JP2001253126A - インクジェット方式画像形成装置 - Google Patents

インクジェット方式画像形成装置

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JP2001253126A
JP2001253126A JP2000071028A JP2000071028A JP2001253126A JP 2001253126 A JP2001253126 A JP 2001253126A JP 2000071028 A JP2000071028 A JP 2000071028A JP 2000071028 A JP2000071028 A JP 2000071028A JP 2001253126 A JP2001253126 A JP 2001253126A
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JP
Japan
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platen
image forming
base
boss
ink
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JP2000071028A
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Satoru Sasame
悟 笹目
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラスチックなどの樹脂で作製してもインク吐
出口からプラテンまでの距離が熱に起因して変動しない
プラテンを備えたインクジェット方式画像形成装置を提
供する。 【解決手段】プラテン40には、プラテンベース41を
挟み込むように2個のプラテンばね42が固定されてい
る。各プラテン40は、プラテンばね42によってプラ
テンベース41に押し付けられて保持される。プラテン
ベース41は、薄鋼板でプレス加工によって作製された
プラテン補強部材43に固定されている。このプラテン
補強部材43は、プラテンベース41の曲げ剛性を高め
るための部材である。プラテン40の中央部には、撓み
を調整するためのプラテン調整部材44が配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙などの記録
媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット
方式画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、インクを吐出して記録紙などの記
録媒体に画像を形成するインクジェット方式画像形成装
置が知られている。このインクジェット方式画像形成装
置は、例えば、インクを吐出する複数のインク吐出口が
形成されたインク吐出面を有する印字ヘッドと、この印
字ヘッドを搭載して所定の主走査方向に往復動するキャ
リッジと、この主走査方向に直交する副走査方向(記録
媒体搬送方向)に記録紙を搬送する記録媒体搬送装置と
を備えている。
【0003】このようなインクジェット方式画像形成装
置の要部の構成を図12を参照して説明する。
【0004】図12は、従来のインクジェット方式画像
形成装置の要部を示す模式図である。
【0005】インクジェット方式画像形成装置100で
は、記録媒体112が搬送ローラ105と従動ローラ1
07に挟持されながら搬送される。インクジェット方式
画像形成装置100には、搬送中の記録媒体112を記
録媒体搬送方向(矢印A方向)に案内すると共に記録媒
体112が載置されるプラテン109が配置されてい
る。プラテン109は筐体ステー108に固定されてい
る。プラテン109のうち、印字ヘッド101の前方部
分が画像形成領域となる。
【0006】搬送中の記録媒体のうち画像形成領域に位
置する部分(画像形成部分)に印字ヘッド101からイ
ンクが吐出されて画像が形成される。画像の形成された
部分は排紙ローラ110と拍車111に挟持されながら
搬送されて排出される。
【0007】ところで、駆動ローラ105及び従動ロー
ラ107双方で記録媒体112を挟持するニップ位置と
排紙ローラ110及び拍車111双方で記録媒体112
を挟持するニップ位置とを結ぶ直線上よりも、プラテン
109は僅かに高い位置に固定されている。このように
して記録媒体112の画像形成部分をプラテン109に
密着させて、画像形成部分と印字ヘッド101との距離
が一定になるようにして画像品質を一定に保持してい
る。
【0008】また、上記した印字ヘッド101に形成さ
れた複数のインク吐出口は、一般に、主走査方向に並ん
でいる。各インク吐出口からは、記録媒体の表面に直交
する方向にインクが吐出するように、設計上、各インク
吐出口が形成されている。しかし、製造上の誤差などに
起因して、各インク吐出口から吐出されたインクの吐出
方向が上記の直交方向ではなく、この直交方向からずれ
る(外れる)ことがある。このようにインクの吐出方向
が直交方向からずれると、インクが記録媒体に着弾する
位置(着弾位置)も設計上の位置からずれる。この結
果、設計上では着弾位置すべき位置にインクが着弾せず
に、僅かにずれた位置にインクが着弾して、いわゆる画
像のきれが悪くなって画像品質が低下する。このずれ
は、インク吐出口と記録媒体との距離が長くなるほど大
きくなる。
【0009】そこで、上記のような画像品質の低下を防
止するために、通常、インクジェット方式画像形成装置
ではインク吐出口と記録媒体との距離をできるだけ短く
し、一定に保つことが重要になっている。従って、イン
ク吐出口とプラテンとの距離も一定に保たれる必要があ
る。
【0010】ところが、プラテンは、通常、薄鋼板をプ
レス加工して製造されるものであり、このため、製造上
の理由やプラテンの自重に起因する撓みがプラテンに生
じることがある。このような撓みは、キャリッジの移動
距離が大きい大判サイズ用のインクジェット方式画像形
成装置の大きなプラテンほど激しい(大きい)。
【0011】プラテンが撓んだ場合、印字ヘッドのイン
ク吐出口(インク吐出面)から記録媒体の画像形成部分
までの距離が、プラテンの位置に応じて変動する。この
変動によって、インク吐出口から吐出されたインクの着
弾位置にバラツキが生じる。この結果、記録媒体に形成
された画像の濃度が一様にならずに、印字品質が低下す
る。
【0012】また、インクジェット方式画像形成装置で
は、記録媒体にインクを染み込ませて画像を形成するの
で、インクを吸収した記録媒体の繊維が部分的に膨張
し、膨張した部分やその周囲に凹凸が形成される現象
