JP2001236768A - ハイブリッド型映像信号記録再生装置 - Google Patents

ハイブリッド型映像信号記録再生装置

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JP2001236768A
JP2001236768A JP2000045544A JP2000045544A JP2001236768A JP 2001236768 A JP2001236768 A JP 2001236768A JP 2000045544 A JP2000045544 A JP 2000045544A JP 2000045544 A JP2000045544 A JP 2000045544A JP 2001236768 A JP2001236768 A JP 2001236768A
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Koji Suzuki
康二 鈴木
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HDDにより映像信号を映像ソースの先頭か
ら所定時間再生した後、これに続く映像信号をVTRか
ら再生するように切り替えているため、VTRへ切り替
えた後は、ランダムアクセスやトリックプレイが困難で
ある。 【解決手段】 HDD3は、記録された任意の映像ソー
スの画像データを再生してVCR4に供給し、その画像
データを磁気テープに記録させると共に、任意の映像ソ
ースの記録領域の先頭から、VCR4の頭出し再生に要
する最大時間よりも長い所定時間の記録領域を頭出し用
記録領域としてHDD3の記録領域内に残し、残りの記
録領域を消去又は上書き記録領域とする。VCR4によ
り再生された、頭出し用記録領域の終了位置に対応する
磁気テープ上の記録位置からの再生画像データは、HD
D3に供給して記録された後、再生されてテレビモニタ
7に表示されるため、HDD3のランダムアクセスを利
用したトリックプレイができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハイブリッド型映像
信号記録再生装置に係り、特にハードディスクドライブ
(HDD)などのランダムアクセス可能な第1の記録再
生装置と、カセット式ビデオテープレコーダ(VCR)
などの第1の記録再生装置よりもアクセス速度が遅い第
2の記録再生装置を併用したハイブリッド型映像信号記
録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の番組プログラムなどの映像ソース
を記録するのに十分な容量を持ったHDDによるプライ
ベートビデオレコーダ(PVR)は、ランダムアクセス
可能な記録再生装置であるが、HDDの容量は有限であ
り、また、可交換性(リムーバブル)でないため、いず
れは番組プログラムで満たされることになる。そのた
め、使用者は、再生し終わり不要になった番組プログラ
ムを消去するか、上書きすることにより新しい番組プロ
グラムを記録してゆく。
【0003】しかし、消去したくない番組プログラムが
発生する度に、HDDの記録可能な容量は減少してい
き、ついには破綻することとなる。そのため、残してお
きたい番組プログラムは、磁気テープなどの別のリムー
バブルな記録媒体にコピーするのが一般的である。
【0004】そこで、従来より、高速アクセスと長時間
記録を両立させるため、ハイブリッド型映像信号記録再
生装置が知られている(例えば、特開平7−12334
6号公報、特開平10−188540号公報)。特開平
7−123346号公報記載の従来のハイブリッド型映
像信号記録再生装置では、まずアクセスの速い媒体から
再生し、アクセスの遅い大容量媒体のアクセスができた
ら切り替えることにより、滑らかな画像データの移行を
行わせるようにしたものである。
【0005】また、特開平10−188540号公報記
載の従来のハイブリッド型映像信号記録再生装置では、
番組プログラムの映像信号をその先頭から指定された第
1の時間に応じて設定される第2の時間にわたってHD
Dに記録し、HDDにより映像信号を再生した後、これ
に続く映像信号を第1の時間にわたって記録したVTR
記録再生部により再生する構成とすることにより、磁気
テープの巻き戻しのための待ち時間を短縮し、かつ、ラ
ンダムアクセス可能なHDDの容量を低減するようにし
たものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記PVR
で記録した番組プログラムのうち、残しておきたい番組
プログラムをVCRで磁気テープにコピーする装置で
は、磁気テープにコピーしてしまった番組プログラムは
HDDのような高速アクセス性が失われ瞬時の頭出しが
困難となるという問題がある。
【0007】また、特開平7−123346号公報や特
