JP2001240819A - オーバーラミ用粘着フィルム - Google Patents

オーバーラミ用粘着フィルム

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JP2001240819A
JP2001240819A JP2000050953A JP2000050953A JP2001240819A JP 2001240819 A JP2001240819 A JP 2001240819A JP 2000050953 A JP2000050953 A JP 2000050953A JP 2000050953 A JP2000050953 A JP 2000050953A JP 2001240819 A JP2001240819 A JP 2001240819A
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Nobuhisa Kobayashi
伸久 小林
Kazuyoshi Wakata
員義 若田
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、アクリルエマルジョン型粘着剤を使
用した場合でも、耐水性があり、かつ粘着剤層に剥離跡
が生じにくく、被着体に貼り合わせても透明性を損なう
ことがなく、剥離シートを必要としない環境に優しいオ
ーバーラミ用粘着フィルムを提供することを目的とす
る。 【解決手段】剥離剤層/透明フィルム/粘着剤層の順に
積層してなるオーバーラミ用粘着フィルムであって、剥
離剤層がゴム弾性を有し、かつ粘着剤がアクリル系エマ
ルジョン型粘着剤であり、該粘着剤層面の水に対する接
触角(23℃環境下、滴下量5μlで60秒後に測定)
が70度から120度であるオーバーラミ用粘着フィル
ム。上記アクリル系粘着剤を上記透明フィルムに直接塗
工するオーバーラミ用粘着フィルム。剥離剤がシリコー
ン系剥離剤であるオーバーラミ用粘着フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーバーラミ用粘着
フィルムに関するものである。さらに詳しくは、耐水性
があり、かつ該オーバーラミ用粘着フィルムを被着体に
貼り合わせても浮きや気泡などによって透明性を損なう
ことなく、剥離シートを必要としないオーバーラミ用粘
着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】オーバーラミ用粘着フィルムは、熱転写
印刷、インクジェット印刷、オフセット印刷、凸版印
刷、グラビア印刷等によって印刷した印刷物の印刷面を
水、太陽光などから保護する目的で使用されるものであ
る。該オーバーラミ用粘着フィルムの一般的な構成は、
表面基材(フィルム)と剥離シート(以下、剥離ライナ
ーとも言う)との間に粘着剤をサンドイッチした状態の
ものであり、使用時には剥離シートを剥がして使用する
ものである。
【0003】該剥離シートは、表面基材の粘着剤表層と
剥離剤表層間での界面剥離が容易であることが必要であ
り、クラフト紙、グラシン紙、上質紙、キャスト紙、ク
レーコート紙等にポリエチレン等の樹脂フィルムをラミ
ネートしたポリラミ原紙、あるいはクラフト紙や上質
紙、キャスト紙等にポリビニルアルコールや澱粉等の水
溶性高分子および/または顔料を主成分とする目止層を
設けた樹脂コーティング原紙、ポリオレフィン、ポリエ
ステル等のフィルムや合成紙等にシリコーン系剥離剤、
シリコーン変性樹脂系剥離剤、フッ素化合物系剥離剤等
を塗布したものが用いられる。
【0004】上記オーバーラミ用粘着フィルムは、通
常、ロールコーター形式、コンマコーター方式、スロッ
トダイ形式等のコーターヘッドを用い、表面基材に粘着
剤を塗布した後に剥離シートを貼り合わせる方法(直接
塗工法)、または剥離シートに粘着剤を塗布した後に表
面基材を貼り合わせる方法(転写塗工法)によって粘着
フィルムが製造される。
【0005】しかしながら、上記オーバーラミ用粘着フ
ィルムは、最終使用形態では必要としない剥離シートが
オーバーラミ用粘着フィルムよりも多く必要となり、ま
たオーバーラミ用粘着フィルムを意図とする被着体に貼
付する場合に剥離シートを剥がさなければならず、製品
コストが高くなるだけでなく、ゴミとなって自然環境に
も悪影響を及ぼすという問題点がある。
【0006】上記理由から、剥離シートを必要としない
オーバーラミ用粘着フィルムとするため、透明フィルム
の片面に剥離剤層を設け、もう一方の面に粘着剤を設け
た構成とすることが好ましい。
【0007】そこで、本発明者は、上記問題を解決する
ため既に特願平10−241503号において、透明基
材の片面にシリコーン系剥離剤またはシリコーン変性樹
脂系剥離剤層を設け、もう一方の面に特定ガラス転移点
を有する粘着剤層を設けてなり、該剥離剤層に対する粘
着剤層の剥離力が特定範囲にあり、かつ上記剥離剤層と
