JP2001237685A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2001237685A
JP2001237685A JP2000046822A JP2000046822A JP2001237685A JP 2001237685 A JP2001237685 A JP 2001237685A JP 2000046822 A JP2000046822 A JP 2000046822A JP 2000046822 A JP2000046822 A JP 2000046822A JP 2001237685 A JP2001237685 A JP 2001237685A
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Tomoo Futawatari
智雄 二渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路規模を大幅に増加させることなく、スタン
バイ時のリーク電流を低減でき、高速化及び低消費電力
化を実現できる半導体集積回路を提供する。 【解決手段】複数段のインバータが直列接続された半導
体集積回路において、入力端子が1段目のインバータの
入力端子と共通に接続されているインバータINV0を
設けて、複数段のインバータのうち、奇数段のインバー
タを構成するnMOSトランジスタのソースをインバー
タINV0の出力端子に接続する。スタンバイ時に、入
力信号INがローレベルに保持され、インバータINV
0及び奇数段のインバータの出力端子がともにハイレベ
ルに保持されるので、奇数段のインバータのnMOSト
ランジスタのソースードレイン間に電圧差がほとんどな
く、リーク電流の発生を防止できるので、半導体集積回
路のスタンバイ電流をインバータINV0を構成するn
MOSトランジスタのリーク電流のみに低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低消費電力化を実
現する半導体集積回路、特にスタンバイ(待機)時のリ
ーク電流を低減できる半導体集積回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯機器などの急速な普及に伴
い、電池によって1つまたは複数のLSI(大規模集積
回路)が含まれる携帯機器を駆動する要求が高まってい
る。このため、小型化、軽量化に加えて、LSIの低消
費電力化が強く望まれる。LSIの低消費電力化を実現
するためには、LSIに供給される電源電圧を低電圧化
する必要がある。しかし、電源電圧の低下に伴い、LS
Iの動作速度の低下が避けられない。これは主としてL
SIを構成する論理ゲートの遅延時間の増大によるもの
で、論理回路を構成するトランジスタのしきい値電圧
(Vth)と電源電圧(VDD)に依存する。一般的に、
(VDD−Vth)の減少に伴い論理ゲートの遅延時間が増
大する傾向にある。
【0003】論理ゲートの動作遅延は、論理ゲートを構
成するトランジスタのしきい値電圧Vthを下げることに
よって改善される。しかし、トランジスタのしきい値電
圧Vthの低下によって、スタンバイ状態のリーク電流が
増大するという問題が生じる。通常、トランジスタのリ
ーク電流はしきい値電圧Vthの低下分に対して、指数的
に増加してしまう。
【0004】トランジスタのスタンバイ状態のリーク電
流とは、遮断状態(オフ状態)にあるトランジスタのド
レインーソース間を流れるリーク電流のことであり、サ
ブスレッショルドリーク電流とも呼ばれている。スタン
バイ状態のトランジスタのリーク電流が多くなると、L
SIの消費電力が大幅に増加し、電池やバッテリの寿命
が著しく低下するとともにリーク電流の増大によってト
ランジスタが破壊され、正常に動作できなくなるという
問題が生じる。
【0005】以下、図8に示す回路を例に挙げて、スタ
ンバイ状態のリーク電流(以下、便宜上簡略的にスタン
バイ電流と表記する)の発生原因を解明し、具体例をと
ってリーク電流の大きさについて説明する。図8に示す
ように、この半導体集積回路において、N段のインバー
タINV1,INV2,…,INVNが直列接続されて
いる。スタンバイのとき、1段目のインバータINV1
にハイレベルの信号INが入力されるとすると、N段の
インバータにおいて、奇数段のインバータの出力がハイ
レベルとなり、偶数段のインバータの出力がローレベル
となる。
【0006】図9は、動作時及びスタンバイ時の入力信
号IN及び1段目〜3段目のインバータの出力信号A,
B,Cの波形例を示している。図9(a)示すように、
動作時に、入力信号INはハイレベル“H”とローレベ
ル“L”を繰り返す周期信号として入力される。これに
応じて、各インバータの出力信号も交互にハイレベル
“H”とローレベル“L”をとる周期信号となる。
【0007】一方、スタンバイのとき、例えば、図9
(e)に示すように、入力信号INがローレベル“L”
に固定されるとすると、1段目,3段目,…N段目の各
