JP2001267544A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

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JP2001267544A JP2000078028A JP2000078028A JP2001267544A JP 2001267544 A JP2001267544 A JP 2001267544A JP 2000078028 A JP2000078028 A JP 2000078028A JP 2000078028 A JP2000078028 A JP 2000078028A JP 2001267544 A JP2001267544 A JP 2001267544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要入射光による撮像画像のノイズを無く
し、将来の画素微細化にも対応できる固体撮像装置を提
供する。 【解決手段】 P型の半導体基板1上の受光部3を3次
元的にフェンス状に囲む第1〜第3埋め込み金属層5,
8,11を第1〜第3絶縁膜4,7,10の溝に連続的に
埋め込む。第3埋め込み金属層11の頂部外側全体を遮
光用の3層目メタル12で覆う。第1〜第3埋め込み金
属層5,8,11は、Cu・W・TiWの単層膜、またはC
u・W・TiWとTiN・TiW・Tiとの複合膜を用いて
形成し、3層目メタル12は、Al・Al-Si・Al-Cu
・Cu・Wの単層膜、またはAl・Al-Si・Al-Cu・C
u・WとW・TiN・TiW・Tiとの複合膜を用いてトラ
ンジスタの配線用金属膜と同時にこれと電気的に接続し
ないように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置およ
びその製造方法に関し、より詳しくは、駆動用回路への
光の入射によるノイズの発生を抑えることのできる固体
撮像装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体撮像装置、特に、受光部と各
受光部をドライブするためのトランジスタをアレイ状に
配置し、さらに受光領域周辺に駆動用回路を配置したC
MOS型(相補型金属酸化膜半導体)固体撮像装置の受光
部は、図11,図12,図13に示すような構造を有す
る。これらのCMOS型固体撮像装置は、アレイ状に配
置した受光部の夫々が複数のドライブ用トランジスタを
もつ構造となっており、その場合、ドライブ用トランジ
スタに接続する配線層と、トランジスタへの光入射によ
るノイズを抑える遮光用の金属膜層との双方を受光領域
内に配置する必要がある。CMOS型固体撮像装置は、
一般に2層以上の多層メタルプロセスを用いて製造され
ており、例えば3層メタルプロセスによるものは、図1
1に示すような構造を有する。
【0003】図11のCMOS型固体撮像装置は、P型
半導体(シリコン)の基板21上に、N型不純物層からな
る受光部23と、この受光部23とドライブ用のトラン
ジスタを分離するためのシリコン酸化膜22を形成し、
これらの上に形成した絶縁膜24にドライブ用トランジ
スタや周辺回路に接続する接続孔(図示せず)を設け、こ
の接続孔内にW・TiN・TiW等の高融点金属層を単層
または多層で埋め込んだ後、配線として使用する1層目
メタル26をAl・Al-Si・Al-Cu等の単層膜または
これらとTiN・Ti・TiW等との多層膜により形成す
る。さらに、1層目メタル26および絶縁膜24の上に
シリコン酸化膜等の絶縁膜27を形成し、CMP(メカノ
ケミカルポリッシング)等により平坦化した後、ドライ
ブ用トランジスタや周辺回路での多層配線を行うための
接続孔(図示せず)を同様に設け、この接続孔内にW・T
iN・TiW等の高融点金属層を単層または多層で埋め込
んだ後、遮光用(トランジスタ部では配線用)として使用
する2層目メタル29をAl・Al-Si・Al-Cu等の単
層膜またはこれらとTiN・Ti・TiWとの多層膜によ
り受光部23上を除いて全面を覆うように形成する。
【0004】次いで、シリコン酸化膜等の絶縁膜30を
形成し、CMP等により平坦化後、この上にAl・Al-S
i・Al-Cu等の単層膜またはこれらとTiN・Ti・Ti
Wとの多層膜により3層目メタルを形成するが、この例
では、3層目メタルは受光部領域周辺での駆動回路のみ
で用いられ、受光部23上では総て取り除かれるので、
図11には示されていない。また、2層目メタル29を
遮光に用いているのは、3層目メタルで遮光を行なう
と、後に形成するマイクロレンズ36との距離が短くな
って、集光上不利になるため、できるだけ基板21に近
い低い位置のメタルで遮光するためである。最後に、絶
縁膜30上に表面保護膜33,34としてシリコン酸化
膜やシリコン窒化膜を単層または多層で形成し、さらに
平坦化膜35およびアクリル系材料からなるマイクロレ
ンズ36を形成して、CMOS型固体撮像装置としてい
る。
【0005】一方、最近の画素の高精細化に伴い1つの
画素面積が小さくなり、トランジスタ駆動用の配線が1