開平10−188540号公報記載の従来のハイブリッ
ド型映像信号記録再生装置では、HDDにより映像信号
を番組プログラムの先頭から所定時間再生した後、これ
に続く映像信号をVTRから再生するように切り替えて
いるため、VTRへ切り替えた後は、アクセス性の速さ
が無くなってしまい、ランダムアクセスやトリックプレ
イが困難であるという問題がある。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
瞬時の頭出しだけでなく、ランダムアクセスやトリッ
クプレイが可能な高速アクセス性を保持し得るハイブリ
ッド型映像信号記録再生装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はランダムアクセス可能な第1の記録再生装
置と、可交換性の記録媒体に対して記録再生を行う第2
の記録再生装置とを併用したハイブリッド型映像信号記
録再生装置であって、第2の記録再生装置により再生す
る可交換性の記録媒体に任意の映像ソースの画像データ
が記録されており、第1の記録再生装置の記録領域に任
意の映像ソースの画像データが先頭から第2の記録再生
装置の頭出し再生に要する最大時間よりも長い所定時
間、頭出し用記録領域として記録されており、第1の記
録再生装置により頭出し用記録領域を再生中に、第2の
記録再生装置により頭出し用領域の終了位置に対応する
記録媒体の記録位置である切替点の頭出しを行わせてか
ら再生開始させて、切替点からの再生画像データを第1
の記録再生装置へ供給させる第1の制御手段と、第1の
制御手段により第2の記録再生装置から再生された画像
データを、第1の記録再生装置により頭出し用記録領域
以外の記録領域に記録すると共に、第1の記録再生装置
による再生動作を継続させる第2の制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0010】この発明では、第1の記録再生装置により
頭出し用記録領域の頭出し再生を行わせると共に、その
頭出し再生中の切替点の再生時点で第2の記録再生装置
の再生動作を開始させて、頭出し用記録領域の終了位置
に対応する記録媒体の記録位置からの再生画像データを
第1の記録再生装置の記録領域に記録し、第1の記録再
生装置の再生画像データを表示手段で表示するようにし
たため、頭出し再生した任意の映像ソースの画像データ
を、常に第1の記録再生装置を通して表示することがで
きる。
【0011】また、上記の目的を達成するため、本発明
はランダムアクセス可能な第1の記録再生装置と、可交
換性の記録媒体に対して記録再生を行う第2の記録再生
装置とを併用したハイブリッド型映像信号記録再生装置
であって、第1乃至第3の制御手段とを有する構成とし
たものである。ここで、上記の第1の制御手段は、第1の
記録再生装置に記録された任意の映像ソースの画像デー
タを再生して第2の記録再生装置に供給し、第2の記録
再生装置により任意の映像ソースの画像データを可交換
性の記録媒体に記録させると共に、任意の映像ソースの
記録領域の先頭から、第2の記録再生装置の頭出し再生
に要する最大時間よりも長い所定時間の記録領域を頭出
し用記録領域として残し、任意の映像ソースの残りの記
録領域を消去又は上書き記録領域とする。
【0012】また、上記の第2の制御手段は、第1の記録
再生装置により頭出し用記録領域を再生中に、第2の記
録再生装置により頭出し用領域の終了位置に対応する記
録媒体の記録位置である切替点の頭出しを行わせてから
再生開始させて、切替点からの再生画像データを第1の
記録再生装置へ供給させる。更に、上記の第3の制御手
段は、第2の制御手段により第2の記録再生装置から再
生された画像データを、第1の記録再生装置により頭出
し用記録領域以外の記録領域に記録すると共に、第1の
記録再生装置による再生動作を継続させる。
【0013】この発明では、第1の記録再生装置に記録
された任意の映像ソースの画像データを、第2の記録再
生装置により可交換性の記録媒体に記録させると共に、
任意の映像ソースの第1の記録再生装置の記録領域の先
頭から、第2の記録再生装置の頭出し再生に要する最大
時間よりも長い所定時間の記録領域を頭出し用記録領域
として残し、任意の映像ソースの残りの記録領域を消去
又は上書き記録領域とするようにしたため、第1の記録
再生装置の記録領域を最大限確保することができる。ま
た、本発明は上記の発明と同様に、頭出し再生した任意
の映像ソースの画像データを、常に第1の記録再生装置
を通して表示することができる。
【0014】また、本発明は上記の目的を達成するため、
第3の制御手段により、第1の記録再生装置が、その記録
領域内の記録画像データの再生と、第2の記録再生装置
からの再生画像データの記録とを行っているときに、再
生画像データの記録のための第1の記録再生装置の記録
可能領域が所定値以下になったことを検出したときは、
