採点段階と、前記生徒装置か
らの採点結果要求に応じて前記解答データの採点結果デ
ータを当該生徒装置に表示可能な形態で送信する採点結
果データ送信段階と、を備えている。
【0029】さらに、請求項10の教育方法において
は、前記生徒装置から送られてきた志望校データを受信
する志望校データ受信段階と、前記志望校データを受信
した際に、該志望校データが示す志望校の入学試験に合
格するために必要な偏差値をデータベースから検索する
偏差値検索段階と、検索された偏差値に対応する計画を
前記カリキュラムに反映する志望校反映段階と、を備え
ている。
【0030】加えて、請求項11の教育方法では、前記
生徒装置からの前記解答データの採点結果が前記カリキ
ュラムで定められた合格点に達していない場合に、採点
結果が合格点に達するまで、前記カリキュラムで定めら
れたテストデータの当該生徒装置への送信、及び当該生
徒装置から送られてくる前記テストデータに対する解答
データの採点を繰り返す一方、その採点結果が合格点に
達した際に、合格点に達するまでのテストの実施回数及
びその際の採点結果をデータベースに記憶する学習経過
記録段階を備えている。
【0031】したがって、前記請求項9から11に記載
する処理を先生装置に実行させることにより、請求項1
から4に記載した発明と同様の作用効果を得ることが可
能となる。よって、記載される処理を汎用コンピュータ
などのハードウェアを用いて実行することにより、これ
らのハードウェアで本発明の教育システム技術が容易に
実施できるようになる。
【0032】
【実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面にし
たがって説明する。図1は、本発明にかかる教育システ
ム1を示すブロック図であり、該教育システム1は、有
線または無線を利用して構築されたネットワークとして
のインターネット2を利用して構成されている。
【0033】このインターネット2上には、教育サーバ
11が設けられており、該教育サーバ11には、複数の
先生端末12,・・・がインターネット2を介して接続
できるように構成されている。これにより、各先生端末
12,・・・と前記教育サーバ11とによって本発明の
先生装置13が構成されている。また、前記教育サーバ
11には、生徒が利用する生徒装置14がインターネッ
ト2を介して接続できるように構成されている。なお、
LANなどのネットワークによって生徒装置と先生装置
とを接続して教育システムを構成しても良い。
【0034】前記生徒装置14は、前記教育サーバ11
を運営する教育塾に予め登録された生徒が利用するコン
ピュータ装置であり、ディスクトップ型パソコン、ノー
ト型パソコン、モバイルコンピュータ、あるいはインタ
ーネット利用が可能な電話機や携帯電話機や今後発売が
予定されているテレビ電話等により構成される。この生
徒装置14は、インターネット2に接続するための通信
機を備え、インターネット2を介して前記教育サーバ1
1と交信できるように構成されている。この生徒装置1
4は、データ表示用のCRTや液晶ディスプレイ等の表
示手段と、データ報知用のスピーカやヘッドフォン等の
音声出力手段と、データ入力用のキーボード、テンキ
ー、矢印キー、音声入力用マイク等の入力手段とを備え
ている。
【0035】前記生徒装置14では、Webブラウザプ
ログラムが作動し、前記入力手段からの通信データの入
力、前記表示手段への画面表示、及び前記音声出力手段
からの音出力ができるように構成されている。これによ
り、前記生徒は、この生徒装置14をインターネット2
を介して前記教育サーバ11に接続するとともに、各生
徒に付与されたID番号及びパスワードを送信すること
によって、該教育サーバ11に構築されたサイト(ホー
ムページ)にアクセスし、当該サイトを利用できるよう
に構成されている。
【0036】また、前記先生端末12は、前記教育塾に
所属した先生が利用するコンピュータ装置であり、ディ
スクトップ型パソコン、ノート型パソコン、モバイルコ
ンピュータ、あるいはインターネット利用が可能な携帯
電話や今後発売が予定されているテレビ電話等により構
成される。この先生端末12は、インターネット2に接
続するための通信機を備え、インターネット2を介して
前記教育サーバ11と交信できるように構成されてい
る。この先生端末12は、データ表示用のCRTや液晶
ディスプレイ等の表示手段と、データ報知用のスピーカ
やヘッドフォン等の音声出力手段と、データ入力用のキ
ーボード、テンキー、矢印キー、音声入力用マイク等の
入力手段とを備えている。
【0037】この先生端末12では、Webブラウザプ
ログラムが作動し、前記入力手段からの通信データの入
力、前記表示手段への画面表示、及び前記音声出力手段
からの音出力ができるように構成されている。これによ
り、前記先生は、この先生端末12をインターネット2
を介して前記教育サーバ11に接続するとともに、各先
生に付与されたID番号及びパスワードを送信すること
によって、該教育サーバ11に構築されたサイト(ホー
ムページ)にアクセスし、当該サイトを利用できるよう
に構成されている。加えて、前記ID番号が先生に付与
されたものであると確認されることによって、前記教育
サーバ11内のデータの追加・変更・更新、サーバの制
御、及びメインテナンスが行える権限を取得できるよう
に構成されている。
【0038】前記教育サーバ11は、データを記憶する
記憶手段を備えており、該記憶手段には、プログラムを
記憶するためのプログラム記憶領域と、データを記憶す
るためのデータ記憶領域とが形成されている。この教育
サーバ11は、通信機能を備えており、前記プログラム
領域に記憶されたWebサーバープログラムに従って作
動することにより前記各先生端末12,・・・及び前記
各生徒装置14,・・・と通信ができるように構成され
ている。
【0039】前記データ記憶領域には、前記データベー
ス21が構築されており、該データベース21には、前