粘着剤層からなる粘着テープを断続巻戻しした時の粘着
剤層面に剥離跡が生じないか、または他の被着体へ貼り
合わせた後に粘着剤層の剥離跡が瞬時に消失することを
特徴とする粘着テープを提案した。
【0008】上記提案した粘着テープに使用される粘着
剤は、ゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系等のエマ
ルジョン型、溶剤型ないしは無溶剤型の各種粘着剤が挙
げられるが、このうち、アクリル系粘着剤は、耐候性、
経時での剥離力の安定性、透明性に優れるため使用され
る割合が高く、さらに上記アクリル系粘着剤をエマルジ
ョン化したものは、有機溶剤を含まないため人体への悪
影響がなく、環境にも優しいため、近年特に注目されて
きた粘着剤である。
【0009】ところが、上記理由及びアクリル系粘着剤
の脱溶剤化としてエマルジョン型アクリル系粘着剤を使
用した場合、耐水性が低下するだけでなく、粘着剤のガ
ラス転移点、剥離力によらず巻き戻し時に剥離跡を生じ
る場合があることが新たに判明した。また、上記エマル
ジョン型アクリル系粘着剤を用い、剥離シートに粘着剤
を塗工する転写方式で製造する場合、既に述べたように
最終的にゴミとなる剥離シートを必要とするだけでな
く、該アクリルエマルジョン型粘着剤の剥離シートの剥
離剤層に対して濡れやすくするため、界面活性剤などの
濡れ剤を比較的多く添加する必要があり、結果として耐
水性が低下するなどの問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アクリルエ
マルジョン型粘着剤を使用した場合でも、耐水性があ
り、かつ粘着剤層に剥離跡が生じにくく、被着体に貼り
合わせても透明性を損なうことがなく、剥離シートを必
要としない環境に優しいオーバーラミ用粘着フィルムを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記のご
とき欠点を解決するため鋭意検討した結果、剥離剤層が
ゴム弾性を有し、かつ粘着剤がアクリル系エマルジョン
型粘着剤であり、該粘着剤層面の水に対する接触角を特
定範囲に限定することによって、耐水性、耐候性はもち
ろん、粘着剤層に剥離跡が生じにくく、透明性に優れ、
しかも剥離シートを必要としないオーバーラミ用粘着フ
ィルムを提供できることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0012】すなわち、本発明は、上記課題を解決する
ために、剥離剤層/透明フィルム/粘着剤層の順に積層
してなるオーバーラミ用粘着フィルムであって、剥離剤
層がゴム弾性を有し、かつ粘着剤がアクリル系エマルジ
ョン型粘着剤であり、該粘着剤層面の水に対する23℃
での接触角(23℃環境下、滴下量5μlで60秒後に
測定)が70度から120度であることを特徴とするオ
ーバーラミ用粘着フィルムである。上記アクリル系粘着
剤を上記透明フィルムに直接塗工することが好ましく、
剥離剤がシリコーン系剥離剤であることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のオーバーラミ用粘着フィ
ルムは、剥離剤層/透明フィルム/粘着剤層の順に積層
してなり、該粘着剤がアクリルエマルジョン型粘着剤で
あり、該粘着剤層面の水に対する接触角が特定範囲にあ
ることを特徴とする。
【0014】上記透明フィルムとしては特に限定されな
いが、例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエステル
フィルム、ポリエチレンフィルムが挙げられ、その中で
も基材が柔らかい割に基材強度が高く、比較的安価であ
るという点から2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OP
P)が好適に用いられる。
【0015】上記透明フィルムは片面もしくは両面に剥
離剤または粘着剤との密着性および/または塗工性を向
上させる目的でコロナ処理および/またはアンカー処理
したものを用いても良い。ただし、過度のアンカー処理
や過度のコロナ処理は粘着フィルムの透明性を損なうた
め、粘着フィルムの透明性を損なわない程度に行われた
透明フィルムを用いることが好ましい。
【0016】また、粘着剤を塗工する面、あるいは剥離
剤を塗工する面または剥離剤層面に部分的にある程度透
明性を有する印刷(場合によって不透明な印刷部分があ
っても良い)を施しても良い。ただし、被着体の意図と
する情報を失わないように被着体の印刷部を覆わないよ
う部分的な印刷に留めるか、透明性のあるインキを使用
する等の工夫がなされていることが好ましい。
【0017】上記剥離剤層を形成する剥離剤はゴム弾性
を有するものである。ここで言うゴム弾性を有するもの
とは、ガラス転移点が常温以下、好ましくは−20℃以