検出時点以後に第2の記録再生装置から入力される再生
画像データを、第2の記録再生装置からの再生画像デー
タ記録領域の先頭から上書き記録する上書き記録手段を
有するようにしたため、第1の記録再生装置の記録可能
領域が不足しても、画像データの記録再生を映像ソース
の終了まで継続することができる。
【0015】また、本発明は上記の目的を達成するため、
第1の制御手段が、第1の記録再生装置により頭出し用
記録領域の先頭に、映像ソースの映像ソース名を含む付
加情報をヘッダとして記録し、第2の記録再生装置によ
り記録媒体に記録する映像ソースの画像データ中にも、
映像ソース名を含む付加情報を記録することを特徴とす
る。
【0016】また、本発明は上記の目的を達成するため、
第1の記録再生装置に映像ソースの画像データを記録す
る毎に、第1の制御手段による制御動作を行わせるか否
かの選択入力を可能とする選択入力手段を有することを
特徴とする。この発明では使用者が後で再生を希望する
映像ソースの画像データのみを第2の記録再生装置の記
録媒体に移すことができる。
【0017】また、本発明は上記の目的を達成するため、
第1の記録再生装置の記録可能領域が所定値以下になっ
たことを検出したときは、第1の制御手段を動作させる
第4の制御手段を有することを特徴とする。この発明で
は、第1の記録再生装置の記録可能領域を、使用者が操作
しなくても常に所定値以上に確保することができる。
【0018】更に、本発明は上記の目的を達成するため、
頭出し用記録領域の先頭から第1の記録再生装置が先行
して書き込んでいる位置までの記録領域内で、ランダム
アクセスによるトリックプレイの再生を任意に指示でき
る指示手段を更に有することを特徴とする。この発明で
は、頭出し再生した任意の映像ソースの画像データが常
に第1の記録再生装置の記録領域に記録された後再生さ
れるので、指示手段により頭出し用記録領域に記録され
ていなかった画像データに関してもランダムアクセスす
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面と共に説明する。図1は本発明になるハイブリ
ッド型映像信号記録再生装置の一実施の形態のブロック
図を示す。同図中、入力端子1を介して入力された映像
信号は、エンコーダ(ENC)2に供給されてMPEG
等の所定の圧縮符号化方式に準拠した圧縮符号画像デー
タに変換された後、HDD3に供給されて記憶される。
【0020】このHDD3は、複数の番組プログラム等
の映像ソースの圧縮符号化画像データ(本明細書では、
単に画像データともいう)を記憶できる大容量でランダ
ムアクセス可能な記録再生装置である。また、HDD3
はカセット式ビデオテープレコーダ(VCR)4に対し
て再生画像データを出力できる一方、VCR4からの再
生画像データも記録できる構成とされている。このHD
D3とVCR4の記録再生動作及び記録位置や再生位置
の特定は中央処理装置(CPU)5により制御される。
【0021】VCR4は、HDD3よりもアクセス速度
の遅い記録再生装置であり、アナログ映像信号及びディ
ジタル画像データのどちらを記録し再生するものでもよ
いが、ここではディジタル画像データを記録し再生する
ディジタル式VCRであるものとして説明する。なお、
VCR4がアナログ映像信号をカセット式磁気テープに
記録し再生する場合は、HDD3から入力される圧縮符
号化画像データをアナログ映像信号に変換するデコーダ
を記録系に設け、磁気テープから再生されたアナログ映
像信号を圧縮符号化してHDD3へ出力するデコーダを
再生系に設ける必要がある。
【0022】エンコーダ2から出力された圧縮符号化画
像データは、HDD3に記録された後再生され、デコー
ダ(DEC)6に供給されて元の映像信号に復調された
後、テレビモニタ7に供給されてその画面に表示され
る。なお、CPU5は狭義の意味のものではなく、マイ
クロコンピュータと同等のものである。
【0023】このようにして、次々と新たな番組プログ
ラムの画像データをHDD3に記録していくが、HDD
3の容量は有限であるので、いつかは番組プログラムの
画像データを記録できなくなる。そのため、新たな番組
プログラムの画像データをHDD3に記録できなくなる
前に、自動的に又は使用者の操作により、CPU5の制
御の下に、VCR4に任意の番組プログラムの記録画像
データの一部を記録する。
【0024】このことについて、図2と共に説明する。
いま、図2(A)に示すように、HDD3の記録領域1
0にVCR4へ記録しようとする、ある番組プログラム
の画像データのすべてが11で模式的に示すように記録
されているものとする。CPU5は、図2(B)に示す
ように、このHDD3内の記録領域11の画像データの
すべてをVCR4に記録した後、同図(C)に示すよう
に、番組プログラムの先頭から、VCR4が早送りや巻
き戻しにより頭出しに必要とされる最大時間よりも長い