記各先生や各生徒に割り当てられたID番号やパスワー
ド等が記憶されている。これにより、前記ID番号を有
する者が利用する端末以外の前記教育サーバ11へのア
クセスを拒絶できるように構成されている。
【0040】前記データベース21内には、県名と、全
国の地方自治体名と、その住所と、各地方自治体で使用
される各科目毎の教科書のメーカー名とからなるデータ
が関連付けされて記憶されており、生徒装置14からの
データに基づいて前記データを検索することによって、
図2に示すような地域別教科書データ31が形成され記
憶されている。
【0041】この地域別教科書データ31は、各地方自
治体に設立された学校毎に異なる教科書を参照するため
のデータであり、登録された生徒の氏名を示す生徒名フ
ィールド32と、通学する学校の所在地を示す県名フィ
ールド33と、その学校が所属する地方自治体名フィー
ルド34と、科目フィールド35及びその科目で使用さ
れる教科書のメーカー名フィールド36とが関連付けさ
れて記憶されている。
【0042】また、前記データベース21には、図3に
示すように、志望校に合格するために必要な偏差値を示
す志望校偏差値データ41が記憶されている。該志望校
偏差値データ41には、志望校の学区フィールド42
と、学校名である高校名フィールド43と、学科・コー
スフィールド44と、男子フィールド45と、女子フィ
ールド46とが設けられている。前記男子フィールド4
5には、男子が合格する為に必要な偏差値が、高校名及
び学科・コースに関連付けされて記憶されており、前記
女子フィールド46には、女子が合格する為に必要な偏
差値が、高校名及び学科・コースに関連付けされて記憶
されている。
【0043】さらに、前記データベース21には、図4
に示すように、カリキュラム構成データ51が記憶され
ている。このカリキュラム構成データ51は、各科目に
おいて各教材メーカー毎に構築されており(数学におけ
る第1教材書メーカー用カリキュラム52及び第2教材
メーカー用カリキュラム53のみ図示)、各カリキュラ
ム52,53には、テキストのナンバーを示すテキスト
フィールド55と、ワークの番号を示すワークフィール
ド56と、頁を示すPAGEフィールド57と、章ィー
ルド58と、節フィールド59とが設けられている。こ
れらの各カリキュラム52,53は、各教材メーカーの
教科書に沿って構築されており、第1教材メーカーに対
応した第1教材メーカー用カリキュラム52では、「式
の計算」52a、「不等式」52b、「連立」52c、
「1次関数」52d、「平行と合同」52eの順に構成
される一方、第2教材メーカーに対応した第2教材メー
カー用カリキュラム53では、「式の計算」53a、
「連立」53b、「1次関数」53c、「不等式」53
dの順に構成されている。
【0044】また、前記データベース21には、図5に
示すように、教材データ61が記憶されており、この教
材データ61は、例えばWWWサーバー・ソフトウェア
から呼び出されるコモン・ゲートウェイ・インターフェ
ース(以下、CGIとする)・ソフトウェアからなる。
この教材データ61は、各科目において各教材メーカー
毎に構築されており(数学の教材データ61のみ図
示)、この数学の教材データ61は三つのファイルから
なり、それぞれS1ファイル62、S2ファイル63、
及びS3ファイル64として独立して格納されている。
前記S2ファイル63は、S2ファイル群65により構
成され、該S2ファイル群65は、2章一節ファイルで
あるS2−1ファイル66と、2章二節ファイルである
S2−2ファイル67と、2章三節ファイルであるS2
−3ファイル68とによって構成されている。さらに、
S2−2ファイル67は、S2−2ファイル群71によ
り構成され、該S2−2ファイル群71は、2章一節1
項ファイルであるS2−2−1ファイル72と、2章二
節2項ファイルであるS2−2−2ファイル73に分割
されている。
【0045】このように、前記教材データ61は、科
目、単元、章、節および項というようにツリー構造を成
し、互いに独立して電子ファイル化されており、さらに
ファイル毎に、また科目、単元、章、節および項ごとに
NOが付与され、各教材ファイルは、例えばWWWホー
ムページの記述言語であるハイパー・テキスト・マーク
アップ言語(以下、HTMLとする)や次世代記述言語
であるXMLを用いて文章形式で記述されている。
【0046】そして、あるファイルの文章から、同じフ
ァイルの別の文書や別のファイルの文章を、その文章と
同時にまたは補足説明するときに必要な音声や図や動画
などの情報とともに、表示、再生することができるよう
に、関連付けされている。つまり、図5においては、S
1ファイル62の末尾からS2ファイル63の先頭、そ
の末尾からS2−1ファイル66の先頭、その末尾から
S2−2ファイル67の先頭、その末尾からS2−2−
1ファイル72の先頭、その末尾からS2−2−2ファ
イル73の先頭、その末尾からS2−368ファイルの
先頭、その末尾からS3ファイル64の先頭に、それぞ
れ内容が続くように構成されている。このリンク情報も
教材データ61の構成データとして格納されている。
【0047】また、記述された内容の一部分の文字列
と、他の部分の文字列や映像や画像やチャット記録との
関連付け、偏差値データ75やカリキュラム構成データ
51も構成データとして教材データ61に格納されてい
る。さらに、S2−2−1ファイル71の「文字列」の
内容についての説明がリンクによって関連付けされた用
語ファイルに記憶されており、例えばS2−2−2ファ
イル73には、用語ファイル76、偏差値データ75、
及びカリキュラム構成データ51がリンクによって関連
付けされている。
【0048】加えて、前記データベース21には、図6
に示すように、生徒理解度情報データ81が記憶されて
いる。この生徒理解度情報データ81には、生徒名を格
納する名前フィールド82と、地域別検索に対応した教