(コックリング)が生じることがある。このコックリン
グが生じた場合、インク吐出口と記録媒体との距離が短
いときは、記録媒体がインク吐出口に接触することがあ
る。この接触により、インク吐出口のインクが記録媒体
に付着して記録媒体が汚れたり、紙粉がインク吐出口に
付着してインクの吐出状態が不良になったりする。
【0013】上記のような不具合を防止する技術とし
て、プラテンの断面係数を大きくして曲げ剛性を高める
ことによりプラテンの自重による撓みを小さくする技術
が知られている。
【0014】また、プラテンが固定された筐体ステー部
材の曲げ剛性を高めると共に、プラテンの撓みが生じ易
い中央部の数箇所を筐体ステー部材に固定し、撓みを小
さくする技術も知られている。
【0015】さらに、筐体ステー部材に固定されるプラ
テン中央部の数箇所の固定位置を調整することにより、
製造上の理由により生じる撓みを小さくし、インク吐出
口と記録媒体との距離をキャリッジ移動領域の全域で一
定に保つ技術も知られている。
【0016】上記のようにプラテンの断面係数を大きく
してその曲げ剛性を高めるために、従来のインクジェッ
ト方式画像形成装置では、金属などの剛体から製造され
たプラテンが使用されることが多い。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、上記
のようなインクジェット方式画像形成装置がオフィスな
どの人間に近い場所に置かれることが多くなり、このた
め、騒音や振動の防止対策を施す必要がでてきた。ま
た、インクジェット方式画像形成装置を小型化して種々
の装置に組み込むこともあり、この場合、様々な形状の
プラテンが要求される。さらに、上記のコックリングの
対策として、プラテンの表面に凹凸部を形成しておき、
コックリングによる記録媒体の凸部をプラテン表面の凹
部に逃がし、インク吐出口に記録媒体が接触するのを防
止する技術が知られている。
【0018】上記のような要求や技術のために、プラテ
ンをプラスチックなどの樹脂から作製することが提案さ
れている。しかし、プラテンをプラスチックなどの樹脂
製のものにした場合、プラテン単体の曲げ剛性が低下す
る。この曲げ剛性を高めるために、撓み易いプラテン中
央部の数箇所を金属製の筐体ステー部材に固定してい
る。
【0019】ところが、樹脂と金属では熱膨張率が大き
く異なり、樹脂の線膨張率は金属の線膨張率よりも1桁
程度大きい。このため、インクジェット方式画像形成装
置に内蔵された駆動モータなどからの発熱によって、こ
の装置内部の温度が上昇した場合、プラテンが筐体ステ
ー部材よりも大きく膨張する。この結果、プラテンのう
ち筐体ステー部材に固定された部分以外の部分が、盛り
上がったり(浮き上がったり)へこんだりすることがあ
る。
【0020】このようにプラテンの一部が熱に起因して
盛り上がったりへこんだりすると、インク吐出口から記
録媒体の画像形成部分までの距離が変化してしまう。こ
の距離が変化した場合、上述したように鮮明な画像を形
成できなくなる。さらには、記録媒体がインク吐出口に
接触して画像形成そのものが不可能になるおそれもあ
る。
【0021】また、射出成形などによって樹脂製のプラ
テンを作製した場合、個々のプラテンに微小な歪みが生
ずる。このような歪みを矯正しなければ品質の高い画像
を形成できない。
【0022】さらに、キャリッジの移動距離が大きい大
判サイズ用のインクジェット方式画像形成装置では、プ
ラテンも大きなサイズになる。大サイズのプラテンを射
出成形で製造するためには大きな射出成形型が必要とな
り、その分、高額な設備投資になる。
【0023】上述したように、プラテンを樹脂製にした
場合、騒音や振動の防止対策として有効であり、また、
様々な形状のプラテンを容易に得られるというメリット
がある。しかし、インク吐出口から記録媒体の画像形成
部分までの距離が熱に起因して変動するので画像品質が
低下するというデメリットがある。さらに、上述したよ
うに、大サイズのプラテンを射出成形で製造するために
は、高額な設備投資が必要になるというデメリットもあ
る。
【0024】本発明は、上記事情に鑑み、プラスチック
などの樹脂で作製してもインク吐出口からプラテンまで
の距離が熱に起因して変動しないプラテンを備えたイン
クジェット方式画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1のインクジェット方式画像形成装置は、
インクが吐出する複数のインク吐出口が形成された印字
ヘッドを所定の主走査方向に走査させながら、記録媒体
のうち前記複数のインク吐出口の前方に位置する画像形
成部分に前記複数のインク吐出口からインクを吐出して
画像を形成するインクジェット方式画像形成装置におい
て、(1)記録媒体の前記画像形成部分が載置される、
前記複数のインク吐出口の前方に配置されたプラテン
と、(2)このプラテンが載置された、前記主走査方向
に延びるプラテンベースと、(3)前記プラテンを前記
プラテンベースに押し付けて保持するプラテン保持手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0026】ここで、(4)前記プラテン保持手段は、
(4−1)前記プラテンの下面から下方に突出した、前
記プラテンに形成された第1ボスと、(4−2)この第
1ボスが嵌め込まれる、前記プラテンベースに形成され
た第1孔と、(4−3)前記第1ボスを下方に付勢する
ことにより前記プラテンを前記プラテンベースに押し付
ける、前記第1ボスの下端部に固定された板ばねとから
なるものであってもよい。
【0027】また、(5)前記プラテンは、(5−1)
その下面のうち前記主走査方向の中央部分に形成され
た、この中央部分から下方に突出した第2ボスと、(5
−2)その下面のうち前記主走査方向の一端部分に形成
された、この一端部分から下方に突出した第3ボスとが
形成されたものであり、(6)前記プラテンベースは、
(6−1)前記第2ボスが回転自在に嵌合する第2孔
と、(6−2)前記第3ボスが差し込まれた、前記主走
査方向に延びる溝とが形成されたものであってもよい。
【0028】さらに、(7)前記プラテンベースは、押
出し成形によって作製された、同一形状の横断面を有す
るものであってもよい。
【0029】上記目的を達成するための本発明の第2の
インクジェット方式画像形成装置は、インクが吐出する
複数のインク吐出口が形成された印字ヘッドを所定の主
走査方向に走査させながら、記録媒体のうち前記複数の
インク吐出口の前方に位置する画像形成部分に前記複数
のインク吐出口からインクを吐出して画像を形成するイ
ンクジェット方式画像形成装置において、(8)前記複
数のインク吐出口の前方に配置されて前記主走査方向に