層目メタル26だけでは不足し、配線が困難になりつつ
あるため、図12に示す2層目メタル29も配線に用い
る方法や、図13に示す1層目メタル26および2層目
メタル29を配線に用い、3層目メタル37を遮光に用
いる方法も採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示す1層目メタル26と2層目メタル29の双方を配
線に用いる構造では、配線用金属膜を遮光用金属膜と兼
用する構造であるため、所々で金属膜が開いていて、マ
イクロレンズ36で集光していても、斜めからの入射光
や乱反射光があった場合、受光部23のドライブ用トラ
ンジスタに光が入射して、撮像画像にノイズ成分が現わ
れるという問題がある。また、上面からみて完全に遮光
されている図11や図13の構造においても、各メタル
26,29間には500〜1000nmの層間絶縁膜27が存在す
るため、斜め入射光や乱反射光のドライブ用トランジス
タヘの入射は避けられず、その結果、撮像画像にノイズ
成分が現われる。
【0007】そこで、本発明の目的は、製造プロセスに
おいて工程数を増加することなく、トランジスタ部への
入射光を完全に防ぐことができ、撮像画像のノイズを無
くし、将来の画素微細化にも対応できる固体撮像装置お
よびその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、一導電型の半導体基板上に、受
光部と複数のトランジスタで構成された画素セルがマト
リックス状に配置され、上記複数のトランジスタを駆動
するための駆動回路を備えた固体撮像装置において、上
記受光部をフェンス状に囲む少なくとも2層以上の溝状
の埋め込み金属層が積層された構造を有することを特徴
とする。
【0009】請求項1の固体撮像装置では、受光部をフ
ェンス状に囲む少なくとも2層以上の溝状の埋め込み金
属層が積層されている。つまり、上記受光部は、上方を
除く周辺部が遮光用の金属膜で単に平面的に覆われた従
来の受光部と異なり、マイクロレンズから受光部へ垂直
に入射する光の光路以外の部分が総て遮光用金属膜で3
次元的にフェンス状に覆われた構造によって、受光部以
外の領域への光の入射を完全に防いだものである。より
詳しくは、従来から配線接続孔の埋め込み用として用い
ていた高融点金属膜層などの埋め込み金属層を、受光部
を囲むパターンでフェンス状に形成した溝に埋め込み、
これをメタル層の数だけ垂直上方へ連続するように繰り
返した後、最後のメタル層を受光部上以外の総ての部分
を覆うパターンで形成して、受光部以外の領域の遮光を
完全にしたものである。
【0010】受光部上以外の総ての部分を覆う遮光パタ
ーンを最後(最上)のメタル層で形成することは、既に述
べたマイクロレンズの集光上、遮光用金属膜をできるだ
け下層に形成した方がよいという事実と反しない。なぜ
なら、従来のように受光部23以外を遮光膜のみで遮光
する場合は、遮光膜を、図1(C)の37のように上層に
形成すると、マイクロレンズ36で収束された斜め入射
光が遮光膜37で反射され、受光部23への入射光量が
減少するが、図1(B)の29のように下層に形成する
と、斜め入射光も受光部23に達して入射光量が増加す
るので、遮光膜をできるだけ基板21に近い下層に形成
する必要があった。しかし、本発明では、図1(A)に示
すように、遮光用として受光部3を3次元的に囲むよう
に形成したフェンス状の金属膜層19が斜め入射光を反
射し、受光部3に導く導波効果をもたらすので、遮光膜
(遮光メタル層)12をマイクロレンズ16と略同じ上層
に形成しても入射光量が減少しないのである。従って、
マイクロレンズ16の集光をマイクロレンズ16から近
い位置に設計することが可能になり、将来の画素微細化
に伴うアスペクト比の増大にも対応できるという利点を
もつことになる。
【0011】つまり、請求項1の固体撮像装置によれ
ば、受光部以外のトランジスタ部に入射する光を完全に
防いで、過剰な光や斜め入射光によるノイズの発生をな
くすとともに、マイクロレンズによる光の集光を基板か
ら高い位置に設計することができ、将来の画素微細化に
伴うアスペクト比の増大にも充分に対応できるのであ
る。
【0012】請求項2の固体撮像装置は、最下層の上記
溝状の埋め込み金属層の下部にフローティングゲートが
設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項2の固体撮像装置では、受光部をフ
ェンス状に囲む埋め込み金属層の下部にフローティング
ゲートが設けられているので、請求項1の作用効果に加
えて、埋め込み用の溝を形成する際のエッチングをフロ
ーティングゲート上で止めることができ、溝形成エッチ
ングを容易に行なうことができる。なお、フローテイン
グゲートの形成は、トランジスタ部におけるゲート電極
の形成と同時に行なうことができるので、これによって
製造プロセスの工程数が増加することはない。
【0014】請求項3の固体撮像装置は、上記少なくと
も2層以上の溝状の埋め込み金属層の間に、上記受光部
を囲む遮光用の金属層が設けられていることを特徴とす
る。
【0015】受光部をフェンス状に囲む少なくとも2層