奇数段のインバータの出力信号がハイレベル“H”に保
持され、2段目,4段目,…N−1段目の各偶数段のイ
ンバータの出力信号がローレベル“L”に保持される。
このため、奇数段目、例えば、1段目のインバータIN
V1を例にとると、このインバータを構成するnMOS
トランジスタN1のドレインがハイレベル“H”に保持
され、ドレインーソース間にほぼ電源電圧VDD分の電圧
差が生じる。このため、トランジスタN1にリーク電流
a が流れる。奇数段のインバータにおいて、1段目の
インバータINV1とほぼ同じ状況にあり、それぞれに
リーク電流が発生する。即ち、この場合のリーク電流I
L は、次式によって求められる。
【0008】
【数1】IL =Ia +Ic +…+IZ …(1)
【0009】なお、トランジスタのサイズなどがほぼ同
じである場合、それぞれのトランジスタに生じたリーク
電流もほぼ等しく、ここで、1つのnMOSトランジス
タのリーク電流をIa とすると、式(1)は、さらに次
式に簡略化できる。
【0010】
【数2】IL =Ia +Ic +…+IZ =Ia ×奇数段の段数 …(2)
【0011】即ち、入力信号INがローレベル“L”に
保持されたスタンバイ状態において、図8に示す回路の
リーク電流は、一段あたりのトランジスタのリーク電流
と奇数段の段数との積によって決まる。
【0012】上述したように、半導体集積回路のスタン
バイ時のリーク電流は、回路の規模に比例し、例えば、
集積回路を構成するインバータの段数に比例する。一例
として、nMOSトランジスタの1段あたりのリーク電
流を1μAとすると、51段のインバータを含む半導体
集積回路のスタンバイ電流IA は、1μA×26=26
μAとなる。
【0013】スタンバイ電流を低減させるため、図10
に示す回路が提案されている。図示のように、この回路
では、pMOSトランジスタP1とnMOSトランジス
タN1は、インバータを形成している。さらに、pMO
SトランジスタP1と電源電圧VDDの間にスイッチ用ト
ランジスタP2が接続され、nMOSトランジスタN1
と接地電位VSSの間にスイッチ用トランジスタN2が接
続されている。スイッチ用トランジスタP2のゲートに
制御電圧Vbsp が印加され、スイッチ用トランジスタN
2のゲートに制御電圧Vbsn が印加される。
【0014】動作時に、制御電圧Vbsp をローレベル、
例えば、接地電位VSSに保持し、制御電圧Vbsn をハイ
レベル、例えば、電源電圧VDDに保持することによっ
て、スイッチ用トランジスタP2とN2を導通させ、ト
ランジスタP1とN1からなるインバータが入力信号I
Nに応じて動作する。スタンバイのとき、制御電圧V
bsp をハイレベル、例えば、電源電圧VDDに保持し、制
御電圧Vbsn をローレベル、例えば、接地電位VSSに保
持することによって、スイッチ用トランジスタP2とN
2を遮断させ、リーク電流を低減する。なお、スタンバ
イ時に、インバータの出力端子がハイインピーダンス状
態となり、出力信号OUTのレベルが確定しない。この
ため、インバータの出力端子に入出力端子が交互に接続
されているインバータからなるラッチ回路10を接続
し、直前の出力OUTを保持する。
【0015】図11及び図12に、スタンバイ時のリー
ク電流を低減する他の回路例を示している。図示のよう
に、この回路では、通常の電源電圧VDDの供給線21及
び接地線24の他に、仮想電源線22及び仮想接地線2
3を設ける。通常動作時とスタンバイ時に仮想電源線2
2及び仮想接地線23の電圧を可変にすることによっ
て、スタンバイ時のリーク電流を低減する。例えば、図
11に示す回路において、通常動作時に、接地線24及
び仮想接地線23をともに接地電位VSSに保持し、ま
た、電源線21及び仮想電源線22をともに電源電圧V
DDに保持することで、インバータINV1,INV2及
びINV3がそれぞれ入力信号に応じて動作し、入力信
号の論理反転信号を出力端子に出力する。
【0016】スタンバイのとき、接地線24を接地電位
SSに保持し、仮想接地線23を高い電圧、例えば、電
源電圧VDDまたはそれに近い電圧に保持する。これによ
って、奇数段のインバータINV1,INV3におい
て、出力端子がハイレベルに保持されるが、インバータ
を構成するnMOSトランジスタN1,N3のソースが
仮想接地線23によって電源電圧VDDに保持されるの
で、nMOSトランジスタのソースードレイン間に電圧
差がほとんどなく、リーク電流の発生を防止できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の半導体集積回路において、スタンバイ電流を低減す
るために回路構成を変更したり、回路を構成する素子数
を増やしたりするので、それぞれに不利益が生じる。例
えば、図10に示す回路例では、スタンバイ電流を低減
するために、各インバータと電源電圧の供給線及び接地
線との間に、スイッチ用トランジスタが挿入される。さ
らに、スタンバイ時のインバータの出力信号を保持する
ために、その出力端子にラッチ回路を設ける。このた