下であって、常温でゴムの性質を示す高分子ポリマーで
あり、その種類は特に限定されないが、例えばシリコー
ン系剥離剤、ポリイソブチレン、ブチルゴムなどから選
ばれる少なくとも1種以上を含んでなるものが挙げら
れ、剥離性、透明性等の点で特に優れたシリコーン系剥
離剤からなる剥離剤層であることが好ましい。上記ガラ
ス転移点は、DSC(示差熱走査型熱量計)[セイコー
電子工業社製、DSC22(またはこれと同等の機能を
有する測定器)]によって測定することができ、本発明
にあるガラス転移点は、測定条件として各試料(OP
Pフィルムに剥離剤層を設けたサンプル、OPP単独
フィルム)約10mgを0℃から150℃まで昇温(昇
温速度:5℃/min)し、で得られた2つのガラス
転移点のうち、で得られたOPP単独フィルムのガラ
ス転移温度とは異なる方を剥離材のガラス転移点として
求めたものである。
【0018】これら剥離剤のさらに詳しい選定は、被着
体に対する粘着力、タック、保持力などの品質から選ば
れた粘着剤の種類によって使い分けられる。因みにゴム
弾性を有しない剥離剤を用いた場合、粘着剤層と剥離剤
層との剥離形態が、粘着剤の種類に拘わらず剥離形態は
不連続的な剥離(以下、ジッピング現象とも言う)とな
り易く、粘着剤層に剥離跡が生じ易いやすいため好まし
くない。このような粘着剤層の剥離跡は、透明性が要求
されるオーバーラミ用粘着フィルムの品質としては致命
的な欠陥となり得るものである。
【0019】上記ゴム弾性を有する剥離剤として、シリ
コーン系剥離剤を用いた場合、剥離力、密着性、塗膜強
度、ブロッキング等を制御するためにSiO2単位を有
するシリカ構造のもの、SiO2単位と(CH33Si
1/2単位あるいはCH2=CH(CH32SiO1/2
位を有するレジン構造のもの、から選ばれる少なくとも
一種である重剥離コントロール剤、架橋剤、反応遅延
剤、シランカップリング剤、その他、セルロース誘導
体、シリコーン樹脂微粉末、エチレン−酢酸ビニル共重
合体(EVA)等の添加剤をシリコーンの硬化性を阻害
しない程度加えることもできる。
【0020】上記粘着フィルムに剥離剤層を形成させる
剥離剤の塗布量は0.05〜5g/m2が好ましく、
0.1〜1g/m2がより好ましい。塗布量が0.05
g/m2未満では粘着剤層との均一な剥離性能は得られ
ないことがあり、また剥離力が高くなって粘着フィルム
を巻き戻すことが困難となる場合があり、他方5g/m
2を越えると、粘着フィルムの透明性が損なわれたり、
あるいは剥離剤塗布、乾燥させる条件を厳しく(高温長
時間の乾燥)する必要があり、加工速度の鈍足化および
高電力費など経済性の悪化、コスト高となるため好まし
くない。
【0021】尚、該剥離剤の塗工方式は何ら限定される
ことはないが、例えばグラビアダイレクト法、グラビア
リバース法、バーもしくはロッド塗工、3本ロール塗工
などが挙げられる。また硬化させる温度は塗布される剥
離剤の種類、乾燥装置の構造や性能によって異なるが、
70〜140℃が望ましい。
【0022】一方、粘着剤層を形成する粘着剤は、アク
リルエマルジョン型粘着剤であり、該透明フィルムに設
けた該粘着剤層面の水に対する接触角(23℃環境下、
滴下量5μlで60秒後に測定)が70度から120度
であれば特に限定されないが、例えば(a) アルキル基、
(b) ヒドロキシル基、(c) エポキシ基、(d) アルコキシ
ル基、(e) エチレンオキシド基、(f) アミノ基、(g) ア
ミド基、(h) カルボキシル基、(i) ハロゲン原子、(j)
リン酸基、(k) スルホン酸基、(l)シラン基、(m) ウレ
タン基、(n) フェニル基、(o) ベンジル基、(p) テトラ
ヒドロフルフリル基、等を有するビニルモノマー、(q)
その他の共重合可能なモノマー等の各モノマーに重合開
始剤、連鎖移動剤等、乳化剤、分散剤等を用いて、乳化
重合法等の公知の方法で重合されたアクリルエマルジョ
ン型粘着剤である。該アクリルエマルジョン型粘着剤に
は、その他に粘着付与剤、可塑剤、増粘剤、軟化剤、安
定剤、着色剤、顔料等を添加しても良い。
【0023】上記モノマーは具体的に、(a) アルキル基
を有するビニルモノマーとして、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)
アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレー
ト、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−オクチル
(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0024】(b) ヒドロキシル基を有するビニルモノマ
ーとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ
−2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げ
られる。 (c) エポキシ基を有するビニルモノマーとしては、グリ
シジル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0025】(d) アルコキシル基を有するビニルモノマ
ーとしては、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エ
トキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル
(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アク
リレート等が挙げられる。 (e) エチレンオキシド基を有するビニルモノマーとして
は、ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メト
キシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メト
キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、フ
ェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、
フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
【0026】(f) アミノ基を有するビニルモノマーとし
ては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジ
エチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−ter
t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、メタク
リロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド(メタ)アクリレート等が挙げられる。 (g) アミド基を有するビニルモノマーとしては、(メ
タ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド等が挙
げられる。
【0027】(h) カルボキシル基を有するビニルモノマ
ーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
マレイン酸、フマール酸、2−メタクリロイルオキシコ
ハク酸、2−メタクリロイルオキシエチルマレイン酸、
2−メタクリロイルオキシエチルフタル酸、2−メタク
リロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸等が挙げら
れる。
【0028】(i) ハロゲン原子を有するビニルモノマー
としては、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、
ペンタデカフルオロオキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−クロロエチル(メタ)アクリレート、2,3−
ジブロモプロピル(メタ)アクリレート、トリブロモフ
ェニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。 (j) リン酸基を有するビニルモノマーとしては、2−メ
タクリロイルオキシエチルジフェニルホスフェート(メ
タ)アクリレート、トリメタクリロイルオキシエチルホ
スフェート(メタ)アクリレート、トリアクリロイルオ
キシエチルホスフェート(メタ)アクリレート等が挙げ
られる。
【0029】(k) スルホン酸基を有するビニルモノマー
としては、スルホプロピル(メタ)アクリレートナトリ
ウム、2−スルホエチル(メタ)アクリレートナトリウ
ム、ビニルスルホン酸ナトリウム、スチレンスルホン酸
ナトリウム、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸ナトリウム、3−アリロキシ−2−ヒドロキ
シプロパンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0030】(l) シラン基を有するビニルモノマーとし
ては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシ
シラン、ビニルトリス(β−メトキシエチル)シラン、
ビニルトリアセチルシラン、メタクリロイルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン等が挙げられる。 (m) ウレタン基を有するビニルモノマーとしては、ウレ