以上の溝状の埋め込み金属層を半導体基板上に重ね合わ
す場合、金属層の幅が同じであることから、相互の位置
合わせが難しい。しかし、請求項3の固体撮像装置で
は、これらの金属層の間に受光部を囲む遮光用の金属層
が設けられているので、請求項1の作用効果に加えて、
この遮光用の金属層の幅を上記金属層の幅よりも大きく
することによって、上下の金属層を容易に位置合わせし
つつ連続的に接続することができる。
【0016】請求項4の固体撮像装置は、請求項3の溝
状の埋め込み金属層と遮光用の金属層は、上記受光部を
囲う面積が上層になるほど大きいことを特徴とする。
【0017】請求項3で述べたように幅の大きい遮光用
の金属層を介して上下の埋め込み金属層を重ね合わす
と、マイクロレンズなどで集光した光の受光部への導波
効果が乱反射等の影響によって低下するが、請求項4の
固体撮像装置では、上記埋め込み金属層および遮光用の
金属層の受光部を囲む面積が上層になるほど大きくなっ
ているので、導波効果をもつフェンス状のこれら金属層
が上に向かってテーパ状に広がる。従って、請求項1の
作用効果に加えて、マイクロレンズで集光された斜め入
射光が妨げられたり乱反射されにくくなって、受光部へ
の入射光量を一層増すことができる。
【0018】請求項5の固体撮像装置は、請求項3また
は4の遮光用金属層の側面が、テーパ形状を呈している
ことを特徴とする。
【0019】請求項5の固体撮像装置では、上下の埋め
込み金属層間の遮光用金属層の側面がテーパ形状を呈し
ているので、請求項1の作用効果に加えて、導波効果を
もつフェンス状の金属層の内周面に直角の突起がなくな
るので、マイクロレンズで集光された斜め入射光が妨げ
られたり乱反射されにくくなって、受光部への入射光量
を一層増すことができる。
【0020】請求項6の固体撮像装置は、請求項3乃至
5の遮光用の金属層が、トランジスタおよびトランジス
タを駆動するための駆動回路の配線用金属膜と同時に形
成され、かつこの配線用金属膜と電気的に接続していな
いことを特徴とする。
【0021】請求項6の固体撮像装置では、上下の埋め
込み金属層を繋ぐ遮光用の金属層が、トランジスタやそ
の駆動回路の配線金属膜と同時に形成、つまり配線金属
膜の形成と同一工程で行なわれるので、遮光用の金属層
の形成で製造プロセスの工程数が増加することはなく、
製造工程数を増やすことなく請求項3乃至5の作用効果
を奏することができる。
【0022】請求項7の固体撮像装置は、上記溝状の埋
め込み金属層として、Cu・W・TiWの単層膜、または
Cu・W・TiWとTiN・TiW・Tiとの複合膜を用い
ることを特徴とする。
【0023】請求項7の固体撮像装置では、導波効果を
もつフェンス状の埋め込み金属層として、受光部をドラ
イブ用トランジスタや周辺回路に接続するために接続孔
に埋め込まれる一般的な高融点金属であるCu・W・Ti
Wの単層膜、またはCu・W・TiWとTiN・TiW・T
iとの複合膜を用いているので、導波効果をもつフェン
ス状の埋め込み金属層を、接続孔への高融点金属の埋め
込み工程と同一工程で形成でき、製造工程数を増やすこ
となく上記作用効果を奏することができる。
【0024】請求項8の固体撮像装置は、上記遮光用の
金属層として、Al・Al-Si・Al-Cu・Cu・Wの単層
膜、またはAl・Al-Si・Al-Cu・Cu・WとW・Ti
N・TiW・Tiとの複合膜を用いることを特徴とする。
【0025】請求項8の固体撮像装置では、上下の埋め
込み金属層を繋ぐ遮光用の金属層として、ドライブ用の
トランジスタや周辺回路部のトランジスタの配線に一般
的に用いられるAl・Al-Si・Al-Cu・Cu・Wの単層
膜、またはAl・Al-Si・Al-Cu・Cu・WとW・Ti
N・TiW・Tiとの複合膜を用いているので、上記遮光
用の金属層を、トランジスタの配線工程と同一工程で形
成でき、製造工程数を増やすことなく上記作用効果を奏
することができる。
【0026】請求項9の発明は、一導電型の半導体基板
上に、受光部と複数のトランジスタで構成された画素セ
ルがマトリックス状に配置され、上記複数のトランジス
タを駆動するための駆動回路を備えた固体撮像装置の製
造方法において、上記受光部を囲むように受光部上の絶
縁膜を少なくとも2回以上溝状に除去し、この溝内に金
属層を埋め込む工程を含むことを特徴とする。
【0027】請求項9の固体撮像装置の製造方法では、
受光部を囲むように受光部上の絶縁膜を少なくとも2回
以上溝状に除去し、この溝内に金属層を埋め込むので、
製造された固体撮像装置の受光部は、マイクロレンズか
ら受光部へ垂直に入射する光の光路以外の部分が総て遮
光用金属膜で3次元的にフェンス状に覆われた構造にな
って、受光部以外の領域への光の入射が完全に防がれ
る。従って、請求項1で述べたように、過剰な光や斜め
入射光によるノイズの発生をなくすとともに、マイクロ
レンズによる光の集光を基板から高い位置に設計するこ
とができ、将来の画素微細化に伴うアスペクト比の増大
にも充分に対応できる。
【0028】請求項10の固体撮像装置の製造方法は、
上記溝内に埋め込まれる金属層が、上記トランジスタお