め、回路を構成するトランジスタの数が大幅に増加する
ほか、回路の特性劣化が生じないようい、スイッチ用ト
ランジスタの配置などを設計時に考慮しなければならな
い要素が多くなり、回路設計が難しくなり、設計工数が
増加し、コストの増加を招く結果になる。また、チップ
面積の増加及び回路素子の増加によって、ダストなどの
影響を受けやすくなり、歩留りが低下するおそれがあ
る。
【0018】また、図11及び図12の回路例では、通
常の電源線及び接地線の他に、仮想電源線及び仮想接地
線を基板上に形成する必要があり、チップ面積の増加を
招くほか、仮想電源線及び仮想接地線に電圧を供給する
ための電圧制御回路をチップ上形成する必要があり、回
路規模が大きくなる。さらに、図13に示すように、仮
想電源線の下部領域では、寄生トランジスタが生じるこ
とがあり、通常動作時に、この寄生トランジスタの影響
で回路の特性が劣化し、期待した動作特性が得られなく
なるという不利益がある。
【0019】また、上述したリーク電流の低減方法以外
に、スタンバイ時にリーク電流が発生するおそれのある
トランジスタのしきい値電圧Vthを通常より高く制御す
る、いわゆる可変しきい値トランジスタを設けること
で、スタンバイ電流を低減する効果が得られるが、この
場合、pMOSトランジスタとnMOSトランジスタの
しきい値電圧のバランスが崩れるため、しきい値電圧の
高いトランジスタによって動作速度が決定される。さら
に、製造時のばらつきによってトランジスタの特性が変
化し、動作の安定性が損なわれることがある。
【0020】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、回路規模を大幅増加させること
なく、スタンバイ時のリーク電流を低減でき、動作の高
速化及び低消費電力化を実現できる半導体集積回路を提
供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体集積回路は、通常動作時に入力信号
に応じて所定の処理を行い、スタンバイ時に入力信号が
一定の安定状態に固定されていることを受けて、出力が
所定の状態に保持される論理回路を含む半導体集積回路
であって、スタンバイ時に、上記論理回路の出力状態に
おいて第1と第2の端子間に印加される電圧差に応じた
リーク電流が発生するトランジスタに対して、当該トラ
ンジスタの一方の端子電圧を他方の端子電圧に応じた電
圧に制御することによって、当該トランジスタのリーク
電流を低減する制御手段を有する。
【0022】また、本発明の半導体集積回路は、制御端
子が共通に接続され、一方の端子が共通に接続されてい
る導電型が異なる第1と第2のトランジスタからなるイ
ンバータを複数段、入力端子と出力端子との間に直列接
続して構成されている半導体集積回路であって、制御端
子が上記入力端子に共通に接続され、電源電圧の供給線
と基準電位との間に直列に接続されている異なる導電型
の第1と第2のトランジスタからなる電圧制御用インバ
ータを有し、上記複数段のインバータにおいて、奇数段
のインバータを構成する上記第2のトランジスタの他方
の端子が上記電圧制御用インバータの出力端子に接続さ
れ、スタンバイ時に上記電圧制御用インバータの出力電
圧にバイアスされる。
【0023】また、本発明では、好適には、上記電圧制
御インバータを構成する第2のトランジスタのしきい値
電圧を他のインバータを構成する第2のトランジスタの
しきい値電圧より高く設定されている。
【0024】また、本発明の半導体集積回路は、共通の
入力信号に応じて所定の処理を行う複数の論理回路から
なる半導体集積回路であって、上記論理回路は、少なく
とも第1と第2の信号を含む入力信号に応じた論理演算
結果を出力端子に出力し、電源電圧の供給線と上記出力
端子間に直列に接続されている第1と第2の第1導電型
トランジスタと、一方の端子が上記出力端子に接続され
ている第1と第2の第2導電型トランジスタとを有し、
上記第1の第1導電型トランジスタと第1の第2導電型
トランジスタの制御端子に上記第1の信号が印加され、
上記第2の第1導電型トランジスタと第2の第2導電型
トランジスタの制御端子に上記第2の信号が印加され、
上記複数の論理回路のうち、一つの論理回路からなる主
回路における上記第1と第2の第2導電型トランジスタ
の他方の端子が基準電位に接続され、他の論理回路にお
ける上記第1と第2の第2導電型トランジスタの他方の
端子が上記主回路の出力端子に接続され、スタンバイ時
に上記主回路の出力電圧にバイアスされる。
【0025】さらに、本発明の半導体集積回路は、共通
の入力信号に応じて所定の処理を行う複数の論理回路か
らなる半導体集積回路であって、上記論理回路は、少な
くとも第1と第2の信号を含む入力信号に応じた論理演
算結果を出力端子に出力し、電源電圧の供給線と上記出
力端子間に並列に接続されている第1と第2の第1導電
型トランジスタと、直列に接続されている第1と第2の
第2導電型トランジスタとを有し、上記第1の第1導電
型トランジスタと第1の第2導電型トランジスタの制御