タン(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0031】(n) フェニル基を有するビニルモノマーと
しては、フェニル(メタ)アクリレート、p−tert
−ブチルフェニル(メタ)アクリレート、o−ビフェニ
ル(メタ)アクリレート等が挙げられる。 (o) ベンジル基を有するビニルモノマーとしては、ベン
ジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0032】(p) テトラヒドロフルフリル基を有するビ
ニルモノマーとしては、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。 (q) その他共重合可能なモノマーとしてはスチレン、ク
ロロスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、Veo
va10(シェル化学株式会社製、ビニルアルキレート
化合物)、アクリロニトリル、ビニルピリジン等が挙げ
られる。
【0033】上記モノマーにおいて、親水性基を有する
ビニルモノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタク
リル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、モノアル
キルマレイン酸、モノアルキルイタコン酸、モノアルキ
ルフマル酸等のエチレン性不飽和カルボン酸含有モノマ
ー、メトキシエチルアクリレート、エトキシエチルアク
リレート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレー
ト、カルボン酸変性ロジンエステル、(メタ)アクリル
酸のカプロラクトン付加物、(メタ)アクリル酸ヒドロ
キシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、
(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸ジメチル
アミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチ
ル等が挙げられる。
【0034】因みに透明フィルムに設けた粘着剤層面の
水に対する接触角(23℃環境下、滴下量5μlで60
秒後に測定)が70度未満では、オーバーラミ用粘着フ
ィルムが目的とする耐水性が発揮できないことはもちろ
ん、被着体に貼り合わせた後に気泡を抱き易くなった
り、被着体に対する粘着力が低下する場合があるため好
ましくない。一方、120度を越えると耐水性は向上す
るものの、オーバーラミ用粘着フィルムを巻き戻す際に
粘着剤層に剥離跡を生じ易くなり、結果として意図とす
る被着体に貼り合わせた時に透明性が損なわれる場合が
あるため好ましくない。
【0035】本発明のオーバーラミ用粘着フィルムは、
(1)剥離剤層がゴム弾性を有するもの、かつ(2)粘
着剤がアクリル系エマルジョン型粘着剤であり、該粘着
剤層面の水に対する接触角が70度〜120度であるこ
とが必要であり、(1)、(2)のいずれか一方が範囲
外になると本発明の目的とする性能を発揮できないもの
である。例えば、ゴム弾性を有しない剥離層を用いた場
合、既に説明したように粘着剤層と剥離剤層との剥離形
態が、粘着剤の種類に拘わらず剥離形態はジッピング現
象を起こし易く、粘着剤層に剥離跡が生じ易いやすくな
り、一方、該粘着剤層の水に対する接触角が上記範囲外
になると、耐水性低下、気泡発生、あるいは剥離跡など
の不具合が生じてしまうためである。
【0036】上記透明フィルムに設けた粘着剤層面の水
に対する接触角は、透明フィルムの片面(剥離剤層面と
は反対面)に設けた粘着剤層面にマイクロシリンジより
水を滴下し、水滴の角度を測定した値である。本発明で
は、水を滴下後60秒経過した時点での接触角を評価し
たものであり、因みに滴下後直ぐに測定した値や60秒
を過ぎて測定した値を用いた場合、本発明のオーバーラ
ミ粘着フィルムの耐水性や被着体に貼り合わせた後の気
泡の発生具合、粘着剤層の剥離跡との正確な相関がとれ
なかった。
【0037】上記透明フィルムに設けた粘着剤層面の水
に対する接触角の違いによるオーバーラミ用フィルムの
特性に対する影響は未だ十分に明らかにされていない
が、粘着剤層の接触角が低くなると、粘着剤層の水に対
する濡れ性は高くなると同時に吸湿性も高くなって、被
着体に貼り合わせた後の温度変化による水分の粘着剤内
部からの蒸発などによって気泡が発生し易くなり、一
方、接触角が高くなると、粘着剤層の水に対する濡れ性
は低下するが、剥離剤層との剥離エネルギーは高くな
り、粘着剤層の変形につながり易くなるため粘着剤層に
剥離跡が生じ易くなるものと推察している。
【0038】上記透明フィルムに設けた粘着剤層面の水
に対する接触角を調整する方法としては、界面活性剤等
の濡れ剤の添加量調整の他に、親水性基を有するビニル
