JP2001271868A - 除振装置 - Google Patents

除振装置

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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
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    • G03F7/709Vibration, e.g. vibration detection, compensation, suppression or isolation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振支持手段が有する除振性能、振動絶縁性
能、高剛性等のメリットを損なうことなく、除振台の位
置や姿勢を安定かつ再現性よく維持できるようにする。 【解決手段】 機器を搭載する除振台1の振動を低減し
ながら除振台を基礎7上で支持する防振支持手段2を備
えた除振装置において、防振支持手段と除振台または基
礎との間に、それらの間の相対変位を調整する、外部か
らの作用力によっては有意な変位を生じない高い剛性を
有する変位調整機構3を設け、除振台1と基礎7との相
対変位を検出する検出手段4と、その検出信号に適切な
補償演算を施して出力する補償手段5と、該出力信号に
基いて前記変位調整機構を駆動する駆動回路6を備え、
除振台1の位置・姿勢を所定の状態に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置設置基礎など
の外部からの除振台への振動伝達を遮断・抑制するとと
もに、除振台に搭載された機器の動作による振動を迅速
に低減・減衰することが可能で、かつ除振台を所定の位
置・姿勢に正しく維持する精密機器搭載用の除振装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子顕微鏡、半導体露光装置等の精密機
器の高精度化にともない、それらを搭載する精密除振装
置の高性能化が求められている。特に半導体露光装置に
おいては、適切かつ迅速な露光を行うために、床などの
装置設置基礎からの振動をはじめとする外部からの振動
を極力除去する除振台が必要である。露光に悪影響を及
ぼす振動が露光用ステージに発生するのを防止する必要
があるからである。
【0003】また、半導体露光装置では、露光用XYス
テージのステップ・アンド・リピートという間欠的な繰
り返し動作、あるいはスキャニング露光のためのスキャ
ン動作が、除振台の振動を励起する。XYステージの駆
動反力およびXYステージの荷重移動が除振台を励振し
てしまうのである。したがって除振装置には、床などの
装置設置基礎からの振動をはじめとする外部振動から除
振台を振動的に絶縁するとともに、除振台に搭載された
機器の動作によって発生する振動を迅速に減衰させるこ
とが求められている。
【0004】特にスキャン露光装置では、露光用ステー
ジがスキャン動作をしている状態で露光を行うため、振
動低減・抑制性能への要求は厳しく、一段と高性能な除
振装置が不可欠となっている。
【0005】このような要求に対しては、除振台の振動
をセンサで検出し、その検出信号を補償して、除振台に
制御力を加えるアクチュエータにフィードバックするこ
とにより能動的に除振台の振動制御を行う能動除振装置
が開発され、実用化されている。能動除振装置は、受動
的なばね要素、ダンパ要素などのみで構成された除振装
置では困難であった非常に優れた振動制御性能を実現す
ることが可能である。
【0006】能動除振装置としては、空気ばねをアクチ
ュエータとして用いた空気ばね式能動除振装置、空気ば
ね式能動除振装置に電磁駆動のアクチュエータを併用し
たタイプの能動除振装置などが開発・提案され、実用化
されている。
【0007】さらに、これらの次の世代の除振装置とし
て、ピエゾ素子に代表される圧電アクチュエータや、磁
歪アクチュエータなどの変位発生形アクチュエータを用
いて除振台の振動制御を行う装置が提案され、開発され
ている。この種の装置は、例えば特願平10−3244
58号(変位発生形アクチュエータ能動振動絶縁装置)
などにより開示されている。
【0008】この装置は、制御性の良好な変位発生形ア
クチュエータである圧電アクチュエータなどを用いるこ
とにより、容易にスカイフックスプリング特性を付与す
ることができる。スカイフックスプリングとは、空間内
の絶対静止点から除振対象に作用するスプリング、つま
り、装置設置基礎と除振台との間に直接的な相互作用を
発生させないばね要素である。具体的には、空間内の絶