並んだ、記録媒体の前記画像形成部分がそれぞれに載置
される複数の個別プラテンと、(9)この複数の個別プ
ラテンが載置された、前記主走査方向に延びるプラテン
ベースと、(10)前記複数の個別プラテンをそれぞれ
独立に前記プラテンベースに押し付けて保持するプラテ
ン保持手段と、(11)前記プラテンベースの長手方向
中央部分を動かしてこのプラテンベースの表面が平らに
なるように調整するプラテン調整手段と、(12)前記
プラテンベースのうち前記主走査方向両端部を支持する
プラテンベース支持部材と、(13)このプラテンベー
ス支持部材を動かして前記複数の個別プラテンを移動さ
せることにより、前記インク吐出口から前記複数の個別
プラテンまでの距離を調整するプラテン保持位置調整手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0030】ここで、(14)前記プラテン保持手段
は、(14−1)前記複数の個別プラテンそれぞれの下
面から下方に突出した、前記複数の個別プラテンそれぞ
れに形成された第1ボスと、(14−2)この第1ボス
が嵌め込まれる、前記プラテンベースに形成された第1
孔と、(14−3)前記第1ボスを下方に付勢すること
により前記複数の個別プラテンを前記プラテンベースに
押し付ける、前記第1ボスの下端部に固定された板ばね
とからなるものであってもよい。
【0031】また、(15)前記個別プラテンは、(1
5−1)その下面のうち前記主走査方向の中央部分に形
成された、この中央部分から下方に突出した第2ボス
と、(15−2)その下面のうち前記主走査方向の一端
部分に形成された、この一端部分から下方に突出した第
3ボスとが形成されたものであり、(16)前記プラテ
ンベースは、(16−1)前記第2ボスが回転自在に嵌
合する第2孔と、(16−2)前記第3ボスが差し込ま
れた、前記主走査方向に延びる溝とが形成されたもので
あってもよい。
【0032】さらに、(17)前記プラテンベースは、
押出し成形によって作製された、同一形状の横断面を有
するものであってよい。
【0033】さらにまた、(18)前記プラテンベース
の前記主走査方向両端部に固定されると共に、このプラ
テンベースのうち前記主走査方向両端部以外の中央部分
との間に隙間の形成された、前記プラテンベースを支え
て補強するプラテン補強部材をインクジェット方式画像
形成装置が備え、(19)前記プラテン調整手段は、前
記隙間を変化させることにより前記プラテンベースの表
面が平らになるように調整するものであってもよい。
【0034】さらにまた、(20)前記プラテン保持位
置調整手段は、前記個別プラテン及び前記プラテンベー
スが前記インク吐出口に対して傾斜もしくは水平移動す
るようにプラテンベース支持部材を動かすものであって
もよい。
【0035】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明のインク
ジェット方式画像形成装置の一実施形態を説明する。
【0036】図1と図2を参照して、本発明の一実施形
態の全体構造を説明する。
【0037】図1は、インクジェット方式画像形成装置
の一実施形態の概略構成を模式的に示す断面図であり、
図2は、図1のインクジェット方式画像形成装置を示す
斜視図である。
【0038】インクジェット方式画像形成装置1は、内
部に種々の部品や部材が収納されている筐体4を有す
る。この筺体4は、図2に示すように、互いに向き合っ
て配置された2つの架台2A,2Bそれぞれの上端部に
跨がるように固定されている。筺体4の内部には、所定
間隔離れて向き合う2枚の支持板20A,20Bが固定
されている。支持板20Aと支持板20Bの間には、記
録媒体が搬送される搬送方向(矢印A方向であり副走査
方向)に直交する主走査方向(矢印B方向)に延びる円
柱状のキャリッジレール16が配置されている。キャリ
ッジレール16の長手方向両端部はそれぞれ支持板20
A,20Bに固定されている。なお、キャリッジレール
16は、後述する搬送ローラ34の回転中心軸に平行に
延びている。
【0039】キャリッジレール16には、主走査方向に
往復動するキャリッジ14が摺動自在に固定されてい
る。キャリッジ14は、外部から何ら規制が無ければ、
キャリッジレール16を中心軸にして自在に回動する。
なお、キャリッジ14には、インクカートリッジ12や
印字ヘッド13などが着脱自在に搭載されている。
【0040】キャリッジ14の底部うち矢印A方向の上
流側部分(基端部)には、図1に示すように、キャリッ
ジレール16が嵌め込まれる摺動溝14aが形成されて
いる。この摺動溝14aは矢印B方向に延びており、下
方に向く開口が形成されている。このため、キャリッジ
レール16は摺動溝14aに嵌め込まれているが、その
下面は露出している。
【0041】キャリッジ14を矢印B方向に往復動させ
るために、インクジェット方式画像形成装置1には駆動
モータ19が配置されている。また、キャリッジレール
16の長手方向両端部にはそれぞれプーリ18A,18
Aが配置されており、これら2つのプーリ18A,18
Aには無端ベルト17が掛け渡されている。この無端ベ
ルト17の一部分にキャリッジ14が固定されている。
図2の左のプーリ18Aにはプーリ18Bが同軸に固定
され、駆動モータ19の出力軸に固定されているモータ
プーリ19Aとモータベルト19Bを介してつながれて
いる。
【0042】駆動モータ19は、キャリッジ搬送駆動制
御部(図示せず)から送信されてきた駆動制御パルス信
号に基づいて制御される。従って、駆動モータ19が所
定のタイミングで駆動してプーリ18Aが回転すると無
端ベルト17と共にキャリッジ14が矢印B方向に往復
動する。この往復動の際、キャリッジ14は、キャリッ
ジレール16と後述するローラガイドレール22に案内
される。
【0043】キャリッジ14には、イエロー,マゼン
タ,シアン,ブラックなどの各色ごとのインクが貯留さ
れるインクカートリッジ12が着脱自在に装着されてい
る。また、インクカートリッジ12の下部には、印字ヘ
ッド13が形成されている。印字ヘッド13は、インク
カートリッジ12の各色のインクにそれぞれ対応した4
個の印字ヘッドからなる。印字ヘッド13には、印字ヘ
ッド13を制御する印字ヘッド制御部(図示せず)から
駆動パルス信号が送られてくる。この駆動パルス信号は
画像データに基づいて形成されたものであり、印字ヘッ
ド13は、この駆動パルス信号に基づいて所定のタイミ
ングでインクを吐出するように制御される。
【0044】上記のキャリッジ14のうち、インクカー
トリッジ12を挟んで摺動溝14aとは反対側の端面の
中央部には、図1に示すように、矢印A方向に延びる支
持軸26Aが形成されている。支持軸26Aにはローラ