所定時間分の記録領域11aを頭出し用に残して、残り
の記録領域11bを消去する。
【0025】この場合、記録領域11aの記録終了位置
を識別させるためのフラグを記録しておくか、あるい
は、タイムコードに基づき上記の所定時間だけ記録す
る。また、VCR4は上記の番組プログラムの先頭から
すべての画像データを記録するのであるが、上記の頭出
し用記録領域11aの最後の位置に相当する個所(切替
点)に、識別用フラグを記録する。この識別用フラグの
記録の仕方は、画像データ中に埋め込んでもよいし、ヘ
ッダに含めてもよく、別のトラックに記録するようにし
てもよい。なお、上記の記録領域11aの記録時間を厳
密に定めておけば、タイムコードを利用して記録領域1
1aの最後尾の位置に相当する切替点を識別できるの
で、その場合は識別用フラグを記録しなくてもよい。
【0026】また、上記の頭出し用記録領域11aの先
頭には、当該番組プログラムのプログラム名を含む付加
情報をヘッダとして記録すると共に、VCR4で磁気テ
ープに記録する当該番組プログラムの画像データ中に
も、上記のプログラム名を含む付加情報を記録する。記
録画像データの内容をその後の再生時に識別できるよう
にするためである。なお、頭出し用記録領域11aは使
用者が指示しない限り、上書き記録や消去されないよう
に設定する必要がある。
【0027】このように、本実施の形態によれば、図2
(C)に示したように、頭出し用記録領域11aを残し
て、他の大部分の記録領域11bは次の記録に解放する
ため、従来と同様にHDD3の記録容量を実質的に拡大
できる。
【0028】次に、本実施の形態の再生動作について説
明する。まず、使用者は再生を希望する番組プログラム
名の映像信号がVCR4に装填されるカセット式磁気テ
ープに記録されているかどうか識別し、あればCPU5
によりHDD3を再生して、その番組プログラム名の頭
出し用記録領域が存在するかどうか検索し、存在しなけ
れば通常のVCR4の再生動作を行わせるが、存在すれ
ば、以下の動作を行う。
【0029】いま、図3(A)に示すように、HDD3
の記録領域10内に、使用者が再生を希望する番組プロ
グラム名の頭出し用記録領域11aが存在するものとす
る。この頭出し用記録領域11aは、番組プログラムの
プログラム名を含む付加情報が記録されているヘッダ1
1a1と、当該番組プログラムの先頭から所定時間の映
像信号が記録されている番組冒頭部分記録領域11a2
とからなる。
【0030】CPU5がHDD3内の記録ヘッダ11a
1から使用者が再生を希望する番組プログラム名を検出
すると、HDD3を再生状態とし番組冒頭部分記録領域
11a2の再生を開始させると同時に、VCR4に使用
者が再生を希望する番組プログラム名の記録映像信号の
頭出しを開始させる。HDD3は高速アクセス性を有し
ているので、上記の希望の番組プログラムの頭出し再生
は瞬時に行われる。
【0031】VCR4の頭出しに要する最大時間を例え
ば5分とすると、番組冒頭部分記録領域11a2は、例
えば10分程度記録されているので、HDD3がこの番
組冒頭部分記録領域11a2を再生している間に、VC
R4は磁気テープ上の希望の番組プログラムの映像信号
記録領域の切替点に向かって早送り又は巻き戻しを行
い、前述した切替点に達した時点で再生を開始する。こ
の切替点は予め番組の冒頭から何分というようにタイム
コードにより、あるいは前記識別用フラグ記録位置によ
り決められている。CPU5は、切替点からVCR4を
再生動作とすると同時に、HDD3の記録動作を開始さ
せる(HDD3の再生動作は引き続き行われる)。
【0032】これにより、VCR4により磁気テープか
ら再生された番組冒頭部分記録領域11a2直後からの
情報内容の画像データのHDD3への記録が、図3
(B)に13で示すHDD3の記録領域10内の特定位
置から開始される。この特定位置13は、頭出し用記録
領域11aの直後でもよいし、記録領域11a1のヘッ
ダにより決めておいてもよいし、HDD3以外のメモリ
に記憶しておいてもよい。なお、図3中、HDD3の再
生位置をPBで、また記録位置をRECで示す。
【0033】以後、VCR4の再生動作とHDD3の記
録再生動作が継続して行われ、VCR4からの再生画像
データは、HDD3の記録領域10内に、図3(C)に
14、同図(D)に15、同図(E)に16でそれぞれ
示すように、HDD3の記憶容量に空きがある限り、順
次記録されていく。
【0034】HDD3はこのVCR4からの画像データ
の記録と並行して、記録領域10内の記録画像データを
順次再生し、番組冒頭部分記録領域11a2の再生が終
了すると、続いて、図3(D)に示すように、新たに記
録された領域15の再生を行う。HDD3により再生さ
れた画像データは、図1のデコーダ(DEC)6に供給
されて元の映像信号に復調された後、テレビモニタ7に
供給されてその画面に表示される。