対静止点に対する物理量として測定可能な、加速度や速
度の信号を適切に補償し、空間内の絶対静止点に対する
剛性を、制御手段を用いて調整することにより実現する
ことができる。前述の特願平10−324458号にも
詳述されているとおり、この装置によれば、絶対静止点
に対する剛性を高めることによって低周波数領域におけ
る装置設置基礎の振動の除振台への振動伝達率を0dB
以下にするとともに、除振台に直接作用する外乱に対す
る応答の振幅を小さくすることができる。スカイフック
スプリング機能は、空間内の絶対静止点に対する剛性
を、制御手段を用いて調整することによって実現するも
のであり、これに対しては、変位量を直接かつ精密に調
整できる変位発生形アクチュータの適用が適している。
【0009】また、この装置では、床などの装置設置基
礎の振動変位に相当する信号に基づいて変位発生形アク
チュエータの変位量を制御することにより、容易にその
振動変位を吸収し、除振台に搭載された機器への振動伝
達を遮断することができる。したがって、除振台上に搭
載された機器の動作によって発生する振動に対する制振
性能を向上させるべく、除振装置の支持機構の固有振動
数を高く設定する、つまり、変位発生形アクチュエータ
を含む除振台の支持機構の剛性を高めても、装置設置基
礎などの外部振動の伝達量の増大を抑えることができ
る。つまり優れた除振性能を有する高剛性の除振装置を
実現できるため、この装置は次世代除振装置として注目
されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧電アクチ
ュエータや磁歪アクチュエータなどの変位発生形アクチ
ュエータを用いるにあたっては、その制御量である変位
の発生方向以外の方向の力がこれらのアクチュエータに
加わらないようにする必要がある。変位発生形アクチュ
エータは、所定方向以外からの作用力で破壊しやすいか
らである。このため、この種の除振装置では、変位発生
形アクチュエータの作用方向には高い剛性、その動作方
向に直交する方向に関しては比較的低い剛性を有する積
層ゴムなどの弾性体を、変位発生形アクチュエータの作
用方向に直列に配置して併用している。
【0011】しかし、積層ゴムなどの弾性体は、搭載荷
重の影響で除々に変形するため、除振装置を設置した時
に所定の状態に除振台が位置するように調整しても、経
時的な位置ずれを生じることがある。また、除振台上
に、XYステージのような可動機構が搭載され、それが
高速・高加速度で運動する場合、その駆動反力などで除
振台が励振され、変位を発生する。
【0012】除振台を必要とする精密機器の分野では、
除振台と周辺機器との位置関係を所定の状態に維持しな
ければならない場面が多くあるため、この位置や姿勢の
変化を補正する手段が必要である。圧電アクチュエータ
や磁歪アクチュエータは変位を発生するアクチュエータ
ではあるが、その動作ストロークは、こうした状況で発
生するあらゆる変位を補正して、除振台を所定位置に正
しく維持するためには十分ではなく、変位発生形アクチ
ュエータを用いた除振装置は、適切な位置・姿勢制御機
能を備えていないのが現状である。この点が、変位発生
形アクチュエータを用いた除振装置の広範囲な普及を阻
むひとつの要因にもなっている。変位発生形アクチュエ
ータを用いた除振装置の優れた除振性能および高剛性と
いうメリットを維持しつつ、適切な構成で変位・姿勢制
御が行える除振装置が必要とされているのである。
【0013】本発明は、このような課題を解決するため
のものであり、変位発生形アクチュエータを用いた除振
装置などのような、それ自身が十分な位置・姿勢制御機
能をもたない防振支持手段を有する除振装置において、
それが有する優れた除振性能・振動絶縁性能、高剛性な
どといったメリットを損なうことなく、支持される除振
台の位置・姿勢を安定かつ再現性よく維持できるように
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明の第1の除振装置は、機器を搭載する除振台
の振動を低減しながら前記除振台を基礎上で支持する防
振支持手段を備えた除振装置において、前記防振支持手
段と、除振台または基礎との間に、それらの間の相対変
位を調整する変位調整機構を具備し、この変位調整機構
は外部からの作用力によっては有意な変位を生じない高
い剛性を有することを特徴とする。
【0015】第2の除振装置は、第1の除振装置におい
て、前記変位調整機構は駆動手段を備えたものであり、
前記除振台と基礎との相対変位を検出する検出手段と、
この検出信号に適切な補償を施して出力する補償手段
と、この出力信号に基づいて前記変位調整機構を駆動す
る駆動回路とを備え、これにより前記除振台の位置また
