JP2001264899A - インデックスプリント作成装置 - Google Patents

インデックスプリント作成装置

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JP2001264899A
JP2001264899A JP2000074325A JP2000074325A JP2001264899A JP 2001264899 A JP2001264899 A JP 2001264899A JP 2000074325 A JP2000074325 A JP 2000074325A JP 2000074325 A JP2000074325 A JP 2000074325A JP 2001264899 A JP2001264899 A JP 2001264899A
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Japan
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glass plate
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photographic paper
exposure
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JP2000074325A
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Yuichi Ishikawa
裕一 石川
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、インデックス画像の露光範囲を規定
するマスク板に、表面がノングレア処理されたガラス板
を取り付けることにより、感光材料を円滑に搬送するこ
とができるとともにインデックス画像の画質を向上させ
ることができるインデックスプリント作成装置を提供す
る。 【解決手段】本発明は、インデックス画像の露光部に設
けられるマスク板126に、表面130Aがノングレア
処理されたガラス板130を取り付ける。これにより、
ガラス板130と印画紙52との接触面積が小さくなる
ので、ガラス板130と印画紙52との間に生じる静電
気が低減し、印画紙52が円滑に搬送される。また、液
晶パネル108からのコントラストの強い画像光は、ガ
ラス板130のノングレア処理された表面130Aによ
って好適に散乱されるので、印画紙52に焼付けられた
インデックス画像の画質が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フイルムの複
数の画像から作成されたインデックス画像を印画紙に焼
付露光してインデックスプリントを作成するインデック
スプリント作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1本の現像済フイルムにどのような写真
が撮影されているかを簡単に検索できるように、各コマ
をマトリクス状に並べてプリントしたインデックスプリ
ントが知られている。このようなインデックスプリント
を作成するインデックスプリンタは、画像表示手段とし
て液晶パネルを使用し、写真フイルムに記録された複数
の画像コマを液晶パネルの表示面にマトリクス状に表示
して、通常のプリントよりも小さい画像として印画紙に
同時に焼付けするように構成されている(特開平9−4
3736号公報、特開平9−101572号公報等)。
【0003】また、従来のインデックスプリンタの露光
部には、印画紙を挟んでマスク板と圧板とが対向配置さ
れている。マスク板には、インデックス画像の露光範囲
を規定する矩形状の露光開口部が形成されるとともに、
この露光開口部に、表面が平坦なガラス板が取り付けら
れている。また、圧板は進退移動装置によってガラス板
に対し進退移動するように構成されている。
【0004】このように構成された露光部によれば、印
画紙が露光開口部に位置すると、圧板が進退移動装置に
よってガラス板に向けて移動される。これによって、印
画紙が圧板に押されてガラス板に密着され、印画紙の露
光面の平面性が確保される。この後、液晶パネルが駆動
され、液晶パネルに表示されたインデックス画像がマス
ク板のガラス板を介して印画紙に焼付けられる。そし
て、インデックス画像の焼付けが終了すると、圧板がガ
ラス板から退避移動され、インデックス画像が焼付けら
れた印画紙が現像部に搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インデックスプリンタは、インデックス画像の焼付け終
了後に圧板をガラス板から退避させても、ガラス板と印
画紙との間に生じている静電気によって印画紙がガラス
板に吸着されたままになる場合があるので、印画紙を円
滑に搬送することができないという欠点があった。
【0006】また、液晶パネルの特性として、液晶パネ
ルに表示される画像は明るさと色のコントラストが強く
でてしまうので、このような画像を印画紙に焼付ける
と、画質が悪くなり自然な明るさや色を有する画像とし
て見ることができないという欠点があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、感光材料を円滑に搬送することができるとと