モノマーの添加量を調整する方法、粘着剤の重合度を調
整する方法などが挙げられる。ただし、上記調整方法に
おいて注意すべき点は、界面活性剤や親水基を有するビ
ニルモノマー等の添加剤を入れすぎると粘着力が低下す
ること、粘着剤の重合度を高くし過ぎると粘着剤層と剥
離剤層との剥離形態がジッピング形態となり易いことで
ある。
【0039】濡れ剤として使用される界面活性剤として
は、粘着剤の透明基材に対する濡れ性を向上させること
が可能なものであれば特に限定されないが、アニオン性
界面活性剤としてアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、
脂肪酸石けん、ノニオン性界面活性剤としてソルビタン
エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなど公
知の界面活性剤が挙げられる。
【0040】上記粘着剤の塗布量は、使用する基材の種
類あるいは厚みによって適宜選択されるが、通常3〜5
0g/m2が好ましく、さらに好ましくは5〜30g/
2である。塗布量が3g/m2未満の場合には、オーバ
ーラミ用粘着フィルムを他の被着体などに貼り付けると
きの粘着力が低下することがあり、また50g/m2
越えると粘着剤の投錨性が悪くなり、オーバーラミ用粘
着フィルムの端などから粘着剤のはみ出しが起こった
り、巻き戻す際に剥離層への糊残りが生じる、透明性が
低下するなどの問題が起こることがあるためである。
【0041】尚、アクリルエマルジョン型粘着剤の塗工
方式は何ら限定されないが、例えばコンマコート法、リ
バースコート法、グラビアコート法、リバースグラビア
法、キスコート法、ナイフコート法、バーまたはロッド
コート法、リップコート法によって透明フィルムの片面
(剥離剤層面とは反対面)に直接塗工する方法、剥離シ
ートに粘着剤を塗工した後透明フィルムに転写する方法
が上げられるが、直接塗工法が好ましい。剥離シート等
に粘着剤を塗工して透明フィルムに転写させ方法では、
粘着剤の剥離剤層に対する濡れ性を高めるため、界面活
性剤などの濡れ剤を多く添加することが必要となった
り、剥離シート面の平滑性が低い場合や表面が粗い場合
等に表面の凹凸をそのまま写し取ってしまう等の要因か
ら、透明性が低下したり、粘着力の低下など不具合を生
じ易くなるため好ましくないからである。さらに、低粘
度での塗工が可能であり、粘着剤の戻りがないワンウェ
イ方式であって、気泡等の蓄積物を生じることがなく、
塗工面の平滑性も高いために基材が有する透明性を極力
保つことが可能なスロットダイコート法が特に好まし
い。
【0042】また、上記のような直接塗工法によって粘
着剤を塗工する場合、該透明フィルムの塗工面に対する
粘着剤の接触角(粘着剤の固形分濃度を20質量%に調
整し、滴下量5μlで60秒後に23℃で測定)が20
〜80度であることが好ましい。その理由としては、透
明フィルムの塗工面に対する粘着剤の上記接触角が80
度を越えると粘着剤の上記フィルムに対するレベリング
性が低下して塗工面にハジキ、塗工ムラ等が発生し易く
なり、一方、接触角が20度未満では、粘着剤の上記フ
ィルムに対するレベリング性は向上するものの、粘着剤
中に界面活性剤等の濡れ剤を多量に添加する必要があっ
たり、透明フィルムに過度のアンカー処理やコロナ処理
をする必要があり、これによって、耐水性低下、粘着力
低下、透明性低下などの不具合を生じ易くなるためであ
る。上記接触角を調整する方法としては、上記のような
界面活性剤等の濡れ剤の添加量の調整、透明基材の粘着
剤塗工面を予めアンカー処理やコロナ処理する方法の他
に上記親水性基を有するビニルモノマーの添加量を調整
する方法が挙げられる。
【0043】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、もちろん本発明はこれによって制限されるも
のではない。尚、実施例および比較例中の「部」および
「%」は、特に断りのない限り固型分または有効成分の
質量基準の数値を示す。
【0044】実施例1 <剥離剤層の形成>OPPフィルム基材(王子製紙社
製、PU−102、25μm、片面コロナ処理品)のコ
ロナ処理面に、剥離剤としてシリコーン系剥離剤(東レ
ダウコーニング社製、SD−7234)90部、MQレ
ジン(東レダウコーニング社製、SD−7292)10
部をトルエンで溶解し、触媒(東レダウコーニング社
製、SRX−212)1部を加え良く攪拌した混合溶液
を剥離剤塗工液とし、これを固形分0.3g/m2とな
るように上記基材のコロナ処理面上に塗工・乾燥し、剥
離剤層を得た。これを離型フィルム(I)とする。
【0045】<粘着剤の製造>粘着剤として、表−1に
示すように2−エチルヘキシルアクリレート85部、エ
チルアクリレート10部、アクリル酸2部、酢酸ビニル
3部、イオン交換水200部、過硫酸アンモニウム0.