よびトランジスタを駆動するための駆動回路の配線接続
孔用の金属層と同時に形成されることを特徴とする。
【0029】請求項10の固体撮像装置の製造方法で
は、溝内に埋め込まれる金属層が、トランジスタおよび
トランジスタを駆動するための駆動回路の配線接続孔用
の金属層と同時に形成されるので、受光部をフェンス状
に囲み、導波効果をもつ金属層を、トランジスタやその
駆動回路の配線接続孔用の金属層と同時、つまり同一工
程で形成できるから、導波効果をもつフェンス状の金属
層の形成で製造プロセスの工程数が増加することはな
く、製造工程数を増やすことなく請求項9の作用効果を
奏することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。本発明の固体撮像装置は、一導
電型の半導体基板上に受光部と複数のトランジスタで構
成された画素セルをマトリックス状に配置し、その周辺
に上記トランジスタを駆動するための駆動回路を配置し
てなり、図2は、請求項1,6〜8に記載の固体撮像装
置の一実施形態である固体撮像素子(画像セル)の断面図
を示している。上記固体撮像素子は、P型の半導体基板
1表面に燐,砒素などのN型不純物をドープして設けら
れた受光部3と、この受光部3の両側をドライブ用トラ
ンジスタと分離する素子分離絶縁膜2と、受光部3およ
び素子分離絶縁膜2の表面を覆う第1絶縁膜4と、この
第1絶縁膜4に受光部3をフェンス状に囲むように設け
られた溝に遮光のために埋め込まれた第1埋め込み金属
層5と、受光部上方を除く第1絶縁膜4上にドライブ用
または周辺回路のトランジスタとの配線のために設けら
れた1層目メタル6を備えている。
【0031】上記固体撮像素子は、次に上記第1絶縁膜
4および1層目メタル6を覆う第2絶縁膜7と、この第
2絶縁膜7に受光部3をフェンス状に囲むように設けら
れた溝に上記第1埋め込み金属層5の上方に連続するよ
うに埋め込まれた第2埋め込み金属層8と、受光部上方
を除く第2絶縁膜7上にトランジスタとの配線のために
設けられた2層目メタル9を備え、更に第2絶縁膜7お
よび2層目メタル9を覆う第3絶縁膜10と、この第3
絶縁膜10に同様にフェンス状に設けられた溝に埋め込
まれた第3埋め込み金属層11と、第3絶縁膜10上に
フェンス状の埋め込み金属層5,7,10の外側を総て覆
う遮光膜としての3層目メタル12と、第3絶縁膜10
および3層目メタルを覆う2層の表面保護膜13,14
と、表面保護膜14上の平坦化膜15と、集光のため最
上部に設けられたマイクロレンズ16を備えている。
【0032】上記第1,第2,第3絶縁膜4,7,10は、
夫々1層目,2層目,3層目メタル6,9,12の下地とな
るため、メタルの微細化を促す平坦性をもった燐,硼素
を含むシリコン酸化(BPSG)膜からなる。第1,第2,
第3埋め込み金属層5,7,10には、接続,配線用に一
般的な高融点金属であり、遮光にも用いることができる
Cu・W・TiWの単層膜、またはCu・W・TiWとTi
N・TiW・Tiとの複合膜を用い、各絶縁膜4,7,10
に設けられるフェンス状の溝は、ドライブ用トランジス
タや周辺回路への接続孔の形成と同一工程で形成され
る。上記1層目,2層目,3層目メタル6,9,12には、
トランジスタの配線用に一般的で遮光性をもつAl・Al
-Si・Al-Cu・Cu・Wの単層膜、またはAl・Al-Si
・Al-Cu・Cu・WとW・TiN・TiW・Tiとの複合
膜を用いる。上記表面保護膜13,14には、シリコン
窒化膜・シリコン酸化膜・燐を含んだシリコン酸化膜
(PSG膜)・SiON膜などの単層膜または多層膜を用
いることができるが、本実施の形態では、PSG膜と表
面の安定性に優れるシリコン窒化膜との多層膜を用い
た。また、マイクロレンズ16およびその下地である平
坦化膜15は、アクリル系材料からなる。
【0033】請求項9,10の製造方法の一例の説明を
兼ねて、図2で述べた固体撮像素子の製造方法について
図3〜図5を参照しつつ説明する。まず、図3(A)に示
すように、P型シリコンの半導体基板1上に受光部3と
ドライブ用トランジスタや周辺回路トランジスタとを分
離する絶縁膜2をシリコンの熱酸化により形成する。酸
化条件として、950〜1100℃の炉中に水素と酸素ガスを
導入して、炉内の半導体基板1の表面に200〜600nmのシ
リコン酸化膜を形成する。なお、受光部3の周辺のトラ
ンジスタ等は示されていない。次に、受光部となる部分
にリン・砒素等のN型不純物をイオン注入して受光部3
を形成する。次に、図3(B)に示すように、1層目メタ
ル6(図3(C)参照)の下地となる第1絶縁膜4をシリコ
ン酸化膜により形成するが、シリコン酸化膜4には、配
線用の1層目メタル6を微細化させるため平坦性をもっ
たものが望ましいので、燐・硼素を含んだシリコン酸化
膜(BPSG膜)を用いた。半導体基板1を収容した常圧
CVD装置に、SiH4ガスを70〜100cc/min.、PH3
スを150〜250cc/min.、B26ガスを150〜250cc/mi
n.、O2ガスを2〜31/min.で夫々導入し、400〜500
℃の温度で成膜を行ない、膜中に含まれる燐の濃度を3.