は姿勢を所定の状態に維持するものであることを特徴と
する。
【0016】第3の除振装置は、第1または第2の除振
装置において、前記防振支持手段は変位発生形アクチュ
エータにより能動的に前記除振台の振動を低減するもの
であることを特徴とする。
【0017】第4の除振装置は、第3の除振装置におい
て、前記防振支持手段は、前記変位発生形アクチュエー
タと、前記変位発生形アクチュエータの前記除振台側に
中間プレートを介して接続された弾性体を備え、さらに
前記除振台またはそれに剛に締結された部材もしくは前
記機器の振動を検出する振動センサと、前記中間プレー
トの振動を検出する振動センサと、これらの振動センサ
からの検出信号に適切な補償を施す補償手段と、この補
償手段の出力信号に基づいて前記変位発生形アクチュエ
ータを駆動する駆動回路とを備え、これにより前記除振
台の振動を低減するものであることを特徴とする。
【0018】第5の除振装置は、第4の除振装置におい
て、前記防振支持手段の前記基礎側の取り付け位置また
は前記基礎の振動を検出する振動センサと、その検出信
号に適切な補償を施して前記変位発生形アクチュエータ
への信号を出力する補償手段とを備え、これにより前記
基礎から前記除振台への振動伝達を低減させるように前
記防振支持手段を制御するものであることを特徴とす
る。
【0019】第6の除振装置は、第3〜第5のいずれか
の除振装置において、前記変位発生形アクチュエータ
は、圧電アクチュエータ、磁歪アクチュエータ、または
超磁歪アクチュエータのいずれかであることを特徴とす
る。
【0020】第7の除振装置は、第1〜第6のいずれか
の除振装置において、前記変位調整機構は、相互に異な
る方向に移動可能に支持され、そのいずれの移動方向に
対しても傾いた面を介して接触している第1および第2
の楔形部材と、前記第1楔形部材を送る送りネジと、こ
の送りネジを駆動するモータとを備え、前記モータによ
り前記送りネジおよび第1楔形部材を介して前記第2楔
形部材を移動させることにより前記防振支持手段と防振
台または基礎との間の相対変位の調整を行うものである
ことを特徴とする。
【0021】第8の除振装置は、第1〜第6のいずれか
の除振装置において、前記変位調整機構は所定の方向に
移動可能に支持された部材と、この部材を送る送りネジ
と、この送りネジを駆動するモータとを備え、このモー
タにより前記送りネジを介して前記部材を移動させるこ
とにより前記防振支持手段と防振台または基礎との間の
相対変位の調整を行うものであることを特徴とする。
【0022】第9の除振装置は、第1〜第8のいずれか
の除振装置において、前記除振装置と除振台との間に作
用する力を検出する力センサと、その検出信号に適切な
補償を施して出力する補償手段とを備え、この出力信号
に基いて前記変位調整機構を制御することにより、前記
除振装置と除振台との間に作用する力が予め定めた範囲
を逸脱しないように制御する機能を有することを特徴と
する。
【0023】これら本発明の構成において、変位調整機
構は、防振支持手段と除振台または基礎との間の相対変
位を調整することにより、除振台の位置や姿勢を所定の
状態に保持する。したがって、防振支持手段が、変位発
生形アクチュエータを用いた除振装置などのような、そ
れ自身が十分な位置や姿勢の制御能力をもたない場合で
も、変位調整機構によって、除振台の位置や姿勢が所定
の状態に維持されることになる。またその際、変位調整
機構は、ゴムやばねなどの一般的な防振機構よりも十分
に高い剛性を有する等により、外部からの作用力によっ
ては有意な変位を生じないため、防振支持手段が有する
優れた除振性能、高剛性などといったメリットを損なう
こともない。
【0024】
【実施例】[実施例1]図1には本発明の第1の実施例
に係る除振装置の構成を示す。この除振装置は除振台1
を支持するものであり、除振マウント50、その制御装
置10および29を備える。本実施例では、同図に示す
ように、除振マウント50を用いて除振台1を鉛直方向
に防振支持する。
【0025】除振マウント50は、除振台1を鉛直方向
に防振支持する能動除振手段2、ゴムやばねなどの一般
的な防振機構よりも十分に高い剛性を有し、装置設置基
礎7と能動除振手段2との間の鉛直方向の相対変位を調
整する変位調整機構3、除振台1と装置設置基礎7との
間の鉛直方向の相対変位を検出する変位検出手段4を備
える。
【0026】能動除振手段2と変位調整機構3は、力学
的に直列に配置されている。すなわち、能動除振手段2
の上端は除振台1に固定され、下端は変位調整機構3の
上端に固定されており、除振台1と変位調整機構3は能
動除振手段2を介して接続されている。変位調整機構3