3部、アニオン性界面活性剤(エマールNC−35、花
王社製)0.8部を公知のエマルション重合方法で反応
させ、さらに該水分散液100部に対してノニオン性界
面活性剤(エマルゲン810、花王社製)1.0部を添
加し、固形分濃度36.3%のアクリルエマルジョン型
粘着剤(a)を製造した。
【0046】<オーバーラミ用粘着フィルムの製造>次
いで剥離剤層を設けた面とは反対面にアクリルエマルジ
ョン型粘着剤(a)をスロットダイ方式による塗工方式
によって塗工量が10g/m2となるよう塗工速度30
0m/分で直接塗工し、オーバーラミ用粘着フィルムを
作製した。
【0047】実施例2 モノマー組成、添加剤を表−1(b)のように変更し、
実施例1と同様に製造した粘着剤(b)を用いた以外は
実施例1記載の材料および方法を用いてオーバーラミ用
粘着フィルムを作製した。
【0048】実施例3 モノマー組成、添加剤を表−1(c)のように変更し、
実施例1と同様に製造した粘着剤(c)を用いた以外は
実施例1記載の材料および方法を用いてオーバーラミ用
粘着フィルムを作製した。
【0049】比較例1 モノマー組成、添加剤を表−1(d)のように変更し、
実施例1と同様に製造した粘着剤(d)を用いた以外は
実施例1記載の材料および方法を用いてオーバーラミ用
粘着フィルムを作製した。
【0050】比較例2 モノマー組成、添加剤を表−1(e)のように変更し、
実施例1と同様に製造した粘着剤(e)を用いた以外は
実施例1記載の材料および方法を用いてオーバーラミ用
粘着フィルムを作製した。
【0051】比較例3 粘着剤として天然ゴム(RSS#3)100部、粘着付
与剤として石油系樹脂90部(クイントンS−100、
軟化点94℃、日本ゼオン社製)、軟化剤としてテルペ
ン系液状軟化樹脂25部(ダイマロン、ヤスハラケミカ
ル社製)、架橋剤0.8部(ミリオネートMR−10
0、日本ポリウレタン社製)、老化防止剤1部(ノクラ
ックNS−5、大内新興化学工業社製)からなる組成物
をトルエンに溶解したものをコンマダイレクト法によっ
て実施例1記載の離型フィルム(I)の剥離剤層面とは
反対面に塗工量15g/m2となるよう塗工し、オーバ
ーラミ用粘着フィルムを得た。
【0052】比較例4 OPPフィルム基材(王子製紙社製、PU−102、2
5μm、片面コロナ処理品)のコロナ処理面上に、剥離
剤として、長鎖アルキル基含有ポリマー(一方社油脂工
業社製、ピーロイル1010)を溶剤として60℃に温
めたトルエンに溶かし、良く撹拌した溶液を剥離剤塗工
液とし、これを上記基材のコロナ処理面上に固形分0.
1g/m2となるように塗工・乾燥して、剥離剤層を得
た。
【0053】次いで剥離剤層を設けた面とは反対面に実
施例1と同じアクリルエマルジョン型粘着剤(a)をス
ロットダイ方式による塗工方式によって塗工量が10g
/m2となるよう直接塗工し、オーバーラミ用粘着フィ
ルムを作製した。
【0054】上記各実施例、および比較例で得られたオ
ーバーラミ用粘着フィルムについて、それぞれ下記の方
法により評価を行い、それらの結果を表−2に示した。
尚、各評価結果の判定として○は実用性良好、△は実用
限界、×は実用性なし、を示す。
【0055】<剥離跡>恩田製作所シール印刷機OPM
−W150−3Sにてオーバーラミ用粘着フィルムを断
続的に巻き戻し、印刷された基材に圧0.3Kg/m2
でオーバーラミする試験を行い、巻き戻しされた時およ
びオーバーラミした後の粘着剤層面の剥離跡を目視にて
観察した。
【0056】<透明性>オーバーラミ用粘着フィルムの
透明性は、ヘーズメーター(スガ試験機社製、HGM−
2K)を用いてヘイズ(HAZE)を測定した。
【0057】<耐水性>オーバーラミ用粘着フィルムを
100mm×50mmの大きさにし、コロナ未処理の1
2μmPETフィルム(E−5000、東洋紡績社製)
の片面に貼り付け、23℃の水中に7日間浸漬し、下記
評価基準に準じて評価した。 ○:浸漬前のオーバーラミ用粘着フィルムのヘイズ値に
対し、浸漬後のオーバーラミ用粘着フィルム(全面)の
ヘイズ値が150%以内にある。 △:浸漬前のオーバーラミ用粘着フィルムのヘイズ値に
対し、浸漬後のオーバーラミ用粘着フィルムのヘイズ値
が部分的に150%を越えるところがある。 ×:浸漬前のオーバーラミ用粘着フィルムのヘイズ値に
対し、浸漬後のオーバーラミ用粘着フィルム(全面)の