0〜3.5mol%、硼素の濃度を3.0〜3.5wt%として、900〜
1000℃の温度で熱処理を行なって平坦化された第1絶縁
膜4を得た。
【0034】その後、図3(B)の右側の平面図に示すよ
うに、受光部3を囲むパターンでフェンス状の遮光膜と
なる埋め込み金属層5用の溝を形成するが、受光部3の
不要電荷を吐き出すためのリセットトランジスタを隣接
して設ける必要上、上記溝は、平面図に5aで示すよう
に一部切断されたパターンとしている。溝の一部が切断
されているのは、溝の形成をドライエッチングで行なう
ため、厚い第1絶縁膜4が形成された部分ではエッチン
グを止めることができるが、第1絶縁膜4がない引出し
部5aに溝を作るとエッチングを止めることができず、
半導体基板1へダメージを与えるからである。上記溝の
形成および後の埋め込み金属層5の埋め込みは、受光部
3のドライブ用トランジスタや周辺回路部トランジスタ
ヘの接続孔の形成、およびコンタクト抵抗を下げるため
のコンタクトの埋め込みと同一工程で行なえるので、製
造プロセスの工程数が増加することはない。
【0035】ここで、受光部周辺のフェンス状の溝への
埋め込み金属層5の埋め込みは、トランジスタ部でのコ
ンタクト用の高融点金属膜のCVD成長,エッチバック
と同一工程になるので、上記溝をコンタクト径以下の幅
にする必要がある。そのため、上記溝およびトランジス
タ部でのコンタクトのエッチングは、RIE(反応性イ
オンエッチング)を用い、処理室の圧力を100〜300Pa、
CHF3ガス流量を20〜100sccm、CF4ガス流量を5
〜50sccm、Arガス流量を500〜1000sccm、電極のRF
パワーを500〜1000Wにして、受光部周辺の厚い絶縁膜
4の途中でエッチングが止まるようなエッチング時間で
処理する。そして、溝およびコンタクト内への高融点金
属膜5の埋め込みは、TiN等の材料をスパッタリング
等の方法で成膜した後、六弗化タングステン(WF6)と
アルゴン・水素(H2)・窒素(N2)を原料ガスに用いた減
圧CVD法等により、5000〜10000Paの圧力、250〜650
℃の成長温度でタングステンの成膜を行う。
【0036】次に、別のRIEチャンバにウェハを移
し、処理室の圧力を15〜50Pa、SF6ガス流量を5
0〜200sccm、Arガス流量を50〜150sccm、Heガス流
量を2〜20sccm、電極のRFパワーを300〜700Wにし
て、タングステン下のTiN膜が露出するまで高融点金
属膜をエッチングした後、例えばECR(電子サイクロ
トロン共鳴)型プラズマエッチング装置等を用い、処理
室の圧力を0.1〜3Pa、BCl3ガス流量を20〜100scc
m、SF6ガス流量を10〜50sccm、マイクロ波のパワ
ーを200〜500W、バイアスRFのパワーを20〜100W
として、絶縁膜4が露出するまでTiNのエッチングを
行なう。こうして、図3(B)に示すように、フェンス状
の遮光膜としての埋め込み金属層5が形成される。続い
て、受光部3のドライブ用や周辺回路部用のトランジス
タで配線として用いる1層目メタル6をAl・Al-Si・
Al・Cu・Cu・Wの単層膜またはAl・Al-Si・Al・
Cu・Cu・WとW・TiN・TiW・Tiとの複合膜とし
てスパッタリング等の方法で成膜した後、フォト・ドラ
イエッチングによって配線6を形成する。ドライエッチ
ングの条件は、例えばECR型プラズマエッチング装置
を用い、処理室の圧力を0.1〜3Pa、BCl3ガス流量を
20〜100sccm、Cl2ガス流量を20〜100sccm、マイク
ロ波のパワーを200〜500W、バイアスRFのパワーを2
0〜100Wとした。なお、本実施の形態では、図3(C)
に示すように、受光部3上方の1層目メタルは全面除去
されている。なお、図3(C)の右側の平面図では、配線
6は省略している。
【0037】その後、2層目メタル9(図4(E)参照)の
下地となる第2絶縁膜7としてのシリコン酸化膜を、C
VD等で成膜した後、CMP(メカノケミカルポリッシ
ング)等で平坦化し、受光部を囲む上記埋め込み金属層
5上に重なるように2層目のフェンス状の埋め込み金属
層8およびトランジスタ部でのメタル層間接続用の接続
孔を、上述の埋め込み金属層5および1層目の接続孔の
形成と同様の方法で形成して、図3(D)に示すようなフ
ェンス状の埋め込み金属層8が得られる。なお、2層目
の埋め込み金属層8は、受光部3から引き出されるリセ
ットトランジスタへの配線の問題がないので、図3(D)
の平面図に示すように、図3(B)のような切断部5aの
ない全周に亘って連続したパターンとなっている。
【0038】さらに、既に述べたと同様の処理の繰り返
しにより、図4(E)に示すように、第2絶縁膜7上に2
層目メタル9(トランジスタ部での配線に使用,右側の平
面図では図示せず)を形成し、図4(F)に示すように、
その表面に第3絶縁膜10と接続孔(図示せず)を形成
し、この第3絶縁膜10にフェンス状に設けた溝に3層
目の埋め込み金属層11を、上記接続孔にコンタクトメ
タル(図示せず)を夫々埋め込む。次いで、第3絶縁膜1
0上の埋め込み金属層11の外側、つまり受光部3の真
上を除く総てを覆うように、図4(G)の如く遮光膜とし
ての3層目メタル12(右側の平面図では図示せず)を形
成する。これによって、受光部3以外の部分への光の入
射を完全に防ぐことができる。なお、上記3層目メタル
12は、受光部3がアレイ状に並んだ受光領域外側の図
示しない周辺回路部においては、遮光用のみならず配線
用としても用いられる。
【0039】その後、図5(H)に示すように、第3絶縁
膜10および3層目メタル12を覆うようにシリコン窒
化膜および燐を含んだシリコン酸化膜により表面保護膜