【0035】ここで、HDD3の再生位置PBは、図3
(B)、(C)、(D)及び(E)に示すように、記録
位置RECよりも常に遅れた位置にあり、かつ、HDD
3により記録画像データを再生しているから、番組プロ
グラムの冒頭部分からHDD3が先行して書き込んでい
る範囲内で、使用者の意図するランダムアクセスによる
トリックプレイが可能になる。このトリックプレイによ
り、図3(D)にxで示す記録位置RECと再生位置P
Bとの差は変化するが、再生位置PBよりも記録位置R
ECの方が先行位置にある関係は、後述する図3(F)
の場合を除いて変わらない。
【0036】所望の番組プログラムの最後までVCR4
による再生と、その再生画像データのHDD3への書き
込みが終了した後、HDD3の再生が終了した場合は、
自動的に又は選択画面に基づき、使用者の選択により、
頭出し用記録領域11aを残して、新たにHDD3に記
録した画像データの消去が行われる。これにより、HD
D3の残りの記録容量を常に最大限、確保することがで
きる。
【0037】このように、本実施の形態によれば、VC
R4で再生する所望の番組プログラムの圧縮符号化画像
データについても、HDD3に供給して記録した後、H
DD3を読み出し動作させて上記の画像データをテレビ
モニタ7で表示するようにしたため、従来ではできなか
った、番組プログラムの冒頭部分からVCR4が先行し
て書き込んでいる範囲内で、使用者の意図するランダム
アクセスによるノイズレスのトリックプレイ画像を視聴
することができる。
【0038】ところで、VCR4により再生されてHD
D3に記録される、再生を希望する番組プログラム名の
画像データのすべてをHDD3に記録できる容量があれ
ばよいが、容量がない場合は、図3(F)に示すよう
に、HDD3の記録容量の最後まで記録したならば、V
CR4の再生画像データの記録開始位置13に遡って、
再生し終わった画像データ記録領域に画像データを上書
き記録することで、HDD3への記録とHDD3からの
画像データ再生を継続する。図3(F)の17はこの上
書き記録領域を示す。
【0039】このように、いわゆるリング状に記録再生
することにより、HDD3の記録容量に余裕がない場合
でも、所望の番組プログラムの画像データをプログラム
の最後までHDD3に書き込むことができると共に、そ
の再生画像をHDD3から読み出してテレビモニタ7に
表示させることができる。この場合でも、上書き記録位
置の直後から上書き記録位置までの範囲内でHDD3の
ランダムアクセスを利用したトリックプレイができる。
【0040】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、記録領域11bは消去する
代わりに上書き領域に設定してもよい。また、磁気テー
プに記録した番組プログラム名の識別方法としては上記
の方法以外にも、例えば、VCR4に装填されるカセッ
ト式磁気テープに設けられた半導体メモリに上記の付加
情報を記録したり、あるいは、カセット識別IDを上記
の半導体メモリに記録すると共に、HDD3中の頭出し
用記録領域11aのヘッダとして、あるいは他のメモリ
に記録するようにしてもよい。
【0041】また、新たな番組プログラムの画像データ
をHDD3に記録できなくなる前に、自動的に又は使用
者の操作により、CPU5の制御の下に、VCR4に任
意の番組プログラムの記録画像データの一部を記録する
ように説明したが、HDD3の記録容量が残り少なくな
ることが想定されるかどうかとは関係なく、各番組プロ
グラムの再生毎に、あるいは、各番組プログラムの記録
終了毎に、その番組プログラムの記録情報を頭出し用記
録領域だけにするかどうか、画面により使用者により選
択させるようにすることもできる。
【0042】また、上記の実施の形態では、HDD3に
画像データを書き込んだ後、その画像データをすべてV
CR4に書き込み、その後にHDD3の記録領域内に頭
出し用記録領域だけを残して、残りの画像データは消去
又は上書き可能とするように説明したが、これに限ら
ず、HDD3の記録領域に任意の番組プログラムの画像
データの先頭から所定時間分の頭出し用記録領域だけ記
録するようにしてもよい。この場合は、VCR4は、H
DD3に記録されている頭出し用記録領域の任意の番組
プログラムの画像データが予め記録されている磁気テー
プを再生する。
【0043】また、HDD3に記録した画像データが記
録される記録再生装置は、VCR4として説明したが、
例えば光ディスク装置や半導体メモリ装置など、リムー
バブルの記録媒体に画像データを記録し再生することが
できる記録再生装置であればなんでもよい。また、更
に、入力端子1に入力される映像信号は、番組プログラ
ムの映像信号に関するものとして説明したが、番組プロ
グラム以外のプリレコーデッドテープその他すべての映