端子に上記第1の信号が印加され、上記第2の第1導電
型トランジスタと第2の第2導電型トランジスタの制御
端子に上記第2の信号が印加され、上記複数の論理回路
のうち、一つの論理回路からなる主回路における上記直
列接続されている第1と第2の第2導電型トランジスタ
の一方の端子が当該論理回路の出力端子が接続され、他
方の端子が基準電位に接続され、他の論理回路における
上記直列接続されている第1と第2の第2導電型トラン
ジスタの一方の端子がその論理回路の出力端子に接続さ
れ、他方の端子が上記主回路の出力端子に接続され、ス
タンバイ時に上記主回路の出力電圧にバイアスされる。
【0026】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係る半導体集積回路の第1の実施形態を
示す回路図である。図示のように、この半導体集積回路
には、直列に接続されている複数段のCMOSインバー
タINV1,INV2,…,INVN(N>1、且つN
は奇数)が設けられている。これらのインバータは、そ
れぞれpMOSトランジスタとnMOSトランジスタに
よって構成されている。各インバータにおいて、pMO
SトランジスタとnMOSトランジスタのゲート同士の
接続点がそのインバータの入力端子を構成し、ドレイン
同士の接続点がそのインバータの出力端子を構成してい
る。それぞれのインバータによって、入力端子から入力
された信号が論理反転されて出力端子に出力される。
【0027】本実施形態の半導体集積回路には、実際の
論理演算を行う上述したN個のインバータ以外に、論理
演算に直接寄与しないインバータINV0が設けられて
いる。図示のように、インバータINV0は、電源電圧
DDの供給線と接地電位VSSとの間に直列接続されてい
るpMOSトランジスタP0とnMOSトランジスタN
0によって構成されている。トランジスタP0とN0の
ゲート同士の接続点が入力端子Tinに接続され、ドレイ
ン同士の接続点によってノードND0が形成されてい
る。上述したN段のインバータINV1,INV2,
…,INVNのうち、奇数段のインバータを構成するn
MOSトランジスタのソースがノードND0に共通に接
続されている。nMOSトランジスタN1,N3,…,
NNのソースがともにノードND0に接続され、インバ
ータINV0の出力電圧に応じて、nMOSトランジス
タN1,N3,…,NNのソース電圧が制御される。即
ち、インバータINV0は、奇数段のインバータを構成
するnMOSトランジスタのソース電圧を制御する電圧
制御用インバータとして用いられる。
【0028】上述した構成を有する半導体集積回路にお
いて、図8に示す従来の半導体集積回路に比べて、スタ
ンバイ電流を大幅に低減でき、低消費電力化を実現でき
る特徴を持つ。以下、図1の回路図並びにこの回路の動
作を示すタイミングチャートを参照しつつ、本実施形態
の半導体集積回路の動作について説明する。
【0029】図2は、本実施形態の半導体集積回路の動
作時及びスタンバイ時それぞれのタイミングチャートを
示している。動作時に、入力端子Tinに図2(a)に示
す周期信号INが入力される。当該入力信号に応じて、
1段目のインバータINV1はハイレベル“H”とロー
レベル“L”の信号を交互に出力する。そして、2段目
以降の各インバータは、それぞれ前段のインバータの出
力信号に応じて動作する。図2(b),(c)と(d)
は、それぞれ1段目、2段目及び3段目のインバータの
出力信号D,E及びFの波形を示している。図2(e)
は、インバータINV0の出力信号Gの波形を示してい
る。インバータINV0は、1段目のインバータINV
1と同様に、入力信号INに応じて動作するので、その
出力信号Gは、1段目のインバータINV1と同じ波形
を持つ。
【0030】即ち、入力信号INばローレベル“L”の
とき、インバータINV0及び1段目のインバータIN
V1の出力端子がハイレベル“H”に保持される。それ
ぞれ所定の遅延時間が経過したのち、2段目以降の各偶
数段目のインバータの出力端子がローレベルに保持さ
れ、奇数段目のインバータの出力端子がハイレベルに保
持される。入力信号INがハイレベル“H”のとき、イ
ンバータINV0及び1段目のインバータINV1の出
力端子がローレベル“L”に保持される。このため、奇
数段の各インバータの出力端子がそれぞれのインバータ
を構成するnMOSトランジスタ及びインバータINV
0を構成するnMOSトランジスタN0を介して、接地
電位VSSに放電し、出力端子の電圧が接地電位VSSに近
いレベルに保持される。それぞれ所定の遅延時間が経過
したのち、2段目以降の各偶数段目のインバータINV
の出力端子がハイレベルに保持される。
【0031】上述したように、本実施形態の半導体集積
回路は、動作時に従来の半導体集積回路と同じように機
能する。次に、スタンバイ時の回路の状態を説明し、ス
タンバイ電流を低減できる原理を説明する。
【0032】スタンバイ時に、入力がなく、即ち、入力
信号INがローレベル“L”に保持される。この場合、
インバータINV0及び1段目のインバータINV1の