13,14およびレンズ下地としてのアクリル系材料か
らなる平坦化膜15を順次形成し、最後に、図5(I)に
示すように、マイクロレンズ16をアクリル系材料で形
成して固体撮像素子を完成する。
【0040】上記構成の固体撮像素子は、次のように動
作する。固体撮像素子の受光部3は、図1(B),(C)で
述べた受光部23の真上以外を平面的な金属膜29,3
7で覆われた従来のものと異なり、図1(A)に示すよう
に、マイクロレンズ16から受光部3へ垂直に入射する
光の光路以外の部分が、埋め込み金属層19と遮光用の
3層目メタル12で3次元的にフェンス状に覆われた構
造となっていて、受光部3以外の領域を完全に遮光して
いる。しかも、埋め込み金属層19は、図1(A)の矢印
の如くマイクロレンズ16を経て入射した光を反射して
受光部3に導く導波効果をもつ。従って、斜めからの入
射光や乱反射光が受光部3以外のドライブ用トランジス
タ等に入射しないから、このような光によって撮像画像
に現れるノイズを無くすことができる。また、遮光用の
メタル12を半導体基板1から離れた3層目に設けて
も、受光部3への入射光量が減少しないので、マイクロ
レンズ16に近い位置で集光することができ、将来の画
素微細化に伴うアスペクト比の増大にも対応することが
できる。
【0041】図6は、請求項2,3に記載の固体撮像装
置の一実施形態としての固体撮像素子の断面図である。
この固体撮像素子は、図2の固体撮像素子では、図3
(B)で述べた第1埋め込み金属層5のための溝を第1絶
縁膜4にエッチングで形成する場合、受光部3周辺の素
子分離絶縁膜2が薄いと、エッチングを素子分離絶縁膜
2中で止める制御が難しくなる点、および図3(D);
(F)で上下の埋め込み金属層5,8;8,11を位置合わ
せして重ね合わすのが難しい点を改善したものである。
上記固体撮像素子は、第1埋め込み金属層5の下部にフ
ローティングゲート17が設けられ、第1,第2埋め込
み金属層5,8および第2,第3埋め込み金属層8,11
の間に受光部3を囲む遮光用の金属層として夫々1層目
メタル6,2層目メタル9が設けられている点のみが図
2の固体撮像素子と異なるので、同一構成部材には、同
一番号を付して説明を省略する。
【0042】上記フローティングゲート17は、受光部
3から出力される電流信号のオン・オフを制御、あるいは
電流信号を増幅するトランジスタのフローティングゲー
ト電極であり、上部の絶縁膜を介して第1埋め込み金属
層5に連続するとともに、第1埋め込み金属層5の溝よ
りも広い幅を有し、上記トランジスタのゲート電極形成
と同一工程で形成される。上記遮光用の金属層としての
1層目メタル6および2層目メタル9は、具体的にはフ
ローティング配線用の金属膜からなり、夫々上部に連続
する第2埋め込み金属層8および第3埋め込み金属層1
1の溝よりも広い幅を有し、同層で外側にあるトランジ
スタの配線用メタル6または9と同一工程でこれら配線
用メタルに電気的に接続されないように形成される。
【0043】図7(A)〜(D),図8(E)〜(G),図9(H)
〜(J)は、図6の固体撮像素子の製造工程を順に示して
おり、この製造工程は、図7(B)でフローティングゲー
ト17が設けられ、図7(D),図8(F)で遮光用の1層
目,2層目メタル6,9が設けられる点のみが図3〜図5
の製造工程と異なるので、同一工程の説明は省略する。
図7(C)の受光部3をフェンス状に囲む第1埋め込み金
属層5のための溝を第1絶縁膜4にエッチングで形成す
る際、これに先立つ図7(B)の工程で素子分離絶縁膜2
上にフローティングゲート17が形成されている。従っ
て、受光部3周辺の素子分離絶縁膜2が薄い場合でも、
溝のエッチングをフローティングゲート17上で確実に
止めることができ、過剰エッチングで半導体基板1がダ
メージを受けることがなくなる。なお、フローティング
ゲート17は、トランジスタ部でのゲート電極の形成と
同時に形成されるので、これによって製造プロセスの工
程数が増加することはない。
【0044】図8(E)の第2埋め込み金属層8を下方の
第1埋め込み金属層5に位置合わせして重ね合わす場
合、第1埋め込み金属層5の上には、先立つ図7(D)の
工程で遮光用の幅広の1層目メタル6が形成されている
ので、第2絶縁膜7に設ける埋め込み用の溝の位置精度
が多少悪くても、第2埋め込み金属層8と第1埋め込み
5を1層目メタル6を介して連続的に接続することがで
き、上下の埋め込み金属層8,5を容易に位置合わせで
きる。また、図8(G)の第3埋め込み金属層11の第2
埋め込み金属層8との重ね合わせにおいても、遮光用の
2層目メタル9により同様に位置合わせを容易にするこ
とができる。なお、遮光用の1層目,2層目メタル6,9
は、トランジスタ部での配線金属膜の形成と同時に形成
されるので、これによって製造プロセスの工程数が増加
することはない。
【0045】図10は、請求項4,5に記載の固体撮像
装置の一実施形態としての固体撮像素子の断面図であ
る。この固体撮像素子は、図6の固体撮像素子では、図
示の如く受光部3をフェンス状に囲む各埋め込み金属層
5,8,11の間に遮光用の広幅の1,2層目メタル6,9
があって、その直角隅部が内周面から突出しているた
め、マイクロレンズ16で集光された光が図1(A)の如
く上記内周面で反射されて受光部3へ導かれるとき、上
記直角隅部で乱反射されて受光光量が減少するという不
具合があるので、これを改善したものである。上記固体
撮像素子は、溝(フェンス)状の各埋め込み金属層5,8,
11および遮光用の1,2層目メタル6,9の受光部3を
囲う面積が、上層になるほど大きく、1,2層目メタル
6,9の側面がテーパ状を呈する点を除いて図6で述べ
