JP2001224300A - 低蛋白パン及びその製造方法 - Google Patents
低蛋白パン及びその製造方法Info
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Abstract
ューム、内層、外観、食味、食感の良好な低蛋白パンを
得ることを目的としたものである。 【解決手段】 この発明は、小麦粉25〜50質量部、
α化澱粉を除く澱粉45〜70質量部及びα化澱粉5〜
15質量部を含むことを特徴とした低蛋白パンによりそ
の目的を達成した。
Description
蛋白質の量を可及的に低減させると共に、食味、食感、
内外層、ボリュームなどを普通パンとほぼ同等にするこ
とを目的とした低蛋白パン及びその製造方法に関する。
有蛋白質を6.5〜7.5%とした定蛋白パン用穀粉組
成物を用い常法によりパンを製造した低蛋白パンの製造
方法が知られている(特開平5−7448号)。
粉を配合するパンの製造法も知られている(特開平10
−295253号)。
中、低蛋白パンについては、含有蛋白質が6.5〜7.
5%であるから、含有蛋白質量を更に少なくすることが
困難であった。
あっては、蛋白質量の低減を図ることを目的とするもの
でなく、モチモチ食感を得ることを目的としたもので、
蛋白質量を著しく低いということはできない。
(例えば50%以下)、含有蛋白質量を、前記公知の発
明以下に抑えることも可能であるが、小麦粉の量を少な
くすると、食味、食感が悪くなるのみならず、内層、外
観などが低下する問題点があった。
することにより小麦粉の使用量を低減し、さらにα化澱
粉及び折り込み油脂を併用することにより、食味、食
感、内層及び外観を改善し、前記従来の問題点を解決し
たのである。
部、α化澱粉を除く澱粉45〜70質量部及びα化澱粉
5〜15質量部を含むことを特徴とした低蛋白パンであ
る。
部、α化澱粉を除く澱粉45〜70質量部及びα化澱粉
5〜15質量部とした穀粉に、イースト、調味料などの
添加物及び水を加え、攪拌して一次生地を生成し、該一
次生地に油脂20〜50質量部を折り込んで、二次生地
を生成し、該二次生地を焼成することを特徴とした低蛋
白パンの製造方法である。更に添加物をイースト、イー
ストフード、上白糖及びマーガリンとすることを特徴と
したものであり、強力小麦粉を30〜40質量部とし、
α化澱粉を除く澱粉を50〜65質量部及びα化澱粉を
10〜15質量部としたものである。
小麦粉、中力小麦粉を使用することができるが好ましく
は強力小麦粉である。前記における澱粉量は、各種組合
せができるが含有蛋白質量の穀粉を使用した場合であっ
ても、小麦粉のグルテン質の差によって製品に差を生じ
るので、製品の品質を勘案して組合せを定める。
い製品ができるが、低蛋白パンの目的を達成する為に
は、50質量部以下が良いことになる。また蛋白量を少
なくする為には、小麦粉の含有量を少なくすればよい
が、小麦粉の含有量を25質量部以下にすると、パンと
しての特性が著しく相違した食品となる。従って低蛋白
パンとしての小麦粉の含有量は25〜50質量部とし
た。
為に使用するので、その種類に限定はなく、生澱粉又は
公知の加工澱粉を使用することができる。前記澱粉とし
ては、小麦澱粉、トウモロコシ澱粉、モチ種トウモロコ
シ澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、米澱粉、さつまい
も澱粉、さご澱粉、くず澱粉が使用できるが、小麦澱粉
が好ましい。
5〜15質量部である。前記においてα化澱粉の使用量
が5質量部より少ないと、強化不足の為、折込み時に生
地がきれやすくなり製品の出来が悪くなる。またα化澱
粉の使用量が15質量部より多いと、澱粉が強化されす
ぎて生地の弾力性が増やし、折込み時に生地の伸展性を
悪くする為に製品の出来が悪くなる。従ってα化澱粉使
用量は好ましくは、8〜12質量部である。
部であるが、油脂の使用量が20質量部より少ない場合
には層が出来にくく、ボリュームが劣り製品の出来が悪
くなる。また油脂の使用量が50質量部より多い場合に
は、焼成時に油脂が流れ出やすくなる。ボリュームも劣
り製品の出来が悪くなる。従って油脂の使用量は好まし
くは、30〜40質量部である。また生地の延展性改善
の為に、折込み油脂とは別に、油脂を生地中に練り込む
ことができる。この目的の為に練り込む油脂の使用量