出力端子がハイレベル“H”に保持される。そして、偶
数段目の各インバータの出力端子がローレベル“L”に
保持され、奇数段目の各インバータの出力端子がハイレ
ベル“H”に保持される。奇数段目の各インバータを構
成するnMOSトランジスタのソースは、インバータI
NV0の出力端子であるノードND0に接続されている
ので、スタンバイ時に、奇数段目のインバータを構成す
るnMOSトランジスタのソースとドレインがともにハ
イレベル“H”に保持され、ソースードレイン間電圧差
が存在せず、リーク電流はほとんど流れない。
【0033】即ち、スタンバイ時にインバータINV0
のみにおいて、そのnMOSトランジスタN0のソース
ードレイン間にほぼ電源電圧VDD分の電圧が印加され、
リーク電流が流れる。このため、回路全体のスタンバイ
電流がnMOSトランジスタ1個分のリーク電流のみ
で、図8に示す従来の半導体集積回路に比べると、リー
ク電流を大幅に低減できる。例えば、直列接続されてい
る51段(N=51、奇数段26段)のインバータを含
む半導体集積回路において、各インバータのnMOSト
ランジスタのリーク電流を1μAとすると、従来の半導
体集積回路のスタンバイ電流IL は、26μAにも達す
るが、本実施形態の半導体集積回路のスタンバイ電流I
L0はほぼインバータINV0を構成するnMOSトラン
ジスタN0のリーク電流In に等しく、即ち、(IL0
n ≒1μA)であり、スタンバイ電流が大幅に低減さ
れる。
【0034】本実施形態の半導体集積回路では、製造工
程においてインバータINV0を構成するnMOSトラ
ンジスタN0のしきい値電圧を他のインバータを構成す
るnMOSトランジスタのしきい値電圧より高くなるよ
うに調整を行うことによって、スタンバイ電流をさらに
低減することが可能である。
【0035】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、複数段のインバータが直列接続された半導体集積回
路において、入力端子が1段目のインバータの入力端子
と共通に接続されているインバータINV0を設けて、
複数段のインバータのうち、奇数段のインバータを構成
するnMOSトランジスタのソースをインバータINV
0の出力端子に接続する。スタンバイ時に、入力信号I
Nがローレベルに保持され、インバータINV0及び奇
数段のインバータの出力端子がともにハイレベルに保持
されるので、奇数段のインバータのnMOSトランジス
タのソースードレイン間に電圧差がほとんどなく、リー
ク電流の発生を防止できるので、半導体集積回路のスタ
ンバイ電流をインバータINV0を構成するnMOSト
ランジスタのリーク電流のみに低減できる。従来の半導
体集積回路に比べて、インバータ一段を追加するのみで
スタンバイ時のリーク電流を大幅に低減可能であり、回
路面積の増加及び製造プロセスの変更を必要せず、低消
費電力化を実現できる。
【0036】第2実施形態 図3は本発明に係る半導体集積回路の第2の実施形態を
示す回路図である。本実施形態は、複数段のNORゲー
トを含む論理演算回路によって構成されている。なお、
これらのNORゲートは、共通の入力信号A及びBに応
じて動作し、入力信号AとBの論理和の反転信号を出力
する。即ち、X=NOT(A+B)である。ここで、
“NOT”は論理反転を表す。
【0037】以下、本実施形態の半導体集積回路の構成
を説明する。ここで、比較のため、複数のNORゲート
を含む従来の半導体集積回路の一構成例を図4に示す。
以下、両者を比較しながら、本実施形態の半導体集積回
路について説明する。論理ゲートであるNORゲート
は、2つのpMOSトランジスタPa,Pb及び2つの
nMOSトランジスタNa,Nbによって構成されてい
る。トランジスタNaとPaのゲートに入力信号Aが印
加され、トランジスタNbとPbのゲートに入力信号B
が印加される。トランジスタNaとNbは並列に接続さ
れ、そのドレイン同士の接続点と電源電圧VDDとの間に
トランジスタPaとPbが直列に接続されている。トラ
ンジスタNaとNbのドレイン同士の接続点JはNOR
ゲートの出力端子を構成する。
【0038】図3と図4を比べてみると、トランジスタ
NaとNbのソース側の接続が異なることがわかる。即
ち、本実施形態において、2段目以降のNORゲートで
は、トランジスタNaとNbのソース同士の接続点が前
段のNORゲートの出力端子Jに接続されているが、従
来の回路では、トランジスタNaとNbのソース同士の
接続点が接地電位VSSに接続されている。
【0039】以下、上述した構成を持つNORゲートの
動作を説明する。入力信号AまたはBの何れかがハイレ
ベル“H”のとき、nMOSトランジスタNaまたはN
bが導通し、NORゲートの出力端子Jはローレベル
“L”に保持される。入力信号AとBがともにローレベ
ル“L”のとき、トランジスタNaとNbが遮断し、ト
ランジスタPaとPbが導通するので、NORゲートの
出力端子Jがハイレベル“H”に保持される。即ち、出
力端子Jからの出力信号Xは、入力信号AとBに対して