た固体撮像素子と同じ構成であるので、同一構成部材に
は同一番号を付して説明を省略する。第1,第2,第3埋
め込み金属層5,8,11の間隔は、この順に上層にいく
に伴って層幅の2倍程度ずつ増え、1,2層目メタル6,
9は、上記層幅の2倍程度の幅をもつ等脚台形状の断面
を呈するとともに、2層目メタル9の間隔が、1層目メ
タル6の間隔より上記層幅の2倍程度大きく、これらに
よって上方に向かってテーパ状に広がる連続的な導光面
が形成されている。
【0046】1,2層目メタル6,9の等脚台形断面は、
これらメタルのエッチング時に側壁保護膜生成(反応生
成物)を多くすることによって形成でき、具体的には、
ECR型プラズマエッチング装置等を用い、処理室の圧
力を1〜5Pa、BCl3ガス流量を50〜150sccm、
Cl2ガス流量を10〜50sccm、マイクロ波のパワーを
300〜500W、バイアスRFのパワーを5〜50Wにすれ
ば実現することができる。こうして、第1〜3埋め込み
金属層5,8,11および第1,2層目メタル6,9によっ
て上に向かってテーパ状に広がる導波面が形成されるの
で、マイクロレンズ16で集光された斜め入射光が妨げ
られたり乱反射されることなく受光部3に達して、受光
光量を一層増すことができ、撮像画像の画質を一層向上
させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の発明は、半導体基板上の固体撮像素子の受光部が少な
くとも2層以上の溝状の埋め込み金属層によってフェン
ス状に囲まれているので、マイクロレンズから受光部へ
垂直に入射する光の光路以外の部分を総て遮光用金属膜
で覆うことで、受光部以外のトランジスタ部等に入射す
る光を完全に防いで、過剰な光や斜め入射光によるノイ
ズの発生をなくすことができ、撮像画像の画質を向上で
きるうえ、フェンス状の埋め込み金属層が入射光を反射
して受光部へ導く導波効果をもつので、集光をマイクロ
レンズに近い位置で行なうことができ、将来の画素微細
化に伴うアスペクト比の増大にも対応することができ
る。
【0048】請求項2の固体撮像装置は、受光部をフェ
ンス状に囲む埋め込み金属層の下部にフローティングゲ
ートが設けられているので、請求項1の作用効果に加え
て、埋め込み用の溝を形成する際のエッチングをフロー
ティングゲート上で止めることができ、製造プロセスの
工程数を増加させることなく溝形成エッチングを容易化
することができる。
【0049】請求項3の固体撮像装置は、受光部をフェ
ンス状に囲む少なくとも2層以上の溝状の埋め込み金属
層の間に受光部を囲む遮光用の金属層が設けられている
ので、請求項1の作用効果に加えて、この遮光用の金属
層の幅を上記金属層の幅よりも大きくすることによっ
て、上下の金属層を容易に位置合わせしつつ連続的に接
続することができる。
【0050】請求項4の固体撮像装置は、上記埋め込み
金属層および遮光用の金属層の受光部を囲む面積が上層
になるほど大きくなっているので、導波効果をもつフェ
ンス状のこれら金属層が上に向かってテーパ状に広がっ
て、マイクロレンズで集光された斜め入射光が妨げられ
たり乱反射されたりせずに受光部へ達するから、受光光
量をさらに増すことができ、撮像画像の画質を一層向上
させることができる。
【0051】請求項5の固体撮像装置は、上下の埋め込
み金属層間の遮光用金属層の側面がテーパ形状を呈して
いるので、導波効果をもつフェンス状の金属層の内周面
に直角の突起がなくなるから、マイクロレンズで集光さ
れた斜め入射光が妨げられたり乱反射されずに受光部へ
達し、その結果、受光光量をさらに増すことができ、撮
像画像の画質を一層向上させることができる。
【0052】請求項6の固体撮像装置は、上下の埋め込
み金属層を繋ぐ遮光用の金属層が、トランジスタやその
駆動回路の配線金属膜の形成と同一工程で行なわれるの
で、製造工程数を増やすことなく上記作用効果を奏する
ことができる。
【0053】請求項7の固体撮像装置は、上記溝状の埋
め込み金属層として、接続孔の埋め込みに一般的に用い
られる高融点金属であるCu・W・TiWの単層膜、また
はCu・W・TiWとTiN・TiW・Tiとの複合膜を用
いるので、導波効果をもつフェンス状の埋め込み金属層
を、接続孔への高融点金属の埋め込み工程と同一工程で
形成でき、製造工程数を増やすことなく上記作用効果を
奏することができる。
【0054】請求項8の固体撮像装置は、上記遮光用の
金属層として、トランジスタの配線に一般的に用いられ
るAl・Al-Si・Al-Cu・Cu・Wの単層膜、またはA
l・Al-Si・Al-Cu・Cu・WとW・TiN・TiW・T
iとの複合膜を用いるので、遮光用の金属層を、トラン
ジスタの配線工程と同一工程で形成でき、製造工程数を
増やすことなく上記作用効果を奏することができる。
【0055】請求項9の固体撮像装置の製造方法は、上
記受光部を囲むように受光部上の絶縁膜を少なくとも2
回以上溝状に除去し、この溝内に金属層を埋め込む工程
を含むので、マイクロレンズから受光部へ垂直に入射す
る光の光路以外の部分を総て遮光用金属膜で覆うこと
で、受光部以外のトランジスタ部等に入射する光を完全
に防いで、過剰な光や斜め入射光によるノイズの発生を
なくすことができ、撮像画像の画質を向上できるうえ、
フェンス状の埋め込み金属層が入射光を反射して受光部
へ導く導波効果をもつので、集光をマイクロレンズに近
い位置で行なうことができ、将来の画素微細化に伴うア
スペクト比の増大にも対応することができる。
【0056】請求項10の固体撮像装置の製造方法は、
溝内に埋め込まれる金属層が、トランジスタおよびトラ
ンジスタを駆動するための駆動回路の配線接続孔用の金