は、穀粉に対して3〜8質量部である。
なくして含有蛋白質を少なくすると共に、製品パンのボ
リューム、外観、内層、食味、食感を良好にする為に、
α化澱粉を含まない澱粉、α化澱粉及び油脂を加えるよ
うにしたものである。
白量は少なくなるが、グルテンも少なくなるので、ボリ
ュームが出なくなる。そこで折込み油脂によって各層毎
に膨張させ、ボリュームを得るようにしたものである。
ンなど、常温において固形状をなす油脂をいう。前記に
おける小麦粉は強力小麦粉、準強力小麦粉、中力小麦粉
をいう。
部、α化澱粉を除く澱粉は45〜70質量部、α化澱粉
量は5〜15質量部、油脂量は20〜50質量部であ
る。
入し、低速3分、中速1分で混捏した。この場合の生地
の品温は22℃であった。
に延ばし折込み油脂を包み込み、3つ折りを2回行っ
た。前記生地45g宛に分割してクロワッサン型に成形
し、温度30℃、湿度80%で1時間ホイロをとり、2
10℃で13分間焼成した。
4.0質量%であって、ボリューム、内層、外観、食
味、食感と共に良好であった。
白パンは、蛋白5.0質量%であって、ボリューム、内
層、外観、食味、食感と共に良好であった。
白パンは、蛋白4.0質量%であって、ボリューム、内
層、外観、食味、食感は、実施例1に比しやや劣ってい
た。
白パンは、蛋白4.0質量%であったが、ボリュームが
小さく、内層、外観、食味、食感共に、実施例1より劣
り又はやや劣っていた。
白パンは、蛋白4.0質量%であったが、ボリュームが
小さく、内層、外観、食味、食感共に、実施例1よりや
や劣っていた。
白パンは、蛋白4.0質量%であったが、ボリューム良
好、内層、外観、食味、食感共に、実施例1と同等であ
った。
白パンは、蛋白2.5質量%であったが、ボリュームが
著しく小さく、内層、外観、食味、食感共に、実施例1
より著しく劣っていた。
白パンは、蛋白4.0質量%であったが、ボリュームが
小さく、内層、外観、食味、食感共に、実施例1より劣
っていた。
白パンは、蛋白4.0質量%であったが、ボリュームが
小さく、内層、外観、食味、食感共に、実施例1より著
しく劣っていた。
白パンは、蛋白4.0質量%であったが、ボリュームが
小さく、内層、外観、食味、食感共に、実施例1より劣
っていた。
白パンは、蛋白4.0質量%であったが、ボリュームが
小さく、内層、外観、食味、食感共に、実施例1より劣
っていた。
とめると、表1、2の通りである。
よって記載した。
とし、α化澱粉を除く澱粉45〜70質量部、α化澱粉
5〜15質量部、折込み油脂20〜50質量部を用いた
ので、蛋白質を3.0〜5.0質量%になり、かつボリ
ューム、内層、外観、食味、食感の良好な低蛋白パンを
得る効果がある。
Claims (4)
- 【請求項1】 小麦粉25〜50質量部、α化澱粉を除
く澱粉45〜70質量部及びα化澱粉5〜15質量部を
含むことを特徴とした低蛋白パン。 - 【請求項2】 小麦粉25〜50質量部、α化澱粉を除
く澱粉45〜70質量部及びα化澱粉5〜15質量部と
した穀粉に、イースト、調味料などの添加物及び水を加
え、攪拌して一次生地を生成し、該一次生地に油脂20
〜50質量部を折り込んで、二次生地を生成し、該二次
生地を焼成することを特徴とした低蛋白パンの製造方
法。 - 【請求項3】 添加物をイースト、イーストフード、上
白糖及びマーガリンとすることを特徴とした請求項2記
載の低蛋白パンの製造方法。 - 【請求項4】 強力小麦粉を30〜40質量部とし、α
化澱粉を除く澱粉を50〜65質量部及びα化澱粉を1
0〜15質量部としたことを特徴とした請求項2記載の
低蛋白パンの製造方法。
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JP2000035569A JP2001224300A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 低蛋白パン及びその製造方法 |
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- 2000-02-14 JP JP2000035569A patent/JP2001224300A/ja active Pending
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