26が回転自在に固定されている。
【0045】ローラ26は、横断面がコ字状でキャリッ
ジレール16に平行に延びるローラガイドレール22の
内側部分に嵌め込まれている。このローラガイドレール
22の上壁とローラ26の間には隙間CLが形成されて
いる。また、ローラ26は、ローラガイドレール22の
下壁に接触しながら転がる。従って、ローラガイドレー
ル22の下壁によってキャリッジ14の一端部が支えら
れており、キャリッジ14が下方に回動することがこの
下壁によって禁止されていることとなる。なお、ローラ
ガイドレール22は、支持板20A,20Bに固定され
ているレール支持部材24に締結されている。
【0046】キャリッジ14が往復動する領域のうち支
持板20Aの外側の領域には、図2に示されるように、
キャリッジ14が待機する待機領域部8が形成されてい
る。待機領域部8における所定の基準位置(ホームポジ
ション)には、印字ヘッド13からのインク吐出状態が
初期の吐出状態になるように印字ヘッド13を回復させ
る回復処理部6が設けられている。回復処理部6は印字
ヘッド13のインク吐出面に向き合っており、このイン
ク吐出面を選択的に覆って吸引するキャッピング機構を
有する周知の構造のものである。なお、回復処理部6
は、回復処理駆動制御部(図示せず)から所定のタイミ
ングで供給される駆動制御信号に基づいて制御される。
【0047】記録媒体36を搬送するための搬送系につ
いて説明する。
【0048】キャリッジレール16の斜め下方には、記
録媒体36を搬送するための搬送ローラ34が配置され
ている。搬送ローラ34の上には、この搬送ローラ34
よりも小径の従動ローラ38が配置されている。記録媒
体36はこれら2つのローラ34,38に挟持されなが
ら矢印A方向(搬送方向)に搬送される。
【0049】印字ヘッド13に向き合う位置には、記録
媒体36が載置されるプラテン40が配置されている。
記録媒体36のうちプラテン40に載置された部分は印
字ヘッド13のインク吐出面から一定間隔だけ離れてい
る。プラテン40よりも矢印A方向下流側には、記録媒
体36を所定の長さにカットするカッタ35に向けて搬
送するための搬送路が形成されている。
【0050】この搬送路には、所定間隔離れて向き合う
2枚の搬送ガイドプレート28,30が配置されてい
る。この搬送ガイドプレート28,30とプラテン40
との間には、記録媒体36を挟持してカッタ35に搬送
する搬送ローラ31,32が配置されている。プラテン
40は、搬送ローラ31,32のニップ部(記録媒体3
6を挟み込む部分)よりも僅かに高い位置にある。この
ため、搬送ローラ31,32が記録媒体36を引き下げ
てプラテン40に密着させており、記録媒体36と印字
ヘッド13のインク吐出面とが一定間隔に保たれてい
る。
【0051】搬送ローラ32,34の両端部はそれぞ
れ、支持板20Aと支持板20Bに取り付けられた軸受
(図示せず)に回転自在に固定されている。また、搬送
ローラ31,38も同様に軸受(図示せず)に回転自在
に固定されている。搬送ローラ32,34はそれぞれ駆
動ギア33A,33Bを介して駆動モータ33に連結さ
れている。駆動モータ33は、搬送ローラ駆動制御部
(図示せず)からの駆動制御パルス信号に基づいて制御
される。これにより、駆動モータ33は、印字ヘッド1
3の記録動作に応じて回転と停止が交互に繰り返される
ように制御される。従って、記録媒体36は、印字ヘッ
ド13の記録動作に応じて断続的に搬送されることとな
る。
【0052】インクジェット方式画像形成装置1の全体
的な構成は、以上に説明したものである。上記した各部
品・部材等は、これら各部品・部材等を制御する搬送ロ
ーラ駆動制御部(図示せず、以下同じ)、印字ヘッド制
御部、キャリッジ搬送駆動制御部、および回復処理駆動
制御部によって制御される。
【0053】記録媒体36に画像を形成する際には、所
定の画像データに基づいて印字ヘッド13から記録媒体
36にインクが吐出され、記録媒体36に画像が形成さ
れる。インクジェット方式画像形成装置1では、カラー
画像を形成するために、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックなどの各色ごとの印字ヘッド13、及び各色の
インクカートリッジ12がキャリッジ14に搭載されて
いる。また、画像品質を向上させるために、印字ヘッド
13のインク吐出面が記録媒体36から一定間隔を保つ
ように印字ヘッド13がキャリッジ14に搭載されてい
る。
【0054】キャリッジ14では、上述したように、ロ
ーラ26がローラガイドレール22の内側に嵌り込むこ
とにより、キャリッジレール16を中心軸とする回動が
規制されている。また、キャリッジ14が矢印B方向
(主走査方向)に往復動する際には、キャリッジレール
16とローラガイドレール22によって矢印B方向にキ
ャリッジ14が案内される。この往復動は上記の画像デ
ータに基づいて行われ、往復動中に印字ヘッド13のイ
ンク吐出面から記録媒体36にインクが吐出されて画像
が形成される。
【0055】ところで、キャリッジ14は、キャリッジ
レール16とその中心軸線に平行になるように調整され
たローラガイドレール22とによって、プラテン40と
の距離を一定に保って移動する。しかし、プラテン40
が撓んだり変形したりしてその高さが変動した場合、キ
ャリッジ14の移動可能範囲内(走査領域内)において
キャリッジ14からプラテン40までの距離も変動す
る。この結果、印字ヘッド13のインク吐出口から記録
媒体の画像形成部分までの距離も変動し、インクが記録
媒体に着弾した着弾位置がばらつき、画質が低下する。
【0056】樹脂などのプラスチック製のプラテン40
が撓んだり変形したりする理由としては、熱膨張や自
重、プラテン作製上の精度などが挙げられる。インクジ
ェット方式画像形成装置1では、プラテン40が熱膨張
しても、また、自重や作製精度が悪くても、印字ヘッド
13のインク吐出面(インク吐出口)から記録媒体36
の画像形成部分までの距離を適正に維持できる。このよ
うに維持するための構成を、図面を参照して説明する。
【0057】図3は、図1と図2に示すプラテン40
や、このプラテン40を支持する構成部品を示す斜視図
である。
【0058】プラテン40はコックリング対策の施され
た凹凸面を有しており、射出成形によって形成されたプ
ラスチック製である。プラテン40は、同一形状の個別
プラテン(以下、プラテン40という)が主走査方向
(矢印B方向)に3つ並んで構成されたものである。こ
れら3つのプラテン40は、同じ成形型を用いて作製さ
れたものであり、同じ構造である。
【0059】3つのプラテン40は、主走査方向に延び