もにインデックス画像の画質を向上させることができる
インデックスプリント作成装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、写真フイルムに記録された複数の画像を
マトリクス状に配列してインデックス画像を作成すると
ともに、該インデックス画像を液晶パネルに表示して、
これを感光材料へ焼付露光することによりインデックス
プリントを作成するインデックスプリント作成装置にお
いて、前記インデックス画像の露光範囲を規定するマス
ク板が前記感光材料に近接配置されるとともに、該マス
ク板の露光開口部にはガラス板が取り付けられ、該ガラ
ス板の前記感光材料に接触される表面は、ノングレア処
理されていることを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、マスク板
の露光開口部に取り付けられるガラス板の表面がノング
レア処理されているので、ガラス板と感光材料との接触
面積が小さくなり、これによって、ガラス板と感光材料
との間に生じる静電気を低減することができる。これに
より、インデックス画像が焼付けられた感光材料は、ガ
ラス板から剥離し易くなるので、ガラス板に引っ掛かる
ことなく現像部に向けて円滑に搬送される。また、液晶
パネルからのコントラストの強い画像光は、ガラス板の
ノングレア処理された表面によって好適に散乱されるの
で、画像光の輝度がなだらかになり、これによって、感
光材料に焼付けられたインデックス画像の画質が向上す
る。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、インデッ
クス画像の焼付露光時に圧板を移動手段によってマスク
板に向けて移動させ、感光材料をガラス板の表面に密着
させたので、感光材料は平面性が確保された状態で露光
される。よって、歪みのないインデックス画像を得るこ
とができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、ガラス板
の表面粗さの最大高さを、0.7μm以上1.2μm以
下に設定したので、インデックス画像の画質を向上させ
ることができるとともに、インデックス画像を鮮明に露
光することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るインデックスプリント作成装置の好ましい実施の形態
を詳説する。
【0013】図1は、実施の形態のインデックスプリン
ト作成装置が適用されたプリンタプロセッサ10の構造
図を示している。同図に示すプリンタプロセッサ10
は、外部がケーシング12で覆われており、本プリント
及び副プリントの印画紙への露光を行うプリンタ部14
と、露光された印画紙に対し現像・定着・水洗・乾燥の
各処理を行うプロセッサ部16とから構成されている。
【0014】プリンタ部14には、ケーシング12から
図1の左方へ突出する作業テーブル18が設置され、作
業テーブル18の上面には、ネガフイルム20をセット
するネガキャリア22、及びオペレータがコマンドやデ
ータ等を入力するキーボード24が配置されている。
【0015】作業テーブル18の下方には、主露光用光
源部26が設置されている。主露光用光源部26には光
源28が設置され、光源28から射出された光が作業テ
ーブル18上に位置するネガフイルム20へ照射される
ように、色補正フイルタ(以下、Color-Correction Fil
ter :CCフイルタという)30及び拡散筒32が順に
配設されている。CCフイルタ30は、C(シアン)、
M(マゼンダ)、Y(イエロー)の各フイルタから構成
され、各フイルタは図2のCCフイルタ制御部34によ
って制御され、光源28から射出された光の光軸上に出
没される。
【0016】図1に示すネガキャリア22の上方には、
アーム36が設けられ、アーム36内には、主露光用光
学系38及びインデックスプリント等の副プリントの露
光を行う副プリント部(インデックスプリント作成装置
に相当)40が設けられている。
【0017】主露光用光学系38には、ネガフイルム2
0の光の射出側からハーフミラー42、露光倍率を変更
する露光レンズ44、ブラックシャッタ46及びミラー
48が順に配設されており、ネガ画像を露光室50にセ
ットされた印画紙52に結像することができる。
【0018】アーム36の右側面とケーシング12の上
面との間の角部には、装着部54が設けられており、装
着部54には、印画紙52をリール56に層状に巻き取
って収容するペーパーマガジン58が装着される。装着
部54の近傍にはローラ対60が配置され、このローラ
対60は、印画紙52を挟持して露光室50へ搬送す
る。
【0019】露光室50には、ローラ62、64A、6
4B、64Cが配置され、露光室50においてネガフイ
ルム20の画像が焼付けられた印画紙52が、ローラ6
4A、64B、64Cによって搬送され、後段のプロセ
ッサ部16へ搬送される。
【0020】また、ローラ64Aとローラ64Bとの間
には焼付処理された印画紙52を略U字状に案内してス
トックするストック部66が設けられている。ストック
部66では、印画紙52をストックすることにより、プ