次の論理関係を有する。X=NOT(A+B)。
【0040】スタンバイのとき、入力信号AとBがとも
にローレベルに保持される。これに応じて、NORゲー
トの出力端子Jがハイレベルに保持されるので、図4に
示す従来の半導体集積回路において、各NORゲートに
おいて、nMOSトランジスタNaとNbのソースード
レイン間に電圧差が生じ、リーク電流が発生する。ここ
で、nMOSトランジスタNaとNbのリーク電流をそ
れぞれInaとInbとすると、一段のNORゲートにおけ
るスタンバイ電流IL1は、(IL1=Ina+Inb)とな
る。NORゲートの段数をNとすると、スタンバイ電流
L は、IL1×Nとなる。例えば、nMOSトランジス
タNaとNbのリーク電流InaとInbをともに1μAと
し、10段のNORゲートを含む半導体集積回路では、
スタンバイ時に20μAのリーク電流IL が発生してし
まう。なお、図5は、上述した従来のNORゲートにお
けるスタンバイ時の状態を示す図である。
【0041】図3に示す本実施形態の半導体集積回路に
おいて、2段目以降の各段のNORゲートにおけるnM
OSトランジスタNaとNbのソース同士の接続点がす
べて1段目のNORゲートの出力端子Jに接続されてい
る。以下、本実施形態の半導体集積回路の動作について
説明する。
【0042】動作時に、入力信号AとBに応じて、各段
のNORゲートの出力信号Xが決められる。例えば、入
力信号AとBの何れかまたは両方がハイレベル“H”の
とき、1段目のNORゲートにおいて、nMOSトラン
ジスタNaまたはNbの何れかまたは両方が導通するの
で、出力端子Jは接地電位VSSに保持される。2段目以
降の各NORゲートにおいて、それぞれの出力端子は、
その段において導通するnMOSトランジスタ及び1段
目のNORゲートにおける導通するnMOSトランジス
タを介して、接地電位VSSに電流経路が形成されるの
で、各段のNORゲートの出力端子がともにローレベル
“L”に保持される。一方、入力信号AとBがともにロ
ーレベル“L”のとき、各NORゲートにおいて、トラ
ンジスタNaとNbが遮断し、トランジスタPaとPb
が導通するので、出力端子Jがハイレベル“H”に保持
される。
【0043】スタンバイのとき、入力信号AとBがとも
にローレベル“L”に保持されるので、各NORゲート
の出力端子Jがハイレベル“H”に保持される。このと
き、1段目のNORゲートにおいて、トランジスタNa
とNbのソースードレイン間に電圧差が存在し、リーク
電流(IL1=Ina+Inb)が発生するが、2段目以降の
各NORゲートにおいて、それぞれのnMOSトランジ
スタNaとNbのソース同士の接続点Kが1段目のNO
Rゲートの出力端子Jに接続されているので、ソース及
びドレインがともにハイレベル“H”に保持され、ソー
スードレイン間に電圧差がなく、リーク電流はほとんど
流れない。即ち、スタンバイ電流は、1段目のNORゲ
ートのリーク電流のみとなる。上述したように、nMO
SトランジスタNaとNbのリーク電流InaとInbをと
もに1μAとすると、本実施形態の半導体集積回路にお
いては、スタンバイ電流がNORゲートの段数に関係な
く、1段のNORゲートのリーク電流2μAに低減され
る。
【0044】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、共通の入力信号AとBに応じて論理演算を行う複数
段のNORゲートを含む半導体集積回路において、2段
目以降の各段のNORゲートを構成するnMOSトラン
ジスタNaとNbのソース同士の接続点を1段目のNO
Rゲートの出力端子に接続する。通常動作時に、入力信
号AとBに応じて、各段のNORゲートは同じ動作を行
い、入力信号AまたはBの何れかがハイレベルのとき、
2段目以降の各NORゲートの出力端子は、1段目のN
ORゲートのnMOSトランジスタNaまたはNbを介
して、接地電位VSSに接続され、出力端子がローレベル
に保持されるので、動作上まったく問題がない。スタン
バイ時に、各NORゲートの出力端子がハイレベルに保
持され、1段目のNORゲートにおいて、nMOSトラ
ンジスタNaとNbのソースードレイン間に電圧差が生
じ、リーク電流は流れるが、2段目以降の各段のNOR
ゲートのnMOSトランジスタにおいて、ソースードレ
イン間に電圧差がなく、リーク電流がほとんど流れない
ので、スタンバイ電流を大幅に低減でき、且つ回路規模
の増加及び製造プロセスの変更はほとんどなく、半導体
集積回路の低コスト化、低消費電力化を実現できる。
【0045】第3実施形態 上述した第2の実施形態では、NORゲートによって構
成された半導体集積回路を例にとって、スタンバイ電流
を低減させる回路構成を明らかにした。本発明はNOR
ゲートのみではなく、他の論理ゲート、例えば、図7に
示すように複数段のNANDゲートによって構成された
半導体集積回路にも適用できることはいうまでもない。
【0046】図7に示すように、NANDゲートは、並
列に接続されているpMOSトランジスタPa,Pbと