るプラテンベース41に載置されている。プラテンベー
ス41は押出し成形によって形成されたものであり、横
断面の形状はどの部分でも同じである。各プラテン40
には、プラテンベース41を挟み込むように2個のプラ
テンばね42(本発明にいうプラテン保持手段の一例で
あり、板ばねである)が固定されている。各プラテン4
0は、プラテンばね42によってプラテンベース41に
押し付けられて保持される。
【0060】プラテンベース41は、薄鋼板でプレス加
工によって作製されたプラテン補強部材43に固定され
ている。このプラテン補強部材43は、プラテンベース
41の曲げ剛性を高めるための部材である。プラテンベ
ース41では、その長手方向両端部以外の部分が撓み易
い。このため、各プラテン40の中央部には、撓みを調
整するためのプラテン調整部材44(本発明にいうプラ
テン調整手段の一例である)が配置されている。このプ
ラテン調整部材44は、プラテンベース41とプラテン
補強部材43に固定されている。また、プラテン調整部
材44には、高さを調整するための調整ビス44Aが取
り付けられている。
【0061】上記したプラテンベース41、プラテンば
ね42、プラテン補強部材43などが、プラテン40を
支持している構成部品である。このプラテン40は、上
述したように樹脂などのプラスチック製であり、線膨張
率が金属などに比べて1桁程度大きい。プラテン40が
膨張した場合、印字ヘッド13のインク吐出口からプラ
テン40までの距離(インク吐出距離)が変動する。ま
た、射出成形などによって作製されたプラテン40では
微小な歪みが発生し易く、この歪みに起因しても、イン
ク吐出距離が変動する。このようなインク吐出距離の変
動を防止する技術について、図4から図7までを参照し
て説明する。
【0062】図4は、図3のC−C断面図である。図5
は、図4のD−D断面図であり、図6は、図4のE−E
断面図であり、図7は、図4のF−F断面図である。図
8は、プラテンの微小な歪みを矯正する方法を示す説明
図である。
【0063】図4に示すように、プラテン40の裏面
(下面)には径の異なる3種類のボス40A(本発明に
いう第3ボスの一例である),40B(本発明にいう第
1ボスの一例である),40C(本発明にいう第2ボス
の一例である)が形成されている。
【0064】ボス40Aは、図4に示すように、プラテ
ン40のうち主走査方向一端部に形成されている。ボス
40Aは、図5に示すように、プラテンベース41に形
成された溝41Aに差し込まれている。この溝41A
は、プラテン40の幅方向中央部を主走査方向に延びて
いる。従って、ボス40Aは副走査方向には移動できな
いが、主走査方向には移動できるようになっている。こ
のため、ボス40Aと溝41Aは、プラテン40がボス
40Cを中心にして回転することを禁止(防止)してい
る。
【0065】ボス40Bは、主走査方向において、ボス
40Cに関して対称となる位置に1つずつ形成されてい
る。プラテンベース41のうちボス40Bに対応する部
分には、ボス40Bの径よりも大きい径の孔41Bが形
成されている。ボス40Bは、図6に示すように、孔4
1Bに嵌め込まれており、その下端部は孔41Bから突
き出ている。ボス40Bの下端部にはプラテンばね42
が固定ビス42Aで固定されている。プラテンばね42
は、プラテン補強部材43に形成された角孔43Cのう
ち主走査方向両端部を押さえるように取り付けられてい
る。
【0066】上記したプラテンばね42によって、プラ
テン40は矢印G方向に押し付けられている。また、プ
ラテン40の下面には、主走査方向に延びる2本のリブ
40Dが形成されている。従って、2本のリブ40Dは
プラテンベース41の上面41Dに押し付けらるので、
2本のリブ40Dは上面41Dの形に倣うこととなる。
この結果、射出成形などによって形成された樹脂製のプ
ラテン40が歪んでいても、2本のリブ40Dは上面4
1Dの形に倣うので、上面41Dを平らにしておけば、
図8に示すように、プラテン40の歪みが矯正される。
【0067】図8において、2点鎖線で示すプラテン4
0は、射出成形などによって形成されて歪みが生じたも
のであり、実線で示すプラテン40は、プラテンばね4
2によって矯正された状態を示している。
【0068】ボス40Cは、プラテン40の長手方向中
央部に形成されている。ボス40Cは、図7に示すよう
に、プラテンべース41に形成された孔41Cに嵌合し
ている。このため、ボス40Cは主走査方向(矢印B方
向)にも副走査方向(矢印A方向)にも移動できない。
しかし、ボス40Cは孔41Cの中で回転できる。
【0069】ところで、上述したように、プラテン40
は樹脂などのプラスチック製であり、その熱膨張率は金
属などの熱膨張率よりも大きく、線膨張率では1桁程度
大きい。このため、プラテン40が膨張してインク吐出
距離が変動するおそれがある。
【0070】しかし、上述したようにボス40Cが孔4
1Cに回転自在に嵌め込まれていると共に、ボス40A
が溝41Aに嵌り込んで副走査方向には移動できないが
主走査方向には移動できるので、プラテン40はプラテ
ンベース41に規制(邪魔)されずに膨張できる。しか
も、プラテン40はプラテンばね42によってプラテン
ベース41の上面41Dの形に倣うように付勢されてい
るのでプラテン40の平面性が保たれて、プラテン40
が膨張してもインク吐出距離は変動しない。
【0071】上記の例では、3つのプラテン40のうち
の一つについて説明したが、他のプラテン40も同様で
ある。
【0072】次に、プラテンベース41の自重による撓
みや、プラテン41及びプラテンベース41の製造上の
理由により生じる撓みを調整する技術について図9と図
10を参照して説明する。
【0073】図9は、プラテンベースとプラテン補強部
材に固定されたプラテン調整部材を示す拡大図である。
図10は、プラテン調整部材による調整の手順を示す説
明図である。
【0074】図10に示すように、プラテンベース41
の主走査方向両端部には、プラテン補強部材43を固定
するためのタップ穴が形成されており、このタップ穴に
プラテン補強部材43が固定ビス43A,43Bで固定
されている。固定ビス43A,43Bで固定されている
部分以外の部分では、プラテンベース41とプラテン補
強部材43の間に隙間hが生じている。この隙間hは、
各プラテン40の中央部に配置されているプラテン調整
部材44(本発明にいうプラテン調整手段の一例であ
る)によって変化させられる。
【0075】プラテン調整部材44は、図9に示すよう
に、プラテンベース41の裏面に形成されたタップ穴に
固定ビス44Cで固定されている。また、プラテン調整
部材44には、調整ビス44Aが挿入される孔が形成さ