リンタ部14とプロセッサ部16との処理時間の差を吸
収する。
【0021】プロセッサ部16には、発色現像処理液が
貯留された発色現像処理槽68、漂白定着処理液が貯留
された漂白定着処理槽70、及び水洗処理液が貯留され
た複数のリンス処理槽72が設けられ、印画紙54が各
槽68、70、72を順に通過することで、現像・定着
・水洗処理が行われる。水洗処理された印画紙52は搬
送されて、リンス処理槽72に隣接する乾燥部74で乾
燥処理される。
【0022】乾燥された印画紙52は、図示しない一対
のローラに挟持され、乾燥部74から一定速度で排出さ
れる。乾燥部74の下流側にはカッタ部76が設けられ
ており、カッタ部76には、印画紙52に付与されたカ
ットマークを検知するカットマークセンサ78と、印画
紙52の濃度を測定するペーパー濃度測定部80と、印
画紙52を切断するカッタ82とが設置されている。こ
れらのカットマークセンサ78、ペーパー濃度測定部8
0、及びカッタ82はそれぞれ図2の主制御部84に接
続されている。図1のカッタ部76では、印画紙52が
カッタ82によって画像コマ毎にカットされ、ソータ部
86へ排出される。ソータ部86では、カットされた印
画紙52が仕分けられるとともに所定の検定作業が行わ
れる。この検定作業によって、所謂ピンボケ等の不良プ
リントが抜き取られた後、正常な写真プリントがネガフ
イルム20とともに顧客へ返却される。
【0023】図2に示すように、ハーフミラー42で反
射する光路の下流側には、測光用の画像の倍率を変更す
る測光用レンズ88及びハーフミラー90が順に配置さ
れている。なお、本実施の形態の測光用レンズ88は、
所定倍率に固定されている。
【0024】ハーフミラー90によって光が反射される
方向には、イメージセンサ等で構成されたスキャナ92
が配置されており、スキャナ92にはスキャナ92で読
み取ったネガフイルム20の各コマの画像データに対し
所定の画像処理を行う画像信号処理部94が接続されて
いる。
【0025】画像信号処理部94には、シミュレ−タ9
6が接続され、シミュレータ96には、ネガフイルム2
0の各コマの画像について、設定された条件に基づいて
作成された時のプリントのシミュレーション画像が表示
される。また、画像信号処理部94には、画像データを
記憶する画像メモリ98が接続され、画像信号処理部9
4はスキャナ92で読み取ったネガフイルム20の各コ
マの画像データを画像メモリ98に記憶する。
【0026】一方、ハーフミラー90を透過する光路の
下流側には、ネガフイルム20の各コマの画像濃度を測
定するネガ濃度測定部100が設けられている。ネガ濃
度測定部100は、イメージセンサ等で構成されたスキ
ャナ100Bと、スキャナ100Bで読み取ったネガフ
イルム20の各コマの画像濃度を測定するネガ濃度測定
器100Aとから構成されている。このネガ濃度測定機
100Aは、主制御部84に接続されている。
【0027】副プリント部40には、光源制御部102
により作動制御されるインデックス画像露光用光源10
4として、青色光を射出する発光ダイオード104A、
赤色光を射出する発光ダイオード104B、及び緑色光
を射出する発光ダイオード104Cが設けられている。
各ダイオードは、発光ダイオード104Bからの射出光
及び発光ダイオード104Cからの射出光がダイクロイ
ツクミラー106によって発光ダイオード104Aから
の射出光の露光光軸Xに一致するように配置されてい
る。
【0028】露光光軸Xの下流側には、液晶パネル10
8が設けられ、その近傍で画像に影響しない位置に、ミ
ラー110及び光源光量センサ112が配置されてい
る。光源光量センサ112は、光源104から射出され
た光の光量を測定することができる。液晶パネル108
は、多数の液晶素子が規則的に配列されて、256段階
で光を透過(階調に相当する)させることが可能であ
る。液晶パネル108の表示面の一辺の寸法は、印画紙
52の幅寸法と略等しい大きさの画像が焼付けされるよ
うに設定されている。
【0029】液晶パネル108は、液晶パネルドライバ
114を介して副制御部116に接続されている。この
副制御部116は、CPU、RAM、ROM及び入出力
コントローラ等からなるマイクロコンピュータにより構
成され、画像メモリ98に接続されている。
【0030】副制御部116は、画像メモリ98に記憶
されたネガフイルム20の各コマの画像データを読み出
し、所定の規則に従ってコマ画像を配置した1件のイン
デックス画像データを形成する。形成された1件分のイ
ンデックス画像データのうちの所定の数コマ分、1例と
して5コマ分(1列分)の画像データに対応する画像
は、副制御部116により、各液晶素子に対する透過状
態に応じた信号として、液晶パネルドライバ114に出
力される。
【0031】液晶パネル108の射出側で画像に影響し
ない位置には、ミラー118及び透過光量センサ120
が配置されている。透過光量センサ120は、液晶パネ
ル108の透過光の光量を測定する。
【0032】また、液晶パネル108の射出側には、倍
率を変更可能な露光レンズ122が配置されており、露
光レンズ122によって液晶パネル108の透過画像
が、マスク板124を介して印画紙52上に所定の倍率