属層と同時に形成されるので、受光部をフェンス状に囲
み、導波効果をもつ金属層を、トランジスタやその駆動
回路の配線接続孔の形成と同一工程で形成できるから、
製造工程数を増やすことなく上記作用効果を奏すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明と従来の固体撮像装置による集光軌跡
を比較して示す断面図である。
【図2】 本発明の固体撮像装置の一実施形態の要部を
示す断面図である。
【図3】 図2の固体撮像装置の製造工程を示す要部断
面図である。
【図4】 図2の固体撮像装置の製造工程を示す要部断
面図である。
【図5】 図2の固体撮像装置の製造工程を示す要部断
面図である。
【図6】 本発明の固体撮像装置の他の実施形態の要部
を示す断面図である。
【図7】 図6の固体撮像装置の製造工程を示す要部断
面図である。
【図8】 図6の固体撮像装置の製造工程を示す要部断
面図である。
【図9】 図6の固体撮像装置の製造工程を示す要部断
面図である。
【図10】 本発明の固体撮像装置の他の実施形態の要
部を示す断面図である。
【図11】 従来の固体撮像装置の一例を示す要部断面
図である。
【図12】 従来の固体撮像装置の他の例を示す要部断
面図である。
【図13】 従来の固体撮像装置の他の例を示す要部断
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離絶縁膜 3 受光部 4 第1絶縁膜 5 第1埋め込み金属層 6 1層目メタル 7 第2絶縁膜 8 第2埋め込み金属層 9 2層目メタル 10 第3絶縁膜 11 第3埋め込み金属層 12 3層目メタル 13,14 表面保護膜 15 平坦化膜 16 マイクロレンズ 17 フローティングゲート 19 フェンス状の金属膜層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板上に、受光部と複
    数のトランジスタで構成された画素セルがマトリックス
    状に配置され、上記複数のトランジスタを駆動するため
    の駆動回路を備えた固体撮像装置において、 上記受光部をフェンス状に囲む少なくとも2層以上の溝
    状の埋め込み金属層が積層された構造を有することを特
    徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
    て、最下層の上記溝状の埋め込み金属層の下部にフロー
    ティングゲートが設けられていることを特徴とする固体
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
    て、上記少なくとも2層以上の溝状の埋め込み金属層の
    間に、上記受光部を囲む遮光用の金属層が設けられてい
    ることを特徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の固体撮像装置におい
    て、上記溝状の埋め込み金属層と上記遮光用の金属層
    は、上記受光部を囲う面積が上層になるほど大きいこと
    を特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の固体撮
    像装置において、上記遮光用の金属層の側面は、テーパ
    形状を呈していることを特徴とする固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至請求項5のいずれか1つに
    記載の固体撮像装置において、上記遮光用の金属層は、
    上記トランジスタおよびトランジスタを駆動するための
    駆動回路の配線用金属膜と同時に形成され、かつこの配
    線用金属膜と電気的に接続していないことを特徴とする
    固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1つに
    記載の固体撮像装置において、上記溝状の埋め込み金属
    層として、Cu・W・TiWの単層膜、またはCu・W・
    TiWとTiN・TiW・Tiとの複合膜を用いることを特
    徴とする固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項6のいずれか1つに
    記載の固体撮像装置において、上記遮光用の金属層とし
    て、Al・Al-Si・Al-Cu・Cu・Wの単層膜、または
    Al・Al-Si・Al-Cu・Cu・WとW・TiN・TiW・
    Tiとの複合膜を用いることを特徴とする固体撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 一導電型の半導体基板上に、受光部と複
    数のトランジスタで構成された画素セルがマトリックス
    状に配置され、上記複数のトランジスタを駆動するため
    の駆動回路を備えた固体撮像装置の製造方法において、 上記受光部を囲むように受光部上の絶縁膜を少なくとも
    2回以上溝状に除去し、この溝内に金属層を埋め込む工
    程を含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の固体撮像装置の製造
    方法において、上記溝内に埋め込まれる金属層は、上記
    トランジスタおよびトランジスタを駆動するための駆動
    回路の配線接続孔用の金属層と同時に形成されることを
    特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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