れている。この調整ビス44Aは、プラテン補強部材4
3に形成されたタップ穴に固定されている。
【0076】調整ビス44Aを矢印H方向に回転して締
め付けることにより、プラテン調整部材44は矢印I方
向に移動する(上がる)。プラテン調整部材44の下方
には曲げ部44Dが形成されており、また、プラテン補
強部材43には角穴43Dが形成されている。このた
め、プラテン調整部材44が矢印I方向に移動する際に
は曲げ部44Dが角穴43Dに案内され、プラテン40
は、図9に示す実線のプラテン40が二点鎖線のプラテ
ン40の位置まで移動する。この結果、プラテンベース
41とプラテン補強部材43の隙間h2が隙間h1に変
化する。隙間h1の状態を維持するために、プラテン調
整部材44は固定ビス44Bによってプラテン補強部材
43に固定される。
【0077】次に、プラテン40やプラテンベース41
が製造上の理由や自重によって撓んだときにこの撓みを
調整する手順を、図10を参照して説明する。
【0078】図10は、プラテンの撓みを矯正する手順
を示す正面図であり、主走査方向に並んだ3つのプラテ
ンを示す。
【0079】プラテン40の表面には、複数の凸部6
1,62,63,64,65が形成されている。2つの
凸部61,65は、プラテン40におけるキャリッジ1
4(図1参照)の移動可能範囲の両端部に位置してお
り、凸部61,65の頂面は、プラテン40の撓みを矯
正する際の基準面となる。
【0080】プラテン40とプラテンベース41の製造
上の理由やそれらの自重に起因してプラテン40が撓む
場合、2つの凸部61,65の頂面を結ぶ直線から、凸
部62,63,64の頂面がずれる。
【0081】上述したように各プラテン40は、常に、
プラテンベース41の上面41Dに倣っている。従っ
て、プラテン調整部材44によってプラテンベース41
とプラテン補強部材43の隙間hを変化させ、凸部6
2,63,64それぞれの頂面を、2つの凸部61,6
5の頂面を結ぶ直線に一致させてずれを無くす。これに
より、キャリッジ14の移動可能範囲の全域においてプ
ラテン40の凸部の頂面が一平面上に位置することとな
り、プラテン40やプラテンベース41の撓みが矯正さ
れる。
【0082】次に、図11を参照して、印字ヘッド13
のインク吐出面から記録媒体36の画像形成部分(記録
面)までの距離を適正な距離に調整する技術について説
明する。
【0083】図11は、プラテンやプラテンベースを筐
体に固定する主要部品を示す側面図である。
【0084】プラテンベース41の主走査方向両端部の
下方には、プラテンベース41を支持するプラテンベー
ス支持部材51が配置されている。プラテンベース支持
部材51はプラテンベース41に固定されている。ま
た、プラテンベース支持部材51のうち搬送ローラ34
に向き合う部分には傾斜面51Aが形成されている。こ
の傾斜面51Aは、搬送ローラ軸受け34Aの外周面に
接している。
【0085】また、排紙ローラ31の下方には、軸保持
部材54に固定されたプラテン保持軸52が配置されて
いる。プラテンベース支持部材51には、プラテン保持
軸52が差し込まれる孔が形成されており、この孔の壁
には、傾斜面51Aと同じように傾斜した傾斜面51B
が形成されている。これら2つの傾斜面51A,51B
に、プラテン40とプラテンベース41の重量が作用し
ている。2つの傾斜面51A,51Bは、本発明にいう
プラテン保持位置調整手段の一例である。
【0086】プラテン補強部材43の主走査方向両端部
には引張りばね53の一端が固定されている。この引張
りばね53の他端は、支持板20A,20B(図2参
照)に固定された筐体ステー50に固定されている。こ
れにより、プラテンベース41とプラテン40に固定さ
れているプラテンベース支持部材51は、2つの傾斜面
51A,51Bに沿って下がる方向に常に付勢されてい
る。また、プラテンベース支持部材51の位置は、軸保
持部材54にある位置決め部54Aの外周面とプラテン
補強部材43の接触位置で決定される。
【0087】ここで、印字ヘッド13の吐出面と記録媒
体36(図2参照)の記録面との間の位置調整の方法を
説明する。
【0088】プラテンベース支持部材51を矢印J方向
に移動した場合、プラテンベース41は、図11の二点
鎖線で示す位置に固定される。プラテンベース41が二
点鎖線の位置に固定された場合、印字ヘッド13のイン
ク吐出面からプラテン40の凸部61などの頂面までの
距離は、h2からh1に変わる。距離がh1になる位置
でプラテンベース41とプラテンベース支持部材51を
固定ビス55で固定することにより、印字ヘッド13の
インク吐出面からプラテン40の凸部61などの頂面に
保持された記録媒体36の記録面までの距離が一定に保
持される。なお、図11に示す実線の位置でプラテンベ
ース41とプラテンベース支持部材51を固定ビス55
で固定した場合、上記の距離はh2になる。
【0089】以上のように、プラテンベース支持部材5
1を移動させてプラテンベース41とプラテン40を固
定することにより、印字ヘッド13のインク吐出面から
記録媒体36の記録面までの距離を適正に調整できる。
従って、印字ヘッド13のインク吐出面からプラテン4
0の凸部61などの頂面までの距離は、プラテンベース
支持部材51を移動させることにより調整される。ま
た、図10を参照して説明したように、プラテン40の
凸部61,62などの頂面は同一平面上に位置している
ので、キャリッジ14が移動できる全域において、印字
ヘッド13のインク吐出面から記録媒体36の記録面ま
での距離は適正な位置に調整される。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1のイン
クジェット方式画像形成装置によれば、熱膨張率の大き
い樹脂などからプラテンを作製した場合、プラテンの周
囲の温度が上昇したときにプラテンが膨張することがあ
るが、プラテンはプラテン保持手段によってプラテンベ
ースに押し付けられているので、プラテンが浮き上がる
(プラテンベースから上に離れる)ように膨張しない。
この場合、プラテンベースを熱膨張率の小さい金属など
の材料で作製しておくことによりプラテンベースは膨張
しない。このプラテンベースにプラテンが押し付けられ
て保持されているので、インク吐出口からプラテンまで
の距離は変動せずに一定であり、インク吐出口から記録
媒体の画像形成部分までの距離を適切に保てる。従っ
て、樹脂製のプラテンを作製しても、インク吐出口から
プラテンまでの距離は変動することがなく、この変動に
起因する画質の低下を防止できる。
【0091】ここで、前記プラテン保持手段は、前記プ
ラテンの下面から下方に突出した、前記プラテンに形成
された第1ボスと、この第1ボスが嵌め込まれる、前記