材名を格納する教材フィールド83と、カリキュラムフ
ィールド84、教材の章や節や項という単位を格納する
項フィールド85と、偏差値フィールド86と、前記項
に対する生徒の理解度として試験の点数(最高を100
として数値化された値)を格納する理解度(点数)フィ
ールド87と、テストを受けた回数を格納する理解度
(試験回数)フィールド88と、チャット学習記録デー
タからのチャット学習時間数フィールド89と、名前フ
ィールド82の生徒がその項を見ることを許可しても良
いか否かを識別するための許可フィールド90とが関連
付けされて設けられている。
【0049】なお、これらデータベース21に記憶され
た総てのデータは、先生端末12において、閲覧・追加
・変更・更新できるように構成されている。また、これ
らのデータは、ハードディスクや光ディスクや光磁気デ
ィスク等のディスク記憶媒体、または半導体メモリに記
憶され構成されている。
【0050】以上の構成にかかる本実施の形態の動作を
フローチャートに従って説明する。このフローチャート
において、先生装置13を構成する教育サーバ11と先
生端末12がインターネット2を介して接続され、両者
が一体的に機能した状態を前提として説明する。
【0051】すなわち、図7から図10は、教育システ
ム1の一連の流れを示すフローチャートであり、この教
育システム1で講義を受ける生徒は、教育サーバ11を
運営する教育塾に予め登録し、ID番号及びパスワード
の付与を受けるとともに、通信受講用プログラムの供給
を受ける。そして、この受講用プログラムをパソコン等
からなる生徒装置14にインストールするとともに、初
期設定において、氏名、住所、通学する学校名、学年、
及び志望校が決まっている場合には志望校を画面の指示
に従って入力した後(S1)、当該生徒装置14を、イ
ンターネットを経由して先生装置を構成する教育サーバ
11に接続要求して教材の要求を促す。この接続段階に
おいて、ID番号やパスワードの入力を済ませて認証を
得た際には、初期設定時に入力した氏名、住所、学校
名、学年、及び志望校が、通信データとして先生装置1
3を構成する教育サーバ11に送信される(S2)。
【0052】すると、前記教育サーバ11では、受信し
た通信データが示す氏名、住所、学校名、学年、及び志
望校を、データベース21に記憶した後(T1)、前記
住所及び学校名を、データベース21に記憶されたデー
タから検索して、教材要求を送信した生徒装置14を利
用する生徒の使用する教科書の種類であるメーカー名を
特定するとともに(T2)、図2に示したように、地域
別教科書データ31を構築する。ここで、前記メーカー
名の特定方法としては、各生徒が使用する教科書のメー
カー名を予めデータベース21に登録しておき、これを
検索する方法や、教科書のメーカー名を示すデータを生
徒装置14から受け取る方法が挙げられる。
【0053】また、教育サーバ11は、志望校を学科・
コース及び性別を加味して、図3に示したデータベース
21の志望校偏差値データ41から検索し、入学試験に
合格するために必要な偏差値を得る(T3)。
【0054】そして、ステップT2にて特定されたメー
カーの教科書に適合した例えば第1教材書メーカー用カ
リキュラム52を、図4に示したデータベース21のカ
リキュラム構成データ51から選択して決定するととも
に、ステップT3にて得られた偏差値に対応する計画、
具体的には偏差値の高低に基づいて単元毎の見極めテス
トの合格点を上下動するための変数を、第1教科書メー
カー用カリキュラム52に反映して、当該生徒専用のカ
リキュラムを決定する(T4)。
【0055】つまり、第1段階において、教科書のメー
カー毎に異なる授業の進行順序に合わせたカリキュラム
を選定することができ、第2段階において、生徒毎に異
なる志望校に合わせたカリキュラムに変更することがで
きる。これにより、生徒毎に異なる志望校に適合し、か
つ学校毎に異なる使用教科書に応じたカリキュラムの学
習を、各生徒毎に行うことができる。また、志望校合格
を目的とした学習を、平常時から行うことができるた
め、特別な受験対策が不要となる。
【0056】次に、このカリキュラムに基づく教材デー
タ61を、すなわち生徒が使用する各教科書に対応した
適切な教材を示す教材データを、データベース21から
抽出して、教材要求を送信した前記生徒装置14に送信
する(T5)。これを受信した生徒装置14には、前記
教材データが示す教材が表示されるので(S3)、生徒
は、この教材に従った学習を開始する。
【0057】このように、ネットワークを利用すること
によって生徒に合わせた個人指導を行うことができる。
また、本実施の形態のように、インターネット2等の情
報通信インフラ(infrastructure)を利
用することで、全国規模の遠隔教育を実現することがで
きる。
【0058】そして、このような遠隔教育においては、
学習する生徒が各地域に点在するため、生徒が通う学校
毎に授業で使用する教科書(具体的には教材メーカー)
が異なり、図4に示したように、授業の進行順序が生徒
毎に前後することとなる。つまり、北海道のA校で使用
する第1教材メーカーの教科書では、「式の計算」52
a、「不等式」52b、「連立」52c、「1次関数」
52d、「平行と合同」52eの順番で授業が行われる
が、東京のB校で使用する第2教材メーカーの教科書で
は、「式の計算」53a、「連立」53b、「1次関
数」53c、「不等式」53dの順番で授業が行われ
る。
【0059】そこで、本実施の形態の教育システム1に
おいては、生徒装置14から教材要求を受けた際に、生
徒が使用する教科書の種類(教材メーカー)を特定し、
その種類に対応したカリキュラムを決定することで、教
科書の種類毎に異なる授業の進行順序に合わせたカリキ
ュラムを選定することができ、このカリキュラムに基づ
く教材データ、つまり生徒が使用する各教科書に対応し
た適切な教材を各生徒に配信することができる。よっ
て、全国の生徒を対象とした場合であっても、各生徒が