像ソースからの映像信号に適用できることは勿論であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
頭出し再生した任意の映像ソースの画像データを、常に
第1の記録再生装置を通して表示するようにしたため、
第1の記録再生装置のランダムアクセスを利用した再生
ができる。このため、頭出し用記録領域の先頭から第1
の記録再生装置が先行して書き込んでいる記録領域内
で、ランダムアクセスによるトリックプレイの再生を任
意に指示できる指示手段を更に有することにより、再生
画像データの切替回路及びその制御回路を用いることな
く、瞬時の頭出し再生だけでなく、指示手段により頭出し
用記録領域に記録されていなかった画像データに関して
もランダムアクセスによるノイズレスのトリックプレイ
画像を得ることができる。
【0045】また、本発明によれば、第1の記録再生装置
に記録された任意の映像ソースの画像データを、第2の
記録再生装置により可交換性の記録媒体に記録させると
共に、任意の映像ソースの第1の記録再生装置の記録領
域の先頭から所定時間の記録領域を頭出し用記録領域と
して残し、任意の映像ソースの残りの記録領域を消去又
は上書き記録領域とすることにより、第1の記録再生装
置の記録領域を最大限確保するようにしたため、多くの
画像データを記録容量に限りのある第1の記録再生装置
の記録装置に記録することかできると共に、第2の記録
再生装置に記録した画像データの瞬時の頭出し再生もで
きる。
【0046】更に、本発明によれば、再生画像データの
記録のための第1の記録再生装置の記録可能領域が所定
値以下になったことを検出したときは、検出時点以後に
第2の記録再生装置から入力される再生画像データを、
第2の記録再生装置からの再生画像データ記録領域の先
頭から上書き記録することにより、第1の記録再生装置
の記録可能領域が不足しても、画像データの記録再生を
映像ソースの終了まで継続することができるため、第1
の記録再生装置の記録領域に、再生画像データ記録領域
をあまりとらなくてもよく、より多くの頭出し用記録領
域を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の装置の記録時のHDDへの画像データの
書き込みと読み出し動作説明図である。
【図3】図1の装置の再生時のHDDへの画像データの
書き込みと読み出し動作説明図である。
【符号の説明】
1 映像信号入力端子 2 エンコーダ 3 ハードディスクドライブ(HDD) 4 ビデオカセットレコーダ(VCR) 5 中央処理装置(CPU) 6 デコーダ 7 テレビモニタ 10 HDD3の記録領域 11a 頭出し用記録領域 11b 消去された記録領域 11a1 ヘッダ領域 11a2 番組冒頭部分記録領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/781 H04N 5/781 510Z 5/85 5/782 K Fターム(参考) 5C018 FA03 FB01 FB06 HA08 HA10 5C052 AA03 AB09 AC08 CC06 DD04 5D044 AB05 AB07 BC01 CC03 CC04 FG23 GK11 HL11 JJ06 JJ07 5D110 CA05 CA06 CA34 CA42 CB02 CD02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムアクセス可能な第1の記録再生
    装置と、可交換性の記録媒体に対して記録再生を行う第
    2の記録再生装置とを併用したハイブリッド型映像信号
    記録再生装置であって、 前記第2の記録再生装置により再生する前記可交換性の
    記録媒体に任意の映像ソースの画像データが記録されて
    おり、前記第1の記録再生装置の記録領域に前記任意の
    映像ソースの画像データが先頭から前記第2の記録再生
    装置の頭出し再生に要する最大時間よりも長い所定時
    間、頭出し用記録領域として記録されており、前記第1
    の記録再生装置により前記頭出し用記録領域を再生中
    に、前記第2の記録再生装置により前記頭出し用領域の
    終了位置に対応する前記記録媒体の記録位置である切替
    点の頭出しを行わせてから再生開始させて、前記切替点
    からの再生画像データを前記第1の記録再生装置へ供給
    させる第1の制御手段と、 前記第1の制御手段により前記第2の記録再生装置から
    再生された画像データを、前記第1の記録再生装置によ
    り前記頭出し用記録領域以外の記録領域に記録すると共
    に、前記第1の記録再生装置による前記再生動作を継続
    させる第2の制御手段とを有することを特徴とするハイ
    ブリッド型映像信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 ランダムアクセス可能な第1の記録再生