プラテンベースに形成された第1孔と、前記第1ボスを
下方に付勢することにより前記プラテンを前記プラテン
ベースに押し付ける、前記第1ボスの下端部に固定され
た板ばねとからなるものである場合は、比較的簡易な構
成のプラテン保持手段が得られる。
【0092】また、前記プラテンは、その下面のうち前
記主走査方向の中央部分に形成された、この中央部分か
ら下方に突出した第2ボスと、その下面のうち前記主走
査方向の一端部分に形成された、この一端部分から下方
に突出した第3ボスとが形成されたものであり、前記プ
ラテンベースは、前記第2ボスが回転自在に嵌合する第
2孔と、前記第3ボスが差し込まれた、前記主走査方向
に延びる溝とが形成されたものである場合は、プラテン
が熱膨張しても、第2ボスが第2孔で回転できると共に
第3ボスが溝内を主走査方向に移動できるので、プラテ
ンは上下方向には動かない。従って、プラテンが熱膨張
しても、インク吐出口からプラテンまでの距離はいっそ
う確実に変わらない。
【0093】さらに、前記プラテンベースは、押出し成
形によって作製された、同一形状の横断面を有するもの
である場合は、プラテンベースを容易に作製できる。
【0094】上記目的を達成するための本発明の第2の
インクジェット方式画像形成装置によれば、熱膨張率の
大きい樹脂などから複数の個別プラテンを作製した場
合、個別プラテンの周囲の温度が上昇したときに個別プ
ラテンが膨張することがあるが、各個別プラテンはプラ
テン保持手段によってプラテンベースに押し付けられて
いるので、各個別プラテンが浮き上がる(プラテンベー
スから上に離れる)ように膨張しない。この場合、プラ
テンベースを熱膨張率の小さい金属などの材料で作製し
ておくことによりプラテンベースは膨張しない。このプ
ラテンベースに各個別プラテンが押し付けられて保持さ
れているので、インク吐出口から各個別プラテンまでの
距離は変動せずに一定であり、インク吐出口から記録媒
体の画像形成部分までの距離を一定に保てる。従って、
樹脂製の個別プラテンを作製しても、インク吐出口から
各個別プラテンまでの距離は変動することがなく、この
変動に起因する画質の低下を防止できる。また、プラテ
ンベースがその自重によって撓むことがあっても、プラ
テン調整手段によってプラテンベースの表面が平らにな
るように調整できるので、プラテンベースの撓みを解消
できる。さらに、プラテン保持位置調整手段を用いてプ
ラテンベース支持部材を動かして複数の個別プラテンを
移動させることにより、インク吐出口から複数の個別プ
ラテンまでの距離を調整できるので、この距離を適切な
距離に保てる。従って、複数の個別プラテンを樹脂から
作製しても、インク吐出口から個別プラテンまでの距離
は変動することがなく、この変動に起因する画質の低下
を防止できる。また、大判サイズの記録媒体に画像を形
成できるプロッタでは印字ヘッドの走査距離が長くな
り、その分、プラテンも長くなる。この場合、個別プラ
テンの数を増やすことにより、長いプラテンを形成でき
る。従って、1つの長いプラテンを作製するための成形
型を造る必要はなく、設備投資を抑制できる。
【0095】ここで、前記プラテン保持手段は、前記複
数の個別プラテンそれぞれの下面から下方に突出した、
前記複数の個別プラテンそれぞれに形成された第1ボス
と、この第1ボスが嵌め込まれる、前記プラテンベース
に形成された第1孔と、前記第1ボスを下方に付勢する
ことにより前記複数の個別プラテンを前記プラテンベー
スに押し付ける、前記第1ボスの下端部に固定された板
ばねとからなるものである場合は、比較的簡易な構成の
プラテン保持手段が得られる。
【0096】また、前記個別プラテンは、その下面のう
ち前記主走査方向の中央部分に形成された、この中央部
分から下方に突出した第2ボスと、その下面のうち前記
主走査方向の一端部分に形成された、この一端部分から
下方に突出した第3ボスとが形成されたものであり、前
記プラテンベースは、前記第2ボスが回転自在に嵌合す
る第2孔と、前記第3ボスが差し込まれた、前記主走査
方向に延びる溝とが形成されたものである場合は、個別
プラテンが熱膨張しても、第2ボスが第2孔で回転でき
ると共に第3ボスが溝内を主走査方向に移動できるの
で、プラテンは上下方向には動かない。従って、プラテ
ンが熱膨張しても、インク吐出口からプラテンまでの距
離はいっそう確実に変わらない。
【0097】さらに、前記プラテンベースは、押出し成
形によって作製された、同一形状の横断面を有するもの
である場合は、プラテンベースを容易に作製できる。
【0098】さらにまた、前記プラテンベースの前記主
走査方向両端部に固定されると共に、このプラテンベー
スのうち前記主走査方向両端部以外の中央部分との間に
隙間の形成された、前記プラテンベースを支えて補強す
るプラテン補強部材を備え、前記プラテン調整手段は、
前記隙間を変化させることにより前記プラテンベースの
表面が平らになるように調整するものである場合は、隙
間を変化させる構成であるので、簡易な構成のプラテン
調整手段が得られる。
【0099】さらにまた、前記プラテン保持位置調整手
段は、前記個別プラテン及び前記プラテンベースが前記
インク吐出口に対して傾斜もしくは水平移動するように
プラテンベース支持部材を動かすものである場合は、イ
ンク吐出口から個別プラテンまでの距離を微調整でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット方式画像形成装置の一
実施形態の概略構成を模式的に示す断面図である。
【図2】図1のインクジェット方式画像形成装置を示す
斜視図である。
【図3】図1と図2に示すプラテン40や、このプラテ
ン40を支持する構成部品を示す斜視図である。
【図4】図3のC−C断面図である。
【図5】図4のD−D断面図である。
【図6】図4のE−E断面図である。
【図7】図4のF−F断面図である。
【図8】プラテンの微小な歪みを矯正する方法を示す説
明図である。
【図9】プラテンベースとプラテン補強部材に固定され
たプラテン調整部材を示す拡大図である。
【図10】プラテン調整部材による調整の手順を示す説
明図である。
【図11】プラテンやプラテンベースを筐体に固定する
主要部品を示す側面図である。
【図12】従来のインクジェット方式画像形成装置の要
部を示す模式図である。
【符号の説明】
1 インクジェット方式画像形成装置 13 印字ヘッド 40 プラテン 40A,40B,40C ボス 41 プラテンベース 41A 溝 41B 孔 42 プラテンばね 44 プラテン調整部材 51 プラテンベース支持部材 51A,51B 傾斜面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが吐出する複数のインク吐出口が