直列に接続されているnMOSトランジスタNa,Nb
によって構成されている。トランジスタPaとPbのソ
ースはともに電源電圧VDDに接続され、ドレイン同士の
接続点にトランジスタNaとNbが直列に接続されてい
る。トランジスタPaとNaのゲートに入力信号Aが印
加され、トランジスタPbとNbのゲートに入力信号B
が印加される。トランジスタPaとPbのドレイン同士
の接続点によって、NANDゲートの出力端子Mが形成
される。
【0047】1段目のNANDゲートにおいて、直列接
続されているトランジスタNaとNbの一端が出力端子
Mに接続され、他端が接地電位VSSに接続されている。
一方、2段目以降の各NANDゲートにおいて、直列接
続されているトランジスタNaとNbの一端がそれぞれ
のNANDゲートの出力端子Mに接続され、他端が1段
目のNANDゲートの出力端子Mに接続されている。
【0048】1段目のNANDゲートにおいて、入力信
号AとBの何れかまたは両方がローレベル“L”のと
き、トランジスタPa,Pbの何れかまたは両方が導通
し、トランジスタNa,Nbの何れかまたは両方が遮断
するので、出力端子Mがハイレベル“H”に保持され
る。入力信号AとBの両方がハイレベル“H”のとき、
トランジスタNaとNbがともに導通し、トランジスタ
PaとPbがともに遮断し、出力端子Mはローレベル
“L”に保持される。即ち、出力端子Mからの出力信号
Xは、入力信号A,Bに対して、次の論理関係を示す。
X=NOT(A・B)。ここで、“NOT”は、論理反
転を示す。
【0049】2段目以降の各NANDゲートは、1段目
のNANDゲートと同様に動作し、入力信号AとBがと
もにハイレベル“H”のとき、各NANDゲートにおい
て、トランジスタNaとNbが導通するので、2段目以
降のNANDゲートにおける出力端子Mは、それぞれN
ANDゲートを構成するトランジスタNa,Nb及び1
段目のNANDゲートのトランジスタNa,Nbを介し
て、接地電位VSSに接続されるので、各NANDゲート
の出力信号Xがともにローレベル“L”に保持される。
即ち、通常動作時に、2段目以降のNANDゲートの動
作には何ら影響がない。
【0050】スタンバイ時に、入力信号AとBがともに
ローレベル“L”に保持される。これに応じて、1段目
のNANDゲートにおいて、出力端子Mがハイレベルに
保持されるので、トランジスタNaとNbのソースード
レイン間に電圧差が生じ、リーク電流が発生する。2段
目以降の各NANDゲートにおいて、直列接続されてい
るトランジスタNaとNbの両端に電圧差がほとんどな
く、リーク電流がほとんど流れない。即ち、図7に示す
複数のNANDゲートを含む半導体集積回路において、
スタンバイ電流は1段分のNANDゲートのリーク電流
に低減される。
【0051】なお、図7に示す構成を有するNANDゲ
ートにおいては、出力端子Mがハイレベルのとき、ほぼ
電源電圧VDD分の電圧差が2段直列したnMOSトラン
ジスタNaとNbによって分圧されるので、トランジス
タ一段あたりのソースードレイン間の電圧差が図3に示
すNORゲートの場合に比べて低くなるので、リーク電
流In がNORゲートの場合より小さい。さらに、図7
に示す構成にすることによって、NANDゲートの段数
に関係なく、スタンバイ時のリーク電流は、NANDゲ
ート1段分のリーク電流In に低減されるので、スタン
バイ電流が大幅に低減できる効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体集
積回路によれば、回路を構成する素子数の増加を防止で
き、回路規模の増加を必要最小限に抑制しながら、スタ
ンバイ時のリーク電流の発生を防止でき、低消費電力化
を実現できる。また、本発明の半導体集積回路によれ
ば、トランジスタのしきい値電圧を調整する必要がな
い。製造プロセスの工程数を増加させることなく、製造
コストの低減や生産性の向上、さらに歩留りの効用を実
現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体集積回路の第1の実施形態
を示す回路図である。
【図2】第1の実施形態の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図3】本発明に係る半導体集積回路の第2の実施形態
を示す回路図である。
【図4】第2の実施形態に類似する従来の半導体集積回
路の一例を示す回路図である。
【図5】図4に示す従来の半導体集積回路におけるNO
Rゲートのスタンバイ時の状態を示す図である。
【図6】図2に示す本発明の第2の実施形態の半導体集
積回路のスタンバイ時の状態を示す図である。
【図7】本発明に係る半導体集積回路の第3の実施形態
を示す回路図である。
【図8】従来の半導体集積回路の一構成例を示す回路図
である。
【図9】図8に示す従来の半導体集積回路のタイミング
チャートである。
【図10】リーク電流を低減するための従来の半導体集
積回路の一例を示す回路図である。
【図11】リーク電流を低減するための従来の半導体集