の下端は装置設置基礎7に固定されている。なお、能動
除振手段2と変位調整機構3の上下位置を逆にして、変
位調整機構3を除振台1と能動除振手段2との間に配置
し、これらの間の相対位置関係を変位調整機構3によっ
て調整するようにしてもよい。
【0027】能動除振手段2は変位発生形アクチュエー
タを用いた除振装置などのように、それ自身は除振台の
位置・姿勢を十分な精度で制御・維持する機能をもって
いない。本実施例では、能動除振手段2として、圧電ア
クチュエータを用いた除振装置を用いている。
【0028】図2は、能動除振手段2の構成を示す。能
動除振手段2は、Z方向に変位を発生するピエゾ素子な
どの圧電アクチュエータ21、中間プレート22、およ
びZ方向には高い剛性、その直交方向には低い剛性を有
する弾性体である積層ゴム23を主要構成要素とし、こ
れらを除振部構造体24とベース部構造体25との間に
配置して構成されている。つまり、除振部構造体24
は、積層ゴム23を介して中間プレート22に結合さ
れ、さらに、圧電アクチュエータ21を介して、ベース
部構造体25に結合されている。除振部構造体24は除
振台1と剛に締結され、ベース部構造体25は変位調整
機構3の上に剛に締結される。
【0029】また、能動除振手段2は、中間プレート2
2および除振部構造体24それぞれの部位の振動を検出
する振動センサ26および27を備える。振動センサ2
6および27としては、各部位の速度を検出する速度セ
ンサやジオフォンセンサ、加速度を検出する加速度セン
サなどを用いることができる。またさらに、能動除振手
段2は、ベース部構造体25の振動を検出するベース部
振動センサ28を備えることが望ましい。ベース部振動
センサ28としても、速度センサやジオフォンセンサ、
加速度センサなどを用いることができる。
【0030】能動除振手段2は、振動センサ26および
27ならびにベース部振動センサ28の出力信号に基づ
いて、圧電アクチュエータ21を駆動・制御する除振制
御装置29によりその動作が制御される。除振制御装置
29は、振動センサ26および27ならびにベース部振
動センサ28の出力信号に対して制御演算を施す除振制
御演算部29aと、除振制御演算部29aによって得ら
れる制御信号に基づいて圧電アクチュエータ21を駆動
する圧電駆動回路29bを備える。
【0031】除振制御演算部29aは、スカイフックス
プリング機能や、圧電アクチュエータ21による装置設
置基礎7の振動の吸収・相殺などの振動低減効果を実現
すべく、振動センサ26および27に対して、PID補
償、PID補償と積分補償を直列接続した補償などをは
じめとする補償演算を施し、ベース部振動センサ28に
対しては、積分補償や二重積分補償をはじめとする補償
演算を施す。除振制御演算部29aによる補償演算の結
果として得られた補償信号に基づいて圧電駆動回路29
bは圧電アクチュエータ21を駆動する。
【0032】変位調整機構3としては、楔形のブロッ
ク、送りネジ、および電動モータを備えたものを用いる
ことができる。その構成を図3に示す。同図に示すよう
に、変位調整機構3は、相互に組み合わされた楔形ブロ
ック31aおよび31b、送りネジ32、ならびに送り
ネジ32を駆動する電動モータ33を備える。
【0033】楔形ブロック31aと31bは、双方が相
互に接する面に沿って相対位置を変化させることができ
るようになっており、楔形ブロック31bはX方向(水
平方向)にのみ可動であり、楔形ブロック31aはZ方
向(鉛直方向)にのみ可動な構造となっている。また、
楔形ブロック31aおよび31bの接触面には、楔形ブ
ロック31bの可動方向について、鉛直、水平いずれの
方向に対してもゼロではないある角度を有した傾斜がつ
けられており、楔形ブロック31bをX方向に変位させ
ることにより、楔形ブロック31aの鉛直方向の変位を
変化させることができるようになっている。楔形ブロッ
ク31aの上部には、トッププレート34が剛に締結さ
れている。トッププレート34の上に防振支持手段2の
下端が剛に締結される。
【0034】電動モータ33は、送りネジ32を駆動す
る。送りネジ32は、楔形ブロック31bに係合され、
楔形ブロック31bにX方向の変位を発生させる。した
がって、電動モータ33と送りネジ32を用いて、楔形
ブロック31bをX方向に変位させることによって、楔
形ブロック31aおよびトッププレート34を鉛直Z方
向に変位させることができる。電動モータ33と送りネ
ジ32の間にはギアボックスなどの変速手段を適用して
もよい。
【0035】変位調整機構3はこの構成により、電動モ
ータ33の動作でトッププレート34の鉛直方向の変位
を調整する高剛性の変位調整機構として機能するためゴ