通う学校の授業内容に沿った学習を行うことができ、遠
隔教育時に生じ得る問題を解消することができる。
【0060】図11は、生徒装置14の画面101に、
ベース画面102と、教材画面103と、チャット画面
104とが表示された状態を示す図であり、前記教材画
面103には、分数を学習するための教材S2−2−1
ファイル72が表示されている。この画面101におい
て、生徒は、各ボタン画像の上にマウスのカーソル(矢
印)を合わせてマウスのボタンを押すことで、各ボタン
105〜107が示す内容を、前記教育サーバ11に送
信できるように構成されている。
【0061】この例示において、前記ベース画面102
には、現在の偏差値ボタン105と、第1目標高校ボタ
ン106と、○×高校へのカリキュラム送信ボタン10
7とが表示されており、例えば、生徒が○×高校へのカ
リキュラム送信ボタン107を押すと、現在の偏差値が
判定されてカリキュラムに反映され、反映されたカリキ
ュラムに基づく教材が表示される。
【0062】具体的に説明すると、○×高校へのカリキ
ュラム送信ボタン107が押されると、現在の偏「S2
−1−1」という引数がCGIプログラムに送られ、教
育サーバ11上のWWWホームページのCGIプログラ
ムの起動処理が作動される。すると、教育サーバ11で
は、その引数に該当する教材ファイル、「S2−1−
1」というファイルをデータベース21から検索する。
そのファイルが見つかった場合には、これを読み出し、
その教材を要求した生徒装置14に配布してよいかどう
かを、図6に示した生徒理解度情報データ81の許可フ
ィールド90を参照して判断する。
【0063】一方、該当する教材のファイルが見つから
ない場合には、CGIプログラムにおいて、その標準出
力として見つからなかったという内容の文章を出力す
る。それによって、生徒装置14の教材画面103に
は、見つからない旨が表示される。なお、各教材ファイ
ルには、「教科名+章+節+項」というようなファイル
名が記述されている。
【0064】また、要求情報が表示中の教材の前や次の
項という指定の場合、たとえば「S2−1−1」が表示
されている時に、その前の教材という要求があった場合
には、まず「S2−1−1」というファイル名の教材デ
ータを読み出し、次にこの教材データの先頭に記述され
たファイル名、たとえば「S2−1−1」というファイ
ル名を読み出す。そして、このファイル名の教材ファイ
ルが見つかればこれを読み出し、その教材を要求した生
徒に配布してよいかどうかを問い合わせる。「S2−1
−1」という教材ファイルが見つからなかった場合に
は、見つからなかったという内容の文章を出力し、それ
によって生徒装置14の教材画面103に見つからない
旨が表示される。
【0065】生徒装置14へのファイルの配信を制限す
る配布範囲制限手段は、生徒理解度情報データ81の内
容から、その生徒がその単元の項目を見ても良いか否か
を判断し、見てよい場合は見て良いと伝達し、見る許可
がない場合には、見てはいけないと伝達する。図6の生
徒理解度情報データ81において、名前フィールド82
に、要求している生徒名が格納されている行のうち、許
可フィールド90に「○」丸印のある行の項フィールド
85に格納されている項(または章や節)が、教材を見
てよい範囲を示している。
【0066】例えば、図6において、酒井さんは、メー
カー2のカリキュラムno2の教材については「S1−
2−1」まで見て良いことが許可されている。この許可
範囲が、要求情報の項(または章や節)と同じかそれよ
りも大きい章や節を示していれば、見てよいと判断す
る。本実施の形態では、要求情報である引数に要求者の
名前を添付する手段として、WWWブラウザの仕様であ
るクッキーという内部データのCGI引数への添付機能
を利用する。つまり、頁を変更するボタン画像が押され
てCGIプログラムが呼び出される際に、クッキーによ
って、引数に利用者独自の名前または番号などが添付さ
れる。
【0067】これにより、教材を要求する生徒は、表示
画面に表示されたリンク先を示すボタン画像のうち所望
のボタン画像を押すことによって、生徒在住の希望の高
校の教材を表示させることができるので、自分の好みや
学習意欲に応じて任意の教材を見ながら、たとえば復習
を行うことができる。また、先生は、生徒理解度情報デ
ータ81を閲覧し変更することで、生徒毎に見ても良い
教材の範囲を制限することができるので、生徒がある範
囲の項目に集中して学習するようにコントロールするこ
とができる。従って、十分な教育効果が期待できる。
【0068】また、前記教育サーバ11は、生徒理解度
情報データ81に、同じ教材を開いた回数を蓄積する。
例えば「第一目標高校○×高校+S2−2−2」という
情報を受け取った場合には、生徒理解度情報データ81
の「酒井」と記述された行のうち、教材が「メーカー
2」で、項が「S1−2−1」という記述のある行を探
し、該当する行が見つかった場合にはその行の理解度
(回数時間)フィールドの格納値に1を加算する(図示
せず)。
【0069】該当する行がない場合には、新規に「酒
井」という生徒名の行を作り、その行の教材フィールド
83、項フィールド85および理解度(回数時間)フィ
ールドにそれぞれ「メーカー2」、「S1−2−1」お
よび「1」を書き込む。また、理解度(回数時間)フィ
ールドには、表示時間も分単位で書き込まれる。表示時
間は、教材Aをある生徒Bに対して選択してから、次に
生徒Bから他の教材要求が出されるまでの時間であり、
教材選択結果と一緒にに送られ書き込まれる。教材の閲
覧が終了したら、生徒装置14から生徒名とともに教材
の閲覧終了を知らせる情報が送られる。同じ生徒が同じ
教材を以前に見ている場合には、今までに見ている時間
に今回の閲覧時間が加算される。
【0070】これにより、ある生徒のある項の閲覧時間
が長いほど、その項に対する理解が低いと判断する。判
断基準の一例として、以下のように試験で70点以上を