    形成された印字ヘッドを所定の主走査方向に走査させな
    がら、記録媒体のうち前記複数のインク吐出口の前方に
    位置する画像形成部分に前記複数のインク吐出口からイ
    ンクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像
    形成装置において、 記録媒体の前記画像形成部分が載置される、前記複数の
    インク吐出口の前方に配置されたプラテンと、 該プラテンが載置された、前記主走査方向に延びるプラ
    テンベースと、 前記プラテンを前記プラテンベースに押し付けて保持す
    るプラテン保持手段とを備えたことを特徴とするインク
    ジェット方式画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記プラテン保持手段は、 前記プラテンの下面から下方に突出した、前記プラテン
    に形成された第1ボスと、 該第1ボスが嵌め込まれる、前記プラテンベースに形成
    された第1孔と、 前記第1ボスを下方に付勢することにより前記プラテン
    を前記プラテンベースに押し付ける、前記第1ボスの下
    端部に固定された板ばねとからなるものであることを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット方式画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記プラテンは、 その下面のうち前記主走査方向の中央部分に形成され
    た、該中央部分から下方に突出した第2ボスと、 その下面のうち前記主走査方向の一端部分に形成され
    た、該一端部分から下方に突出した第3ボスとが形成さ
    れたものであり、 前記プラテンベースは、 前記第2ボスが回転自在に嵌合する第2孔と、 前記第3ボスが差し込まれた、前記主走査方向に延びる
    溝とが形成されたものであることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記プラテンベースは、 押出し成形によって作製された、同一形状の横断面を有
    するものであることを特徴とする請求項1,2,又は3
    に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  5. 【請求項5】 インクが吐出する複数のインク吐出口が
    形成された印字ヘッドを所定の主走査方向に走査させな
    がら、記録媒体のうち前記複数のインク吐出口の前方に
    位置する画像形成部分に前記複数のインク吐出口からイ
    ンクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像
    形成装置において、 前記複数のインク吐出口の前方に配置されて前記主走査
    方向に並んだ、記録媒体の前記画像形成部分がそれぞれ
    に載置される複数の個別プラテンと、 該複数の個別プラテンが載置された、前記主走査方向に
    延びるプラテンベースと、 前記複数の個別プラテンをそれぞれ独立に前記プラテン
    ベースに押し付けて保持するプラテン保持手段と、 前記プラテンベースの長手方向中央部分を動かして該プ
    ラテンベースの表面が平らになるように調整するプラテ
    ン調整手段と、 前記プラテンベースのうち前記主走査方向両端部を支持
    するプラテンベース支持部材と、 該プラテンベース支持部材を動かして前記複数の個別プ
    ラテンを移動させることにより、前記インク吐出口から
    前記複数の個別プラテンまでの距離を調整するプラテン
    保持位置調整手段とを備えたことを特徴とするインクジ
    ェット方式画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記プラテン保持手段は、 前記複数の個別プラテンそれぞれの下面から下方に突出
    した、前記複数の個別プラテンそれぞれに形成された第
    1ボスと、 該第1ボスが嵌め込まれる、前記プラテンベースに形成
    された第1孔と、 前記第1ボスを下方に付勢することにより前記複数の個
    別プラテンを前記プラテンベースに押し付ける、前記第
    1ボスの下端部に固定された板ばねとからなるものであ
    ることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット方
    式画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記個別プラテンは、 その下面のうち前記主走査方向の中央部分に形成され
    た、該中央部分から下方に突出した第2ボスと、 その下面のうち前記主走査方向の一端部分に形成され
    た、該一端部分から下方に突出した第3ボスとが形成さ
    れたものであり、 前記プラテンベースは、 前記第2ボスが回転自在に嵌合する第2孔と、 前記第3ボスが差し込まれた、前記主走査方向に延びる
    溝とが形成されたものであることを特徴とする請求項5
    又は6に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記プラテンベースは、 押出し成形によって作製された、同一形状の横断面を有
    するものであることを特徴とする請求項5,6,又は7
    に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記プラテンベースの前記主走査方向両
    端部に固定されると共に、該プラテンベースのうち前記
    主走査方向両端部以外の中央部分との間に隙間の形成さ
    れた、前記プラテンベースを支えて補強するプラテン補
    強部材を備え、 前記プラテン調整手段は、 前記隙間を変化させることにより前記プラテンベースの
    表面が平らになるように調整するものであることを特徴
    とする請求項5,6,7,又は8に記載のインクジェッ
    ト方式画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記プラテン保持位置調整手段は、 前記個別プラテン及び前記プラテンベースが前記インク
    吐出口に対して傾斜もしくは水平移動するようにプラテ
    ンベース支持部材を動かすものであることを特徴とする
    請求項5から9までのうちのいずれか一項に記載のイン
    クジェット方式画像形成装置。
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