ムやばねなどの一般的な防振機構よりも十分に高い剛性
を有する。
【0036】制御装置10は変位調整機構3を用いて除
振台1の位置・姿勢を制御するものであり、変位検出手
段4の出力信号に適切な補償演算を施す補償演算手段
5、および補償演算手段5の出力信号に基づいて変位調
整機構3の電動モータ33を駆動する駆動回路6を備え
る。駆動回路6は、電動モータ33を駆動する電流アン
プなどである。
【0037】本実施例の除振装置では、能動除振手段2
によって除振台1が防振支持されている。したがって、
装置設置基礎7から除振台1へ伝わる振動の絶縁・抑
制、および除振台1上に搭載された機器の駆動反力によ
る振動の制振は、いずれもこの能動除振手段2によって
なされる。一方、能動除振手段2は前述のとおり、それ
自身では、十分な精度の位置・姿勢制御ができない。ま
た、経時変化などで積層ゴム23が変形することがあ
る。このため、除振台1を所定の位置・姿勢に維持する
位置制御動作が必要である。そこで、変位調整機構3、
変位検出手段4、および制御装置10により、除振台1
の位置制御が行われる。以下に、その動作を説明する。
【0038】まず、除振台1と装置設置基礎7との相対
変位を、変位検出手段4を用いて、必要十分な精度で検
出する。精密除振装置の分野では、一般的には変位検出
手段として非接触の発振型近接センサがよく用いられ
る。この変位検出手段4で検出された除振台1と装置設
置基礎7との相対変位を示す信号は、制御装置10の補
償演算手段5に入力される。補償演算手段5は、変位検
出手段4の出力信号と、除振台1の目標位置に相当する
信号との差を算出して位置偏差信号とし、これに適切な
補償演算を施す。補償演算としては、PID補償(比例
・積分・微分補償)などの制御手法を適用することがで
きる。特に、この位置制御動作では、除振台1を所定の
目標位置に偏差なく位置させるために、PI補償(比例
・積分補償)などの、積分補償要素を含む補償演算を施
すことが望ましい。
【0039】この補償演算の結果として得られる偏差補
償信号は駆動回路6に入力される。駆動回路6は、この
偏差補償信号を、電動モータ33の駆動電流に変換す
る。その結果、変位調整機構3は、前述の位置偏差をゼ
ロにするように動作し、除振台1を所定の位置・姿勢に
偏差なく維持する。
【0040】なお、ここでは、1台の除振マウント50
について説明したが、実際には複数台、望ましくは3台
以上の除振マウント50を用いるべきであることはいう
までもない。
【0041】本実施例の除振装置は、除振台1を防振支
持する能動除振手段2として、変位発生形アクチュエー
タによる除振装置を用いているので、除振台1上に搭載
された機器の駆動反力による振動を良好に制振するとと
もに、装置設置基礎7から除振台1への振動伝達を非常
に小さく抑えることができる。また、能動除振手段2と
力学的に直列に、高剛性の変位調整機構3を備えている
ので、除振装置の支持機構としての剛性を低化させるこ
となく、除振台1を所定の位置・姿勢に精度よく維持す
ることができる。
【0042】なお、本実施例では、能動除振手段2とし
て、変位発生形アクチュエータを用いた除振装置を用い
ているが、これに代えて、防振ゴムだけを用いた除振手
段などのようにそれ自身が位置・姿勢を十分な精度で制
御できないタイプの他の防振支持手段を用いてもよい。
また、ここでは、除振マウント50として一体ユニット
構造のものを用いているが、この代わりに、能動除振手
段2、変位調整機構3、変位検出手段4などの構成要素
を備え、それらの位置関係、機能等が除振マウント50
と等価であるものを、一体ユニット構造としてではな
く、組み合わせて構成したものを用いてもよい。また、
変位調整機構としては、本実施例で説明したタイプのも
の以外の高剛性の変位調整機構を用いることもできる。
【0043】[実施例2]実施例1では、能動除振手段
2および変位調整機構3はともに鉛直方向に作用するも
のであるが、これらを水平方向に作用するように配置
し、水平方向の振動制御や変位制御を行うようにしても
よい。また、鉛直および水平いずれの方向にも作用する
ように配置して、鉛直および水平いずれの方向にも振動
制御および変位制御を行うようにすることもできる。
【0044】図5は本発明の第2の実施例に係る除振装
置を示す。この除振装置は、除振台1を鉛直方向および
水平方向にそれぞれ防振支持する除振マウント50およ
び60を備え、鉛直および水平いずれの方向にも機能す
る。防振マウント50および60はいずれも能動除振手
段と変位調整機構を力学的に直列に配置したものであ
る。除振マウント50が有する鉛直方向の変位調整機構
3としては、実施例1で説明した楔形ブロックを用いた