ヘイズ値が150%を越える(実用不可能)。
【0058】<耐候性>オーバーラミ用粘着フィルムを
100mm×50mmの大きさにし、コロナ未処理の2
5μmOPPフィルム(PU−002、王子製紙社製)
に貼り付け、63℃、20%RH環境下、上記オーバー
ラミ用粘着フィルムを貼り付けた面からエネルギー10
0mW/cm2で4時間UV照射した。オーバーラミ用
粘着フィルムをUV照射する前後でのL***(CI
ELAB表示)を各々カラーコンピューター(スガ試験
機社製)で測定し、下記評価基準に準じて評価した。 ○:UV照射前のオーバーラミ用粘着フィルムのb*
に対し、UV照射処理後のオーバーラミ用粘着フィルム
のb*値が120%以内にある。 △:UV照射前のオーバーラミ用粘着フィルムのb*
に対し、UV照射処理後のオーバーラミ用粘着フィルム
のb*値が150%以内にある。 ×:UV照射前のオーバーラミ用粘着フィルムのb*
に対し、UV照射処理後のオーバーラミ用粘着フィルム
のb*値が150%を越える。
【0059】<気泡>片面コロナ処理した25μmOP
Pフィルム(PU−102、王子製紙社製)のコロナ処
理面にオフセット印刷を施し、印刷面にオーバーラミ用
粘着フィルムを50mm×25mmの大きさにして貼り
付けた30日後、下記評価基準に準じて評価した。 ○:オーバーラミ用粘着フィルムに気泡が発生せず、良
好。 △:オーバーラミ用粘着フィルムにやや気泡が発生する
が透明性を損なわない程度である。 ×:オーバーラミ用粘着フィルムに気泡が発生し、透明
性が損なわれる。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】表−2から明らかなように、実施例1〜3
のようなオーバーラミ用フィルムは、剥離シートを必要
とせず、粘着剤層に剥離跡が生じず、貼付性、透明性、
耐水性、耐候性に優れた品質を得ることができた。
【0063】比較例1のオーバーラミ用粘着フィルム
は、耐水性が悪く、また、貼付性試験において気泡が発
生する。比較例2、4では、オーバーラミ用粘着フィル
ムを断続的に巻き戻しした時点で粘着剤層面に剥離跡を
生じ、基材に貼り合わせた後もその剥離跡が残って、透
明性が損なわれるものであった。比較例3のようなオー
バーラミ用粘着フィルムは、粘着剤層面に剥離跡を生じ
るばかりでなく、透明性、耐候性が極めて悪いものであ
った。
【0064】
【発明の効果】本発明により、アクリルエマルジョン型
粘着剤を使用し、剥離シートも必要としないため環境に
優しく、しかも粘着剤層に剥離跡が生じにくく、耐水
性、耐候性等に優れるため、多様な情報を長期にわたっ
て保持するために不可欠なオーバーラミ用の粘着フィル
ムとしての利用価値が大きい。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK07 AK25 AK25C AK25J AK52 AK52A AL01 AN00A AN02A AT00B BA03 BA07 BA10A BA10C BA15 CA18 EH46 EH46C EJ38 EJ55 GB90 JB07 JB07C JL00 JL09 JL13 JL13C JL14A JM01C JN01 JN01B YY00C 4J004 AA10 AB01 CA02 CA04 CB02 CC03 CC05 CD06 DA04 DB01 FA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剥離剤層/透明フィルム/粘着剤層の順に
    積層してなるオーバーラミ用粘着フィルムであって、剥
    離剤層がゴム弾性を有し、かつ粘着剤がアクリル系エマ
    ルジョン型粘着剤であり、該粘着剤層面の水に対する接
    触角(23℃環境下、滴下量5μlで60秒後に測定)
    が70度から120度であることを特徴とするオーバー
    ラミ用粘着フィルム。
  2. 【請求項2】上記アクリル系粘着剤を上記透明フィルム
    に直接塗工することを特徴とする請求項1記載のオーバ
    ーラミ用粘着フィルム。
  3. 【請求項3】剥離剤がシリコーン系剥離剤であることを
    特徴とする請求項1記載のオーバーラミ用粘着フィル
    ム。
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