取るまでに教材を表示した回数と時間で判断するように
してもよい。たとえば、閲覧回数および閲覧時間が1回
以内かつ2分以内なら「S」、1回以内かつ15分以内
なら「A」、1回以内かつ30分以内なら「B」、3回
以内かつ20分以内なら「B」、4回以内かつ30分以
内なら「C」、それ以外は「D」と判断し、この判断結
果を合わせて生徒理解度情報データ81に記録してもよ
い。
【0071】前記教育サーバ11は、先生が先生端末1
2を起動して接続したときか、または一定時間おきに教
材の再構成処理を行う。教育サーバ11は、順番に全部
の生徒の生徒理解度情報データ81を読み込み、教材の
全ての項について、点数と試験回数から得られる理解
度、もしくは教材の表示回数と表示時間から得られる理
解度、またはその両方の理解度に基づいて理解度に応じ
た教材の再構成を行う。
【0072】この学習時において、例えば先生が現在の
授業の進行状況を生徒に尋ねる際には、その旨の文章を
先生端末12のキーボード等(音声入力も可)を利用し
て、先生端末12のチャット画面に文字入力し、その内
容を先生側チャットデータとして、教育サーバ11を介
して前記生徒装置14に送信する(T6)。これを受け
た生徒装置14には、その内容がチャット画面104に
表示される。この内容に対して返答する際には、「第何
単元まで進みました」等の文章を、キーボード等(音声
入力も可)を利用して生徒装置14のチャット画面10
4へ文字入力し、その内容を生徒側チャットデータとし
て、前記教育サーバ11を経由して前記先生装置12に
送信する(S4)。すると、この生徒側チャットデータ
は、先生装置12にて受信されチャット画面に表示され
る。
【0073】このように、生徒と先生間で文字による対
話を成立させることができるので、授業の進行状況に合
わせたカリキュラムへの変更、例えば北海道の生徒にお
いて冬季の授業が遅れている場合には、東京の生徒より
進行速度を遅らせる等の調整を図ることができる(T
7)。
【0074】また、文字による対話を利用して、生徒装
置14においては、教材内容の説明の要求や、質問事
項、学習方法など問い合わせを行うことができ(S
5)、また、先生端末12では、その回答を送信するこ
とができる(T8)。この文字による対話を繰り返すこ
とによって(S5,T8)、進路指導や相談などの遣り
取りも行うことができるとともに、文字対話を利用した
チャット学習を行うことができる。このチャット学習の
内容は、逐次データベース21に記憶され、生徒の理解
度判定に利用される。その判定結果を生徒毎に生徒理解
度情報データ81に蓄積する。
【0075】次に、送信された教材による単元学習が終
了した際には、教材の一部であり生徒の単元の理解度を
測る見極めテスト(以下、見極めテストとする)が教育
サーバ11から生徒装置14に送信され(T9)、その
テスト内容が生徒装置14の教材画面103に表示され
る。つまり、教材データであるHTMLやXML文章の
一部の電子ファイルには、試験問題が記述されている。
この試験問題の記述は、問題の文章と選択肢の文章と選
択ボタンの記述からなる。生徒装置14に表示された選
択ボタン画像を生徒が押すと、そのボタン画像に対応し
て記述されたHTMLやXML文書の内容を実行し、教
育サーバ11に試験問題の番号と解答の番号と利用者の
名前とが関連づけられてなる解答データが送信される
(S6)。たとえば試験問題が「S2−2−1」の問題
Aであった場合には、試験問題の記述は、たとえば「S
2−2−1−A」である。
【0076】前記生徒の解答の記述は、選択ボタン画像
に対応した番号の数値情報であっても良いし、生徒が入
力した文字列であってもよい。生徒が解答として文字列
を入力する場合には、HTMLやXML言語で記述され
たテキストボックスと解答ボタンを表示し、そのテキス
トボックスに文字列が入力され、さらに解答ボタン画像
が押された時にその文字列をCGIプログラムに引数と
して送るようにする。
【0077】この解答データを受信した教育サーバ11
では、データベース21に記憶された正解ファイルを読
み込み、その正解情報と解答とを比較することにより採
点を行い得点を計算する(T10)。得られた試験結果
は、生徒理解度情報データ81に記録される。特に限定
しないが、生徒理解度情報データ81には、例えば試験
結果を100点満点とした場合に何割正解したかという
情報が蓄積される。また、その正解率は、CGIプログ
ラムの標準出力として、教育サーバ11を介して教材画
面103に送られる。
【0078】そして、この得点から偏差値が算出され
(T11)、どの単元の見極めテストかを示すテスト
名、その得点、及び算出された偏差値が、生徒名に関連
づけされてデータベース21に記憶される(T12)。
この偏差値を求める際には、データベースに予め記憶さ
れた全国地域別偏差値データが用いられるが、前述した
授業の進行状況による他者との格差を抑えるために、イ
ンターネット2を利用して全国規模で収集され、データ
ベース化された独自のデータを利用しても良い。
【0079】そして、見極めテストの結果を知りたい場
合、その旨を生徒装置14に入力して採点結果を教育サ
ーバ11に要求する(S7)。すると、教育サーバ11
からは、その採点結果要求に応じて、偏差値を示す採点
結果データが送信され(T13)、当該生徒装置14の
ブラウザ画面には偏差値が表示される。この方法として
は、図11の生徒装置14の画面101に示したよう
に、ベース画面102の現在の偏差値ボタン105上に
マウスのポインタを設定してクリックする等して選択す
ることにより行っても良く、この場合には、最新の偏差
値が、偏差値ボタン105上に表示される。これによ
り、前記見極めテストの採点結果を閲覧することができ
るので、現在の実力を知ることができ、学習意欲の向上
に寄与することができる。
【0080】この見極めテスト後において、教育サーバ
11では、見極めテストでの得点が当該生徒用のカリキ