タイプのものを用い、除振マウント60が有する水平方
向の変位調整機構3bとしては、図4に示すものを用い
ている。変位調整機構3bは、同図に示すように、送り
ネジ36、送りネジ36を駆動する電動モータ37、お
よび送りネジ36に係合され、それによってある一方向
(X方向)に可動な構造のブロック部材35を備える。
変位調整機構3bは、電動モータ37により送りネジ3
6を駆動することによって、ブロック部材35にX方向
の変位を発生させる。従って能動除振手段2をブロック
部材35に剛に締結することで変位調整機構3bを、水
平方向の変位調整機構として機能させることができる。
変位調整機構3bも、ここに示したようにゴムやばねな
どの一般的な防振機構よりも十分に高い剛性を有するも
のを用いる。
【0045】水平方向に作用する変位調整機構3bとし
て、実施例1で説明した楔形ブロックを用いたタイプの
ものではなく、図4のタイプのものを用いたのは、楔形
ブロックを用いたタイプのものは、変位調整機構の作用
方向に予圧が加わらないと、推す方向と引く方向の双方
向に変位を発生できないからである。図7によりその状
況を説明する。
【0046】図7は、図3の変位調整機構を水平軸まわ
りに90°回転させて、水平方向に作用するようにした
機構を示す。基本的には、同様の機能を有する部材から
構成されており、図3と同じ機能を有する部材には同一
の符号を付してある。
【0047】図7の機構では、楔形ブロック31aを、
図示された+X方向に変位させる場合は、電動モータ3
3を駆動して楔形ブロック31bを、図示された−Z方
向に変位させればよい。しかし、楔形ブロック31bを
変位させて、楔形ブロック31aを−X方向に駆動させ
ることは、ブロック31aを−X方向に押し付ける何ら
かの予圧機構がない限り不可能である。予圧機構がない
と楔形ブロック31bを+Z方向に変位させると、楔形
ブロック31aおよび31bは相互に離れてしまうから
である。図3の鉛直方向に作用する変位調整機構では、
必要な予圧力が除振台1の自重によって加えられるが、
図7の場合は、水平方向の予圧力は、何らかの手段を用
いて加えない限り存在しない。よって、水平方向に作用
する変位調整機構としてはこのような予圧力を必要とし
ない、図4のようなタイプのものを用いることが望まし
いのである。
【0048】このように、本実施例の除振装置は、鉛直
および水平方向の変位制御を行うために、鉛直および水
平の作用方向に応じて、異なるタイプの変位調整機構3
および3bを用いている。除振マウント50の、鉛直方
向の振動制御のための能動除振手段2は図2のものと同
様である。除振マウント60の、水平方向の振動制御の
ための能動除振手段2は、図2ものを水平軸まわりに9
0°回転させ、その作用軸が水平方向を向くようにした
ものである。したがって、除振マウント60の能動除振
手段2および変位調整機構3bは、ともに同一方向に作
用するように配置される。
【0049】また、実施例1の場合と同様に、除振マウ
ント50および60における変位制御は、図5では図示
していない制御装置により、鉛直および水平方向の変位
検出手段4の出力信号に対して補償演算を施した信号に
より変位調整機構3および3bを駆動して行う。除振マ
ウント50および60における能動除振手段2の制御
も、実施例1の場合と同様にして行うことができる。
【0050】本実施例によれば、変位調整機構を有する
除振マウント50および60を鉛直および水平方向に配
置するようにしたため、除振台1、および、その上の除
振対象装置の鉛直および水平いずれの方向の振動および
変位をも高精度で制御することができる。
【0051】なお、本実施例では、変位調整機構とし
て、送りネジを用いてブロック部材を変位させるタイプ
のものを用いているが、これに代えて、他のタイプの高
剛性変位調整機構を用いてもよい。
【0052】[実施例3]実施例1および2のいずれの
装置を適用した場合においても、除振台1を鉛直および
水平の各3点で支持すれば、除振台1の姿勢および除振
台1に作用する力をともに一意に決定することができ
る。しかし、例えば除振台1を4台以上の支持脚で支持
したような場合、鉛直方向に関する姿勢は、鉛直並進お
よび水平2軸まわり回転の3自由度の運動自由度で支配
されるのに対して、明らかに冗長性を有することにな
る。これは、同一姿勢を実現する際に、各支持脚が除振
台1に加える力のバランスが一意には決まらないことを
意味する。極端な状態としては、4台ある支持脚のう
ち、1台がまったく除振台1に作用力を加えていない状
態でも、残りの3台の支持脚で姿勢を維持できるという
状態がおこりうる。しかし、これは除振台1に対して不
適当なバランスで力を加えることになり、除振台1に変