積回路の他の例を示す回路図である。
【図12】リーク電流を低減するための従来の半導体集
積回路の他の例を示す回路図である。
【図13】従来の半導体集積回路における寄生トランジ
スタの発生を示す簡略断面図である。
【符号の説明】
10…ラッチ回路、20…電源制御回路、INV1,I
NV2,INV3,…,INVN…インバータ、P1,
P2,P3,…,PN,Pa,Pb…pMOSトランジ
スタ、N1,N2,N3,…,NN,Na,Nb…nM
OSトランジスタ、VDD…電源電圧、VSS…接地電位。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常動作時に入力信号に応じて所定の処理
    を行い、スタンバイ時に入力信号が一定の安定状態に固
    定されていることを受けて、出力が所定の状態に保持さ
    れる論理回路を含む半導体集積回路であって、 スタンバイ時に、上記論理回路の出力状態において第1
    と第2の端子間に印加される電圧差に応じたリーク電流
    が発生するトランジスタに対して、当該トランジスタの
    一方の端子電圧を他方の端子電圧に応じた電圧に制御す
    ることによって、当該トランジスタのリーク電流を低減
    する制御手段を有する半導体集積回路。
  2. 【請求項2】制御端子が共通に接続され、一方の端子が
    共通に接続されている導電型が異なる第1と第2のトラ
    ンジスタからなるインバータを複数段、入力端子と出力
    端子との間に直列接続して構成されている半導体集積回
    路であって、 制御端子が上記入力端子に共通に接続され、電源電圧の
    供給線と基準電位との間に直列に接続されている異なる
    導電型の第1と第2のトランジスタからなる電圧制御用
    インバータを有し、 上記複数段のインバータにおいて、奇数段のインバータ
    を構成する上記第2のトランジスタの他方の端子が上記
    電圧制御用インバータの出力端子に接続され、スタンバ
    イ時に上記電圧制御用インバータの出力電圧にバイアス
    される半導体集積回路。
  3. 【請求項3】上記電圧制御インバータを構成する第2の
    トランジスタのしきい値電圧を他のインバータを構成す
    る第2のトランジスタのしきい値電圧より高く設定され
    ている請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】共通の入力信号に応じて所定の処理を行う
    複数の論理回路からなる半導体集積回路であって、 上記論理回路は、少なくとも第1と第2の信号を含む入
    力信号に応じた論理演算結果を出力端子に出力し、電源
    電圧の供給線と上記出力端子間に直列に接続されている
    第1と第2の第1導電型トランジスタと、 一方の端子が上記出力端子に接続されている第1と第2
    の第2導電型トランジスタとを有し、 上記第1の第1導電型トランジスタと第1の第2導電型
    トランジスタの制御端子に上記第1の信号が印加され、
    上記第2の第1導電型トランジスタと第2の第2導電型
    トランジスタの制御端子に上記第2の信号が印加され、 上記複数の論理回路のうち、一つの論理回路からなる主
    回路における上記第1と第2の第2導電型トランジスタ
    の他方の端子が基準電位に接続され、他の論理回路にお
    ける上記第1と第2の第2導電型トランジスタの他方の
    端子が上記主回路の出力端子に接続され、スタンバイ時
    に上記主回路の出力電圧にバイアスされる半導体集積回
    路。
  5. 【請求項5】共通の入力信号に応じて所定の処理を行う
    複数の論理回路からなる半導体集積回路であって、 上記論理回路は、少なくとも第1と第2の信号を含む入
    力信号に応じた論理演算結果を出力端子に出力し、電源
    電圧の供給線と上記出力端子間に並列に接続されている
    第1と第2の第1導電型トランジスタと、 直列に接続されている第1と第2の第2導電型トランジ
    スタとを有し、 上記第1の第1導電型トランジスタと第1の第2導電型
    トランジスタの制御端子に上記第1の信号が印加され、
    上記第2の第1導電型トランジスタと第2の第2導電型
    トランジスタの制御端子に上記第2の信号が印加され、 上記複数の論理回路のうち、一つの論理回路からなる主
    回路における上記直列接続されている第1と第2の第2
    導電型トランジスタの一方の端子が当該論理回路の出力
    端子が接続され、他方の端子が基準電位に接続され、他
    の論理回路における上記直列接続されている第1と第2
    の第2導電型トランジスタの一方の端子がその論理回路
    の出力端子に接続され、他方の端子が上記主回路の出力
    端子に接続され、スタンバイ時に上記主回路の出力電圧
    にバイアスされる半導体集積回路。
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