で結像される。
【0033】副制御部116には、上述した光源制御部
102、光源光量センサ112及び透過光量センサ12
0が接続されている。副制御部116は、光源光量セン
サ112によって測定されたR、G、B各色の光量値に
基づいて適性な光量の補正量を算出し、光源104の各
成分の光量を光源制御部102によって補正させる。同
様に、副制御部116は、透過光量センサ120により
測定された透過光量値に基づき、適性な透過光量となる
ように液晶パネルドライバ114を制御して液晶パネル
108に表示する画像の濃度を調整する。
【0034】このような副制御部116と同様に、プリ
ンタプロセッサ10全体の制御・監視を行う主制御部8
4が、露光室50(図1参照)の下方に設置されてい
る。この主制御部84は図示しないCPU、RAM、R
OM、入出力コントローラ等により構成されている。主
制御部84には、前述したCCフイルタ制御部34、ネ
ガ濃度測定器100A、画像信号処理部94及び副制御
部116が接続されており、これらの各構成機器の動作
を監視・制御している。
【0035】更に、主制御部84は、ペーパー濃度測定
部80から入力された焼付画像の濃度測定値に基づい
て、CCフイルタ制御部34、画像信号処理部94及び
副制御部116を制御して、適正な画像を得るように露
光条件を補正することができる。
【0036】ところで、副プリント部40の露光部に
は、図3の如く印画紙52を挟んで図3上左側にマスク
板124と、図3上右側に圧板126とが対向配置され
ている。マスク板124は、図4の如く全体として略矩
形状の平板状に形成されるとともに、その表面は黒色塗
料が塗装されて遮光処理されている。また、マスク板1
24には、図5、図6に示すインデックス画像125の
露光範囲を規定する矩形状の露光開口部128が形成さ
れ、この露光開口部128に、ガラス板130が取り付
けられている。ガラス板130は、図3の印画紙52が
密着されるその表面130Aがノングレア(non glare
)処理されている。
【0037】ガラス板130は、ノングレア処理によっ
てフッ酸系水溶液により浸食され、表面130Aに微細
な凹凸が形成され、外部からの反射光を表面130Aで
散乱させることができる。本実施の形態のガラス板13
0は、粗さの山と谷の最大高さ(Rmax)が0.7μ
m以上1.2μm以下になるようにノングレア処理され
ている。Rmaxが0.7μm未満のガラス板は、光の
散乱効果を十分に得ることができないため、インデック
ス画像125の画質を向上させることができない。ま
た、Rmaxが1.2μmを超えたガラス板は、恰もす
りガラス状になりインデックス画像125が不鮮明にな
る。よって、Rmaxを0.7μm以上1.2μm以下
に設定することにより、インデックス画像125の画質
を向上させることができるとともに、インデックス画像
125を鮮明に露光することができる。
【0038】一方、圧板126は、印画紙52に対して
若干量離間して配置され、印画紙52の搬送中には印画
紙52に接触しないようにその離間量が設定されてい
る。また、圧板126は、圧板支持部132及びピエゾ
素子(移動手段)134を介してケーシング12に取り
付けられている。ピエゾ素子134は、ピエゾ駆動部1
36から電圧が印加されると、図3上矢印で示す方向
(ガラス板130に向けて進出する方向)に駆動され
る。これにより、ガラス板130と圧板126との間に
位置する印画紙52が、圧板126に押されて図3上二
点鎖線の如くガラス板130のノングレア処理された表
面130Aに密着される。
【0039】ピエゾ駆動部136は、主制御部84によ
って制御されており、即ち、インデックス画像125が
焼付けられる印画紙52が、マスク板124の露光開口
部128に対向した位置に位置すると、ピエゾ素子13
4に電圧を印加するように制御されている。また、ピエ
ゾ駆動部136は、インデックス画像125の焼付けが
終了したタイミングでピエゾ素子134に対する電力の
供給を停止するように主制御部84によって制御されて
いる。これにより、圧板126が図3上実線の如くガラ
ス板130から退避移動される。
【0040】次に、本発明の実施の形態のプリンタプロ
セッサ10の作用を説明する。
【0041】プリンタプロセッサ10のプリンタ部14
では、プリントすべき画像を記録したネガフイルム20
をネガキャリア22にセットして、光源28によってネ
ガフイルム20を透過する。ネガフイルム20を透過し
た光により結像されるネガフイルム20の画像の濃度を
ネガ濃度測定部100により測定する。測定されたネガ
フイルム20の画像の濃度に基づいて、主制御部84に
より適正な露光条件(例えば、フイルタ部30の各フイ
ルタの挿入量等)が設定される。設定された露光条件に
基づいて、ネガフイルム20の画像が印画紙52の所定
の焼付領域に焼付けされる。焼付けされた印画紙52
は、プロセッサ部16に搬送されて現像・定着・水洗処
理される。水洗処理された印画紙52は乾燥部74へ搬
送され、高温の空気により乾燥処理される。乾燥処理さ
れた印画紙52は、カッタ部76へ搬送され、カッタ8
2によって画像コマ毎にカットされ、写真プリントとな
る。そして、写真プリントは、ソータ部86へ排出さ
れ、ソータ部86において仕分けられる。