形を生じさせて搭載された精密機器の性能へも悪影響を
及ぼすおそれがある。
【0053】本実施例では、このような点を考慮して、
本発明の除振装置を適切に制御する例を説明する。図6
にその構成を示す。
【0054】図6の除振装置は、図1の鉛直方向に作用
する除振装置において、除振台1と除振マウント50の
間に、それらの間で作用している力を検出する力センサ
8を設け、この力センサ8の出力信号をも用いて、変位
調整機構3の制御を行うようにしたものである。この点
以外の、能動除振手段2、変位調整機構3などの構成
は、図1のものと同様である。
【0055】この構成において、力センサ8が出力す
る、除振台1と除振マウント50との間に作用する力の
検出信号は、制御装置10の補償演算手段5に入力され
る。補償演算手段5は、第1の実施例で既に説明した変
位信号の補償演算に加え、力センサ8からの検出信号に
対しても補償演算を施す。この補償演算は、除振台1と
除振マウント50との間の作用力が、予め定められたあ
る一定範囲を逸脱しないような、適切な補償が施される
ように行う。その際、予め定められた力目標値と力セン
サ8の出力信号との差信号を算出し、これに適切な補償
演算を加えた信号と、上述した変位検出手段4の出力信
号に補償演算を施した信号とを加算して、駆動回路6に
送るようにするのが望ましい。
【0056】このようにして変位調整機構3の変位量を
制御することにより、除振台1の変位や姿勢に加えて、
除振台1と除振マウント50との間に作用する力を適切
に制御することが可能となり、複数の除振装置が、除振
台1に対して不適当なバランスで力を加えることにより
起こりうる、除振台上に搭載された機器の性能への様々
な悪影響を低減または解消することができる。
【0057】なお、本実施例では、鉛直方向に作用する
除振装置について説明したが、水平方向に作用する除振
装置の場合でも同様に力センサを用いた制御を行うこと
ができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、防
振支持手段が変位発生形アクチュエータを用いたものな
どのように十分な位置・姿勢制御能力を有しない場合で
も、防振支持手段が有する優れた除振性能や高剛性など
のメリットを損なうことなく、除振台の位置や姿勢を安
定かつ再現性よく維持することができる。
【0059】特に、防振支持手段が変位発生形アクチュ
エータを用いたものである場合、除振台上に搭載された
機器の駆動反力による振動を良好に制振するとともに、
基礎から除振台への振動伝達を非常に小さく抑えなが
ら、その能動的な防振支持手段と力学的に直列に配置さ
れた高剛性の変位調整機構により、除振装置の支持機構
としての剛性を低化させることなく、除振台を所定の位
置および姿勢に精度よく維持することができる。
【0060】さらに、除振台と除振装置の間に作用する
力を検出する力センサの出力信号をも用いて変位調整機
構の制御を行うことにより、除振台の変位や姿勢に加
え、除振台と除振装置との間に作用する力を適切に制御
して、除振台に対して不適当なバランスで力を加えるこ
とにより起こりうる搭載機器の性能への様々な悪影響を
低減ないしは解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る除振装置を示す
図である。
【図2】 図1の装置が有する変位発生形アクチュエー
タを用いた能動除振手段の構成を示す図である。
【図3】 図1の装置が有する変位調整機構の構造を示
す図である。
【図4】 図5の装置が有する水平方向に作用する変位
調整機構の構成を示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施例に係る除振装置を示す
図である。
【図6】 本発明の第3の実施例に係る除振装置を示す
図である。
【図7】 水平方向に作用する変位調整機構の望ましく
ない構成例を示す図である。
【符号の説明】
1:除振台、2:能動除振手段、3:変位調整機構、
4:変位検出手段、5:補償演算手段、6:駆動回路、
7:装置設置基礎、8:力センサ、10:制御装置、2
1:圧電アクチュエータ、22:中間プレート、23:
積層ゴム、24:除振部構造体、25:ベース部構造
体、26,27:振動センサ、28:ベース部振動セン
サ、29:除振制御装置、29a:除振制御演算部、2
9b:圧電駆動回路、31a,31b:楔形ブロック、
32:送りネジ、33:電動モータ、34:トッププレ
ート、35:ブロック部材、36:送りネジ、37:電
動モータ、50:除振マウント、60:除振マウント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02N 2/00 H01L 21/30 503F