ュラムで定められた合格点以上であるか否かを判断する
(T14)。その結果、見極めテストの得点が合格点に
達していない場合には、前記ステップT9へ分岐して、
新たな見極めテストが生徒装置14に送信される。これ
伴い、生徒装置14には見極めテストの内容が表示され
るので、このテストに対する解答データの前記教育サー
バ11への送信し(S6)、その採点結果が前記合格点
に達するまで、先生装置13ではステップT9〜T14
が、また生徒装置14ではステップS6,S7が繰り返
し行われる。これにより、学習内容の記憶を確実にする
とともに、学習理解度をカリキュラムで定められた目標
値まで向上することができる。
【0081】ここで、同じ問題に対する間違いの繰り返
し数などを数えるとともに、それに基づいて生徒がどの
章や節をどの程度理解しているかということを判断し
て、生徒理解度情報として蓄積する。また、どの生徒が
どの教材をどの位の時間、また何回見ているかというこ
とを蓄積し、それに基づいて生徒毎に理解し難い項目と
理解し易い項目の判断を行い、生徒別の理解度情報とし
て生徒理解度情報へ蓄積する。
【0082】これらの生徒理解度情報を蓄積すること
で、生徒毎に単元別の理解度を判断し、理解度の低い章
や節や項については、生徒装置14に細かい内容の説明
を表示し、また理解度の高い章や節や項については簡単
な説明を表示させるように、教材の構成を生徒毎に変更
することができる。例えば、数学教材において、「S2
−2−1」の理解度が高い生徒については、「S2−2
−1」および「S2−2−1」を表示させずに、「S2
−2−2」が表示されるようにリンクを変更して蓄積す
る。この場合、「S2−2」ファイルの末尾の記述は、
本来の「S2−2−1」から「S2−2−2」に変更さ
れる。同様に「S2−3」ファイルの先頭の記述は、本
来の「S2−2−1」から「S3」に変更される。これ
により、生徒毎に、単元別に理解度に応じて構成を変え
た教材を提供することができ、自由に生徒が教材を使う
場合でもレベルにあった最適な教材を提供することがで
きる。
【0083】前記ステップT14において採点結果が合
格点に達したと判断された際には、合格点に達するまで
のテストの実施回数と、その際の採点結果である得点と
が、図6に示した生徒理解度情報データ81に記憶され
る(T15)。これにより、学習経過が記録されるとと
もに、前記実施回数から理解度の高低の把握が可能とな
り、今後のカリキュラムへの反映が可能となる。
【0084】すなわち、教育サーバ11は、生徒が同じ
試験に解答した回数を、生徒理解度情報データ81へ蓄
積する。理解度が低いと、100点満点を取るのに何度
も試験を受け直さなければならないため、試験回数が多
い程、同じ点数であっても理解度が低いということにな
る。例えば、試験回数の基準を予め決めておき、試験の
点数が90点以上で試験回数が1回を「S」、試験の点
数が80点以上で試験回数が2回を「A」、試験の点数
が80点以上で試験回数が5回未満を「B」、試験の点
数が80点以上で試験回数が8回未満を「C」、試験の
点数が60点以上で試験回数が3回未満を「B」、試験
の点数が60点以上で試験回数が6回未満を「C」、試
験の点数が30点以下を「Z」、それ以外を「D」と判
定し、生徒理解度情報に、生徒毎に項目別に「A」、
「B」、「C」、「D」、「Z」の判定結果を記録する
ようにしてもよい。さらに、上記点数と関連づけ判定判
定結果だけを記録するようにしてもよい。
【0085】そして、先生装置13においては、前記ス
テップT5へ移行するとともに、生徒装置14では、前
記ステップS3へ移行して、次単元の学習が行われる。
【0086】このように、前記先生装置13を、インタ
ーネット2上に設けられた教育サーバ11と、先生が利
用する先生端末12とで構成することにより、インター
ネット2への接続環境を整えるだけで、教育システム1
への参加が可能となる。これにより、生徒装置14を利
用する生徒においては、生徒装置14が設置された教室
以外で学習することができない場合と比較して、学習の
場を広げることができ、全国展開が容易となる。また、
先生端末12を利用する先生においても、自宅や出張先
からの指導が可能となる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
ネットワークを利用することによって生徒に合わせた個
人指導をすることができる。また、インターネット等の
情報通信インフラ(infrastructure)の
利用が可能となり、遠隔教育を実現することができる。
【0088】そして、このような遠隔教育においては、
学習する生徒が各地域に点在するため、生徒が通う学校
毎に授業で使用する教科書が異なり、授業の進行順序が
生徒毎に前後することとなる。つまり、北海道のA校で
は、使用する教科書に従って(イ)、(ロ)、(ハ)の
順番で授業が行われるが、東京のB校では、使用する教
科書に従って(イ)、(ハ)、(ロ)の順番で授業が行
われることがある。
【0089】そこで、本発明の教育システムにおいて
は、生徒装置から教材要求を受けた際に、生徒が使用す
る教科書の種類を特定し、その種類に対応したカリキュ
ラムを決定することで、教科書の種類毎に異なる授業の
進行順序に合わせたカリキュラムを選定することがで
き、このカリキュラムに基づく教材データ、つまり生徒
が使用する各教科書に対応した適切な教材を各生徒に配
信することができる。よって、全国の生徒を対象とした
場合であっても、各生徒が通う学校の授業内容に沿った
学習を行うことができ、遠隔教育時に生じ得る問題を解
消することができる。
【0090】そして、この教材が配信された生徒装置に
は教材が表示されるので、この教材に従った学習を行う
ことができる。この学習時において、例えば先生が現在
の授業の進行状況を生徒に尋ねる際には、その旨の文章
をキーボード等(音声入力も可)を利用して先生装置へ
文字入力し、その内容を先生側チャットデータとして、