    装置と、可交換性の記録媒体に対して記録再生を行う第
    2の記録再生装置とを併用したハイブリッド型映像信号
    記録再生装置であって、 前記第1の記録再生装置に記録された任意の映像ソース
    の画像データを再生して前記第2の記録再生装置に供給
    し、前記第2の記録再生装置により前記任意の映像ソー
    スの画像データを前記可交換性の記録媒体に記録させる
    と共に、前記任意の映像ソースの記録領域の先頭から、
    前記第2の記録再生装置の頭出し再生に要する最大時間
    よりも長い所定時間の記録領域を頭出し用記録領域とし
    て残し、前記任意の映像ソースの残りの記録領域を消去
    又は上書き記録領域とする第1の制御手段と、 前記第1の記録再生装置により前記頭出し用記録領域を
    再生中に、前記第2の記録再生装置により前記頭出し用
    領域の終了位置に対応する前記記録媒体の記録位置であ
    る切替点の頭出しを行わせてから再生開始させて、前記
    切替点からの再生画像データを前記第1の記録再生装置
    へ供給させる第2の制御手段と、 前記第2の制御手段により前記第2の記録再生装置から
    再生された画像データを、前記第1の記録再生装置によ
    り前記頭出し用記録領域以外の記録領域に記録すると共
    に、前記第1の記録再生装置による前記再生動作を継続
    させる第3の制御手段とを有することを特徴とするハイ
    ブリッド型映像信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の制御手段により、前記第1の
    記録再生装置が、その記録領域内の記録画像データの再
    生と、前記第2の記録再生装置からの再生画像データの
    記録とを行っているときに、前記再生画像データの記録
    のための前記第1の記録再生装置の記録可能領域が所定
    値以下になったことを検出したときは、検出時点以後に
    前記第2の記録再生装置から入力される再生画像データ
    を、前記第2の記録再生装置からの再生画像データ記録
    領域の先頭から上書き記録する上書き記録手段を有する
    ことを特徴とする請求項2記載のハイブリッド型映像信
    号記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御手段は、前記第1の記録
    再生装置により前記頭出し用記録領域の先頭に、前記映
    像ソースの映像ソース名を含む付加情報をヘッダとして
    記録し、前記第2の記録再生装置により前記記録媒体に
    記録する前記映像ソースの画像データ中にも、前記映像
    ソース名を含む付加情報を記録することを特徴とする請
    求項2記載のハイブリッド型映像信号記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の記録再生装置に映像ソースの
    画像データを記録する毎に、前記第1の制御手段による
    制御動作を行わせるか否かの選択入力を可能とする選択
    入力手段を有することを特徴とする請求項2記載のハイ
    ブリッド型映像信号記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の記録再生装置の記録可能領域
    が所定値以下になったことを検出したときは、前記第1
    の制御手段を動作させる第4の制御手段を有することを
    特徴とする請求項2記載のハイブリッド型映像信号記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 前記頭出し用記録領域の先頭から前記第
    1の記録再生装置が先行して書き込んでいる位置までの
    記録領域内で、ランダムアクセスによるトリックプレイ
    の再生を任意に指示できる指示手段を更に有することを
    特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項記載のハ
    イブリッド型映像信号記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021347A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Sharp Corp コンテンツ再生システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008021347A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Sharp Corp コンテンツ再生システム

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