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器を搭載する除振台の振動を低減しな
    がら前記除振台を基礎上で支持する防振支持手段を備え
    た除振装置において、前記防振支持手段と除振台または
    基礎との間に、それらの間の相対変位を調整する変位調
    整機構を具備し、この変位調整機構は外部からの作用力
    によっては有意な変位を生じない高い剛性を有すること
    を特徴とする除振装置。
  2. 【請求項2】 前記変位調整機構は、駆動手段を備えた
    ものであり、前記除振台と基礎との相対変位を検出する
    検出手段と、この検出信号に適切な補償を施して出力す
    る補償手段と、この出力信号に基づいて前記変位調整機
    構を駆動する駆動回路とを備え、これにより前記除振台
    の位置または姿勢を所定の状態に維持するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の除振装置。
  3. 【請求項3】 前記防振支持手段は、変位発生形アクチ
    ュエータにより能動的に前記除振台の振動を低減するも
    のであることを特徴とする請求項1または2に記載の除
    振装置。
  4. 【請求項4】 前記防振支持手段は、前記変位発生形ア
    クチュエータと前記変位発生形アクチュエータの前記除
    振台側に中間プレートを介して接続された弾性体を備
    え、さらに前記除振台またはそれに剛に締結された部材
    もしくは前記機器の振動を検出する振動センサと、前記
    中間プレートの振動を検出する振動センサと、これらの
    振動センサからの検出信号に適切な補償を施す補償手段
    と、この補償手段の出力信号に基づいて前記変位発生形
    アクチュエータを駆動する駆動回路とを備え、これによ
    り前記除振台の振動を低減するものであることを特徴と
    する請求項3に記載の除振装置。
  5. 【請求項5】 前記防振支持手段の前記基礎側の取付け
    位置または前記基礎の振動を検出する振動センサと、そ
    の検出信号に適切な補償を施して前記変位発生形アクチ
    ュエータへの信号を出力する補償手段とを備え、これに
    より前記基礎から前記除振台への振動伝達を低減させる
    ように前記防振支持手段を制御するものであることを特
    徴とする請求項4に記載の除振装置。
  6. 【請求項6】 前記変位発生形アクチュエータは、圧電
    アクチュエータ、磁歪アクチュエータ、または超磁歪ア
    クチュエータのいずれかであることを特徴とする請求項
    3〜5のいずれか1項に記載の除振装置。
  7. 【請求項7】 前記変位調整機構は、相互に異なる方向
    に移動可能に支持され、そのいずれの移動方向に対して
    も傾いた面を介して接触している第1および第2の楔形
    部材と、前記第1楔形部材を送る送りネジと、この送り
    ネジを駆動するモータとを備え、前記モータにより前記
    送りネジおよび第1楔形部材を介して前記第2楔形部材
    を移動させることにより前記防振支持手段と除振台また
    は基礎との間の相対変位の調整を行うものであることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の除振装
    置。
  8. 【請求項8】 前記変位調整機構は、所定の方向に移動
    可能に支持された部材と、この部材を送る送りネジと、
    この送りネジを駆動するモータとを備え、このモータに
    より前記送りネジを介して前記部材を移動させることに
    より前記防振支持手段と除振台または基礎との間の相対
    変位の調整を行うものであることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の除振装置。
  9. 【請求項9】 前記除振装置と除振台との間に作用する
    力を検出する力センサと、その検出信号に適切な補償を
    施して出力する補償手段とを備え、この出力信号に基い
    て前記変位調整機構を制御することにより、前記除振装
    置と除振台との間に作用する力が予め定めた範囲を逸脱
    しないように制御する機能を有することを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか1項に記載の除振装置。
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