前記生徒装置に送信することにより、生徒装置に、その
内容を表示することができる。この内容に生徒が返答す
る際には、「第何単元まで進みました」等の文章を、キ
ーボード等(音声入力も可)を利用して生徒装置へ文字
入力し、その内容を生徒側チャットデータとして、前記
先生装置に送信することで、その内容を先生装置に表示
することができる。このように、生徒と先生間で文字に
よる対話を成立させることができるので、授業の進行に
合わせたカリキュラムへの変更、例えば北海道の生徒に
おいて冬季の授業が遅れている場合には、東京の生徒よ
り進行速度を遅らせる等の調整を図ることができる。
【0091】また、文字による対話を利用して、先生か
らの教材内容の説明や、生徒からの質問事項・学習方法
など問い合わせや、進路指導・相談などの遣り取りも行
うことができる。
【0092】次に、単元学習が終了した際には、生徒は
教材に含まれたテストを解き、その解答データを先生装
置に送信する。すると、この解答データを受信した先生
装置にて採点が行われる。このとき、この採点結果とし
ては、得点だけでなく、偏差値などであっても良い。こ
の偏差値を求める際に用いられるデータとしては、予め
用意された全国地域別偏差値データが挙げられるが、前
述した授業の進行状況による他者との格差を抑えるため
に、ネットワークを利用して全国規模で収集され、デー
タベース化された独自のデータを利用することも可能と
なる。
【0093】そして、前記テストの採点結果を先生装置
に要求して採点結果を閲覧することができるので、現在
の実力を知ることができる。これにより、学習意欲を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】同実施の形態における地域別教科書データを示
す図である。
【図3】同実施の形態における志望校偏差値データを示
す図である。
【図4】同実施の形態におけるカリキュラム構成データ
を示す図である。
【図5】同実施の形態における教材データを示す図であ
る。
【図6】同実施の形態における生徒理解度情報データを
示す図である。
【図7】同実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】図8に続くフローチャートである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】同実施の形態の生徒装置に表示された画面例
である。
【符号の説明】
1 教育システム 2 インターネット 11 教育サーバ 12 先生端末 13 先生装置 14 生徒装置 21 データベース

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先生が利用する先生装置と生徒が利用す
    る生徒装置とがネットワークを介して接続されてなる教
    育システムであって、 前記生徒装置は、 前記先生装置に教材を要求する教材要求手段と、 前記先生装置からの教材データを受信して該教材データ
    が示す教材を表示する教材表示手段と、 入力された文字の内容を生徒側チャットデータとして前
    記先生装置に送信するとともに、該先生装置からの先生
    側チャットデータを受信してその内容を表示し、文字に
    よる対話を成立させる生徒側チャット手段と、 前記教材に含まれたテストに対する解答データを前記先
    生装置に送信する解答データ送信手段と、 前記先生装置に前記テストの採点結果を要求する採点結
    果要求手段と、 前記先生装置からの採点結果データを受信して採点結果
    を表示する採点結果表示手段とを備え、 前記先生装置は、 前記生徒装置からの教材要求を受けた際に、当該生徒が
    通う学校で使用する教科書の種類をデータベースに記憶
    されたデータから特定する使用教科書特定手段と、 特定された教科書の種類に対応したカリキュラムを決定
    するカリキュラム決定手段と、 前記カリキュラムに基づく教材データを、データベース
    から抽出して教材要求を送信した前記生徒装置に送信す
    る教材データ送信手段と、 入力された文字の内容を先生側チャットデータとして前
    記教材要求を送信した前記生徒装置に送信するととも
    に、当該生徒装置からの生徒側チャットデータを受信し
    てその内容を表示し、文字による対話を成立させる先生
    側チャット手段と、 前記生徒装置からの解答データを受信して採点する採点
    手段と、 前記生徒装置からの採点結果要求に応じて前記解答デー
    タの採点結果データを当該生徒装置に送信する採点結果
    データ送信手段とを備えたことを特徴とする教育システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記生徒装置は、 前記先生装置に志望校データを送信する志望校データ送
    信手段を備え、 前記先生装置は、 前記生徒装置からの志望校データを受信する志望校デー
    タ受信手段と、 前記志望校データを受信した際に、該志望校データが示
    す志望校の入学試験に合格するために必要な偏差値をデ
    ータベースから検索する偏差値検索手段と、 検索された偏差値に対応する計画を前記カリキュラムに
    反映する志望校反映手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の教育システム。
  3. 【請求項3】 前記先生装置は、 前記生徒装置からの前記解答データの採点結果が前記カ
    リキュラムで定められた合格点に達していない場合に、
    採点結果が合格点に達するまで、当該生徒装置への前記
    カリキュラムで定められたテストデータの送信及びその
    解答データの採点を繰り返す一方、その採点結果が合格
    点に達した際に、合格点に達するまでのテストの実施回
    数及びその際の採点結果をデータベースに記憶する学習