【0042】一方、副プリント部40における画像の露
光処理では、光源28によって透過されたネガフイルム
20の画像をスキャナ92で読み取り、読み取った画像
データを画像信号処理部94を介して画像メモリ98に
記憶する。副制御部116により、画像メモリ98から
画像データを読み出し、該画像データの青色成分(以
下、青色画像と称す)が印画紙52に結像されるよう
に、青色画像に対応する画像を液晶パネル108に表示
し、発光ダイオード104Aを上記設定された露光条件
に応じた時間だけ点灯する。これにより、画像データの
青色画像が印画紙52に露光される。以後同様にして、
画像データの赤色成分(赤色画像)、緑色成分(緑色画
像)についても、液晶パネル108に表示し、それぞれ
に対応する発光ダイオード104B、104Cにより、
各成分の画像が印画紙52に重ねて露光されて、プリン
トすべきインデックス画像125が印画紙52に露光さ
れる。
【0043】インデックス画像125の露光時におい
て、本実施の形態では、マスク板124の露光開口部1
28に取り付けられたガラス板130の表面130Aが
ノングレア処理されているので、ガラス板130と印画
紙52との接触面積が小さくなり、これによって、ガラ
ス板130と印画紙52との間に生じる静電気を低減す
ることができる。これにより、インデックス画像125
が焼付けられた印画紙52は、ガラス板130の表面1
30Aから剥離し易くなるので、ガラス板130の表面
130Aに引っ掛かることなくプロセッサ部16に向け
て円滑に搬送される。
【0044】また、液晶パネル108からのコントラス
トの強い画像光(高輝度な光)は、ガラス板130のノ
ングレア処理された表面130Aによって好適に散乱さ
れるので、輝度がなだらかになり、これによって、印画
紙52に焼付けられたインデックス画像125の画質が
向上する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るインデ
ックスプリント作成装置によれば、マスク板の露光開口
部に取り付けられるガラス板の表面がノングレア処理さ
れているので、感光材料を円滑に搬送することができる
とともに、感光材料に焼付けられたインデックス画像の
画質を向上させることができる。
【0046】また、本発明によれば、インデックス画像
の焼付露光時に圧板を移動手段によってマスク板に向け
て移動させ、感光材料をガラス板の表面に密着させたの
で、歪みのないインデックス画像を得ることができる。
【0047】更に、本発明によれば、ガラス板の表面粗
さの最大高さを0.7μm以上1.2μm以下に設定し
たので、インデックス画像の画質を向上させることがで
きるとともに、インデックス画像を鮮明に露光すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のプリンタプロセッサの内部構造図
【図2】プリンタプロセッサにおけるプリンタ部の構成
を示すブロック図
【図3】インデックス画像の露光部の構造を示す断面図
【図4】マスク板の平面図
【図5】インデックスプリントの平面図
【図6】マスク板を介してのインデックス画像露光状況
を示す説明図
【符号の説明】
10…プリンタプロセッサ、14…プリンタ部、16…
プロセッサ部、20…ネガフイルム、40…副プリント
部、52…印画紙、84…主制御部、108…液晶パネ
ル、116…副制御部、122…露光レンズ、124…
マスク板、125…インデックス画像、126…圧板、
128…露光開口部、130…ガラス板、130A…ノ
ングレア処理されたガラス板の表面、134…ピエゾ素
子、136…ピエゾ駆動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムに記録された複数の画像を
    マトリクス状に配列してインデックス画像を作成すると
    ともに、該インデックス画像を液晶パネルに表示して、
    これを感光材料へ焼付露光することによりインデックス
    プリントを作成するインデックスプリント作成装置にお
    いて、 前記インデックス画像の露光範囲を規定するマスク板が
    前記感光材料に近接配置されるとともに、該マスク板の
    露光開口部にはガラス板が取り付けられ、該ガラス板の
    前記感光材料に接触される表面は、ノングレア処理され
    ていることを特徴とするインデックスプリント作成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記感光材料を挟んで前記マスク板の反
    対側には、圧板と該圧板の移動手段とが設けられ、該圧
    板は、インデックス画像の焼付露光時に前記移動手段に
    よってマスク板に向けて移動され、感光材料をガラス板
    の表面に密着させることを特徴とする請求項1に記載の
    インデックスプリント作成装置。
  3. 【請求項3】 前記ガラス板は、その表面粗さの最大高
    さが、0.7μm以上1.2μm以下になるようにノン
    グレア処理されていることを特徴とする請求項1に記載
    のインデックスプリント作成装置。
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