    経過記録手段を備え、 前記生徒装置は、 前記先生装置からのテストデータを受信してテスト内容
    を表示するとともに、該テストに対する解答データを前
    記先生装置に送信するテスト応答手段を備えたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の教育システム。
  4. 【請求項4】 前記ネットワークをインターネットで構
    成するとともに、前記先生装置を、前記インターネット
    上に設けられたサーバ及び該サーバに前記インターネッ
    トを経由して接続される先生端末により構成したことを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の教育システム。
  5. 【請求項5】 生徒が利用する生徒装置が、ネットワー
    クを介して接続される先生装置であって、 前記生徒装置からの教材要求を受けた際に、当該生徒が
    通う学校で使用する教科書の種類をデータベースに記憶
    されたデータから特定する使用教科書特定手段と、 特定された教科書の種類に対応したカリキュラムを決定
    するカリキュラム決定手段と、 前記カリキュラムに基づくとともにテストを含んだ教材
    データを、データベースから抽出して教材要求を送信し
    た前記生徒装置に表示可能な形態で送信する教材データ
    送信手段と、 入力された文字の内容を先生側チャットデータとして前
    記教材要求を送信した前記生徒装置へ表示可能な形態で
    送信するとともに、当該生徒装置から送られてきた生徒
    側チャットデータを受信してその内容を表示し、文字に
    よる対話を成立させるチャット手段と、 前記生徒装置から送られてくる、前記テストに対する解
    答データを受信して採点する採点手段と、 前記生徒装置からの採点結果要求に応じて前記解答デー
    タの採点結果データを当該生徒装置に表示可能な形態で
    送信する採点結果データ送信手段と、 を備えたことを特徴とする先生装置。
  6. 【請求項6】 前記生徒装置から送られてきた志望校デ
    ータを受信する志望校データ受信手段と、 前記志望校データを受信した際に、該志望校データが示
    す志望校の入学試験に合格するために必要な偏差値をデ
    ータベースから検索する偏差値検索手段と、 検索された偏差値に対応する計画を前記カリキュラムに
    反映する志望校反映手段と、 を備えたことを特徴とする請求項5記載の先生装置。
  7. 【請求項7】 前記生徒装置からの前記解答データの採
    点結果が前記カリキュラムで定められた合格点に達して
    いない場合に、採点結果が合格点に達するまで、前記カ
    リキュラムで定められたテストデータの当該生徒装置へ
    の送信、及び当該生徒装置から送られてくる前記テスト
    データに対する解答データの採点を繰り返す一方、その
    採点結果が合格点に達した際に、合格点に達するまでの
    テストの実施回数及びその際の採点結果をデータベース
    に記憶する学習経過記録手段を備えたことを特徴とする
    請求項5又は6記載の先生装置。
  8. 【請求項8】 前記ネットワークを構成するインターネ
    ット上に設けられたサーバと、該サーバに前記インター
    ネットを経由して接続される先生端末とにより構成した
    ことを特徴とする請求項5、6又は7記載の先生装置。
  9. 【請求項9】 生徒が利用する生徒装置が、ネットワー
    クを介して接続される先生装置において、 前記生徒装置からの教材要求を受けた際に、当該生徒が
    通う学校で使用する教科書の種類をデータベースに記憶
    されたデータから特定する使用教科書特定段階と、 特定された教科書の種類に対応したカリキュラムを決定
    するカリキュラム決定段階と、 前記カリキュラムに基づくとともにテストを含んだ教材
    データを、データベースから抽出して教材要求を送信し
    た前記生徒装置に表示可能な形態で送信する教材データ
    送信段階と、 入力された文字の内容を先生側チャットデータとして前
    記教材要求を送信した前記生徒装置へ表示可能な形態で
    送信するとともに、当該生徒装置から送られてきた生徒
    側チャットデータを受信してその内容を表示し、文字に
    よる対話を成立させる対話段階と、 前記生徒装置から送られてくる、前記テストに対する解
    答データを受信して採点する採点段階と、 前記生徒装置からの採点結果要求に応じて前記解答デー
    タの採点結果データを当該生徒装置に表示可能な形態で
    送信する採点結果データ送信段階と、 を備えたことを特徴とする教育方法。
  10. 【請求項10】 前記生徒装置から送られてきた志望校
    データを受信する志望校データ受信段階と、 前記志望校データを受信した際に、該志望校データが示
    す志望校の入学試験に合格するために必要な偏差値をデ
    ータベースから検索する偏差値検索段階と、 検索された偏差値に対応する計画を前記カリキュラムに
    反映する志望校反映段階と、 を備えたことを特徴とする請求項9記載の教育方法。
  11. 【請求項11】 前記生徒装置からの前記解答データの
    採点結果が前記カリキュラムで定められた合格点に達し
    ていない場合に、採点結果が合格点に達するまで、前記
    カリキュラムで定められたテストデータの当該生徒装置
    への送信、及び当該生徒装置から送られてくる前記テス
    トデータに対する解答データの採点を繰り返す一方、そ
    の採点結果が合格点に達した際に、合格点に達するまで
    のテストの実施回数及びその際の採点結果をデータベー
    スに記憶する学習経過記録段階を備えたことを特徴とす
    る請求項9又は10記載の教育方法。
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